JP2022099097A - 便器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】尿と便のそれぞれの状態を精度よく算出できる便器装置を提供する。【解決手段】便器装置1は、ボウル12と、開閉可能な便座21と、便座21の開閉状態を検出する開閉検出部22と、ボウル12への落下物を検出する落下物検出部23と、落下物検出部23で検出された情報により、便33または尿32のすくなくとも一方の状態を算出する状態算出部24と、を備えている。状態算出部24は、便座21が開状態の場合には尿32の状態のみを算出する小算出モードを実行する一方、便座21が閉状態の場合には便33、尿32のすくなくとも一方の状態を算出する大小算出モードを実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、ボウルに落下する尿および便の状態を算出できる便器装置に関する。
従来には、身体より排泄された尿や便の状態を算出して健康観察を可能とした便器装置が提案されている。尿の状態を算出する技術としてはカメラを用いるものが提案され(例えば、特許文献1参照)、便の状態を算出する技術としては電波センサによる計測や水位計測によるものなどが提案されている(例えば、特許文献2,3参照)。
特開2017-137707号公報 特許第4968397号公報 特開2016-64083号公報
しかしながら、前記文献技術はいずれも尿と便の状態のいずれか一方を算出するものであり、両方の状態を算出する技術ではない。なお、1つの便器装置に1または複数のセンサを取りつけて尿と便の両方の状態を検出することは想定できる。しかし、例えば水様便の場合には尿、便いずれであるかを判別できなかったり、センサの取付位置によってはいずれか一方の検出が適正にできなかったりするおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、尿と便のそれぞれの状態を精度よく算出できる便器装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の便器装置は、ボウルと、開閉可能な便座と、前記便座の開閉状態を検出する開閉検出部と、前記ボウルへの落下物を検出する落下物検出部と、前記落下物検出部で検出された情報により、便または尿のすくなくとも一方の状態を算出する状態算出部と、を備え、前記状態算出部は、前記便座が開状態の場合には尿の状態のみを算出する小算出モードを実行する一方、前記便座が閉状態の場合には便、尿のすくなくとも一方の状態を算出する大小算出モードを実行することを特徴とする。
本発明の便器装置は前述した構成とされているため、尿と便のそれぞれの状態を精度よく算出することができる。特に、立位排尿の場合に、排泄物を便であると誤判断することをなくすことができる。
本発明の一実施形態に係る便器装置は基本ブロック図である。 (a)は同便器装置の内部を模式的に示した模式的断面図、(b)は他例の便器装置の内部を模式的に示した模式的断面図である。 (a)は小算出モードにおけるカメラの撮影態様例を示す模式図、(b)は大小算出モードにおけるカメラの撮影態様例を示す模式図である。 同便器装置の基本動作の一例を示すフローチャートである。 同便器装置の基本動作の他の例を示すフローチャートである。 (a)(b)は、便の状態算出の一例のアルゴリズムの説明図である。 便の性状分類表である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。まず、実施形態に係る便器装置1の概略基本構成について記述する。
便器装置1は、ボウル12と、開閉可能な便座21と、便座21の開閉状態を検出する開閉検出部22と、を備えている。さらに便器装置1は、ボウル12への落下物を検出する落下物検出部23と、落下物検出部23で検出された情報により、便または尿のすくなくとも一方の状態を算出する状態算出部24と、を備えている。
状態算出部24は、便座21が開状態の場合には尿の状態のみを算出する小算出モードを実行する一方、便座21が閉状態の場合には便、尿のすくなくとも一方の状態を算出する大小算出モードを実行する。
ついで、この便器装置1の詳細について説明する。
図1~図7は便器装置1の説明図である。なお、図2(a)(b)は、洗浄方式(構造)が相異する2形態を示す便器装置1の内部を模式的に示した模式的側面図であり、便器装置1としては、いずれの方式のものであってもよい。
便器装置1は、トイレ空間内の床や壁などに固定される腰掛式の洋風便器装置である。この便器装置1の本体10は、上方に向けて開口したボウル12がスカート部11に囲まれるように内装され、ボウル12の上側にはボウル12の開口面に対し起倒自在とした、相互に同一の回転軸とした便座21、便蓋20を備えている。
スカート部11の内部空間には、ボウル12内の汚水を排出するとともに、給水口14からボウル12内に洗浄水を供給しボウル12内を洗浄する便器洗浄部13が配されている。この便器洗浄部13は給水機構と排水機構とを有する。
給水機構は、給水口14と、水道管(不図示)から供給される洗浄水をボウル12内に給水口14を通じて供給する洗浄水供給路15と、洗浄水供給路15の途中に配されている、ボウル12への給水を供給または遮断する給水弁16とを備えている。
図2(a)に示した排水機構は、ボウル12の底部より後方に延びるように接続された筒状の屈曲状のトラップ17を有し、そのトラップ17がさらに下方に延び排水口18に接続されている。この種の排水機構としては、サイホン式やサイホンゼット式、サイホンボルテックス式などがあり、サイホン作用により排水状態または封水状態が形成される機構とされている。
また排水機構としては、図2(b)に示すような可動式のトラップ17Aを有した構造であってもよい。このトラップ17Aは、駆動部(不図示)によって矢印方向に回動されて排水状態または封水状態を形成する。図例のトラップ17Aは封水状態での位置にあり、排水状態ではトラップ17Aの開放端が排水口18に向くように回転動作する。なおトラップ17Aはトラップケース(不図示)に囲まれて、汚水や臭気が外部に漏れないようになっている。
また便器装置1には、サイホン式、可動式のいずれでもない排水機構、例えば洗い落とし式の排水機構も適用可能である。
また、図例では、便器装置1を、水洗タンク(ロータンク)を備えていない、水道直結式のタンクレスタイプとした例を示しているが、水洗タンクを備えた構成としてもよい。
便器装置は前述したように落下物検出部23を備えている。この落下物検出部23は、ボウル12の種々の位置に設けたカメラ23a、電波センサ23b(23ba、23bb)、振動センサ23cなどのセンサを有してなる。これらのセンサは、図2(a)(b)に例示した位置に設けられればよい。
状態算出部24は前述したように、小算出モード、大小算出モードのいずれかを実行するが、いずれにおいても尿32の量を算出する構成とされ、そのための尿量算出手段を備えている。この尿量算出手段24aは、カメラ23aを用いるもの、溜め水31の水位変化を用いるものなどがあるが、これについては後述する。
また便器装置1は、前述したように、便座21の開閉状態を検知する開閉検出部22を備えている。便器装置1はさらに、便座21を電動で駆動させる便座駆動部(不図示)、便座駆動部に対する配閉指示を受けつける便座操作部(不図示)を備えている。便蓋20についても同様、便蓋駆動部(不図示)、便蓋操作部(不図示)が設けられている。
また便器装置1は、便座21に対する着座/離座の状態を検知する着座検知部25と、人の入室状態を検知する人体検知部26とをさらに備えている。
着座検知部25としては、例えば便座21に内装された、着座/離座を検知する荷重センサや、便座21の回転軸部の近傍より着座/離座を検知する赤外線センサなどが採用される。
さらに便器装置1は操作部27を備えている。この操作部27は、洗浄の指示を制御部5を介して便器洗浄部13に対して出力する大便用洗浄ボタンおよび小便用洗浄ボタンや、前述した便座操作部、便蓋操作部などを備えている。なお、操作部27は本体操作部(不図示)、リモコン(不図示)のいずれにも配されていることが望ましい。これらには、各種の操作や設定などができる操作スイッチや操作ボタンなども設けてある。リモコンとしては赤外線通信のものが好適に用いられる。
便器装置1は、前記制御対象(便器洗浄部13の給水弁16や便蓋駆動部、便座駆動部など)を制御する一方、操作部27や開閉検出部22、落下物検出部23、人体検知部26、着座検知部25などからの出力信号を受ける制御部5を備えている。この制御部5はCPUやMPUなどのプロセッサおよび種々のプログラムを含んで構成される。状態算出部24は、この制御部5の下で動作する。便器装置1はさらに、計時部(不図示)および電源部(不図示)を備えている。
また、便器装置1は、装置の異常や状態、ガイダンスを音や音声合成で報知するスピーカなどで構成された報知部28を備えている。なお報知部28としては、音出力のものに代えてあるいは加えて、LEDなどのディスプレイを備えた構成としてもよい。
つぎに、状態算出部24の小算出モードおよび大小算出モードについて、図3~図7を参照しながら説明する。
小算出モードは、立位での排尿の際に男子の尿32の状態を算出するモードであり(図3(a)参照)、大小算出モードは、便座21への着座状態での排尿、排便の際に尿32、便33の状態を算出するモードである(図3(b)参照)。
これらのモードでは、前述した落下物検出部23が作動し、尿32や便33を検知し、その状態を便器装置1が算出する。図3(a)(b)は、センサ(カメラ23a)で撮影する例を模式的に示したものであり、小算出モード、大小算出モードのいずれにおいても同一のカメラ23aが作動し、モードごとに撮影範囲を異ならせるようにしている。どちらのモードであっても、落下中の尿32および便33が撮影対象とされ、かつ人体の局部が撮影されないように、カメラ23aは並設された駆動部(不図示)により駆動制御される。
これらのモードはいずれも、落下物検出部23を構成するセンサが落下する尿32や便33の情報を収集し、状態算出部24が収集された情報により、それらの状態を算出する。これらの検出動作は周期的になされることが望ましい。
また、モードごとに、落下物検出部23を構成するセンサの検知態様を異ならせることが望ましい。例えば、小算出モードであれば、カメラ23aと電波センサ23bとサーモパイル(不図示)を動作させ、大小算出モードであれば、カメラ23aと電波センサ23bと振動センサ23cを動作させればよい。図3で説明したように、同じカメラ23aを異なる態様で動作させるようにしてもよい。
これらのセンサによる計測の開始は、人体検知部26による入室タイミングなどのトリガーによりなされればよい。また、入室後に便座21の開閉に変化があったタイミングを計測開始としてもよい。大小算出モードは便座21が閉状態での使用時の実行モードであるため、着座タイミングを計測開始としてもよい。
落下物検出部23(センサ)による計測の終了は、人体検知部26による退室タイミングとすればよい。また、各モードの実行に合わせて計測するようにしてもよい。
このように、センサによる計測動作は、入室から退室まで、または排便、排尿のつど、つまり状態算出部24によるモードの実行のつどなされればよい。このようにすることで、トイレの不使用時にはセンサの検知、電源供給などを止めておくことができ、省電力化が図れる。
これらの2つのモードは、同時に実行されることはない。実行するモードの判別は、前述したように便座21の開閉状態を判別することにより行われる。以下、これらのモードの実行について、図4および図5の各フローチャートに沿って詳述する。
計測が開始されると状態算出部24は、開閉検出部22が検知した便座21の開閉状態を判別し、便座21が開状態であれば小算出モードを洗浄開始となるまで実行する(図4のS101のY、S102、S103)。
この小算出モードは、洗浄開始となるまで周期的に実行されればよく、例えばカメラ23aによる周期的な撮影、他のセンサによる周期データの時系列収集などが実行されればよい。洗浄が開始したのちに、収集された情報の合算、編集などが必要であれば、それらを行えばよい(図4のS103のY、S104)。もちろん、周期処理において、落下物検出部23が検知した情報の時系列収集だけであってもよい。また、洗浄開始としては制御部5が洗浄開始操作を検知した信号を用いればよい。
状態算出部24は、便座21が開状態でないときには、つぎに着座検知部25により着座中かどうかを判別し、着座中であれば大小算出モードを洗浄開始となるまで実行する(図4のS101のN、S105のY、S106、S107)。
この大小算出モードでも小算出モードと同様、洗浄開始となるまで周期的に実行されればよく、その後必要におうじて、収集された情報の合算、編集などが実行されればよい(S107のY、S108)。
なお、便座21が閉状態で、かつ着座中ではないと判断された場合は、大小算出モード、小算出モードのいずれも実行されない(図4のS101のN、S105のN)。
図4の動作によれば、便座21の状態判別で一方のモードが決定されれば洗浄開始となるまでの間、そのモードが実行されるが、図5に示すように、洗浄開始などの計測終了となるまでの間、便座21の開閉があるごとにモードを切り替えるようにしてもよい。
具体的には、計測が開始されると状態算出部24は、計測終了となるまでの間、開閉検出部22が検知した便座21の開閉状態を判別し、便座21が開状態であれば小算出モードを実行する(図5のS201、S202のY、S203)。
状態算出部24は、便座21が開状態でないときには、つぎに着座検知部25により着座中かどうかを判別し、着座中であれば大小算出モードを実行する(図5のS202のN、S204のY、S205)。便座21が開状態ではなく、かつ着座中でない場合はいずれのモードも実行されない(図5のS202のN、S204のN)。
計測が終了すれば、小算出モード、大小算出モードで収集した情報のモード別に合算、編集などが実行されればよい(図5のS201のY、S206)。小算出モードでの尿32の収集情報と、大小算出モードでの便33の収集情報とで相互に関連するものについては、データ編集(図5のS206)で加工、編集などが実行されればよい。なお、図5についても、いずれのモードも周期処理がなされればよい。
図5の動作によれば、計測開始から終了までの間に、洗浄することなく便座21の開閉による立位排尿、座位排泄の切り換えがあった場合でも、両方のモードが実行されるので、情報の収集もれが起こりにくい。
以上のように、小算出モードと大小算出モードが便座21の開閉状態により判別されるため、尿32と便33のそれぞれの状態を精度よく算出することができる。特に、便座21が開の際の立位排尿の場合に、排泄物を便33であると誤判断することを防止することができる。
なお、大小算出モードの判断には着座状態を判別することなく、便座21が閉であれば(つまり小算出モードでなければ)、大小算出モードを実行するようにしてもよい。
ついで、それぞれのモードにおける、状態算出部24による尿32の状態の算出の具体例について説明する。
小算出モードにおける尿32については、周期的(200msec周期等)にカメラ23aで撮影すればよい。状態算出部24の尿量算出手段24aは、撮影画像を収集するとともに、その画像やその枚数で色や量、排尿時間を算出し、それらをもとに種々の解析(診断)を行えばよい。例えば、画像内の尿32の色にもとづき、淡黄色、淡黄褐色であれば健康であると判断し、その他の色であれば、その色におうじて原因を判断すればよい。
例えば、つぎのような診断をすることができる。
黄色や琥珀色・・・肝炎、胆石症
赤色や茶褐色・・・尿管結石、出血性膀胱炎
白色・・・ネフローゼ症候群、高度の膿尿
青色や緑色・・・麻酔薬、抗うつ薬の服用や膀胱炎
茶褐色や黒色・・・パーキンソン病治療薬の服用
また、尿の匂いによっても診断が可能であるため、臭いセンサを用いてもよい。
なお、状態算出部24は、落下物検出部23(センサ)が検知した生データ(画像や数値)を時系列に収集するだけでもよく、それらによる状態判断、算出は人が画像や数値を直接見ることで判断することもできる。
また、尿32の量は画像の枚数で判断すればよい。また、電波センサを用いて尿32の速度を算出し、画像の枚数、速度により量を算出してもよい。さらに尿32の太さを画像より検出することで、より正確な量を算出することもできる。
また、尿量算出手段24aとしては、水位センサ(不図示)をさらに備えて、ボウル12内の溜め水31の水位の変化により尿量を算出してもよい。この手段を用いる場合、図2(a)(b)に示すようにトラップ17、17A内の溜め水31の水位が通常使用において上限に達していないことが前提とされる。そうすれば、排尿によりボウル12およびトラップ17、17Aの水が上限を超えて排水口18へ流れ出ないかぎりは、この手段でも尿量を算出することができる。
1回の排尿の適正な尿量は、膀胱に溜めることができる尿量、約300~400mlに対応するように、約200~400mlとされるので、状態算出部24が排尿のつど、算出した尿量により、適正か否かを判断して報知部28より報知するようにしてもよい。
大小算出モードにおける尿32についても、カメラ23aによる画像や電波センサなどを用いて色や量を算出すればよい。なお、大小算出モードでは、排尿、排便の判別を落下物の幅寸法、落下物の色などで判別すればよい。また、図3(b)に示すように、排尿と排便とで落下位置が異なるため、カメラ23aで溜め水31の水面をも含むように撮影し、画像内の排泄物の水面への落下位置で尿か便かを判別することもできる。
大小算出モードにおける便33については、カメラ23aの連続周期画像により色や形状、量を算出することができる。また、電波センサを用いて、特定高さ位置での便33の太さを求め、さらに速度を求め、それらより便33の量や形状を算出することもできる。
例えば、図6(a)(b)の模式図を示したような算出アルゴリズムを用いてもよい。電波センサ23ba(図2(a)(b)も参照)は、排泄され落下する便33の特定高さ位置の面(仮想検出面35)における太さを検出するセンサである。例えば、電波が便器装置1の設置面に略平行に送出されるように電波センサ23baを設置するとすれば、仮想検出面35は電波センサ23baと略同高さ位置に配されることが望ましい。図6(a)は、電波センサ23baと、仮想検出面35と、仮想検出面35を通過する便33との位置関係を模式的に示した斜視図である。
図6(a)に示すように、電波センサ23baは電波による計測により便33の正面(1側面)の幅寸法情報を測定、算出することが可能とされる。幅寸法情報にもとづいて1個の便33の全体形状や量(体積)をより正しく検出することを考慮すれば、2側面の幅寸法情報を測定できるように電波センサ23baを2つ設けることが望ましい。つまり、電波センサ23baが2つあれば、便33の断面積をより正しく算出することができる。
この電波センサ23baは、送出する電波と、便33表面に当たって反射して戻ってくる反射波とを利用して仮想検出面35を通過する物体(便33)の有無を単位面35a(仮想検出面35の1単位)ごとに検出し、幅寸法情報を検出する構成とされている。この幅寸法情報は、実際の寸法、つまりmm(ミリメートル)やcm(センチメートル)で表されるものであることが望ましいが、この便器装置1特有の単位で表現できるものであってもよい。
例えば、図6(a)に示した小正方形面を1単位面35aとし、その1辺の長さを「1辺長」(「辺長」は仮に取り決めた単位)で表し、便33の幅寸法を1辺長の整数倍で表現するようにしてもよい。この1辺長をあらかじめ、例えば1辺長=3mm、5mm、10mmなどと数値で決めておけば、最終的に便33の寸法を算出することができる。なお、電波センサ23baが1つである場合はもちろん、たとえ2つであっても、算出した幅寸法や体積に誤差を生じる可能性があることはいうまでもない。
この電波センサ23baは、周期的に仮想検出面35での便33の検出(幅寸法情報の検出)を行う。この電波センサ23baによれば、幅寸法情報(太さ)の検出の他、1個の便33の体積、1個の便33の仮想検出面35の通過時間の算出が可能となる。また、1回の排便での最初の便33の通過開始から最後の便33の通過終了までの合計時間、1回の排便での便33の個体数、1回の排便での複数の便33の合計体積などの算出も可能となる。
図6(b)は、単位時間間隔ごとに検出した、仮想検出面35に対する便33の落下状態を模式的に示した図である。ここで、図6(b)のt、t、・・・t、・・・tは単位時間間隔ごとの時間である。
図6(b)に示した電波センサ23bbは、便33の先端(下端)に電波を当て、送出波と反射波とにより便の落下速度を算出するものである。例えば、tのタイミングで、仮想検出面35に到達した便33の先端に電波を当て、落下速度を検出すればよい。このように検出した落下速度を、仮想検出面35ごとの落下速度として通過情報の落下速度に割り当てればよい。
また、落下速度は、図6(b)中、t~tのすべてのタイミングで計測して、単位時間間隔ごとに変化する落下速度を検出できるようにしてもよい。なお、そのためには、高さ位置が変化する便33の先端に対応できるように、送出方向を可変となるように穿破センサを設ければよい。
状態算出部24が行う画像による状態算出としては、便33の形状による性状分類が挙げられる。図7は、性状ごとに形状画像を対応させたモデル便37の性状分類表である。性状は以下のように区分されている。
NO.1 コロコロ便(硬くてコロコロの兎糞状の便)
NO.2 硬い便(ソーセージ状の硬い便)
NO.3 やや硬い便(表面にひび割れのあるソーセージ状の便)
NO.4 普通便(表面が滑らかで柔らかいソーセージ状、あるいはとぐろを巻く便)
NO.5 やや柔らかい便(はっきりとしわのある柔らかい半固形便)
NO.6 泥状便(境界がほぐれて、不定形の小片泥状便)
NO.7 水様便(水様で、固形物を含まない液体状の便)
状態算出部24は、実際の便33の画像を、性状分類表のモデル便37の形状画像と比較して近似の性状の見つけ出すようにすればよい。また、このようなモデル便37の形状画像を用いずに、便33の画像のみから特徴を抽出して性状を判別してもよい。
排便が1日1回の場合の1回の排便の適正な便量は、100~200gとされるため、状態算出部24が排便のつど、算出した便量が適正か否かを判断して報知部28より報知するようにしてもよい。
状態算出部24は、以上のようにして得た便33の色や形状、量にもとづいて、必要におうじて種々の判断を行えばよい。また、状態算出部24は時系列な生データを収集するだけでもよい。
以上のようにして、小算出モード、大小算出モードのいずれであっても、尿32については色や量、排尿時間など、便33については色や形状、量などについて適正な判断がなされる。
状態算出部24が収集、算出する情報は、利用者ごとに紐づけて便器装置1あるいは外部の装置に記憶することが望ましい。例えば、所定期間(例えば1日)の尿量、尿回数、便量、便回数、その他状態算出情報を利用者別に集計してもよい。
このように利用者ごとに収集情報やその他算出データを紐づけて記憶しておけば、利用者ごとの健康管理を行うこともできる。便器装置1が利用者を判断するためには、便器装置1に個人を特定できる識別コードや年齢、体重などを登録しておき、使用の際に識別コードの入力操作を行うようにすればよい。
以上のように収集、算出したデータ、特に判断結果は、便器洗浄ののちに、報知部28で音声や表示により報知されることが望ましい。また、1日のデータなどをまとめて、あるいは合算などをしてスマートフォンなどの外部装置を通じて表示するようにしてもよい。なお、生データ(特に画像)については、プライバシー保護の観点から表示しないことが望ましく、表示する場合は特定のパスワードの入力で容認されたことを前提とすることが望ましい。
1 便器装置
5 制御部
11 スカート部
12 ボウル
13 便器洗浄部
14 給水口
15 洗浄水供給路
16 給水弁
17、17A トラップ部
18 排水口
20 便蓋
21 便座
22 開閉検出部
23 落下物検出部
23a センサ
24 状態算出部
24a 尿量算出手段
25 着座検知部
26 人体検知部
27 操作部
28 報知部
31 溜め水
32 尿
33 便
35 仮想検出面
35a 単位面
37 モデル便



前記目的を達成するために、本発明の便器装置は、ボウルと、開閉可能な便座と、前記便座の開閉状態を検出する開閉検出部と、前記ボウルへの落下物を検出する落下物検出部と、前記落下物検出部で検出された情報により、便または尿のすくなくとも一方の状態を算出する状態算出部と、を備え、前記状態算出部は、前記便座が開状態の場合には尿の状態のみを算出する小算出モードを実行する一方、前記便座が閉状態の場合には便、尿のすくなくとも一方の状態を算出する大小算出モードを実行し、前記尿の状態としては、色、量、排尿時間の少なくともいずれかを含み、前記便の状態としては、形状、量、性状の少なくともいずれかを含む、ことを特徴とする。

Claims (5)

  1. ボウルと、
    開閉可能な便座と、
    前記便座の開閉状態を検出する開閉検出部と、
    前記ボウルへの落下物を検出する落下物検出部と、
    前記落下物検出部で検出された情報により、便または尿のすくなくとも一方の状態を算出する状態算出部と、を備え、
    前記状態算出部は、前記便座が開状態の場合には尿の状態のみを算出する小算出モードを実行する一方、前記便座が閉状態の場合には便、尿のすくなくとも一方の状態を算出する大小算出モードを実行することを特徴とする便器装置。
  2. 請求項1において、
    着座検知部をさらに備えており、
    前記状態算出部は、前記便座が閉状態であり、かつ着座状態である場合に前記大小算出モードを実行することを特徴とする便器装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記落下物検出部は、センサを複数備えており、前記小算出モードの実行と、前記大小算出モードの実行とで前記センサの検知態様を異ならせていることを特徴とする便器装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1項において、
    前記状態算出部は、前記落下物検出部で検出した情報により尿量を算出する尿量算出手段を備えていることを特徴とする便器装置。
  5. 請求項4において、
    前記落下物検出部はカメラを備えており、
    前記尿量は、前記カメラで時系列に撮影した尿の画像にもとづく解析により算出されることを特徴とする便器装置。

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