JP2022133452A - 寝台装置 - Google Patents
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Abstract
Description
具体的には、背ボトムの背上げを行うために、駆動源からの動力を背ボトムに連結される駆動腕に与えると、その動力は、駆動腕と同じ駆動軸の連動腕から連動リンクに与えられる。さらに、上記動力は連動リンクを介して膝ボトムの連動腕に与えられ、膝ボトムの
連動腕と同じ駆動軸の押上腕に与えられる。それにより、背ボトムが背上げされると同時に、膝ボトムも押し上げられる。
本発明の一態様に係る寝台装置は、背ボトムおよび膝ボトムを有する寝台と、前記寝台を支持する支持架台と、を備え、前記支持架台は、前記背ボトムの背上げに際して回動する第1回動部材と、前記膝ボトムの膝上げに際して回動する第2回動部材と、前記第1回動部材及び前記第2回動部材間を連結し、前記第1回動部材の回動と前記第2回動部材の回動とを連動可能な連動リンクと、平面視において前記連動リンクと交差する部分を有する交差棒と、を備え、前記連動リンクと前記交差棒との少なくとも一方が、前記交差する部分において互いの接触を避けるように変形された逃げ構造を有している。
寝台11は、平面視した場合に左右方向よりも前後方向に長い。寝台11は、背ボトム16と、腰ボトム17と、脚ボトム18と、を備えており、これらの背ボトム16、腰ボトム17および脚ボトム18は、頭側Hから足側Fに向けてこの順に並んでいる。脚ボトム18は、膝ボトム19と、足ボトム20と、を備えており、これらの膝ボトム19および足ボトム20は、頭側Hから足側Fに向けてこの順に並べられている。
第1縦部材28は、左右方向に間隔をあけて一対設けられている。
第1横部材29は、左右一対の第1縦部材28に架設されており、これらの両第1縦部材28を左右方向に連結している。第1横部材29は、前後方向に間隔をあけて一対設けられている。第1横部材29は、第1縦部材28に移動不能に固定されている。
フレーム部31は、平面視において矩形状をなす。フレーム部31は、前後方向に延びる第2縦部材33(縦部材)と、左右方向に延びる第2横部材34(受け部材)と、を備えている。
第2横部材34は、左右一対の第2縦部材33に架設され、これらの両第2縦部材33を左右方向に連結している。第2横部材34は、前後方向に間隔をあけて複数、図示の例では5つ設けられている。第2横部材34は、第2縦部材33に移動不能に固定されている。第2縦部材33の前後方向の端部は、複数の第2横部材34のうち、前後方向に沿って最も外側に位置する第2横部材34よりも前後方向に突出している。
対のオプション取付け部32が、前後方向に間隔をあけて一対設けられている。各オプション取付け部32は、第2縦部材33から左右方向に延びる前後一対の突出部材35と、これらの両突出部材35に、左右方向にスライド自在に装着されたオプション受け36と、を備えている。オプション受け36は、寝台11から左右方向に突出している。オプション受け36には、図示しない転落防止用の柵体が着脱される。
リトラフレーム39は、左右方向に間隔をあけて一対設けられたボトム支持部40と、ボトム支持部40における前後方向の足側Fの端部同士を連結する連結軸41と、を備えている。連結軸41の左右方向の端部は、ボトム支持部40から左右方向に突出している。
ー44の足側Fの端部は、リトラフレーム39に回動自在に連結され、リトラ用ステー44の頭側Hの端部は、第2横部材34に回動自在に連結されている。リトラ用ステー44は、背上げ状態とされたリトラフレーム39を頭側H斜め下方から支持する。
固定部材45は、足側フレーム38を構成する複数の第2横部材34のうち、最も頭側Hに位置する第2横部材34に設けられている。固定部材45は、第2横部材34から足側Fに向けて突出している。固定部材45には、脚ボトム18のうち、頭側Hの端部が、第2回動軸24を介して回動自在に固定される。
足先上げ用ステー50では、脚ボトム18が足先上げ状態とされたときに、足先上げ用ステー50の全体が、下方に向けて回動して足ボトム20から頭側H斜め下方に延び、足先上げ用ステー50における頭側Hの端部が、第2縦部材33に係止される。
者の寝台装置10に対するずれを効果的に防止することができる。
第1リンク51および第2リンク52はそれぞれ、左右方向に間隔をあけて一対設けられている。第1リンク51および第2リンク52は、いずれも前後方向に延びていて、第1リンク51および第2リンク52それぞれにおける前後方向の中央部同士は、連結ピン54を介して回動自在に連結されている。
4つの連結棒53A~53Dのうち、第1リンク51の頭側Hの端部を連結する連結棒53Aは、第1縦部材28に回動自在に連結され、第2リンク52の頭側Hの端部を連結する連結棒53B(交差棒)は、第2縦部材33に回動自在に連結されている。4つの連結棒53A~53Dのうち、第1リンク51の足側Fの端部を連結する連結棒53Cは、第2縦部材33に設けられた上案内部55に装着され、第2リンク52の足側Fの端部を連結する連結棒53Dは、第1縦部材28に設けられた下案内部56に装着される。上案内部55および下案内部56はそれぞれ、連結棒53C、53Dを前後方向に沿って摺動自在に支持する。
また、図7に示すように後述の連動リンク63と接触することを避けるため、第2縦部材33に回動自在に連結されている連結棒53Bは直線部53bだけでは構成されておらず、一部が湾曲した逃げ構造53aを有している。
図7に示すように、背膝ボトム連動機構62は、連動リンク63と、固定部材64a、64bとで構成される。固定部材64aは、頭側フレーム37の第1連結部43bに固定されており、標準状態において上方に突出している。固定部材64bは、足側フレーム38の第2連結部49に固定されており、標準状態において下方に突出している。そして、連動リンク63は、固定部材64a、64bの両方に対して回動自在に固定される。なお、本実施形態においては、連動リンク63も、連結棒53Bと接触することを避けるため、一部が湾曲した逃げ構造63aを有している。
まず、図7に示す標準状態からボトム駆動機構58が前後方向に伸長すると、取付け部材60を介して第1連結部43b(第1回動部材43)が回動する。これにより、固定部材64aが、連動リンク63の頭側Hの端部とともに第1連結部43b回りに頭側Hに向けて移動し、連動リンク63の全体が頭側Hに移動する。そして、連動リンク63の移動によって、連動リンク63の足側Fの端部とともに、固定部材64bの自由端が第2連結部49(第2回動部材46)回りに頭側Hに移動する。これにより、図2に示すように膝ボトム19(脚ボトム18)が押し上げられる。つまり、連動リンク63が第1回動部材43と第2回動部材46に連結されることによって、第1回動部材43の回動と第2回動部材46の回動とを連動することができる。
このように、本実施形態では、ボトム駆動機構58の動力のみで、背ボトム16の背上げと膝ボトム19の膝上げとの両方を同時に行うことができる。この結果、使用者の身体は、膝ボトム19によって支えられながら、背上げが進行するので、背上げによる身体のずれが軽減され、圧迫感を緩和することができる。
制御部15は、駆動機構13を制御する。制御部15は、駆動機構13に電気的に接続されている。制御部15には、電源コードCおよび図示しない操作部が電気的に接続されている。制御部15には、電源コードCを介して外部から給電されるとともに、上記操作部を介して外部からの指示が入力される。制御部15は、外部からの指示に基づいて駆動機構13を制御する。
結棒53と連動リンク63との両方が互いに接触することを避けるように変形された逃げ構造53a、63aを有している。
さらに、寝台装置10を製造する際に、運搬性を考慮して、現場で各フレームを組み付けて、寝台装置10を完成させることが多い。そのため、各フレームを組み付ける際の作業性を考慮して、図3に示すように第2縦部材33に回動自在に連結されている連結棒53Bは、直線部53bと第2縦部材33に対する回転軸の延長線とが異なる直線上に配置される構造を有する。
一方、連結棒53Bの逃げ構造(湾曲部)53aは、連結棒53Bの第2縦部材33に対する回転軸の延長線上に配置される。これにより、昇降機構27を動作させても、逃げ構造(湾曲部)53aは回転軸上に配置される。そのため、連結棒53Bが他の部材と干渉するおそれがない。特に本実施形態では昇降機構27がXリンク構造を有するため、上記構成はメインフレーム26の昇降時における連結棒53Bの回転の際に特に有効である。
従って、本実施形態では、例えば地面から寝台11の上面までの高さを、例えば150mm程度の高さに設定した場合でも、メインフレーム26に設けられる連動リンク63とベースフレーム25の連結棒53とが背上げ及び膝上げ動作時に接触するおそれがない。
11 寝台
12 支持架台
16 背ボトム
19 膝ボトム
26 メインフレーム
43 第1回動部材
46 第2回動部材
53B連結棒(受け部材)
53a逃げ構造
53b直線部
58 ボトム駆動機構
63 連動リンク
63a逃げ構造
Claims (3)
- 背ボトム及び膝ボトムを支持するメインフレームと、
前記メインフレームを支持するベースフレームと、
を備え、
前記メインフレームに設けられ前後方向に伸びる連動リンクを、前記背ボトムに対応する前記メインフレームの第1回動部材と前記膝ボトムに対応する前記メインフレームの第2回動部材との間に連結でき、
前記ベースフレームは、左右方向に延びる第1連結棒を含み、
前記第1連結棒は、前記連動リンクとの接触を避ける逃げ構造を有する、電動ベッド。 - 前記逃げ構造は、前記第1連結棒のうちの湾曲部分と、前記第1連結棒のうちの直線部分と、で構成された、請求項1記載の電動ベッド。
- 前記電動ベッドの設置面から、前記複数のボトムの上面までの高さを150mmとでき る、請求項1または請求項2に記載の電動ベッド。
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