JP2022114255A - 車両の製造方法 - Google Patents

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和希 高橋
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Abstract

【課題】生産性良く、シャシー上にボデーを直接積層造形可能な車両の製造方法を提供する。【解決手段】積層造形装置のステージ上にシャシーを搭載する工程と、ステージ上に層状に敷き詰めた金属粉末の所定領域にレーザビームを照射し、溶融及び凝固させることを繰り返し、多数の金属層を積層一体化してシャシー上に三次元形状のボデーを造形する工程と、を備える車両の製造方法。ステージは、それぞれが独立して上下動可能な複数のブロックを備えており、シャシーを搭載する工程の後、ボデーを造形する工程の前に、複数のブロックが、シャシーとの隙間を埋めるように上昇する。【選択図】図6

Description

本発明は、車両の製造方法に関する。
近年、ステージ上に層状に敷き詰めた金属粉末の所定領域にレーザビームを照射し、溶融及び凝固させることを繰り返し、多数の金属層を積層一体化して三次元形状の物品を造形する積層造形技術(いわゆる「3Dプリンタ技術」)が、脚光を浴びている。
例えば特許文献1には、積層造形技術を用いて車両のボデーを造形する技術が開示されている。
特表2018-528118号公報
発明者らは、シャシー上にボデーを直接積層造形する手法を検討している。
シャシー上にボデーを直接積層造形できれば、効率的である。
しかしながら、ステージ上にシャシーを搭載し、シャシー上にボデーを直接積層造形する場合、ステージとシャシーとの間には隙間が多い。そのため、ボデーの造形に直接寄与しない多量の金属粉末が必要である等、生産性に種々の問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、生産性良く、シャシー上にボデーを直接積層造形可能な車両の製造方法を提供する。
本発明の一態様に係る車両の製造方法は、
積層造形装置のステージ上にシャシーを搭載する工程と、
前記ステージ上に層状に敷き詰めた金属粉末の所定領域にレーザビームを照射し、溶融及び凝固させることを繰り返し、多数の金属層を積層一体化して前記シャシー上に三次元形状のボデーを造形する工程と、を備え、
前記ステージは、それぞれが独立して上下動可能な複数のブロックを備えており、
前記シャシーを搭載する工程の後、前記ボデーを造形する工程の前に、前記複数のブロックが、前記シャシーとの隙間を埋めるように上昇するものである。
本発明の一態様に係る車両の製造方法では、積層造形装置のステージが、それぞれが独立して上下動可能な複数のブロックを備えており、シャシーを搭載する工程の後、前記ボデーを造形する工程の前に、複数のブロックが、シャシーとの隙間を埋めるように上昇する。このような構成により、ボデーの造形に直接寄与しない金属粉末の量を低減でき、生産性良く、シャシー上にボデーを直接積層造形できる。
前記シャシーは、タイヤ及びホイールを含む走行部品と、前記ホイールを駆動する駆動源と、前記駆動源を制御する制御装置と、を備え、自動走行可能であり、前記シャシーを搭載する工程において、前記シャシーが前記ステージまで自動走行することによって、前記ステージ上に前記シャシーが搭載されてもよい。このような構成により、シャシーをステージまで搬送する搬送装置が不要になる。
前記複数のブロックは、平面視正方形状の角柱体であって、格子状に配置されていてもよい。このような構成により、シャシーの形状や、造形するボデーの形状等に応じて、ステージの形状を適宜設定できる。
前記シャシーを搭載する工程において、前記複数のブロックの上面が、床面と面一であってもよい。このような構成により、ステージ上にシャシーを容易に搭載できる。
前記ボデーを造形する工程の後、前記複数のブロックを降下し、前記複数のブロックの上面を床面と面一にしてもよい。このような構成により、ステージからシャシーを容易に搬出できる。
前記ステージの周囲に、サイドステージが設けられており、前記サイドステージは、それぞれが独立して水平方向に移動可能な複数の水平ブロックを備えており、前記ボデーを造形する工程において、前記複数の水平ブロックが、前記ボデーに向かって突出するように移動してもよい。このような構成により、ボデーの形状に合わせて、造形範囲を狭くすることができ、投入する金属粉末の量をさらに低減できる。
本発明により、生産性良く、シャシー上にボデーを直接積層造形可能な車両の製造方法を提供できる。
第1の実施形態に係る車両の製造方法に供するシャシーの平面図である。 第1の実施形態に係る車両の製造方法に供するシャシーのブロック図である。 第1の実施形態に係る車両の製造方法に用いる積層造形装置のステージを示す平面図である。 第1の実施形態に係る車両の製造方法に用いる積層造形装置のステージを示す斜視図である。 第1の実施形態に係る車両の製造方法を示す側面図である。 第1の実施形態に係る車両の製造方法を示す側面図である。 第1の実施形態に係る車両の製造方法を示す側面図である。 第1の実施形態に係る車両の製造方法を示す側面図である。 第1の実施形態に係る車両の製造方法を示す側面図である。 第2の実施形態に係る車両の製造方法を示す側面図である。 第2の実施形態に係る車両の製造方法を示す側面図である。 第2の実施形態に係る車両の製造方法を示す側面図である。 第2の実施形態に係る車両の製造方法を示す側面図である。 第2の実施形態に係る車両の製造方法を示す側面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(第1の実施形態)
<シャシーの構成>
まず、図1、図2を参照して、第1の実施形態に係る車両の製造方法に供するシャシーの構成例について説明する。図1は、第1の実施形態に係る車両の製造方法に供するシャシーの平面図である。図2は、第1の実施形態に係る車両の製造方法に供するシャシーのブロック図である。
なお、当然のことながら、図1及びその他の図面に示した右手系xyz直交座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。通常、z軸正向きが鉛直上向き、xy平面が水平面であり、図面間で共通である。
図1、図2に示すように、シャシーは、タイヤT1、T2及びホイールW1、W2を含む走行部品、フレームFR、モータMT、電池BT、センサSN、及び制御装置CTRを備え、自走可能である。図1に示すように、フロントのホイールW1にはタイヤT1が装着されており、リヤのホイールW2にはタイヤT2が装着されている。走行部品には、例えば、図1には示されていないサスペンション、ステアリング装置、ブレーキ装置などが含まれる。
モータMTは、例えばフレームFRに搭載されており、図示しない変速機を介してホイールW1を駆動する駆動源である。駆動源は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどのエンジンであってもよい。また、駆動源がホイールW2もしくはホイールW1、W2の両方を駆動してもよい。
電池BTは、例えばフレームFRに搭載されており、モータMTに動力源(電気)を供給する動力供給装置である。電池BTは、リチウムイオン電池などの二次電池でもよく、燃料電池でもよい。駆動源がエンジンの場合、ガソリンや軽油を蓄えてエンジンに供給するための燃料タンクが動力供給装置に該当する。
すなわち、本実施形態に係る車両の製造方法の製造対象車両は、モータで駆動可能な電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車などに限定されず、エンジンで駆動可能なエンジン自動車であってもよい。
センサSNは、前方車両を認識するためのものであって、例えばミリ波センサである。図2に示すように、センサSNは、前方車両に送信波を送信し、前方の物体からの反射波を検知することによって、前方の物体を認識する。
制御装置CTRは、センサSNから取得した情報(反射波)に基づいて、シャシーが自動走行するように、モータMTなどを制御する。
<車両の製造方法>
次に、図3~図9を参照して、第1の実施形態に係る車両の製造方法について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る車両の製造方法を示す平面図である。図4は、第1の実施形態に係る車両の製造方法に用いる積層造形装置のステージの斜視図である。図5~図9は、第1の実施形態に係る車両の製造方法を示す側面図である。
ここで、本実施形態に係る車両の製造方法では、積層造形装置を用いて、シャシー上にボデーを直接積層造形する。図3は、積層造形装置のステージST上にシャシーが搭載された様子を示す平面図であり、図5は、積層造形装置のステージST上にシャシーが搭載された様子を示す側面図である。
まず、図3、図5に示すように、積層造形装置のステージST上にシャシーが搭載される。上述の通り、シャシーは自動走行できるため、例えば、シャシーが自動走行し、積層造形装置のステージST上に停止する。そのため、本実施形態に係る車両の製造方法では、シャシーをステージSTまで搬送する搬送装置が不要である。
なお、シャシーが自動走行しなくてもよい。例えば無人搬送車(AGV:Automatic Guided Vehicle)によってシャシーを積層造形装置のステージST上に搬送してもよい。
ここで、図3、図4に示すように、第1の実施形態に係る車両の製造方法に用いる積層造形装置のステージSTは、それぞれが独立して上下動可能な複数のブロックBL1を備えている。各ブロックBL1は、例えば図示しない駆動源によって駆動される。ブロックBL1は、上下方向(z軸方向)に延設された平面視正方形状の角柱体であって、格子状に配置されている。換言すると、図3に示すように、ステージSTは、平面視において格子状に分割されている。すなわち、ステージSTでは、複数の直方体状のブロックBL1がx軸方向及びy軸方向に隙間なく並べて配置されている。
さらに、図5に示すように、積層造形装置のステージST上にシャシーが搭載される際、全てのブロックBL1は床下に収納されており、全てのブロックBL1の上面が床面と面一の状態になっている。そのため、ステージST上にシャシーを容易に搭載できる。
次に、図6に示すように、積層造形装置のステージSTの各ブロックBL1が上昇し、ステージSTとシャシーとの隙間を埋める。各ブロックBL1の上昇量は、シャシーの形状や、造形するボデーの形状等に応じて、適宜決定される。すなわち、ステージSTは、種々のシャシーやボデーの形状に対応できる。
例えば、図6に示すように、図8に示すボデーBDを造形する領域の全てのブロックBL1aが、ボデーBDの最下部の高さまで上昇する。この場合、ボデーBDを造形する領域の全てのブロックBL1aの上面が、同じ高さとなり、一つの水平面を構成するため、金属粉末MPを層状に敷き詰め易い。層状の金属粉末MPは、粉末床(パウダーベッド)と呼ばれる。
あるいは、ボデーBDを造形する領域の各ブロックBL1aが、ボデーBDの底面形状に沿ってそれぞれ所定の高さまで上昇してもよい。この場合、ボデーBDを造形する領域のブロックBL1aは、例えばシャシーのフレームFRの隙間を貫通し、ボデーBDを造形する領域のブロックBL1aの上面は、全体として、ボデーBDの底面形状に沿った曲面等を構成する。この場合、例えばパウダーベッドを使用しないレーザー直接積層法(LENS:Laser engineered net shaping)によってボデーBDを積層造形してもよい。
そして、図6に示すように、ボデーBDを造形する領域の各ブロックBL1a上に、第1層目の金属粉末MPを層状に敷き詰める。ここで、図6に示すように、ステージSTの外縁部に位置するボデーを造形しない領域のブロックBL1bについては、金属粉末MPの1層分の高さだけ、ボデーBDを造形する領域のブロックBL1aよりも高く上昇させている。そのため、金属粉末MPを容易に層状に敷き詰めることができる。
その後、図6に示すように、例えばレーザスキャナLSを用いて、第1層目の金属粉末MPの所定箇所にレーザビームLBを照射し、第1層目の金属粉末MPの所定箇所を溶融及び凝固させる。
次に、図7に示すように、ボデーBDを造形しない領域のブロックBL1bのみを金属粉末MPの1層分の高さだけさらに上昇させる。そして、第1層目の金属粉末MP上に、第2層目の金属粉末MPを層状に敷き詰める。その後、第2層目の金属粉末MPの所定箇所にレーザビームLBを照射し、第2層目の金属粉末MPの所定箇所を溶融及び凝固させる。
図6、図7に示すように、本実施形態に係る車両の製造方法では、積層造形装置を用いて、ステージST上に層状に敷き詰めた金属粉末の所定領域にレーザビームを照射し、溶融及び凝固させることを繰り返す。
その結果、図8に示すように、多数の金属層が積層一体化された三次元形状のボデーBDをシャシー上に直接造形できる。ここで、図8に示すように、ボデーBDを造形しない領域のブロックBL1bは、積層造形装置における造形槽の側壁を構成している。
最後に、図9に示すように、ボデーBDの造形が終了した後、全てのブロックBL1が降下し、全てのブロックBL1の上面を床面と面一の状態にする。そのため、ステージSTからシャシーを容易に搬出できる。
そして、ステージST上に残留した金属粉末MPを除去した後、車両(ボデーBDが造形されたシャシー)が、積層造形装置のステージSTから移動する。上述の通り、シャシーは自動走行できるため、例えば、車両が自動走行し、積層造形装置のステージSTから移動する。
<効果の説明>
従来の積層造形装置を用いた場合、ステージとシャシーとの間には隙間が多い。そのため、ボデーの造形に直接寄与しない多量の金属粉末が必要である。また、ステージとボデーとの間(ボデーの造形を開始するまでの間)にボデーを支持するサポートを造形する必要がある。ここで、サポートは造形後に除去する必要があるため、生産性に劣る。
これに対し、本実施形態に係る車両の製造方法では、積層造形装置のステージSTが、それぞれが独立して上下動可能な複数のブロックBL1を備えている。そして、シャシーをステージSTに搭載した後、ボデーBDの造形を開始する前に、複数のブロックBL1が、シャシーとの隙間を埋めるように上昇する。そのため、ボデーBDの造形に直接寄与しない金属粉末の量を低減できる。
また、本実施形態に係る車両の製造方法では、上昇したステージST(ブロックBL1a)上においてボデーBDの造形を開始できるため、ボデーを支持するサポートを削減できる。
このように、本実施形態に係る車両の製造方法では、生産性良く、シャシー上にボデーを直接積層造形できる。
(第2の実施形態)
図10~図14を参照して、第2の実施形態に係る車両の製造方法について説明する。
図10~図14は、第2の実施形態に係る車両の製造方法を示す側面図である。また、図10~図14は、それぞれ図5~図9に対応する図である。
まず、図10に示すように、積層造形装置のステージST上にシャシーが搭載される。上述の通り、シャシーは自動走行できるため、例えば、シャシーが自動走行し、積層造形装置のステージST上に停止する。
ここで、図10に示すように、本実施形態に係る車両の製造方法に用いる積層造形装置は、ステージSTに加え、サイドステージSSTがステージSTの周囲を取り囲むように設けられている。
積層造形装置のステージSTの上にシャシーが搭載される際、ステージST及びサイドステージSSTは床下に収納されている。
なお、サイドステージSSTは、ステージSTの周囲の全体を取り囲む必要はなく、ステージSTの周囲の少なくとも一部に設けられていればよい。
次に、図11に示すように、積層造形装置のステージSTの各ブロックBL1が上昇し、ステージSTとシャシーとの隙間を埋める。各ブロックBL1の上昇量は、シャシーの形状や、造形するボデーの形状等に応じて、適宜決定される。例えば、ブロックBL1は、ボデーの最下部を造形する位置まで上昇する。
また、サイドステージSSTも所定の高さまで上昇する。サイドステージSSTは、積層造形装置における造形槽の側壁を構成すると共に、それぞれが独立して水平方向にスライド可能な複数のブロック(水平ブロック)BL2を備えている。各ブロックBL2は、例えば図示しない駆動源によって駆動される。ブロックBL2は、水平方向(図11ではx軸方向)に延設されたyz平面視正方形状の角柱体であって、格子状に配置されている。換言すると、サイドステージSSTは、yz平面視において格子状に分割されている。すなわち、サイドステージSSTでは、複数の直方体状のブロックBL1がy軸方向及びz軸方向に隙間なく並べて配置されている。
そして、図11に示すように、ボデーBDの最下部を造形する領域のブロックBL1上に、第1層目の金属粉末MPを層状に敷き詰める。この際、金属粉末MPを敷き詰めるブロックBL1に向かってサイドステージSSTのブロックBL2を突出させる。ここで、最も上に位置するブロックBL2の上面は、金属粉末MPを敷き詰めるブロックBL1の上面よりも高くなっている。すなわち、最も上に位置するブロックBL2が、金属粉末MPを敷き詰める領域の外縁を構成している。このような構成によって、金属粉末MPをブロックBL1上に容易に層状に敷き詰めることができる。
その後、図11に示すように、例えばレーザスキャナLSを用いて、第1層目の金属粉末MPの所定箇所にレーザビームLBを照射し、第1層目の金属粉末MPの所定箇所を溶融及び凝固させる。
次に、図12に示すように、第1層目の金属粉末MP上に、第2層目の金属粉末MPを層状に敷き詰める。その後、第2層目の金属粉末MPの所定箇所にレーザビームLBを照射し、第2層目の金属粉末MPの所定箇所を溶融及び凝固させる。
図11、図12に示すように、本実施形態に係る車両の製造方法では、積層造形装置を用いて、ステージST上に層状に敷き詰めた金属粉末の所定領域にレーザビームを照射し、溶融及び凝固させることを繰り返す。
その結果、図13に示すように、シャシー上に三次元形状のボデーBDを直接造形できる。
ここで、図11~図13に示すように、ボデーBDの造形が進行するにつれて、サイドステージSSTにおいてより上側に位置するブロックBL2を順番にボデーBDに向かって突出させる。図13に示すように、ブロックBL2は水平方向に突出するため、ボデーBDの形状に合わせて、造形範囲を狭くすることができる。図8と図13とを比較すれば明らかなように、本実施形態に係る車両の製造方法では、第1の実施形態に係る車両の製造方法よりも、投入する金属粉末の量を低減できる。
最後に、図14に示すように、ボデーBDの造形が終了した後、全てのブロックBL1が降下し、全てのブロックBL1の上面を床面と面一の状態にする。また、サイドステージSSTも床下に収納される。そのため、ステージSTからシャシーを容易に搬出できる。
そして、ステージST及びサイドステージSST上に残留した金属粉末MPを除去した後、車両(ボデーBDが造形されたシャシー)が、積層造形装置のステージSTから移動する。上述の通り、シャシーは自動走行できるため、例えば、車両が自動走行し、積層造形装置のステージSTから移動する。
<効果の説明>
本実施形態に係る車両の製造方法でも、積層造形装置のステージSTが、それぞれが独立して上下動可能な複数のブロックBL1を備えている。そして、シャシーをステージSTに搭載した後、ボデーBDの造形を開始する前に、複数のブロックBL1が、シャシーとの隙間を埋めるように上昇する。そのため、ボデーBDの造形に直接寄与しない金属粉末の量を低減できる。
また、本実施形態に係る車両の製造方法でも、上昇したステージST(ブロックBL1)上においてボデーBDの造形を開始できるため、ボデーを支持するサポートを削減できる。このように、本実施形態に係る車両の製造方法では、生産性良く、シャシー上にボデーを直接積層造形できる。
さらに、本実施形態に係る車両の製造方法では、積層造形装置のステージSTが、サイドステージSSTによって囲まれている。そして、サイドステージSSTは、それぞれが独立して水平方向に移動可能な複数のブロックBL2を備えている。そのため、図13に示すように、ブロックBL2は水平方向に突出することによって、ボデーBDの形状に合わせて、造形範囲を狭くすることができる。従って、第1の実施形態に係る車両の製造方法よりも、投入する金属粉末の量を低減できる。
その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
BD ボデー
BL1、BL1a、BL1b ブロック
BL2 ブロック(水平ブロック)
BT 電池
CTR 制御装置
FR フレーム
LB レーザビーム
LS レーザスキャナ
MP 金属粉末
MT モータ
SN センサ
SST サイドステージ
ST ステージ
T1、T2 タイヤ
W1、W2 ホイール

Claims (6)

  1. 積層造形装置のステージ上にシャシーを搭載する工程と、
    前記ステージ上に層状に敷き詰めた金属粉末の所定領域にレーザビームを照射し、溶融及び凝固させることを繰り返し、多数の金属層を積層一体化して前記シャシー上に三次元形状のボデーを造形する工程と、を備え、
    前記ステージは、それぞれが独立して上下動可能な複数のブロックを備えており、
    前記シャシーを搭載する工程の後、前記ボデーを造形する工程の前に、前記複数のブロックが、前記シャシーとの隙間を埋めるように上昇する、
    車両の製造方法。
  2. 前記シャシーは、
    タイヤ及びホイールを含む走行部品と、
    前記ホイールを駆動する駆動源と、
    前記駆動源を制御する制御装置と、を備え、自動走行可能であり、
    前記シャシーを搭載する工程において、前記シャシーが前記ステージまで自動走行することによって、前記ステージ上に前記シャシーが搭載される、
    請求項1に記載の車両の製造方法。
  3. 前記複数のブロックは、平面視正方形状の角柱体であって、格子状に配置されている、
    請求項1又は2に記載の車両の製造方法。
  4. 前記シャシーを搭載する工程において、前記複数のブロックの上面が、床面と面一である、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の車両の製造方法。
  5. 前記ボデーを造形する工程の後、前記複数のブロックを降下し、前記複数のブロックの上面を床面と面一にする、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の車両の製造方法。
  6. 前記ステージの周囲に、サイドステージが設けられており、
    前記サイドステージは、それぞれが独立して水平方向に移動可能な複数の水平ブロックを備えており、
    前記ボデーを造形する工程において、前記複数の水平ブロックが、前記ボデーに向かって突出するように移動する、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の車両の製造方法。
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