JP2022104948A - 情報処理システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022104948000001
【課題】ユーザにとってより利便性の高いWebサイトの作成を可能にさせること。
【解決手段】サイト受付部101は、所定のデータプール182に存在するデータを検索するための検索窓Cを表示させる対象のWebサイトWSの指定を受付ける。ページ受付部102は、指定が受付けられたWebサイトWSを構成する1以上のWebページWPのうち、検索窓Cを表示させる対象の1以上のWebページWPの指定を受付ける。検索窓位置受付部103は、指定が受付けられたWebページWP毎に、検索窓Cを表示させる位置の指定を受付ける。構築部104は、WebサイトWSにアクセスしてきたものに対して、指定された位置に検索窓Cを表示させるように、WebサイトWSを構築する。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理システムに関する。
従来より、ユーザによるWebサイトの作成を効率化させる技術は存在する(例えば特許文献1参照)。
特開2017-207847号公報
しかしながら、特許文献1の技術を含む従来の技術よりも、ユーザにとってより利便性の高いWebサイトの作成が可能になることが望まれている状況にある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザにとってより利便性の高いWebサイトの作成を可能にさせることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理システムは、
所定のデータプールに存在するデータを検索するための検索窓を表示させる対象のWebサイトの指定を受付ける第1受付手段と、
前記指定が受付けられた前記Webサイトを構成する1以上のWebページのうち、前記検索窓を表示させる対象の1以上のWebページの指定を受付ける第2受付手段と、
前記指定が受付けられた前記1以上のWebページ毎に、前記検索窓を表示させる位置の指定を受付ける第3受付手段と、
前記Webサイトにアクセスしてきたものに対して前記位置に前記検索窓を表示させるように、当該Webサイトを構築する構築手段と、
を備える。
本発明によれば、ユーザにとってより利便性の高いWebサイトの作成を可能にさせることができる。
本発明の情報処理システムの適用対象となる本サービスの概要を示す図である。 検索窓を用いた検索の対象となるデータの範囲の概要を示す図である。 本発明の情報処理システムの構成の一例を示す図である。 図3に示す情報処理システムのうち、ユーザ端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4のユーザ端末が適用される情報処理システムの機能的構成のうち、検索窓設定処理を実行するための機能的構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の情報処理システム(後述する図3参照)の適用対象となるサービス(以下、「本サービス」と呼ぶ)の概要について説明する。
図1は、本発明の情報処理システムの適用対象となる本サービスの概要を示す図である。
図1に示すWebサイトWSは、ユーザ企業Uによりその内容が管理されているものであり、その作成者は特に限定されないが、本実施形態では当該ユーザ企業Uであるものとする。WebサイトWSは、n個(nは1以上の整数値)のWebページWP1乃至WPnから構成されている。以下、WebページWP1乃至WPnの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「WebページWP」と呼ぶ。
本サービスは、ユーザ企業Uによりその内容が管理されているWebサイトWS(例えばユーザ企業Uの自社サイト)のうち、当該ユーザ企業Uにとって所望のWebページWPの所望の位置に対して、ニッチな分野の情報検索が可能な検索窓Cを設けること支援するサービスである。
なお、WebサイトWSの作成者及び作成の手法は特に限定されない。ただし、本発明の理解を容易なものとすべく、本実施形態では説明の便宜上、作成者はユーザ企業Uであり、作成手法としては、例えば一般的に市販されているホームページ作成用ソフトウェアを用いる手法が採用されているものとする。
WebサイトWSを構成するWebページWP1乃至WPnには、WebページWPの閲覧者によりニッチな分野のキーワード検索が行われるための検索窓Cが設けられている場合がある。
ここで、「ニッチな分野のキーワード検索」とは、広い分野を検索対象とする一般的な検索窓、例えばGoogle(登録商標)やYahoo!(登録商標)等の検索窓とは異なるものである。例えば、「特許文献」といった特定のニッチな分野を検索対象とする特許検索等が、「ニッチな分野のキーワード検索」の一例である。
また、検索窓Cが設けられている「場合がある」としたのは、検索窓Cを設けるか設けないかについては、ユーザ企業Uが自由に決定できることを意味している。
検索窓Cは、検索キーワードとなる文字や数字の入力を受付けるためのキーワード入力欄Caと、キーワード入力欄Caに入力された検索キーワードによる検索を実行する際に押下される検索開始ボタンCbとで構成されている。
つまり、キーワード入力欄Caに対して所定の検索キーワードが入力されて、検索開始ボタンCbが押下されると、検索結果が図示せぬWebページ等に表示される。ここで、着目すべき点は、検索結果は、当該「所定の検索キーワード」を含む広い分野のWebサイトや文章等の一般的なメディアではないという点である。即ち、ニッチな分野の範囲内で検索された当該「所定の検索キーワード」に関するメディア、例えば上述の特許検索であれば特許文献が検索結果として表示される、という点に着目すべきである。
以上説明したように、ユーザ企業Uは、WebサイトWSを構成するWebページWP1乃至WPnのうち、任意のWebページWPの任意の位置に検索窓Cを設けることができる。例えば「特許文献」といった特定のニッチな分野を検索することを、WebサイトWSへのアクセス当初から所望する者が閲覧するであろうWebページWPに的を絞って検索窓Cを設けることができる。
例えば、具体例として、ユーザ企業Uが特許事務所Aであり、特許事務所AのWebサイトWSに検索窓Cが設けられる場面を例に挙げて説明する。この場合、特許事務所Aは、自身のWebサイトWSにアクセスしてくる者がどのような目的でアクセスしてくるのかを想定する。そして、その想定結果に基づいて、検索窓Cを設けるWebページWPと、検索窓Cを表示させる具体的な位置とを指定する。
特許事務所Aは、例えば特許事務所Aが得意とする技術分野に関する情報や、特許事務所Aに所属している弁理士等に関する情報を取得するために、WebサイトWSにアクセスしてくる者を想定することができる。そして、特許事務所Aは、アクセスしてくると想定される者によって自然に又は積極的に検索窓Cが利用されるようなWebページWPの所定位置に検索窓Cを設ける。
ここで、特許事務所Aが、WebサイトWSにアクセスしてくる者として、例えば「新たなビジネスモデルの特許出願を予定しているスタートアップ企業の社員」(以下、「スタートアップ社員」と呼ぶ)を想定したとする。この場合、特許事務所Aは、検索窓Cを設けるWebページWPとして、スタートアップ社員が閲覧しそうな、例えばページのトップに「当所が得意とする技術分野」といった表記がなされたWebページWPを指定する。また、特許事務所Aは、スタートアップ社員が視認し易いと思われる当該表記の近傍の所定位置を、検索窓Cを表示させる位置として指定する。ここで、特許事務所Aが、位置の指定がなされた検索窓Cにより検索可能なデータの範囲として、「特許事務所Aに所属する弁理士を代理人とするすべての特許出願の公報」を指定したとする。この場合、アクセスしてくることが想定されるスタートアップ社員が実際にアクセスしてくると、例えば以下のような効果が期待される。即ち、検索窓Cを設けるWebページの指定や、位置の指定ができない従来のWebサイトWSに比べて、多くのスタートアップ社員が、検索窓Cを自然に又は積極的に使用するようになることが期待できる。
ここで、特許事務所Aが、WebサイトWSにアクセスしてくることが想定される者として、例えば「ビジネスモデルの特許出願を得意とする弁理士に関する情報を取得しようとする者」(以下、「弁理士情報取得希望者」と呼ぶ)を想定したとする。この場合、特許事務所Aは、検索窓Cを設けるWebページWPとして、弁理士情報取得希望者が閲覧しそうな、例えばページのトップに「当所のメンバー」といった表記がなされたWebページWPを指定する。また、特許事務所Aは、弁理士情報取得希望者が視認し易いと思われる当該表記の近傍の所定位置を、検索窓Cを表示させる位置として指定する。また、特許事務所Aは、表示位置が指定された検索窓Cにより検索可能なデータの範囲として、「特許事務所Aに所属するすべての弁理士に関する情報」を指定したとする。これにより、アクセスしてくることが想定される弁理士情報取得希望者が実際にアクセスしてきた場合には、例えば以下のような効果が期待される。即ち、検索窓Cを設けるWebページの指定や、位置の指定ができない従来のWebサイトWSに比べて、多くの弁理士情報取得希望者が、検索窓Cを自然に又は積極的に使用するようになることが期待できる。
また例えば、ユーザ企業Uは、閲覧者がアクセスした当初はニッチな分野を検索することを所望していなくても、検索窓Cを視認することで検索したくなるようなWebページWPの任意の位置に検索窓Cを設けることもできる。
また例えば、ユーザ企業Uは、WebサイトWSを構成する複数のWebページWPのうち、閲覧数が比較的多いWebページを選択して検索窓Cを配置することもできる。これにより、検索窓Cが多くの閲覧者の目に留まることになるので、検索窓Cの利用頻度の向上が期待できる。その結果、検索窓Cが設けられたWebサイトへのアクセス数が増加も期待できる。
さらに、検索窓Cの有無や、検索窓Cが設けられた位置の如何でアクセス数が変動することが一般的に認知され始めると、検索窓Cそのものの存在価値が次第に向上していくことが期待できる。
即ち、従来の、いわば固定式の検索窓は、どのような検索キーワードを入力することができ、それによってどのような検索結果が出力されるのかが重視されていた。これに対して、本サービスの、いわば移動式の検索窓Cによれば、検索窓Cを、WebサイトWSへのアクセス数を増加させてくれる(即ち販売促進用の)道具として利用することができる。
つまり、本サービスは、検索窓の新たな用途(利用価値)を見出す画期的なサービスであるといえる。本サービスによれば、例えばアクセス数の少ないWebサイトWSであっても、取り扱いが容易であり、かつ利便性の高い検索窓Cを設けることで、アクセス数の増加を図ることができる。
また、本サービスでは、検索窓Cに入力された検索キーワード、及び検索結果が、履歴情報として記録される。記録された履歴情報は、検索窓Cを設定したユーザ企業Uの管理下に置かれる。従来からある一般的な検索窓、例えばGoogle(登録商標)等の検索窓の場合、検索キーワードの履歴情報は、検索窓を提供する者(例えばGoogle(登録商標))の管理下に置かれ、取扱いが支配されていた。これに対して、本サービスによれば、検索キーワードの履歴情報は、上述したように検索窓Cを設定した特許事務所Aの管理下に置かれる。このため、特許事務所Aは、検索窓Cを利用した会社Bの社員bの検索キーワードの履歴情報の取り扱いを支配することができる。換言すると、履歴情報の解放、民主化が可能となる。
また、検索窓Cに検索キーワードを入力した者は、検索窓Cに入力された検索キーワードの履歴を、履歴情報として記録することの可否を決定することができる。そして、検索窓Cに検索キーワードを入力した者が、履歴情報として記録することを拒否した場合には、その履歴情報は記録の対象から外すとする管理が行われる。
具体的には例えば、検索窓Cが設けられた特許事務所Aのホームページ(WebサイトWS)に会社Bの社員bがアクセスした場合を想定する。この場合、以下のような機能や効果を実現させることができる。
即ち、特許事務所Aのホームページにアクセスした会社Bの社員bは、検索窓Cを用いて検索キーワード「特許調査」で検索を行ったとする。すると、検索キーワード「特許調査」を示す情報は、履歴情報として特許事務所Aの管理下に置かれる。特許事務所Aは、履歴情報を分析することで、会社Bの社員bがどのようなものに興味を有するのかを把握することができる。なお、本例の検索キーワードは1例「特許調査」のみであるが、複数種類の検索キーワードによる検索が行われた場合には、それらの検索キーワードのすべてが履歴情報として記録され、特許事務所Aの管理下に置かれる。
これにより、特許事務所Aは、未だ会社Bから何らの問合せがない段階であっても、検索キーワードの履歴情報を分析することで把握される社員bの興味の傾向に基づいて、会社Bに対する各種の提案等を行うことができる。具体的には例えば、未だ会社Bから何らの問合せがない段階から、「弊所は特許調査業務を得意としております」といったダイレクトメールを会社Bに送付することもできる。その結果、特許事務所Aは、新規依頼を受け易くなるという効果を期待することができる。
また例えば、会社Bが特許事務所Aの既存の顧客である場合には、顧客である会社Bの課題を事前に把握することができる。その結果、特許事務所Aは、適切な対応をとるための準備や、新たな提案を行うことが容易になる。
また例えば、特許事務所Aは、検索キーワードの履歴情報を分析した結果、社員bの興味の傾向が、特許事務所Aの業務の範囲外に属する場合には、対応できそうな提携先の会社Cに連絡して、マッチングさせることもできる。この場合、特許事務所Aの提携先の会社Cが、本サービスを利用するユーザ企業Uである場合には、逆に特許事務所Aが会社Cにマッチングしてもらうこともできる。具体的には、会社Cの管理下にある検索キーワードの履歴情報に、会社Cの業務の範囲外であるが特許事務所Aの業務の範囲内のものが含まれてる場合がある。この場合、特許事務所Aは会社Cにマッチングしてもらうことができる。これにより、特許事務所Aは会社Cとの間で良好な関係を築くことが可能となる。
また例えば、会社Bの社員bにより検索窓Cに入力された検索キーワードが履歴情報として特許事務所Aの管理下にある場合、同一又は類似する検索キーワードが他者(会社Bの社員c)により入力されることがある。この場合、他者(会社Bの社員c)に対して、「会社Bの社員bが同様の検索を行っています」といったメッセージが通知される。これにより、会社Bの社員cは、会社Bの社員bからアドバイスを受けたり、協力したりすることで、重複作業を排除するなど、効率良く業務を進めることが可能となる。さらに、会社Bの社員bと社員cとの双方が承諾することを条件として、双方の検索キーワードや検索結果の履歴情報を共有し合うこともできる。
また例えば、検索キーワードの履歴情報をAI(人工知能)に学習させることにより、検索窓Cの利用者の検索スキル(検索が得意かどうか)のランク付けを行うこともできる。ランク付けの結果は、社内の人事評価等に利用することもできる。さらに、検索窓Cを利用した者の検索キーワードや検索結果の履歴情報は、公開の対象としたり、人材市場に流通させたりすることもできる。その結果、検索スキルが高い者を対象とする人材紹介等につなげることもできる。
図2は、検索窓を用いた検索の対象となるデータの範囲の概要を示す図である。
従来の検索窓を用いた検索の対象となるデータは、何らのカテゴライズがなされていない広い分野とするものであった。これに対して、本サービスによれば、特許分野、法律分野など、ニッチな分野に絞ったバーティカルな検索が可能となる。また、これに加えて、本サービスによれば、ユーザ企業Uは、検索窓Cによる検索の対象となるデータの範囲を自由に設定することができる。
例えば、検索窓Cを用いた検索の対象となるデータの範囲を、ユーザ企業Uが保有する特許に関するデータや、ユーザ企業Uが保有する法律に関するデータ(例えば裁判例)などに限定することができる。この場合、ユーザ企業Uが管理するデータが記憶されている所定のデータベースから、検索の対象となる特許に関するデータや法律に関するデータが抽出される。抽出されたデータは、抽出条件毎に所定のデータプールに格納される。つまり、検索窓Cを用いて検索できるデータの範囲は、このデータプールに格納されているデータの範囲となる。ここで、検索の対象となるデータが抽出される際に用いられた抽出条件は、履歴情報としてユーザ企業U毎に管理される。これにより、ユーザ企業Uは、抽出条件の履歴情報に基づいて、自社内でデータの分析を行うことができる。なお、データの抽出は、抽出元のデータをコピー(複製)してデータプールに格納する手法を用いてもよいし、抽出元のデータをストリーミングする手法を用いてもよい。ストリーミングする手法を採用した場合、ストレージ容量を使わないというメリットがある。
ここで、図1のWebページWP1の掲載内容が、ユーザ企業Uの技術に関するものである場合を想定する。この場合、ユーザ企業Uは、検索窓Cを用いた検索の対象となるデータの範囲を、例えば自社が保有する特許に関するデータに限定することができる。具体的には例えば、ユーザ企業Uが保有している特許の件数が仮に100件である場合には、この100件の特許に関するデータのみが検索窓Cによる検索の対象になる。この場合、WebページWPに、検索窓Cにより検索可能なデータの範囲がユーザ企業Uの保有特許に限定される旨を示す案内文Bが表示される。具体的には例えば、図1に示すように、「当社保有特許検索」と表記された案内文Bが検索窓Cの近傍に表示される。
これにより、WebサイトWSの閲覧者は、WebページWP1に掲載されたユーザ企業Uの技術に関する情報を閲覧しながら、適宜検索窓Cを利用してキーワード検索を行うことができる。その結果、WebサイトWSの閲覧者は、他のWebページWPや、他のWebサイトWSにアクセスすることなく、ユーザ企業Uが保有する特許に関する情報を効率良く取得することができる。
また、上述したように、検索窓Cを用いた検索の対象となるデータはユーザ企業Uが独自に管理するデータに限定される。このため、WebサイトWSの管理上、検索の対象となるデータの容量は大きくならないことが望ましい。この点について、本サービスでは、検索窓Cを用いた検索の対象となるデータの範囲が、検索窓C毎に自由に設定されるので、データの容量を抑えることができる。
ここで、本サービスでは、検索窓Cを用いた検索の対象となるデータの範囲は、各ユーザ企業Uが独自に管理するデータに限定されたプライベートなものとなる。このため、ユーザ企業Uは、自身が保有するデータの範囲(以下、「ユーザ領域」と呼ぶ)内で、検索の対象となるデータの範囲(例えばユーザ企業Uが保有する特許に関する情報)を自由に設定することができる。ユーザ領域は完全にプライベートな領域となるため、情報漏洩のリスクが軽減化される。
また、本サービスでは、ユーザ領域を分けることもできる。これにより、ユーザ企業Uは、ユーザ領域を、会社レベル、部署レベル、社員(個人)レベル等に分けることができる。ユーザ領域を分ける場合、例えば契約等の同意や、所定の規定等によって定められたレベルで分けることができる。ユーザ領域が分けられると、分けられた後のユーザ領域は、夫々完全なプライベートな領域となる。このため、ユーザ領域相互間で情報が漏洩することがなくなるため、例えば企業秘密の漏洩を防いだり、プライバシーを保護したりすることが可能になる。具体的には例えば、同一企業の部署毎にユーザ領域を分けることで、各部署が夫々保有する情報が部署間で漏洩することを防ぐことができる。
また、ユーザ領域を分ける場合、分けられた後のユーザ領域毎に、検索窓Cによる検索の対象となるデータの範囲を自由に設定することができる。具体的には例えば、WebサイトWSが社内のポータルサイトである場合には、検索の対象となるデータの範囲を「知的財産部が管理している特許出願に関する情報のうち、出願公開されていないもの」とすることができる。これにより、ユーザ企業Uは、社員による技術情報の漏洩のリスクを低減化させることができる。
また例えば、検索の対象となるデータの範囲を「給与担当社員により管理されている情報のうち、個人情報に属しないもの」とすることができる。これにより、ユーザ企業Uは、社員の個人情報の保護を図ることができる。さらに、検索の対象となるデータの範囲は、一度設定された後でも、追加的(後付け的)に設定することができる。
また例えば、ユーザ領域が分けられた場合にも、検索窓Cを利用した者の検索キーワードや検索結果の履歴情報を、公開したり流通させたりすることもできる。即ち、検索窓Cに入力された検索キーワードや検索結果の履歴情報は、検索を行った者の趣味や嗜好を示す情報として利用価値を有するものとなるが、この履歴情報も、分けられたユーザ領域毎に厳格に管理される。これにより、検索を行った者のプライバシーの保護が図られる。
以上をまとめると、本サービスによれば、上述した効果の他、例えば以下のような効果を期待することができる。
即ち、ユーザ企業Uは、例えば知的財産に関する大量のデータ(例えば公報、裁判例等)を収集して、これを検索窓Cで検索可能なデータの範囲とすることもできる。これにより、知的財産権のデータを検索することができる大規模なデータベースを構築することもできる。また、検索の結果に応じて、知的財産権に関連する審判や判例のデータを提供することができる。さらに、知的財産権に関する公報原本の閲覧やダウンロードが可能になる。
また、所定のアルゴリズムを用いることで、検索結果の表示を高速化させることができる。また、検索キーワードと知的財産権との類似率を表示させることもできる。さらに、複雑な検索式の入力が不要になる。
また、図示はしないが、検索窓による検索結果を、例えば以下のような機能を有するUI(User Interface)に表示させることもできる。即ち、詳細な情報を素早くチェックすることができるハイパードキュメントで検索結果を表示させることができる。また、特許の保有状況を示す情報と、類似する知的財産権とを1つの画面に表示させることができる。また、知的財産権の権利者が保有している他の知的財産権の内容を一見して把握することができる。
また、本サービスの一環として、ユーザ企業U毎に、検索内容、及びその結果や、検索窓Cの使用頻度等の情報が別途管理される。また、固定されたIPアドレスを用いることで接続制限が可能になる。また、接続IDやパスワードの制限が可能になる。
また、多くの件数を有する特許検索を処理するためには、一般的な検索と比較して多くのシステム負荷が発生する。また、検索結果を不特定多数のユーザ企業Uに提供することで、システムのコストが増大していた。
本サービスでは、従来の構造とは異なる検索エンジンと、データ生成の手法とを利用することで、システムのコストの軽減化を図ることができる。
また、クラウドなどシステム共有型の場合、検索の履歴など特許戦略上重要な情報が漏洩するリスクがある。かつ独立したシステムを用意した場合、システムコストが増大する。企業ごとシステムやデータなどを複数必要とせず、企業間でお互いに干渉しないユーザ領域を実現できる仕組みを提供することができる。
また、本サービスにより提供される検索窓Cによる検索キーワード、及び検索結果の履歴情報は、AI(人工知能)による機械学習の対象となる。これにより、検索を続けていくことで検索結果の精度を向上させることができる。
次に、図3を参照して、上述した本サービスの提供を実現化させる情報処理システムの構成について説明する。
図3は、本発明の情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図3に示す情報処理システムは、ユーザ端末1とWebサイト運営サーバ2とを含むように構成されている。
ユーザ端末1及びWebサイト運営サーバ2は、インターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されている。
ユーザ端末1は、ユーザ企業Uにより操作される情報処理装置である。ユーザ端末1は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット等で構成される。
Webサイト運営サーバ2は、WebサイトWSの運営を行う者(図示せず)により管理される情報処理装置である。Webサイト運営サーバ2は、ユーザ端末1と適宜通信をしながら、ユーザ企業Uがユーザ端末1を用いてWebサイトWSを作成できる環境をユーザ企業Uに提供する。
ユーザ端末1には、本サービスの利用者向けの専用のアプリケーションソフトウェア(以下、「専用アプリ」と呼ぶ)がインストールされている。ユーザ企業Uは、専用アプリを利用することで本サービスの提供を受けることができる。また、ユーザ企業Uは、ユーザ端末1のブラウザ機能により表示される、本サービスの利用者向けの専用のWebサイト(以下、「専用サイト」と呼ぶ)にアクセスすることで本サービスの提供を受けることもできる。
なお、以下、断りのない限り、「ユーザ企業Uがユーザ端末1を操作する」と表現している場合、それは、次のいずれかを意味している。即ち、ユーザ企業Uが、ユーザ端末1にインストールされた専用アプリを起動して各種操作を行うこと、又はユーザ端末1のブラウザ機能により表示される専用サイトにアクセスして本サービスを利用することを意味している。
また、ユーザ端末1は、本サービスを利用するための専用機である必要はない。例えばユーザ企業Uに設置された事務作業用のパーソナルコンピュータに専用アプリをインストールすることで本サービスを利用することができる。また例えば、ユーザ企業Uに設置された事務作業用のパーソナルコンピュータのブラウザ機能を利用することで本サービスを利用することができる。
図4は、図3に示す情報処理システムのうち、ユーザ端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
ユーザ端末1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、入力部16と、出力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20とを備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、入力部16、出力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
入力部16は、例えばキーボード等により構成され、各種情報を入力する。
出力部17は、液晶等のディスプレイやスピーカ等により構成され、各種情報を画像や音声として出力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えば図3のWebサイト運営サーバ2等)との間で通信を行う。
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア40が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア40から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。
また、リムーバブルメディア40は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
このような図3のユーザ端末1の各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、ユーザ端末1における検索窓設定処理を含む各種処理の実行が可能になる。その結果、ユーザ企業Uは、本サービスを利用することができる。
「検索窓設定処理」とは、本サービスを提供するためにユーザ端末1で実行される処理のことをいう。
以下、図5を参照して、本実施形態に係るユーザ端末1において実行される、検索窓設定処理を実行するための機能的構成について説明する。
図5は、図4のユーザ端末が適用される情報処理システムの機能的構成のうち、検索窓設定処理を実行するための機能的構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、ユーザ端末1のCPU11においては、検索窓設定処理の実行が制御される場合、サイト受付部101と、ページ受付部102と、検索窓位置受付部103と、構築部104と、データ範囲受付部105と、データプール格納部106と、案内位置受付部107と、検索履歴管理部108とが機能する。
また、ユーザ端末1の記憶部18の一領域には自社DB181と、データプール182と、検索履歴DB183とが設けられている。自社DB181には、ユーザ企業Uが独自に保有するデータが記憶されて管理されている。データプール182には、自社DB181から抽出された1以上のデータが格納される。検索履歴DB183には、検索窓Cに入力された検索キーワードの入力履歴が履歴情報として記憶されて管理されている。
サイト受付部101は、検索窓Cを表示させる対象のWebサイトWSの指定を受付ける。具体的には、サイト受付部101は、ユーザ企業Uにより、検索窓Cを表示させる対象のWebサイトWSの指定がなされた場合に、当該指定を受付ける。サイト受付部101により当該指定が受付けられると、検索窓Cが設けられることとなるWebサイトWSが決定する。
ページ受付部102は、サイト受付部101により指定が受付けられたWebサイトWSを構成する対象のWebページWP1乃至WPnのうち、検索窓Cを表示させる対象の1以上のWebページWPの指定を受付ける。具体的には、ページ受付部102は、ユーザ企業Uにより、検索窓Cを表示させる対象のWebページWPの指定がなされた場合に、当該指定を受付ける。ページ受付部102により当該指定が受付けられると、検索窓Cが設けられることとなるWebページWPが決定する。
検索窓位置受付部103は、ページ受付部102により指定が受付けられたWebページWP毎に、検索窓Cを表示させる位置の指定を受付ける。具体的には、検索窓位置受付部103は、ユーザ企業Uにより、検索窓Cを表示させる位置の指定がなされた場合に、当該指定を受付ける。検索窓位置受付部103により当該指定が受付けられると、検索窓Cが設けられることとなるWebページWP上の位置が決定する。
構築部104は、WebサイトWSにアクセスしてきたものに対して、指定が受付けられた位置に検索窓Cを表示させるように、WebサイトWSを構築する。具体的には、構築部104は、HTML(HyperText Markup Language)でタグを使用して、WebサイトWSに検索窓Cが表示されるようにプログラミングを行う。
データ範囲受付部105は、検索窓C毎に、検索の対象となるデータの範囲の指定を受付ける。具体的には、データ範囲受付部105は、ユーザ企業Uにより、検索の対象となるデータの範囲として、ユーザ企業Uが保有するすべての特許に関するデータの指定がなされた場合に、当該指定を受付ける。データ範囲受付部105により当該指定が受付けられると、検索の対象となるデータの範囲が決定する。
データプール格納部106は、データ範囲受付部105により指定が受付けられたデータの範囲に属するデータを、自社DB181から抽出して、1以上のデータからなるデータプールに格納する。具体的は、データプール格納部106は、ユーザ企業Uが保有する特許に関するデータを、自社DB181から抽出して、ユーザ企業Uが保有する特許に関するデータの群からなるデータプール182に格納する。データプール182は記憶部18の一領域に設けられる。
案内位置受付部107は、検索窓Cが表示されたWebページWPの所定の位置に、検索の対象となるデータの範囲を示す案内をさらに表示させる位置の指定を受付ける。具体的には例えば、案内位置受付部107は、WebページWPの閲覧者が視認し易い、検索窓Cの近傍(図1の例では検索窓Cの上)に案内文Bを表示させる制御を実行する。
検索履歴管理部108は、検索窓Cに入力された検索キーワードの入力履歴を、検索キーワードの入力を行った者を一意に識別可能な情報に対応付けて、履歴情報として管理する。具体的には、検索履歴管理部108は、当該履歴情報を検索履歴DB183に記憶させて管理する。
検索履歴DB183に記憶されている履歴情報は、ユーザ企業Uが任意に秘匿とすることもできる。また、価値ある情報として公開の対象にしたり、流通させたりすることができる。
また、検索履歴管理部108は、検索窓Cに入力された検索キーワードの履歴を、履歴情報として記録することの可否を入力者に問合せる。そして、検索履歴管理部108は、記録を拒否した入力者の履歴情報について記録しないという管理を行う。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものとみなす。
例えば、上述の実施形態では、検索窓Cによる検索の対象となるデータの範囲が、ユーザ企業Uが保有するすべての特許に関するデータとされているが、これは例示に過ぎない。例えばユーザ企業Uに関係する、医療、金融などあらゆる分野に属するデータを検索の対象とすることができる。
また、データの範囲として、例えばユーザ企業Uが保有するすべての特許に関するデータ以外にも、例えばユーザ企業Uの社員Aが発明者であるすべての特許に関するデータとすることもできる。即ち、データの範囲が指定される際、企業レベルだけではなく、部署レベル、個人レベルなど、ユーザ領域を指定して検索の対象となるデータの範囲を決定することもできる。また、同一人物が、複数のユーザ領域の夫々に含まれるようにすることもできる。また、ユーザ領域は、公開、又は売買の対象として捉えることも可能である。
また例えば、上述の実施形態では、本サービスは、WebサイトWSを作成するユーザ企業Uに提供されるサービスとされているが、これは例示に過ぎない。本サービスの提供先は特に企業に限定されず、例えば個人であってもよい。
また例えば、図1に示すWebサイトWSの態様は、本サービスの内容を説明するための一例に過ぎない。ユーザ企業Uは、図1に示す態様とは異なる態様のWebサイトWSを作成することができる。
また例えば、上述の実施形態では、ユーザ企業UのWebサイトWSに検索窓Cを設ける例について説明しているが、これは例示に過ぎない。例えば、ユーザ企業Uの社内で利用される企業ポータルサイトに検索窓Cを設けてもよい。この場合、例えば企業ポータルサイトに設けられた検索窓Cにより検索可能なデータの範囲が、ユーザ企業Uが保有するすべての特許である場合には、ユーザ企業Uの社員は、自社が保有する特許をいつでも検索することができる。
また例えば、上述の実施形態では、ユーザ企業Uが管理しているデータが検索の対象とされているが、これに限定されない。例えば別途提供されている特許検索システムに連携可能な検索窓Cを設ける機能を有するAPI(Application Programming Interface)を提供してもよい。これにより、工数を削減することができるとともに、検索環境を容易に提供するできることができる。
また例えば、図3には、ユーザ企業Uが1社のみ描画されているが、これは説明を簡略化させるものであり、実際には当然ながらWebサイトWSを作成するユーザ企業U(あるいは個人のユーザ)は多数存在し得る。
また例えば、上述の実施形態では、WebサイトWSに検索窓Cを設けているが、これに限定されず、例えばアプリケーションソフトウェアに表示される画面に検索窓Cを設けてもよい。
また例えば、上述の実施形態では、WebサイトWSを作成する者はユーザ企業Uであるが、これに限定されず、例えばユーザ企業Uの意向に基づいた者がWebサイトWSを作成してもよい。具体的には例えば、Web制作会社、本サービスの提供を行う者が、ユーザ企業Uの指示に従ってWebサイトWSを作成してもよい。
また、図3に示すシステム構成、及び図4に示すユーザ端末1のハードウェア構成は、いずれも本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。
また、図5に示す機能ブロック図は、例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは、特に図5の例に限定されない。例えば、図5には記憶部18の一領域にデータプール182が設けられているが、データの抽出元(自社DB181)のデータをストリーミングする手法が採用された場合には、設ける必要はない。
また、機能ブロックの存在場所も、図5に限定されず、任意でよい。
例えば、図5の例において、上述の検索窓設定処理はユーザ端末1側で行われる構成となっているが、これに限定されず、Webサイト運営サーバ2側、又は本サービスを提供する者によって別途管理されているサーバ(図示せず)側で検索窓設定処理の少なくとも一部が行われてもよい。
即ち、検索窓設定処理の実行のために必要となる機能ブロックは、ユーザ端末1が備える構成となっているが、これは例示に過ぎない。ユーザ端末1に配置された機能ブロックの少なくとも一部を、Webサイト運営サーバ2、又は本サービスを提供する者によって別途管理されているサーバ(図示せず)が備える構成としてもよい。
また、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、広告主にプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で広告主に提供される記録媒体等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上まとめると、本発明が適用される情報処理システムは、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理システムは、
所定のデータプール(例えば図5の自社DB181から抽出されたデータ群)に存在するデータを検索するための検索窓(例えば図1の検索窓C)を表示させる対象のWebサイト(例えば図1のWebサイトWS)の指定を受付ける第1受付手段(例えば図5のサイト受付部101)と、
前記指定が受付けられた前記Webサイトを構成する1以上のWebページ(例えば図1のWebページWP1乃至WPn)のうち、前記検索窓を表示させる対象の1以上のWebページの指定を受付ける第2受付手段(例えば図5のページ受付部102)と、
前記指定が受付けられた前記1以上のWebページ毎に、前記検索窓を表示させる位置の指定を受付ける第3受付手段(例えば図5の検索窓位置受付部103)と、
前記Webサイトにアクセスしてきたもの(例えば閲覧者)に対して前記位置に前記検索窓を表示させるように、当該Webサイトを構築する構築手段(例えば図5の構築部104)と、
を備える。
これにより、所定のデータプールに存在するデータを検索するための検索窓を設けるWebサイトの指定と、検索窓を表示させるWebページの指定と、検索窓を表示させるWebサイト上の位置の指定とが受付けられる。そして、指定が受付けられたWebページ上の位置に検索窓が表示される。そして、ユーザは、自身が作成するWebサイトを構成する、所望のWebページの所望の位置に検索窓を表示させる。その結果、WebサイトWSにアクセスしてくる者がどのような者であるかを想定して、想定された者が閲覧しそうなWebページWPのうち視認し易い位置を指定して検索窓Cを設けることができる。具体的には例えば、アクセスしてくることが想定された者が、新たなビジネスモデルの特許出願を予定しているスタートアップ企業の社員である場合がある。また、ビジネスモデルの特許出願を得意とする弁理士に関する情報を取得しようとする者である場合もある。
この場合、上述したようにWebサイトWSにアクセスしてくる者として想定された者による検索窓Cの利用頻度が高まることが期待できるので、検索窓Cが設けられたWebサイトへのアクセス数が増加することが期待できる。さらに、検索窓Cの有無や、検索窓Cが設けられた位置の如何でアクセス数が変動することが一般的に認知され始めると、検索窓Cそのものの存在価値が次第に向上していくことが期待できる。
また、前記検索窓が表示された前記Webページの所定の位置に、前記検索の対象となるデータの範囲を示す案内をさらに表示させる位置の指定を受付ける第4受付手段(例えば図5の案内位置受付部107)をさらに備えることができる。
これにより、検索窓に検索キーワードを入力することで検索可能なデータの範囲についての案内がWebページ上に表示される。その結果、Webページの閲覧者の利便性を高めることができる。
また、前記検索窓に入力された検索キーワードの入力履歴を、前記検索キーワードの入力を行った者を一意に識別可能な情報に対応付けて、履歴情報として管理する管理手段(例えば図5の検索履歴管理部108)をさらに備えることができる。
これにより、検索キーワードの入力履歴がユーザの管理下に置かれる。このため、ユーザが検索キーワードの履歴情報の取り扱いを支配することができるので、履歴情報の解放、民主化が可能となる。
1・・・ユーザ端末、2・・・Webサイト運営サーバ、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、14・・・バス、15・・・入出力インターフェース、16・・・入力部、17・・・出力部、18・・・記憶部、19・・・通信部、20・・・ドライブ、40・・・リムーバブルメディア、101・・・サイト受付部、102・・・ページ受付部、103・・・検索窓位置受付部、104・・・構築部、105・・・データ範囲受付部、106・・・データプール格納部、107・・・案内位置受付部、108・・・検索履歴管理部、181・・・自社DB、182・・・データプール、183・・・検索履歴DB、U・・・ユーザ企業、WS・・・Webサイト、WP,WP1乃至WPn・・・Webページ、C・・・検索窓、B・・・案内文、N・・・ネットワーク

Claims (3)

  1. 所定のデータプールに存在するデータを検索するための検索窓を表示させる対象のWebサイトの指定を受付ける第1受付手段と、
    前記指定が受付けられた前記Webサイトを構成する1以上のWebページのうち、前記検索窓を表示させる対象の1以上のWebページの指定を受付ける第2受付手段と、
    前記指定が受付けられた前記1以上のWebページ毎に、前記検索窓を表示させる位置の指定を受付ける第3受付手段と、
    前記Webサイトにアクセスしてきたものに対して前記位置に前記検索窓を表示させるように、当該Webサイトを構築する構築手段と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記検索窓が表示された前記Webページの所定の位置に、前記検索の対象となるデータの範囲を示す案内をさらに表示させる位置の指定を受付ける第4受付手段
    をさらに備える、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記検索窓に入力された検索キーワードの入力履歴を、前記検索キーワードの入力を行った者を一意に識別可能な情報に対応付けて、履歴情報として管理する管理手段
    をさらに備える、
    請求項1又は2に記載の情報処理システム。
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