JP2022124602A - 表示装置の制御方法、及び、表示装置 - Google Patents

表示装置の制御方法、及び、表示装置 Download PDF

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Masako Tanaka
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Abstract

【課題】画像信号を調整する機能を有する表示装置において、画像信号の調整に関するユーザビリティーの向上を図る。【解決手段】表示装置に、画像信号を出力する画像ソースが接続されたか否かを判定することと、画像ソースが接続されたと判定した場合に、画像ソースから画像信号を受信することと、画像信号から、画像信号が示す画像の特性が特定されない場合に、画像信号の波形を調整するイコライザーの設定を促す通知を行うことと、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置の制御方法、及び、表示装置に関する。
従来、画像信号を受信して表示する表示装置において、受信した信号をイコライザーによって調整するものが知られている。特許文献1記載の表示装置は、入力した信号の減衰量を検出し、検出した減衰量に基づき、入力した映像信号をイコライザーによって信号を自動的に増幅することにより、表示する画像の乱れを抑制する。
特開2012-249139号公報
特許文献1記載の表示装置のように、画像信号の調整を自動的に行うと、ユーザーの要望に関わらず調整が実行されてしまうことから、画像信号の調整に関するユーザビリティーの向上が望まれていた。
本開示に係る表示装置の制御方法は、表示装置に、画像信号を出力する画像ソースが接続されたか否かを判定することと、前記画像ソースが接続されたと判定した場合に、前記画像ソースから前記画像信号を受信することと、前記画像信号から、前記画像信号が示す画像の特性が特定されない場合に、前記画像信号の波形を調整するイコライザーの設定を促す通知を行うことと、を含む、表示装置の制御方法である。
本開示に係る表示装置は、画像信号を出力する画像ソースと通信する通信回路と、前記画像信号の波形を調整するイコライザーと、前記イコライザーによって調整された前記画像信号に基づく画像を表示する出力装置と、少なくとも1つのプロセッサーと、を含み、前記少なくとも1つのプロセッサーは、前記画像ソースが接続された場合に、前記通信回路を制御することによって前記画像信号を受信することと、前記画像信号から、前記画像信号が示す画像の特性が特定されない場合に、前記イコライザーの設定を促す通知を行うことと、を行う、表示装置である。
プロジェクターのブロック図。 信号入力部及び制御装置のブロック図。 プロジェクター及びソース機器の動作を示すシーケンス図。 プロジェクターの動作を示すフローチャート。 OSDメニュー画面の例を示す図。 通知画面の例を示す図。 プロジェクターの動作を示すフローチャート。 OSDメニュー画面の例を示す図。 OSDメニュー画面の例を示す図。 プロジェクターの動作を示すフローチャート。
[1.プロジェクターの全体構成]
以下、図面を参照して本発明を適用した実施形態について説明する。
図1は、プロジェクター1のブロック図である。
プロジェクター1には、画像ソースとしてのソース機器2が接続される。プロジェクター1は、ソース機器2から供給される画像信号を受信する。プロジェクター1は、ソース機器2から受信した画像信号に基づいて画像光LをスクリーンSCに投写し、スクリーンSCに投写画像を結像させる。プロジェクター1は、表示装置の一例に対応し、プロジェクター1がスクリーンSCに投写画像を形成することは表示に相当する。プロジェクター1が表示する画像は、静止画像に限らず、動画像すなわち映像を含む。
スクリーンSCは、幕状のスクリーンであってもよいし、建造物の壁面や設置物の平面をスクリーンSCとして利用してもよい。スクリーンSCは平面に限らず、曲面や、凹凸を有する面であってもよい。
プロジェクター1は、制御装置10、投写部20、画像処理装置30、入力処理部40、及び、信号入力部50を備える。信号入力部50には、ケーブル3を介してソース機器2が接続される。信号入力部50は、ソース機器2と通信する通信回路の一例に対応する。
ソース機器2は、画像信号を出力する。信号入力部50は、ケーブル3を通じて、ソース機器2からデジタル信号を受信する。信号入力部50は、受信したデジタル信号である画像信号をデコードして画像データを生成する。ソース機器2は、例えば、パーソナルコンピューター、スマートフォン、タブレット端末等の情報処理端末、或いは、メディアプレイヤー、デジタルカメラ等の画像出力デバイスである。
制御装置10は、プロセッサー11、及び、メモリー12を備える。制御装置10は、プロセッサー11によってプログラムを実行することにより、プロジェクター1の各部を制御する。メモリー12は、プロセッサー11が実行するプログラムや、プロセッサー11が処理するデータを記憶する記憶装置である。メモリー12は、例えば、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性メモリーであってもよい。メモリー12は、プログラムやデータを一時的に記憶する揮発性メモリーを備えてもよい。本実施形態において、メモリー12は、プロセッサー11が処理するデータとして、EQ設定値13を記憶する。EQはイコライザーの略である。プロジェクター1は、少なくとも1つのプロセッサー11を有する。プロジェクター1が複数のプロセッサーを備える構成であってもよい。例えば、制御装置10が複数のプロセッサーにより構成されてもよい。
投写部20は、光源と、光源が発する光を変調して画像光Lを生成する光変調装置と、画像光Lを投写する光学系とを有する。光源は、例えば、ランプや固体光源である。固体光源は、LEDやレーザー光源等である。光変調装置は、光源が発する光を変調する構成であればよい。例えば、投写部20は、光変調装置として、透過型液晶パネルを用いて光を変調する構成を備えてもよい。また、投写部20は、反射型液晶パネルを用いて光を変調する構成、或いは、デジタルミラーデバイスを用いて光を変調する構成を備えてもよい。LEDは、Light Emitting Diodeの略である。
投写部20は、制御装置10の制御に従って、光源が発する光を変調して画像光Lを生成し、画像光LをスクリーンSCに投写する。投写部20は、出力装置の一例に対応する。
画像処理装置30は、信号入力部50が生成する画像データに基づいて、投写部20が投写するフレームの画像を生成する。画像処理装置30は、生成した画像に基づき投写部20の光変調装置を駆動し、投写部20によって画像光Lを生成させる。
画像処理装置30は、OSD処理部31を備える。OSDはOn Screen Displayの略である。OSD処理部31は、画像処理装置30が生成するフレームの画像に、メニュー画面等のOSD画像を重畳する。画像処理装置30は、OSD画像が重畳されたフレームの画像を生成し、投写部20によって投写させる。
入力処理部40は、プロジェクター1に対するユーザーの入力操作を検出し、検出した入力操作の内容を示す入力データを、制御装置10に出力する。入力処理部40は、例えば、プロジェクター1が備える不図示の操作パネルやプロジェクター1のリモコンによる操作を検出する。また、プロジェクター1は、液晶ディスプレイと一体化されたタッチパネルを備えてもよく、この場合、入力処理部40は、タッチパネルに対するタッチ操作を検出する。
信号入力部50は、プロジェクター1とは異なる装置に接続される。信号入力部50に接続される装置を、例えば外部装置という。信号入力部50は、外部装置が出力する信号を受信し、受信した信号に対してデコード等の処理を行う。信号入力部50が受信するデジタル信号は、例えば画像信号であるが、CECコマンド等の制御データを含む信号であってもよい。CECはConsumer Electronics Controlの略である。また、信号入力部50が受信する信号は、音声データを含む信号であってもよい。
信号入力部50は、外部装置に有線接続される。具体的には、信号入力部50は、DVI、USB、Displayport(登録商標)、HDMI(登録商標)等の各種の伝送規格に準拠し、ケーブル3を介して上記規格に従って信号を受信する構成とすることができる。DVIはDigital Visual Interfaceの略であり、USBはUniversal Serial Busの略である。HDMIはHigh-Definition Multimedia Interfaceの略である。
[2.信号入力部の構成]
図2は、信号入力部50及び制御装置10のブロック図である。
本実施形態では、信号入力部50が、HDMIケーブルが接続されるHDMI端子51、52を備え、HDMI端子51、52を介してHDMIの信号を送受信する構成を例示する。この場合、ケーブル3は、HDMIケーブルである。信号入力部50が対応するHDMI規格のバージョンは特に制限されない。プロジェクター1は、HDMIのシンク機器として機能し、ソース機器2が送信するデータを受信する。
信号入力部50は、HDMI端子51、52に加え、セレクター53、及び、受信回路54を備える。セレクター53は、HDMI端子51、52と受信回路54との間に配置される。セレクター53は、HDMI端子51とHDMI端子52のいずれか一方を選択して受信回路54に接続する。例えば、セレクター53は、HDMI端子51、52のうち、ケーブル3が接続された端子を選択する。
図2に示す例では、HDMI端子51にソース機器2が接続されている。この場合、セレクター53は、HDMI端子51を選択して受信回路54に接続する。
受信回路54は、イコライザー回路55、サンプリング回路56、及び、デコーダー回路57を備える。受信回路54は、セレクター53によって選択された端子を通じてデジタル信号である画像信号を受信する。
イコライザー回路55は、制御装置10によって設定されたパラメーターに従って、受信回路54が受信したデジタル信号に含まれる画像信号の信号波形を調整する調整回路である。イコライザー回路55は、調整後の画像信号をサンプリング回路56に出力する。イコライザー回路55は、イコライザーの一例に対応する。
イコライザー回路55のパラメーターは、例えば、ゲイン値である。本実施形態では、イコライザー回路55のゲイン値は、制御装置10によって設定および変更される。制御装置10は、メモリー12に、イコライザー回路55に設定したゲイン値をEQ設定値13として記憶する。
サンプリング回路56は、イコライザー回路55から出力された調整後のデジタル信号のサンプリングを行い、デコーダー回路57に出力する。デコーダー回路57は、サンプリングされたデジタル信号のデコードを行うことにより、デジタル信号に含まれる画像データ、音声データ、及び、制御データを制御装置10に出力する。受信回路54は、ソース機器2から受信する画像信号についてイコライザー回路55による調整を実行する一方、ソース機器2から受信したデジタル信号に含まれる制御データを、イコライザー回路55によって調整することなく制御装置10に出力する。つまり、信号入力部50は、イコライザー回路55、サンプリング回路56、及びデコーダー回路57を経由してデジタル信号を処理し、画像データ及び音声データを制御装置10に出力する機能と、これらの回路を経由せずにデジタル信号を制御装置10に出力する機能とを有する。例えば、図3を参照して後述する動作において、ステップS21-S26でソース機器2が出力する信号は、イコライザー回路55、サンプリング回路56、及びデコーダー回路57を経由せずに制御装置10に出力される。また、ステップS28でソース機器2が出力する画像信号は、イコライザー回路55、サンプリング回路56、及びデコーダー回路57を経由して処理され、画像データ及び音声データが制御装置10に出力される。
信号入力部50が2つのHDMI端子51、52を備える構成は一例である。信号入力部50は、1つのHDMI端子のみを備える構成であってもよいし、3つ以上のHDMI端子を備える構成であってもよい。また、HDMI端子51、52に加えて、他の伝送規格に対応する端子を備える構成であってもよい。これらの構成において、セレクター53は、信号入力部50が備える複数の端子から1の端子を選択するものであればよい。また、信号入力部50は、伝送規格等に応じて、受信回路54を複数備えていてもよい。この場合には、セレクター53は、複数の受信回路54で処理が可能な組み合わせの2以上の端子を選択してもよい。
[3.制御装置の構成]
図2に示すように、制御装置10は、入力受付部15、投写制御部16、及び、設定部17を備える。入力受付部15、投写制御部16、及び、設定部17は、プロセッサー11がプログラムを実行することによって、ソフトウェアとハードウェアの協働により実現される機能モジュールである。
入力受付部15は、入力処理部40から入力される入力データに基づいて、プロジェクター1に対するユーザーの入力を受け付ける。
投写制御部16は、信号入力部50から入力される画像データを画像処理装置30に出力し、画像データに基づく画像を、投写部20によってスクリーンSCに投写させる。また、投写制御部16は、画像処理装置30を制御することにより、メニュー画面等のOSD画像を生成させる。これにより、投写部20は、OSD画像をスクリーンSCに投写する。
設定部17は、ユーザーの入力に従って、イコライザー回路55のゲイン値の設定、及び、変更を行う。
[4.プロジェクターの動作]
図3は、プロジェクター1及びソース機器2の動作を示すシーケンス図である。図3に示す動作は、プロジェクター1の制御装置10及び信号入力部50と、ソース機器2とによって実行される。図3は、ソース機器2がHDMI端子51を介して信号入力部50と接続される場合の例である。
ソース機器2は、ケーブル3が接続されたことを検出すると、ケーブル3の+5Vの配線へ、+5Vの電圧の出力を開始する(ステップS21)。
プロジェクター1は、信号入力部50によって、ケーブル3の+5Vの配線に接続されるHDMI端子51のピンへの入力電圧を監視し、+5Vの入力を検知したか否かを判定する(ステップS11)。ケーブル3がソース機器2のHDMI端子51に接続されている場合、プロジェクター1は+5Vの入力が検知できる。
プロジェクター1は、+5Vの出力が検知されない場合(ステップS11;NO)、接続未確立と判定して(ステップS12)、処理を終了する。プロジェクター1は、接続未確立と判定した場合に、画像処理装置30を制御して、信号入力がないことを示すメッセージのOSD画像を生成させてもよい。この場合、例えば、投写部20によって、スクリーンSCに、信号入力がないことを示す文字列が表示される。この種の文字列としては、「No Signal」や「Not Support」が挙げられる。
プロジェクター1は、+5Vの出力を検知した場合(ステップS11;YES)、信号入力部50によってホットプラグを出力する(ステップS13)。ステップS13では、信号入力部50が、ケーブル3のHPD信号線への所定電圧の出力を開始する。HPDはHot Plug Detectの略である。以下では、ホットプラグ出力をHPD出力とも称する。
ソース機器2は、ステップS22-S27で、ケーブル3を通じてプロジェクター1と通信可能か否かを判定する。ステップS22-S27は、プロジェクター1にソース機器2が接続されたか否かを判定することの一例である。まず、ソース機器2は、プロジェクター1によるHPD出力の検知に成功したか否かを判定する(ステップS22)。
HPD出力の検知に成功した場合(ステップS22;YES)、ソース機器2は、プロジェクター1が送信するEDIDの読み取りに成功したか否かを判定する(ステップS23)。プロジェクター1は、ステップS13でHPD出力を開始した後に、HDMI規格あるいはDVI規格に定められたEDID形式のデータの送信を行う。EDIDはExtended Display Identification Dataの略である。
EDIDはプロジェクター1が受信可能な画像および音声の仕様を示すデータである。ソース機器2は、プロジェクター1が送信するEDIDの読み取りに成功した場合(ステップS23;YES)、読み取ったEDIDに適合する信号をソース機器2が出力できるか否かを判定する(ステップS24)。
EDIDに適合する信号をソース機器2が出力可能であると判定した場合(ステップS24;YES)、ソース機器2は、ケーブル3において信号線の終端を検知する(ステップS25)。例えば、ソース機器2は、信号入力部50においてTMDS伝送方式に準拠した終端処理がされているか否かを検知する。TMDSはTransmission Minimized Differential Signalingnの略であり、HDMI2.0で採用される伝送方式である。TMDS伝送方式では、ケーブル3が正常にプロジェクター1とソース機器2とに接続された場合、TMDS信号線が所定の終端抵抗を介して直流電源にプルアップされる。
ソース機器2は、ケーブル3の終端の検知に成功した場合(ステップS25;YES)、SCDC通信を試行し、SCDC通信に成功したか否かを判定する(ステップS26)。SCDCはStatus and Control Data Channelの略である。ここで、プロジェクター1とソース機器2の通信が、HDMIのバージョン2.0より前の規格に準拠して実行される場合、ステップS26は省略される。
ステップS22-S26のいずれかにおいて否定判定した場合、すなわち、HPD出力の検知に失敗した場合(ステップS22;NO)、EDIDの読み取りに失敗した場合(ステップS23;NO)、EDIDに適合する信号をソース機器2が出力可能でないと判定した場合(ステップS24;NO)、終端の検知に失敗した場合(ステップS25;NO)、または、SCDC通信に失敗した場合(ステップS26;NO)には、ソース機器2は、プロジェクター1との通信が接続未確立であると判定し(ステップS27)、処理を終了する。接続未確立とは、通信不能、接続不能、未接続等と表現してもよい。ステップS27の判定は、プロジェクター1にソース機器2が接続されていないと判定することの一例である。
SCDC通信に成功した場合(ステップS26;YES)、ソース機器2は、ステップS28に移行する。なお、SCDC通信に成功したと判定した場合は、プロジェクター1にソース機器2が接続されたと判定することの一例である。ステップS28で、ソース機器2は、TMDS伝送方式或いはFRL伝送方式に従って、信号出力を開始する。FRLはFixed Rate Linkの略であり、HDMI2.1で採用される伝送方式である。信号入力部50及びソース機器2は、信号入力部50、ソース機器2、及び、ケーブル3が対応するHDMIのバージョンに基づき、TMDSとFRLとのいずれかの伝送方式を利用する。
なお、図示は省略するが、プロジェクター1は、ソース機器2からステップS28で出力された信号を受信した場合に、プロジェクター1にソース機器2が接続されたと判定してもよい。また、この場合に、プロジェクター1は、ステップS13から所定時間以内にソース機器2からの信号を受信したか否かを判定することによって、プロジェクター1にソース機器2が接続されたか否かを判定してもよい。具体的には、プロジェクター1は、所定時間以内に信号を受信した場合に、ソース機器2が接続されたと判定し、所定時間以内に信号が受信されない場合に、ソース機器2が接続されないと判定する。プロジェクター1が判定を行う場合、接続されたと判定した場合にはステップS14に進み、接続されないと判定した場合には、ステップS12に進む。
プロジェクター1は、ソース機器2が出力する信号を信号入力部50によって受信し、受信した信号の判別を行う(ステップS14)。
ステップS14で、プロジェクター1は、信号入力部50が受信した信号に基づき、ケーブル3により伝送される信号から、画像の特性を判別する。画像の特性とは、ソース機器2から送信される画像信号が示す画像データの仕様を示す情報である。画像の特性は、通信に使用される通信規格に基づいて決定され、通信規格に定められたフォーマットで送信される。画像の特性は、例えば、TMDSの信号に重畳される画像データの送信速度、色情報、音声情報等である。詳細には、プロジェクター1とソース機器2がHDMIモードで動作する場合、画像の特性は、画像信号の送信速度、画像信号に含まれる色情報、画像に付加される音声を示す情報のいずれか1以上である。プロジェクター1とソース機器2とがHDMIで定められたDVIモードで動作する場合、画像の特性は、送信速度、及び、色情報のいずれか1以上である。特定すべき画像の特性として、解像度を含んでもよい。
プロジェクター1は、ステップS14で、設定された画像の特性を特定する処理を試行する。プロジェクター1は、受信した信号から画像の特性を読み取ることができた場合に、画像の特性が特定できたと判定する。画像の特性が特定できた場合、プロジェクター1は、ステップS14で信号判別に成功したと判定する。また、画像の特性を特定できない場合、すなわち、受信した信号から画像の特性が読み取れない場合に、プロジェクター1は、ステップS14の信号判別に成功しなかったと判定する。
判定対象とする画像の特性は、予めプロジェクター1に設定されている。画像の特性は複数の項目を含んでもよい。複数の項目が含まれる場合、プロジェクター1は、全ての項目が特定できた場合に信号判別に成功したと判定し、1以上の項目が特定できなかった場合に信号判別に成功しなかったと判定する。例えば、HDMIモードにおいて、特定すべき画像の特性として、送信速度と色情報が設定されてもよい。この場合、プロジェクター1は、受信した信号から送信速度と色情報のいずれかを特定できない場合、信号判別に成功しなかったと判定する。
信号判別に成功したと判定した場合(ステップS14;YES)、プロジェクター1は、信号の受信を継続し、受信した信号に基づく画像の出力を開始する(ステップS15)。ステップS15では、信号入力部50によって、ソース機器2から受信したデジタル信号を処理することにより、特定した画像の特性に基づいて画像データを生成し、生成した画像データに基づき投写部20により画像を投写する。
プロジェクター1は、スピーカーやアンプ等の音出力装置を備えてもよい。この場合、プロジェクター1は、信号入力部50によって受信した信号から音声データを生成し、生成した音声データに基づき音を出力してもよい。
ステップS14で信号判別に成功しなかったと判定した場合(ステップS14;NO)、プロジェクター1は、イコライザー回路55の設定を行う。ステップS14で否定判定する場合とは、プロジェクター1とソース機器2とがケーブル3により接続されており、ケーブル3を介したHPD出力やEDIDの送受信が成功し、かつ、信号入力部50が受信した信号の状態が適切でない場合である。このような場合、イコライザー回路55のゲイン値の設定を変更することによって、信号入力部50が受信した信号の状態を改善できる可能性がある。このため、プロジェクター1は、イコライザー回路55のゲイン値の自動設定または手動設定を行うための動作に移行する。
イコライザー回路55の設定方法として、プロジェクター1では、自動設定と手動設定との2通りの方法を実行できる。自動設定を行うか手動設定を行うかは、予め、プロジェクター1に設定されている。プロジェクター1は、自動設定を行うか手動設定を行うかを判定する(ステップS16)。自動設定を行う場合、プロジェクター1は、図4のステップS41に移行する。手動設定を行う場合、プロジェクター1は、図7のステップS61に移行する。
図4は、プロジェクター1の動作を示すフローチャートである。図5は、プロジェクター1が表示するOSDメニュー画面の一例として、OSDメニュー画面101を示す図である。図6は、プロジェクター1が表示する画面の一例として、通知画面111を示す図である。これらの図を参照して、プロジェクター1がイコライザー回路55に関する自動設定を行う動作を説明する。
図4に示す動作は制御装置10により実行される。
プロジェクター1は、まず、イコライザー回路55の設定を促す通知を行う。具体的には、投写制御部16の機能によって投写部20を制御し、自動設定用のOSDメニューを表示する(ステップS41)。自動設定用のOSDメニューは、自動設定を実施するか否かの指示をユーザーに求める内容である。ステップS41では、例えば、図5に示すOSDメニュー画面101が表示される。
OSDメニュー画面101は、通知メッセージ102、操作部103、104、105、及び、入力画像表示領域106を含む。
通知メッセージ102は、ユーザーに対し、イコライザー回路55の自動設定を実施するか否かの指示をユーザーに求めるメッセージである。通知メッセージ102は、文字に限らず、画像を含んでもよい。
操作部103、104は、ユーザーからの、イコライザー回路55の自動設定を行うか否かの指示を受け付けるためのユーザーインターフェースである。図5の例では、操作部103、104はボタンである。ユーザーは、プロジェクター1が備える不図示のリモコンや操作パネル等を操作することによって、操作部103、または、操作部104を選択する。操作部103、104を選択する操作は、制御装置10によって検出される。
操作部105は、操作部103、104に対する操作を行わずに、元の状態に復帰することをユーザーが指示するためのユーザーインターフェースである。不図示のリモコンや操作パネル等の操作によって、操作部105が選択された場合、制御装置10は、OSDメニュー画面101の表示を終了する。
入力画像表示領域106は、画像データに基づく画像を表示する領域である。制御装置10は、信号入力部50から入力される画像データに基づく画像を、入力画像表示領域106に表示する。ユーザーは、入力画像表示領域106の画像の状態を目視することによって、イコライザー回路55の自動設定が必要か否かを判断できる。
図4に戻り、ステップS41に続いて、プロジェクター1は、OSDメニュー画面101を介して、ユーザーによって、イコライザー回路55の自動設定を実行することが指示されたか否かを判定する(ステップS42)。プロジェクター1は、操作部103、104、105のいずれかが選択されるまで、自動設定の実行が指示されないと判定し(ステップS42;NO)、待機する。プロジェクター1は、操作部103が選択された場合、すなわち、自動設定の実行が指示された場合(ステップS42;YES)、イコライザー回路55の設定を開始する。換言すると、プロジェクター1は、イコライザー回路55の自動設定を行う指示を受け付けた場合に、当該指示に基づいて、イコライザー回路55の設定を変更する。具体的には、プロジェクター1は、メモリー12が記憶するEQ設定値13を参照し、EQ設定値13が示すゲイン値を1段階変更し、変更したゲイン値をイコライザー回路55に設定する(ステップS43)。なお、図示はしないが、ステップS42において操作部104または操作部105が選択された場合には、プロジェクター1はOSDメニュー画面101の表示およびイコライザー回路55の調整を終了する。
プロジェクター1は、ステップS43でイコライザー回路55の設定を変更することに続いて、イコライザー回路55が出力する信号の可否を判定する(ステップS44)。ステップS44で、制御装置10は、例えば、ステップS14と同様に、イコライザー回路55が出力する信号から画像の特性を特定できるか否かを基準として、表示可能な信号であるか否かを判定する。すなわち、画像の特性が特定できた場合には、表示可能な信号であると判定し、画像の特性が特定できない場合には、表示可能な信号ではないと判定する。或いは、プロジェクター1は、ステップS44で、サンプリング回路56及びデコーダー回路57によって信号を処理する際のエラーの頻度や発生確率に基づき、表示可能な信号であるか否かを判定してもよい。この場合には、エラーの頻度や発生確率が所定のしきい値よりも低い場合に表示可能な信号であると判定し、エラーの頻度や発生確率がしきい値以上である場合には表示可能な信号ではないと判定する。
プロジェクター1は、ステップS44の判定の結果に基づき、次に行う処理を決定する(ステップS45)。イコライザー回路55が出力する信号が表示可能な信号でないと判定した場合(ステップS45;NO)、プロジェクター1は、イコライザー回路55の設定値をさらに変更可能か否かを判定する(ステップS46)。
一般に、イコライザー回路55のゲイン値の設定範囲は、イコライザー回路55の仕様により決まる。プロジェクター1はステップS43で、イコライザー回路55のゲイン値を所定段階上げる、或いは所定段階下げる設定を行うことができる。本実施形態では、イコライザー回路55のゲイン値の初期値を最低値とし、ステップS43でイコライザー回路55のゲイン値を1段階上げる場合を例示する。ステップS46では、EQ設定値13が示すゲイン値が既に上限値である場合は、さらにゲイン値を変更することが不可能であるため、否定判定する。ステップS46で、EQ設定値13が示すゲイン値が上限値でない場合、プロジェクター1は、肯定判定する。
ステップS46でイコライザー回路55のゲイン値を変更できないと判定した場合(ステップS46;NO)、プロジェクター1は、ソース機器2から受信する信号に基づく表示ができないことを通知し(ステップS47)、処理を終了する。
ステップS47の後、プロジェクター1は、EQ設定値13の値を初期値に戻す処理を行ってもよい。
図6に示す通知画面111は、ステップS47における通知の一例として、投写部20が表示する画面である。通知画面111は、通知メッセージ112、入力画像表示領域113、及び、操作部114を含む。
通知メッセージ112は、ユーザーに対し、ソース機器2の接続状態が適切でないことを通知するメッセージである。通知メッセージ112は、文字に限らず、画像を含んでもよい。
入力画像表示領域113は、画像データに基づく画像を表示する領域である。制御装置10は、信号入力部50から入力される画像データに基づく画像を、入力画像表示領域106に表示する。
操作部114は、通知画面111の表示終了をユーザーが指示するためのユーザーインターフェースである。不図示のリモコンや操作パネル等の操作によって、操作部114が選択された場合、制御装置10は、通知画面111の表示を終了する。
ステップS46でイコライザー回路55のゲイン値を変更可能と判定した場合(ステップS46;YES)、プロジェクター1は、ステップS43に戻ってイコライザー回路55のゲイン値の設定を再度変更する。
ステップS45で、信号入力部50が出力する信号が適切な信号であると判定した場合(ステップS45;YES)、プロジェクター1は、画像の出力を開始する(ステップS48)。プロジェクター1は、ステップS48に移行する前に、画像の調整が完了したことの通知を行ってもよい。
図7は、プロジェクター1の動作を示すフローチャートである。図8は、プロジェクター1が表示するOSDメニュー画面の一例として、OSDメニュー画面121を示す図である。これらの図を参照して、プロジェクター1がイコライザー回路55に関する手動設定を行う動作を説明する。
図7に示す動作は制御装置10により実行される。
プロジェクター1は、投写制御部16の機能によって投写部20を制御し、手動設定用のOSDメニューを表示する(ステップS61)。手動設定用のOSDメニューは、ユーザーが画像信号の状態を目視して、イコライザー回路55の設定を変更する操作を行うためのユーザーインターフェースである。ステップS61では、例えば、図8に示すOSDメニュー画面121が表示される。
OSDメニュー画面121は、通知メッセージ122、操作部123、124、125、及び、入力画像表示領域126を含む。
入力画像表示領域126は、画像データに基づく画像を表示する領域である。制御装置10は、信号入力部50から入力される画像データに基づく画像を、入力画像表示領域126に表示する。ユーザーは、入力画像表示領域106の画像の状態を目視することによって、イコライザー回路55の調整が必要か否かを判断できる。また、例えば、信号入力部50が出力する信号の状態が適切でない場合、入力画像表示領域126には画像が表示されないか、画像としてユーザーが認識できない表示状態となる。
通知メッセージ122は、イコライザー回路55の設定を変更するか否かの指示をユーザーに求めるメッセージである。具体的には、入力画像表示領域126に表示された画像を視認できるか否かの判断を求めるメッセージである。操作部123、124は、ユーザーが、通知メッセージ122に対する応答として入力を行うためのユーザーインターフェースである。
ユーザーは、入力画像表示領域126の画像を視認し、画像が表示されていると認識できる状態であるか否かを、操作部123または操作部124を操作して入力する。操作部123、124による操作は、制御装置10によって検出される。
操作部125は、操作部123、124に対する操作を行わずに、元の状態に復帰することをユーザーが指示するためのユーザーインターフェースである。不図示のリモコンや操作パネル等の操作によって、操作部125が選択された場合、制御装置10は、OSDメニュー画面121の表示を終了する。
図7に戻り、プロジェクター1は、ステップS61に続いて、OSDメニュー画面121を介して、表示状態に関するユーザーの入力を受け付ける(ステップS62)。例えば、プロジェクター1は、図8の操作部123または操作部124の操作を受け付ける。
プロジェクター1は、ステップS62で受け付けた入力を判定する(ステップS63)。操作部124が選択された場合、すなわち、ユーザーの入力が、画像が表示されていないことを示す入力である場合(ステップS63;NO)、プロジェクター1は、イコライザー回路55の設定を開始する。画像が表示されていないことを示す入力は、イコライザーの設定を行う指示の一例である。プロジェクター1は当該指示に基づいて、イコライザー回路55の設定を変更する。表示状態に関するユーザーの入力は、イコライザー回路55の設定を行うか否かを示す指示、または、イコライザー回路55の設定を終了するか否かを示す指示と言うこともできる。プロジェクター1は、メモリー12が記憶するEQ設定値13を参照し、EQ設定値13が示すゲイン値を1段階変更し、変更したゲイン値をイコライザー回路55に設定する(ステップS64)。
プロジェクター1は、ゲイン値が変更された後にイコライザー回路55が出力する信号に基づき、入力画像表示領域126の表示を更新する(ステップS65)。ゲイン値が変更された後に入力画像表示領域126の表示を更新することは、変更したイコライザー回路55の設定を用いて、画像を表示することの一例である。なお、OSDメニュー画面121が入力画像表示領域126を含まない場合は、OSDメニュー画面121の背景にイコライザー回路55が出力する信号に基づく画像を表示してもよい。プロジェクター1は、ステップS62と同様に、表示状態に関するユーザーの入力を受け付ける(ステップS66)。
プロジェクター1は、ステップS66で受け付けた入力を判定する(ステップS67)。操作部124が選択された場合、すなわち、ユーザーの入力が、画像が表示されていないことを示す入力である場合(ステップS67;NO)、プロジェクター1は、イコライザー回路55のゲイン値の設定を変更可能であるか否かを判定する(ステップS68)。ステップS68では、ステップS46と同様に判定が行われる。すなわち、EQ設定値13が示すゲイン値が既に上限値である場合は、さらにゲイン値を変更することが不可能であるため、プロジェクター1はステップS68で否定判定する。ステップS68で、EQ設定値13が示すゲイン値が上限値でない場合、プロジェクター1は肯定判定する。
ステップS68でイコライザー回路55のゲイン値を変更できないと判定した場合(ステップS68;NO)、プロジェクター1は、ソース機器2から受信する信号に基づく表示ができないことを通知し(ステップS69)、処理を終了する。ステップS69では、例えば、図6に示した通知画面111を表示してもよい。ステップS69の後、プロジェクター1は、EQ設定値13の値を初期値に戻す処理を行ってもよい。
ステップS68でイコライザー回路55のゲイン値を変更可能と判定した場合(ステップS68;YES)、プロジェクター1は、ステップS64に戻ってイコライザー回路55のゲイン値の設定を変更する。
ステップS63で、操作部123が選択された場合、すなわち、ユーザーの入力が、画像が表示されていることを示す入力である場合(ステップS63;YES)、プロジェクター1は、信号入力部50が出力する信号に基づき画像の出力を開始する(ステップS70)。ステップS70において、プロジェクター1は、OSDメニュー画面121の表示を終了してから画像を表示する。
ステップS67で、操作部123が選択された場合、すなわち、ユーザーの入力が、画像が表示されていることを示す入力である場合(ステップS67;YES)、プロジェクター1はステップS70に移行する。
プロジェクター1は、ステップS70に移行する前に、画像の調整が完了したことの通知を行ってもよい。
図7及び図8には、ユーザーが入力画像表示領域126の画像の状態を入力することで、イコライザー回路55の設定を変更する動作を説明したが、手動設定の動作は上述の例に限定されない。例えば、ユーザーが、イコライザー回路55のゲイン値を直接、選択する動作であってもよい。
図9は、プロジェクター1が表示する画面の一例として、設定画面131を示す図である。設定画面131は、イコライザー回路55のゲイン値をユーザーが選択するためのユーザーインターフェースである。
プロジェクター1は、例えば、ステップS61の手動設定用のOSDメニューとして、図9の設定画面131を表示する。
設定画面131は、選択部132、及び、操作部133を含む。選択部132は、ユーザーが選択可能な複数のゲイン値を選択可能に表示する。ユーザーは、不図示のリモコンや操作パネル等の操作によって、選択部132に表示された複数のゲイン値のいずれか1つを選択する。プロジェクター1は、ユーザーにより選択されたゲイン値をイコライザー回路55に設定し、画像を表示する。
操作部133は、選択部132に関する操作を行わずに、元の状態に復帰することをユーザーが指示するためのユーザーインターフェースである。不図示のリモコンや操作パネル等の操作によって、操作部133が選択された場合、制御装置10は、設定画面131の表示を終了する。
図9の設定画面131を利用する場合、ユーザーは、イコライザー回路55のパラメーターを直接、設定することが可能となる。
[5.実施形態の作用効果]
以上説明したように、実施形態に係る制御方法は、画像信号を出力するソース機器2に接続されるプロジェクター1の制御方法である。プロジェクター1の制御方法は、プロジェクター1に、画像信号を出力するソース機器2が接続されたか否かを判定することと、ソース機器2が接続されたと判定した場合に、ソース機器2から画像信号を受信することと、を含む。また、画像信号から、画像の特性が特定されない場合に、画像信号の波形を調整するイコライザー回路55の設定を促す通知を行うことを含む。
この制御方法によれば、ソース機器2が接続された場合で、画像の特性が特定されないときは、ソース機器2から受信する画像信号の調整を行うことで、画像が適切に表示できる可能性がある。画像の特性が特定されない場合に、プロジェクター1はイコライザー回路55の設定を促す通知を行う。これにより、ユーザーの同意に基づき、画像信号の調整を行うことができる。従って、画像信号の調整に関するユーザビリティーの向上を図ることができる。また、ユーザーが画像信号の調整に不慣れな場合であっても、イコライザー回路55の設定を行うことが好ましい状況であると理解できるので、画像信号の調整に関するユーザビリティーの向上を図ることができる。
本実施形態のプロジェクター1は、画像信号を出力するソース機器2と通信する信号入力部50と、画像信号の波形を調整するイコライザー回路55と、イコライザー回路55によって調整された画像信号に基づく画像を表示する投写部20と、少なくとも1つのプロセッサー11と、を含み、少なくとも1つのプロセッサー11は、ソース機器2が接続された場合に、信号入力部50を制御することによって画像信号を受信することと、画像信号から、画像信号が示す画像の特性が特定されない場合に、イコライザー回路55の設定を促す通知を行うことと、を行う。
プロジェクター1の構成によれば、イコライザー回路55の調整を行うことが望ましい場合に、投写部20によって、イコライザー回路55の設定を促す通知を行う。これにより、ユーザーが画像信号の調整に不慣れな場合であっても、ユーザーの同意に基づき、画像信号の調整を行うことができる。従って、画像信号の調整に関するユーザビリティーの向上を図ることができる。
プロジェクター1の制御方法において、画像の特性は、画像信号の送信速度、画像信号に含まれる色情報、画像信号に含まれる音声情報の少なくともいずれかを含む。この場合、イコライザー回路55の設定を行うことで、画像信号の改善を図ることができる。従って、イコライザー回路55の設定によって改善する可能性がある場合に、プロジェクター1がイコライザー回路55の設定を促す通知を行うので、ユーザーにとって有益な設定を、ユーザーに行わせることができる。
プロジェクター1の制御方法は、画像の特性が特定された場合に、画像を表示すること、を含む。これにより、画像信号の状態が、画像を表示できる程度に良好である場合にはプロジェクター1が画像を表示する。従って、ユーザビリティーを損なうことなく、イコライザー回路55の調整に関する通知を行うことができる。
プロジェクター1の制御方法は、通知を行うことの後に、イコライザー回路55の設定を変更することと、変更することの後に、画像信号表示可能であるか否かを判定することと、画像信号を表示可能でないと判定した場合に、イコライザー回路55の設定を再度変更することと、を含む。この場合、画像信号の状態が適切か否かを、画像信号から所定の情報が取得されたか否かを基準として判定できる。このため、ユーザーの負荷を軽減し、イコライザー回路55の設定を適切に実行できる。
プロジェクター1の制御方法において、通知を行うことの後に、イコライザー回路55の設定を行う指示を受け付けることを含み、指示を受け付けた場合に、イコライザー回路55の設定を指示に基づく設定に変更することを含む。この場合、ユーザーの意図に反してイコライザー回路55の設定を行わないので、ユーザビリティーのより一層の向上を図ることができる。
プロジェクター1の制御方法は、指示に基づく設定を用いて画像を表示することと、イコライザー回路55の設定を終了するか否かを示す指示を受け付けることと、を含む。この場合、イコライザー回路55の設定を変更する場合に、変更が反映された画像をユーザーに示すことができる。このため、ユーザーは、画像を目視することで、イコライザー回路55の設定が適切か否かを判断することができ、ユーザーの意図に沿って画像信号を調整できる。
[6.他の実施形態]
上記実施形態は本発明を適用した一具体例を示すものであり、本発明はこれに限定されるものではない。以下では、上記実施形態と同じ構成に同符号を付し、他の実施形態について説明する。
例えば、上記実施形態で、プロジェクター1は、ソース機器2との接続を検知した場合であって、受信信号から画像の特性を特定できない場合に、イコライザー回路55のパラメーターを自動設定または手動設定する処理を実行した。この自動設定または手動設定の処理を、プロジェクター1の初回起動時、または、ソース機器2に初めて接続されたときに実行してもよい。すなわち、プロジェクター1の工場出荷後の最初の起動時等に、イコライザー回路55のパラメーターの設定を行ってもよい。この動作例を図10に示す。
図10は、プロジェクター1の動作を示すフローチャートである。
プロジェクター1は、不図示の電源スイッチの操作により起動すると(ステップS81)、工場出荷後の初回起動か否かを判定する(ステップS82)。
工場出荷後の初回起動である場合(ステップS82;YES)、プロジェクター1は、ステップS16と同様に設定方法を判定する(ステップS83)。プロジェクター1は、設定方法が自動設定である場合は図4のステップS41に移行し、設定方法が手動設定である場合は図7のステップS61に移行する。
工場出荷後の初回起動でない場合(ステップS82;NO)、プロジェクター1は、信号入力部50に接続されているソース機器2を検出する(ステップS84)。具体的には、プロジェクター1は、ソース機器2が出力するソース機器2の識別情報を取得する。識別情報は、例えば、ソース機器の機種名または型番を示す情報である。識別情報は、イコライザー回路55等を経由しない不図示の経路を介して、受信回路54から制御装置10に入力される。プロジェクター1は、検出したソース機器2が、初めてプロジェクター1に接続された機器であるか否かを判定する(ステップS85)。本実施形態のプロジェクター1は、メモリー12に過去に接続したソース機器2の識別情報を記憶する。メモリー12に記憶されている識別情報と取得した識別情報とを比較し、記憶されている識別情報の中に取得した識別情報と一致する識別情報がない場合には、初めて接続された機器であると判定し(ステップS85;YES)、プロジェクター1はステップS83に移行する。記憶されている識別情報の中に取得した識別情報と一致する識別情報がある場合には、初めて接続された機器でないと判定し(ステップS85;NO)、プロジェクター1は、通常動作に移行し、ソース機器2から入力される信号に基づいて画像を投写する(ステップS86)。
図10に示す動作例によれば、プロジェクター1の初回起動時、及び、初めてソース機器2が接続された場合に、自動設定または手動設定を行うためのOSDメニュー画面を表示する。これにより、ユーザーが、イコライザー回路55の設定に関する知識を有していなくても、イコライザー回路55のパラメーターの設定を行うことができ、良好な状態で画像を投写できる。
また、イコライザー回路55の自動設定または手動設定を行う制御装置10の機能と、信号入力部50の機能と、を有する装置を、投写部20を備える装置とは別の装置として構成してもよい。
また、上記実施形態では、表示装置としてプロジェクター1を例に挙げて説明したが、本発明の適用対象となる表示装置はプロジェクター1に限定されない。例えば、表示装置は、液晶表示パネルに画像を表示する液晶ディスプレイであってもよい。また、プラズマディスプレイパネル、LEDディスプレイパネル、或いは、有機ELパネルに画像を表示する表示装置であってもよい。この場合、液晶表示パネル、プラズマディスプレイパネル、LEDディスプレイパネル、有機ELパネルは出力装置の一例に対応する。ELはElectro Luminescenceの略である。
さらに、プロセッサー11が実行するプログラムは、メモリー12とは異なる記憶装置、記憶媒体や外部装置の記憶媒体に記憶させ、プロセッサー11により読み出して実行する構成としても良い。
また、図1及び図2に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。例えば、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター1の他の各部の具体的な細部構成についても、趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
また、図3、図4、図7、及び、図10に示すフローチャートの処理単位は、プロジェクター1の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。フローチャートに示す処理単位の分割の仕方や名称によって本発明が制限されることはない。また、プロジェクター1の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできるし、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
1…プロジェクター(表示装置)、2…ソース機器(画像ソース)、3…ケーブル、10…制御装置、11…プロセッサー、12…メモリー、13…EQ設定値、15…入力受付部、16…投写制御部、17…設定部、20…投写部(出力装置)、30…画像処理装置、31…OSD処理部、40…入力処理部、50…信号入力部(通信回路)、51、52…HDMI端子、53…セレクター、54…受信回路、55…イコライザー回路(イコライザー)、56…サンプリング回路、57…デコーダー回路、101、121…OSDメニュー画面、102、122…通知メッセージ、103、104、105、123、124、125…操作部、106、126…入力画像表示領域、111…通知画面、112…通知メッセージ、113…入力画像表示領域、114…操作部、131…設定画面、132…選択部、133…操作部、L…画像光、SC…スクリーン。

Claims (7)

  1. 表示装置に、画像信号を出力する画像ソースが接続されたか否かを判定することと、
    前記画像ソースが接続されたと判定した場合に、前記画像ソースから前記画像信号を受信することと、
    前記画像信号から、前記画像信号が示す画像の特性が特定されない場合に、前記画像信号の波形を調整するイコライザーの設定を促す通知を行うことと、
    を含む、表示装置の制御方法。
  2. 前記画像の特性は、前記画像信号の送信速度、前記画像信号に含まれる色情報、前記画像信号に含まれる音声情報の少なくともいずれかを含む、請求項1記載の表示装置の制御方法。
  3. 前記画像の特性が特定された場合に、前記画像を表示すること、を含む、請求項1または2記載の表示装置の制御方法。
  4. 前記通知を行うことの後に、前記イコライザーの設定を変更することと、
    前記変更することの後に、前記画像信号を表示可能であるか否かを判定することと、
    前記画像信号を表示可能でないと判定した場合に、前記イコライザーの設定を再度変更することと、
    を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置の制御方法。
  5. 前記通知を行うことの後に、前記イコライザーの設定を行う指示を受け付けることを含み、
    前記指示を受け付けた場合に、前記イコライザーの設定を前記指示に基づく設定に変更することを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の表示装置の制御方法。
  6. 前記指示に基づく設定を用いて前記画像を表示することと、
    前記イコライザーの設定を終了するか否かを示す指示を受け付けることと、を含む、請求項5記載の表示装置の制御方法。
  7. 画像信号を出力する画像ソースと通信する通信回路と、
    前記画像信号の波形を調整するイコライザーと、
    前記イコライザーによって調整された前記画像信号に基づく画像を表示する出力装置と、
    少なくとも1つのプロセッサーと、を含み、
    前記少なくとも1つのプロセッサーは、
    前記画像ソースが接続された場合に、前記通信回路を制御することによって前記画像信号を受信することと、
    前記画像信号から、前記画像信号が示す画像の特性が特定されない場合に、前記イコライザーの設定を促す通知を行うことと、
    を行う、表示装置。
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