JP2022128266A - 車両用前照灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】前照灯のレンズに付着した雪や曇りを除去することができる車両用前照灯を提供することを課題とする。【解決手段】車両用前照灯100は、光源2と、光源2の前方に配置されたレンズ4と、光源2の熱を放熱するヒートシンク5と、を備える灯体ユニット10と、を有している。光源2よりも下側から車両前方かつ下方に延びる車両部品6が設置されている。ヒートシンク5は、光源2よりも前方かつ車両部品6の下方まで延設された延設部51bを有している。ヒートシンク5の放熱部52は、延設部51bの上面に上向きに設けられている。【選択図】図2
Description
本発明は、車両に前部に搭載される車両用前照灯に関する。
従来、車両用前照灯に放熱するための熱交換器(16)を備えたものとしては、例えば、特許文献1に記載された熱交換器を備えた外壁を有する自動車用照明またはシグナル装置が知られている。
特許文献1に記載の自動車用照明またはシグナル装置は、ヘッドライトのLEDを収容したケーシング(5)の底面(壁面(15))に、外部に熱を移動させるための熱交換器(16)を配置している。熱交換器(16)は、ケーシング(5)内の光源(10)の下側後方から車両前方向に延設されている。
熱交換器(16)の下面全体には、ケーシング(5)外に配置されたベーン(17)が隣設されている。ベーン(17)は、一般に、羽根状に形成されてヒートシンクの機能を有している。ベーン(17)の前方には、外気をベーン(17)側に流すための空気取入口(22)が配置されている。
しかし、特許文献1の自動車用照明またはシグナル装置は、光源(10)の前方のガラスレンズ(2)に雪、氷等が付着した場合、雪、氷等を解かすことができず、前照灯の機能を十分に発揮できないおそれがあった。
また、特許文献1の自動車用照明またはシグナル装置は、ガラスレンズ(2)が雨等によって曇った場合も、ガラスレンズ(2)が曇るのを解消することができず、前照灯の機能を十分に発揮できないおそれがあった。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、前照灯のレンズに付着した雪や曇りを除去することができる車両用前照灯を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る車両用前照灯は、光源と、前記光源の前方に配置されたレンズと、前記光源の熱を放熱するヒートシンクと、を備える灯体ユニットと、を有し、前記光源よりも下側から車両前方かつ下方に延びる車両部品が設置されており、前記ヒートシンクは、前記光源よりも前方かつ前記車両部品の下方まで延設された延設部を有し、前記ヒートシンクの放熱部は、前記延設部の上面に上向きに設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、前照灯のレンズに付着した雪や曇りを除去することができる車両用前照灯を提供することができる。
図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係る車両用前照灯100を説明する。実施形態において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、本発明の実施形態では、「前」は車両Cのフロント側、「後」は車両Cのリア側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側、「左右」は車両Cの車幅方向側とする。
まず、本発明の実施形態に係る車両用前照灯100を説明する前に、本発明が適用される車両Cについて説明する。
なお、本発明の実施形態では、「前」は車両Cのフロント側、「後」は車両Cのリア側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側、「左右」は車両Cの車幅方向側とする。
まず、本発明の実施形態に係る車両用前照灯100を説明する前に、本発明が適用される車両Cについて説明する。
<車両>
図1は、本発明の実施形態に係る車両用前照灯100を備えた車両Cを示す要部斜視図である。
図1に示すように、車両Cは、車体1の前部の左右に、車両用前照灯100の灯体ユニット10(図2参照)をそれぞれ備えている。車両Cは、灯体ユニット10と、ヒートシンク5(図2参照)と、を備えた自動車であればよく、その形式・種類は特に限定されない。以下、車両Cの一例として、乗用車の場合を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用前照灯100を備えた車両Cを示す要部斜視図である。
図1に示すように、車両Cは、車体1の前部の左右に、車両用前照灯100の灯体ユニット10(図2参照)をそれぞれ備えている。車両Cは、灯体ユニット10と、ヒートシンク5(図2参照)と、を備えた自動車であればよく、その形式・種類は特に限定されない。以下、車両Cの一例として、乗用車の場合を例に挙げて説明する。
<車両用前照灯>
図2は、車両用前照灯100を示す要部概略縦断面図である。
図2に示すように、車両用前照灯100は、車両Cの前方を照明するための前照灯装置である。車両用前照灯100は、灯体ユニット10と、灯体ユニット10を車体1に取り付けるためのブラケット(図示省略)と、を車体前部の左右に備えて成る。図1に示すように、車両用前照灯100は、車両Cに前部の左右に、左右対称に配置されている。以下、実施形態において、車両Cの前部左側に配置される車両用前照灯100を説明し、右側についての説明は省略する。
図2は、車両用前照灯100を示す要部概略縦断面図である。
図2に示すように、車両用前照灯100は、車両Cの前方を照明するための前照灯装置である。車両用前照灯100は、灯体ユニット10と、灯体ユニット10を車体1に取り付けるためのブラケット(図示省略)と、を車体前部の左右に備えて成る。図1に示すように、車両用前照灯100は、車両Cに前部の左右に、左右対称に配置されている。以下、実施形態において、車両Cの前部左側に配置される車両用前照灯100を説明し、右側についての説明は省略する。
<灯体ユニット>
図2に示すように、灯体ユニット10は、光源2(例えば、前照灯等)と、光源2を後側から保持するハウジング3と、光源2の前方を覆うレンズ4と、ヒートシンク5と、を組付けたヘッドライトアッシである。図1に示すように、灯体ユニット10は、正面視してボンネットフードHと、バンパBと、グリルGと、フェンダパネルFと、の間に配置されている。
図2に示すように、灯体ユニット10は、光源2(例えば、前照灯等)と、光源2を後側から保持するハウジング3と、光源2の前方を覆うレンズ4と、ヒートシンク5と、を組付けたヘッドライトアッシである。図1に示すように、灯体ユニット10は、正面視してボンネットフードHと、バンパBと、グリルGと、フェンダパネルFと、の間に配置されている。
図2に示すように、灯体11は、光源2を収容する部材である。灯体11は、光源2の後側に配置されたハウジング3と、光源2の前方に配置されたレンズ4と、で箱体状に形成されている。
<光源>
光源2は、例えば、前照灯である。光源2は、ハロゲン、ディスチャージ(HID)、LED等から成る。光源2は、熱を発生するため、基板2aを介在してヒートシンク5に取り付けられている。
光源2は、例えば、前照灯である。光源2は、ハロゲン、ディスチャージ(HID)、LED等から成る。光源2は、熱を発生するため、基板2aを介在してヒートシンク5に取り付けられている。
<ハウジング>
図2に示すように、ハウジング3は、主に光源2を内部に収容するための筐体(ランプハウジング)である。ハウジング3の内部には、ヒートシンク5と、ライトチェックモジュール7(LCM)と、が保持されている。ハウジング3は、レンズ4の外周部が合致して固定されるフランジ部3aと、ヒートシンク本体51の上部の光源保持部51aが装着されるヒートシンク設置孔3bと、ライトチェックモジュール7が装着されるライトチェックモジュール設置孔3cと、を有している。ハウジング3は、バンパコーナアッパビーム(図示省略)に取り付けられている。ハウジング3は、不透明な樹脂部材によって形成されている。
図2に示すように、ハウジング3は、主に光源2を内部に収容するための筐体(ランプハウジング)である。ハウジング3の内部には、ヒートシンク5と、ライトチェックモジュール7(LCM)と、が保持されている。ハウジング3は、レンズ4の外周部が合致して固定されるフランジ部3aと、ヒートシンク本体51の上部の光源保持部51aが装着されるヒートシンク設置孔3bと、ライトチェックモジュール7が装着されるライトチェックモジュール設置孔3cと、を有している。ハウジング3は、バンパコーナアッパビーム(図示省略)に取り付けられている。ハウジング3は、不透明な樹脂部材によって形成されている。
フランジ部3aは、ハウジング3の前側開口端に形成されている。
ヒートシンク設置孔3bは、ハウジング3の下側の開口部に形成されている。
ライトチェックモジュール設置孔3cは、ハウジング3の後側上部と後側下部とに亘って形成されている。
ヒートシンク設置孔3bは、ハウジング3の下側の開口部に形成されている。
ライトチェックモジュール設置孔3cは、ハウジング3の後側上部と後側下部とに亘って形成されている。
<レンズ>
図2に示すように、レンズ4は、光源2をカバーするように配置されたレンズカバー(前照灯レンズカバー)である。レンズ4は、光源2の前方に設けられたレンズカバー部4aと、レンズカバー部4aをハウジング3のフランジ部3aに固定するための連結部4bと、を一体形成して成る。レンズ4は、光源2からの照射された光を透過するアクリル樹脂や、ポリカーボネート等の透明な樹脂材料によって形成されている。
図2に示すように、レンズ4は、光源2をカバーするように配置されたレンズカバー(前照灯レンズカバー)である。レンズ4は、光源2の前方に設けられたレンズカバー部4aと、レンズカバー部4aをハウジング3のフランジ部3aに固定するための連結部4bと、を一体形成して成る。レンズ4は、光源2からの照射された光を透過するアクリル樹脂や、ポリカーボネート等の透明な樹脂材料によって形成されている。
レンズカバー部4aは、光源2から照射された光を前方に偏向させるレンズ機能と、光源2の前方を覆うカバー機能と、を有している。レンズカバー部4aの前方には、車両部品6が設置されている。
<ヒートシンク>
ヒートシンク5は、光源2の熱を放熱するための放熱部材である。ヒートシンク5は、ヒートシンク本体51と、放熱部52と、フィン53と、を有している。ヒートシンク5は、アルミニウム、アルミニウム合金等の熱伝動性を良好な金属によって形成されている。
ヒートシンク5は、光源2の熱を放熱するための放熱部材である。ヒートシンク5は、ヒートシンク本体51と、放熱部52と、フィン53と、を有している。ヒートシンク5は、アルミニウム、アルミニウム合金等の熱伝動性を良好な金属によって形成されている。
ヒートシンク本体51は、光源2を保持する光源保持部51aと、光源2よりも前方かつ車両部品6の下方まで延設された延設部51bと、放熱部52が設けられる放熱部設置部51cと、を有している。ヒートシンク本体51は、ハウジング3内の光源2の後部からハウジング3の外側下方に延設された光源保持部51aと、光源保持部51aの下端部から車両部品6に向けて前方方向に延設された延設部51bとで、側面視して逆L字状に形成されている。
光源保持部51aは、光源2を保持するための機能と、灯体11内に配置された光源2から発せられた熱をハウジング3外の放熱部設置部51cに伝達するための機能と、を有している。光源保持部51aは、ハウジング3の中央部からハウジング3外の下方に亘って配置されて、上下方向に延設されている。
延設部51bは、光源保持部51aの下端部から灯体11の下面に沿って車両部品6の下側後面部まで延設されている。このため、延設部51bの前端は、レンズカバー部4aの前面よりも前方に配置されている。
放熱部設置部51cは、放熱部52を設置するための箇所である。放熱部設置部51cは、延設部51bの先端部上面に配置されている。
放熱部52は、光源2からヒートシンク本体51に伝達された熱を放散するための部位である。放熱部52は、延設部51b(放熱部設置部51c)の上面に上向きに設けられている。放熱部52は、光源2よりも車両前方に、かつ、車両部品6の下方に、上向きに設けられている。放熱部52は、車両部品6の下方からレンズ4の下方まで設けられている。放熱部52には、放熱効果を向上させるためのフィン53が複数設けられている。
フィン53は、車両Cの前後方向かつ上下方向に延設されている。このため、フィン53から放熱される熱気は、フィンの前端53aから後端53bの間から上方方向に向けて上昇してレンズ4の前部に伝わるように構成されている。
<車両部品>
車両部品6は、光源2よりも下側から車両前方かつ下方に延びて配置されている部品である。車両部品6は、例えば、車両前端部に配置されたバンパB、ガーニッシュ等から成る。車両部品6は、レンズ4の前面下端付近から前方に延びる水平部6aと、水平部6aの前端から前斜め下方に延びる傾斜部6bと、傾斜部6bの下端から鉛直下方に延びる鉛直部6cと、光源2からの光を放出する光源配置口6dと、を備えている。車両部品6は、延設部51b及び放熱部52(フィン53)の前方及び上方を覆うように配置されている。
車両部品6は、光源2よりも下側から車両前方かつ下方に延びて配置されている部品である。車両部品6は、例えば、車両前端部に配置されたバンパB、ガーニッシュ等から成る。車両部品6は、レンズ4の前面下端付近から前方に延びる水平部6aと、水平部6aの前端から前斜め下方に延びる傾斜部6bと、傾斜部6bの下端から鉛直下方に延びる鉛直部6cと、光源2からの光を放出する光源配置口6dと、を備えている。車両部品6は、延設部51b及び放熱部52(フィン53)の前方及び上方を覆うように配置されている。
<ライトチェックモジュール>
ライトチェックモジュール7は、光源2(前照灯)を制御する部品である。ライトチェックモジュール7は、ライトコントロールモジュールコンピュータユニットともいわれている。
ライトチェックモジュール7は、光源2(前照灯)を制御する部品である。ライトチェックモジュール7は、ライトコントロールモジュールコンピュータユニットともいわれている。
≪作用≫
本発明の実施形態に係る車両用前照灯100は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、図1~図2を参照して、その作用効果を説明する。
本発明の実施形態に係る車両用前照灯100は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、図1~図2を参照して、その作用効果を説明する。
このように、本発明の車両用前照灯100は、図2に示すように、光源2と、光源2の前方に配置されたレンズ4と、光源2の熱を放熱するヒートシンク5と、を備える灯体ユニット10と、を有し、光源2よりも下側から車両前方かつ下方に延びる車両部品6が設置されており、ヒートシンク5は、光源2よりも前方かつ車両部品6の下方まで延設された延設部51bを有し、ヒートシンク5の放熱部52は、延設部51bの上面に上向きに設けられている。
かかる構成によれば、ヒートシンク5は、光源2よりも前方かつ車両部品6の下方まで延設された延設部51bを有していることで、光源2で発生した熱の放熱により、車両部品6やレンズ4に付着した雪Snを融解させ、雨、水滴及び曇りを蒸発させて除去することが可能となる。
また、放熱部52は、延設部51bの上面に上向きに設けられていることによって、放熱部52から放熱した熱気を、車両部品6やレンズ4に向けて効率よく放熱して、雪Sn、雨水、曇り等を除去することができる。このため、本発明の車両用前照灯100は、灯体ユニット10の機能及び商品性を向上させることができる。
また、放熱部52は、延設部51bの上面に上向きに設けられていることによって、放熱部52から放熱した熱気を、車両部品6やレンズ4に向けて効率よく放熱して、雪Sn、雨水、曇り等を除去することができる。このため、本発明の車両用前照灯100は、灯体ユニット10の機能及び商品性を向上させることができる。
また、放熱部52は、車両部品6の下方からレンズ4の下方まで設けられている。
かかる構成によれば、放熱部52は、車両部品6の下方からレンズ4の下方まで設けられていることで、ヒートシンク5の放熱による熱を車両部品6及びレンズ4の下方の放熱部52に集めることができる。このため、放熱部52は、車両部品6及びレンズ4に放熱部52の熱を効率よく放熱して、車両部品6及びレンズ4に付着した雪Snや曇りを除去することができる。
また、図2に示すように、放熱部52は、車両Cの前後方向かつ上下方向に延設されたフィン53であってもよい。
かかる構成によれば、放熱部52は、車両Cの前後方向かつ上下方向に延設されたフィン53であることで、複数のフィン53の間に空間が形成されるため、走行風を取り込み易くして、放熱効率を向上させることができる。
[第1変形例]
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
図3は、本発明の実施形態に係る車両用前照灯100の第1変形例を示す要部概略縦断面図である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
図3は、本発明の実施形態に係る車両用前照灯100の第1変形例を示す要部概略縦断面図である。
前記実施形態で説明した放熱部52は、図2に示すように、灯体11に内部から外部に亘って設けたものに限定されるものではない。図3に示すように、灯体ユニット10Aは、光源2及びヒートシンク5Aを収容する収容空間Csをレンズ4Aと共に形成するハウジング3をさらに備え、ヒートシンク5は、その全体が収容空間Csの内部に収容されていてもよい。
この場合、灯体11Aは、ハウジング3Aのフランジ部3Aaと、レンズ4Aの連結部4Abと、を連結することによって、ヒートシンク5A及び光源2を収容する収容空間Csをハウジング3A内に形成している。
レンズ4Aのレンズカバー部4Aaの下部は、車両部品6(バンパB、ガーニッシュ等)の後側内部まで延設されている。レンズカバー部4Aaの下部には、放熱部52Aの前端部を収容する放熱部収容部4Acが形成されている。
ヒートシンク5Aは、ヒートシンク本体51Aの光源保持部51Aaに光源2を取り付けている。ヒートシンク本体51Aは、上部の光源保持部51Aaから下方に延設されている。ヒートシンク5Aの放熱部52Aは、ヒートシンク本体51Aの下端部から放熱部収容部4Ac内まで延設されている。放熱部収容部4Acは、レンズ4Aの前面に対して、車両部品6の内側まで突出して形成されている。
このため、放熱部52Aの熱を、レンズ4A及び車両部品6に放熱して加熱し、レンズ4A及び車両部品6に付着した雪や曇りを除去することができる。
このため、放熱部52Aの熱を、レンズ4A及び車両部品6に放熱して加熱し、レンズ4A及び車両部品6に付着した雪や曇りを除去することができる。
また、車両部品6Aは、前記実施形態の車両部品6(図2参照)のような光源配置口6dを有するものでなくてもよい。図3に示すように、車両部品6Aは、レンズカバー部4Aaの下側前方よりも下方に設けてもよい。車両部品6Aは、車両部品6Aの上部に、レンズカバー部4Aaの下部及び放熱部収容部4Acの前方を覆うヒートシンクカバー部61Aを有していてもよい。
本発明の第1変形例の車両用前照灯100Aによれば、ヒートシンク5Aは、ヒートシンク5A全体が収容空間Csの内部に収容されていることで、ハウジング3A内の熱を効率よくヒートシンク5Aに伝達して利用し、レンズ4Aに付着した雪や曇りを除去することができる。
[第2変形例]
図4は、本発明の実施形態に係る車両用前照灯100の第2変形例を示す要部概略斜視図である。
図4は、本発明の実施形態に係る車両用前照灯100の第2変形例を示す要部概略斜視図である。
前記実施形態で説明した光源2は、図2に示すように、一つの光源2から成る前照灯を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。図4に示すように、光源2Bは、車幅方向に互いに並べて配置されたハイビーム21とロービーム22とを有し、放熱部52Bは、ハイビーム21及びロービーム22の幅方向全域に亘って設けられていてもよい。
この場合、光源2Bは、車幅方向に互いに並べて配置されたハイビーム21とロービーム22とを備えて成る。ハイビーム21は、平面視して段差状に形成されたヒートシンク本体51Bの車幅方向内側前面に設置されている。ロービーム22は、段差状のヒートシンク本体51Bの車幅方向外側前面に設置されている。
ヒートシンク5Bは、アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属製板部材から成るヒートシンク本体51Bと、ヒートシンク本体51Bに突設された多数のフィン53Bと、を有している。ヒートシンク5Bは、ハイビーム21の近傍からロービーム22近傍まで延設されて、ハイビーム21及びロービーム22から発生された熱がヒートシンク5Bに伝達され易いように配置されている。
放熱部52Bは、ハイビーム21及びロービーム22の幅方向全域に亘って設けられている。
フィン53Bは、ヒートシンク本体51Bのハイビーム21とロービーム22とが設置された裏面(後面)に、適宜な間隔で突出した多数の矩形の突出片から成る。このため、多数のフィン53Bの間には、上下方向に空間が形成されている。
本発明の第2変形例によれば、放熱部52Bは、ハイビーム21、ロービーム22の幅方向全域に亘って延設されていることで、両者から発生された熱を効率よく放熱することができる。このため、ハイビーム21とロービーム22のどちらの商品性も向上させることができる。
[第3変形例]
図5は、本発明の実施形態に係る車両用前照灯100の第3変形例を示す模式図である。
図5は、本発明の実施形態に係る車両用前照灯100の第3変形例を示す模式図である。
前記第2変形例のヒートシンク5Bは、図4に示すように、放熱部52Bがハイビーム21及びロービーム22の近傍に配置されていればよく、フィン53Bをハイビーム21及びロービーム22の後側に設置することに限定されるものではない。
図5に示すように、放熱部52Cのフィン53Cは、ハイビーム21、ロービーム22の下方全域に亘って設けてもよい。
図5に示すように、放熱部52Cのフィン53Cは、ハイビーム21、ロービーム22の下方全域に亘って設けてもよい。
このように構成しても、放熱部52Cは、ハイビーム21及びロービーム22の下方全域に亘って延設されていることで、両者から発生された熱を効率よく放熱することができる。ヒートシンク5Cのフィン53Cは、ハイビーム21及びロービーム22の下方全域に配置したことで、フィン53Cから放熱された熱をハイビーム21及びロービーム22のレンズ部に放熱して、レンズ部に付着した雪や曇りを除去することができる。
2,2B 光源
3,3A ハウジング
4,4A レンズ
5,5A,5B,5C ヒートシンク
6,6A 車両部品
10,10A,10B,10C 灯体ユニット
11,11A,11B 灯体
21 ハイビーム
22 ロービーム
51b 延設部
52,52A,52B,52C 放熱部
53,53B,53C フィン
B バンパ(車両部品)
C 車両
Cs 収容空間
3,3A ハウジング
4,4A レンズ
5,5A,5B,5C ヒートシンク
6,6A 車両部品
10,10A,10B,10C 灯体ユニット
11,11A,11B 灯体
21 ハイビーム
22 ロービーム
51b 延設部
52,52A,52B,52C 放熱部
53,53B,53C フィン
B バンパ(車両部品)
C 車両
Cs 収容空間
Claims (5)
- 光源と、
前記光源の前方に配置されたレンズと、
前記光源の熱を放熱するヒートシンクと、を備える灯体ユニットと、を有し、
前記光源よりも下側から車両前方かつ下方に延びる車両部品が設置されており、
前記ヒートシンクは、前記光源よりも前方かつ前記車両部品の下方まで延設された延設部を有し、
前記ヒートシンクの放熱部は、前記延設部の上面に上向きに設けられていること
を特徴とする車両用前照灯。 - 前記放熱部は、前記車両部品の下方からレンズの下方まで設けられていること
を特徴とする請求項1記載の車両用前照灯。 - 前記光源は、車幅方向に互いに並べて配置されたハイビームとロービームとを有し、
前記放熱部は、前記ハイビーム及び前記ロービームの幅方向全域に亘って設けられていること
を特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用前照灯。 - 前記放熱部は、車両の前後方向かつ上下方向に延設されたフィンであること
を特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用前照灯。 - 前記灯体ユニットは、前記光源及び前記ヒートシンクを収容する収容空間を前記レンズと共に形成するハウジングをさらに備え、
前記ヒートシンクは、その全体が前記収容空間の内部に収容されていること
を特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用前照灯。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022145928A (ja) * | 2020-03-30 | 2022-10-04 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
JP2022145930A (ja) * | 2020-03-30 | 2022-10-04 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
JP2022145931A (ja) * | 2020-03-30 | 2022-10-04 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
JP2022145927A (ja) * | 2020-03-30 | 2022-10-04 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
JP2022160670A (ja) * | 2020-03-30 | 2022-10-19 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
-
2021
- 2021-02-22 JP JP2021026700A patent/JP2022128266A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022145928A (ja) * | 2020-03-30 | 2022-10-04 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
JP2022145930A (ja) * | 2020-03-30 | 2022-10-04 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
JP2022145931A (ja) * | 2020-03-30 | 2022-10-04 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
JP2022145927A (ja) * | 2020-03-30 | 2022-10-04 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
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