JP2022104386A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】銀行と関係のある所定の企業の業績に連動して、銀行の預金口座の預金金利を設定する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】端末装置と金融機関サーバとが、それぞれネットワークを介して有線又は無線で互いに通信可能に接続される情報処理システムは、において、金融機関サーバ100は、銀行等の金融機関が保有する、銀行と同じグループ内の所定の企業に関する社債利息や株式配当等金融商品の運用益を管理する管理部132と、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに金融機関の預金口座の預金金利を設定する設定部133と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、普通預金に定期預金の商品性を付加した最低残高連動金利付加型普通預金システムに関する技術が開示されている。
特開2002-312593号公報
しかしながら、上記の従来技術では、普通預金金利を上げることはできるが、預金者の残高に依存してしまう。現在、銀行の預金口座の金利は市場金利をベースに決められており、銀行間で差別化ができておらず、口座保有者のメリットが限定的である。銀行と関係のある所定の企業の業績に連動して、銀行の預金口座の預金金利を設定することができれば、銀行間で差別化ができ、口座保有者のメリットにもつながる。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、銀行と関係のある所定の企業の業績に連動して、銀行の預金口座の預金金利を設定することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、金融機関が保有する所定の企業に関する金融商品の運用益を管理する管理部と、前記所定の企業に関する前記金融商品の運用益をもとに前記金融機関の預金口座の預金金利を設定する設定部と、を備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、銀行と関係のある所定の企業の業績に連動して、銀行の預金口座の預金金利を設定することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る金融機関サーバの構成例を示す図である。 図4は、利用者情報データベースの一例を示す図である。 図5は、金融商品情報データベースの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。 図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理方法の概要〕
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置が行う情報処理方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。なお、図1では、銀行と関係のある所定の企業の業績に連動して、銀行の預金口座の預金金利を設定する場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と金融機関サーバ100とを含む。端末装置10と金融機関サーバ100とは、それぞれネットワークN(図2参照)を介して有線又は無線で互いに通信可能に接続される。
端末装置10は、利用者U(ユーザ)により使用されるスマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、4G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置10は、液晶ディスプレイ等の画面であって、タッチパネルの機能を有する画面を有し、利用者から指やスタイラス等によりタップ操作、スライド操作、スクロール操作等、コンテンツ等の表示データに対する各種の操作を受付ける。なお、画面のうち、コンテンツが表示されている領域上で行われた操作を、コンテンツに対する操作としてもよい。また、端末装置10は、スマートデバイスのみならず、デスクトップPC(Personal Computer)やノートPC等の情報処理装置であってもよい。本実施形態では、利用者Uは、例えば銀行の預金者とする。
金融機関サーバ100は、例えば銀行により使用され、銀行と関係のある所定の企業の業績に連動して、銀行の預金口座の預金金利を設定する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。具体的には、金融機関サーバ100は、銀行が所定の企業の社債を購入した場合、社債等の利付債に付いている利息クーポン(利札)に応じて支払われる利息を原資に銀行の普通預金口座(定期預金口座でも可)の金利を高く設定する。社債の利息は、社債を発行するときの金利水準や発行体(企業等)の信用力等に応じて決まる。これにより、預金者はリスクを負わずに高金利預金となり安心してお金を増やすことができ、銀行は預金者数及び預金残高の向上につながり、企業は資金調達が可能になる。
なお、金融商品は社債(債券)に限らず株式(株券、株)等も含む。金融機関サーバ100は、金融商品の運用益の増減に連動して普通預金口座の金利を変動させてもよい。また、銀行は、社債や株式等の金融商品を、証券市場等の金融市場から調達してもよいし、企業から直接購入してもよい。また、所定の企業は、例えば銀行と同一の企業グループに属する企業や、銀行と取引関係、資本関係又は提携関係にある企業等のように、銀行と何らかの関係にある企業であると好ましい。また、所定の企業は、1つの会社に限らず、複数の会社であってもよい。すなわち、金融商品の運用益は、複数の会社の社債利息の合計額であってもよい。また、企業に限らず、他の団体等であってもよい。また、銀行は金融機関の一例に過ぎない。実際には、利用者が口座を持つことが可能な銀行以外の金融機関であってもよい。
本実施形態では、金融機関サーバ100は、銀行が購入した社債の利息クーポンや株式配当をもとにした金利を設定する。例えば、金融機関サーバ100は、利息クーポンで得られる金額や株式配当金額に基づいて預金金利(普通、定期等)を算出する。金融機関サーバ100は、社債の利息クーポンの場合、社債発行時に金利を算出する。また、株式配当の場合、配当金額が決まってから金利を算出する。配当金が決まるタイミングは、年に1回又は2回のように、会社によって異なる。そのタイミングで金利が変動する。
なお、利息クーポン又は株式配当は企業の業績や評価に応じて変動するため、高い利息や配当が得られれば、それに応じた普通預金金利を設定可能になる。すなわち、預金金利は、間接的に企業の業績に連動する金利となる。また、金融機関サーバ100は、預金金利を、株価に連動させてもよい。
所定の企業と銀行とが同一グループの企業である場合、企業側は安定した資金調達が可能となる。すなわち、グループシナジーが働く。グループシナジーとは、グループ内の企業同士が協働することで得られる相乗効果である。
また、金融機関サーバ100は、例えば銀行や企業と同じグループ内の決済事業者が提供する電子決済サービスの利用者に特典を与えてもよい。例えば、金融機関サーバ100は、電子決済残高に利息を付与する。また、金融機関サーバ100は、電子決済のヘビーユーザ(利用回数多、利用金額大)には、さらに高金利を設定してもよい。これにより、電子決済の利用者数が増えれば、利用者を電子決済アプリから申し込み可能な銀行の借り入れサービスに誘導可能になり、銀行にメリットがある。
〔1-1.基本動作〕
例えば、図1に示すように、利用者Uは、銀行に開設した自分の口座に入金する(ステップS1)。例えば、利用者Uは、銀行やコンビニ等のATM(現金自動預け払い機)又は銀行窓口から、当該銀行の口座に入金する。あるいは、利用者Uは、端末装置10を用いて、インターネットバンキング等により、他行の口座から当該銀行の口座に入金する。
続いて、金融機関サーバ100は、利用者Uの口座を管理する(ステップS2)。例えば、金融機関サーバ100は、利用者Uの口座の入出金や送金等を管理する。金融機関サーバ100は、入金された金額の分だけ、利用者Uの口座残高を増額する。反対に、出金された金額の分だけ、利用者Uの口座残高から減額する。また、金融機関サーバ100は、所定のタイミングで、利用者Uの口座残高に、預金金利(利率)に応じた利息を加算する。
続いて、金融機関サーバ100は、銀行が保有する社債の口数を管理する(ステップS3)。例えば、図1に示すように、企業の発行した社債を、当該企業と同じ企業グループ内の金融機関である銀行が購入する。このとき、金融機関サーバ100は、当該社債の口数を、銀行が購入した分だけ増加させる。なお、実際には、金融機関サーバ100は、社債の口数に限らず、株式の株数を管理してもよい。
続いて、金融機関サーバ100は、銀行が保有する社債の運用益(利息額)を管理する(ステップS4)。例えば、社債を発行した企業は、毎年の決められた期日に、社債権者である銀行に対して社債利息を支払う。このとき、金融機関サーバ100は、保有する社債の口数に応じて銀行が受け取った当該企業の社債利息の総額を、当該社債の運用益として計上する。なお、実際には、金融機関サーバ100は、社債利息に限らず、株式配当を管理してもよい。
続いて、金融機関サーバ100は、銀行が保有する社債の運用益(利息額)に応じて、預金金利を設定・変更する(ステップS5)。本実施形態では、金融機関サーバ100は、銀行に支払われた社債利息をもとに預金金利を高く設定する。例えば、金融機関サーバ100は、銀行が受け取った利息額に基づいて預金金利を算出し、算出した預金金利を預金口座の預金金利として設定する。このとき、金融機関サーバ100は、預金口座の全ての預金者の預金金利を一律に設定してもよいし、預金口座の預金者の優遇特典(特典ステージ)に応じた預金金利を設定してもよい。なお、実際には、金融機関サーバ100は、社債の利息額に限らず、株式の配当金に応じて、預金金利を設定・変更してもよい。
なお、預金金利は、通常よりも低く(マイナスに)ならないようにする。このとき、金融機関サーバ100は、社債の利息額に基づいて預金金利を算出する際に、銀行が受け取った利息額に応じて預金金利の加算分を算出し、通常の預金金利(基準金利又は適用金利)に加算分を加えた金利を預金口座の金利として設定するようにしてもよい。また、金融機関サーバ100は、預金者の優遇特典(特典ステージ)に応じて、預金金利の加算分を変動させてもよい。
社債の利息額や株式の配当金が決定するタイミングは、年に1回又は2回のように発行元の会社によって異なるため、金融機関サーバ100は、そのタイミングで金利を変更する。なお、実際には、金融商品の運用益が決定するタイミングと、預金金利を変更するタイミングとは、同一のタイミングでなくてもよい。例えば、金融機関サーバ100は、金融商品の運用益が決定した後であれば、任意のタイミングで預金金利を変更してもよい。
続いて、金融機関サーバ100は、ネットワークN(図2参照)を介して、預金金利に関する情報を提供する(ステップS6)。例えば、金融機関サーバ100は、利用者向けの金利案内ページで、関係する企業名(銀行が社債を購入した企業名等)とともに預金金利を掲出する。さらに、次回金利見直し時期も合わせて掲出してもよい。
これにより、銀行は、預金者に対し、特定の企業の運用益と預金金利が連動していることを見せることで、預金者を増やすことができる。また、預金者にも、企業の業績を気にして、銀行への預金額を増減させようとする(今後金利が高くなりそうだから預金しておこう、と考え預金額を増額する等)動きが出てくる可能性がある。
〔2.情報処理システムの構成例〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る金融機関サーバ100が含まれる情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置10と金融機関サーバ100とを含む。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。
また、図2に示す情報処理システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、図2では、図示の簡略化のため、端末装置10を1台のみ示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、2台以上であってもよい。
端末装置10は、利用者Uによって使用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、スマートフォンやタブレット端末等のスマートデバイス、フィーチャーフォン、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、通信機能を備えたゲーム機、カーナビゲーションシステム、スマートウォッチやヘッドマウントディスプレイ等のウェアラブルデバイス(Wearable Device)、スマートグラス等である。
また、かかる端末装置10は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)等の無線通信網や、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、金融機関サーバ100と通信することができる。
金融機関サーバ100は、例えばPCやサーバ装置、あるいはメインフレーム又はワークステーション等である。なお、金融機関サーバ100は、クラウドコンピューティングにより実現されてもよい。
〔3.情報処理装置の構成例〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る金融機関サーバ100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る金融機関サーバ100の構成例を示す図である。図3に示すように、金融機関サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。また、通信部110は、ネットワークN(図2参照)と有線又は無線で接続される。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部120は、利用者情報データベース121と、金融商品情報データベース122とを有する。
(利用者情報データベース121)
利用者情報データベース121は、利用者Uに関する各種情報を記憶する。例えば、利用者情報データベース121は、利用者Uの属性等の種々の情報を記憶する。図4は、利用者情報データベース121の一例を示す図である。図4に示した例では、利用者情報データベース121は、「利用者ID(Identifier)」、「年齢」、「性別」、「自宅」、「勤務地」、「口座残高」、「預金金利」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。例えば、利用者IDは、銀行の口座番号等であってもよい。また、「年齢」は、利用者IDにより識別される利用者Uの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、利用者IDにより識別される利用者Uの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、利用者IDにより識別される利用者Uの性別を示す。
また、「自宅」は、利用者IDにより識別される利用者Uの自宅の位置情報を示す。なお、図4に示す例では、「自宅」は、「LC11」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「自宅」は、地域名や住所であってもよい。
また、「勤務地」は、利用者IDにより識別される利用者Uの勤務地(学生の場合は学校)の位置情報を示す。なお、図4に示す例では、「勤務地」は、「LC12」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「勤務地」は、地域名や住所であってもよい。
また、「口座残高」は、利用者IDにより識別される利用者Uの預金口座の残高を示す。また、「預金金利」は、利用者IDにより識別される利用者Uの預金口座の金利を示す。
例えば、図4に示す例において、利用者ID「U1」により識別される利用者Uの年齢は、「20代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、自宅が「LC11」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、勤務地が「LC12」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uの預金口座には「口座残高#1」が入金されており、「預金金利#1」が適用されていることを示す。
ここで、図4に示す例では、「U1」、「LC11」、「LC12」、「口座残高#1」及び「預金金利#1」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「LC11」、「LC12」、「口座残高#1」及び「預金金利#1」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。以下、他の情報に関する図においても、抽象的な値を図示する場合がある。
なお、利用者情報データベース121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報データベース121は、利用者Uの優遇特典に関する情報を記憶してもよい。優遇特典は、銀行が用意する優遇特典であって、利用者Uの預金口座(普通預金、定期預金)の残高や借入など、銀行が指定する取引条件を満たしているか否かによって変動する。また、利用者情報データベース121は、利用者Uのデモグラフィック(人口統計学的属性)、サイコグラフィック(心理学的属性)、ジオグラフィック(地理学的属性)、ベヘイビオラル(行動学的属性)等の属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報データベース121は、氏名、家族構成、出身地(地元)、職業、職位、収入、資格、居住形態(戸建、マンション等)、車の有無、通学・通勤時間、通学・通勤経路、定期券区間(駅、路線等)、利用頻度の高い駅(自宅・勤務地の最寄駅以外)、習い事(場所、時間帯等)、趣味、興味、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。
(金融商品情報データベース122)
金融商品情報データベース122は、金融機関が保有する金融商品に関する各種情報を記憶する。図5は、金融商品情報データベース122の一例を示す図である。図5に示した例では、金融商品情報データベース122は、「金融機関ID」、「金融商品ID」、「保有数」、「運用益」といった項目を有する。
「金融機関ID」は、銀行等の金融機関を識別するための識別情報を示す。例えば、金融機関IDは、金融機関コード、銀行コード、支店コードや店番、支店番号等であってもよい。また、「金融商品ID」は、銀行等の金融機関が保有する債券や株式等の金融商品を識別するための識別情報を示す。例えば、金融商品IDは、証券コード等であってもよい。また、「保有数」は、銀行等の金融機関が保有する債券や株式等の金融商品の保有数(社債の口数、株式の株数)を示す。また、「運用益」は、債券利息や株式配当等による金融商品の運用益を示す。
例えば、図5に示す例において、「金融機関#A」により識別される金融機関は、「金融商品#A1」により識別される金融商品を、「保有数#A1」だけ保有し、「運用益#A1」の利益があることを示す。
ここで、図5に示す例では、「金融機関#A」、「金融商品#A1」、「保有数#A1」及び「運用益#A1」といった抽象的な値を用いて図示するが、「金融機関#A」、「金融商品#A1」、「保有数#A1」及び「運用益#A1」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。以下、他の情報に関する図においても、抽象的な値を図示する場合がある。
なお、金融商品情報データベース122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、金融商品情報データベース122は、金融商品の取引価格(債券価格、株価)に関する情報を記憶してもよい。また、金融商品情報データベース122は、金融商品の発行元の企業に関する情報を記憶してもよい。
(制御部130)
図3に戻り、説明を続ける。制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、金融機関サーバ100の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。図3に示す例では、制御部130は、取得部131と、管理部132と、設定部133とを有する。
(取得部131)
取得部131は、金融機関が購入した所定の企業に関する金融商品に関する情報を取得する。また、取得部131は、金融機関が保有する所定の企業に関する金融商品の運用益に関する情報を取得する。そして、取得部131は、記憶部120の金融商品情報データベース122に登録する。所定の企業は、金融機関と同じグループに属する企業等である。
例えば、所定の企業に関する金融商品は、所定の企業の発行する社債である。この場合、所定の企業に関する金融商品の運用益は、所定の企業の社債利息である。
あるいは、所定の企業に関する金融商品は、所定の企業の株式である。この場合、所定の企業に関する金融商品の運用益は、所定の企業の株式配当である。
このとき、取得部131は、通信部110を介して、端末装置10や各種サーバ等から、預金者である利用者Uに関する各種情報を取得してもよい。例えば、取得部131は、利用者Uを示す情報(利用者ID等)や、利用者Uの位置情報、利用者Uの属性情報等を取得する。また、取得部131は、通信部110を介して、各種サーバ等から、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報(ログデータ)を取得する。そして、取得部131は、記憶部120の利用者情報データベース121に登録する。所定の企業は、預金者である利用者Uの属性情報や履歴情報に基づいて選定されてもよい。
(管理部132)
管理部132は、金融機関の預金口座を管理する。例えば、管理部132は、預金者である利用者Uの預金口座の入出金や送金等を管理する。そして、管理部132は、記憶部120の利用者情報データベース121に登録する。
また、管理部132は、金融機関が保有する所定の企業に関する金融商品に関する情報を管理する。例えば、管理部132は、金融機関が保有する所定の企業に関する金融商品の売買による金融商品の保有数を管理する。
また、管理部132は、金融機関が保有する所定の企業に関する金融商品を全て売却(換金)したか否かを判定する。すなわち、管理部132は、金融機関が保有する所定の企業に関する金融商品を全て手放したか否かを判定する。
また、管理部132は、金融機関が保有する所定の企業に関する金融商品の運用益に関する情報を管理する。また、管理部132は、預金者である利用者Uに関する各種情報を管理する。
(設定部133)
設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに金融機関の預金口座の預金金利を設定する。そして、取得部131は、記憶部120の記憶部120の利用者情報データベース121に登録する。
例えば、設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに金融機関の預金口座の預金金利を算出し、算出された預金金利を設定する。あるいは、設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに金融機関の預金口座の預金金利の加算分を算出し、算出された加算分を付加した預金金利を設定する。すなわち、設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに金融機関の預金口座の預金金利(又はその加算分)を算出する算出部134を有する。
また、設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益の変動に応じて、金融機関の預金口座の預金金利を変更する。すなわち、設定部133は、金融機関の預金口座の預金金利を変更する変更部135を有する。
設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに金融機関の預金口座の全ての預金者の預金金利を一律に設定してもよい。あるいは、設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに金融機関の預金口座の預金者の優遇特典に応じた預金金利を設定してもよい。
また、設定部133は、金融機関が保有する所定の企業に関する金融商品を全て売却した場合、金融機関の預金口座の預金金利を、通常の預金金利(基準金利又は適用金利)に変更する。すなわち、設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに算出して設定した預金金利を元に戻す。あるいは、設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに算出した預金金利の加算分を0にする。なお、金融商品を全て売却した場合、以降の預金金利の加算分は算出しても0になる。
また、設定部133は、通信部110を介して、預金者や不特定多数の者(預金希望者等)に対して、所定の企業に関する金融商品の運用益の変動に応じて設定・変更した金融機関の預金口座の預金金利に関する情報を提供する。例えば、設定部133は、利用者向けの金利案内ページで、関係する企業名(銀行が社債を購入した企業名等)とともに預金金利を掲出する。さらに、設定部133は、次回金利見直し時期も合わせて掲出してもよい。また、設定部133は、預金金利に関する情報を、預金者や事前に登録された利用者の端末装置10にプッシュ通知してもよい。すなわち、設定部133は、金融機関の預金口座の預金金利に関する情報を提供する提供部136を有する。
〔4.処理手順〕
次に、図6を用いて実施形態に係る金融機関サーバ100による処理手順について説明する。図6は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、金融機関サーバ100の制御部130によって繰り返し実行される。
図6に示すように、金融機関サーバ100の取得部131は、銀行がグループ内企業の社債を売買した際に、当該銀行が購入したグループ内企業の社債の口数に関する情報を取得する。そして、金融機関サーバ100の管理部132は、当該銀行が保有するグループ内企業の社債の口数に関する情報を管理する(ステップS101)。
続いて、金融機関サーバ100の取得部131は、銀行が保有するグループ内企業の社債利息に関する情報を取得する。そして、金融機関サーバ100の管理部132は、銀行が保有するグループ内企業の社債利息に関する情報を管理する(ステップS102)。
続いて、金融機関サーバ100の設定部133(算出部134)は、銀行が保有するグループ内企業の社債利息をもとに、当該銀行の預金口座の預金金利を算出する(ステップS103)。このとき、設定部133(算出部134)は、銀行が保有するグループ内企業の社債利息をもとに、当該銀行の預金口座の預金金利の加算分を算出してもよい。
続いて、金融機関サーバ100の設定部133(変更部135)は、銀行が保有するグループ内企業の社債利息をもとに算出された当該銀行の預金口座の預金金利を設定・変更する(ステップS104)。このとき、設定部133は、銀行が保有するグループ内企業の社債利息をもとに算出された当該銀行の預金口座の預金金利の加算分を、当該預金金利に付加するように設定してもよい。なお、設定部133(変更部135)は、既に当該銀行の預金口座の預金金利が設定されている場合には、既定の預金金利を新たに算出された預金金利に変更する。
続いて、金融機関サーバ100の設定部133(提供部136)は、ネットワークN(図2参照)を介して、預金者や預金希望者等に対して、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに設定された金融機関の預金口座の預金金利に関する情報を提供する(ステップS105)。例えば、設定部133(提供部136)は、利用者向けの金利案内ページで、関係する企業名(銀行が社債を購入した企業名等)とともに預金金利を掲出する。さらに、設定部133(提供部136)は、次回金利見直し時期も合わせて掲出してもよい。
続いて、金融機関サーバ100の管理部132は、銀行が保有するグループ内企業の社債を全て売却したか否かを判定する(ステップS106)。例えば、管理部132は、銀行が保有するグループ内企業の社債の売買による社債の口数の増減を監視し、社債の口数が0になった場合、当該銀行がグループ内企業の社債を全て売却したと判定する。
続いて、金融機関サーバ100の設定部133(変更部135)は、銀行が保有するグループ内企業の社債を全て売却した場合(ステップS106;Yes)には、銀行の預金口座の預金金利を元に戻す(初期化する)(ステップS107)。すなわち、設定部133(変更部135)は、社債利息をもとに算出された銀行の預金口座の預金金利を、通常の預金金利(基準金利又は適用金利)に変更する。なお、銀行の預金口座の預金金利を元に戻すタイミングは、次に預金金利を算出するタイミングであってもよい。このとき、金融機関サーバ100の設定部133(提供部136)は、ネットワークN(図2参照)を介して、預金者や預金希望者等に対して、預金金利の初期化に関する情報を提供してもよい。
〔5.変形例〕
上述した端末装置10及び金融機関サーバ100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
上記の実施形態において、企業の発行する社債を例に説明しているが、実際には、社債以外の債券であってもよい。すなわち、利息が発生する債券(利付債)であればよい。
また、上記の実施形態において、金融商品の運用益は、社債利息や株式配当に限らず、社債や株式の売却益であってもよい。すなわち、金融商品の運用益は、インカムゲインに限らず、キャピタルゲインであってもよい。
また、上記の実施形態において、預金利率は、債券額や株価に連動してもよい。例えば、金融機関サーバ100は、利用者Uの預金利率を、債券額や株価に連動させてもよい。あるいは、金融機関サーバ100は、社債利息や株式配当に基づいて算出した預金利率(又はその加算分)を、債券額や株価に連動させてもよい。
〔6.効果〕
上述してきたように、本願に係る情報処理装置(金融機関サーバ100)は、金融機関が保有する所定の企業に関する金融商品の運用益を管理する管理部132と、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに金融機関の預金口座の預金金利を設定する設定部133と、を備える。
例えば、所定の企業は、金融機関と同じグループに属する企業である。
例えば、所定の企業に関する金融商品は、所定の企業の発行する社債である。そして、所定の企業に関する金融商品の運用益は、所定の企業の社債利息である。
あるいは、所定の企業に関する金融商品は、所定の企業の株式である。そして、所定の企業に関する金融商品の運用益は、所定の企業の株式配当である。
また、設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに金融機関の預金口座の預金金利を算出し、算出された預金金利を設定する。
あるいは、設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに金融機関の預金口座の預金金利の加算分を算出し、算出された加算分を付加した預金金利を設定する。
また、設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益の変動に応じて、金融機関の預金口座の預金金利を変更する。
例えば、設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに金融機関の預金口座の全ての預金者の預金金利を一律に設定する。
あるいは、設定部133は、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに金融機関の預金口座の預金者の優遇特典に応じた預金金利を設定する。
また、設定部133は、ネットワークN(図2参照)を介して、所定の企業に関する金融商品の運用益をもとに設定された金融機関の預金口座の預金金利に関する情報を提供する。
このとき、設定部133は、前記所定の企業に関する情報と、前記金融機関の預金口座の預金金利に関する情報とを提供する。
また、設定部133は、金融機関が所定の企業に関する金融商品を全て手放した場合、設定された預金金利を初期化する。
上述した各処理のいずれかもしくは組合せにより、本願に係る情報処理装置は、銀行と関係のある所定の企業の業績に連動して、銀行の預金口座の預金金利を設定することができる。例えば、本願に係る情報処理装置は、所定の企業に関する金融商品の運用状況に応じて、銀行の預金口座の預金金利を設定する。具体的には、企業の社債を銀行で購入し、利息クーポンに基づいて支払われる利息を原資に銀行の普通預金口座の金利を高く設定することができる。これにより、預金者はリスクを負わずに高金利預金となり安心してお金を増やすことができ、銀行は預金者数及び預金残高の向上につながり、企業は資金調達が可能になる。また、金融商品は株式等も含み、運用益の増減に連動して金利を変動させることも可能である。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る端末装置10や金融機関サーバ100は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、金融機関サーバ100を例に挙げて説明する。図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力I/F(Interface)1060、入力I/F1070、ネットワークI/F1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。演算装置1030は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等により実現される。
一次記憶装置1040は、RAM(Random Access Memory)等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。二次記憶装置1050は、内蔵ストレージであってもよいし、外付けストレージであってもよい。また、二次記憶装置1050は、USBメモリやSD(Secure Digital)メモリカード等の取り外し可能な記憶媒体であってもよい。また、二次記憶装置1050は、クラウドストレージ(オンラインストレージ)やNAS(Network Attached Storage)、ファイルサーバ等であってもよい。
出力I/F1060は、ディスプレイ、プロジェクタ、及びプリンタ等といった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェイスであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力I/F1070は、マウス、キーボード、キーパッド、ボタン、及びスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェイスであり、例えば、USB等により実現される。
また、出力I/F1060及び入力I/F1070はそれぞれ出力装置1010及び入力装置1020と無線で接続してもよい。すなわち、出力装置1010及び入力装置1020は、ワイヤレス機器であってもよい。
また、出力装置1010及び入力装置1020は、タッチパネルのように一体化していてもよい。この場合、出力I/F1060及び入力I/F1070も、入出力I/Fとして一体化していてもよい。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。
ネットワークI/F1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力I/F1060や入力I/F1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が金融機関サーバ100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器から取得したプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行してもよい。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器と連携し、プログラムの機能やデータ等を他の機器の他のプログラムから呼び出して利用してもよい。
〔8.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述した金融機関サーバ100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットホーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
100 金融機関サーバ
110 通信部
120 記憶部
121 利用者情報データベース
122 金融商品情報データベース
130 制御部
131 取得部
132 管理部
133 設定部

Claims (14)

  1. 金融機関が保有する所定の企業に関する金融商品の運用益を管理する管理部と、
    前記所定の企業に関する前記金融商品の運用益をもとに前記金融機関の預金口座の預金金利を設定する設定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記所定の企業は、前記金融機関と同じグループに属する企業である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記所定の企業に関する金融商品は、前記所定の企業の発行する社債であり、
    前記所定の企業に関する前記金融商品の運用益は、前記所定の企業の社債利息である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記所定の企業に関する金融商品は、前記所定の企業の株式であり、
    前記所定の企業に関する前記金融商品の運用益は、前記所定の企業の株式配当である
    ことを特徴とする請求項1~3のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  5. 前記設定部は、前記所定の企業に関する前記金融商品の運用益をもとに前記金融機関の預金口座の預金金利を算出し、算出された預金金利を設定する
    ことを特徴とする請求項1~4のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記設定部は、前記所定の企業に関する前記金融商品の運用益をもとに前記金融機関の預金口座の預金金利の加算分を算出し、算出された加算分を付加した預金金利を設定する
    ことを特徴とする請求項1~5のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記設定部は、前記所定の企業に関する前記金融商品の運用益の変動に応じて、前記金融機関の預金口座の預金金利を変更する
    ことを特徴とする請求項1~6のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記設定部は、前記所定の企業に関する前記金融商品の運用益をもとに前記金融機関の預金口座の全ての預金者の預金金利を一律に設定する
    ことを特徴とする請求項1~7のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記設定部は、前記所定の企業に関する前記金融商品の運用益をもとに前記金融機関の預金口座の預金者の優遇特典に応じた預金金利を設定する
    ことを特徴とする請求項1~8のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記設定部は、ネットワークを介して、前記所定の企業に関する前記金融商品の運用益をもとに設定された前記金融機関の預金口座の預金金利に関する情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1~9のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 前記設定部は、前記所定の企業に関する情報と、前記金融機関の預金口座の預金金利に関する情報とを提供する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記設定部は、前記金融機関が前記所定の企業に関する前記金融商品を全て手放した場合、設定された預金金利を初期化する
    ことを特徴とする請求項1~11のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  13. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    金融機関が保有する所定の企業に関する金融商品の運用益を管理する管理工程と、
    前記所定の企業に関する前記金融商品の運用益をもとに前記金融機関の預金口座の預金金利を設定する設定工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  14. 金融機関が保有する所定の企業に関する金融商品の運用益を管理する管理手順と、
    前記所定の企業に関する前記金融商品の運用益をもとに前記金融機関の預金口座の預金金利を設定する設定手順と、
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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