JP2022124609A - 電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来と比較して低消費電力化が可能な電池システムを提供する。【解決手段】電池システム100は、二次電池101と、二次電池の充放電状態を検出する検出部209と、二次電池の充放電制御、および、二次電池の電池残量および電池劣化を含む電池状態の演算処理を行い、通常動作モードと省電力モードとを有するメイン制御部201と、メイン制御部の起動および停止を制御し、メイン制御部の省電力モードよりも小さい消費電力であるサブ制御部211とを備える。充放電状態が充放電の終了を示すとき、メイン制御部201は、通常動作モードから省電力モードへ移行し、サブ制御部211は、停止状態から動作状態となり、メイン制御部への通電を遮断する。充放電状態が充放電の開始を示すとき、サブ制御部211は、メイン制御部への通電を再開して、動作状態から停止状態となり、メイン制御部201は、通常動作モードで動作する。【選択図】図1

Description

本発明は、充電式の二次電池を備える電池システムに関する。
充電式(rechargeable)の二次電池(secondary battery)を備える電池システム(電池パック)が知られている。このような電池システムの多機能化により、電池システムにおける制御部は、二次電池の充放電制御のみならず、例えば、過電圧保護、過電流保護、過充電保護、過放電保護および過温度保護等の保護機能、電池残量(State of Charge:SOC)および電池劣化(state of health:SOH)等の電池状態の演算処理、および、上位システムへの電池状態の通知のための通信機能、等の種々の制御を行う。そのため、制御部の消費電力は増加傾向にある。また、制御部は、充放電停止中でも電力を消費する。
この点に関し、特許文献1には、バッテリセルの充放電電流に基づいて、充放電電流値が所定値以下である場合に、マイコンの動作モードを、通常動作モードよりも消費電力が小さい省電力モード(スリープモード)に切り換える技術が開示されている。
特開平9-247852号公報
本発明は、従来と比較して低消費電力化が可能な電池システムを提供することを目的とする。
本発明に係る電池システムは、二次電池を備える電池システムであって、前記二次電池の充放電状態を検出する検出部と、前記二次電池の充放電制御、および、前記二次電池の電池残量および電池劣化を含む電池状態の演算処理を行うメイン制御部であって、通常動作モードと省電力モードとを有するメイン制御部と、前記メイン制御部の起動および停止を制御するサブ制御部であって、前記メイン制御部の前記省電力モードよりも小さい消費電力であるサブ制御部と、を備える。前記検出部によって検出された充放電状態が充放電の終了を示すとき、前記メイン制御部は、前記通常動作モードから前記省電力モードへ移行し、前記サブ制御部は、停止状態から動作状態となり、前記メイン制御部への通電を遮断する。前記検出部によって検出された充放電状態が充放電の開始を示すとき、前記サブ制御部は、前記メイン制御部への通電を再開して、動作状態から停止状態となり、前記メイン制御部は、前記通常動作モードで動作する。
本発明によれば、従来と比較して電池システムの低消費電力化が可能である。
本実施形態に係る電池パック(電池システム)の電気的な概略構成を示す回路ブロック図である。 本実施形態に係る電池パックにおけるメイン制御部による動作モード移行のタイミング、および/または、サブ制御部によるメイン制御部への通電遮断のタイミングの一例を示す図である。 本実施形態に係る電池パック(電池システム)を備える自動搬送車システムの電気的な概略構成を示す回路ブロック図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態の一例について説明する。なお、各図面において同一または相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。また、便宜上、ハッチングや部材符号等を省略する場合もあるが、かかる場合、他の図面を参照するものとする。
(電池パック:電池システム)
図1は、本実施形態に係る電池パック(電池システム)の電気的な概略構成を示す回路ブロック図である。図1に示す電池パック(電池システム)100は、電池モジュール101と、温度検出部102と、一対の入出力端子103,104と、コネクタ105と、バッテリーマネジメントユニット(BMU)200とを備える。
電池パック100は、一対の入出力端子103,104を介して、電池モジュール101から外部負荷(例えば、後述する上位システム)への放電と、外部電源(例えば、後述する充電器)から電池モジュール101への充電とを行う。また、電池パック100は、コネクタ105を介して、上位システムと通信を行う。
電池モジュール101は、並列および/または直列に接続された複数の電池セルを有する。電池セルは、充電式(rechargeable)の二次電池(secondary battery)である。電池セルとしては、特に限定されないが、例えばリチウムイオン電池が挙げられる。リチウムイオン電池の中でも、負極の材料としてチタン酸リチウム(Lithium Titanate、Lithium Titanium Oxide:LTO)を用いたリチウムイオン電池(以下、LTO電池ともいう。)が好ましい。LTO電池は、自己放電による電圧低下量が小さく、繰り返し充放電による寿命が長く、急速充電機能に優れる。
温度検出部102は、電池モジュール101に近接して配置されており、電池モジュール101の温度を検出する。温度検出部102としては、特に限定されないが、例えばサーミスタが挙げられる。
バッテリーマネジメントユニット200は、電池モジュール101の充放電制御、電池モジュール101の過電圧保護、過電流保護、過充電保護、過放電保護および過温度保護等の保護機能、電池モジュール101の電池残量(State of Charge:SOC)および電池劣化(state of health:SOH)等の電池状態の演算処理、および、電池パック100外部(例えば、後述する上位システム)との通信等を行う。
バッテリーマネジメントユニット200は、メイン制御部201と、通信インターフェースデバイス206と、電源207と、電流ヒューズ208と、電流検出部209と、充放電スイッチ210と、サブ制御部211と、電源スイッチ213と、記憶部220とを備える。
電流ヒューズ208は、電池モジュール101と入出力端子103との間に介在する。電流検出部209および充放電スイッチ210は、電池モジュール101と入出力端子104との間に介在する。
電流検出部209は、電池モジュール101の充放電電流を検出する。これにより、電流検出部209は、電池モジュール101の充放電状態を検出する検出器として機能する。電流検出部209としては、特に限定されないが、例えばシャント抵抗が挙げられる。この場合、電流検出部209は、電池モジュール101の充放電電流に応じた電圧を生成する。
充放電スイッチ210は、電池モジュール101の充放電を制御するスイッチング素子である。充放電スイッチ210としては、特に限定されないが、例えば電界効果トランジスタ(FET)が挙げられる。
通信インターフェースデバイス206は、メイン制御部201およびサブ制御部211とコネクタ105との間に介在する。通信インターフェースデバイス206としては、特に限定されないが、例えばCANまたはRS485等の標準インターフェース回路が挙げられる。
電源スイッチ213は、メイン制御部201と電源207との間に介在する。電源スイッチ213は、電源207からメイン制御部201への電源供給または電源供給の遮断、すなわち電源207からメイン制御部201への通電または通電の遮断を制御するスイッチング素子である。電源スイッチ213としては、特に限定されないが、例えば電界効果トランジスタ(FET)が挙げられる。
メイン制御部201およびサブ制御部211は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の1または複数の演算プロセッサで構成される。メイン制御部201およびサブ制御部211の各種機能は、例えば記憶部220に格納された所定のソフトウェア(プログラム)を実行することで実現される。メイン制御部201およびサブ制御部211の各種機能は、ハードウェアとソフトウェアとの協働で実現されてもよいし、ハードウェア(電子回路)のみで実現されてもよい。
記憶部220は、例えばEEPROM等の書き換え可能なメモリである。記憶部220は、上述したメイン制御部201およびサブ制御部211の各種機能を実行するための所定のソフトウェア(プログラム)を格納する。
メイン制御部201は、電池パック100の全体制御を行う。メイン制御部201は、メインCPU202と、電池入力部203と、アナログフロントエンド(AFE)204と、過電圧セカンド保護IC205とを備える。
電池入力部203は、電池モジュール101における各電池セルの電圧を入力し、各電池セルの電圧をアナログフロントエンド204と過電圧セカンド保護IC205とに分配する。
アナログフロントエンド204は、電池モジュール101の各電池セルの電圧をアナログ-デジタル変換する。また、アナログフロントエンド204は、電流検出部209からの電池モジュール101の充放電電流に応じた電圧をアナログ-デジタル変換する。また、アナログフロントエンド204は、温度検出部102からの電池モジュール101の温度をアナログ-デジタル変換する。
メインCPU202は、アナログフロントエンド204によって変換された電池モジュール101の各電池セルの電圧、および、電池モジュール101の充放電電流に応じた電圧に基づいて、過電圧保護、過電流保護、過充電保護および過放電保護等の保護機能を実行する。また、メインCPU202は、アナログフロントエンド204によって変換された電池モジュール101の温度に基づいて、過温度保護の保護機能を実行する。
また、メインCPU202は、電池モジュール101の各電池セルの電圧、電池モジュール101の充放電電流に応じた電圧、および、電池モジュール101の温度に基づいて、電池モジュール101の電池残量および電池劣化等の電池状態の演算処理を行う。また、メインCPU202は、通信インターフェースデバイス206およびコネクタ105を介して外部(例えば、後述する上位システム)と通信を行い、電池状態の演算結果を送信する。
また、メインCPU202は、外部(例えば、後述する上位システム)からの指令に基づいて、充放電スイッチ210を制御することにより、電池モジュール101の充放電制御を行う。
過電圧セカンド保護IC205は、メインCPU202とは独立した機能であり、例えばメインCPU202に異常が発生した際の二重の過電圧保護を実行する。過電圧セカンド保護IC205は、電池モジュール101の各電池セルの過電圧を検出した場合、電流ヒューズ208を溶断させる。これにより、過電圧セカンド保護IC205は、電池モジュール101の充放電を強制停止させ、電池パック100の安全性を確保する。
上述したメイン制御部201は、通常動作モードと省電力モードとの2つの動作モードを有する。具体的には、メイン処理部であるメインCPU202は、通常動作モードと省電力モードとの2つの動作モードを有する。一方、周辺処理部である電池入力部203およびアナログフロントエンド(AFE)204は、通常動作モードのみを有する。また、メインCPU202の異常時のための過電圧セカンド保護IC205も、通常動作モードのみを有する。
通常動作モードでは、メインCPU202、すなわちメイン制御部201は、電池モジュール101の充放電制御、電池モジュール101の過電圧保護、過電流保護、過充電保護、過放電保護および過温度保護等の保護機能、電池モジュール101の電池残量および電池劣化等の電池状態の演算処理、および、電池パック100外部との通信等を行う。一方、省電力モードでは、メインCPU202、すなわちメイン制御部201は、これらの全部または一部の処理を行わない、すなわちこれらの全部または一部の処理を停止する。
サブ制御部211は、サブCPU212を備え、メイン制御部201の起動および停止を制御する。サブ制御部211は、メイン制御部201の停止時に動作状態となり、メイン制御部201の起動時に停止状態となる。サブ制御部211は、動作状態において、メイン制御部201に代わりに、電池モジュール101の充放電制御を行ってもよい。例えば、サブ制御部211は、外部(例えば、後述する上位システム)からの指令に基づいて、充放電スイッチ210を制御する。
サブ制御部211は、メイン制御部201の停止中にメイン制御部201に代わりに、電池モジュール101の充放電制御といった必要最小限の機能のみを備える。これにより、サブ制御部211の消費電力は、メイン制御部201の省電力モードの消費電力よりも小さい。
(メイン制御部およびサブ制御部の詳細)
以下では、メイン制御部201およびサブ制御部211について詳細に説明する。
例えば、電池モジュール101の充放電時、電流検出部209からの電池モジュール101の充放電電流に応じた電圧が所定値以下に低下し、メインCPU202が充放電の終了を判断したとき(すなわち、電流検出部209によって検出された充放電状態が充放電の終了を示すとき)、メインCPU202、すなわちメイン制御部201は、通常動作モードから省電力モードに移行する。
このとき、サブ制御部211は、停止状態から動作状態となり、メイン制御部201への通電を遮断する。例えば、サブ制御部211は、電源スイッチ213をOFFして、メイン制御部201への電源供給を停止する。これにより、メイン制御部201における、メイン処理部であるメインCPU202、周辺処理部である電池入力部203およびアナログフロントエンド(AFE)204、および過電圧セカンド保護IC205が停止する。これにより、メイン制御部201の消費電力はゼロとなる。
一方、例えば、外部(例えば、後述する上位システム)からの指令に基づいて、サブ制御部211が充放電スイッチ210を制御し、電流検出部209からの電池モジュール101の充放電電流に応じた電圧が所定値以上に上昇し、メインCPU202が充放電の開始を判断したとき(すなわち、電流検出部209によって検出された充放電状態が充放電の開始を示すとき)、サブ制御部211は、メイン制御部201への通電を再開して、動作状態から停止状態となる。例えば、サブ制御部211は、電源スイッチ213をONして、メイン制御部201への電源供給を再開する。
これにより、メイン制御部201における、メイン処理部であるメインCPU202、周辺処理部である電池入力部203およびアナログフロントエンド(AFE)204、および過電圧セカンド保護IC205が動作を再開する。このとき、メインCPU202、すなわちメイン制御部201は、通常動作モードで動作を再開する。
なお、サブ制御部211は、メイン制御部201への通電を遮断する前に、メイン制御部201を省電力モードから復帰させる場合、割込み信号入力によりメインCPU202を通常動作モードに復帰させることが可能である。
以上説明したように、本実施形態の電池パック(電池システム)100によれば、電池モジュール101の充放電が行われていない場合、メイン制御部201は通常動作モードから省電力モードへ移行する。これにより、電池パック100の消費電力を低減することができる。
更に、本実施形態の電池パック100によれば、電池モジュール101の充放電が行われていない場合、サブ制御部211は停止状態から動作状態となり、メイン制御部201への通電を遮断する。これにより、メイン制御部201の消費電力はゼロとなる。また、サブ制御部211の消費電力はメイン制御部201の省電力モードの消費電力よりも小さい。これにより、電池パック100の消費電力を更に低減することができる。
ところで、本実施形態の電池パック100において、メインCPU202、すなわちメイン制御部201は、通常動作モードから省電力モードに移行する前に、通信インターフェースデバイス206およびコネクタ105を介して、上位システムに、電池パック100の動作状態および電池モジュール101の電池状態を通知してもよい。
上位システムは、電池パック100に対して、電池モジュール101の電池残量(SOC)および電池劣化(SOH)等の電池状態の問合せを定期的に行うことがある。このような場合、上位システムは、メイン制御部201が省電力モードに移行することを認識することができ、メイン制御部201が省電力モードに移行する直前の電池モジュール101の電池状態を取得することができる。これにより、上位システムは、定期的な問合せを停止し、消費電力を低減することができる。
また、本実施形態の電池パック100において、メイン制御部201は、通常動作モードから省電力モードへ移行するタイミングを、電池モジュール101の電池残量に応じて変更してもよい。具体的には、メイン制御部201は、電池モジュール101の電池残量が大きいほど、通常動作モードから省電力モードへ移行するタイミングの遅延を大きくする。
また、サブ制御部211は、メイン制御部201への通電を遮断するタイミングを、電池モジュール101の電池残量に応じて変更してもよい。具体的には、サブ制御部211は、電池モジュール101の電池残量が大きいほど、メイン制御部201への通電を遮断するタイミングの遅延を大きくする。
図2は、本実施形態に係る電池パックにおけるメイン制御部による動作モード移行のタイミング、および/または、サブ制御部によるメイン制御部への通電遮断のタイミングの一例を示す図である。図2では、縦軸が電池残量を示し、横軸がメイン制御部201による動作モード移行のタイミング、および/または、サブ制御部211によるメイン制御部201への通電遮断のタイミングを示す。
例えば、メイン制御部201は、算出された電池残量を例えば10%刻みで管理する。例えば、電池残量が10%以下のような極めて少ない状態では、メイン制御部201は、5秒程度の短い待ち時間後のタイミングで省電力モードに移行して、電池セルの電力消費低減を優先する。同様に、例えば、電池残量が10%以下のような極めて少ない状態では、サブ制御部211は、5秒程度の短い待ち時間後のタイミングでメイン制御部201への通電を遮断して、電池セルの電力消費低減を優先する。
一方、電池残量が70%以上のような多い状態では、メイン制御部201は、60秒程度の長い待ち時間後のタイミングで省電力モードに移行する。同様に、電池残量が70%以上のような多い状態では、サブ制御部211は、60秒程度の長い待ち時間後のタイミングでメイン制御部201への通電を遮断する。
ここで、メイン制御部201が省電力モードに移行後、或いはメイン制御部201が停止後に、通常動作モードに復帰するには、ソフトウェア処理等に起因して時間を要する。そのため、待ち時間の間に充放電が行われる場合、メイン制御部201がまだ停止していないため、復帰時間を要することなく、スムーズなシステム稼働を行うことができる。このように、電池残量が多い状態では、電池セルの電力消費低減よりも、停止による復帰時間を発生させないスムーズなシステム稼働を優先する。
このように、メイン制御部201による動作モード移行のタイミングおよびサブ制御部211によるメイン制御部201への通電遮断のタイミングを、電池残量に応じて変更することにより、電池セルの電力消費低減と、停止による復帰時間を発生させないスムーズなシステム稼働とのバランスを取ることができる。
特に、システムに搭載する電池容量を極力抑えた電池パックに対して、電池残量と、動作モード移行のタイミングおよび通電遮断のタイミングとの最適化は有効となる。例えば、比較的に急速充電機能が劣る電池の場合、電池容量を大きく設定する。これに対して、上述したLTO電池では、急速充電が可能であるため、電池容量を小さくできる。
また、電池容量が小さくなると、電池パックの制御部の消費電力の更なる低減が要求されることが予想される。本実施形態の電池パック100は、このように制御部の消費電力の更なる低減が要求されることが予想されるLTO電池を用いた電池パックに好適に適用可能である。
(自動搬送車システム)
以下では、上述した実施形態の電池パック100を好適に適用可能な自動搬送車システムの一例を挙げる。
図3は、本実施形態に係る電池パックを備える自動搬送車システムの電気的な概略構成を示す回路ブロック図である。図2に示す自動搬送車システムは、1または複数の自動搬送車(Automatic Guided Vehicle:AGV)300と、AGVコントローラ301と、AGV充電器302とを含む。
AGV300は、上述した電池パック100と、制御部400とを備える。制御部400は、ケーブルを介して、電池パック100の入出力端子103,104およびコネクタ105と接続されている。制御部400は、電池パック100から電源供給を受け、電池パック100のBMU200と通信を行うことにより、AGV300の動作を制御する。制御部400は、主にCPU401と、メモリ402と、無線モジュール403とを備える。
CPU401は、電池パック100のBMU200のメイン制御部201と通信を行い、電池パック100の動作状態、および、電池パック100の電池モジュール101の電池残量および電池劣化等の電池状態等の情報を監視する。CPU401は、電池パック100の電池モジュール101の電池残量が所定量以下になると、AGV充電器302が配置される充電ステーションに向かうようにAGV300を制御し、電池パック300の電池モジュール101の充電を行う。例えば、AGV300がAGV充電器302に近接すると、AGV充電器302は電極を伸ばし、AGV300の充電コンタクト部405と接触する。このとき、電池パック300のBMU200のメイン制御部201は、CPU401からの指令に基づいて、充放電スイッチ210を制御する。
AGVコントローラ301は、1または複数のAGV300を集中管理する。AGVコントローラ301は、個々のAGV300と無線通信を行い、情報の送受信を行う。例えば、AGVコントローラ301は、AGV300でエラーが発生した場合に、AGV300からその旨の通知を受信する。また、AGVコントローラ301は、AGV充電器302での充電渋滞が発生しないよう運用上の管理を行う。
ここで、AGVコントローラ301の指令によりAGV300が待機状態である場合に、電池パック100の電池モジュール101の放電電流が所定値以下となると、BMU200のメイン制御部201が充放電の終了を判断し、メイン制御部201は通常動作モードから省電力モードに移行し、サブ制御部211はメイン制御部201への通電を遮断することがある。このとき、AGVコントローラ301は、AGV300の制御部400のCPU401を介して、電池パック100の動作状態の情報を管理し、電池パック100のBMU200を通常動作モードに復帰させ、AGV300を制御することができる。このとき、電池パック300のBMU200のサブ制御部211は、CPU401からの指令に基づいて、メイン制御部201への通電を再開し、メイン制御部201が通常動作モードに復帰する。
ここで、AGV300の制御部400とAGVコントローラ301とが、上位システム(外部負荷)406であり、AGV充電器302が外部電源である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、種々の変更および変形が可能である。
100 電池パック(電池システム)
101 電池モジュール(二次電池)
102 温度検出部
103,104 入出力端子
105 コネクタ
200 バッテリーマネジメントユニット(BMU)
201 メイン制御部
202 メインCPU(メイン演算部)
203 電池入力部(周辺演算部)
204 アナログフロントエンド(AFE)(周辺演算部)
205 過電圧セカンド保護IC
206 通信インターフェースデバイス
207 電源
208 電流ヒューズ
209 電流検出部(検出部)
210 充放電スイッチ
211 サブ制御部
212 電源スイッチ
300 自動搬送車(AGV)
301 AGVコントローラ
302 AGV充電器
400 制御部
401 CPU
402 メモリ
403 無線モジュール
405 充電コンタクト部
406 上位システム

Claims (8)

  1. 二次電池を備える電池システムであって、
    前記二次電池の充放電状態を検出する検出部と、
    前記二次電池の充放電制御、および、前記二次電池の電池残量および電池劣化を含む電池状態の演算処理を行うメイン制御部であって、通常動作モードと省電力モードとを有するメイン制御部と、
    前記メイン制御部の起動および停止を制御するサブ制御部であって、前記メイン制御部の前記省電力モードよりも小さい消費電力であるサブ制御部と、
    を備え、
    前記検出部によって検出された充放電状態が充放電の終了を示すとき、
    前記メイン制御部は、前記通常動作モードから前記省電力モードへ移行し、
    前記サブ制御部は、停止状態から動作状態となり、前記メイン制御部への通電を遮断し、
    前記検出部によって検出された充放電状態が充放電の開始を示すとき、
    前記サブ制御部は、前記メイン制御部への通電を再開して、動作状態から停止状態となり、
    前記メイン制御部は、前記通常動作モードで動作する、
    電池システム。
  2. 前記メイン制御部は、前記二次電池の充放電制御および前記二次電池の電池状態の演算処理を行うメイン処理部と、その周辺処理部とを備え、
    前記省電力モードでは、前記メイン処理部の全部または一部の処理が停止し、
    前記サブ制御部による前記メイン制御部への通電遮断では、前記メイン処理部および前記周辺処理部が停止する、
    請求項1に記載の電池システム。
  3. 前記通常動作モードでは、前記メイン制御部は、前記二次電池の充放電制御および前記二次電池の電池状態の演算処理を行い、
    前記省電力モードでは、前記メイン制御部は、前記二次電池の充放電制御および前記二次電池の電池状態の演算処理の全部または一部を行わない、
    請求項1または2に記載の電池システム。
  4. 前記メイン制御部は、前記通常動作モードから前記省電力モードへ移行する前に、前記電池システムの上位システムに、前記電池システムの動作状態および前記二次電池の電池状態を通知する、請求項1~3のいずれか1項に記載の電池システム。
  5. 前記サブ制御部は、動作状態において、前記二次電池の充放電制御を行う、請求項1~4のいずれか1項に記載の電池システム。
  6. 前記メイン制御部は、前記通常動作モードから前記省電力モードへ移行するタイミングを、前記二次電池の電池残量に応じて変更し、
    前記サブ制御部は、前記メイン制御部への通電を遮断するタイミングを、前記二次電池の電池残量に応じて変更する、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の電池システム。
  7. 前記メイン制御部は、前記二次電池の電池残量が大きいほど、前記通常動作モードから前記省電力モードへ移行するタイミングの遅延を大きくし、
    前記サブ制御部は、前記二次電池の電池残量が大きいほど、前記メイン制御部への通電を遮断するタイミングの遅延を大きくする、
    請求項6に記載の電池システム。
  8. 前記二次電池は、負極の材料としてチタン酸リチウムを用いたリチウムイオン電池である、請求項1~7のいずれか1項に記載の電池システム。
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