JP2022108593A - 表示システム、表示方法、及び表示プログラム - Google Patents

表示システム、表示方法、及び表示プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2022108593A
JP2022108593A JP2021003678A JP2021003678A JP2022108593A JP 2022108593 A JP2022108593 A JP 2022108593A JP 2021003678 A JP2021003678 A JP 2021003678A JP 2021003678 A JP2021003678 A JP 2021003678A JP 2022108593 A JP2022108593 A JP 2022108593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
video signal
processing unit
luminance
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021003678A
Other languages
English (en)
Inventor
秀典 石井
Shusuke Ishii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2021003678A priority Critical patent/JP2022108593A/ja
Publication of JP2022108593A publication Critical patent/JP2022108593A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

【課題】表示品位を低下させることなく表示部の温度上昇を抑制することが可能な表示システム、表示方法、及び表示プログラムを提供すること。【解決手段】表示システムは、映像信号を取得する映像信号取得部と、前記映像信号に基づいて、表示部の表示領域全体に対する所定輝度以上の高輝度領域の面積比率を決定する解析処理部と、前記面積比率が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する判定処理部と、前記面積比率が前記閾値以上である場合に、前記映像信号の前記高輝度領域の輝度を維持しつつ前記映像信号に応じた入力画像を所定の縮小率で縮小させるスケーリング処理部と、前記スケーリング処理部により縮小された縮小画像を前記表示部に表示させる表示処理部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像を表示する表示システム、表示方法、及び表示プログラムに関する。
従来、バックライトから照射される照射光の照度を変化させて、表示パネルの表示多様性を向上させるとともに、バックライトにおける消費電力の低減を図ることができる表示装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。また、バックライトを複数の領域に分割して、領域ごとに輝度を制御することにより消費電力の低減を図ることができる表示装置も提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2004-212503号公報 特開2011-33978号公報
ところで、映像制作現場では、カラーマネージメントディスプレイと称するディスプレイが利用されている。通常のディスプレイは輝度が300cd/m2程度であるが、カラーマネージメントディスプレイは、輝度が1000cd/m2を謳う製品も存在し、製品仕様として輝度を任意設定して表示することも可能である。映像制作現場では、制作者がコンテンツ編集時に、コンテンツを任意の画質設定(輝度、色温度など)で確認できることが重要視されているが、価格を抑えながら高輝度を実現する製品では、コンテンツによっては指定した輝度で表示されない場合がある。
バックライトにLEDを用いたディスプレイを高輝度化するには、電力及び熱の問題を回避するために、LEDやLEDドライバ、光学シート、放熱機構などに高性能な部品を使用する必要がある。製品価格を抑えながら高輝度を実現した製品では、ピーク輝度のみを保証する製品仕様が採用されている。例えばピーク輝度が1000cd/m2の製品では、白色面積の少ない映像表示では1000cd/m2で表示するが、全白画面では輝度を800cd/m2に制限する仕様にして、電力及び熱の問題を回避している。しかし、この仕様では、ユーザーが1000cd/m2でコンテンツの確認をしたいときに、800cd/m2に制限されることにより表示品位が低下し、本来の輝度で映像を確認することができない問題が生じる。
本発明の目的は、表示品位を低下させることなく表示部の温度上昇を抑制することが可能な表示システム、表示方法、及び表示プログラムを提供することにある。
本発明の一の態様に係る表示システムは、映像信号を取得する映像信号取得部と、前記映像信号に基づいて、表示部の表示領域全体に対する所定輝度以上の高輝度領域の面積比率を決定する解析処理部と、前記面積比率が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する判定処理部と、前記面積比率が前記閾値以上である場合に、前記映像信号の前記高輝度領域の輝度を維持しつつ前記映像信号に応じた入力画像を所定の縮小率で縮小させるスケーリング処理部と、前記スケーリング処理部により縮小された縮小画像を前記表示部に表示させる表示処理部と、を備える。
本発明の他の態様に係る表示方法は、一又は複数のプロセッサーが、映像信号を取得する映像信号取得ステップと、前記映像信号に基づいて、表示部の表示領域全体に対する所定輝度以上の高輝度領域の面積比率を決定する解析ステップと、前記面積比率が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する判定ステップと、前記面積比率が前記閾値以上である場合に、前記映像信号の前記高輝度領域の輝度を維持しつつ前記映像信号に応じた入力画像を所定の縮小率で縮小させるスケーリングステップと、前記スケーリングステップにより縮小された縮小画像を前記表示部に表示させる表示ステップと、を実行する。
本発明の他の態様に係る表示プログラムは、映像信号を取得する映像信号取得ステップと、前記映像信号に基づいて、表示部の表示領域全体に対する所定輝度以上の高輝度領域の面積比率を決定する解析ステップと、前記面積比率が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する判定ステップと、前記面積比率が前記閾値以上である場合に、前記映像信号の前記高輝度領域の輝度を維持しつつ前記映像信号に応じた入力画像を所定の縮小率で縮小させるスケーリングステップと、前記スケーリングステップにより縮小された縮小画像を前記表示部に表示させる表示ステップと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、表示品位を低下させることなく表示部の温度上昇を抑制することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る表示システムの概略構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る表示装置に表示される表示画像の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係るバックライトの構成例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る表示装置に表示される縮小画像の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係るバックライトの構成例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る表示装置において実行される画像表示処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係る表示装置に表示される表示画像の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係るバックライトの構成例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る表示装置に表示される縮小画像の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係るバックライトの構成例を示す図である。 図11は、本発明の実施形態に係るバックライトの構成例を示す図である。 図12は、本発明の実施形態に係るバックライトの構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
[表示システム100]
図1は、本発明の実施形態に係る表示システム100の概略構成を示す図である。
表示システム100は、表示装置1と映像出力装置2とを備える。表示装置1は本発明の表示装置の一例である。映像出力装置2は、映像出力装置2は、例えば信号源(不図示)から入力される入力映像信号に基づいて、表示装置1で表示する画像の映像信号Dvを生成する。表示装置1は、映像出力装置2から入力される映像信号Dvに基づいて、画像を表示する。
本実施形態に係る表示システム100は、例えば映像制作現場において、映像コンテンツを生成するシステムに適用される。例えば、表示システム100は、カラーマネージメントディスプレイに好適である。なお、表示システム100は、パーソナルコンピューターなどに適用することも可能である。
[表示装置1]
図1には、表示装置1の構成を示すブロック図を示している。表示装置1は、制御部11、記憶部12、入力端子13、操作部14、表示部15、バックライト16を含んでいる。
入力端子13は、映像出力装置2にケーブルを介して接続されており、映像出力装置2から出力される映像信号Dvが入力される。入力端子13は、例えば、HDMI(登録商標)、DisplayPort(登録商標)などで構成される。
表示部15は、画像を表示する表示パネルである。表示部15は、例えば液晶パネルで構成される。
操作部14は、ユーザーの操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどである。表示部15及び操作部14は、一体のタッチパネルで構成されてもよい。
バックライト16は、表示部15(例えば液晶パネル)の背面側にマトリクス状に配置された複数の光源(LED)を含んで構成される。バックライト16は、バックライトを複数の領域に分割して、領域ごとに輝度を制御するローカルディミング方式のバックライトである。
記憶部12は、各種の情報を記憶する半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などを含む不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部12には、映像出力装置2から取得する映像信号Dvなどのデータが記憶される。
また記憶部12には、制御部11に後述の画像表示処理(図6参照)を実行させるための画像表示プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記画像表示プログラムは、USB(登録商標)、CD又はDVDなどのコンピューター読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、表示装置1が備える読取装置(不図示)で読み取られて記憶部12に記憶される。
制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより表示装置1を制御する。
具体的に、制御部11は、映像信号取得部111、解析処理部112、判定処理部113、スケーリング処理部114、表示処理部115などの各種の処理部を含む。なお、制御部11は、前記画像表示プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記画像表示プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
映像信号取得部111は、映像出力装置2から出力される映像信号Dvを取得する。映像信号取得部111は、本発明の映像信号取得部の一例である。
解析処理部112は、映像信号取得部111により取得される映像信号Dvを解析する。具体的には、解析処理部112は、映像信号Dvに基づいて、表示部15の表示領域全体に対する所定輝度以上の高輝度領域(例えば白色領域)の面積比率を決定(算出)する。例えば、解析処理部112は、映像信号Dvから色情報及び輝度情報を取得して、表示領域全体に対する高輝度領域の面積比率を決定する。解析処理部112は、本発明の解析処理部の一例である。なお、表示領域全体に対する所定輝度以上の高輝度領域は、例えば白色領域であるが、当該高輝度領域は白色領域に限定されない。以下では説明の便宜上、表示領域全体に対する所定輝度以上の高輝度領域を、単に「高輝度領域」と称す。
判定処理部113は、解析処理部112により決定される前記面積比率が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する。前記閾値は、表示装置1ごとに設定されてもよいし、表示部15のサイズ、解像度などに基づいて設定されてもよい。判定処理部113は、本発明の判定処理部の一例である。
スケーリング処理部114は、映像信号Dvに応じた入力画像P1の輝度を維持しつつ表示部15の温度上昇を抑制し、かつ消費電力を低減させることが可能な特定処理を実行する。例えば、スケーリング処理部114は、入力画像P1の表示サイズを決定する。
具体的には、スケーリング処理部114は、映像信号Dvに応じた入力画像P1の表示倍率を変更する処理を実行する。例えば、スケーリング処理部114は、判定処理部113により前記面積比率が前記閾値以上であると判定された場合に、入力画像P1を所定の縮小率で縮小する処理を実行する。すなわち、スケーリング処理部114は、判定処理部113により前記面積比率が前記閾値以上であると判定された場合に、入力画像P1を前記縮小率で縮小した縮小画像P2を生成することにより高輝度領域の面積を小さくする。
また、スケーリング処理部114は、フレームごとに、リアルタイムに入力画像P1を縮小する処理を実行する。スケーリング処理部114は、本発明のスケーリング処理部の一例である。
ここで、前記縮小率は、予め登録されてもよいし、ユーザーの操作により設定されてもよいし、スケーリング処理部114により設定されてもよい。例えば、設定画面(不図示)において、ユーザーが所望の縮小率(例えば50~95%)を選択して設定してもよい。
また、スケーリング処理部114は、映像信号Dvの輝度に基づいて前記縮小率を設定してもよい。例えば、スケーリング処理部114は、映像信号Dvの輝度が高い程、縮小率を高い値に設定する。すなわち、スケーリング処理部114は、映像信号Dvの輝度が高い程、縮小画像P2の大きさが小さくなるように前記縮小率を設定する。なお、映像信号Dvの輝度は、解析処理部112により解析される色情報及び輝度情報から取得されてもよいし、表示画像の輝度を測定する輝度センサーから取得されてもよい。
また、スケーリング処理部114は、表示部15の測定温度に基づいて前記縮小率を設定してもよい。この場合、表示装置1は温度センサー(不図示)を備える。前記温度センサーは、表示部15に対して1個設けられてもよいし複数個設けられてもよい。制御部11は、前記温度センサーの測定結果を取得する。例えば、スケーリング処理部114は、表示部15の測定温度が高い程、縮小率を高い値に設定する。すなわち、スケーリング処理部114は、表示部15の測定温度が高い程、縮小画像P2の大きさが小さくなるように前記縮小率を設定する。
また、スケーリング処理部114は、消費電力に基づいて前記縮小率を設定してもよい。例えば、スケーリング処理部114は、表示部15の消費電力が高い程、縮小率を高い値に設定する。すなわち、スケーリング処理部114は、表示部15の消費電力が高い程、縮小画像P2の大きさが小さくなるように前記縮小率を設定する。
また、スケーリング処理部114は、入力画像P1を縮小した後に前記測定温度が所定温度未満であると判定された場合に、前記入力画像(縮小画像P2)を所定の拡大率又は元の表示倍率で拡大する処理を実行してもよい。
スケーリング処理部114は、映像出力装置2から入力される入力画像P1(フレーム画像)ごとに表示倍率を変更する処理を実行する。
表示処理部115は、表示部15に各種情報を表示させる表示処理を実行する。表示処理部115は、映像信号Dvに応じた入力画像P1の輝度を維持しつつ表示部15の温度を低下させる特定処理を実行する。具体的には、表示処理部115は、入力画像P1及び縮小画像P2を表示部15に表示させる処理を実行する。また、表示処理部115は、縮小画像P2を表示させる場合に、縮小画像P2の表示領域以外の領域(非表示領域)に対応する輝度を低下させる処理を実行する。例えば、表示処理部115は、前記非表示領域に対応するLEDをオフ(消灯)する。表示処理部115は、本発明の表示処理部の一例である。
図2は、入力画像P1の表示画面の一例を示し、図4は、縮小画像P2の表示画面の一例を示している。判定処理部113により前記面積比率が前記閾値未満であると判定された場合には、スケーリング処理部114は表示倍率を変更する処理を実行しないため、表示処理部115は、表示倍率100%の入力画像P1を表示部15に表示させる(図2参照)。この場合、表示処理部115は、図3に示すように、表示領域全体に対応する全てのLEDを点灯させる。
これに対して、判定処理部113により前記面積比率が前記閾値以上であると判定された場合には、スケーリング処理部114は表示倍率を縮小する処理を実行する。このため、表示処理部115は、入力画像P1を前記縮小率で縮小した縮小画像P2を表示部15に表示させる(図4参照)。この場合、表示処理部115は、図4及び図5に示すように、縮小画像P2の表示領域以外の領域に対応するLEDを消灯させて黒画像を表示させる。すなわち、表示処理部115は、縮小画像P2を入力画像P1の輝度と同一輝度に維持しつつ、縮小画像P2の周囲の輝度を低下させる。図4に示す表示画像によれば、縮小画像P2の周囲のバックライト輝度を低下させることができるため、表示部15の温度上昇を抑制することができる。
例えば、前記閾値は70%に設定される。ここで、映像信号Dvにおける表示領域全体に対する高輝度領域(1000cd/m2)の面積比率が85%の場合(図2参照)、前記面積比率が前記閾値以上となるため、スケーリング処理部114は、表示倍率を縮小する処理を実行する。例えば、スケーリング処理部114は、表示部15の表示領域全体に対する前記面積比率が前記閾値未満になる表示倍率(例えば50%)に縮小する(図4参照)。これにより、映像コンテンツの高輝度領域を1000cd/m2に維持することができる。
このように、スケーリング処理部114及び表示処理部115は、映像信号Dvの前記面積比率が前記閾値以上である場合に、入力画像P1の輝度を維持しつつ表示部15の温度を低下させる処理を実行する。具体的には、スケーリング処理部114及び表示処理部115は、前記面積比率が前記閾値以上である場合に、入力画像P1を所定の縮小率で縮小させ、縮小された縮小画像P2を表示部15に表示させる処理を実行する。また、表示処理部115は、表示部15において、縮小画像P2の表示領域を除いた領域に対応するLEDをオフ又は輝度を低下させる処理を実行する。
[画像表示処理]
以下、図6を参照しつつ、表示装置1の制御部11によって実行される画像表示処理について説明する。例えば、表示装置1の制御部11は、映像出力装置2から映像信号Dvを取得することにより前記画像表示プログラムの実行を開始することによって、前記画像表示処理の実行を開始する。
なお、本発明は、前記画像表示処理に含まれる一又は複数のステップを実行する画像表示方法(本発明の表示方法の一例)の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記画像表示処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。また、前記画像表示処理における各ステップは、同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部11が前記画像表示処理における各ステップを実行する場合を例に挙げて説明するが、他の実施形態では、複数のプロセッサーが前記画像表示処理における各ステップが分散して実行してもよい。
先ず、ステップS11において、制御部11は、映像出力装置2から映像信号Dvを取得したか否かを判定する。制御部11が映像出力装置2から映像信号Dvを取得した場合(S11:Yes)、処理はステップS12に移行する。制御部11は、映像出力装置2から映像信号Dvを取得するまで待機する(S11:No)。ステップS11は、本発明の映像信号取得ステップの一例である。
ステップS12において、制御部11は、映像信号Dvから色情報及び輝度情報を取得して、高輝度領域(例えば白色領域)の面積比率を決定する。ステップS12は、本発明の解析ステップの一例である。
次にステップS13において、制御部11は、前記面積比率が閾値以上であるか否かを判定する。前記面積比率が前記閾値以上であると判定された場合(S13:Yes)、処理はステップS14に移行する。前記面積比率が前記閾値未満であると判定された場合(S13:No)、処理はステップS16に移行する。ステップS13は、本発明の判定ステップの一例である。
ステップS14では、制御部11は、映像信号Dvに対応する画像(入力画像P1)の縮小率を取得する。制御部11は、予め設定された縮小率を取得してもよいし、ユーザーの選択操作に応じて取得してもよい。また、制御部11は、映像信号Dvの輝度に基づいて縮小率を決定してもよい。また、制御部11は、表示部15の測定温度又は消費電力に基づいて縮小率を決定してもよい。
次にステップS15において、制御部11は、入力画像P1を前記縮小率で縮小する処理を実行する。すなわち、制御部11は、入力画像P1を前記縮小率で縮小した縮小画像P2を生成する。ステップS15は、本発明のスケーリングステップの一例である。
次にステップS16において、制御部11は、映像信号Dvに対応する画像を表示部15に表示させる。具体的には、制御部11は、前記面積比率が前記閾値未満である場合には(S13:No)、映像信号Dvに対応する入力画像P1を表示部15に表示させる(図2及び図3参照)。
一方、制御部11は、前記面積比率が前記閾値以上である場合に(S13:Yes)、入力画像P1を前記縮小率で縮小した縮小画像P2を表示部15に表示させる(図4及び図5参照)。ステップS16は、本発明の表示ステップの一例である。
制御部11は、上述の処理を映像信号Dvのフレームごとに繰り返し実行する。
以上のように、本実施形態に係る表示装置1は、映像信号Dvを取得し、映像信号Dvに基づいて、表示部15の表示領域全体に対する所定輝度以上の高輝度領域(例えば白色領域)の面積比率を決定し、前記面積比率が予め設定された閾値以上である場合に、映像信号Dvの前記高輝度領域の輝度を維持しつつ映像信号Dvに応じた入力画像P1を所定の縮小率で縮小させるスケーリング処理を実行する。そして、表示装置1は、前記スケーリング処理により縮小された縮小画像P2を表示部15に表示させる。
また、表示装置1は、複数の領域に分割して領域ごとに輝度を制御するバックライト16を備え、表示部15において、縮小画像P2の表示領域を除いた領域に対応するLEDの輝度を低下又は消灯(オフ)させる。
例えば、表示装置1は、入力画像P1を所定の縮小率で縮小させ、縮小された縮小画像P2を表示部15に表示させる。また、表示装置1は、表示部15において、縮小画像P2の表示領域を除いた領域に対応するバックライト16の輝度を低下させる処理を実行する。これにより、縮小画像P2の周囲のバックライト輝度を低下させることができるため、表示部15の温度上昇を抑制することができる。また、縮小画像P2の輝度は入力画像P1の輝度と同一(例えば1000cd/m2)であるため、縮小画像P2の見た目の明るさが暗くなることもない。よって、表示品位の低下を防ぐことができる。すなわち、表示品位を低下させることなく表示部15の温度上昇を抑制することが可能となる。このように、映像信号Dvに応じた入力画像P1の輝度を維持しつつ表示部15の温度上昇を抑制し、かつ消費電力を低減させることができる。
本発明に係る表示装置1は、上述の実施形態に限定されない。以下、本発明の他の実施形態について説明する。
他の実施形態として、表示装置1は、前記面積比率が前記閾値以上である場合に映像信号Dvの高輝度領域の輝度を維持しつつ入力画像P1を縮小させる機能(例えば輝度優先機能)を有効又は無効に設定可能であってもよい。スケーリング処理部114は、前記輝度優先機能が有効に設定されている場合に、入力画像P1を縮小させる処理を実行する。なお、前記輝度優先機能が無効に設定されている場合には、前記縮小処理は省略され、表示処理部115は、映像信号Dvの輝度を全体的に低下させる処理を実行する。表示装置1の制御部11は、ユーザーから前記輝度優先機能の設定操作を受け付ける。
上述の実施形態では、スケーリング処理部114は、フレームごとに、リアルタイムに入力画像P1を縮小する縮小処理を実行している。この場合、表示部15に表示される画像のサイズが頻繁に変更される可能性があり、ユーザーが視聴し難くなることが考えられる。そこで、他の実施形態として、スケーリング処理部114は、複数フレームに1回の割合で前記縮小処理を実行してもよい。例えば、スケーリング処理部114は、300フレームごとに前記縮小処理を実行する。また、スケーリング処理部114は、300フレームの期間の縮小率の最大値と最小値を求め、その中間値を次の300フレームの縮小率に設定してもよい。また、スケーリング処理部114は、現在の画像サイズより小さくなる方向にのみスケーリング処理を実行してもよい。
ここで、表示処理部115が縮小画像を同じ場所で表示し続ける場合、表示領域全体(表示画面)のうち一部分のみ経時変化が進み、色温度や輝度が変化してしまうことが考えられる。そこで、他の実施形態として、表示処理部115は、これまでの表示位置の履歴、表示部15の消費電力、又は温度情報に基づいて、縮小画像P2の表示位置を変更してもよい。
また、表示処理部115は、表示部15において、縮小画像P2の表示位置を所定の周期(例えば5分)で変更してもよい。例えば、表示処理部115は、縮小画像P2の表示位置を、表示部15の右端と表示部15の左端とで5分間隔で交互に変更する。これにより、表示部15の局所的な温度上昇を抑制することができる。
上述の実施形態では、表示装置1が縮小画像P2を生成する処理(スケーリング処理)を実行している。他の実施形態として、映像出力装置2が縮小画像P2を生成する処理を実行してもよい。例えば、映像出力装置2は、映像を再生させるためのアプリケーションを備え、当該アプリケーションにおいて各種設定を行うことができる。例えば、ユーザーは、前記アプリケーションにおいて、高輝度領域(例えば白色領域)の許容面積比率の設定(例えば50%)、グレー領域の許容面積比率の設定(例えば75%)、輝度優先機能の有効/無効の設定を行うことができる。また、映像出力装置2は、前記アプリケーションにより、リアルタイムに映像信号Dvの輝度情報を算出し、高輝度領域(例えば白色領域)の前記面積比率が閾値以上の場合、現在の出力解像度に対応する所定の縮小率に応じて画像を縮小し、縮小画像P2の周囲に黒枠画像を付与して、表示装置1に出力する。なお、前記アプリケーションは、表示装置1のサイズなどの機器情報を取得して前記面積比率を決定してもよい。
表示装置1は、映像出力装置2から取得する映像信号Dvに基づいて画像を表示する。この構成によれば、縮小画像P2を生成する機能を備えていない表示装置1においても、高輝度領域を維持した画像を表示させることが可能になる。
なお、映像出力装置2は、リアルタイムにスケーリング処理を行うと、ユーザーが視聴し難くなるため、映像信号Dv(映像コンテンツ)の指定された区間を事前に解析した上で最小サイズを算出して出力サイズを決定してもよい。これにより、頻繁に表示サイズが変わることを防ぐごとができる。
上述の通り、映像出力装置2が図1に示す各処理部(映像信号取得部111、解析処理部112、判定処理部113、スケーリング処理部114、表示処理部115)を備えてもよい。すなわち、本発明の表示システムは、表示装置1単体で構成されてもよいし、映像出力装置2単体で構成されてもよいし、表示装置1及び映像出力装置2により構成されてもよい。
ここで、バックライト16のLEDによるローカルディミングシステムを採用する表示装置1では、縮小表示した場合に、全画面表示した場合と比べると、同一エリアにおける制御ブロックが大きくなるため表示映像のコントラストが低下することが考えられる。例えば、図7に示すように入力画像P1が表示部15の表示領域全体に表示される場合は、図8に示すように、所定エリアA1に対応する3×4個のLEDグループB1が表示処理(ローカルディミング処理)を担当する。これに対して、図9に示すように入力画像P1が縮小された縮小画像P2が表示部15の一部に表示される場合は、図10に示すように、所定エリアA2に対応する2×2個のLEDグループB2が表示処理(ローカルディミング処理)を担当する。このため、所定エリアA2のコントラストが低下する問題が生じる。
そこで、他の実施形態として、バックライト16は、図11に示すように、集積密度の高いLEDモジュールを採用する。そして、バックライト16は、例えば入力画像P1が表示部15の表示領域全体に表示される場合(図7参照)は、図11に示すように、2×2個のLEDグループG1を1chとして動作させる。またバックライト16は、例えば入力画像P1が縮小された縮小画像P2が表示部15の一部に表示される場合(図9参照)は、図12に示すように、1×1個のLEDグループG2を1chとして動作させる。
このように、例えば入力画像P1を50%に縮小して表示する場合、縮小サイズに合わせてローカルディミングの制御単位も縮小させて、LEDを1×1個を1chとして動作させる。これにより、縮小前後で1chが担当する領域は変わらないため、コントラストを向上させることが可能となる。
以上のように、本発明の表示装置1は、映像信号Dvにおける高輝度領域(例えば白色領域)の面積をチェックし、高輝度領域(例えば白色領域)の面積が大きい場合は、映像信号Dvの設定輝度情報と高輝度領域(例えば白色領域)の面積情報とから、映像信号Dvに対する縮小サイズを決定して、設定輝度(1000cd/m2)で縮小表示する。
また、表示装置1が映像信号Dvの高輝度領域(例えば白色領域)の面積のチェックを行って表示画面サイズを小さくしてもよいし、映像出力装置2が映像信号Dvの高輝度領域(例えば白色領域)の面積のチェックを行って高輝度領域(例えば白色領域)の面積が大きくなった場合に、縮小した映像信号Dvに黒枠をつけた映像を出力することにより、表示装置1に表示される実質の画面サイズを小さくしてもよい。
また、表示装置1は、予め映像信号Dvのフレーム毎の高輝度領域(例えば白色領域)の面積(又は輝度)情報をチェックして最小縮小サイズ(高輝度領域(例えば白色領域)の面積が最大の時の縮小サイズ)を決定し、決定した最小縮小サイズで表示してもよい。
また、表示装置1は、縮小表示に合わせて、放熱位置、放熱方式の変更を行うことにより、より効率良く熱対策を実施してもよい。
また、表示装置1は、縮小表示するときに、縮小率に応じてバックライト16のローカルディミング制御ブロックを縮小して、縮小映像全体のコントラストを上げてもよい。
尚、本発明に係る表示システムは、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態を自由に組み合わせること、或いは各実施形態を適宜、変形又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 :表示装置
2 :映像出力装置
16 :バックライト
100 :表示システム
111 :映像信号取得部
112 :解析処理部
113 :判定処理部
114 :スケーリング処理部
115 :表示処理部

Claims (11)

  1. 映像信号を取得する映像信号取得部と、
    前記映像信号に基づいて、表示部の表示領域全体に対する所定輝度以上の高輝度領域の面積比率を決定する解析処理部と、
    前記面積比率が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する判定処理部と、
    前記面積比率が前記閾値以上である場合に、前記映像信号の前記高輝度領域の輝度を維持しつつ前記映像信号に応じた入力画像を所定の縮小率で縮小させるスケーリング処理部と、
    前記スケーリング処理部により縮小された縮小画像を前記表示部に表示させる表示処理部と、
    を備える表示システム。
  2. 複数の領域に分割して領域ごとに輝度を制御するバックライトをさらに備え、
    前記表示処理部は、前記表示部において、前記縮小画像の表示領域を除いた領域に対応する前記バックライトの輝度を低下させる、
    請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記解析処理部は、前記表示部の表示領域全体に対する白色領域の前記面積比率を決定する、
    請求項1又は請求項2に記載の表示システム。
  4. 前記縮小率は、ユーザーの操作により設定される、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示システム。
  5. 前記スケーリング処理部は、前記入力画像の輝度に基づいて前記縮小率を設定する、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示システム。
  6. 前記スケーリング処理部は、前記入力画像の輝度が高い程、前記縮小率を高い値に設定する、
    請求項5に記載の表示システム。
  7. 前記スケーリング処理部は、前記表示部の測定温度に基づいて前記縮小率を設定する、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示システム。
  8. 前記スケーリング処理部は、前記測定温度が高い程、前記縮小率を高い値に設定する、
    請求項7に記載の表示システム。
  9. 前記表示処理部は、前記表示部における前記縮小画像の表示位置を変更する処理を実行する、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の表示システム。
  10. 一又は複数のプロセッサーが、
    映像信号を取得する映像信号取得ステップと、
    前記映像信号に基づいて、表示部の表示領域全体に対する所定輝度以上の高輝度領域の面積比率を決定する解析ステップと、
    前記面積比率が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記面積比率が前記閾値以上である場合に、前記映像信号の前記高輝度領域の輝度を維持しつつ前記映像信号に応じた入力画像を所定の縮小率で縮小させるスケーリングステップと、
    前記スケーリングステップにより縮小された縮小画像を前記表示部に表示させる表示ステップと、
    を実行する表示方法。
  11. 映像信号を取得する映像信号取得ステップと、
    前記映像信号に基づいて、表示部の表示領域全体に対する所定輝度以上の高輝度領域の面積比率を決定する解析ステップと、
    前記面積比率が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記面積比率が前記閾値以上である場合に、前記映像信号の前記高輝度領域の輝度を維持しつつ前記映像信号に応じた入力画像を所定の縮小率で縮小させるスケーリングステップと、
    前記スケーリングステップにより縮小された縮小画像を前記表示部に表示させる表示ステップと、
    を一又は複数のプロセッサーに実行させるための表示プログラム。
JP2021003678A 2021-01-13 2021-01-13 表示システム、表示方法、及び表示プログラム Pending JP2022108593A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003678A JP2022108593A (ja) 2021-01-13 2021-01-13 表示システム、表示方法、及び表示プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021003678A JP2022108593A (ja) 2021-01-13 2021-01-13 表示システム、表示方法、及び表示プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022108593A true JP2022108593A (ja) 2022-07-26

Family

ID=82556527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021003678A Pending JP2022108593A (ja) 2021-01-13 2021-01-13 表示システム、表示方法、及び表示プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022108593A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022125228A (ja) * 2017-12-22 2022-08-26 株式会社三洋物産 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022125228A (ja) * 2017-12-22 2022-08-26 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10984736B2 (en) Image display processing method and device thereof, display device and storage medium
US10600387B2 (en) Display apparatus and method for driving a backlight to prevent or reduce gradation overcompensation
KR102545211B1 (ko) 전자 장치 및 그 제어 방법
KR100860898B1 (ko) 가변 밝기 lcd 백라이트
US9740046B2 (en) Method and apparatus to provide a lower power user interface on an LCD panel through localized backlight control
JP2010020241A (ja) 表示装置、表示装置の駆動方法、駆動用集積回路、駆動用集積回路による駆動方法及び信号処理方法
JP2009063694A (ja) 画像処理装置、画像表示装置、画像処理方法及びプログラム
WO2017098676A1 (ja) 表示装置およびバックライトの制御方法
US20190289217A1 (en) Display apparatus, control method thereof, and non-transitory computer readable medium
WO2019201021A1 (zh) 一种电子设备的显示屏背光亮度控制方法和电子设备
US20190355296A1 (en) Image display processing method and device, display device and non-volatile storage medium
JP2006527396A (ja) 選択的ウィンドウ表示
US9966012B2 (en) Image display apparatus and control method thereof
JP2022108593A (ja) 表示システム、表示方法、及び表示プログラム
US20090179841A1 (en) Method of controlling liquid crystal display device and computer program product therefor
KR102464920B1 (ko) 액정 표시 장치 및 그 구동 방법
JP2010072087A (ja) バックライトの制御方法および表示装置
JP2007249085A (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法
JP4929843B2 (ja) 映像表示装置
JP6494195B2 (ja) 画像表示装置、画像表示装置の制御方法、及び、プログラム
JP2022001917A (ja) 表示システム、表示方法、及び表示プログラム
KR20170046290A (ko) 디스플레이 장치 및 그 제어 방법
JP2022037663A (ja) 表示装置、表示方法、及び表示プログラム
US20210335322A1 (en) Display apparatus and control method thereof
JP2014044292A (ja) 表示装置及びその制御方法