JP2022110786A - 表示制御方法、表示制御装置、及び、表示システム - Google Patents

表示制御方法、表示制御装置、及び、表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】従来よりもユーザが理解しやすいようにデータを表示させることができる表示制御方法等を提供する。【解決手段】本開示の一態様に係る表示制御方法は、冷却システムに異常が発生したか否かを判定する判定ステップ(S602)と、判定ステップで冷却システムに異常が発生したと判定した場合、冷却システムから取得した、計測情報及び設定情報のうちの少なくとも一方を含む複数の機器情報のうちの少なくとも1つの機器情報に基づいて、異常の種類を特定する特定ステップ(S603)と、異常の種類、及び、異常の種類を特定した要因のうちの少なくとも一方に基づいて、当該少なくとも1つの機器情報の表示態様を決定する決定ステップ(S604)と、決定ステップで決定した表示態様の当該少なくとも1つの機器情報と、異常の種類を示す種類情報とを表示装置に表示させる表示制御ステップ(S605)と、を含む。【選択図】図31

Description

本開示は、表示装置を制御する表示制御方法、表示制御装置、及び、当該表示装置及び当該表示制御装置を備える表示システムに関する。
特許文献1は、工場等において収集したデータファイルの中から、設定されたイベントが発生した後、一定時間経過したデータファイル群を限定し、限定したデータファイル群内のデータファイルについてトリガ条件と一致するデータファイルを特定する故障解析装置を開示する。特許文献1に開示されている故障解析装置は、トリガ条件と一致するデータファイル及びその前後に収集されたデータファイル内のデータを表示する。例えば、ユーザは、表示されたデータを確認することで、工場等において発生した機器の故障を解析する。
特許第3560769号公報
本開示は、従来よりもユーザが理解しやすいようにデータを表示させることができる表示制御方法等を提供する。
本開示の一態様に係る表示制御方法は、複数のセンサ及び冷設機器を有する冷却システムに異常が発生したか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記冷却システムに異常が発生したと判定した場合、前記冷却システムから取得した、前記複数のセンサの計測結果を示す計測情報及び前記冷却システムに関する設定情報のうちの少なくとも一方を含む複数の機器情報のうちの少なくとも1つの機器情報に基づいて、前記異常の種類を特定する特定ステップと、前記異常の種類、及び、前記異常の種類を特定した要因のうちの少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの機器情報の表示態様を決定する決定ステップと、前記決定ステップで決定した前記表示態様の前記少なくとも1つの機器情報と、前記異常の種類を示す種類情報とを表示装置に表示させる表示制御ステップと、を含む。
また、本開示の一態様に係る表示制御装置は、複数のセンサ及び冷設機器を有する冷却システムに異常が発生したか否かを判定する判定部と、前記判定部が前記冷却システムに異常が発生したと判定した場合、前記冷却システムから取得した、前記複数のセンサの計測結果を示す計測情報及び前記冷却システムに関する設定情報のうちの少なくとも一方を含む複数の機器情報のうちの少なくとも1つの機器情報に基づいて、前記異常の種類を特定する特定部と、前記異常の種類、及び、前記異常の種類を特定した要因のうちの少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの機器情報の表示態様を決定する決定部と、前記決定部が決定した前記表示態様の前記少なくとも1つの機器情報と、前記異常の種類を示す種類情報とを表示装置に表示させる表示制御部と、を備える。
また、本開示の一態様に係る表示システムは、上記記載の表示制御装置と、前記冷却システムと、前記表示装置と、を備える。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROM等の記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一態様に係る表示制御方法等によれば、従来よりもユーザが理解しやすいようにデータを表示させることができる。
図1は、実施の形態に係る表示制御装置を備える表示システムの概要を説明するための図である。 図2Aは、実施の形態に係る表示システムの構成を示すブロック図である。 図2Bは、実施の形態に係る冷設機器の構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係るショーケースの構成を模式的に示す断面図である。 図4は、実施の形態に係る表示システムの処理手順を示すシーケンス図である。 図5は、実施の形態に係るユーザテーブルを示す図である。 図6は、実施の形態に係る表示方法リストの第1例を示す図である。 図7は、実施の形態に係る異常機器リストの第1例を示す図である。 図8は、実施の形態に係る表示制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態に係る表示装置に機器情報が文字で示される場合の表示画面の第1例を示す図である。 図10は、実施の形態に係る表示装置に機器情報が文字で示される場合の表示画面の第2例を示す図である。 図11は、実施の形態に係る表示装置に機器情報がグラフで示される場合の表示画面の第1例を示す図である。 図12は、実施の形態に係る表示装置に機器情報が表で示される場合の表示画面の第1例を示す図である。 図13は、実施の形態に係る表示装置の処理手順を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態に係る表示装置が実行する機器情報の表示処理の詳細を示すフローチャートである。 図15は、実施の形態に係る表示装置に機器情報がグラフで示される場合の表示画面の第2例を示す図である。 図16は、実施の形態に係る表示装置に機器情報がグラフで示される場合の表示画面の第3例を示す図である。 図17は、実施の形態に係る表示装置に機器情報がグラフで示される場合の表示画面の第4例を示す図である。 図18は、実施の形態に係る表示装置が表示項目セットを追加する指示を受け付ける場合に表示する表示画面の一例を示す図である。 図19は、実施の形態に係る表示方法リストの第2例を示す図である。 図20は、実施の形態に係る表示装置が異常の種類に応じて最初に表示する表示画面の変更を受け付ける場合に表示する表示画面の一例を示す図である。 図21は、実施の形態に係る表示方法リストの第3例を示す図である。 図22は、実施の形態に係る表示装置が、表示した表示画面の画像データの登録を受け付ける場合に表示する表示画面の一例を示す図である。 図23は、実施の形態に係る異常機器リストの第2例を示す図である。 図24は、実施の形態に係る表示装置が実行する、登録された画像データの表示処理の詳細を示すフローチャートである。 図25は、実施の形態に係る表示装置に機器情報が文字で示される場合の表示画面の第3例を示す図である。 図26は、実施の形態に係る表示装置に機器情報が文字で示される場合のセンサの計測結果の一例を示す図である。 図27は、実施の形態に係る表示装置に機器情報がグラフで示される場合の表示画面の第5例を示す図である。 図28は、実施の形態に係る表示装置に機器情報がグラフで示される場合の表示画面の第6例を示す図である。 図29は、実施の形態に係る表示装置に機器情報が表で示される場合の表示画面の第2例を示す図である。 図30は、実施の形態に係る表示装置に機器情報が表で示される場合の表示画面の第3例を示す図である。 図31は、実施の形態に係る表示制御方法の処理手順を示すフローチャートである。
(本開示の基礎となった知見)
従来、センサによって温度等の機器に関する(より具体的には、機器の状態に関する)情報が計測されている機器がある。また、例えば、センサが計測している温度が異常な数値を示す場合、当該センサが計測している温度を示す表示画面をディスプレイ等に表示する装置がある。ユーザ(オペレータ)は、表示装置に表示されたグラフ又は表等の表示形式(表示態様)のデータを確認することで、機器に生じている異常の種類(原因)を特定する。
ここで、機器に異常が発生した際に、表示装置に表示されるデータが膨大であると、ユーザが異常の種類を特定するために多大な時間がかかり、ユーザは、即座に機器を適切に修理できない。
例えば、センサが計測している情報を解析することで、機器に発生している異常の種類を特定し、特定した異常の種類の候補を表示装置に1又は複数表示する装置があったとしても、ユーザは、どのデータを見て、機器のどこを修理すべきかを判断するために結局時間がかかる。
そこで、従来、センサで計測された複数のデータのうちで、センサで異常な情報が計測された時刻の前後所定の期間内に計測されたデータのみを表示する装置がある。これにより、ユーザが異常の種類を特定するために必要となる可能性の低いデータを表示させないため、ユーザは、異常の種類を特定するために必要となる可能性の高いデータのみを確認できることから、異常の種類を特定するために要する作業時間を短縮できる。
異常の種類によっては、より少ないデータ量(例えば、複数のセンサのそれぞれの瞬時値のデータのみ等)から判定できる場合があり、このような場合に、所定の期間内のデータが表示されると、データの表示に時間が要する。さらに、ユーザは、着目点の判断等をして、異常の種類を特定するために時間を要することになる。
本願発明者らは、鋭意検討した結果、機器に異常が発生した場合に、従来よりもユーザが理解しやすい、つまり、機器に発生した異常の種類をユーザが特定しやすいようにデータ(センサが計測した計測結果を示す計測情報)を表示装置に表示させる方法等を見出した。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態)
[構成]
図1は、実施の形態に係る表示制御装置を備える表示システム401の概要を説明するための図である。
なお、図1に示す例では、例えば、後述する図2Aに示す実施の形態に係る表示制御装置100は、サーバ装置550である。また、例えば、後述する図2Aに示す実施の形態に係る表示装置200は、端末500である。
実施の形態に係る表示システムは、冷設機器、並びに、コントローラ、配管、及び、通信線等の、冷設機器を動作させる際に必要となる機器を有する冷却システムに異常が発生した場合、当該冷設装置及び当該機器に配置される温度、圧力、電流値、又は、電圧値等の情報を計測する複数のセンサが計測した計測結果及び当該冷設装置及び当該機器が動作する際の設定値を示す設定情報の少なくとも一方である機器情報を取得し、当該複数のセンサのうちの少なくとも1つが異常な情報を計測した場合、取得した計測結果に基づいて異常の種類を所定の判定方法で判定し、判定結果(つまり、異常の種類)及び異常と判定した要因(例えば、判定方法)等に基づいて、当該機器の状態を示す計測情報を表示装置に特定の表示態様で表示させる保守点検システムである。
図1に示す例では、実施の形態に係る表示システム401は、冷凍機324と、ショーケース321、322及び323と、コントローラ510と、モデム520と、ルータ530と、サーバ装置550と、端末500と、を備える。
コントローラ510とサーバ装置550とは、モデム520、VPN(Virtual Private Network)ルータ等のルータ530、及び、インターネット等のネットワーク540を介して、通信可能に接続されている。また、サーバ装置550と端末500とは、ネットワーク540を介して通信可能に接続されている。
なお、各機器の通信路の接続関係は、これに限定されない。例えば、各機器は、ネットワーク540に直接通信可能に接続されていてもよい。
また、表示システム401は、モデム520及びルータ530を備えなくてもよい。この場合、コントローラ510は、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)の通信SIM(Subscriber Identity Module)等が用いられることによって、サーバ装置550と直接通信可能に接続されていてもよい。
冷凍機324は、ショーケース321、322及び323に冷媒を供給する装置であり、ショーケース321、322及び323と冷媒が通過する配管等で接続されている。また、ショーケース321、322及び323のそれぞれには、図示しないセンサが配置されている。例えば、当該センサが計測した計測結果がサーバ装置550に送信されるように、表示システム401が備える系統(冷凍機324とショーケース321、322及び323とのように配管(冷媒配管)で繋がっている機器群)は、通信可能に接続されている。
なお、各機器を通信可能に接続する通信路は、有線でもよいし無線でもよい。
図2Aは、実施の形態に係る表示システム400の構成を示すブロック図である。なお、表示システム401は、表示システム400の具体的な一例である。
表示システム400は、表示制御装置100と、表示装置200と、冷却システム300と、を備える。
なお、図2Aには示していないが、表示システム400は、図1に示すモデム520等の構成要素をさらに備えてもよい。
表示制御装置100は、冷却システム300に異常が発生したと判定した場合、冷却システム300から取得した冷却システム300に関する複数の機器情報のうちの少なくとも1つの機器情報に基づいて、冷却システム300に発生した異常の種類を特定し、異常の種類を特定するために用いた当該少なくとも1つの機器情報について、表示装置200に表示させる表示態様を決定し、決定した表示態様で表示装置200に表示させる装置である。
機器情報は、冷却システム300に関する情報である。例えば、機器情報は、冷却システム(より具体的には、冷設機器310及び冷設機器320)が有する複数のセンサ(具体的には、冷設機器310が備える後述する冷設機器センサ部312が有する複数のセンサ)から取得した当該複数のセンサの計測結果を示す計測情報と、冷却システム300(より具体的には、冷設機器310及び冷設機器320)に設定された設定値を示す設定情報と、を含む。冷設機器310、320に設定された設定値とは、例えば、庫内温度、冷凍機324を駆動する電流値等である。例えば、冷設機器310、320は、設定値になるように動作する。例えば、冷設機器310、320は、ユーザインターフェースを有するコントローラ510を介してユーザから庫内温度の設定値を示す設定情報を取得して記憶し、取得した設定情報に基づいて制御する。
なお、庫内とは、例えば、ショーケース321、322、及び、323において生鮮品等が配置される筐体の内部空間である。
例えば、表示制御装置100は、冷設機器310に設けられた複数のセンサから取得した複数のセンサの計測結果を示す計測情報について、表示装置200に表示させる表示態様を決定し、決定した表示態様で計測情報を表示装置200に表示させる。表示制御装置100は、例えば、コンピュータ(本実施の形態では、図1に示すサーバ装置550)であり、表示装置200及び冷却システム300と通信可能に接続されている。当該コンピュータは、例えば、表示装置200及び冷却システム300と通信するための通信インターフェース、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、信号の送受信をするための入出力ポート、及び、プログラムを実行するプロセッサ等で実現される。
表示制御装置100は、取得部110と、判定部120と、特定部130と、表示制御部150と、通信部160と、記憶部170と、を備える。
取得部110は、冷却システム300に関する情報を示す機器情報を取得する処理部である。例えば、取得部110は、冷却システム300(より具体的には、冷却システム300が備える複数のセンサ)から、当該複数のセンサのそれぞれが計測した計測結果(計測データ)、及び、冷却システム300(例えば、冷設機器310、320)に設定された設定値を示す設定情報を、機器情報として取得する。冷却システム300が備える複数のセンサとは、例えば、冷設機器310が備える冷設機器センサ部312が有する複数のセンサ、及び/又は、センサ端末330が有する複数のセンサである。
例えば、取得部110は、機器情報を、通信部160を介して取得し、取得した機器情報を記憶部170に記憶させる。このように、例えば、取得部110は、冷却システム300が有する複数のセンサが計測したデータとともに、冷却システム300が備える冷設機器320(例えば、冷凍機324)等の圧力値等を示すデータも冷設機器310、320から計測情報として取得する。また、取得部110は、コントローラ510、冷設機器310、320等から設定情報を取得する。
なお、設定情報は、記憶部170に予め記憶されていてもよい。この場合、取得部110は、記憶部170から設定情報を取得してもよい。
判定部120は、冷却システム300に異常が発生したか否かを判定する処理部である。判定部120は、例えば、冷却システム300に異常が発生した旨を示す警報データを、冷却システム300から受信した場合、冷却システム300に異常が発生したと判定する。
なお、警報データは、表示装置200等の冷却システム300以外の装置から送信されてもよいし、表示制御装置100がキーボード等のユーザの入力を受け付ける入力部(不図示)を備え、当該入力部を介して受け付けてもよい。
また、判定部120は、例えば、取得部110が取得した複数の機器情報を解析することで、解析結果が所定の条件を満たす場合に、冷却システム300に異常が発生したと判定してもよい。
特定部130は、判定部120が冷却システム300に異常が発生したと判定した場合、冷却システム300から取得した冷却システム300に関する複数の機器情報のうちの少なくとも1つの機器情報に基づいて、異常の種類を特定する処理部である。上記したように、例えば、冷却システム300が有する冷設機器310、320は、複数のセンサを有し、複数の計測情報は、複数のセンサのそれぞれが計測した複数の計測結果を含む。この場合、例えば、特定部130は、判定部120が冷設機器310、320に異常が発生したと判定した場合、複数のセンサのそれぞれが計測した複数の計測結果のうちの少なくとも1つの計測結果に基づいて、異常の種類を特定する。
異常の種類とは、冷却システム300で発生した異常の原因であり、例えば、冷設機器310が有するセンサ等の部品の故障、冷設機器310が有する筐体に設けられた扉が開放されている等の冷設機器310の状態不良、冷設機器310、320に設定された設定値の異常等である。
なお、冷却システム300が複数の冷設機器を備える場合、各冷設機器は1以上のセンサを有していればよい。
決定部140は、特定部130が特定した異常の種類、及び、当該異常の種類を特定した要因のうちの少なくとも一方に基づいて、異常の種類の特定に用いられた少なくとも1つの機器情報の表示態様を決定する処理部である。
異常の種類を特定した要因とは、特定部130が異常の特定のために用いた要素であって、異常の種類を導き出した理由である。異常の種類を特定した要因とは、例えば、当該異常の種類を特定するために用いた少なくとも1つの機器情報に関する情報、及び/又は、当該異常の種類を特定するために用いた所定の判定方法等である。
当該少なくとも1つの機器情報に関する情報とは、例えば、温度、電流値等の機器情報の種類、機器情報の数等の情報である。
また、所定の判定方法とは、機器情報が所定の判定条件を満たす場合に異常の種類を特定するための判定方法である。
例えば、記憶部170には、異常の種類を特定するための複数の判定方法が予め記憶されている。複数の判定方法には、異常の種類が対応付けられている。特定部130は、複数の判定方法を用いて機器情報を解析し、判定条件を満たす判定方法に対応する異常の種類を特定し、特定した異常の種類が冷却システム300で発生した異常の種類であると特定する。
例えば、特定部130は、第1の判定方法が第1の判定条件を満たすか否かを判定する判定方法であり、計測情報が第1の判定条件を満たす場合、異常の種類が第1種類であると特定する。或いは、例えば、特定部130は、第2の判定方法が第1の判定条件とは異なる第2の判定条件を満たすか否かを判定する判定方法であり、計測情報が第2の判定条件を満たす場合、異常の種類が、第1種類とは異なる第2種類であると特定する。
例えば、記憶部170には、異常の種類を特定するための複数の判定方法が予め記憶されている。複数の判定方法は、それぞれ、冷却システム300で発生した異常の種類が、冷却システム300で発生し得る複数の異常の種類のうちの少なくともいずれかであることを特定するための判定方法であり、複数の判定方法には、それぞれ、複数の異常の種類のうちの1つが対応付けられている。特定部130は、複数の判定方法を用いて計測情報を解析し、判定条件を満たす判定方法に対応する異常の種類を特定し、特定した異常の種類が冷却システム300で発生した異常の種類であると特定する。
なお、記憶部170に記憶される判定方法は、予め任意に定められてよく、特に限定されない。
機器情報の表示態様とは、表示装置200に表示させる際の表示のさせ方(表示方法)である。より具体的には、機器情報の表示態様とは、例えば、機器情報の一例である計測情報であるデータの数値を表示装置200に表示させる際の表示画面における数値の示し方である。表示態様は、例えば、文字、グラフ、又は、表である。なお、表示態様が文字とは、例えば、罫線又は座標軸等を含まずに、文字(文字列)のみで表示することを示す。もちろん、表示態様が文字である場合、機器情報が文字で表示されていればよく、例えば、ユーザの入力を受け付けるためのアイコン等、機器情報以外の情報も機器情報を含む表示画面に含まれる場合については、計測情報以外の情報については罫線等が用いられてもよい。
例えば、決定部140は、異常の種類に基づいて表示態様を決定する。例えば、決定部140は、異常の種類が、冷設機器310の設定温度の異常(つまり、設定情報の異常)である場合、表示態様を文字(より具体的には、文字列のみ)と決定する。例えば、特定部130は、センサが温度センサであり、当該センサ自体に故障等の異常が特定されず、且つ、当該センサの計測結果である温度と冷設機器310に設定されている設定温度とが同じである場合、異常の種類を設定温度(つまり、設定情報)の異常であると特定する。
或いは、決定部140は、特定部130が異常の種類を特定した要因に基づいて表示態様を決定する。
例えば、決定部140は、異常の種類が特定された要因が、特定部130によって異常の種類の特定に用いられた少なくとも1つの計測結果が第1閾値以上であることである場合、当該1つの計測結果を計測したセンサの種類と、当該第1閾値以上の少なくとも1つの計測結果のうちの最大値とをそれぞれ文字(より具体的には、文字のみ)で示すように、表示態様を決定する。
例えば、センサが故障した場合、明らかに異常に高い数値が計測結果として出力される場合がある。このような場合には、例えば、決定部140は、センサの種類と、センサが検出した複数の異常な数値のうちの最大値を示す計測結果とを文字で表示する。
或いは、例えば、決定部140は、異常の種類が特定された要因が、特定部130によって異常の種類の特定に用いられた少なくとも1つの計測結果が第2閾値以下であることである場合、当該1つの計測結果を計測したセンサの種類と、当該第2閾値以下の少なくとも1つの計測結果のうちの最小値とをそれぞれ文字(より具体的には、文字のみ)で示すように、表示態様を決定する。
例えば、センサが故障した場合、明らかに異常に低い数値が計測結果として出力される場合がある。このような場合には、例えば、決定部140は、センサの種類と、センサが検出した複数の異常な数値のうちの最小値を示す計測結果とを文字で表示する。
また、例えば、決定部140は、異常の種類が特定された要因が、第1所定期間内に、冷設機器310、320が有する複数のセンサのうちの第1センサが計測した計測結果である数値が第3閾値に到達していないことである場合、当該第1所定期間内に当該第1センサが計測した複数の計測結果のそれぞれの数値と第3閾値とをグラフで示すように、表示態様を決定する。例えば、ショーケース321には、霜(より具体的には、庫内着霜)が原因で庫内温度が設定値に到達しない(つまり、庫内温度が設定値まで下がらない)場合がある。このような場合に、例えば、決定部140は、第1センサ(例えば、庫内温度を計測するセンサ)が計測した複数の計測結果(例えば、時系列データ)のそれぞれの数値と第3閾値とをグラフで示すように、表示態様を決定する。
また、例えば、決定部140では、異常の種類が特定された要因が、複数のセンサのうちの第2センサが計測した計測結果である数値の時間変化と、複数のセンサのうちの第2センサとは異なる第3センサが計測した計測結果である数値の時間変化との相関関係に基づく場合、当該第2センサが計測した計測結果である数値の時間変化と、第3センサが計測した計測結果である数値の時間変化とをグラフで示すように、表示態様を決定する。例えば、後述する図12に示すように、互いに異なる(図12では、蒸発器入口、蒸発器出口、又は、庫内のように、計測位置が異なる)複数のセンサの計測結果に基づいて異常の種類が特定部130によって特定されるような場合には、決定部140は、複数のセンサの計測結果を表で表示装置200に表示させるように、表示態様を決定する。
また、例えば、第2センサとは異なる第3センサとは、第2センサと、計測する情報の種類(例えば、温度、電流、又は、圧力等)が異なるセンサであってもよいし、計測する情報の種類は同じであり、計測する位置が異なるセンサであってもよい。
また、例えば、決定部140は、異常の種類が特定された要因が、所定の時刻において、冷設機器310、320が有する複数のセンサのうちの第4センサが計測した計測結果と、冷設機器310、320が有する複数のセンサのうちの第4センサとは異なる第5センサが計測した計測結果との比較に基づく場合、第4センサが計測した計測結果である数値と、第5センサが計測した計測結果である数値とを表で示すように、表示態様を決定する。つまり、例えば、決定部140は、所定の時刻に第4センサが計測した計測結果と、当該所定の時刻に第5センサが計測した計測結果との比較に基づいて判定する判定方法である場合、第4センサが計測した計測結果である数値と、第5センサが計測した計測結果である数値とを表で示すように、表示態様を決定する。例えば、サーモの動作の変化及び庫内温度の変化等のように、それぞれの計測結果に相関がある場合がある。ここでいうサーモとは、例えば、ショーケース321の収容部(庫内)への冷気の供給をオンオフする電磁弁である。例えば、サーモをオンにすると、庫内温度は、大きく低下する。このように、例えば、決定部140は、第4センサの計測結果と、当該第4センサの計測結果に連動して計測結果が変化する第5センサの計測結果との連動性が失われたことが冷設機器310、320で発生した異常の原因を特定部130が特定した要因である場合、第4センサの計測結果と第5センサの計測結果とをそれぞれグラフで表示する。
なお、所定の時刻は、任意でよい。
また、例えば、第4センサとは異なる第5センサとは、第4センサと、計測する情報の種類(例えば、温度、電流、又は、圧力等)が異なるセンサであってもよいし、計測する情報の種類は同じであり、計測する位置が異なるセンサであってもよい。
また、上記した各閾値は、予め記憶部170に記憶されていればよく、任意に定められていればよい。
或いは、例えば、決定部140は、異常の種類が特定された要因が、複数の計測情報のうちの瞬時の1つの計測情報のみである場合、計測情報を文字で示すように表示態様を決定し、当該が、複数の計測情報のうちの2つ以上の計測情報である場合、計測情報をグラフ又は表で示すように表示態様を決定してもよい。以上のように、例えば、閾値で判定される場合等の計測情報が示す数値に基づいて表示態様が決定されてもよいし、計測情報の数に基づいて表示態様が決定されてもよい。
また、例えば、決定部140は、異常の種類が設定情報の異常である場合、設定情報を文字で示すように表示態様を決定する。
例えば、決定部140は、異常の種類が特定された要因が、冷設機器310、320が有する複数のセンサのうちの1つのセンサが互いに異なる時刻に計測した計測結果が2つ以上の計測結果である場合、計測情報をグラフで示すように表示態様を決定する。つまり、時系列データによって異常の種類が特定された場合、計測情報は、グラフで表示されてもよい。例えば、決定部140は、異常の種類が特定された要因が、複数の計測結果のうちの2つ以上の計測結果である場合、当該2つ以上の計測情報が1つのセンサが互いに異なる時刻に計測した時系列データを含むとき、表示態様をグラフに決定し、当該2つ以上の計測情報が複数のセンサがそれぞれ1つ計測したデータであって時系列データでないとき、表示態様を表に決定してもよい。
このように、異常の種類の判定に用いられた計測結果が計測されたセンサの数、種類等によって表示態様が決定されてもよい。
また、例えば、決定部140は、後述する図6に示す、異常の種類(図6に示す「診断結果」)と表示態様(図6に示す「表示」)とが紐付けられた表示方法リストに基づいて、表示態様を決定してもよい。表示方法リストは、記憶部170に記憶されていてもよい。
表示制御部150は、決定部140が決定した表示態様の、特定部130が異常の種類を特定した要因となる少なくとも1つの機器情報と、異常の種類を示す種類情報とを表示装置200に表示させる処理部である。表示制御部150は、例えば、機器情報と種類情報とを含む情報(詳細情報の一例)を、通信部160を介して表示装置200に送信することで、決定部140が決定した表示態様の機器情報と、種類情報とを表示装置200に表示させる。この場合、表示装置200は、受信した詳細情報に基づいて、決定部140が決定した表示態様の機器情報と、異常の種類を示す種類情報とを含む表示画面を表示する。
或いは、例えば、表示制御部150は、決定部140が決定した表示態様の機器情報と、異常の種類を示す種類情報とを含む画像データ(詳細情報の別の一例)を生成し、生成した画像データを、通信部160を介して表示装置200に送信することで、決定部140が決定した表示態様の計測情報と、種類情報とを含む画像データの画像を表示装置200に表示させる。
なお、本実施の形態では、画像とは、jpegのようなデータ形式の画像データの画像として説明する。また、ディスプレイに映し出されている像については、「表示画面」として説明する。
上記した各処理部(取得部110、判定部120、特定部130、及び、表示制御部150)は、それぞれ、例えば、記憶部170に記憶された制御プログラムと、当該制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)とから実現される。
通信部160は、表示装置200及び冷却システム300と通信するための通信インターフェースである。例えば、通信部160は、表示装置200及び冷却システム300(例えば、冷却システム300が備える冷設機器310等)と有線通信する場合、通信線と接続される通信コネクタ等により実現される。或いは、例えば、通信部160は、表示装置200及び冷却システム300と無線通信する場合、アンテナ及び無線通信回路等により実現される。
記憶部170は、例えば、表示制御装置100が備える各処理部が実行する制御プログラム、及び、複数のセンサから取得した計測結果を記憶する記録装置である。記憶部170は、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等である。
表示装置200は、表示制御装置100から指定された表示態様で機器情報を表示する表示装置である。表示装置200は、例えば、液晶ディスプレイ、又は、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示画面を表示するためのディスプレイを備える。本実施の形態では、表示装置200は、スマートフォン、又は、タブレット端末等の図1に示す端末500である。端末500は、例えば、表示画面を表示するためのディスプレイ、表示制御装置100と通信するための通信インターフェース、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、信号の送受信をするための入出力ポート、及び、プログラムを実行するプロセッサ等で実現される。
表示装置200は、表示部210と、受付部220と、制御部230と、を備える。
表示部210は、表示画面を表示するディスプレイである。
受付部220は、ユーザからの指示(操作)を受け付けるキーボード、マウス等のユーザインターフェースである。例えば、表示部210と受付部220とは、タッチパネルディスプレイ等によって一体に形成されていてもよい。なお、以下では、表示装置200は、表示部210と受付部220とが一体に形成されたタッチパネルディスプレイを備えるとして説明する。
制御部230は、表示装置200が備える各機器を制御する処理部である。制御部230は、例えば、表示制御装置100から送信された、表示態様が指定された計測情報と、異常の種類を示す種類情報とを表示部210に表示させる。
制御部230は、例えば、図示しないメモリに記憶された制御プログラムと、当該制御プログラムを実行するCPUとによって実現される。
冷却システム300は、所定の場所に冷気を供給するためのシステムである。具体的には、冷却システム300は、冷設機器310、320、並びに、コントローラ510(図1参照)、配管、及び、通信線等の、冷設機器310、320を動作させる際に必要となる機器を有するシステムである。
冷却システム300は、例えば、冷設機器310と、冷設機器320と、センサ端末330と、コントローラ510と、を備える。
冷設機器310及び320は、それぞれ、例えば、スーパーマーケット等の建屋に配置され、生鮮品等が配置される位置に冷気を供給するための機器である。冷設機器310は、例えば、図1に示すショーケース321等のショーケースであり、冷設機器320は、例えば、図1に示す冷凍機324である。
図2Bは、実施の形態に係る冷設機器310の構成を示すブロック図である。なお、例えば、冷設機器320も冷設機器310と実質的に同様の構成を有する。以下では、冷設機器310について詳細に説明する。
冷設機器310は、冷設機器制御部311と、冷設機器センサ部312と、通信部313と、を備える。
冷設機器制御部311は、CPU、MPU(Micro Processor Unit)等のプロセッサと、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリデバイスとを有したコンピュータを備え、冷設機器310の各部を制御する。
冷設機器センサ部312は、1又は複数のセンサを有し、冷設機器310の運転状態の監視に供される各種情報を計測する。この種の情報には、少なくとも庫内温度情報が含まれる。本実施の形態では、冷設機器センサ部312が計測する各種の情報を計測情報と言う。
本実施の形態では、冷設機器センサ部312は、後述する図3に示す吹出口温度センサ331と、庫内温度センサ332と、吸込口温度センサ333と、蒸発器入口温度センサ334と、蒸発器出口温度センサ335と、を有する。
通信部313は、ネットワークを介してコントローラ510に情報を送受するものであり、受信回路及び送信回路を有した送受信機を備える。
冷設機器制御部311は、メモリデバイスに記録されたプログラムをプロセッサが実行することで、記憶部314、計測情報取得部316、異常検出部317、及び、データ送信制御部318として機能する。
記憶部314は、各種の情報を記憶するものであり、少なくとも自装置(冷設機器310)を一意に特定する冷設機器ID情報315を予め記憶している。
計測情報取得部316は、冷設機器センサ部312から計測情報を、適宜の周期で定期的に取得する。
異常検出部317は、計測情報に基づいて冷設機器310の動作の異常を検出する。具体的には、計測情報が示す物理量、物性、及び、特性等には、異常とみなす条件(例えば閾値又は数値範囲等)が予め異常判定情報として設定されている。異常検出部317は、計測情報が取得されるごとに、その計測情報と異常判定情報とに基づいて異常を検出する。
なお、異常検出部317は、冷設機器310でなく、コントローラ510又は表示制御装置100等の他の装置に設けられてもよい。
データ送信制御部318は、計測情報取得部316によって取得された計測情報をコントローラ510に送信するに度に、冷設機器ID情報315及びその他の適宜の情報を計測情報に付加し、それを運転データとして通信部313を通じてコントローラ510に送信する。また、異常検出部317によって異常が検出された場合、データ送信制御部318は、冷設機器ID情報315及びその他の適宜の情報を異常の検出結果に付加し、それを警報データとして通信部313を通じてコントローラ510に送信する。異常の検出結果には、少なくとも異常を示すエラーコードが含まれる。
図3は、実施の形態に係るショーケース(冷設機器310)の構成を模式的に示す断面図である。
図3に示すように、冷設機器310が備える筐体には、例えば、吹出口温度センサ331と、庫内温度センサ332と、吸込口温度センサ333と、蒸発器入口温度センサ334と、蒸発器出口温度センサ335と、蒸発器336とが配置される。
吹出口温度センサ331は、冷設機器310における、蒸発器336で冷やされた冷気が庫内に吹き出される開口が設けられた位置に配置され、温度を計測するセンサである。
庫内温度センサ332は、冷設機器310において物品が配置される庫内に配置され、温度を計測するセンサである。
吸込口温度センサ333は、冷設機器310における、吹出口から出た冷気が庫内を冷やして吸込口から吸い込まれる箇所に配置され、温度を計測するセンサである。
蒸発器入口温度センサ334は、冷設機器320から配管を通して冷設機器310に送られた冷媒の温度を計測するセンサである。
蒸発器出口温度センサ335は、冷設機器310から配管を通して冷設機器320に送られた冷媒の温度を計測するセンサである。
再び図2Aを参照し、センサ端末330は、情報を計測するセンサを有する装置である。センサ端末330は、例えば、冷却システム300が備える機器、配管、及び、通信線等の状態を計測し、計測結果をコントローラ310に送信する。
なお、冷却システム300は、センサ端末3330を複数備えてもよいし、備えなくてもよい。
また、センサ端末330が備えるセンサの種類は任意でよく、特に限定されない。
また、図2Aには、冷却システム300は、ショーケースとして冷設機器310を1つ図示しているが、図1に示すショーケース321、322及び323のように、複数のショーケースを備えてもよい。
また、例えば、冷却システム300は、それぞれが同一の冷凍機(例えば、冷設機器320)に接続された冷設機器310である複数のショーケースを備える場合、複数のショーケースには、冷却システム300が備える複数のセンサのうちの同じ種類の情報を計測する第6センサがそれぞれに配置される。この場合、例えば、決定部140は、特定部130が異常の種類を特定した要因が、複数のショーケースのそれぞれに配置された第6センサのそれぞれから取得された複数の計測結果の比較結果に基づく場合、複数の第6センサのそれぞれから取得された計測結果の数値を表で表示するように、表示態様を決定する。
なお、同じ種類の情報を計測するセンサは、温度センサでもよいし、電流センサでもよいし、圧力センサでもよく、任意の種類のセンサでよい。
また、上記した第1センサ、第2センサ、第3センサ、第4センサ、第5センサ、及び、第6センサは、同じセンサであってもよいし、互いに異なるセンサであってもよい。
また、冷設機器320は、例えば、冷凍機324であると説明したが、冷凍機324の冷却する空気の温度は、特に限定されない。
[動作]
以上のように構成された表示システム400について、その動作を以下説明する。
<表示システムの処理>
図4は、実施の形態に係る表示システム400の処理手順を示すシーケンス図である。
まず、表示制御装置100が、ユーザの情報と登録する処理(Step0:ユーザ登録処理)について説明する。
表示装置200は、ユーザからユーザ名、管理者権限の有無等のユーザの情報を受け付け、受け付けたユーザの情報を表示制御装置100に登録させる指示であるユーザテーブル登録指示を示す情報を表示制御装置100に送信する(S101)。
次に、表示制御装置100は、表示装置200から送信されたユーザテーブル登録指示を示す情報をユーザテーブルに登録する(S102)。
図5は、実施の形態に係るユーザテーブルを示す図である。
ユーザテーブル(ユーザテーブル情報)は、例えば、表示制御装置100が備える記憶部170に記憶されている。
ユーザテーブルには、例えば、ユーザIDを示す情報と、ユーザ名を示す情報と、権限を示す情報と、リストテーブルIDを示す情報と、が含まれる。
ユーザIDは、ユーザ毎に定められた固有の識別子である。
ユーザ名は、ユーザが任意に定めるユーザを示す名称である。
権限を示す情報は、ユーザが設定を変更(更新)できる範囲を示す情報である。例えば、権限が「管理者」であるユーザは、表示制御装置100に記憶されたユーザ全員のリストテーブルの内容を変更することができる。一方、例えば、権限が「ユーザ」であるユーザは、表示制御装置100に記憶されたユーザ自身に対応するリストテーブルのみの内容を変更することができる。
リストテーブルIDは、記憶部170に記憶された複数のリストテーブルに固有に定められた識別子である。
例えば、ユーザIDが「1」のユーザ名「ABC」は、権限が「管理者」であり、リストテーブルIDが「101」のリストテーブルと紐付けられてリストテーブルに登録されている。
図6は、実施の形態に係る表示方法リストの第1例を示す図である。
表示方法リストは、複数のセンサの計測結果、設定値等の機器情報をどのような表示態様で表示させるかを示す情報である。表示方法リストは、例えば、テーブルリストIDと紐付けられて記憶部170に記憶されている。図6は、リストテーブルIDが「101」の表示方法リストである。
表示方法リストには、例えば、異常の種類を示す情報(図6に示す「診断結果」)と、セット数を示す情報と、表示態様を示す情報(図6に示す「表示」)と、項目セット名を示す情報と、項目を示す情報と、デフォルトとして設定しているか否かを示す情報と、が含まれる。
異常の種類を示す情報は、特定部130が特定した、冷却システム300で発生した異常の種類を示す情報である。例えば、図6には、異常の種類として、「庫内設定温度異常」、「庫内温度センサ異常」、「蒸発器入口温度異常」、及び、「庫内着霜」が例示されている。
セット数は、異常の種類に対応して表示態様又は項目等の組み合わせがいくつあるかを示す数である。図6に示す例では、異常の種類が「庫内設定温度異常」についての表示態様、項目等の組み合わせは1つなので、セット数は「1」である。また、図6に示す例では、異常の種類が「庫内着霜」についての表示態様、項目等の組み合わせは2つなので、セット数は「2」である。
表示態様を示す情報は、計測情報をどのような態様で表示装置200に表示させるかを示す情報である。例えば、表示態様が「文字」では、計測情報が文字で示され、表示態様が「表」では、計測情報が表で示され、表示態様が「グラフ」では、計測情報がグラフで示される。
項目セット名は、ユーザが任意に定める名称である。
項目は、表示装置200に表示させる機器情報の種類を示す情報である。例えば、「庫内温度設定」は、冷設機器310に設定された、冷設機器310(ショーケース)の庫内の温度の設定値(目標値)を示す。また、例えば、「庫内温度」は、センサによって計測された冷設機器310の庫内の温度を示す。また、例えば、「蒸発器入口温度」は、吸込口から吸い込まれた空気を冷やすための冷媒が流入される蒸発器336の入口における当該冷媒の温度を示す。また、例えば、「蒸発器出口温度」は、冷媒が流出される蒸発器336の出口における当該冷媒の温度を示す。また、例えば、「サーモ」は、冷設機器310の庫内への冷気の供給のオンオフを示す情報である。
デフォルトとして設定しているか否かを示す情報は、異常の種類を表示装置200が表示する場合に、診断結果に応じて表示態様と項目とをどの組み合わせで最初に表示するかを示す情報である。例えば、表示制御装置100は、異常の種類が「庫内着霜」のように、異常の種類に対して複数の表示態様と項目との組み合わせがある場合、「デフォルト」に「〇」が設定(紐付けて記憶)されている組み合わせで異常の種類を表示装置200に表示させる。
続いて、表示制御装置100が、警報データを取得した場合の処理(Step1:異常機器登録処理)について説明する。
冷却システム300は、例えば、センサによって異常な情報が計測された場合、異常が発生した旨を示す警報データを表示制御装置100に送信する(S103)。
次に、表示制御装置100は、警報データを受信した場合に、機器情報(より具体的には、冷設機器310等の冷却システム300が備える機器に設定された設定値を示す設定情報及び複数のセンサが計測した計測結果)に基づいて、冷却システム300で発生した異常の種類を特定(異常原因を診断)する(S104)。
なお、表示制御装置100は、機器情報を、例えば、予め所定の周期で冷却システム300から取得していてもよいし、警報データとともに取得してもよく、任意のタイミングで取得してもよい。
警報データには、例えば、機器IDを示す情報、店舗IDを示す情報、異常発生日を示す情報、及び、高温異常等の警報の種類を示す情報が含まれる。
次に、表示制御装置100は、冷却システム300で発生した異常の種類を示す情報、冷設機器310、320に定められた固有のID(機器ID)等を異常機器リストに登録する(S105)。例えば、表示制御装置100は、特定した異常の種類を、冷設機器310、320に固有に定められる識別子、冷設機器310、320が配置されたスーパーマーケット等を示す固有の識別子、警報データを取得した日時を示す情報等と紐付けて記憶する。
図7は、実施の形態に係る異常機器リストの第1例を示す図である。
異常機器リストは、警報データを送信した冷却システム300等の、冷却システム300、表示制御装置100、ユーザ等によって異常と判断された冷却システム300が有する機器を示す情報である。
異常機器リストには、例えば、機器IDを示す情報と、店舗IDを示す情報と、異常発生日を示す情報と、異常の種類を示す情報と、対応状況を示す情報と、保存した図(画像データ)を示す情報と、が含まれる。
機器IDは、冷設機器310、320等を固有に示す識別子である。表示制御装置100は、例えば、複数の冷設機器310、320と通信することで、複数の冷設機器310、320のそれぞれから、複数の冷設機器310、320のそれぞれが有する複数のセンサが計測した計測結果及び設定値を取得する場合がある。つまり、表示システム400は、複数の冷設機器310、320を備えてもよく、機器IDは、例えば、複数の冷設機器310、320のそれぞれに固有に定められた識別子である。
店舗IDは、冷却システム300が配置されるスーパーマーケット等の建屋を固有に示すIDである。
異常発生日を示す情報は、冷却システム300において異常が発生した日時を示す情報である。異常発生日を示す情報は、表示制御装置100が警報データを取得した日時を示す情報でもよいし、冷却システム300が警報データを送信した日時でもよいし、冷却システム300が異常が発生したと判定した日時でもよいし、冷却システム300が異常が発生したと判定する際に用いられたセンサの計測結果が計測された日時でもよい。
異常の種類を示す情報は、冷却システム300で発生した異常の種類を示す情報である。
対応状況を示す情報は、ユーザによって入力され、ユーザの冷却システム300に対する対応内容を示す情報である。
保存した図を示す情報は、ユーザがすでに表示装置200に表示された機器情報を確認しており、その際に表示装置200に表示された表示画面を、表示装置200がユーザから保存する指示を受け付けた場合の当該表示画面の画像データである。
続いて、表示制御装置100が、表示装置200に計測情報を表示させる処理(Step2:表示処理)について説明する。
表示制御装置100は、ステップS105の後に、異常機器リストを表示装置200に送信する(S106)。
なお、ステップS106は、表示装置200から異常機器リストを表示装置200に送信する旨を示す情報を受信した場合にのみ実行されてもよい。
これによれば、表示制御装置100は、ユーザが必要なときにだけ異常機器リストを送信することができるため、通信量及び処理負荷を軽減することができる。
表示装置200は、受信した異常機器リストを表示する(S107)。
ここで、例えば、表示装置200がユーザから、冷却システム300の異常についての機器情報等の詳細な情報を表示する旨を示す指示を受け付けた場合、表示制御装置100に、冷却システム300の異常についての詳細な情報を要求する情報(図4に示す「詳細要求」)を送信する。
表示制御装置100は、詳細要求を受信した場合、冷却システム300の異常の種類、及び、ステップS104において当該異常の種類を特定した要因のうちの少なくとも一方に基づいて、機器情報の表示態様を決定する(S109)。
次に、表示制御装置100は、決定した表示態様を示す情報を含む詳細情報を表示装置200に送信する(S110)。
例えば、表示制御装置100は、決定した表示態様で機器情報を示す表示画面の画像データを生成し、生成した画像データを詳細情報として表示装置200に送信してもよい。或いは、例えば、表示制御装置100は、決定した表示態様を示す情報を含む詳細情報と、機器情報とを含む詳細情報を表示装置200に送信してもよい。
表示装置200は、詳細情報を受信した場合、受信した詳細情報に基づいて、表示制御装置100が決定した表示態様で計測情報を表示する(S111)。
なお、表示制御装置100は、ステップS104の後であれば、詳細要求を受信する前にステップS109を任意のタイミングで実行してもよい。
また、表示制御装置100は、ステップS109を実行した後に、表示方法リストに、特定した異常の種類と、決定した表示態様とが含まれていない(つまり、登録されていない)場合、当該異常の種類と当該表示態様とを紐付けて追加するように、表示方法リストを更新してもよい。
<表示制御装置の処理>
続いて、表示制御装置100が実行する処理の詳細について説明する。
図8は、実施の形態に係る表示制御装置100の処理手順を示すフローチャートである。
まず、判定部120は、警報データを受信したか否かを判定する(S201)。
判定部120は、警報データを受信していないと判定した場合(S201でNo)、ステップS201の判定を続ける。
一方、特定部130は、判定部120が警報データを受信したと判定した場合(S201でYes)、冷却システム300の異常の種類を特定(異常の原因を診断)する(S202)。表示制御装置100は、冷却システム300の計測情報(計測情報及び設定値を示す情報等)を、予め任意のタイミングで冷却システム300から受信していてもよいし、ステップS201でYesと判定した場合に冷却システム300に当該情報を要求する情報を送信することで、冷却システム300から当該情報を取得してもよい。或いは、冷却システム300は、警報データとともに、当該情報をあわせて送信してもよい。取得部110は、上記したように冷却システム300から受信した情報を取得し、特定部130は、取得部110が取得した情報に基づいて、異常の種類を特定する。
次に、特定部130は、特定した異常の種類を示す情報を異常機器リストに登録する(S203)。
次に、特定部130は、通信部160を介して、異常機器リストを表示装置200に送信する(S204)。
次に、表示制御部150は、通信部160を介して、表示装置200から詳細要求を受信したか否かを判定する(S205)。
表示制御部150は、詳細要求を受信していないと判定した場合(S205でNo)、処理を終了する。例えば、表示制御部150は、ステップS204を実行してから予め任意に定められる所定の時間が経過しても詳細要求を受信しない場合、S205でNoと判定する。
表示制御部150は、詳細要求を受信したと判定した場合(S205でYes)、異常の種類(診断結果)と、特定部130が異常の種類を特定した要因とに基づいて、異常の種類と、特定部130による異常の特定に用いられた機器情報との表示態様を決定する(S206)。
表示制御部150は、ステップS206で表示態様を「文字」と決定した場合(S207で「文字」)、特定部130が特定した要因となる機器情報を文字で表示させる指示を示す情報を生成する(S208)。例えば、表示制御部150は、機器情報を文字で示す表示態様のデータを生成する。
なお、表示制御装置100は、ステップS201~ステップS205を実行せずに、ステップS206から処理を介してしてもよい。
また、ステップS201では、警報データを受信する場合、ステップS202に遷移する場合を説明したが、これに限らない。例えば、ステップS201で、表示制御装置100は、冷却システム300から機器情報を受信し、機器情報から異常を検知する機能により異常を検知した場合に、S202に遷移してもよい。このようにすることで、表示制御装置100が異常を検知することができ、ユーザに対して、冷却システム300に異常が発生していることを通知できる。また、ステップS201で冷却システム300が異常を検知するのではなく、電話又はFAX等を起点としてオペレータが異常を検知してステップS202から開始させてもよい。このようにすることで、様々な異常の検知に対応することができる。
図9は、実施の形態に係る表示装置200に機器情報が文字で示される場合の表示画面の第1例を示す図である。
例えば、特定部130は、庫内温度の設定値を示す設定情報に基づいて、異常の種類を、設定値の異常と判定したとする。本例では、例えば、特定部130は、庫内温度設定値が閾値以上である否かを判定し、当該閾値以上であると判定した場合に、庫内温度設定値として不適切な値が設定さていると判定する。この場合、例えば、決定部140は、異常の種類が設定値の異常であるため、表示態様を文字と決定する。この場合、図9に示すように、例えば、表示制御部150は、異常の種類(種類情報)を示す「庫内温度設定異常」と、特定部130が特定した要因(特定要因)となる設定情報を文字で示す「庫内設定温度25℃」とを含む表示画面を表示装置200に表示させる。
図10は、実施の形態に係る表示装置200に機器情報が文字で示される場合の表示画面の第2例を示す図である。
例えば、特定部130は、庫内温度の計測結果を示す計測情報に基づいて、異常の種類を、庫内温度を計測するセンサの故障と判定したとする。本例では、例えば、特定部130は、庫内温度が閾値以上である否かを判定し、当該閾値以上であると判定した場合に、庫内温度を計測するセンサの故障と判定する。この場合、例えば、決定部140は、異常の種類が庫内温度を計測するセンサの故障であり、且つ、要因が庫内温度を計測するセンサの計測値であるため、表示態様を文字と決定する。この場合、図10に示すように、例えば、表示制御部150は、異常の種類を示す「庫内温度センサ不良」と、特定部130が特定した要因となる機器情報を文字で示す「庫内温度最大50℃」とを含む表示画面を表示装置200に表示させる。
或いは、表示制御部150は、ステップS206で表示態様を「グラフ」と決定した場合(S207で「グラフ」)、特定部130が特定した要因となる機器情報をグラフで表示させる指示を示す情報を生成する(S209)。例えば、表示制御部150は、機器情報をグラフで示す表示態様のデータを生成する。
図11は、実施の形態に係る表示装置200に機器情報がグラフで示される場合の表示画面の第1例を示す図である。
例えば、特定部130は、庫内温度の計測結果を示す複数の計測情報(時系列データ)に基づいて、異常の種類を、庫内着霜と判定したとする。この場合、例えば、決定部140は、時系列データであるため、表示態様をグラフと決定する。この場合、図11に示すように、例えば、表示制御部150は、異常の種類を示す「庫内着霜」と、特定部130が特定した要因となる機器情報を示すグラフ(本例では、時刻に対する庫内温度を示す時系列データ)とを含む表示画面を表示装置200に表示させる。
或いは、表示制御部150は、ステップS206で表示態様を「表」と決定した場合(S207で「表」)、特定部130が特定した要因となる機器情報を表で表示させる指示を示す情報を生成する(S210)。例えば、表示制御部150は、機器情報を表で示す表示態様のデータを生成する。
図12は、実施の形態に係る表示装置200に機器情報が表で示される場合の表示画面の第1例を示す図である。
例えば、特定部130は、庫内温度の計測結果を示す計測情報と、蒸発器入口温度の計測結果を示す計測情報と、蒸発器出口温度の計測結果を示す計測情報とに基づいて、異常の種類を、蒸発器入口温度を計測するセンサの故障と判定したとする。本例では、例えば、特定部130は、庫内温度及び蒸発器出口温度が正常であると判定(例えば、予め任意に定められた所定の温度範囲内であると判定)し、且つ、蒸発器入口温度が異常(例えば、閾値以上である)と判定した場合に、蒸発器入口温度を計測するセンサの故障と判定する。この場合、例えば、決定部140は、異常の種類が蒸発器入口温度を計測するセンサの故障であり、且つ、要因が複数のセンサのそれぞれが計測した複数の計測結果に基づくため、表示態様を表と決定する。この場合、図12に示すように、例えば、表示制御部150は、異常の種類を示す「蒸発器入口温度センサ異常」と、特定部130が特定した要因となる機器情報を示す表(本例では、蒸発器入口温度と、蒸発器出口温度と、庫内温度と、これらが計測された時刻を示す表)とを含む表示画面を表示装置200に表示させる。
表示制御装置100は、ステップS208、ステップS209、又は、ステップS210の後に、生成した情報を表示装置200に送信する(S211)。
なお、表示制御装置100は、ステップS203の次に、ステップS204及びステップS205を実行せずに、ステップS206~ステップS210を実行した後に、ステップS204及びステップS211を実行してもよい。
また、表示制御部150は、ステップS208~ステップS210では、それぞれ、文字、表、又は、グラフの画像データを生成し、ステップS211では、生成した当該画像データを表示装置200に送信してもよい。これにより、表示制御部150は、決定した表示態様で機器情報を表示装置200に表示させてもよい。
<表示装置の処理>
続いて、表示装置200が実行する処理の詳細について説明する。
図13は、実施の形態に係る表示装置200の処理手順を示すフローチャートである。なお、図13は、例えば、図4に示すステップS106に示す処理が実行された後に表示装置200が実行する処理を示すフローチャートである。
まず、制御部230は、表示制御装置100から受信した異常機器リストを表示部210に表示させる(S301)。
次に、受付部220が、ユーザから詳細情報を表示する旨を示す指示を受け付けたとする。この場合、制御部230は、詳細要求を表示制御装置100に送信する。
次に、制御部230は、表示制御装置100から詳細情報を受信した場合、詳細情報を表示部210に表示させる(S302)。
次に、例えば、ユーザは、対応状況が「未」となっている冷設機器(以下では、冷設機器310として説明する)について、どのように対応するかを検討する(S303)。
制御部230は、例えば、受付部220が冷設機器310の設定値を変更する旨を示す指示を受け付けた場合(S303で「遠隔設定変更処理」)、遠隔設定変更処理を実行する(S304)。遠隔設定変更処理は、例えば、制御部230が、受付部220で受け付けた設定値を示す情報を表示制御装置100に送信し、表示制御装置100が当該情報を冷設機器310に送信し、冷設機器310が当該情報に基づいて設定値を変更する処理である。
次に、制御部230は、冷設機器310の異常が解消されたか否か(つまり、冷設機器310の修理が成功したか否か)を判定する(S305)。制御部230は、例えば、冷設機器310から表示制御装置100を介して異常が解消された旨を示す情報を受信した場合に冷設機器310の異常が解消されたと判定してもよいし、異常が解消された旨を示す情報を受付部220で受け付けた場合に冷設機器310の異常が解消されたと判定してもよい。
なお、ステップS305は、表示制御装置100が実行してもよい。例えば、表示制御装置100は、設定値を示す情報を取得した場合、当該情報を冷設機器310に送信することで冷設機器310に設定値を変更させる。さらに、表示制御装置100は、その後で例えば冷設機器310から現在の設定値に関する情報を取得し、当該情報に基づいて冷設機器310の異常が解消されたか否かを判定してもよい。
制御部230は、冷設機器310の異常が解消されたと判定した場合(S305でYes)、処理を終了する。
また、制御部230は、例えば、ステップS303で受付部220が冷設機器310の設定値を変更する旨を示す指示を受け付けていない場合(S303で「ユーザが対応」)、又は、冷設機器310の異常が解消されていないと判定した場合(S305でNo)、冷設機器310に対する対応状況の変更を受け付けたか否かを判定する(S306)。
制御部230は、冷設機器310に対する対応状況の変更を受け付けたと判定した場合(S306でYes)、異常機器リストの「対応状況」の情報を受け付けた情報に変更する(S307)。
例えば、制御部230は、ステップS306で「未」となっている対応状況を「修理日調整中」と変更する指示を受け付けた場合(S306でYes)、異常機器リストの対応状況を「修理日調整中」と変更する。
なお、制御部230は、受け付けた情報又は変更した異常機器リストを表示制御装置100に送信してもよい。
一方、制御部230は、冷設機器310に対する対応状況の変更を受け付けていないと判定した場合(S306でNo)、処理を終了する。
なお、ステップS303~ステップS305は実行されなくてもよい。この場合、例えば、表示制御装置100が、異常の種類に基づいて、冷設機器310で発生した異常を解消できるか否かを判定し、冷設機器310で発生した異常を解消できると判定した場合、冷設機器310と通信して設定値の変更を指示する等することで、冷設機器310の設定値を変更させる等して冷設機器310で発生した異常を解消させてもよい。
図14は、実施の形態に係る表示装置200が実行する詳細情報の表示処理(ステップS302)の詳細を示すフローチャートである。
まず、制御部230は、表示方法リストにおいてデフォルトに設定されている表示態様で機器情報を表示部210に表示させる(S401)。
次に、制御部230は、現在の項目セットとは異なる項目セットに基づく表示態様で表示部210に表示させている機器情報を表示させる受付部220が指示を受け付けたか否かを判定する(S402)。つまり、制御部230は、表示部210に表示させる機器情報を変更する指示を受付部220が受け付けたか否かを判定する。
制御部230は、表示部210に表示させる機器情報を変更する指示を受付部220が受け付けたと判定した場合(S402でYes)、受付部220が受け付けた指示に基づいて表示部210に表示させる機器情報を変更し、変更した機器情報を表示させる(S403)。
一方、制御部230は、表示部210に表示させる機器情報を変更する指示を受付部220が受け付けていないと判定した場合(S402でNo)、表示部210に表示させている機器情報の表示項目を追加する指示を受付部220が受け付けたか否かを判定する(S404)。
制御部230は、表示部210に表示させている機器情報の表示項目を追加する指示を受付部220が受け付けたと判定した場合(S404でYes)、追加を指示された機器情報を含めて表示部210に表示させる(S405)。
一方、制御部230は、表示部210に表示させている機器情報の表示項目を追加する指示を受付部220が受け付けていないと判定した場合(S404でNo)、現在の表示項目セットを表示方法リストに追加する指示を受け付けたか否かを判定する(S406)。
制御部230は、現在の表示項目セットを表示方法リストに追加する指示を受け付けたと判定した場合(S406でYes)、現在の表示項目セットを表示項目リストに追加する(S407)。
次に、制御部230は、表示項目セットに設定されているデフォルトを変更する指示を受付部220が受け付けたか否かを判定する(S408)。
制御部230は、表示項目セットに設定されているデフォルトを変更する指示を受付部220が受け付けたと判定した場合(S408でYes)、受け付けた指示に基づいて表示方法リストに設定されている表示項目セットのデフォルトを変更する(S409)。
制御部230は、(i)ステップS409の次に、(ii)表示項目セットに設定されているデフォルトを変更する指示を受付部220が受け付けていないと判定した場合(S408でNo)、又は、(iii)現在の表示項目セットを表示方法リストに追加する指示を受け付けていないと判定した場合(S406でNo)、表示部210に現在表示させている表示画面のデータ(画像データ)を異常機器リストに登録する指示を受付部220が受け付けたか否かを判定する(S410)。
制御部230は、画像データを登録する指示を受付部220が受け付けたと判定した場合(S410でYes)、当該画像データを異常機器リストに登録し(S411)、処理を終了する。
一方、制御部230は、画像データを登録する指示を受付部220が受け付けていないと判定した場合(S410でNo)、表示部210に現在表示させている表示画面を画像データとして登録せず処理を終了する。
なお、画像にすることによりデータ量が増加する表示態様(例えば、表又は文字)については、ステップS410及びステップS411をスキップさせてもよい。これにより、ユーザの操作量を削減することができる。
また、制御部230は、ステップS401~ステップS411において変更及び/又は追加等をした表示方法リスト及び/又は異常機器リスト等を、表示制御装置100に送信してもよい。これにより、表示制御装置100においても、表示方法リスト及び/又は異常機器リスト等の情報を適切に更新できる。
また、ステップS406は、実行されなくてもよいし、ユーザの権限が管理者である場合にのみ実行されてもよい。
図15は、実施の形態に係る表示装置200に機器情報がグラフで示される場合の表示画面の第2例を示す図である。
例えば、制御部230は、ステップS401では、図6に示す表示方法リストのように、異常の種類が庫内着霜である場合、デフォルトとして設定されている表示項目セット(図6に示す「項目」)の機器情報(図6に示す「庫内温度」及び「庫内温度設定値」)を、設置されている表示態様(図6に示す「表示」の「グラフ」)で表示部210に表示させる。この場合、例えば、制御部230は、図15に示すような表示画面を表示部210に表示させる。なお、図15に示す例では、表示項目セットが「庫内温度+設定温度(デフォルト)」の場合における機器情報が表示されている。
図16は、実施の形態に係る表示装置200に機器情報がグラフで示される場合の表示画面の第3例を示す図である。
例えば、制御部230は、表示部210に表示させる機器情報を、表示項目セットの「庫内温度+設定温度(デフォルト)」から「サーモあり」に変更する指示を受付部220が受け付けたと判定した場合(例えば、ステップS402でYesの場合)、図15に示すグラフに計測情報の「サーモ」を追加した、図16に示すような表示画面(グラフ)を表示部210に表示させる。
図17は、実施の形態に係る表示装置200に機器情報がグラフで示される場合の表示画面の第4例を示す図である。
例えば、制御部230は、表示部210に表示させている機器情報の「庫内温度(理論値)」を追加する指示を受付部220が受け付けたと判定した場合(例えば、S404でYesの場合)、図16に示すグラフに追加項目の「庫内温度(理論値)」を追加した、図17に示すような表示画面(グラフ)を表示部210に表示させる。
図18は、実施の形態に係る表示装置200が表示項目セットを追加する指示を受け付ける場合に表示する表示画面の一例を示す図である。
例えば、制御部230は、ステップS406では、図18に示すように、「庫内着霜にデフォルト+サーモ+理論値の表示項目セットを保存しますか?」等の、ユーザから現在の表示項目セットを表示方法リストに追加する指示を受け付けるための表示画面を表示部210に表示させる。例えば、制御部230は、セット名の入力を受け付け、且つ、図18に示す表示画面を表示するタッチパネルディスプレイ(表示装置200が備える表示部210及び受付部220)の「はい」がタップされた場合に、ステップS406でYesと判定する。
図19は、実施の形態に係る表示方法リストの第2例を示す図である。
例えば、制御部230は、ステップS406でセット名の入力(例えば、「サーモと庫内理論値」)を受け付け、且つ、図18に示す表示画面を表示するタッチパネルディスプレイの「はい」がタップされた場合に、図19に示すように、入力を受け付けたセット名(図19に示す「項目セット名」)と、項目とを紐付けて記憶、つまり、表示方法リストに追加する。また、この処理により、制御部230は、異常の種類の「庫内着霜」のセット数が増えたため、セット数を3に変更する。
図20は、実施の形態に係る表示装置200が異常の種類(診断結果)に応じて最初に表示する表示画面(つまり、デフォルト)の変更を受け付ける場合に表示する表示画面の一例を示す図である。
例えば、制御部230は、ステップS408では、図20に示すように、「「サーモと理論値」庫内着霜のデフォルトにしますか?」等の、ユーザから表示項目セットに設定されているデフォルトを変更する指示を受け付けるための表示画面を表示部210に表示させる。例えば、制御部230は、図20に示す表示画面を表示するタッチパネルディスプレイの「はい」がタップされた場合に、ステップS408でYesと判定する。
図21は、実施の形態に係る表示方法リストの第3例を示す図である。
例えば、制御部230は、図20に示す表示画面を表示するタッチパネルディスプレイの「はい」がタップされた場合に、ステップS408でYesと判定し、図21に示すように、項目セット名の「サーモと庫内理論値」にデフォルトの設定を変更する。これにより、制御部230は、例えば、異常の種類が庫内着霜である異常の計測情報を再度表示する場合に、まず、デフォルトに設定されている項目セット名の「サーモと庫内理論値」に紐付けられた項目である庫内温度、庫内温度設定値、サーモ、及び、庫内温度(理論値)を、表示態様をグラフとして表示部210に表示させる。
図22は、実施の形態に係る表示装置200が表示した表示画面の画像データの登録を受け付ける場合に表示する表示画面の一例を示す図である。
例えば、制御部230は、ステップS410では、図22に示すように、「表示したグラフを図で保存しますか?」等の、ユーザから表示部210に表示させていた機器情報を示す表示画面の画像データの登録の指示を受け付けるための表示画面を表示部210に表示させる。例えば、制御部230は、画像データ名の入力を受け付け(図22の「b」)、且つ、図22に示す表示画面を表示するタッチパネルディスプレイの「はい」がタップされた場合に、ステップS410でYesと判定する。
図23は、実施の形態に係る異常機器リストの第2例を示す図である。
例えば、制御部230は、図22に示す表示画面を表示するタッチパネルディスプレイの「はい」がタップされた場合に、ステップS410でYesと判定し、図23に示すように、異常機器リストにおける「保存した図」に、ファイル名(本例では「b」)+拡張子(本例では「jpeg」)で画像データ(画像ファイル)を登録する。つまり、制御部230は、当該画像データを、当該画像データに対応する機器ID、店舗ID等と紐付けて記憶する。
図24は、実施の形態に係る表示装置200が実行する、登録された画像データ(画像)の表示処理の詳細を示すフローチャートである。図24は、例えば、図14に示す処理を表示装置200が実行した後に表示装置200が実行する処理である。
まず、例えば、制御部230は、受付部220が異常機器リストを表示する指示を受け付けた場合、異常機器リストを表示部210に表示させる(S501)。
次に、制御部230は、登録された画像を表示する指示を受付部220が受け付けたか否かを判定する(S502)。
制御部230は、登録された画像を表示する指示を受付部220が受け付けたと判定した場合(S502でYes)、指示された画像を表示部210に表示させる(S503)。
例えば、制御部230は、ステップS501で図23に示す異常機器リストを表示部210に表示させ、ステップS502で当該異常機器リストを表示するタッチパネルディスプレイの「b.jpeg」がタップされたとする。この場合、例えば、制御部230は、ステップS503で、「b.jepg」の画像(例えば、図17に示す表示画面)を表示部210に表示させる。
ユーザは、例えば、異常が発生した冷設機器310を修理する前に、図14に示す処理を表示装置200に実行させ、異常が発生した冷設機器310を修理する際に、図24に示すステップS501~ステップ503の処理を表示装置200に実行させる。
これにより、例えば、冷設機器310をユーザが出張して修理対応するような場合、出張に行く前に図14に示す処理を表示装置200に実行させておくことで、出張対応中には図24に示す処理を表示装置200に実行させるだけで、すぐにユーザが必要な画像を表示装置200に表示させることができる。
制御部230は、ステップS503の次に、又は、登録された画像を表示する指示を受付部220が受け付けていないと判定した場合(S502でNo)、異常機器リストにおける対応状況の変更を受け付けたか否かを判定する(S504)。
制御部230は、対応状況の変更を受け付けたと判定した場合(S504でYes)、対応状況を受け付けた情報に変更する(S505)。
例えば、ユーザは、冷設機器310の修理が完了した場合、表示装置200を操作することで、図23に示す機器ID101に対応する対応状況の「対応中」を「完了」に変更する。
制御部230は、ステップS505の次に、又は、対応状況の変更を受け付けていないと判定した場合(S504でNo)、処理を終了する。
<具体例>
続いて、表示装置200に表示される機器情報の表示態様の具体例について説明する。上記では、図9~図12を用いて、表示装置200に表示される機器情報の表示態様の具体例について説明したが、表示態様が決定される異常の種類及び異常の種類が特定された要因(特定要因)は、これらに限定されない。
図25は、実施の形態に係る表示装置200に機器情報が文字で示される場合の表示画面の第3例を示す図である。図26は、実施の形態に係る表示装置200に機器情報が文字で示される場合のセンサの計測結果の一例を示す図である。
例えば、図26に示すグラフのように、時刻t1において庫内温度が3℃からff℃に急激に変化したとする。このように、例えば、特定部130は、単位時間当たりの庫内温度の変化量が閾値以上であると判定した場合、異常の種類を庫内温度センサ332の故障であると特定する。この場合、例えば、決定部140は、異常の種類が庫内温度センサ332の故障であることから、特定部130が異常を特定する要因となった計測結果である庫内温度(ff℃)を文字で表示装置200に表示させる表示態様に決定する。この場合、例えば、表示制御部150は、異常の種類を示す「庫内温度センサ故障」と、特定要因を文字で示す「庫内温度センサff℃」とを含む表示画面を表示装置200に表示させる。
図27は、実施の形態に係る表示装置200に機器情報がグラフで示される場合の表示画面の第5例を示す図である。
例えば、図27に示すグラフのように、時刻t2から徐々に庫内温度が上昇したとする。例えば、図27に示す例は、時刻t2において、庫内と庫外と繋ぐ開口を開閉可能に塞ぐための、冷設機器310に設けられた扉が開放され、以降開放され続けている状態の場合に確認され得るグラフである。このような場合、冷設機器310は、庫内温度が閾値を超えると、警報データを出力する。例えば、特定部130は、時刻t2まで庫内温度設定値で推移していた庫内温度が、時刻t2から、単位時間当たりの変化量が所定値以下で上昇して閾値を超えたと判定した場合、異常の種類を、冷設機器310に設けられた扉が開放されている状態を示す「扉開放」であると特定する。この場合、例えば、決定部140は、特定要因が、単位時間当たりの変化量が所定値以下で上昇して閾値を超えたことであることから、異常の種類を示す「扉開放」と、特定要因をグラフで示す庫内温度の時間変化(時系列データ)とを含む表示画面を表示装置200に表示させる。
図28は、実施の形態に係る表示装置200に機器情報がグラフで示される場合の表示画面の第6例を示す図である。
例えば、図28に示すグラフのように、庫内温度が、庫内温度設定値から時刻t3まで徐々に庫内温度が上昇し、閾値まで上昇せず且つ庫内温度設定値まで下がらずに維持されたとする。例えば、図28に示す例は、冷設機器310の庫内を冷却するために必要な冷媒が一部しか冷設機器310に流入されずに確認され得るグラフである。例えば、特定部130は、庫内温度が、庫内温度設定値以上閾値以下で所定の期間Δt維持されていると判定した場合、異常の種類を、電磁弁の故障であると判定する。この場合、例えば、決定部140は、特定要因が、庫内温度設定値以上閾値以下で所定の期間Δt維持されていると判定したことであることから、異常の種類を示す「電磁弁故障」と、特定要因をグラフで示す庫内温度の時間変化(時系列データ)とを含む表示画面を表示装置200に表示させる。
図29は、実施の形態に係る表示装置200に機器情報が表で示される場合の表示画面の第2例を示す図である。
例えば、図29に示す表のように、所定の時刻(本例では、全ての時刻のそれぞれ)において、吸込口温度>吹出口温度>庫内温度となっているとする。通常、冷設機器310では、異常が発生していない状態で稼働しているとき、吸込口温度>庫内温度>吹出口温度となる。このように、例えば、特定部130は、所定の時刻において、吸込口温度>吹出口温度>庫内温度であると判定した場合、異常の種類を、庫内温度に異常が発生している状態を示す「庫内温度異常」であると特定する。この場合、例えば、決定部140は、特定要因が、吸込口温度>吹出口温度>庫内温度のように、所定の時刻における互いに異なるセンサから取得された計測結果に基づくことから、異常の種類を示す「庫内温度異常」と、特定要因である、吸込口温度センサ333、庫内温度センサ332、及び、吹出口温度センサ331の計測結果を表で含む表示画面を表示装置200に表示させる。
図30は、実施の形態に係る表示装置200に機器情報が表で示される場合の表示画面の第3例を示す図である。
なお、図30に示す計測結果が取得される表示システム400は、例えば、図1に示すように、3つのショーケース321、322、323に対して1つの冷凍機324から冷気が供給されるシステムである。
例えば、図30に示す表のように、所定の時刻(本例では、全ての時刻のそれぞれ)において、第1ショーケース、第2ショーケース、及び、第3ショーケースの全てにおいて、冷凍機が動作中、つまり、冷凍機から各ショーケースに冷気が供給されているにもかかわらず、各ショーケースにおける庫内温度が設定値(庫内設定温度)になっていないとする。このように、例えば、特定部130は、複数のショーケースにおいて同様に庫内温度が庫内設定温度に到達していない場合、冷凍機において冷媒が不足している状態を示す「冷媒不足」であると特定する。この場合、例えば、決定部140は、特定要因が、複数のショーケースにおいて同様に庫内温度が庫内設定温度に到達していないように、所定の時刻における互いに異なるショーケースにおける、同じ種類のセンサ(本例では、庫内温度を測定するセンサ)から取得された計測結果に基づくことから、異常の種類を示す「冷媒不足」と、特定要因である、各ショーケースにおける庫内温度を計測するセンサの計測結果を表で含む表示画面を表示装置200に表示させる。
<まとめ>
以上説明した表示制御装置100は、図31に示す処理を実行する。
図31は、実施の形態に係る表示制御方法の処理手順を示すフローチャートである。
まず、取得部110は、冷却システム300から、冷却システム300に関する複数の機器情報を取得する(S601)。
次に、判定部120は、冷却システム300に異常が発生したか否かを判定する(S602)。例えば、判定部120は、警報データを取得したか否かに基づいて、冷却システム300に異常が発生したか否かを判定する。
判定部120が冷却システム300に異常が発生していないと判定した場合(S602でNo)、表示制御装置100は、処理をステップS601に戻す。
一方、判定部120が冷却システム300に異常が発生したと判定した場合(S602でYes)、特定部130は、冷却システム300から取得した複数の機器情報のうちの少なくとも1つの機器情報に基づいて、冷却システム300で発生した異常の種類を特定する(S603)。
次に、決定部140は、冷却システム300で発生した異常の種類、及び、当該異常の種類を特定部130が特定した要因のうちの少なくとも一方に基づいて、当該少なくとも1つの機器情報の表示態様を決定する(S604)。
次に、表示制御部150は、決定部140が決定した表示態様の当該少なくとも1つの機器情報と、当該異常の種類を示す種類情報とを表示装置200に表示させる(ステップS605)。
[効果等]
以上説明したように、本開示の一態様に係る表示制御方法は、複数のセンサ(例えば、冷設機器センサ部312が有する複数のセンサ及びセンサ端末330が有するセンサ)及び冷設機器(例えば、冷設機器310及び冷設機器320)を有する冷却システムに異常が発生したか否かを判定する判定ステップ(S602)と、判定ステップで冷却システム300に異常が発生したと判定した場合、冷却システム300から取得した、複数のセンサの計測結果を示す計測情報及び冷却システム300に関する設定情報のうち少なくとも一方を含む複数の機器情報のうちの少なくとも1つの機器情報に基づいて、異常の種類を特定する特定ステップ(S603)と、異常の種類、及び、異常の種類を特定した要因のうちの少なくとも一方に基づいて、当該少なくとも1つの機器情報の表示態様を決定する決定ステップ(S604)と、決定ステップで決定した表示態様の当該少なくとも1つの機器情報と、異常の種類を示す種類情報とを表示装置200に表示させる表示制御ステップ(S605)と、を含む。
従来、機器で異常が発生した際に、異常の種類を特定し、特定した機器の異常の種類と、異常が発生した要因(データ)とを表示するシステムがある。これにより、ユーザは、当該システムが特定した異常の種類を確認するだけでなく、表示されたデータを確認することで、機器で発生した異常の種類を自身でも判断できる。従来、この種の表示装置では、例えば、異常なデータが計測された時刻に基づいて、表示するデータが決定される。しかしながら、異常の種類によっては、少ないデータ量からユーザが判断できる場合があり、このような場合に、異常の種類が多くのデータから判断されるときと同量のデータ量を表示すると、ユーザは、異常の種類を判断するために時間を要することになる。そこで、本開示に係る表示制御方法では、冷却システム300で発生した異常の種類をユーザが判断するために必要と考えられる機器情報を、異常の種類、及び、異常の種類を特定した要因のうちの少なくとも一方に基づく表示態様で表示装置200に表示させることができる。これにより、異常の種類をユーザが判断するために必要と考えられる適切なデータ(計測情報)を、且つ、適切な表示態様で表示装置200に表示させることができため、従来よりもユーザが理解しやすいようにデータを表示させることができる。ユーザは、異常の種類を判断するための作業を迅速化できる。また、異常の種類、及び、異常の種類を特定した要因のうちの少なくとも一方に基づく表示態様でデータを表示装置200に表示させるため、不要と考えられるデータを表示するための処理をせずに済むため、処理量を削減でき、データを表示する処理を高速化できる。
また、例えば、決定ステップでは、異常の種類に基づいて表示態様を決定する。
例えば、異常の種類が設定値の異常であるような場合、ユーザは、設定値を見れば明らかに異常の種類を判断できる。一方、冷却システム300が備える複数のセンサのうちの温度センサによって高温が計測された場合、異常の種類が温度異常として特定されると、冷設機器が異常な温度となっているのか、温度センサが故障してるかの判断が難しい場合がある。このような場合には、当該温度センサの時系列データ等がグラフで表示された方が、ユーザが異常の種類を特定しやすい。そのため、これによれば、簡便な処理で適切な表示態様に決定できる。
また、例えば、決定ステップでは、異常を特定した要因に基づいて表示態様を決定する。
例えば、異常の種類がセンサの異常である場合、センサの計測温度が急速に変化したことによって異常の種類が特定されるようなときには、変化した時刻の前後のデータがあればユーザが異常の種類を判断できるが、複数のセンサの計測結果を比較することで異常の種類が特定されるようなときには、ユーザが異常の種類を判断するために複数のセンサの計測結果が必要になる。そのため、異常を特定した要因に基づいて表示態様を決定することで、さらに適切な表示態様に決定できる。
また、例えば、複数の機器情報は、複数の計測結果を含む。この場合、例えば、特定ステップでは、複数のセンサのそれぞれが計測した複数の計測結果のうちの少なくとも1つの計測結果に基づいて、異常の種類を特定する。
これによれば、複数のセンサの計測結果に基づいて適切な表示態様に決定できる。
また、例えば、決定ステップでは、異常を特定した要因が、当該少なくとも1つの計測結果が第1閾値以上であることである場合、当該少なくとも1つの計測結果を計測したセンサの種類と、当該第1閾値以上の少なくとも1つの計測結果のうちの最大値とをそれぞれ文字で示すように、表示態様を決定する。
また、例えば、決定ステップでは、異常を特定した要因が、当該少なくとも1つの計測結果が第2閾値以下であることである場合、当該少なくとも1つの計測結果を計測したセンサの種類と、当該第2閾値以下の当該少なくとも1つの計測結果のうちの最小値とをそれぞれ文字で示すように、表示態様を決定する。
異常を特定した要因が当該1つの計測結果であれば、情報量が少ないため、文字で表示されてもユーザは、簡便に異常の種類を判断できる。一方で、このような場合にグラフ又は表等を用いて不要なデータまで表示されると、ユーザは、異常の種類を判断しにくくなる。そのため、これらによれば、ユーザが理解しやすいようにデータを簡便に表示させることができる。
また、例えば、決定ステップでは、異常の種類を特定した要因が、第1所定期間内に、複数のセンサのうちの第1センサが計測した計測結果である数値が第3閾値に到達していないことである場合、当該第1所定期間内に当該第1センサが計測した複数の計測結果のそれぞれの数値と第3閾値とをグラフで示すように、表示態様を決定する。
また、例えば、決定ステップでは、異常の種類を特定した要因が、複数のセンサのうちの第2センサが計測した計測結果である数値の時間変化と、複数のセンサのうちの当該第2センサとは異なる第3センサが計測した計測結果である数値の時間変化との相関関係に基づく場合、当該第2センサが計測した計測結果である数値の時間変化と、当該第3センサが計測した計測結果である数値の時間変化とをグラフで示すように、表示態様を決定する。
これらのように、例えば、計測結果の時間変化に基づいて特定されるような異常の種類である場合、グラフによる表示がユーザにとって見やすいと考えられる。そこで、このような要因の場合には、閾値とともに計測結果をグラフで表示することで、ユーザにとって理解しやすいようにデータを簡便に表示させることができる。
また、例えば、決定ステップでは、異常の種類を特定した要因が、所定の時刻において、複数のセンサのうちの第4センサが計測した計測結果と、複数のセンサのうちの当該第4センサとは異なる第5センサが計測した計測結果との比較に基づく場合、当該第4センサが計測した計測結果である数値と、当該第5センサが計測した計測結果である数値とを表で示すように、表示態様を決定する。
また、例えば、冷却システム300は、それぞれが同一の冷凍機に接続された冷設機器である複数のショーケースを備え、当該複数のショーケースには、複数のセンサのうちの同じ種類の情報を計測する第6センサがそれぞれに配置される。この場合、例えば、決定ステップでは、異常の種類を特定した要因が、当該複数のショーケースのそれぞれに配置された当該第6センサのそれぞれから取得された複数の計測結果の比較結果に基づく場合、複数の第6センサのそれぞれから取得された計測結果の数値を表で表示するように、表示態様を決定する。
これらのように、例えば、所定の時刻における、複数のセンサのそれぞれの計測結果に基づいて特定されるような異常の種類である場合、それぞれの計測結果を並べて表示させやすい表による表示がユーザにとって見やすいと考えられる。そこで、このような要因の場合には、複数の計測結果を表で表示することで、ユーザにとって理解しやすいようにデータを簡便に表示させることができる。
また、本開示の一態様に係る表示制御装置100は、複数のセンサ及び冷設機器を有する冷却システム300に異常が発生したか否かを判定する判定部120と、判定部120が冷却システム300に異常が発生したと判定した場合、冷却システム300から取得した、複数のセンサの計測結果を示す計測情報及び冷設機器300に関する設定情報のうちの少なくとも一方を含む複数の機器情報のうちの少なくとも1つの機器情報に基づいて、異常の種類を特定する特定部130と、異常の種類、及び、異常の種類を特定した要因のうちの少なくとも一方に基づいて、当該少なくとも1つの機器情報の表示態様を決定する決定部140と、決定部140が決定した表示態様の当該少なくとも1つの機器情報と、異常の種類を示す種類情報とを表示装置200に表示させる表示制御部150と、を備える。
また、本開示の一態様に係る表示システム400は、表示制御装置100と、冷却システム300と、表示装置200と、を備える。
これらによれば、上記した本開示に係る表示制御方法と同様の効果が得られる。
また、例えば、上記実施の形態において、表示制御装置100等の構成要素の全部または一部は、専用のハードウェアで構成されてもよく、或いは、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサ等のプログラム実行部が、HDDまたは半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
(他の実施の形態)
以上、本開示の一つ又は複数の態様に係るに表示制御方法等について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、表示制御装置100は、ディスプレイ等の表示部(表示装置)を備えてもよい。つまり、本開示は、表示制御装置100と表示装置200とが一体に形成された表示装置として実現されてもよい。このように、上記した表示システム400が備える各構成要素は、任意の装置が備えてよい。
以上のように、上記実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。したがって、上記実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ及びステップの順序等は、一例であり、本開示を限定する趣旨ではない。
また、例えば、上記実施の形態において、本開示に係る表示制御装置100の構成要素の全部又は一部は、専用のハードウェアで構成されてもよく、或いは、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサ等のプログラム実行部が、HDD又は半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、本開示に係る表示制御装置の構成要素は、1つ又は複数の電子回路で構成されてもよい。1つ又は複数の電子回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
1つ又は複数の電子回路には、例えば、半導体装置、IC(Integrated Circuit)又はLSI(Large Scale Integration)等が含まれてもよい。IC又はLSIは、1つのチップに集積されてもよく、複数のチップに集積されてもよい。ここでは、IC又はLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又は、ULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるかもしれない。また、LSIの製造後にプログラムされるFPGA(Field Programmable Gate Array)も同じ目的で使うことができる。
また、本開示の全般的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路又はコンピュータプログラムで実現されてもよい。或いは、当該コンピュータプログラムが記憶された光学ディスク、HDD若しくは半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本開示は、ユーザに冷却システムの機器情報を提示する表示装置を制御する表示制御装置等に適用可能である。
100 表示制御装置
110 取得部
120 判定部
130 特定部
140 決定部
150 表示制御部
160、313 通信部
170、314 記憶部
200 表示装置
210 表示部
220 受付部
230 制御部
300 冷却システム
310、320 冷設機器
311 冷設機器制御部
312 冷設機器センサ部
315 冷設機器ID情報
316 計測情報取得部
317 異常検出部
318 データ送信制御部
321、322、323 ショーケース
324 冷凍機
330 センサ端末
331 吹出口温度センサ
332 庫内温度センサ
333 吸込口温度センサ
334 蒸発器入口温度センサ
335 蒸発器出口温度センサ
336 蒸発器
400、401 表示システム
500 端末
510 コントローラ
520 モデム
530 ルータ
540 ネットワーク
550 サーバ装置
t1、t2、t3 時刻
Δt 期間

Claims (12)

  1. 複数のセンサ及び冷設機器を有する冷却システムに異常が発生したか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記冷却システムに異常が発生したと判定した場合、前記冷却システムから取得した、前記複数のセンサの計測結果を示す計測情報及び前記冷却システムに関する設定情報のうちの少なくとも一方を含む複数の機器情報のうちの少なくとも1つの機器情報に基づいて、前記異常の種類を特定する特定ステップと、
    前記異常の種類、及び、前記異常の種類を特定した要因のうちの少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの機器情報の表示態様を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップで決定した前記表示態様の前記少なくとも1つの機器情報と、前記異常の種類を示す種類情報とを表示装置に表示させる表示制御ステップと、を含む
    表示制御方法。
  2. 前記決定ステップでは、前記異常の種類に基づいて前記表示態様を決定する
    請求項1に記載の表示制御方法。
  3. 前記決定ステップでは、前記要因に基づいて前記表示態様を決定する
    請求項1に記載の表示制御方法。
  4. 前記複数の機器情報は、複数の前記計測情報を含み、
    前記特定ステップでは、前記複数のセンサのそれぞれが計測した複数の計測結果のうちの少なくとも1つの計測結果に基づいて、前記異常の種類を特定する
    請求項1~3のいずれか1項に記載の表示制御方法。
  5. 前記決定ステップでは、前記要因が、前記少なくとも1つの計測結果が第1閾値以上であることである場合、前記少なくとも1つの計測結果を計測したセンサの種類と、前記第1閾値以上の前記少なくとも1つの計測結果のうちの最大値とをそれぞれ文字で示すように、前記表示態様を決定する
    請求項4に記載の表示制御方法。
  6. 前記決定ステップでは、前記要因が、前記少なくとも1つの計測結果が第2閾値以下であることである場合、前記少なくとも1つの計測結果を計測したセンサの種類と、前記第2閾値以下の前記少なくとも1つの計測結果のうちの最小値とをそれぞれ文字で示すように、前記表示態様を決定する
    請求項4又は5に記載の表示制御方法。
  7. 前記決定ステップでは、前記要因が、第1所定期間内に、前記複数のセンサのうちの第1センサが計測した計測結果である数値が第3閾値に到達していないことである場合、前記第1所定期間内に前記第1センサが計測した複数の計測結果のそれぞれの数値と前記第3閾値とをグラフで示すように、前記表示態様を決定する
    請求項4~6のいずれか1項に記載の表示制御方法。
  8. 前記決定ステップでは、前記要因が、前記複数のセンサのうちの第2センサが計測した計測結果である数値の時間変化と、前記複数のセンサのうちの前記第2センサとは異なる第3センサが計測した計測結果である数値の時間変化との相関関係に基づく場合、前記第2センサが計測した計測結果である数値の時間変化と、前記第3センサが計測した計測結果である数値の時間変化とをグラフで示すように、前記表示態様を決定する
    請求項4~7のいずれか1項に記載の表示制御方法。
  9. 前記決定ステップでは、前記要因が、所定の時刻において、前記複数のセンサのうちの第4センサが計測した計測結果と、前記複数のセンサのうちの前記第4センサとは異なる第5センサが計測した計測結果との比較に基づく場合、前記第4センサが計測した計測結果である数値と、前記第5センサが計測した計測結果である数値とを表で示すように、前記表示態様を決定する
    請求項4~8のいずれか1項に記載の表示制御方法。
  10. 前記冷却システムは、それぞれが同一の冷凍機に接続された前記冷設機器である複数のショーケースを備え、
    前記複数のショーケースには、前記複数のセンサのうちの同じ種類の情報を計測する第6センサがそれぞれに配置され、
    前記決定ステップでは、前記要因が、前記複数のショーケースのそれぞれに配置された前記第6センサのそれぞれから取得された複数の計測結果の比較結果に基づく場合、複数の前記第6センサのそれぞれから取得された計測結果の数値を表で表示するように、前記表示態様を決定する
    請求項4~9のいずれか1項に記載の表示制御方法。
  11. 複数のセンサ及び冷設機器を有する冷却システムに異常が発生したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が前記冷却システムに異常が発生したと判定した場合、前記冷却システムから取得した、前記複数のセンサの計測結果を示す計測情報及び前記冷却システムに関する設定情報のうちの少なくとも一方を含む複数の機器情報のうちの少なくとも1つの機器情報に基づいて、前記異常の種類を特定する特定部と、
    前記異常の種類、及び、前記異常の種類を特定した要因のうちの少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの機器情報の表示態様を決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記表示態様の前記少なくとも1つの機器情報と、前記異常の種類を示す種類情報とを表示装置に表示させる表示制御部と、を備える
    表示制御装置。
  12. 請求項11に記載の表示制御装置と、
    前記冷却システムと、
    前記表示装置と、を備える
    表示システム。
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