JP2022104499A - 交通監視システム、交通監視方法、およびプログラム - Google Patents

交通監視システム、交通監視方法、およびプログラム Download PDF

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Figure 2022104499000001
【課題】対象移動体が移動体間に進入するか否かを精度よく予測することが可能な交通監視システム、交通監視方法、およびプログラムを提供すること。
【解決手段】移動体の位置を検知するための検知デバイスからの情報に基づいて、前記移動体の位置を取得する取得部と、前記移動体の位置に応じた分布を有する指標値を、複数の前記移動体について重ね合わせた密度分布の情報を生成する生成部と、前記密度分布の情報が示す密度値の時間的変化に基づいて、対象移動体が二つの前記移動体の隙間に進入するか否かを予測する予測部と、を備える交通監視システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、交通監視システム、交通監視方法、およびプログラムに関する。
四輪車や二輪車が混在した交通場面において交通量を予測する技術が開示されている(非特許文献1)。
"A porous flow approach to modeling heterogeneous traffic in disordered systems", Rahul Nair, Hani S. Mahmassani, Elise Miller-Hooks, Procedia Social and Behavioral Sciences 17 (2011) 611-627
従来の技術では、二輪車などの対象移動体が移動体間に進入するか否かを精度よく予測することができない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、対象移動体が移動体間に進入するか否かを精度よく予測することが可能な交通監視システム、交通監視方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る交通監視システム、交通監視方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る交通監視システムは、移動体の位置を検知するための検知デバイスからの情報に基づいて、前記移動体の位置を取得する取得部と、前記移動体の位置に応じた分布を有する指標値を、複数の前記移動体について重ね合わせた密度分布の情報を生成する生成部と、前記密度分布の情報が示す密度値の時間的変化に基づいて、対象移動体が二つの前記移動体の隙間に進入するか否かを予測する予測部と、を備えるものである。
(2):上記(1)の態様において、前記対象移動体は、二輪車であるものである。
(3):上記(1)または(2)の態様において、前記生成部は、上空から見た仮想平面上で、前記密度分布の情報を生成するものである。
(4):上記(1)から(3)のいずれかの態様において、前記予測部は、二つの前記移動体の隙間の密度値が第1基準値以上であり且つ前記密度値が低下傾向にある場合に、前記対象移動体が前記隙間に進入する可能性があると予測するものである。
(5):上記(1)から(4)のいずれかの態様において、前記予測部は、二つの前記移動体の隙間の密度値が第1基準値以上であり、且つ前記密度値が低下傾向になく、且つ前記対象移動体に対する二つの前記移動体の相対速度が増加する場合に、前記対象移動体が前記隙間に進入する可能性があると予測するものである。
(6):上記(1)から(5)のいずれかの態様において、前記予測部は、二つの前記移動体の隙間の長さが閾値未満である場合、前記対象移動体が前記隙間に進入しないと予測するものである。
(7):上記(1)から(6)のいずれかの態様において、前記予測部は、密度値の勾配に基づいて、前記隙間を前記対象移動体が通過する際の軌道および加速度を推定するものである。
(8):上記(1)から(7)のいずれかの態様において、前記予測部は、前記対象移動体の進行方向側にある探索範囲に複数の隙間の候補が存在する場合、隙間の候補のそれぞれの中点を導出し、前記対象移動体から見た中点の方位角が前記対象移動体の進行方向に最も近い隙間の候補を予測対象の隙間として抽出するものである。
(9):上記(1)から(8)のいずれかの態様において、前記予測部は、前記対象移動体の進行方向側にある探索範囲に複数の隙間の候補が存在する場合、前記密度値に基づくスコアが良好な隙間の候補から順に、前記対象移動体が隙間に進入するか否かを予測するものである。
(10):上記(1)から(9)のいずれかの態様において、前記予測部は、前記対象移動体の進行方向側にある探索範囲に複数の隙間の候補が存在する場合、前記隙間の長さに基づくスコアが良好な隙間の候補から順に、前記対象移動体が隙間に進入するか否かを予測するものである。
(11):本発明の他の態様に係る交通監視方法は、一以上のコンピュータが、移動体の位置を検知するための検知デバイスからの情報に基づいて、前記移動体の位置を取得し、前記移動体の位置に応じた分布を有する指標値を、複数の前記移動体について重ね合わせた密度分布の情報を生成し、前記密度分布の情報が示す密度値の時間的変化に基づいて、対象移動体が二つの前記移動体の隙間に進入するか否かを予測するものである。
(12):本発明の他の態様に係るプログラムは、一以上のコンピュータに、移動体の位置を検知するための検知デバイスからの情報に基づいて、前記移動体の位置を取得させ、前記移動体の位置に応じた分布を有する指標値を、複数の前記移動体について重ね合わせた密度分布の情報を生成させ、前記密度分布の情報が示す密度値の時間的変化に基づいて、対象移動体が二つの前記移動体の隙間に進入するか否かを予測させるものである。
(13):この発明の他の態様に係る交通監視システムは、移動体の位置を検知するための検知デバイスからの情報に基づいて、前記移動体の位置を取得する取得部と、前記移動体の位置に応じた分布を有する指標値を、複数の前記移動体について重ね合わせた密度分布の情報を生成する生成部と、前記密度分布の情報が示す密度値の時間的変化に基づいて、対象移動体が二つの前記移動体の隙間に向けて加速するか否かを予測する予測部と、を備えるものである。
(14):上記(13)の態様において、前記対象移動体は、二輪車であるものである。
(15):上記(13)または(14)の態様において、前記生成部は、上空から見た仮想平面上で、前記密度分布の情報を生成するものである。
(16):上記(13)から(15)のいずれかの態様において、前記予測部は、二つの前記移動体の隙間の密度値が第1基準値以上であり且つ前記密度値が低下傾向にある場合に、前記対象移動体が二つの前記移動体の隙間に向けて加速する可能性があると予測するものである。
(17):上記(13)から(16)のいずれかの態様において、前記予測部は、二つの前記移動体の隙間の密度値が第1基準値以上であり、且つ前記密度値が低下傾向になく、且つ前記対象移動体に対する二つの前記移動体の相対速度が増加する場合に、前記対象移動体が二つの前記移動体の隙間に向けて加速する可能性があると予測するものである。
(18):上記(13)から(17)のいずれかの態様において、前記予測部は、二つの前記移動体の隙間の長さが閾値未満である場合、前記対象移動体が二つの前記移動体の隙間に向けて加速しないと予測するものである。
(19):上記(13)から(18)のいずれかの態様において、前記予測部は、密度値の勾配に基づいて、前記隙間に向けて前記対象移動体が加速する際の軌道および加速度を推定するものである。
(20):上記(13)から(19)のいずれかの態様において、前記予測部は、前記対象移動体の進行方向側にある探索範囲に複数の隙間の候補が存在する場合、隙間の候補のそれぞれの中点を導出し、前記対象移動体から見た中点の方位角が前記対象移動体の進行方向に最も近い隙間の候補を予測対象の隙間として抽出するものである。
(21):上記(13)から(20)のいずれかの態様において、前記予測部は、前記対象移動体の進行方向側にある探索範囲に複数の隙間の候補が存在する場合、前記密度値に基づくスコアが良好な隙間の候補から順に、前記対象移動体が隙間に向けて加速するか否かを予測するものである。
(22):上記(13)から(21)のいずれかの態様において、前記予測部は、前記対象移動体の進行方向側にある探索範囲に複数の隙間の候補が存在する場合、前記隙間の長さに基づくスコアが良好な隙間の候補から順に、前記対象移動体が隙間に向けて加速するか否かを予測するものである。
上記(1)~(11)の態様によれば、対象移動体が移動体間に進入するか否かを精度よく予測することができる。
上記(6)の態様によれば、対象移動体の挙動をより正確に予測することができる。
第1実施形態に係る交通監視システムSys1の適用例を示す図である。 車両位置取得部120の処理について説明するための図である。 密度分布を模式的に示す図である。 図3における4-4線における密度値Dの高さを示す図である。 予測部220により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 対象車両の前方の車両の隙間を抽出する処理について説明するための図である。 対象車両の軌道および加速度を推定する処理について説明するための図である。 第2実施形態に係る交通監視システムSys2の適用例を示す図である。 第3実施形態に係る交通監視システムSys3の適用例を示す図である。 第4実施形態に係る予測部220により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第5実施形態に係る予測部220により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の交通監視システム、交通監視方法、およびプログラムの実施形態について説明する。交通監視システムは、一以上のプロセッサにより実現される。交通監視システムは、一つの装置によって実現されてもよいし、複数の装置あるいはプログラムの集合であってもよい。後者の場合、交通監視システムは、例えば、車載機あるいはクラウドサーバと、利用者の端末装置にインストールされたアプリケーションプログラムとを含む。以下、これを代表例として説明する。以下の説明において、移動体の代表例として車両を挙げるが、移動体は車両に限らず、ロボットその他の交通参加者を広く含んでもよい。対象移動体についても同様である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る交通監視システムSys1の適用例を示す図である。交通監視システムSys1は、例えば、端末装置100にインストールされたアプリケーションプログラム152と、車載装置200とを含む。
端末装置100は、例えば、スマートフォンなどの可搬型端末装置である。端末装置100は、例えば、車両のフロントウインドシールドの車室側、或いはリアウインドシールドの車室側などに設けられたホルダにセットされて使用される。以下、端末装置100がセットされ車載装置200が搭載されている車両を自車両と称する。特許請求の範囲における車両は、例えば、自車両を含まない。端末装置100は、例えば、カメラ110と、車両位置取得部120と、密度分布情報生成部130と、通信部140と、記憶部150とを備える。
カメラ110は、端末装置100の内蔵カメラであり、アプリケーションプログラム152からの指示によって外界の風景を撮像する。端末装置100が上記のようにホルダにセットされることで、カメラ110は、フロントウインドシールドまたはリアウインドシールドを介して自車両の外界の風景を撮像する。自車両の外界には車両が存在するため、カメラ110は車両の位置を検知するための検知デバイスの一例である。検知デバイスとしてはカメラ110の他、レーダー装置やLIDAR(Light Detection and Ranging)装置、或いは通信装置などが用いられてもよい。検知デバイスが通信装置である場合、通信装置は、車両において測位された当該車両の位置を、通信によって受信する。
車両位置取得部120と密度分布情報生成部130のそれぞれは、アプリケーションプログラム152がCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサによって実行されることで機能する。車両位置取得部120は、カメラ110からの情報に基づいて、車両の位置を取得する。車両には、四輪車両と二輪車両とが含まれる。
図2は、車両位置取得部120の処理について説明するための図である。車両位置取得部120は、以下に説明する処理を、カメラ110が撮像した画像(撮像画像IM)に複数の車両が映っている場合は複数の車両ごとに行う。図2は、カメラ110が自車両の後方を撮像する場合を示している。
車両位置取得部120は、まず、撮像画像IMにおける車両の占める領域を特定する。車両位置取得部120は、例えば、画像が入力されると上記の領域を特定する情報を出力するように学習された学習済モデルを用いて、車両の占める領域を特定する。図2におけるA1~A4は、特定された、車両M1~M4のそれぞれが占める領域を示している。図中、M1~M3は四輪車であり、M4は二輪車である。
車両位置取得部120は、特定した領域の例えば下端部中央付近の位置を、撮像画像の画像平面上の車両の位置として特定する。図2におけるP1~P4は、車両M1~M4のそれぞれの位置を示している。
更に、車両位置取得部120は、画像平面上の車両の位置を、仮想平面S上の車両の位置に変換する。仮想平面Sとは、上空から見た仮想的な平面であり、道路平面とほぼ一致するものである。車両位置取得部120は、例えば、画像平面上の座標から仮想平面上の座標に変換する変換規則に基づいて、仮想平面Sにおける車両の代表点の位置を特定し、密度分布情報生成部130に渡す。図2におけるP#1~P#4は、車両M1~M4の仮想平面S上の位置を示している。
密度分布情報生成部130は、車両位置取得部120から取得した複数の車両の位置のそれぞれを基準として、車両の位置に応じた分布を有する指標値Iを、仮想平面S上に設定する。指標値Iは、例えば、等高線が車両の位置を中心とした円の形状となるように設定される。指標値Iを高さとした場合、仮想平面S上での指標の分布は、車両の位置が天井となるドーム状の形状を有する。密度分布情報生成部130は、車両の車種によって密度の広がり度合いを変えてもよいし、変えなくてもよい。
そして、密度分布情報生成部130は、複数の車両について求めた指標値Iを重ね合わせる(仮想平面S上の座標ごとに加算する)ことで、密度分布の情報を生成する。以下、複数の車両についての指標値を加算した値のことを密度値Dと称する。指標値Iおよび密度値Dは、規定値(例えば1)を上限として設定されてもよい。その場合、密度分布情報生成部130は、複数の車両について求めた指標値Iを加算した結果が規定値を超える場合、その地点における規定値を密度値Dとする。図3は、密度分布を模式的に示す図である。図4は、図3における4-4線における密度値Dの高さを示す図である。
通信部140は、例えば、Bluetooth(登録商標)やWi-Fiなどの方式を利用した無線通信装置である。通信部140は、車載装置200の通信部210と通信し、密度分布の情報を通信部210に送信する。通信部140は、更に、セルラー網を利用して通信可能なものであってよい。通信部140は、Wi‐Fiやセルラー網を利用してインターネットにアクセスし、アプリケーションプログラム152をダウンロードする。記憶部150は、例えば、フラッシュメモリである。記憶部150は、アプリケーションプログラム152を格納する他、各機能部のワーキングメモリとして機能する。
車載装置200は、例えば、通信部210と、予測部220と、出力制御部230と、出力部240と、記憶部250とを備える。
通信部210は、端末装置100の通信部140と通信する他、Wi‐Fiやセルラー網を利用してインターネットにアクセス可能であってもよい。通信部210は、端末装置100の通信部140から受信した密度分布の情報を予測部220に渡す。
予測部220と出力制御部230のそれぞれは、例えば、記憶部250に格納されたプログラム252がCPUなどのプロセッサによって実行されることで機能する。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。記憶部250は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。
予測部220は、密度分布の情報が示す密度値Dの時間的変化に基づいて、対象車両が二つの車両の間に進入するか否かを予測する。対象車両とは、二輪車などの、車両間をすり抜ける可能性がある小型の車両、ロボット等である。予測部220は、複数の基準値との比較に更に基づいて、対象車両が二つの車両の間に進入するか否かを予測してもよい。また、予測部220は、二つの車両の間の距離に更に基づいて、対象車両が二つの車両の間に進入するか否かを予測してもよい。
図5は、予測部220により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、予測部220は、対象車両を選択し(ステップS100)、対象車両の前方の車両の隙間を抽出する(ステップS102)。
図6は、対象車両の前方の車両の隙間を抽出する処理について説明するための図である。対象車両は車両M4であり、その位置がP#4で表されている。予測部220は、例えば、対象車両M4の進行方向D4を中心として左右30度ずつ程度の範囲を探索範囲DAとし、まず探索範囲DA内にある車両間(対象車両M4から見て左右方向に隣接する車両間)の隙間を隙間の候補として抽出する。図6の例では、車両M1と車両M2の隙間、および車両M1と車両M3の隙間が隙間の候補として抽出される。更に、予測部220は、例えば、隙間の候補のそれぞれの中点を導出し、対象車両M4から見た中点の方位角が進行方向D4に最も近い隙間の候補を予測対象の隙間として抽出する。図6の例では、車両M1と車両M2との隙間が抽出されることになる。
次に、予測部220は、抽出した隙間における密度値の代表値を求める。密度値の代表値とは、隙間の中点の密度値であってもよいし、隙間の密度値の平均値などの統計値であってもよい。以下、この代表値を密度値と称する。予測部220は、密度値が第1基準値Ref1未満であるか否かを判定する(ステップS104)。第1基準値Ref1とは、ゼロを含む低密度値の範囲の上限値である。密度値が第1基準値Ref1未満である場合、予測部220は、対象車両が隙間に進入する可能性があると予測する(ステップS112)。
密度値が第1基準値Ref1以上であると判定した場合、予測部220は、密度値が第2基準値Ref2以上であるか否かを判定する(ステップS106)。第2基準値Ref2とは、前述した規定値(上限値)を含む高密度値の範囲の下限値である。第1基準値Ref1は、第2基準値Ref2よりも小さい。密度値が第2基準値Ref2以上であると判定した場合、予測部220は、対象車両が隙間に進入しないと予測する(ステップS114)。
密度値が第2基準値Ref2未満であると判定した場合、予測部220は、密度値は低下傾向にあるか否かを判定する(ステップS108)。予測部220は、今回の制御サイクルにおける密度値と前回の制御サイクルにおける密度値を比較して閾値以上に低下している場合に密度値は低下傾向にあると判定する。また、予測部220は、今回の制御サイクルにおける密度値と前回以前の制御サイクルにおける密度値の平均値と比較して閾値以上に低下している場合に密度値は低下傾向にあると判定してもよいし、今回の制御サイクルにおける密度値と所定サイクル数前の制御サイクルにおける密度値とを比較して閾値以上に低下している場合に密度値は低下傾向にあると判定してもよい。密度値が低下傾向にないと判定した場合、予測部220は、対象車両が隙間に進入しないと予測する(ステップS114)。
密度値が低下傾向にあると判定した場合、予測部220は、隙間の長さ(距離)が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS110)。隙間の長さ(距離)が閾値以上であると判定した場合、予測部220は、対象車両が隙間に進入する可能性があると予測する(ステップS112)。一方、隙間の長さ(距離)が閾値未満であると判定した場合、予測部220は、対象車両が隙間に進入しないと予測する(ステップS114)。この閾値は、二輪車が余裕をもって通過できる程度の長さに設定される。予測部220は、固定値である閾値を用いて予測を行ってもよいし、隙間の両側の車両の車種に基づいて閾値を変更してもよい。例えば、隙間の両側の車両のうちいずれかが大型車である場合、閾値をより大きく変更してもよい。
更に、予測部220は、密度値の勾配に基づいて、対象車両が隙間を通過する際の軌道および加速度を推定してもよい。図7は、対象車両の軌道および加速度を推定する処理について説明するための図である。図示するように、予測部220は、対象車両M4が、密度値Dの小さい地点(密度分布の谷)を連ねた軌道Tjに沿って走行することを推定する。また、予測部220は、軌道Tjに沿った地点間で密度値Dが上昇する区間(図中、地点P#4-1までの区間)では対象車両M4の加速度を小さく(マイナスの加速度すなわち減速度を含む)、地点間で密度値Dが低下する区間(図中、地点P#4-1以降の区間)では対象車両M4の加速度を大きく予測し、それらに基づいて対象車両M4の将来の速度プロファイルを生成する。この際に、予測部220は、密度値Dの地点間での上昇速度が大きい(プラス方向の勾配が大きい)場合に、上昇速度が小さい場合に比して加速度を小さく予測し、密度値Dの地点間での低下速度が大きい(マイナス方向の勾配が大きい)場合に、低下速度が小さい場合に比して加速度を大きく予測してもよい。対象車両の視界が急に開ける場面では対象車両が大きく加速することが想定されるため、予測部220は、係る場面において対象車両の挙動をより正確に予測することができる。
出力制御部230は、予測部220の予測結果に基づいて出力部240を制御する。出力部240は、例えば、スピーカやディスプレイ装置などの出力デバイスである。出力制御部230は、予測部220によって対象車両が隙間に進入する可能性があることが予測された場合、その旨を注意喚起する情報を出力部240に音声や画像で出力させる。予測部220が対象車両の軌道や加速度を予測する場合、対象車両の自車両への接近度合いが基準を満たす(例えばTTC;Time To Collisionが閾値未満である)場合に出力部240に情報を出力させてもよい。また、出力部240は、自動運転制御装置や緊急停止制御装置などの車両制御装置と通信する通信インターフェースであってもよく、その場合、出力制御部230は、対象車両が隙間に進入する可能性があることを示す情報を、出力部240を用いて車両制御装置に送信する。
以上説明した第1実施形態によれば、車両の位置を検知するための検知デバイス(110)からの情報に基づいて、車両の位置を取得する取得部(120)と、車両の位置に応じた分布を有する指標値(I)を、複数の車両について重ね合わせた密度分布の情報を生成する生成部(130)と、密度分布の情報が示す密度値(D)の時間的変化に基づいて、対象車両が二つの車両の隙間に進入するか否かを予測する予測部(220)と、を備えることにより、対象車両が車両間に進入するか否かを精度よく予測することができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、交通監視システムの構成要素が専ら車載装置に搭載された形態である。図8は、第2実施形態に係る交通監視システムSys2の適用例を示す図である。交通監視システムSys2は、例えば、車載装置300を含む。
車載装置300は、例えば、車両位置取得部310と、密度分布情報生成部320と、予測部330と、出力制御部340と、出力部350と、記憶部360とを備える。車両位置取得部310、密度分布情報生成部320、予測部330、および出力制御部340のそれぞれは、例えば、記憶部360に格納されたプログラム362がCPUなどのプロセッサによって実行されることで機能する。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。記憶部360は、例えば、HDDやフラッシュメモリ、RAMなどである。
車載カメラ380は、車載装置300が搭載された車両(自車両)に取り付けられたカメラである。車載カメラ380は、車載装置300からの要求に応じて車外の風景を撮像する。車載カメラ380は、自車両の前方または後方を撮像可能な任意の位置に取り付けられ、フロントウインドシールドやリアウインドシールドを介して車外の風景を撮像し、或いは車外にレンズが露出するように設けられ、直接的に車外の風景を撮像する。
車両位置取得部310は、カメラ110からの情報に基づいて、車両の位置を取得する。それ以降の処理は、第1実施形態における車両位置取得部120と同様である。また、密度分布情報生成部320、予測部330、出力制御部340、および出力部350のそれぞれの機能は、第1実施形態における密度分布情報生成部130、予測部220、出力制御部230、および出力部240の機能と同様である。係る構成によっても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上説明した第2実施形態によれば、車両の位置を検知するための検知デバイス(380)からの情報に基づいて、車両の位置を取得する取得部(310)と、車両の位置に応じた分布を有する指標値(I)を、複数の車両について重ね合わせた密度分布の情報を生成する生成部(320)と、密度分布の情報が示す密度値(D)の時間的変化に基づいて、対象車両が二つの車両の隙間に進入するか否かを予測する予測部(330)と、を備えることにより、対象車両が車両間に進入するか否かを精度よく予測することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、交通監視システムの構成要素が端末装置のアプリケーションプログラムと、クラウドサーバに分散して設けられた形態である。図9は、第3実施形態に係る交通監視システムSys3の適用例を示す図である。交通監視システムSys3は、例えば、端末装置100にインストールされたアプリケーションプログラム152と、クラウドサーバ400とを含む。第3実施形態において、端末装置100の構成としては通信部140の通信相手が第1実施形態と異なるのみであるので、端末装置100に関しては第1実施形態と同じ符号を付して再度の説明を省略する。
通信部140は、例えば、セルラー網やWi-Fi網を利用してネットワークNWにアクセスし、クラウドサーバ400の通信部410と通信する。ネットワークNWは、インターネットや公衆回線、プロバイダ装置などを含む。
クラウドサーバ400は、例えば、通信部410と、予測部420と、出力制御部430と、記憶部450とを備える。予測部420、および出力制御部430のそれぞれは、例えば、記憶部450に格納されたプログラム452がCPUなどのプロセッサによって実行されることで機能する。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。記憶部360は、例えば、HDDやフラッシュメモリ、RAMなどである。
通信部410は、例えば、ネットワークNWに接続するためのネットワークカードなどの通信インターフェースである。通信部410は、端末装置100の通信部140から受信した密度分布の情報を予測部420に渡す。
予測部420の機能は、第1実施形態における予測部220と同様である。出力制御部430は、予測部420の予測結果に基づく情報を、通信部410を用いて端末装置100に送信する。端末装置100は、第1実施形態の出力部240に相当する機能を有しており、対象車両が隙間に進入する可能性があることが予測された場合、その旨を注意喚起する情報を音声や画像で出力するなどの処理を行う。
以上説明した第3実施形態によれば、車両の位置を検知するための検知デバイス(110)からの情報に基づいて、車両の位置を取得する取得部(120)と、車両の位置に応じた分布を有する指標値(I)を、複数の車両について重ね合わせた密度分布の情報を生成する生成部(130)と、密度分布の情報が示す密度値(D)の時間的変化に基づいて、対象車両が二つの車両の隙間に進入するか否かを予測する予測部(420)と、を備えることにより、対象車両が車両間に進入するか否かを精度よく予測することができる。
<第4実施形態>
以下、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、予測部220が、対象車両に対する二つの車両の相対速度に更に基づいて、当該対象車両が二つの車両の間に進入するか否かを予測するものである。より具体的には、予測部220は、対象車両に対する二つの車両の相対速度が増加している場合、密度値が低下傾向であった場合でも、当該対象車両が二つの車両の間に進入する可能性ありと予測する。これは、例えば、対象車両が、二つの車両に追従している場合、増加した相対速度(すなわち、前後車間距離の拡大)を減少させるように走行する傾向があるからである。予測部220は、例えば、カメラ110から取得された各車両の位置情報に基づいて、対象車両に対する二つの車両の相対速度を求めることができる。なお、予測部220のその他の機能及び交通監視システムの他の構成要素については、上述した各実施形態の構成要素と同様である。
図10は、第4実施形態に係る予測部220により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS106までの処理は、図4に示したフローチャートの処理と同様であるため、説明を省略する。ステップS108において、密度値が低下傾向にないと判定した場合、予測部220は、対象車両に対する二つの車両の相対速度が増加しているか否かを判定する(ステップS109)。対象車両に対する二つの車両の相対速度が増加していると判定した場合、予測部220は、隙間の長さ(距離)が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS110)。隙間の長さ(距離)が閾値以上であると判定した場合、予測部220は、対象車両が隙間に進入する可能性があると予測する(ステップS112)。一方、対象車両に対する二つの車両の相対速度が増加していないと判定した場合、予測部220は、対象車両が隙間に進入しないと予測する(ステップS114)。これにより、本フローチャートの処理が終了する。
なお、上記のフローチャートにおいては、対象車両に対する二つの車両の相対速度が増加していると判定した場合、予測部220は、次に、隙間の長さ(距離)が閾値以上であるか否かを判定している。しかし、本発明はこのような構成に限定されず、予測部220は、対象車両に対する二つの車両の相対速度が増加していると判定した場合、対象車両が隙間に進入する可能性があると予測してもよい。
以上説明した第4実施形態によれば、予測部220が、対象車両に対する二つの車両の相対速度に更に基づいて、当該対象車両が二つの車両の間に進入するか否かを予測することにより、予測の精度を向上させることができる。
<第5実施形態>
以下、第5実施形態について説明する。第5実施形態は、予測部220が、密度分布の情報が示す密度値Dの時間的変化に基づいて、対象車両が二つの車両の間に向けて加速するか否かを予測するものである。このとき、予測部220は、第4実施形態と同様に、対象車両に対する二つの車両の相対速度に更に基づいて、当該対象車両が二つの車両の間に向けて加速するか否かを予測する。なお、予測部220のその他の機能及び交通監視システムの他の構成要素については、上述した各実施形態の構成要素と同様である。
図11は、第5実施形態に係る予測部220により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS110までの処理は、図10に示したフローチャートの処理と同様であるため、説明を省略する。ステップS110において、隙間の長さ(距離)が閾値以上であると判定した場合、予測部220は、対象車両が隙間に向けて加速する可能性があると予測する(ステップS112)。一方、ステップS109において、対象車両に対する二つの車両の相対速度が増加していないと判定した場合、又は、ステップS110において、隙間の長さ(距離)が閾値以上ではないと判定した場合、予測部220は、対象車両が隙間に向けて加速しないと予測する(ステップS114)。
なお、上記のフローチャートにおいては、対象車両に対する二つの車両の相対速度が増加していると判定した場合、予測部220は、次に、隙間の長さ(距離)が閾値以上であるか否かを判定している。しかし、本発明はこのような構成に限定されず、予測部220は、対象車両に対する二つの車両の相対速度が増加していると判定した場合、対象車両が隙間に向けて加速する可能性があると予測してもよい。
以上説明した第5実施形態によれば、対象車両が隙間に向けて加速するか否かを予測することができる。
上記説明した各実施形態において、検知デバイスは端末装置または車両に設けられるものとしたが、検知デバイスは、路側に設けられたカメラ、レーダー装置、LIDAR装置などであってもよい。この場合、検知デバイスによって得られた情報は、通信によって端末装置、車載装置、クラウドサーバのいずれかに送信されてよい。
上記説明した各実施形態において、処理の流れを以下のように変更してよい。
(A-1)まず図5に示すステップS102の処理において、予測部220が、探索範囲DA内にある車両間(対象車両M4から見て左右方向に隣接する車両間)の隙間を全て抽出し、隙間の候補とする。
(B-1)次に、予測部220は、対象車両M4から見た中点の方位角が進行方向D4に近い順に隙間の候補の順位を決定する(不図示)。
(C-1)次に、予測部220は、順位の高い(中点の方位角が進行方向D4に近い)隙間の候補から順に、ステップS104~S114の処理を行い、最も順位の高い隙間の候補についてステップS112に処理が進められた場合は、その隙間の候補に対象車両M4が進入すると判定し、そうでない場合は、2番目に順位の高い隙間の候補についてステップS112に処理が進められた場合は、その隙間の候補に対象車両M4が進入すると判定し、というように順次処理を行う。そして、全ての隙間の候補についてステップS114に処理が進められた場合は、対象車両M4はいずれの隙間の候補にも進入しないと予測する。
なお、係る処理と結果が変わらない限り、処理の順序を任意に入れ替えてもよい。
上記説明した各実施形態において、処理の流れを以下のように変更してよい。
(A-2)まず図5に示すステップS102の処理において、予測部220が、探索範囲DA内にある車両間(対象車両M4から見て左右方向に隣接する車両間)の隙間を全て抽出し、隙間の候補とする。
(B-2)次に、予測部220は、全ての隙間の候補について、密度値と隙間の長さとを求め、それらのうち一方または双方に基づくスコアが良好である順に、隙間の候補の順位を決定する(不図示)。このスコアは、密度値が低いほど、隙間の長さが長いほど、高い(良好な)値を示すものである。スコアは密度値の逆数を求めたものでもよいし、隙間の長さに比例した値であってもよい。スコアが低いことが良好な値を示すものである場合、スコアは密度値あるいはそれに係数を乗じたものでもよいし、隙間の大きさの逆数等を求めたものでもよい。
(C-2)順位を決定すると、予測部220は、順位の高い(スコアが高い)隙間の候補から順に、ステップS104~S114の処理を行い、最も順位の高い隙間の候補についてステップS112に処理が進められた場合は、その隙間の候補に対象車両M4が進入すると判定し、そうでない場合は、2番目に順位の高い隙間の候補についてステップS112に処理が進められた場合は、その隙間の候補に対象車両M4が進入すると判定し、というように順次処理を行う。そして、全ての隙間の候補についてステップS114に処理が進められた場合は、対象車両M4はいずれの隙間の候補にも進入しないと予測する。 なお、係る処理と結果が変わらない限り、処理の順序を任意に入れ替えてもよい。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを記憶した一以上の記憶装置と、
一以上のハードウェアプロセッサと、を備え、
前記一以上のハードウェアプロセッサが前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、
移動体の位置を検知するための検知デバイスからの情報に基づいて、前記移動体の位置を取得し、
前記移動体の位置に応じた分布を有する指標値を、複数の前記移動体について重ね合わせた密度分布の情報を生成し、
前記密度分布の情報が示す密度値の時間的変化に基づいて、対象移動体が二つの前記移動体の隙間に進入するか否かを予測する、
ように構成されている、交通監視システム。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
Sys1、Sys2、Sys3 交通監視システム
100 端末装置
110 カメラ
120、310 車両位置取得部
130、320 密度分布情報生成部
140 通信部
150、250、360、450 記憶部
152 アプリケーションプログラム
200 車載装置
210、410 通信部
220、330、420 予測部
230、340、430 出力制御部
240、350 出力部
252、362、452 プログラム
380 車載カメラ
NW ネットワーク

Claims (13)

  1. 移動体の位置を検知するための検知デバイスからの情報に基づいて、前記移動体の位置を取得する取得部と、
    前記移動体の位置に応じた分布を有する指標値を、複数の前記移動体について重ね合わせた密度分布の情報を生成する生成部と、
    前記密度分布の情報が示す密度値の時間的変化に基づいて、対象移動体が二つの前記移動体の隙間に進入するか否かを予測する予測部と、
    を備える交通監視システム。
  2. 前記対象移動体は、二輪車である、
    請求項1記載の交通監視システム。
  3. 前記生成部は、上空から見た仮想平面上で、前記密度分布の情報を生成する、
    請求項1または2記載の交通監視システム。
  4. 前記予測部は、二つの前記移動体の隙間の密度値が第1基準値以上であり且つ前記密度値が低下傾向にある場合に、前記対象移動体が前記隙間に進入する可能性があると予測する、
    請求項1から3のうちいずれか1項記載の交通監視システム。
  5. 前記予測部は、二つの前記移動体の隙間の密度値が第1基準値以上であり、且つ前記密度値が低下傾向になく、且つ前記対象移動体に対する二つの前記移動体の相対速度が増加する場合に、前記対象移動体が前記隙間に進入する可能性があると予測する、
    請求項1から4のうちいずれか1項記載の交通監視システム。
  6. 前記予測部は、二つの前記移動体の隙間の長さが閾値未満である場合、前記対象移動体が前記隙間に進入しないと予測する、
    請求項1から5のうちいずれか1項記載の交通監視システム。
  7. 前記予測部は、密度値の勾配に基づいて、前記隙間を前記対象移動体が通過する際の軌道および加速度を推定する、
    請求項1から6のうちいずれか1項記載の交通監視システム。
  8. 前記予測部は、前記対象移動体の進行方向側にある探索範囲に複数の隙間の候補が存在する場合、隙間の候補のそれぞれの中点を導出し、前記対象移動体から見た中点の方位角が前記対象移動体の進行方向に最も近い隙間の候補を予測対象の隙間として抽出する、
    請求項1から7のうちいずれか1項記載の交通監視システム。
  9. 前記予測部は、前記対象移動体の進行方向側にある探索範囲に複数の隙間の候補が存在する場合、前記密度値に基づくスコアが良好な隙間の候補から順に、前記対象移動体が隙間に進入するか否かを予測する、
    請求項1から8のうちいずれか1項記載の交通監視システム。
  10. 前記予測部は、前記対象移動体の進行方向側にある探索範囲に複数の隙間の候補が存在する場合、前記隙間の長さに基づくスコアが良好な隙間の候補から順に、前記対象移動体が隙間に進入するか否かを予測する、
    請求項1から9のうちいずれか1項記載の交通監視システム。
  11. 一以上のコンピュータが、
    移動体の位置を検知するための検知デバイスからの情報に基づいて、前記移動体の位置を取得し、
    前記移動体の位置に応じた分布を有する指標値を、複数の前記移動体について重ね合わせた密度分布の情報を生成し、
    前記密度分布の情報が示す密度値の時間的変化に基づいて、対象移動体が二つの前記移動体の隙間に進入するか否かを予測する、
    交通監視方法。
  12. 一以上のコンピュータに、
    移動体の位置を検知するための検知デバイスからの情報に基づいて、前記移動体の位置を取得させ、
    前記移動体の位置に応じた分布を有する指標値を、複数の前記移動体について重ね合わせた密度分布の情報を生成させ、
    前記密度分布の情報が示す密度値の時間的変化に基づいて、対象移動体が二つの前記移動体の隙間に進入するか否かを予測させる、
    プログラム。
  13. 移動体の位置を検知するための検知デバイスからの情報に基づいて、前記移動体の位置を取得する取得部と、
    前記移動体の位置に応じた分布を有する指標値を、複数の前記移動体について重ね合わせた密度分布の情報を生成する生成部と、
    前記密度分布の情報が示す密度値の時間的変化に基づいて、対象移動体が二つの前記移動体の隙間に向けて加速するか否かを予測する予測部と、
    を備える交通監視システム。
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