JP2022107182A - 推進装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】推力と推進効率がさらに向上した推進装置を提供する。【解決手段】推進装置100は、軸線方向に延びる流路を形成するダクト1と、軸線を囲う環状をなして、ダクトに対して軸線回りに相対回転可能に設けられた外周リング2、外周リングから流路の内側に延びるとともに周方向に間隔をあけて複数が配置されたファンブレード3、及び、複数のファンブレードの径方向内側の端部を環状に接続し、内側に軸線方向に空気が流通する空気流通路が形成された内周リング4を有するファン90と、ファンを軸線回りに回転駆動させるモータ80と、を備える。【選択図】図1
Description
本開示は、推進装置に関する。
近年、推進装置としてダクトファンを用いた航空機の実用化が進められている。ダクトファンは、例えば下記特許文献1に示されるように、筒状のダクトと、このダクトの中心軸上に設けられたハブと、ハブに内蔵されたモータと、ハブから径方向に延びる複数のファンブレードと、を備えている。モータによってファンブレードを回転させることでダクトの前方から後方に向かって空気流が発生する。この空気流を推力として航空機を推進させることが可能とされている。
しかしながら、上記のようにハブにモータを内蔵した場合、当該ハブが空気抵抗の発生源となり、推進装置の推力を低下させてしまう虞がある。さらに、ハブが設けられていることによって、前方から見た場合のファンブレードが占める面積(有効面積)が小さくなることから、ファンブレードの周囲を流れる空気の流量が低下する。その結果、推進効率が低下する虞もある。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、推力と推進効率がさらに向上した推進装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る推進装置は、軸線方向に延びる流路を形成するダクトと、前記軸線を囲う環状をなして、前記ダクトに対して前記軸線回りに相対回転可能に設けられた外周リング、前記外周リングから前記流路の内側に延びるとともに周方向に間隔をあけて複数が配置されたファンブレード、及び、前記複数のファンブレードの径方向内側の端部を環状に接続し、内側に軸線方向に空気が流通する空気流通路が形成された内周リングを有するファンと、前記ファンを前記軸線回りに回転駆動させるモータと、を備える。
本開示によれば、推力と推進効率がさらに向上した推進装置を提供することができる。
<第一実施形態>
(推進装置の構成)
以下、本開示の第一実施形態に係る推進装置100について、図1から図3を参照して説明する。推進装置100は、例えば航空機に1つ、又は複数設けられることで、当該航空機に推進力を与える装置である。
(推進装置の構成)
以下、本開示の第一実施形態に係る推進装置100について、図1から図3を参照して説明する。推進装置100は、例えば航空機に1つ、又は複数設けられることで、当該航空機に推進力を与える装置である。
図1に示すように、推進装置100は、ファン90と、モータ80と、を備えている。モータ80は外部から供給された電力によってファン90を回転駆動する。ファン90は、ダクト1と、外周リング2と、ファンブレード3と、内周リング4と、ストラット5と、内側軸受6と、を有している。
(ダクトの構成)
ダクト1は、軸線Acを中心とする筒状をなしている。これにより、ダクト1の内側には軸線Ac方向に延びる流路Pが形成されている。ダクト1の外周面1Aは、軸線Acに対する径方向外側に向かって凸となる曲面状に湾曲している。ダクト1の内周面1Bは、径方向内側に向かって凸となる曲面状に湾曲している。軸線Acを含む断面視で、ダクト1の内周面1Bは、外周面1Aよりも周縁の長さが小さく設定されている。つまり、ダクト1は翼型の断面形状を有している。
ダクト1は、軸線Acを中心とする筒状をなしている。これにより、ダクト1の内側には軸線Ac方向に延びる流路Pが形成されている。ダクト1の外周面1Aは、軸線Acに対する径方向外側に向かって凸となる曲面状に湾曲している。ダクト1の内周面1Bは、径方向内側に向かって凸となる曲面状に湾曲している。軸線Acを含む断面視で、ダクト1の内周面1Bは、外周面1Aよりも周縁の長さが小さく設定されている。つまり、ダクト1は翼型の断面形状を有している。
ダクト1の内周面1Bには、径方向外側に向かって凹む凹部Rが形成されている。凹部Rは、軸線Acを含む断面視で矩形をなすとともに、軸線Acに対する周方向に広がる環状の溝である。この凹部Rにはモータ80が収容されている。詳しくは図示しないが、モータ80は、コイルを有するステータと、磁石を有するロータと、を有する。本実施形態では、凹部R内にコイルが収容されることでステータを構成し、後述する外周リング2に磁石が取り付けられることでロータを構成している。
(外周リングの構成)
外周リング2は、軸線Acを囲む環状をなしている。つまり、外周リング2はダクト1と同様に軸線Acを中心とする筒状をなしている。外周リング2はダクト1の凹部Rに収容されている。外周リング2の外周面には上述した磁石が設けられている。コイルに通電することで外周リング2に設けられた磁石との間で電磁力が発生する。この電磁力によって外周リング2に対して軸線Ac回りの回転力が与えられる。つまり、外周リング2はダクト1に対して相対回転可能である。
外周リング2は、軸線Acを囲む環状をなしている。つまり、外周リング2はダクト1と同様に軸線Acを中心とする筒状をなしている。外周リング2はダクト1の凹部Rに収容されている。外周リング2の外周面には上述した磁石が設けられている。コイルに通電することで外周リング2に設けられた磁石との間で電磁力が発生する。この電磁力によって外周リング2に対して軸線Ac回りの回転力が与えられる。つまり、外周リング2はダクト1に対して相対回転可能である。
(ファンブレードの構成)
外周リング2の内周側には複数のファンブレード3が設けられている。図2に示すように、これら複数のファンブレード3は、軸線Acに対する周方向に間隔をあけて配列されている。本実施形態では一例として8つのファンブレード3が設けられている。なお、ファンブレード3の数は8つに限定されず、7つ以下や9つ以上であってもよい。各ファンブレード3は、外周リング2の内周面から径方向内側(つまり、流路Pの内側)に向かって延びている。ファンブレード3は、径方向から見て翼型の断面形状を有している。したがって、ファンブレード3を軸線Ac回りに回転させると、ファンブレード3の前縁側である軸線Ac方向の一方側から他方側(後縁側)に向かって空気の流れが発生する。以下の説明では、軸線Ac方向一方側を単に「上流側」と呼び、他方側を単に「下流側」と呼ぶ。
外周リング2の内周側には複数のファンブレード3が設けられている。図2に示すように、これら複数のファンブレード3は、軸線Acに対する周方向に間隔をあけて配列されている。本実施形態では一例として8つのファンブレード3が設けられている。なお、ファンブレード3の数は8つに限定されず、7つ以下や9つ以上であってもよい。各ファンブレード3は、外周リング2の内周面から径方向内側(つまり、流路Pの内側)に向かって延びている。ファンブレード3は、径方向から見て翼型の断面形状を有している。したがって、ファンブレード3を軸線Ac回りに回転させると、ファンブレード3の前縁側である軸線Ac方向の一方側から他方側(後縁側)に向かって空気の流れが発生する。以下の説明では、軸線Ac方向一方側を単に「上流側」と呼び、他方側を単に「下流側」と呼ぶ。
(内周リングの構成)
ファンブレード3の径方向内側の端部には内周リング4が設けられている。内周リング4は軸線Acを中心とする環状をなすことで、複数のファンブレード3の径方向内側の端部を互いに接続している。より具体的には図3に示すように、内周リング4は、可動リング41と、内周リング本体42と、先端部材43と、カバー44と、後端部材45と、を有している。
ファンブレード3の径方向内側の端部には内周リング4が設けられている。内周リング4は軸線Acを中心とする環状をなすことで、複数のファンブレード3の径方向内側の端部を互いに接続している。より具体的には図3に示すように、内周リング4は、可動リング41と、内周リング本体42と、先端部材43と、カバー44と、後端部材45と、を有している。
可動リング41は、軸線Acを中心とする筒状をなしている。可動リング41の外周面にはファンブレード3の径方向内側の端部が接続されている。可動リング41の軸線Ac方向における寸法は、ファンブレード3の軸線Ac方向における寸法よりもわずかに大きく設定されている。また、可動リング41の外周面は軸線Ac方向の全域にわたって径寸法が一定とされている。
可動リング41は、内側軸受6を介して、後述する内周リング本体42によって支持されている。つまり、可動リング41は軸線Ac回りに回転することが可能とされている。なお、内側軸受6としては滑り軸受や転がり軸受等の公知の軸受装置の中から適宜選択されたものを適用することが可能である。
内周リング本体42は、可動リング41の径方向内側に設けられている。内周リング本体42は、可動リング41と同様に、軸線Acを中心とする筒状をなしている。内周リング本体42の外周面には上記の内側軸受6が取り付けられている。内周リング本体42の軸線Ac方向における寸法は、可動リング41の軸線Ac方向における寸法よりも大きく設定されている。
内周リング本体42の上流側の端部と可動リング41の上流側の端部とは軸線Ac方向において同一の位置にある。つまり、内周リング本体42は、可動リング41よりも下流側に大きく突出している。この下流側に突出した部分には、ストラット5が取り付けられている。ストラット5は、内周リング本体42の外周面とダクト1の内周面1Bとを接続している。ストラット5は径方向に延びるとともに周方向に間隔をあけて複数配列されている。つまり、これらストラット5によって内周リング本体42が流路P内で支持されている。
内周リング本体42の内周面は、リング内周面42Aとされている。リング内周面42Aは、径方向の寸法が軸線Ac方向の全域にわたって一定とされている。このリング内周面42Aによって囲まれる空間は空気流通路Fとされている。推進装置100を運転している際には、この空気流通路Fに軸線Ac方向に流れる空気の流れが形成される。空気流通路Pは、上流側から見て円形の断面形状を有している。
ここで、リング内周面42Aの径寸法をd1とし、上述のダクト1の内周面1Bの径寸法をd2とした場合、d1/d2の値は0.2以上0.5以下とされる。さらに望ましくはd1/d2の値は0.27以上0.35以下とされる。最も望ましくはd1/d2の値は0.3とされる。
内周リング本体42の上流側の端部には先端部材43が設けられている。先端部材43は、軸線Acを中心とする環状をなすとともに、上流側に向かって凸となる曲面状に突出している。言い換えれば、先端部材43は、上流側から見て空気の流れに対する抵抗が抑制された流線形をなしている。先端部材43の外周面と可動リング41の外周面は面一となっている。同様に、先端部材43の内周面とリング内周面42Aは面一となっている。
内周リング本体42の外周面であって、内側軸受6よりも下流側の位置にはカバー44が取り付けられている。カバー44は、内側軸受6及び可動リング41を下流側から覆っている。カバー44は、上流側から下流側に向かうに従って径方向内側に延びる傾斜面44Aを有している。この傾斜面44Aに沿って上流側から空気が流れることで、可動リング41の外周面と内周リング本体42の外周面との間における渦の形成が抑制される。
内周リング本体42の下流側の端部には後端部材45が設けられている。後端部材45は、軸線Acを中心とする環状をなすとともに、下流側に向かって凸となる曲面状に突出している。後端部材45の外周面と内周リング本体42の外周面は面一となっている。同様に、後端部材45の内周面とリング内周面42Aは面一となっている。
なお、上述したように、リング内周面42Aの径寸法をd1とし、上述のダクト1の内周面1Bの径寸法をd2とした場合、d1/d2の値は0.2以上0.5以下とされる。さらに望ましくはd1/d2の値は0.27以上0.35以下とされる。最も望ましくはd1/d2の値は0.3とされる。ここで、ファンブレード3の径方向内側の領域ではスラスト(発生する推力)が径方向外側の領域に比べて小さくなると同時にファンブレード3を回転させるために必要となるトルクも小さくなる。さらに、当該径方向内側の領域では、スラスト/トルクの比が径方向外側の領域に比べて小さくなる。即ち、ファンブレード3の径方向内側の領域では得られる仕事が小さいため、上記のd1/d2の値を小さくすべくファンブレード3の翼長を大きくしても必ずしも効率的とは言えず、d1/d2の値には最適値が存在することになる。本実施形態では、このような最適値の一例として、上述の0.2以上0.5以下(望ましくは0.3)を示している。
(作用効果)
次に、推進装置100の動作について説明する。推進装置100を運転するに当たっては、まずモータ80に電力を供給する。モータ80に通電することで、外周リング2、ファンブレード3、及び可動リング41が一体となって軸線Ac回りに回転する。ファンブレード3が回転することで、上流側から下流側に向かって空気の流れが形成される。この空気の流れによって、推進装置100は下流側に向かって推力を発生させる。
次に、推進装置100の動作について説明する。推進装置100を運転するに当たっては、まずモータ80に電力を供給する。モータ80に通電することで、外周リング2、ファンブレード3、及び可動リング41が一体となって軸線Ac回りに回転する。ファンブレード3が回転することで、上流側から下流側に向かって空気の流れが形成される。この空気の流れによって、推進装置100は下流側に向かって推力を発生させる。
このとき、内周リング4の内側に形成された空気流通路Fにも空気の流れが生じる。この流れは、空気の粘性に基づいて、ファンブレード3の周囲に発生した空気流に伴って流れが随伴されることで発生する。これにより、空気流通路F内では、ファンブレード3の周囲を流れる空気流と同等の流速を有する空気流が形成される。つまり、この空気流通路Fが設けられていることで、ダクト1内を通過する空気の質量流量が増大する。
ここで、ダクト1の流路Pを通過する空気の質量流量をdm/dtとする。なお、この質量流量の値は、空気密度と、流路Pの開口面積と、空気流速の積である。流路Pを通過したことによる空気流速の増加分をΔvとすると、スラスト(推力)は、T=dm/dt×Δvで与えられる。さらに、スラストを発生させるために必要なパワーpは、
p=TV0+1/2TΔv=TV0+1/2×T2/dm/dt・・・(1)
で表される。ただし、V0は流路Pに流入する空気の流速である。上記の(1)式から、質量流量dm/dtを増加させることができれば、右辺第2項を小さくできることが分かる。つまり、あるスラストを発生させるために必要なパワーpを減少させることができる。換言すれば、単位スラスト当たりの必要なパワーが少なくなる。すなわち、推進効率T/pを向上させることができる。
p=TV0+1/2TΔv=TV0+1/2×T2/dm/dt・・・(1)
で表される。ただし、V0は流路Pに流入する空気の流速である。上記の(1)式から、質量流量dm/dtを増加させることができれば、右辺第2項を小さくできることが分かる。つまり、あるスラストを発生させるために必要なパワーpを減少させることができる。換言すれば、単位スラスト当たりの必要なパワーが少なくなる。すなわち、推進効率T/pを向上させることができる。
上記構成によれば、内周リング4(内周リング本体42)の内側に空気流通路Fが形成されている。これにより、ファンブレード3の回転によって軸線Ac方向に流れる空気流の一部が粘性によって連行され、当該空気流通路Fを通過する。したがって、ダクト1の内側における空気の質量流量が増加する。その結果、上記(1)式に基づいて説明したように、単位スラスト力当たりの必要なパワーが低減され、推進効率を増大させることができる。さらに、空気流通路Fが形成されていることから内周リング4による空気抵抗が減少し、推進装置100の推力を向上させることも可能となる。一方で、従来の方式ではハブにモータ等を内蔵していたことから空気流通路Fを形成することができず、空気抵抗の原因となっていた。本実施形態に係る推進装置100ではこのような空気抵抗が抑制されている。
さらに、上記構成によれば、空気流通路Fが円形の断面形状を有していることから、ファンブレード3の回転によって発生する空気流の一部を、当該空気流通路F内に向かって周方向の全域から円滑かつ安定的に導くことができる。
また、上記構成によれば、空気流通路Fの径方向の寸法が軸線Ac方向の全域にわたって一定とされている。つまり、空気流通路F内には段差や絞りが形成されていない。これにより、当該空気流通路F内における圧力損失の発生を最小限に抑えることができる。その結果、推進装置100を通過する空気の質量流量をさらに増加させることが可能となる。
加えて、上記構成によれば、内周リング4(内周リング本体42)の端面に先端部材43が設けられている。先端部材43の上流側の端面は曲面状に突出していることから、上流側から流れてくる空気の流れに対する抵抗をさらに小さく抑えることができる。これにより、推進装置100の推力をさらに増大させることができる。
以上、本開示の第一実施形態について説明した。なお、本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記実施形態で説明したストラット5を静翼として機能させることも可能である。この場合、ストラット5の径方向における断面形状を翼型とすることで、静翼として機能させることができる。この構成によれば、ダクト1から流れ出る空気の流れをストラット5によって整流することができる。その結果、空気の流れが円滑になり、推進装置100の推力をさらに向上させることができる。
<第二実施形態>
続いて、本開示の第二実施形態に係る推進装置100Bについて、図4を参照して説明する。なお、上記第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図4に示すように、本実施形態では、内周リング4の構成が第一実施形態とは異なっている。具体的には、本実施形態では、内周リング本体42の下流側に拡径部材46が設けられている。拡径部材46は、軸線Acを中心とする筒状をなすとともに、その内周面は上流側から下流側に向かうにしたがって径方向の寸法が次第に拡大している。拡径部材46の内周側の空間は上述の空気流通路Fの一部をなしている。つまり、拡径部材46によって、空気流通路Fの下流側の一部はディフューザ形状を呈している。また、ストラット5は、この拡径部材46の外周面とダクト1の内周面1Bとを接続している。
続いて、本開示の第二実施形態に係る推進装置100Bについて、図4を参照して説明する。なお、上記第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図4に示すように、本実施形態では、内周リング4の構成が第一実施形態とは異なっている。具体的には、本実施形態では、内周リング本体42の下流側に拡径部材46が設けられている。拡径部材46は、軸線Acを中心とする筒状をなすとともに、その内周面は上流側から下流側に向かうにしたがって径方向の寸法が次第に拡大している。拡径部材46の内周側の空間は上述の空気流通路Fの一部をなしている。つまり、拡径部材46によって、空気流通路Fの下流側の一部はディフューザ形状を呈している。また、ストラット5は、この拡径部材46の外周面とダクト1の内周面1Bとを接続している。
上記構成によれば、空気流通路Fの下流側の一部で、径方向の寸法が下流側に向うにしたがって次第に拡大している。これにより、空気流通路F内でディフューザとしての効果が発現し、当該空気流通路Fを流れる空気の流量を増大させることができる。その結果、ダクト1の内側における空気の質量流量をさらに増大させることができる。したがって、推進装置100の推進効率をさらに向上させることができる。
以上、本開示の第二実施形態について説明した。なお、本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記第二実施形態では、内周リング本体42の下流側に拡径部材46が設けられている例について説明した。しかしながら、内周リング本体42の内周面全体を、拡径部材46と同様に下流側に向うに従って次第に拡径するように構成することも可能である。この構成によれば、ディフューザとしての性能がさらに高まるため、推進装置100の推進効率をより一層向上させることができる。
<第三実施形態>
次に、本開示の第三実施形態に係る推進装置100Cについて、図5を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図5に示すように、本実施形態では、内周リング本体42bの形状が上記の各実施形態とは異なっている。本実施形態に係る内周リング本体42bは、軸線Acを中心とする筒状をなすとともに、軸線Acを含む断面の形状が翼型をなしている。言い換えると、この内周リング本体42bは、上流側の端部が上流側に曲面状に突出することで前縁とされ、下流側の端部が下流側に向かって尖頭状に突出することで後縁とされている。
次に、本開示の第三実施形態に係る推進装置100Cについて、図5を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図5に示すように、本実施形態では、内周リング本体42bの形状が上記の各実施形態とは異なっている。本実施形態に係る内周リング本体42bは、軸線Acを中心とする筒状をなすとともに、軸線Acを含む断面の形状が翼型をなしている。言い換えると、この内周リング本体42bは、上流側の端部が上流側に曲面状に突出することで前縁とされ、下流側の端部が下流側に向かって尖頭状に突出することで後縁とされている。
また、内周リング本体42bの内周面は径方向内側に向かって曲面状に突出することで翼型形状における背面4pをなしている。内周リング本体42bの外周面は翼型形状における腹面4nをなしている。また、上記第一実施形態で説明した先端部材43、及び後端部材45は設けられていない。なお、腹面4nは、図5に示すように径方向外側に向かって曲面状にわずかに突出していてもよいし、径方向内側に向かって曲面状に凹んでいてもよい。
上記構成によれば、内周リング本体42bが翼型の断面形状を有していることから、当該翼型に沿って空気の流速が上がる。具体的には、内周リング本体42bに上流側から衝突した空気は、背面4p側と腹面4n側とに分かれて下流側に流れる。このとき、背面4pの方が腹面4nよりも経路長が長いため、背面4p側の空気流速が上がることになる。これにより、空気流通路Fを流れる空気の流速が増大するため、推進装置100の推力をさらに向上させることができる。
以上、本開示の第三実施形態について説明した。なお、本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。
<第四実施形態>
続いて、本開示の第四実施形態に係る推進装置100Dについて、図6と図7を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図6に示すように、本実施形態では、内周リング4cの構成、及び外周リング2bの構成が上記の各実施形態とは異なっている。さらに、本実施形態では、内側軸受6に代えて外側軸受6bが設けられている。
続いて、本開示の第四実施形態に係る推進装置100Dについて、図6と図7を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図6に示すように、本実施形態では、内周リング4cの構成、及び外周リング2bの構成が上記の各実施形態とは異なっている。さらに、本実施形態では、内側軸受6に代えて外側軸受6bが設けられている。
内周リング4cは、上記第一実施形態で説明した可動リング41のみを有している。この可動リング41の内周側の空間は空気流通路Fとされている。可動リング41は複数のファンブレード3の径方向内側の端部を径方向内側から支持している。外周リング2bは、外側軸受6bによってダクト1に対して相対回転可能に支持されている。また、外周リング2bは、外側軸受6bと併設されたモータ80によって軸線Ac回りに回転可能とされている。
図7に示すように、外周リング2bは、軸線Acを中心とする筒状の外周リング本体21と、一対の突出部22と、を有している。一対の突出部22は、外周リング本体21の軸線Ac方向両側の端縁から径方向外側に張り出す円環状をなしている。外周リング本体21の外周面には、ロータコア81が設けられている。このロータコア81は、後述するハウジング61に設けられたステータコア82とともにモータ80bを構成する。
外側軸受6bは、コンプレッサCと、ハウジング61と、スパイラル軸受62と、を有している。コンプレッサCは、外部から取り込んだ空気を圧縮して高圧空気を生成し、ハウジング61内に導入する。ハウジング61は、上記の外周リング2bを径方向及び軸線Ac方向両側から覆っている。ハウジング61には、コンプレッサCから導かれた圧縮空気が流入する空気入口h1と、空気を排出する空気出口h2とが形成されている。ハウジング61の内壁と、上記外周リング2bの突出部22との間には、それぞれスパイラル軸受62が設けられている。また、ハウジング61の内周面のうち、ロータコア81と対向する部分にはステータコア82が設けられている。
コンプレッサCを駆動すると、空気入口h1から圧縮空気がハウジング61内に流入する。この圧縮空気は、突出部22の内面に沿って径方向内側に流れた後、ロータコア81とステータコア82との間の隙間を通過する。この空気の流れによって、外周リング2bとハウジング61との間に空気軸受が形成される。この空気軸受は外周リング2bに付加される径方向への荷重を負担するジャーナル軸受として機能する。ロータコア81とステータコア82との間を通過した空気は、反対側の突出部22に沿って径方向外側に流れた後、空気出口h2から外部に排出される。
一方で、コンプレッサCが生成した空気は、スパイラル軸受62とハウジング61との間の領域にも供給される。この空気によってスパイラル軸受62は突出部22を軸線Ac方向両側から変位自在に支持する。つまり、スパイラル軸受62は外周リング2bに付加される軸線Ac方向への荷重を負担するスラスト軸受として機能する。
なお、本実施形態では、ストラット5はダクト1の内周面1Bによって片持ち状に支持されている。しかしながら、ストラット5の径方向内側の端部を互いに接続する構成を採ることも可能である。
上記構成によれば、外側軸受6bによって外周リング2bが支持されていることから、言い換えれば内周リング4cとファンブレード3を一体に構成することが可能となる。これにより、内周リング4cとファンブレード3との間の軸受装置(つまり、上記の各実施形態で説明した内側軸受6)を省略することができる。その結果、内周リング4c(空気流通路F)の開口径をさらに拡大することが可能となり、空気の質量流量をさらに増大させることができる。その結果、推進装置100の推進効率をさらに向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、外側軸受として上述した空気軸受を用いていることから、例えば他の滑り軸受や転がり軸受を用いた場合に比べて、装置全体の重量を削減することができる。このため、航空機に推進装置100を適用するに当たって、航空機全体の重量増加を抑え、軽量かつ燃料消費率の高い航空機を提供することが可能となる。
以上、本開示の第四実施形態について説明した。なお、本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記実施形態では外側軸受6bとして空気軸受を用いた例について説明した。しかしながら、外側軸受6bの態様は空気軸受に限定されず、設計や仕様に応じて滑り軸受や転がり軸受を用いることが可能である。
<付記>
各実施形態に記載の推進装置100は、例えば以下のように把握される。
各実施形態に記載の推進装置100は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る推進装置100は、軸線Ac方向に延びる流路Pを形成するダクト1と、前記軸線Acを囲う環状をなして、前記ダクト1に対して前記軸線Ac回りに相対回転可能に設けられた外周リング2、前記外周リング2から前記流路Pの内側に延びるとともに周方向に間隔をあけて複数が配置されたファンブレード3、及び、前記複数のファンブレード3の径方向内側の端部を環状に接続し、内側に前記軸線Ac方向に空気が流通する空気流通路Fが形成された内周リング4を有するファン90と、前記ファン90を前記軸線Ac回りに回転駆動させるモータ80と、を備える。
上記構成によれば、内周リング4の内側に空気流通路Fが形成されている。これにより、ファンブレード3の回転によって軸線Ac方向に流れる空気流の一部が粘性によって連行され、当該空気流通路Fを通過する。したがって、ダクト1の内側における空気の質量流量が増加する。その結果、単位スラスト力当たりの必要なパワーが低減され、推進効率を増大させることができる。さらに、空気流通路Fが形成されていることから内周リング4による空気抵抗が減少し、推進装置100の推力を向上させることも可能となる。
(2)第2の態様に係る推進装置100では、前記空気流通路Fは、前記軸線Ac方向から見て円形の断面形状を有する。
上記構成によれば、空気流通路Fが円形の断面形状を有していることから、ファンブレード3の回転によって発生する空気流の一部を、当該空気流通路F内に向かって周方向の全域から円滑かつ安定的に導くことができる。
(3)第3の態様に係る推進装置100では、前記空気流通路Fは、前記軸線Ac方向の一方側から他方側にかけて径方向の寸法が一定である。
上記構成によれば、空気流通路Fの径方向の寸法が軸線Ac方向の全域にわたって一定であることから、当該空気流通路F内における圧力損失の発生を最小限に抑えることができる。
(4)第4の態様に係る推進装置100では、前記空気流通路Fは、前記軸線Ac方向の一方側から他方側にかけて径方向の寸法が次第に拡大している。
上記構成によれば、空気流通路Fの径方向の寸法が軸線Ac方向他方側にかけて次第に拡大している。これにより、空気流通路F内でディフューザとしての効果が発現し、当該空気流通路Fを流れる空気の流量を増大させることができる。その結果、ダクト1の内側における空気の質量流量をさらに増大させることができる。
(5)第5の態様に係る推進装置100では、前記内周リング4は、前記軸線Acを含む断面視で、前記軸線Ac方向の一方側から他方側にかけて延びる翼型の断面形状を有する。
上記構成によれば、内周リング4が翼型の断面形状を有していることから、当該翼型に沿って空気の流速が上がる。これにより、空気流通路Fを流れる空気の流速が増大するため、推力をさらに向上させることができる。
(6)第6の態様に係る推進装置100では、前記内周リング4の前記軸線Ac方向一方側の端面は、一方側に向かって曲面状に突出している。
上記構成によれば、内周リング4の端面が曲面状に突出していることから、軸線Ac方向一方側から流れてくる空気の流れに対する抵抗をさらに小さく抑えることができる。
(7)第7の態様に係る推進装置100は、前記ダクト1に対して前記外周リング2bを回転可能に支持する外側軸受6bをさらに備える。
上記構成によれば、外側軸受6bによって外周リング2bが支持されていることから、言い換えれば内周リング4cとファンブレード3を一体に構成することが可能となる。これにより、内周リング4cとファンブレード3との間の軸受装置を省略することができる。その結果、内周リング4c(空気流通路F)の開口径をさらに拡大することが可能となり、空気の質量流量をさらに増大させることができる。
100,100B,100C,100D 推進装置
1 ダクト
1A 外周面
1B 内周面
2,2b 外周リング
3 ファンブレード
4,4b,4c 内周リング
4n 腹面
4p 背面
5 ストラット
6 内側軸受
6b 外側軸受
41 可動リング
42,42b 内周リング本体
43 先端部材
44 カバー
44A 傾斜面
45 後端部材
46 拡径部材
Ac 軸線
F 空気流通路
P 流路
R 凹部
80,80b モータ
90 ファン
1 ダクト
1A 外周面
1B 内周面
2,2b 外周リング
3 ファンブレード
4,4b,4c 内周リング
4n 腹面
4p 背面
5 ストラット
6 内側軸受
6b 外側軸受
41 可動リング
42,42b 内周リング本体
43 先端部材
44 カバー
44A 傾斜面
45 後端部材
46 拡径部材
Ac 軸線
F 空気流通路
P 流路
R 凹部
80,80b モータ
90 ファン
Claims (7)
- 軸線方向に延びる流路を形成するダクトと、
前記軸線を囲う環状をなして、前記ダクトに対して前記軸線回りに相対回転可能に設けられた外周リング、前記外周リングから前記流路の内側に延びるとともに周方向に間隔をあけて複数が配置されたファンブレード、及び、前記複数のファンブレードの径方向内側の端部を環状に接続し、内側に前記軸線方向に空気が流通する空気流通路が形成された内周リングを有するファンと、
前記ファンを前記軸線回りに回転駆動させるモータと、
を備える推進装置。 - 前記空気流通路は、前記軸線方向から見て円形の断面形状を有する請求項1に記載の推進装置。
- 前記空気流通路は、前記軸線方向の一方側から他方側にかけて径方向の寸法が一定である請求項1又は2に記載の推進装置。
- 前記空気流通路は、前記軸線方向の一方側から他方側にかけて径方向の寸法が次第に拡大している請求項1又は2に記載の推進装置。
- 前記内周リングは、前記軸線を含む断面視で、前記軸線方向の一方側から他方側にかけて延びる翼型の断面形状を有する請求項1から4のいずれか一項に記載の推進装置。
- 前記内周リングの前記軸線方向一方側の端面は、一方側に向かって曲面状に突出している請求項1から5のいずれか一項に記載の推進装置。
- 前記ダクトに対して前記外周リングを回転可能に支持する外側軸受をさらに備える請求項1から6のいずれか一項に記載の推進装置。
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