JP2022103132A - 医用画像診断装置及び医用情報表示制御装置 - Google Patents

医用画像診断装置及び医用情報表示制御装置 Download PDF

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克彦 石田
Katsuhiko Ishida
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【課題】医用画像診断装置を用いた画像診断のスループットを向上すること。【解決手段】実施形態に係る医用画像診断装置は、撮像部と、入力部と、表示制御部と、撮像制御部とを備える。表示制御部は、それぞれが少なくとも1つのスキャンを含む複数の撮影プロトコルを表示する第1の表示領域と、複数の撮影プロトコルから選択された複数のスキャンを示す複数のアイコンを実行順に並べて表示する第2の表示領域とを含むプロトコル選択画面を表示する。表示制御部は、第2の表示領域の複数のスキャンのスキャン条件が修正されたとき、修正されたスキャン条件に応じて複数のアイコンの表示を変更する。表示制御部は、第2の表示領域を含み、当該第2の表示領域に表示されている複数のアイコンに応じた順序での複数のスキャンを1つの撮影プロトコルとして実行するためのスキャン実行画面にプロトコル選択画面から遷移させる。【選択図】図1

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用画像診断装置及び医用情報表示制御装置に関する。
従来、医用画像診断装置においては、予め作成された撮影プロトコルを含むリストから、検査の撮影プロトコルを選択する場合がある。リスト内の各撮影プロトコルは、例えば病院内での規定や線量ガイドラインなどに基づいて、特定の検査に対する汎用的な撮影プロトコルとして予め作成されている。
しかしながら、検査オーダや患者の様子によっては、最適な撮影プロトコルがリストに無い場合があった。この場合、操作者は、リストからベースとなる撮影プロトコルを読み込んだ後に、例えばスキャンを追加したり、各条件を編集したりするなどの操作を行うことで撮影プロトコルの最適化を行っていた。このような中、撮影プロトコルの最適化に手間を要すると、医用画像診断装置を用いた画像診断のスループットが低下する。
国際公開第2020/090013号
本明細書等に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、医用画像診断装置を用いた画像診断のスループットを向上することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係る医用画像診断装置は、撮像部と、入力部と、表示制御部と、撮像制御部とを備える。前記撮像部は、被検体を撮像する。前記入力部は、操作者の操作入力を受け付ける。前記表示制御部は、それぞれが少なくとも1つのスキャンを含む複数の撮影プロトコルを示すプロトコルリストを表示する第1の表示領域と、第1の操作入力に応じて前記複数の撮影プロトコルから選択された複数のスキャンを示す複数のアイコンを実行順に並べて表示する第2の表示領域とを含むプロトコル選択画面を表示部により表示する。前記表示制御部は、第2の操作入力に応じて前記第2の表示領域の前記複数のスキャンのスキャン条件が修正されたとき、前記修正された前記スキャン条件に応じて前記複数のアイコンの表示を変更する。前記表示制御部は、第3の操作入力に応じて、前記第2の表示領域を含み、当該第2の表示領域に表示されている前記複数のアイコンに応じた順序での前記複数のスキャンを1つの撮影プロトコルとして実行するためのスキャン実行画面に前記表示部による表示画面を前記プロトコル選択画面から遷移させる。前記撮像制御部は、前記第2の操作入力に応じて前記スキャン条件を修正するとともに、前記スキャン実行画面の前記第2の領域に表示された前記撮影プロトコルに応じて前記被検体の撮像を制御する。
図1は、実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影(CT:Computed Tomography)装置の構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、プロトコル選択画面の一例(1)を示す図である。 図3は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、スキャン実行画面の一例(1)を示す図である。 図4は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、プロトコル選択画面の一例(2)を示す図である。 図5は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、プロトコル選択画面の一例(3)を示す図である。 図6は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、プロトコル選択画面の一例(4)を示す図である。 図7は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、プロトコル選択画面の一例(5)を示す図である。 図8は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、スキャン実行画面の一例(2)を示す図である。 図9は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、プロトコル選択画面の一例(6)を示す図である。 図10は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、プロトコル選択画面の一例(7)を示す図である。 図11は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、プロトコル選択画面の一例(8)を示す図である。 図12は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、検査予約作成画面の一例を示す図である。 図13は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、プロトコル作成画面の一例(1)を示す図である。 図14は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、プロトコル作成画面の一例(2)を示す図である。 図15は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、プロトコル作成画面の一例(3)を示す図である。 図16は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、プロトコル作成画面の一例(4)を示す図である。 図17は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、プロトコル選択画面の一例(9)を示す図である。 図18は、実施形態に係るディスプレイにおいて表示される、スキャン実行画面の一例(3)を示す図である。
以下、図面を参照しながら各実施形態に係る医用画像診断装置及び医用情報表示制御装置を説明する。なお、以下の説明において、既出の図に関して前述したものと同一又は略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ重複説明する。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表されている場合もある。また、既出の図に関して前述したものと同一又は略同一の機能を有する構成要素について、末尾に「a」、[b]、[c]又は「d」を付して区別している場合もある。また、例えば図面の視認性を確保する観点から、各図面の説明において主要な構成要素だけに参照符号を付し、既出の図において前述したものと同一又は略同一の機能を有する構成要素であっても参照符号を付していない場合もある。
本実施形態は、医用画像診断装置及び医用情報表示制御装置としてのX線コンピュータ断層撮影(CT:Computed Tomography)装置を例示する。図1は、実施形態に係るX線CT装置1の構成の一例を示す図である。X線CT装置1は、X線管11から被検体Pに対してX線を照射し、照射されたX線をX線検出器12で検出する。X線CT装置1は、X線検出器12からの出力に基づいて被検体Pに関するCT画像(医用画像)データを生成する。
図1に示すように、X線CT装置1は、架台10、寝台30及びコンソール40を有する。なお、図1では説明の都合上、架台10が複数描画されている。架台10は、被検体PをX線CT撮影するための構成を有するスキャン装置である。寝台30は、X線CT撮影の対象となる被検体Pを載置し、被検体Pを位置決めするための搬送装置である。コンソール40は、架台10を制御するコンピュータである。例えば、架台10及び寝台30はCT検査室に設置され、コンソール40はCT検査室に隣接する制御室に設置される。架台10、寝台30及びコンソール40は、互いに通信可能に有線又は無線で接続されている。ここで、架台10及び寝台30は、撮像部の一例である。
なお、コンソール40は、必ずしも制御室に設置されなくてもよい。例えば、コンソール40は、架台10及び寝台30とともに同一の部屋に設置されてもよい。また、コンソール40が架台10に組み込まれてもよい。
なお、本実施形態では、非チルト状態での回転フレーム13の回転軸又は寝台30の天板33の長手方向をZ軸方向、Z軸方向に直交し床面に対し水平である軸方向をX軸方向、Z軸方向に直交し床面に対し垂直である軸方向をY軸方向と定義する。
ここで、X線CT装置1は、例えば、病院内に設置された院内LAN(Local Area Network)によって他の装置と接続され、直接的又は間接的に相互に通信可能な状態となっている。例えば、X線CT装置1は、医用画像を記憶したり、医用画像を加工したりするPACS(Picture Archiving and Communication System)サーバや、その他の医用画像診断装置、担当医師が画像を参照するための端末装置などと接続されている。各装置は、例えば、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に則って、医用画像などを相互に送受信する。
また、上述した各装置を有するシステムにおいては、HIS(Hospital Information System)やRIS(Radiology Information System)などが導入され、各種情報が管理される。例えば、上記したシステムにより端末装置によって作成された検査オーダが各医用画像診断装置などに送信される。各医用画像診断装置は、端末装置から直接受信した検査オーダ、あるいは検査オーダを受信したPACSサーバによって作成されたモダリティごとの患者リスト(モダリティワークリスト)から患者情報を取得する。
図1に示すように、架台10は、X線管11、X線検出器12、回転フレーム13、X線高電圧装置14、制御装置15、ウェッジ16、コリメータ17及びデータ収集回路(Data Acquisition System:DAS)18を有する。
X線管11は、熱電子を発生する陰極(フィラメント)と、熱電子の衝突を受けてX線を発生する陽極(ターゲット)とを有する真空管である。X線管11は、X線高電圧装置14から供給される高電圧を用いて、陰極から陽極に向けて熱電子を照射することにより、被検体Pに対してX線を照射する。ここで、X線管11は、X線発生部の一例である。X線高電圧装置14が供給する電圧をX線の照射中に所定数ビュー毎に切り替えることにより、いわゆるデュアルエナジーCT撮影を実現することができる。なお、実施形態においては、必ずしもデュアルエナジーCT撮影が実現できるX線CT装置1である必要はなく、通常のシングルエナジーCT撮影のみ実現できるX線CT装置1であってもよい。また、デュアルエナジーCT撮影に限らず、3種類以上のエネルギーのデータ処理を行うマルチエナジーCT撮影を実現できるX線CT装置1であっても構わない。
X線検出器12は、X線管11から照射され被検体Pを通過したX線を検出し、検出されたX線の線量に対応した電気信号をDAS18に出力する。X線検出器12は、例えば、X線管11の焦点を中心として1つの円弧に沿ってチャネル方向に複数のX線検出素子が配列されたX線検出素子列を有する。X線検出器12は、例えば、チャネル方向に複数のX線検出素子がスライス方向(列方向,row方向)に複数配列された構造を有する。ここで、X線検出器12は、X線検出部の一例である。
また、X線検出器12は、例えば、グリッド、シンチレータアレイ及び光センサアレイを有する間接変換型の検出器である。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有する。シンチレータは、入射X線量に応じた光量の光を出力するシンチレータ結晶を有する。グリッドは、シンチレータアレイのX線入射面側の面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽板を有する。なお、グリッドは、コリメータ(1次元コリメータ又は2次元コリメータ)と呼ばれる場合もある。光センサアレイは、シンチレータからの光の光量に応じた電気信号に変換する機能を有する。光センサとしては、例えば、光電子増倍管(フォトマルチプアイヤー:PMT)等が用いられる。
なお、X線検出器12は、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であっても構わない。
回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12とを対向支持し、後述する制御装置15によってX線管11とX線検出器12とを回転させる円環状のフレームである。回転フレーム13の開口部19には、画像視野(FOV)が設定される。例えば、回転フレーム13は、アルミニウムを材料とした鋳物である。なお、回転フレーム13は、X線管11及びX線検出器12に加えて、X線高電圧装置14やウェッジ16、コリメータ17及びDAS18等をさらに支持することもできる。また、回転フレーム13は、図1において図示しない種々の構成をさらに支持することもできる。ここで、回転フレーム13は、回転部の一例である。
X線高電圧装置14は、高電圧発生装置及びX線制御装置を有する。高電圧発生装置は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路を有し、X線管11に印加する高電圧及びX線管11に供給するフィラメント電流を発生する。X線制御装置は、X線管11が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行う。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。X線高電圧装置14は、架台10内の回転フレーム13に設けられてもよいし、架台10内の固定フレーム(図示しない)に設けられても構わない。なお、固定フレームは、回転フレーム13を回転可能に支持するフレームである。ここで、X線高電圧装置14は、X線高電圧部の一例である。
制御装置15は、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構と、この駆動機構を制御するプロセッサ及びメモリ等を有する処理回路とを含む。制御装置15は、入力インターフェース43や架台10に設けられた入力インターフェース等からの入力信号を受けて、架台10及び寝台30の動作制御を行う。例えば、制御装置15は、入力信号を受けて回転フレーム13を回転させる制御や架台10をチルトさせる制御、寝台30を動作させる制御を行う。
なお、架台10をチルトさせる制御は、架台10に取り付けられた入力インターフェースによって入力される傾斜角度(チルト角度)情報により、制御装置15がX軸方向に平行な軸を中心に回転フレーム13を回転させることによって実現される。なお、制御装置15は架台10に設けられてもよいし、コンソール40に設けられてもよい。
ウェッジ16は、X線管11から照射されたX線量を調節するためのフィルタである。具体的には、ウェッジ16は、X線管11から被検体Pへ照射されるX線が、予め定められた分布になるように、X線管11から照射されたX線を透過して減衰するフィルタである。例えば、ウェッジ16は、ウェッジフィルタ(wedge filter)やボウタイフィルタ(bow-tie filter)であり、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウム等を加工して構成される。
コリメータ17は、ウェッジ16を透過したX線の照射範囲を限定する。コリメータ17は、X線を遮蔽する複数の鉛板をスライド可能に支持し、複数の鉛板により形成されるスリットの形態を調節する。なお、コリメータ17は、X線絞りと呼ばれる場合もある。
DAS18は、X線検出器12により検出されたX線の線量に応じた電気信号をX線検出器12から読み出す。DAS18は、読み出した電気信号を増幅し、ビュー期間に亘り電気信号を積分(加算)することにより当該ビュー期間に亘るX線の線量に応じたデジタル値を有する検出データを収集する。検出データは、投影データと呼ばれる。DAS18は、例えば、投影データを生成可能な回路素子を搭載した特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)により実現される。投影データは、非接触データ伝送装置等を介してコンソール40に伝送される。ここで、DAS18は、データ収集部の一例である。
なお、DAS18が生成した検出データは、回転フレーム13に設けられた発光ダイオード(Light Emitting Diode: LED)を有する送信機から光通信によって架台10の非回転部分(例えば固定フレーム。図1での図示は省略している。)に設けられた、フォトダイオードを有する受信機に送信され、コンソール40へと転送される。なお、回転フレーム13から架台10の非回転部分へのデータの送信方法は、光通信に限らず、非接触型の如何なるデータ伝送方式を採用してもよく、接触型のデータ伝送方式を採用しても構わない。
寝台30は、スキャン対象の被検体Pを載置、移動させる装置であり、基台31と、寝台駆動装置32と、天板33と、支持フレーム34とを有する。基台31は、支持フレーム34を鉛直方向に移動可能に支持する筐体である。寝台駆動装置32は、天板33を、天板33の長手方向(Z軸方向)に移動する駆動機構であり、モータ及びアクチュエータなどを含む。天板33は、被検体Pが載置される板である。天板33は、支持フレーム34の上面に設けられる。天板33は、被検体Pの全身が撮影可能となるように、寝台30から架台10側へ突出することが可能である。天板33は、例えば、X線の透過性と、剛性及び強度等の物理特性とが良好な炭素繊維強化樹脂(carbon fiber reinforced plastic;CFRP)により形成される。また、例えば、天板33の内部は、空洞である。支持フレーム34は、天板33を、天板33の長手方向に移動可能に支持する。ここで、寝台30は、医用寝台装置の一例である。
コンソール40は、メモリ41、ディスプレイ42、入力インターフェース43及び処理回路44を有する。メモリ41とディスプレイ42と入力インターフェース43と処理回路44との間のデータ通信は、バス(BUS)を介して行われる。なお、コンソール40は架台10とは別体として説明するが、架台10にコンソール40又はコンソール40の各構成要素の一部が含まれてもよい。
メモリ41は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。例えば、メモリ41は、投影データや再構成画像データを記憶する。また、メモリ41は、例えば、検査の部位や目的に応じた撮影プロトコルを記憶する。以下の説明では、撮影プロトコルを指して、スキャンプランと記載する場合もある。また、撮影プロトコルを、単にプロトコルと記載する場合もある。また、例えば、メモリ41は、各種のプログラムを記憶する。なお、メモリ41の保存領域は、X線CT装置1内にあってもよいし、ネットワークで接続された外部記憶装置内にあってもよい。ここで、メモリ41は、記憶部の一例である。
ディスプレイ42は、各種の情報を表示する。ディスプレイ42は、例えば、処理回路44によって生成された医用画像(CT画像)や、操作者からの各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を出力する。操作者からの各種操作を受け付けるためのGUIは、撮影プロトコルの編集に係る各種の操作画面を含む。以下の説明では、撮影プロトコルの編集を指して、プロトコル編集と記載する場合もある。ディスプレイ42としては、種々の任意のディスプレイが、適宜、使用可能となっている。例えばディスプレイ42として、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)、Cathode Ray Tube(CRT)ディスプレイ、有機ELディスプレイ(Organic Electro Luminescence Display:OELD)又はプラズマディスプレイが使用可能である。ここで、ディスプレイ42は、表示部の一例である。
なお、ディスプレイ42は、制御室の如何なる場所に設けられてもよい。また、ディスプレイ42は、架台10に設けられてもよい。また、ディスプレイ42は、デスクトップ型でもよいし、コンソール40の本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。また、ディスプレイ42として、1又は2以上のプロジェクタが用いられてもよい。
入力インターフェース43は、操作者からの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路44に出力する。入力インターフェース43は、例えば、投影データを収集する際の収集条件や、CT画像を再構成する際の再構成条件、CT画像から後処理画像を生成する際の画像処理条件等を操作者から受け付ける。入力インターフェース43は、例えば、プロトコル編集に係る各種の操作画面に対する操作者からの各種の入力操作を受け付ける。ここで、入力インターフェース43は、入力部の一例である。
入力インターフェース43としては、例えば、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等が適宜、使用可能となっている。なお、本実施形態において、入力インターフェース43は、これらの物理的な操作部品を備えるものに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路44へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェース43の例に含まれる。また、入力インターフェース43は、架台10に設けられてもよい。また、入力インターフェース43は、コンソール40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。
処理回路44は、X線CT装置1全体の動作を制御する。処理回路44は、ハードウェア資源として、プロセッサと、ROMやRAM等のメモリとを有する。処理回路44は、メモリに展開されたプログラムを実行するプロセッサにより、システム制御機能45、画像生成機能46、画像処理機能47及び表示制御機能48などを実行する。ここで、処理回路44は、処理部の一例である。
システム制御機能45において処理回路44は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、処理回路44の各種機能を制御する。
例えば、処理回路44は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、プリセットされる撮影プロトコルや検査用の撮影プロトコルの作成、編集、削除などを制御する。例えば、処理回路44は、スキャン実行画面(例えば図3参照)のプロトコル表示領域に表示された選択プロトコルに応じて被検体Pの撮像を制御する。
画像生成機能46において処理回路44は、DAS18から出力された検出データに対して対数変換処理やオフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、ビームハードニング補正等の前処理を施したデータを生成する。処理回路44は、生成されたデータをメモリ41に格納する。なお、前処理前のデータ(検出データ)及び前処理後のデータを総称して投影データと称する場合もある。処理回路44は、生成された投影データ(前処理後の投影データ)に対して、フィルタ補正逆投影法や逐次近似再構成法、機械学習等を用いた再構成処理を行ってCT画像データを生成する。処理回路44は、生成されたCT画像データをメモリ41に格納する。
画像処理機能47において処理回路44は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、画像生成機能46によって生成されたCT画像データを公知の方法により、任意断面の断層像データや3次元画像データに変換する。例えば、処理回路44は、当該CT画像データにボリュームレンダリングや、サーフェスレンダリング、画像値投影処理、MPR(Multi-Planar Reconstruction)処理、CPR(Curved MPR)処理等の3次元画像処理を施して、任意視点方向のレンダリング画像データを生成する。なお、任意視点方向のレンダリング画像データ等の3次元画像データの生成は、画像生成機能46が直接行っても構わない。処理回路44は、断層像データや3次元画像データをメモリ41に格納する。
また、画像処理機能47において処理回路44は、撮影プロトコルの選択に係る各種の表示画面を表示するための画像データを生成する。以下の説明では、撮影プロトコルの選択を指して、プロトコル選択と記載する場合もある。
表示制御機能48において処理回路44は、画像処理機能47により生成された各種画像データに基づいて、画像をディスプレイ42に表示させる。ディスプレイ42に表示させる画像は、CT画像データに基づくCT画像、任意断面の断面画像データに基づく断面画像、任意視点方向のレンダリング画像データに基づく任意視点方向のレンダリング画像等を含む。ディスプレイ42に表示させる画像は、操作画面を表示するための画像や操作者への通知及び警告を表示するための画像を含む。操作画面は、プロトコル選択に係る各種の表示画面を含む。ここで、表示制御機能48を実現する処理回路44は、表示制御部の一例である。
なお、各機能45~48は、単一の処理回路で実現される場合に限らない。複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路44を構成し、各プロセッサが各プログラムを実行することにより各機能45~48を実現するものとしても構わない。ここで、各機能45~48は、単一又は複数の処理回路に適宜に分散又は統合されて実現されてもよい。
なお、コンソール40は、単一のコンソールにて複数の機能を実行するものとして説明したが、複数の機能を別々のコンソールが実行することにしても構わない。例えば、画像生成機能46や画像処理機能47などの処理回路44の機能を分散して有しても構わない。
なお、処理回路44は、コンソール40に含まれる場合に限らず、複数の医用画像診断装置にて取得された検出データに対する処理を一括して行う統合サーバに含まれてもよい。
なお、後処理は、コンソール40又は外部のワークステーションのどちらで実施することにしても構わない。また、コンソール40とワークステーションの両方で同時に処理することにしても構わない。ワークステーションとしては、例えば画像生成機能46や画像処理機能47を実現するプロセッサと、ROMやRAM等のメモリとをハードウェア資源として有するコンピュータ等が適宜利用可能である。
図1には図示されていないが、X線CT装置1において造影剤を注入しながら撮影を行う場合には、造影剤の注入装置と処理回路44とが通信可能に接続され、注入装置による造影剤の注入タイミングとX線CT装置1による撮影のタイミングとを連動させて撮影を行う。
なお、X線CT画像データの再構成においては、フルスキャン再構成方式及びハーフスキャン再構成方式のいずれの再構成方式が適用されてもよい。例えば、再構成処理機能444において処理回路44は、フルスキャン再構成方式では、被検体Pの周囲一周、360度分の投影データを用いる。また、処理回路44は、ハーフスキャン再構成方式では、180度+ファン角度分の投影データを用いる。本実施形態では、説明の簡単のため、処理回路44は、被検体Pの周囲一周、360度分の投影データを用いて再構成するフルスキャン再構成方式を用いるものとする。
なお、本実施形態に係る技術は、第3世代CT、第4世代CTなど様々なタイプのX線CT装置1でも適用可能である。ここで、第3世代CTは、X線管と検出器とが一体として被検体の周囲を回転するRotate/Rotate-Typeである。第4世代CTは、リング状にアレイされた多数のX線検出素子が固定され、X線管のみが被検体の周囲を回転するStationary/Rotate-Typeである。
なお、本実施形態に係る技術は、一管球型のX線コンピュータ断層撮影装置にも、X線管と検出器との複数のペアを回転リングに搭載した、いわゆる多管球型のX線コンピュータ断層撮影装置にも適用可能である。
なお、本実施形態では、積分型のX線検出器12が搭載されたX線CT装置1を例として説明するが、本実施形態に係る技術は、光子計数型のX線検出器が搭載されたX線CT装置1として実現することもできる。
なお、本実施形態に係るX線CT装置1は、立位CTとして構成されていても構わない。この場合、天板33の移動に代えて、立位の被検体Pを支持し、架台10の回転部の回転軸に沿って移動可能に構成された支持部が設けられていてもよく、あるいは天板33あるいは寝台30は設けられていなくともよい。また、本実施形態に係るX線CT装置1は、架台10及び寝台30が移動可能な移動型CTや歯科用CTとして構成されていても構わない。
なお、本実施形態は、医用画像診断装置としてX線CT装置1を用いる場合について説明するが、これに限らない。実施形態に係る技術は、MRI装置やPET装置、SPECT装置、X線診断装置、超音波診断装置などの他の医用画像診断装置に適用可能である。この場合、各医用画像診断装置の制御回路が、本実施形態に係る処理回路44と同様の機能を実現する。
また、本実施形態に係るプロトコル編集に係る表示制御は、X線CT装置1のコンソール40で実現される場合に限らず、外部のワークステーションやPACSビューア、あるいはこれらの組合せにより実現されても構わない。あるいは、X線CT装置1には架台10と寝台30が設けられ、X線CT装置1を含む院内の複数の医用画像診断装置について共通の制御装置が上述のコンソール40の一部の機能を実現する形態もありうる。この場合例えば、コンソール40は入力インターフェース43と当該制御装置からの画面表示あるいはGUI画像を表示するディスプレイ42を有する。入力インターフェース43からの入力はコンソール40が有する不図示の通信回路により通信ネットワークを介して制御装置に送られ、制御装置で入力が処理され、当該入力に応じて更新されたGUI画像が制御装置の通信回路により出力され、コンソール40の通信回路により受信される。この場合、後述のGUIは当該制御装置により一部実現されることとなる。コンソール40と制御装置の機能分担はこれに限らず、入力に応じたGUI画像の更新はコンソール40で行われ、当該入力あるいはGUI画像の更新に応じた撮影条件、スキャンプランやプロトコル情報の変更・更新は制御装置で行われることとしてもよい。これらの本実施形態に係るプロトコル編集に係る表示制御を実現する装置は、医用情報表示制御装置の一例である。
以下、実施形態に係るX線CT装置1などの医用画像診断装置を用いた画像診断における検査の撮影プロトコル選択について、図面を参照してより詳細に説明する。
X線CT装置1などの医用画像診断装置を用いた画像診断においては、医用画像診断装置を操作する操作者(例えば、担当技師や、放射線科医など)が、担当医師から送られた検査オーダに基づいて検査内容を決定して、検査を実施する。このとき、操作者は、予め作成された撮影プロトコルを含むリストから、検査の撮影プロトコルを選択する場合がある。リスト内の各撮影プロトコルは、例えば病院内での規定や線量ガイドラインなどに基づいて、特定の検査に対する汎用的な撮影プロトコルとして予め作成されている。ここで、撮影プロトコルには、例えば、位置決め用のスキャンや、部位ごとの非造影スキャン、あるいは部位ごとの造影スキャンなどが含まれる。すなわち、1つの撮影プロトコルに基づいてX線CT画像データが収集される場合、複数回のスキャンが実行されて各スキャンに対応するX線CT画像データが収集される。
検査オーダや患者の状態に応じた最適な撮影プロトコルがリストに無い場合、操作者は、リストからベースとなる撮影プロトコルを読み込んだ後に、例えばスキャンを追加したり、各条件を編集したりするなどの操作を行うことで撮影プロトコルの最適化を行うことがある。
撮影プロトコルの最適化を行うためには、撮影プロトコルの読み込み後、スキャンの追加や各スキャンの条件編集の操作を行う必要がある。つまり、操作者は、追加したスキャンや既存のスキャンに対して適した条件設定を行うために撮影条件を編集する。しかしながら、撮影条件が変更された場合、再構成条件も同様に最適化する必要があるため、撮影プロトコルの最適化を行う場合、操作者の撮影プロトコルの編集に係る操作が増加してしまう。
例えば、別の撮影プロトコルの条件や過去に使用したスキャンを参照することにより検査に適した撮影プロトコルを選択できる場合もある。しかしながら、別の撮影プロトコルの条件や過去に使用したスキャンを参照する場合には、その条件を参照しつつ、1つ1つの条件を設定していく手順は必要であり、操作者の撮影プロトコルの編集に係る操作ステップの簡略化が求められる。
また、撮影プロトコルに付された名称だけでは、その撮影プロトコルを構成する要素が把握できず、検査に適した撮影プロトコルであるか否かを判断できない場合がある。このような場合、操作者は、撮影プロトコルを編集した後にスキャン実行のための表示画面に遷移させる操作を行い、その表示画面で読み込まれた条件を確認するまで検査に適した撮影プロトコルであるか否かを判断することが難しい。
また、同系統の撮影条件や再構成条件が設定されたスキャンを含む複数の撮影プロトコルが存在する場合もある。これは、造影撮影の時相数の違いやサブトラクションの有無などに応じて、それぞれのプロトコルが作成されることに起因する。類似した複数の撮影プロトコルが存在する場合、撮影プロトコルの管理に手間がかかる場合がある。もちろん、撮影プロトコル同士を結合することによって、管理の手間を低減することはできるが、上述したように、撮影プロトコルを結合(編集)した後には、条件設定が要求される。このため、単に撮影プロトコル同士を結合するだけでは足りず、操作者による操作ステップのさらなる簡略化が求められる。
このように、検査に適した撮影プロトコルの選択や撮影プロトコルの管理に手間がかかると、医用画像診断装置を用いた画像診断のスループットが低下してしまう。本実施形態では、以下に説明するように、検査に適した撮影プロトコルの選択に係る操作者の操作ステップを低減することができるX線CT装置1などの医用画像診断装置を開示する。また、本実施形態では、撮影プロトコルの管理に係る手間を低減することができるX線CT装置1などの医用画像診断装置を開示する。つまり、本実施形態では、画像診断のスループットを向上することができるX線CT装置1などの医用画像診断装置を開示する。
以下、処理回路44によりディスプレイに表示される表示画面について図2乃至図18を用いて説明する。かかる表示画面は例えばユーザが検査の条件等々を設定するための画面であり、入力インターフェース43からの入力に応じて操作され得る。画面での表示内容と検査の情報は対応しており、ユーザの操作入力に応じて画面での表示内容が変更され、当該変更と対応する形で検査の情報につき適宜入力、変更、追加、削除等々の設定が行われる。
図2は、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、プロトコル選択画面110の一例(1)を示す図である。プロトコル選択画面110は、検査に用いるプロトコルを選択、編集、調整するための画面である。なお、プロトコル選択画面110は、プロトコル編集画面と表現されてもよいし、プロトコル調整画面と表現されても構わない。プロトコルに含まれる各スキャンの詳細条件は次のフェーズつまりスキャン実行画面130(例えば図3参照)で主に調整されるのに対し、本画面ではスキャン間の関係や、照射スイッチ押下のタイミング、造影剤の注入タイミングなど、プロトコル全体の流れを設定するために主に用いられる。また、各スキャンの前後の音声ガイダンスの有無や内容など、スキャンの進行に関する設定や、体位としてヘッドファーストかフットファーストなど、プロトコル全体を通して変更される可能性が小さい設定についても当該画面で設定される。ここで、体位としてヘッドファーストであるとは、頭側から架台10に進入する体位であることを言う。また、体位としてフットファーストであるとは、足側から架台10に進入する体位であることを言う。また、撮影プロトコルは主に部位に関連付けられるため、撮影部位の選択についても当該画面で行われる。
プロトコル選択画面110において、処理回路44は、検査中のフロー210を表示する。検査のフロー210は、例えば、図2に示すように、複数のフェーズを含む。例えば「Registration」は、患者登録のフェーズを示す。例えば「Protocol」は、プロトコル選択のフェーズを示す。例えば「Scan」は、スキャン実行のフェーズを示す。例えば「Review」は、画像レビューのフェーズを示す。例えば「Finish」は、終了オプションのフェーズを示す。ここで、処理回路44は、検査中のフロー210における現時点のフェーズを強調して表示する。処理回路44は、例えば、プロトコル選択を行う図2のプロトコル選択画面110において、プロトコル選択のフェーズを示す「Protocol」の部分を他の部分と比較して強調するように表示する。
プロトコル選択画面110において、処理回路44は、例えば、図2に示すように、画面遷移に係るボタンとして、「Back」ボタン221と、「Next」ボタン222とを表示する。「Back」ボタン221は、検査中のフロー210の前のフェーズに戻ることを指示する。「Next」ボタン222は、検査中のフロー210の次のフェーズに進むことを指示する。
プロトコル選択画面110において、処理回路44は、図2に示すように、プロトコル選択領域300(第1の表示領域)及びプロトコル表示領域500(第2の表示領域)を表示する。
プロトコル選択領域300において、処理回路44は、例えば、図2に示すように、「Adult」や「Child」などの患者属性を設定するための属性選択部310を表示する。また、処理回路44は、例えば、図2に示すように、「Whole」、「Head」、「Neck」、「Chest」、「Abdomen」、「Pelvis」、「Leg」、「Arm」などの検査部位を設定するための部位選択部330を表示する。ここで、処理回路44は、選択された患者属性や検査部位を強調して表示する。また、処理回路44は、例えば、図2に示すように、被検体Pの位置情報を示す体位アイコン370を表示する。体位アイコン370は被検体の体位を設定するためのアイコンである。操作者は、体位アイコン370を選択してヘッドファーストかフットファーストかを設定することができる。
プロトコル選択領域300において、処理回路44は、部位選択部330において選択された部位に適用可能な複数の撮影プロトコルのリストをリスト表示領域350に表示させる。以下の説明では、撮影プロトコルのリストを、単にプロトコルリストと記載する場合もある。リスト表示領域350において、処理回路44は、例えば、図2に示すように、設定された患者属性及び検査部位に対して有効な少なくとも1つの撮影プロトコルのそれぞれに対応するアイコン351を表示する。「Spectral-H」は、デュアルエナジーCTやフォトンカウンティング型のマルチエナジーCTでのヘリカル撮影を行うプロトコルを示すアイコン351である。「Helical」は、通常のヘリカルCTスキャンを行うプロトコルを示すアイコン351である。「Subtraction」は、造影剤の注入前後で行われた2スキャンで得た画像の差分画像を得るプロトコルを示すアイコン351である。「Contrast 3Phase」は、動脈相、門脈相、平衡相を示すアイコン351である。なお、説明の簡単のために、表示されているアイコン351としての撮影プロトコルの表示を指して、単に「撮影プロトコル」として以下説明することがある。また、アイコン351に対応する撮影情報としての撮影プロトコルを、アイコン351として説明することがある。
プロトコル表示領域500において、処理回路44は、選択された撮影プロトコルの詳細情報を示すアイコン510を表示する。以下の説明では、選択された撮影プロトコルを、単に選択プロトコルと記載する場合もある。換言すれば、選択プロトコルを示すアイコン510とは、リスト表示領域350に表示されたプロトコルリストから操作者により選択された撮影プロトコルの詳細情報を示す。処理回路44は、選択プロトコルの詳細情報を示すアイコン510として、選択プロトコルに含まれる操作者による操作やスキャンなどの撮影プロトコルを構成する要素を示す情報を時系列(実行順)、例えば図2のように画面左から右へと並べて表示する。
処理回路44は、例えば、図2に示すように、「Subtraction」のアイコン351が示す撮影プロトコルに関して、曝射スイッチのON操作を示す曝射アイコン511と、造影剤の注入を示すアイコン515とを、操作者による操作を示す情報として表示する。曝射アイコン511の下方には、開始モードを設定する開始モードアイコン512が表示される。開始モードの設定とは、どこから曝射スイッチを押してスキャン開始できるかを設定することであり、曝射スイッチを押す箇所として、例えば「制御パッド」や「架台」、「ハンドスイッチ」を選択するものである。
また、処理回路44は、例えば、図2に示すように、「Subtraction」のアイコン351が示す撮影プロトコルに含まれる「S-Helical」、「Non CE」、「Real Prep(造影剤をモニタリングするCT透視撮影)」、「Aterial(動脈相での撮影)」の各撮影を示すスキャンアイコン513を選択プロトコルに含まれるスキャンを示す情報として表示する。このように、各撮影プロトコルは、少なくとも1つのスキャンを含む。
各スキャンアイコン513には、当該スキャンに関する情報が一定の形式で文字又は画像情報で表示される。例えば図2では、略矩形の枠531内において、その上方の領域532にスキャンの名称が表示され、その下側である中央付近の領域533にスキャンの種類が文字とアイコンとで表示される。図2には、領域5133において文字とアイコンとで表示されるスキャンの種類として、「S-Helical(位置決め撮影あるいはスキャノグラム撮影用のヘリカル撮影)」、「Sub-Helical(サブトラクション用のヘリカル撮影)」、「Reap-Prep」などを例示している。その下側の領域534にはスキャン間の条件を同期させる設定であることを示す「Link」の文字と、同期させる条件の種類を示すアイコンとが表示される。例えば「Non-CE」の各スキャンアイコン513には、Z方向の撮影範囲を連動させることを示すアイコン5341と、撮影範囲のサイズ(FOV:Field Of View)を連動させることを示すアイコン5342とが表示されている。「S-Helical」はスキャノグラムであり、「Link」表示はされず、撮影条件の連動はされない設定となっている。「Arterial」スキャンの枠内には「Link」表示有即ち撮影条件の連動設定がされ、かつZ方向の撮影範囲が連動対象であることを示すアイコン5341が表示されている。「Real Prep」スキャンには、「Link」表示の隣に、後続のスキャン(ここでは「Arterial」スキャン)をPrepののちにできるだけ早く開始できるような特定の条件で実行するモードを示すアイコン5343が表示されている。
またさらに一番下段の領域535には当該スキャンに要する時間が表示される。
略矩形の枠531の左辺と右辺には△状の突起部536があり、当該位置にスピーカーのアイコン5361が表示され、スキャン開始時(左辺)とスキャン終了時(右辺)にアナウンス音声の有無がアイコン5361の種類により表示される。
また、処理回路44は、例えば、図2に示すように、選択プロトコルのアイコン510に含まれる要素のうち、連続して実行される要素の間に連結アイコン517を表示する。また、処理回路44は、当該選択プロトコルの範囲を示すアイコン519を表示する。図2は、アイコン519として矩形の枠を例示する。なお、選択プロトコルの範囲を示すアイコン519は、表示されなくても構わない。
一例として、操作者は、プロトコル選択画面110において、リスト表示領域350に表示されている複数の撮影プロトコルのアイコン351のうちの選択したい撮影プロトコルを示す撮影プロトコルのアイコン351(第1の撮影プロトコル)を、プロトコル表示領域500へドラッグ&ドロップ操作(第1の操作入力)により表示することができる。ドラッグ&ドロップ操作は、マウスを用いた操作により実現されてもよいし、タッチパネルを用いた操作により実現されてもよい。
このとき、処理回路44は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、プロトコル選択領域300のうちの選択された撮影プロトコルのアイコン351を、アクティブ状態を示す表示として、他の部分と比較して強調するように表示する。また、処理回路44は、プロトコル表示領域500において、選択されたアイコン351の示す撮影プロトコルを選択プロトコルのアイコン510として表示する。
なお、プロトコル選択領域300から任意の撮影プロトコルのアイコン351を選択してプロトコル表示領域500へ表示させるための操作者による操作は、ドラッグ&ドロップ操作に限らず、他の操作方法(第1の操作入力)により実現されてもよい。一例として、操作者は、プロトコル選択画面110において、プロトコル選択領域300に表示されているリスト表示領域350のうちの選択したい撮影プロトコルのアイコン351をシングルクリックする。そして、操作者は、選択したい撮影プロトコルのアイコン351が強調表示されている状態で、プロトコル表示領域500をシングルクリックする。このとき、処理回路44は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、プロトコル選択領域300のうちのシングルクリックされた撮影プロトコルのアイコン351を、アクティブ状態の表示(強調表示)にする。また、プロトコル表示領域500がクリックされたとき、アクティブ状態の撮影プロトコルのアイコン351の詳細情報、すなわち選択プロトコルのアイコン510をクリックされたプロトコル表示領域500に表示する。
上述のスキャンアイコン513、曝射アイコン511、開始モードアイコン512、連結アイコン517や、スキャンアイコン513の枠内に表示されている各種アイコンは当該アイコンに対するユーザの操作入力に応じて変更され得、当該操作入力に応じてプロトコルに関する各種条件が変更される。例えば「Real-Prep」の連結アイコン517をクリックすることに応じて、当該「Real-Prep」スキャンと「Non-CE」スキャンとを連結させた表示(「Real-Prep」と「Arterial」との間の連結表示と同様の表示)とし、Non-CEの開始時の曝射スイッチの押下に応じて、当該連結されたスキャンは自動的に適宜実行され得る。連結されたスキャンのうち後続するスキャンの開始タイミングは、先行するイベントからの経過時間として設定することができる。例えば照射スイッチの押下、「Non-CE」スキャンの開始、終了等々のタイミングからの経過時間を設定して、後続するスキャンの開始タイミングが設定されることとなる。かかる設定もプロトコル表示領域500に対するユーザの操作入力に応じて設定され得る。
造影剤に関する各種条件に関しては、プロトコル選択画面110あるいはスキャン実行画面130(例えば図3参照)でも設定できるが、不図示の造影剤の注入装置側でも設定が可能である。注入装置側で設定された条件と、X線CT装置1側で条件設定が異なる場合即ち競合状態にある場合、予めどちらの条件を利用するかを定めておくことができる。すなわち処理回路44は、X線CT装置1のメモリ41に記憶された設定情報を参照して、X線CT装置1の条件を利用するか、注入装置の条件を利用するかを判定する。X線CT装置1の条件を利用する場合には、当該条件を注入装置側に送信する。注入装置の条件を利用する場合には、注入装置で設定された条件を当該注入装置から取得し、併せてX線CT装置1内で設定された条件をロードし、両条件が一致するか否かを判定し、一致しない場合にはその旨のメッセージを画面上にディスプレイ42の所定位置に表示させてもよい。また、注入装置から得た条件をX線CT装置1に設定し、当該情報を反映させる形でプロトコル選択画面110あるいはスキャン実行画面130のプロトコル表示領域500に表示させる。これにより、条件の競合を回避することができる。また、どちらの条件が利用されるかが予め設定できるため、条件設定の手間を減らすことができる。
図3は、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、スキャン実行画面130の一例(1)を示す図である。
スキャン実行画面130において、処理回路44は、図3に示すように、前のプロトコル選択のフェーズでの表示画面であるプロトコル選択画面110でプロトコルの設定に用いたプロトコル表示領域500を表示する。また、処理回路44は、さらに撮影情報表示領域750及び詳細条件表示領域775を含むスキャン情報表示領域700を表示する。また、処理回路44は、例えば、スキャンを行う図3のスキャン実行画面130において、検査中のフロー210のスキャン実行のフェーズを示す「Scan」の部分を他の部分と比較して強調するように表示する。スキャン実行画面130では、編集済みのプロトコルが表示されると共に、プロトコルのうち指定されたスキャンの詳細条件が表示され、かつ、スキャンにより得られる画像も確認することができる。
撮影情報表示領域750において、処理回路44は、人体モデルあるいは被検者画像等の人体画像790上にスキャン範囲791(791a,791b)を示した情報や、スキャン方向の情報792、体位の情報793を表示させる。また処理回路44は、詳細条件表示領域775にスキャン条件の情報、再構成条件の情報などの各種のスキャンに係る情報を表示する。スキャン情報表示領域700には、スキャノグラム撮影(位置決め撮影)で得た画像を表示させ、スキャン範囲の設定が行え、またスキャン中またはスキャン後にあってはスキャンにより得られる画像を表示させ、ユーザが確認できるようにする。
一例として、操作者は、図2のプロトコル選択画面110において「Next」ボタン222を選択すると、図3に示すように、図2のプロトコル表示領域500の表示を維持したまま、スキャン実行画面130に画面を遷移させることができる。このとき、処理回路44は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた「Next」ボタン222の操作(第3の操作入力)に基づいて、スキャン条件などのスキャン情報表示領域700に表示する情報を読み込む。その後、処理回路44は、スキャン実行画面130を表示し、プロトコル選択画面110から画面を遷移させる。
このように、操作者は、ドラッグ&ドロップなどの操作(第1の操作入力)により、リスト表示領域350のうちの選択したい撮影プロトコルを示すアイコン351を操作する。これにより、操作者は、選択した撮影プロトコルの詳細情報、すなわちアイコン510をプロトコル表示領域500に表示することができる。また、操作者は、選択した撮影プロトコルに対応するアイコン510をプロトコル表示領域500に表示させることにより、各撮影プロトコルに含まれるスキャンなどを容易に確認することができる。したがって、操作者は、名称だけでは撮影プロトコルが検査に適しているか否かを判断できない場合であっても、スキャン実行画面130に画面遷移させることなく、その適否を容易に判断することができる。
また、操作者は、プロトコル選択画面110において選択した撮影プロトコルを構成する要素をプロトコル表示領域500に表示したまま、スキャン実行画面130において、X線CT画像データを収集する際の詳細なパラメータ情報を確認することができる。したがって、操作者は、スキャン実行画面130においても、プロトコル表示領域500により検査の流れや、現時点の状態、次に行う操作などを容易に把握することができる。また、操作者は、プロトコル表示領域500に表示されている少なくとも1つのスキャンを示すスキャンアイコン513に応じた順序での少なくとも1つのスキャンを1つの撮影プロトコルとして実行することができる。
なお、スキャン実行画面130におけるプロトコル表示領域500に表示される内容は、必ずしもプロトコル選択画面110のプロトコル表示領域500に表示される内容と完全一致していなくてもよい。言い換えると、両画面におけるプロトコル表示領域500の同一性は実質的なものであれば足りる。スキャン実行画面130に表示される他の表示領域や、プロトコル選択画面110の他の表示領域がある関係上、必ずしも表示領域の大きさを同一にできない場合があるのがその理由の1つである。
この場合、スキャン実行画面130のプロトコル表示領域500には、プロトコル選択画面110のプロトコル表示領域500に表示されるプロトコル表示を縮小した表示してもよい。特に図2、図3のような画面構成である場合には、スキャン実行画面130のプロトコル表示領域500はより小さくなるため、縮小することでより全体像を分かりやすく表示させることができる。あるいは、1つ1つのスキャンをより分かりやすく表示するために、拡大して表示させてもよい。プロトコル選択画面110であれスキャン実行画面130であれ、プロトコル表示領域500は横スクロール操作によりプロトコルの情報を順次表示させることができる。あるいは、これら拡大縮小表示に代えてまたはこれらと組み合わせて、一部の情報を表示させないこととしてもよく、あるいはより多くの情報を表示させることとしてもよい。あるいは、プロトコル表示領域500は、操作入力を与えない状態では非表示とし、特定の入力、例えばマウスカーソルをディスプレイの下端中央付近の領域201に配置させることに応じて、画面下側からスライドインするアニメーションとともに表示させることとしてもよい。さらには、また別の特定の操作、例えばマウスカーソルが当該表示されたプロトコル表示領域500から離れることに応じて、プロトコル表示領域500を下端中央に向けてスライドアウトするアニメーションとともに非表示状態としてもよい。かかるポップアップ表示を採用する場合、例えばプロトコル表示領域に表示される表示内容の一部、例えば実行中のスキャンのみスキャン実行画面130に常時表示させておいてもよい。かかるポップアップ表示を採用することにより、限られたディスプレイ領域に必要な情報を効率的に表示させることができ、ワークフローの効率化に寄与する。
上述の通り、プロトコル選択画面110及びスキャン実行画面130の各画面における表示態様に関して少々の変更は許容されている。各画面においては、ユーザ自身がプロトコル選択画面110で編集し、プロトコル選択画面110で表示されていた表示であると認識できるものが、スキャン実行画面130に表示されればよい。
ここで、実施形態の1つにかかる、スキャン範囲791の調整機能について説明する。例えば入力インターフェース43にマウスを含む場合に、当該マウスを用いたスキャン範囲の調整を行う状況を想定する。なお、正面画像790a及び側面画像790bを含む人体画像790は、スキャノグラム撮影前は人体モデルが、スキャノグラム撮影後は当該スキャノグラムにより得られた被検者画像を用いることとしてもよい。スキャノグラムとしてヘリカル撮影あるいは寝台30の移動を伴わないコンベンショナルスキャン(ボリュームスキャン)を行う場合には、当該スキャンにより得られる3次元画像から処理回路44が正面画像データ及び側面画像データを生成して正面画像790a及び側面画像790bをディスプレイ42に表示させてもよい。
図3においてスキャン範囲791a,791bのサイズ調整は、正面画像790aにおいてはZ方向及びX方向への調整が、側面画像790bにおいては、Z方向及びY方向への調整が主である。一方で撮影領域の位置を調整する場合には、撮影領域を示す枠を任意の方向に移動可能とすることが便宜である。撮影領域を示す枠を選択状態とした状態において、マウスの第1のボタン操作(例えば右クリック)をしている最中は、処理回路44はマウスの移動方向に応じて任意の方向に当該枠を移動させる。一方で、マウスの第2のボタン操作(例えば左クリック)をしている最中には、処理回路44は当該枠を画面の上下のみ、または左右のみに移動させる表示制御を行う。かかる制御は、マウスの移動方向から上下方向の成分または左右方向の成分を取り出し、当該成分に応じて移動させることにより行う。
上下方向と左右方向の選択は、例えば第2のボタン操作の開始後、最初に所定量以上の移動があった方向を選択することとする。例えば、第2のボタン操作に応じて、当該ボタン操作の最中に上下方向の変位と左右方向の変位を別々に累積し、累積量が先に所定の閾値を上回った方向を移動方向として選択する。上下方向が選択された場合、当該累積期間はマウスに応じた枠の移動を制限する(例えば移動させない)こととしてもよい。第1の移動方向(例えば上下方向)が選択された場合には、処理回路44は当該枠の第2の移動方向(左右方向)への移動を制限しつつマウスの操作方向に応じて第1の移動方向へ移動させる。第2の移動方向が選択された場合には、処理回路44は当該枠の第1の移動方向への移動を制限しつつ、マウスの操作方向に応じて当該枠を第2の移動方向へ移動させる。第2のボタン操作が終了することに応じて、処理回路44は当該移動方向の制限を解除する。かかる制御により、スキャン範囲791a,791bの調整をより効率よく行うことができる。
図4は、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、プロトコル選択画面110の一例(2)を示す図である。
なお、図2を参照して、ドラッグ&ドロップ操作などにより選択プロトコルを示すアイコン510を表示することにより、プロトコル選択画面110においてスキャン実行画面130と同じ状態で撮影プロトコルの中身を確認できる場合を説明したが、これに限らない。以下のような表示により、アイコン351の示す撮影プロトコルの中身が表示される態様もあり得る。
プロトコル選択領域300において、処理回路44は、スキャンリスト353を表示する。スキャンリスト353は、操作者によりリスト表示領域350から選択された撮影プロトコルに含まれるスキャンを示す。処理回路44は、例えば、図2に示すように、「Contrast 3Phase」のアイコン351が示す撮影プロトコルに含まれる各スキャンを示すアイコンをスキャンリスト353として表示する。図2の例では、スキャンリスト353は、「S-Helical」、「Real Prep」、「Helical」、「Helical」、「Helical」の各スキャンを示すアイコンを含む。
一例として、操作者は、選択したい撮影プロトコルのアイコン351が強調表示されている状態で、強調表示された撮影プロトコルのアイコン351を再びシングルクリック(第4の操作入力)する。このとき、処理回路44は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作(第4の操作入力)に基づいて、クリックされたアクティブ状態のアイコン351が示す撮影プロトコルのスキャンリスト353をポップアウト表示する。また、操作者は、リスト表示領域350内のアイコン351に対する操作(第1の操作入力)と同様にして、アイコン351の示す撮影プロトコルに含まれるスキャン、すなわちスキャンリスト353内のスキャンを選択することができる。なお、処理回路44の処理についても同様である。
なお、スキャンリスト353のポップアップ表示においては、図4に例示するようにスキャン名だけの表示でもよいし、図2及び図3のプロトコル表示領域500に表示する形式と同様の形式の表示であっても構わない。
このように、操作者は、リスト表示領域350から確認したい撮影プロトコルのアイコン351を2回シングルクリックすることでスキャンリスト353をポップアップ表示させ、このポップアップ表示により簡易確認を行うこともできる。
図5は、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、プロトコル選択画面110の一例(3)を示す図である。
ドラッグ&ドロップ操作などにより撮影プロトコルのアイコン351の選択時にそのプロトコルの詳細情報を表示することを説明したが、この表示状態中には、さらに別の撮影プロトコルの追加や挿入、置換、削除といった操作(第2の操作入力)も可能である。ここでは、図5を参照して、図2のプロトコル選択画面110において、「Contrast 3Phase」の撮影プロトコルのアイコン351(第2の撮影プロトコル)がさらに選択される場合を例に説明する。
一例として、操作者は、選択したい「Contrast 3Phase」の撮影プロトコルのアイコン351を、プロトコル表示領域500へドラッグ&ドロップ操作する。処理回路44は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいてアイコン351に関するドラッグ&ドロップ操作の開始を検知したとき、プロトコル表示領域500において、撮影プロトコルの詳細情報を示すアイコン510を挿入可能な位置を示すアイコン521(521a~521d)を表示する。図5は、アイコン521として実線を例示する。これにより、操作者は、ドラッグ&ドロップ操作を開始したとき、「Contrast 3Phase」の撮影プロトコルに対応するアイコン510を挿入できる位置を容易に把握することができる。
例えば、操作者は、プロトコル表示領域500の後部のエリア(図5ではアイコン521d及びその右側の位置)に「Contrast 3Phase」の撮影プロトコルのアイコン351をドロップする。このとき、処理回路44は、図5に示すように、「Subtraction」のアイコン510aの後ろ(末尾)に、「Contrast 3Phase」のアイコン510bを追加して表示する。
例えば、操作者は、プロトコル表示領域500の先頭のエリア(図5ではアイコン521aの位置)に「Contrast 3Phase」の撮影プロトコルのアイコン351をドロップする。このとき、処理回路44は、表示中の選択プロトコルのアイコン510の先頭、すなわち「Subtraction」のアイコン510aの前に、「Contrast 3Phase」のアイコン510bを追加して表示する。
例えば、操作者は、プロトコル表示領域500に表示されている「Subtraction」のアイコン510aに含まれるスキャンアイコン513の間(図5ではアイコン521b又は521cの位置)に「Contrast 3Phase」の撮影プロトコルのアイコン351をドロップする。このとき、処理回路44は、「Subtraction」のアイコン510aの当該スキャンアイコン513の間に、「Contrast 3Phase」のアイコン510bを追加して表示する。
なお、操作者は、プロトコル表示領域500の上部のスペース523に「Contrast 3Phase」のアイコン351をドロップすることもできる。このとき、処理回路44は、表示中の「Subtraction」のアイコン510aを、「Contrast 3Phase」のアイコン510bにより置換する。
また、操作者は、プロトコル表示領域500に表示中の「Subtraction」のアイコン510aを、プロトコル選択画面110の端部やリスト表示領域350上にドロップすることもできる。このとき、処理回路44は、表示中の「Subtraction」のアイコン510aをプロトコル表示領域500から削除する。なお、処理回路44は、プロトコル表示領域500から選択プロトコルのアイコン510を削除するためのドロップ先を示すアイコンを、プロトコル選択画面110において別途表示することもできる。
また、操作者は、複数の撮影プロトコルを組み合わせた場合、プロトコル表示領域500において、表示中の選択プロトコルのアイコン510(図5ではアイコン510a,510b)を、例えばドラッグ&ドロップ操作により、プロトコル単位で並び替えることもできる。このとき、処理回路44は、上述したように、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、プロトコル表示領域500のアイコン510に関するドラッグ&ドロップ操作の開始を検知したとき、プロトコル表示領域500において、撮影プロトコルに対応するアイコン510を挿入可能な位置を示すアイコン521(521a~521d)を表示する。
なお、ドラッグ&ドロップ操作の開始が検知されたときに、プロトコル表示領域500において、撮影プロトコルに対応するアイコン510を挿入可能な位置を示すアイコン521(521a~521d)を表示する場合を例示したがこれに限らない。
例えば、処理回路44は、ドラッグ操作により撮影プロトコルのアイコン351がプロトコル表示領域500内の対象の位置に近づけられたときにアイコン521を表示することにより、その位置に挿入又は追加できることを操作者に示してもよい。
また、処理回路44は、例えばアイコン521に代えて、ドラッグ操作に応じたアニメーションを表示することもできる。一例として、処理回路44は、ドラッグ操作により撮影プロトコルのアイコン351がプロトコル表示領域500内の対象の位置に近づけられたとき、挿入可能な位置の隣接するアイコン510の間隔を広げて表示してもよい。このとき、処理回路44は、挿入又は追加できない位置については、その間隔を変更しない。
また、処理回路44は、ドラッグ&ドロップ操作の開始が検知されたときに、表示中のアイコン510のうちの置換可能なアイコン510を強調して表示することもできる。一例として、処理回路44は、置換可能なアイコン510をハイライト表示したり、輪郭を付すように縁取りして表示したりする。
なお、処理回路44は、ドラッグ&ドロップ操作の開始が検知されたときに限らず、ドラッグ操作により撮影プロトコルのアイコン351がプロトコル表示領域500内の対象の位置に近づけられたときに置換可能な選択プロトコルのアイコン510を強調して表示してもよい。
なお、処理回路44は、操作者の操作入力に応じて、選択プロトコルのアイコン510内であることを示すアイコン519の表示を解除し、選択プロトコルのアイコン510内のスキャンアイコン513間に他の撮影プロトコルのアイコン510を挿入できるようにしてもよい。
このように、操作者は、ドラッグ&ドロップなどの操作により、プロトコル表示領域500における選択プロトコルのアイコン510を容易に編集することができる。換言すれば、操作者によるプロトコル編集に係る操作ステップを低減することができる。
なお、図5を参照して、プロトコル表示領域500への撮影プロトコルの追加や挿入、表示中の選択プロトコルの置換や移動(並び替え)、削除など、プロトコル単位でのプロトコル編集を例示したが、これに限らない。例えば、プロトコル表示領域500には、ドラッグ&ドロップなどの操作により、撮影プロトコルに含まれるスキャンについて、スキャン単位で追加や挿入を行うことができる。同様に、プロトコル表示領域500に表示中のアイコン510(510a,510b)に含まれる各スキャンのアイコンについて、スキャン単位で置換や移動(並び替え)、削除を行うこともできる。この態様であっても、上述と同様の効果が得られる。
なお、処理回路44は、操作者の操作入力に応じて、スキャンアイコン513の間のうち、例えば図2に連結アイコン517で示すように、連続して実行されるように設定されているスキャン間の連結を解除してもよい。この場合、操作者は、プロトコル単位及びスキャン単位のいずれであっても、連結アイコン517の位置にも挿入することができる。
図6は、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、プロトコル選択画面110の一例(4)を示す図である。ここでは、図6を参照して、図2のプロトコル選択画面110において、「Spectral」及び「Helical」の撮影プロトコルのアイコン351がさらに選択される場合を例に説明する。
一例として、操作者は、図5を参照して上述したように、選択したい「Spectral」及び「Helical」の撮影プロトコルのアイコン351を、プロトコル表示領域500へドラッグ&ドロップ操作する。処理回路44は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、プロトコル表示領域500の操作者のドロップ位置に応じた位置に各選択プロトコルのアイコン510b,510cを追加して表示する。
このように、プロトコル表示領域500において複数の選択プロトコルのアイコン510が表示される場合、処理回路44は、図6に示すように、折り畳み表示を指示するアイコン「<<」又は折り畳み状態の選択プロトコルのアイコン510の展開表示を指示するアイコン「>>」を、各選択プロトコルのアイコン510とともに表示することもできる。
一例として、操作者は、折り畳み表示を指示するアイコン「<<」を選択する。このとき、処理回路44は、図6の選択プロトコルのアイコン510a,510bのように、選択プロトコルのアイコン510を折り畳み表示する。また、処理回路44は、折り畳み表示された選択プロトコルに含まれるスキャンの名称などを表示する。
一例として、操作者は、展開表示を指示するアイコン「>>」を選択する。このとき、処理回路44は、図6の選択プロトコルのアイコン510cのように、アイコン510を展開表示する。ここで、展開表示されたアイコン510は、例えば図2に例示する選択プロトコルのアイコン510の表示と同様である。
したがって、展開状態の選択プロトコルのアイコン510cについては、図5を参照して上述したように、例えばドラッグ&ドロップ操作により、プロトコル又はスキャン単位で選択プロトコルを編集することができる。
一方で、折り畳み状態の選択プロトコルのアイコン510a,510bについては、例えばドラッグ&ドロップ操作により、プロトコル単位で選択プロトコルを編集することができる。つまり、撮影プロトコルや撮影プロトコルに含まれる各スキャン、他の選択プロトコル、展開状態の選択プロトコルに含まれる各スキャンのアイコンは、折り畳み状態の選択プロトコルのアイコン510の前後に追加や挿入を行うことができる。同様に、折り畳み状態の選択プロトコルのアイコン510は、プロトコルごと削除したり、他の選択プロトコルのアイコン510の前後や展開状態の選択プロトコルのアイコン510に含まれる各スキャンアイコン513の間に追加や挿入を行ったり、撮影プロトコルや撮影プロトコルに含まれる各スキャンのアイコンにより置換したりすることができる。
このように、操作者は、プロトコル表示領域500において複数の選択プロトコルのアイコン510が表示される場合、任意に各選択プロトコルのアイコン510を展開状態と、折り畳み状態との間で切り替えて表示することができる。これにより、操作者は、容易にプロトコル単位で編集することができる。また、プロトコル表示領域500内に表示されるスキャンアイコン513の数を低減し、表示中の選択プロトコルの全体を容易に把握することができる。
図7は、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、プロトコル選択画面110の一例(5)を示す図である。図8は、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、スキャン実行画面130の一例(2)を示す図である。
ここまでに説明してきたドラッグ&ドロップなどの操作による表示中の選択プロトコルのアイコン510の編集操作では、表示中の選択プロトコル内のスキャンの自動最適化を行うことができる。
例えば、位置決め撮影は、プリセットされた各撮影プロトコル内に必ず存在する検査の要素である。このため、複数の撮影プロトコルに対応するアイコン510がプロトコル表示領域500に追加又は挿入された際には、複数の位置決め撮影が選択プロトコルに存在する。
例えば、造影検査用の撮影プロトコルにおいては、造影プロトコルやモニタリングスキャンといった検査の要素が設定されていることがある。造影プロトコルやモニタリングスキャンは、一般的には、1度の検査で1回実施されればよい検査の要素である。
そこで、処理回路44は、結合された選択プロトコルの自動最適化として、例えば重複するスキャンを示すスキャンアイコン513の一方(典型的には2つ目以降)を自動で削除することができる。
図7は、図2のプロトコル選択画面110において、「Spectral」の撮影プロトコルのアイコン351がさらに選択された場合を例示する。このとき、処理回路44は、新たに選択された「Spectral」の撮影プロトコルに含まれる「S-Helical」のスキャンアイコン513を自動最適化として削除する。
なお、上述したように、プロトコル表示領域500に表示中の選択プロトコルのアイコン510は、スキャンアイコン513の並び替えが可能である。このため、プロトコル選択画面110のプロトコル表示領域500において、処理回路44は、削除対象のスキャンのスキャンアイコン513であることを示す表示(図7ではドット状のハッチングで示す)で、削除対象のスキャンのスキャンアイコン513を表示してもよい。
一例として、処理回路44は、スキャンアイコン513を半透明に表示するなど、スキャンアイコン513の透明度を増加させることにより、そのスキャンが削除対象であることを表示する。一例として、処理回路44は、スキャンアイコン513を輪郭だけで表示することにより、そのスキャンが削除対象であることを表示する。そして、処理回路44は、例えば画面表示がプロトコル選択画面110からスキャン実行画面130に遷移すると同時に、削除対象のスキャンを示すスキャンアイコン513を削除する。図8は、図7のプロトコル選択画面110から遷移した後のスキャン実行画面130を例示する。図8に示す例では、処理回路44は、「Spectral」の撮影プロトコルに含まれる「S-Helical」のスキャンアイコン513を自動最適化として削除する。
なお、処理回路44は、削除対象のスキャンのスキャンアイコン513を表示しなくてもよい。
なお、処理回路44は、折り畳み状態の選択プロトコルのアイコン510において、削除対象のスキャンの存在を表示してもよい。処理回路44は、図6に示すように、折り畳み状態の選択プロトコルのアイコン510bに関して、例えば選択プロトコルに含まれるスキャンの名称の横に、塗り潰された枠などを表示する。図6の選択プロトコルのアイコン510bでは、「S-Helical」のスキャン名称の横に塗り潰された枠が表示され、当該スキャンが削除対象であることが表示されている。一方で、図6の例では、削除対象ではない、すなわち実行予定のスキャンの名称の横には、白抜きの枠が表示されている。
なお、処理回路44は、表示中の選択プロトコルのアイコン510の変更に伴い、削除対象のスキャンを削除対象から外したり、削除対象のスキャンを他のスキャンに変更したりする。例えば処理回路44は、削除対象であった位置決め撮影が表示中の選択プロトコルにおける最初の位置決め撮影に変更されたとき、その位置決め撮影のスキャンを削除対象から外す。このとき、削除対象外であった位置決め撮影が以降に存在すれば、処理回路44は、その位置決め撮影を削除対象のスキャンとして設定する。
なお、撮影プロトコルやその内の個別のスキャンが他の撮影プロトコルから追加又は挿入されたとき、設定されている値が撮影プロトコル間で異なっている場合もあり得る。この場合、操作者は、スキャン実行画面で条件の詳細まで読み込んだ後に再度設定画面に戻って条件編集を行い、基準となった撮影プロトコルやスキャンに条件を合わせるような操作が必要であった。
このような中、実施形態に係るX線CT装置1において処理回路44は、表示中の選択プロトコルの全体に関する最適化に限らず、個別のスキャンに対して条件の最適化を行うこともできる。例えば、処理回路44は、プロトコル表示領域500に表示中の選択プロトコルの全体に関して、FOVや寝台位置、撮影方向の条件を自動で設定することができる。
しかしながら、例えば、頭部用の撮影プロトコルと、胸部用の撮影プロトコルとを組み合わせて選択プロトコルが構成されている場合に条件を合わせると、いずれか一方では撮りたい画像を得られなくなるおそれがある。一方で、胸部用の撮影プロトコルと、腹部用の撮影プロトコルとでは、同様の条件を使用しても問題ない場合が多い。
そこで、処理回路44は、同期できるタイプの撮影プロトコルか否かを判定し、同期できるタイプの撮影プロトコルに関してのみ条件を自動で設定(最適化)する。この撮影プロトコルの組合せの判定は、一例として、処理回路44は、プロトコル選択画面110において、条件同期をON/OFFする設定を有効化する。別の一例として、処理回路44は、撮影プロトコルの部位に応じて判定するための判定用データを参照して撮影プロトコルの組合せの判定を行う。この判定用データは、一例として、予め定められて例えばメモリ41に記憶されており、部位及びスキャン条件の対応と、同期の可否に係る閾値とを含む。別の一例として、判定用データは、部位及びスキャン条件の入力に対して同期の可否を出力するようにパラメータが学習された機械学習モデルである。この場合、機械学習モデルのパラメータは、予め定められて(学習されて)例えばメモリ41に記憶されている。
処理回路44は、例えば、撮影対象の部位が同じ撮影プロトコルについては、先に実施するスキャン(基準スキャンとも言う)に合わせて、以降のスキャンの条件を自動で設定する。処理回路44は、例えば、画質の共通化の観点から、対象とする体形が異なる撮影プロトコルの間においては、基準スキャンに合わせて以降のスキャンのFOVを共通化する。処理回路44は、例えば撮影方向や寝台位置が異なるなど、被検体Pの体位が異なる撮影プロトコルの間において、条件を自動で設定(最適化)する。
一方で、処理回路44は、頭部用の撮影プロトコルと胸部用の撮影プロトコルとの間のように、部位が異なる撮影プロトコルの間では、条件の自動設定(最適化)を行わない。
このように、同期できるタイプの撮影プロトコルの間において条件を自動設定(最適化)することにより、撮影プロトコルの各条件を確認して基準スキャンに合わせるといった操作者の操作ステップや手間を低減することができる。
図9は、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、プロトコル選択画面110の一例(6)を示す図である。図9は、図5のプロトコル選択画面110において、条件一括設定が行われる場合を例示する。
なお、プロトコル表示領域500に表示中の選択プロトコルのアイコン510の示す各スキャンについて、同期できるタイプの撮影プロトコルの間において条件を自動設定(最適化)する場合を説明したが、任意に特定の条件を一括に適用したり、指定して適用したりすることもできる。
プロトコル表示領域500において、処理回路44は、例えば、図9に示すように、任意に特定の条件を一括又は指定して適用するための一括設定リスト525を表示する。
例えば、操作者は、プロトコル表示領域500において、特定の条件を一括又は指定して適用する表示中の選択プロトコルのアイコン510の範囲を選択する。例えば操作者は、適用する表示中の選択プロトコルのアイコン510において、シングルクリックして選択する。そして、操作者は、プロトコル表示領域500の上部の「条件一括設定」のタブをプルダウンすることにより、一括設定リスト525を表示し、適用したい条件を選択する。このとき、処理回路44は、表示中の選択プロトコルのアイコン510の一部又は全部がアクティブ状態で「条件一括設定」のタブが選択されたとき、一括設定リスト525を表示する。また、処理回路44は、一括設定リスト525の条件が選択されたとき、アクティブの状態の表示中の選択プロトコルのアイコン510に対して、選択された条件を適用(修正)する。
図9は、一括設定リスト525として、「被ばく低減(AiCE)」、「被ばく低減(FIRST)」、「AEC」、「撮影条件連動」の条件が表示される場合を例示する。「被ばく低減(AiCE)」及び「被ばく低減(FIRST)」は、被ばく低減を目的とした条件の一例であり、Advanced intelligent Clear-IQ Engine(AiCE)やFIRSTのようなノイズ低減処理と、その処理に合わせた管電圧や管電流の低減を行うことを示す。「AEC」は、被ばく低減を目的とした条件の一例であり、AEC(Automatic Exposure Control)機能やその条件設定を行うことを示す。また、「撮影条件の連動」は、上述の撮影プロトコルの組合せの判定と同様にして、条件連動(同期)のON/OFFを一括で適用することを示す。
なお、一括設定リスト525としては、サブトラクション処理の設定が含まれていても構わない。例えば、操作者は、プロトコル表示領域500において、「Preスキャン(図9ではアイコン510a)」と、「Postスキャン(図9ではアイコン510b)」とを選択してアクティブ状態にする。そして操作者は、一括設定リスト525の「Subtraction」を設定する。これにより、操作者は、プロトコル表示領域500に表示中の任意のスキャンに対し、後処理でサブトラクション処理を行うように設定することもできる。
例えば図9に示す例では、「Subtraction」のアイコン510aと、その後の「Contrast 3Phase」のアイコン510bとの両方に「Real Prep」のスキャンアイコン513が含まれている。この場合、処理回路44は、サブトラクション処理の適用が選択されたとき、「Contrast 3Phase」の選択プロトコルに含まれる「Real Prep」のスキャンを、上述したように、削除対象のスキャンとして判定する。
なお、撮影プロトコルが予め作成された際に、予測される被ばく線量やスキャン時間の合計から検査時間を予測しておく場合がある。しかしながら、ここまで説明してきたように、プロトコル表示領域500において撮影プロトコルが組み合わされたり、一部が削除されたりするなど、プロトコルの内容が大きく変わっている場合があり得る。そこで、処理回路44は、プロトコル表示領域500に表示中の選択プロトコルの全体に関して、プロトコル編集後の被ばく量や検査時間を算出し、例えばプロトコル選択画面110において表示する。
一例として、処理回路44は、単体又は組合せ時の総スキャン時間や総被ばく量、管球熱量、再構成に要する時間などの予測値を算出し、表示することができる。例えば、処理回路44は、プロトコル表示領域500に表示中の選択プロトコルのアイコン510の一部が操作者により選択されたアクティブ状態であるとき、アクティブ状態のアイコン510の示す選択プロトコルに関して算出するようにしてもよい。
これにより、操作者は、スキャン実行画面130に遷移させることなく、これらの情報を事前に把握し、選択あるいは編集したプロトコルが検査に適切であるか否かを検討する判断材料として使用することができる。
図10は、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、プロトコル選択画面110の一例(7)を示す図である。図11は、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、プロトコル選択画面110の一例(8)を示す図である。図10及び図11は、それぞれ、図2及び図4のプロトコル選択画面110において、履歴リスト表示領域390内の「Helical」の撮影プロトコルのアイコン391がさらに選択される場合を例に説明する。
ここまで、プリセットされたリスト表示領域350の撮影プロトコルを参照して選択プロトコルのアイコン510として表示するプロトコル選択を説明したが、これに限らない。選択プロトコルとしては、過去に使用した撮影プロトコルを利用することもできる。
プロトコル選択画面110において、処理回路44は、履歴リスト表示領域390を表示する。履歴リスト表示領域390において、処理回路44は、例えば、図10に示すように、過去に使用された少なくとも1つの撮影プロトコルのアイコン391を含む履歴リストを表示する。図10に示す例では、履歴リスト表示領域390には、「Subtraction」、「Contrast 3Phase」及び「Helical」の撮影プロトコルのアイコン391を含む。また、処理回路44は、例えば、図11に示すように、履歴リスト表示領域390において選択されたアイコン391の撮影プロトコルに含まれるスキャンを示すアイコンをスキャンリスト393として表示する。図11に示す例では、スキャンリスト393は、図4のスキャンリスト353と同様に、「S-Helical」、「Real Prep」、「Helical」、「Helical」、「Helical」の各スキャンを示すアイコンを含む。
また、処理回路44は、スキャン実行画面130においてプロトコル表示領域500に表示された選択プロトコルの撮影が完了したとき、履歴リスト表示領域390の撮影プロトコルとして、使用された選択プロトコルを例えばメモリ41等に記憶する。
なお、スキャンリスト393のポップアップ表示は、図4のスキャンリスト353と同様に、スキャン名だけの表示でもよいし、プロトコル表示領域500に表示する形式と同様の形式の表示であっても構わない。
例えば、操作者は、図2などを参照して説明した、リスト表示領域350内の撮影プロトコルのアイコン351に対する操作と同様にして、履歴リスト表示領域390内の撮影プロトコルのアイコン391を選択することができる。また、操作者は、図4などを参照して説明した、スキャンリスト353内のスキャンのアイコンに対する操作と同様にして、撮影プロトコルに含まれるスキャンをスキャンリスト393内の各アイコンを用いて選択することができる。なお、処理回路44の処理についても同様である。
このように、ドラッグ&ドロップなどの操作によるプロトコル表示領域500におけるプロトコル編集において、過去に使用された撮影プロトコル又はそのスキャンについても、容易に使用することができる。
図12は、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、検査予約作成画面150の一例を示す図である。
なお、実施形態に係るドラッグ&ドロップなどの操作によるプロトコル編集に係る技術は、検査予約610の作成に対して適用することもできる。つまり、操作者は、実施形態に係るプロトコル編集と同様に撮影プロトコルのアイコン351を選択することにより、検査予約610を作成することができる。
例えば操作者は、検査中のフロー210の患者登録のフェーズを示す「Registration」において、モード設定により検査予約を選択することにより、プロトコル選択画面110から検査予約作成画面150へ画面表示を遷移させることができる。あるいは、操作者が、プロトコル選択画面110やスキャン実行画面130の左上に表示されるホームボタン219の選択により展開されるメニュー表示を用いて、検査予約を選択できるようにしてもよい。同様に、操作者が、検査予約作成画面150の左上に表示されるホームボタン219の選択により展開されるメニュー表示を用いて、プロトコル編集を選択することにより、プロトコル選択画面110などに画面表示を遷移させることができるようにしても構わない。
検査予約作成画面150において、処理回路44は、図12に示すように、プロトコル選択領域300及び検査予約表示領域600を表示する。検査予約表示領域600は、上述のプロトコル表示領域500に対応する。つまり、検査予約表示領域600において、処理回路44は、検査予約610a,610b,610c(610)のアイコンを表示する。検査予約のアイコン610は、上述の選択プロトコルのアイコン510に対応する。処理回路44は、検査予約に含まれる操作者による操作やスキャンなどの撮影プロトコルを構成する要素を示す情報を時系列に並べて表示する。ここで、検査予約作成画面150は、プロトコル選択画面の一例である。また、検査予約表示領域600は、第2の表示領域の一例である。
一例として、操作者は、検査予約作成画面150において、図2や図6を参照して上述したプロトコル編集と同様にして、プロトコル選択領域300に表示されているリスト表示領域350や履歴リスト表示領域390のうちの選択したい撮影プロトコルのアイコン351を、検査予約表示領域600へドラッグ&ドロップなどの操作により挿入又は追加することができる。なお、処理回路44の処理についても同様である。
図12に示す例では、例えばドラッグ&ドロップ操作により「Substraction」、「Spectral」及び「Helical」の3つのアイコン351の示す撮影プロトコルが、それぞれ検査予約610a,610b,610cのアイコンとして検査予約表示領域600に表示されている。検査予約のアイコン610は、選択プロトコルのアイコン510と同様に、その実行順に表示される。図12に示す例では、1つ目の検査予約(図12ではアイコン610a)を最初に検査として実行し、その検査を検査中のフロー210のフェーズを「Finish」にすると、2つ目の検査予約(図12ではアイコン610b)の検査を自動的に開始する。
なお、検査予約作成画面150の検査予約表示領域600においては、図6~図8を参照して上述した結合された選択プロトコルの自動最適化のように、検査予約間での自動の条件設定は行われないとする。一方で、図9を参照して上述したように、検査予約間において、任意に特定の条件を一括に適用したり、指定して適用したりすることはできるとする。
これにより、実行した撮影プロトコルを明確に区別しておきたい場合であっても、表示された選択プロトコルのアイコン510に含まれる一連のスキャンを1つのプロトコルとして実行する場合と同様の操作によって、撮影プロトコルを追加して各プロトコルを区別して実行することができる。また、ここでは実行した撮影プロトコルを明確に区別しておきたい場合の一例として検査予約を例示したが、プロトコル表示領域500に表示された各選択プロトコルを区別して実行したい場合に適用することもできる。
なお、実施形態に係るドラッグ&ドロップなどの操作によるプロトコル編集は、プロトコル選択画面110に限らず、スキャン実行画面130に適用されてもよい。この場合、スキャン実行画面130において、処理回路44は、例えば撮影プロトコルのアイコン351やそのスキャンを追加するためのスキャンリスト353と同様の表示を行っても構わない。あるいは、スキャン実行画面130において、処理回路44は、プロトコル表示領域500に表示された選択プロトコルの一部又は全部のスキャン実行後、例えば操作者の「Back」ボタン221の選択(第5の操作入力)に応じてプロトコル選択画面110に画面表示を遷移させる。その後、プロトコル選択画面110において、処理回路44は、上述したように、操作者によるアイコン351に対するドラッグ&ドロップなどの操作に応じて撮影プロトコル(第3の撮影プロトコル)やそのスキャンを追加するなどのプロトコル編集を実行可能である。
図13~図16は、それぞれ、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、プロトコル作成画面170の一例(1)~(4)を示す図である。
また、実施形態に係るドラッグ&ドロップなどの操作によるプロトコル編集は、撮影プロトコルをプリセットするためのプロトコル作成画面170に適用されてもよい。ここで、プロトコル作成画面170は、被検体Pの情報(患者情報)を登録した後のプロトコル選択画面110において、その被検体Pに対して実行する選択プロトコルとして選択される対象の撮影プロトコルを作成または修正するための操作画面である。ここで、プロトコル作成画面170は、プロトコル選択画面の一例である。
図13は、プロトコル作成画面170の初期状態を例示する。図14及び図15は、プロトコル作成画面170のプロトコル表示中の状態を例示する。図16は、プロトコル作成画面170のプロトコル読み込み後の状態を例示する。ここで、図13~図15は、それぞれプロトコル選択画面110に対応する。図13~図15のプロトコル作成画面170において、処理回路44は、プロトコル選択領域300及びプロトコル表示領域500を表示する。また、図16は、スキャン実行画面130に対応する。図16のプロトコル作成画面170において、処理回路44は、プロトコル表示領域500及びスキャン情報表示領域700を表示する。なお、プロトコル作成画面170における操作者の操作や処理回路44の処理は、上述のプロトコル編集と同様である。
図13に示すように、リスト表示領域350において新規プロトコルを示すアイコン355を表示する。操作者は、例えば新規プロトコルを示すアイコン355を選択してプロトコル作成を開始する。このとき、処理回路44は、操作者による新規プロトコルを示すアイコン355の選択に応じて、例えば以降の処理により撮影プロトコルが作成された後、作成された撮影プロトコルのアイコン351の表示位置として特定する。
処理回路44は、図14に示すように、操作者の操作により選択されたアイコン351の撮影プロトコル又はそのスキャンを、上述のプロトコル編集と同様にして、選択プロトコルのアイコン510としてプロトコル表示領域500に実行順に表示する。また、処理回路44は、図15に示すように、操作者の操作に応じてスキャンリスト353を表示することもできる。また、処理回路は、各撮影プロトコルやそのスキャンを追加又は挿入可能な位置にアイコン521a,521b,521c,521dを表示することもできる。
操作者により「Edit」ボタン225が選択されたとき、図14及び図15のプロトコル作成画面170は、図16のプロトコル作成画面170に遷移する。処理回路44は、プロトコル表示領域500に選択プロトコルのアイコン510が表示された状態で操作者により「Edit」ボタン225が選択されたことに応じて、図16に示すように、プロトコル表示領域500に表示中のアイコン510が示す選択プロトコルを読み込む。
操作者は、図16のプロトコル作成画面170において、上述のプロトコル編集がスキャン実行画面130において実行される場合と同様に、撮影プロトコルのアイコン351の追加や挿入、置換、削除といったプロトコル編集の操作を行うことができる。なお、処理回路44は、スキャンアイコン513を挿入可能な位置を示すアイコン522を表示してもよい。なお、アイコン522に代えて、アイコン521が表示されてもよい。また、上述のプロトコル選択画面110において、アイコン522が表示されても構わない。
上述の通り、プロトコル作成画面170のプロトコル表示領域500には、先述のプロトコル選択画面110やスキャン実行画面130において表示されるものと同じ態様でプロトコルの内容が表示される。また、先述のプロトコル選択画面110やスキャン実行画面130と同様に、処理回路44はプロトコル表示領域500に対する操作入力に応じてプロトコル表示領域500に表示される内容を変更するとともに、プロトコル表示領域500に表示されているプロトコルの内容を修正する。あるいは、アイコン355の1つを選択し、プロトコル表示領域500の表示内容を適宜作成編集する操作入力に応じて、処理回路44は新たなプロトコルを作成することができる。
このように、プロトコル作成画面170のプロトコル表示領域500にも、プロトコル選択画面110やスキャン実行画面130と同じ態様でプロトコルが可視化されるため、設定の不備等を減らし、またプロトコル作成画面170での修正も容易となり、全体としてワークフローやスループットを改善させることができる。
操作者は、プロトコル表示領域500に表示中のアイコン510の示す一連の選択プロトコルを撮影プロトコルのプリセットとして登録する場合には「保存」ボタン227を選択する。このとき、処理回路44は、「保存」ボタン227が選択されたことに応じて、プロトコル表示領域500に表示中のアイコン510の示す一連の選択プロトコルをアイコン351として表示する撮影プロトコルのプリセットとして登録する。また、操作者は、プロトコル作成を終了する場合には、「閉じる」ボタン229を選択する。このとき、処理回路44は、「閉じる」ボタン229が選択されたことに応じて、プロトコル作成画面170の表示を終了する。
このように、操作者は、ドラッグ&ドロップなどの操作により、プロトコル表示領域500における選択プロトコルを容易に編集することができる。換言すれば、操作者によるプロトコル作成に係る操作ステップを低減することができる。
図2~図16を参照して、プロトコル選択画面110のプロトコル表示領域500に選択プロトコルのアイコン510が表示された後に、スキャン実行画面130に遷移する場合を例示したが、これに限らない。例えば、操作者は、プロトコル選択画面110において、選択する撮影プロトコルのアイコン351や表示中の選択プロトコルのアイコン510をダブルクリックすることにより、表示画面をスキャン実行画面130に遷移させることもできる。このとき、処理回路44は、操作者の撮影プロトコルのアイコン351や選択プロトコルのアイコン510のダブルクリック操作に応じて、表示画面を遷移する。これにより、操作者は、例えば撮影プロトコルの内容を把握している場合など、プロトコル表示領域500に表示させる必要がない場合には、さらに操作入力の手間を低減することができる。
図17は、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、プロトコル選択画面120の一例(9)を示す図である。図18は、実施形態に係るディスプレイ42において表示される、スキャン実行画面140の一例(3)を示す図である。
プロトコル選択画面120において、処理回路44は、図17に示すように、プロトコル選択領域300を表示する。一方で、処理回路44は、図2などに例示するプロトコル選択画面110とは異なり、プロトコル表示領域500を表示しない。また、スキャン実行画面140において、処理回路44は、図18に示すように、プロトコル表示領域500及びスキャン情報表示領域700を表示する。一例として、処理回路44は、図18に示すように、プロトコル表示領域500及びスキャン情報表示領域700の表示モードを変更するアイコン231,233を表示する。アイコン231の「Scan Sequence」が選択されたとき、図18に示すように、上から下に各スキャンが実行される順に表示される。アイコン233の「Time Sequence」が選択されたとき、タイムライン上の特定の時間の位置に、そのタイミングで実行されるスキャンがグラフで表示される。アイコン233の「Time Sequence」が選択された場合の表示モードでは、例えば縦軸及び横軸が、それぞれ、管電流[mA]及び時間のタイムラインが表示される。このタイムライン上において各スキャンは、管電流の大きさにより表現される。
操作者は、図17に例示するプロトコル選択画面120においては、各撮影プロトコルに含まれるスキャンや各条件を確認することはできない。このため、操作者は、これらの情報を確認したいとき、表示画面を図18に例示するスキャン実行画面140に遷移させる。したがって、図17及び図18に例示する表示画面を表示する場合、上述のプロトコル編集のように操作者の操作ステップを低減することはできない。しかしながら、操作者によっては、図17及び図18に例示する表示画面を従来から使用しているなど、使い慣れている図17及び図18に例示する表示画面を好む場合もある。また、操作者によっては、使い慣れている表示画面を用いてプロトコル編集を行う方が、ミスが少なかったり、操作性が高かったりする場合もある。
このようなことから、実施形態に係る処理回路44は、例えば操作者による入力操作に応じて、図2や図3などに例示するようなプロトコル選択画面110及びスキャン実行画面130を用いてプロトコル編集を行うモードと、例えば図17及び図18に例示するようなプロトコル選択画面120及びスキャン実行画面140を用いてプロトコル編集を行うモードとを切り替えることができる。一例として、処理回路44は、操作者の入力操作に応じて、プロトコル選択画面110の表示中、すなわちプロトコル選択中にプロトコル選択画面120又はスキャン実行画面140に表示を遷移させる。一例として、処理かいる44は、スキャン実行画面130の表示中、すなわちスキャン実行中にプロトコル選択画面120又はスキャン実行画面140に表示を遷移させる。一例として、処理回路44は、スキャン実行後の再構成リトライ中にプロトコル選択画面120又はスキャン実行画面140に表示を遷移させる。一方で、処理回路44は、リスク低減のため、スキャン実行中にはモードの切り替えを制限することもできる。
なお、上述の各実施形態では、プロトコル選択画面110,120、スキャン実行画面130,140、検査予約作成画面150及びプロトコル作成画面170における、撮影プロトコルやスキャンの追加や挿入、置換、削除といったプロトコル編集を主として説明したが、これに限らない。上述の各実施形態に係るプロトコル編集に関する表示制御は、再構成条件の編集に適用することもできる。なお、上述したように、撮影プロトコルとは、複数のスキャンそれぞれに関する、スキャン条件及び再構成条件を含む。
ここでは、図3のスキャン実行画面130を例に、実施形態に係る再構成条件の編集について説明する。
スキャン実行画面130において、処理回路44は、図3に示すように、詳細条件表示領域775を含むスキャン情報表示領域700を表示する。詳細条件表示領域775は、再構成条件を示す再構成カード7751を含む。図3に示す例では、再構成条件を示す再構成カード7751は、「Brain A」である。「Brain A」の再構成カード7751は、脳に関するAという撮影プロトコルに対応する再構成条件を示す。「Brain A」の再構成カード7751は、ノイズ低減処理を含まない「OFF」の再構成条件を示す。
図3は、プロトコル表示領域500に表示中の複数のスキャンアイコン513のうちの「Arterial」のスキャンアイコン513が、操作者の操作入力(第6の操作入力)により選択されている状態を例示する。この操作入力は、例えばシングルクリックであるが、他の操作入力であっても構わない。このとき、処理回路44は、図3に示すように、選択された「Arterial」のスキャンアイコン513に関連付けられている、1つの再構成カード7751が表示されている。このため、図3に例示する状態では、1のスキャンで得られた生データに対して、1つの再構成カード7751の示す1つの再構成条件により、1つの再構成画像が生成される。
このような中、撮影部位によっては、複数の解剖学的構造が含まれている場合もある。このため、1のスキャンで得られた1つの生データに対して、複数の再構成条件で複数の再構成を行い、複数の再構成画像を得たいという需要がある。例えば、胸部に対するスキャンで得られた生データに対する複数の再構成により、肺の気泡など軟らかい組織を対象とする再構成画像と、骨などの硬い組織を対象とする再構成画像とを得たい場合もある。しかしながら、再構成条件を新たに追加するために各種条件を手作業で入力すると、手間がかかり、医用画像診断装置を用いた画像診断のスループットが低下するおそれがあった。
そこで、詳細条件表示領域775(第3の表示領域)において、処理回路44は、例えば、図3の「Brain A」の再構成カード7751の下方に例示するように、新規再構成カード7752「+」をさらに表示する。操作者は、新規再構成カード7752「+」を用いることにより、新たな再構成条件を追加することができる。
スキャン実行画面130において、処理回路44は、操作者により新規再構成カード7752「+」が選択されたとき、操作者による以降の操作入力に応じて再構成条件を設定する。また、処理回路44は、新たに設定された再構成条件を示す再構成カード7751を、当該新規再構成カード7752「+」の位置に表示する。
一例として、操作者は、詳細条件表示領域775に表示されている再構成カード7751を新規再構成カード7752にドラッグ&ドロップ(第7の操作入力)する。また、操作者は、新規再構成カード7752の示す再構成条件を編集する。このとき、処理回路44は、新規再構成カード7752にドラッグ&ドロップされた再構成カード7751の示す再構成条件を、新規再構成カード7752にコピーする。また、処理回路44は、操作者による以降の操作入力に応じて、新規再構成カード7752にコピーされた再構成条件を編集し、新たな再構成条件として設定する。
なお、操作者による操作入力は、ドラッグ&ドロップに限らない。例えば、操作者は、新規再構成カード7752「+」と、詳細条件表示領域775に表示されている再構成カード7751とを、それぞれシングルクリック(第7の操作入力)により選択する。このとき、処理回路44は、シングルクリックにより選択された再構成カード7751を強調表示するとともに、当該再構成カード7751の示す再構成条件を、新規再構成カード7752にコピーする。
なお、ここでは、再構成カード7751の表示に対する操作入力(第7の操作入力)を例示したが、これに限らない。例えば、処理回路44は、再構成カード7751に代えて、スキャン情報表示領域700に表示するスキャノグラム撮影(位置決め撮影)で得た画像に対する操作入力に応じて、当該画像に関連付けられている再構成条件を追加する再構成条件の編集を実行可能に構成されていてもよい。
なお、再構成カード7751に代えて用いられる画像としては、スキャノグラム撮影(位置決め撮影)で得た画像に限らない。たとえば、他のスキャンで得られた各種画像に対する操作入力に応じて、当該画像に関連付けられていている再構成条件が追加されてもよい。また、再構成画像像に対する操作入力に応じて、当該再構成画像の再構成条件が追加されてもよい。また、同一の被検体Pに関して過去に得られた画像に対する操作入力に応じて、当該画像に関連付けられていている再構成条件が追加されてもよい。また、他の被検体Pに関して得られた画像に対する操作入力に応じて、当該画像に関連付けられていている再構成条件が追加されてもよい。処理回路44は、例えば、これらの画像をスキャン情報表示領域700に表示する。
あるいは、他の撮影プロトコルやスキャンに対する操作入力に応じて、当該撮影プロトコルやスキャンに関連付けられている再構成条件が追加されてもよい。つまり、再構成条件を他のスキャンや撮影プロトコルに簡便に適用することにより、再構成条件が設定されてもよい。
あるいは、処理回路44は、例えば、再構成カード7751に代えて、人体モデルあるいは被検者画像等の人体画像790の部位に対する操作入力に応じて、当該部位に関連付けられた再構成条件を追加する再構成条件の編集を実行可能に構成されていてもよい。
なお、図3は、「Arterial」のスキャンアイコン513に関連付けられている1つの再構成カード7751が詳細条件表示領域775に表示される場合を例示するが、これに限らない。詳細条件表示領域775に表示される再構成カード7751は、2以上の複数の再構成カード7751であっても構わない。
なお、実施形態に係る再構成条件の編集は、図3のスキャン実行画面130に限らず、上述のプロトコル選択画面110,120、スキャン実行画面130,140、検査予約作成画面150及びプロトコル作成画面170のそれぞれにおいて実行可能であってもよい。
このように、実施形態に係る医用画像診断装置は、撮像部と、入力部と、表示制御部と、撮像制御部とを備える。
撮像部は、被検体を撮像する。入力部は、操作者の操作入力を受け付ける。
表示制御部は、それぞれが少なくとも1つのスキャンを含む複数の撮影プロトコル(アイコン351)を示すプロトコルリスト(リスト表示領域350)を表示するプロトコル選択領域300(第1の表示領域)と、第1の操作入力に応じて複数の撮影プロトコル(アイコン351)から選択された複数のスキャンを示す複数のスキャンアイコン513を実行順に並べて表示するプロトコル表示領域500(第2の表示領域)とを含むプロトコル作成画面170(プロトコル選択画面)を表示部により表示する。
表示制御部は、第3の操作入力に応じて、プロトコル表示領域500(第2の表示領域)を含み、プロトコル表示領域500(第2の表示領域)に表示されている複数のスキャンアイコン513に応じた順序での複数のスキャンを1つの撮影プロトコル(アイコン510)として実行するためのスキャン実行画面130に表示部による表示画面をプロトコル作成画面170(プロトコル選択画面)から遷移させる。
スキャン実行画面130は、プロトコル表示領域500(第2の表示領域)の複数のスキャンから編集対象のスキャンを選択する第6の操作入力に応じて、編集対象のスキャンに関連付けられている再構成条件を示す再構成カード7751と、新たな再構成条件の追加を示す新規再構成カード7752とを表示する詳細条件表示領域775(第3の表示領域)を含む。
撮像制御部は、再構成カード7751及び新規再構成カード7752に対する第7の操作入力に応じて、再構成カード7751の示す再構成条件に基づく新たな再構成条件を設定する。
この構成によれば、操作者は、コピーされた再構成カード7751の示す再構成条件を編集することにより、簡便に再構成条件を追加することができる。つまり、操作者は、他の再構成条件の簡易な調整により、1のスキャンで得られた生データに対して、複数の再構成条件で複数の再構成を行い、複数の再構成画像を得ることができる。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU、ASIC、プログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device:PLD)等の回路を意味する。PLDは、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)を含む。プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。プログラムが保存された記憶回路は、コンピュータ読取可能な非一時的記録媒体である。なお、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。また、プログラムを実行するのではなく、論理回路の組合せにより当該プログラムに対応する機能を実現してもよい。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、医用画像診断装置を用いた画像診断のスループットを向上することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 X線CT装置(医用画像診断装置)
10 架台(撮像部)
11 X線管
12 X線検出器
13 回転フレーム
14 X線高電圧装置
15 制御装置
16 ウェッジ
17 コリメータ
18 データ収集回路
19 開口部
30 寝台(撮像部)
31 基台
32 寝台駆動装置
33 天板
34 支持フレーム
40 コンソール
41 メモリ
42 ディスプレイ(表示部)
43 入力インターフェース(入力部)
44 処理回路
45 システム制御機能(撮像制御部)
46 画像生成機能
47 画像処理機能
48 表示制御機能(表示制御部)
110,120 プロトコル選択画面
130,140 スキャン実行画面
150 検査予約作成画面(プロトコル選択画面)
170 プロトコル作成画面(プロトコル選択画面)
300 プロトコル選択領域(第1の表示領域)
500 プロトコル表示領域(第2の表示領域)
600 検査予約表示領域(第1の表示領域)
700 スキャン情報表示領域(第3の表示領域)

Claims (13)

  1. 被検体を撮像する撮像部と、
    操作者の操作入力を受け付ける入力部と、
    それぞれが少なくとも1つのスキャンを含む複数の撮影プロトコルを示すプロトコルリストを表示する第1の表示領域と、第1の操作入力に応じて前記複数の撮影プロトコルから選択された複数のスキャンを示す複数のアイコンを実行順に並べて表示する第2の表示領域とを含むプロトコル選択画面を表示部により表示し、
    第2の操作入力に応じて前記第2の表示領域の前記複数のスキャンのスキャン条件が修正されたとき、前記修正された前記スキャン条件に応じて前記複数のアイコンの表示を変更し、
    第3の操作入力に応じて、前記第2の表示領域を含み、当該第2の表示領域に表示されている前記複数のアイコンに応じた順序での前記複数のスキャンを1つの撮影プロトコルとして実行するためのスキャン実行画面に前記表示部による表示画面を前記プロトコル選択画面から遷移させる表示制御部と、
    前記第2の操作入力に応じて前記スキャン条件を修正するとともに、前記スキャン実行画面の前記第2の表示領域に表示された前記撮影プロトコルに応じて前記被検体の撮像を制御する撮像制御部と
    を具備する医用画像診断装置。
  2. 前記表示制御部は、前記プロトコル選択画面の表示中に、
    前記第1の表示領域の前記プロトコルリストに含まれる第1の撮影プロトコルに対する前記第1の操作入力が行われたとき、当該第1の撮影プロトコルに含まれるスキャンを示すアイコンを前記プロトコル選択画面の前記第2の表示領域に表示し、
    前記第1の撮影プロトコルに対する前記第3の操作入力が行われたとき、前記表示部における表示画面を当該第1の撮影プロトコルを実行するための前記スキャン実行画面に遷移させ、当該第1の撮影プロトコルに含まれるスキャンを示すアイコンを当該スキャン実行画面の前記第2の表示領域に表示する、
    請求項1に記載の医用画像診断装置。
  3. 前記表示制御部は、前記プロトコル選択画面の表示中に、
    前記第1の表示領域の前記プロトコルリストに含まれる第1の撮影プロトコルに対する前記第1の操作入力が行われたとき、当該第1の撮影プロトコルに含まれるスキャンを示すアイコンを前記プロトコル選択画面の前記第2の表示領域に表示し、
    前記第1の撮影プロトコルに対する第4の操作入力が行われたとき、当該第1の撮影プロトコルに含まれるスキャンを示すスキャンリストを前記プロトコル選択画面の前記第1の表示領域に表示する、
    請求項1又は請求項2に記載の医用画像診断装置。
  4. 前記表示制御部は、前記スキャンリストからスキャンを選択する第1の操作入力が行われたとき、選択された前記スキャンリストのスキャンを示すアイコンを前記プロトコル選択画面の前記第2の表示領域にさらに表示する、請求項3に記載の医用画像診断装置。
  5. 前記表示制御部は、前記第1の表示領域の前記プロトコルリストに含まれる第1の撮影プロトコルに含まれるスキャンを示すアイコンが前記プロトコル選択画面の前記第2の表示領域に表示されている状態で、前記第1の表示領域の前記プロトコルリストに含まれる第2の撮影プロトコルに対する第1の操作入力が行われたとき、当該第2の撮影プロトコルに含まれるスキャンを示すアイコンを前記プロトコル選択画面の前記第2の表示領域のうちの当該第1の操作入力の内容に応じた位置にさらに表示する、請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の医用画像診断装置。
  6. 前記第1の操作入力は、ドラッグアンドドロップ操作である、請求項1から請求項5のうちのいずれか一項に記載の医用画像診断装置。
  7. 前記第1の操作入力は、ドラッグアンドドロップ操作であり、
    前記第1の操作入力の内容は、前記ドラッグアンドドロップ操作におけるドロップ位置である、
    請求項5に記載の医用画像診断装置。
  8. 前記表示制御部は、前記第1の操作入力の内容に応じて、前記第1の撮影プロトコルに含まれるスキャンを示すアイコンを、前記第2の撮影プロトコルに含まれるスキャンを示すアイコンに置換する、請求項5又は請求項7に記載の医用画像診断装置。
  9. 前記撮像制御部は、前記第2の操作入力に応じて、前記第2の表示領域に表示されている前記複数のアイコンに対応する前記複数のスキャンの各々に係るスキャン条件を一括で修正する、請求項1から請求項8のうちのいずれか一項に記載の医用画像診断装置。
  10. 前記表示制御部は、
    前記スキャン実行画面の表示中、かつ、前記第2の表示領域に表示されている撮影プロトコルの完了前に、第5の操作入力に応じて前記スキャン実行画面から前記プロトコル選択画面に前記表示部による表示画面を遷移させ、
    前記プロトコル選択画面の表示中に、前記第1の表示領域の前記プロトコルリストに含まれる第3の撮影プロトコルに対する前記第1の操作入力が行われたとき、当該第3の撮影プロトコルに含まれるスキャンを示すアイコンを前記プロトコル選択画面の前記第2の表示領域のうちの当該第1の操作入力の内容に応じた位置にさらに表示し、
    前記撮像制御部は、前記第2の表示領域に表示された前記第3の撮影プロトコルに含まれるスキャンを、前記第2の表示領域での表示位置に応じた順序でさらに実行する、
    請求項1から請求項9のうちのいずれか一項に記載の医用画像診断装置。
  11. 前記表示制御部は、前記第1の表示領域に表示されるプロトコルの内容を設定するためのプロトコル作成画面を表示させ、
    前記プロトコル作成画面は、既存のプロトコルを前記プロトコル選択画面の前記第2の表示領域と同じ態様で表示させる表示領域を有しており、
    前記撮像制御部は、当該表示領域に対する操作入力に応じて当該既存のプロトコルを修正する、
    請求項1から請求項10のうちのいずれか一項に記載の医用画像診断装置。
  12. 前記表示制御部は、前記第2の表示領域の前記複数のスキャンから編集対象のスキャンを選択する第6の操作入力に応じて、前記編集対象のスキャンに関連付けられている再構成条件を示す再構成カードと、新たな再構成条件の追加を示す新規再構成カードとを表示する第3の表示領域を含む前記スキャン実行画面を前記表示部に表示し、
    前記撮像制御部は、前記再構成カード及び前記新規再構成カードに対する第7の操作入力に応じて、前記再構成カードの示す再構成条件に基づく新たな再構成条件を設定する、
    請求項1から請求項11のうちのいずれか一項に記載の医用画像診断装置。
  13. 操作者の操作入力を受け付ける入力部と、
    それぞれが少なくとも1つのスキャンを含む複数の撮影プロトコルを示すプロトコルリストを表示する第1の表示領域と、前記複数の撮影プロトコルから選択された複数のスキャンを示す複数のアイコンを前記操作入力に応じた順序で並べて表示する第2の表示領域とを含むプロトコル選択画面と、
    前記第2の表示領域を含み、前記第2の表示領域に表示されている前記複数のアイコンに応じた順序での前記複数のスキャンを1つの撮影プロトコルとして実行するためのスキャン実行画面と
    を表示部により表示し、前記表示部における表示画面を前記操作入力に応じて前記プロトコル選択画面及び前記スキャン実行画面の間で遷移させる表示制御部と
    を備える医用情報表示制御装置。
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