JP2022106614A - 操舵補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性を向上させることができる操舵補助装置を提供する。【解決手段】操舵補助装置1は、車輪87と機械的に連結するステアリングを持たない自動運転を行う車両8において、ステアリングの代わりに配置され、ユーザによって自動運転に介入するようになされた操作により車輪87の操舵角θを調整可能とする代替ステアリング10と、代替ステアリング10の操作方向と逆方向の反力Fを生成するアクチュエータ14と、アクチュエータ14を制御して予め定められた条件に基づいて代替ステアリング10に反力を付加する制御部18と、を備えて概略構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、操舵補助装置に関する。
従来の技術として、自動運転中の緊急時などにおいて操舵操作を容易に行うことができる車両の補助操舵装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この車両の補助操舵装置は、ステアリングとは別に左右のアームレストの前端部に左右のアームレストバーが設けられ、この左右のアームレストバーに対する操作に応じて車両の操舵制御が実行される。
特開2017-178145号公報
主に自動運転により走行する車両において、車室内の快適性を考慮してステアリングが排除された場合、ステアリングの代わりとなる補助的な操舵装置が従来の車両の補助操舵装置のようにシートに配置されるのではなく、シート以外の場所に配置されることが考えられる。このような場合、補助的な操舵装置の操作性が良くない可能性がある。
本発明の目的は、操作性を向上させることができる操舵補助装置を提供することにある。
本発明の一態様は、車輪と機械的に連結するステアリングを持たない自動運転を行う車両において、ステアリングの代わりに配置され、ユーザによって自動運転に介入するようになされた操作により車輪の操舵角を調整可能とする代替ステアリングと、代替ステアリングの操作方向と逆方向の反力を生成するアクチュエータと、アクチュエータを制御して予め定められた条件に基づいて代替ステアリングに反力を付加する制御部と、を備えた操舵補助装置を提供する。
本発明の他の態様は、ユーザが携帯する携帯端末と、携帯端末と電磁気的に接続され、車輪と機械的に連結するステアリングを持たない自動運転を行う車両において自動運転に介入するようになされた携帯端末に対する操作に基づいて車輪の操舵角を調整する制御部と、を備えた操舵補助装置を提供する。
本発明の他の態様は、車輪と機械的に連結するステアリングを持たない自動運転を行う車両に搭載された車載装置と、自動運転において車載装置の操作部に対して車輪の操舵角の調整機能を割り当てる制御部と、を備えた操舵補助装置を提供する。
本発明によれば、操作性を向上させることができる。
図1(a)は、第1の実施の形態に係る操舵補助装置が配置された車両内部の一例を示す図であり、図1(b)は、操舵補助装置のブロック図の一例である。 図2(a)は、車輪の操舵角の一例を説明するための図であり、図2(b)は、反力の一例を説明するための図である。 図3(a)は、車両が走行路から逸脱しそうな場合の一例について説明するための図であり、図3(b)は、隣接する走行路に他の車両が存在する場合の一例を示す図である。 図4は、第1の実施の形態に係る操舵補助装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図5(a)は、第2の実施の形態に係る操舵補助装置のブロック図の一例であり、図5(b)は、携帯端末のブロック図の一例である。 図6(a)は、第2の実施の形態に係る携帯端末の一例を示す図であり、図6(b)は、携帯端末の操作による車両の進路変更の一例について説明するための図である。 図7は、第2の実施の形態に係る操舵補助装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図8(a)は、第3の実施の形態に係る操舵補助装置が配置される車両内部の一例を示す図であり、図8(b)は、操舵補助装置の一例を示すブロック図である。 図9(a)は、車両の走行位置の調整の一例を示す図であり、図9(b)は、車両の左右位置の調整機能が割り当てられた操作部の一例を示す図である。 図10は、第3の実施の形態に係る操舵補助装置の動作の一例を示すフローチャートである。
[第1の実施の形態]
(操舵補助装置1の概要)
図1(a)は、操舵補助装置が配置された車両内部の一例を示す図であり、図1(b)は、操舵補助装置のブロック図の一例である。図2(a)は、車輪の操舵角の一例を説明するための図であり、図2(b)は、反力の一例を説明するための図である。なお以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(b)、図5(a)、図5(b)及び図8(b)では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。さらに数値範囲を示す「A~B」は、A以上B以下の意味で用いるものとする。
操舵補助装置1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、車輪と機械的に連結するステアリングを持たない自動運転を行う車両8において、ステアリングの代わりに配置され、ユーザによって自動運転に介入するようになされた操作により車輪の操舵角を調整可能とする代替ステアリング10と、代替ステアリング10の操作方向と逆方向の反力を生成するアクチュエータ14と、アクチュエータ14を制御して予め定められた条件に基づいて代替ステアリング10に反力を付加する制御部18と、を備えて概略構成されている。また操舵補助装置1は、図1(b)に示すように、さらに操作検出部12と、通信部16と、を備えている。
車両8は、図1(a)に示すように、インストルメントパネル83の中央に、画像を表示すると共にタッチ操作を受け付けるタッチパネル84が配置されている。なお画像を表示する表示装置は、タッチパネル84に限定されず、複数の表示装置が配置されても良い。
この車両8は、一例として、インストルメントパネル83に速度計などの計器類が配置されず、タッチパネル84に表示される。この車両8は、主に自動運転によって走行するので、インストルメントパネル83には、ステアリングが配置されていない。
操舵補助装置1は、図1(a)に示すように、左座席80と右座席81の間に位置するフロアコンソール82に配置されている。このフロアコンソール82には、一例として、タッチパッド85が配置されている。このタッチパッド85は、車両8の車載装置と電気的に接続され、タッチ操作、タップ操作、なぞり操作などの操作によって、タッチパネル84に表示されるカーソルの移動、画像のスクロール、アイコンの選択・決定などを指示するように構成されている。
(代替ステアリング10の構成)
車両8は、基本的に自動運転装置86による自動運転で走行する。代替ステアリング10は、ユーザが自動運転に介入する際に車両8の進行方向を変える、つまり手動運転を行う際に車両8のステアリングの代わりになるものである。なお代替ステアリング10は、自動運転が不可能となり、手動運転に切り替わる際にも使用される。
この自動運転装置86は、例えば、複数のセンサ、及び複数のカメラにより、車両8の周囲の車両や障害物などを監視すると共に、駆動装置、ブレーキ装置、操舵装置及びナビゲーション装置などを総合的に制御して設定された目的地まで車両8を自動で走行させる。この自動運転装置86は、例えば、車線の逸脱を監視する機能、車両8の近くを走行する他の車両を監視する機能などの機能を備えている。
代替ステアリング10は、図1(a)に示すように、円柱形状を有している。代替ステアリング10は、図1(a)の紙面において時計回り(矢印A方向)及び反時計回り(矢印B方向)に回転するように構成されている。この代替ステアリング10は、指で摘めるほどの大きさである。従ってユーザがステアリングのように何回転も回転させるためには、持ち替えなければならない。そこで代替ステアリング10は、持ち替えなくても最大の操舵角まで操作ができることが好ましい。そこで代替ステアリング10は、一例として、矢印A方向及び矢印B方向に180°回転することで左右の最大の操舵角まで操作可能とされるがこれに限定されない。
なお変形例として代替ステアリング10は、形状に限定がなく、また回転操作やスライド操作などの操作の方法に限定されない。よって代替ステアリング10は、例えば、スライドする操作部、レバー形状の操作部、ジョイステック装置の操作部、スイッチの十字キーなどであっても良い。
代替ステアリング10の回転量は、例えば、図1(b)に示すように、操作検出部12によって検出される。この操作検出部12は、一例として、可変抵抗器、ロータリーエンコーダ、磁気センサを用いた回転検出センサなどである。本実施の形態の操作検出部12は、一例として、回転検出センサである。操作検出部12は、検出した回転量に応じた検出信号Sを制御部18に出力するように構成されている。
ここで操舵角とは、図2(a)に示すように、車両8の直進状態における車輪87に設定された基準線Pからの車輪87の切れ角である。基準線Pは、図2(a)において一点差線で示すように、直進状態にある車輪87の短手方向の中央を結んだ直線である。また基準線Qは、図2(a)において一点差線で示すように、車輪87の回転中心を通る線である。操舵角θは、図2(a)に示すように、車輪87が右方向に傾いた際を正とし、左方向に傾いた際を負とする。なお車輪87は、一例として、右側の前輪である。左右の前輪は、連動して操舵角θを変えるので、図2(a)には右側の前輪のみ図示している。以下では、特に断らない限り車輪87は、左右の前輪を示すものとする。
つまり車輪87は、代替ステアリング10が矢印A方向に操作された場合、車両8の進路を右方向に変更するため、操舵角が「+θ」となる。また車輪87は、代替ステアリング10が矢印B方向に操作された場合、車両8の進路を左方向に変更するため、操舵角が「-θ」となる。
(アクチュエータ14の構成)
アクチュエータ14は、一例として、モータである。代替ステアリング10は、モータの出力軸に取り付けられている。そして操作検出部12は、モータに取り付けられた回転検出センサであり、モータの回転量を検出するように構成されている。
アクチュエータ14は、制御部18から出力される駆動信号Sに基づいて反力を生成するように構成されている。この反力は、ユーザに対する操作アシスト機能である。
なお変形例としてアクチュエータ14は、例えば、代替ステアリング10が取り付けられた軸に接続されたギア部と接続する構成であっても良い。この場合、アクチュエータ14は、ギア部及び軸を介して代替ステアリング10に反力を付加する。
(通信部16の構成)
通信部16は、電磁気的に接続された自動運転装置86と信号や情報の交換を行えるように構成されている。電磁気的に接続とは、導電体による接続、電磁波の一種である光による接続、及び電磁波の一種である電波による接続の少なくとも1つを用いた接続である。本実施の形態では、通信部16と自動運転装置86とは、導電体によって接続された有線通信を行うがこれに限定されない。
(制御部18の構成)
制御部18は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(=Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(=Random Access Memory)及びROM(=Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部18が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
制御部18は、操作検出部12から取得した検出信号Sに基づいて操作方向と回転量の情報を含む操作情報Sを生成して自動運転装置86に出力する。
また制御部18は、操作情報Sを取得した自動運転装置86から出力された反力信号Sに基づいてアクチュエータ14を制御して反力を生成する。この反力信号Sは、上述した予め定められた条件が成立した場合に出力される。反力信号Sは、反力の付加を指示する信号である。
・反力について
反力は、予め定められた条件が成立する場合に操作方向と逆方向にアクチュエータ14を駆動することにより生成される。
具体的には、制御部18は、車両8が走行路から逸脱しそうな場合、隣接する走行路に他の車両が存在する場合、及び警告を発する場合を予め定められた条件として反力を生成するようにアクチュエータ14を制御するように構成されている。
図2(b)は、車両8の進行方向を右方向に変更させる矢印A方向の代替ステアリング10の操作に対して、反対方向に反力Fが付加された一例を示している。
反力Fは、例えば、代替ステアリング10の操作に応答して操作方向と逆方向の力として付加されるものであっても良いし、ある操作方向に代替ステアリング10が操作されないように代替ステアリング10の操作をロックする力として付加されるものであっても良い。また代替ステアリング10の操作に応答して操作方向と逆方向に付加される反力Fは、例えば、ユーザが認識可能な一定の力、回転量に応じて大きさが変化する力などである。
また反力Fは、例えば、連続的に付加されても良いし、断続的に付加されても良く、またこれらを組み合わせても良い。さらに反力Fは、操作方向の逆方向と異なる方向にも付加されても良い。例えば、本実施の形態の操舵補助装置1は、反力Fと共に回転軸に沿った方向に突き上げるような衝撃を代替ステアリング10に加えても良い。またさらに操舵補助装置1は、反力Fと共に、又は振動や音や光を発するように構成されても良く、またタッチパネル84に文字や図形などの画像を表示させても良く、これらを組み合わせても良い。
・車両8が走行路から逸脱しそうな場合
制御部18は、ユーザが代替ステアリング10を操作して車両8が走行路を逸脱しそうな場合、ユーザの操作方向と反対の方向に反力Fを生成して走行路の逸脱を抑制する。図3(a)は、走行路9a~走行路9cのうち、車両8が走行する走行路9bの右側の車線90に近づきすぎた場合の一例を示している。
図3(a)に示すように、ユーザが代替ステアリング10を右方向(矢印A方向)に操作して走行路9bの右側の車線90に近づきすぎた際、自動運転装置86は、反力信号Sを生成して操舵補助装置1に出力する。
制御部18は、入力した反力信号Sに基づいて駆動信号Sを生成してアクチュエータ14に出力する。アクチュエータ14は、駆動信号Sに基づいて代替ステアリング10に対してユーザの操作方向と反対の左方向(矢印B方向)の反力Fを生成する。ユーザは、生成された反力Fを認識することにより、代替ステアリング10の右方向の操作を抑制するので、車両8の走行路9bからの逸脱が抑制される。
・隣接する走行路に他の車両が存在する場合
制御部18は、隣接する走行路に他の車両が存在する場合、隣接する走行路に向かって進路を変更しないように、代替ステアリング10に反力Fを生成して隣接する走行路への進路の変更を抑制する。図3(b)は、車両8が走行する走行路9bの右隣の走行路9cに他の車両8aが存在し、進路変更すると衝突する可能性がある場合の一例を示している。
図3(b)に示すように、車両8が走行する走行路9bの右側に隣接する走行路9cに車両8aが走行している際、自動運転装置86は、反力信号Sを生成して操舵補助装置1に出力する。
なお自動運転装置86は、図3(b)に示すように、自車の周囲に監視領域860を有している。この監視領域860は、車両8に搭載された複数のセンサや複数のカメラによって監視される領域であるので、より前後の領域を監視するように形成されている。
自動運転装置86は、一例として、監視領域860の走行路9cに車両8aが存在し、また取得した操作情報Sに基づいて走行路9cの方向に代替ステアリング10が操作され、車両8aと衝突する可能性があると判定した場合、反力信号Sを生成する。
制御部18は、入力した反力信号Sに基づいて駆動信号Sを生成してアクチュエータ14に出力する。アクチュエータ14は、駆動信号Sに基づいて代替ステアリング10に対して矢印B方向の反力Fを生成する。
この反力Fは、代替ステアリング10が操作されたことで付加するものであっても良いし、操作される前から付加されるものであっても良い。操作される前に付加される反力Fは、例えば、隣接する走行路に車両が存在し、進路を変更すると衝突する可能性がある場合、操作前に代替ステアリング10が回転しない程度のものとされ、操作が開始されると大きくされる。
・警告を発する場合
制御部18は、警告を発する場合、代替ステアリング10に対して反力Fを付加する。この警告を発する場合とは、例えば、上述した車両8が走行路から逸脱しそうな場合、及び隣接する走行路に他の車両が存在する場合以外で他の車両や障害物に衝突する可能性が高い場合、目的地までのルートから外れる場合、掲示されている道路標識に反する操作がなされた場合などである。
自動運転装置86は、上述の警告を発する場合、反力信号Sを生成して操舵補助装置1に出力する。
制御部18は、入力した反力信号Sに基づいて駆動信号Sを生成してアクチュエータ14に出力する。アクチュエータ14は、駆動信号Sに基づいて代替ステアリング10に対して操作方向と逆方向の反力Fを生成する。なお制御部18は、操作前に、警告を発する必要がある操作方向と逆方向に反力Fを付加するように構成されても良い。
なお変形例として制御部18は、自動運転装置86の制御部であっても良い。この操舵補助装置1は、代替ステアリング10と、操作検出部12と、アクチュエータ14と、自動運転装置86の制御部と、を備えて概略構成される。
また他の変形例として操舵補助装置1は、自動運転装置86と共に操舵補助システムに含まれる構成であっても良い。この操舵補助システムは、代替ステアリング10、操作検出部12、アクチュエータ14及び制御部18を有する操舵補助装置1と、自動運転装置86と、を備えて概略構成される。またこの変形例において制御部18は、自動運転装置86の制御部であっても良い。つまり操舵補助システムは、代替ステアリング10、操作検出部12及びアクチュエータ14を有する操舵補助装置1と、制御部を有する自動運転装置86と、を備えて概略構成される。
また他の変形例として操舵補助装置1は、周囲を監視する複数のセンサや複数のカメラの少なくとも一方を有する監視部を備えた構成とされても良い。この操舵補助装置1は、監視部と、代替ステアリング10と、操作検出部12と、アクチュエータ14と、制御部18と、を備えて概略構成される。操舵補助装置1の制御部18は、監視部により、予め定められた条件が成立する場合、代替ステアリング10に反力Fを付加する。
以下では、本実施の形態の操舵補助装置1の動作の一例について、図4のフローチャートに従って説明する。ここでは、ユーザの操作に応じて反力Fが生成されるものとする。
(動作)
操舵補助装置1の制御部18は、操作検出部12から出力される検出信号Sに基づいて代替ステアリング10の操作を監視する。制御部18は、ステップ1の「Yes」が成立する、つまり検出信号Sに基づいて代替ステアリング10が操作された場合(Step1:Yes)、操作方向と回転量に基づいて操作情報Sを生成して自動運転装置86に出力する(Step2)。自動運転装置86は、入力した操作情報Sに基づいて反力Fの生成が必要か否かを判定する。
次に制御部18は、自動運転装置86から反力信号Sが入力する、つまり反力の生成が指示された場合(Step3:Yes)、駆動信号Sを生成してアクチュエータ14に出力し、反力Fを代替ステアリング10に付加する(Step4)。
次に制御部18は、ステップ5の「Yes」が成立する、つまり検出信号Sに基づいて操作が終了した場合(Step5:Yes)、駆動信号Sの出力を停止して反力Fを停止し(Step6)、処理を終了する。なお制御部18は、自動運転装置86による反力Fの停止を指示する反力信号Sが入力した場合も反力Fを停止する。
ここでステップ3において制御部18は、操作が終了するまでに反力信号Sが入力しない場合、つまり反力Fの生成指示がない場合(Step3:No)、処理を終了する。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る操舵補助装置1は、操作性を向上させることができる。ユーザは、代替ステアリング10を用いて車両8の進路を変更する際、代替ステアリング10が通常のステアリングに比べて小さいので、操作が難しい。操舵補助装置1は、自動運転装置86と連動して走行路の逸脱などが生じる可能性がある場合、反力Fを生成してユーザに認識させるので、反力を生成しない場合と比べて、操作性が向上して走行路の逸脱などを回避し易くなる。
操舵補助装置1は、ユーザに反力Fを認識させることができるので、反力を生成しない場合と比べて、ユーザが代替ステアリング10に対する操作を容易に修正することできる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、ユーザが所持する携帯端末により操舵が可能となる点で他の実施の形態と異なっている。自動運転が主である車両は、ステアリングに変わる操作装置が配置されたとしても必ずしも操作性が良いとは限らない。本実施の形態は、操作性が向上する操舵補助装置1を提供する。
(操舵補助装置1の概要)
図5(a)は、操舵補助装置のブロック図の一例であり、図5(b)は、携帯端末のブロック図の一例である。図6(a)は、携帯端末の一例を示す図であり、図6(b)は、携帯端末の操作による車両の進路変更の一例について説明するための図である。なお以下に記載する実施の形態において、第1の実施の形態と同じ機能及び構成を有する部分は、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
本実施の形態の操舵補助装置1は、図5(a)に示すように、ユーザが携帯する携帯端末3と、携帯端末3と電磁気的に接続され、車輪87と機械的に連結するステアリングを持たない自動運転を行う車両8において自動運転に介入するようになされた携帯端末3に対する操作に基づいて車輪87の操舵角θを調整する制御部24と、備えて概略構成されている。また操舵補助装置1は、通信部22を備えている。
(携帯端末3の構成)
携帯端末3は、図5(b)に示すように、表示部30と、タッチセンサ32と、記憶部33と、3軸センサ34と、端末通信部36と、端末制御部38と、を備えて概略構成されている。この携帯端末3は、一例として、縦長の多機能携帯電話であるがこれに限定されず、タブレット端末、ファブレット端末及びモバイルコンピュータなどであっても良い。
表示部30は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(=Electro Luminescence)ディスプレイである。表示部30は、端末制御部38から出力された表示制御信号S10に基づいて表示を行う。
タッチセンサ32は、静電容量方式のタッチセンサである。このタッチセンサ32は、交差する複数の透明電極を有し、表示部30の下方に重ねて配置されている。タッチセンサ32は、透明電極によって検出した操作指の二次元座標の情報を含む位置情報S11を生成して端末制御部38に出力する。
記憶部33は、半導体メモリである。この記憶部33には、アプリケーション330が記憶されている。このアプリケーション330は、携帯端末3を車両8の代替ステアリングとして機能させるものである。アプリケーション330は、代替ステアリングとなる機能の他にも機能を備えることができる。この他の機能とは、自動運転が主である車両8において機能はあるもののユーザがその機能を実行させるための操作部が搭載されない、a又は搭載されていても操作部を操作し難い機能である。具体的には、例えば、警報機を作動させる機能、方向指示器を作動させる機能、シフト装置を作動させる機能などである。
3軸センサ34は、携帯端末3の姿勢を検出する圧電方式、静電容量方式やピエゾ抵抗方式のセンサである。携帯端末3は、図6(a)に示すように、直交座標としてxyz座標系が設定されている。このxyz座標系は、図6(a)に示すように、表示画面300の中心に原点が設定されている。なおユーザは、携帯端末3を代替ステアリングとして使用する場合、長手方向を横にして操作するものとする。従って図6(a)は、ユーザが代替ステアリングとして操作する場合の携帯端末3を図示している。
x軸は、図6(a)の紙面において携帯端末3の長手の左方向を正としている。y軸は、図6(a)の紙面において携帯端末3の上方向を正としている。z軸は、携帯端末3を、表示画面300が上になるように平坦な地面に置いた際の重力方向を正としている。例えば、x軸の正方向の端部を飛行機の機首、負方向の端部を機尾に見立てた場合、x軸がロール(Roll)回転軸、y軸がピッチ(Pitch)回転軸、z軸がヨー(Yaw)回転軸に相当する。
3軸センサ34は、xyz座標系における携帯端末3の姿勢を地球上に設定されたXYZ座標系に変換した3軸情報S12を生成して端末制御部38に出力する。なおXYZ座標系は、一例として、Z軸が重力方向であり、X軸が経線に平行であり、Y軸が緯線に平行であるように定義される。
端末通信部36は、操舵補助装置1の通信部22と信号や情報の交換を電磁気的に行うように構成されている。端末通信部36は、通信部22と電波による無線通信を行う。
端末制御部38は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU、半導体メモリであるRAM及びROMなどから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、端末制御部38が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
端末制御部38は、ユーザの操作による携帯端末3の姿勢に基づいて車輪87の操舵角θの調整、車両8の加速と減速、及び車両8の制動を行わせる指示信号S13を出力する。
・車輪87の操舵角θの調整について
ユーザが携帯端末3を車両8の代替ステアリングとして使用する際、まずアプリケーション330を起動させる。このアプリケーション330が起動した代替ステアリングモードでは、図6(a)及び図6(b)に示すように、ユーザが携帯端末3を横にして右方向(矢印C方向)に傾ける、つまりz軸を回転軸として時計回りに回転させると、傾き量に応じて車両8が右方向(矢印E方向)に進路を変更する。またユーザが携帯端末3を左方向(矢印D方向)に傾ける、つまりz軸を回転軸として反時計回りに回転させると、傾き量に応じて車両8が左方向(矢印F方向)に進路を変更する。
・車両8の加速と減速について
ユーザは、携帯端末3のx軸周りの回転によって加速と減速を指示することができる。ユーザは、一例として、表示画面300が上側になるように矢印G方向に傾けた場合、車両8を加速することができる。またユーザは、加速のための回転を戻すように矢印H方向に傾けた場合、車両8を減速することができる。
・車両8の制動について
ユーザは、一例として、表示画面300が完全に下側になるように傾けた場合、車両8の制動、つまり車両8にブレーキをかけることができる。
なお変形例として端末制御部38は、表示画面300に車輪87の操舵角θの調整、車両8の加速と減速、及び車両8の制動の機能が割り当てられた画像を表示し、画像の操作によって機能を実行させる指示信号S13を出力する構成であっても良い。
自動運転装置86は、取得した操作情報S14に基づいて車両8の車輪87の操舵角θを変更する。
(通信部22の構成)
通信部22は、携帯端末3の端末通信部36と信号や情報の交換を無線通信によって行うように構成されている。また通信部22は、自動運転装置86と信号や情報の交換を有線通信によって行うように構成されている。
(制御部24の構成)
制御部24は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU、半導体メモリであるRAM及びROMなどから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部24が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
制御部24は、通信部22を介して携帯端末3から取得した指示信号S13に基づいて操作情報S14を生成して自動運転装置86に出力することで、操舵角θを調整する。
以下では、本実施の形態の操舵補助装置1の動作の一例について図7のフローチャートに従って説明する。
(動作)
ユーザは、自動運転中に車両8の進行方向を変更するため、携帯端末3のアプリケーション330を起動する。操舵補助装置1の制御部24は、アプリケーション330の起動により、代替ステアリングモードに移行し、通信部22を介して携帯端末3と接続する(Step10)。
次に制御部24は、通信部22を介して取得する指示信号S13に基づいて携帯端末3になされた操作を監視する。制御部24は、ステップ11の「Yes」が成立する、つまり携帯端末3が自身の傾きを検出して出力した指示信号S13を取得し、この指示信号S13に基づいて操作がなされたと判定すると(Step11:Yes)、操作に応じた操作情報S14を生成して自動運転装置86に出力して操舵角θを調整する(Step12)。
次に制御部24は、アプリケーション330が終了、つまり代替ステアリングモードが終了した場合(Step13:Yes)、携帯端末3との接続を解除し(Step14)、処理を終了する。
ここでステップ13において制御部24は、アプリケーション330が起動状態にある、つまり代替ステアリングモードが継続している場合(Step13:No)、ステップ12に処理を進めて操作に応じて操舵角θを調整する。なおステップ13において制御部24は、一定期間、操作が検出されない場合、操作が終了したと判定しても良い。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態の操舵補助装置1は、携帯端末3をステアリングの代わりに操作することで車両8の進行方向を変えることができるので、この構成を採用しない場合と比べて、ステアリングを操舵する感覚で車両8を操舵することができ、操作性が向上する。
操舵補助装置1は、携帯端末3を代替ステアリングとして使用することができるので、代替ステアリングを車両に搭載する場合と比べて、車両8の部品点数が少なくなり、製造コストを抑制することができる。
操舵補助装置1は、アプリケーション330のアップデートにより、警報機を作動させる機能、方向指示器を作動させる機能、シフト装置を作動させる機能などを追加することができるので、この構成を採用しない場合と比べて、ユーザの所望する機能を追加することでより操作性を向上させることができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、代替ステアリングだけではなく車載装置の操作部によっても走行位置の調整が可能となる点で他の実施の形態と異なっている。自動運転が主である車両においてユーザが車両の走行位置に違和感を抱く場合がある。本実施の形態は、自動運転が主である車両において走行位置を容易に調整することができる操舵補助装置1を提供する。
(操舵補助装置1の概要)
図8(a)は、車両内部の一例を示す図であり、図8(b)は、操舵補助装置の一例を示すブロック図である。図9(a)は、車両の走行位置の調整の一例を示す図であり、図9(b)は、操作部の一例を示す図である。
操舵補助装置1は、図8(a)及び図8(b)に示すように、車輪87と機械的に連結するステアリングを持たない自動運転を行う車両8に搭載された車載装置88と、自動運転において車載装置88の操作部に対して車輪87の操舵角θの調整機能を割り当てる制御部28と、を備えて概略構成されている。また操舵補助装置1は、図8(b)に示すように、さらに通信部26を備えている。
操舵補助装置1は、図8(a)に示すように、代替ステアリング10を備えている。また操舵補助装置1は、代替ステアリング10とは別に、車載装置88の操作部によって自動運転時において車線90における車両8の左右位置を調整することが可能となっている。なお変形例として操舵補助装置1は、代替ステアリング10が搭載されず、車載装置88の操作部のみにより走行位置を調整する構成であっても良い。
(車載装置88の構成)
車載装置88は、空調装置、ナビゲーション装置、音楽再生装置、映像再生装置などである。これらの車載装置88は、自動運転装置86と接続されている。図8(a)に示す操作部88a及び操作部88bは、車載装置88の操作部の一例である。この操作部88a及び操作部88bは、車載装置88の設定値を変更するものである。以下では、操作部88aに対して車輪87の操舵角θの調整機能が割り当てられている場合について説明する。
操作部88aは、円柱形状を有するダイヤルであり、回転操作可能に構成されている。例えば、車載装置88が音楽再生装置である場合、操作部88aは、音量を調整することができる。また例えば、車載装置88が空調装置である場合、操作部88aによって左座席80側の温度設定を調整することができ、操作部88bによって右座席81側の温度設定を調整することができる。
車載装置88の操作部88aに対して車両8の左右位置の調整機能が割り当てられた場合、車載装置88は、操作部88aの操作量に応じて車載操作情報S20を制御部28に出力する。なお車載装置88の操作部88aに対して車両8の左右位置の調整機能が割り当てられていない場合、車載操作情報S20は、例えば、自動運転装置86に出力される。
操舵補助装置1は、予め車載装置88を定め、当該車載装置88の操作部に対して車両8の左右位置の調整機能を割り当てても良いし、ユーザが車載装置88を選択し、選択された車載装置88の操作部に対して車両8の左右位置の調整機能を割り当てても良い。また車両8の左右位置の調整機能は、例えば、タッチパネル84の操作によって可能になる。また車両8の左右位置の調整機能が割り当てられる操作部の選択は、例えば、タッチパネル84の操作によって行われる。
(通信部26の構成)
通信部26は、電磁気的に接続された自動運転装置86と信号や情報の交換を行えるように構成されている。本実施の形態では、通信部26と自動運転装置86とは、導電体によって接続された有線通信を行うがこれに限定されない。
(制御部28の構成)
制御部28は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU、半導体メモリであるRAM及びROMなどから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部28が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
制御部28は、自動運転時に車線90内における車両8の左右位置を調整するように操作部88aになされた操作に基づいて車両8の左右位置を調整する。
制御部28は、操作検出部12から取得した検出信号S、及び車載装置88から取得した車載操作情報S20に基づいて操作方向と回転量の情報を含む操作情報S21を生成して自動運転装置86に出力する。
自動運転装置86は、一例として、図8(a)に示すように、タッチパネル84に現在の車両8の状態を示す画像840を表示させる。そして自動運転装置86は、取得した操作情報S21に基づいてタッチパネル84に表示される車両8の画像の位置を変更すると共に操舵装置を制御して車線90における車両8の左右位置を調整する。
なお変形例として制御部28は、自動運転装置86の制御部であっても良い。この操舵補助装置1は、車載装置88と、自動運転装置86の制御部と、を備えて概略構成される。
また他の変形例として操舵補助装置1は、自動運転装置86と共に操舵補助システムに含まれる構成であっても良い。この操舵補助システムは、制御部28を有する操舵補助装置1と、自動運転装置86と、車載装置88と、を備えて概略構成される。
また他の変形例として操舵補助装置1は、周囲を監視する複数のセンサや複数のカメラの少なくとも一方を有する監視部を備えた構成とされても良い。この操舵補助装置1は、監視部と、制御部28と、車載装置88と、を備えて概略構成される。
・走行位置の調整について
車両8は、自動運転装置86の制御により、走行路9aから逸脱しないように走行する。しかし図9(a)に示すように、車線90がかすれて自動運転装置86が車線90を認識し難いなどの理由により、車両8が走行する走行位置がユーザの感覚からずれる場合が考えられる。
このような場合、ユーザは、図9(b)に示すように、車輪87の操舵角θの調整機能が割り当てられた操作部88aを矢印A方向又は矢印B方向に操作することで車両8の左右位置を調整する。制御部28は、操作部88aの操作に基づいて操作情報S21を生成して通信部26を介して自動運転装置86に出力する。自動運転装置86は、操作情報S21に基づいて操舵装置を制御して操舵角θを調整すると共にタッチパネル84に表示されている画像840を変更する。
なお操作部88aの回転量(操作量)と代替ステアリング10の回転量(操作量)が同じ場合、調整される操舵角θは、同じであっても良いが操作部88aの操舵角θの方が小さい方がより好ましい。操作部88aの操舵角θの方が小さい場合、ユーザは、車両8の走行位置の微調整が容易となる。従ってユーザは、大きく走行位置を調整する場合、代替ステアリング10を使用し、走行位置を微調整する場合、操作部88aを使用するように代替ステアリング10と操作部88aとを使い分けすることができる。
以下では、本実施の形態の操舵補助装置1の動作の一例について図10のフローチャートに従って説明する。ここでは、操作部88aに対して車両8の左右位置の調整機能が割り当てられている場合について説明する。
(動作)
操舵補助装置1の制御部28は、車載操作情報S20に基づいて操作部88aに操作がなされるか否かを監視する。制御部28は、ステップ20の「Yes」が成立する、つまり操作がなされたと判定すると(Step20:Yes)、操作に応じた操作情報S21を生成して自動運転装置86に出力して操舵角θを調整する(Step21)。
次に制御部28は、車載操作情報S20に基づいて操作が終了したか否かを監視する。制御部28は、操作が終了した場合(Step22:Yes)、処理を終了する。
ここでステップ22において制御部28は、操作が継続している場合(Step22:No)、ステップ21に処理を進めて操作に応じて操舵角θを調整する。なおステップ22において制御部28は、一定期間、操作が検出されない場合、操作が終了したと判定しても良い。
(第3の実施の形態の効果)
本実施の形態の操舵補助装置1は、代替ステアリング10だけではなく車載装置88の操作部によっても走行位置の調整が可能となるので、この構成を採用しない場合と比べて、自動運転が主である車両において走行位置を容易に調整することができる。
操舵補助装置1は、代替ステアリング10により大きく走行位置を調整することができ、車載装置88の操作部により走行位置を微調整することができるので、この構成を採用しない場合と比べて、ユーザが代替ステアリング10と操作部88aとを使い分けすることができ、操作性が向上する。
操舵補助装置1は、ステアリングがない車両8において車線90における左右位置を調整することができるので、調整できない場合と比べて、ユーザの感覚に合った走行位置で車両8を走行させることができる。
操舵補助装置1は、ステアリングが配置されないので、配置される場合と比べて、車室内が簡素化され、意匠の自由度が向上する。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…操舵補助装置、3…携帯端末、8,8a…車両、9a~9c…走行路、10…代替ステアリング、14…アクチュエータ、18,24,28…制御部、87…車輪、88…車載装置、88a,88b…操作部、90…車線

Claims (6)

  1. 車輪と機械的に連結するステアリングを持たない自動運転を行う車両において、ステアリングの代わりに配置され、ユーザによって前記自動運転に介入するようになされた操作により前記車輪の操舵角を調整可能とする代替ステアリングと、
    前記代替ステアリングの操作方向と逆方向の反力を生成するアクチュエータと、
    前記アクチュエータを制御して予め定められた条件に基づいて前記代替ステアリングに前記反力を付加する制御部と、
    を備えた操舵補助装置。
  2. 前記制御部は、前記車両が走行路から逸脱しそうな場合、隣接する走行路に他の車両が存在する場合、及び警告を発する場合を前記予め定められた条件として前記反力を生成するように前記アクチュエータを制御する、
    請求項1に記載の操舵補助装置。
  3. ユーザが携帯する携帯端末と、
    前記携帯端末と電磁気的に接続され、車輪と機械的に連結するステアリングを持たない自動運転を行う車両において前記自動運転に介入するようになされた前記携帯端末に対する操作に基づいて前記車輪の操舵角を調整する制御部と、
    を備えた操舵補助装置。
  4. 前記制御部は、ユーザの操作による前記携帯端末の姿勢に基づいて前記車輪の前記操舵角の調整、前記車両の加速と減速、及び前記車両の制動を行う、
    請求項3に記載の操舵補助装置。
  5. 車輪と機械的に連結するステアリングを持たない自動運転を行う車両に搭載された車載装置と、
    前記自動運転において前記車載装置の操作部に対して前記車輪の操舵角の調整機能を割り当てる制御部と、
    を備えた操舵補助装置。
  6. 前記制御部は、前記自動運転時に車線内における前記車両の左右位置を調整するように前記操作部になされた操作に基づいて前記車両の前記左右位置を調整する、
    請求項5に記載の操舵補助装置。
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