JP2022107401A - 測定器及び測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定器の測定精度を安定化させる技術を提供する。【解決手段】例示的実施形態に係る測定器は、上面及び下面を有するベース基板と、複数のセンサと、回路基板と、を備える。複数のセンサは、ベース基板のエッジに沿って配置され、下方に向いた複数の電極を提供する。回路基板は、ベース基板上に搭載されている。回路基板は、複数のセンサのそれぞれに接続されている。回路基板は、複数の電極に高周波信号を与え、複数の電極における電圧振幅のそれぞれから静電容量を表す複数の測定値を生成する。複数のセンサは、ベース基板の下面よりも下方に突出している。【選択図】図10

Description

本開示の例示的実施形態は、測定器及び測定方法に関する。
特許文献1には、静電容量を測定する測定器が記載されている。この測定器は、ベース基板、第1センサ、第2センサ、及び、回路基板を備えている。ベース基板は、被加工物の直径と同様の直径を有する円盤状を呈している。第1センサは、ベース基板上面のエッジに沿って設けられた第1電極を有する。第2センサは、ベース基板下面側に設けられた第2電極を有する。回路基板は、ベース基板上に搭載されており、第1センサ及び第2センサに接続されている。回路基板は、第1電極及び第2電極に高周波信号を与え、第1電極における電圧振幅から静電容量に応じた第1の測定値を取得し、第2電極における電圧振幅から静電容量に応じた第2の測定値を取得する。
特開2017-228754号公報
本開示は、測定器の測定精度を安定化させる技術を提供する。
一つの例示的実施形態においては、測定器が提供される。測定器は、上面及び下面を有するベース基板と、複数のセンサと、回路基板と、を備える。複数のセンサは、ベース基板のエッジに沿って配置され、下方に向いた複数の電極を提供する。回路基板は、ベース基板上に搭載されている。回路基板は、複数のセンサのそれぞれに接続されている。回路基板は、複数の電極に高周波信号を与え、複数の電極における電圧振幅のそれぞれから静電容量を表す複数の測定値を生成する。複数のセンサは、ベース基板の下面よりも下方に突出している。
一つの例示的実施形態に係る測定器によれば、測定器の測定精度を安定化させることができる。
処理システムを例示する図である。 アライナを例示する斜視図である。 プラズマ処理装置の一例を示す図である。 一例の測定器を上面側から見て示す平面図である。 一例の測定器を下面側から見て示す平面図である。 測定器における第1センサの一例を示す斜視図である。 図6のVII-VII線に沿ってとった断面図である。 測定器における第2センサの一例を示す拡大図である。 測定器における回路基板の構成の一例を例示する図である。 測定器の径方向に沿ってとった第2センサの断面図である。 測定器を用いた測定方法の一例を示すフロー図である。 他の例における第2センサの断面図である。 さらに他の例における第2センサの断面図である。
以下、種々の例示的実施形態について説明する。
一つの例示的実施形態においては、測定器が提供される。測定器は、上面及び下面を有するベース基板と、複数のセンサと、回路基板と、を備える。複数のセンサは、ベース基板のエッジに沿って配置され、下方に向いた複数の電極を提供する。回路基板は、ベース基板上に搭載されている。回路基板は、複数のセンサのそれぞれに接続されている。回路基板は、複数の電極に高周波信号を与え、複数の電極における電圧振幅のそれぞれから静電容量を表す複数の測定値を生成する。複数のセンサは、ベース基板の下面よりも下方に突出している。
上記の測定器では、ベース基板から下方に向いた複数の電極に対向する対象物がある場合に、それぞれの電極と対象物との間の静電容量を表す測定値が取得される。この測定値は、電極と対象物との間の距離の大きさに応じて変化し得る。複数のセンサがベース基板の下面よりも下方に突出している場合、対象物上に載置された測定器は、複数のセンサによって支持され得る。この場合、複数のセンサ同士において、電極と対象物との間の距離は互いに同じとなる。したがって、センサ間での測定条件のバラツキが抑制され、測定器の測定精度を安定化させることができる。
一つの例示的実施形態において、複数の電極は、ベース基板の下面の延在方向に沿って延在し、複数のセンサは、複数の電極をそれぞれ覆う複数の絶縁部材を有してもよい。この構成では、対象物上に測定器が載置される場合に、複数のセンサをそれぞれ構成する絶縁部材が対象物に接触する。
一つの例示的実施形態において、複数の絶縁部材は、ガラス、セラミック又は絶縁性樹脂のいずれかによって形成されていてよい。
一つの例示的実施形態において、ベース基板の下面には、複数のセンサをそれぞれ収容する複数の凹部が形成されており、複数のセンサは、対応する複数の凹部に収容された状態で、ベース基板の下面よりも下方に突出していてもよい。この構成では、ベース基板内において複数のセンサを精度良くに位置決めできる。
一つの例示的実施形態において、複数のセンサは、ベース基板のエッジに沿って周方向に等間隔で配置された3つのセンサであってよい。この構成では、3つのセンサによって測定器を安定して支持できる。
また、他の例示的実施形態においては、測定器と対象物との間の静電容量を測定する方法が提供される。測定器は、上面及び下面を有するベース基板と、複数のセンサと、回路基板と、を備える。複数のセンサは、ベース基板のエッジに沿って配置され、下方に向いた複数の電極を提供する。回路基板は、ベース基板上に搭載されている。回路基板は、複数のセンサのそれぞれに接続されている。回路基板は、複数の電極に高周波信号を与え、複数の電極における電圧振幅のそれぞれから静電容量を表す複数の測定値を生成する。複数のセンサは、ベース基板の下面よりも下方に突出している。該方法は、複数のセンサによって測定器が支持されるように、対象物の上面に測定器を載置することを含む。該方法は、対象物の上面に測定器が載置された状態で、複数の電極に高周波信号を与えることによって、複数の電極における電圧振幅のそれぞれから静電容量を表す複数の測定値を生成することを含む。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
まず、被加工物を処理するための処理装置、及び、当該処理装置に被処理体を搬送するための搬送装置を有する処理システムについて説明する。図1は、処理システムを例示する図である。処理システム1は、半導体製造装置S1としての機能を有する。処理システム1は、台2a~2d、容器4a~4d、ローダモジュールLM、アライナAN、ロードロックモジュールLL1,LL2、プロセスモジュールPM1~PM6、トランスファーモジュールTF、及び、制御部MCを備えている。なお、台2a~2dの個数、容器4a~4dの個数、ロードロックモジュールLL1,LL2の個数、及び、プロセスモジュールPM1~PM6の個数は限定されるものではなく、一以上の任意の個数であり得る。
台2a~2dは、ローダモジュールLMの一縁に沿って配列されている。容器4a~4dはそれぞれ、台2a~2d上に搭載されている。容器4a~4dの各々は、例えば、FOUP(Front Opening Unified Pod)と称される容器である。容器4a~4dのそれぞれは、被加工物Wを収容するように構成され得る。被加工物Wは、ウエハのように略円盤形状を有する。
ローダモジュールLMは、大気圧状態の搬送空間をその内部に画成するチャンバ壁を有している。この搬送空間内には搬送装置TU1が設けられている。搬送装置TU1は、例えば、多関節ロボットであり、制御部MCによって制御される。搬送装置TU1は、容器4a~4dとアライナANとの間、アライナANとロードロックモジュールLL1~LL2の間、ロードロックモジュールLL1~LL2と容器4a~4dの間で被加工物Wを搬送するように構成されている。
アライナANは、ローダモジュールLMと接続されている。アライナANは、被加工物Wの位置の調整(位置の較正)を行うように構成されている。図2は、アライナを例示する斜視図である。アライナANは、支持台6T、駆動装置6D、及び、センサ6Sを有している。支持台6Tは、鉛直方向に延びる軸線中心に回転可能な台であり、その上に被加工物Wを支持するように構成されている。支持台6Tは、駆動装置6Dによって回転される。駆動装置6Dは、制御部MCによって制御される。駆動装置6Dからの動力により支持台6Tが回転すると、当該支持台6T上に載置された被加工物Wも回転するようになっている。
センサ6Sは、光学センサであり、被加工物Wが回転されている間、被加工物Wのエッジを検出する。センサ6Sは、エッジの検出結果から、基準角度位置に対する被加工物WのノッチWN(或いは、別のマーカー)の角度位置のずれ量、及び、基準位置に対する被加工物Wの中心位置のずれ量を検出する。センサ6Sは、ノッチWNの角度位置のずれ量及び被加工物Wの中心位置のずれ量を制御部MCに出力する。制御部MCは、ノッチWNの角度位置のずれ量に基づき、ノッチWNの角度位置を基準角度位置に補正するための支持台6Tの回転量を算出する。制御部MCは、この回転量の分だけ支持台6Tを回転させるよう、駆動装置6Dを制御する。これにより、ノッチWNの角度位置を基準角度位置に補正することができる。また、制御部MCは、アライナANから被加工物Wを受け取る際の搬送装置TU1のエンドエフェクタ(end effector)の位置を、被加工物Wの中心位置のずれ量に基づき、制御する。これにより、搬送装置TU1のエンドエフェクタ上の所定位置に被加工物Wの中心位置が一致する。
図1に戻り、ロードロックモジュールLL1及びロードロックモジュールLL2の各々は、ローダモジュールLMとトランスファーモジュールTFとの間に設けられている。ロードロックモジュールLL1及びロードロックモジュールLL2の各々は、予備減圧室を提供している。
トランスファーモジュールTFは、ロードロックモジュールLL1及びロードロックモジュールLL2にゲートバルブを介して気密に接続されている。トランスファーモジュールTFは、減圧可能な減圧室を提供している。この減圧室には、搬送装置TU2が設けられている。搬送装置TU2は、例えば、搬送アームTUaを有する多関節ロボットであり、制御部MCによって制御される。搬送装置TU2は、ロードロックモジュールLL1~LL2とプロセスモジュールPM1~PM6との間、及び、プロセスモジュールPM1~PM6のうち任意の二つのプロセスモジュール間において、被加工物Wを搬送するように構成されている。
プロセスモジュールPM1~PM6は、トランスファーモジュールTFにゲートバルブを介して気密に接続されている。プロセスモジュールPM1~PM6の各々は、被加工物Wに対してプラズマ処理といった専用の処理を行うよう構成された処理装置である。
この処理システム1において被加工物Wの処理が行われる際の一連の動作は以下の通り例示される。ローダモジュールLMの搬送装置TU1が、容器4a~4dの何れかから被加工物Wを取り出し、当該被加工物WをアライナANに搬送する。次いで、搬送装置TU1は、その位置が調整された被加工物WをアライナANから取り出して、当該被加工物WをロードロックモジュールLL1及びロードロックモジュールLL2のうち一方のロードロックモジュールに搬送する。次いで、一方のロードロックモジュールが、予備減圧室の圧力を所定の圧力に減圧する。次いで、トランスファーモジュールTFの搬送装置TU2が、一方のロードロックモジュールから被加工物Wを取り出し、当該被加工物WをプロセスモジュールPM1~PM6のうち何れかに搬送する。そして、プロセスモジュールPM1~PM6のうち一以上のプロセスモジュールが被加工物Wを処理する。そして、搬送装置TU2が、処理後の被加工物WをプロセスモジュールからロードロックモジュールLL1及びロードロックモジュールLL2のうち一方のロードロックモジュールに搬送する。次いで、搬送装置TU1が被加工物Wを一方のロードロックモジュールから容器4a~4dの何れかに搬送する。
この処理システム1は、上述したように制御部MCを備えている。制御部MCは、プロセッサ、メモリといった記憶装置、表示装置、入出力装置、通信装置等を備えるコンピュータであり得る。上述した処理システム1の一連の動作は、記憶装置に記憶されたプログラムに従った制御部MCによる処理システム1の各部の制御により、実現されるようになっている。
図3は、プロセスモジュールPM1~PM6の何れかとして採用され得るプラズマ処理装置の一例を示す図である。図3に示すプラズマ処理装置10は、容量結合型プラズマエッチング装置である。プラズマ処理装置10は、略円筒形状のチャンバ本体12を備えている。チャンバ本体12は、例えば、アルミニウムから形成されており、その内壁面には、陽極酸化処理が施され得る。このチャンバ本体12は保安接地されている。
チャンバ本体12の底部上には、略円筒形状の支持部14が設けられている。支持部14は、例えば、絶縁材料から構成されている。支持部14は、チャンバ本体12内に設けられており、チャンバ本体12の底部から上方に延在している。また、チャンバ本体12によって提供されるチャンバS内には、ステージSTが設けられている。ステージSTは、支持部14によって支持されている。
ステージSTは、下部電極LE及び静電チャックESCを有している。下部電極LEは、第1プレート18a及び第2プレート18bを含んでいる。第1プレート18a及び第2プレート18bは、例えばアルミニウムといった金属から構成されており、略円盤形状をなしている。第2プレート18bは、第1プレート18a上に設けられており、第1プレート18aに電気的に接続されている。
第2プレート18b上には、静電チャックESCが設けられている。静電チャックESCは、導電膜である電極を一対の絶縁層又は絶縁シート間に配置した構造を有しており、略円盤形状を有している。静電チャックESCの電極には、直流電源22がスイッチ23を介して電気的に接続されている。この静電チャックESCは、直流電源22からの直流電圧により生じたクーロン力等の静電力により被加工物Wを吸着する。これにより、静電チャックESCは、被加工物Wを保持することができる。
第2プレート18bの周縁部上には、エッジリングERが設けられている。このエッジリングERは、被加工物Wのエッジ及び静電チャックESCを囲むように設けられている。エッジリングERは、第1部分P1及び第2部分P2を有している(図7参照)。第1部分P1及び第2部分P2は環状板形状を有している。第2部分P2は、第1部分P1よりも外側の部分である。第2部分P2は、第1部分P1よりも高さ方向に大きな厚みを有している。第2部分P2の内縁P2iは第1部分P1の内縁P1iの直径よりも大きい直径を有している。被加工物Wは、そのエッジ領域が、エッジリングERの第1部分P1上に位置するように、静電チャックESC上に載置される。このエッジリングERは、シリコン、炭化ケイ素、酸化シリコンといった種々の材料のうち何れかから形成され得る。
第2プレート18bの内部には、冷媒流路24が設けられている。冷媒流路24は、温調機構を構成している。冷媒流路24には、チャンバ本体12の外部に設けられたチラーユニットから配管26aを介して冷媒が供給される。冷媒流路24に供給された冷媒は、配管26bを介してチラーユニットに戻される。このように、冷媒流路24とチラーユニットとの間では、冷媒が循環される。この冷媒の温度を制御することにより、静電チャックESCによって支持された被加工物Wの温度が制御される。
ステージSTには、当該ステージSTを貫通する複数(例えば、三つ)の貫通孔25が形成されている。複数の貫通孔25は、平面視において静電チャックESCの内側に形成されている。これら、それぞれの貫通孔25には、リフトピン25aが挿入されている。なお、図3においては、一本のリフトピン25aが挿入された一つの貫通孔25が描かれている。リフトピン25aは、貫通孔25内において上下動可能に設けられている。リフトピン25aの上昇によって、静電チャックESC上に支持された被加工物Wが上昇する。
ステージSTには、平面視において静電チャックESCよりも外側の位置に、当該ステージST(下部電極LE)を貫通する複数(例えば、三つ)の貫通孔27が形成されている。これら、それぞれの貫通孔27には、リフトピン27aが挿入されている。なお、図3においては、一本のリフトピン27aが挿入された一つの貫通孔27が描かれている。リフトピン27aは、貫通孔27内において上下動可能に設けられている。リフトピン27aの上昇によって、第2プレート18b上に支持されたエッジリングERが上昇する。
また、プラズマ処理装置10には、ガス供給ライン28が設けられている。ガス供給ライン28は、伝熱ガス供給機構からの伝熱ガス、例えばHeガスを、静電チャックESCの上面と被加工物Wの裏面との間に供給する。
また、プラズマ処理装置10は、上部電極30を備えている。上部電極30は、ステージSTの上方において、当該ステージSTと対向配置されている。上部電極30は、絶縁性遮蔽部材32を介して、チャンバ本体12の上部に支持されている。上部電極30は、天板34及び支持体36を含み得る。天板34はチャンバSに面しており、当該天板34には複数のガス吐出孔34aが設けられている。この天板34は、シリコン又は石英から形成され得る。或いは、天板34は、アルミニウム製の母材の表面に酸化イットリウムといった耐プラズマ性の膜を形成することによって構成され得る。
支持体36は、天板34を着脱自在に支持するものであり、例えばアルミニウムといった導電性材料から構成され得る。この支持体36は、水冷構造を有し得る。支持体36の内部には、ガス拡散室36aが設けられている。このガス拡散室36aからは、ガス吐出孔34aに連通する複数のガス通流孔36bが下方に延びている。また、支持体36には、ガス拡散室36aに処理ガスを導くガス導入口36cが形成されており、このガス導入口36cには、ガス供給管38が接続されている。
ガス供給管38には、バルブ群42及び流量制御器群44を介して、ガスソース群40が接続されている。ガスソース群40は、複数種のガス用の複数のガスソースを含んでいる。バルブ群42は複数のバルブを含んでおり、流量制御器群44はマスフローコントローラといった複数の流量制御器を含んでいる。ガスソース群40の複数のガスソースはそれぞれ、バルブ群42の対応のバルブ及び流量制御器群44の対応の流量制御器を介して、ガス供給管38に接続されている。
また、プラズマ処理装置10では、チャンバ本体12の内壁に沿ってデポシールド46が着脱自在に設けられている。デポシールド46は、支持部14の外周にも設けられている。デポシールド46は、チャンバ本体12にエッチング副生物(デポ)が付着することを防止するものであり、アルミニウム材に酸化イットリウム等のセラミックスを被覆することにより構成され得る。
チャンバ本体12の底部側、且つ、支持部14とチャンバ本体12の側壁との間には排気プレート48が設けられている。排気プレート48は、例えば、アルミニウム材に酸化イットリウム等のセラミックスを被覆することにより構成され得る。排気プレート48には、その板厚方向に貫通する複数の孔が形成されている。この排気プレート48の下方、且つ、チャンバ本体12には、排気口12eが設けられている。排気口12eには、排気管52を介して排気装置50が接続されている。排気装置50は、圧力調整弁及びターボ分子ポンプなどの真空ポンプを有しており、チャンバ本体12内の空間を所望の真空度まで減圧することができる。また、チャンバ本体12の側壁には被加工物Wの搬入出口12gが設けられており、この搬入出口12gはゲートバルブ54により開閉可能となっている。
また、プラズマ処理装置10は、第1の高周波電源62及び第2の高周波電源64を更に備えている。第1の高周波電源62は、プラズマ生成用の第1の高周波を発生する電源であり、例えば、27~100MHzの周波数を有する高周波を発生する。第1の高周波電源62は、整合器66を介して上部電極30に接続されている。整合器66は、第1の高周波電源62の出力インピーダンスと負荷側(上部電極30側)の入力インピーダンスを整合させるための回路を有している。なお、第1の高周波電源62は、整合器66を介して下部電極LEに接続されていてもよい。
第2の高周波電源64は、被加工物Wにイオンを引き込むための第2の高周波を発生する電源であり、例えば、400kHz~13.56MHzの範囲内の周波数の高周波を発生する。第2の高周波電源64は、整合器68を介して下部電極LEに接続されている。整合器68は、第2の高周波電源64の出力インピーダンスと負荷側(下部電極LE側)の入力インピーダンスを整合させるための回路を有している。
このプラズマ処理装置10では、複数のガスソースのうち選択された一以上のガスソースからのガスがチャンバSに供給される。また、チャンバSの圧力が排気装置50によって所定の圧力に設定される。さらに、第1の高周波電源62からの第1の高周波によってチャンバS内のガスが励起される。これにより、プラズマが生成される。そして、発生した活性種によって被加工物Wが処理される。なお、必要に応じて、第2の高周波電源64の第2の高周波に基づくバイアスにより、被加工物Wにイオンが引き込まれてもよい。
続いて、測定器について説明する。図4は、測定器を上面側から見て示す平面図である。図5は、測定器を下面側から見て示す平面図である。図4及び図5に示す測定器100は、上面102a及び下面102bを有するベース基板102を備えている。ベース基板102は、例えば、シリコンから形成されており、被加工物Wの形状と同様の形状、即ち略円盤形状を有している。ベース基板102の直径は、被加工物Wの直径と同様の直径であり、例えば、300mmである。測定器100の形状及び寸法は、このベース基板102の形状及び寸法によって規定される。したがって、測定器100は、被加工物Wの形状と同様の形状を有し、且つ、被加工物Wの寸法と同様の寸法を有する。また、ベース基板102のエッジには、ノッチ102N(或いは、別のマーカー)が形成されている。
ベース基板102には、静電容量測定用の複数の第1センサ104A~104Cが設けられている。複数の第1センサ104A~104Cは、ベース基板102のエッジに沿って、例えば当該エッジの全周において、周方向に等間隔で配列されている。具体的には、複数の第1センサ104A~104Cの各々は、ベース基板102の上面側のエッジに沿うように設けられている。複数の第1センサ104A~104Cの各々の前側端面は、ベース基板102の側面に沿っている。
また、ベース基板102には、静電容量測定用の複数の第2センサ105A~105Cが設けられている。複数の第2センサ105A~105Cは、ベース基板102のエッジに沿って、例えば当該エッジの全周において、周方向に等間隔で配列されている。具体的には、複数の第2センサ105A~105Cの各々は、ベース基板の下面側のエッジに沿うように設けられている。複数の第2センサ105A~105Cの各々のセンサ電極161は、ベース基板102の下面102bの延在方向に沿って延在している。また、第2センサ105A~105Cと第1センサ104A~104Cとは、周方向において60°間隔で交互に配列されている。なお、以下の説明において、第1センサ104A~104C及び第2センサ105A~105Cを総称して静電容量センサとする場合がある。
ベース基板102の上面102aの中央には、回路基板106が設けられている。回路基板106と複数の第1センサ104A~104Cとの間には、互いを電気的に接続するための配線群108A~108Cが設けられている。また、回路基板106と複数の第2センサ105A~105Cとの間には、互いを電気的に接続するための配線群208A~208Cが設けられている。回路基板106、配線群108A~108C、及び配線群208A~208Cは、カバー103によって覆われている。
以下、第1センサについて詳細に説明する。図6は、センサの一例を示す斜視図である。図7は、図6のVII-VII線に沿ってとった断面図である。図6及び図7に示す第1センサ104は、測定器100の複数の第1センサ104A~104Cとして利用されるセンサであり、一例では、チップ状の部品として構成されている。なお、以下の説明では、XYZ直交座標系を適宜参照する。X方向は、第1センサ104の前方向を示しており、Y方向は、X方向に直交する一方向であって第1センサ104の幅方向を示しており、Z方向は、X方向及びY方向に直交する方向であって第1センサ104の上方向を示している。図7には、第1センサ104と共にエッジリングERが示されている。
第1センサ104は、電極141、ガード電極142、センサ電極143、基板部144及び絶縁領域147を有している。
基板部144は、例えばホウケイ酸ガラスまたは石英から形成されている。基板部144は、上面144a、下面144b、及び前側端面144cを有している。ガード電極142は、基板部144の下面144bの下方に設けられており、X方向及びY方向に延在している。また、電極141は、絶縁領域147を介してガード電極142の下方に設けられており、X方向及びY方向に延在している。絶縁領域147は、例えば、SiO、SiN、Al、又は、ポリイミドから形成されている。
基板部144の前側端面144cは、段状に形成されている。前側端面144cの下側部分144dは、当該前側端面144cの上側部分144uよりもエッジリングERの側に向けて突出している。センサ電極143は、前側端面144cの上側部分144uに沿って延在している。一つの例示的実施形態では、前側端面144cの上側部分144u及び下側部分144dは、それぞれに所定の曲率をもった曲面となっている。即ち、前側端面144cの上側部分144uは、当該上側部分144uの任意の位置で一定の曲率をしており、当該上側部分144uの曲率は、測定器100の中心軸線AX100と前側端面144cの上側部分144uとの間の距離の逆数である。また、前側端面144cの下側部分144dは、当該下側部分144dの任意の位置で一定の曲率をしており、当該下側部分144dの曲率は、測定器100の中心軸線AX100と前側端面144cの下側部分144dとの間の距離の逆数である。
センサ電極143は、前側端面144cの上側部分144uに沿って設けられている。一つの例示的実施形態では、このセンサ電極143の前面143fも曲面になっている。即ち、センサ電極143の前面143fは、当該前面143fの任意の位置で一定の曲率を有しており、当該曲率は、測定器100の中心軸線AX100と前面143fとの間の距離の逆数である。
この第1センサ104を測定器100のセンサとして用いる場合には、後述のように電極141が配線181に接続され、ガード電極142が配線182に接続され、センサ電極143が配線183に接続される。
第1センサ104においては、センサ電極143が、電極141及びガード電極142によって、第1センサ104の下方に対して遮蔽されている。したがって、この第1センサ104によれば、特定方向、即ち、センサ電極143の前面143fが向いている方向(X方向)に高い指向性をもって静電容量を測定することが可能となる。
以下、第2センサについて説明する。なお、第2センサの断面形状については後述する。図8は、図5の部分拡大図であり、一つの第2センサを示す。第2センサ105は、センサ電極161を有している。センサ電極161のエッジは部分的に円弧形状をなしている。例えば、センサ電極161は、内縁161aと外縁161bと側縁161cとによって規定される平面形状を有している。一例として、外縁161bは、中心軸線AX100を中心とした半径を有する円弧状をなしており、側縁161cと内縁161aとは直線状をなしている。複数の第2センサ105A~105Cそれぞれのセンサ電極161における径方向外側の外縁161bは、共通する円上で延在する。センサ電極161のエッジの一部の曲率は、静電チャックESCのエッジの曲率に一致している。一つの例示的実施形態では、センサ電極161における径方向外側のエッジを形成する外縁161bの曲率が、静電チャックESCのエッジの曲率に一致している。なお、外縁161bの曲率中心、即ち、外縁161bがその上で延在する円の中心は、中心軸線AX100を共有している。
一つの例示的実施形態では、第2センサ105は、センサ電極161を囲むガード電極162を更に含んでいる。ガード電極162は、枠状をなしており、センサ電極161をその全周にわたって囲んでいる。ガード電極162とセンサ電極161は、それらの間に電気的な絶縁領域164が介在するよう、互いに離間している。また、一つの例示的実施形態では、第2センサ105は、ガード電極162の外側で当該ガード電極162を囲む電極163を更に含んでいる。電極163は、枠状をなしており、ガード電極162をその全周にわたって囲んでいる。ガード電極162と電極163は、それらの間に電気的な絶縁領域165が介在するよう互いに離間している。
以下、回路基板106の構成について説明する。図9は、測定器の回路基板の構成を例示する図である。回路基板106は、高周波発振器171、複数のC/V変換回路172A~172C、複数のC/V変換回路272A~272C、A/D変換器173、プロセッサ174、記憶装置175、通信装置176、及び、電源177を有している。一例においては、プロセッサ174、記憶装置175等によって演算装置が構成されている。
複数の第1センサ104A~104Cの各々は、複数の配線群108A~108Cのうち対応の配線群を介して回路基板106に接続されている。また、複数の第1センサ104A~104Cの各々は、対応の配線群に含まれる幾つかの配線を介して、複数のC/V変換回路172A~172Cのうち対応のC/V変換回路に接続されている。複数の第2センサ105A~105Cの各々は、複数の配線群208A~208Cのうち対応の配線群を介して回路基板106に接続されている。また、複数の第2センサ105A~105Cの各々は、対応の配線群に含まれる幾つかの配線を介して、複数のC/V変換回路272A~272Cのうち対応のC/V変換回路に接続されている。以下、第1センサ104A~104Cの各々と同構成の一つの第1センサ104、配線群108A~108Cの各々と同構成の一つの配線群108、C/V変換回路172A~172Cの各々と同構成の一つのC/V変換回路172、について説明する。また、第2センサ105A~105Cの各々と同構成の一つの第2センサ105、配線群208A~208Cの各々と同構成の一つの配線群208、及び、C/V変換回路272A~272Cの各々と同構成のC/V変換回路272について説明する。
配線群108は、配線181~183を含んでいる。配線181の一端は、電極141に接続されている。この配線181は、回路基板106のグランドGCに接続されたグランド電位線GLに接続されている。なお、配線181は、グランド電位線GLにスイッチSWGを介して接続されていてもよい。また、配線182の一端は、ガード電極142に接続されており、配線182の他端はC/V変換回路172に接続されている。また、配線183の一端は、センサ電極143に接続されており、配線183の他端はC/V変換回路172に接続されている。
配線群208は、配線281~283を含んでいる。配線281の一端は、電極163に接続されている。この配線281は、回路基板106のグランドGCに接続されたグランド電位線GLに接続されている。なお、配線281は、グランド電位線GLにスイッチSWGを介して接続されていてもよい。また、配線282の一端は、ガード電極162に接続されており、配線282の他端はC/V変換回路272に接続されている。また、配線283の一端は、センサ電極161に接続されており、配線283の他端はC/V変換回路272に接続されている。
高周波発振器171は、バッテリーといった電源177に接続されており、当該電源177からの電力を受けて高周波信号を発生するよう構成されている。なお、電源177は、プロセッサ174、記憶装置175、及び、通信装置176にも接続されている。高周波発振器171は、複数の出力線を有している。高周波発振器171は、発生した高周波信号を複数の出力線を介して、配線182及び配線183、並びに、配線282及び配線283に与えるようになっている。したがって、高周波発振器171は、第1センサ104のガード電極142及びセンサ電極143に電気的に接続されており、当該高周波発振器171からの高周波信号は、ガード電極142及びセンサ電極143に与えられるようになっている。また、高周波発振器171は、第2センサ105のセンサ電極161及びガード電極162に電気的に接続されており、当該高周波発振器171からの高周波信号は、センサ電極161及びガード電極162に与えられるようになっている。
C/V変換回路172の入力には、ガード電極142に接続された配線182、及び、センサ電極143に接続された配線183が接続されている。即ち、C/V変換回路172の入力には、第1センサ104のガード電極142及びセンサ電極143が接続されている。また、C/V変換回路272の入力には、センサ電極161及びガード電極162がそれぞれ接続されている。C/V変換回路172及びC/V変換回路272は、その入力における電位差に応じた振幅を有する電圧信号を生成し、当該電圧信号を出力するよう構成されている。C/V変換回路172は、対応する第1センサ104が形成する静電容量に応じた電圧信号を生成する。すなわち、C/V変換回路172に接続されたセンサ電極の静電容量が大きいほど、当該C/V変換回路172が出力する電圧信号の電圧の大きさは大きくなる。同様に、C/V変換回路272に接続されたセンサ電極の静電容量が大きいほど、当該C/V変換回路272が出力する電圧信号の電圧の大きさは大きくなる。
A/D変換器173の入力には、C/V変換回路172及びC/V変換回路272の出力が接続している。また、A/D変換器173は、プロセッサ174に接続している。A/D変換器173は、プロセッサ174からの制御信号によって制御され、C/V変換回路172の出力信号(電圧信号)及びC/V変換回路272の出力信号(電圧信号)を、デジタル値に変換し、検出値としてプロセッサ174に出力する。
プロセッサ174には記憶装置175が接続されている。記憶装置175は、揮発性メモリといった記憶装置であり、例えば、測定データを記憶するよう構成されている。また、プロセッサ174には、別の記憶装置178が接続されている。記憶装置178は、不揮発性メモリといった記憶装置であり、例えば、プロセッサ174によって読み込まれて実行されるプログラムが記憶されている。
通信装置176は、任意の無線通信規格に準拠した通信装置である。例えば、通信装置176は、Bluetooth(登録商標)に準拠している。通信装置176は、記憶装置175に記憶されている測定データを無線送信するように構成されている。
プロセッサ174は、上述したプログラムを実行することにより、測定器100の各部を制御するように構成されている。例えば、プロセッサ174は、ガード電極142、センサ電極143、センサ電極161、及び、ガード電極162に対する高周波発振器171からの高周波信号の供給を制御する。また、プロセッサ174は、記憶装置175に対する電源177からの電力供給、通信装置176に対する電源177からの電力供給等を制御する。さらに、プロセッサ174は、上述したプログラムを実行することにより、A/D変換器173から入力された検出値に基づいて、第1センサ104の測定値及び第2センサ105の測定値を取得する。一実施形態では、A/D変換器173から出力された検出値をXとした場合、プロセッサ174では、測定値が(a・X+b)に比例した値となるように、検出値に基づいて測定値を取得している。ここで、a及びbは回路状態等によって変化する定数である。プロセッサ174は、例えば、測定値が(a・X+b)に比例した値となるような所定の演算式(関数)を有していてよい。
以上説明した測定器100では、測定器100がエッジリングERによって囲まれた領域に配置されている状態において、複数のセンサ電極143及びガード電極142はエッジリングERの内縁と対面する。これらセンサ電極143の信号とガード電極142の信号との電位差に基づいて生成される測定値は、複数のセンサ電極143それぞれとエッジリングERとの間の距離を反映する静電容量を表している。なお、静電容量Cは、C=εS/dで表される。εはセンサ電極143の前面143fとエッジリングERの内縁との間の媒質の誘電率であり、Sはセンサ電極143の前面143fの面積であり、dはセンサ電極143の前面143fとエッジリングERの内縁との間の距離と見なすことができる。
したがって、測定器100によれば、被加工物Wを模した当該測定器100とエッジリングERとの相対的な位置関係を反映する測定データが得られる。例えば、測定器100によって取得される複数の測定値は、センサ電極143の前面143fとエッジリングERの内縁との間の距離が大きくなるほど、小さくなる。したがって、第1センサ104A~104Cの各々のセンサ電極143の静電容量を表す測定値に基づいて、エッジリングERの各径方向における各センサ電極143のずれ量を求めることができる。そして、各径方向における第1センサ104A~104Cの各々のセンサ電極143のずれ量から、測定器100の搬送位置の誤差を求めることができる。
また、測定器100が静電チャックESCに載置されている状態では、複数のセンサ電極161及びガード電極162は静電チャックESCと対面する。上述の通り、静電容量Cは、C=εS/dで表される。εはセンサ電極161と静電チャックESCとの間の媒質の誘電率であり、dはセンサ電極161と静電チャックESCとの間の距離であり、Sは平面視においてセンサ電極161と静電チャックESCとが互いに重なり合う面積と見なすことができる。面積Sは、測定器100と静電チャックESCとの相対的な位置関係によって変化する。したがって、測定器100によれば、被加工物Wを模した当該測定器100と静電チャックESCとの相対的な位置関係を反映する測定データが得られる。
一例では、所定の搬送位置、すなわち静電チャックESCの中心と測定器100の中心とが一致する静電チャックESC上の位置に測定器100が搬送された場合、センサ電極161における外縁161bと静電チャックESCのエッジとが一致してもよい。この場合、例えば、測定器100の搬送位置が所定の搬送位置からずれることにより、センサ電極161が静電チャックESCに対して径方向の外側にずれたときに、面積Sは小さくなる。すなわち、センサ電極161によって測定される静電容量は、所定の搬送位置に測定器100が搬送された場合の静電容量に比べて小さくなる。したがって、第2センサ105A~105Cの各々のセンサ電極161の静電容量を表す測定値に基づいて、静電チャックESCの各径方向における各センサ電極161のずれ量を求めることができる。そして、各径方向における第2センサ105A~105Cの各々のセンサ電極161のずれ量から、測定器100の搬送位置の誤差を求めることができる。
続いて、第2センサ105について、更に詳細に説明する。図10は、測定器の径方向に沿ってとった第2センサの断面図であり、一つの第2センサ105の断面を模式的に示す。図10に示すように、第2センサ105は、ベース基板102の下面102bよりも下方に向かって突出している。一例の測定器100において、ベース基板102の下面102bには、第2センサ105を収容するための凹部121が形成されている。すなわち、下面102bには、3つの第2センサ105を収容するための3つの凹部121が、周方向に等間隔で形成されている。凹部121の深さは、電極161,162,163の厚みよりも大きい。また、凹部121は、平面視において電極161,162,163を囲むことが可能な形状を有している。一例の第2センサ105は、電極161,162,163を覆う電気的な絶縁部材166を有する。絶縁部材166は、板状を呈していてよい。絶縁部材166は、ガラス、セラミック又は絶縁性樹脂のいずれかによって形成され得る。絶縁性樹脂は、例えばエポキシ樹脂であってよい。
絶縁部材166は、平面視において、凹部121の輪郭に沿った形状であって、凹部121の輪郭よりも一回り大きい外形を有している。電極161,162,163は、絶縁部材166の上面166bに形成されている。絶縁部材166の上面166bの周縁は、下面102bにおける凹部121の周縁に固定されている。これにより、電極161,162,163は、凹部121と絶縁部材166とによって形成される空間内に配置される。この場合、上述した絶縁領域164,165は、空間によって形成されている。当該空間は、密閉されていてもよいし、外部と連通していてもよい。
上記構成により、第2センサ105は、対応する凹部121に固定された状態で、ベース基板102の下面102bよりも下方まで突出する。図10の例では、下面102bからの第2センサ105の突出量の大きさは、ベース基板102の厚さ方向における、下面102bから第2センサ105の下端までの距離166Lである。なお、一例の第2センサ105の下端は、絶縁部材166の下面166aである。一例においては、絶縁部材166の上面166bが下面102bに固定されているため、距離166Lは、絶縁部材166の上面166bから下面166aまでの厚さと同じである。一例において、距離166Lは、0.05mm~0.5m程度であってよい。例えば、距離166Lは、絶縁部材166を構成する材料に応じて決定されてもよい。なお、距離166Lは、上記例示の範囲に限定されるものではない。
続いて、上述した測定器100を用いた静電容量の測定方法について説明する。図11は、測定器を用いた測定方法を示すフロー図である。図11に示すように、一例の測定方法においては、ます、測定器100が搬送され(ステップST1)、搬送された測定器100が載置される(ステップST2)。上述の通り、処理システム1における搬送装置TU2は、制御部MCによって制御される。一例では、搬送装置TU2は、制御部MCから送信される搬送位置データに基づき静電チャックESCの載置領域上に被加工物W及び測定器100を搬送し得る。載置領域は、静電チャックESCの上面であってよい。ステップST1,ST2では、搬送位置データによって特定される載置領域上の位置に、搬送装置TU2によって測定器100が搬送される。具体的には、搬送装置TU1が、ロードロックモジュールLL1及びロードロックモジュールLL2のうち一方のロードロックモジュールに測定器100を搬送する。そして、搬送装置TU2が、搬送位置データに基づいて、一方のロードロックモジュールから、プロセスモジュールPM1~PM6のうち何れかに測定器100を搬送し、当該測定器100を静電チャックESCの載置領域上に載置する。載置領域上において、測定器100は、ベース基板102が複数の第2センサ105によって支持されるように、対象物である静電チャックESCの上面に載置される。この状態では、複数の第2センサ105における絶縁部材166の下面166aが静電チャックESCの上面に当接している。搬送位置データは、例えばエッジリングER又は載置領域の中心位置に測定器100の中心軸線AX100の位置が一致するように予め定められた座標データであってよい。
次に、測定器100によって静電容量が取得される(ステップST3)。すなわち、測定器100は、静電チャックESCの上面に測定器100が載置された状態で、複数の電極に高周波信号を与えることによって、複数の電極における電圧振幅のそれぞれから静電容量を表す複数の測定値を生成する。具体的には、測定器100は、エッジリングERと第1センサ104A~104Cのそれぞれのセンサ電極161との間の静電容量の大きさに応じた複数のデジタル値(測定値)を取得し、当該複数のデジタル値を記憶装置175に記憶する。また、測定器100は、静電チャックESC(対象物)の載置領域と第2センサ105A~105Cのそれぞれのセンサ電極161との間の静電容量の大きさに応じた複数のデジタル値(測定値)を取得し、当該複数のデジタル値を記憶装置175に記憶する。一つの例示的実施形態においては、第1センサ104A~104Cによって取得されたそれぞれの静電容量に基づいて、エッジリングERの中心位置に対する測定器100の中心のずれ量(誤差)が導出され得る。また、第2センサ105A~105Cによって取得されたそれぞれの静電容量に基づいて、静電チャックESCの中心位置に対する測定器100の中心のずれ量が導出され得る。このようなずれ量は、例えば、搬送装置TU2による搬送に利用される搬送位置データの較正に利用され得る。
以上説明のとおり、一つの例示的実施形態においては、測定器100が提供される。測定器100は、平坦な下面102bを有するベース基板102と、複数の第2センサ105と、回路基板106と、を備える。複数の第2センサ105は、ベース基板102のエッジに沿って配置され、下方に向いた複数の電極161を提供する。回路基板106は、ベース基板102上に搭載されている。回路基板106は、複数の第2センサ105のそれぞれに接続されている。回路基板106は、複数の電極161に高周波信号を与え、複数の電極161における電圧振幅のそれぞれから静電容量を表す複数の測定値を生成する。複数の第2センサ105は、ベース基板102の下面102bよりも下方に向かって突出している。
上記の測定器100では、ベース基板102から下方に向いた複数のセンサ電極161に対向する対象物(一例においては静電チャックESC)がある場合に、それぞれのセンサ電極161と対象物との間の静電容量を表す測定値が取得される。この測定値は、センサ電極161と対象物との間の距離の大きさに応じて変化し得る。対象物が平坦ではない場合、対象物上に測定器が載置されると、複数のセンサのうちのいくつかが対象物から離間し得る。例えば、対象物の中央が盛り上がっている場合、対象物の中央とベース基板の中央とが接触することにより、ベース基板の周縁が部分的に対象物から浮き上がることが考えられる。このような場合、複数のセンサ同士で電極と対象物との間の距離にばらつきが生じることが考えられる。例えば、対象物が静電チャックESCである場合、静電チャックESCの消耗具合、個体差などによって静電チャックESCの上面が平坦ではないことが考えられる。また、ベース基板102に反り等が発生している場合、平坦な対象物上に測定器100が載置されたとしても、複数のセンサ同士で電極と対象物との間の距離にばらつきが生じることが考えられる。例えば、測定器100のベース基板102には、回路基板106等を搭載するための所定の機械加工が施されている。また、測定器100は、例えば摂氏20度から80度程度の環境下で使用されることが想定される。測定器100のベース基板102には、上記の製造上又は使用環境上の理由により、反り、ゆがみ等が生じることが考えられる。
一例の測定器100のように、複数の第2センサ105がベース基板102の下面102bよりも下方に突出している場合、静電チャックESC上に載置された測定器100は、複数の第2センサ105によって支持され得る。そのため、例えば、静電チャックESCの中央が盛り上がっているとしても、ベース基板102の中央と静電チャックESCの中央とが接触することが抑制される。これにより、複数の第2センサ105同士において、センサ電極161と静電チャックESCの上面との間の距離は、互いに同じになる。一例において、センサ電極161と静電チャックESCの上面との間の距離は、下面102bから第2センサ105の下端までの距離166Lに等しくなる。したがって、センサ間での測定条件のバラツキが抑制され、測定器100の測定精度を安定化させることができる。
一つの例示的実施形態において、複数のセンサ電極161は、ベース基板102の下面102bの延在方向に沿って延在し、複数の第2センサ105は、複数のセンサ電極161をそれぞれ覆う複数の絶縁部材166を有している。この構成では、静電チャックESC上に測定器100が載置される場合に、複数の第2センサ105をそれぞれ構成する絶縁部材166が静電チャックESCの上面に接触する。
一つの例示的実施形態において、複数の絶縁部材166は、ガラス、セラミック又は絶縁性樹脂のいずれかによって形成されているため、比較的安価に、また簡便に製造され得る。
一つの例示的実施形態において、ベース基板102の下面102bには、複数の第2センサ105をそれぞれ収容する複数の凹部121が形成されている。複数の第2センサ105は、対応する複数の凹部121に収容された状態で、ベース基板102の下面102bから下方に突出している。この構成では、ベース基板102内において複数の第2センサ105を精度良く位置決めできる。また、測定器100の厚みが大きくなることを抑制できる。
一つの例示的実施形態において、複数の第2センサ105は、ベース基板102のエッジに沿って周方向に等間隔で配置された3つのセンサであってよい。この構成では、3つの第2センサ105によって測定器100が安定して支持され得る。また、測定器100が第2センサ105によって支持されている状態では、全ての第2センサ105の絶縁部材166が静電チャックESCの上面に当接する。
以上、例示的実施形態について説明してきたが、上述した例示的実施形態に限定されることなく、様々な省略、置換、及び変更がなされてもよい。
図12は、図10と同様に、測定器の径方向に沿ってとった他の例の第2センサの断面図である。図12の例において、ベース基板102の下面102bには、第2センサ105を収容するための凹部122が形成されている。すなわち、下面102bには、3つの第2センサ105を収容するための3つの凹部122が、周方向に等間隔で形成されている。凹部122は、平面視において電極161,162,163を囲むことが可能な形状を有している。一例の第2センサ105は、電極161,162,163を覆う絶縁部材167を有する。一例の絶縁部材167は、板状を呈していてよい。絶縁部材167は、ガラス、セラミック又は絶縁性樹脂のいずれかによって形成され得る。絶縁性樹脂は、例えばエポキシ樹脂であってよい。
絶縁部材167は、平面視において、凹部121の輪郭に沿った形状を有する。電極161,162,163は、絶縁部材167に埋設されている。すなわち、絶縁部材167は、電極161,162,163と凹部122の天面との間、電極161と電極162との間、電極162と電極163との間、電極163の外周、及び、電極161,162,163の下面側に設けられている。上述した絶縁領域164,165は、絶縁部材167によって形成されている。絶縁部材167は、上下方向の中央よりも上側部分が凹部122内に収容された状態で、ベース基板102に固定されている。絶縁部材167の下側部分は、凹部122からベース基板102の下面102bよりも下方に向かって突出している。これにより、第2センサ105間での測定条件のバラツキが抑制され、測定精度を安定化させることができる。また、図12の構成では、絶縁部材167における電極161,162,163よりも下側部分の厚みを比較的自由に設計できる。例えば、当該厚みを薄くすることによって、電極161,162,163と対象物との間の距離を小さくすることができ、第2センサ105の感度が向上し得る。
また、図13は、図10及び図12と同様に、測定器の径方向に沿ってとったさらに他の例の第2センサの断面図である。図13の例において、ベース基板102の下面102bには、第2センサ105を収容するための凹部123が形成されている。すなわち、下面102bには、3つの第2センサ105を収容するための3つの凹部123が、周方向に等間隔で形成されている。凹部123は、平面視において電極161,162,163を囲むことが可能な形状を有している。第2センサ105は、電極161,162,163を覆う絶縁部材168を有する。一例の絶縁部材168は、略板状を呈していてよい。絶縁部材168は、ガラス、セラミック又は絶縁性樹脂のいずれかによって形成され得る。絶縁性樹脂は、例えばエポキシ樹脂であってよい。
絶縁部材168は、平面視において、凹部123の輪郭に沿った形状である。絶縁部材168は、電極161と電極162との間、電極162と電極163との間、電極163の外周、及び、電極161,162,163の下面側に設けられている。すなわち、電極161,162,163は、絶縁部材168の上面側に設けられている。上述した絶縁領域164,165は、絶縁部材168によって形成されている。絶縁部材168は、上下方向の中央よりも上側部分が凹部123内に収容された状態で、ベース基板102に固定されている。絶縁部材168の下側部分は、凹部123からベース基板102の下面102bよりも下方に向かって突出している。これにより、第2センサ105間での測定条件のバラツキが抑制され、測定精度を安定化させることができる。また、図13の構成においても、図12の構成と同様に、絶縁部材168における電極161,162,163よりも下側部分の厚みを比較的自由に設計できる。
また、図10において、凹部121と絶縁部材166とによって空間が形成される例を示したが、当該空間には、絶縁体が充填されていてもよい。空間に充填される絶縁体は、絶縁部材166を構成する材料と同じであってもよいし、異なっていてもよい。空間を絶縁体によって充填する場合、ベース基板102に対して第2センサ105を容易に組み付けることができる。また、図12,13の構成と同様に、絶縁部材166の厚みを容易に薄くすることができる。
以上の説明から、本開示の種々の実施形態は、説明の目的で本明細書で説明されており、本開示の範囲及び主旨から逸脱することなく種々の変更をなし得ることが、理解されるであろう。したがって、本明細書に開示した種々の実施形態は限定することを意図しておらず、真の範囲と主旨は、添付の特許請求の範囲によって示される。
100…測定器、102…ベース基板、102b…下面、105…第2センサ(センサ)、106…回路基板、161…センサ電極(電極)。

Claims (6)

  1. 下面を有するベース基板と、
    前記ベース基板のエッジに沿って配置され、下方に向いた複数の電極を提供する複数のセンサと、
    前記ベース基板に搭載されており、前記複数のセンサのそれぞれに接続された回路基板であって、前記複数の電極に高周波信号を与え、前記複数の電極における電圧振幅のそれぞれから静電容量を表す複数の測定値を生成するよう構成された、該回路基板と、を備え、
    前記複数のセンサは、前記ベース基板の前記下面よりも下方に向かって突出している、測定器。
  2. 前記複数の電極は、前記ベース基板の前記下面の延在方向に沿って延在し、
    前記複数のセンサは、前記複数の電極をそれぞれ覆う複数の絶縁部材を有する、請求項1に記載の測定器。
  3. 前記複数の絶縁部材は、ガラス、セラミック又は絶縁性樹脂のいずれかによって形成されている、請求項2に記載の測定器。
  4. 前記ベース基板の前記下面には、前記複数のセンサをそれぞれ収容する複数の凹部が形成されており、
    前記複数のセンサは、対応する前記複数の凹部に収容された状態で、前記ベース基板の前記下面から下方に突出している、請求項1~3のいずれか一項に記載の測定器。
  5. 前記複数のセンサは、前記ベース基板の前記エッジに沿って周方向に等間隔で配置された3つのセンサである、請求項1~4のいずれか一項に記載の測定器。
  6. 測定器と対象物との間の静電容量を測定する方法であって、
    前記測定器は、
    下面を有するベース基板と、
    前記ベース基板のエッジに沿って配置され、下方に向いた複数の電極をそれぞれ提供する複数のセンサと、
    前記ベース基板上に搭載されており、前記複数のセンサのそれぞれに接続された回路基板であって、前記複数の電極に高周波信号を与え、前記複数の電極における電圧振幅のそれぞれから静電容量を表す複数の測定値を生成するよう構成された、該回路基板と、を備え、
    前記複数のセンサは、前記ベース基板の前記下面から下方に突出しており、
    該方法は、
    前記複数のセンサによって前記測定器が支持されるように、前記対象物の上面に前記測定器を載置することと、
    前記対象物の上面に前記測定器が載置された状態で、前記複数の電極に高周波信号を与えることによって、前記複数の電極における電圧振幅のそれぞれから静電容量を表す複数の測定値を生成することと、
    を含む、測定方法。


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