JP2022115293A - 芳香システム - Google Patents

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Toko Nakai
裕美子 西川
Yumiko Nishikawa
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Shohei Iwamoto
真悟 中山
Shingo Nakayama
忠弘 真取
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Abstract

Figure 2022115293000001
【課題】 車内における乗員の快適性を向上させることができる芳香システムを提供する。
【解決手段】 車両用の芳香システム1であって、車両2の車室2A内に複数の芳香物質から選択した少なくとも1つの芳香物質を放出する少なくとも1つの芳香装置3と、乗員の状態を検出する状態検出手段4、28、31、33と、芳香装置を制御する制御装置8とを有し、制御装置は、乗員の状態に応じて芳香物質を選択し、選択した芳香物質を放出させるべく芳香装置を制御する。状態検出手段は、乗員を撮像するカメラ4を含み、制御装置は、カメラが取得した画像に基づいて乗員の覚醒度を判定し、覚醒度に基づいて芳香物質を選択するとよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用の芳香システムに関する。
特許文献1は、自動車の車室内に芳香を放出する芳香装置と、自動車の車室内の臭いの強さを検出する臭い検出手段と、芳香装置による芳香の放出を制御する制御手段とを備えた芳香システムを開示している。制御手段は、芳香を継続的または間欠的に放出する芳香放出動作を芳香装置に行わせているときに、ユーザから食事モードの設定を受け付けたときに、芳香装置の芳香放出動作を停止する。これにより、ユーザが料理以外の香りの無い環境で食事を楽しむことができる。
特開2017-39426号公報
種々の香りには、乗員に対して鎮静効果や、覚醒効果、高揚効果等を有するものがある。将来、自動運転車両では、乗員は車室内において運転だけでなく、眠る或いは本を読む等の様々な活動を行うことができるようになる。そのような車両において、乗員の状態に応じた芳香を提供することによって、車内における乗員の快適性を向上させることができる。
本発明は、以上の背景を鑑み、車内における乗員の快適性を向上させることができる芳香システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明のある態様は、車両用の芳香システム(1)であって、車両(2)の車室(2A)内に複数の芳香物質から選択した少なくとも1つの前記芳香物質を放出する少なくとも1つの芳香装置(3)と、乗員の状態を検出する状態検出手段(4、28、31、33)と、前記芳香装置を制御する制御装置(8)とを有し、前記制御装置は、前記乗員の状態に応じて前記芳香物質を選択し、選択した前記芳香物質を放出させるべく前記芳香装置を制御する。
この態様によれば、乗員の状態に応じた芳香物質が選択される。これにより、芳香システムは、車内における乗員の快適性を向上させることができる。
上記の態様において、前記状態検出手段は、前記乗員を撮像するカメラ(4)を含み、前記制御装置は、前記カメラが取得した画像に基づいて前記乗員の覚醒度を判定し、前記覚醒度に基づいて前記芳香物質を選択するとよい。
この態様によれば、制御装置は、乗員の覚醒状態に応じた芳香物質を選択する。これにより、例えば乗員の覚醒状態が低い場合には、芳香システムは覚醒効果のある芳香物質を選択して、乗員の覚醒性を促すことができる。
上記の態様において、前記状態検出手段は、自動運転モード及び手動運転モードを含む前記車両の運転モードを取得する運転モード取得部(31)を含み、前記制御装置は、前記運転モード取得部から前記運転モードを取得し、前記運転モードに基づいて前記芳香物質を選択するとよい。
この態様によれば、自動運転時と手動運転時で芳香を変更して、乗員の快適性を向上させることができる。芳香システムは、例えば、自動運転時には鎮静効果の高い芳香物質を選択し、手動運転時には覚醒効果の高い芳香物質を選択することができる。
上記の態様において、前記状態検出手段は、前記車両の航続時間を取得する航続時間取得部(33)を含み、前記制御装置は、前記航続時間に基づいて前記芳香物質を選択するとよい。
この態様によれば、芳香システムは、航続時間に応じて芳香物質を変更することができる。芳香システムは、例えば、航続時間が所定の時間以上である場合に、芳香によって乗員に注意喚起することができる。
上記の態様において、前記状態検出手段は、前記乗員が着座するシートのリクライニング状態を検出するシート状態取得部(28)を含み、前記制御装置は、前記リクライニング状態に基づいて前記芳香物質を選択するとよい。
この態様によれば、シートのリクライニング状態に基づいて乗員の姿勢を推定することができ、芳香システムは乗員の姿勢に応じた芳香を提供することができる。
上記の態様において、前記制御装置は、選択した前記芳香物質に基づいて複数の音楽の中から少なくとも1つの前記音楽を選択し、前記音楽をオーディオ装置(7)に出力させるとよい。
この態様によれば、芳香システムは、芳香に応じた音楽を提供し、乗員の快適性を向上させることができる。
上記の態様において、前記芳香装置は、互いに間隔をおいて複数設けられ、前記制御装置は、それぞれの前記芳香装置に対して前記芳香物質を選択するとよい。
この態様によれば、芳香システムは、異なる位置から異なる芳香物質を放出することができる。これにより、例えば乗員毎に異なる芳香を提供することができる。
上記の態様において、前記芳香装置は、前記車両に設けられた複数のシート(5)に設けられているとよい。
この態様によれば、芳香システムは、シート毎に異なる芳香を提供することができる。
上記の態様において、前記芳香装置は、前記車両に設けられた複数のドア(23)に設けられているとよい。
この態様によれば、芳香システムは、乗員毎に異なる芳香を提供することができる。
上記の態様において、前記制御装置は、前記車両の現在地の情報及び前記車両の目的地の情報の少なくとも1つに基づいて、前記芳香物質を選択するとよい。
この態様によれば、芳香システムは外部の環境に応じて芳香を変化させることができる。
以上の構成によれば、車内における乗員の快適性を向上させることができる芳香システムを提供することができる。
実施形態に係る芳香システムの構成図 実施形態に係る芳香システムを搭載した車両の説明図 芳香装置の説明図 芳香装置制御の手順を示すフロー図
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る車両用の芳香システムについて説明する。
芳香システム1は、車両2に設けられている。本実施形態では、芳香システム1が設けられる車両2は、自律走行が可能な自動運転車である。図1及び図2に示すように、芳香システム1は、少なくとも1つの芳香装置3と、カメラ4と、シート5と、ナビゲーション装置6と、オーディオ装置7と、第1制御装置8とを有する。
芳香装置3は、車両2の車室2A内に複数の芳香物質から選択した少なくとも1つの芳香物質を放出する。芳香装置3は、液体である芳香物質を霧化させ、拡散させる。芳香装置3は、液体である芳香物質に超音波を与え、液面を振動させて隆起させ、微細な霧化粒子を生成する超音波霧化装置(超音波ディフューザ)であるとよい。なお、芳香装置3は、超音波霧化装置に限定されず、加熱式や減圧式等を含む公知の様々な霧化装置が適用可能である。
図3に芳香装置3の一例を示す。芳香装置3は、複数の液室11と、集合室12とに区画されたケース13を有する。複数の液室11は、ケース13内の下部に配置され、隔壁14によって互いに区画されている。集合室12は、ケース13内の上部に配置され、各液室11の上端と連通している。また、集合室12は、ケース13の上部に形成された放出孔16を介してケース13の外部と連通している。各液室11の底部には、それぞれ超音波振動子17が設けられている。超音波振動子17は、圧電振動子である。各超音波振動子17は、芳香装置3の第2制御装置18に接続され、第1制御装置8から入力される高周波電圧を受けて超音波振動を発生させる。
各液室11には、異なる種類の液体の芳香物質が貯留されている。芳香物質は、公知のアロマオイルであってよい。芳香物質は、乗員に対して鎮静作用を有する第1群芳香物質と、乗員に対して覚醒作用を有する第2群芳香物質と、乗員に対して高揚作用を有する第3群芳香物質とを含む。第1群芳香物質は、例えば、ラベンダー、カモマイル、サンダルウッド、マージョラム、サイプレス、ネロリ、レモンバーム等の香りに対応した芳香物質であるとよい。第2群芳香物質は、例えば、レモングラス、ジュニパー、ティートゥリー、ジンジャー、ローズマリー、パイン、マンダリン、ペパーミント、ユーカリ、ハッカ等の香りに対応した芳香物質であるとよい。第3群芳香物質は、例えば、スイートオレンジ、ジャスミン、グレープフルーツ、ベルガモット、ネロリ、ローズ等の香りに対応した芳香物質であるとよい。各液室11には、芳香物質を補給するための補給孔19が設けられているとよい。
本実施形態では、液室11は第1液室11A、第2液室11B、及び第3液室11Cを含む。第1液室11Aには第1群芳香物質から選択された1つの芳香物質が貯留され、第2液室11Bには第2群芳香物質から選択された1つの芳香物質が貯留され、第3液室11Cには第3群芳香物質から選択された1つの芳香物質が貯留されている。超音波振動子17は、第1液室11Aの底部に設けられた第1超音波振動子17Aと、第2液室11Bの底部に設けられた第2超音波振動子17Bと、第3液室11Cの底部に設けられた第3超音波振動子17Cとを有する。
第2制御装置18は、選択した超音波振動子17に高周波電圧を供給する。これにより、高周波電圧が供給された超音波振動子17が振動し、対応する液室11に貯留された芳香物質に超音波が放射される。これにより、芳香物質の液面が振動し、隆起した液面から微細な粒子が放出されて芳香物質が霧化される。霧化した芳香物質は、集合室12に拡散し、放出孔16から外部に拡散する。
芳香装置3は、互いに間隔をおいて複数設けられてもよい。図2に示すように、芳香装置3は、例えば、エアーコンディショナの送風口21に設けられるとよい。例えば、芳香装置3のケース13がインストルメントパネル22の内側に設けられ、放出孔16がエアーコンディショナの送風口21に接続しているとよい。また、芳香装置3は、乗員が着座する各シート5に設けられてもよい。また、芳香装置3は、車両2に設けられた複数のドア23、具体的には各ドアの車内側面に設けられたトリムに設けられてもよい。
カメラ4は、車室内の乗員を撮像する。カメラ4は、少なくとも運転席に搭乗した乗員を撮像する。カメラ4は、例えばCCDやCMOS等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラ4は、乗員の状態を検出する状態検出手段として機能する。
シート5は、左右の前列シート5Aと後列シート5Bとを含む。左右の前列シート5Aは、シートクッション25と、シートクッション25にリクライニング可能に支持されたシートバック26と、シートバック26の上部に設けられたヘッドレスト27とを有する。前列シート5Aには、前列シート5Aのリクライニング状態を取得するシート状態取得部としてのシートセンサ28が設けられている。リクライニング状態とは、シートバック26が上下に延びる使用位置に対してシートバック26が所定の角度以上後傾した状態をいう。シートセンサ28は、例えば近接スイッチであるとよく、シートバック26が所定の後傾位置にあるときに検出信号を出力するとよい。また、シートセンサ28は、シートバック26のシートクッション25に対する回転軸に設けられた角度センサであってもよい。角度センサは、シートクッション25に対するシートバック26の角度に応じて電気抵抗が変化するポテンショメーターであるとよい。後列シート5Bは、例えば3人が着座可能なベンチシートであるとよい。他の実施形態では、後列シート5Bが、前列シート5Aと同様のリクライニング可能な複数のシートに置換されてもよい。
複数の芳香装置3は、左右の前列シート5A、後列シート5Bのそれぞれに設けられてもよい。この場合、複数の芳香装置3は、シートバック26の上部、又はヘッドレスト27に設けられるとよい。このように、複数の芳香装置3は、シート5に着座した乗員の鼻に近い位置に設けられるとよい。また、複数の芳香装置3は、車両2のドア23のそれぞれに設けられてもよい。
カメラ4及びシートセンサ28の少なくとも一方は、乗員の状態を検出する状態検出手段を構成する。図1に示すように、状態検出手段は、自動運転モード及び手動運転モードを含む車両2の運転モードを取得する運転モード取得部31を含むとよい。運転モード取得部31は、車両2を自律走行させるための走行制御装置32によって構成されているとよい。走行制御装置32は、各種センサからの検出信号及び地図情報に基づいて車両2を自律走行させるべく、推進装置、操舵装置、及び制動装置を制御する。走行制御装置32は、乗員の操作に基づいて自動運転モード及び手動運転モードの一方に設定されている。運転モード取得部31は、走行制御装置32に設定されている運転モードを取得し、第1制御装置8に出力する。
また、状態検出手段は、車両2の航続時間を取得する航続時間取得部33を含むとよい。航続時間は、例えば車両2の電源スイッチ(イグニッションスイッチ)がオンされてからの経過時間であるとよい。航続時間取得部33は、走行制御装置32によって構成されているとよい。航続時間取得部33は、走行制御装置32が計測している航続時間を取得し、第1制御装置8に出力する。
第1制御装置8は、状態検出手段によって取得された乗員の状態に応じて芳香物質を選択し、選択した芳香物質を放出させるべく芳香装置3を制御する。第1制御装置8は、CPU、ROM、RAM等を含む一又は複数の電子制御装置(ECU)によって構成されている。第1制御装置8は、CPUがプログラムに沿った演算処理を実行することで、複数の芳香装置3を制御する。
以下に、図4のフロー図を参照して、第1制御装置8が実行する芳香装置3制御の一例について説明する。第1制御装置8は、図4に示す芳香装置3制御を所定の時間間隔で実行する。最初に、第1制御装置8は、運転モード取得部31が取得した運転モードに基づいて、運転モードが手動運転モードであるか否かを判定する(S1)。
運転モードが手動運転モードである場合(S1の判定結果がYes)、第1制御装置8はカメラ4が取得した画像に基づいて運転者の覚醒度が所定の第1判定値以下であるか否かを判定する(S2)。第1制御装置8は、公知の手法を用いて運転者の覚醒度を取得するとよい。第1制御装置8は、例えば、カメラ4が撮像した画像に対して公知の画像解析処理を行い、運転者の体動や目の開度を検出し、体動の頻度や目の開度に基づいて覚醒度を決定するとよい。例えば、目の開度が小さいほど、或いは体動の頻度が少ないほど、覚醒度に低い値が設定されるとよい。
覚醒度が第1判定値以下である場合(S2の判定結果がYes)、第1制御装置8は、第2液室11Bに貯留された第2群芳香物質を選択する(S3)。そして、第1制御装置8は、第2液室11Bの第2超音波振動子17Bを振動させるべく、第2信号を第2制御装置18に出力する(S4)。第2制御装置18は、第2信号を受けると、第2信号に基づいて所定の期間、高周波電圧を第2超音波振動子17Bに供給する。これにより、第2液室11Bの芳香物質が霧化し、放出孔16から放出される。第1制御装置8が第2信号を出力する芳香装置3は、運転席に対応した前列シート5Aに設けられた芳香装置3や、エアーコンディショナの送風口21に設けられた芳香装置3であるとよい。
覚醒度が第1判定値より高い場合(S2の判定結果がNo)、第1制御装置8は航続時間が所定の第2判定値以上であるか否かを判定する(S5)。航続時間が第2判定値以上である場合(S5の判定結果がYes)、第1制御装置8は第3液室11Cに貯留された第3群芳香物質を選択する(S6)。そして、第1制御装置8は、第3液室11Cの第3超音波振動子17Cを振動させるべく、第3信号を第2制御装置18に出力する(S7)。第2制御装置18は、第3信号を受けると、第3信号に基づいて所定の期間、高周波電圧を第3超音波振動子17Cに供給する。これにより、第3液室11Cの芳香物質が霧化し、放出孔16から放出される。第1制御装置8が第3信号を出力する芳香装置3は、運転席に対応した前列シート5Aに設けられた芳香装置3や、エアーコンディショナの送風口21に設けられた芳香装置3であるとよい。
航続距離が第2判定値未満である場合(S5の判定結果がNo)、第1制御装置8は、芳香物質を選択せずに芳香装置3制御を終了する。他の実施形態では、航続距離が第2判定値未満である場合(S5の判定結果がNo)、第1制御装置8が第1群芳香物質を選択し第1液室11Aの第1超音波振動子17Aを振動させるべく、第1信号を第2制御装置18に出力してもよい。
運転モードが手動運転モードではない場合(S1の判定結果がNo)、第1制御装置8は左右の前列シート5Aに設けられた各シート5状態取得部からの信号に基づいて前列シート5Aのそれぞれがリクライニング状態であるか否かを判定する(S8)。本実施形態では、第1制御装置8は、運転席に対応した前列シート5Aがリクライニング状態であるか否かを判定する。
運転席に対応した前列シート5Aがリクライニング状態である場合(S8の判定結果がYes)、第1制御装置8は第1液室11Aに貯留された第1群芳香物質を選択する(S9)。そして、第1制御装置8は、第1液室11Aの第1超音波振動子17Aを振動させるべく、第1信号を第2制御装置18に出力する(S10)。第2制御装置18は、第1信号を受けると、第1信号に基づいて所定の期間、高周波電圧を第1超音波振動子17Aに供給する。これにより、第1液室11Aの芳香物質が霧化し、放出孔16から放出される。第1制御装置8が第1信号を出力する芳香装置3は、エアーコンディショナの送風口21に設けられた芳香装置3や、各シート5に設けられた芳香装置3であるとよい。
運転席に対応した前列シート5Aがリクライニング状態でない場合(S8の判定結果がNo)、第1制御装置8は第3液室11Cに貯留された第3群芳香物質を選択する(S11)。そして、第1制御装置8は、第3超音波振動子17Cを振動させるべく、第3信号を第2制御装置18に出力する(S12)。第2制御装置18は、第3信号を受けると、第3信号に基づいて所定の期間、高周波電圧を第3液室11Cに対応した超音波振動子17に供給する。
以上の芳香装置3制御によれば、第1制御装置8は、運転モード、覚醒度、航続時間、及びリクライニング状態に基づいて、芳香装置3に放出させるべき芳香物質を選択する。この態様によれば、乗員の状態に応じた芳香物質が選択される。例えば、車両2が手動運転モードであり、かつ乗員の覚醒度が低い場合には、芳香装置3は乗員の覚醒を促す効果が期待できる第2群芳香物質を放出する。また、車両2が手動運転モードであり、かつ乗員の覚醒度が高い場合には、芳香装置3は乗員に対して高揚効果が期待できる第3群芳香物質を放出する。また、車両2が自動運転モードであり、前列シート5Aがリクライニング状態である場合には、芳香装置3は乗員に対して鎮静効果が期待できる第1群芳香物質を放出する。これらにより、芳香システム1は、車内における乗員の快適性を向上させることができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、ステップS8の判定は、前列シート5Aのそれぞれに対して行ってよい。そして、ステップS9及びS11では第1制御装置8は前列シート5Aのそれぞれに対して芳香物質を選択し、ステップS10及びS12では第1制御装置8は前列シート5Aのそれぞれに設けられた芳香装置3のそれぞれに対応する信号を出力するとよい。すなわち、第1制御装置8は、それぞれの芳香装置3を独立して制御してもよい。
第1制御装置8は、選択した芳香物質に基づいて複数の音楽の中から少なくとも1つの音楽を選択し、音楽をオーディオ装置7に出力させてもよい。第1制御装置8は、例えば、芳香物質と音楽との対応関係を記憶しており、芳香物質に基づいて対応する音楽を特定し、特定した音楽を出力させるべくオーディオ装置7を制御するとよい。
また、第1制御装置8は、車両2の現在地の情報及び車両2の目的地の情報の少なくとも1つに基づいて、芳香物質を選択してもよい。第1制御装置8は、車両2の現在地の情報及び車両2の目的地の情報を、ナビゲーション装置6から取得するとよい。車両2の現在地及び目的地の情報は、天気、気温、付近のイベント情報、施設情報等を含む。第1制御装置8は、例えば、目的地の天気が晴れである場合や目的地のイベント情報が音楽祭を含む場合には高揚効果が期待できる第3群芳香物質を選択するとよい。
1 :芳香システム
2 :車両
3 :芳香装置
4 :カメラ(状態検出手段)
5 :シート
6 :ナビゲーション装置
7 :オーディオ装置
8 :第1制御装置
28 :シートセンサ(状態検出手段)
31 :運転モード取得部(状態検出手段)
32 :走行制御装置
33 :航続時間取得部(状態検出手段)

Claims (10)

  1. 車両用の芳香システムであって、
    車両の車室内に複数の芳香物質から選択した少なくとも1つの前記芳香物質を放出する少なくとも1つの芳香装置と、
    乗員の状態を検出する状態検出手段と、
    前記芳香装置を制御する制御装置とを有し、
    前記制御装置は、前記乗員の状態に応じて前記芳香物質を選択し、選択した前記芳香物質を放出させるべく前記芳香装置を制御する芳香システム。
  2. 前記状態検出手段は、前記乗員を撮像するカメラを含み、
    前記制御装置は、前記カメラが取得した画像に基づいて前記乗員の覚醒度を判定し、前記覚醒度に基づいて前記芳香物質を選択する請求項1に記載の芳香システム。
  3. 前記状態検出手段は、自動運転モード及び手動運転モードを含む前記車両の運転モードを取得する運転モード取得部を含み、
    前記制御装置は、前記運転モード取得部から前記運転モードを取得し、前記運転モードに基づいて前記芳香物質を選択する請求項1又は請求項2に記載の芳香システム。
  4. 前記状態検出手段は、前記車両の航続時間を取得する航続時間取得部を含み、
    前記制御装置は、前記航続時間に基づいて前記芳香物質を選択する請求項1~請求項3のいずれか1つの項に記載の芳香システム。
  5. 前記状態検出手段は、前記乗員が着座するシートのリクライニング状態を検出するシート状態取得部を含み、
    前記制御装置は、前記リクライニング状態に基づいて前記芳香物質を選択する請求項1~請求項4のいずれか1つの項に記載の芳香システム。
  6. 前記制御装置は、選択した前記芳香物質に基づいて複数の音楽の中から少なくとも1つの前記音楽を選択し、前記音楽をオーディオ装置に出力させる請求項1~請求項5のいずれか1つの項に記載の芳香システム。
  7. 前記芳香装置は、互いに間隔をおいて複数設けられ、
    前記制御装置は、それぞれの前記芳香装置に対して前記芳香物質を選択する請求項1~請求項6のいずれか1つの項に記載の芳香システム。
  8. 前記芳香装置は、前記車両に設けられた複数のシートに設けられている請求項7に記載の芳香システム。
  9. 前記芳香装置は、前記車両に設けられた複数のドアに設けられている請求項7に記載の芳香システム。
  10. 前記制御装置は、前記車両の現在地の情報及び前記車両の目的地の情報の少なくとも1つに基づいて、前記芳香物質を選択する請求項1~請求項9のいずれか1つの項に記載の芳香システム。
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