JP2022108849A - 光学式エンコーダ - Google Patents

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彰秀 木村
Akihide Kimura
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【課題】部品点数を減らしつつ、構成部材の互いの配置位置が変動し離間距離に偏差が生じたとしても、光源の設計における制約を考慮することなく信号の検出精度を維持することができる光学式エンコーダの提供。【解決手段】光学式エンコーダ1は、測長方向に沿って所定の周期で形成されるスケール格子20を有する板状のスケール2と、測長方向に沿ってスケール2と相対移動可能に設けられる検出ヘッド3と、を備える。検出ヘッド3は、光源4と、光源4とスケール2との間に配置され、スケール2で反射した光を再びスケール2に向かって反射する格子板5と、格子板5で反射した後にスケール2で反射した光を受光する受光手段6と、を備える。格子板5は、長手方向に沿って所定の周期で形成されスケール格子20と対向して設けられる複数の格子50を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、光学式エンコーダに関する。
従来、測長方向に沿って所定の周期で形成されるスケール格子を有する板状のスケールと、測長方向に沿ってスケールと相対移動可能に設けられる検出ヘッドと、を備える光学式エンコーダが知られている。検出ヘッドは、スケールに光を照射する光源と、スケールを介した光を受光する受光手段と、を備える。
このような光学式エンコーダでは、光源から照射された光は、スケールにおける格子状のパターンを介して複数の回折光となる。複数の回折光は、格子状のパターンと同じ周期の干渉縞を生成する。受光手段は、この干渉縞を受光し、検出ヘッドは、受光手段が受光した干渉縞から信号を検出する。光学式エンコーダは、検出ヘッドによる検出結果(信号)からスケールと検出ヘッドとの相対移動量を算出する。
光学式エンコーダでは、例えば3格子原理を応用したものがある。具体的には、光学式エンコーダは、スケールに光を照射する光源と、第1格子に相当するスケール格子を有するスケールと、第2格子を有する格子板と、複数の受光素子(第3格子)を有する受光手段と、を備える。スケールには、光源から光が照射される。格子板が有する第2格子は、所定の周期で形成される。格子板は、スケールと複数の受光素子の間に配置されスケールを介した光を複数の受光素子に向かって照射する。第3格子である複数の受光素子は、所定の周期で配置され、格子板を介した光によって生じた干渉縞をフィルタリングする。光学式エンコーダは、複数の受光素子にてフィルタリングされた干渉縞に基づいてスケールと検出ヘッドとの相対移動量を算出する。
ここで、前述のような3格子原理を用いた光学式エンコーダでは、以下のような問題が生じることがある。
図7は、従来の光学式エンコーダを示す図である。具体的には、図7(A)は、第1格子と第2格子と第3格子とが等間隔で配置されている光学式エンコーダ100Aを示す図である。また、図7(B)は、第1格子と第2格子と第3格子とがそれぞれ異なる間隔で配置されている光学式エンコーダ100Bを示す図である。
図7に示すように、光学式エンコーダ100A,100Bは、第1格子にあたるスケール格子を有する板状のスケール200A,200Bと、スケール200A,200Bに光を照射する光源300と、第2格子を有する格子板400と、第3格子にあたる複数の検出素子を有する受光手段500と、を備える。光源300は、スケール200A,200Bと格子板400との間に配置される。格子板400は、スケール200A,200Bと受光手段500との間に配置される。受光手段500は、スケール200A,200Bとは格子板400を挟んで反対側に配置される。
光学式エンコーダ100A,100Bにおいて、スケール200A,200Bは、光源300からの光を格子板400に反射する。格子板400は、スケール200A,200Bを反射した光を受光手段500に向かって通過させる。受光手段500は、格子板400を通過した光を受光する。なお、図7では、説明の都合上、光源300から照射され受光手段500に受光されるまでの光の光路を実線矢印で表す。また、測定方向をX方向とし、X方向とスケール200A,200Bや格子板400の板面上で直交する方向(スケール200A,200Bや格子板400の幅方向)をY方向とし、X方向とY方向と直交する方向をZ方向として説明する。
図7(A)に示すように、光学式エンコーダ100Aは、スケール200Aと格子板400と受光手段500とをZ方向にそれぞれ距離D1の間隔を有して配置している。すなわち、光学式エンコーダ100Aは、スケール200Aと格子板400と受光手段500とをZ方向に等間隔に配置している。一方、図7(B)に示すように、光学式エンコーダ100Bは、スケール200Bと格子板400とについてZ方向に距離D1および距離D2の間隔を有して配置している。また、光学式エンコーダ100Bは、格子板400と受光手段500とについてZ方向に距離D1の間隔を有して配置している。すなわち、光学式エンコーダ100Bは、スケール200Bと格子板400との間隔と、格子板400と受光手段500との間隔とについて、距離D2だけ異なる間隔を有して配置している。
図7(A)では、光源300から照射された光は、スケール200Aで複数の光に分割されて反射し、格子板400を通過して受光手段500にて合成される。これに対し、図7(B)では、光源300から照射された光は、スケール200Bで複数に分割されて反射し、格子板400を通過して受光手段500にてX方向に距離D3だけ離間(オフセット)して照射される。分割された複数の光がオフセットされて受光手段500に照射されると、その複数の光のオーバーラップ量は、オフセットされないときと比較して減少する。すなわち、光学式エンコーダ100Bでは、分割された複数の光のオーバーラップ量は光学式エンコーダ100Aよりも減少する。光のオーバーラップ量が減少すると、干渉縞が生成されない場合や信号を取得できない場合がある。
したがって、スケール格子を第1格子とする従来の光学式エンコーダは、スケールや格子板、受光手段等との配置位置が変動しZ方向における互いの離間距離に偏差が生じると、干渉縞などの信号の検出精度を維持することできないことがあるという問題がある。
これに対し、特許文献1に記載の光電子スケール読取り装置は、光源の設計について工夫することで、問題解決を図っている。具体的には、光源の大きさは、所定の大きさに制限されている。そして、光源は、分光器グレーティング(格子を有する格子板)に対して小角度の範囲を定めるように配置される。光源の大きさは、良好で容易に検出される干渉縞を生ずる領域や、分光器グレーティングの格子のピッチ、光源とスケールとの離間距離、スケールと分光器グレーティングとの離間距離などに基づいて設計される。
光電子スケール読取り装置は、光電子スケール読取り装置における各構成部材等が有するパラメータに基づいて光源を設計することで、信号の検出精度の維持を図っている。
また、特許文献2に記載の位置測定システムは、反射型基準尺(スケール)に2回光を照射させることで信号の検出精度の維持を図っている。具体的には、光ファイバー(光源)は、反射型基準尺に光を照射する。反射型基準尺に照射された光は、反射型基準尺で反射する際、複数の光に分割される。分割された光は、走査格子(第2格子)に照射される。走査格子を通過した光は、偏向プリズムにより再び走査格子方向へ反射される。偏向プリズムにて反射した光は、走査格子に照射される前に、走査格子と偏向プリズムとの間に配置される1/4波長板に照射される。1/4波長板と走査格子を介した光は、再び反射型基準尺に照射され、光検出器(受光手段)に向かって反射される。このような構成によれば、信号回折光の光路は略対称光路となるため、構成部材の互いの配置位置が変動し離間距離に偏差が生じたとしても干渉縞が生じるため、信号の検出精度を維持することができる。
特許第4750998号公報 特開2006-133222号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光電子スケール読取り装置は、各構成部材等が有するパラメータに基づいて光源を設計する必要があり、光源に制約が生じるという問題がある。また、特許文献2に記載の位置測定システムは、所望の信号として例えば4相信号を検出する際、2つの光の偏光状態を直交させるための波長板が必要となる。また、この波長板を介した光から干渉信号を取り出すためには、信号の数だけ偏光フィルターが必要となる。したがって、部品点数が多くなるという問題がある。
本発明の目的は、部品点数を減らしつつ、構成部材の互いの配置位置が変動し離間距離に偏差が生じたとしても、光源の設計における制約を考慮することなく信号の検出精度を維持することができる光学式エンコーダを提供することである。
本発明の光学式エンコーダは、測長方向に沿って所定の周期で形成されるスケール格子を有する板状のスケールと、測長方向に沿ってスケールと相対移動可能に設けられる検出ヘッドと、を備える。検出ヘッドは、スケールに向かって光を照射する光源と、光源とスケールとの間に配置されるとともにスケールの板面と平行に配置され、スケールで反射した光を再びスケールに向かって反射する格子板と、格子板で反射した後にスケールで反射した光を受光する受光手段と、を備える。格子板は、長手方向に沿って所定の周期で形成されスケール格子と対向して設けられる複数の格子を備える。複数の格子は、スケール格子の所定の周期がgであるとき、g/2の周期で長手方向に沿って形成される。格子板は、スケールの板面と直交する直交方向を軸として回転させて測長方向に対して角度を有して設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、光学式エンコーダは、複数の格子により、波長板や偏光フィルターを備えることなく所望の信号を検出することができる。また、スケールを反射した光を格子板にて再びスケールに反射するため、スケール格子を第1格子および第3格子とし、複数の格子を第2格子として扱うことができる。したがって、光学式エンコーダは、部品点数を減らしつつ、構成部材の互いの配置位置が変動し離間距離に偏差が生じたとしても、光源の設計における制約を考慮することなく信号の検出精度を維持することができる。
本発明の光学式エンコーダは、測長方向に沿って所定の周期で形成されるスケール格子を有する板状のスケールと、測長方向に沿ってスケールと相対移動可能に設けられる検出ヘッドと、を備える。検出ヘッドは、スケールに向かって光を照射する光源と、光源とスケールとの間に配置されるとともにスケールの板面と平行に配置され、スケールで反射した光を再びスケールに向かって反射する格子板と、格子板で反射した後にスケールで反射した光を受光する受光手段と、を備える。格子板は、長手方向に沿って所定の周期で形成されスケール格子と対向して設けられる複数の格子を備える。複数の格子は、スケール格子の所定の周期がgであるとき、g/2の周期で長手方向に沿って形成される。複数の格子を1個の格子列とし、受光手段に生成される干渉縞の位相をn相とし、定数nを1以上の整数とし、格子板の板面において長手方向と直交する直交方向に沿って並設されるn個の格子列を1個の格子群とする。このとき、n個の格子列は、直交方向に沿って並設される際、隣接する格子列に対して互いに長手方向に沿ってg/(4n)ずつずらして配置される。格子群は、直交方向に沿って複数並設されていることを特徴とする。
本発明によれば、光学式エンコーダは、スケールで反射した光を再びスケールに向かって反射する格子板と、スケール格子の所定の周期gに基づいて設計される複数の格子からなる格子列と、格子列を長手方向に沿ってg/(4n)ずつずらして配置される複数の格子群と、を備えることで、構成部材の互いの配置位置が変動することにより生じる光の進行方向の変化を抑制することができる。
また、このような構成によれば、光学式エンコーダは、所望の干渉縞の位相に応じて格子板を容易に設計することができる。
本発明の光学式エンコーダは、測長方向に沿って所定の周期で形成されるスケール格子を有する板状のスケールと、測長方向に沿ってスケールと相対移動可能に設けられる検出ヘッドと、を備える。検出ヘッドは、スケールに向かって光を照射する光源と、光源とスケールとの間に配置されるとともにスケールの板面と平行に配置され、スケールで反射した光を再びスケールに向かって反射する格子板と、格子板で反射した後にスケールで反射した光を受光する受光手段と、を備える。格子板は、長手方向に沿って所定の周期で形成されスケール格子と対向して設けられる複数の格子を備え、複数の格子は、スケール格子の所定の周期がgであるとき、g/2+Δgの周期にて形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、光学式エンコーダは、スケールで反射した光を再びスケールに向かって反射する格子板と、スケール格子の所定の周期に基づいて設計される複数の格子と、を備えることで、構成部材の互いの配置位置が変動することにより生じる光の進行方向の変化を抑制することができる。光学式エンコーダは、光源を設計しなくとも、格子板と複数の格子の設計を工夫することで信号精度の維持を図ることができる。
この際、検出ヘッドは、スケールと受光手段との間に配置されるレンズを備える。レンズは、スケールを反射した光を受光手段に向かって照射することが好ましい。
ここで、スケールおよび格子板を介した光は、複数の光に分割され回折される。受光手段には、なるべく多くの光が照射されることが望ましいが、分割されて回折されることで、信号を取得するための光が広範囲に照射されることとなる。受光手段を大きくすることで、広範囲に照射される光を取得することも考えられるが、その場合、光学式エンコーダが大型化するおそれがある。したがって、スケールおよび格子板で光が分割され回折されることで、信号を取得するための光がロスしてしまうことがある。これにより、信号の検出精度が劣化するおそれがある。
しかしながら、このような構成によれば、光学式エンコーダは、スケールと受光手段との間に配置されるレンズを備えることで、信号を取得するための光を集光し、光が分割されることによるロスを抑制することができる。
この際、光源は、LEDであることが好ましい。
ここで、前述の通り、スケール格子を第1格子とする従来の光学式エンコーダは、構成部材の互いの配置位置が変動し離間距離に偏差が生じると、干渉縞等の信号の検出を維持することできないことがある。一方、この問題は、He-Neレーザ等の可干渉領域の広い光源を用いることで解決することができる。具体的には、例えば光源がHe-Neレーザである場合、そのコヒーレント長(可干渉領域)は数mである。このため、例えば第1格子板にて分割された2本の光の受光手段までの光路長の差が大きく異なったとしても、干渉縞を生じさせることができる。すなわち、光源として例えばコヒーレント長が数cmと非常に短い光源を用いた場合、分割された2本の光の分割点から受光手段に照射されるまでの光路長の差が数cm以上であると、干渉縞は生じない。しかし、He-Neレーザ等の可干渉領域の広い光源は高価であるため、コストがかかるという問題がある。また、そのような光源を用いた場合、光学式エンコーダが大型化することもある。
これに対し、本発明の光学式エンコーダにおいて、分割された2本の光の光路は、複数の格子板やスケールの板面に直交する直交方向を軸に略線対称となる。このため、2本の光の光路長は、略同じ長さとなる。したがって、光学式エンコーダは、光源のコヒーレント長である数cm以内に分割された各光の光路長の差を収め、光源のコヒーレント性の制限内で確実に干渉縞を生じさせることができる。よって、光学式エンコーダは、光源のコヒーレント性による制限を回避しつつ、高価なHe-Neレーザの代わりに例えばHe-Neレーザと比較して低廉でコヒーレント性の制限が大きいLEDなどを光源として用いることができるため、コスト削減を図ることができる。
第1実施形態に係る光学式エンコーダを示す斜視図 前記光学式エンコーダにおけるスケールと格子板の関係を示す平面図 前記光学式エンコーダにおける光の光路を示す原理図 第2実施形態に係る光学式エンコーダを示す斜視図 前記光学式エンコーダにおける格子板を示す平面図 第3実施形態に係る光学式エンコーダを示す斜視図 従来の光学式エンコーダを示す図
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図1から図3に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態に係る光学式エンコーダ1を示す斜視図である。
光学式エンコーダ1は、図1に示すように、板状のスケール2と、測長方向であるX方向に沿ってスケール2と相対移動可能に設けられる検出ヘッド3と、を備えるリニアエンコーダである。検出ヘッド3は、スケール2に向かって光を照射する光源4と、光源4とスケール2との間に配置される格子板5と、スケール2を介した光を受光する受光手段6と、を備える。また、光学式エンコーダ1は、スケール2と受光手段6との間に配置されるレンズ7を備える。これらを備えた検出ヘッド3は、スケール2に対して測長方向であるX方向に一体で進退可能に設けられている。リニアエンコーダは、検出ヘッド3をスケール2に沿って移動させることで、スケール2と検出ヘッド3との相対移動量から位置情報を取得する。
なお、以下の説明および各図面において、スケール2の測長方向であり長手方向をX方向とし、スケール2の短手方向をY方向とし、X方向およびY方向と直交する高さ方向をZ方向と記す。
スケール2は、ガラス等で板状に形成されている。スケール2の一面には、測長方向であるX方向に沿って所定の周期gで形成されるスケール格子20が設けられている。スケール格子20は、光を反射する金属箔などの反射部材にて形成されている。なお、スケール格子20は、金属箔でなくてもよく、光を反射することができればどのような素材を採用してもよい。
光源4は、スケール2の一面に向かって平行光を照射する。光源4は、LED(Light Emitting Diode)が用いられている。なお、以下の説明および各図面において、光源4から照射された光の光路は、矢印にて記載する。光源4にLEDが用いられている理由は後述する。
受光手段6は、格子板5で反射した後にスケール2で反射した光を受光する。受光手段6は、スケール2の板面であるXY平面と平行に配置されている。受光手段6は、スケール2および格子板5を介した光を受光し、その光によって生成された干渉縞から信号を検出する。本実施形態では、干渉縞は、スケール2の短手方向であるY方向に沿って受光手段6上に生成される。そして、受光手段6には、PDA(Photo Diode Array)が用いられる。PDAは、複数の干渉縞を1度に測定することができる性質を持つ検出器である。なお、受光部7はPDAに限らず、PSD(Position Sensitive Detector)やCCD(Charge-Coupled Device)等の任意の検出器を用いてもよい。
レンズ7は、スケール2を反射した光を受光手段6に向かって照射する。レンズ7は、プラスチック樹脂などで形成される凹面を有するレンズである。なお、レンズ7は、スケール2を反射した光を集光し、受光手段6に向かって照射することができれば、どのようなレンズを採用してもよい。
格子板5は、スケール2の板面であるXY平面と平行に配置されている板状の光学部材である。格子板5は、スケール2で反射した光を再びスケール2に向かって反射する。格子板5は、長手方向に沿って設けられる複数の格子50を備える。複数の格子50は、光を反射する金属箔などの反射部材にて形成されている。なお、複数の格子50は、金属箔でなくてもよく、光を反射することができればどのような素材を採用してもよい。
また、複数の格子50は、所定の周期Pで形成されている。具体的には、複数の格子50の所定の周期Pは、スケール格子20の所定の周期がgであるとき、g/2となるように設計される。複数の格子50は、所定の周期P(g/2)で格子板5の長手方向に沿って形成される。また、複数の格子50は、スケール格子20と対向して設けられている。
スケール2と格子板5とは、離間距離uを有して配置されている。
以下、光源4から照射された光が受光手段6に到達するまでの光の光路について説明する。先ず、光源4は、スケール2に光を照射する。次に、スケール2は、スケール格子20で光を複数の光に分割し、分割した光を格子板5に反射する。格子板5は、複数の格子50で光を再びスケール2に反射する。スケール2は、格子板5で反射された複数の光を合成し、合成した光をレンズ7に反射する。レンズ7は、スケール2からの光を集光し、受光手段6に向かって照射する。受光手段6は、レンズ7を介した光から信号を検出する。
光学式エンコーダ1は、スケール2で反射した光を格子板5にて再びスケール2に反射することで、スケール格子20を第1格子および第3格子として機能させ、複数の格子50を第2格子として機能させることができる。
図2は、光学式エンコーダ1におけるスケール2と格子板5の関係を示す平面図である。具体的には、図2は、+Z方向からスケール2と格子板5をみたときの図である。
複数の格子50は、スケール格子20に対して斜めに設けられている。具体的には、複数の格子50は、図2に示すように、格子板5を回転させることでスケール格子20に対して斜めに設けられている。
格子板5は、スケール2の板面であるXY平面と直交する直交方向であるZ方向を軸として回転させて測長方向であるX方向に対して角度αを有して設けられている。格子板5を回転させて設けることで、複数の格子50は、格子板5にともなって回転する。これにより、複数の格子50は、スケール格子20に対して角度αを有して斜めに設けられる。
このように設けられる格子板5とスケール格子20を介した光は、4相信号となる干渉縞を受光手段6上に生成する。
図3は、光学式エンコーダ1における光の光路を示す原理図である。
なお、図3では、光の光路の説明の都合上、スケール2に照射された光は図1とは異なり、スケール2を透過させた状態で記載している。
ここで、スケール2および格子板5を介した光は、複数の回折光に分割され回折される。複数の回折光は、入射光の光軸と同じ方向に進行する回折光と、入射光の光軸の両側を所定の回折角度で進行する回折光と、入射光の光軸の両側を所定の回折角度よりも大きな回折角度で進行する回折光と、を有する。
複数の回折光は、入射光の光軸と同じ方向に進行する回折光を0次回折光とすると、0次回折光を基準として回折角度が大きくなる方向に向かって±1次回折光、±2次回折光と順序づけることができる。
受光手段6は、主に±1次回折光により生成される干渉縞から信号を検出する。したがって、±1次回折光は信号回折光となり、±1次回折光よりも次数が高い回折光はノイズ回折光となる。以下の説明および各図面では、干渉縞を生成する信号回折光を実線矢印で記載し、図3では、±1次回折光の±の向きをかっこ書き内に記載している。
図3に示すように、スケール2は、光源4からの光を±1次回折光に分割する。信号回折光となる±1次回折光は、格子板5に照射される。格子板5に照射された±1次回折光は、複数の格子50にて反射され再びスケール2に照射される。格子板5で反射された信号回折光となる±1次回折光は、スケール2で反射したときとは±が反転してスケール2に照射される。そして、±1次回折光は、スケール2により反射され、レンズ7を介して受光手段6に照射される。このとき、±1次回折光は、格子板5にて反射したときとは±が反転して受光手段6に照射される。このように、スケール2で分割された±1次回折光の光路は、光源4からの入射光の光軸を軸として線対称となる。これにより、構成部材の互いの配置位置が変動し離間距離uに偏差が生じたとしても、信号回折光が同一の箇所で重なって干渉する。
また、光学式エンコーダ1は、レンズ7を用いて多相信号を生成しているため、受光手段6は、信号周期がスケール周期の1/4の高分解能な信号を取得することができる。スケール2と格子板5で反射し、再びスケール2で反射する光が重なる合成点Qには、スケール2で2回回折し反射した光の干渉像が形成される。レンズ7は、その干渉像を受光手段6上で結像させる。スケール2で2回回折し反射した光が干渉する場合、干渉縞の周期は、スケール周期の1/4となるため、受光手段6は、高分解能な信号を取得することができる。
また、前述のように、光源4から受光手段6までの分割された2本の光の光路は、線対称となるため、2本の光の光路長は、略同じ長さとなる。これにより、光学式エンコーダ1は、光源4にコヒーレント長が数cmと短いLEDを採用することができる。そして、光学式エンコーダ1は、光源4のコヒーレント長である数cm以内に分割された各光の光路長の差を収め、光源4のコヒーレント性の制限内で確実に干渉縞を生じさせることができる。
このような第1実施形態によれば、以下の作用・効果を奏することができる。
(1)光学式エンコーダ1は、複数の格子50により、波長板や偏光フィルターを備えることなく4相信号を容易に検出することができる。
(2)光学式エンコーダ1は、スケール2を反射した光を格子板5にて再びスケール2に反射するため、スケール格子20を第1格子および第3格子とし、複数の格子50を第2格子として扱うことができる。したがって、光学式エンコーダ1は、部品点数を減らしつつ、構成部材の互いの配置位置が変動し離間距離に偏差が生じたとしても、光源4の設計における制約を考慮することなく信号の検出精度を維持することができる。
(3)光学式エンコーダ1は、スケール2と受光手段6との間に配置されるレンズ7を備えることで、信号を取得するための光を集光し、光が分割されることによるロスを抑制することができる。
(4)光学式エンコーダ1は、光源4のコヒーレント性による制限を回避しつつ、高価なHe-Neレーザの代わりに例えばHe-Neレーザと比較して低廉でコヒーレント性の制限が大きいLEDを用いることができるため、コスト削減を図ることができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態を図4および図5に基づいて説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図4は、第2実施形態に係る光学式エンコーダ1Aを示す斜視図である。また、図5は、光学式エンコーダ1Aにおける格子板5A,5Aaを示す平面図である。具体的には、図5(A)は、4相信号を取得する際の格子板5Aを示す平面図である。また、図5(B)は、3相信号を取得する際の格子板5Aaを示す平面図である。
第2実施形態の光学式エンコーダ1Aは、検出ヘッド3Aの格子板5Aを除き、第1実施形態の光学式エンコーダ1と略同様の構成を有する。
前記第1実施形態では、複数の格子50は、スケール格子20の所定の周期gに基づき設計されていた。また、複数の格子50は、格子板5を回転させることでスケール格子20に対して斜めに設けられていた。
図4に示すように、第2実施形態では、格子板5Aは、回転させて設けられておらず、長手方向と測長方向とが平行となるように配置されている点で前記第1実施形態と異なる。
また、図5に示すように、複数の格子50A,50Aaは、第1実施形態の複数の格子50とは異なる方法で設計されている。
具体的には、複数の格子50A,50Aaは、長手方向であるX方向に沿って所定の周期gで形成されスケール格子20と対向して設けられている。複数の格子50A,50Aaは、スケール格子20の所定の周期がgであるとき、g/2の周期で長手方向であるX方向に沿って形成される。複数の格子50A,50Aaを1個の格子列10A~10D,10Aa~10Caとする。格子列10A~10D,10Aa~10Caの直交方向であるY方向の幅は、20~30μmに形成されている。
また、受光手段6(図4参照)に生成される干渉縞の位相をn相とする。また、定数nを1以上の整数とし、格子板50A,50Aaの板面において長手方向であるX方向と直交する直交方向であるY方向に沿って並設されるn個の格子列10A~10D,10Aa~10Caを1個の格子群10,10aとする。
このとき、n個の格子列10A~10D,10Aa~10Caは、直交方向であるY方向に沿って並設される際、隣接する格子列10A~10D,10Aa~10Caに対して互いに長手方向であるX方向に沿ってg/(4n)ずつずらして配置される。格子群10,10aは、直交方向であるY方向に沿って複数並設されている。
例えば、4相信号を取得したい場合における格子板5Aは、以下のように設計される。
先ず、干渉縞の位相nを4相とする。次に、4相信号を取得するため、定数nは「4」となる。図5(A)に示すように、格子群10は、直交方向であるY方向に沿って格子列10Aと格子列10Bと格子列10Cと格子列10Dとを有する。4相信号が例えばA相、B相、AB相、およびBB相を有するとき、格子列10A~10Dは、それぞれ対応する位相が異なる。具体的には、格子列10Aは、A相に対応している。また、格子列10Bは、B相に対応している。また、格子列10Cは、AB相に対応している。また、格子列10Dは、BB相に対応している。
そして、4個の格子列10A~10Dは、直交方向であるY方向に沿って並設される際、隣接する格子列10A~10Dに対して互いに長手方向であるX方向に沿ってg/16ずつずらして配置される。このとき、4個の格子列10A~10Dは、互いに位相差が90度となる。格子群10は、直交方向であるY方向に沿って、4個の格子列10A~10Dが繰り返し出現するように複数並設されている。
また、例えば、3相信号を取得したい場合における格子板5Aaは、以下のように設計される。
先ず、干渉縞の位相nを3相とする。次に、3相信号を取得するため、定数nは「3」となる。図5(B)に示すように、格子群10aは、直交方向であるY方向に沿って格子列10Aaと格子列10Baと格子列10Caとを有する。3相信号が例えばR相、S相、およびT相を有するとき、格子列10Aa~10Caは、それぞれ対応する位相が異なる。
具体的には、格子列10Aaは、R相に対応している。また、格子列10Baは、S相に対応している。また、格子列10Caは、T相に対応している。
そして、3個の格子列10Aa~10Caは、直交方向であるY方向に沿って並設される際、隣接する格子列10A~10Dに対して互いに長手方向であるX方向に沿ってg/12ずつずらして配置される。このとき、3個の格子列10Aa~10Caは、互いに位相差が120度となる。格子群10aは、直交方向であるY方向に沿って、3個の格子列10Aa~10Caが繰り返し出現するように複数並設されている。
光学式エンコーダ1Aにおいて、4相信号を取得できるように設計するよりも3相信号を取得できるように設計する際、次のような利点がある。3相信号は4相信号よりも信号数が少ないため、受光手段6における受光素子アレイの中の配線を少なくすることができる。すなわち、配線の種類を4種類から3種類に減らすことができる。これにより、4相信号を取得できるように設計するよりも、受光手段6を設計しやすくすることができる。
第2実施形態においても、前記第1実施形態における(2)~(4)と同様の作用、効果を奏することができる他、以下の作用、効果を奏することができる。
(5)光学式エンコーダ1Aは、スケール2で反射した光を再びスケール2に向かって反射する格子板5A,5Aaと、スケール格子20の所定の周期gに基づいて設計される複数の格子50A,50Aaからなる格子列10A~10D,10Aa~10Caと、格子列10A~10D,10Aa~10Caを長手方向に沿ってg/(4n)ずつずらして配置される複数の格子群10,10aと、を備えることで、構成部材の互いの配置位置が変動することにより生じる光の進行方向の変化を抑制することができる。
(6)光学式エンコーダ1Aは、第1実施形態における光学式エンコーダ1と比較して、所望の干渉縞の位相に応じて格子板5A,5Aaを容易に設計することができる。
(7)光学式エンコーダ1Aは、格子板5A,5Aaにより、波長板や偏光フィルターを備えることなく3相信号や4相信号を容易に検出することができる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態を図6に基づいて説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6は、第3実施形態に係る光学式エンコーダ1Bを示す斜視図である。
第3実施形態の光学式エンコーダ1Bは、検出ヘッド3Bの格子板5Bと受光手段6Bを除き、第2実施形態の光学式エンコーダ1Aと略同様の構成を有する。
前記第2実施形態では、複数の格子50A,50Aaは、複数の格子列10,10aを有し、複数の格子列10,10aは、取得したい信号に応じて測長方向に沿ってずらして配置されていた。また、受光手段6は、スケール2の短手方向であるY方向に沿って生成される干渉縞を受光していた。
第3実施形態では、図6に示すように、複数の格子50Bは、スケール格子20の所定の周期がgであるとき、「g/2+Δg」の周期にて形成されている点で前記第2実施形態と異なる。また、複数の格子50Bを介した光は、スケール2で反射され受光手段6Bに照射されると、測長方向であるX方向に沿った干渉縞を生成する。受光手段6Bは、測長方向であるX方向に沿った干渉縞を受光する点で前記第2実施形態と異なる。
このような第3実施形態によれば、前記第1実施形態における(1)~(4)と同様の作用、効果を奏することができる他、以下の作用、効果を奏することができる。
(8)光学式エンコーダ1Bは、スケール2で反射した光を再びスケール2に向かって反射する格子板5Bと、スケール格子20の所定の周期に基づいて設計される複数の格子50Bと、を備えることで、構成部材の互いの配置位置が変動することにより生じる光の進行方向の変化を抑制することができる。光学式エンコーダ1Bは、光源4を設計しなくとも、格子板5Bと複数の格子50Bの設計を工夫することで信号精度の維持を図ることができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、リニアエンコーダである光学式エンコーダ1,1A~1Bに本発明を用いる場合を説明したが、光学式エンコーダであれば、検出器の形式や検出方式等は特に限定されるものではない。
前記各実施形態では、受光手段6,6Bは、主に±1次回折光により生成される干渉縞から信号を検出していたが、受光手段は、光を受光し信号を検出することができれば、どのような光を信号として受光してもよい。
前記各実施形態では、光学式エンコーダ1,1A~1Bは、レンズ7を備えていたが、光学式エンコーダは、レンズを備えていなくてもよい。また、前記各実施形態では、光源4はLEDであったが、光源は、LEDではなく受光手段において干渉縞を生じさせることができれば、どのような光源を採用してもよい。
以上のように、本発明は、光学式エンコーダに好適に利用できる。
1,1A~1B 光学式エンコーダ
2 スケール
3,3A~3B 検出ヘッド
4 光源
5,5A~5B 格子板
50,50A,50Aa,50B 複数の格子
6,6B 受光手段
10,10a 格子群
10A~10D,10Aa~10Ca 格子列

Claims (5)

  1. 測長方向に沿って所定の周期で形成されるスケール格子を有する板状のスケールと、測長方向に沿って前記スケールと相対移動可能に設けられる検出ヘッドと、を備える光学式エンコーダであって、
    前記検出ヘッドは、
    前記スケールに向かって光を照射する光源と、
    前記光源と前記スケールとの間に配置されるとともに前記スケールの板面と平行に配置され、前記スケールで反射した光を再び前記スケールに向かって反射する格子板と、
    前記格子板で反射した後に前記スケールで反射した光を受光する受光手段と、を備え、
    前記格子板は、
    前記長手方向に沿って所定の周期で形成され前記スケール格子と対向して設けられる複数の格子を備え、
    前記複数の格子は、前記スケール格子の所定の周期がgであるとき、g/2の周期で前記長手方向に沿って形成され、
    前記格子板は、前記スケールの板面と直交する直交方向を軸として回転させて測長方向に対して角度を有して設けられていることを特徴とする光学式エンコーダ。
  2. 測長方向に沿って所定の周期で形成されるスケール格子を有する板状のスケールと、測長方向に沿って前記スケールと相対移動可能に設けられる検出ヘッドと、を備える光学式エンコーダであって、
    前記検出ヘッドは、
    前記スケールに向かって光を照射する光源と、
    前記光源と前記スケールとの間に配置されるとともに前記スケールの板面と平行に配置され、前記スケールで反射した光を再び前記スケールに向かって反射する格子板と、
    前記格子板で反射した後に前記スケールで反射した光を受光する受光手段と、を備え、
    前記格子板は、
    前記長手方向に沿って所定の周期で形成され前記スケール格子と対向して設けられる複数の格子を備え、
    前記複数の格子は、前記スケール格子の所定の周期がgであるとき、g/2の周期で前記長手方向に沿って形成され、
    前記複数の格子を1個の格子列とし、前記受光手段に生成される干渉縞の位相をn相とし、定数nを1以上の整数とし、前記格子板の板面において長手方向と直交する直交方向に沿って並設されるn個の前記格子列を1個の格子群とするとき、
    n個の前記格子列は、前記直交方向に沿って並設される際、隣接する前記格子列に対して互いに長手方向に沿ってg/(4n)ずつずらして配置され、
    前記格子群は、前記直交方向に沿って複数並設されていることを特徴とする光学式エンコーダ。
  3. 測長方向に沿って所定の周期で形成されるスケール格子を有する板状のスケールと、測長方向に沿って前記スケールと相対移動可能に設けられる検出ヘッドと、を備える光学式エンコーダであって、
    前記検出ヘッドは、
    前記スケールに向かって光を照射する光源と、
    前記光源と前記スケールとの間に配置されるとともに前記スケールの板面と平行に配置され、前記スケールで反射した光を再び前記スケールに向かって反射する格子板と、
    前記格子板で反射した後に前記スケールで反射した光を受光する受光手段と、を備え、
    前記格子板は、
    前記長手方向に沿って所定の周期で形成され前記スケール格子と対向して設けられる複数の格子を備え、
    前記複数の格子は、前記スケール格子の所定の周期がgであるとき、
    g/2+Δgの周期にて形成されていることを特徴とする光学式エンコーダ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された光学式エンコーダにおいて、
    前記検出ヘッドは、前記スケールと前記受光手段との間に配置されるレンズを備え、
    前記レンズは、前記スケールを反射した光を前記受光手段に向かって照射することを特徴とする光学式エンコーダ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された光学式エンコーダにおいて、
    前記光源は、LEDであることを特徴とする光学式エンコーダ。
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