JP2022118314A - 医用情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022118314000001
【課題】撮影による患者の利益が損失を上回るか否かを判断するための情報を提供すること。
【解決手段】医用情報処理装置は、入力部と、取得部と、表示制御部と、を備える。前記入力部は、画像診断装置によるX線画像データの取得を依頼する検査オーダとして検査対象の患者を特定するための患者特定情報の入力を受け付ける。前記取得部は、前記患者特定情報により特定される患者に関するX線画像データの取得に伴う被曝線量の記録を取得する。前記表示制御部は、前記入力部により前記検査オーダが受け付けられた場合に、前記被曝線量の記録に基づいて、前記患者の前記被曝線量の記録を集約したサマリ画面を表示させる。
【選択図】図7

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用情報処理装置に関する。
従来、患者などの患者にX線を曝射し、患者を透過したX線を用いて当該患者のX線画像データを撮影する画像診断装置が知られている。また、画像診断装置による患者の被曝線量が許容される閾値を超えるおそれがある場合に警告する技術が知られている。
ところが、閾値を超えてしまう場合であっても、画像診断装置により患者を撮影すべき場合もある。しかしながら、今回の撮影による患者の利益が損失を上回るか否かを判断する判断材料を収集するのは手間であった。
特許第5611667号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、撮影による患者の利益が損失を上回るか否かを判断するための情報を提供することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係る医用情報処理装置は、入力部と、取得部と、表示制御部と、を備える。前記入力部は、画像診断装置によるX線画像データの取得を依頼する検査オーダとして検査対象の患者を特定するための患者特定情報の入力を受け付ける。前記取得部は、前記患者特定情報により特定される患者に関するX線画像データの取得に伴う被曝線量の記録を取得する。前記表示制御部は、前記入力部により前記検査オーダが受け付けられた場合に、前記被曝線量の記録に基づいて、前記患者の前記被曝線量の記録を集約したサマリ画面を表示させる。
図1は、本実施形態にかかる情報提供システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、電子カルテ情報のデータ構成の一例を示す図である。 図3は、アラートマスタのデータ構成の一例を示す図である。 図4は、放射線マスタのデータ構成の一例を示す図である。 図5は、代替項目マスタのデータ構成の一例を示す図である。 図6は、被曝線量記録情報のデータ構成の一例を示す図である。 図7は、本実施形態に係る操作端末の構成の一例を示すブロック図である。 図8は、サマリ画面の一例を示す説明図である。 図9は、代替項目画面の一例を示す説明図である。 図10は、本実施形態に係る操作端末が実行する情報提供処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本実施形態に関する医用情報処理装置について説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。
図1は、本実施形態にかかる情報提供システム1の構成の一例を示すブロック図である。情報提供システム1は、複数のモダリティ10と、PACS(Picture Archiving and Communication Systems)20と、HIS(Hospital Information System)30と、RIS(Radiology Information Systems)40と、操作端末50とを備える。また、各システム及び各装置は、ネットワークを介して相互に通信可能に接続する。なお、図1に示す構成は、一例であり、各システム及び各装置の台数は任意に変更してもよい。また、図1に示されていない装置がネットワークに接続されていてもよい。すなわち、図1に示す情報提供システム1は、4台のモダリティ10を備えているが、モダリティ10は5台以上であってもよいし、4台未満であってもよい。
各モダリティ10は、患者などの患者にX線を曝射し、患者を透過したX線を用いて当該患者のX線画像データを撮影する画像診断装置である。例えば、モダリティ10は、X線CT(Computed Tomography)装置、X線TV装置、X線診断装置、マンモグラフィ装置等である。また、図1に示す4台のモダリティ10は、それぞれ異なる種別の画像診断装置であってもよいし、全部又は一部が同一の種別の画像診断装置であってもよい。そして、モダリティ10は、撮影により生成したX線画像データをPACS20に送信する。
PACS20は、モダリティ10が生成したX線画像データなどの画像データを保管するサーバ装置である。例えば、PACS20は、サーバやワークステーション等のコンピュータ機器によって実現される。
HIS30は、患者などの患者に関する各種情報を管理する。例えば、HIS30は、サーバやワークステーション等のコンピュータ機器によって実現される。更に詳しくは、HIS30は、電子カルテ情報31、アラートマスタ32、放射線マスタ33、代替項目マスタ34、及び検査オーダ情報35を自装置の記憶回路等に記憶する。電子カルテ情報31は、患者の診療記録を有するデータである。アラートマスタ32は、被曝線量が閾値以上であることをアラートする条件を有するデータである。放射線マスタ33は、被曝線量を予測に用いるデータである。代替項目マスタ34は、検査オーダにより依頼した撮影の代替になる項目を有するデータである。検査オーダ情報35は、モダリティ10による患者の撮影する依頼する情報である。
RIS40は、放射線部門に関する各種情報を管理する。例えば、RIS40は、サーバやワークステーション等のコンピュータ機器によって実現される。更に詳しくは、RIS40は、被曝線量記録情報41を自装置の記憶回路等に記憶する。被曝線量記録情報41は、モダリティ10によるX線画像データの取得に伴い患者の被曝線量の記録に関する情報である。
操作端末50は、医師などの医療従事者が操作する端末である。操作端末50は、パーソナルコンピュータや、タブレット端末等のコンピュータ機器によって実現される。例えば、操作端末50は、HIS30にアクセスすることにより、画像診断装置の検査オーダの入力を受け付ける装置である。
このような情報提供システム1において、画像診断装置による撮影が必要と判断した場合に、医療従事者は、患者のX線画像データの取得を依頼する検査オーダを操作端末50に入力する。操作端末50は、検査オーダと、放射線マスタ33とに基づいて、患者の被曝線量の予測値を取得する。また、操作端末50は、被曝線量記録情報41が有する患者の被曝線量を合算した累積値と、被曝線量の予測値との合計値が閾値以上であるか否かを判定する。操作端末50は、閾値未満の場合に、検査オーダ情報35を発行する。一方、操作端末50は、閾値以上の場合に、患者の被曝線量が閾値以上であることを通知する。
具体的には、操作端末50は、患者の被曝線量のサマリが示されたサマリ画面100(図8参照)及び検査オーダの代わりに実施することを提案する代替項目画面200(図9参照)を表示させる。そして、操作端末50は、画像診断装置による撮影を実施するか否かの入力を受け付ける。すなわち、操作端末50は、患者のX線画像データを取得するか否かの入力を受け付ける。
このように、医療従事者は、サマリ画面100が表示されることにより、患者の過去の被曝線量を把握することができる。よって、医療従事者は、被曝における患者への影響を考慮しつつ、X線画像データを取得すべきか否かを判断することができる。また、医療従事者は、代替項目画面200が表示されることにより、画像診断装置による撮影とは異なる方法で患者を検査することについて検討することができる。
次に、各種データのデータ構成について説明する。
図2は、電子カルテ情報31のデータ構成の一例を示す図である。電子カルテ情報31は、患者コード、属性情報、及び診療記録情報が関連付けられている。患者コードは、患者などの患者を特定するための識別情報である。属性情報は、患者の属性を示す情報である。具体的には、属性情報は、患者の性別や、年齢などの情報である。診療記録情報は、患者の診療の記録を示す情報である。
図3は、アラートマスタ32のデータ構成の一例を示す図である。アラートマスタ32は、アラート項目名、アラート条件情報、及び閾値が関連付けられている。アラート項目名は、アラートの名称である。アラート条件情報は、アラートの対象を特定するための情報である。アラート条件情報には、患者の属性情報ごとに、患者の部位が関連付けられている。そして、操作端末50は、属性情報及び部位が適合する場合、アラートの対象であると判断する。閾値は、アラートするか否かの判定基準となる被曝線量を示す情報である。例えば、アラートマスタ32には、30歳女性の胸部の被曝線量が閾値以上である場合に、アラートすることが設定されている。
図4は、放射線マスタ33のデータ構成の一例を示す図である。放射線マスタ33は、モダリティ種別コード、撮影方法、部位、及び標準被曝線量が関連付けられている。モダリティ種別コードは、モダリティ10の種別を特定するための識別情報である。撮影方法は、モダリティ種別コードにより特定されるモダリティ10での撮影方法である。部位は、患者の部位を示す情報である。標準被曝線量は、関連付けられた内容で画像診断装置による撮影を実施した場合に、患者が被曝する標準的な被曝線量である。すなわち、標準被曝線量は、画像診断装置による撮影が実施された場合に、患者の被曝線量の予測値である。
図5は、代替項目マスタ34のデータ構成の一例を示す図である。代替項目マスタ34は、検査内容情報、代替項目、及び会計情報が関連付けられている。検査内容情報は、代替の対象となる検査オーダの内容を示す情報である。例えば、検査内容情報は、モダリティ種別コード、撮影方法、患者の部位などが含まれる。代替項目は、代わりに実施することを提案する検査内容を示す情報である。会計情報は、代替項目の検査にかかる会計に関する情報である。例えば、会計情報は、同一月2回目以降は診療報酬が逓減されるなどの会計の算定条件や、代替項目の検査を実施することで得られる利益額などの情報である。
図6は、被曝線量記録情報41のデータ構成の一例を示す図である。被曝線量記録情報41は、患者データ、及び検査履歴情報が関連付けられている。患者コードは、患者を特定するための識別情報である。検査履歴情報は、検査日時と、検査を実行したモダリティ10の種別を示すモダリティ種別コードと、患者の被曝した部位と、患者の被曝線量とが関連付けられた情報である。
なお、図1に示す各種データの配置は一例であって、各種データの配置は任意に変更してもよいし、図1に示されていない装置やシステムが有していてもよい。
次に、本実施形態に係る操作端末50の構成について説明する。
図7は、本実施形態に係る操作端末50の構成の一例を示すブロック図である。操作端末50は、通信インターフェース51と、入力インターフェース52と、ディスプレイ53と、記憶回路54と、処理回路55とを有する。
通信インターフェース51は、処理回路55に接続され、ネットワークを介して接続された各装置との間で行われる各種データの伝送及び通信を制御する。例えば、通信インターフェース51は、ネットワークカードやネットワークアダプタ、NIC(Network Interface Controller)等によって実現される。
入力インターフェース52は、処理回路55に接続され、操作者(医療従事者)から受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路55に出力する。具体的には、入力インターフェース52は、操作者から受け付けた入力操作を電気信号へ変換して処理回路55に出力する。例えば、入力インターフェース52は、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、及び音声入力回路等によって実現される。なお、本明細書において、入力インターフェース52は、マウス、キーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を制御回路へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェース52の例に含まれる。
ディスプレイ53は、処理回路55に接続され、処理回路55から出力される各種情報及び各種画像データを表示する。例えば、ディスプレイ53は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、タッチパネル等によって実現される。
記憶回路54は、処理回路55に接続され、各種データを記憶する。また、記憶回路54は、処理回路55が読み出して実行することで各種機能を実現するための種々のプログラムを記憶する。例えば、記憶回路54は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子や、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。
処理回路55は、操作端末50全体の動作を制御する。処理回路55は、例えば、検査オーダ入力機能551、データ取得機能552、被曝線量予測機能553、通知判定機能554、表示制御機能555、検査オーダ発行機能556、及び閾値設定機能557を有する。実施形態では、構成要素である検査オーダ入力機能551、データ取得機能552、被曝線量予測機能553、通知判定機能554、表示制御機能555、検査オーダ発行機能556、及び閾値設定機能557にて行われる各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路54へ記憶されている。処理回路55は、プログラムを記憶回路54から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路55は、図7の処理回路55内に示された各機能を有することになる。
なお、図7においては単一のプロセッサにて、検査オーダ入力機能551、データ取得機能552、被曝線量予測機能553、通知判定機能554、表示制御機能555、検査オーダ発行機能556、及び閾値設定機能557を実現するものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路55を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。また、図7においては、記憶回路54等の単一の記憶回路が各処理機能に対応するプログラムを記憶するものとして説明したが、複数の記憶回路を分散して配置して、処理回路55は、個別の記憶回路から対応するプログラムを読み出す構成としても構わない。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD),及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは記憶回路54に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶回路54にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。
検査オーダ入力機能551は、検査オーダの入力を受け付ける。検査オーダ入力機能551は、入力部の一例である。更に詳しくは、検査オーダ入力機能551は、画像診断装置によるX線画像データの取得を依頼する検査オーダとして検査対象の患者を特定するための患者特定情報の入力を受け付ける。ここで、患者特定情報とは、患者コードであってもよいし、患者の氏名であってもよいし、患者のマイナンバーであってもよいし、他の情報であってもよい。
また、検査オーダ入力機能551は、患者のX線画像データの取得を依頼する検査オーダの入力を受け付ける。例えば、検査オーダ入力機能551は、X線画像データを撮影するモダリティ10、モダリティ10に撮影させる撮影方法、及びモダリティ10に撮影させる患者の部位などの入力を受け付ける。
また、検査オーダ入力機能551は、患者の被曝線量が閾値以上になると通知された場合に、画像診断装置による撮影を依頼するか否かの入力を受け付ける。すなわち、検査オーダ入力機能551は、X線画像データを取得するか否かの入力を受け付ける。また、検査オーダ入力機能551は、被曝線量が閾値以上になると通知されても、画像診断装置による撮影を実施する場合、X線画像データを取得する理由の入力を受け付ける。このように理由を入力することで、X線画像データの取得が適正であったかを後々確認することが可能になる。
データ取得機能552は、HIS30やRIS40から各種情報を取得する。データ取得機能552は、取得部の一例である。更に詳しくは、データ取得機能552は、HIS30から電子カルテ情報31、アラートマスタ32、及び放射線マスタ33を取得する。また、データ取得機能552は、RIS40から被曝線量記録情報41を取得する。すなわち、データ取得機能552は、患者コードにより特定される患者に関するX線画像データの取得に伴う被曝線量の記録を取得する。
被曝線量予測機能553は、検査オーダ入力機能551が受け付けた検査オーダに基づいて、患者の被曝線量の予測値を予測する。被曝線量予測機能553は、予測部の一例である。
更に詳しくは、被曝線量予測機能553は、検査オーダ入力機能551が受け付けた検査オーダと、データ取得機能552が取得した放射線マスタ33とに基づいて、患者の被曝線量を予測する。すなわち、被曝線量予測機能553は、検査オーダに含まれる患者の属性情報、撮影方法、及び部位と適合する放射線マスタ33の属性情報、撮影方法、及び部位に関連付けられた標準被曝線量を抽出する。そして、被曝線量予測機能553は、抽出した標準被曝線量を、患者の被曝線量の予測値として取得する。
通知判定機能554は、患者の被曝線量が閾値以上であることを通知するか否かを判定する。更に詳しくは、通知判定機能554は、検査オーダに含まれる患者の属性情報及び部位と適合するアラート条件情報の属性情報及び部位に関連付けられた閾値をアラートマスタ32から抽出する。また、通知判定機能554は、検査オーダに示された検査対象の部位の被曝線量の累積値を算出する。すなわち、通知判定機能554は、被曝線量記録情報41が有する検査履歴情報において、設定期間内且つ検査対象部位の被曝線量を合算することで累積値を算出する。ここで、設定期間は、国や機関や団体などに定められた期間に基づいて設定された期間であってもよいし、病院などにより任意に設定された期間であってもよい。
そして、通知判定機能554は、被曝線量予測機能553が予測した予測値と、累積値との合計値が、閾値以上である場合に、通知すると判定する。一方、通知判定機能554は、被曝線量予測機能553が予測した予測値と、算出した累積値との合計値が、閾値未満である場合に、通知しないと判定する。なお、通知判定機能554は、合計値が閾値未満であっても、合計値が閾値に近い場合に、合計値が閾値に近いことを通知すると判定してもよい。
表示制御機能555は、ディスプレイ53に各種画面を表示させる。表示制御機能555は、表示制御部の一例である。例えば、表示制御機能555は、データ取得機能552が取得した被曝線量記録情報41が有する被曝線量の累積値と、被曝線量予測機能553が予測した被曝線量の予測値との合計が閾値以上である場合に、サマリ画面100(図8参照)及び代替項目画面200(図9参照)を表示させる。なお、表示制御機能555は、サマリ画面100と代替項目画面200との両方に限らず、何れか一方を表示させてもよい。この場合、表示制御機能555は、ボタンを押下するなどの操作を受け付けた場合に、他方の画面を表示させる。または、表示制御機能555は、一の画面にサマリ画面100と代替項目画面200との内容を表示させてもよい。
図8は、サマリ画面100の一例を示す説明図である。サマリ画面100は、患者の被爆線量の記録を集約した画面である。表示制御機能555は、検査オーダ入力機能551により検査オーダが受け付けられた場合に、被曝線量の記録を示す被曝線量記録情報41に基づいて、患者の被曝線量の記録を集約したサマリ画面100を表示させる。更に詳しくは、サマリ画面100は、患者表示領域110、時系列表示領域120、切り替えタグ表示領域130、第1線量表示領域140、第2線量表示領域150、部位別被曝線量表示領域160、及び人体モデル表示領域170を備える。
患者表示領域110は、画像診断装置の撮影の対象となる患者に関する情報が表示される領域である。表示制御機能555は、電子カルテ情報31に含まれる属性情報を表示させる領域である。例えば、患者表示領域110には、患者コード、性別、年齢などが表示させる。
時系列表示領域120は、患者のX線画像データの取得の履歴を時系列に並べて表示する領域である。表示制御機能555は、被曝線量記録情報41の検査履歴情報を時系列に並べて表示する。さらに、表示制御機能555は、何れの種別のモダリティ10によりX線画像データが取得されたのかを識別可能に表示する。
切り替えタグ表示領域130は、X線画像データを取得した後の被爆線量のサマリを表示させる実施後タグボタン131と、X線画像データを取得する前の被爆線量のサマリを表示させる実施前タグボタン132とを表示する領域である。すなわち、切り替えタグ表示領域130は、実施後タグボタン131は、X線画像データを取得した場合の被曝線量の予測値と、現時点までの被曝線量の累積値とのサマリを表示させるボタンである。一方、実施前タグボタン132は、現時点までの被曝線量の累積値のサマリを表示させるボタンである。
実施後タグボタン131が押下された場合に、表示制御機能555は、データ取得機能552が取得した被曝線量記録情報41が有する検査履歴情報の累積値と被曝線量予測機能553が予測した予測値との合計を含む画面を表示させる。具体的には、表示制御機能555は、検査オーダ情報35、検査オーダ情報35に基づいて予測した被曝線量の予測値、及び被曝線量記録情報41の検査履歴情報に基づいて、第1線量表示領域140、第2線量表示領域150、部位別被曝線量表示領域160、及び人体モデル表示領域170を表示させる。
実施前タグボタン132が押下された場合に、表示制御機能555は、データ取得機能552が取得した被曝線量記録情報41が有する検査履歴情報の累積値を含む画面を表示させる。具体的には、表示制御機能555は、被曝線量記録情報41の検査履歴情報に基づいて、第1線量表示領域140、第2線量表示領域150、部位別被曝線量表示領域160、及び人体モデル表示領域170を表示させる。
このように、図8に示すサマリ画面100は、実施後タグボタン131と、実施前タグボタン132とにより、X線画像データを取得した場合と、X線画像データを取得しない場合とのサマリを対比可能に表示している。しかしながら、X線画像データを取得した場合と、X線画像データを取得しない場合とのサマリを対比可能に表示する方法は、これに限らない。X線画像データを取得した場合と、X線画像データを取得しない場合とのサマリを別々の画面に表示させてもよいし、一の画面に並べて表示させてもよい。
第1線量表示領域140は、各モダリティ10による被曝線量を円グラフで表示する領域である。第2線量表示領域150は、各モダリティ10による被曝線量をそれぞれのモダリティ10の欄に表示する領域である。また、第2線量表示領域150は、モダリティ10の被曝線量が閾値に近い場合に、閾値に近いことを示すアラートマーク151が付加される。部位別被曝線量表示領域160は、患者の部位ごとに、各モダリティ10による被曝線量を表示する領域である。人体モデル表示領域170は、画像診断装置により被曝する各部位を示す人体モデルを表示する領域である。
すなわち、実施後タグボタン131が押下された場合には、表示制御機能555は、第1線量表示領域140、第2線量表示領域150、及び部位別被曝線量表示領域160における被曝線量として、被曝線量の累積値を表示させる。実施前タグボタン132が押下された場合には、表示制御機能555は、第1線量表示領域140、第2線量表示領域150、及び部位別被曝線量表示領域160における被曝線量として、被曝線量の累積値と、被曝線量の予測値との合計値を表示させる。
図9は、代替項目画面200の一例を示す説明図である。代替項目画面200は、検査オーダが示すX線画像データの取得に変えて実施することを提案する代替項目を示す画面である。更に詳しくは、代替項目画面200は、メッセージ表示領域210、代替項目表示領域220、はいボタン230、及びいいえボタン240を備える。
メッセージ表示領域210は、患者の被曝線量が閾値を超えていることと、代替項目があることを示すメッセージを表示する領域である。代替項目表示領域220は、代替項目を表示する領域である。
表示制御機能555は、代替項目マスタ34に基づいて、代替項目表示領域220に代替項目を並べて表示させる。具体的には、表示制御機能555は、検査オーダの入力内容と適合する検査内容情報に関連付けられた代替項目及び会計情報を代替項目マスタ34から抽出する。そして、表示制御機能555は、会計情報が示す代替項目を実施した場合の会計の算定条件に基づいて、代替項目を表示させる。例えば、表示制御機能555は、電子カルテ情報31の診療記録情報と会計情報とにより逓減率が少なくなる順番で、代替項目を並べて表示させる。すなわち、表示制御機能555は、施設の経営に寄与する代替項目を優先的に表示させる。
いいえボタン240は、検査オーダ入力機能551が受け付けた検査オーダのX線画像データの取得を取り止める操作を受け付けるボタンである。はいボタン230は、検査オーダ入力機能551が受け付けた検査オーダのX線画像データの取得を実施する操作を受け付けるボタンである。はいボタン230が押下された場合に、表示制御機能555は、X線画像データを取得する理由を受け付ける理由入力画面を表示させる。すなわち、表示制御機能555は、被曝線量の累積値と、被曝線量の予測値との合計が閾値以上である場合に、患者のX線画像データを取得する操作を受け付けたことを条件に、患者のX線画像データを取得する理由を入力する理由入力画面を表示させる。そして、表示制御機能555は、理由入力画面に入力された理由を検査オーダに関連付けて記憶させる。これにより、X線画像データを取得した理由を後々においても確認することができる。
検査オーダ発行機能556は、代替項目画面200のはいボタン230が押下された場合に、検査オーダ入力機能551が受け付けた検査オーダに基づいて、検査オーダ情報35を発行する。すなわち、検査オーダ発行機能556は、検査オーダを示す検査オーダ情報35をRIS40に送信する。
閾値設定機能557は、アラートマスタ32の閾値を設定する。閾値設定機能557は、設定部の一例である。例えば、閾値設定機能557は、患者の部位ごとに閾値を設定する。また、閾値設定機能557は、患者の属性ごとに閾値を設定する。
次に、情報提供システム1が実行する情報提供処理について説明する。図10は、本実施形態に係る操作端末50が実行する情報提供処理の一例を示すフローチャートである。
操作端末50の検査オーダ入力機能551は、画像診断装置による撮影の対象となる患者を特定するための患者コードの入力を受け付ける(ステップS1)。
表示制御機能555は、患者コードにより特定される患者の電子カルテ情報31を表示させる(ステップS2)。
検査オーダ入力機能551は、患者のX線画像データの撮影を依頼する検査オーダの入力を受け付ける(ステップS3)。
通知判定機能554は、アラートマスタ32に基づいて、検査オーダの内容がアラート対象項目であるか否かを判定する(ステップS4)。アラート対象項目ではない場合に(ステップS4;No)、情報提供システム1は、ステップS10に移行する。
アラート対象項目である場合に(ステップS4;Yes)、被曝線量予測機能553は、検査オーダ入力機能551が受け付けた検査オーダと、放射線マスタ33とに基づいて、被曝線量を予測する(ステップS5)。
通知判定機能554は、設定期間内の被曝線量の累積値と、予測した被曝線量の予測値との合計値が、閾値を超えているか否かを判定する(ステップS6)。閾値未満である場合に(ステップS6;No)、操作端末50は、ステップS10に移行する。
閾値以上である場合に(ステップS6;Yes)、表示制御機能555は、サマリ画面100及び代替項目画面200を表示させる(ステップS7)。
検査オーダ入力機能551は、検査オーダが示すX線画像データを取得するか否かの入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS8)。検査オーダが示すX線画像データの取得を中止する入力を受け付けた場合に(ステップS8;No)、情報提供システム1は、情報提供処理を終了する。
検査オーダが示すX線画像データの取得する入力を受け付けた場合に(ステップS8;Yes)、表示制御機能555は、理由入力画面において取得理由の入力を受け付ける(ステップS9)。
検査オーダ発行機能556は、検査オーダ情報35を発行する(ステップS10)。
以上により、情報提供システム1は、情報提供処理を終了する。
以上のように、本実施形態にかかる操作端末50は、モダリティ10が撮影する患者を示す患者コードが入力された場合に、被曝線量記録情報41から患者の被曝線量の記録を取得する。そして、操作端末50は、患者の被曝線量の記録を集約したサマリ画面100を表示させる。これにより、医療従事者は、患者の被曝線量を参考にしつつ、患者のX線画像データを取得すべきか否かを判断することができる。すなわち、操作端末50は、撮影による患者の利益が損失を上回るか否かを判断するための情報を提供することができる。
また、上記実施形態では、表示制御機能555は、被曝線量の累積値と、被曝線量の予測値との合計が閾値以上である場合に、サマリ画面100を表示させると説明した。しかしながら、表示制御機能555は、検査オーダの内容がアラート対象項目である場合に、被曝線量の累積値と、被曝線量の予測値との合計が閾値未満である場合に、サマリ画面100を表示してもよい。サマリ画面100は、被曝線量の累積値や、被曝線量の累積値と予測値との合計値などが表示される。よって、医療従事者は、現時点までの被曝線量を考慮した上で、画像診断装置による撮影を実施すべきか否かを判断することができる。
また、上記実施形態では、操作端末50が、データ取得機能552、被曝線量予測機能553、通知判定機能554、検査オーダ発行機能556、及び閾値設定機能557を備えていると説明した。しかしながら、データ取得機能552、被曝線量予測機能553、通知判定機能554、検査オーダ発行機能556、及び閾値設定機能557の全部又は一部の機能は、HIS30が備えていてもよいし、被曝線量予測機能553、通知判定機能554、及び閾値設定機能557の全部又は一部はRIS40が備えていてもよい。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 情報提供システム
10 モダリティ
20 PACS(Picture Archiving and Communication Systems)
30 HIS(Hospital Information System)
40 RIS(Radiology Information Systems)
50 操作端末
31 電子カルテ情報
32 アラートマスタ
33 放射線マスタ
34 代替項目マスタ
35 検査オーダ情報
41 被曝線量記録情報
551 検査オーダ入力機能
552 データ取得機能
553 被曝線量予測機能
554 通知判定機能
555 表示制御機能
556 検査オーダ発行機能
557 閾値設定機能
100 サマリ画面
131 実施後タグボタン
132 実施前タグボタン
200 代替項目画面
210 メッセージ表示領域
220 代替項目表示領域

Claims (8)

  1. 画像診断装置によるX線画像データの取得を依頼する検査オーダとして検査対象の患者を特定するための患者特定情報の入力を受け付ける入力部と、
    前記患者特定情報により特定される患者に関するX線画像データの取得に伴う被曝線量の記録を取得する取得部と、
    前記入力部により前記検査オーダが受け付けられた場合に、前記被曝線量の記録に基づいて、前記患者の前記被曝線量の記録を集約したサマリ画面を表示させる表示制御部と、
    を備える医用情報処理装置。
  2. 前記入力部が受け付けた前記検査オーダに基づいて、前記患者の被曝線量の予測値を予測する予測部と、を更に備え、
    前記表示制御部は、前記取得部が取得した前記被曝線量の累積値と、前記予測値との合計を含む前記サマリ画面を表示させる、
    請求項1に記載の医用情報処理装置。
  3. 前記表示制御部は、前記累積値と、前記予測値との合計が閾値以上である場合に、前記入力部が受け付けた前記X線画像データの取得に変えて実施することを提案する代替項目を表示させる、
    請求項2に記載の医用情報処理装置。
  4. 前記表示制御部は、前記代替項目を実施した場合の会計の算定条件に基づいて、前記代替項目を表示する、
    請求項3に記載の医用情報処理装置。
  5. 前記表示制御部は、前記累積値と、前記予測値との合計が閾値以上である場合に、前記患者の前記X線画像データを取得する操作を受け付けたことを条件に、前記患者の前記X線画像データを取得する理由を入力する理由入力画面を表示させる、
    請求項3または4に記載の医用情報処理装置。
  6. 前記閾値を設定する設定部を更に備える、
    請求項3から5の何れか一項に記載の医用情報処理装置。
  7. 前記設定部は、前記患者の部位ごとに前記閾値を設定する、
    請求項6に記載の医用情報処理装置。
  8. 前記設定部は、前記患者の属性ごとに前記閾値を設定する、
    請求項6又は7に記載の医用情報処理装置。
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