JP2022129227A - ナンバープレート読取装置 - Google Patents

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泰弘 山口
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Abstract

【課題】マルチレーンフリーフロー型のシステムにおいて、前側ナンバープレートの情報と後側ナンバープレートの情報とを、同一車両のものとして正しく関連付ける。【解決手段】ナンバープレート読取装置は、車線に設けられた1つの支持部材に支持されて、当該車線の上方に設置された前撮用カメラ、後撮用カメラ、およびトラッキング用カメラを備え、前記前撮用カメラは、車線方向における前記支持部材の設置位置から当該車線の上流側に位置する車両を撮影可能に設置され、前記後撮用カメラは、車線方向における前記支持部材の設置位置から前記車線の下流側に位置する車両を撮影可能に設置され、前記トラッキング用カメラは、少なくとも複数車線を撮影範囲に含み、かつ、少なくとも、前記前撮用カメラの撮影範囲に含まれる領域と、前記後撮用カメラの撮影範囲に含まれる領域との両方を撮影範囲に含む。【選択図】図1

Description

本開示は、ナンバープレート読取装置に関する。
有料道路での課金処理の手段として、複数車線からなる本線を自由に走行している車両に対し、無線通信で自動的に料金を収受するマルチレーンフリーフロー型の電子式料金収受システム(Electronic Toll Collection System;ETC(登録商標)。以下、「ETCシステム」とも記載する。)がある。
マルチレーンフリーフロー型のETCシステムでは、1台の車両に対し、車体前側のナンバープレートと、車体後側のナンバープレートの両方を撮影し、各々から読み取られたナンバープレート情報(車両番号)を用いて個体管理を行うことが検討されている。
なお、上記の技術に関連する技術として、特許文献1には、車体前側のナンバープレートと、車体後側のナンバープレートの両方を撮影する構成が開示されている。
特開2019-061506号公報
1つのガントリで上記のシステムを実現しようとした場合、当該1つのガントリに、前撮用カメラと後撮用カメラの両方を取り付ける必要がある。しかし、この場合、前撮用カメラ、後撮用カメラは、それぞれ異なる場所を撮影するため、同一車両についての前側ナンバープレートと後側ナンバープレートそれぞれのナンバープレート情報を、同一車両のものとして関連付けて管理する必要がある。
しかし、マルチレーンフリーフロー型のETCシステムにおいては、複数の車線からなる本線を自由に走行している車両を取り扱う必要がある。例えば、ある車両は、前撮用カメラでナンバープレート情報が認識されたあと、走行車線を変更する場合がある。しかし、マルチレーンフリーフロー型のETCシステムにおいては、このような車両に対しても、前側ナンバープレートの情報と後側ナンバープレートの情報とを、同一車両のものとして正しく関連付けることが求められる。
本開示の目的は、マルチレーンフリーフロー型のシステムにおいて、前側ナンバープレートの情報と後側ナンバープレートの情報とを、同一車両のものとして正しく関連付けることを目的とする。
本開示の一態様によれば、ナンバープレート読取装置は、車線に設けられた1つの支持部材に支持されて、当該車線の上方に設置された前撮用カメラ、後撮用カメラ、およびトラッキング用カメラを備え、前記前撮用カメラは、車線方向における前記支持部材の設置位置から当該車線の上流側に位置する車両を撮影可能に設置され、前記後撮用カメラは、車線方向における前記支持部材の設置位置から前記車線の下流側に位置する車両を撮影可能に設置され、前記トラッキング用カメラは、少なくとも複数車線を撮影範囲に含み、かつ、少なくとも、前記前撮用カメラの撮影範囲に含まれる領域と、前記後撮用カメラの撮影範囲に含まれる領域との両方を撮影範囲に含む。
本開示の一態様によれば、車線に設けられた1つの支持部材に支持されて、当該車線の上方に設置されたナンバープレート読取用カメラを有し、前記ナンバープレート読取用カメラは、光学系部材と、カメラ本体部と、を備え、前記光学系部材は、少なくとも、前記カメラ本体部の撮影範囲に、前記支持部材の設置位置から上流側に位置する車両の前側ナンバープレートと、前記支持部材の設置位置から下流側に位置する車両の後側ナンバープレートとの両方が含まれるように構成されている。
上述の各態様によれば、マルチレーンフリーフロー型のシステムにおいて、前側ナンバープレートの情報と後側ナンバープレートの情報とを、同一車両のものとして正しく関連付けることができる。
第1の実施形態に係る課金処理装置の全体構成を示す図である。 第1の実施形態に係る制御装置の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係るトラッキング用カメラの映像の例を示す図である。 第1の実施形態に係る車両管理テーブルの例を示す図である。 第1の実施形態の変形例に係るトラッキング用カメラの構成を示す図である。 第2の実施形態に係る課金処理装置の全体構成を示す図である。 第2の実施形態に係るナンバープレート読取用カメラの構成を示す図である。 第2の実施形態に係るナンバープレート読取用カメラの構成に基づく作用を説明する図である。 第2の実施形態に係るナンバープレート読取用カメラの構成に基づく作用を説明する図である。 第2の実施形態の変形例に係るナンバープレート読取用カメラの構成を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る課金処理装置について、図1~図4を参照しながら説明する。
(課金処理装置の全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る課金処理装置の全体構成を示す図である。
図1に示す課金処理装置1は、電子式料金収受システム(ETCシステム)であって、道路事業者が管理する有料道路の料金収受に適用される。後述するように、課金処理装置1は、有料道路の本線を走行する車両のナンバープレート情報を読み取るナンバープレート読取装置としての機能を有している。
課金処理装置1は、複数の車線Lからなる本線(マルチレーン)上に設置される。図1に示すように、課金処理装置1は、制御装置10と、アンテナ11と、形状計測センサ12と、軸数検出センサ13と、前撮用カメラ14Fと、後撮用カメラ14Bと、トラッキング用カメラ15とを備える。アンテナ11、形状計測センサ12、前撮用カメラ14F、後撮用カメラ14B及びトラッキング用カメラ15は、一つのガントリ(支持部材)Gに支持されている。
制御装置10は、課金処理装置1の動作全体を制御する。制御装置10の具体的な構成および機能については後述する。
アンテナ11は、車線Lを走行する車両Aとの間で無線通信を行うためのアンテナである。アンテナ11は、車線Lの路面上の通信可能領域(領域P3)に向けて電波を発する。課金処理装置1は、アンテナ11を通じて、路面上の領域P3に進入した車両Aとの間で無線通信を行い、料金収受処理を行う。
形状計測センサ12は、車線L上の地点P4(形状計測センサ12の真下の位置)において車線幅方向(±Y方向)にレーザを走査するレーザスキャナである。課金処理装置1は、形状計測センサ12を通じて、地点P4を通過する車両Aの車体形状を計測する。
軸数検出センサ13は、車線Lの地点P5に設置された踏板である。課金処理装置1は、軸数検出センサ13を通じて、地点P5を通過する車両Aの軸数を計測する。
前撮用カメラ14F、後撮用カメラ14Bは、それぞれ、車両Aの車体前側に取り付けられたナンバープレート(以下、「前側ナンバープレート」とも記載する。)、車両Aの車体後側に取り付けられたナンバープレート(以下、「後側ナンバープレート」とも記載する。)を撮影するためのカメラである。
具体的には、前撮用カメラ14Fは、車線方向におけるガントリGの設置位置から車線Lの上流側(-X方向側)の領域P1を撮影範囲に含むように設置される。これにより、前撮用カメラ14Fは、領域P1に位置する車両Aの前側ナンバープレートを撮影することができる。課金処理装置1は、前撮用カメラ14Fを通じて取得した撮影画像から、車両Aの前側ナンバープレート情報(分類番号など)を認識して記録する。
また、後撮用カメラ14Bは、車線方向におけるガントリGの設置位置から車線Lの下流側(+X方向側)の領域P2を撮影範囲に含むように設置される。これにより、後撮用カメラ14Bは、領域P2に位置する車両Aの後側ナンバープレートを撮影することができる。課金処理装置1は、後撮用カメラ14Bを通じて取得した撮影画像から、車両Aの後側ナンバープレート情報(分類番号など)を認識して記録する。
トラッキング用カメラ15は、有料道路の本線を構成する複数の車線Lを撮影範囲に含むように設置、構成されている。さらに、トラッキング用カメラ15は、少なくとも、前撮用カメラ14Fの撮影範囲に含まれる領域P1と、後撮用カメラ14Bの撮影範囲に含まれる領域P2との両方を撮影範囲に含むように設置、構成されている。本実施形態においては、トラッキング用カメラ15は、魚眼レンズを内部に有している。
(制御装置の機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る制御装置の機能構成を示す図である。
図2に示すように、制御装置10は、CPU100と、通信インタフェース101と、記録媒体102とを有している。
CPU100は、制御装置10全体の動作を司るプロセッサである。CPU100は、予め用意されたプログラムに従って動作することで種々の機能を発揮する。CPU100の機能については後述する。
通信インタフェース101は、図1に示したアンテナ11、形状計測センサ12、軸数検出センサ13、前撮用カメラ14F、後撮用カメラ14B及びトラッキング用カメラ15との接続インタフェースである。
記録媒体102は、HDDやSSDなどのいわゆる補助記憶装置である。本実施形態に係る記録媒体102には、アンテナ11等の各種機器から取得された情報群である車両管理テーブルT1(後述)が記録される。
本実施形態に係るCPU100は、プログラムに従って動作することで、追跡処理部1001、情報取得部1002及び記録処理部1003としての機能を発揮する。
追跡処理部1001は、トラッキング用カメラ15を通じて取得される映像に対し画像認識処理を行い、当該映像の中から車両を抽出し、一台ずつトラッキング(追跡処理)を行う。
情報取得部1002は、アンテナ11等の各種機器から情報を取得する。具体的には、情報取得部1002は、アンテナ11を通じて、車線Lの領域P3を走行する車両A(図1)の車載器情報と、課金処理に関する情報(課金処理が正しく行われたか否か)とを取得する。また、情報取得部1002は、形状計測センサ12を通じて、車線Lの地点P4を走行する車両Aの形状を取得する。また、情報取得部1002は、軸数検出センサ13を通じて、車線Lの地点P5を走行する車両Aの車軸数を取得する。
さらに、情報取得部1002は、前撮用カメラ14F、後撮用カメラ14Bの各々を通じて、車線Lの領域P1、P2それぞれを走行する車両Aの映像を取得する。そして、情報取得部1002は、各映像からナンバープレート情報を抽出して取得する。なお、前撮用カメラ14Fを通じて取得されたナンバープレート情報は、車両Aの前側ナンバープレートのナンバープレート情報であり、後撮用カメラ14Bを通じて取得されたナンバープレート情報は、車両Aの後側ナンバープレートのナンバープレート情報である。
記録処理部1003は、情報取得部1002によって取得された情報群を、追跡処理部1001によってトラッキングされた一台の車両ごとに関連付けて、車両管理テーブルT1に追加記録する。
(トラッキング用カメラの映像)
図3は、第1の実施形態に係るトラッキング用カメラの映像の例を示す図である。
図3に示すように、トラッキング用カメラ15は、魚眼レンズを介して得られる映像Mを撮影する。映像Mには、本線である複数(図の例では3車線)の車線Lの幅方向(±Y方向)全体が含まれている。また、映像Mには、前撮用カメラ14Fの撮影範囲である領域P1、後撮用カメラ14Bの撮影範囲である領域P2がそれぞれ含まれている。なお、図示を省略しているが、映像Mにはさらに、領域P3、地点P4及び地点P5も含まれている。
本実施形態に係る追跡処理部1001は、トラッキング用カメラ15から時々刻々と送信される映像Mに対して逐次画像認識処理を行い、映像Mに映っている各車両の位置を認識する。図3に示す例では、映像Mから、車両Aが車線Lの上流側(-X方向側)の領域P1から下流側(+X方向側)の領域P2に至るまでの間に、走行方向左側(+Y方向側)の車線L1から中央の車線L2を経て、走行方向右側(-Y方向側)の車線L3まで車線変更している様子を示している。車両Aがこのように車線変更を行ったとしても、追跡処理部1001は、映像Mから、車両Aを一台の車両としてトラッキングすることができる。
(車両管理テーブル)
図4は、第1の実施形態に係る車両管理テーブルの例を示す図である。
本実施形態に係る情報取得部1002は、アンテナ11、形状計測センサ12、軸数検出センサ13、前撮用カメラ14F、後撮用カメラ14Bのそれぞれから車両Aに関する情報を取得する。そして、記録処理部1003は、情報取得部1002によって時々刻々と取得される各種情報を、車両一台ごとに関連付けて記録する。
図4に示すように、車両管理テーブルT1は、車両一台ごとに関連付けられた情報群が記録されている。具体的には、映像Mから識別された車両ごとに割り振られる“ID”に関連して、“車載器情報”、“課金処理”、“車種区分”、“前側NP情報”、“後側NP情報”が記録される。
“車載器情報”は、アンテナ11を通じて取得される情報であって、車両Aの車載器に事前に登録されている情報である。車載器情報には、例えば車両番号や車種区分などが含まれる。車載器を搭載していない車両に対しては、“車載器情報”は記録されない。
“課金処理”は、正しく課金処理が行われたか否かを示す情報である。種々の事情(ICカード不挿入、車載器故障、車載器不搭載など)により正しく課金処理が行われていない場合にはその旨が記録される。
“車種区分”は、“軽自動車”、“普通車”、“大型車”などを示す情報であって、形状計測センサ12による車両形状、および、軸数検出センサ13による車軸数によって判別される、車両Aの実際の車種区分である。車両Aが牽引車両である場合は、この“車種区分”と車載器に事前登録されている車種区分とが異なる場合がある。また、この“車種区分”と車載器に事前登録されている車種区分とを比較することで、車載器が不正に載せ替えられていないかどうかを判断することができる。
“前側NP情報”は、前撮用カメラ14Fで撮影した映像から認識された車両Aの前側ナンバープレートのナンバープレート情報である。
“後側NP情報”は、後撮用カメラ14Bで撮影した映像から認識された車両Aの後側ナンバープレートのナンバープレート情報である。
ここで、記録処理部1003が行う記録処理の手順について説明する。
記録処理部1003は、映像M(図3)における車両Aの位置と、アンテナ11等から各種情報を受け付けるタイミングとを対応付けて、どの情報がどの車両に対応するものかを判別し、車両ごとに関連付けていく。例えば、図3において、車両Aが領域P1に存在しているとき、前撮用カメラ14Fから車両Aの前側ナンバープレートが映されているはずである。そこで、記録処理部1003は、このタイミングで取得される前側ナンバープレートのナンバープレート情報を車両Aのものとして対応付ける。さらに、車両Aが領域P2に存在しているとき、後撮用カメラ14Bから車両Aの後側ナンバープレートが映されているはずである。そこで、このタイミングで取得される後側ナンバープレートのナンバープレート情報を車両Aのものとして対応付ける。
同様に、映像Mにおいて車両Aが領域P3に存在しているとき、アンテナ11を介して車両Aとの間で無線通信による料金収受処理がなされるはずである。そこで、記録処理部1003は、このタイミングでアンテナ11から受け付ける情報(“車載器情報”、“課金処理”)を車両Aのものとして対応付ける。なお、車両Aに車載器が搭載されていない場合は、領域P3に存在しているにもかかわらず無線通信が行われていないことをもって「車載器が搭載されていない車両である」と判断することができる。
さらに、映像Mにおいて車両Aが地点P4、地点P5を通過しているとき、形状計測センサ12及び軸数検出センサ13を介して車両Aの車体形状及び車軸数が検出されているはずである。そこで、記録処理部1003は、それぞれのタイミングで取得される車体形状および車軸数から判別される“車種区分”を車両Aのものとして対応付ける。
(作用・効果)
以上の通り、第1の実施形態に係る課金処理装置1は、車線に設けられた1つのガントリを通じて、当該車線の上方に設置された前撮用カメラ14F、後撮用カメラ14B及びトラッキング用カメラ15を備える。そして、トラッキング用カメラ15は、複数車線を撮影範囲に含み、かつ、少なくとも、前撮用カメラ14Fの撮影範囲に含まれる領域P1と、後撮用カメラの撮影範囲に含まれる領域P2との両方を撮影範囲に含むように設置、構成される。
このようにすることで、前撮用カメラ14Fの撮影範囲(領域P1)と後撮用カメラ14Bの撮影範囲(領域P2)とが異なっていたとしても、トラッキング用カメラ15を用いて前撮用カメラ14Fの撮影範囲(領域P1)と後撮用カメラ14Bの撮影範囲(領域P2)との間の範囲も含めた一の撮影画像を得ることができるため、その画像の車両のトラッキング処理により、前撮用カメラ14Fと後撮用カメラ14Bのそれぞれのカメラを通じて得られるナンバープレート情報を正しく一台の車両に関連付けて記録することができる。
また、本実施形態に係るトラッキング用カメラ15は、複数の車線Lの車線幅方向全体が含まれるように構成されている。これのようにすることで、車両Aが車線を変更しながら走行したとしても、車線変更を含む一連の走行をトラッキングすることができるので、当該走行中に取得される情報群を正しく関連付けることができる。
以上の通り、本実施形態に係る課金処理装置1によれば、マルチレーンフリーフロー型のシステムにおいて、前側ナンバープレートの情報と後側ナンバープレートの情報とを、同一車両のものとして正しく関連付けることができる。
また、本実施形態に係るトラッキング用カメラ15は、魚眼レンズを介して映像を取得する。このようにすることで、車線幅方向と車線方向の両方を広範囲に撮影することができる。したがって、簡素な構成で、車線方向にトラッキング可能な範囲、および、車線幅方向にトラッキング可能な範囲の両方を拡大することができる。
(第1の実施形態の変形例)
以下、第1の実施形態の変形例に係る課金処理装置について、図5を参照しながら説明する。
図5は、第1の実施形態の変形例に係るトラッキング用カメラの構成を示す図である。
第1の実施形態に係るトラッキング用カメラ15は内部に魚眼レンズを有し、当該魚眼レンズを介して得られる映像を取得することを説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
例えば、図5に示すように、トラッキング用カメラ15は、カメラ本体部CAと、光学系部材であるシリンドリカルレンズCYとを有する構成であってもよい。シリンドリカルレンズCYは、曲面方向が車線方向(±X方向)に一致するように配置される。このシリンドリカルレンズCYを通じて得られるカメラ本体部CAの撮影範囲は、車線幅方向(±Y方向)に比べて車線方向(±X方向)の方が長くなる。これにより、追跡処理部1001が車線方向にトラッキング可能な範囲を広げることができる。
また、第1の実施形態では、前撮用カメラ14F、後撮用カメラ14Bおよびトラッキング用カメラ15がそれぞれ1台ずつ設けられており、この一台ずつの各カメラによってマルチレーン(車線L)を走行する全車両を対象とする態様で説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限られない。
他の実施形態においては、例えば以下のようにしてもよい。
他の実施形態に係る課金処理装置1は、前撮用カメラ14F、後撮用カメラ14Bおよびトラッキング用カメラ15のそれぞれが、車線Lの車線幅方向に複数台設置されている態様とされる。この場合、追跡処理部1001は、車線幅方向に複数台設置されたトラッキング用カメラ15のそれぞれから画像データを取得し、当該取得した各画像データを統合して一枚の「統合画像データ」を作成する。そして、追跡処理部1001は、このようにして作成された統合画像データに対してトラッキング処理を行う。
また、さらに別の実施形態に係る課金処理装置1では、追跡処理部1001は、車両の検知・追跡を各トラッキング用カメラ15の画像データ毎に実施する。そして、追跡処理部1001は、各画像データでの車両検知開始位置(進入位置)と車両検知終了位置(退出位置)とを隣り合う画像データどうしで関連付けしてつなぎ合わせ、連続性を判定する。この際、追跡処理部1001は、各画像データそれぞれに映る検知車両の車体の特徴(幅、長さ、色、形状など)をもとに同一の車両であることを認識した上で、関連付けを行う。
また、第1の実施形態に係るガントリGは、前撮用カメラ14F、後撮用カメラ14Bおよびトラッキング用カメラ15を支持する支持部材の一態様であり、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。支持部材は、跨線橋や料金所の屋根等の構造物、あるいは支柱等であってもよい。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態に係る課金処理装置について、図6~図9を参照しながら説明する。
(課金処理装置の全体構成)
図6は、第2の実施形態に係る課金処理装置の全体構成を示す図である。
図6に示すように、第2の実施形態に係る課金処理装置1は、第1の実施形態に係る課金処理装置1(図1)と比較して、前撮用カメラ14Fおよび後撮用カメラ14Bを具備しない点で構成が異なる。本実施形態においては、1つのトラッキング用カメラ15が前撮用カメラ14Fおよび後撮用カメラ14Bの機能も兼ねる。そこで以下の説明では、トラッキング用カメラ15を「ナンバープレート読取用カメラ15」と言い換えて説明する。
第2の実施形態に係る制御装置10(追跡処理部1001)は、第1の実施形態と同様、ナンバープレート読取用カメラ15の映像を元に車両Aのトラッキングを行う。さらに、本実施形態の制御装置10(情報取得部1002)は、ナンバープレート読取用カメラ15の映像から、その映像に映っている車両Aの前側ナンバープレート、後側ナンバープレートの各々を読み取って、それぞれのナンバープレート情報を取得する。
(ナンバープレート読取用カメラの構成)
図7は、第2の実施形態に係るナンバープレート読取用カメラの構成を示す図である。
図7に示すように、ナンバープレート読取用カメラ15は、カメラ本体部CAと、光学系部材であるシリンドリカルレンズCYとを有してなる。このシリンドリカルレンズCYは、カメラ本体部CAの撮影範囲に、ガントリG(図6)の設置位置から上流側に位置する車両の前側ナンバープレートと、ガントリGの設置位置から下流側に位置する車両の後側ナンバープレートとの両方が含まれるように構成されている。
また、本実施形態に係るシリンドリカルレンズCYは、図7に示すように、車線方向(±X方向)における曲率が大きい1つの大曲率部Q2と、車線方向における曲率が小さい2つの小曲率部Q1、Q3とを有している。そして、大曲率部Q2は、車線方向に沿って配される2つの小曲率部Q1、Q3の間(中央)に配されている。小曲率部Q1、Q3は、曲率がゼロ、つまり、平面であってもよい。
(ナンバープレート読取用カメラの構成に基づく作用)
図8、図9は、第2の実施形態に係るナンバープレート読取用カメラの構成に基づく作用を説明する図である。
図8は、ガントリGよりも上流側(-X方向側)の位置である地点X1に存在する車両A、ガントリGの直下である地点X2に存在する車両A、および、ガントリGよりも下流側(+X方向側)の位置である地点X3に存在する車両Aを図示している。また、図9は、ナンバープレート読取用カメラ15で撮影される映像Mの例を示している。映像Mは、3つの映像領域M1、M2、M3に区分される。映像領域M1は、シリンドリカルレンズCYの小曲率部Q1を介して得られる映像領域である。また、映像領域M2は、シリンドリカルレンズCYの大曲率部Q2を介して得られる映像領域である。さらに、映像領域M3は、シリンドリカルレンズCYの小曲率部Q3を介して得られる映像領域である。ナンバープレート読取用カメラ15は、映像Mの映像領域M1、M2、M3のそれぞれにおいて車線L上の地点X1、X2、X3が撮影されるように配置される。
地点X1、地点X3のそれぞれに存在する車両Aは、シリンドリカルレンズCYのうち小曲率部Q1、Q3を介して撮影される。これにより、図9に示すように、映像M(映像領域M1、M3)に映される車両Aの歪みが低減される。したがって、情報取得部1002は、映像Mを通じて、車両Aの前側ナンバープレート及び後側ナンバープレートを正しく認識することができる。
一方、地点X2に存在する車両Aは、シリンドリカルレンズCYのうち大曲率部Q2を介して撮影される。この場合、図9に示すように、車両Aは車線方向(±X方向)に圧縮されるような態様で撮影される。しかし、映像領域M2は、専ら、地点X1から地点X3まで走行する車両Aを同一車両として識別(トラッキング)する目的で用いられるものであるから、トラッキングが可能な範囲内であれば歪みがあったとしても差支えない。
以上のように、課金処理装置1は、小曲率部Q1、Q3および大曲率部Q2を有する光学系部材(シリンドリカルレンズCY)を具備することで、一台のカメラの映像により、前後のナンバープレートのナンバープレートプレート情報の取得と、トラッキングによる関連付けとを行うことができる。これにより、ガントリGに設置すべき機器を減らすことができる。
(第2の実施形態の変形例)
以下、第2の実施形態の変形例に係る課金処理装置について、図10を参照しながら説明する。
図10は、第2の実施形態の変形例に係るナンバープレート読取用カメラの構成を示す図である。
図10に示すように、ナンバープレート読取用カメラ15は、光学系部材である鏡MIを有していてもよい。この場合、カメラ本体部CAは、鏡MIに対向するように上向きに配置される。鏡MIは、第2の実施形態のシリンドリカルレンズCYと同様、小曲率部Q1、Q3と、大曲率部Q2とを備えている。このような構成によれば、第2の実施形態で説明した作用効果(図8、図9)と同等の作用効果を得ることができる。
以上、第1、第2の実施形態及びその変形例に係る課金処理装置1について説明したが、他の実施形態においては上記の態様に限定されない。例えば、他の実施形態においては、課金処理の機能を持たず、単に、走行車両のナンバープレートを読み取って記録するのみのナンバープレート読取装置であってもよい。
以上のとおり、本開示に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
各実施形態に記載のナンバープレート読取装置(課金処理装置)は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様において、ナンバープレート読取装置(課金処理装置1)は、車線に設けられた1つの支持部材(ガントリG)に支持されて、当該車線Lの上方に設置された前撮用カメラ14F、後撮用カメラ14B、およびトラッキング用カメラ15を備える。前撮用カメラ14Fは、車線方向における支持部材(ガントリG)の設置位置から当該車線Lの上流側に位置する車両を撮影可能に設置される。後撮用カメラ14Bは、車線方向における支持部材(ガントリG)の設置位置から車線Lの下流側に位置する車両を撮影可能に設置される。トラッキング用カメラ15は、少なくとも複数車線を撮影範囲に含み、かつ、少なくとも、前撮用カメラ14Fの撮影範囲に含まれる領域R1と、後撮用カメラ14Bの撮影範囲に含まれる領域R2との両方を撮影範囲に含む。
(2)第2の態様において、トラッキング用カメラ15は、魚眼レンズを含む。
(3)第3の態様において、トラッキング用カメラ15は、シリンドリカルレンズを含む。
(4)第4の態様において、ナンバープレート読取装置(課金処理装置1)は、車線Lに設けられた1つの支持部材(ガントリ)に支持されて、当該車線Lの上方に設置されたナンバープレート読取用カメラ15を有する。ナンバープレート読取用カメラ15は、光学系部材(シリンドリカルレンズCY、鏡MI)と、カメラ本体部CAと、を備える。光学系部材CYは、少なくとも、カメラ本体部CAの撮影範囲に、支持部材(ガントリG)の設置位置から上流側に位置する車両の前側ナンバープレートと、支持部材(ガントリG)の設置位置から下流側に位置する車両の後側ナンバープレートとの両方が含まれるように構成されている。
(5)第5の態様において、光学系部材(シリンドリカルレンズCY、鏡MI)は、車線方向における曲率が大きい大曲率部Q2と、車線方向における曲率が小さい小曲率部Q1、Q3とを有し、大曲率部Q2は、車線方向に沿って配される2つの小曲率部Q1、Q3の間に配されている。
1 課金処理装置(ナンバープレート読取装置)
10 制御装置
100 CPU
1001 追跡処理部
1002 情報取得部
1003 記録処理部
101 通信インタフェース
102 記録媒体
11 アンテナ
12 形状計測センサ
13 軸数検出センサ
14F 前撮用カメラ
14B 後撮用カメラ
15 トラッキング用カメラ(ナンバープレート読取用カメラ)
CA カメラ本体部
CY シリンドリカルレンズ(光学系部材)
MI 鏡(光学系部材)
G ガントリ(支持部材)

Claims (5)

  1. 車線に設けられた1つの支持部材に支持されて、当該車線の上方に設置された前撮用カメラ、後撮用カメラ、およびトラッキング用カメラを備え、
    前記前撮用カメラは、車線方向における前記支持部材の設置位置から当該車線の上流側に位置する車両を撮影可能に設置され、
    前記後撮用カメラは、車線方向における前記支持部材の設置位置から前記車線の下流側に位置する車両を撮影可能に設置され、
    前記トラッキング用カメラは、少なくとも複数車線を撮影範囲に含み、かつ、少なくとも、前記前撮用カメラの撮影範囲に含まれる領域と、前記後撮用カメラの撮影範囲に含まれる領域との両方を撮影範囲に含む、
    ナンバープレート読取装置。
  2. 前記トラッキング用カメラは、魚眼レンズを含む、
    請求項1に記載のナンバープレート読取装置。
  3. 前記トラッキング用カメラは、シリンドリカルレンズを含む、
    請求項1に記載のナンバープレート読取装置。
  4. 車線に設けられた1つの支持部材に支持されて、当該車線の上方に設置されたナンバープレート読取用カメラを有し、
    前記ナンバープレート読取用カメラは、
    光学系部材と、
    カメラ本体部と、
    を備え、
    前記光学系部材は、少なくとも、前記カメラ本体部の撮影範囲に、前記支持部材の設置位置から上流側に位置する車両の前側ナンバープレートと、前記支持部材の設置位置から下流側に位置する車両の後側ナンバープレートとの両方が含まれるように構成されている、
    ナンバープレート読取装置。
  5. 前記光学系部材は、車線方向における曲率が大きい大曲率部と、車線方向における曲率が小さい小曲率部とを有し、
    前記大曲率部は、車線方向に沿って配される2つの前記小曲率部の間に配されている、
    請求項4に記載のナンバープレート読取装置。
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