JP2022117337A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度検出素子を用いて電源回路の温度を適切に検出することができる画像形成装置を実現する。【解決手段】筐体と、用紙に画像を形成する画像形成部と、電源回路(651)が第1基板面(65A)に配置されている電源基板(65)と、電源基板(65)の第1基板面(65A)上の電源回路(651)を通過する気流(W)を発生させ、筐体内の空気を排出するファン(61)とを備える画像形成装置(1)は、電源基板(65)の、第1基板面(65A)の裏側の面である第2基板面(65B)に配置されている第2温度センサ(67)であって、電源回路(651)の温度に応じた信号を出力する第2温度センサ(67)を更に備える。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、トランスの1次側の直流電力をスイッチングトランジスタにより断続して2次側へ伝達するスイッチング電源回路を有する画像形成装置が記載されている。特許文献1の画像形成装置は、スイッチングトランジスタの放熱部に温度検出手段を設け、温度検出手段の検出値に基づいてファンの動作を制御する。
特開平11-198492号公報
しかしながら、特許文献1の画像形成装置のように、電源回路が配置された基板面に温度検出素子が配置されていると、ファンによって生じた気流が温度検出素子に直接当たるため、温度検出素子のほうが電源回路よりも温度が先に下がってしまう場合がある。この場合、温度検出素子を用いて電源回路の温度を適切に検出できないという問題があった。
本発明は、温度検出素子を用いて電源回路の温度を適切に検出することができる画像形成装置を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1態様に係る画像形成装置は、筐体と、前記筐体内に収容され、用紙に画像を形成する画像形成部と、前記筐体内に収容される電源基板であって、前記画像形成部に電圧を出力する電源回路を有し、前記電源回路が第1基板面に配置されている電源基板と、前記電源基板の前記第1基板面上の前記電源回路を通過する気流を発生させ、前記筐体内の空気を排出するファンとを備える画像形成装置であって、前記電源基板の、前記第1基板面の裏側の面である第2基板面に配置されている温度検出素子であって、前記電源回路の温度に応じた信号を出力する温度検出素子を更に備えることを特徴とする。
上記構成によれば、ファンによる気流は、電源基板の第1基板面上の電源回路を通過する一方、電源回路の第2基板面上の温度検出素子には直接当たり難い。したがって、温度検出素子のほうが電源回路よりも先に温度が下がってしまうことが無い。それゆえ、上記構成によれば、温度検出素子を用いて電源回路の温度を適切に検出することができる。
第2態様は、第1態様の画像形成装置であって、前記電源回路は、前記電源回路の1つである発熱性部品を有し、前記発熱性部品は、前記第1基板面から前記第2基板面に向けて前記電源基板に挿入されている金属ピンを有し、前記温度検出素子は、前記第2基板面において前記金属ピンが前記電源基板に接続されている部分である接続部の近傍に配置されている、ことを特徴とする。
上記構成によれば、発熱性部品の金属ピンが電源基板に接続されている接続部分の近傍は、第2基板面において発熱性部品からの発熱が伝わり易い部分である。したがって、上記構成によれば、温度検出素子は接続部分の近傍に配置されているので、発熱性部品からの発熱を温度検出素子に伝わり易くすることができる。
第3態様は、第1態様または第2態様の画像形成装置であって、前記筐体内に収容され、前記ファンからの気流が前記第2基板面上を流れにくくするように、前記第2基板面上に流れ込む前記気流を遮蔽する遮蔽部材を更に備えることを特徴とする。
上記構成によれば、遮蔽部材が第2基板面上に流れ込む気流を遮蔽するので、第2基板面上に気流が流れることは無い。したがって、第2基板面上の温度検出素子に気流が直接当たることを確実に防ぐことができる。
第4態様は、第1態様から第3態様のいずれか1つの画像形成装置であって、前記温度検出素子から信号が入力される制御部を更に備え、前記制御部は、前記画像形成部が用紙に画像を形成している場合において、前記温度検出素子が検出する温度が第1閾値以上であれば、前記ファンを回転させるオン制御を実行し、前記温度検出素子が検出する温度が前記第1閾値より小さい値である第2閾値未満であれば、前記ファンの回転を停止させるオフ制御を実行する、ことを特徴とする。
上記構成によれば、画像形成中において、制御部は、温度検出素子の検出温度が第1閾値以上であればファンを回転させる一方、温度検出素子の検出温度が第1閾値未満であればファンを回転させない。また、制御部は、温度検出素子の検出温度が第2閾値未満であればファンの回転を停止させる一方、温度検出素子の検出温度が第2閾値以上であればファンの回転を停止させない。したがって、制御部は、温度検出素子の検出温度に応じて、ファンの回転及びその停止を制御するので、ファンが不必要に回転することが無くなる。それゆえ、画像形成装置の省電力及び静音性を高めることができる。
第5態様は、第1態様から第4態様のいずれか1つの画像形成装置であって、前記電源基板の前記第1基板面に対して立設する放熱板を更に備え、前記発熱性部品は、前記放熱板の立設面に装着され、前記ファンからの気流は、前記立設面に沿って前記第1基板面上を流れることを特徴とする。
上記構成によれば、発熱性部品は放熱板の立設面に装着されており、ファンからの気流は立設面に沿って第1基板面上を流れる。したがって、上記構成によれば、ファンからの気流の流れの中に発熱性部品が配置されることとなり、それゆえ、発熱性部品からの発熱を効率よく放熱することができる。
第6態様は、第1態様から第5態様のいずれか1つの画像形成装置であって、前記電源回路は、商用電源から交流電圧が入力される1次側回路と、前記交流電圧を所定の電圧に変換する変換回路と、前記変換回路によって変換された所定の電圧を整流する整流ダイオードと、を有し、前記整流ダイオードは、前記発熱性部品であることを特徴とする。
電源回路に含まれる整流ダイオードは過熱し易い電子部品である。上記構成によれば、電源回路が整流ダイオードを有する場合でも、温度検出素子を用いて電源回路の温度を適切に検出することができる。
本発明の一態様によれば、温度検出素子を用いて電源回路の温度を適切に検出することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る制御部の電気的構成を示すシステム構成図である。 本発明の実施形態に係る電源基板の概略平面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の正面断面図である。 本発明の実施形態に係るファン動作と整流ダイオードの温度の依存性を示すグラフである。 本発明の実施形態に係るファン制御処理のフローチャートである。
<画像形成装置1の構成>
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の断面を簡略化して図示している。画像形成装置1は、例えば、印刷機能、コピー機能、スキャナ機能、FAX機能を備える複合機である。図1に示すように、画像形成装置1は、画像形成部12と、画像読取部13、及び制御部18(図2参照)などを備えている。
画像形成装置1は、例えば、カラーレーザプリンタである。画像形成部12は、4色のトナーを用いる所謂タンデム方式の印刷を行い、制御部18の制御に基づいて、電子写真方式により記録媒体の一例である用紙Pにカラー画像を形成する。画像形成部12の詳細については後述する。尚、画像形成部12は、電子写真方式で印刷を行う構成に限らず、他の方式、例えば、インクジェット方式で印刷を行う構成でも良い。また、以下の説明では、図1に示すように、同図の紙面右側を画像形成装置1の前面側、紙面左側を後面側と規定する。また、図1の紙面手前側を画像形成装置1の前面側から見た左側、紙面奥側を右側と規定する。また、図1の紙面上側を画像形成装置1の上側、紙面下側を下側と規定する。
図1に示すように、画像形成装置1は、略箱状の筐体2を有しており、当該筐体2の内部に、給紙部10、画像形成部12等を収納している。筐体2の上部には、画像読取部13が設けられている。画像読取部13は、原稿台及びCIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge-Coupled Device)等のイメージセンサを備える。画像読取部13は、制御部18(図2参照)の制御に基づいて、原稿台に載置された原稿に対してCIS等を移動させ、原稿の画像を読み取り、画像データを生成する。
また、図1に示すように、画像読取部13の下方には、画像が形成された用紙Pを積層状態で収納する排出トレイ5が設けられている。給紙部10は、用紙Pが収容された給紙トレイ11及び各種ローラを有しており、各種ローラを駆動して用紙Pを画像形成部12に給紙する。また、給紙トレイ11は、筐体2の下部に対して着脱可能に構成されている。
画像形成部12は、搬送ユニット21と、4つのプロセスカートリッジ30C、30M、30Y、30Kと、露光部35と、定着部50とを有している。搬送ユニット21は、給紙部10とプロセスカートリッジ30C等との上下方向の間に設けられており、搬送ベルト23及び4つの転写ローラ25等を有している。搬送ベルト23は、ベルトを環状にして構成された無端ベルトであり、画像形成部12の後端側下方に位置する駆動ローラ27及び前端側下方に位置する従動ローラ29に巻き付けられている。搬送ベルト23の上側の面は、プロセスカートリッジ30C等の直下において略水平に延在しており、給紙部10より供給された用紙Pの裏面と当接する。駆動ローラ27は、搬送ベルト23を所定方向に回転させる。また、搬送ベルト23は、各転写ローラ25に転写バイアスが印加されることにより負帯電し静電気力で用紙Pを上側の面に吸着させつつ、吸着した用紙Pを搬送経路Rに沿って排出トレイ5へ向かって搬送する。
プロセスカートリッジ30C、30M、30Y、30Kの各々は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に対応している。プロセスカートリッジ30C等の各々は、対応する色(C、M、Y、K)のトナーが収容されている。また、4つのプロセスカートリッジ30C等は、画像形成装置1の前方から後方に向かって、プロセスカートリッジ30K、30Y、30M、30Cの順に設けられている。
プロセスカートリッジ30Cは、感光体ドラム31、帯電器41、及びトナーカートリッジ33等を有している。尚、他のプロセスカートリッジ30M、30Y、30Kは、トナーの色が異なるが、その他の構成はプロセスカートリッジ30Cと同様となっている。このため、以下の説明では、代表してプロセスカートリッジ30Cについて説明し、他のプロセスカートリッジ30M、30Y、30Kについての説明を適宜省略する。
感光体ドラム31は、転写ローラ25の上方に位置し、転写ローラ25との上下方向の間に搬送ベルト23を挟んでいる。帯電器41は、例えば、帯電ワイヤ42及びグリッド43がシールドケース45に収容されたスコロトロン型の帯電器である。シールドケース45は、感光体ドラム31に面した部分に開口が形成されている。グリッド43は、このシールドケース45の開口において、導電性の線材をメッシュ状に張設して構成されている。また、帯電ワイヤ42は、シールドケース45内において左右方向に沿って張設され、感光体ドラム31に対して後方側の上部の位置に間隔を隔てて配置されている。帯電器41は、画像形成に際し、コロナ放電を発生させ、感光体ドラム31の表面を一様に正帯電させる。
露光部35は、排出トレイ5の下方に設けられており、帯電された各感光体ドラム31の表面に画像データに基づく静電潜像を形成する。トナーカートリッジ33は、収容しているトナーを現像ローラ47の表面に担持させることによって、感光体ドラム31の表面にトナーを供給する。感光体ドラム31は、表面に形成された静電潜像にトナーが供給されることによってトナー像が形成される。搬送ユニット21は、用紙Pを定着部50へ向けて搬送し、感光体ドラム31の表面に現像されたトナー像を用紙Pに転写させる。
定着部50は、搬送ユニット21に比べて搬送経路Rの下流側に設けられている。定着部50は、加熱ローラ51と、加圧ローラ52と、第3温度センサ53とを有している。加熱ローラ51は、例えば、内部にヒータ51Aを備えており、ヒータ51Aの通電に応じて発熱する。ヒータ51Aは、例えば、ハロゲンヒータである。加熱ローラ51は、用紙Pの画像形成面側に配設されており、搬送ベルト23等と同期して回転し、用紙Pに転写されたトナーを加熱しつつ、用紙Pを搬送する。加圧ローラ52は、加熱ローラ51との間に用紙Pを挟んで、当該用紙Pを加熱ローラ51側に押圧しながら従動回転する。これにより、定着部50は、用紙Pに転写されたトナーを加熱溶融させて用紙Pに定着させつつ、用紙Pを搬送経路Rに沿って搬送する。第3温度センサ53は、加熱ローラ51の温度を検出する。第3温度センサ53は、加熱ローラ51に近接した位置に配置されている。制御部18は、第3温度センサ53により検出した検出温度に基づいて、加熱ローラ51のヒータ51Aに対する通電を制御する。
また、筐体2内には、ファン61と、第1温度センサ62と、エンクロージャ63とが設けられている。ファン61は、例えば、定着部50の右側方(図1の紙面奥側)に設けられ、筐体2の右側面に形成された開口を介して筐体2内の空気を外部へ排出する。ファン61は、例えば、複数の羽を有し、複数の羽を回転させて空気を排出する(図4参照)。制御部18は、ファン61の回転を開始するタイミング、ファン61の回転速度等を制御し、筐体2内の冷却を行う。尚、制御部18は、ファン61を回転させるモータの回転速度を制御しても良い。また、上記したファン61の取り付け位置、ファン61の構造等は、一例である。例えば、筐体2の前面や後面にファン61を設けても良い。また、ファン61は、筐体2内に空気を送り込む構成でも良い。
第1温度センサ62は、筐体2内の温度を検出する。第1温度センサ62は、例えば、画像形成部12のトナーカートリッジ33の温度を検出可能な位置に配置されている。具体的には、第1温度センサ62は、例えば、前後方向において定着部50と搬送ユニット21との間に位置し、左側(図1の紙面手前側)の筐体2の内壁に取り付けられている。第1温度センサ62は、後述するエンクロージャ63の外に配置され、且つ、定着部50の第3温度センサ53よりもヒータ51Aから離れた位置に配置されている。
上記した第1温度センサ62、及び第3温度センサ53の配置は、一例である。例えば、第1温度センサ62を、ブラックのプロセスカートリッジ30Kの近傍、トナーカートリッジ33の上方、搬送ユニット21の下方等に配置しても良い。また、第3温度センサ53を、加熱ローラ51内に配置しても良い。なお、第2温度センサ67の配置位置は後述する。
エンクロージャ63は、例えば、定着部50の下方に配置されている。エンクロージャ63は、箱形形状をなしており、電源基板65を収容している。電源基板65は、後述するように、商用電源から供給された交流電圧を直流電圧に変換する変換回路等と、電源基板65に配置された回路等の温度を検出する第2温度センサ67とを備えている。第2温度センサ67は、温度検出素子の一例である。
第1温度センサ62、第2温度センサ67、及び第3温度センサ53は、例えば、サーミスタである。尚、第1温度センサ62、第2温度センサ67、及び第3温度センサ53は、サーミスタに限らず、例えば、熱電対や半導体温度センサなど、温度を検出可能な他の素子でも良い。
<画像形成装置の機能構成>
図2は、画像形成装置1の機能構成図である。図2に示すように、制御部18は、CPU(Central Processing Unit)181、ROM(Read Only Memory)182、RAM(Random Access Memory)183、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)184(登録商標)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)185を主として構成されており、これらがバス186を介して、画像形成部12などとデータを送受信可能に接続されている。ROM182には、CPU181が各種動作を制御するためのプログラム等が格納されている。RAM183は、CPU181が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、又はデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM184には、電源オフ後も保持すべき設定情報が格納される。ASIC185には、画像形成部12、ファン61、電源回路651、及び第2温度センサ67が接続されている。ASIC185には、第2温度センサ67から信号Sが送信される。
なお、CPU181とASIC185とは協働して、画像形成部12、ファン61、及び電源回路651に対する各種処理を行う。ただし、制御部18においてASICは必須の構成ではない。制御部18にASIC185を設けることなく、CPU181のみが上述の各種処理を行うものであってもよい。この場合、CPU181に、画像形成部12、ファン61、電源回路651、及び第2温度センサ67が接続される。CPU181に、第2温度センサ67から信号Sが送信される。
制御部18の制御により、画像形成部12は画像形成動作を行う。制御部18の制御により、電源回路651は画像形成部12に直流電圧を供給する。電源回路651は、1次側回路652、変換回路653、及び2次側回路654を有する。1次側回路652には、商用電源から交流電圧が入力される。変換回路653は、交流電圧を変換電圧に変換するトランスなどの回路を有している。2次側回路654は、変換電圧を画像形成部12に供給する直流電圧に整流する整流ダイオード655を有している。整流ダイオード655は、発熱性部品の一例である。
整流ダイオード655は発熱性を有する電子部品である。制御部18は、第2温度センサ67を用いて、整流ダイオード655の温度を検出する。第2温度センサ67は、整流ダイオード655の温度に応じた信号Sを制御部18に送信する。
制御部18は、ファン61を制御し、電源基板65に配置された電源回路651を通過する気流を発生させ、筐体2内の空気を排出する。電源回路651の2次側回路654の整流ダイオード655の温度は、ファン61が発生させる気流に晒されることで低下する。
<電源基板65の概略>
図3は、電源基板65の概略平面図である。また、以下の説明では、図3に示すように、同図の紙面右側を画像形成装置1の前面側から見た右側、紙面左側を前面側から見た左側と規定する。また、図3の紙面手前側を画像形成装置1の上側、紙面奥側を下側と規定する。また、図3の紙面上側を画像形成装置1の後面側、紙面下側を前面側と規定する。
図3に示すように、電源基板65の第1基板面65A上には、右側から順に1次側回路652、変換回路653、2次側回路654が配置されている。
第2温度センサ67は、電源基板65の第2基板面65b上に配置されている。第2基板面65Bは、第1基板面65Aの裏側の面である。電源基板65を上側から見た場合において、第2温度センサ67は、第1基板面65Aに配置されている整流ダイオード655の近傍に配置されている。以下、第2温度センサ67と整流ダイオード655との配置構成について、より詳細に説明する。
整流ダイオード655には、2本の金属ピン656が設けられている。2本の金属ピン656は、それぞれ、整流ダイオード655のアノード端子およびカソード端子である。金属ピン656は、第1基板面65Aから第2基板面65Bに向けて電源基板65に挿入されている。金属ピン656の先端は、第2基板面65B上で電源基板65と接続されている。金属ピン656の先端は、例えば半田を用いて、電源基板65に接続される。接続部657は、第2基板面65B上において金属ピン656の先端が電源基板65に半田等を用いて接続されている部分を指す。
接続部657は、金属ピン656を介して整流ダイオード655本体と接続されているので、整流ダイオード655の熱が接続部657に伝熱する。接続部657の近傍は、第2基板面65Bにおいて整流ダイオード655からの発熱が伝わり易い部分である。第2温度センサ67は接続部657の近傍に配置されているので、第2温度センサ67に整流ダイオード655からの発熱が伝わり易い。制御部18は、第2温度センサ67を用いて、電源回路651の温度を検出することができる。
また、電源基板65の第1基板面65A上には、第1基板面65Aに対して立設する放熱板658が設けられている。整流ダイオード655は、放熱板658の立設面659に装着されている。放熱板658は、整流ダイオード655の熱を放熱する。
なお、本実施形態では、放熱板658が第1基板面65Aに立設する場合について説明しているが、第1基板面65Aに対して平行に放熱板658が設けられていてもよい。
ファン61からの気流Wは立設面659に沿って第1基板面65A上を流れる。したがって、ファン61からの気流Wの流れの中に整流ダイオード655が配置されることとなり、それゆえ、整流ダイオード655からの発熱を効率よく放熱することができる。
<電源基板65の外観>
図4は、画像形成装置1の正面断面図である。また、以下の説明では、図4に示すように、同図の紙面右側を画像形成装置1の前面側から見た右側、紙面左側を前面側から見た左側と規定する。また、図4の紙面手前側を画像形成装置1の前面側、紙面奥側を後面側と規定する。また、図1の紙面上側を画像形成装置1の上側、紙面下側を下側と規定する。
図4に示すように、電源基板65の第1基板面65Aには、1次側回路652、変換回路653及び2次側回路654が配置されている。1次側回路652、変換回路653及び2次側回路654はそれぞれ、複数の電子部品95から構成されている。上述の整流ダイオード655は、2次側回路654を構成する電子部品95の1つである。
エンクロージャ63は、金属部材にて構成されており、第1基板面65Aおよび第1基板面65Aに配置される1次側回路652、変換回路653及び2次側回路654を被覆する部材である。
エンクロージャ63は、下部カバー92および上部カバー93を備えている。電源基板65は、第1基板面65Aが上面となる姿勢で配置されており、下部カバー92により支持されている。
下部カバー92と上部カバー93とは互いに連結されており、電源基板65の前後方向および上下方向は、下部カバー92および上部カバー93により全体的に覆われている。
電源基板65は、左右方向を長手方向とする矩形状に形成されている。
エンクロージャ63は、右方の端部に開口部911が形成された開口面91Aを有しており、左方の端部に開口部912が形成された開口面91Bを有している。開口面91Aは、左右方向における電源基板65の右辺901側端に配置され、開口面91Bは、左右方向における電源基板65の左辺902側端に配置されている。
整流ダイオード655はエンクロージャ63により覆われているため、整流ダイオード655から発生する熱がエンクロージャ63よって遮蔽される。
また、開口面91Aの右端に筐体2内の雰囲気を筐体2の外部へ排気するファン61が設けられている。制御部18は、ファン61を駆動することにより、エンクロージャ63内において開口部912側から開口部911側へ向かう左右方向の気流Wを発生させることが可能となっている。エンクロージャ63内に発生した左右方向の気流Wにより、電源基板65に配置される電子部品95の冷却が行われる。
この場合、整流ダイオード655が装着される放熱板658が左右方向に沿って垂直に配置されているため、エンクロージャ63の開口部911、912から左右方向に沿って流入または流出する気流Wによって放熱板658から熱を効率的に逃がすことが可能である。
また、筐体2内に収容され、ファン61からの気流Wが第2基板面65B上を流れにくくするように、第2基板面65B上に流れ込む気流Wを遮蔽する遮蔽部材660がファン61の開口部911の下方に配置される。
これにより、遮蔽部材660が第2基板面65B上に流れ込む気流Wを遮蔽するので、第2基板面65B上に気流Wが流れにくくなる。したがって、第2基板面65B上の第2温度センサ67に気流Wが直接当たることを確実に防ぐことができる。
ファン61による気流Wは、電源基板65の第1基板面65A上の電源回路651を通過する一方、電源回路651の第2基板面65B上の第2温度センサ67には直接当たり難い。それゆえ、第2温度センサ67のほうが電源回路651よりも先に温度が下がってしまうことが無い。したがって、制御部18は、第2温度センサ67を用いて整流ダイオード655の温度を適切に検出することができる。
<ファン61の動作と整流ダイオード655の温度X1>
図5は、整流ダイオード655の温度X1と、第2温度センサ67の検出温度X2との関係を示す図である。以下、図5において、整流ダイオード655の温度X1を示すグラフをグラフX1と称し、第2温度センサ67の検出温度X2を示すグラフをグラフX2と称する。
図5に示すように、画像形成装置1が画像形成を開始する際、ファン61は停止している。画像形成装置1の画像形成開始後、ファン61が停止する期間F1においては、整流ダイオード655の温度X1は上昇する。また、第2温度センサ67の検出温度X2は、整流ダイオード655の温度X1に追従し、上昇する。
第2温度センサ67の検出温度X2が上限閾値T1以上になると、制御部18は、ファン61を回転させる。ファン61が回転する期間F2においては、整流ダイオード655の温度X1は下降する。また、第2温度センサ67の検出温度X2は、整流ダイオード655の温度X1に追従し、下降する。上限閾値T1は、本発明の第1閾値の一例である。
第2温度センサ67の検出温度X2が下限閾値T2以下になると、制御部18は、ファン61を停止させる。ファン61が停止する期間F1においては、整流ダイオード655の温度X1は上昇する。また、第2温度センサ67の検出温度X2は、整流ダイオード655の温度X1に追従し、上昇する。下限閾値T2は、本発明の第2閾値の一例である。
このように、第2温度センサ67の検出温度X2は、整流ダイオード655の温度X1の温度X1の上昇及び下降に合わせて上昇及び下降する。それゆえ、第2温度センサ67の検出温度X2をファンの動作で制御することで、整流ダイオード655の温度X1を制御できる。
また、ファン61が停止状態において、第2温度センサ67の検出温度X2が上限閾値T1以上になれば、ファン61を停止から回転に切替えを行う。そして、ファン61が回転状態において、第2温度センサ67の検出温度X2が下限閾値T2以下になれば、ファン61を回転から停止に切替えを行う。
<ファン制御処理>
図6は、画像形成装置1のファン制御処理のフローチャートである。以下に、図6のフローチャートを参照しつつ、画像形成装置1のファン制御処理を説明する。
ステップS101:制御部18は、ユーザからの画像形成命令に基づいて画像形成を開始する。
ステップS102:制御部18は、画像形成の開始を契機としてファン制御を開始する。初期状態では、ファン61は停止している。
ステップS103:制御部18は、第2温度センサ67の検出温度X2が上限閾値T1以上であるか否かを判断する。第2温度センサ67の検出温度X2が上限閾値T1以上の場合(ステップS103でYES)、ステップS104に進む。それ以外の場合(ステップS103でNO)、ステップS105に進む。
ステップS104:第2温度センサ67の検出温度X2が、上限閾値T1以上である場合、制御部18は、ファン61を回転させるオン制御を行う。電源回路651内部に気流Wが発生し、整流ダイオード655の温度は下降する。次に、ステップS106に進む。
ステップS105:制御部18は、ファン61が回転している場合、ファン61を停止させるオフ制御を行う。なお、制御部18は、ファン61が停止していれば、オフ制御を維持する。次に、ステップS107に進む。
ステップS106:画像形成が終了した場合(ステップS106でYES)、ステップS109に進む。それ以外の場合(ステップS106でNO)、ステップS108に進む。
ステップS107:画像形成が終了した場合(ステップS107でYES)、フローは終了し、ファン制御は終了する。それ以外の場合(ステップS107でNO)、ステップS103に戻る。
ステップS108:制御部18は、第2温度センサ67の検出温度X2が下限閾値T2以下であるか否かを判断する。第2温度センサ67の検出温度X2が、下限閾値T2以下である場合(ステップS108でYES)、ステップS109に進む。それ以外の場合(ステップS108でNO)、ステップS104に戻る。
ステップS109:制御部18は、ファン61を停止させるオフ制御を行う。次に、ステップS110に進む。
ステップS110:画像形成が終了した場合(ステップS110でYES)、フローは終了し、ファン制御は終了する。それ以外の場合(ステップS110でNO)、ステップS103に戻る。
画像形成中において、制御部18は、第2温度センサ67の検出温度X2が上限閾値T1以上であればファンを回転させる一方、第2温度センサ67の検出温度X2が上限閾値T1未満であればファンを回転させない。また、制御部18は、第2温度センサ67の検出温度X2が下限閾値T2未満であればファンの回転を停止させる一方、第2温度センサ67の検出温度X2が下限閾値T2以上であればファンの回転を停止させない。したがって、制御部18は、第2温度センサ67の検出温度X2に応じて、ファン61の回転及びその停止を制御するので、ファン61が不必要に回転することが無くなる。それゆえ、画像形成装置1の省電力及び静音性を高めることができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
画像形成装置1(以下、「装置」と呼ぶ)の機能は、当該装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該装置の制御部としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。
この場合、上記装置は、上記プログラムを実行するためのハードウェアとして、少なくとも1つの制御装置(例えばプロセッサ)と少なくとも1つの記憶装置(例えばメモリ)を有するコンピュータを備えている。この制御装置と記憶装置により上記プログラムを実行することにより、上記各実施形態で説明した各機能が実現される。
上記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、上記装置が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。後者の場合、上記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を介して上記装置に供給されてもよい。
また、上記制御部の機能の一部または全部は、論理回路により実現することも可能である。例えば、上記各制御部として機能する論理回路が形成された集積回路も本発明の範疇に含まれる。この他にも、例えば量子コンピュータにより上記各制御ブロックの機能を実現することも可能である。
また、上記各実施形態で説明した各処理は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)に実行させてもよい。この場合、AIは上記制御装置で動作するものであってもよいし、他の装置(例えばエッジコンピュータまたはクラウドサーバ等)で動作するものであってもよい。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 画像形成装置
2 筐体
12 画像形成部
18 制御部
61 ファン
65 電源基板
65A 第1基板面
65B 第2基板面
651 電源回路
652 1次側回路
653 変換回路
654 2次側回路
655 整流ダイオード
656 金属ピン
657 接続部
658 放熱板
659 立設面
660 遮蔽部材
67 第2温度センサ
W 気流
T1 上限閾値
T2 下限閾値

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に収容され、用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記筐体内に収容される電源基板であって、前記画像形成部に電圧を出力する電源回路を有し、前記電源回路が第1基板面に配置されている電源基板と、
    前記電源基板の前記第1基板面上の前記電源回路を通過する気流を発生させ、前記筐体内の空気を排出するファンと
    を備える画像形成装置であって、
    前記電源基板の、前記第1基板面の裏側の面である第2基板面に配置されている温度検出素子であって、前記電源回路の温度に応じた信号を出力する温度検出素子を更に備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電源回路は、
    前記電源回路の1つである発熱性部品を有し、
    前記発熱性部品は、
    前記第1基板面から前記第2基板面に向けて前記電源基板に挿入されている金属ピンを有し、
    前記温度検出素子は、
    前記第2基板面において前記金属ピンが前記電源基板に接続されている部分である接続部の近傍に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記筐体内に収容され、前記ファンからの気流が前記第2基板面上を流れにくくするように、前記第2基板面上に流れ込む前記気流を遮蔽する遮蔽部材を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記温度検出素子から信号が入力される制御部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成部が用紙に画像を形成している場合において、
    前記温度検出素子が検出する温度が第1閾値以上であれば、前記ファンを回転させるオン制御を実行し、
    前記温度検出素子が検出する温度が前記第1閾値より小さい値である第2閾値未満であれば、前記ファンの回転を停止させるオフ制御を実行する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記電源基板の前記第1基板面に対して立設する放熱板を更に備え、
    前記発熱性部品は、前記放熱板の立設面に装着され、
    前記ファンからの気流は、前記立設面に沿って前記第1基板面上を流れることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記電源回路は、
    商用電源から交流電圧が入力される1次側回路と、前記交流電圧を所定の電圧に変換する変換回路と、前記変換回路によって変換された所定の電圧を整流する整流ダイオードと、を有し、
    前記整流ダイオードは、前記発熱性部品であることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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