JP2022104217A - Hydraulic pressure drive type instrument - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、作動液によって駆動される液圧駆動式インストゥルメントに関する。 The present invention relates to a hydraulically driven instrument driven by a hydraulic fluid.
ロボット支援下での手術では、手術支援システムが用いられる。そして、手術支援システムとしては、例えば特許文献1の外科手術システムが知られている。特許文献1の外科手術システムは、インストゥルメントを用いて手術を行う。インストゥルメントの一例として、クリップアプライヤーが知られている。
In robot-assisted surgery, a surgical support system is used. As a surgical support system, for example, the surgical operation system of
インストゥルメントの駆動方式として、ワイヤー駆動方式がある。ワイヤー駆動方式インストゥルメントは、ワイヤーによってジョーが駆動される。 There is a wire drive system as an instrument drive system. In a wire-driven instrument, the jaws are driven by wires.
一方で、液圧駆動式のインストゥルメントが提案されている。液圧駆動式インストゥルメントの一例としてピストンタイプのものがある。このピストンタイプの液圧駆動式インストゥルメントでは、ピストンを用いるので全長が長くなる傾向にある。そこで、コンパクトな液圧駆動式インストゥルメントが提供されることが望まれている。 On the other hand, hydraulically driven instruments have been proposed. A piston type instrument is an example of a hydraulically driven instrument. Since this piston type hydraulically driven instrument uses a piston, the overall length tends to be long. Therefore, it is desired to provide a compact hydraulically driven instrument.
そこで本発明は、コンパクトな液圧駆動式インストゥルメントを提供することを目的としている。 Therefore, an object of the present invention is to provide a compact hydraulically driven instrument.
本発明の液圧駆動式インストゥルメントは、収容室を有するボディと、前記ボディに設けられる一対のジョーと、前記ボディの前記収容室に揺動可能に配置され、前記ジョーに連結されるロータリー部材とを備え、前記収容室は、所定方向一方側及び他方側に夫々位置する第1収容部及び第2収容部を有し、前記ロータリー部材は、回動可能に前記収容室に配置され、且つ前記ジョーが連結されるロータと、前記ロータに設けられ且つ前記第1収容部に揺動可能に配置され、前記第1収容部を隔てる第1ベーンと、前記ロータに設けられ且つ前記第2収容部に揺動可能に配置され、前記第2収容部を隔てる第2ベーンと、を有しているものである。 The hydraulically driven instrument of the present invention is swingably arranged in a body having a storage chamber, a pair of jaws provided in the body, and the storage chamber of the body, and is connected to the jaws. The accommodation chamber is provided with a member, and the accommodation chamber has a first accommodation portion and a second accommodation portion located on one side and the other side in a predetermined direction, respectively, and the rotary member is rotatably arranged in the accommodation chamber. A rotor to which the jaws are connected, a first vane provided in the rotor and swingably arranged in the first accommodating portion and separating the first accommodating portion, and a second vane provided in the rotor and the second accommodating portion. It is swingably arranged in the accommodating portion and has a second vane that separates the second accommodating portion.
本発明によれば、2つのベーンを有するベーンモータによって一対のジョーを動かすので、ピストンを用いる場合よりもボディの所定方向の長さを短くすることができる。これにより、液圧駆動式インストゥルメントをコンパクトに形成することができる。 According to the present invention, since the pair of jaws is moved by a vane motor having two vanes, the length of the body in a predetermined direction can be shortened as compared with the case of using a piston. This makes it possible to compactly form a hydraulically driven instrument.
本発明によれば、液圧駆動式インストゥルメントをコンパクトにすることができる。 According to the present invention, the hydraulically driven instrument can be made compact.
以下、実施形態に係る液圧駆動式インストゥルメントである液圧クリップアプライヤー1について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明する液圧クリップアプライヤー1は、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。 Hereinafter, the hydraulic clip applier 1, which is a hydraulically driven instrument according to the embodiment, will be described with reference to the drawings. It should be noted that the concept of the direction used in the following description is used for convenience in the explanation, and does not limit the direction of the configuration of the invention to that direction. Further, the hydraulic clip applier 1 described below is only one embodiment of the present invention. Therefore, the present invention is not limited to the embodiment, and can be added, deleted, or changed without departing from the spirit of the invention.
<クリップアプライヤー>
図1に示すクリップアプライヤー1は、手術支援ロボット(図示せず)に設けられるインストゥルメントの1つであって、作動液(例えば、食塩水や油等)の供給を受けて作動する。そして、クリップアプライヤー1は、ロボット支援の下で行われる様々な手術において用いられ、管状組織又は血管等(以下、「血管等」という)の結紮を行うことができる。更に詳細に説明すると、クリップアプライヤー1は、シャフト2、リスト3、及び把持装置4を有しており、把持装置4がシャフト2及びリスト3を介して手術支援ロボット(例えば、ロボットアームの先端)に設けられる。
<Clip Applier>
The clip applier 1 shown in FIG. 1 is one of the instruments provided in the surgery support robot (not shown), and operates by being supplied with a hydraulic fluid (for example, saline solution, oil, etc.). The clip applier 1 is used in various operations performed with the assistance of a robot, and can ligate a tubular tissue or a blood vessel (hereinafter referred to as "blood vessel or the like"). More specifically, the clip applier 1 has a
シャフト2は、ロボットアームから延びる細長い管状の部材である。また、シャフト2には、後述するチューブ12,13が通されている。リスト3は、シャフト2と把持装置4とを繋ぐ部材である。そして、リスト3は、互いに直交する2つの軸線L2,L3周りに把持装置4を屈曲させる。これにより、クリップアプライヤー1は、把持装置4を様々な方向に向けることができる。
The
把持装置4は、ボディ11と、一対のチューブ12,13と、一対のジョー14,15と、ロータリー部材16とを有している。把持装置4は、一対のジョー14,15によって図示しないクリップ等を把持する。また、把持装置4は、把持するクリップ等をつぶすことによって血管等を結紮する。
The
<ボディ>
ボディ11は、図2及び図3に示すように、収容室21と一対の給排通路22,23とを有している。ボディ11は、所定方向に長尺に形成されている部材であり、リスト3に一体的に設けられている。そして、ボディ11は、リスト3を屈曲させることによって種々の方向に向けられる。更に詳細に説明すると、ボディ11は、所定方向一方側の端部(即ち、先端部)を先端側に配置している。そして、ボディ11の所定方向他方側の端部(即ち、基端部)には、リスト3が一体的に設けられている。なお、ボディ11は、本実施形態において矩形状に形成されている。
<Body>
As shown in FIGS. 2 and 3, the
収容室21は、第1収容部21aと、第2収容部21bと、ロータ収容部21cとを有している。収容室21は、第1ボディ内に形成される内空間であって、ボディ11内において所定方向中間部分に位置している。また、収容室21は、所定方向に延在しており、所定方向に長尺に形成されている。更に、収容室21では、所定方向一方側に第1収容部21aが位置し、所定方向他方側に第2収容部21bが位置している。また、収容室21では、2つの収容部21a,21bの間にロータ収容部21cが位置している。
The
第1収容部21aは、収容室21において所定方向一方側に位置している。更に詳細に説明すると、第1収容部21aは、ロータ収容部21cから所定方向一方に延在している。そして、第1収容部21aは、平面視でロータ収容部21cから所定方向一方に離れるにつれて幅方向に広がるように形成されている。ここで、幅方向は、平面視で所定方向に直交する方向である。本実施形態において、第1収容部21aは、平面視で扇状に形成されている。
The first
第2収容部21bは、収容室21において所定方向他方側に位置している。また、第2収容部21bは、第1収容部21aと異なる長さを有している。更に詳細に説明すると、第2収容部21bは、ロータ収容部21cから所定方向一方に延在している。また、第2収容部21bは、ロータ収容部21cから所定方向他方に離れるにつれて広がるように形成されている。本実施形態において、第2収容部21bは、平面視で扇状に形成されている。更に、第2収容部21bは、第1収容部21aより所定方向において短く形成されている。より詳細に説明すると、第2収容部21bの扇半径が第1収容部21aの扇半径より短くなっている。
The second
ロータ収容部21cは、前述の通り、2つの収容部21a,21bの間に配置されている。そして、ロータ収容部21cは、2つの収容部21a,21bを繋いでいる。更に詳細に説明すると、ロータ収容部21cは、平面視で円形に形成されている。そして、ロータ収容部21cの中心(即ち、軸線L11)が2つの収容部21a,21bの扇の中心と平面視で一致している。また、ロータ収容部21cは、ボディ11において軸線L11に沿って底部から天井部に延在している。そして、ロータ収容部21cは、天井部を貫通して開口している。
As described above, the
一対の給排通路22,23は、第1収容部21aに作動液を給排する通路であって、第1収容部21aに夫々接続されている。また、一対の給排通路22,23は、第1収容部21aから屈曲し、その後所定方向他方に延在している。更に詳細に説明すると、一対の給排通路22,23は、第1収容部21aを挟むように離して配置されている。本実施形態において、一対の給排通路22,23は、平面視において、幅方向一方側及び他方側に夫々配置されている。そして、一対の給排通路22,23は、第1収容部21aの幅方向一方側及び他方側に夫々位置する内周面(後述する揺動方向一方側及び他方側に夫々位置する内周面と同じ)において開口している。また、一対の給排通路22,23は、所定方向他方に延在している。そして、一対の給排通路22,23は、開口をロボットアーム等に配置される給排装置(図示せず)に向けて配置されている。また、一対の給排通路22,23の各々の開口には、チューブ12,13が夫々嵌合されている。そして、一対の給排通路22,23は、チューブ12,13を介して給排装置に接続されている。
The pair of supply /
<一対のジョー>
一対のジョー14,15は、ボディ11に設けられる。そして、一対のジョー14,15は、少なくとも1つを揺動させることによって先端側部分を開閉する。また、一対のジョー14,15は、共にロータ収容部21c(詳細には、後で詳述するロータ26)の所定方向一方側に配置されている。更に詳細に説明すると、一対のジョー14,15の一方が固定ジョー14であり、他方が可動ジョー15である。
<A pair of jaws>
The pair of
固定ジョー14は、ボディ11に固定される部材であって、ボディ11に一体的に設けられている。より詳細に説明すると、固定ジョー14は、ボディ11の先端部に一体的に設けられている。なお、本実施形態において、固定ジョー14は、幅方向一方側に寄せて配置され、またボディ11の先端部から所定方向一方に突出している。
The fixing
可動ジョー15は、ボディ11に揺動可能に設けられる部材である。そして、可動ジョー15は、揺動することによって先端側部分を固定ジョー14に近づけることができる。近づけることによって一対のジョー14,15の先端側部分が開閉される。一対のジョー14,15の各々における先端側部分は、把持部14a.15aを成している。一対のジョー14,15は、先端側部分を開閉することによって、把持部14a,15aで血管等を結紮することができる。更に詳細に説明すると、可動ジョー15は、ボディ11に載せるように配置されている。また、可動ジョー15は、後で詳述するロータリー部材16を介してボディ11に設けられており、ロータ収容部21cの軸線L11を中心に揺動する。また、可動ジョー15は、所定方向一方に延在している。そして、可動ジョー15の把持部15aがボディ11から所定方向一方に突き出ている。そして、把持部15aは、固定ジョー14の把持部14aに対向している。なお、可動ジョー15の把持部15aは、先端側に進むにつれて厚み方向において先細りのテーパ状に形成されている。固定ジョー14の把持部14aもまた同様に形成されている(図示せず)。ここで厚み方向とは、所定方向及び幅方向に直交する方向であり、本実施形態において軸線L11が延在する方向である。
The
<ロータリー部材>
図3に示すようにロータリー部材16は、ボディ11の収容室21に揺動可能に配置されている。また、ロータリー部材16は、可動ジョー15に連結されている。それ故、ロータリー部材16は、収容室21にて揺動することによって、可動ジョー15を揺動させることができる。更に詳細に説明すると、ロータリー部材16は、ロータ26と、第1ベーン27と、第2ベーン28と、第1貫通路29と、第2貫通路30を有している。
<Rotary member>
As shown in FIG. 3, the
<ロータ>
ロータ26は、回動可能に収容室21に配置されている。そして、ロータ26は、可動ジョー15に連結されている。更に詳細に説明すると、ロータ26は、ロータ収容部21cに配置され、軸線L11周りに回動する。また、ロータ26は、ロータ収容部21cからボディ11の天井部を貫通して外方に延在している。そして、ロータ26においてボディ11から突き出た部分には、可動ジョー15が相対回動不能に取り付けられている。また、ロータ26は、第1収容部21aと第2収容部21bとを互いに隔てるように配置されている。本実施形態において、ロータ26は、円柱状に形成されており、ロータ26の外周面がシールされた状態でロータ収容部21cの内周面に当接している。これにより、ロータ26によって第1収容部21aと第2収容部21bとの間がシールされ、第1収容部21aと第2収容部21bとを互いに隔てられている。
<Rotor>
The
<第1ベーン>
第1ベーン27は、ロータ26に設けられている。また、第1ベーン27は、第1収容部21aに揺動可能に配置されている。更に、第1ベーン27は、第1収容部21aを隔てることによって第1収容部21aにおいて第1液室31及び第2液室32を形成する。第1液室31は、第1ベーン27に対して揺動方向一方側に形成される部屋であり、第2液室32は、第1ベーン27に対して揺動方向他方側に形成される部屋である。ここで、揺動方向とは、収容室21においてロータリー部材16が揺動する方向である。更に詳細に説明すると、第1ベーン27は、ロータ26に一体的に形成されている。また、第1ベーン27は、幅方向に厚みを有する板状に形成されており、ロータ26から第1収容部21aの所定方向一方側にある内周面まで延在している。そして、第1ベーン27は、第1収容部21aにおいて軸線L11回りに揺動し、揺動することによってロータ26を回動させる。更に、第1ベーン27は、前述する内周面にシールされた状態で当接すると共に、第1収容部21aの底部及び天井部にシールされた状態で当接している(図2及び図4も参照)。これにより、第1収容部21aは、平面視で第1ベーン27によって揺動方向一方側にある第1液室31と、揺動方向他方側にある第2液室32とに隔てられる。そして、第1液室31には、第1収容部21aの揺動方向一方側に位置する第1給排通路22が接続され、第2液室32には、第1収容部21aの揺動方向他方側に位置する第2給排通路23が接続されている。
<1st vane>
The
<第2ベーン>
第2ベーン28は、ロータ26に設けられている。また、第2ベーン28は、第2収容部21bに揺動可能に配置されている。更に、第2ベーン28は、第2収容部21bを隔てることによって第2収容部21bにおいて第3液室33及び第4液室34を形成する。第3液室33は、第2ベーン28に対して揺動方向一方側に形成される部屋であり、第4液室34は、第2ベーン28に対して揺動方向他方側に形成される部屋である。更に詳細に説明すると、第2ベーン28は、ロータ26に一体的に形成されている。また、第2ベーン28は、幅方向に厚みを有する板状に形成されており、ロータ26から第2収容部21bの所定方向一方側にある内周面まで延在している。そして、第2ベーン28は、第2収容部21bにおいて軸線L11回りに揺動し、揺動することによって第1ベーン27と協働してロータ26を回動させる。更に、第2ベーン28は、前述する内周面にシールされた状態で当接すると共に、第2収容部21bの底部及び天井部にシールされた状態で当接している(図2及び図4も参照)。これにより、第2収容部21bは、平面視で第2ベーン28によって揺動方向一方側にある第3液室33と、揺動方向他方側にある第4液室34とに隔てられる。なお、第3液室33は、第1液室31と軸線L11に対して回転対称に位置し、第4液室34は、第2液室32と軸線L11に対して回転対象に位置している。
<Second vane>
The
また、第2ベーン28は、第1ベーン27と異なる長さを有している。更に詳細に説明すると、第2ベーン28が配置される第2収容部21bは、第1ベーン27が配置される第1収容部21aと所定方向に異なる長さを有している。それ故、第2ベーン28は、第1ベーン27と異なる長さを有している。本実施形態では、第2収容部21bの扇半径が第1収容部21aの扇半径より小さいので、それらに収容される第2ベーン28もまた第1ベーン27より短く形成されている。それ故、ロータリー部材16は、ロータ26に対して所定方向一方側が長く且つ所定方向他方側が短くなっている。
Further, the
<第1貫通路>
貫通路の1つである第1貫通路29は、図2及び図3に示すように第1収容部21aの第1液室31と第2収容部21bの第3液室33とを繋ぐ通路である。更に詳細に説明すると、第1貫通路29は、ロータリー部材16を第1交差方向に貫通する通路である。そして、第1貫通路29の各開口が第1液室31及び第3液室33に臨んでいる。ここで、第1交差方向は、ロータリー部材16の延在方向と交差する方向であって、厚み方向に見て(即ち、平面視で)延在方向に対して揺動方向一方側に傾いている方向である。そして、第1貫通路29は、本実施形態において軸線L11に直交する第1仮想平面状に形成されている。
<First gangway>
As shown in FIGS. 2 and 3, the first through-
<第2貫通路>
2つ目の貫通路である第2貫通路30は、図2及び図5に示すように第1収容部21aの第2液室32と第2収容部21bの第4液室34とを繋ぐ通路である。そして、第2貫通路30は、厚み方向に見て(即ち、平面視で)第1貫通路29と交差し、且つ厚み方向において第1貫通路29と離して配置されている。更に詳細に説明すると、第2貫通路30は、ロータリー部材16を第2交差方向に貫通する通路である。そして、第2貫通路30の各開口は、第2液室32及び第4液室34に臨んでいる。ここで、第2交差方向は、ロータリー部材16の延在方向と交差する方向であって、延在方向に対して揺動方向他方側に傾いている方向である。そして、第2貫通路30は、互いが繋がらないように厚み方向にずらして配置されている。本実施形態において、第2貫通路30は、軸線L11に直交し且つ第1仮想平面と異なる第2仮想平面状に形成されている。それ故、第1貫通路29と第2貫通路30は、平面視でX字状に配置され、且つ厚み方向において互いに離れた配置される。
<Second through-passage>
The second through-passage, which is the second through-passage, connects the second
<液圧クリップアプライヤーの動作>
液圧駆動式インストゥルメントの一例であるクリップアプライヤー1では、チューブ12,13を介して各液室31~34に対して作動液が給排される。そして、クリップアプライヤー1は、液室31~34に対して作動液を給排することによって可動ジョー15を揺動させる。例えば、図6に示すように第2チューブ13を介して第2液室32に作動液が供給される(図6の矢印A参照)と、第2液室32に導かれた作動液によって第1ベーン27が揺動方向一方に押される。また、作動液は、第2液室32から第2貫通路30を介して第4液室34にも導かれており(図6の矢印B参照)、第4液室34に導かれた作動液によって第2ベーン28が揺動方向一方に押される。そうすると、第2ベーン28が第3液室33の作動液を第1貫通路29を介して第1液室31に押し出す(図6の矢印C参照)ように揺動方向一方に揺動し、また第1ベーン27が第1液室31の作動液を第1チューブ12に排出する(図6の矢印D参照)ようにして揺動方向一方に揺動する。これにより、ロータリー部材16が揺動方向一方に揺動し、ロータリー部材16の揺動に伴って可動ジョー15が揺動方向一方に揺動する。これにより、可動ジョー15の把持部15aを固定ジョー14の把持部14aに近づけてそれらを閉じ、血管等を結紮することができる。
<Operation of hydraulic clip applier>
In the
他方、クリップアプライヤー1では、第1チューブ12を介して第1液室31に作動液が供給されると、可動ジョー15を揺動方向一方に揺動させる場合とは逆方向に作動油が流れる。これにより、ロータリー部材16が揺動方向他方に揺動すると共に、可動ジョー15が揺動方向他方に揺動する。これにより、可動ジョー15の把持部15aが固定ジョー14の把持部14aから離れ、把持部14a,15aの間が開かれる。
On the other hand, in the
このように構成されているクリップアプライヤー1では、ロータリー部材16が2つのベーン27,28を有しているので、より大きな液圧でロータリー部材16を揺動させることができる。それ故、クリップアプライヤー1は、より大きな把持力を発生することができる。また、クリップアプライヤー1では、ロータリー部材16が2つのベーン27,28を有しているので、ロータリー部材16が2つのベーン27,28を有するベーンモータを構成する。そして、このベーンモータによって一対のジョー14,15を動かすので、ピストンを用いる場合よりもボディ11の所定方向の長さを短くすることができる。これにより、クリップアプライヤー1をコンパクトに形成することができる。
In the
また、クリップアプライヤー1では、第1ベーン27及び第2ベーン28が異なる長さで形成されている。即ち、第1ベーン27と第2ベーン28とが非対称に形成される。それ故、第1収容部21a及び第2収容部21bの所定方向の長さが非対称に形成される。これにより、2つのベーン27,28が対称性をもって形成される場合に比べて、収容室21の所定方向の長さを短くすることができる。そうすると、ボディ11の所定方向の長さを更に短くすることができる、即ちクリップアプライヤー1を更にコンパクトに形成することができる。
Further, in the
更にクリップアプライヤー1では、より長く形成される第1ベーン27がジョー14,15と共に所定方向に延在している。それ故、ジョー14,15の長さを確保することができる。これにより、可動ジョー15の動きをより平行移動に近づけることができ、例えばクリップや血管等を把持する際に、より均一に把持することができる。他方、第2ベーン28が短く形成されているので、ボディ11においてロータ26より所定方向他方側の部分を短く形成することができる。これにより、クリップアプライヤー1をコンパクトに形成することができる。
Further, in the
また、クリップアプライヤー1では、ロータリー部材16に第1貫通路29及び第2貫通路30が夫々形成されているので、ボディ11に形成する通路数を減らすことができ、ボディ11の通路構成が複雑になることを抑制することができる。これにより、ボディ11をコンパクトに形成することができる。即ち、クリップアプライヤー1をコンパクトに形成することができる。また、2つの貫通路29,30が平面視で交差しているので、ロータリー部材16の所定方向の長さを抑えることができる。これにより、ボディ11をコンパクトに形成することができる。即ち、クリップアプライヤー1をコンパクトに形成することができる。
Further, in the
更にクリップアプライヤー1では、給排通路22,23が第1収容部21aに接続され且つ第1収容部21aから所定方向他方に延在するので、給排通路22,23の長さを確保しつつ、ボディ11の所定方向他方に長くなることを抑えることができる。これにより、ボディ11をコンパクトに形成することができる。即ち、クリップアプライヤー1をコンパクトに形成することができる。
Further, in the
更に、クリップアプライヤー1では、第1収容部21aと第2収容部21bとを互いに隔てる部材としてロータ26を用いることができるので、2つの収容部材を隔てる部材を省略することができる。これにより、部品点数を低減することができる。また、クリップアプライヤー1では、固定ジョー14がボディ11に一体的に設けられ、且つ可動ジョー15だけを動かす構造である。即ち、固定ジョー14に関する駆動機構を必要としないので、部品点数を低減することができる。
Further, in the
また、クリップアプライヤー1では、液圧駆動式のインストゥルメントであるので、ワイヤー駆動式のようにワイヤーの劣化がない。それ故、クリップアプライヤー1の寿命を長くすることができる。
Further, since the
<その他の実施形態>
本実施形態のクリップアプライヤー1では、可動ジョー15だけが動いているが、両方のジョーが動くような構造であってもよい。この場合、ボディに2つの収容室が形成され、各々にロータリー部材が収容される。また、本実施形態のクリップアプライヤー1では、第2ベーン28が第1ベーン27より短く形成さているが、第1ベーン27が第2ベーン28より短く形成されてもよい。この場合であっても、対称性をもって2つのベーンが形成される場合に比べてボディ11の所定方向の長さを抑えることができる。また、本実施形態のクリップアプライヤー1では、ボディ11に2つの給排通路22,23が形成されているが、各液室31~34毎に給排通路が形成されてもよく、また給排通路22,23が分岐して各液室31~34に接続されてもよい。貫通路29,30もまたロータリー部材16に必ずしも2つ形成されている必要もなく、何れか一方だけ形成されてもよい。また、貫通路29,30の各々がボディ11に複数形成さてもよい。更に、揺動方向の向きや各液室の位置関係は、本実施形態に記載されるものに限定されない。即ち、本実施形態のクリップアプライヤー1では、揺動方向一方は時計回りであり、揺動方向他方は反時計回りとなっている。しかし、揺動方向一方側は、反時計回りであってもよい。更に、液圧駆動式インストゥルメントは、クリップアプライヤー1に限定されない。本実施形態では、液圧駆動式インストゥルメントの一例としてクリップアプライヤー1が説明されているが、例えばニードルドライバ、フォーセプス、及びグラスパ等の他の液圧駆動式のインストゥルメントであってもよい。
<Other embodiments>
In the
1 液圧クリップアプライヤー
11 ボディ
14 固定ジョー
14a 把持部(先端側部分)
15 可動ジョー
15a 把持部(先端側部分)
16 ロータリー部材
21 収容室
21a 第1収容部
21b 第2収容部
21c ロータ収容部
22 第1給排通路(給排通路)
23 第2給排通路(給排通路)
26 ロータ
27 第1ベーン
28 第2ベーン
29 第1貫通路(貫通路)
30 第2貫通路(貫通路)
31 第1液室
32 第2液室
33 第3液室
34 第4液室
1
15
16
23 Second supply / discharge passage (supply / discharge passage)
26
30 Second gangway (gangway)
31 1st
Claims (10)
前記ボディに設けられる一対のジョーと、
前記ボディの前記収容室に揺動可能に配置され、前記ジョーに連結されるロータリー部材とを備え、
前記収容室は、所定方向一方側及び他方側に夫々位置する第1収容部及び第2収容部を有し、
前記ロータリー部材は、
回動可能に前記収容室に配置され、且つ前記ジョーが連結されるロータと、
前記ロータに設けられ且つ前記第1収容部に揺動可能に配置され、前記第1収容部を隔てる第1ベーンと、
前記ロータに設けられ且つ前記第2収容部に揺動可能に配置され、前記第2収容部を隔てる第2ベーンと、を有している、液圧駆動式インストゥルメント。 A body with a containment chamber and
A pair of jaws provided on the body and
It is provided with a rotary member that is swingably arranged in the accommodation chamber of the body and is connected to the jaw.
The accommodation chamber has a first accommodation unit and a second accommodation unit located on one side and the other side in a predetermined direction, respectively.
The rotary member is
A rotor rotatably arranged in the containment chamber and to which the jaws are connected,
A first vane provided on the rotor and swingably arranged in the first accommodating portion and separating the first accommodating portion,
A hydraulically driven instrument provided in the rotor and swingably arranged in the second accommodating portion and having a second vane separating the second accommodating portion.
前記第2ベーンは、前記第1ベーンより短く形成されている、請求項2に記載の液圧駆動式インストゥルメント。 The jaws are arranged on one side of the rotor in a predetermined direction.
The hydraulically driven instrument according to claim 2, wherein the second vane is formed shorter than the first vane.
前記貫通路は、前記第1収容部と前記第2収容部とを繋いでいる、請求項1乃至3の何れか1つに記載の液圧駆動式インストゥルメント。 The rotary member has at least one gangway and
The hydraulically driven instrument according to any one of claims 1 to 3, wherein the gangway connects the first accommodating portion and the second accommodating portion.
前記第1ベーンは、前記第1収容部を隔てることによって前記第1収容部において揺動方向一方側に第1液室及び他方側に第2液室を夫々形成し、
前記第2ベーンは、前記第2収容部を隔てることによって前記第2収容部において揺動方向一方側に第3液室及び他方側に第4液室を夫々形成し、
前記第1貫通路は、前記第1液室と前記第3液室とを繋いでいる、請求項4に記載の液圧駆動式インストゥルメント。 The gangway has a first gangway and
The first vane forms a first liquid chamber on one side in the swing direction and a second liquid chamber on the other side in the first accommodating portion by separating the first accommodating portion.
The second vane forms a third liquid chamber on one side in the swing direction and a fourth liquid chamber on the other side in the second accommodating portion by separating the second accommodating portion.
The hydraulically driven instrument according to claim 4, wherein the first through-passage connects the first liquid chamber and the third liquid chamber.
前記第2貫通路は、前記第2液室と前記第4液室とを繋いでいる、請求項5に記載の液圧駆動式インストゥルメント。 The gangway has a second gangway and
The hydraulically driven instrument according to claim 5, wherein the second through-passage connects the second liquid chamber and the fourth liquid chamber.
前記給排通路は、前記第1収容部に接続され、且つ前記第1収容部から所定方向他方に延在している、請求項1乃至7の何れか1つに記載の液圧駆動式インストゥルメント。 The body has a supply / discharge passage for supplying / discharging the hydraulic fluid.
The hydraulic pressure-driven ins. Turment.
前記ロータは、前記ロータ収容部に前記第1収容部と前記第2収容部とを隔てるように配置されている、請求項1乃至8の何れか1つに記載の液圧駆動式インストゥルメント。 The accommodation chamber has a rotor accommodation portion formed between the first accommodation portion and the second accommodation portion.
The hydraulically driven instrument according to any one of claims 1 to 8, wherein the rotor is arranged in the rotor accommodating portion so as to separate the first accommodating portion and the second accommodating portion. ..
前記他方のジョーは、前記一方のジョーに向かって揺動することによって前記先端側部分を開閉する、請求項1乃至9の何れか1つに記載の液圧駆動式インストゥルメント。 One of the pair of jaws is integrally provided on the body.
The hydraulically driven instrument according to any one of claims 1 to 9, wherein the other jaw opens and closes the tip end side portion by swinging toward the one jaw.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020219286A JP2022104217A (en) | 2020-12-28 | 2020-12-28 | Hydraulic pressure drive type instrument |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020219286A JP2022104217A (en) | 2020-12-28 | 2020-12-28 | Hydraulic pressure drive type instrument |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022104217A true JP2022104217A (en) | 2022-07-08 |
Family
ID=82279399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020219286A Pending JP2022104217A (en) | 2020-12-28 | 2020-12-28 | Hydraulic pressure drive type instrument |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022104217A (en) |
-
2020
- 2020-12-28 JP JP2020219286A patent/JP2022104217A/en active Pending
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