JP2022118598A - 車載装置、通信速度の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】消費電力の増加を抑制することができる車載装置等を提供する。【解決手段】車載装置は、車載機器と接続され、該車載機器と通信する車載装置であって、前記車載機器との通信を制御する制御部と、前記車載機器と通信するための通信線とを備え、前記制御部は、前記通信線を介して前記車載機器と通信し、前記通信線における通信負荷を検出し、検出した前記通信負荷に基づき、前記通信線を介する通信における通信速度を制御する。【選択図】図1
Description
本開示は、車載装置、通信速度の制御方法、及びプログラムに関する。
車両には、エンジン制御等のパワー・トレーン系、及びエアコン制御等のボディ系等の装置、及び当該装置を制御するための複数の車載ECU(Electronic Control Unit)を含む複数の車載機器が搭載されている。複数の車載機器は車載装置と接続される。車載装置は、車載機器と通信する(例えば特許文献1)。
特許文献1の車載装置の内部においても通信は行われるが、当該通信の頻度及び通信速度は、車両の高度化によって増加している。上記の通信の頻度及び通信速度が増加することによって、車載装置における消費電力の増加が懸念される。
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、消費電力の増加を抑制することができる車載装置等を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る車載装置は、車載機器と接続され、該車載機器と通信する車載装置であって、前記車載機器との通信を制御する制御部と、前記車載機器と通信するための通信線とを備え、前記制御部は、前記通信線を介して前記車載機器と通信し、前記通信線における通信負荷を検出し、検出した前記通信負荷に基づき、前記通信線を介する通信における通信速度を制御する。
本開示の一態様によれば、消費電力の増加を抑制することができる。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本開示の一態様に係る車載装置は、車載機器と接続され、該車載機器と通信する車載装置であって、前記車載機器との通信を制御する制御部と、前記車載機器と通信するための通信線とを備え、前記制御部は、前記通信線を介して前記車載機器と通信し、前記通信線における通信負荷を検出し、検出した前記通信負荷に基づき、前記通信線を介する通信における通信速度を制御する。
本態様にあたっては、制御部は通信線を介して車載機器と通信する。制御部は、通信線における通信負荷を検出し、検出した通信負荷に基づき、通信における通信速度を制御する。例えば、通信負荷が一定値以上である場合、制御部は通信速度を増加させる。通信負荷が一定値未満である場合、制御部は通信速度を減少させる。一般に、通信速度が速い場合の消費電力は大きい。通信速度が遅い場合の消費電力は小さい。通信負荷に応じた通信速度による通信が行われるので、車載装置における消費電力の増加を抑制することができる。
(2)本開示の一態様に係る車載装置は、前記制御部は、前記通信負荷が増加した場合に、前記通信速度を増加させ、前記通信負荷が減少した場合に、前記通信速度を減少させる。
本態様にあたっては、制御部は、通信負荷が増加した場合に通信速度を増加させる。また制御部は、通信負荷が減少した場合に通信速度を減少させる。制御部は、通信負荷に応じて効率的に通信速度を制御することができる。
(3)本開示の一態様に係る車載装置は、前記制御部は、前記通信線において通信に用いられる帯域の増減によって、前記通信速度を制御する。
本態様にあたっては、通信線には、通信に用いられる帯域に応じた通信速度が規定される。制御部は、通信に用いられる帯域を増減させることによって通信速度を制御するので、通信速度を変更しやすい。
(4)本開示の一態様に係る車載装置は、前記通信線において通信に用いられる帯域は、通信の規格に基づき互換性を有する複数世代の帯域を含み、前記制御部は、検出した前記通信負荷に基づき、前記複数世代の帯域の内のいずれかの帯域に切り替えることにより、前記通信線において通信に用いられる帯域の増減を行う。
本態様にあたっては、通信線において通信に用いられる帯域は、通信の規格に基づき互換性を有する複数世代の帯域を含むため、当該規格の世代間における互換性(下位互換)を利用して、通信負荷に応じた適切な世代の帯域に切り替え、通信速度を効率的に制御することができる。
(5)本開示の一態様に係る車載装置は、複数の前記通信線を備え、前記制御部は、通信に用いられる前記通信線の個数の増減によって、前記通信速度を制御する。
本態様にあたっては、制御部は複数の通信線を介して、車載機器と通信可能である。制御部は、通信に用いられる通信線の個数を増減させることによって通信速度を制御する。制御部は複数の通信線を用いることによって、1つの通信線を用いる場合よりも速い通信速度にて通信を行うことができる。
(6)本開示の一態様に係る車載装置は、前記制御部は、自装置の温度を取得し、取得した前記温度が所定温度以上である場合、前記通信速度を減少させる。
本態様にあたっては、制御部は車載装置の温度を取得する。制御部は取得した温度が所定温度以上である場合、通信速度を減少させるので、通信速度が減少する前に比べて車載装置における発熱量は減少する。発熱量の減少によって、車載装置の温度が高くなり過ぎることを防止することができる。車載装置の温度は高くなり過ぎないので、車載装置が高温によって誤動作することを防止することができる。
(7)本開示の一態様に係る車載装置は、前記制御部は、複数の前記通信負荷及び複数の前記通信速度が関連付けられて格納される通信速度テーブルと、検出した前記通信負荷とに基づき、前記通信速度を制御する。
本態様にあたっては、通信速度テーブルには複数の通信負荷と、複数の通信速度とが関連付けられて格納される。制御部は、通信速度テーブルと検出した通信負荷とに基づき通信速度を制御するので、複数の通信速度が選択可能である場合であっても、通信負荷に応じた通信速度を適切に設定することができる。
(8)本開示の一態様に係る車載装置は、前記制御部及び前記車載機器の間の通信を中継する中継器を備え、前記通信線は、前記制御部と前記中継器とを接続する第1通信線と、無線通信を行うための無線通信部と前記中継器とを接続する第2通信線とを含み、前記制御部は、前記第1通信線、及び前記中継器を介して前記車載機器と通信し、前記第1通信線における前記通信負荷に基づき、前記第1通信線を介する通信における前記通信速度を制御し、前記中継器は、前記第2通信線を介して前記無線通信部と通信し、前記第2通信線における前記通信負荷に基づき、前記第2通信線を介する通信における前記通信速度を制御する。
本態様にあたっては、制御部は第1通信線によって中継器と接続される。制御部は第1通信線及び中継器を介して車載機器と通信する。制御部は第1通信線における通信負荷に基づき、第1通信線を介する通信における通信速度を制御する。中継器は第2通信線によって無線通信部と接続される。無線通信部は、例えば車両の外部に設けられた外部サーバ、又は車両の乗員が所持する携帯端末と無線通信を行う。中継器は第2通信線における通信負荷に基づき、第2通信線を介する通信における通信速度を制御する。例えば外部サーバから取得された車載機器の更新プログラム等の大容量のデータが無線通信部から送信される場合に、中継器は速い通信速度によって上記の大容量のデータを受信することができる。第1通信線及び第2通信線それぞれにおける通信速度が通信負荷に応じて制御されるので、車載装置の消費電力の増加を効果的に抑制することができる。
(9)本開示の一態様に係る通信速度の制御方法は、車載機器と接続され、該車載機器と通信する車載装置が行う通信速度の制御方法であって、前記車載装置は、前記車載機器と通信するための通信線を介して前記車載機器と通信し、前記通信線における通信負荷を検出し、検出した前記通信負荷に基づき通信速度を制御する。
本態様にあたっては、態様(1)と同様に、消費電力の増加を抑制することができる。
(10)本開示の一態様に係るプログラムは、車載機器と接続され、該車載機器と通信するコンピュータに、前記車載機器と通信するための通信線を介して前記車載機器と通信し、前記通信線における通信負荷を検出し、検出した前記通信負荷に基づき通信速度を制御する処理を実行させる。
本態様にあたっては、コンピュータを、本開示の一態様の車載装置として機能させることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示をその実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。本開示の実施形態に係る車載装置を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示をその実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。本開示の実施形態に係る車載装置を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施形態1)
以下、実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る車載システムSの構成を例示する模式図である。車載システムSは、車両Cに搭載される車載装置1を含む。車載装置1には、車両Cに搭載される複数の車載機器2が接続される。
以下、実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る車載システムSの構成を例示する模式図である。車載システムSは、車両Cに搭載される車載装置1を含む。車載装置1には、車両Cに搭載される複数の車載機器2が接続される。
車載機器2は、例えばLiDAR(Light Detection and Ranging)、ライトセンサ、CMOSカメラ、及び赤外線センサ等の各種センサ2aと、車載ECU(Electronic Control Unit)2bとを含む。車載機器2は、上記の例に限定されず、ドア開閉装置、及びモータ装置等のアクチュエータを含んでもよく、ドアSW(スイッチ)、及びランプSW等のスイッチを含んでもよく、ランプを含んでもよい。図1の車両Cには3つの車載機器2が搭載されているが、車載機器2の個数は3つに限定されない。
車載装置1は、複数の車載機器2の間の通信を中継するゲートウェイ又はイーサスイッチ等の中継装置である。車載装置1は、車載機器2と通信を行う。本実施形態においては、通信にイーサネット(Ethernet/登録商標)の通信プロトコルが用いられる例を説明するが、通信に用いられる通信プロトコルはイーサネットに限定されない。例えば通信プロトコルは、CAN(Controller Area Network)、CAN-FD(Controller Are Network with Flexible Data rate)、LIN(Local Interconnect Network)、又はFlexRayでもよい。
車載装置1は、通信のための処理を行う処理部3と、中継器4と、複数の車内通信部5と、無線通信部6とを備える。車内通信部5は、車載機器2と通信するための入出力インターフェイスである。例えば通信プロトコルがイーサネットである場合、車内通信部5は、TCP/IP又はUDP/IP等のパケットに対応するイーサネットPHY部を含む。車内通信部5は車載機器2と接続されるコネクタを含んでもよい。本実施形態において車載装置1は3つの車内通信部5を備える。各車内通信部5は車載機器2と接続されている。また各車内通信部5は中継器4と接続されている。なお車内通信部5は中継器4に内蔵されていてもよい。
中継器4は、例えばレイヤ2スイッチである。中継器4は、無線通信部6と接続されている。また中継器4は、後述のレーン70によって処理部3と接続されている。中継器4は、車載機器2又は無線通信部6と処理部3との間の通信を中継する。例えば、中継器4は車載機器2から車内通信部5を介して出力されたデータを処理部3へ出力する。また、中継器4は無線通信部6から出力されたデータを処理部3へ出力する。また、中継器4は処理部3から出力されたデータを、車内通信部5を介して車載機器2へ出力する。
無線通信部6は、車外通信部(図示せず)及び、中継器4と通信するための入出力I/F(図示せず)を含む。車外通信部は、4G、LTE(Long Term Evolution/登録商標)、5G及びWiFi等の移動体通信のプロトコルを用いて無線通信をするための通信装置である。無線通信部6は、車外通信部に接続されたアンテナ6aを介して、例えば車両Cの外部に設けられた図示しない外部サーバとデータの送受信を行う。無線通信部6と外部サーバとの通信は、例えば公衆回線網又はインターネット等の外部ネットワークを介して行われる。無線通信部6はアンテナ6aを介して、車両Cの乗員が所持するスマートホン等の携帯端末と通信を行ってもよい。入出力I/Fは中継器4と、例えばシリアル通信するための通信インターフェイスである。例えば車載装置1と無線通信部6とは、別装置として車両Cに搭載されていてもよい。この場合、車載装置1及び無線通信部6は通信可能に接続される。
処理部3は、マイコン等のプロセッサ、又はSoC(System on Chip)である。処理部3は、レイヤ3スイッチとしても機能する。処理部3は、制御部30、記憶部31、及び温度検出部32を備える。制御部30と記憶部31、及び温度検出部32とは接続されている。制御部30は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等により構成してあり、記憶部31に予め記憶されたプログラム310及びデータを読み出して実行することにより、種々の制御処理及び演算処理等を行うようにしてある。例えば制御部30は、中継器4と通信を行う。また制御部30は、中継器4を介して車載機器2と通信する。また制御部30は、中継器4及び無線通信部6を介して外部サーバと通信する。制御部30は、CPU等のソフトウェア処理を行うソフトウェア処理部のみに限定されず、FPGA、ASIC又はSoC等のハードウェア処理にて種々の制御処理及び演算処理等を行うハードウェア処理部を含むものであってもよい。
記憶部31は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性のメモリ素子又は、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)若しくはフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子により構成してある。記憶部31には、プログラム310及び処理時に参照するデータが予め記憶してある。記憶部31に記憶されたプログラム310は、処理部3が読み取り可能な記録媒体311から読み出されたプログラム310を記憶したものであってもよい。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部コンピュータからプログラム310をダウンロードし、記憶部31に記憶させたものであってもよい。
温度検出部32は、例えばサーミスタである。温度検出部32は、処理部3内又は処理部3近傍の温度を含む車載装置1の温度を検出する。制御部30は、温度検出部32によって検出された車載装置1の温度を取得する。
処理部3と中継器4とはレーン70によって接続されている。レーン70は、PCI Express(以下、PCIe)の規格に対応した通信に用いられる通信線である。1つのレーン70は2本の配線によって構成される。レーン70は通信線に相当する。図1において処理部3及び中継器4は2つのレーン70によって接続されている。本実施形態においては、処理部3及び中継器4が1つのレーン70を用いて通信を行う例を説明する。
PCIeの規格においては、通信に用いられる帯域によって、Gen1、Gen2及びGen3を含む規格が規定されている。Gen1は、1つのレーン70当たりの通信速度が2.5Gbps(Giga bits per second)である帯域が用いられる規格である。Gen2は、1つのレーン70当たりの通信速度が5Gbpsである帯域が用いられる規格である。Gen2はGen1よりも1つ上の世代の規格である。Gen3は、1つのレーン70当たりの通信速度が8Gbpsである帯域が用いられる規格である。Gen3は、Gen2よりも1つ上の世代の規格である。なおGen3よりも上の世代の規格が用いられてもよい。以下、2.5Gbpsの通信速度をGen1の通信速度とも称する。また、5Gbpsの通信速度をGen2の通信速度とも称する。また、8Gbpsの通信速度をGen3の通信速度とも称する。
レーン70は、PCIeの対応する世代の帯域と、当該世代よりも下位の世代の帯域とを切り替えることによって、対応する世代の通信速度と、当該世代よりも下位の世代の通信速度とを切り替えることができる。本実施形態においては、レーン70がGen3のPCIeの規格に対応している例を説明する。Gen3のレーン70は、Gen3の帯域、Gen2の帯域及びGen1の帯域を切り替えることによって、Gen3の通信速度、Gen2の通信速度及びGen1の通信速度を切り替えることができる。言い換えるとレーン70は、下位の世代に対する互換性を有する。
例えば、制御部30は、通信に用いられるレーン70の帯域の増減によって当該レーン70における通信速度を設定し、設定した通信速度によって中継器4と通信する。言い換えると制御部30は、通信に用いられるレーン70の帯域の増減によって、当該レーン70を介する通信における通信速度を制御する。例えば制御部30がレーン70における通信速度を変更した場合、中継器4は制御部30に追従して通信速度を変更し、変更された通信速度にて制御部30と通信する。例えば制御部30は通信速度を変更する際に中継器4へ変更後の通信速度を通知してもよい。本実施形態において処理部3及び中継器4は1つのレーン70を用いて通信を行うので、当該1つのレーン70における通信速度は、処理部3及び中継器4の間の通信における通信速度である。処理部3及び中継器4の間の通信は、通信線を介する通信に含まれる。
以下、制御部30が通信速度を制御する例を説明する。制御部30は、公知の技術を用いてレーン70における通信負荷を検出する。通信負荷の検出には、例えばQoS(Quality of Service)が用いられる。例えば通信負荷は、レーン70を介して送受信されるデータの単位時間当たりのビット数である。この場合の通信負荷の単位は、例えばGbpsである。制御部30は、検出した通信負荷に応じて、レーン70における通信速度をGen1の通信速度、Gen2の通信速度、又はGen3の通信速度に変更し、レーン70を介して中継器4と通信を行う。言い換えると制御部30は、検出した通信負荷に基づきレーン70における通信速度を制御する。
例えば、図示しないIG(イグニッション)スイッチがオフ状態からオン状態になった場合、制御部30はレーン70における通信速度を2.5Gbpsに設定し、中継器4と通信を行う。即ち、制御部30はレーン70における通信速度をGen1の通信速度に設定し、中継器4と通信を行う。
制御部30は、レーン70における通信負荷を検出し、検出した通信負荷が第1閾値、例えば2.25Gbps以上であるか否かを判定する。通信負荷が第1閾値よりも小さい場合、制御部30は、レーン70における通信速度を変更しない。言い換えると制御部30は、レーン70における通信速度が2.5Gbpsである状態にて、中継器4と通信を行う。
通信負荷が第1閾値以上である場合、制御部30は検出した通信負荷が第2閾値以上であるか否かを判定する。第2閾値は第1閾値よりも大きい。例えば第2閾値は4.5Gbpsである。通信負荷が第2閾値よりも小さい場合、制御部30は、レーン70における通信速度を5Gbpsに設定し、中継器4と通信を行う。即ち、制御部30はレーン70における通信速度をGen2の通信速度に設定し、中継器4と通信を行う。
通信負荷が第2閾値以上である場合、制御部30は、レーン70における通信速度を8Gbpsに設定し、中継器4と通信を行う。即ち、制御部30はレーン70における通信速度をGen3の通信速度に設定し、中継器4と通信を行う。
例えば、レーン70における通信速度がGen3の通信速度に設定されている場合であって、通信負荷が第2閾値よりも小さい場合、制御部30は、レーン70における通信速度をGen2の通信速度に設定する。また、レーン70における通信速度がGen2の通信速度に設定されている場合であって、通信負荷が第1閾値よりも小さい場合、制御部30は、レーン70における通信速度をGen1の通信速度に設定する。例えばレーン70における通信速度がGen3の通信速度に設定されている場合であって、通信負荷が第1閾値よりも小さい場合、制御部30は、レーン70における通信速度をGen1の通信速度に設定してもよい。
図2は、通信負荷及び閾値の関係と、通信速度と、規格の世代との関係の説明図である。通信負荷が第1閾値よりも小さい場合、通信速度は2.5Gbpsに設定される。即ち通信速度はGen1の通信速度に設定される。通信負荷が第1閾値以上であって、第2閾値よりも小さい場合、通信速度は5Gbpsに設定される。即ち通信速度はGen2の通信速度に設定される。通信負荷が第2閾値以上である場合、通信速度は8Gbpsに設定される。即ち通信速度はGen3の通信速度に設定される。
上記の例においては、Gen1の通信速度の90%の値を第1閾値として用いたが、第1閾値はGen1の通信速度以下であればよく、上記の例に限定されない。また、Gen2の通信速度の90%の値を第2閾値として用いたが、第2閾値は第1閾値よりも大きく、Gen2の通信速度以下であればよく、上記の例に限定されない。
IGスイッチがオフ状態からオン状態になった場合、制御部30はレーン70における通信速度を2.5Gbps以外の通信速度、例えば5Gbps又は8Gbpsに設定し、中継器4と通信を行ってもよい。
本実施形態において制御部30はレーン70における通信速度をGen1の通信速度、Gen2の通信速度又はGen3の通信速度に設定することによってレーン70における通信速度を制御するが、通信速度の制御は上記の例に限定されない。例えば制御部30は通信負荷に応じて通信速度を所定速度、例えば1Gbpsごとに増加又は減少させてもよい。
本実施形態においては、Gen1の通信速度、Gen2の通信速度及びGen3の通信速度という3つの通信速度に変更可能なレーン70が用いられるが、レーン70は上記の例に限定されない。例えば、Gen1の通信速度及びGen2の通信速度という2つの通信速度に変更可能なレーン70が用いられてもよい。Gen3よりも上位の世代、例えばGen4の通信速度にも通信速度を変更可能なレーン70が用いられてもよい。
図3は、処理部3の制御部30の処理を例示するフローチャートである。処理部3の制御部30は、例えばIGスイッチがオフ状態からオン状態になった際に以下の処理を開始する。制御部30は、IGスイッチがオン状態である際に、定常的に以下の処理を行ってもよい。以下、ステップをSと省略する。
制御部30は、上述のようにレーン70における通信負荷を検出する(S11)。制御部30は、検出した通信負荷が第1閾値以上であるか否かを判定する(S12)。通信負荷が第1閾値以上でない場合(S12:NO)、即ち通信負荷が第1閾値よりも小さい場合、制御部30は、レーン70における通信速度を2.5Gbpsに設定し(S13)、中継器4と通信する。言い換えると制御部30は、レーン70における通信速度をGen1の通信速度に設定し、中継器4と通信する。制御部30は処理を終了する。制御部30は、処理を終了する代わりにS11の処理を行ってもよい。
通信負荷が第1閾値以上である場合(S12:YES)、制御部30は、検出した通信負荷が第2閾値以上であるか否かを判定する(S14)。通信負荷が第2閾値以上でない場合(S14:NO)、即ち通信負荷が第2閾値よりも小さい場合、制御部30は、レーン70における通信速度を5Gbpsに設定し(S15)、中継器4と通信する。言い換えると制御部30は、レーン70における通信速度をGen2の通信速度に設定し、中継器4と通信する。制御部30は処理を終了する。制御部30は、処理を終了する代わりにS11の処理を行ってもよい。
通信負荷が第2閾値以上である場合(S14:YES)、制御部30は、レーン70における通信速度を8Gbpsに設定し(S16)、中継器4と通信する。言い換えると制御部30は、レーン70における通信速度をGen3の通信速度に設定し、中継器4と通信する。制御部30は処理を終了する。制御部30は、処理を終了する代わりにS11の処理を行ってもよい。
本実施形態において、制御部30はレーン70及び中継器4を介して車載機器2と通信する。制御部30は、レーン70における通信負荷を検出し、検出した通信負荷に基づき、レーン70を介する通信における通信速度を制御する。通信負荷が一定値以上である場合、例えば通信量が多い場合、制御部は通信速度を増加させる。通信負荷が一定値未満である場合、例えば通信量が少ない場合、制御部は通信速度を減少させる。一定値は、第1閾値及び第2閾値を含む。一般に、通信速度が速い場合の消費電力は大きい。通信速度が遅い場合の消費電力は小さい。通信負荷に応じた通信速度による通信が行われるので、車載装置1における消費電力の増加を抑制することができる。制御部30は、通信負荷が増加した場合に通信速度を増加させ、通信負荷が減少した場合に通信速度を減少させるので、通信負荷に応じて効率的に通信速度を制御することができる。
処理部3と中継器4とはレーン70を介してPCIeの規格に対応した通信を行う。レーン70には通信に用いられる帯域に応じた通信速度が規定される。制御部30は、通信に用いられる帯域を増減させることによって通信速度を制御するので、レーン70における通信速度を変更しやすい。
レーン70において通信に用いられる帯域は、通信の規格に基づき互換性を有する複数世代の帯域を含む。複数世代の帯域は、Gen1の帯域、Gen2の帯域及びGen3の帯域を含む。レーン70における上記の規格の世代間における互換性(下位互換)を利用して、通信負荷に応じた適切な世代の帯域に切り替え、通信速度を効率的に制御することができる。
本実施形態において処理部3及び中継器4は2つのレーン70によって接続されているが、処理部3及び中継器4は、1つのレーン70又は3つ以上のレーン70によって接続されていてもよい。
車載装置1は、複数のポートを有する統合ECUでもよい。統合ECUは、例えばヴィークルコンピュータ等の中央制御装置である。統合ECUは、車載機器2と通信し、車載機器2を制御するための処理を行う。統合ECUは、複数の車載機器2の間の通信を中継するゲートウェイ又はイーサスイッチ等の中継装置としても機能する。
(実施形態2)
実施形態2に係る構成の内、実施形態1と同様な構成部については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施形態2は、複数のレーン70を用いて通信を行う車載装置1に関する。
実施形態2に係る構成の内、実施形態1と同様な構成部については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施形態2は、複数のレーン70を用いて通信を行う車載装置1に関する。
実施形態2の車載装置1において処理部3は、実施形態1と同様に2つのレーン70によって中継器4と接続されている。処理部3の制御部30は、当該2つのレーン70の少なくとも一方を介して中継器4と通信する。当該2つのレーン70における通信速度の合計は、処理部3及び中継器4の間の通信における通信速度である。2つのレーン70それぞれは、実施形態1のレーン70と同様に通信速度を変更可能である。
2つのレーン70を通信に用いることができるので、2つのレーン70の通信速度の組み合わせに応じて処理部3及び中継器4の間の通信における通信速度は変更可能である。例えば、各レーン70の通信速度が8Gbpsである場合、処理部3及び中継器4の間の通信における通信速度は16Gbpsである。通信速度が2.5Gbpsであるレーン70と通信速度が5Gbpsであるレーン70とが用いられる場合、処理部3及び中継器4の間の通信における通信速度は7.5Gbpsである。以下、処理部3及び中継器4の間の通信における通信速度を、処理部3及び中継器4の間の通信速度とも称する。
実施形態2の処理部3の記憶部31には、通信負荷と、処理部3及び中継器4の間の通信速度とが関連付けられて格納される通信速度テーブルが記憶されている。図4は、通信速度テーブルの内容例を示す概念図である。図4の通信速度テーブルは、通信負荷列と通信速度列とを含む。通信速度列は、2つのレーン70のうち、一方のレーン70の通信速度列と、他方のレーン70の通信速度列とを含む。更に通信速度列は、処理部3及び中継器4の間の通信速度列を含む。
一方のレーン70の通信速度列には、2つのレーン70のうち、一方のレーン70における通信速度が記憶される。図4において一方のレーン70の通信速度列には、一方のレーン70における通信速度として、8Gbps、5Gbps、又は2.5Gbpsが記憶される。他方のレーン70の通信速度列には、2つのレーン70のうち、他方のレーン70における通信速度が記憶される。図4において他方のレーン70の通信速度列には、他方のレーン70における通信速度として、8Gbps、5Gbps、2.5Gbps又は0Gbpsが記憶される。0Gbpsの通信速度は、他方のレーン70が通信に使用されないことを示す。
処理部3及び中継器4の間の通信速度列には、2つのレーンの通信速度の組み合わせに応じた処理部3及び中継器4の間の通信速度が記憶される。言い換えると処理部3及び中継器4の間の通信速度列には、一方のレーン70の通信速度と、他方のレーン70の通信速度との和が記憶される。
通信負荷列には、複数の通信負荷の範囲が記憶されている。通信負荷の範囲それぞれは処理部3及び中継器4の間の通信速度と関連付けられている。図4において、2.25Gbps未満という通信負荷の範囲は、2.5Gbpsという処理部3及び中継器4の間の通信速度と関連付けられている。2.25Gbps以上4.5Gbps未満という通信負荷の範囲は、5Gbpsという処理部3及び中継器4の間の通信速度と関連付けられている。4.5Gbps以上6.75Gbps未満という通信負荷の範囲は、7.5Gbpsという処理部3及び中継器4の間の通信速度と関連付けられている。6.75Gbps以上7.2Gbps未満という通信負荷の範囲は、8Gbpsという処理部3及び中継器4の間の通信速度と関連付けられている。7.2Gbps以上9Gbps未満という通信負荷の範囲は、10Gbpsという処理部3及び中継器4の間の通信速度と関連付けられている。9Gbps以上9.45Gbps未満という通信負荷の範囲は、10.5Gbpsという処理部3及び中継器4の間の通信速度と関連付けられている。9.45Gbps以上11.7Gbps未満という通信負荷の範囲は、13Gbpsという処理部3及び中継器4の間の通信速度と関連付けられている。11.7Gbps以上という通信負荷の範囲は、16Gbpsという処理部3及び中継器4の間の通信速度と関連付けられている。
本実施形態においては、処理部3及び中継器4の間の通信速度それぞれの90%に相当する値を基準として通信負荷の範囲は設定されている。例えば2.25Gbpsは2.5Gbpsの90%の値である。4.5Gbpsは5Gbpsの90%の値である。通信負荷の範囲は上記の例に限定されない。例えば処理部3及び中継器4の間の通信速度それぞれの80%又は95%に相当する値を基準として通信負荷の範囲は設定されてもよい。
処理部3の制御部30は実施形態1と同様にして、2つのレーン70における通信負荷を検出する。制御部30は検出した2つのレーン70における通信負荷の合計と、通信速度テーブルとに基づき、処理部3及び中継器4の間の通信速度を制御する。以下、2つのレーン70における通信負荷の合計を処理部3及び中継器4の間の通信負荷とも称する。
以下、制御部30が処理部3及び中継器4の間の通信速度を制御する例を説明する。制御部30は、処理部3及び中継器4の間の通信負荷を検出する。制御部30は、通信速度テーブルを参照して処理部3及び中継器4の間の通信速度を制御し、中継器4と通信する。例えば検出された通信負荷が12Gbpsである場合、制御部30は、2つのレーン70それぞれの通信速度を8Gbpsに設定することによって、処理部3及び中継器4の間の通信速度を16Gbpsに設定し、中継器4と通信する。
例えば検出された通信負荷が10Gbpsである場合、制御部30は、一方のレーン70の通信速度を8Gbpsに設定し、他方のレーン70の通信速度を5Gbpsに設定する。処理部3及び中継器4の間の通信速度は13Gbpsに設定される。制御部30は、処理部3及び中継器4の間の通信速度が13Gbpsに設定された状態にて、中継器4と通信する。
例えば検出された通信負荷が7Gbpsである場合、制御部30は、一方のレーン70の通信速度を8Gbpsに設定し、当該一方のレーン70を介して中継器4と通信する。他方のレーン70は中継器4との通信に用いられない。このとき、処理部3及び中継器4の間の通信速度は8Gbpsに設定される。
図4の例においては処理部3及び中継器4の間の通信速度が5Gbpsである通信が行われる際、制御部30は、2つのレーン70それぞれの通信速度を2.5Gbpsに設定する。例えば制御部30は、処理部3及び中継器4の間の通信速度が5Gbpsである通信を行う際、2つのレーン70のうち、一方のレーン70の通信速度を5Gbpsに設定し、他方のレーン70を用いずに、一方のレーン70を介して中継器4と通信してもよい。
上述のように制御部30は通信速度テーブルと検出した通信負荷とに基づき、通信に用いられるレーン70の帯域の増減及び当該レーン70の個数の増減の少なくとも一方によって処理部3及び中継器4の間の通信速度を制御する。制御部30が通信速度を制御する方法は、通信速度テーブルに基づく方法に限定されない。例えば通信負荷に関する複数の閾値が予め記憶部31に記憶されていてもよい。制御部30は検出した通信負荷と、通信負荷に関する閾値とを比較し、比較結果に応じて、レーン70の帯域の増減及びレーン70の個数の増減の少なくとも一方を行い、処理部3及び中継器4の間の通信速度を制御する。
図5は、実施形態2の制御部30の処理を例示するフローチャートである。制御部30は、例えばIGスイッチがオフ状態からオン状態になった際に以下の処理を開始する。制御部30は、IGスイッチがオン状態である際に、定常的に以下の処理を行ってもよい。
制御部30は、処理部3及び中継器4の間の通信負荷を検出する(S21)。制御部30は、検出した通信負荷及び通信速度テーブルに基づき処理部3及び中継器4の間の通信速度を設定する(S22)。制御部30は中継器4と通信し(S23)、処理を終了する。制御部30は、処理を終了する代わりにS21の処理を行ってもよい。
本実施形態において制御部30は複数のレーン70と、中継器4とを介して車載機器2と通信可能である。制御部30は、レーン70の帯域の増減、及びレーン70の個数の増減の少なくとも一方によって処理部3及び中継器4の間の通信速度を制御する。制御部30は複数のレーン70を用いることによって、1つのレーン70を用いる場合よりも速い通信速度にて通信を行うことができる。制御部30は複数のレーン70と、当該レーン70の帯域との組み合わせによって様々な上記の通信速度を設定することができる。なお車載装置1は、制御部30がレーン70の帯域の増減及びレーン70の個数の増減のうち、レーン70の個数の増減のみによって処理部3及び中継器4の間の通信速度を制御する構成でもよい。
通信速度テーブルには複数の通信負荷と、複数の通信速度とが関連付けられて格納される。制御部30は、通信速度テーブルと検出した通信負荷とに基づき通信速度を制御するので、複数の通信速度が選択可能である場合であっても、通信負荷に応じた通信速度を適切に設定することができる。
本実施形態において処理部3及び中継器4は2つのレーンを介して通信を行うが、レーン70の個数は2つに限定されない。例えば処理部3及び中継器4は3つ以上のレーン70を介して通信を行ってもよい。
(実施形態3)
実施形態3に係る構成の内、実施形態1と同様な構成部については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施形態3は、車載装置1の温度に基づき通信速度を制御する車載装置1に関する。
実施形態3に係る構成の内、実施形態1と同様な構成部については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施形態3は、車載装置1の温度に基づき通信速度を制御する車載装置1に関する。
以下、処理部3及び中継器4が実施形態1と同様に1つのレーン70を用いて通信を行う例を説明する。実施形態3の車載装置1において処理部3は、実施形態1と同様に温度検出部32を備える。温度検出部32は、処理部3内又は処理部3近傍の温度を含む車載装置1の温度を検出する。制御部30は、温度検出部32によって検出される車載装置1の温度を取得する。本実施形態において温度検出部32は処理部3に内蔵されているが、温度検出部32は処理部3に内蔵されていなくてもよい。温度検出部32は処理部3の外部に設けられていてもよい。
制御部30は、実施形態1と同様に、レーン70における通信負荷を検出し、検出した通信負荷に基づきレーン70における通信速度を制御する。更に制御部30は、温度検出部32から取得した車載装置1の温度に基づきレーン70における通信速度を制御する。
以下、車載装置1の温度に基づく通信速度の制御について説明する。制御部30は、上述のように温度検出部32から車載装置1の温度を取得する。制御部30は、取得した車載装置1の温度が所定温度以上であるか否かを判定する。例えば所定温度は予め記憶部31に記憶してある。所定温度は例えば60℃であるが、60℃に限定されない。
車載装置1の温度が所定温度以上である場合、制御部30は以下のようにして、処理部3及び中継器4の間の通信速度を減少させる。例えば制御部30は、レーン70における通信速度を下位の世代の通信速度へ変更することによって、処理部3及び中継器4の間の通信速度を減少させる。通信に用いられるレーン70における通信速度がGen2の通信速度である場合、制御部30は、上記のレーン70にこえる通信速度をGen2の通信速度からGen1の通信速度へ変更する。処理部3及び中継器4の間の通信速度は減少する。通信に用いられるレーン70における通信速度がGen3の通信速度である場合、制御部30は、上記のレーン70における通信速度をGen3の通信速度からGen2の通信速度へ変更する。処理部3及び中継器4の間の通信速度は減少する。
なお、通信に用いられるレーン70における通信速度がGen3の通信速度である場合、制御部30は、上記のレーン70における通信速度をGen3の通信速度からGen1の通信速度へ変更してもよい。車載装置1の温度に基づく通信速度の制御は上記の例に限定されない。例えば制御部30は、レーン70における通信速度を所定速度、例えば1Gbps減少させてもよい。
図6は、実施形態3の制御部30の処理を例示するフローチャートである。制御部30は、例えばIGスイッチがオフ状態からオン状態になった際に以下の処理を開始する。制御部30は、IGスイッチがオン状態である際に、定常的に以下の処理を行ってもよい。
制御部30は、上述のように温度検出部32から車載装置1の温度を取得する(S31)。制御部30は、取得した温度が所定温度以上であるか否かを判定する(S32)。取得された温度が所定温度以上でない場合(S32:NO)、即ち取得された温度が所定温度未満である場合、制御部30は処理を終了する。制御部30は処理を終了する代わりにS31の処理を行ってもよい。
取得された温度が所定温度以上である場合(S32:YES)、制御部30は、上述のように通信速度を減少させ(S33)、処理を終了する。例えば制御部30はレーン70における通信速度を、Gen3の通信速度からGen2の通信速度、又はGen2の通信速度からGen1の通信速度へ変更する。制御部30は処理を終了する代わりにS31の処理を行ってもよい。
車載装置1は通信等の処理を行う際に発熱する。一般に、通信速度が速い場合の車載装置1における発熱量は、通信速度が遅い場合に比べて大きい。車載装置1は、車載装置1の温度が所定温度以上である場合に通信速度を減少させるので、通信速度が減少する前に比べて車載装置1における発熱量は減少する。従って発熱量の増加を抑制することができる。発熱量の増加が抑制されるので、車載装置1は、車載装置1の温度が高くなり過ぎることを防止することができる。車載装置1の温度は高くなり過ぎないので、車載装置1が高温によって誤動作することを防止することができる。車載装置1の温度が高くなり過ぎた場合、車載装置1は通信等の処理を適切に行うことができないおそれがある。
温度に基づく通信速度の制御は、通信負荷に基づく通信速度の制御よりも優先されると好ましい。例えば制御部30は、車載装置1の温度に基づき通信速度を変更した後、一定時間、通信負荷に基づく通信速度の制御を行わない。例えば、一定時間は予め記憶部31に記憶してある。車載装置1の温度に基づく通信速度の制御が優先されるので、車載装置1の温度が高くなり過ぎることをより適切に防止することができる。
なお処理部3及び中継器4は複数のレーン70を用いて通信を行ってもよい。この場合、制御部30は、実施形態2と同様に、処理部3及び中継器4の間の通信負荷に基づき、通信に用いるレーン70の帯域の増減及び当該レーン70の個数の増減の少なくとも一方を行い、処理部3及び中継器4の間の通信速度を制御する。更に制御部30は、車載装置1の温度を取得し、取得した車載装置1の温度に基づき処理部3及び中継器4の間の通信速度を制御する。例えば制御部30は、車載装置1の温度が所定温度以上である場合、通信に用いられるレーン70の帯域の減少及び当該レーン70の個数の減少の少なくとも一方を行い、処理部3及び中継器4の間の通信速度を減少させる。処理部3及び中継器4が複数のレーン70を用いて通信を行う場合においても、温度に基づく通信速度の制御は、通信負荷に基づく通信速度の制御よりも優先されると好ましい。
(実施形態4)
図7は、実施形態4に係る車載システムSの構成を例示する模式図である。実施形態4に係る構成の内、実施形態1と同様な構成部については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施形態4は、処理部3に加えて、中継器4が通信速度を制御する車載装置1に関する。
図7は、実施形態4に係る車載システムSの構成を例示する模式図である。実施形態4に係る構成の内、実施形態1と同様な構成部については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施形態4は、処理部3に加えて、中継器4が通信速度を制御する車載装置1に関する。
実施形態4の車載システムSは、実施形態1の車載システムSと同様、車両Cに搭載される車載装置1を含む。車載装置1には、車両Cに搭載される車載機器2が接続される。車載装置1は、処理部3、中継器4、複数の車内通信部5、及び複数の無線通信部6を備える。
処理部3及び中継器4は、実施形態1と同様、2つのレーン70によって接続されている。処理部3の制御部30は、実施形態1、実施形態2又は実施形態3と同様に、レーン70における通信速度を制御する。言い換えると制御部30は、処理部3及び中継器4の間の通信速度を制御する。
実施形態4の車両Cには、2つの無線通信部6が搭載されている。例えば、一方の無線通信部6は、LTE、4G又は5G等の通信プロトコルを用いて広域無線通信を行うための通信装置である。例えば他方の無線通信部6は、WiFi等の通信プロトコルを用いて狭域無線通信を行うための通信装置である。
無線通信部6は、レーン71によって中継器4と接続されている。レーン71は、レーン70と同様なので詳細な説明は省略する。図7において中継器4には2つのレーン71が接続されている。一方のレーン71は、中継器4と一方の無線通信部6とを接続する。他方のレーン71は、中継器4と他方の無線通信部6とを接続する。
実施形態4の中継器4は、制御部40、記憶部41及び温度検出部42を備える。制御部40と記憶部41及び温度検出部42とは接続されている。制御部40は、CPU又はMPU等により構成してあり、記憶部41に予め記憶された制御プログラム及びデータを読み出して実行することにより、種々の制御処理及び演算処理等を行うようにしてある。制御部40は、レーン71を介して各無線通信部6と通信する。また制御部40は、レーン70を介して処理部3と通信する。また制御部40は車載機器2と通信する。例えば制御部40はレーン71及び無線通信部6を介して、外部サーバと通信し、外部サーバから更新プログラムを取得する。制御部40は取得した更新プログラムを処理部3又は車載機器2へ送信する。制御部40は、CPU等のソフトウェア処理を行うソフトウェア処理部のみに限定されず、FPGA、ASIC又はSOC等のハードウェア処理にて種々の制御処理及び演算処理等を行うハードウェア処理部を含むものであってもよい。
記憶部41は、RAM等の揮発性のメモリ素子又は、ROM、EEPROM若しくはフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子により構成してある。記憶部41には、制御プログラム及び処理時に参照するデータが予め記憶してある。記憶部41に記憶された制御プログラムは、中継器4が読み取り可能な記録媒体から読み出された制御プログラムを記憶したものであってもよい。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部コンピュータから制御プログラムをダウンロードし、記憶部41に記憶させたものであってもよい。
温度検出部42は、例えばサーミスタである。温度検出部42は、中継器4内又は中継器4近傍の温度を検出する。中継器4内又は中継器4近傍の温度は、車載装置1の温度に含まれる。制御部40は、温度検出部42によって検出された車載装置1の温度を取得する。
中継器4の制御部40は、各レーン71における通信負荷を検出し、検出した通信負荷に基づきレーン71における通信速度を制御する。例えば中継器4の制御部40が行う通信負荷の検出には、処理部3の制御部30が行う通信負荷の検出と同様に、QoSが用いられる。中継器4の制御部40が通信負荷に基づきレーン71における通信速度を制御する方法は、処理部3の制御部30が通信負荷に基づきレーン70における通信速度を制御する方法と同様なので、詳細な説明は省略する。例えば制御部40がレーン71における通信速度を変更した場合、無線通信部6は制御部40に追従して通信速度を変更し、変更された通信速度にて制御部40と通信する。例えば制御部40は通信速度を変更する際に中継器4へ変更後の通信速度を通知してもよい。
上述のように制御部40は温度検出部42から車載装置1の温度を取得する。制御部40は、温度検出部42から取得した車載装置1の温度が所定温度以上である場合、レーン71における通信速度を減少させる。言い換えると制御部40は、温度検出部42から取得した車載装置1の温度に基づきレーン71における通信速度を制御する。制御部40が車載装置1の温度に基づきレーン71における通信速度を制御する方法は、実施形態3の制御部30が車載装置1の温度に基づきレーン71における通信速度を制御する方法と同様なので、詳細な説明は省略する。例えば車載装置1の温度に基づくレーン71における通信速度の制御は、通信負荷に基づくレーン71における通信速度の制御よりも優先される。なお処理部3の制御部30による車載装置1の温度に基づく通信速度の制御に用いられる所定温度と、中継器4の制御部40による車載装置1の温度に基づく通信速度の制御に用いられる所定温度とは、同一の温度でもよく、異なる温度でもよい。
本実施形態において車両Cには2つの無線通信部6が搭載されるが、車両Cに搭載される無線通信部6の個数は2つに限定されない。無線通信部6の個数は1つでもよく、3つ以上でもよい。中継器4と1つの無線通信部6とが複数のレーン71によって接続されてもよい。例えば制御部40は、実施形態2の制御部30と同様に、通信負荷と通信速度テーブルとに基づき通信速度を制御する。
本実施形態において、処理部3の制御部30はレーン70及び中継器4を介して車載機器2と通信する。制御部30はレーン70における通信負荷に基づき、処理部3及び中継器4の間の通信速度を制御する。レーン70は、第1通信線に相当する。中継器4はレーン71によって無線通信部6と接続される。中継器4の制御部40は、レーン71における通信負荷に基づき、レーン71における通信速度を制御する。レーン71は、第2通信線に相当する。無線通信部6から大容量のデータ、例えば車載機器2の更新プログラムが送信される場合に、中継器4は速い通信速度によって上記の大容量のデータを受信することができる。レーン70及びレーン71それぞれにおける通信速度が通信負荷に応じて制御されるので、車載装置1の消費電力の増加を効果的に抑制することができる。制御部30及び制御部40は特許請求の範囲の制御部に相当する。
中継器4の制御部40は、温度検出部42から取得した車載装置1の温度が所定温度以上である場合、レーン71における通信速度を減少させるので、車載装置1における発熱量の増加を抑制することができる。処理部3の制御部30は、温度検出部32から取得した車載装置1の温度が所定温度以上である場合、レーン70における通信速度を減少させるので、車載装置1における発熱量の増加を抑制することができる。車載装置1は、車載装置1の温度に基づきレーン70及びレーン71の少なくとも一方における通信速度を減少させるので、効率的に発熱量の増加を抑制することができる。
例えば車載装置1は、中継器4の制御部40がレーン70及びレーン71の両方における通信速度を制御する構成であってもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
S 車載システム
C 車両
1 車載装置
2 車載機器
2a センサ
2b 車載ECU
3 処理部
30 制御部
31 記憶部
310 プログラム
311 記録媒体
32 温度検出部
4 中継器
40 制御部
41 記憶部
42 温度検出部
5 車内通信部
6 無線通信部
6a アンテナ
70 レーン(第1通信線)
71 レーン(第2通信線)
C 車両
1 車載装置
2 車載機器
2a センサ
2b 車載ECU
3 処理部
30 制御部
31 記憶部
310 プログラム
311 記録媒体
32 温度検出部
4 中継器
40 制御部
41 記憶部
42 温度検出部
5 車内通信部
6 無線通信部
6a アンテナ
70 レーン(第1通信線)
71 レーン(第2通信線)
Claims (10)
- 車載機器と接続され、該車載機器と通信する車載装置であって、
前記車載機器との通信を制御する制御部と、
前記車載機器と通信するための通信線とを備え、
前記制御部は、
前記通信線を介して前記車載機器と通信し、
前記通信線における通信負荷を検出し、
検出した前記通信負荷に基づき、前記通信線を介する通信における通信速度を制御する
車載装置。 - 前記制御部は、
前記通信負荷が増加した場合に、前記通信速度を増加させ、
前記通信負荷が減少した場合に、前記通信速度を減少させる
請求項1に記載の車載装置。 - 前記制御部は、前記通信線において通信に用いられる帯域の増減によって、前記通信速度を制御する
請求項1又は請求項2に記載の車載装置。 - 前記通信線において通信に用いられる帯域は、通信の規格に基づき互換性を有する複数世代の帯域を含み、
前記制御部は、検出した前記通信負荷に基づき、前記複数世代の帯域の内のいずれかの帯域に切り替えることにより、前記通信線において通信に用いられる帯域の増減を行う
請求項3に記載の車載装置。 - 複数の前記通信線を備え、
前記制御部は、通信に用いられる前記通信線の個数の増減によって、前記通信速度を制御する
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車載装置。 - 前記制御部は、
自装置の温度を取得し、
取得した前記温度が所定温度以上である場合、前記通信速度を減少させる
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車載装置。 - 前記制御部は、複数の前記通信負荷及び複数の前記通信速度が関連付けられて格納される通信速度テーブルと、検出した前記通信負荷とに基づき、前記通信速度を制御する
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車載装置。 - 前記制御部及び前記車載機器の間の通信を中継する中継器を備え、
前記通信線は、
前記制御部と前記中継器とを接続する第1通信線と、
無線通信を行うための無線通信部と前記中継器とを接続する第2通信線とを含み、
前記制御部は、
前記第1通信線、及び前記中継器を介して前記車載機器と通信し、
前記第1通信線における前記通信負荷に基づき、前記第1通信線を介する通信における前記通信速度を制御し、
前記中継器は、
前記第2通信線を介して前記無線通信部と通信し、
前記第2通信線における前記通信負荷に基づき、前記第2通信線を介する通信における前記通信速度を制御する
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車載装置。 - 車載機器と接続され、該車載機器と通信する車載装置が行う通信速度の制御方法であって、
前記車載装置は、
前記車載機器と通信するための通信線を介して前記車載機器と通信し、
前記通信線における通信負荷を検出し、
検出した前記通信負荷に基づき通信速度を制御する
通信速度の制御方法。 - 車載機器と接続され、該車載機器と通信するコンピュータに、
前記車載機器と通信するための通信線を介して前記車載機器と通信し、
前記通信線における通信負荷を検出し、
検出した前記通信負荷に基づき通信速度を制御する
処理を実行させるためのプログラム。
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