JP2022110951A - タンクおよび冷却ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】液体が流れるタンク室からの気体の流出を抑制する。【解決手段】本発明によるタンク(100)は、ハウジング(110)と、タンク室流入孔(120)と、タンク室流出孔(130)と、突出流路(140)とを有する。ハウジング(110)は、タンク室(114)を有する。タンク室流入孔(120)からタンク室(114)に液体が流入する。タンク室(114)の液体はタンク室流出孔(130)から流出する。突出流路(140)は、タンク室流出孔(130)と繋がり、タンク室流出孔(130)からタンク室(114)内に突出する。【選択図】図2A

Description

本発明は、タンクおよび冷却ユニットに関する。
ポンプを用いて液体を送り出す送液装置は、種々の装置に用いられる。一例では、送液装置は、発熱部品を冷却するための冷媒を循環させる冷却装置に用いられる。ポンプの空転を防ぐために気体を含む冷媒がポンプに流入することを回避するタンクが検討されている(特許文献1)。
特許文献1には、タンク本体内の流出口に対向する抑止板を流出口の近傍に配置した冷媒貯蔵タンクが記載されている。特許文献1の冷媒貯蔵タンクでは、抑止板により、冷媒が流入口から流出口に直接的に流れることを抑止できるため、冷媒中の気体がポンプに流入することを抑制できる。
特開2013-45942号公報
しかしながら、特許文献1の冷媒貯蔵タンクでも、タンク本体内の気体が流出口に侵入して気体がポンプに流入することがある。例えば、冷媒貯蔵タンクの向きまたは姿勢が変化してタンク本体の流出口が鉛直上方に位置すると、タンク本体内の冷媒がタンク本体の鉛直下方に集まる結果、タンク本体内の気体が鉛直上方に位置するタンク本体の流出口の近傍に集まる。この場合、流出口の近傍の気体が流出口から流出してしまうことがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体が流れるタンク室からの気体の流出を抑制可能なタンクおよび冷却ユニットを提供することにある。
本発明の例示的なタンクは、タンク室を有するハウジングと、前記タンク室に液体が流入するタンク室流入孔と、前記タンク室から前記液体が流出するタンク室流出孔と、前記タンク室流出孔と繋がり、前記タンク室流出孔から前記タンク室内に突出した突出流路とを有する。
本発明の例示的な冷却ユニットは、上記に記載のタンクと、前記タンクの前記タンク室流出孔側に配置されたカバー部材とを有し、少なくとも前記タンクと前記カバー部材と、により第2流路が構成され、前記タンクの前記タンク室流出孔から流出した液体は、前記第2流路内を前記突出流路が延びる方向とは異なる方向に沿って流れる。
例示的な本発明によれば、液体が流れるタンク室からの気体の流出を抑制できる。
図1は、例示的な第1の実施形態のタンクの模式的な斜視図である。 図2Aは、例示的な第1の実施形態のタンクの模式的な断面斜視図である。 図2Bは、例示的な第1の実施形態のタンクの模式的な断面図である。 図3Aは、例示的な第2の実施形態のタンクの模式的な断面斜視図である。 図3Bは、例示的な第2の実施形態のタンクの模式的な断面図である。 図4Aは、例示的な第3の実施形態のタンクの模式的な断面斜視図である。 図4Bは、例示的な第3の実施形態のタンクの模式的な断面図である。 図5Aは、例示的な第4の実施形態のタンクの模式的な断面斜視図である。 図5Bは、例示的な第4の実施形態のタンクの模式的な断面図である。 図6Aは、例示的な第5の実施形態のタンクの模式的な断面斜視図である。 図6Bは、例示的な第6の実施形態のタンクの模式的な断面斜視図である。 図7は、例示的な第7の実施形態の冷却ユニットの模式的な斜視図である。 図8は、例示的な第7の実施形態の冷却ユニットの模式的な分解斜視図である。 図9は、例示的な第7の実施形態の冷却ユニットの模式的な断面図である。 図10は、例示的な第7の実施形態の冷却ユニットの模式的な断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。本願明細書では、発明の理解を容易にするため、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を参照することがある。典型的には、X軸、Y軸およびZ軸のいずれか1つが、鉛直方向に平行であり、残りの2つは、水平方向に平行である。さらに、X軸における一方側の方向を+X方向、他方側の方向を-X方向と定義する。さらに、Y軸における一方側の方向を+Y方向、他方側の方向を-Y方向と定義する。さらに、Z軸における一方側の方向を+Z方向、他方側の方向を-Z方向と定義する。ただし、X軸、Y軸およびZ軸の向きは、本発明に係る冷却ユニットの使用時の向きを限定する意図はない。
まず、図1を参照して、例示的な第1の実施形態のタンク100を説明する。図1は、タンク100の模式的な斜視図である。
タンク100は、液体を溜めることができる。タンク100に溜まる液体は、水であってもよい。あるいは、液体は、混合液であってもよい。例えば、混合液は、水とプロピレングリコールの混合液であってもよい。
タンク100には液体が流入する。また、タンク100内の液体は、タンク100から流出する。タンク100は、液体の循環に用いられる。タンク100は、タンク100を通過して循環する液体を一時的に溜めることができる。
図1に示すように、タンク100は、ハウジング110と、タンク室流入孔120と、タンク室流出孔130とを有する。ハウジング110は、中空形状部であるタンク室114を有する。タンク室114は、ハウジング110の内部空間を構成する。タンク室114は、タンク100に流入した液体を溜める。
ここでは、ハウジング110の外形は、略直方体形状である。ハウジング110はX方向に延びており、ハウジング110の長手方向はX方向である。ハウジング110は、外周面111と、内周面112とを有する。
ハウジング110の外周面111は、第1外側主面111aと、第2外側主面111bと、第1外側側面111cと、第2外側側面111dと、第3外側側面111eと、第4外側側面111fとを有する。第1外側側面111cおよび第2外側側面111dは、それぞれ、第1外側主面111aおよび第2外側主面111bと連結する。また、第3外側側面111eおよび第4外側側面111fは、それぞれ、第1外側主面111a、第2外側主面111b、第1外側側面111cおよび第2外側側面111dと連結する。第1外側主面111aは+Z方向側に位置し、第2外側主面111bは-Z方向側に位置する。第1外側側面111cは-X方向側に位置し、第2外側側面111dは、+X方向側に位置する。第3外側側面111eは+Y方向側に位置し、第4外側側面111fは-Y方向側に位置する。ここでは、第1外側主面111a、第2外側主面111b、第1外側側面111c、第2外側側面111d、第3外側側面111eおよび第4外側側面111fは、いずれも平坦面である。
ハウジング110の内周面112は、第1内側主面112aと、第2内側主面112bと、第1内側側面112cと、第2内側側面112dと、第3内側側面112eと、第4内側側面112fとを有する。第1内側側面112cおよび第2内側側面112dは、それぞれ、第1内側主面112aおよび第2内側主面112bと連結する。また、第3内側側面112eおよび第4内側側面112fは、それぞれ、第1内側主面112a、第2内側主面112b、第1内側側面112cおよび第2内側側面112dと連結する。第1内側主面112aは+Z方向側に位置し、第2内側主面112bは-Z方向側に位置する。第1内側側面112cは-X方向側に位置し、第2内側側面112dは、+X方向側に位置する。第3内側側面112eは+Y方向側に位置し、第4内側側面112fは-Y方向側に位置する。ここでは、第1内側主面112a、第2内側主面112b、第1内側側面112c、第2内側側面112d、第3内側側面112eおよび第4内側側面112fは、いずれも平坦面である。
ここでは、タンク室流入孔120は、タンク室114に対して+Z方向側に位置する。タンク室流入孔120は、第1外側主面111aと第1内側主面112aとを繋ぐ貫通孔である。また、タンク室流出孔130は、タンク室114に対して-Z方向側に位置する。タンク室流出孔130は、第2内側主面112bと第2外側主面111bとを繋ぐ貫通孔である。
液体は、タンク室流入孔120を通ってタンク室114に流入する。また、タンク室114内の液体は、タンク室流出孔130を通って流出する。
ここでは、タンク室114は、略直方体形状である。タンク室114はX方向に延びており、タンク室114の長手方向はX方向である。タンク室114は、第1内側主面112aと、第2内側主面112bと、第1内側側面112cと、第2内側側面112dと、第3内側側面112eと、第4内側側面112fとによって囲まれる。
ハウジング110の外側には、タンク室流入孔120に繋がる流入取付口122が配置される。流入取付口122は、ハウジング110の第1外側主面111aに対して+Z方向側に位置する。流入取付口122は、円筒形状を有する。流入取付口122は、タンク室流入孔120を囲んで配置される。ここでは、流入取付口122の内径(XY平面内の長さ)は、タンク室流入孔120の孔径(XY平面内の長さ)よりも大きい。ただし、流入取付口122の内径は、タンク室流入孔120の孔径と略等しくてもよい。流入取付口122には、液体が流れる配管(図示せず)が取り付けられる。
また、ハウジング110の外側には、タンク室流出孔130に繋がる流出取付口132が配置される。流出取付口132は、ハウジング110の第2外側主面111bに対して-Z方向側に位置する。流出取付口132は、円筒形状を有する。流出取付口132は、タンク室流出孔130を囲んで配置される。タンク室流出孔130は、第2内側主面112bの中央に位置する。流出取付口132の内径(XY平面内の長さ)は、タンク室流出孔130の孔径(XY平面内の長さ)よりも大きい。ただし、流出取付口132の内径は、タンク室流出孔130の孔径と略等しくてもよい。流出取付口132には、液体が流れる配管(図示せず)が取り付けられる。
典型的には、タンク室流出孔130の孔径(XY平面内の長さ)は、タンク室流入孔120の孔径(XY平面内の長さ)と略等しい。また、流出取付口132の内径(XY平面内の長さ)は、流入取付口122の内径(XY平面内の長さ)と略等しい。
ここでは、タンク100は、タンク室流入孔120および流入取付口122を除き、Y方向に沿った中央部分に位置するXZ平面に対して対称構造を有する。ただし、タンク100は、対称構造を有さなくてもよい。
次に、図1~図2Bを参照して例示的な第1の実施形態のタンク100を説明する。図2Aは、例示的な第1の実施形態のタンク100の模式的な断面斜視図であり、図2Bは、例示的な第1の実施形態のタンク100の模式的な断面図である。
図2Aおよび図2Bに示すように、タンク100は、ハウジング110と、タンク室流入孔120およびタンク室流出孔130に加えて突出流路140をさらに有する。例示的な第1の実施形態のタンク100において、突出流路140は、円筒形状である。突出流路140は、Z方向に延びた貫通孔を有する。突出流路140の外周面および内周面はそれぞれ円柱形状である。ただし、突出流路140は筒形状であってもよく、突出流路140の外周面および内周面はそれぞれ直方体形状であってもよい。なお、突出流路140の外周面および内周面の組み合わせは任意であってもよい。なお、図2Aおよび図2Bは、円筒形状の突出流路140の中心に沿った断面を示す。ハウジング110は、タンク室114を有する。タンク室流入孔120から、タンク室114に液体が流入する。タンク室114の液体はタンク室流出孔130を通って流出する。
突出流路140は、タンク室流出孔130と繋がる。突出流路140は、タンク室流出孔130からタンク室114内に突出する。詳細には、突出流路140は、第2内側主面112bからタンク室114内に向かって+Z方向に突出する。
突出流路140は、第1端部140aと、第2端部140bとを有する。第1端部140aは、タンク室流出孔130側に位置する。第2端部140bは、タンク室流出孔130とは反対側に位置する。
突出流路140は、流路入口140Pと、流路出口140Qと、第1流路140Rとを有する。流路入口140Pは、突出流路140の第2端部140bより+Z方向側に位置する。流路入口140Pの液体は、第1流路140Rを通過して流路出口140Qに流れる。流路出口140Qは、突出流路140の第1端部140aよりも-Z方向側に位置する。タンク室流出孔130は、流路出口140Q内に位置する。ここでは、流路出口140Qには、流出取付口132が配置される。第1流路140Rは、流路入口140Pと流路出口140Qとを繋ぐ。
流出取付口132は、円筒形状である。流出取付口132は、タンク室流出孔130を介して突出流路140と対向する。典型的には、突出流路140の内径(XY平面内の長さ)は、流出取付口132の内径(XY平面内の長さ)と略等しい。ただし、突出流路140の内径は、流出取付口132の内径と異なってもよい。
タンク室流出孔130は、第2内側主面112bと第2外側主面111bとを繋ぐ貫通孔である。タンク室流出孔130は、第2内側主面112bから+Z方向に突出した突出流路140によって囲まれる。このため、仮に、図2Aおよび図2Bに示したタンク100において、タンク室114内に液体とともに気体が溜まった状態でタンク100の第2外側主面111bが鉛直上方を向くようにタンク100の向きまたは姿勢が変化しても、タンク室114内の気体は、流路入口140Pに到達できず、突出流路140に直接的に侵入しにくい。したがって、本実施形態のタンク100によれば、突出流路140により、タンク100の姿勢に関わらず、タンク室流出孔130に気体が侵入することを抑制できる。
ハウジング110は、第1部品110Sと、第2部品110Tとを有する。第2部品110Tは、第1部品110Sとともにタンク室114を構成する。第1部品110Sは、タンク室流入孔120および流入取付口122を有する。第1部品110Sは、第1外側主面111aと、第1外側側面111cと、第2外側側面111dと、第3外側側面111eと、第4外側側面111fと、第1内側主面112aと、第1内側側面112cと、第2内側側面112dと、第3内側側面112eと、第4内側側面112fとを有する。
第2部品110Tは、タンク室流出孔130、流出取付口132および突出流路140を有する。第2部品110Tは、第2外側主面111bと、第2内側主面112bとを有する。第1部品110Sおよび第2部品110Tによってタンク100を構成することにより、タンク100を少ない数の部品で構成でき、コストを低減できる。
なお、突出流路140の高さHa(Z方向に沿った長さ)がタンク室114の高さHr(Z方向に沿った長さ)に対して短すぎると、タンク室114内の液体の量が比較的多くても、第2外側主面111bが鉛直上方を向くようにタンク100の向きまたは姿勢が変化した際に、タンク室114内の気体がタンク室流出孔130に侵入するおそれがある。また、突出流路140の高さHaがタンク室114内の高さHrに対して長すぎると、タンク室114内の液体の量が比較的多くても、第1外側主面111aが鉛直上方を向くようにタンク100の向きまたは姿勢が変化した際に、タンク室114内の気体がタンク室流出孔130に侵入するおそれがある。このため、例えば、突出流路140の高さHaは、タンク室114内の高さHrに対して30%以上70%以下であってもよい。また、突出流路140の高さHaは、タンク室114内の高さHrの約50%であれば、鉛直方向どちらかの姿勢によらず空気が侵入しにくい。
突出流路140の高さ(Z方向に沿った長さ)がタンク室114内の高さ(Z方向に沿った長さ)に対して50%である場合、突出流路140の第2端部140bは、第1部品110Sのタンク室114側の面(すなわち、第1内側主面112a)と第2部品110Tのタンク室114側の面(すなわち、第2内側主面112b)との間の中央に位置する。第2端部140bがタンク室114の高さの中央に位置することにより、流路入口140Pよりも鉛直上方に気体を溜めることができる体積が大きくなり、タンク室流出孔130に気体が侵入することを抑制できる。また、突出流路140の長さがタンク室114に対して比較的長いことにより、突出流路140に気体が侵入することを抑制できる。
なお、図1~図2Bを参照した説明では、ハウジング110は、略直方体形状のタンク室114を有したが、本実施形態はこれに限定されない。ハウジング110は、タンク100からの気体の流出をさらに抑制する構成であることが好ましい。液体は、流路入口140Pから突出流路140に流れるため、ハウジング110が、流路入口140Pの周囲の流れを規制することにより、タンク100から気体が流出することを抑制できる。
次に、図3Aおよび図3Bを参照して例示的な第2の実施形態のタンク100を説明する。図3Aは、例示的な第2の実施形態のタンク100の模式的な断面斜視図であり、図3Bは、例示的な第2の実施形態のタンク100の模式的な断面図である。図3Aおよび図3Bに示した例示的な第2の実施形態のタンク100は、ハウジング110が突出流路140に向かって突出する突出壁112wを有する点を除いて、図2Aおよび図2Bに示した例示的な第1の実施形態のタンク100と同様の構成を有しており、冗長を避ける目的で重複する記載を省略する。なお、ここでも、突出流路140の外周面および内周面はそれぞれ円柱形状である。ただし、突出流路140は筒形状であってもよく、突出流路140の外周面および内周面はそれぞれ直方体形状であってもよい。突出流路140の外周面および内周面の組み合わせは任意であってもよい。
図3Aおよび図3Bに示すように、タンク100において、ハウジング110は、突出流路140に向かって突出する突出壁112wを有する。突出壁112wは、第1内側主面112aから-Z方向に部分的に突出する。突出壁112wは、突出流路140に対して+Z方向側に対向する。突出壁112wにより、流路入口140Pに対して+Z方向側から流入する液体の流れが規制される。このため、ハウジング110内の突出壁112wによって突出流路140に気体が侵入することを抑制できる。
突出壁112wのX方向に沿った長さ(Lw)は、突出流路140のX方向に沿った長さ(La)と略等しい。また、突出壁112wのY方向に沿った長さ(Ww)は、突出流路140のY方向に沿った外径の長さ(Wa)と略等しい。
流路入口140Pがタンク室114の高さHrの中心に位置するように突出壁112wのZ方向に沿った長さ(Hw)と、突出流路140のZ方向に沿った長さ(Ha)が設計されることが好ましい。例えば、突出壁112wのZ方向に沿った長さ(Hw)は、突出流路140のZ方向に沿った長さ(Ha)と略等しくてもよい。
突出流路140は、液体が流入する流路入口140Pと、液体が流出する流路出口140Qと、流路入口140Pと流路出口140Qとを繋ぐ第1流路140Rとを有する。ここでは、流路入口140Pは、突出流路140の第2端部140bおよび突出壁112wのうちの突出流路140に対向する面によって定義される。流路入口140Pは、突出流路140の直進方向(Z方向)に閉じている一方で、第1流路140Rが延びる方向(Z方向)とは異なる方向(X方向またはY方向)に開いている。したがって、液体が突出流路140の延びる方向に沿って突出流路140に流入することが抑制され、その結果、流路入口140Pに渦巻および波が発生して気泡が発生すること、タンク内に溜まった気体が突出流路に侵入することを抑制できる。
なお、図1~図3Bを参照した説明では、突出壁112wは、第1内側主面112aから突出流路140に向かって延びたが、本実施形態はこれに限定されない。突出壁112wは、流路入口140Pへの液体の流入を部分的に抑制するように突出流路140に向かって延びてもよい。
次に、図4Aおよび図4Bを参照して例示的な第3の実施形態のタンク100を説明する。図4Aは、例示的な第3の実施形態のタンク100の模式的な断面斜視図であり、図4Bは、例示的な第3の実施形態のタンク100の模式的な断面図である。図4Aおよび図4Bに示した例示的な第3の実施形態のタンク100は、突出壁112wの一部が部分的に突出する点を除いて、図3Aおよび図3Bに示した例示的な第2の実施形態のタンク100と同様の構成を有しており、冗長を避ける目的で重複する記載を省略する。なお、ここでも、突出流路140の外周面は直方体形状であり、突出流路140の内周面は円柱形状である。ただし、突出流路140の外周面および内周面の組み合わせは任意であってもよい。
図4Aおよび図4Bに示すように、例示的な第3の実施形態のタンク100において、ハウジング110は、突出壁112wを有する。突出壁112wは、本体部112waと、突起部112wbとを有する。本体部112waは、第1内側主面112aから-Z方向に部分的に突出する。本体部112waは、突出流路140に対して+Z方向側に対向する。本体部112waにより、流路入口140Pに対して+Z方向側から流入する液体の流れを規制する。
突起部112wbは、本体部112waの突出流路140側の面から突出流路140に向かって部分的に突起する。突起部112wbは、本体部112waの突出流路140に対向する面の+Y方向側の端部から-Z方向に部分的に突出する。また、突起部112wbは、本体部112waの突出流路140に対向する面の-Y方向側の端部から-Z方向に部分的に突出する。なお、図4Aおよび図4Bは、本体部112waの突出流路140に対向する面の+Y方向側の端部から突出流路140の流路入口140Pに向かって延びた突起部112wbを示しているが、突起部112wbは、本体部112waの突出流路140に対向する面の-Y方向側の端部から突出流路140の流路入口140Pに向かっても延びる。突起部112wbは、本体部112waと突出流路140とを繋ぐ。突起部112wbによって突出流路140に気体が侵入することを抑制できる。
突起部112wbのX方向に沿った長さ(Lw2)は、本体部112waのX方向に沿った長さ(Lw1)と略等しい。また、突起部112wbのY方向に沿った長さ(Ww2)は、本体部112waのY方向に沿った長さ(Ww1)よりも短い。
例えば、突起部112wbのZ方向に沿った長さ(Hw2)は、本体部112waに沿った長さ(Hw1)よりも短いことが好ましい。ただし、突起部112wbのZ方向に沿った長さ(Hw2)は、本体部112waに沿った長さ(Hw1)と略等しくてもよい。
ここでは、流路入口140Pは、第2端部140b、突出壁112wの突出流路140側の面および突起部112wbによって定義される。流路入口140Pは、タンク室114の短手方向(Y方向)および突出流路140の直進方向(Z方向)に閉じている。一方、流路入口140Pは、タンク室114の長手方向(X方向)に開いている。このため、突起部112wbによってタンク室114内で液体が滞留することを抑制できる。
なお、図2A~図4Bに示したタンク100では、流路入口140Pは、突出流路140の+Z方向側に位置していたが、流路入口140Pは、突出流路140の+Z方向側とは別の位置にあってもよい。
次に、図5Aおよび図5Bを参照して例示的な第4の実施形態のタンク100を説明する。図5Aは、例示的な第4の実施形態のタンク100の模式的な断面斜視図であり、図5Bは、例示的な第4の実施形態のタンク100の模式的な断面図である。図5Aおよび図5Bに示した例示的な第4の実施形態のタンク100は、突出流路140が貫通孔140sを有するとともに突出壁112wが突出流路140の第2端部140bを覆う点を除いて、図3Aおよび図3Bに示した例示的な第2の実施形態のタンク100と同様の構成を有しており、冗長を避ける目的で重複する記載を省略する。なお、突出流路140の外周面および内周面はそれぞれ直方体形状である。ただし、突出流路140は筒形状であってもよく、突出流路140の外周面および内周面はそれぞれ円柱形状であってもよい。突出流路140の外周面および内周面の組み合わせは任意であってもよい。
図5Aおよび図5Bに示すように、突出流路140は、突出流路140の内側と突出流路140の外側とを繋ぐ貫通孔140sを有する。貫通孔140sは、突出流路140の側方を貫通する。ここでは、貫通孔140sは、Z方向に延びる突出流路140のうちの第2端部140b側に位置する。
なお、タンク室114内の高さHrに対する貫通孔140sの高さHa1(第2内側主面112bから貫通孔140sまでのZ方向に沿った長さ)は、30%以上70%以下であってもよい。また、貫通孔140sの高さHa1は、タンク室114内の高さHrの約50%であれば、鉛直方向どちらかの姿勢によらず空気が侵入しにくい。
突出流路140は筒形状であり、突出流路140の外周面および内周面はそれぞれ略直方体形状である。貫通孔140sは、突出流路140の+X方向側の面、-X方向側の面、+Y方向側の面および-Y方向側の面にそれぞれ位置する。
また、ここでは、突出流路140は、突出壁112wと接触する。詳細には、突出流路140の第2端部140bの開口は、突出壁112wによって覆われる。このため、突出流路140の側方から液体が貫通孔140sを介して突出流路140の内側に流入することにより、タンク室流出孔130に気体が侵入することが抑制できる。
上述したように、突出流路140の第2端部140bの開口は、突出壁112wによって覆われる。このため、突出流路140を流れる液体が流入する流路入口140Pは、貫通孔140sの周囲に定義される。
また、突出流路140は、液体が流入する流路入口140Pと、液体が流出する流路出口140Qと、流路入口140Pと流路出口140Qとを繋ぐ第1流路140Rとを有する。流路入口140Pは、第1流路140Rが延びる方向(Z方向)とは異なる方向に向いている。突出流路140が延びる方向に沿って液体が流入することを抑制することにより、流路入口140Pに渦巻および波が発生して液体内に気泡が発生することを抑制できる。
なお、図5Aおよび図5Bでは、貫通孔140sは、突出流路140の+X方向側の面、-X方向側の面、+Y方向側の面および-Y方向側の面にそれぞれ位置したが、本実施形態は、これに限定されない。貫通孔140sは、突出流路140のいずれかの面に位置してもよい。ただし、貫通孔140sは、タンク室114の長手方向に沿って位置することが好ましい。例えば、タンク室114がX方向に沿って延びる場合、貫通孔140sは、突出流路140の+X方向側の面および-X方向側の面に位置することが好ましい。これにより、タンク100の向きまたは姿勢に関わらず、突出流路140に気体が侵入することを抑制でき、タンク室流出孔130から気体が流出することを抑制できる。
なお、図5Aおよび図5Bでは、ハウジング110の突出壁112wが、突出流路140の第2端部140bと接触して突出流路140の第2端部140bを覆ったが、本実施形態はこれに限定されない。突出壁112wは、突出流路140の第2端部140bと接触することなく、突出流路140の第2端部140bにおいて突出流路140は開放されていてもよい。
なお、例示的な第1~第5の実施形態のタンク100は、熱源を冷却するための冷却ユニットに好適に用いられる。タンク100を冷却ユニットに用いる場合、タンク100の液体は、いわゆる冷媒として機能する。
図1~図5Bを参照して説明した第1~第5の実施形態のタンク100は、別部材と組み合わせて用いられてもよい。この場合、タンク100のタンク室流出孔130から流出した液体は、突出流路140を流れる方向とは異なる方向に流れることが好ましい。
次に、図6Aを参照して例示的な第5の実施形態の冷却ユニット200を説明する。図6Aは、例示的な第5の実施形態の冷却ユニット200の模式的な断面斜視図である。
冷却ユニット200は、発熱部品の冷却に好適に用いられる。冷却ユニット200は、内部に発熱素子を有する電子機器を冷却してもよい。冷却ユニット200は、電子機器の回路を冷却してもよい。あるいは、冷却ユニット200は、電子機器の光源等を冷却してもよい。例えば、電子機器は、サーバ、ワークステーション、プロジェクター、ノート型パーソナルコンピュータ、二次元ディスプレイ装置のいずれであってもよい。
図6Aに示すように、冷却ユニット200は、タンク100と、カバー部材210とを有する。カバー部材210は、タンク100のタンク室流出孔130側に配置される。流路出口140Qは、タンク室流出孔130を有する。カバー部材210は、タンク100の第2外側主面111bを覆う。タンク100は、図1~図5Bを参照した上述のタンク100のいずれであってもよい。
なお、ここでも、突出流路140の外周面および内周面はそれぞれ円柱形状である。ただし、突出流路140は筒形状であってもよく、突出流路140の外周面および内周面はそれぞれ直方体形状であってもよい。突出流路140の外周面および内周面の組み合わせは任意であってもよい。
カバー部材210は、タンク100のタンク室流出孔130に対向して配置される。カバー部材210は、ハウジング110の第2外側主面111bに対して所定距離だけ離れて配置される。冷却ユニット200は、ハウジング110の第2外側主面111bとカバー部材210との間に所定の隙間を有する。タンク100のタンク室流出孔130から流出した液体は、ハウジング110の第2外側主面111bとカバー部材210との間の隙間に沿って流れる。このため、ハウジング110の第2外側主面111bとカバー部材210との間は流路となる。本明細書において、ハウジング110の第2外側主面111bとカバー部材210との間に位置する流路を「第2流路210R」と記載することがある。
突出流路140の第1流路140RがZ方向に延びるのに対して、第2流路210Rは、Z方向とは異なる方向に広がる。ここでは、第2流路210Rは、X方向に延びる。
カバー部材210は、流出孔230を有する。流出孔230は、第2流路210Rに対して-Z方向側に位置する。
また、カバー部材210の外側には、流出孔230に繋がる取付口232が配置される。取付口232は、カバー部材210に対して-Z方向側に位置する。取付口232は、円筒形状を有する。取付口232は、流出孔230を囲んで配置される。取付口232の内径(XY平面内の長さ)は、流出孔230の孔径(XY平面内の長さ)よりも大きい。取付口232には、液体が流れる配管(図示せず)が取り付けられる。
流出孔230は、タンク室流出孔130とは異なる位置に配置される。詳細には、XY平面において、流出孔230の位置は、タンク室流出孔130の位置とは異なる。このため、仮に、タンク室流出孔130から気体が流出したとしても、タンク室流出孔130から流出した気体が一直線に流出孔230に移動することを抑制できる。このため、冷却ユニット200から大量の気体が連続的に流出することを抑制できる。
少なくともタンク100とカバー部材210と、により第2流路210Rが構成される。タンク100のタンク室流出孔130から流出した液体は、第2流路内を突出流路140が延びる方向とは異なる方向に沿って流れる。タンク100のタンク室流出孔130から流出した液体が、突出流路140が延びる方向とは異なる方向に流れることにより、冷却ユニット200の姿勢の変化に応じて気体が短期間に直線的に移動することを抑制できる。
カバー部材210は、コールドプレートであってもよい。コールドプレートは、熱源を冷却するために好適に用いられる。
次に、図6Bを参照して例示的な第6の実施形態の冷却ユニット200を説明する。図6Bは、例示的な第6の実施形態の冷却ユニット200の模式的な断面図である。
図6Bに示すように、冷却ユニット200は、タンク100と、カバー部材210としてコールドプレート210Aとを有する。コールドプレート210Aは、タンク100のタンク室流出孔130側に配置される。コールドプレート210Aは、タンク100よりも熱伝導率の高い材料から形成される。典型的には、コールドプレート210Aは、銅またはアルミニウムなどの金属から構成される。
コールドプレート210Aは、フィン212を有する。フィン212は、コールドプレート210Aの+Z方向側の面に配置される。フィン212は、X方向に延びる板状の複数個の突起を平行に配置することで構成される。フィン212は、タンク100のタンク室流出孔130に対向して配置される。
上述したように、カバー部材210は、コールドプレート210Aを含む。コールドプレート210Aの-Z方向側の面には熱源が接する。これにより、タンク100から流出した液体を用いて熱源を効率的に冷却できる。
第2流路210Rは、タンク100とコールドプレート210Aとにより構成される熱交換室214である。より詳細には、第2部品110Tとコールドプレート210Aにより熱交換室214が構成される。コールドプレート210Aは、熱交換室214内においてタンク室流出孔130と対向するフィン212を有する。したがって、液体により熱源を効率的に冷却できる。
図6Aおよび図6Bを参照して説明した例示的な第6の実施形態の冷却ユニット200は、タンク100とカバー部材210を備えたが、本実施形態はこれに限定されない。冷却ユニット200は、タンク100の液体を循環するポンプとともにタンク100を備えてもよい。
次に、図7を参照して例示的な第7の実施形態の冷却ユニット200を説明する。図7は、例示的な第7の実施形態の冷却ユニット200の模式的な斜視図である。
図7に示すように、冷却ユニット200は、タンク100と、コールドプレート210Aと、ポンプ220とを有する。コールドプレート210Aは、タンク100の-Z方向側に位置する。ポンプ220は、タンク100の-X方向側に位置する。ポンプ220は、冷却ユニット200の外表面に露出している。
液体は、タンク室流入孔120を通って冷却ユニット200に流入する。また、冷却ユニット200内の液体は、流出孔230を通って流出する。
ここでは、タンク室流入孔120は、ハウジング110の+Z方向側に位置する。また、流出孔230は、ハウジング110の+Z方向側に位置する。詳細には、タンク室流入孔120および流出孔230は、第1外側主面111aに位置する。
ハウジング110の外側には、流出孔230に繋がる取付口232が配置される。取付口232は、ハウジング110の+Z方向側に位置する。取付口232は、円筒形状を有する。取付口232は、流出孔230を囲んで配置される。
ここでは、タンク室流入孔120から流入した液体は、タンク室114に流れる。タンク室114から流出した液体は、ポンプ220を介して流出孔230から流出する。
次に、図8を参照して例示的な第7の実施形態の冷却ユニット200を説明する。図8は、例示的な第7の実施形態の冷却ユニット200の模式的な分解斜視図である。
図8に示すように、冷却ユニット200は、ポンプ220と、第1部品110Sと、第2部品110Tと、コールドプレート210Aとを有する。タンク100は、第1部品110Sと第2部品110Tとから構成される。ポンプ220は、固定部222(図9)と、固定部222に対して回転する回転部224(図9、図10)とを有する。ポンプ220は、モータを有する。固定部には、モータのステータが収容される。回転部は、モータのロータとインペラが一体に構成される。
第1部品110Sは、タンク室流入孔120、流入取付口122、流出孔230、取付口232およびポンプ室110rを有する。ポンプ室110rは、第1外側主面111aに窪んで設けられる。ポンプ室110rは、ポンプ220の長さ(X方向に沿った長さ)、幅(Y方向に沿った長さ)および高さ(Z方向に沿った長さ)に対応する大きさに窪んでおり、ポンプ220は、ポンプ室110rに配置される。より詳細には、ポンプ室110rにインペラ部が配置され、ポンプ室110rと隔離されたステータ部がポンプ室110rに対して+Z方向に配置される。ポンプ室110rには、流出孔230と繋がる流路および突出流路150と繋がる流路が設けられる。
第2部品110Tは、突出流路140を有する。また、第2部品110Tは、突出流路150を有する。第1部品110Sと第2部品110Tとを組み合わせた場合、突出流路140は、タンク室114内に配置され、突出流路150は、コールドプレート210Aと第2部品110Tとの間に形成される第2流路210Rとポンプ室110rとを繋ぐ。
冷却ユニット200は、第2流路210Rに接続されたポンプ220をさらに有する。ポンプ220により、タンク100を通過する液体を循環できる。
次に、図7~図10を参照して例示的な第7の実施形態の冷却ユニット200を説明する。図9は、例示的な第7の実施形態の冷却ユニット200の模式的な断面図である。図10は、例示的な第7の実施形態の冷却ユニット200の模式的な断面図である。
図9に示すように、第1部品110Sのポンプ室110rにポンプ220が配置される。より詳細には、ポンプ室110rにインペラ部が配置され、ポンプ室110rと隔離されたステータ部が+Z方向に配置される。タンク100のタンク室流入孔120からタンク室114に流入した液体は、突出流路140、タンク室流出孔130、熱交換室214およびポンプ室110rの順番に流れ、流出孔230から流出される。タンク室流入孔120からタンク室114に流入した後でタンク室114から流出した液体は、直接ポンプ室110rに流入しないため、ポンプ室110rに気体が侵入することを抑制できる。
図10に示すように、冷却ユニット200においてタンク室流出孔130は、フィン212の中央に対向する位置に配置されることが好ましい。これにより、コールドプレート210A全体に液体を循環させることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、または、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
また、図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明は、タンクおよび冷却ユニットに好適に利用される。
100 タンク
110 ハウジング
114 タンク室
120 タンク室流入口
130 タンク室流出口
140 突出流路
200 冷却ユニット
210 カバー部材
210A コールドプレート
220 ポンプ

Claims (14)

  1. タンク室を有するハウジングと、
    前記タンク室に液体が流入するタンク室流入孔と、
    前記タンク室から前記液体が流出するタンク室流出孔と、
    前記タンク室流出孔と繋がり、前記タンク室流出孔から前記タンク室内に突出した突出流路と
    を有する、タンク。
  2. 前記突出流路は、
    前記液体が流入する流路入口と、
    前記液体が流出する流路出口と、
    前記流路入口と前記流路出口とを繋ぐ第1流路と
    を有し、
    前記流路入口は、前記第1流路が延びる方向とは異なる方向に開いている、請求項1に記載のタンク。
  3. 前記ハウジングは、前記突出流路に向かって突出する突出壁を有する、請求項2に記載のタンク。
  4. 前記突出壁は、
    本体部と、
    前記本体部の前記突出流路側の面から前記突出流路に向かって部分的に突起する突起部と
    を有する、請求項3に記載のタンク。
  5. 前記突出流路は、
    前記タンク室流出孔側に位置する第1端部と、
    前記タンク室流出孔とは反対側に位置する第2端部と
    を有し、
    前記第2端部、前記突出壁の前記突出流路側の面および前記突起部により前記流路入口が定義され、
    前記流路入口は、前記タンク室の長手方向に開いている、請求項4に記載のタンク。
  6. 前記ハウジングは、
    第1部品と、
    前記第1部品とともに前記タンク室を構成する第2部品と
    を有し、
    前記第2部品は、前記突出流路を有する、請求項2から5のいずれかに記載のタンク。
  7. 前記流路入口は、前記第1部品のタンク室側の面と前記第2部品のタンク室側の面との間の中央に位置する、請求項6に記載のタンク。
  8. 前記突出流路は、前記突出流路の内側と前記突出流路の外側とを繋ぐ貫通孔を有する、請求項1から7のいずれかに記載のタンク。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のタンクと、
    前記タンクの前記タンク室流出孔側に配置されたカバー部材と
    を有し、
    少なくとも前記タンクと前記カバー部材と、により第2流路が構成され、
    前記タンクの前記タンク室流出孔から流出した液体は、前記第2流路内を前記突出流路が延びる方向とは異なる方向に沿って流れる、冷却ユニット。
  10. 前記第2流路に接続されたポンプをさらに有する、請求項9に記載の冷却ユニット。
  11. 前記カバー部材は、コールドプレートを含む、請求項9に記載の冷却ユニット。
  12. 前記第2流路は、前記タンクと前記コールドプレートとにより構成される熱交換室であり、
    前記コールドプレートは、前記タンク室流出孔と対向するフィンを有する、請求項11に記載の冷却ユニット。
  13. 前記第2流路に接続されたポンプをさらに有する、請求項12に記載の冷却ユニット。
  14. 前記タンクの前記タンク室流入孔から前記タンク室に流入した液体は、前記突出流路、前記タンク室流出孔、前記熱交換室および前記ポンプの順番に流れる、請求項13に記載の冷却ユニット。
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