JP2022127275A - 扉及び扉構造 - Google Patents

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雅人 山梨
Masato Yamanashi
武 森田
Takeshi Morita
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Abstract

【課題】耐火性能及び施工性に優れた軽い扉を提供する。【解決手段】耐火扉(扉)11は、枠150に嵌められた開閉可能な本体部20を備える。本体部20は、鋼板101、102からなる外装体100と、外装体100に内包され、けい酸カルシウムを含むパネル材22と、外装体100の鋼板面103を覆い、且つ所定温度以上で発泡して断熱層を形成する耐火シート部32と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、扉及び扉構造に関する。
一般に、書類や貴重品を保管するための金庫や書庫は、保管する対象物を火災や盗難等から守るために、耐火性能及び防盗性能を有する防御材で構築されている。防御材の構成や組成は、金庫や書庫の設置場所や使用目的に応じて、耐火性能等の基本的な性能或いは付加的な性能や効果が高まるように適宜選択される。例えば、特許文献1、2には、ハンマーや工具等による衝撃にも強く、優れた防犯性を有するものとして、金属板構造体と金属板構造体の収容空間に収容されたセメント質硬化体及び断熱材とを含んで構成された金庫が開示されている。
特開2017-227114号公報 特開2019-105099号公報
特許文献1、2の金庫を含め、従来の金庫や書庫は、鉄等の金属製やコンクリート製の防御材によって構成されていた。しかしながら、前述の防御材で扉や壁を形成すると、扉、枠や壁の重量が極めて大きくなり、例えば庫室を解体する或いは再設置する場合、扉、枠や壁の運搬や設置時に大重量の扉を許容する治具或いは人手等が必要であり、施工性が悪くなるという虞があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、耐火性能及び施工性に優れた軽い扉及び扉構造を提供する。
本発明に係る扉は、枠に嵌められた開閉可能な本体部を備え、前記本体部は、鋼板を有する外装体と、前記外装体に内包され、けい酸カルシウムを含むパネル材と、前記外装体の板面を覆い、所定温度で発泡して断熱層を形成する耐火シート部と、を有する。
前記耐火シートはポリリン酸アンモニウムを主成分としてもよい。
上述の構成によれば、本体部が鋼板からなる外装体と外装体に内包され且つけい酸カルシウムを含むパネル材と上述の耐火シート部とを備えるため、本体部が耐火性能を保持し且つ従来の扉よりも軽量化され、扉の施工作業が円滑に効率良く進行する。また、パネル材の少なくとも板面に耐火シート部、即ちシート状の耐火材を設けることによって本体部を構成することができるため、施工前又は施工時の本体部の組み立て作業や、本体部のメンテナンス作業が簡便に行われる。
本発明に係る扉は、操作部を備え、前記操作部は、前記本体部の厚み方向に沿って形成された貫通孔に挿通された軸部と、前記軸部において前記本体部の外部に露出している部分に設けられ、前記軸部の軸芯を中心として前記軸部を回動させる把持部と、を有し、前記軸部の外周面と前記本体部に形成された貫通孔の内周面との間に、所定温度で発泡する加熱発泡材が配置されていてもよい。
上述の構成によれば、貫通孔に火災発生時の火炎等が侵入する際に加熱発泡材が膨張し、本体部と軸部との隙間を塞ぎ、本体部の厚み方向で火炎を遮断することができる。このことによって、扉の耐火性が高まる。
本発明に係る扉では、前記操作部は、前記本体部の外部に露出して配置されると共に前記把持部に接続され、上下方向に延び、且つ前記軸芯を中心とした前記軸部の回動に連動して昇降する昇降部材と、前記軸部において前記本体部の外部に露出している部分、前記昇降部材の上端及び下端の少なくとも1カ所に設けられ、前記軸部の回動に連動して前記枠に係合する又は前記枠との係合が解除される錠と、前記本体部の外部に露出して配置され、前記本体部を施解錠するロック機構と、を有してもよい。
上述の構成によれば、操作部の軸部以外の構成である把持部、昇降部材、錠、ロック機構が全て本体部の外部に配置されるため、軸部以外の前述の構成によって火炎発生時における火炎の通り道が本体部に形成されない。このことによって、扉の耐火性が高まる。
本発明に係る扉では、前記パネル材の側面に加熱発泡材が配置されていてもよい。
上述の構成によれば、火災発生時等において火炎が本体部の周囲に延伸して本体部と枠との隙間から本体部の厚み方向で奥側に侵入する際に加熱発泡材が膨張し、本体部と枠との隙間を塞ぎ、火炎の侵入が阻止される。このことによって、扉の耐火性が高まる。
本発明に係る扉では、前記枠は、金属製の中空部材と、前記中空部材の中空に充填された石膏、モルタル、及びセメントが混合された石膏のうち何れか1つと、を有してもよい。
上述の構成によれば、枠の中空部材の中空に、結晶水或いは自由水の形で高い含水率を有する石膏やモルタル等が充填されているため、充填材からの水の蒸発による潜熱が生じ、火災発生時等において枠に到達する火炎からの熱影響が弱められ、枠及び近傍空間の温度上昇が抑制される。このことによって、扉に加えて扉が設けられる枠等の耐火性が高まる。なお、より軽い扉及び扉構造が求められる場合の充填材としては、モルタルよりも石膏の方が好ましい。
本発明に係る扉構造は、上述の扉と、前記枠に前記扉の厚み方向で前記扉と間隔をあけて嵌められた開閉可能な副扉と、を備え、前記副扉は、けい酸カルシウムを含むパネル材を有する副体部と、前記副体部と前記枠との間を封止するように配置された封止材と、を有してもよい。
上述の構成によれば、例えば上述の扉を火災等が発生しやすい居室側に向け且つ副扉部を庫室側に向けて配置され、居室側で火災発生時に火炎及び煙が発生した際に、煙が扉を通って扉よりも庫室側に進行しても、副扉が閉じていれば副扉及び封止材で遮断される。このことによって、扉構造の耐火性及び防煙性が1枚の扉に比べて高まる。
本発明によれば、耐火性能及び施工性に優れた軽い扉構造を提供することができる。
本発明を適用した一実施形態の金庫扉が配置された建物のある階層の平面図である。 本発明を適用した一実施形態の金庫扉の側面図である。 図2に示す金庫扉を上下方向から見たときの部分断面図である。 図3に示す金庫扉の領域AR1の拡大断面図である。 図3に示す金庫扉の他の部分断面図であり、左右方向で領域AR1内の端部とは反対側の端部の拡大断面図である。 図2に示す金庫扉を左右方向から見たときの部分断面図である。 図3に示す金庫扉の領域AR2-1、AR2-2の拡大断面図である。 図2に示す金庫扉の耐火扉を金庫室側から見たときの正面図である。 図2に示す金庫扉を左右方向から見たときの断面図である。 図2に示す金庫扉の防煙扉を金庫室側から見たときの正面図である。 図2に示す金庫扉を上下方向から見たときの別の部分断面図である。
以下、本発明を適用した扉の一実施形態(以下、本実施形態の扉と記載する場合がある)について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の金庫扉(扉構造)10は、建物Bの所定の階層で区画された居室110と金庫室120との間に配置されている。居室110と金庫室120とは、仕切り壁130によって区画されている。金庫扉10は、仕切り壁130に形成された開口に設けられた枠150に嵌められている。図1では、居室110及び金庫室120を囲む壁140、仕切り壁130、枠150及び金庫扉10以外の建物Bの構成は省略されている。
仕切り壁130は、例えば軽量鉄骨等の芯材と、芯材に接続して芯材の外表面に設けられた壁材と、を備える。仕切り壁130の構成は、施工時及び解体時に作業がしやすく、従来のコンクリート等で形成されている壁に比べて軽量化されていればよく、特に限定されない。
図2に示すように、枠150は、中空部材152と、中空部材152の中空に充填された充填材154と、を備える。中空部材152は、金属製であり、1000℃程度の高温でも溶融しない鉄又は鋼(炭素鋼、合金鋼(ステンレス鋼等))等で形成されている。充填材154は、不燃且つ常時安定した含水率を有する石膏やモルタル、或いはセメントが混合された石膏である。より軽い扉及び扉構造が求められる場合の充填材154は、モルタルよりも石膏あるいはセメントが混合された石膏の方が好ましい。
本実施形態の金庫扉10は、所謂二重扉であり、居室110から金庫室120に向かって耐火扉(扉)11と、防煙扉(副扉)12と、を備える。耐火扉11及び防煙扉12は、枠150に嵌められている。防煙扉12は、奥行き方向(扉の厚み方向)で耐火扉11とは間隔をあけて配置されている。耐火扉11と防煙扉12との間の空間GSは、加圧されていてもよい。
図2から図9に示すように、耐火扉11は、本体部20と、操作部70(図8参照)と、を備える。本体部20は、外装体100と、パネル材22と、耐火シート部32と、加熱発泡材60と、を有する。外装体100は、奥行き方向で居室110側に配置される薄い鋼板101と、鋼板101よりも金庫室120側に配置される薄い鋼板102と、補強材45と、を備え、本体部20の型枠を構成している。鋼板101、102の各々の厚みは、例えば1.6mm程度である。
補強材45は、2枚の鋼板101、102の周縁の四辺のうちの側辺部同士及び底辺部同士の間に配置される補強材47と、2枚の鋼板101、102の周縁の四辺のうちの上辺部同士の間に配置される補強材48と、を備える。図4、図5及び図7に示すように、補強材47は、2枚の鋼板101、102の間で奥行き方向に延びる第1部分47-1と、第1部分47-1の端から2枚の鋼板101、102に平行な方向、且つ互いに同じく2枚の鋼板101、102の正面視縁側に延びている第2部分47-2、47-3と、を有し、コの字を描くように形成されている。図7に示すように、補強材48は、2枚の鋼板101、102の間で奥行き方向に延びる第1部分48-1と、第1部分48-1の端から2枚の鋼板101、102に平行な方向、且つ互いに逆向きで2枚の鋼板101、102の正面視中央側(即ち、下側)と正面視縁側(即ち、上側)に延びている第2部分48-2、48-3と、を有し、S字を描くように形成されている。補強材47、48は、例えば鋼で構成されている。
図3等に示すように、鋼板102は、奥行き方向に沿って正面視すると、鋼板101よりも僅かに大きく形成されている。即ち、奥行き方向に沿って正面視すると、上端部を除く左右側端部及び底端部の鋼板101と、鋼板102は、外装体100に内包されるパネル材22よりも第2部分47-3、48-3と略同じ大きさの分はみ出している。同じく奥行き方向に沿って見たとき、鋼板101の上端部は、パネル材22の上端部と略揃っている。2枚の鋼板101、102は、各々の周縁の四辺(上辺、側辺、底辺)の各々に沿って間隔をあけて配置された複数の補強材45によって一体化されている。補強材45は奥行き方向において外装体100の骨組として設けられており、中空且つ鋼製の外装体100が構成されている。また、補強材47の第2部分47-2及び補強材48の第2部分48-2は、鋼板101の周縁端部に奥行き方向の金庫室側から不図示の接着剤或いは溶接等で固定されている。補強材47の第2部分47-3及び補強材48の第2部分48-3は、鋼板102の周縁端部に奥行き方向の居室側から不図示の接着剤或いは溶接等で固定されている。
図3から図7に示すように、パネル材22は、外装体100に内包されており、具体的には奥行き方向で鋼板101、102の間に設けられている。パネル材22は、けい酸カルシウム板24で構成されている。けい酸カルシウム板24は、所定の厚みを有する。前述の所定の厚みは、耐火扉11よりも金庫室120側の温度をJIS S 1037「耐火金庫」を参考にして177℃以下と想定する場合、例えば50mmである。なお、前述の所定の厚みは、100mm以下であることが好ましい。けい酸カルシウム板24として、例えば、JIS A 5430に準拠する繊維強化セメント板である「けい酸カルシウム板」や、市販のけい酸カルシウム板(日本インシュレーション株式会社製、等)が挙げられる。
耐火シート部32は、外装体100の居室110側に向いている鋼板面(板面)103、及び補強材47の第1部分47-1の上側表面を覆っている。耐火シート部32は、基本的に火災等の発生元になりやすい居室110側に向いている鋼板面103を覆っていればよいが、正面視での鋼板面103の端部が平常時及び火災時に剥がれることを確実に防ぐために、補強材47の第1部分47-1の上側にまで延在し、後述する加熱発泡材60と共にビス29によってパネル材22に固定されている。
耐火シート部32は、1枚以上の乾式耐火シート34を含み、1枚の乾式耐火シート34、又は2枚以上の乾式耐火シート34が厚み方向で積層された積層体で構成されている。乾式耐火シート34として、例えば市販の乾式耐火シートや、SKタイカシート(エスケー化研株式会社製)が挙げられる。前述のSKタイカシートでは、含有されている発泡成分が約200~300℃で発泡を開始し、断熱層を形成する。
乾式耐火シート34は、ポリリン酸アンモニウムを主成分とし、例えばポリリン酸アンモニウム混入発泡性アクリル系樹脂シートであるが、所定温度(200~300℃程度)で断熱層を形成するものであれば特に限定されない。
耐火シート部32を構成する乾式耐火シート34の枚数は、乾式耐火シート34の耐火性能及びパネル材22を構成するけい酸カルシウム板24の厚みをふまえ、耐火扉11に求められる耐火性能に応じて適宜設定されている。一例として、乾式耐火シート34としてSKタイカシート(1枚の厚み;1.5mm)を用い、パネル材22が厚み50mmのけい酸カルシウム板24で構成され、耐火扉11よりも金庫室120側の温度をJIS S 1037「耐火金庫」を参考にして177℃以下と想定した場合、外装体100の鋼板面103に設ける耐火シート部32の発泡前の厚みを、SKタイカシートを4枚積層したときの6mmとすることができる。図3には、4枚の乾式耐火シート34で構成された耐火シート部32が例示されている。複数枚の乾式耐火シート34は、例えば適当な接着剤によって厚み方向で互いに隣り合う2枚の乾式耐火シート34が接着される形で留められている。
本体部20の厚み方向から見たときに、積層された4枚の乾式耐火シート34の側辺端部及び底辺端部は、L字金物53の長辺部54と短辺部55との内角部に、或いは長辺部54と接する状態で収められ、接着剤等によって長辺部54及び短辺部55に接着されている。長辺部54と短辺部55とは、互いに略90°をなして接続され、全体として側面視でL字型に形成されている。なお、L字金物53の長辺部54において4枚の乾式耐火シート34が接着されているシート接着側とは反対側に、シート接着側から挿入されたビス57によって鋼板101及び補強材45に固定されている。L字金物53の短辺部55は、長辺部54よりも厚み方向で居室110側に突出している。
上述のようにけい酸カルシウム板24によってパネル材22を構成する、或いは乾式耐火シート34を積層して耐火シート部32を構成することによって、耐火扉11に求められる耐火性能に合わせて、所望の厚みを有するけい酸カルシウム板24を用いると共に、乾式耐火シート34の枚数によって耐火シート部32の厚さを調節し、パネル材22と耐火シート部32との総厚を決定することができる。なお、1枚のけい酸カルシウム板24の厚みが所定値よりも薄く、パネル材22の厚みを所定値とするために、2枚以上のけい酸カルシウム板24を厚み方向に積層された積層体をパネル材22として用いてもよい。
図3に示すように、耐火扉11は、枠150の開口に対してR1方向に沿って開閉可能に取り付けられ、居室110側に開けられる。具体的には、耐火扉11は、ヒンジ51によって、枠150の横方向(即ち、左右方向であって、図3の紙面の上下方向)で一方の側部151の居室110側の所定の位置に接続されている。即ち、本体部20と枠150とは、ヒンジ51で互いに接続されている。自然状態(即ち、居室110及び金庫室120において火災等が発生していない状態)において、閉状態の耐火扉11のパネル材22と枠150との間に、隙間160が生じている。
図3から図7に示すように、加熱発泡材60は、補強材47、48の第1部分47-1、48-1の各々の外側(即ち、パネル材22に接する側とは反対側)に配置され、ビス29によって第1部分47-1、48-1と共にパネル材22に固定されている。図3では、奥行き方向の居室側から見て右側の補強材47の第1部分47-1に設けられた加熱発泡材60のみ図示されている。補強材48の第1部分48-1の上側表面には、前述のように板面23から回り込んだ耐火シート部32を介して、加熱発泡材60が配置されている。後述するように居室110から金庫室120側へ延伸しようとする火炎の進行を確実に防ぐために、加熱発泡材60は、少なくともパネル材22の厚み方向において、パネル材22の側面25、27の中心から居室110側の部分、或いは補強材47、48の第1部分47-1、48-1の中心から居室110側の部分に設けられていることが好ましい。
加熱発泡材60は、所定温度(200℃程度)で、図3から図7に破線で示すように隙間160を閉塞可能に発泡する。加熱発泡材60として、例えば公知の耐火用加熱発泡材や熱膨張耐火材、市販のフィブロック(積水化学工業株式会社製)等が挙げられる。なお、加熱発泡材60は、200℃程度の温度において前述のように隙間160を閉塞可能であれば、特に限定されない。市販のフィブロックは、200℃以上の高温環境下で、厚み方向(即ち、パネル材22の左右方向であって、図3の紙面の上下方向)のみに膨張する。このことによって、居室110での火炎発生時に、加熱発泡材60で隙間160をパネル材22の左右方向で効率良く塞ぎ、パネル材22の厚み方向には余計な圧力を生じさせずに済む。
図8及び図9に示すように、操作部70は、軸部72と、把持部74-1、74-2と、昇降部材76と、錠78と、ロック機構220と、を備える。本体部20の厚み方向から見て所定の位置には、厚み方向に沿って貫通孔82が形成されている。軸部72は、軸部材86と、カバー部(軸部において本体部の外部に露出している部分)73-1、73-2と、を備える。軸部材(軸部)86は、棒状に形成された部材であり、貫通孔82に挿通されている。軸部材86の外径は、貫通孔82の内径よりも小さい。
カバー部73-1、73-2の各々は、軸部72において本体部20の外部に露出し、フランジ84と、延部85と、を備える。カバー部73-1のフランジ84は、軸部材86の軸芯83に沿った方向の居室110側の端部に接続されている。カバー部73-2のフランジ84は、軸部材86の軸芯83に沿った方向の金庫室120側の端部に接続されている。フランジ84の最大外径は、貫通孔82の内径よりも大きい。延部85は、フランジ84において軸部72と接続されている盤面とは反対側の盤面から本体部20の厚み方向で本体部20から離れる方向に突出している。
把持部74-1、74-2は、カバー部73-1、73-2に設けられ、軸芯83を中心として軸部72を回動させる。軸部72の軸部材86の外周面88と本体部20に形成された貫通孔82の内周面90との間に、加熱発泡材92が配置されている。具体的には、加熱発泡材92は、内周面90に設けられ、200℃程度の温度において外周面88と内周面90との隙間94を閉塞可能に発泡する(図9及び図11参照)。加熱発泡材92として、例えば加熱発泡材60と同様の材料が挙げられる。なお、加熱発泡材92は、200℃程度の温度において前述のように隙間94を閉塞可能であれば、特に限定されず、加熱発泡材60とは異なる材料で構成されてもよい。加熱発泡材92が設けられることによって、居室110での火炎発生時に、加熱発泡材92で隙間94を効率良く塞ぎ、隙間94を通じての金庫室120側への火炎の進行が阻止される。
図8に示すように、昇降部材76は、本体部20の外部に露出して配置され、例えば3本の棒状部材77-1、77-2、77-3と、連結部材201と、接続部材202で構成されている。棒状部材77-1~77-3の各々は、上下方向に延び、把持部74-1、74-2から伝達される軸芯83を中心とした軸部72の回動に連動して昇降する。棒状部材77-1、77-2は、軸部72のカバー部73-2の左右方向で互いに離れた端部から上方に延び、本体部20を正面視したときに本体部20の上端部と重なる位置で互いに連結部材201によって連結されている。棒状部材77-3は、カバー部73-2の左右方向で棒状部材77-1が接続されているのと同じ端部から下方に延び、本体部20を正面視したときに本体部20の下端部と重なる位置で接続部材202に接続されている。
錠78は、本体部20の外部に露出して配置された3つのリブ部材79-1、79-2、79-3で構成されている。リブ部材79-1は、本体部20を正面視したときに、カバー部73-2の所定の位置から径方向外側に延びるように設けられている。リブ部材79-2は、本体部20を正面視したときに、昇降部材76の上端に相当する連結部材201の所定の位置から径方向外側に延びるように設けられている。リブ部材79-3は、本体部20を正面視したときに、昇降部材76の下端に相当する接続部材202の所定の位置から径方向外側に延びるように設けられている。
枠150には、リブ部材79-1~79-3と対向し得る位置に凹部155-1~155-3が形成されている。凹部155-1~155-3は、枠150の内周面に開口し、開口縁から外周面に向かって凹んでいる。リブ部材79-1~79-3に関する前述の各「所定の位置」は、次に説明するように把持部74-1、74-2を介して錠78がロック状態になった際にリブ部材79-1~79-3が凹部155-1~155-3の内部に配置され、錠78がロック解除状態になった際にリブ部材79-1~79-3が凹部155-1~155-3の外部に配置されるという位置を意味する。
把持部74-1、74-2が例えば図8に示すように閉状態位置P1にある場合、実線で示すようにリブ部材79-1~79-3が凹部155-1~155-3の内部に配置されている。この状態では、リブ部材79~79-3が枠150と係合し、耐火扉11が開かない状態になる。一方で、把持部74-1、74-2が同じく図8に示すように開状態位置P2にある場合、二点鎖線で示すようにリブ部材79-1~79-3が凹部155-1~155-3から抜けて凹部155-1~155-3の外部に配置されている。この状態では、リブ部材79~79-3と枠150との係合が解除され、耐火扉11が開く状態になる。
ロック機構220は、本体部20の外部に露出して配置され、本体部20を施錠又は解錠する。ロック機構220は、連結部材222と、回転つまみ224と、を備える。連結部材222は、本体部20の左右方向で棒状部材77-1、77-2を互いに連結している。棒状部材77-1、77-2は、連結部材222に挿通され、連結部材222に対して昇降可能である。回転つまみ224は、連結部材222に内蔵されている不図示の施解錠機構に連結している。回転つまみ224の回動によって、施解錠機構が棒状部材77-1、77-2の昇降をロック又は解除する。即ち、把持部74-1、74-2が閉状態位置P1にある状態で、回転つまみ224によって棒状部材77-1、77-2の昇降がロックされると、把持部74-1、74-2は固定され、本体部20は施錠された状態になる。一方で、把持部74-1、74-2が開状態位置P2にある状態で、回転つまみ224によって棒状部材77-1、77-2の昇降がロックされると、把持部74-1、74-2は固定され、本体部20は解錠された状態になる。回転つまみ224によって棒状部材77-1、77-2の昇降のロックが解除されると、把持部74-1、74-2の閉状態位置P1と開状態位置P2との切り替えが可能になり、把持部74-1、74-2を介して軸部72が回動可能になる。
防煙扉12は、本体部(副体部)320と、封止材360と、操作部370と、を備える。本体部320は、外装体400と、パネル材322と、を有する。外装体400は、奥行き方向で居室110側に配置される薄い鋼板401と、鋼板401よりも金庫室120側に配置される薄い鋼板402と、補強材445と、を備え、本体部320の型枠を構成している。鋼板401、402の各々の厚みは、鋼板101、102と同様に例えば1.6mm程度である。
図3及び図6に示すように、補強材445は、2枚の鋼板401、402の間で奥行き方向に延びる第3部分445-3と、第3部分445-3の端から2枚の鋼板401、402に平行な方向に延びて連結されている第4部分445-4と、を有し、コの字を描くように形成されている。即ち、2枚の鋼板401、402は、周縁の四辺(上辺、側辺、底辺)の各々に沿って間隔をあけて配置された複数の補強材445によって一体化されている。補強材445は奥行き方向において外装体400の骨組として設けられており、中空且つ鋼製の外装体400が構成されている。補強材445は、例えば鋼で構成されている。
図3から図7に示すように、パネル材322は、外装体400に内包されており、具体的には奥行き方向で鋼板401、402の間に設けられている。パネル材322は、所定の厚みを有するけい酸カルシウム板24で構成されている。前述の所定の厚みは、例えば40mmであり、100mm以下であることが好ましい。パネル材22と同様に、1枚のけい酸カルシウム板24の厚みが所定値よりも薄く、パネル材322の厚みを所定値とするために、2枚以上のけい酸カルシウム板24を厚み方向に積層された積層体をパネル材322として用いてもよい。防煙扉12に求められる耐火性能は耐火扉11よりも低いため、防煙扉12は耐火扉11のように耐火シート部を備えなくてもよい。
図3に示すように、防煙扉12は、枠150の開口に対してR2方向に沿って開閉可能に取り付けられ、金庫室120側に開けられる。具体的には、防煙扉12は、ヒンジ52によって、枠150の側部151の金庫室120側の所定の位置に接続されている。即ち、本体部320と枠150とは、ヒンジ52で互いに接続されている。自然状態において、閉状態の防煙扉12のパネル材322と枠150との間に、隙間355が生じている。
封止材360は、閉状態の防煙扉12と枠150との隙間355(間)を封止するように配置されている。具体的には、封止材360は、本体部320の居室110側から正面視したときの外周縁全体の表面321と、表面321に対して本体部320の厚み方向で向き合う枠150に形成された段差部分の表面158との間に挟まっている。封止材360の材質は、例えばシリコーンゴムである。封止材360は、例えば市販のエアタイトパッキンであってもよい。また、封止材360の材質は、火災発生時等に耐火扉11を通り抜ける煙の温度に対して耐熱性を有する材質である。このことをふまえ、耐火扉11の耐火性及び耐熱性によって、防煙扉12に到達する熱及び煙の温度は本体部320及び封止材360の耐熱温度未満とされている。
図10及び図11に示すように、操作部370は、軸部372と、把持部374-1、374-2と、を備える。本体部320の厚み方向から見て所定の位置には、厚み方向に沿って貫通孔382が形成されている。軸部372は、軸部材386と、カバー部373-1、373-2と、を備える。軸部材386は、棒状に形成された部材であり、貫通孔382に挿通されている。軸部材386の外径は、貫通孔382の内径と略同等である。
カバー部373-1、373-2の各々は、軸部372において本体部320の外部に露出し、フランジ384と、延部385と、を備える。カバー部373-1のフランジ384は、軸部材386の軸芯383に沿った方向の居室110側の端部に接続されている。カバー部373-2のフランジ384は、軸部材386の軸芯83に沿った方向の金庫室120側の端部に接続されている。フランジ384の最大外径は、貫通孔382の内径よりも大きい。延部385は、フランジ384において軸部372と接続されている盤面とは反対側の盤面から本体部20の厚み方向で本体部320から離れる方向に突出している。把持部374-1、374-2は、カバー部373-1、373-2に設けられ、軸芯383を中心として軸部372を回動させる。
把持部374-1、374-2を介して軸部372を回動させることによって、不図示の錠が動き、本体部320の施錠又は解錠が切り換えられる。
以上説明したように、本実施形態の耐火扉(扉)11は、枠150に嵌められた開閉可能な本体部20を備える。本体部20は、鋼板101、102を有する外装体100と、外装体100に内包され、けい酸カルシウムを含むパネル材22と、外装体100の居室110側の鋼板面103を覆い、200~300℃程度で発泡して断熱層を形成する耐火シート部32と、を有する。耐火シート部32は、発泡成分であるポリリン酸アンモニウムを含んでいる。
本実施形態の耐火扉11によれば、本体部20が耐熱性に優れ且つ軽量なけい酸カルシウムを含むパネル材22と上述の発泡性材料を含む耐火シート部32とを備えるため、従来の金属製或いはコンクリート製の扉の本体部よりも本体部20の大幅な軽量化を図り、施工作業を円滑に効率良く進めることができる。また、本実施形態の耐火扉11によれば、外装体100の少なくとも鋼板面103に、シート状の耐火材である耐火シート部32を設けることによって本体部20を容易に構成することができる。そのため、施工前又は施工時の本体部20の組み立て作業や、本体部20のメンテナンス作業を簡便にすることができる。
本実施形態の耐火扉11は、操作部70をさらに備える。操作部70は、軸部72と、把持部74-1、74-2と、を有する。軸部72の軸部材86は、本体部20の厚み方向に沿って形成された貫通孔82に挿通されている。把持部74-1、74-2は、軸部72において本体部20の外部に露出している部分に設けられ、軸部72の軸芯83を中心として軸部72を回動させる。軸部72の軸部材86の外周面88と貫通孔82の内周面90との間に、加熱発泡材92が配置されている。
本実施形態の耐火扉11によれば、居室110側で火災等が発生し、火炎等が貫通孔82に侵入しようとする際に、加熱発泡材92が膨張するため、本体部20と軸部72の軸部材86との隙間94を塞ぐ。そのため、高温下で軸部72等が万一溶融及び欠落した場合でも、隙間94から本体部20の厚み方向で金庫室120側に進行しようとする火炎を遮断することができ、火炎が本体部20よりも金庫室120側に拡がることを防止できる。このことによって、耐火扉11の耐火性を高くすることができる。
本実施形態の耐火扉11において、操作部70は、何れも本体部20の外部に露出して配置された昇降部材76と、錠78と、ロック機構220と、を有する。昇降部材76は、把持部74-1、74-2に接続され、上下方向に延び、且つ軸芯83を中心とした軸部72の回動に連動して昇降する。錠78は、軸部72において本体部20の外部に露出しているカバー部73-2、昇降部材76の上端及び下端に相当する各位置に設けられ、軸部72の回動に連動して枠150に係合するか、又は枠150との係合が解除される。ロック機構220は、本体部20を施解錠する。
本実施形態の耐火扉11では、操作部70の軸部72以外の構成として把持部74-1、74-2、昇降部材76、錠78、ロック機構220が全て本体部20の外部に配置される。そのため、本実施形態の耐火扉11によれば、上述の貫通孔82以外に火炎発生時における火炎の通り道を本体部20に形成せずに済むため、例えば本体部に錠等の貫通孔を形成する従来の扉よりも耐火性を高くすることができる。
本実施形態の耐火扉11において、本体部20のパネル材22の側面25、27に加熱発泡材60が配置されている。
本実施形態の耐火扉11によれば、居室110での火災発生時等において火炎が本体部20の外周部に回ったときに、200℃程度で加熱発泡材60が発泡及び膨張し、本体部20と枠150との隙間160を塞ぎ、本体部20の厚み方向において火炎の隙間160から金庫室120側への侵入を阻止することができる。このことによって、パネル材22の側面25、27に加熱発泡材60を配置しない構成に比べて耐火扉11の耐火性を高くすることができる。
また、枠150は、金属製の中空部材152と、中空部材152の中空Nに充填された充填材154と、を有する。
本実施形態の耐火扉11によれば、枠150の中空部材152の中空Nに、モルタル等よりも高い含水率を有する充填材154が充填されているため、100℃程度で充填材154の石膏が有する水が蒸発して潜熱が生じ、火災発生時等において枠150及び周辺の温度上昇を抑えることができる。このことによって、耐火扉11に加えて周囲の枠150等の耐火性を高くすることができる。
さらに、本実施形態の金庫扉10は、上述の耐火扉11と、枠150に耐火扉11の厚み方向で耐火扉11と間隔をあけて嵌められた開閉可能な防煙扉12と、を備える。防煙扉12は、けい酸カルシウムを含むパネル材322を有する本体部320と、本体部320と枠150との間を封止するように配置された封止材360と、を有する。
本実施形態の金庫扉10では、耐火扉11を火災等が発生しやすい居室110側に向け、防煙扉12を金庫室120側(即ち、庫室側)に向けて配置した場合、居室110側で火災発生時に火炎及び煙が発生した際に、耐火扉11によって火炎の金庫室120側への侵入を阻止することができるが、煙が金庫室120側へ通り抜ける可能性がある。本実施形態の金庫扉10によれば、防煙扉12が耐火扉11よりも金庫室120側に配置され、且つ本体部320及び封止材360を備えるため、防煙扉12を閉じることで、耐火扉11よりも金庫室120側に通る煙を封止材360で遮断することができる。このことによって、金庫扉10の耐火性及び防煙性を耐火扉11のみを備える場合に比べて高くすることができる。このことによって、本実施形態の金庫扉10によれば、金庫室120内を火炎及び煙の到達による所定温度(例えば、JIS S 1037における「耐火金庫の177℃」を超える状況に至らせずに適温状況下に保つことができる。本実施形態の金庫扉10では、耐火扉11によって少なくとも遮熱性及び遮炎性が確保され、防煙扉12によってさらなる遮熱性及び遮煙性が確保されている。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変更が可能である。
例えば、上述の実施形態の耐火扉11は、金庫扉10のみに用いられるものではなく、扉の奥側の耐火性を確保することが求められる構造や金庫扉以外の扉構造に広く適用可能である。
上述の実施形態の耐火扉11における操作部の構成は、本体部20の外部に露出して配置された昇降部材76と、錠78と、ロック機構220と、を有する操作部70に限定されない。例えば、図9に二点鎖線で例示するように、本体部20に錠を貫通させる貫通孔が形成される場合は、貫通孔の内壁に加熱発泡材が配置されることが好ましい。また、錠は、軸部72において本体部20の外部に露出している部分、昇降部材76の上端及び下端の少なくとも1カ所に設けられていてもよい。
10 金庫扉(扉構造)
11 耐火扉(扉)
12 防煙扉(副扉)
20 本体部
22 パネル材
32 耐火シート部
100、400 外装体
103 鋼板面(板面)
150 枠

Claims (7)

  1. 枠に嵌められた開閉可能な本体部を備え、
    前記本体部は、
    鋼板を有する外装体と、
    前記外装体に内包され、けい酸カルシウムを含むパネル材と、
    前記外装体の板面を覆い、所定温度で発泡して断熱層を形成する耐火シート部と、
    を有する、
    扉。
  2. 前記耐火シート部はポリリン酸アンモニウムを主成分とする、
    請求項1に記載の扉。
  3. 操作部を備え、
    前記操作部は、
    前記本体部の厚み方向に沿って形成された貫通孔に挿通された軸部と、
    前記軸部において前記本体部の外部に露出している部分に設けられ、前記軸部の軸芯を中心として前記軸部を回動させる把持部と、
    を有し、
    前記軸部の外周面と前記本体部に形成された貫通孔の内周面との間に、所定温度で発泡する加熱発泡材が配置されている、
    請求項1又は2に記載の扉。
  4. 前記操作部は、
    前記本体部の外部に露出して配置されると共に前記把持部に接続され、上下方向に延び、且つ前記軸芯を中心とした前記軸部の回動に連動して昇降する昇降部材と、
    前記軸部において前記本体部の外部に露出している部分、前記昇降部材の上端及び下端の少なくとも1カ所に設けられ、前記軸部の回動に連動して前記枠に係合する又は前記枠との係合が解除される錠と、
    前記本体部の外部に露出して配置され、前記本体部を施解錠するロック機構と、
    を有する、
    請求項3に記載の扉。
  5. 前記パネル材の側面に加熱発泡材が配置されている、
    請求項1から4の何れか一項に記載の扉。
  6. 前記枠は、
    金属製の中空部材と、
    前記中空部材の中空に充填された石膏、モルタル、及びセメントが混合された石膏のうち何れか1つと、
    を有する、
    請求項1から5の何れか一項に記載の扉。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の扉と、
    前記枠に前記扉の厚み方向で前記扉と間隔をあけて嵌められた開閉可能な副扉と、
    を備え、
    前記副扉は、
    けい酸カルシウムを含むパネル材を有する副体部と、
    前記副体部と前記枠との間を封止するように配置された封止材と、
    を有する、
    扉構造。
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