JP2022104218A - Hydraulically driven instrument - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、作動液によって駆動される液圧駆動式インストゥルメントに関する。 The present invention relates to a hydraulically driven instrument driven by a hydraulic fluid.
ロボット支援下での手術では、手術支援システムが用いられる。そして、手術支援システムとしては、例えば特許文献1の外科手術システムが知られている。特許文献1の外科手術システムは、ロボットアームの先端部に、例えばクリップアプライヤーのようなインストゥルメントが取り付けられる。そして、外科手術システムでは、インストゥルメントを用いて手術が行われる。インストゥルメントの駆動方式として、例えばワイヤー駆動方式がある。ワイヤー駆動方式では、ワイヤーを引っ張ることによってインストゥルメントの先端部分、例えばジョーを可動させる。
In robot-assisted surgery, a surgical support system is used. As a surgical support system, for example, the surgical operation system of
インストゥルメントの駆動方式として、前述するワイヤー駆動方式の他に液圧駆動方式がある。液圧駆動方式では、インストゥルメントの先端側部分にピストン等の液圧機器が設けられている。液圧機器は、液圧配管を介してインストゥルメントの基端側部分に設けられる液圧供給装置と接続されている。また、インストゥルメントでは、ジョー等の作動部位を有する先端側部分(以下、「インストゥルメント本体」という)とシャフトとの間にリストが設けられている。リストは、シャフトに対してインストゥルメント本体を曲げることによって作動部位の向きを変えることができる。しかし、シャフトに対してインストゥルメント本体を大きく曲げようとすると液圧配管が折れることがあるので、より大きく曲げることができる液圧駆動式インストゥルメントが提供されることが望まれている。 As an instrument drive system, there is a hydraulic drive system in addition to the wire drive system described above. In the hydraulic drive system, a hydraulic device such as a piston is provided on the tip side portion of the instrument. The hydraulic device is connected to a hydraulic pressure supply device provided at the base end side portion of the instrument via a hydraulic pressure pipe. Further, in the instrument, a list is provided between the tip side portion (hereinafter, referred to as “instrument main body”) having an operating portion such as a jaw and the shaft. The wrist can orient the actuation site by bending the instrument body relative to the shaft. However, if the instrument body is to be bent significantly with respect to the shaft, the hydraulic pipe may break, so it is desired to provide a hydraulically driven instrument that can be bent more.
そこで本発明は、インストゥルメント本体をシャフトに対して大きく曲げることができる液圧駆動式インストゥルメントを提供することを目的としている。 Therefore, an object of the present invention is to provide a hydraulically driven instrument that can greatly bend the instrument body with respect to the shaft.
本発明の液圧駆動式インストゥルメントは、シャフトの先端側に設けられるリストと、前記リストに第1軸線まわりに回動可能に設けられ、先端側に作動部位を有するインストゥルメント本体と、前記インストゥルメント本体に設けられ、作動液の供給により前記作動部位を作動させる液圧機器と、前記シャフトに設けられ、少なくとも一部分が前記インストゥルメント本体に固定されて前記液圧機器に接続される少なくとも1つの液圧チューブと、を備え、前記液圧チューブは、可撓性を有し、且つ前記インストゥルメント本体に固定される固定部が前記第1軸線より先端側に位置しているものである。 The hydraulically driven instrument of the present invention includes a list provided on the tip side of the shaft, an instrument body rotatably provided on the list around the first axis, and an instrument body having an operating portion on the tip side. A hydraulic device provided on the instrument body to operate the operating portion by supplying a working liquid, and a hydraulic device provided on the shaft, at least a part of which is fixed to the instrument body and connected to the hydraulic device. The hydraulic tube is flexible, and a fixing portion fixed to the instrument body is located on the distal end side of the first axis. It is a thing.
本発明によれば、インストゥルメント本体に固定される固定部が第1軸線より先端側に位置しているので、固定部とシャフトとの間の距離をあけることができる。これにより、シャフトに対してインストゥルメント本体を曲げた際に液圧チューブを大きな曲げ半径で曲げることができる。これにより、インストゥルメント本体をシャフトに対して大きく曲げることができる。 According to the present invention, since the fixed portion fixed to the instrument main body is located on the tip end side of the first axis line, the distance between the fixed portion and the shaft can be increased. This makes it possible to bend the hydraulic tube with a large bending radius when the instrument body is bent with respect to the shaft. This allows the instrument body to bend significantly with respect to the shaft.
本発明によれば、インストゥルメント本体をシャフトに対して大きく曲げることができる。 According to the present invention, the instrument body can be greatly bent with respect to the shaft.
以下、本発明に係る実施形態の液圧クリップアプライヤー(以下、「クリップアプライヤー」という)1について前述する図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明するクリップアプライヤー1は、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。 Hereinafter, the hydraulic clip applier (hereinafter referred to as “clip applier”) 1 according to the embodiment of the present invention will be described with reference to the above-mentioned drawings. It should be noted that the concept of the direction used in the following description is used for convenience in the explanation, and does not limit the direction of the configuration of the invention to that direction. Further, the clip applier 1 described below is only one embodiment of the present invention. Therefore, the present invention is not limited to the embodiment, and can be added, deleted, or changed without departing from the spirit of the invention.
<クリップアプライヤー>
液圧駆動式インストゥルメントの一例であるクリップアプライヤー1は、手術支援ロボット(図示せず)に設けられる。そして、クリップアプライヤー1は、作動液(例えば、食塩水や油等)の供給を受けて作動する。そして、クリップアプライヤー1は、様々な手術に用いられる。例えば、クリップアプライヤー1は、管状組織又は血管等(以下、「血管等」という)の結紮を行う。クリップアプライヤー1は、シャフト2と、リスト3と、アプライヤー本体4と、液圧機器5と、一対の液圧チューブ6,7とを有している。
<Clip Applier>
The clip applier 1, which is an example of a hydraulically driven instrument, is provided on a surgical support robot (not shown). Then, the clip applier 1 operates by receiving a supply of a hydraulic fluid (for example, saline solution, oil, etc.). The clip applier 1 is used for various operations. For example, the clip applier 1 ligates a tubular tissue, a blood vessel, or the like (hereinafter, referred to as “blood vessel or the like”). The clip applier 1 has a
<シャフト>
シャフト2は、支援ロボットのロボットアーム(図示せず)から延びる細長い管状の部材である。シャフト2は、基端側部分が図示しない液圧供給装置に取り付けられている。そして、シャフト2は、液圧供給装置を介してロボットアームに取り付けられている。また、シャフト2は、その軸線L3に沿って延在している。更に、シャフト2は、本実施形態において、図示しない回動機構によって軸線L3まわりに回動することができる。
<Shaft>
The
<リスト>
リスト3は、シャフト2の先端部に設けられている。リスト3には、アプライヤー本体4が第1軸線L1まわりに回動可能に設けられている。第1軸線L1は、シャフト2の軸線L3である第3軸線L3と異なる軸線である。より詳細に説明すると、第1軸線L1は、シャフト2とリスト3とが第3軸線L3に沿って真っすぐ並んでいる状態で第3軸線L3に交差する方向(本実施形態では、直交方向であって、図1において紙面手前及び奥方向)に延在する軸線である。リスト3は、シャフト2に対してアプライヤー本体4を第1軸線L1まわりに曲げることができる。
<List>
The
また、リスト3は、シャフト2の先端部において第2軸線L2まわりに回動可能に設けられている。第2軸線L2は、第1軸線L1及び第3軸線L3と異なる軸線である。より詳細に説明すると、第2軸線L2は、シャフト2とリスト3とが第3軸線L3に沿って真っすぐ並んでいる状態で第1軸線L1及び第3軸線L3に交差する方向(本実施形態において、直交方向であって、図1において紙面上下方向)に延在する。それ故、リスト3は、アプライヤー本体4をシャフト2に対して第2軸線L2まわりに曲げることができる。
Further, the
リスト3は、第1軸線L1及び第2軸線L2に交差する方向(本実施形態において、直交方向であって図1において紙面左右方向)に延在している。そして、リスト3の基端側にシャフト2の先端部が回動可能に設けられ、リスト3の先端側にアプライヤー本体4が回動可能に設けられている。それ故、第1軸線L1は、第2軸線L2より先端側に位置している。
The
リスト3には、図示しない伝達機構が設けられている。伝達機構は、例えばプーリとワイヤーと電動モータによって構成されている。リスト3には、第1軸線L1及び第2軸線L2の周りにプーリが夫々設けられている。各プーリには、ワイヤーを介して別々の電動モータが接続されている。伝達機構では,各電動モータを駆動することによってワイヤーを介して各々のプーリが回動される。これにより、リスト3に対してシャフト2及びアプライヤー本体4が各軸線L2,L1まわりに回動する。なお、伝達機構は、前述するプーリとワイヤーとを含むワイヤー駆動式のものに限定されない。例えば、伝達機構は、歯車列によってリスト3に対してシャフト2及びアプライヤー本体4を回動させる歯車駆動式であってもよい。また、伝達機構は、液圧モータによってリスト3に対してシャフト2及びアプライヤー本体4を回動させる液圧駆動式のものであってもよい。
<アプライヤー本体>
インストゥルメント本体の一例であるアプライヤー本体4は、前述の通りリスト3に回動可能に設けられている。そして、アプライヤー本体4は、回動することによってシャフト2に対して曲げられる。また、アプライヤー本体4は、先端側に作動部位である一対のジョー11,12を有している。一対のジョー11,12によって血管等を結紮することができる。また、アプライヤー本体4は、一対のジョー11,12の他にボディ10を有している。
<Applier body>
The
ボディ10は、長尺に形成されている部材である。ボディ10は、本実施形態において平面視で矩形状に形成され、基端側から先端側に向かって長尺に形成されている。そして、ボディ10には、その長手方向一端側の部分である基端部にリスト3が回動可能に設けられている。そして、ボディ10は、リスト3に対して第1軸線L1まわりに回動することができる。更に詳細に説明すると、ボディ10は、一対の切欠部10aと、一対の挿通孔10bを有している。
The
一対の切欠部10aは、ボディ10の基端側部分において両側方、即ち幅方向両側に夫々形成されている。それ故、ボディ10の基端側部分の幅は、一対の切欠部10aによってボディ10の中間部分より狭くなっている。一対の挿通孔10bは、図2に示すように切欠部10aの各々に対応する位置に形成されている。即ち、一対の挿通孔10bは、ボディ10の中間部分の両側縁部分、即ち幅方向両側部分に形成されている。そして、一対の挿通孔10bは、対応する切欠部10aに夫々開口し、切欠部10aから先端側へと延在している。本実施形態において、挿通孔10bは、先端側の小径部分が基端側の大径部分に対して小径に形成されている。
The pair of
作動部位である一対のジョー11,12は、ボディ10に開閉可能に設けられている。より詳細に説明すると、一対のジョー11,12は、ボディ10に先端側に設けられている。そして、一方のジョー11である固定ジョー11は、ボディ10の先端に一体的に設けられ、ボディ10の先端部から突出している。他方のジョー12である可動ジョー12は、回動軸線L4まわりに揺動可能にボディ10に設けられている。そして、可動ジョー12の先端側部分は、ボディ10の先端部から突き出ており、揺動することによって固定ジョー11に近づけることができる。近づけることによって一対のジョー11,12の先端側部分が開閉される(図2の矢付A参照)。これにより、一対のジョー11,12で血管等を結紮することができる。なお、回動軸線L4は、本実施形態において、第1軸線L1に平行に延在し、且つ第1軸線L1より先端側に位置している。
A pair of
<液圧機器>
液圧機器5は、アプライヤー本体4に設けられている。そして、液圧機器5は、作動液の供給を受けて一対のジョー11,12を作動させる。より詳細に説明すると、液圧機器5は、アプライヤー本体4に一体的に設けられている。そして、液圧機器5は、作動液が供給されると可動ジョー12を回動軸線L4まわりに回動させ、一対のジョー11,12を開閉する。液圧機器5は、例えば液圧モータであって、本実施形態においてベーンモータである。液圧機器5は、収容室14と、一対の給排通路15と、ロータリーベーン16と、を有している。
<Hydraulic equipment>
The
収容室14は、ボディ10に形成される内空間であって、ボディ10において中間部分に位置している。収容室14は、ロータ収容部17と、2つの収容部18,19を有している。ロータ収容部17は、回動軸線L4周りに形成されている。また、第1収容部18は、ロータ収容部17の先端側に形成され、第2収容部19は、基端側に夫々形成されている。更に、第1収容部18には、一対の給排通路15が接続されている。一対の給排通路15は、第1収容部18の幅方向両側に夫々位置し、幅方向両側から夫々第1収容部18に繋がっている。また、一対の給排通路15は、幅方向において同じ側に位置する挿通孔10bに夫々対応しており、対応する挿通孔10bと繋がっている。
The
ロータリーベーン16は、収容室14に揺動可能に配置されている。また、ロータリーベーン16は、可動ジョー12に連結されている。それ故、ロータリーベーン16が収容室14にて揺動することによって、可動ジョー12が揺動する。更に詳細に説明すると、ロータリーベーン16は、ロータ21と、第1ベーン22と、第2ベーン23とを有している。ロータ21は、シールされた状態で且つ回動軸線L4まわりに回動するようにロータ収容部17に収容されている。第1ベーン22は、ロータ21から第1収容部18へと先端側に延びており、第1収容部18を2つの液室18a,18bに分けている。第1収容部18における2つの液室18a,18bは、互いに隔てられており、対応する給排通路15から各液室18a,18bに作動液が供給されることによって第1ベーン22、より詳しくはロータリーベーン16が揺動する。第2ベーン23は、ロータ21から第2収容部19へと基端側に延びており、第2収容部19を2つの液室19a,19bに分けている。第2収容部19における各液室19a,19bもまた、互いに隔てられ、且つ貫通路16a,16bを介して、平面視で回動軸線L4を中心に点対称に位置する液室18b,18aに繋がっている。
The
<液圧チューブ>
一対の液圧チューブ6,7は、可撓性を有している。一対の液圧チューブ6,7は、シャフト2に設けられている。また、一対の液圧チューブ6,7の少なくとも一部が、シャフト2に固定されている。本実施形態において、一対の液圧チューブ6,7は、シャフト2内に挿通されている。また、一対の液圧チューブ6,7は、固定部6a,7aを有し、固定部6a,7aがアプライヤー本体4に固定されている。より詳しく説明すると、一対の液圧チューブ6,7は、対応する挿通孔10bの各々に固定部6a,7aを挿通させてアプライヤー本体4に夫々固定されている。一対の液圧チューブ6,7は、液圧機器5に接続されている。そして、一対の液圧チューブ6,7は、図示しない液圧供給装置から供給される作動液を液圧機器5に供給する。より詳細に説明すると、一対の液圧チューブ6,7は、基端側部分を液圧供給装置に接続させている。そして、一対の液圧チューブ6,7は、シャフト2の基端側から挿通されている。また、一対の液圧チューブ6,7は、シャフト2内を通り、その先端側部分をシャフト2から先端側へと突出させている。
<Hydraulic tube>
The pair of
一対の液圧チューブ6,7は、先端側部分に固定部6a,7aと表出部6b,7bとを有している。固定部6a,7aは、一対の液圧チューブ6,7において表出部6b,7bより先端側に位置する。本実施形態において、固定部6a,7aは、一対の液圧チューブ6,7の先端部である。そして、固定部6a,7aの先端側部分は、対応する挿通孔10bに挿通されてアプライヤー本体4に固定されている。より詳細に説明すると、固定部6a,7aは、先端部を対応する挿通孔10bの小径部分(即ち、挿通孔10bの先端側部分)に嵌装されている。これにより、固定部6a,7aの少なくとも一部は、回動軸線L4より先端側においてアプライヤー本体4に固定されている。また、固定部6a,7aは、回動軸線L4の両側方(本実施形態において、幅方向両側)においてアプライヤー本体4に固定されている。また、固定部6a,7aは、挿通孔10bの小径部分と同径又はそれより小径に形成されており、固定部6a,7aより基端側部分は、挿通孔10bの大径部に対して遊嵌されている。これにより、挿通孔10bの開口付近における液圧チューブ6,7の動き(より詳しくは、後述する表出部6b,7b)にあそびをつくることができる。
The pair of
また、固定部6a,7aは、第1軸線L1が延在する方向から見た平面視で第1軸線L1と間に距離αを有している。距離αは、平面視で第1軸線L1と第2軸線L2との距離βより長くなっている。それ故、固定部6a,7aは、距離αが距離βより長くなるようにアプライヤー本体4に固定されている。
Further, the fixed
表出部6b,7bは、シャフト2及びアプライヤー本体4から表出している。また、表出部6b,7bは、アプライヤー本体4の両側方(本実施形態において、切欠部10aが形成される幅方向両側)に夫々配置されている。即ち、表出部6b,7bは、第1軸線L1を幅方向両側から挟むようにアプライヤー本体4の両側方に夫々配置されている。表出部6b,7bの各々は、対応する挿通孔10bから切欠部10aへと突き出ており、切欠部10aに配置されている。表出部6b,7bは、アプライヤー本体4の両側方に夫々配置されている。これにより、表出部6b,7bは、アプライヤー本体4の幅方向外方に膨らむように撓むことができる。
The exposed
<クリップアプライヤーの動作>
クリップアプライヤー1では、一対のジョー11,12を閉じることによって血管等を結紮することができる。そして、クリップアプライヤー1では、対象とする血管等を結紮するために、シャフト2に対してアプライヤー本体4が曲げられて一対のジョー11,12の向きが変えられることがある。この際は、クリップアプライヤー1は、図示しない伝達機構によってリスト3に対してシャフト2及びアプライヤー本体4を回動させる。例えば、図3に示すようにクリップアプライヤー1では、伝達機構(図示せず)によってアプライヤー本体4を第1軸線L1まわりに回動させる、例えば時計回り方向に回動させることができる。これにより、アプライヤー本体4がリスト3に対して曲げ方向一方(本実施形態において、幅方向一方側)に屈曲する。そうすると、液圧チューブ6,7は、固定部6a,7aが第1軸線L1より先端側においてアプライヤー本体4に固定されているので、以下のような形状で曲がっている。即ち、一方の液圧チューブ6は、屈曲する側、即ち曲げ方向一方側に位置している。それ故、一方の液圧チューブ6では、一部分がシャフト2内に押し戻され、表出部6bが小さな曲げ半径の円弧を描くように曲げられる。他方の液圧チューブ7は屈曲する側と反対側、即ち曲げ方向他方側に位置しているので、一部分がシャフト2内にから引き出され、表出部7bが大きな曲げ半径の円弧を描くように曲げられる。更に詳細に説明すると、表出部7bは、その曲げ半径を大きくとるべく一度幅方向外側に膨らませるように円弧を描いた後、挿通孔10bに向かって伸びている。
<Operation of clip applier>
In the
同様に、クリップアプライヤー1では、図4に示すように伝達機構によってアプライヤー本体4を第1軸線L1まわりに反時計回り方向にも回動させることができる。これにより、アプライヤー本体4がリスト3に対して曲げ向他方側に屈曲する。そうすると、他方の液圧チューブ7では、一部分がシャフト2内に押し戻され、表出部7bが小さな曲げ半径の円弧を描くように曲げられる。一方の液圧チューブ6では、一部分がシャフト2内にから引き出され、表出部6bが大きな曲げ半径の円弧を描くように曲げられる。更に詳細に説明すると、表出部6bは、その曲げ半径を大きくとるべく一度幅方向外側に膨らませるように円弧を描いた後、挿通孔10bに向かって伸びている。
Similarly, in the
このように本実施形態のクリップアプライヤー1では、アプライヤー本体4に固定される固定部6a,7aが第1軸線L1より先端側に位置しているので、固定部6a,7aとシャフト2との間の距離をあけることができる。これにより、アプライヤー本体4をシャフト2に対して曲げた際に液圧チューブ6,7を大きな曲げ半径で曲げることができるので、アプライヤー本体4をシャフト2に対して大きく曲げる(例えば、90度で曲げる)ことができる。なお、曲げる際の最大角度は、図3及び図4に示すように90度に限定されず、90度以上であってもよく、90度未満であってもよい。
As described above, in the
また、クリップアプライヤー1では、アプライヤー本体4を第1軸線L1まわりで回動させる際に液圧チューブ6,7の曲げ半径が最も小さくなるが、第1軸線L1より先端側において固定部6a,7aがアプライヤー本体4に固定されている。それ故、アプライヤー本体4を第2軸線L2まわりに回動させる際、液圧チューブ6,7の曲げ半径が前述する曲げ半径より小さくなることを抑制することができる。これにより、アプライヤー本体4を第1軸線L1及び第2軸線L2の何れのまわりに回動させる場合も液圧チューブ6,7を大きく曲げることができる。
Further, in the
更に、クリップアプライヤー1では、先端側部分がシャフト2から表出され且つ先端側部分の表出部6b,7bがアプライヤー本体4の側方に配置されている。それ故、シャフト2に対してアプライヤー本体4を曲げた際に液圧チューブ6,7が外側に膨らむことができる。それ故、液圧チューブ6,7をより大きな曲げ半径で曲げることができるので、これにより、アプライヤー本体4をシャフト2に対して大きく曲げることができる。
Further, in the
また、クリップアプライヤー1では、一対の液圧チューブ6,7の表出部6b,7bが第1軸線L1を両側から挟むようにアプライヤー本体4の両側方に夫々配置されている。それ故、アプライヤー本体4をシャフト2に対して曲げた際に液圧チューブ6,7同士が干渉することを抑制することができる。
Further, in the
更に、クリップアプライヤー1では、アプライヤー本体4に形成される切欠部10aに表出部6b,7bが配置されている。それ故、クリップアプライヤー1では、固定部6a,7aをより先端側に位置させると共にアプライヤー本体4の全長を抑制することができ、また表出部6b,7bの長さを確保することができる。これにより、アプライヤー本体4の全長を抑制しつつ、アプライヤー本体4をシャフト2に対して大きく曲げることができる。更に、クリップアプライヤー1では、固定部6a,7aが回動軸線L4の側方(本実施形態において、幅方向両側)においてアプライヤー本体4に固定されている。それ故、アプライヤー本体4の全長を抑制しつつ固定部6a,7aをより先端側に位置させることができる。これにより、アプライヤー本体4の全長を抑制しつつ、アプライヤー本体4をシャフト2に対して大きく曲げることができる。
Further, in the
なお、クリップアプライヤー1は、アプライヤー本体4の向き、即ち一対のジョー11,12の向きを変えた後、結紮を行うべく以下のように作動する。即ち、液圧チューブ6,7を介して液室18a,18b,19a,19bに対して作動液が給排される。例えば、液圧チューブ7を介して液室18bに作動液が供給されると、その作動液が貫通路16bを介して液室19aにも導かれる。これにより、ロータリーベーン16が揺動して可動ジョー12が固定ジョー11の方に移動する。これにより、一対のジョー11,12が閉じられて血管等が結紮される。他方、液圧チューブ6を介して液室18aに作動液が供給されると、その作動液が貫通路16aを介して液室19bにも導かれる。これにより、ロータリーベーン16が揺動して可動ジョー12が固定ジョー11から離れる。これにより、一対のジョー11,12が開かれる。
The
<その他の実施形態>
本実施形態では、インストゥルメントの一例としてクリップアプライヤー1が挙げられているが、液圧によって作動部位を動かすことができる液圧駆動式のインストゥルメントであればよい。液圧駆動式のインストゥルメントとしては、例えばニードルドライバ、フォーセプス、及びグラスパ等の鉗子がある。また、クリップアプライヤー1では、可動ジョー12だけが動いているが、両方のジョー11,12が動くような構造であってもよい。また、作動部位であるジョー12を動かす機構は、液圧機器5であるベーンモータに限定されず、ピストン機構であってもよい。また、液圧機器5は、ベーンモータであっても前述するような構造に限定されない。即ち、ロータリーベーンは、ベーンが1つ又は3つ以上であってもよく、その形状は問わない。また、液圧チューブ6,7の数も2つに限定されず、3つ以上であってもよく、また1つであってもよい。液圧チューブが1つの場合、例えばベーンが圧縮コイルバネのような付勢部材によって元の位置に戻るように構成されればよい。また、クリップアプライヤー1は、第1乃至第3軸線L1~L3まわりに回動するように構成されているが、少なくとも第1軸線L1まわりに回動すればよい。また、液圧チューブ6,7は、表出部6b,7bを有しているが、必ずしも必要ではなく、液圧チューブ6,7全体がシャフト等に挿入されていてもよい。また、表出部6b,7bは、シャフト2及びアプライヤー本体4から表出している部分であって、それ自体がカバー等の別部材によって覆われて外部に露出していなくてもよい。
<Other embodiments>
In the present embodiment, the
1 クリップアプライヤー(液圧駆動式インストゥルメント)
2 シャフト
3 リスト
4 アプライヤー本体(インストゥルメント本体)
5 液圧機器
6 液圧チューブ
6a 固定部
6b 表出部
7 液圧チューブ
7a 固定部
7b 表出部
10a 切欠部
10b 挿通孔
12 可動ジョー(作動部位)
L1 第1軸線
L2 第2軸線
L4 回動軸線
1 Clip applier (hydraulic drive type instrument)
2
5
L1 1st axis L2 2nd axis L4 Rotating axis
Claims (8)
前記リストに第1軸線まわりに回動可能に設けられ、先端側に作動部位を有するインストゥルメント本体と、
前記インストゥルメント本体に設けられ、作動液の供給により前記作動部位を作動させる液圧機器と、
前記シャフトに設けられ、少なくとも一部分が前記インストゥルメント本体に固定されて前記液圧機器に接続される少なくとも1つの液圧チューブと、を備え、
前記液圧チューブは、可撓性を有し、且つ前記インストゥルメント本体に固定される固定部が前記第1軸線より先端側に位置している、液圧駆動式インストゥルメント。 The list provided on the tip side of the shaft and
The instrument body, which is rotatably provided around the first axis in the above list and has an operating part on the tip side,
A hydraulic device provided on the instrument body that operates the operating part by supplying the hydraulic fluid, and
Provided with at least one hydraulic tube provided on the shaft, at least a portion of which is fixed to the instrument body and connected to the hydraulic device.
The hydraulic tube is a hydraulically driven instrument that is flexible and has a fixing portion fixed to the instrument body located on the tip side of the first axis.
前記第1軸線は、前記第2軸線より先端側に位置している、請求項1に記載の液圧駆動式インストゥルメント。 The list is rotatably provided on the shaft around a second axis that is different from the first axis and the axis of the shaft.
The hydraulically driven instrument according to claim 1, wherein the first axis is located on the tip side of the second axis.
前記液圧チューブの前記固定部は、前記挿通孔に挿通されて前記インストゥルメント本体に固定されている、請求項1乃至3の何れか1つに記載の液圧駆動式インストゥルメント。 The instrument body has an insertion hole and
The hydraulically driven instrument according to any one of claims 1 to 3, wherein the fixing portion of the hydraulic tube is inserted into the insertion hole and fixed to the instrument main body.
前記先端側部分は、前記固定部と表出部とを有し、
前記固定部は、前記表出部より先端側に位置し、
前記表出部は、前記シャフトから表出し且つ前記インストゥルメント本体の側方に配置されている、請求項1乃至4の何れか1つに記載の液圧駆動式インストゥルメント。 The hydraulic tube has a tip end portion protruding from the shaft.
The tip side portion has the fixing portion and the exposed portion.
The fixed portion is located on the tip side of the exposed portion.
The hydraulically driven instrument according to any one of claims 1 to 4, wherein the exposed portion is exposed from the shaft and is arranged on the side of the instrument main body.
前記液圧チューブの各々の前記表出部は、前記第1軸線を両側から挟むように前記インストゥルメント本体の両側方に夫々配置されている、請求項5に記載の液圧駆動式インストゥルメント。 Equipped with the two hydraulic tubes
The hydraulically driven instrument according to claim 5, wherein each of the exposed portions of the hydraulic tube is arranged on both sides of the instrument body so as to sandwich the first axis from both sides. Mention.
前記液圧チューブの前記表出部は、前記切欠部に配置されている、請求項5又は6に記載の液圧駆動式インストゥルメント。 The instrument body further has a notch and
The hydraulically driven instrument according to claim 5 or 6, wherein the exposed portion of the hydraulic tube is arranged in the notch.
前記固定部の少なくとも一部は、前記回動軸線より先端側において前記インストゥルメント本体に固定されている、請求項1乃至7の何れか1つに記載の液圧駆動式インストゥルメント。 The hydraulic device is a hydraulic motor that rotates the operating portion around a rotation axis.
The hydraulically driven instrument according to any one of claims 1 to 7, wherein at least a part of the fixing portion is fixed to the instrument main body on the tip end side from the rotation axis.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020219287A JP2022104218A (en) | 2020-12-28 | 2020-12-28 | Hydraulically driven instrument |
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JP2020219287A JP2022104218A (en) | 2020-12-28 | 2020-12-28 | Hydraulically driven instrument |
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Family Applications (1)
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2020
- 2020-12-28 JP JP2020219287A patent/JP2022104218A/en active Pending
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