JP2022118696A - ニーエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022118696000001
【課題】乗員の下肢を速やか且つ確実に拘束することで、シートベルトによる乗員の拘束性能低下を抑制可能なニーエアバッグ装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係るニーエアバッグ装置は、車両のインストルメントパネルの下方で膨張・展開することで乗員の下肢を拘束するエアバッグと;前記エアバッグに膨張ガスを供給するインフレータと;を備える。前記エアバッグは、車両内側を第1側とし、車両外側を第2側としたとき、前記第1側に位置する第1部分と、前記第2側に位置する第2部分とを含む。そして、前記エアバッグの前記第1部分が、前記第2部分よりも乗員側に突出するように構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の前席の足元で展開するニーエアバッグ装置に関する。
車両の事故発生時に乗員を保護するために1つまたは複数のエアバッグ装置を車両に設けることは周知である。エアバッグ装置としては、例えば、ステアリングホイールの中心付近から展開して運転者を保護する、いわゆるドライバエアバッグ装置や、窓の内側で下方向に展開して車両横方向の衝撃や横転、転覆事故時に乗員を保護するカーテンエアバッグ装置や、車両横方向の衝撃時に乗員を保護すべく乗員の側部(シートの側部)で展開するサイドエアバッグ装置や、前席の乗員の足元で展開するニーエアバッグ装置などの様々な形態がある。本発明は、ニーエアバッグ装置に関するものである。
車両のパッシブセーフティにおいては、シートベルトによって乗員の移動を拘束することが重要である。一般的に、前席用の三点式シートベルトは、Bピラーの上部から乗員の腰部まで斜め方向(対角線方向)に延びており、車両内側の肩にはシートベルトは掛からない。このため、斜め衝突やオフセット衝突などが発生した場合、乗員の車両内側(中心側、ファーサイド)の肩が前方に移動し、又は外側に向かって回転する。そして、乗員の上半身の回転に追従して乗員の胴体部分が車両外側(ニアサイド)に正対する方向に回転し、シートベルトに拘束されている乗員の外側の肩がシートベルトから抜け出す方向に回転してしまう。そうすると、シートベルトによる乗員の拘束性能が低下してしまう。
本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたものであり、乗員の下肢を速やか且つ確実に拘束することで、シートベルトによる乗員の拘束性能低下を抑制可能なニーエアバッグ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るニーエアバッグ装置は、車両のインストルメントパネルの下方で膨張・展開することで乗員の下肢を拘束するエアバッグと;前記エアバッグに膨張ガスを供給するインフレータと;を備える。前記エアバッグは、車両内側を第1側とし、車両外側を第2側としたとき、前記第1側に位置する第1部分と、前記第2側に位置する第2部分とを含む。そして、前記エアバッグの前記第1部分が、前記第2部分よりも乗員側に突出するように構成される。
あるいは、本発明に係るニーエアバッグ装置は、車両内においてシートベルトを装着した乗員に対して、車両のインストルメントパネルの下方で膨張・展開することで乗員の下肢を拘束するエアバッグと;前記エアバッグに膨張ガスを供給するインフレータと;を備える。前記シートベルトは、乗員の左右一方の肩口から他方の腰部まで斜めに延びる。前記エアバッグは、前記他方の側を第1側とし、前記一方の側を第2側としたとき、前記第1側に位置する第1部分と、前記第2側に位置する第2部分とを含む。そして、前記エアバッグの前記第1部分が、前記第2部分よりも乗員側に突出するように構成される。
ここで、「車両内側」は、車両のセンターコンソール側や、ファーサイドと表現することができる。また、「車両外側」は、車両のドア側や、ニアサイドと表現することができる。
通常、車両の斜め衝突やオフセット衝突などが発生した場合に、乗員の車両内側(ファーサイド)の肩が前方に移動し、又は外側に向かって回転し、これに追従して乗員の胴体部分が車両外側(ニアサイド)に正対する方向に回転する。そうなると、シートベルトに拘束されている乗員の外側の肩がシートベルトから抜け出す方向に回転してしまう。しかしながら、本発明に係るニーエアバッグ装置を適用することにより、エアバッグの車両内側に位置する第1部分が外側に位置する第2部よりも乗員側に突出して展開するため、乗員の車両内側の下肢(膝)が最初に第1部分に接触し、乗員の下半身の回転が抑制される。その結果、乗員の下肢を速やかに拘束できる。また、乗員の下半身の回転が抑制されることにより、乗員の上半身の回転も抑えられ、シートベルトによる乗員の拘束性能を維持することが可能となる。
本発明に係るニーエアバッグ装置は、運転席、助手席等の車両の前席に着座している乗員を保護することができる。
前記エアバッグの車両前後方向の厚さは、前記第1部分の方が前記第2部分よりも大きくなるように設定することができる。
なお、エアバッグの第1部分と第2部分の厚さを同一にすることができる。この場合、エアバッグの形状、展開方向、エアバッグの第1側における支持構造等を工夫する必要がある。
前記エアバッグは、乗員側に面する第1の面と、前記インストルメントパネル側に面する第2の面とを有し、前記エアバッグの内部において、前記第1の面と第2の面との間に、前後方向の幅が異なる第1及び第2のバッフルプレートを連結することができる。
バッフルプレートは、例えば、エアバッグと同一素材のファブリックによって成形され、縫製によってエアバッグと連結することができる。
前記第1のバッフルプレートは、前記エアバッグの前記第1部分の前後方向の厚みを規制し、前記第2のバッフルプレートは、前記エアバッグの前記第2部分の前後方向の厚みを規制するように構成することができる。
前記第1及び第2のバッフルプレートにはベントホールが形成され、当該ベントホールを通って前記膨張ガスが、前記エアバッグ内部で上下方向に流通可能に構成することができる。
前記第1及び第2のバッフルプレートは、前記エアバッグの下方部分には設けず、上方部分にのみ設けることができる。展開状態のエアバッグの上下方向の中心から水平に延びる線に対して、上側を「上方部分」とし、下側を「下方部分」とすることができる。
通常、シートに着座した乗員の身体で最も前方に位置するのは膝であるため、最低限エアバッグの上方部分の形状を工夫することで、乗員を適切に拘束することができる。別の見方をすると、エアバッグの上方部分にのみバッフルプレートを設けることで、バッフルプレートを必要最小限の量(数、範囲)に抑えることができ、製造コストの低減に寄与することになる。
前記インフレータは、前記エアバッグの前記下方部分の内部に配置することができる。
バッフルプレートが配置されていないエアバッグの下方部分にインフレータを収容することにより、エアバッグの内部に膨張ガスが速やかに充填されることになり、エアバッグの速やかな展開に寄与する。
前記インフレータは、前記エアバッグの前記第1側に配置することができる。
乗員側に大きく突出させる必要のあるエアバッグの第1部分に対応する第1側にインフレータを配置することにより、容量の大きな第1部分を速やかに膨張・展開させることが可能となる。
前記エアバッグの前記第1部分と前記第2部分とは、別個のチャンバとして設けられて互いに連結された構造とすることができる。
別個のチャンバとして設けた場合は、前記エアバッグの内部において、前記第1部分と前記第2部分との間に、両部分の空間を仕切る連結パネルを設けることができる。
連結パネルを設けることによって、エアバッグの内部において第1部分と第2部分とを明確に区画することができ、第1部分と第2部分とでエアバッグの展開形状を容易に変更、制御することができる。
前記エアバッグは、乗員側に面する後方パネルと、前記インストルメントパネル側に面する前方パネルと、前記後方パネルと前方パネルの前記第1側の縁部に連結された第1サイドパネルと、前記後方パネルと前方パネルの前記第2側の縁部に連結された第2サイドパネルとを有し、前記第1サイドパネルの前後方向の幅を、前記第2サイドパネルの幅よりも大きくすることができる。
前方パネル、後方パネル、2枚のサイドパネルによってエアバッグを形成することにより、エアバッグの展開形状をより立体的に保つことが可能となる。すなわち、サイドエアバッグの幅を調整することにより、エアバッグの第1部分及び第2部分の厚みを明確に区別することが容易となる。
前記エアバッグは、前記第1部分と前記第2部分とに相当する独立したエアバッグクッションを設け、当該エアバッグクッションを連結した構造とすることができる。
なお、本発明において、乗員が正規の姿勢で座席に着座した際に、乗員が向いている方向を「前方」、その反対方向を「後方」と称し、座標の軸を示すときは「前後方向」と言う。また、乗員が正規の姿勢で座席に着座した際に、乗員の右側を「右方向」、乗員の左側を「左方向」と称し、座標の軸を示すときは「左右方向」と言う。また、乗員が正規の姿勢で座席に着座した際に、乗員の頭部方向を「上方」、乗員の腰部方向を「下方」と称し、座標の軸を示すときは「上下方向」と言う。更に、乗員に対して左右方向において車両中心側を「内側」、ドアパネル側を「外側」と言う。
図1は、本発明に係るニーエアバッグ装置の作動状態を示す側面図であり、車室内を側方から見た様子を示す。 図2(A)は、乗員が車両シート着座してシートベルトを着用した状態を示す斜視図である。図2(B)は、本発明に係るニーエアバッグ装置に使用されるエアバッグの展開状態を示す上面図である。 図3は、本発明の第1実施例に係るニーエアバッグ装置に使用されるエアバッグのパネル構成を示す平面図である。 図4(A)は、本発明の第1実施例に係るニーエアバッグ装置に使用されるエアバッグの展開状態を示す概略正面図である。図4(B)、(C)は、図4(A)のA-A方向、B-B方向の概略断面図である。 図5は、本発明の第2実施例に係るニーエアバッグ装置に使用されるエアバッグのパネル構成を示す平面図である。 図6(A)は、本発明の第2実施例に係るニーエアバッグ装置に使用されるエアバッグの展開状態を示す斜視図である。図6(B)、(C)は、図6(A)のA-A方向、B-B方向の概略断面図である。 図7は、本発明の第3実施例に係るニーエアバッグ装置に使用されるエアバッグの展開状態を示す断面図であり、図6(A)のA-A方向に対応する。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は、本発明に係るニーエアバッグ装置10の作動状態を示す側面図であり、車室内を側方から見た様子を示す。図2(A)は、乗員が車両シート着座してシートベルト13を着用した状態を示す斜視図である。図2(B)は、エアバッグ10の展開状態を示す上面図である。本発明に係るニーエアバッグ装置は、運転席、助手席等の車両の前席に着座している乗員を保護することができる。
図1及び図2に示すように、本発明に係るニーエアバッグ装置は、車両内においてシートベルト13を装着した乗員に対して、車両のインストルメントパネル11の下方で膨張・展開することで乗員の下肢を拘束するエアバッグ10と;エアバッグ10に膨張ガスを供給するインフレータ100と;を備えている。シートベルト13は、Bピラー(図示せず)の上部から、乗員の肩口、そして乗員の腰部まで斜め下方に延びる。
エアバッグ10は、車両内側を第1側とし、車両外側を第2側としたとき、第1側に位置する第1部分12と、第2側に位置する第2部分14とを含む。そして、第1部分12が第2部分14よりも乗員側(後方)に突出するように構成される。
ここで、「車両内側」は、車両のセンターコンソール側や、ファーサイドと表現することができる。また、「車両外側」は、車両のドア側や、ニアサイドと表現することができる。なお、図2(A)において、上述した「第1側」は乗員の右側、「第2側」は左側となる。
図2(B)に示すように、エアバッグ10の車両前後方向の厚さは、第1部分12の方が第2部分14よりも大きくなる。なお、エアバッグ10の第1部分12と第2部分14の厚さを同一にした状態で、第1部分を乗員側に突出させるように構成することも可能である。
図2(A)に示すように、一般的に、車両の斜め衝突やオフセット衝突などが発生した場合に、乗員の車両内側(ファーサイド)の肩が、矢印で示すように前方に移動し、又は外側に向かって回転し、これに追従して乗員の胴体部分が車両外側(ニアサイド)に正対する方向に回転しようとする。そして、、シートベルト13に拘束されている乗員の外側の肩がシートベルト13から抜け出す方向に回転仕様とする。
図2(B)に示すように、本発明に係るニーエアバッグ装置によれば、エアバッグ10の車両内側に位置する第1部分12が外側に位置する第2部14よりも乗員側に突出して展開するため、乗員の車両内側の下肢(膝)LKが最初に第1部分12に接触することになる。その結果、乗員がシートベルト13から抜け出そうとする動きを抑制でき、シートベルト13による乗員の拘束性能を維持することが可能となる。
(第1実施例)
図3は、本発明の第1実施例に係るニーエアバッグ装置に使用されるエアバッグ10のパネル構成を示す平面図である。図4(A)は、第1実施例に係るニーエアバッグ装置に使用されるエアバッグ10の展開状態を示す概略正面図である。図4(B)、(C)は、図4(A)のA-A方向、B-B方向の概略断面図である。
図3に示すように、エアバッグ10は、1枚の大きな布製のメインパネル17と、3枚の幅(奥行き)の大きなバッフルプレート18aと、3枚の幅(奥行き)の小さなバッフルプレート18bとから構成される。メインパネル17を中央から折り返して周囲を縫製することで袋状のエアバッグ10が形成される。具体的には、メインパネル17のライン40aと40b、42aと42b、48と50、が各々縫製によって連結される。
図3において、バッフルプレート18aのライン32aが、メインパネル17のライン20aに対して縫製される。また、バッフルプレート18aのライン34aが、メインパネル17のライン22aに対して縫製される。一方、バッフルプレート18bのライン32bが、メインパネル17のライン20bに対して縫製される。また、バッフルプレート18bのライン34bが、メインパネル17のライン22bに対して縫製される。
図3に示すように、エアバッグ10のバッフルプレート18a,18bは、エアバッグ10(メインパネル17)の下方部分には設けられず、上方部分にのみ設けられる。通常、シートに着座した乗員の身体で最も前方に位置するのは膝であるため、エアバッグ10の上方部分の形状を調整することで、本発明の効果を発揮することが可能となる。別言すると、このような構成を採用することで、バッフルプレート18a,18bを必要最小限の量(数、範囲)に抑えることができ、製造コストの低減に寄与することになる。
バッフルプレート18a,18bは、例えば、メインパネル17と同一素材のファブリックによって成形することができる。
図4(B)に示すように、バッフルプレート18aがエアバッグ10の第1部分12の前後方向の厚みを規制し、バッフルプレート18bがエアバッグ10の第2部分12の前後方向の厚みを規制する。
図3及び図4(B)に示すように、バッフルプレート18a,18bには、ベントホール60,62が形成され、膨張ガスがエアバッグ10内部で当該ベントホール60,62を通って上下方向に流通可能となっている。
図3、図4(A),(C)に示すように、インフレータ100は、エアバッグ10の下方部分の内側(第1部分12側)に収容される。バッフルプレート18a,18bが配置されていないエアバッグ10の下方部分にインフレータ100を収容することにより、エアバッグ10の内部に膨張ガスが速やかに充填されることになり、エアバッグ10の速やかな展開に寄与する。また、乗員側に大きく突出させる必要のあるエアバッグ10の第1部分12に対応する第1側にインフレータ100を配置することにより、容量の大きな第1部分12を速やかに膨張・展開させることが可能となる。
(第2実施例)
図5は、本発明の第2実施例に係るニーエアバッグ装置に使用されるエアバッグ110のパネル構成を示す平面図である。図6(A)は、第2実施例に係るニーエアバッグ装置に使用されるエアバッグ110の展開状態を示す斜視図である。図6(B)、(C)は、図6(A)のA-A方向、B-B方向の概略断面図である。なお、上述した第1実施例と同一又は対応する構成については、重複した説明を省略する。
図5に示すように、本実施例においては、エアバッグ110は、乗員側に面する後方パネル116bと、インストルメントパネル11側に面する前方パネル116aと、後方パネル116bと前方パネル116aの第1側の縁部に連結される第1サイドパネル150aと、後方パネル116bと前方パネル116aの第2側の縁部に連結された第2サイドパネル150bとを備えている。
第1サイドパネル150aの前後方向の幅D1は、バッフルプレート18aの幅d1と概ね等しく、第2サイドパネル150bの幅D2は、バッフルプレート18bの幅d2と概ね等しく設定されている。
図5において、前方パネル116aの外縁140aがサイドパネル150a,150bを介して後方パネル116bの外縁140bと、縫製によって連結される。また、バッフルプレート18aのライン32aが、前方パネル116aのライン120aに対して縫製される。また、バッフルプレート18aのライン34aが、後方パネル116bのライン122aに対して縫製される。一方、バッフルプレート18bのライン32bが、前方パネル116aのライン120bに対して縫製され、バッフルプレート18bのライン34bが、後方パネル116bのライン122bに対して縫製される。
図5に示すように、本実施例においては、前方パネル116a、後方パネル116b、2枚のサイドパネル150a,150bによってエアバッグ110を形成する。これにより、図6(A)に示すように、エアバッグ110の展開形状をより立体的に保つことが可能となる。すなわち、エアバッグ110の第1部分112及び第2部分114の厚みを明確に区別することが容易となる。
(第3実施例)
図7は、本発明の第3実施例に係るニーエアバッグ装置に使用されるエアバッグ210の展開状態を示す断面図であり、図6(A)のA-A方向に対応する。
本実施例においては、エアバッグ210の第1部分212と第2部分214とは、別個のチャンバとして構成される。エアバッグ210の内部において、第1部分212と第2部分214との間に、両部分の空間を仕切る連結パネル202が設けられている。連結パネル202には、第1部分212と第2部分214とに連通するベントホール(図示せず)が形成されている。
連結パネル202を設けることによって、エアバッグ210の内部において第1部分212と第2部分214とを明確に区画することができ、エアバッグ210を所望の展開形状にすることが容易となる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲に示された技術的思想の範疇において変更可能なものである。例えば、図示しないが、図7に記載のような別個のチャンバとして構成されたそれぞれのチャンバに相当するものを、それぞれ独立したエアバッグクッションとして用意しておき、それらを縫製等により連結してもよい。その場合、それぞれのエアバッグクッションに、それぞれインフレータを設けて、衝突形態に応じて点火タイミングを調整してもよい。また、一つのインフレータを設けて、それぞれのエアバッグクッションにつながるガス流入路を用意し、そのガス流入路にアクティブベントを設けて、衝突形態に応じて当該アクティブベントを所定のタイミングで開閉するようにしてもよい。

Claims (13)

  1. 車両のインストルメントパネルの下方で膨張・展開することで乗員の下肢を拘束するエアバッグと;
    前記エアバッグに膨張ガスを供給するインフレータと;を備え、
    前記エアバッグは、車両内側を第1側とし、車両外側を第2側としたとき、前記第1側に位置する第1部分と、前記第2側に位置する第2部分とを含み、
    前記エアバッグの前記第1部分が、前記第2部分よりも乗員側に突出していることを特徴とするニーエアバッグ装置。
  2. 車両内においてシートベルトを装着した乗員に対して、車両のインストルメントパネルの下方で膨張・展開することで乗員の下肢を拘束するエアバッグと;
    前記エアバッグに膨張ガスを供給するインフレータと;を備え、
    前記シートベルトは、乗員の左右一方の肩口から他方の腰部まで斜めに延び、
    前記エアバッグは、前記他方の側を第1側とし、前記一方の側を第2側としたとき、前記第1側に位置する第1部分と、前記第2側に位置する第2部分とを含み、
    前記エアバッグの前記第1部分が、前記第2部分よりも乗員側に突出していることを特徴とするニーエアバッグ装置。
  3. 前記エアバッグの車両前後方向の厚さは、前記第1部分の方が前記第2部分よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載のニーエアバッグ装置。
  4. 前記エアバッグは、乗員側に面する第1の面と、前記インストルメントパネル側に面する第2の面とを有し、
    前記エアバッグの内部において、前記第1の面と第2の面との間に、前後方向の幅が異なる第1及び第2のバッフルプレートが連結されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のニーエアバッグ装置。
  5. 前記第1のバッフルプレートは、前記エアバッグの前記第1部分の前後方向の厚みを規制し、
    前記第2のバッフルプレートは、前記エアバッグの前記第2部分の前後方向の厚みを規制することを特徴とする請求項4に記載のニーエアバッグ装置。
  6. 前記第1及び第2のバッフルプレートにはベントホールが形成され、当該ベントホールを通って前記膨張ガスが、前記エアバッグ内部で上下方向に流通可能に構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のニーエアバッグ装置。
  7. 前記第1及び第2のバッフルプレートは、前記エアバッグの下方部分には設けられず、上方部分にのみ設けられることを特徴とする請求項4、5又は6に記載のニーエアバッグ装置。
  8. 前記インフレータは、前記エアバッグの前記下方部分の内部に配置されていることを特徴とする請求項7に記載のニーエアバッグ装置。
  9. 前記インフレータは、前記エアバッグの前記第1側に配置されていることを特徴とする請求項8に記載のニーエアバッグ装置。
  10. 前記エアバッグの前記第1部分と前記第2部分とは、別個のチャンバとして設けられ、互いに連結されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載のニーエアバッグ装置。
  11. 前記エアバッグの内部において、前記第1部分と前記第2部分との間に、両部分の空間を仕切る連結パネルが設けられていることを特徴とする請求項10に記載のニーエアバッグ装置。
  12. 前記エアバッグは、乗員側に面する後方パネルと、前記インストルメントパネル側に面する前方パネルと、前記後方パネルと前方パネルの前記第1側の縁部に連結された第1サイドパネルと、前記後方パネルと前方パネルの前記第2側の縁部に連結された第2サイドパネルとを有し、
    前記第1サイドパネルの前後方向の幅が、前記第2サイドパネルの幅よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載のニーエアバッグ装置。
  13. 前記エアバッグは、前記第1部分と前記第2部分とに相当する独立したエアバッグクッションを設け、当該エアバッグクッションを連結した構造であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載のニーエアバッグ装置。
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