JP2022099042A - 対話知識作成装置及び対話知識作成プログラム - Google Patents

対話知識作成装置及び対話知識作成プログラム Download PDF

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美樹 佐々木
Miki Sasaki
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Toshiki Murata
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Abstract

【課題】対話知識を効率的に作成できる対話知識作成装置及び対話知識作成プログラムを提供する。【解決手段】対話知識作成装置1は、文書情報の入力を受け付ける文書入力手段11と、文章情報に対応して定義されたスロットを取得するスロット認識手段12と、取得した複数のスロット間の関係を当該スロット間の依存関係に基づいて抽出するスロット間関係抽出手段13と、抽出したスロット間の関係から木構造のスロット関係木を構築するスロット関係木構築手段14と、スロット間の関係及びスロット関係木からユーザ問合せ項目のリストを作成すると共に、リスト中のユーザ問合せ項目の値毎のスロット表を作成する各スロット表作成手段15と、ユーザ問合せ項目の値毎に作成したスロット表を統合するスロット表統合手段17と、統合されたスロット表を対話知識として出力する対話知識出力手段18と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、対話知識作成装置及び対話知識作成プログラムに関し、例えば、ユーザからの問合せに答える対話を実現するための対話知識を作成する対話知識作成装置に適用し得る。
従来、コンタクトセンタ等のオペレータがユーザからの問合せに答えるために、過去の応対履歴などから作成された質問に対する回答の組み合わせであるFAQ(Frequently Asked Questions)を利用するシステムが存在する。ユーザと対話中のオペレータは、FAQを検索して、ヒットしたFAQに従ってユーザからの問合せに答えていた。
FAQに関する技術として、例えば、特許文献1では、データの構造を解析した結果から得られる意味内容に係る情報に基づいて、データからFAQの候補となる質問文を抽出することにより、文章構造の枠組みを規定せず、キーワード毎に統合することで、FAQの候補となる質問文をまとめて抽出するシステムが開示されている。また、特許文献2では、自立語間の係り受け関係や構文解析の結果として依存構造木を生成し、問合せと回答の代表文候補を抽出して集約することで、FAQ候補を生成するシステムが開示されている。
特開2012-3704号公報 特開2013-50896号公報
しかしながら、上述の従来システムでは、ユーザからの質問に回答するためにFAQを作成することが必要があり、また、FAQからユーザからの質問に近い候補を出力するだけで、ユーザからの質問に直接的に回答を提示するものではなかった。
ところで、ユーザに提示すべき回答が、複数の条件によって変化する場合には、FAQといった一問一答の形式ではなく、システムが回答を決定するための情報が充足するまで、ユーザに質問を繰り返すような対話形式のシステムの方が有効である。
ただし、そのような対話形式を実現する場合は、想定するユーザとのやり取りの分岐全てを用意しておく必要があるため、対話のための知識(オントロジ)を作成するコストが高いという課題がある。
そのため、ユーザからの問合せに答える対話を実現するための対話知識を効率的に作成できる対話知識作成装置及び対話知識作成プログラムが望まれている。
第1の本発明の対話知識作成装置は、(1)文書情報の入力を受け付ける文書入力手段と、(2)前記文章情報に対応して定義されたスロットを取得するスロット認識手段と、(3)取得した複数のスロット間の関係を当該スロット間の依存関係に基づいて抽出するスロット間関係抽出手段と、(4)抽出した前記スロット間の関係から木構造のスロット関係木を構築するスロット関係木構築手段と、(5)前記スロット間の関係及び前記スロット関係木からユーザ問合せ項目のリストを作成すると共に、前記リスト中のユーザ問合せ項目の値毎のスロット表を作成する各スロット表作成手段と、(6)前記ユーザ問合せ項目の値毎に作成した前記スロット表を統合するスロット表統合手段と、(7)統合された前記スロット表を対話知識として出力する対話知識出力手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明の対話知識作成プログラムは、コンピュータを、(1)文書情報の入力を受け付ける文書入力手段と、(2)前記文章情報に対応して定義されたスロットを取得するスロット認識手段と、(3)取得した複数のスロット間の関係を当該スロット間の依存関係に基づいて抽出するスロット間関係抽出手段と、(4)抽出した前記スロット間の関係から木構造のスロット関係木を構築するスロット関係木構築手段と、(5)前記スロット間の関係及び前記スロット関係木からユーザ問合せ項目のリストを作成すると共に、前記リスト中のユーザ問合せ項目の値毎のスロット表を作成する各スロット表作成手段と、(6)前記ユーザ問合せ項目の値毎に作成した前記スロット表を統合するスロット表統合手段と、(7)統合された前記スロット表を対話知識として出力する対話知識出力手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザからの問合せに答える対話を実現するための対話知識を効率的に作成できる。
実施形態に係る対話知識作成装置の機能的構成を示すブロック図である。 実施形態に係る対話知識作成装置の全体的な動作を示すフローチャートである。 実施形態に係るスロット認識部の詳細動作を示すフローチャートである。 実施形態に係るスロット間関係抽出部の詳細動作を示すフローチャートである。 実施形態に係るスロット関係木構築部の詳細動作を示すフローチャートである。 実施形態に係るスロット関係木構築部の詳細動作を示すフローチャートである。 実施形態に係るスロット間関係追加修正部の詳細動作を示すフローチャートである。 実施形態に係るスロット表統合部の詳細動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る対話知識作成装置に入力される文書の一例を示す説明図である。 実施形態に係るスロット認識部で定義したスロット及びその値の一例を示す説明図である。 実施形態に係るスロット間関係抽出部で抽出したスロット間の関係の一例を示す説明図である。 実施形態に係るスロット関係木構築部で構築したスロット関係木の一例を示す説明図である。 実施形態に係るユーザ問合せ項目リストの一例を示す説明図である。 実施形態に係るスロット表の各スロットの内訳を示す説明図である。 実施形態に係るスロット表(ユーザ問合せ項目を「日帰り出張区分」として作成したスロット表)の一例を示す説明図(その1)である。 実施形態に係るスロット間関係追加修正部がスロット表を完成させるのに不足する情報を有識者等に提示する一例を示す説明図である。 実施形態に係るスロット間関係追加修正部で足りない情報の追加修正を繰り返したスロット間の関係の一例を示す説明図である。 実施形態に係るスロット表(ユーザ問合せ項目を「日帰り出張区分」として作成したスロット表)の一例を示す説明図(その2)である。 実施形態に係るスロット表統合部で各スロット表を統合したスロット表の一例を示す説明図である。 実施形態に係る対話知識作成装置で作成した対話知識を使用した対話の一例を示す説明図である。
(A)主たる実施形態
以下、本発明に係る対話知識作成装置及び対話知識作成プログラムの実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A-1)実施形態の構成
図1は、実施形態に係る対話知識作成装置の機能的構成を示すブロック図である。
図1において、対話知識作成装置1は、文書入力部11と、スロット認識部12と、スロット間関係抽出部13と、スロット関係木構築部14と、各スロット表作成部15と、スロット間関係追加修正部16と、スロット表統合部17と、対話知識出力部18とを有する。
実施形態に係る対話知識作成装置は、図1に示す各構成部を搭載した専用のICチップ等のハードウェアとして構成しても良いし、又は、CPUと、CPUが実行するプログラムを中心としてソフトウェア的に構成しても良いが、機能的には、図1で表すことができる。
文書入力部11は、マニュアル、規定集、取扱説明書などの文書の入力を受け付けるものである。
スロット認識部12は、入力した文書からスロットを認識するものである。ここで、スロットとは、スロットフィリング形式の対話を行う対話システムがユーザに質問して回答の値を格納するために用意する質問のための変数である。スロット(変数)には、例えば、回答や推論の結果の値が入力される。以下、スロットとそのスロットに入力される値の候補をスロット候補と呼ぶものとする。
スロット間関係抽出部13は、認識したスロット間の関係を抽出するものである。スロット間の関係とは、あるスロットの値が決まれば別のスロットの値が決まるという依存関係である。スロット間の関係も、上記同様に、例えば、表記及び自然言語処理の技術を用いて抽出することができる。
また、スロット間関係抽出部13は、後述するスロット間関係追加修正部16からスロット間の関係を追加修正する方法が渡された場合には、当該追加修正に基づき、スロット間の関係を修正する。
スロット関係木構築部14は、上述のスロット間関係抽出部13で抽出したスロット間の関係からスロット関係木を構築するものである。スロット関係木とは、複数のスロット間の関係を依存関係に従い構築した木構造のデータである。
各スロット表作成部15は、上述のスロット関係木構築部14で構築したスロット関係木からユーザ問合せ項目(ユーザからの問合せを想定したスロット)のリストを作成すると共に、ユーザ問合せ項目毎に各スロットに対話順序を付与する等によりスロット表(各スロット表)を作成するものである。スロット表とは、スロット関係木から、あるスロットに値を格納するのに必要なスロットを決めるために作成する表である。スロット表を作成することで、ユーザへの最終的な回答を提示するために対話システムが質問しなければならないスロットが決定される。
また、各スロット表作成部15は、スロット表の作成(完成)に足りない情報を発見した場合には、後述するスロット間関係追加修正部16に足りない情報を渡す。
スロット間関係追加修正部16は、スロット表の作成に足りない情報を追加修するものである。スロット間関係追加修正部16は、例えば、外部入力(文書の有識者等から入力)された情報を基に、スロット間関係抽出部13で抽出したスロット間の関係を追加修正する情報を生成する。スロット間関係追加修正部16は、生成したスロット間の関係を追加修正する情報をスロット間関係抽出部13に渡す。
スロット表統合部17は、各スロット表作成部15で作成した各スロット表を統合するものである。統合したスロット表は、対話知識(オントロジ)として対話システム(例えば、AI自動音声対話システム等)で利用される。
対話知識出力部18は、問合せ対応に使用する対話知識を出力するものである。
(A-2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する実施形態に係る対話知識作成装置1の動作を説明する。
(A-2-1)対話知識作成装置の全体的な動作
図2は実施形態に係る対話知識作成装置の全体的な動作を示すフローチャートである。
対話知識作成装置1は、文書入力部11を介して、規定集等の文書の入力を受け付ける(S11)。次に、スロット認識部12は、入力文書からスロットを認識してスロットと値の候補を定義する(S12)。次に、スロット間関係抽出部13は、認識したスロット間の関係を抽出する(S13)。次に、スロット関係木構築部14は、スロット間の関係からスロット関係木を構築する(S14)。次に、各スロット表作成部15は、ユーザ問合せ項目のリストを作成しユーザ問合せ項目毎にスロット表を作成する(S15)。
各スロット表作成部15でスロット表の作成に足りない情報がある場合(S16)、スロット間関係追加修正部16はスロット表の作成(完成)に足りない情報を追加修正する処理を行う。(S17)。スロット間関係追加修正部16から渡された追加修正情報に基づき、スロット間関係抽出部13でスロット間の関係に追加修正し、スロット関係木構築部14でスロット関係木を再構築し、各スロット表作成部15で一時中断したスロット表を完成させる。
各スロット表作成部15でスロット表の作成に不足する情報がなくスロット表の作成を完了した場合、スロット表統合部17は、スロット表を統合する(S18)。対話知識出力部18は、統合したスロット表を対話知識として出力する(S19)。
(A-2-2)スロット認識部12の詳細動作(上述のステップS12の詳細処理)
図3は、実施形態に係るスロット認識部の詳細動作を示すフローチャートである。
スロット認識部12は、入力された文書中の定義や場合分け等から親と子の関係にあるスロット候補を認識する(S12-1)。ここでの親子関係とは、スロットが「親」であり、そのスロットの値が「子」である関係である。スロット認識部12は、スロットを認識したり親と子を認識したりする際に、複合語であったり名詞句や動詞句であったり修飾語句が係っていたりして、語句の区切りや係り受け関係を解析する必要がある場合には、形態素解析や構文解析などの通常の自然言語処理の技術を用いることができる。
スロット認識部12は、スロット候補の認識を完了したか否か判定を行う(S12-2)。例えば、子にあたるスロット候補にまだ定義や場合分けがある場合には、先述のステップS12-1に戻り、子にあたるスロット候補を親にしてさらに親と子の関係にあるスロット候補に認識することを繰り返す処理を行う。スロット認識部12は、文章中のスロット候補を全て認識した場合には次の処理を行う。
スロット認識部12は、認識した同一のスロット候補をまとめてスロットと値を定義する(S12-3)。
図9は、実施形態に係る対話知識作成装置に入力される文書の一例を示す説明図である。以下、図9の入力文書100からスロット候補を認識する具体例を示す。
例えば、入力文書100中の「日帰り出張とは、…、出張A、出張Bおよび出張Cに区分する」のように定義を述べている部分からは、「日帰り出張」、「区分」、「出張A」、「出張B」、「出張C」などのスロット候補を認識し、「日帰り出張」、「区分」が親で「出張A」「出張B」「出張C」が子であるとして、スロット候補をまとめて、スロット「日帰り出張区分」と値「出張A」「出張B」「出張C」を定義する。
また、例えば「…日帰り出張日当を支給する」「…日帰り出張日当を支給しない」のように場合分けを述べている部分からは、「日帰り出張日当」「支給」「する」「しない」などのスロット候補を認識し、「日帰り出張日当」「支給」が親で「する」「しない」が子であるとして、名付け上「する」を「有」に置き換え「しない」を「無」に置き換えて、スロット候補「日帰り出張日当」「支給」「有」「無」をまとめて、スロット「日帰り出張日当支給有無」と値「有」「無」を定義する。
図10は、実施形態に係るスロット認識部で定義したスロット及びその値の一例を示す説明図である。図10は、図9の入力文書100を基に定義したスロット定義200が示されている。なお、スロットの名前は、文書中の表記から名付けても良いし、章立てなどで階層になっているならば上の階層の表記を利用して名付けても良い。いずれにしてもスロットの名付け方は、特に限定されるものではない。
(A-2-3)スロット間関係抽出部13の詳細動作(上述のステップS13の詳細処理)
図4は、実施形態に係るスロット間関係抽出部の詳細動作を示すフローチャートである。
スロット間関係抽出部13は、スロット認識部12で認識したスロットが存在する場合、次のステップS13-2以下の処理(スロット間の関係を抽出する処理)を行い、一方、認識した全てのスロットについてスロット間の関係を抽出する処理を行った場合には、一連の処理を終了する(S13-1)。
スロット間関係抽出部13は、入力文書中の認識したスロットについて、あるスロットの値が決まれば別のスロットの値が決まるという依存関係が存在するか否か判定する(S13-2)。スロット間関係抽出部13は、上述の関係が存在する場合には、次の処理を行い、一方、上述の関係が存在しない場合には、上述のステップS13-1の処理に戻る。
スロット間関係抽出部13は、上述のステップS13-2で、入力文書中の認識したスロットについて、あるスロットの値が決まれば別のスロットの値が決まるという関係を発見した場合には、当該関係をスロット間の関係として抽出する(S13-3)。スロット間関係抽出部13は、スロット間の関係を抽出後、上述のステップS13-1の処理に戻る(他のスロットについても同様にスロット間の関係を抽出する処理を行う)。
また、スロット間関係抽出部13は、入力文書から認識した全てのスロットについて、スロット間の関係を抽出後、一連の処理を終了するが、後述するスロット間関係追加修正部16から追加的に修正したスロットの間の関係の情報が渡された場合には、当該情報に基づきスロット間の関係に追加修正する処理を行う(S13-4)。
上述のスロット間の関係は、例えば、「条件列」と「結果列」で表現できる。条件列は、「スロット=値( AND スロット=値 … AND スロット=値)」からなる。結果列は「スロット=値」からなる。条件列が決まれば、結果列が決まるという関係がスロット間の関係である。
図11は、実施形態に係るスロット間関係抽出部で抽出したスロット間の関係の一例を示す説明図である。例えば、図11のスロット間の関係300の行302に示すように、「特急利用有無」が「有」に決まりかつ「通算」が「Ekm以上」に決まれば「日帰り出張区分」は「出張A」に決まる。そのため、条件列は「特急利用有無=有 AND 通算=Ekm以上」で、結果列は「日帰り出張区分=出張A」となる。
(A-2-4)スロット関係木構築部14の詳細動作(上述のステップS14の詳細処理)
図5は、実施形態に係るスロット関係木構築部の詳細動作を示すフローチャートである。
スロット関係木構築部14は、スロット間関係抽出部13で抽出したスロット間の関係が存在する場合、次のステップS14-2以下の処理(スロット間の関係を関連付ける処理)を行い、一方、抽出した全てにスロット間の関係を関連付ける処理を行った場合には、当該処理を終了する(S14-1)。
スロット関係木構築部14は、スロット間の関係(例えば、図11のスロット間の関係300)の結果列にあるスロットを「子」とし条件列にあるスロットを「親」として、両者を関連付ける(S14-2)。
スロット関係木構築部14は、関連付けた条件列にあるスロットが別のスロットの結果列にあるか否か判定を行う(S14-3)。スロット関係木構築部14は、条件列にあるスロットが別のスロットの結果列にある場合、上述のステップS14-2に戻り、さらに別のスロットを親として子から親へ関連付けを行う。スロット関係木構築部14は、関連付けできるスロットが存在しなくなった場合(条件列にあるスロットが別のスロットの結果列にない場合)には、上述のステップS14-1に戻る。
スロット関係木構築部14は、上述のように親子関係をたどっていくことを繰り返すことで、スロットの木構造を構築する。なお、スロット間の関係にはAND条件が含まれることがあるので、親が複数になることがある。
図12は、実施形態に係るスロット関係木構築部で構築したスロット関係木の一例を示す説明図である。
図12のスロット関係木400では、スロット間を関連付けたことを実線で示している。例えば、条件列にあるスロット(親)である「特急利用有無」と結果列にあるスロット(子)である「通算」は、実線で結び、スロット間で関係があること示している。
また、例えば、図11のスロット間の関係300の行311の結果列にある値が「3,000円」であるスロット「日帰り出張日当支給額」からたどれるのは、条件列にある値が「出張A」であるスロット「日帰り出張区分」である。この場合、条件列にあるスロット(親)である「日帰り出張区分」と結果列にあるスロット(子)である「日帰り出張日当支給額」とを関連付ける(実線で結ぶ)。
また、例えば、図11のスロット間の関係300の行302~行304の結果列にある値が「出張A」であるスロット「日帰り出張区分」からたどれるのは、条件列にある値が「Ekm以上」であるスロット「通算」と、条件列にある値が「Dkm以上」であるスロット「片道」と、条件列にある値が「F時間以上有」であるスロット「片道所要時間」である。上記同様に「日帰り出張区分」と、「通算」若しくは「片道」又は「片道所要時間」とを各々実線で結ぶことによって、スロット間で関係があること示している。
(A-2-5)各スロット表作成部15の詳細動作(上述のステップS15、S16の詳細動作)
図6は、実施形態に係るスロット関係木構築部の詳細動作を示すフローチャートである。
各スロット表作成部15は、スロット表を作成するには、まず、スロット間の関係からユーザ問合せ項目リストを作成する(S15-1)。ユーザ問合せ項目リストとは、スロット定義と同じ形式で、ユーザ問合せ項目のスロットが親でユーザ問合せ項目の値が子であるリスト(例えば、図13)である。ユーザ問合せ項目は、スロット間の関係の結果列にあるスロットである。例えば、図12を例に挙げると、「日帰り出張区分」、「日帰り出張日当支給有無」、「日帰り出張日当支給額」がユーザ問合せ項目の値となる。
次に、各スロット表作成部15は、上述のステップS15-1で作成したユーザ問合せ項目リストの値について、次のステップS15-2以下の処理(スロット表の作成処理)を行い、一方、ユーザ問合せ項目リストの値の全てに処理を行った場合には、一連の処理を終了する(S15-2)。
各スロット表作成部15は、スロット表の形式を作成する(S15-3)。スロット表の形式は、ユーザ問合せ項目の値毎に、1行目1列目の列名を「ユーザ問合せ項目」にして、2行目1列目にユーザ問合せ項目の値を入れ、ユーザ問合せ項目の値にたどりつくように構築したスロット関係木の親から子ヘスロットをたどって左から右に並べて1行目2列目以降の列名とする。この表に順次値を埋めて行きスロット表を完成させる。例えば、図15では、ユーザ問合せ項目の値である「日帰り出張区分」にたどりつくように、「特急利用有無」、「通算」、「片道」、「片道所要時間」が1行目2列目以降に列名として示されている。
次に、各スロット表作成部15は、スロット表の提示情報スロットに提示情報印を付して要回答スロットに要回答印と対話順序を付する(S15-4)。
スロット表の2行目以降の各スロットには、図14に示すようなスロットの内訳に従って記載される。スロット表では、ユーザヘ出力する最終的な回答を提示情報とする。提示情報を格納するスロットが提示情報スロットである。図14では、スロット605が提示情報スロット(値と記載され左斜線が施されたスロット)である。
また、回答の値が必要なスロットが要回答スロットである。要回答スロットには要回答の印(例えば、アスタリスク「*」)と共に対話順序を表す数字を付与する。要回答スロットの数字が小さいものから先に、必ず処理される。図14では、スロット602(*数字と記載されたスロット)が要回答スロットである。さらに、回答によって値が決まったスロットが回答済スロットである。図14では、スロット603が回答済スロット(値と記載されたスロット)である。またさらに、スロット間の関係から値が決まったスロットが推論結果スロットである。図14では、スロット604が推論結果スロット(値と記載され右斜線が施されたスロット)である。また、値を問わないので回答の値が不要なスロットが不定値スロットである。図14では、スロット601が不定値スロット(空白のスロット)である。なお、推論結果の値を格納した提示情報スロットは、スロット605(値と記載され左右の斜線が施されたスロット)である。
各スロット表作成部15は、スロット表の2行目で、ユーザ問合せ項目の値と列名が一致するスロットを「提示情報スロット」として印(例えば、「*」)を付け、スロット関係木の線の左側にあるスロットを要回答スロットとして印を付けてスロットの左から右に数字が大きくなるように対話順序を付与する。例えば、図15のスロット表700の2行目(行702)では、「特急利用有無」、「通算」、「片道」、「片道所要時間」を示す各スロットが要回答スロットであり、「*1」~「*4」で示されている。
次に、各スロット表作成部15は、上述のステップS15-4で作成した要回答スロットの対話順序に従い値を埋め、値を埋めたスロットを回答済スロットにする等の処理を行う(S15-5)。より具体的に、各スロット表作成部15は、スロット表の3行目以降では、要回答印を付けたスロットに値を入れることで、要回答スロットを回答済スロットにしたり、別のスロットを推論結果スロットにしたり、別の要回答スロットの要回答印を消したり、要回答スロットでなかったスロットに新たに要回答印を付けたりする。スロットの値や印を変更した状態を新たな行として、スロット表に順次迫加する。以下に示すように、提示情報スロットに値が埋まるまで、行の迫加を繰り返すことになる。
次に、各スロット表作成部15は、スロット表を作成している最中に、スロットを完成させるのに、足りない情報(不足情報)があるか否か判定する(S15-6)。各スロット表作成部15は、不足情報が存在する場合には、後述するステップS15-8の処理に移行する。一方、各スロット表作成部15は、不足情報が存在しない場合には、次のステップS15-7の処理を実行する。
各スロット表作成部15は、提示情報スロットに値が埋まったか否か判定する(15-7)。各スロット表作成部15は、提示情報スロットに値が埋まらなかった場合、上述のステップS15-5に戻り、新たなスロット行の提示情報スロットに値が埋まるまで新たなスロット行を作成してスロット表に追加する。一方、各スロット表作成部15は、提示情報スロットに値が埋まった場合、上述のステップS15-1に戻り、他のユーザ問合せ項目リストの値も同様に(即ち、全ての他のユーザ問合せ項目リストの値について)、スロット表の形式を作成しスロット表を作成することを繰り返す。
また、各スロット表作成部15は、上述のステップS15-6で各スロット表作成部15でスロット表の作成に足りない情報を見つけた場合、発見した情報(スロット表を埋めることができなかった箇所に関わるスロット間の関係やスロット関係木等の情報)をスロット間関係追加修正部16に渡す(S15-8)。
図15は、実施形態に係るスロット表(ユーザ問合せ項目を「日帰り出張区分」として作成したスロット表)の一例を示す説明図(その1)である。
ユーザ問合せ項目が「日帰り出張区分」の場合、図15(スロット表700)の2行目(行702)では、「日帰り出張区分」が提示情報スロットとなり、図12のスロット関係木の線の左側にある「特急利用有無」と「通算」と「片道」と「片道所要時間」が要回答スロットとなる。
スロット表700の3行目(行703)では、「特急利用有無」の値を埋めると「特急利用有無」は回答済スロットになり、図11のスロット間の関係で「特急利用有無」の値が「有」の場合に「通算」が要回答スロットとなるので、「特急利用有無」の値が「無」の場合は「通算」は要回答印を消して不定値スロットになる。スロット表700の4行目(行704)で「片道」の値を埋めると「片道」は回答済スロットになる。スロット表700の5行目(行705)と6行目(行706)では、「片道所要時間」の値を埋めると「片道所要時間」は回答済スロットになり、図11のスロット間の関係で「日帰り日当区分」の値が埋まるので、「日帰り日当区分」は推論結果の値を格納した提示情報スロットになり、提示情報スロットの値が埋まる。
スロット表700の5行目(行705)と6行目(行706)の場合には、「片道」の値が「Dkm以上」で「日帰り日当区分」の値は「出張A」となる。しかし、スロット表700の7行目(行707)で「片道」の値が「Gkm以上Dkm未満」の場合、スロット表700の8行目(行708)で「片道所要時間」の値が「F時間以上有」の場合には、図11の6行目(行306)のスロット間の関係では「片道」の値が「Gkm以上Dkm未満」の「日帰り出張区分」の値は「出張B」になり、図11の4行目(行304)のスロット間の関係では「片道所要時間」の値が「F時間以上有」の「日帰り出張区分」の値は「出張A」になるので、推論結果スロットの値が1つに決まらない。
ここで「片道」の値が「Gkm以上Dkm未満」かつ「片道所要時間」の値が「F時間以上有」の場合に情報が足りないことが見つかるので、各スロット表作成部15は、見つけた情報をスロット間関係追加修正部16に渡す(スロット表の作成は一時中断)。足りない情報がない場合は、ユーザ問合せ項目が「日帰り日当区分」の場合のスロット表の作成が終了する。
(A-2-6)スロット間関係追加修正部16の詳細動作(ステップS17の詳細処理)
図7は、実施形態に係るスロット間関係追加修正部の詳細動作を示すフローチャートである。
スロット間関係追加修正部16は、各スロット表作成部15からスロット表を完成させるのに不足する情報を受け取ると、当該不足情報を、文書の有識者等に提示する(S17-1)。
スロット間関係追加修正部16は、不足情報を有識者に確認させると共に、不足を補う情報を入力させる(S17-2)。
スロット間関係追加修正部16は、スロット間の関係を追加修正し(S73)、追加修正情報をスロット間関係抽出部13に渡す(S17-3)。
図16は、実施形態に係るスロット間関係追加修正部がスロット表を完成させるのに不足する情報を有識者等に提示する一例を示す説明図である。図16では、対話知識作成装置1と共に、不足情報を文書の有識者等に提示するための表示部2と、不足を補うための情報を入力するための入力部3が示されている。この他にも、対話知識作成装置1は、ネットワークを介して有識者のPC、タブレット端末、スマートフォン等の情報端末に不足情報を提示して、これらの情報端末から不足を補う情報の入力を受け付けても良い。
スロット間関係追加修正部16は、例えば、不足情報である「片道=Gkm以上Dkm未満 AND 片道所要時間=F時間以上有」の場合の「日帰り出張区分」について、有識者に質問する場合には、その内容を、表示部2の不足情報入出力画面4に有識者に提示する。有識者は、不足情報入出力画面4にシステム(スロット間関係追加修正部16)の質問に対する回答を、入力部3を用いて入力する(例えば、「出張A」と入力する)。なお、「出張A」と直接入力する他に、例えば、「出張A」、「出張B」、「出張C」の各ボタンが表示され、ボタンを選択する形式(例えば、表示部2がタッチパネル形式である場合には、画面にタッチして選択)にするようにしても良い。いずれにしても入力方法は、特に限定されるものではない。
また、スロット間関係追加修正部16は、有識者が入力した内容について解釈が、スロット間の関係で異なる関係が見つかった場合、有識者にスロット間の関係を修正するように要求する。例えば、不足情報入出力画面4では、「片道=Gkm以上Dkm未満」の場合「日帰り出張区分=出張B」が解釈が異なる関係であることが提示されている。有識者は、AND条件に「片道所要時間=F時間以上無」を追加して関係を修正する。
図17は、実施形態に係るスロット間関係追加修正部で足りない情報の追加修正を繰り返したスロット間の関係の一例を示す説明図である。図17のスロット間の関係300Aは、図11のスロット間の関係300の5行目~7行目(行305~行307)が修正された例が示されている。即ち、スロット間の関係300Aの5行目~7行目(行305A~行307A)の条件列に、AND条件として「片道所要時間=F時間以上無」が追加された例が示されている。
図18は、修正したスロット間の関係(図17)に基づき、完成させたスロット表(図15での8行目以降を作成した後の日帰り出張区分のスロット表)の一例を示す説明図である。図15の行708では、日帰り出張区分は、「出張A」と「出張B」のいずれかに決定できなかったが、図18の行708Aでは、スロット間の関係を修正することにより、「出張A」と決定できるようになった。
(A-2-7)スロット表統合部17の詳細動作(ステップS18の詳細処理)
図8は、実施形態に係るスロット表統合部の詳細動作を示すフローチャートである。
スロット表統合部17は、各スロット表作成部15で作成した各スロット表全ての列名を重複を除いて並べて列名とし(S18-1)、作成した各スロット全ての行を列名に合わせて並べる(S18-2)。
図19は、実施形態に係るスロット表統合部で各スロット表を統合したスロット表の一例を示す説明図である。図19では、「日帰り出張区分」のスロット表と、「日帰り出張日当有無」のスロット表と、「日帰り出張日当額」のスロット表とを統合した例が示されている。
(A-3)実施形態の効果
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
対話知識作成装置1は、文書からスロットを認識し、スロット間の関係を抽出し、スロット関係木を構築し、スロット表を作成することによって、効率的に対話知識を作成することができる。対話知識を使用すると、ユーザ問合せ項目が決まれば要回答スロットが決まるので、対話システムから必要な質問と順序を決めることができる。
また、文書では記述が省略されているなどで、文書の有識者には理解できるが、スロット表を作成するには情報が足りない場合に、足りない情報を文書の有識者に提示し入力させて追加修正することによって、文書に情報が足りなくてもスロット表を作成することができる。
図20は、実施形態に係る対話知識作成装置で作成した対話知識を使用した対話の一例を示す説明図である。ここでの、対話知識は、上述の図19の統合したスロット表800である。
図20の対話例900において、最初にシステム(対話システム)からユーザにどんなことを問い合わせたいかを質問したのが1行目である。ユーザがユーザ問合せ項目のいずれかを回答したのが2行目である。ユーザ問合せ項目が決まるので、要回答スロットが決まり、システムがユーザに質問したのが3行目である。ユーザからの回答とシステムからの質問を繰り返したのが4行目~7行目であり、8行目のユーザの回答で提示情報スロットに値が埋まったので、システムがユーザに9行目を出力して、対話が終了する。
ユーザの回答から回答済スロットに値が埋まると、回答済スロットと推論結果スロットに値が埋まり別のスロットが要回答済スロットになることで、他の質間の回答も決まるので、ユーザに必要な質問だけをすることができる。また、ユーザ問合せ項目を文書から抽出して複数のスロット表を作成し統合することによって、複数の問合せのそれぞれに適した対話に使用できる対話知識を作成することができる。
対話は人が行っても対話装置が行ってもよいので、人でも機械でも対話知識を使用して対話することができる。よって、応対履歴やFAQがなくても、ユーザに回答を提示するのに必要な質問をすることができて、ユーザからの問合せに直接的に答えることが可能となる。
(B)他の実施形態
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B-1)上記実施形態では、対話知識作成装置1が、スロット間関係追加修正部16を備える構成を示したが、スロット間関係追加修正部16の構成(及びスロット間関係追加修正部16に関連する処理)を省略しても良い。
即ちスロット間関係追加修正部16を備える対話知識作成装置1は、スロット表を完成するのに足りない情報を発見した場合に、外部から与えられた情報に基づき、スロット表を完成させていたが、入力文書について定義付けや、場合分け等が疑義を生じる事なくされている場合には、スロット間関係追加修正部16の構成及びその処理は不要である。なお、スロット間関係追加修正部16の構成を備えない対話知識作成装置は、スロット表を完成させるのに足りない情報を発見した場合には、例えば、スロット表を作成する処理を中断して、エラー内容を出力しても良い。
(B-2)上記実施形態では、スロット表を完成させるのに足りない情報を文書の有識者に提示し入力させて追加修正する例を示したが、変形例として、システム(スロット間関係追加修正部16)が推論することによって足りない情報を追加修正しスロット表を作成しても良い。
(B-3)上記実施形態では、スロット表を完成させるのに足りない情報を発見した場合、一旦スロット表の作成を中断していたが、中断することなくスロット表を暫定的に完成させても良い。その後、不足する情報を文書の有識者に提示し入力させてスロット間の関係を追加修正し、スロット表を完成させても良い。
(B-4)上記実施形態では、対話知識作成装置1で作成した対話知識(スロット表)の具体的な利用方法については、特に言及しなかったが、例えば、人が窓口で対応するような問合せを実現する対話システム等に利用できる。また、オペレータが対話システムを使用しても質問ができるので、不慣れなオペータでも対話知識を使用して効率よく的確に正確な回答を提示できる。
また、百科事典や法文集等の入力文書に基づき作成した対話知識は、質問に対する回答が可能な学習教材としても利用できる。いずれにしても対話知識の利用方法については、特に限定されるものではない。
1…対話知識作成装置、2…表示部、3…入力部、4…不足情報入出力画面、11…文書入力部、12…スロット認識部、13…スロット間関係抽出部、14…スロット関係木構築部、15…スロット表作成部、16…スロット間関係追加修正部、17…スロット表統合部、18…対話知識出力部、100…入力文書、200…スロット定義、300…スロット間の関係、400…スロット関係木、500…ユーザ問合せ項目リスト、600…スロット内訳、700、700A、800…スロット表、900…対話例。

Claims (6)

  1. 文書情報の入力を受け付ける文書入力手段と、
    前記文章情報に対応して定義されたスロットを取得するスロット認識手段と、
    取得した複数のスロット間の関係を当該スロット間の依存関係に基づいて抽出するスロット間関係抽出手段と、
    抽出した前記スロット間の関係から木構造のスロット関係木を構築するスロット関係木構築手段と、
    前記スロット間の関係及び前記スロット関係木からユーザ問合せ項目のリストを作成すると共に、前記リスト中のユーザ問合せ項目の値毎のスロット表を作成する各スロット表作成手段と、
    前記ユーザ問合せ項目の値毎に作成した前記スロット表を統合するスロット表統合手段と、
    統合された前記スロット表を対話知識として出力する対話知識出力手段と
    を有することを特徴とする対話知識作成装置。
  2. 前記各スロット表作成手段は、前記スロット間の関係及び前記スロット関係木に基づき前記スロット表を作成できない箇所に関する情報である不足情報を検出することを特徴とする請求項1に記載の対話知識作成装置。
  3. 前記不足情報を外部に提示する不足情報提示部を備えるスロット間関係追加修正手段をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の対話知識作成装置。
  4. 前記スロット間関係追加修正手段は、外部から前記不足情報を補うための情報の入力を受け付ける情報入力部をさらに備えると共に、前記情報入力部に入力された情報に基づき、前記スロット間の関係を修正する追加修正情報を生成することを特徴とする請求項3に記載の対話知識作成装置。
  5. 前記スロット間関係抽出手段は、前記追加修正情報に基づき、前記スロット間の関係を修正し、
    前記スロット関係木構築手段は、修正した前記スロット間の関係に基づき、前記スロット関係木を再構築し、
    前記各スロット表作成手段は、修正した前記スロット間の関係及び再構築した前記スロット関係木に基づき、前記スロット表を作成する
    ことを特徴とする請求項4に記載の対話知識作成装置。
  6. コンピュータを、
    文書情報の入力を受け付ける文書入力手段と、
    前記文章情報に対応して定義されたスロットを取得するスロット認識手段と、
    取得した複数のスロット間の関係を当該スロット間の依存関係に基づいて抽出するスロット間関係抽出手段と、
    抽出した前記スロット間の関係から木構造のスロット関係木を構築するスロット関係木構築手段と、
    前記スロット間の関係及び前記スロット関係木からユーザ問合せ項目のリストを作成すると共に、前記リスト中のユーザ問合せ項目の値毎のスロット表を作成する各スロット表作成手段と、
    前記ユーザ問合せ項目の値毎に作成した前記スロット表を統合するスロット表統合手段と、
    統合された前記スロット表を対話知識として出力する対話知識出力手段と
    して機能させることを特徴とする対話知識作成プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7347559B2 (ja) 2022-02-24 2023-09-20 沖電気工業株式会社 対話知識作成装置及び対話知識作成プログラム

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