JP2022102217A - スイッチ装置 - Google Patents

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英樹 山下
Hideki Yamashita
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Abstract

【課題】タッチ感度の安定したスイッチ装置を低コストに実現する。【解決手段】スイッチ装置(11)は、ユーザのタッチ操作を検出するための検出電極(35)が設けられたコンソールパネル(5)る。コンソールパネル(5)の一部は、ユーザのタッチ操作を受け付ける操作部(17)を構成する。コンソールパネル(5)は、操作部(17)に対応する部分に開口(29)が形成された基材(23)と、基材(23)の開口(29)内に設けられた透光部材(25)とを有する。透光部材(25)は、導電性樹脂により形成され、検出電極(35)を構成する。【選択図】図2

Description

本開示の技術は、スイッチ装置に関する。
従来から、各種機器の動作を制御するためのスイッチ装置として、静電容量式のスイッチ装置が知られている。例えば、特許文献1には、タッチセンサシートを使用したスイッチ装置が開示されている。タッチセンサシートは、パネル基部材の裏面に接着される。パネル基部材の表面には、スイッチ操作面を構成する意匠シートが設けられる。意匠シートは、スイッチ操作部位を示す複数の目印を有する
タッチセンサシートは、フィルムシートに所定のパターンで形成された複数の検出電極(透明電極)を有する。各検出電極は、スイッチ操作部位に対応する箇所に配置される。タッチセンサシートは、パネル部基材および意匠シートと共に操作表示パネルを構成する。スイッチ装置では、ユーザの手指が操作表示パネルの表面に接近したり接触させたりするのを、ユーザの手指と検出電極との間の静電容量の変化に基づいて検出する。
特開2012-079425号公報
上述のような静電容量式のスイッチ装置では、タッチセンサシートの費用が比較的高いため、スイッチ装置の製造にかかる費用が高くなる。さらに、スイッチ装置の組立て過程において、タッチセンサシートをパネル基部材に貼り付ける場合、両者の間に気泡が入ることがある。そうなると、スイッチ装置でのタッチ感度が低下するおそれがある。対策としては、パネル基部材へのタッチセンサシートの貼り付け作業に真空設備を使用することが考えられるが、真空設備は高価なため導入すると費用がかさみ、スイッチ装置のさらなるコストアップを招く。
本開示の技術の目的は、タッチ感度の安定したスイッチ装置を低コストに実現することにある。
上記の目的を達成するために、本開示の技術では、基材に形成した開口内に構成部材を設け、構成部材を検出電極として利用するようにした。
具体的には、本開示の第1の態様は、ユーザのタッチ操作を検出するための検出電極が設けられたパネルと、前記パネルの裏側に設けられ、前記パネル側に向けて発光する光源とを備え、前記パネルの一部がユーザのタッチ操作を受け付ける操作部を構成し、該操作部に前記光源からの光を透過して所定の図柄を表示するスイッチ装置を対象とする。前記パネルは、前記操作部に対応する部分に開口が形成された基材と、該基材の前記開口内に設けられた透光部材とを有する。そして、前記透光部材は、導電性樹脂により形成され、前記検出電極を構成する。
本開示の第2の態様は、第1の態様のスイッチ装置において、前記パネルが、前記基材および前記透光部材の表側を覆う表皮材をさらに有する、スイッチ装置である。第2の態様のスイッチ装置において、前記表皮材のうち前記透光部材に対応する部分には、前記光源からの光を透過させる透光領域が設けられる。
本開示の第3の態様は、第1または第2の態様のスイッチ装置において、前記光源が、基板上に設けられる、スイッチ装置である。第3の態様のスイッチ装置において、前記操作部は、前記基板の厚さ方向に見て、当該基板の外側に配置される。前記透光部材は、前記基材の裏側を前記基板に対応する箇所へと延びる延出部を有する。そして、前記延出部は、前記基板と接点端子部材を介して電気的に接続される。
本開示の第4の態様は、第1~第3の態様のいずれか1つのスイッチ装置において、前記光源が、基板上に設けられる、スイッチ装置である。第4の態様のスイッチ装置において、前記操作部は、前記基板の厚さ方向に見て、当該基板の外側に配置される。前記透光部材は、前記基材の裏側を前記基板に対応する箇所へと延びる延出部を有する。そして、前記延出部は、前記光源からの光を前記操作部へと導く導光機能を有する。
本開示の第5の態様は、第1~第4の態様のいずれか1つのスイッチ装置において、前記基材と前記透光部材とが、一体に形成される、スイッチ装置である。
本開示の第6の態様は、第1~第5の態様のいずれか1つのスイッチ装置において、前記パネルが、車両用の内装品を構成する、スイッチ装置である。
本開示の第7の態様は、ユーザのタッチ操作を検出するための検出電極が設けられたパネルを備え、前記パネルの一部がユーザのタッチ操作を受け付ける操作部を構成するスイッチ装置を対象とする。第7の態様のスイッチ装置において、前記パネルは、前記操作部に対応する部分に開口が形成された基材と、該基材の前記開口内に設けられた構成部材とを有する。そして、前記構成部材は、導電性樹脂により形成され、前記検出電極を構成する。
第1の態様のスイッチ装置によれば、透光部材が検出電極を構成するので、ユーザのタッチ操作が透光部材を利用して検出される。このように透光部材を検出電極として利用する場合、基材の開口内に透光部材を設ければよいので、スイッチ装置の組立て過程において、タッチセンサシートを用いる場合のようなタッチ感度に悪影響を及ぼす事象が起き難い。よって、スイッチ装置のタッチ感度を安定させることができる。また、タッチセンサシートを備えずに済み、スイッチ装置を組み立てるのに真空設備も不要になる。それにより、スイッチ装置を低コストに実現できる。
第2の態様のスイッチ装置によれば、透光部材が表皮材により覆われるので、スイッチ装置にソフトな触感を持たせることができる。また、表皮材の透光領域の設け方次第でパネルの操作部をデザインできる。
第3の態様のスイッチ装置によれば、基板を操作部と重なるサイズにしなくてよいので、基板のサイズを小さくできる。また、透光部材が延出部で接点端子部材を介して基板と電気的に接続されるので、透光部材と基板とを繋ぐ配線を設けずに済む。そして、基板に設けられるか又は基板と電気的に接続されたタッチ検知回路により、ユーザのタッチ操作を検出できる。
第4の態様のスイッチ装置によれば、基板を操作部と重なるサイズにしなくてよいので、基板のサイズを小さくできる。また、延出部が光源からの光を操作部へと導く導光機能を有するので、光源を操作部と対応する箇所に配置させるために、基板にブラケットを設けて光源を支持するなど、複雑な構造上の工夫を施さなくて済み、スイッチ装置を簡素化できる。
第5の態様のスイッチ装置によれば、透光部材を基材に組み付ける作業が必要なくなるので、スイッチ装置の組立て作業を容易にできる。
第6の態様のスイッチ装置によれば、車両用の内装品に一体に設けることができる。
第7の態様のスイッチ装置によれば、構成部材が検出電極を構成するので、ユーザのタッチ操作が構成部材を利用して検出される。このように構成部材を検出電極として利用する場合、基材の開口内に構成部材を設ければよいので、スイッチ装置の組立て過程において、タッチセンサシートを用いる場合のようなタッチ感度に悪影響を及ぼす事象が起き難い。よって、スイッチ装置のタッチ感度を安定させることができる。また、タッチセンサシートを備えずに済み、スイッチ装置を組み立てるのに真空設備も不要になる。それにより、スイッチ装置を低コストに実現できる。
実施形態1のセンターコンソールを例示する斜視図である。 実施形態1のスイッチ装置の構造を例示する、図1のII-II線におけるコンソールパネルの断面図である。 実施形態1のスイッチ装置の構造を例示する、図2の矢視Aから見たコンソールパネルの裏面図である。 実施形態2のスイッチ装置の構造を例示する、コンソールパネルの図3相当の裏面図である。 実施形態2のスイッチ装置の構造を例示する、図4のV-V線におけるコンソールパネルの断面図である。 変形例のスイッチ装置の構造を例示する、コンソールパネルの図2相当の断面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態では、本開示の技術に係るスイッチ装置について、車両用の内装品に組み込まれた態様を例に挙げて説明する。
《実施形態1》
図1は、この実施形態1のスイッチ装置11を適用したセンターコンソール1を例示する斜視図である。図2は、図1のII-II線におけるコンソールパネル5の断面図である。図3は、図2の矢視Aから見たコンソールパネル5の断面図である。
図1に示すように、この実施形態1のスイッチ装置11は、センターコンソール1に組み込まれる。本例のセンターコンソール1は、シフトレバー3と、コンソールパネル5とを備える。コンソールパネル5は、車両の内装品の一例である。シフトレバー3は、センターコンソール1の前部に設けられる。コンソールパネル5には、シフトレバー3のシフト位置を表示するインジケータ7などが設けられる。
コンソールパネル5は、シフトレバー3の後側に位置する上面部5aと、前席(運転席または助手席)側に臨む側面部5bとを有する。コンソールパネルの上面部5aと側面部5bとの接続部分は、外方に向かって張り出す凸状の曲面部5cを構成する。センターコンソール1には、タッチスイッチ9が複数設けられる。複数のタッチスイッチ9は、コンソールパネル5の上面部5aから側面部5bにかけて設けられる。
図2および図3に示すように、本例のセンターコンソール1において、複数のタッチスイッチ9は、所定の個数(本例では6つ)ごとに、1つのスイッチ装置11によって構成される。スイッチ装置11は、コンソールパネル5の一部を含んで構成される。具体的には、スイッチ装置11は、コンソールパネル5と、回路基板13と、複数のLED15とを備える。
コンソールパネル5の一部は、タッチスイッチ9の操作部17を構成する。操作部17は、タッチスイッチ9に対するユーザの操作を受け付ける部分である。操作部17は、タッチスイッチ9ごとに設けられる。1つのスイッチ装置11において、複数の操作部17(複数のタッチスイッチ9)は、前後方向において並ぶ2つの列を構成する。これら2つの操作部17の列は、前後方向に直交し且つコンソールパネル5に沿う方向において互いに離間している。
コンソールパネル5は、各操作部17に対応する部位に、所定の図柄19を光で映し出す表示部21を有する。表示部21は、LED15を照明として表皮材27に描かれた図柄19を浮き上がらせて表示する。図柄19は、操作部17の位置、つまりタッチスイッチ9の操作箇所を示すものである。図柄19には、文字、図形、記号、絵、アイコンなどが含まれる。本例の図柄19は、円形や矩形などの単純な図形である。
コンソールパネル5は、基材23と、複数の透光部材25と、表皮材27とを有する。
基材23は、概ねコンソールパネル5と同一形状に形成される。基材23は、射出成形などにより成形される。基材23は、樹脂材料からなる絶縁体(誘電体)で構成される。基材23の材料としては、例えば、ポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂などが用いられる。基材23は、遮光性を有する。
基材23において各操作部17に対応する部分には、開口29が形成される。この開口29は、操作部17ごとに設けられ、操作部17の数だけ存在する。基材23における各開口29の外周部分は、裏側に突出した隔壁31を構成する。基材23にはさらに、裏側に突出した複数のボス33が形成される。複数のボス33はそれぞれ、回路基板13を固定するための結合部分である。ボス33は、回路基板13ごとに複数(本例では4つ)設けられる。
透光部材25は、基材23の開口29ごとに設けられる。複数の透光部材25はそれぞれ、基材23の開口29内に配置される。透光部材25は、裏側に向かって開口した凹状に形成される。透光部材25は、透光性と導電性を有する。透光部材25は、検出電極35を構成する。検出電極35は、ユーザのタッチ操作を検出するための電極である。このように、検出電極35がコンソールパネル5に設けられる。
透光部材25は、導電性樹脂により形成される。透光部材25の材料としては、例えば、導電性物質を添加した樹脂材料が用いられる。当該樹脂材料は、透明性を有するポリカーボネート(PC)やアクリル樹脂などである。導電性物質は、カーボンナノチューブ(CNT)などである。透光部材25は、2色成形により基材23と一体に形成される。透光部材25は、構成部材の一例である。
表皮材27は、基材23および各透光部材25の表側を覆う。表皮材27は、透光層37と、遮光層39とを有する。透光層37および遮光層39はそれぞれ、例えばポリ塩化ビニル(PVC)によって形成される。透光層37は、顔料を含むが、その含有量が比較的少なく、透光性を有する。遮光層39は、透光層37の裏面に設けられる。透光層37は、複数層の積層構造を有してもよい。
遮光層39は、黒色の顔料を含み、遮光性を有する。遮光層39の各透光部材25に対応する部分には、所定の図柄19と同一形状の透光孔41が形成される。そのことで、表皮材27には、LED15からの光Lを透過させる透光領域43が設けられる。透光領域43は、表皮材27において、透光孔41を通じて光Lを透過させる領域である。すなわち、透光領域43は、表皮材27のうち透光部材25に対応する部分に設けられる。
回路基板13は、コンソールパネル5の裏側に配置される。回路基板13は、基材23に設けられた複数のボス33にタッピングねじ45で固定される。回路基板13は、コンソールパネル5の裏側を2つの操作部17の列に亘って覆い、複数の透光部材25に対応するサイズとされる。複数の透光部材25はそれぞれ、回路基板13に開口を向けて対向している。各操作部17は、回路基板13の厚さ方向に見て、当該回路基板13の内側(つまり、回路基板13と重なる位置)に配置される。
回路基板13の表面には、金属製の接点端子部材47が複数取り付けられる。接点端子部材47は、透光部材25ごとに設けられる。接点端子部材47は、回路基板13の表面において、個々の透光部材25の外周部分に対応する箇所に配置される。各接点端子部材47は、回路基板13と透光部材25との間に介在する。各接点端子部材47は、板ばねを構成し、透光部材25の外周部分に押し当てられる。このように、回路基板13は、接点端子部材47を介して透光部材25と電気的に接続される。
複数のLED15は、回路基板13上に設けられ、コンソールパネル5の裏側に配置される。LED15は、光源の一例である。複数のLED15はそれぞれ、回路基板13の表面において、透光部材25の開口と対応する箇所に配置される。各LED15は、コンソールパネル5側に向けて(厳密には透光部材25に向けて)発光する。それにより、操作部17が照明される。
LED15が発した光Lは、透光部材25を透過する。透光部材25に入射した光Lが周囲に漏れることは、基材23の隔壁31によって防止される。透光部材25を透過した光は、表皮材27の遮光層39に部分的に遮られる。そして、LED15が発した光Lの一部だけが、透光孔41を通してコンソールパネル5の外部へと透過する。これにより、表皮材27の透光領域43が発光し、所定の図柄19が光Lで映し出される。
回路基板13は、人体と検出電極35との間の静電容量など、検出電極35が形成する静電容量を検出する。そして、回路基板13は、検出した静電容量の変化に基づいて、ユーザの手指が接近したり接触(タッチ)したりすることを検知する。回路基板13には、そうしたタッチ検知機能を実現するためのタッチ検知回路が設けられる。タッチ検知回路は、基本的にはIC(Integrated Circuit)49で構成される。
回路基板13には、複数のタッチスイッチ9で動作が制御される所定の負荷が接続される。本例の負荷は、例えばオーディオ機器である。この場合、回路基板13は、ユーザがセンターコンソール1の表面を前後方向に撫でるようなタッチ操作(スワイプ操作)をしたときに、そのタッチ操作を複数のタッチスイッチ9により検知し、音量を増減させるようにオーディオ機器に制御信号を出力する。
回路基板13は、各LED15の点灯動作を制御する。回路基板13には、所定の負荷を制御するための制御回路と各LED15を駆動するための駆動回路とが設けられる。これら制御回路および駆動回路は、基本的にはIC49で構成される。回路基板13には、イグニッションスイッチが電気的に接続される。イグニッションスイッチがオンされると、電源が回路基板13に投入される。
回路基板13は、電源が投入されると、LED15を点灯させる。LED15が点灯すると、コンソールパネル5の各操作部17に所定の図柄が表示される。そのことで、ユーザは、操作部17の位置を容易に認識できる。一方、LED15が点灯していない状態では、コンソールパネル5には表皮材27の表面に施された模様や色のみが視認される。それにより、LED15を消灯しているときには、所定の図柄19が表示されず、コンソールパネル5が煩雑な印象を与えるのを防止できる。
-実施形態1の特徴-
この実施形態1のスイッチ装置11では、透光部材25が検出電極35を構成するので、ユーザのタッチ操作が透光部材25を利用して検出される。このように透光部材25を検出電極35として利用する場合、基材23の開口29内に透光部材25を設ければよいので、スイッチ装置11の組立て過程において、タッチセンサシートを用いる場合のようなタッチ感度に悪影響を及ぼす事象が起き難い。よって、スイッチ装置のタッチ感度を安定させることができる。また、タッチセンサシートを備えずに済み、スイッチ装置11を組み立てるのに真空設備も不要になる。それにより、スイッチ装置11を低コストに実現できる。
この実施形態1のスイッチ装置11では、透光部材25が表皮材27により覆われるので、スイッチ装置11にソフトな触感を持たせることができる。また、表皮材27の透光領域43の設け方次第でコンソールパネル5の操作部17をデザインできる。
この実施形態1のスイッチ装置11では、基材23と透光部材25とが一体に形成されるので、透光部材25を基材23に組み付ける作業が必要なくなる。したがって、スイッチ装置11の組立て作業を容易にできる。
この実施形態1のスイッチ装置11は、コンソールパネル5の一部を含んで構成されるので、コンソールパネル5に一体に設けることができる。
《実施形態2》
図4は、この実施形態2のスイッチ装置11の構造を例示する、コンソールパネル5の図3相当の裏面図である。図5は、図4のV-V線におけるコンソールパネル5の断面図である。この実施形態2に係るスイッチ装置11は、回路基板13および透光部材25の構成とそれらに関連する構成とが上記実施形態1と異なる。
この実施形態2では、回路基板13および透光部材25の構成とそれらに関連する構成とが上記実施形態1と異なる他はスイッチ装置11について上記実施形態1と同様に構成されているので、構成の異なる回路基板13および透光部材25の構成とそれらに関連する構成についてのみ説明する。
図4および図5に示すように、この実施形態2のスイッチ装置11において、回路基板13は、コンソールパネル5の裏側を2つの操作部17の列の間の部分のみを覆い、複数の透光部材25のいずれにも対応しないサイズとされる。2つの操作部17の列は、前後方向に直交し且つコンソールパネル5に沿う方向において回路基板13の両側に配置される。複数の操作部17は、回路基板13の厚さ方向に見て、当該回路基板13の外側、つまり回路基板13と重ならない位置に配置される。
基材23の各開口29は、操作部17に対応する箇所に形成され、回路基板13と重ならない位置にある。それら各開口29内に設けられた透光部材25は、基材23の裏側を回路基板13に対応する箇所へと延びる延出部51を有する。回路基板13の表面において、各透光部材25の延出部51の端面に対応する位置には、LED15が設けられる。各LED15は、透光部材25の延出部51の端面に向けて光を発する。各透光部材25の延出部51は、LED15からの光を操作部17へと導く導光機能を有する。
回路基板13の表面において、各透光部材25の延出部51の中途部分に対応する位置には、接点端子部材47が設けられる。接点端子部材47は、板ばねを構成し、透光部材25の延出部51に押し当てられる。このように、各透光部材25の延出部51は、接点端子部材47を介して回路基板13と電気的に接続される。基材23において、2つの操作部17の列の間の部分と、各開口29の外周部分のうち延出部51が設けられた部分以外には、裏側に突出した隔壁31が設けられる。
-実施形態2の特徴-
この実施形態2のスイッチ装置11では、各操作部17が、回路基板13の厚さ方向に見て、当該回路基板13の外側に配置される。これによれば、回路基板13を各操作部17と重なるサイズにしなくてよいので、回路基板13のサイズを小さくできる。また、各透光部材25が延出部51で接点端子部材47を介して回路基板13と電気的に接続されるので、各透光部材25と回路基板13とを繋ぐ配線を設けずに済む。
この実施形態2のスイッチ装置11では、各透光部材25の延出部51がLED15からの光Lを操作部17へと導く導光機能を有する。これによれば、各LED15を操作部17と対応する箇所に配置させるために、回路基板13にブラケットを設けて各LED15を支持するなど、複雑な構造上の工夫を施さなくて済み、スイッチ装置11を簡素化できる。この実施形態2のスイッチ装置11はその他、上記実施形態1と同様な効果も得ることができる。
《変形例》
図6は、変形例のスイッチ装置11の構造を例示する、コンソールパネル5の図2相当の断面図である。図6に示すように、複数のタッチスイッチ9は、コンソールパネル5の曲面部5cに設けられてもよい。この場合、スイッチ装置11において、各透光部材25の外周部分は、回路基板13の表面に近接する位置にまで延び、接点端子部材47を介して回路基板13と電気的に接続されていればよい。また、基材23の開口29外周に設けられた隔壁31も、回路基板13の表面に近接する位置にまで延びることが好ましい。
スイッチ装置にタッチセンサシートを用いる場合、特にパネルの曲面部をなす基材の裏面にタッチセンサシートを貼り付けるときに、両者の間に気泡が入り易い問題が顕著になる。上記変形例のスイッチ装置11は、そうした問題への対策として有利であり、タッチ感度の安定したスイッチ装置11を低コストに実現できる。
以上のように、本開示の技術の例示として、好ましい実施形態について説明した。しかし、本開示の技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須でない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることを以て、直ちにそれらの必須でない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、上記実施形態1,2および変形例では、操作部17の位置を示す表示部21が所定の図柄19をLED15の光Lで浮き上がらせて表示するとしたが、これに限らない。スイッチ装置11は、LED15を備えず、表示部21の図柄19が表皮材27の表面に形成された凹凸によって描かれてもよい。また、図柄19は、印刷によって表皮材27の表面に設けられてもよい。
また、上記実施形態1,2および変形例では、回路基板13と各透光部材25とが接点端子部材47を介して電気的に接続されるとしたが、これに限らない。例えば、回路基板13と各透光部材25とは、導電性接着材を用いて電気的に接続されてもよい。回路基板13と各透光部材25との電気的な接続には、その他の導電性を有する部材や組成物が用いられてもよい。
また、上記実施形態1,2および変形例では、スイッチ装置11ごとの回路基板13にタッチ検知回路を有するIC49が設けられるとしたが、これに限らない。当該IC49は、回路基板13以外に設けられてもよい。当該IC49は、複数のスイッチ装置11で共通に1つのみ設けられていてもよい。
また、上記実施形態1,2および変形例では、基材23と各透光部材25とが2色成形により一体に形成されるとしたが、これに限らない。各透光部材25は、基材23とは別個に成形され、スイッチ装置11の組立て工程において、基材23の開口29内に嵌め込まれることで、当該開口29内に設けられてもよい。
また、上記実施形態1,2および変形例では、表皮材27が基材23および透光部材25の表側を覆うとしたが、これに限らない。基材23および透光部材25の表面は、外部に露出していてもよく、スイッチ装置11は、ユーザが透光部材25の表面に直接触れて操作されるものであってもよい。
また、上記実施形態1,2および変形例では、スイッチ装置11に対するユーザのタッチ操作を人体と検出電極35との間の静電容量などに基づいて検出するとしたが、これに限らない。スイッチ装置11は、透光部材25がなす検出電極35とは別に、検出電極35と対向するように設けられた対向電極を有し、検出電極35と対向電極との間の静電容量の変化に基づいてユーザのタッチ操作を検知するようになっていてもよい。
また、上記実施形態1,2およびその変形例では、本開示の技術に係るスイッチ装置11をセンターコンソール1に設ける場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。本開示の技術に係るスイッチ装置11は、コンソールボックスのリッドやインストルメントパネル、ドアトリム、ピラートリム、サンバイザーなど、他の車両用の内装品にも設けることが可能である。また、本開示の技術に係るスイッチ装置11は、車両用途以外にも電動家具や洗浄便座などの様々な製品に幅広く適用することができる。
以上説明したように、本開示の技術は、各種機器の動作を制御するためのスイッチ装置について有用である。
L 光
1 センターコンソール
3 シフトレバー
5 コンソールパネル
5a 上面部
5b 側面部
5c 曲面部
7 インジケータ
9 タッチスイッチ
11 スイッチ装置
13 回路基板
15 LED(光源)
17 操作部
19 図柄
21 表示部
23 基材
25 透光部材(構成部材)
27 表皮材
29 開口
31 隔壁
33 ボス
35 検出電極
37 透光層
39 遮光層
41 透光孔
43 透光領域
45 タッピングねじ
47 接点端子部材
49 IC
51 延出部

Claims (7)

  1. ユーザのタッチ操作を検出するための検出電極(35)が設けられたパネル(5)と、
    前記パネル(5)の裏側に設けられ、前記パネル(5)側に向けて発光する光源(15)と、を備え、
    前記パネル(5)の一部がユーザのタッチ操作を受け付ける操作部(17)を構成し、該操作部(17)に前記光源(15)からの光(L)を透過して所定の図柄(19)を表示するスイッチ装置であって、
    前記パネル(5)は、前記操作部(17)に対応する部分に開口(29)が形成された基材(23)と、該基材(23)の前記開口(29)内に設けられた透光部材(25)と、を有し、
    前記透光部材(25)は、導電性樹脂により形成され、前記検出電極(35)を構成する
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載されたスイッチ装置において、
    前記パネル(5)は、前記基材(23)および前記透光部材(25)の表側を覆う表皮材(27)をさらに有し、
    前記表皮材(27)のうち前記透光部材(25)に対応する部分には、前記光源(15)からの光を透過させる透光領域(43)が設けられる
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  3. 請求項1または2に記載されたスイッチ装置において、
    前記光源(15)は、基板(13)上に設けられ、
    前記操作部(17)は、前記基板(13)の厚さ方向に見て、当該基板(13)の外側に配置され、
    前記透光部材(25)は、前記基材(23)の裏側を前記基板(13)に対応する箇所へと延びる延出部(51)を有し、
    前記延出部(51)は、前記基板(13)と接点端子部材(47)を介して電気的に接続される
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載されたスイッチ装置において、
    前記光源(15)は、基板(13)上に設けられ、
    前記操作部(17)は、前記基板(13)の厚さ方向に見て、当該基板(13)の外側に配置され、
    前記透光部材(25)は、前記基材(23)の裏側を前記基板(13)に対応する箇所へと延びる延出部(51)を有し、
    前記延出部(51)は、前記光源(15)からの光(L)を前記操作部(17)へと導く導光機能を有する
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載されたスイッチ装置において、
    前記基材(23)と前記透光部材(25)とは、一体に形成される
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載されたスイッチ装置において、
    前記パネル(5)は、車両用の内装品を構成する
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  7. ユーザのタッチ操作を検出するための検出電極(35)が設けられたパネル(5)を備え、
    前記パネル(5)の一部がユーザのタッチ操作を受け付ける操作部(17)を構成するスイッチ装置であって、
    前記パネル(5)は、前記操作部(17)に対応する部分に開口(29)が形成された基材(23)と、該基材(23)の前記開口(29)内に設けられた構成部材(25)と、を有し、
    前記構成部材(25)は、導電性樹脂により形成され、前記検出電極(35)を構成する
    ことを特徴とするスイッチ装置。
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