JP2022116590A - サーマルプリントヘッド及びその製造方法、並びにサーマルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】高精細な印字が可能であり、良好な歩留まりを確保したサーマルプリントヘッドの製造方法を提供する。また、当該サーマルプリントヘッドの製造方法により製造できるサーマルプリントヘッドを提供する。さらに、当該サーマルプリントヘッドを備えたサーマルプリンタを提供する。【解決手段】絶縁体上に蓄熱層33を形成し、前記蓄熱層33上に個別電極31、及び櫛歯部32Aを有する共通電極32を形成し、前記蓄熱層33上、前記個別電極31上、及び前記櫛歯部32A上に溝部36Aを有するレジスト36を形成し、前記レジスト36を用いて、前記個別電極31及び前記共通電極32と電気的に接続する発熱抵抗体40を形成し、前記個別電極31は、前記共通電極32の櫛歯部32Aと離間し、かつ、前記櫛歯部32Aと対向している、サーマルプリントヘッド100の製造方法。【選択図】図1

Description

本実施形態は、サーマルプリントヘッド及びその製造方法、並びにサーマルプリンタに関する。
サーマルプリントヘッドは、例えば、ヘッド基板上に主走査方向に並ぶ多数の発熱部を備えている。各発熱部は、ヘッド基板にグレーズ層を介して形成した抵抗体層上に、その一部を露出させるようにして、共通電極と個別電極をそれらの端部を対向させて積層することにより形成されている。共通電極と個別電極間を通電することにより、上記抵抗体層の露出部(発熱部)がジュール熱により発熱する。当該熱を印刷媒体(バーコードシートやレシートを作成するための感熱紙等)に伝えることにより、印刷媒体への印刷がなされる。
例えば、物流センター等では、物品の仕分け、内容明細、及び伝票番号をラベルに印刷して、当該ラベルを用いることで、検品作業の簡素化や効率化を図っている。
しかしながら、近年、トレーサビリティが重要視され、製造所固有記号や製造年月日、消費期限など、あらゆる情報がラベルやレシートなどの印刷媒体に記載されるようになり、さらに食料品などでは、栄養成分表示の義務化やアレルギー表示の変更など、物流分野における印字情報量及びラベル印刷量が増加傾向にある。
増加傾向にある大量の印刷を可能にするためには、サーマルプリントヘッドが高速且つ高精細で印刷媒体に情報を印字する必要がある。高速且つ高精細で印刷するためには発熱体ピッチを狭くする必要があり、例えば、隣接する発熱体の間隔を示す発熱体ピッチは、0.125mm(=80mm/640dots)である。
特開2000-141729号公報 特開2007-276199号公報
しかしながら、1つの発熱体を基にウェットエッチング等により複数の発熱体を形成すると、ウェットエッチングによる加工精度があまり高くないため、個々の発熱体のパターン形状が不良となり、製造歩留まりは著しく低下するおそれがある。本実施形態の一態様は、高精細な印字が可能であり、良好な歩留まりを確保したサーマルプリントヘッドの製造方法を提供する。また、本実施形態の他の一態様は、当該サーマルプリントヘッドの製造方法により製造できるサーマルプリントヘッドを提供する。また、本実施形態の他の一態様は、当該サーマルプリントヘッドを備えたサーマルプリンタを提供する。
本実施形態は、溝部を有するレジストを用いて、個別電極及び共通電極と電気的に接続する発熱抵抗体を形成することにより、高精細な印字を可能にしつつ、サーマルプリントヘッドの製造歩留まりを良好できる。実施形態の一態様は以下のとおりである。
本実施形態の一態様は、絶縁体上に蓄熱層を形成し、前記蓄熱層上に個別電極、及び櫛歯部を有する共通電極を形成し、前記蓄熱層上、前記個別電極上、及び前記櫛歯部上に溝部を有するレジストを形成し、前記レジストを用いて、前記個別電極及び前記共通電極と電気的に接続する発熱抵抗体を形成し、前記個別電極は、前記共通電極の櫛歯部と離間し、かつ、前記櫛歯部と対向している、サーマルプリントヘッドの製造方法である。
また、本実施形態の他の一態様は、絶縁体と、前記絶縁体上の蓄熱層と、前記蓄熱層上の複数の個別電極と、前記蓄熱層上の櫛歯部を有する共通電極と、前記蓄熱層上、前記個別電極上、及び前記櫛歯部上の複数の発熱抵抗体と、を備え、前記個別電極のそれぞれは、前記共通電極の櫛歯部と離間し、かつ、前記櫛歯部と対向している、サーマルプリントヘッドである。
また、本実施形態の他の一態様は、上記サーマルプリントヘッドを備えるサーマルプリンタである。
本実施形態によれば、高精細な印字が可能であり、良好な歩留まりを確保したサーマルプリントヘッドの製造方法を提供することができる。また、当該サーマルプリントヘッドの製造方法により製造できるサーマルプリントヘッドを提供することができる。さらに、当該サーマルプリントヘッドを備えたサーマルプリンタを提供することができる。
図1は、本実施形態に係るサーマルプリントヘッドを説明する部分斜視図である。 図2は、主走査方向Xにおける図1のA-A線に沿う部分断面図である。 図3は、副走査方向Yにおける図1のB-B線に沿う部分断面図である。 図4は、発熱抵抗体の拡大斜視図である。 図5は、本実施形態に係るサーマルプリントヘッドの製造方法を説明する部分斜視図である(その1)。 図6は、主走査方向Xにおける図5のA-A線に沿う部分断面図である。 図7は、副走査方向Yにおける図5のB-B線に沿う部分断面図である。 図8は、本実施形態に係るサーマルプリントヘッドの製造方法を説明する部分斜視図である(その2)。 図9は、主走査方向Xにおける図8のA-A線に沿う部分断面図である。 図10は、副走査方向Yにおける図8のB-B線に沿う部分断面図である。 図11は、本実施形態に係るサーマルプリントヘッドの製造方法を説明する部分斜視図である(その3)。 図12は、主走査方向Xにおける図11のA-A線に沿う部分断面図である。 図13は、副走査方向Yにおける図11のB-B線に沿う部分断面図である。 図14は、本実施形態に係るサーマルプリントヘッドの製造方法を説明する部分斜視図である(その4)。 図15は、主走査方向Xにおける図14のA-A線に沿う部分断面図である。 図16は、副走査方向Yにおける図14のB-B線に沿う部分断面図である。 図17は、本実施形態に係るサーマルプリントヘッドの製造方法を説明する部分斜視図である(その5)。 図18は、主走査方向Xにおける図17のA-A線に沿う部分断面図である。 図19は、副走査方向Yにおける図17のB-B線に沿う部分断面図である。 図20は、本実施形態に係るサーマルプリントヘッドの製造方法を説明する部分斜視図である(その6)。 図21は、主走査方向Xにおける図20のA-A線に沿う部分断面図である。 図22は、副走査方向Yにおける図20のB-B線に沿う部分断面図である。 図23は、本実施形態に係るサーマルプリントヘッドを説明する断面図である。
次に、図面を参照して、本実施形態について説明する。以下に説明する図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各構成部品の厚みと平面寸法との関係等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
また、以下に示す実施形態は、技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を特定するものではない。本実施形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
具体的な本実施形態の一態様は、以下の通りである。
<1> 絶縁体上に蓄熱層を形成し、前記蓄熱層上に個別電極、及び櫛歯部を有する共通電極を形成し、前記蓄熱層上、前記個別電極上、及び前記櫛歯部上に溝部を有するレジストを形成し、前記レジストを用いて、前記個別電極及び前記共通電極と電気的に接続する発熱抵抗体を形成し、前記個別電極は、前記共通電極の櫛歯部と離間し、かつ、前記櫛歯部と対向している、サーマルプリントヘッドの製造方法。
<2> 前記発熱抵抗体は、抵抗体ペーストを前記レジストの前記溝部に埋め込み、前記抵抗体ペーストを焼成することにより形成される、<1>に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
<3> 前記発熱抵抗体はスクリーン印刷により形成される、<1>又は<2>に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
<4> 前記スクリーン印刷後に前記発熱抵抗体の表面に有機剥離処理を行う、<3>に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
<5> 前記発熱抵抗体はマスクを用いて形成される、<1>又は<2>に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
<6> 前記マスクはステンシルマスクである、<5>に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
<7> 前記マスクを用いて前記発熱抵抗体を形成後に前記発熱抵抗体の表面に有機剥離処理を行う、<5>又は<6>に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
<8> 前記発熱抵抗体は焼成工程を経て形成され、前記焼成工程において、前記レジストは除去される、<1>~<7>のいずれか一項に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
<9> 前記発熱抵抗体において、前記個別電極及び前記共通電極が位置する側の面と反対側の主面が凹状の曲面を有する、<1>~<8>のいずれか一項に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
<10> さらに、前記個別電極、前記共通電極、及び前記発熱抵抗体を覆う保護膜を形成する、<1>~<9>のいずれか一項に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
<11> 絶縁体と、前記絶縁体上の蓄熱層と、前記蓄熱層上の複数の個別電極と、前記蓄熱層上の櫛歯部を有する共通電極と、前記蓄熱層上、前記個別電極上、及び前記櫛歯部上の複数の発熱抵抗体と、を備え、前記個別電極のそれぞれは、前記共通電極の櫛歯部と離間し、かつ、前記櫛歯部と対向している、サーマルプリントヘッド。
<12> 前記発熱抵抗体において、前記個別電極及び前記共通電極が位置する側の面と反対側の主面が凹状の曲面を有する、<11>に記載のサーマルプリントヘッド。
<13> さらに、前記個別電極、前記共通電極、及び前記発熱抵抗体を覆う保護膜を備える、<11>又は<12>に記載のサーマルプリントヘッド。
<14> 前記絶縁体は、基板である、<11>~<13>のいずれか一項に記載のサーマルプリントヘッド。
<15> 前記基板は、セラミックからなる、<14>に記載のサーマルプリントヘッド。
<16> <11>~<15>のいずれか一項に記載のサーマルプリントヘッドを備えるサーマルプリンタ。
<サーマルプリントヘッド>
本実施形態に係るサーマルプリントヘッドについて図面を用いて説明する。
図1は、サーマルプリントヘッドを示す部分斜視図である。図2は、主走査方向Xにおける図1のA-A線に沿う部分断面図である。図3は、副走査方向Yにおける図1のB-B線に沿う部分断面図である。図1~図3は、サーマルプリントヘッドの一部分(1個のサーマルプリントヘッドに相当)を示しており、本実施形態では、この1個のサーマルプリントヘッドを個片状のサーマルプリントヘッド100とする。サーマルプリントヘッド100は、絶縁体である基板15と、基板15上の蓄熱層33と、蓄熱層33上の複数の個別電極31と、蓄熱層33上の共通電極32と、蓄熱層33上にあり、かつ、個別電極31及び共通電極32と電気的に接続している複数の発熱抵抗体40と、個別電極31、共通電極32、及び発熱抵抗体40を覆う保護膜34と、を備える。個別電極31のそれぞれは、発熱抵抗体40のそれぞれを挟むように共通電極32の櫛歯部32Aと離間し、かつ、櫛歯部32Aと対向している。また、発熱抵抗体40は個別電極31及び共通電極32を流れる電流により発熱する発熱抵抗部41を含む。複数の発熱抵抗部41は、個別電極31及び共通電極32の間において、各発熱抵抗部41が独立して形成されている。図1は、複数の発熱抵抗部41を省略している。複数の発熱抵抗部41は、蓄熱層33上において直線状に配置されている。また、図1は、理解を容易にするため、保護膜34を省略している。
本実施形態において、複数の発熱抵抗部41が直線状に延びる方向を主走査方向X、主走査方向Xに対して垂直で、かつ、基板15の上面に対して平行な方向を副走査方向Y、基板15の厚さに対応する方向を厚さ方向Zとする。言い換えれば、厚さ方向Zは、主走査方向X及び副走査方向Yのそれぞれに対して垂直な方向である。
基板15は、絶縁体であり、例えば、セラミックからなる。セラミックとしては、例えば、アルミナ等を用いることができる。放熱性の観点から、比較的、熱伝導率が大きいアルミナを基板15に用いることが好ましい。
基板15上には、熱を蓄積する機能を有する蓄熱層33(グレーズ層ともいう)が積層されている。蓄熱層33は、後述の発熱抵抗部41から発生する熱を蓄積する。蓄熱層33は、絶縁性材料を用いることができ、例えば、ガラスの主成分である酸化シリコン、窒化シリコンを用いることができる。蓄熱層33の厚さ方向Zにおける寸法は、特に限定されず、例えば、5~100μmであり、好ましくは10~30μmである。
蓄熱層33上には、金属ペーストから形成される、個別電極31及び共通電極32が設けられている。個別電極31及び共通電極32は、金属ペーストをスクリーン印刷等によって塗布し、その後焼成し、電極パターンを形成することにより得られる。
金属ペーストとしては、例えば、銅、銀、パラジウム、イリジウム、白金、及び金等の金属粒子などを含むペーストを用いることができる。金属の特性及びイオン化傾向の観点から、銅、銀、白金、及び金であることが好ましく、金属の特性、イオン化傾向及びコスト低減の観点から、銀であることがより好ましい。また、金属ペーストに含まれる溶剤は、金属粒子を均一に分散させる機能を有し、例えば、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、グリコールエーテル系溶剤、脂肪族系溶剤、脂環族系溶剤、芳香族系溶剤、アルコール系溶剤、水等の1種または2種以上を混合したものなどが挙げられるがこれに限られない。
エステル系溶剤としては、例えば、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸n-ブチル、酢酸イソブチル、酢酸アミル、乳酸エチル、炭酸ジメチル等が挙げられる。ケトン系溶剤としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンベンゼン、ジイソブチルケトン、ジアセトンアルコール、イソホロン、シクロヘキサンノン等が挙げられる。グリコールエーテル系溶剤としては、例えば、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル等、これらモノエーテル類の酢酸エステル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等や、これらモノエーテル類の酢酸エステル等である。
脂肪族系溶剤としては、例えば、n-ヘプタン、n-ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等が挙げられる。脂環族系溶剤としては、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、シクロヘキサン等が挙げられる。芳香族系溶剤としては、トルエン、キシレン、テトラリン等が挙げられる。アルコール系溶剤(上述のグリコールエーテル系溶剤を除く)としては、エタノール、プロパノール、ブタノール等が挙げられる。
金属ペーストは、必要に応じて、分散剤、表面処理剤、耐摩擦向上剤、赤外線吸収剤、紫外線吸収剤、芳香剤、酸化防止剤、有機顔料、無機顔料、消泡剤、シランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、可塑剤、難燃剤、保湿剤、イオン捕捉剤等を含有することができる。
各個別電極31は、概ね副走査方向Yに延伸する帯状をしており、それらは、互いに導通していない。そのため、各個別電極31には、サーマルプリントヘッドが組み込まれたプリンタが使用される際に、個別に、互いに異なる電位が付与されうる。各個別電極31の端部には、図示しない個別パッド部が接続されている。
共通電極32は、サーマルプリントヘッドが組み込まれたプリンタが使用される際に複数の個別電極31に対して電気的に逆極性となる部位である。共通電極32は、櫛歯部32Aと、櫛歯部32Aを共通につなげる共通部32Bと、を有する。共通部32Bは基板15の上方側の縁に沿って主走査方向Xに形成される。なお、副走査方向Yにおいて、個別電極31から視て共通電極32がある方向を副走査方向Yの上方側とする。各櫛歯部32Aは、副走査方向Yに延伸する帯状をしている。各櫛歯部32Aの先端部は、各個別電極31の先端部に対して副走査方向Yに沿って所定間隔を隔てて対向させられている。このような構成にすることにより、発熱抵抗体40のピッチを狭くすることができるため、高精細な印字が可能となる。
発熱抵抗体40は、個別電極31及び共通電極32と電気的に接続しており、個別電極31及び共通電極32からの電流が流れた部分が発熱する。具体的には、外部から駆動IC等に送信される印字信号に従って発熱用電圧が個別に印加される発熱抵抗体40が、選択的に発熱させられる。発熱抵抗部41は、印字信号に従って個別に通電されることにより、選択的に発熱させられる。このように発熱することによって印字ドットが形成される。発熱抵抗体40は、個別電極31及び共通電極32を構成する材料よりも抵抗率が高い材料を用い、例えば、酸化ルテニウムなどを用いることができる。発熱抵抗体40は、スクリーン印刷又はステンシルマスクなどのマスクを用いて供給された抵抗体ペーストを焼成することによって形成することができる。本実施形態では、発熱抵抗体40の厚さ方向Zにおける寸法は、例えば、1~10μm程度である。
発熱抵抗体40は、図4に示すように、主面(個別電極31及び共通電極32が位置する側の面と反対側の面)が凹状の曲面40Aを有していてもよい。発熱抵抗体40を形成する工程において、抵抗体ペーストがレジストの溝部に埋め込まれて焼成されるため、抵抗体ペーストがレジストとの表面張力により主面が凹状の曲面40Aを有する場合がある。発熱抵抗体40の主面が凹状の曲面40Aを有していると、被覆よく保護膜34等を形成することできるため好ましい。
蓄熱層33、個別電極31、共通電極32、及び発熱抵抗体40等は、保護膜34で覆われており、蓄熱層33、個別電極31、共通電極32、及び発熱抵抗体40等を摩耗、腐食、酸化等から保護する。保護膜34は絶縁性の材料を用いることができ、例えば、非晶質ガラスからなる。保護膜34はガラスペーストを厚膜印刷した後、焼成することにより形成される。保護膜34の厚さ方向Zにおける寸法は、例えば、3~8μm程度である。
ここで、本実施形態のサーマルプリントヘッド100の製造方法について説明する。
図5~図7に示すように、まず、基板15を用意し、基板15上に蓄熱層33を形成する。次に、蓄熱層33上に配線層30を形成する。
蓄熱層33は、例えば、ガラスペーストをスクリーン印刷等により塗布し、塗布されたガラスペーストを乾燥させ、その後、焼成処理を行うことにより形成することができる。焼成処理は、例えば、800~1200℃で10分~1時間行う。蓄熱層33の厚さ方向Zにおける寸法は、例えば、25μmである。
配線層30は、後に形成される個別電極31及び共通電極32となる。配線層30は、個別電極31及び共通電極32となる上述の金属ペーストをスクリーン印刷等によって塗布し、その後焼成することで得られる。
次に、図8~図10に示すように、配線層30をエッチングして個別電極31及び共通電極32を形成する。
次に、図11~図13に示すように、蓄熱層33上、個別電極31上、及び共通電極32上にレジスト36を形成する。レジスト36は溝部36Aを有する。当該溝部36Aが存在する領域には、後に発熱抵抗体40が形成される。
溝部36Aは、例えば、エッチングにより形成することができ、具体的には、フッ化水素酸を用いる等方性エッチング、及び反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching;RIE)等が挙げられ、工程簡略化及び製造コスト低減の観点から、フッ化水素酸を用いる等方性エッチングにより溝部36Aを形成することが好ましい。
また、溝部36Aの形状パターンの不良は、後に形成される発熱抵抗体40の形状パターンの不良と関連するため、エッチング条件を適宜調整して精度よく溝部36Aを形成することが好ましい。
次に、図14~図16に示すように、溝部36Aを埋め込むように発熱抵抗体40(発熱抵抗部41)となる抵抗体ペーストを形成する。発熱抵抗体40は、複数の個別電極31及び共通電極32と電気的に接続されている。溝部36Aには、スクリーン印刷又はステンシルマスクなどのマスクを用いて抵抗体ペーストが供給される。例えば、ステンシルマスクを用いて抵抗体ペーストを供給することにより、印字の精度が向上するため好ましい。抵抗体ペーストは、例えば、酸化ルテニウムを含む。
次に、図17~図19に示すように、上述の抵抗体ペーストを焼成することにより、発熱抵抗体40(発熱抵抗部41)を形成する。なお、抵抗体ペーストの焼成工程において、レジスト36は除去される。
このように、溝部36Aを有するレジスト36を用いて発熱抵抗体40を形成することにより、溝部36Aに発熱抵抗体40となる抵抗体ペーストが埋め込まれた状態で焼成されるため、溝部36Aの形状が発熱抵抗体40の形状パターンに由来する。
本実施形態では、1つの発熱抵抗体を基にウェットエッチング等により複数の発熱抵抗体を形成することなく、溝部36Aを有するレジスト36を用いて発熱抵抗体40を形成するため、個々の発熱抵抗体のパターン形状の不良を低減することができる。また、溝部36Aを所望の形状にすることにより所望の形状の発熱抵抗体40を得ることができる。このため、溝部36Aの形状パターンを精度よく加工することにより、発熱抵抗体40の形状パターンの不良を低減することができる。
また、発熱抵抗体40を形成する工程において、抵抗体ペーストがレジスト36の溝部36Aに埋め込まれて焼成されるため、抵抗体ペーストがレジスト36との表面張力により発熱抵抗体40の主面が凹状の曲面40Aを有する場合がある。発熱抵抗体40の主面が凹状の曲面40Aを有していると、被覆よく保護膜34等を形成することできるため好ましい。
また、抵抗体ペーストを溝部36Aに形成した後に、発熱抵抗体40の表面に有機剥離処理を行ってもよい。有機剥離処理を行うことにより、抵抗体ペーストの焼成工程において、発熱抵抗体40の形状パターンの不良をより低減することができる。有機剥離処理に用いることができる溶剤は、例えば、東京応化工業株式会社製の剥離液10等が挙げられる。
次に、図20~図22に示すように、保護膜34を形成する。保護膜34は、例えば、非晶質ガラスからなる。保護膜34はガラスペーストを厚膜印刷した後、焼成することにより形成される。
以上の工程により、本実施形態のサーマルプリントヘッドを製造することができる。
本実施形態によれば、溝部36Aを有するレジスト36を用いて発熱抵抗体40を形成することにより、発熱抵抗体40の形状パターンの不良を低減することができる。このため、
発熱抵抗体40のピッチを狭くすることができ、高精細な印字が可能となる。したがって、高精細な印字が可能であり、良好な歩留まりを確保したサーマルプリントヘッドを得ることができる。
(その他の実施形態)
上述のように、一実施形態について記載したが、開示の一部をなす論述及び図面は例示的なものであり、限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替の実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。このように、本実施形態は、ここでは記載していない様々な実施形態等を含む。
<サーマルプリンタ>
本実施形態のサーマルプリントヘッド(例えば、サーマルプリントヘッド100)は、さらに図23に示すように、基板15(基板15上の蓄熱層33等は図示せず)、接続基板5、放熱部材8、駆動IC7と、複数のワイヤ81と、樹脂部82と、コネクタ59と、を備える。基板15及び接続基板5は、放熱部材8上に副走査方向Yに隣接させて搭載されている。基板15には、主走査方向Xに配列される複数の発熱抵抗部41が形成されている。当該発熱抵抗部41は、接続基板5上に搭載された駆動IC7により選択的に発熱するように駆動される。当該発熱抵抗部41は、コネクタ59を介して外部から送信される印字信号にしたがって、プラテンローラ91により発熱抵抗部41に押圧される感熱紙等の印刷媒体92に印字を行う。
接続基板5は、例えば、プリント配線基板を用いることができる。接続基板5は、基材層と図示しない配線層とが積層された構造を有する。基材層は、例えば、ガラスエポキシ樹脂などを用いることができる。配線層は、例えば、銅、銀、パラジウム、イリジウム、白金、及び金等の金属などを用いることができる。
放熱部材8は、基板15からの熱を放散させる機能を有する。放熱部材8には、基板15及び接続基板5が取り付けられている。放熱部材8は、例えば、アルミニウムなどの金属を用いることができる。
ワイヤ81は、例えば、金などの導体を用いることができる。ワイヤ81は複数あり、その一部はボンディングにより、駆動IC7と各個別電極とが導通している。また、他のワイヤ81のうちの一部はボンディングにより、接続基板5における配線層を介して、駆動IC7とコネクタ59とが導通している。
樹脂部82は、例えば、黒色の樹脂を用いることができる。樹脂部82としては、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などを使用することができる。樹脂部82は、駆動IC7及び複数のワイヤ81等を覆っており、駆動IC7及び複数のワイヤ81を保護している。コネクタ59は、接続基板5に固定されている。コネクタ59には、サーマルプリントヘッドの外部からサーマルプリントヘッドへ電力を供給し、及び、駆動IC7を制御するための配線が接続される。
本実施形態のサーマルプリンタは、上述のサーマルプリントヘッドを備えることができる。サーマルプリンタは、副走査方向Yに沿って搬送される印刷媒体に印刷を施す。通常、印刷媒体は、コネクタ59の側から発熱抵抗部41の側に向かって搬送される。印刷媒体としては、例えば、バーコードシートやレシートを作成するための感熱紙等が挙げられる。
サーマルプリンタは、例えば、サーマルプリントヘッド100と、プラテンローラ91と、主電源回路と、計測用回路と、制御部と、を備える。プラテンローラ91は、サーマルプリントヘッド100に正対している。
主電源回路は、サーマルプリントヘッド100における複数の発熱抵抗部41に電力を供給する。計測用回路は、複数の発熱抵抗部41の各々の抵抗値を計測する。計測用回路は、例えば、印刷媒体への印字を行わない時に、複数の発熱抵抗部41の各々の抵抗値を計測する。これにより、発熱抵抗部41の寿命や故障した発熱抵抗部41の有無が確認されうる。制御部は、主電源回路及び計測用回路の駆動状態を制御する。制御部は、複数の発熱抵抗部41の各々の通電状態を制御する。計測用回路は省略される場合がある。
コネクタ59は、サーマルプリントヘッド100外の装置と通信するために用いられる。コネクタ59を介して、サーマルプリントヘッド100は、主電源回路及び計測用回路に電気的に接続している。コネクタ59を介して、サーマルプリントヘッド100は、制御部に電気的に接続している。
駆動IC7は、コネクタ59を介して、制御部から信号を受ける。駆動IC7は制御部から受けた当該信号に基づき、複数の発熱抵抗部41の各々の通電状態を制御する。具体的には、駆動IC7は、複数の個別電極を選択的に通電させることにより、複数の発熱抵抗部41のいずれかを任意に発熱させる。
また、本実施形態のサーマルプリントヘッドは、上述の構成に限られず、例えば、接続基板5を設けずに駆動IC7を直接基板15に搭載させる構成であってもよいし、フリップチップ実装によりワイヤ81を設けない構成であってもよいし、放熱部材8を設けない構成であってもよい。
次に、サーマルプリンタの使用方法について説明する。
印刷媒体への印刷時には、コネクタ59に、主電源回路から、電位V1として電位v11が付与される。この場合、複数の発熱抵抗部41が選択的に通電し、発熱する。当該熱を印刷媒体に伝えることにより、印刷媒体への印刷がなされる。上述のとおり、コネクタ59に、主電源回路から、電位V1として電位v11が付与されている場合、複数の発熱抵抗部41の各々への通電経路が確保されている。
印刷媒体への印字を行わない時には、各発熱抵抗部41の抵抗値を計測する。当該計測時には、主電源回路からコネクタ59に電位は付与されない。各発熱抵抗部41の抵抗値の計測時には、コネクタ59に、計測用回路から、電位V1として電位v12が付与される。この場合、複数の発熱抵抗部41が順番に(例えば、主走査方向Xの端に位置する発熱抵抗部41から順番に)通電する。発熱抵抗部41に流れる電流の値および電位v12に基づき、計測用回路は、各発熱抵抗部41の抵抗値を計測する。上述のとおり、コネクタ59に、主電源回路から、電位V1として電位v11が付与されている場合、複数の発熱抵抗部41の各々への通電経路が実質的に遮断される。これにより、計測用回路によって、より正確に各発熱抵抗部41の抵抗値を計測でき、発熱抵抗部41の寿命や故障した発熱抵抗部41の有無が確認されうる。
本実施形態によれば、高精細な印字が可能であり、良好な歩留まりを確保したサーマルプリンタを得ることができる。
5 接続基板
7 駆動IC
8 放熱部材
15 基板
30 配線層
31 個別電極
32 共通電極
33 蓄熱層
34 保護膜
36 レジスト
36A 溝部
40 発熱抵抗体
40A 曲面
41 発熱抵抗部
59 コネクタ
81 ワイヤ
82 樹脂部
91 プラテンローラ
92 印刷媒体
100 サーマルプリントヘッド

Claims (16)

  1. 絶縁体上に蓄熱層を形成し、
    前記蓄熱層上に個別電極、及び櫛歯部を有する共通電極を形成し、
    前記蓄熱層上、前記個別電極上、及び前記櫛歯部上に溝部を有するレジストを形成し、
    前記レジストを用いて、前記個別電極及び前記共通電極と電気的に接続する発熱抵抗体を形成し、
    前記個別電極は、前記共通電極の櫛歯部と離間し、かつ、前記櫛歯部と対向している、サーマルプリントヘッドの製造方法。
  2. 前記発熱抵抗体は、抵抗体ペーストを前記レジストの前記溝部に埋め込み、前記抵抗体ペーストを焼成することにより形成される、請求項1に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
  3. 前記発熱抵抗体はスクリーン印刷により形成される、請求項1又は2に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
  4. 前記スクリーン印刷後に前記発熱抵抗体の表面に有機剥離処理を行う、請求項3に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
  5. 前記発熱抵抗体はマスクを用いて形成される、請求項1又は2に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
  6. 前記マスクはステンシルマスクである、請求項5に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
  7. 前記マスクを用いて前記発熱抵抗体を形成後に前記発熱抵抗体の表面に有機剥離処理を行う、請求項5又は6に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
  8. 前記発熱抵抗体は焼成工程を経て形成され、
    前記焼成工程において、前記レジストは除去される、請求項1~7のいずれか一項に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
  9. 前記発熱抵抗体において、前記個別電極及び前記共通電極が位置する側の面と反対側の主面が凹状の曲面を有する、請求項1~8のいずれか一項に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
  10. さらに、前記個別電極、前記共通電極、及び前記発熱抵抗体を覆う保護膜を形成する、請求項1~9のいずれか一項に記載のサーマルプリントヘッドの製造方法。
  11. 絶縁体と、
    前記絶縁体上の蓄熱層と、
    前記蓄熱層上の複数の個別電極と、
    前記蓄熱層上の櫛歯部を有する共通電極と、
    前記蓄熱層上、前記個別電極上、及び前記櫛歯部上の複数の発熱抵抗体と、を備え、
    前記個別電極のそれぞれは、前記共通電極の櫛歯部と離間し、かつ、前記櫛歯部と対向している、サーマルプリントヘッド。
  12. 前記発熱抵抗体において、前記個別電極及び前記共通電極が位置する側の面と反対側の主面が凹状の曲面を有する、請求項11に記載のサーマルプリントヘッド。
  13. さらに、前記個別電極、前記共通電極、及び前記発熱抵抗体を覆う保護膜を備える、請求項11又は12に記載のサーマルプリントヘッド。
  14. 前記絶縁体は、基板である、請求項11~13のいずれか一項に記載のサーマルプリントヘッド。
  15. 前記基板は、セラミックからなる、請求項14に記載のサーマルプリントヘッド。
  16. 請求項11~15のいずれか一項に記載のサーマルプリントヘッドを備えるサーマルプリンタ。
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