JP2022110927A - 車載電源装置および車載電源制御方法 - Google Patents

車載電源装置および車載電源制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の自動運転中にイグニッションラインが断線しても、車両を安全に退避走行させることができる車載電源装置および車載電源制御方法を提供する。【解決手段】実施形態に係る車載電源装置は、第1系統と、第2系統と、系統間スイッチと、制御部とを備える。第1系統は、第1電源の電力が自動運転用の第1負荷に供給される。第2系統は、第2電源の電力が自動運転用の第2負荷に供給される。系統間スイッチは、第1系統および第2系統を接続および切断可能である。制御部は、第1系統の電源失陥を検出した場合に、系統間スイッチを遮断し、第2系統によって車両に退避走行を行わせる。制御部は、イグニッションオフを検出した場合に、車両が自動運転中であれば、イグニッションオフ時に行う処理を禁止する。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、車載電源装置および車載電源制御方法に関する。
従来、車両の走行中に電源失陥が発生しても、安全な場所まで退避走行させて停車させることができるように、第1電源と第2電源とを備え、一方の電源系統に地絡が発生した場合に、他方の電源から車載機器(負荷)へ電力を供給する冗長電源システムがある。
例えば、冗長電源システムは、第1電源から第1負荷へ電力を供給する第1系統と、第2電源から第1負荷と同一の機能を備える第2負荷へ電力を供給する第2系統とを備える。そして、冗長電源システムは、第1系統および第2系統のうち一方の系統に地絡が発生した場合に、他方の系統によってフェイルセーフ制御を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-61240号公報
しかしながら、冗長電源システムは、例えば、車両の自動運転中にイグニッションラインが断線した場合、車載電源装置が動作をイグニッションオフと誤判定して動作を停止するため、その後、地絡が発生しても車両を退避走行させることができなくなる。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の自動運転中にイグニッションラインが断線しても、車両を安全に退避走行させることができる車載電源装置および車載電源制御方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る車載電源装置は、第1系統と、第2系統と、系統間スイッチと、制御部とを備える。第1系統は、第1電源の電力が自動運転用の第1負荷に供給される。第2系統は、第2電源の電力が自動運転用の第2負荷に供給される。系統間スイッチは、前記第1系統および前記第2系統を接続および切断可能である。制御部は、前記第1系統の電源失陥を検出した場合に、前記系統間スイッチを遮断し、前記第2系統によって車両に退避走行を行わせる。前記制御部は、イグニッションオフを検出した場合に、前記車両が自動運転中であれば、イグニッションオフ時に行う処理を禁止する。
実施形態の一態様に係る車載電源装置および車載電源制御方法は、車両の自動運転中にイグニッションラインが断線しても、車両を安全に退避走行させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る車載電源装置の構成例を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る車載電源装置の動作例を示す説明図である。 図3は、実施形態に係る車載電源装置の動作例を示す説明図である。 図4は、対比例に係る車載電源装置の動作例を示す説明図である。 図5は、実施形態に係る車載電源装置の動作例を示す説明図である。 図6は、実施形態に係る車載電源装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、車載電源装置および車載電源制御方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。図1は、実施形態に係る車載電源装置の構成例を示す説明図である。
[1.実施形態に係る車載電源装置の構成]
図1に示すように、実施形態に係る車載電源装置1は、第1電源10と、上位制御装置(以下、「上位ECU:Electronic Control Unit」と記載する)100と、第1負荷101と、第2負荷102とに接続される。さらに、車載電源装置1は、イグニッション(以下、「IG」と記載する)スイッチ103と、表示装置104と、複数のECU105とに接続される。
上位ECU100は、車両全体を統括的に制御する制御装置である。上位ECU100は、例えば、自動運転制御および自動運転による退避走行制御などを実行する。IGスイッチ103は、ユーザによって車両の起動操作が行われると、起動中であることを示す信号を車載電源装置1へ出力する。IGスイッチ103は、ユーザによって車両の終了操作が行われると、起動中であることを示す信号の出力を停止する。
表示装置104は、車室内に設けられ、各種情報をユーザに対して表示する液晶ディスプレイである。各ECU105は、車両に設けられる各種電子機器の動作を制御する制御装置である。例えば、ECU105は、車両を走行させるモータ、ステアリングモータ、および電動ブレーキ装置などの動作を制御する。
第1負荷101および第2負荷102は、自動運転用の負荷を含む。例えば、第1負荷101は、自動運転中に動作するステアリングモータ、電動ブレーキ装置、車載カメラ、およびレーダ等を含む。また、第1負荷101は、エアコン、オーディオ、ビデオ、各種ライト等の一般負荷も含む。
第2負荷102は、少なくとも、ステアリングモータ、電動ブレーキ装置、車載カメラ、およびレーダ等の自動運転中に動作する装置を含む。第1負荷101および第2負荷102は、車載電源装置1から供給される電力によって動作する。上位ECU100は、第1負荷101および第2負荷102を動作させて、車両を自動運転制御および退避走行制御などを行う。
第1電源10は、発電機11と、鉛バッテリ(以下、「PbB12」と記載する)とを含む。発電機11は、車両の回生エネルギーを電力に変換して発電する装置である。なお、発電機11は、車両がエンジンを備える場合、エンジンの回転力を電力に変換して発電するオルタネータであってもよい。発電機11は、PbB12の充電、第1負荷101、第2負荷102への電力供給、および第2電源20の充電を行う。
車載電源装置1は、第2電源20と、制御部3と、系統間スイッチ4と、電流センサ5とを備える。系統間スイッチ4と、第1電源10および第1負荷101との間には、電流センサ5が接続される。電流センサ5は、系統間スイッチ4を流れる電流を検出して、検出結果を制御部3へ出力する。
第2電源20は、例えば、リチウムイオンバッテリ(以下、「LiB21」と記載する)を含む。第2電源20は、第1電源10による電力供給ができなくなった場合のバックアップ用電源である。
かかる車載電源装置1は、第1電源10から第1負荷101へ電力を供給する第1系統110と、第2電源20から第2負荷102へ電力を供給する第2系統120とを備える。系統間スイッチ4は、第1系統110と第2系統120とを接続切断可能に接続する。
これにより、車載電源装置1は、第1系統110および第2系統120のうち、一方の系統に電源失陥が発生しても、系統間スイッチ4をオフにして、他方の系統よって電力を供給することにより、車両を安全な場所まで退避走行させて停車させることができる。
制御部3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。制御部3は、CPUがROMに記憶されたプログラムを、RAMを作業領域として使用して実行することにより、車載電源装置1の動作を制御する。
なお、制御部3は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。制御部3は、電流センサ5から入力される検出結果に基づいて、系統間スイッチ4を制御することにより、第1電源10または第2電源20から第1負荷101と第2負荷102とに電力を供給する。
[2.本開示に係る車載電源装置の通常時動作]
図2に示すように、制御部3は、第1電源10および第2電源20が失陥していない通常時に、系統間スイッチ4を接続して、第1電源10から第1負荷101および第2負荷102へ電力を供給する。かかる車載電源装置1では、通常時動作中に地絡200が発生することがある。図2に示す例では、第1系統110において地絡200が発生している。かかる場合、制御部3は、地絡発生時動作を行う。
[3.地絡発生時動作]
制御部3は、電流センサ5から入力される検出結果に基づいて、地絡200の発生を検知する。制御部3は、電流センサ5によって検出される電流が地絡閾値を超える過電流であった場合に、第1系統110または第2系統120に地絡が発生したことを検知する。
さらに、制御部3は、過電流が第2系統120から第1系統110へ流れる場合に、第1系統110の地絡200と判定する。また、制御部3は、過電流が第1系統110から第2系統へ流れる場合に、第2系統120の地絡と判定する。
地絡が発生した場合に、系統間スイッチ41の接続が維持されると、第1電源10および第2電源20に充電された電力が放電され、車両を退避走行させることができなくなる。そこで、図3に示すように、制御部3は、例えば、電源失陥である地絡200の発生を検知した場合、系統間スイッチ4を遮断し、第2系統120によって第2負荷102に電力を供給して車両に退避走行を行わせる。なお、第2系統120に地絡が発生したことを検出した場合は、系統間スイッチ4を遮断し、第1系統110によって第1負荷101に電力を供給して車両に退避走行を行わせる。
[4.対比例に係る車載電源装置の動作]
ここで、一般的な対比例に係る車載電源装置1aの問題点について説明する。図4に示すように、車載電源装置1aでは、例えば、車両の自動運転中に、IGラインにおいて断線300が発生した場合、車両が起動中であることを示す信号がIGスイッチ103から制御部3aに入力されなくなる。この状態は、ユーザによって車両の終了操作が行われたときの状態と同じ状態である。
このため、制御部3aは、ユーザによって車両の終了操作が行われたと誤判定し、IGオフ時に行う処理に移行する。例えば、制御部3aは、車両の終了処理を実行して動作を停止する。このため、制御部3aは、例えば、第1系統110において地絡200が発生しても、系統間スイッチ4を遮断することができない。
その結果、車載電源装置1aでは、第1電源10および第2電源20から地絡200の発生箇所へ放電が起こり、第1負荷101および第2負荷102が動作しなくなるので、車両を退避走行させることができない。そこで、実施形態に係る車載電源装置1は、自動運転中にIGラインにおいて断線300が発生しても、車両を退避走行させる制御を行う。
[5.本開示に係る車載電源装置の動作]
車載電源装置1の制御部3は、IGオフを検出した場合に、自動運転中であれば、IGオフ時に行う処理を禁止する。このため、制御部3は、車両の終了処理を行わず、動作を継続する。
これにより、車載電源装置1は、図5に示すように、IGラインにおいて断線300が発生してIGオフを検出し、その後、例えば、第1系統110において地絡200が発生した場合、自動運転中であれば、動作を継続して系統間スイッチ4をオフにする。
これにより、車載電源装置1は、第2系統120によって第2負荷102に電力を供給して車両に退避走行を行わせることができる。次に、車載電源装置1の制御部3が実行する具体的な処理の一例について説明する。
[6.本開示に係る車載電源装置の制御部が実行する処理]
車載電源装置1の制御部3は、通常時動作中に、図6に示す処理を実行する。具体的には、制御部3は、通常時動作中に、まず、IGオフを検出したか否かを判定する(ステップS101)。制御部3は、IGオフを検出しない場合(ステップS101,No)、処理を終了して再度、ステップS101から処理を開始する。
制御部3は、IGオフを検出した場合(ステップS101,Yes)、上位ECU100と通信して自動運転中か否かを判定する(ステップS102)。制御部3は、自動運転中でない場合(ステップS102,No)、つまり手動運転中である場合に、IGオフ時に行うステップS109の処理に移行する。
このように、車載電源装置1は、ユーザの手動操作によるIGオフの可能性が高い手動運転中のIGオフを検出した場合、ユーザの操作に応じて適切にIGオフ時に行う処理を実行することができる。
制御部3は、自動運転中である場合(ステップS102,Yes)、IGスイッチ103が強制終了操作されたか否かを判定する(ステップS103)。ここで、通常の起動操作および通常の終了操作は、例えば、IGスイッチ103を1回押す操作である。これに対して、強制終了操作は、例えば、IGスイッチ103を数秒長押しする操作またはIGスイッチ103を連打する操作など、通常の終了操作とは異なる操作である。なお、強制終了操作用のスイッチはIGスイッチ103ではない別のスイッチであってもよい。別のスイッチを強制終了用に利用すれば、IGラインにおいて断線が発生しても強制終了することができる。
制御部3は、IGスイッチ103が強制終了操作された場合(ステップS103,Yes)、IGオフ時に行うステップS109の処理に移行する。これにより、車載電源装置1は、例えば、緊急事態が発生してユーザが強制終了操作を行った場合に、自動運転中であってもユーザの強制終了操作に応じて適切にIGオフ時に行う処理を実行することができる。
制御部3は、IGスイッチ103が強制終了操作されていない場合(ステップS103,No)、他のECU105と通信して、他のECU105もIGオフを検出しているか否かを判定する(ステップS104)。
制御部3は、他のECU105もIGオフを検出していた場合(ステップS104,Yes)、IGオフ時に行うステップS109の処理に移行する。このように、車載電源装置1は、他のECU105もIGオフを検出しており、IGラインの断線300でない可能性が高い場合には、適切にIGオフ時に行う処理を実行することができる。
なお、他のECU105が複数ある場合、全てのECUがIGオフを検出していれば、IGラインの断線300でなく、ユーザ操作による正規のIGオフであると判定しIGオフ時に行うステップS109の処理に移行する。換言すれば、他のECU105の内、1つ以上のECUがIGオフを検出し、残りのECUがIGオフを検出していない場合、IGラインの断線の可能性があるため、安全性を考慮してIGオフ時に行うステップS109の処理に移行しない。
制御部3は、他のECU105がIGオフを検出していない場合(ステップS104,No)、IGオフ時に行う処理を禁止する(ステップS105)。なお、制御部3は、IGオフを検出したときに、自動運転中であれば、即座にIGオフ時に行う処理を禁止する。ここで、IGオフ時に行う処理を禁止するには、IGオフを検出したときに実行される終了処理であるステップS109に移行させなければよい。そのため、ステップS105はなくてもよく、ステップS104でNOと判定された場合にステップS109の終了処理に移らせず、ステップS106に移行して動作を継続させることがIGオフ時に行う処理の禁止にあたる。その後、制御部3は、冗長電源システム動作を継続する(ステップS106)。また、ステップS106において、制御部3は、上位ECU100に自動運転を継続させて、車両を退避走行させる。
このように、車載電源装置1は、IGを検出した場合に、自動運転中であれば、IGオフ時に行う処理を禁止するので、例えば、IGオフの検出がIGラインの断線300に起因するものであった場合に、車両を安全に退避走行させることができる。
その後、制御部3は、自動運中のIGオフ検出を上位ECU100および車両のユーザへ通知する(ステップS107)。制御部3は、ユーザへ通知する場合、例えば、表示装置104に自動運中にIGオフ検出を検出した旨を表示して通知する。
これにより、上位ECU100は、例えば、自動運中のIGオフ検出が通知された場合に、自動運転制御から退避走行制御に切り替えて、車両を安全に停止させることができる。また、ユーザは、自動運中のIGオフ検出が通知された場合に、自動運転から手動運転に切り替えて、車両を安全に停止させることができる。
その後、制御部3は、自動運転が終了したか否かを判定する(ステップS108)。制御部3は、自動運転が終了していない場合(ステップS108,No)処理をステップS106へ移す。これにより、車載電源装置1は、自動運転が終了するまで、冗長電源システム動作を継続させることによって、安全に退避走行を継続させることができる。
制御部3は、自動運転が終了した場合(ステップS108,Yes)、IGオフ時に行う処理を実行する。例えば、制御部3は、例えば、冗長電源システムの動作を停止し(ステップS109)、処理を終了する。
このように、車載電源装置1は、IGオフを検出した場合に、車両が自動運転中であれば、IGオフ時に行う処理に移行せず、車両に自動運転を継続させ、自動運転が終了した場合に、IGオフ時に行う処理に移行する。これにより、車載電源装置1は、例えば、IGラインの断線300に起因したIGオフを検出した場合に、自動運転によって車両を安全に退避走行させて停止させることができる。
(変形例1~3)
図6の処理では、IGオフを検出した場合(ステップS101,Yes)に、自動運転中であれば(ステップS102,Yes)、IGオフ時に行う処理を禁止する条件として、強制終了操作なし(ステップS103,No)、他のECUはIGオフ不検出(ステップS104,No)の2つの条件を更に追加した。これは、IGオフがIGラインの断線によるものであるとする判定精度を高めるためである。
変形例1では、ステップS103の強制終了操作判断処理はなくてもよい。車両が強制終了機能を備えない場合に有効である。
変形例2では、ステップS104の他のECUの確認処理はなくてもよい。それにより処理負荷が軽減できる。
変形例3では、ステップS103とステップS104の両方がなくてもよい。それにより変形例1と変形例2の効果を奏することができる。
(変形例4)
前述した実施形態では、IGオフを検出した場合(ステップS101,Yes)に、自動運転中であれば(ステップS102,Yes)、IGオフ時に行う処理に移行しないようにした。しかしながら、自動運転中であっても車両が停車中であれば運転者が何等かの理由でIGをオフにすることも考えられる。
そこで、変形例4として、IGオフを検出した場合(ステップS101,Yes)に、自動運転中かつ走行中(例えば、車速が所定速度以上)であれば、IGオフ時に行う処理に移行しないようにする。これは、走行中に運転者がIGをオフする可能性は極めて低く、走行中にIGオフを検出した場合は、IGラインが断線している可能性が高いためである。
処理としては、図6の(ステップS102,Yes)と(ステップS103)との間に、「車速が所定速度以上?」の判断ステップを挿入し、YesであればステップS103に移行し、NoであればステップS109に移行させればよい。これにより、車載電源装置1は、IGラインの断線300に起因したIGオフをより確実に検出することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1,1a 車載電源装置
10 第1電源
11 発電機
12 PbB
20 第2電源
21 LiB
3,3a 制御部
4 系統間スイッチ
5 電流センサ
100 上位ECU
101 第1負荷
102 第2負荷
103 IGスイッチ
104 表示装置
105 ECU
110 第1系統
120 第2系統

Claims (8)

  1. 第1電源の電力が自動運転用の第1負荷に供給される第1系統と、
    第2電源の電力が自動運転用の第2負荷に供給される第2系統と、
    前記第1系統および前記第2系統を接続および切断可能な系統間スイッチと、
    前記第1系統の電源失陥を検出した場合に、前記系統間スイッチを遮断し、前記第2系統によって車両に退避走行を行わせる制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    イグニッションオフを検出した場合に、前記車両が自動運転中であれば、イグニッションオフ時に行う処理を禁止する
    ことを特徴とする車載電源装置。
  2. 前記制御部は、
    イグニッションオフを検出した場合に、前記車両が手動運転中であれば、前記イグニッションオフ時に行う処理に移行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載電源装置。
  3. 前記制御部は、
    イグニッションオフを検出した場合に、前記車両が自動運転中であれば、前記イグニッションオフ時に行う処理に移行せず、前記車両に自動運転を継続させ、自動運転が終了した場合に、前記イグニッションオフ時に行う処理に移行する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載電源装置。
  4. 前記制御部は、
    イグニッションスイッチに対する通常のイグニッションオフ操作とは異なる強制終了操作を検出した場合には、前記車両が自動運転中であっても、前記イグニッションオフ時に行う処理に移行する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の車載電源装置。
  5. 前記制御部は、
    前記車両の自動運転中にイグニッションオフを検出した場合、自動運転中のイグニッションオフであることを上位制御装置および前記車両のユーザのうち、少なくともいずれか一方に通知する
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の車載電源装置。
  6. 前記制御部は、
    前記車両の自動運転中にイグニッションオフを検出した場合、前記車両に搭載される他の制御装置に対して、イグニッションオフを検出しているか否かを確認し、前記他の制御装置がイグニッションオフを検出している場合には、前記イグニッションオフ時に行う処理に移行する
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の車載電源装置。
  7. 前記制御部は、前記車両の自動運転中にイグニッションオフを検出した場合、前記車両が走行中であれば、イグニッションオフ時に行う処理を禁止する
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一つに記載の車載電源装置。
  8. 車載電源装置の制御部が実行する車載電源制御方法であって、
    前記車載電源装置は、
    第1電源の電力が自動運転用の第1負荷に供給される第1系統と、
    第2電源の電力が自動運転用の第2負荷に供給される第2系統と、
    前記第1系統および前記第2系統を接続および切断可能な系統間スイッチと、
    前記第1系統の電源失陥を検出した場合に、前記系統間スイッチを遮断し、前記第2系統によって車両に退避走行を行わせる制御部と
    を備え、
    前記制御部が、イグニッションオフを検出した場合に、前記車両が自動運転中であれば、イグニッションオフ時に行う処理を禁止する制御工程
    を含むことを特徴とする車載電源制御方法。
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