JP2022125955A - 情報提供システム、サーバおよび情報提供プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】配送業者、荷主、荷受人、荷物の購入者がリアルタイムで管理情報を把握することができる情報提供システム、サーバおよび情報提供プログラムを提供する。【解決手段】センサ部2が、荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報および前記荷物を収容する箱11に設けられた蓋の開閉情報と、荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に取得し、車載器3に送信する。車載器3が、センサ部2が取得した管理情報を定期的にサーバ4に送信する。サーバ4は、車載器3から定期的に送信された管理情報を受信し、保存する。また、サーバ4は、保存された管理情報を荷物毎に荷物を配送する配送業者、荷主、荷受人または荷物の購入者の情報端末5~8に送信する。【選択図】図1
Description
本発明は、情報提供システム、サーバおよび情報提供プログラム、に関する。
従来、荷物を収容する箱に設けられた温度センサの温度情報等の管理情報をサーバで一元管理するシステムが提案されている(特許文献1~3)。しかしながら、サーバで管理している管理情報は、配送業者、荷主、荷受人、荷物の購入者がリアルタイムで把握できるものでなかった。このため、梱包された荷物自体の状態は、荷受人が受け取るまで誰も把握することができない、という問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、配送業者、荷主、荷受人、荷物の購入者がリアルタイムで管理情報を把握することができる情報提供システム、サーバおよび情報提供プログラムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る情報提供システム、サーバおよび情報提供プログラムは、下記[1]~[9]を特徴としている。
[1]
荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に取得するセンサ部と、
前記センサ部が取得した前記管理情報を定期的に送信する情報送信部と、
前記情報送信部から定期的に送信された前記管理情報を受信し、保存する保存部と、
前記保存部に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部と、を備えた、
情報提供システムであること。
[2]
[1]に記載の情報提供システムであって、
前記情報提供部は、前記配送業者、前記荷主、前記荷受人および前記荷物の購入者の全員に前記管理情報を提供する、
情報提供システムであること。
[3]
[1]または[2]に記載の情報提供システムであって、
前記温度情報または前記湿度情報が許容範囲を超えたことを検出する第1検出部と、
前記許容範囲を設定する設定部と、をさらに備えた、
情報提供システムあること。
[4]
[1]または[2]記載の情報提供システムであって、
前記温度情報または前記湿度情報が許容範囲を超えたことを検出する第1検出部と、
前記第1検出部の検出結果に基づいて前記温度情報または前記湿度情報が前記許容範囲を超えた状態が第1所定時間以上継続するか否かを判定する判定部と、
前記第1検出部により前記温度情報または前記湿度情報が前記許容範囲を超えたことが検出されたとき、前記荷主及び前記配送業者にその旨を通報する第1通報部と、
前記判定部により継続していると判定された場合、前記配送業者、前記荷主、前記荷受人及び前記購入者の全員にその旨を通報する第2通報部と、を備えた
情報提供システムあること。
[5]
[1]~[4]の何れか1項に記載の情報提供システムであって、
前記開閉情報および前記荷物の位置情報に基づいて、指定の位置情報以外の場所で第2所定時間以上継続して前記蓋が開かれていたことを検出する第2検出部をさらに備えた、
情報提供システムあること。
[6]
[1]~[5]何れか1項記載の情報提供システムであって、
前記管理情報は、前記荷物を輸送する車両の積み替え情報を含む、
情報提供システムあること。
[7]
[1]~[6]何れか1項に記載の情報提供システムであって、
前記情報送信部は、前記荷物を輸送する車両に搭載された車載器から構成され、
前記情報提供部は、前記管理情報を前記配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の前記購入者が所有する情報端末に送信する、
情報提供システムあること。
[8]
荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に受信し、保存する保存部と、
前記保存部に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部と、を備えた、
サーバあること。
[9]
コンピューターに、
荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に受信し、保存する保存部、
前記保存部に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部、として機能させるための、
情報提供プログラムあること。
[1]
荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に取得するセンサ部と、
前記センサ部が取得した前記管理情報を定期的に送信する情報送信部と、
前記情報送信部から定期的に送信された前記管理情報を受信し、保存する保存部と、
前記保存部に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部と、を備えた、
情報提供システムであること。
[2]
[1]に記載の情報提供システムであって、
前記情報提供部は、前記配送業者、前記荷主、前記荷受人および前記荷物の購入者の全員に前記管理情報を提供する、
情報提供システムであること。
[3]
[1]または[2]に記載の情報提供システムであって、
前記温度情報または前記湿度情報が許容範囲を超えたことを検出する第1検出部と、
前記許容範囲を設定する設定部と、をさらに備えた、
情報提供システムあること。
[4]
[1]または[2]記載の情報提供システムであって、
前記温度情報または前記湿度情報が許容範囲を超えたことを検出する第1検出部と、
前記第1検出部の検出結果に基づいて前記温度情報または前記湿度情報が前記許容範囲を超えた状態が第1所定時間以上継続するか否かを判定する判定部と、
前記第1検出部により前記温度情報または前記湿度情報が前記許容範囲を超えたことが検出されたとき、前記荷主及び前記配送業者にその旨を通報する第1通報部と、
前記判定部により継続していると判定された場合、前記配送業者、前記荷主、前記荷受人及び前記購入者の全員にその旨を通報する第2通報部と、を備えた
情報提供システムあること。
[5]
[1]~[4]の何れか1項に記載の情報提供システムであって、
前記開閉情報および前記荷物の位置情報に基づいて、指定の位置情報以外の場所で第2所定時間以上継続して前記蓋が開かれていたことを検出する第2検出部をさらに備えた、
情報提供システムあること。
[6]
[1]~[5]何れか1項記載の情報提供システムであって、
前記管理情報は、前記荷物を輸送する車両の積み替え情報を含む、
情報提供システムあること。
[7]
[1]~[6]何れか1項に記載の情報提供システムであって、
前記情報送信部は、前記荷物を輸送する車両に搭載された車載器から構成され、
前記情報提供部は、前記管理情報を前記配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の前記購入者が所有する情報端末に送信する、
情報提供システムあること。
[8]
荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に受信し、保存する保存部と、
前記保存部に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部と、を備えた、
サーバあること。
[9]
コンピューターに、
荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に受信し、保存する保存部、
前記保存部に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部、として機能させるための、
情報提供プログラムあること。
上記[1]、[8]、[9]の構成の情報提供システム、サーバ、情報提供プログラムによれば、保存部が、定期的に荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの荷物の温度情報、湿度情報、衝撃情報および荷物を収容する箱に設けた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、荷物の位置情報と、を含む管理情報を受信して保存し、情報提供部が、保存部に保存された管理情報を荷物毎に荷物を配送する配送業者、荷主、荷受人または荷物の購入者に提供する。これにより、配送業者、荷主、荷受人、荷物の購入者がリアルタイムで管理情報を把握することができる。
上記[2]の構成の情報提供システムによれば、配送業者、荷主、荷受人、購入者の全員で管理情報を共有することができる。
上記[3]の構成の情報提供システムによれば、第1検出部が、温度情報または湿度情報が許容範囲を超えたことを検出し、設定部が、許容範囲を設定する。これにより、荷物に合わせた許容範囲を設定することができる。
上記[4]の構成の情報提供システムによれば、温度情報、湿度情報が許容範囲を超えたときに荷主及び配送業者に通報を行うことができ、トラックのドライバーが箱の状態をチェックするなど温度、湿度が改善できるように行動することができる。
上記[5]の構成の情報提供システムによれば、第2検出部が、開閉情報および荷物の位置情報に基づいて、指定の位置情報以外の場所で第2所定時間以上継続して蓋が開かれていたことを検出する。これにより、不要な箱の開閉があったことを検出することができる。
上記[6]の構成の情報提供システムによれば、配送業者、荷主、荷受人、荷物の購入者がリアルタイムで車両の積み替え情報を把握することができる。
上記[7]の構成の情報提供システムによれば、情報送信部が、車載器から構成される。これにより、複数の箱に取り付けられたセンサ部により取得された管理情報を、車載器が一括で送信することができる。また、情報提供部は、管理情報を情報端末に送信する。これにより、容易に管理情報を配送業者、荷主、荷受人、購入者に提供することができる。
本発明によれば、配送業者、荷主、荷受人、荷物の購入者がリアルタイムで管理情報を把握することができる情報提供システム、サーバおよび情報提供プログラムを提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
本実施形態の情報提供システム1は、荷主から荷受人へ引き渡すまでの荷物の管理情報を、荷物を配送する配送業者、荷主、荷受人(=小売業者又は購入者)、荷受人である小売業者から荷物を購入する購入者に提供するシステムである。荷物は、専用の箱11に収容されて荷主から荷受人へ輸送される。箱11としては、本実施形態では保冷箱を用いている。
保冷箱は、真空断熱材や発砲スチール等の断熱材から構成されている。保冷箱は、保冷剤やドライアイスなどによって無電源で箱11内の温度を調整できる箱である。例えば、荷物が要冷蔵品であれば0~10℃に箱11内の温度が調整される。また、要冷凍品であれば―15℃に箱11内の温度が調整される。これら荷物を収容する箱11は、配送業者のトラックに搭載され、荷主から荷受人へ輸送される。また、荷主から荷受人へ引き渡される間、荷物は、複数台のトラックに積み替えられる。
次に、本実施形態の情報提供システム1の構成について説明する。本実施形態の情報提供システム1は、図1に示すように、センサ部2と、センサ部2と通信可能な車載器3と、車載器3とインターネット通信網10を介して通信可能なサーバ4と、サーバ4とインターネット通信網10を介して通信可能な情報端末5~8と、を備えている。
センサ部2は、本実施形態では、荷物を収容する箱11内に1つ1つ取り付けられる。センサ部2は、荷物の周囲(即ち、箱11内)の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および箱11に設けられた蓋の開閉情報を定期的に取得する。センサ部2は、図2に示すように、IMU(Inertial Measurement Unit:慣性計測装置)21と、温度センサ22と、湿度センサ23と、開閉センサ24と、二酸化炭素センサ25と、外部入力26と、CPU27と、電源部28と、近距離通信部29と、を有している。
IMU21は、箱11に加わる衝撃の大きさを検出し、検出した衝撃の大きさを示す衝撃情報を出力するセンサである。温度センサ22は、箱11内の温度を検出し、検出した温度を示す温度情報を出力するセンサである。湿度センサ23は、箱11内の湿度を検出し、検出した湿度を示す湿度情報を出力するセンサである。開閉センサ24は、例えば、箱11の開閉により変化する箱11内の照度または気圧を検出し、検出した照度または気圧を示す照度情報または気圧情報を出力する照度センサまたは気圧センサなどから構成される。本実施形態では、開閉センサ24が照度センサから構成される例について説明する。二酸化炭素センサ25は、箱11内の二酸化炭素濃度を検出し、検出した二酸化炭素濃度を示す二酸化炭素濃度情報を出力するセンサである。
外部入力26は、外部に設けられたセンサなどの外部機器と接続するために設けられている。CPU27は、プログラムに従って動作を行い、センサ部2全体の制御を司る。このCPU27には、IMU21、温度センサ22、湿度センサ23、開閉センサ24、二酸化炭素センサ25、外部入力26が接続されている。電源部28は、CPU27に電源を供給する。近距離通信部29は、後述する車載器3と近距離無線通信を行うための回路やアンテナ等から構成されている。近距離無線通信の規格としては、Bluetooth(登録商標)などが挙げられる。
CPU27は、定期的にIMU21、温度センサ22、湿度センサ23、開閉センサ24、二酸化炭素センサ25から出力される衝撃情報、温度情報、湿度情報、照度情報、二酸化炭素濃度情報を読み取る。CPU27は、照度情報に基づいて箱11に設けられた蓋の開閉状態を検出する。また、CPU27は、読み取った衝撃情報、温度情報、湿度情報、照度情報、二酸化炭素濃度情報、検出した蓋の開閉状態を示す開閉情報に、予め記憶された箱11のIDを付与して、定期的に車載器3に送信する。
車載器3は、図3に示すように、近距離通信部31と、GPS受信部32と、メモリ33と、インターネット通信部34と、外部ストレージ35と、ストレージ36と、CPU37と、電源部38と、ディスプレイ39と、を備えている。近距離通信部31は、上述したセンサ部2と近距離無線通信を行うための回路やアンテナ等から構成されている。GPS受信部32は、周知のように複数のGPS(Global Positioning System)衛星から発信される電波を受信して、現在位置情報(荷物の位置情報)を検出して後述するCPU37に入力する。
メモリ33は、センサ部2から受信した衝撃情報、温度情報、湿度情報、照度情報、二酸化炭素情報、開閉情報および箱のIDと、GPS受信部32から受信した現在位置情報と、を含む管理情報などを一時的に記録する。インターネット通信部34は、インターネット通信網10に無線接続するための回路やアンテナ等から構成されている。外部ストレージ35およびストレージ36は、管理情報の履歴を長期的に記録する。CPU37は、プログラムに従って動作を行い、車載器3全体の制御を司る。電源部38は、CPU37に対して電源を供給する。ディスプレイ39は、各種情報が表示される。
CPU37は、センサ部2から各種情報を受信すると、センサ部2として機能し、GPS受信部32から現在位置情報を取り込む。そして、CPU37は、センサ部2から受信した各種情報と、GPS受信部32から取り込んだ現在位置情報と、を含む管理情報をメモリ33に上書き保存する。また、CPU37は、情報送信部として機能し、上述した管理情報を受信する毎に車両のIDを付与してサーバ4に送信する。また、CPU37は、メモリ33に記録された管理情報をストレージ36又は外部ストレージ37に記憶させる。これにより、ストレージ36、外部ストレージ37には、管理情報の履歴が記録される。
サーバ4は、この情報提供システム1を運営する情報提供会社が所有する。サーバ4は、図4に示すように、インターネット通信部41と、データベース(以下、DB)42と、CPU43と、を有している。
インターネット通信部41は、インターネット通信網10に接続するための回路などで構成されている。DB42は、車載器3から送信される管理情報や、情報端末5~8から送信される配送業者、荷主、荷受人、荷物の購入者の登録情報(名前、住所、情報端末5~8のアドレスなど)などが格納される。CPU43は、情報提供プログラムに従って動作を行い、サーバ4全体の制御を司る。
CPU43は、保存部として機能し、車載器3から管理情報を受信すると、DB42に保存する。また、CPU43は、情報提供部として機能し、DB42に保存された管理情報を荷物毎に配送業者、荷主、荷受人及び購入者の全員の情報端末5~8に送信する。
情報端末5~8は、配送業者、荷主、荷受人、荷物の購入者がそれぞれ所有する端末である。図1では、情報端末5~7としてはPCを想定し、情報端末8としてはタブレット又はスマートフォンを想定しているが、これに限ったものではない。情報端末5~8は、インターネット通信網10を介してサーバ4と通信可能に設けられた端末であればよい。
次に、上述した構成の情報提供システム1の動作について図5及び図6のフローチャートを参照して以下説明する。荷主は、荷主、荷受人、荷受人と別に購入者がいる場合は購入者の名前・住所、荷物の温度・湿度の許容範囲を含む荷物情報をサーバ4に格納する。具体的には、荷主が、情報端末6を用いて荷物情報を入力し、サーバ4に送信する。サーバ4は、荷物情報を受信すると、荷物のIDとなる伝票番号を付与してDB42に格納する。サーバ4は、付与した伝票番号を情報端末6に送信する。情報端末6は、伝票番号を受信すると、これら伝票番号、入力した荷物情報を記載した配送伝票が印刷可能となる。荷主は、配送伝票を印刷しておく。
荷物は、荷主又は配送業者によって箱11内に収容される。配送業者は、荷主から荷物を受け取ると、ハンディターミナルなどの携帯端末(図示せず)を用いて、配送伝票に印刷された伝票番号を入力すると共に、箱11に取り付けられたセンサ部2に記憶された箱11のIDを読み取り、伝票番号及び箱11のIDをサーバ4に送信する。
サーバ4は、伝票番号及び箱11のIDを受け取ると、伝票番号が付与された荷物情報に含まれる荷主、荷受人、購入者の名前・住所と一致する登録情報を読み出し、読み出した登録情報、荷物情報、箱11のIDを紐づける。また、サーバ4は、読み出した登録情報に含まれる荷受人、購入者の情報端末7、8のアドレスと、配送業者の情報端末5のアドレスと、に伝票番号を通知する。また、サーバ4は、伝票番号及び箱11のIDを受け取ると、伝票番号が付与された荷物を受け取ったと判定し、図5に示す動作を実行する。
サーバ4のCPU43(以下、単に「サーバ4」と略記)は、設定部として機能し、受け取った伝票番号が付与された荷物情報に含まれる温度、湿度の許容範囲をDB42から読み出して、温度、湿度の許容範囲を設定する(S1)。また、箱11がトラックに搭載されると、トラックに搭載された車載器3から定期的に上述した管理情報がサーバ4に送信される。サーバ4は、車載器3から管理情報を受け取る毎に(S2)、第1検出部として機能し、管理情報に含まれる温度情報、湿度情報が、S1で設定した許容範囲を超えたか否かを判定する(S3)。超えていなければ(S3でN)、サーバ4は、S2に戻る。一方、超えていれば(S3でY)、サーバ4は、荷主、配送業者、荷受人、購入者の全員の情報端末5~8にその旨を通報する(S4)。その後、サーバ4は、フラグAをオンした後(S5)、S2に戻る。
一方、サーバ4は、上述したS1~S5と並列に、S6~S10の動作を行う。S6において、サーバ4は、第2検出部として機能し、S2で受信した管理情報に含まれる開閉情報に基づいて、箱11に設けた蓋が開いたか否かを判定する(S6)。S6において、サーバ4は、第2所定時間T2(例えば5分)以上継続して蓋が開かれていれば、蓋が開いていると判定する。箱11に設けた蓋が開いていなければ(S6でN)、サーバ4は、直ちにS6に戻る。一方、箱11に設けた蓋が開いていれば(S6でY)、サーバ4は、S2で受信した管理情報に含まれる現在位置情報が荷受人の住所として登録されている住所(指定の位置情報)であるか判定する(S7)。荷受人の住所として登録されている場所であれば(S7でY)、サーバ4は、輸配送が完了したとして輸配送完了フラグをオンした後(S8)、処理を終了する。なお、サーバ4は、S7において登録されている住所だけに限らず登録されている住所を中心とした所定範囲内であるか否かを判定するようにしてもよい。このようにすれば、荷受人の住所から離れた場所にトラックを停めた場合であっても荷受人に荷物を渡すために箱11を開いたことを検出することができる。
荷受人の住所として登録されている場所でなければ(S4でN)、サーバ4は、不要に蓋が開けられたことを荷主、配送業者、荷受人、購入者の全員の情報端末5~8へ通報する(S9)。その後、サーバ4は、フラグBをオンした後(S10)、S6に戻る。
また、サーバ4は、上述したS1~S10と並列に、S11~S15(図6)の動作を行う。S11において、サーバ4は、S2で受信した管理情報に含まれる衝撃情報に基づいて、箱11に閾値以上の大きな揺れが生じたか否かを判定する。大きな揺れが生じていなければ(S11でN)、サーバ4は、S11に戻る。大きな揺れが生じていれば(S11でY)、サーバ4は、フラグCをオンする(S12)。その後、サーバ4は、S2で受信した管理情報に含まれる開閉情報に基づいて、箱11に設けた蓋が開いたか否かを判定する(S13)。蓋が開いていなければ(S13でN)、サーバ4は、大きな揺れがあったことを荷主、配送車、荷受人、購入者のへ通報する(S14)。その後、サーバ4は、フラグDをオンした後(S15)、S11に戻る。一方、蓋が開いていれば(S13でY)、サーバ4は、S7に戻る。
また、各情報端末5~8は、サーバ4に対して伝票番号を送信すると、サーバ4は、伝票番号に紐づけられた管理情報の履歴、フラグのオンオフ情報を読み出して、情報端末5~8に送信する。情報端末5~8は、管理情報の履歴、フラグのオンオフ情報を受信すると、管理情報の履歴、フラグのオンオフ情報をディスプレイに表示する。フラグのオンオフ情報の表示例について説明する。情報端末5~8は、フラグAがオンしている場合、温度・湿度が許容範囲を超えた旨をディスプレイに表示し、フラグBがオンしている場合、箱11に設けた蓋が開いた旨をディスプレイに表示する。また、情報端末5~8は、フラグC、Dがオンしている場合、箱11に大きな衝撃が発生した旨をディスプレイに表示し、フラグB、Cがオンしている場合、箱11に大きな衝撃が生じた結果、箱11に設けた蓋が開いた旨をディスプレイに表示する。
上述した実施形態によれば、サーバ4が、定期的に荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの荷物の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および荷物を収容する箱に設けた蓋の開閉情報と、現在位置情報と、を含む管理情報を受信してDB42に保存し、DB42に保存された管理情報を荷物毎に配送業者、荷主、荷受人、荷物の購入者に提供する。これにより、配送業者、荷主、荷受人、荷物の購入者がリアルタイムで管理情報を把握することができる。
また、上述した実施形態によれば、サーバ4が、配送業者、荷主、荷受人および購入者の全員に対して管理情報を提供している。これにより、配送業者、荷主、荷受人および購入者の全員が管理情報を共用することができる。
また、温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報、開閉情報の組み合わせを管理情報とすることにより、温度管理が重要な食料品などの荷物だけでなく、吸湿を避けたい医療品などの荷物や壊れやすい日用品などの荷物、高二酸化炭素濃度で梱包された野菜などの荷物、明るさに対し敏感な商品などの荷物、など様々な種類の荷物の輸送品質を把握することができる。
上述した実施形態によれば、サーバ4が、許容範囲を設定し、温度・湿度が設定された許容範囲を超えたことを検出する。これにより、荷主が荷物に合わせた許容範囲を設定することができる。また、サーバ4が、許容範囲を超えたことを情報端末5~8に通知することにより、迅速に配送業者、荷主、荷受人、購入者に知らせることができる。
上述した実施形態によれば、サーバ4が、箱11の開閉情報および現在位置情報に基づいて、登録住所又は登録住所を含んだ所定範囲以外の場所で第2所定時間T2以上継続して蓋が開かれていたことを検出する。これにより、不要な箱の開閉があったことを検出することができる。
上述した実施形態によれば、車載器3が、センサ部2から管理情報を受信して、サーバ4に送信する。これにより、複数の箱11に取り付けられたセンサ部2により取得された管理情報を、車載器3が一括で送信することができる。また、サーバ4は、管理情報を情報端末5~8に送信する。これにより、容易に管理情報を配送業者、荷主、荷受人、購入者に提供することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、管理情報に荷物を輸送する車両の積み替え情報を含めてもよい。車載器3から車両のIDを付与した管理情報がサーバ4に送信される。サーバ4は、車両IDが変わったときに、積み替えがあったと判定し、判定結果を示す積み替え情報を管理情報に含めるようにしてもよい。
上述した実施形態によれば、荷主の情報端末5を用いて、荷物情報がサーバ4のDB42に格納されていたが、これに限ったものではない。荷主が配送伝票に荷物情報を記載し、配送業者がハンディターミナルなどの携帯端末を用いて、配送伝票に記載された荷物情報を入力して、サーバ4に送信するようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、温度、湿度が許容範囲を超えたとき、その旨を荷主・配送業者・荷受人・購入者に通報を行っていたが、これに限ったものではない。例えば、温度、湿度が許容範囲を超えたときと、温度、湿度が許容範囲を超えた状態が第1所定時間T1以上継続したときと、にその旨を配送業者及び荷主のみに通報を行ってもよい。この場合のサーバ4の動作について図7を参照して詳しく説明する。など、図7において、図5と同様の動作については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
同図に示すように、サーバ4は、上述したようにS1の動作を行う。その後、サーバ4は、車載器3から管理情報を受け取る毎に(S2)、第1検出部として機能し、管理情報に含まれる温度情報、湿度情報が、S1で設定した許容範囲を超えたか否かを判定する(S3)。超えていなければ(S3でN)、サーバ4は、S2に戻る。一方、超えていれば(S3でY)、サーバ4は、温度情報、湿度情報が初めて許容範囲を超えたか否かを判定する(S20)。
温度情報、湿度情報が初めて許容範囲を超えていれば(S20でY)、サーバ4は、第1通報部として機能し、荷主及び配送業者のみの情報端末5、6にその旨を通報する(S21)。これに対して、温度情報、湿度情報が初めて許容範囲を超えていなければ(S20でN)、サーバ4は、第1判定部として機能し、許容範囲を超えた状態が第1所定時間T1以上継続しているか否かを判定する(S22)。許容範囲を超えた状態が第1所定時間T1以上継続していれば(S22でY)、サーバ4は、荷主、配送業者、荷受人及び購入者の端末5~8へ通報を行う(S4)。一方、許容範囲を超えた状態が第1所定時間T1以上継続していなければ(S22でN)、サーバ4は、S2に戻る。
上述した図7に示す実施形態によれば、温度情報、湿度情報が許容範囲を超えたときに荷主及び配送業者に通報を行うことができ、トラックのドライバーが箱11の状態をチェックするなど温度、湿度が改善できるように行動することができる。
また、上述した実施形態によれば、温度情報、湿度情報が初めて許容範囲を超えた時に荷主及び配送業者に通報を行っていたが、これに限ったものではない。温度情報、湿度情報が許容範囲を超えている間、繰り返し荷主及び配送業者に通報を行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、サーバ4が、配送業者、荷主、荷受人及び購入者の全員に管理情報を送信していたが、これに限ったものではない。サーバ4は、配送業者、荷主、荷受人及び購入者の少なくとも1つに管理情報を送信していればよい。
ここで、上述した本発明に係る情報提供システム、サーバおよび情報提供プログラムの
実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[9]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱(11)に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に取得するセンサ部(2)と、
前記センサ部(2)が取得した前記管理情報を定期的に送信する情報送信部(3)と、
前記情報送信部(3)から定期的に送信された前記管理情報を受信し、保存する保存部(4)と、
前記保存部(4)に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部(4)と、を備えた、
情報提供システム(1)。
[2]
[1]に記載の情報提供システム(1)であって、
前記情報提供部(4)は、前記配送業者、前記荷主、前記荷受人および前記荷物の購入者の全員に前記管理情報を提供する、
情報提供システム(1)。
[3]
[1]または[2]に記載の情報提供システム(1)であって、
前記温度情報または前記湿度情報が許容範囲を超えたことを検出する第1検出部(4)と、
前記許容範囲を設定する設定部(4)と、をさらに備えた、
情報提供システム(1)。
[4]
[3]に記載の情報提供システム(1)であって、
前記第1検出部(4)の検出結果に基づいて前記温度情報または前記湿度情報が前記許容範囲を超えた状態が第1所定時間以上継続するか否かを判定する判定部(4)と、
前記第1検出部(4)により前記温度情報または前記湿度情報が前記許容範囲を超えたことが検出されたとき、前記荷主及び前記配送業者にその旨を通報する第1通報部(4)と、
前記判定部(4)により継続していると判定された場合、前記配送業者、前記荷主、前記荷受人及び前記購入者の全員にその旨を通報する第2通報部(4)と、を備えた
情報提供システム(1)。
[5]
[1]~[4]の何れか1項に記載の情報提供システム(1)であって、
前記開閉情報および前記荷物の位置情報に基づいて、指定の位置情報以外の場所で第2所定時間以上継続して前記蓋が開かれていたことを検出する第2検出部(4)をさらに備えた、
情報提供システム(1)。
[6]
[1]~[5]何れか1項記載の情報提供システム(1)であって、
前記管理情報は、前記荷物を輸送する車両の積み替え情報を含む、
情報提供システム(1)。
[7]
[1]~[6]何れか1項に記載の情報提供システム(1)であって、
前記情報送信部(3)は、前記荷物を輸送する車両に搭載された車載器(3)から構成され、
前記情報提供部(4)は、前記管理情報を前記配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の前記購入者が所有する情報端末(5~8)に送信する、
情報提供システム。
[8]
荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱(11)に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に受信し、保存する保存部(4)と、
前記保存部(4)に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部(4)と、を備えた、
サーバ(4)。
[9]
コンピューターに、
荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱(11)に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に受信し、保存する保存部(4)、
前記保存部(4)に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部(4)、として機能させるための、
情報提供プログラム。
実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[9]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱(11)に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に取得するセンサ部(2)と、
前記センサ部(2)が取得した前記管理情報を定期的に送信する情報送信部(3)と、
前記情報送信部(3)から定期的に送信された前記管理情報を受信し、保存する保存部(4)と、
前記保存部(4)に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部(4)と、を備えた、
情報提供システム(1)。
[2]
[1]に記載の情報提供システム(1)であって、
前記情報提供部(4)は、前記配送業者、前記荷主、前記荷受人および前記荷物の購入者の全員に前記管理情報を提供する、
情報提供システム(1)。
[3]
[1]または[2]に記載の情報提供システム(1)であって、
前記温度情報または前記湿度情報が許容範囲を超えたことを検出する第1検出部(4)と、
前記許容範囲を設定する設定部(4)と、をさらに備えた、
情報提供システム(1)。
[4]
[3]に記載の情報提供システム(1)であって、
前記第1検出部(4)の検出結果に基づいて前記温度情報または前記湿度情報が前記許容範囲を超えた状態が第1所定時間以上継続するか否かを判定する判定部(4)と、
前記第1検出部(4)により前記温度情報または前記湿度情報が前記許容範囲を超えたことが検出されたとき、前記荷主及び前記配送業者にその旨を通報する第1通報部(4)と、
前記判定部(4)により継続していると判定された場合、前記配送業者、前記荷主、前記荷受人及び前記購入者の全員にその旨を通報する第2通報部(4)と、を備えた
情報提供システム(1)。
[5]
[1]~[4]の何れか1項に記載の情報提供システム(1)であって、
前記開閉情報および前記荷物の位置情報に基づいて、指定の位置情報以外の場所で第2所定時間以上継続して前記蓋が開かれていたことを検出する第2検出部(4)をさらに備えた、
情報提供システム(1)。
[6]
[1]~[5]何れか1項記載の情報提供システム(1)であって、
前記管理情報は、前記荷物を輸送する車両の積み替え情報を含む、
情報提供システム(1)。
[7]
[1]~[6]何れか1項に記載の情報提供システム(1)であって、
前記情報送信部(3)は、前記荷物を輸送する車両に搭載された車載器(3)から構成され、
前記情報提供部(4)は、前記管理情報を前記配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の前記購入者が所有する情報端末(5~8)に送信する、
情報提供システム。
[8]
荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱(11)に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に受信し、保存する保存部(4)と、
前記保存部(4)に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部(4)と、を備えた、
サーバ(4)。
[9]
コンピューターに、
荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱(11)に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に受信し、保存する保存部(4)、
前記保存部(4)に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部(4)、として機能させるための、
情報提供プログラム。
3 車載器(情報送信部)
4 サーバ(保存部、情報提供部、第1検出部、第2検出部、設定部、判定部、第1通報部、第2通報部)
5~8 情報端末
11 箱
4 サーバ(保存部、情報提供部、第1検出部、第2検出部、設定部、判定部、第1通報部、第2通報部)
5~8 情報端末
11 箱
Claims (9)
- 荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に取得するセンサ部と、
前記センサ部が取得した前記管理情報を定期的に送信する情報送信部と、
前記情報送信部から定期的に送信された前記管理情報を受信し、保存する保存部と、
前記保存部に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部と、を備えた、
情報提供システム。 - 請求項1に記載の情報提供システムであって、
前記情報提供部は、前記配送業者、前記荷主、前記荷受人および前記荷物の購入者の全員に前記管理情報を提供する、
情報提供システム。 - 請求項1または2に記載の情報提供システムであって、
前記温度情報または前記湿度情報が許容範囲を超えたことを検出する第1検出部と、
前記許容範囲を設定する設定部と、をさらに備えた、
情報提供システム。 - 請求項1または2記載の情報提供システムであって、
前記温度情報または前記湿度情報が許容範囲を超えたことを検出する第1検出部と、
前記第1検出部の検出結果に基づいて前記温度情報または前記湿度情報が前記許容範囲を超えた状態が第1所定時間以上継続するか否かを判定する判定部と、
前記第1検出部により前記温度情報または前記湿度情報が前記許容範囲を超えたことが検出されたとき、前記荷主及び前記配送業者にその旨を通報する第1通報部と、
前記判定部により継続していると判定された場合、前記配送業者、前記荷主、前記荷受人及び前記購入者の全員にその旨を通報する第2通報部と、を備えた
情報提供システム。 - 請求項1~4の何れか1項に記載の情報提供システムであって、
前記開閉情報および前記荷物の位置情報に基づいて、指定の位置情報以外の場所で第2所定時間以上継続して前記蓋が開かれていたことを検出する第2検出部をさらに備えた、
情報提供システム。 - 請求項1~5何れか1項記載の情報提供システムであって、
前記管理情報は、前記荷物を輸送する車両の積み替え情報を含む、
情報提供システム。 - 請求項1~6何れか1項に記載の情報提供システムであって、
前記情報送信部は、前記荷物を輸送する車両に搭載された車載器から構成され、
前記情報提供部は、前記管理情報を前記配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の前記購入者が所有する情報端末に送信する、
情報提供システム。 - 荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に受信し、保存する保存部と、
前記保存部に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部と、を備えた、
サーバ。 - コンピューターに、
荷物を荷主から荷受人へ引き渡すまでの前記荷物の周囲の温度情報、湿度情報、衝撃情報、二酸化炭素濃度情報、照度情報および前記荷物を収容する箱に設けられた蓋の開閉情報のうち少なくとも1つと、前記荷物の位置情報と、を含む管理情報を定期的に受信し、保存する保存部、
前記保存部に保存された前記管理情報を前記荷物毎に前記荷物を配送する配送業者、前記荷主、前記荷受人または前記荷物の購入者に提供する情報提供部、として機能させるための、
情報提供プログラム。
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