JP2022107226A - 熱交換装置、循環流動層ボイラプラント及び熱交換方法 - Google Patents

熱交換装置、循環流動層ボイラプラント及び熱交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プラント設備全体としての熱効率を向上させるとともに、伝熱管群が占有する領域を縮小させることができる熱交換装置、循環流動層ボイラプラント及び熱交換方法を提供する。【解決手段】循環流動層ボイラから排出された燃焼ガスが流通する燃焼ガス流路31を形成するダクト30と、燃焼ガス流路31を流通する燃焼ガスに含まれるばいじん等の固形物を捕集する集塵装置18と、燃焼ガス流路31を流通する燃焼ガスと熱交換する複数の伝熱管で構成された熱交換器40と、を備え、熱交換器40は、燃焼ガスの流れ方向において集塵装置18よりも下流側に設置されている。【選択図】図2

Description

本開示は、熱交換装置、循環流動層ボイラプラント及び熱交換方法に関する。
炉底から供給される空気により、火炉内で燃料及び流動材(例えば硅砂などSiO2が主体の粒子)を流動させて流動層を形成することで、燃焼効率を向上させる循環流動層ボイラ(CFBボイラ、CFB:Circulating Fluidized Bed)が知られている(例えば特許文献1)。
実開昭60-122603号公報
しかしながら、循環流動層ボイラで多く使用されている廃棄物を含む燃料を使用する場合、燃料中の腐食成分(例えば硫黄成分)により、燃焼ガスが流通するダクトの下流域にある酸露点温度を下回る低温領域において、結露した硫酸によって低温腐食が発生する可能性がある。このため、燃焼ガスが流通するダクトの下流域に熱交換装置(熱交換器)を設置することは避けられてきた。
一方で、プラントの熱効率を向上させるためには、ダクトの下流域にも熱交換装置(熱交換器)を設置して燃焼ガスから熱を回収することが望ましい。また、熱交換装置が有する伝熱管は、燃焼ガスに含まれるばいじん等の固形物によって隣接する伝熱管との間で目詰まりを起こさないように、それぞれ隣接する伝熱管と十分な間隔を置いた疎な状態で配置される。このため、熱交換器が占有する領域(体積)が大きくなり、熱交換器及び熱交換器を収めるダクトが大型化する可能性がある。また、伝熱管をメンテナンスするための作業スペースを確保するために、多層の伝熱管を水平方向または鉛直方向に複数段に分割して配置する必要があり、これにより、熱交換器及び熱交換器を収めるダクトが更に大型化する可能性がある。
本開示はこのような事情に鑑みてなされたものであって、プラント設備全体としての熱効率を向上させるとともに、熱交換器が占有する領域を縮小させることができる熱交換装置、循環流動層ボイラプラント及び熱交換方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の熱交換装置、循環流動層ボイラプラント及び熱交換方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本開示の一態様に係る熱交換装置は、循環流動層ボイラから排出された燃焼ガスが流通する燃焼ガス流路を形成するダクトと、該燃焼ガス流路を流通する燃焼ガスに含まれるばいじん等の固形物を捕集する集塵装置と、前記燃焼ガス流路を流通する燃焼ガスと熱交換する複数の伝熱管で構成された熱交換器とを備え、前記熱交換器は、燃焼ガスの流れ方向において前記集塵装置よりも下流側に設置されている。
また、本開示の一態様に係る循環流動層ボイラプラントは、上記の熱交換装置を備えている。
また、本開示の一態様に係る熱交換方法は、上記の熱交換装置を用いた熱交換方法であって、前記熱交換器で前記循環流動層ボイラから排出された燃焼ガスから熱回収する工程を含む。
本開示によれば、プラント設備全体としての熱効率を向上させるとともに、熱交換器が占有する領域を縮小させることができる。
本開示の一実施形態に係る循環流動層ボイラプラントの概略構成図である。 本開示の一実施形態に係る熱交換装置の構成図である。 図2に示す切断線III-IIIにおける断面図である。 伝熱管の側面図である。 図3に示すA部の部分拡大図である。 図3を平面視した図である。 伝熱管の他の形態を示した詳細図である。 図7に示す伝熱管の側面図である。 比較例に係る伝熱管群の断面図である。 図9を平面視した図である。 比較例に係る熱交換装置の構成図である。
以下に、本開示の一実施形態に係る熱交換装置、循環流動層ボイラプラント及び熱交換方法について、図面を参照して説明する。
[循環流動層ボイラプラント]
図1に示すように、本実施形態に係る循環流動層ボイラプラント1は、燃料サイロ2、循環流動層ボイラ3、サイクロン4、ダクト30、対流伝熱部5、集塵装置18及び排ガスクーラ(熱交換装置)40を備えている。また、本実施形態に係る熱交換装置は、上記のダクト30、集塵装置18及び排ガスクーラ40を備えている。
燃料サイロ2は、循環流動層ボイラ3にて使用する燃料を蓄積する装置である。
燃料は、例えば、バイオマスを含むものとされる。バイオマスとは、例えば、木材やパームヤシ殻(PKS:Palm Kernel Shell)等を原料とする。
ここで、他の燃料の例としては、廃棄物(廃タイヤ、脱水汚泥、都市ごみ等)を含むものがある。しかし、これらの燃料には腐食成分(例えば硫黄成分)が多く含まれるので、燃焼ガスの流れ方向の下流側における低温領域において酸露点温度を下回りやすい。このため、本実施形態においては、腐食成分の含有量が多い燃料は使用せず、腐食成分の含有量が少ない、例えばバイオマス系の燃料を使用する。具体的には、腐食成分を硫黄成分とした場合、硫黄成分が0.1wt%以下の燃料を使用する。
なお、炉内の燃焼ガス温度が約800℃から900℃である循環流動層ボイラ3に対して、炉内の燃焼ガス温度が約1400℃から1500℃と高温である一般的な石炭を燃料とするボイラにおいては、燃焼ガスの流れ方向の下流側でも酸露点温度を下回りにくい。このため、上記のような課題は生じにくい。
燃料サイロ2には、流動化可能なサイズに粉砕された燃料が貯蔵されている。燃料サイロ2は、燃料供給路8を介して循環流動層ボイラ3と接続されている。燃料供給路8によって、燃料サイロ2から循環流動層ボイラ3に燃料の供給を行うことができる。
燃料供給路8は、燃料サイロ2からの燃料の切り出しを促進し燃料通過量(燃料供給量)を均一化する燃料フィーダ19と、燃料の供給量を調整するための計量供給機20を有している。
循環流動層ボイラ3は、供給される空気(酸化性ガス)の一部を流動化ガスとして、流動材と燃料供給路8より供給された燃料を流動化させ、混合、燃焼して高温の燃焼ガスを生成する装置である。
具体的には、循環流動層ボイラ3では、炉底に設けられた流動化ノズル10から供給される空気(流動化ガス)により、循環流動層ボイラ3内の流動材を流動化し、流動層を形成させる。流動層が形成されることで、炉内において、燃料、流動材、及び空気の混合が促進され、燃焼効率が向上する。流動材には、例えば、硅砂などSiO2が主体の粒子が用いられる。
循環流動層ボイラ3に供給される空気は、押込通風機16で加圧された空気が、空気予熱器17において燃焼ガスと熱交換して予熱した後に、一部が流動化ガスとして流動化ノズル10から供給され、その他は炉内に形成された流動層の上部に設けられた空気ノズル11から供給された空気である。
サイクロン4は、燃焼ガスと流動材とを分離する装置である。サイクロン4は、循環流動層ボイラ3の出口側に設けられている。サイクロン4で分離された燃焼ガスはダクト30を介して対流伝熱部5へ供給され、流動材はシールポット6に回収される。
シールポット6へ回収された流動材は、ライン23及び灰取出弁15を介して外部熱交換器7に供給される。
なお、外部熱交換器7に供給された流動材以外の流動材は、ライン25を介して循環流動層ボイラ3へ戻される。
外部熱交換器7は、流動床式外部熱交換器(FBHE:Fluidized Bed Heat Exchanger)である。
外部熱交換器7では、ブロワ14から供給された空気等の酸化性ガスによって流動材が流動している。外部熱交換器7では、蒸発器26、一次過熱器27において高温状態の流動材とボイラ給水との熱交換が行われ過熱蒸気が生成される。
外部熱交換器7は、ライン24を介して循環流動層ボイラ3の炉底部と連通している。
ダクト30は、サイクロン4のガス側の排出口に接続されている。
ダクト30の内部には、燃焼ガス流路31が形成されている。燃焼ガス流路31には、循環流動層ボイラ3から排出され、サイクロン4で流動材が分離除去された燃焼ガスが流通する。
対流伝熱部5は、燃焼ガスとボイラ給水との間で熱交換を行うことで過熱蒸気を生成するものである。
対流伝熱部5は、燃焼ガス流路31に設けられている。対流伝熱部5は、例えば、節炭器12及び二次過熱器13を有している。
節炭器12は、対流伝熱部5における比較的低温の燃焼ガス(例えば、二次過熱器13等で熱交換が行われた後の燃焼ガス)を用いてボイラ給水を予熱する装置である。
二次過熱器13は、外部熱交換器7で生成された過熱蒸気を、燃焼ガスの熱を用いて更に過熱する装置である。過熱された蒸気は、例えば発電機に接続された蒸気タービン(図示せず)に供給され、発電等に用いられる。
なお、各熱交換器12,13,26,27の構成や配置は、前述の説明に限定されない。
対流伝熱部5の入口付近における燃焼ガスの温度は約850℃程度である。一方、対流伝熱部5の出口付近における燃焼ガスの温度は約350℃程度である。なお、これらの数値は例示である。
対流伝熱部5において熱交換を終えた燃焼ガスは、空気予熱器17を通過した後、集塵装置18に供給される。
空気予熱器17の出口付近における燃焼ガスの温度は約180℃程度である。なお、この数値は例示である。
集塵装置18は、対流伝熱部5及び空気予熱器17において熱交換を終えた燃焼ガスに含まれるばいじん等の固形物を捕集する装置である。集塵装置18は、例えば、バグフィルタである。
排ガスクーラ40は、集塵装置18でばいじん等の固形物が捕集された燃焼ガスを用いてボイラ給水を予熱する装置である。排ガスクーラ40で予熱されたボイラ給水は、節炭器12に供給される。
図1及び図2に示すように、排ガスクーラ40は、ダクト30に設けられている。また、排ガスクーラ40は、燃焼ガスの流れ方向において、集塵装置18よりも下流側のダクト30に設けられている。
排ガスクーラ40の出口付近における燃焼ガスの温度は約130℃程度である。なお、この数値は例示である。
排ガスクーラ40において熱交換を終えた燃焼ガスは、ダクト30を介して煙突(図示せず)から大気に放出される。
[排ガスクーラについて]
図2に示すように、排ガスクーラ40は、伝熱管群50を有している。伝熱管群50は、排ガスクーラ40の内部において燃焼ガスに晒されている。
図3に示すように、伝熱管群50は、複数本の伝熱管51を有している。各伝熱管51は、支持板54によって固定支持されている。
伝熱管群50は、燃焼ガスの流れ方向に直交する面内において複数の伝熱管51が平行に配列された層Lを有している。その層Lが燃焼ガスの流れ方向に積層されて伝熱管群50を構成している。層Lの数は、例えば4層から8層である。
図4に示すように、伝熱管51は、管部52及びフィン53を有している。
管部52の内部には、ボイラ給水や蒸気が流通する。
フィン53は、例えば、管部52の外周面にらせん状に取り付けられたスパイラルフィンとされている。
図3及び図5に示すように、複数の伝熱管51は、燃焼ガスの流れ方向に沿った断面において、千鳥状に配置されている。
千鳥状の配置において、隣り合う伝熱管51同士の間隔は、例えば、次の寸法であることが好ましい。
すなわち、フィン53の外径をDとしたとき、同じ層Lにおいて隣り合う伝熱管51との間隔(中心軸同士の間隔)を寸法aとしたとき、寸法a=2.2D程度であることが好ましい。また、フィン53の直径をDとしたとき、層Lの積層方向に隣り合った層Lにおいて最も近い伝熱管51との間隔(中心軸間)を寸法bとしたとき、寸法b=2.3D程度であることが好ましい。なお、層L同士の間隔SLは、寸法aに等しい。
以上の寸法a及び寸法bより、隣り合う伝熱管51同士の間隔は、2.5D以下であることが好ましい。
このように伝熱管51を配置することで、例えば図6に示すように、伝熱管群50を平面視した場合に、層Lの伝熱管51が有するフィン53と、層Lの積層方向において隣り合った層Lの伝熱管51が有するフィン53とが重なり合うような状態となる。これによって、伝熱管51が密な状態で配置された伝熱管群50を構成することができる。
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
熱交換装置は、循環流動層ボイラ3から排出された燃焼ガスが流通する燃焼ガス流路31を形成するダクト30と、燃焼ガス流路31を流通する燃焼ガスに含まれるばいじん等の固形物を捕集する集塵装置18と、複数の伝熱管51で構成され、燃焼ガス流路31を流通する燃焼ガスと熱交換する排ガスクーラ40とを備え、排ガスクーラ40は、燃焼ガスの流れ方向において集塵装置18よりも下流側に設置されている。このため、排ガスクーラ40によって系外に排出される燃焼ガスの温度を下げ且つ給水を予熱することで、プラント設備全体としての熱効率を向上させることができる。
なお、例えば、燃料として廃棄物を含む燃料等、燃料中の腐食成分(例えば硫黄成分)が多い燃料を使用する場合、燃料中の腐食成分によって燃焼ガス流路31における燃焼ガスの流れ方向の下流域にある低温領域で多量の腐食成分を含む結露水が発生して、伝熱管51に低温腐食が発生する可能性がある。このため、燃焼ガス流路31の低温領域に排ガスクーラ40を設置することが困難である。これに対して、例えばバイオマスを含む燃料等、燃料中の腐食成分が少ない燃料を使用する場合、燃焼ガス中に含まれる腐食成分が、廃棄物を含む燃料等、燃料中の腐食成分が多い燃料を使用した場合に比べて少ないため、低温腐食の発生を抑制できる。このため、燃焼ガス流路31の低温領域でも排ガスクーラ40を設置できる。
また、排ガスクーラ40が燃焼ガスの流れ方向において集塵装置18よりも下流側に設置されているので、燃焼ガス中のばいじん等の固形物による目詰まりを抑制できる。このため、伝熱管51を密な状態で配置することが可能となり、伝熱管群50が占有する領域を縮小させることができる。
これについて、仮に燃焼ガス中のばいじん等の固形物が多く存在する場合、伝熱管51と他の伝熱管51との間にばいじん等の固形物が堆積して、目詰まりを引き起こす可能性がある。目詰まりが発生すると、固形物の堆積が進行しやすくなり、燃焼ガス流路31の流路面積が徐々に減少し、燃焼ガス流路31が閉塞する可能性がある。このため、目詰まりを回避するために、図9及び図10に示すように、管部152とフィン153とを有する伝熱管151を疎な状態で配置する必要がある。
ここで、「疎な状態」とは、例えば、伝熱管群150を平面視した場合に、層Lの伝熱管151が有するフィン153と、積層方向において隣り合った層Lの伝熱管151が有するフィン153とが重なり合わないような状態をいう。換言すると、伝熱管群150を平面視した場合に、伝熱管151が有するフィン153と他の伝熱管151が有するフィン153との間に隙間が形成されているような状態をいう。
この場合において、層Lを構成する伝熱管151の本数が「密な状態」よりも少なくなるため、本実施形態の排ガスクーラ40と同じ伝熱面積を維持しようとすれば、層Lを多く積層させる必要があり、伝熱管群150が占有する領域が拡大する。そうすると、図11(比較例としての熱交換装置)に示すように、伝熱管群150を複数段に分割しなければならない。なぜなら、伝熱管群150を無理に1段にまとめてしまうと、伝熱管群150の中央領域のメンテナンスが困難になるからである。このため、伝熱管群150を複数段に分割して、作業用のスペースSを確保する必要があり、更に伝熱管群150が占有する領域が拡大する。
また、燃焼ガスの流れ方向に沿った排ガスクーラ40の断面において、複数の伝熱管51は、千鳥状に配列されているので、効率的に密な状態で伝熱管51を配置することができる。このため、伝熱管群50が占有する領域を縮小させることができる。これによって、伝熱面積を維持したまま排ガスクーラ40を小型化できる。
また、伝熱管51は、フィン53を有しているので、効率的な熱交換が可能となる。このとき、排ガスクーラ40が燃焼ガスの流れ方向において集塵装置18よりも下流側に設置されているので、排ガスクーラ40を流通する燃料ガスに含まれるばいじん等の固形物が少なくなり、伝熱管51にフィン53を設けたとしてもばいじん等の固形物による目詰まりを抑制できる。
なお、フィン53は、図7及び図8に示すように、切り欠きを有するセレートフィンとすることもできる。これによって、伝熱面積が増加して伝熱効率の更なる向上が可能となる。
また、フィン53の直径をDとしたとき、隣り合う伝熱管51同士の間隔は、2.5D以下とされているので、効率的に密な状態で伝熱管51を配置することができる。
以上の通り説明した一実施形態は、例えば以下のように把握される。
すなわち、本開示の一実施形態に係る熱交換装置は、循環流動層ボイラ(3)から排出された燃焼ガスが流通する燃焼ガス流路(31)を形成するダクト(30)と、該燃焼ガス流路(31)を流通する燃焼ガスに含まれるばいじん等の固形物を捕集する集塵装置(18)と、前記燃焼ガス流路(31)を流通する燃焼ガスと熱交換する複数の伝熱管(51)で構成された熱交換器(40)とを備え、前記熱交換器(40)は、燃焼ガスの流れ方向において前記集塵装置(18)よりも下流側に設置されている。
本態様に係る熱交換装置は、循環流動層ボイラ(3)から排出された燃焼ガスが流通する燃焼ガス流路(31)を形成するダクト(30)と、燃焼ガス流路(31)を流通する燃焼ガスに含まれるばいじん等の固形物を捕集する集塵装置(18)と、複数の伝熱管(51)で構成され燃焼ガス流路(31)を流通する燃焼ガスと熱交換する熱交換器(40)とを備え、熱交換器(40)は、燃焼ガスの流れ方向において集塵装置(18)よりも下流側に設置されているので、熱交換器(40)によって系外に排出される燃焼ガスの温度を下げ且つ給水を予熱することで、プラント設備全体としての熱効率を向上させることができる。なお、例えば、廃棄物を含む燃料等、燃料中の腐食成分が多い燃料を使用する循環流動層ボイラの場合、燃料中の腐食成分(例えば硫黄成分)によって燃焼ガス流路の低温領域で低温腐食が発生する可能性があり伝熱管を設置することが困難である。これに対して、バイオマスを含む燃料等、燃料中の腐食成分が少ない燃料を使用する循環流動層ボイラ(3)の場合、燃焼ガス中に含まれる腐食成分が廃棄物を含む燃料等、燃料中の腐食成分が多い燃料を使用する循環流動層ボイラに比べて少ないので、燃焼ガス流路の低温領域でも伝熱管(51)を設置できる。
また、熱交換器(40)が燃焼ガスの流れ方向において集塵装置(18)よりも下流側に設置されているので、燃焼ガス中のばいじん等の固形物による目詰まりを抑制できる。このため、伝熱管(51)を密な状態で配置することが可能となり、伝熱管群(50)が占有する領域を縮小させることができる。
また、本開示の一実施形態に係る熱交換装置について、燃焼ガスの流れ方向に沿った前記熱交換器(40)の断面において、複数の前記伝熱管(51)は、千鳥状に配列されている。
本態様に係る熱交換装置において、燃焼ガスの流れ方向に沿った熱交換器(40)の断面において、複数の伝熱管(51)は、千鳥状に配列されているので、効率的に密な状態で伝熱管(51)を配置することができる。このため、伝熱管群(50)が占有する領域を縮小させることができる。これによって、伝熱面積を維持したまま熱交換器(40)を小型化できる。
また、熱交換器(40)が燃焼ガスの流れ方向において集塵装置(18)よりも下流側に設置されているので、伝熱管(51)を密な状態で配置したとしてもばいじん等の固形物による目詰まりを抑制できる。
また、本開示の一実施形態に係る熱交換装置において、前記伝熱管(51)は、フィン(53)を有している。
本態様に係る熱交換装置において、伝熱管(51)は、フィン(53)を有しているので、伝熱効率の向上が可能となる。
また、熱交換器(40)が燃焼ガスの流れ方向において集塵装置(18)よりも下流側に設置されているので、伝熱管(51)にフィン(53)を設けたとしてもばいじん等の固形物による目詰まりを抑制できる。
また、本開示の一実施形態に係る熱交換装置において、前記フィン(53)は、セレートフィンとされている。
本態様に係る熱交換装置において、フィン(53)は、セレートフィンとされているので、伝熱面積が増加して伝熱効率の更なる向上が可能となる。
また、熱交換器(40)が燃焼ガスの流れ方向において集塵装置(18)よりも下流側に設置されているので、フィン(53)をセレートフィンとしてもばいじん等の固形物による目詰まりを抑制できる。
また、本開示の一実施形態に係る熱交換装置において、前記フィン(53)の外径をDとしたとき、隣り合う前記伝熱管(51)同士の間隔は、2.5D以下とされている。
本態様に係る熱交換装置において、フィン(53)の外径をDとしたとき、隣り合う伝熱管(51)同士の間隔は、2.5D以下とされているので、効率的に密な状態で伝熱管(51)を配置することができる。
また、本開示の一実施形態に係る熱交換装置において、前記循環流動層ボイラで使用される燃料は、0.1wt%以下の硫黄成分を含有している。
本態様に係る熱交換装置において、循環流動層ボイラで使用される燃料は、0.1wt%以下の硫黄成分を含有しているので、多量の硫黄成分を含有している燃料を使用した場合と比べて、燃焼ガスの酸露点が低下する。このため、集塵装置よりも下流側の低温領域においても低温腐食の発生を抑制することができる。
また、前記循環流動層ボイラで使用される燃料は、バイオマスを含む燃料とされている
また、本開示の一実施形態に係る循環流動層ボイラプラント(1)は、上記の熱交換装置を備えている。
また、本開示の一実施形態に係る熱交換方法は、上記の熱交換装置を用いた熱交換方法であって、前記熱交換器(40)で前記循環流動層ボイラ(3)から排出された燃焼ガスから熱回収する工程を含む。
1 循環流動層ボイラプラント
2 燃料サイロ
3 循環流動層ボイラ
4 サイクロン
5 対流伝熱部
6 シールポット
7 外部熱交換器
8 燃料供給路
10 流動化ノズル
11 空気ノズル
12 節炭器
13 二次過熱器
14 ブロワ
15 灰取出弁
16 押込通風機
17 空気予熱器
18 集塵装置
19 燃料フィーダ
20 計量供給機
23,24,25 ライン
26 蒸発器
27 一次過熱器
30 ダクト
31 燃焼ガス流路
40 排ガスクーラ(熱交換装置)
50 伝熱管群
51 伝熱管
52 管部
53 フィン
54 支持板

Claims (9)

  1. 循環流動層ボイラから排出された燃焼ガスが流通する燃焼ガス流路を形成するダクトと、
    該燃焼ガス流路を流通する燃焼ガスに含まれるばいじん等の固形物を捕集する集塵装置と、
    前記燃焼ガス流路を流通する燃焼ガスと熱交換する複数の伝熱管で構成された熱交換器と、
    を備え、
    前記熱交換器は、燃焼ガスの流れ方向において前記集塵装置よりも下流側に設置されている熱交換装置。
  2. 燃焼ガスの流れ方向に沿った前記熱交換器の断面において、複数の前記伝熱管は、千鳥状に配列されている請求項1に記載の熱交換装置。
  3. 前記伝熱管は、フィンを有している請求項1又は2に記載の熱交換装置。
  4. 前記フィンは、セレートフィンとされている請求項3に記載の熱交換装置。
  5. 前記フィンの外径をDとしたとき、隣り合う前記伝熱管同士の間隔は、2.5D以下とされている請求項3又は4に記載の熱交換装置。
  6. 前記循環流動層ボイラで使用される燃料は、0.1wt%以下の硫黄成分を含有している請求項1から5のいずれかに記載の熱交換装置。
  7. 前記循環流動層ボイラで使用される燃料は、バイオマスを含む燃料とされている請求項1から6のいずれかに記載の熱交換装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の熱交換装置を備えている循環流動層ボイラプラント。
  9. 請求項1から7のいずれかに記載の熱交換装置を用いた熱交換方法であって、
    前記熱交換器で前記循環流動層ボイラから排出された燃焼ガスから熱回収する工程を含む熱交換方法。
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