JP2022098328A - 過給機 - Google Patents

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晴登 浦
Haruto Ura
靖子 井上
Yasuko Inoue
祐貴 福田
Yuki Fukuda
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Abstract

Figure 2022098328000001
【課題】コンプレッサハウジング内への潤滑油漏れを抑制できる過給機を提供する。
【解決手段】過給機10は、コンプレッサハウジング20と、軸受ハウジング21と、軸受ハウジング21とコンプレッサハウジング20との間に配設されるシールプレート22と、シャフト50が挿通されるシールリング80と、シールプレート22に対して軸受ハウジング21側に設けられておりシールリング80が挿通される挿通孔とラジアル軸受40を潤滑した後の潤滑油をドレン孔20dに導く案内板94とを有するデフレクタ90とを備えている。デフレクタ90において挿通孔よりも重力方向下方の部位に貫通孔95を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、過給機に関する。
例えば、特許文献1に記載の過給機は、コンプレッサホイールが収納されるコンプレッサハウジングと、一方端にコンプレッサホイールが設けられたシャフトを回転可能に支持する強制潤滑式の軸受と、軸受を収納するドレン孔を有する軸受ハウジングとを備えている。また、この過給機は、上記シャフトが挿通されるシールリングを有しており軸受ハウジングとコンプレッサハウジングとの間に挟持されるシールプレート(同文献ではシールリングリテーナと記載)を備えている。また、この過給機は、シールプレートに対して軸受ハウジング側に設けられており軸受を潤滑した後の潤滑油をドレン穴に導く案内板(同文献では舌片部と記載)を有するデフレクタを備えている。
特開2015-86705号公報
ところで、軸受などを潤滑した後の潤滑油が、デフレクタとシールプレートとの間の空間に溜まることがあり、以下のような不都合が起きるおそれがある。
すなわち、コンプレッサハウジング内の圧力が軸受ハウジング内の圧力よりも低くなると、上記空間に溜まった潤滑油がシールリングを通過してコンプレッサハウジング内に漏れてしまうおそれがある。
上記課題を解決する過給機は、コンプレッサホイールが収納されるコンプレッサハウジングと、一方端に前記コンプレッサホイールが設けられるシャフトと、前記シャフトを回転可能に支持するとともに潤滑油が供給される軸受と、前記軸受を収納するとともに重力方向下方にドレン孔を有する軸受ハウジングと、前記シャフトが挿通されるシールリングと、前記シールリングが挿通されるシールリング配設孔を有しており前記軸受ハウジングと前記コンプレッサハウジングとの間に配設されるシールプレートと、前記シールプレートに対して前記軸受ハウジング側に設けられており、前記シールリングが挿通される挿通孔と前記軸受を潤滑した後の前記潤滑油を前記ドレン孔に導く案内板とを有するデフレクタと、を備えている。そして、前記デフレクタにおいて前記挿通孔よりも重力方向下方の部位には貫通孔が設けられている。
同構成によれば、デフレクタとシールプレートとの間の空間に溜まる潤滑油は、上記貫通孔を介して当該空間側から軸受ハウジングの側に排出されるため、上記空間に溜まった潤滑油がコンプレッサハウジング内に漏れることを抑制することができる。
一実施形態の過給機の構造を示す部分断面図。 同実施形態におけるデフレクタの形状を示す斜視図。 同実施形態における潤滑油の流れを示す図。
以下、過給機の一実施形態について図1~図3を参照しつつ説明する。なお、本実施形態の過給機は、内燃機関に適用されるものである。
図1に示すように、過給機10は、コンプレッサハウジング20、軸受ハウジング21、シールプレート22等を備えている。
コンプレッサハウジング20内には、内燃機関の吸気通路内の空気を強制的に燃焼室へ送り込むコンプレッサホイール30が収納されている。
軸受ハウジング21の内部には、円筒形状の軸受挿入部が形成されており、その内周面には、円筒形状のラジアル軸受40が配設されている。また、軸受ハウジング21の重力方向下方には、ラジアル軸受40を潤滑した後の潤滑油を軸受ハウジング21の外部に排出するためのドレン孔20dが設けられている。このドレン孔20dには、例えば内燃機関のクランクケースに繋がる油通路が接続される。こうすることで、ドレン孔20dから排出された潤滑油はクランクケースの下方に設けられたオイルパンに回収される。
ラジアル軸受40の内周面には、シャフト50が回転可能に支持されている。ラジアル軸受40の内周面及び外周面には、図示しない油路から潤滑油が供給される。
シャフト50の一方端には、内燃機関の吸気通路内の空気を強制的に燃焼室へ送り込むコンプレッサホイール30が固定されている。また、シャフト50の他方端には、内燃機関の排気通路から送り込まれる排気によって回転するタービンホイール(図示略)が固定されている。
シールプレート22は、略円盤形状をなしており、軸受ハウジング21にあってコンプレッサハウジング側の開口面を塞ぐようにして、軸受ハウジング21とコンプレッサハウジング20との間に挟持されている。シールプレート22の略中心部分には、シールリング80が挿通されるシールリング配設孔22aが設けられている。
ラジアル軸受40にあってコンプレッサホイール30側の一方端には、シャフト50が挿通されたスラスト軸受60が配設されている。このスラスト軸受60は、軸受ハウジング21に固定された略馬蹄形状の軸受板70によって固定されている。スラスト軸受60にも、図示しない油路から潤滑油が供給される。
スラスト軸受60とコンプレッサホイール30との間には、シャフト50が挿通されたシールリング80が設けられている。このシールリング80は、上記シールリング配設孔22aに挿通されている。
また、シールプレート22に対して軸受ハウジング21側には、デフレクタ90が設けられている。このデフレクタ90は、シールリング80にあってスラスト軸受60側の端部に挿入されており、例えば軸受板70にボルト締結されている。
図2に示すように、デフレクタ90は、略円板形状の平板部91と、この平板部91の下端から斜め下方に延びており、ラジアル軸受40やスラスト軸受60を潤滑した後の潤滑油をドレン孔20dに導く案内板94とを有している。
平板部91は、シールリング80よりも大径に形成されており、シールリング80の片面側を覆うことで、スラスト軸受60側から流出する潤滑油がコンプレッサハウジング20内に進入することを抑えるようにしている。
また、平板部91の中心には、シールリング80が挿通される挿通孔92が形成されている。平板部91の周方向には、締結用のボルトが挿入されるボルト孔93が形成されている。
また、このデフレクタ90の平板部において、挿通孔92よりも重力方向下方の部位には貫通孔95が1つ設けられている。
<作用>
本実施形態の作用について説明する。
図3において実線L1にて示すように、ラジアル軸受40やスラスト軸受60を潤滑した後の潤滑油は、ラジアル軸受40やスラスト軸受60から流出した後、下方に落下して案内板94に受け止められる。そしてその後、ドレン孔20dへと導かれるように案内板94の上面を流れていき、ドレン孔20dに落下して排出される。
また、実線L2にて示すように、ラジアル軸受40やスラスト軸受60を潤滑した後の潤滑油の一部や、案内板94の上面を流れる潤滑油の一部は、デフレクタ90と同デフレクタ90に対向するシールプレート22との間の空間Sに流れ込む。そして、その後、軸受ハウジング21の内壁面を流れ落ちてドレン孔20dに流れ込む。
他方、上記空間Sに流れ込んだ後にドレン孔20dへ向かう潤滑油と、案内板94の上面から空間Sに流れ込む潤滑油とがぶつかることにより、空間Sからの潤滑油の排出性が悪化すると、同空間Sにおける潤滑油の滞留量が増加して油溜まりPが発生する。
ここで、仮に上記貫通孔95をデフレクタ90に設けていない過給機において、そうした油溜まりPが発生すると、以下のような不都合が起きるおそれがある。
すなわち、コンプレッサハウジング20内の圧力Pcが軸受ハウジング21内の圧力Pbhよりも低くなると、空間Sの圧力が低下することにより、油溜まりPの油面が上昇してシールリング80にまで達するようになる。油面がシールリング80にまで達すると、二点鎖線L3にて示すように、油溜まりPの潤滑油、つまり空間Sに溜まった潤滑油がシールリング80を通過してコンプレッサハウジング20側に漏れてしまうおそれがある。
この点、本実施形態の過給機10は、上記貫通孔95をデフレクタ90に設けているため、そうした不都合の発生が抑制される。
すなわち、油溜まりPが発生しても、貫通孔95が空気孔の役割を果たすため、空間Sの圧力低下が抑制される.従って、油溜まりPの油面の上昇が抑制されて、同油面がシールリング80にまで達することが抑えられる。
また、コンプレッサハウジング20内の圧力Pcと軸受ハウジング21内の圧力Pbhとの差圧が大きい場合や、空間Sに流れ込む潤滑油の量が多い場合などには、油溜まりPの油面が上昇するおそれはある。しかし、この場合でも、実線L4にて示すように、油面が上記貫通孔95に達した時点で、油溜まりPの潤滑油は、貫通孔95を介して空間Sから排出されて、案内板94の上面を流れた後、ドレン孔20dに落下する。
<効果>
本実施形態の効果について説明する。
(1)デフレクタ90とシールプレート22との間の空間Sに溜まる潤滑油は、デフレクタ90に設けられた貫通孔95を介して空間Sから排出されるため、空間Sに溜まった潤滑油がコンプレッサハウジング20内に漏れることを抑制することができる。
(2)また、上記貫通孔95の作用によって油溜まりPの油面上昇が抑えられるため、油面がシールリング80にまで達することも抑えることができる。
<変更例>
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・デフレクタ90に貫通孔95を複数設けてもよい。
・デフレクタ90は軸受板70に固定されていたが、他の部材に固定してもよい。
・コンプレッサハウジング20、軸受ハウジング21、及びシールプレート22はそれぞれ別部材となっていたが、それら各部材の少なくとも2つが一体成形されていてもよい。
10…過給機
20…コンプレッサハウジング
20d…ドレン孔
21…軸受ハウジング
22…シールプレート
22a…シールリング配設孔
30…コンプレッサホイール
40…ラジアル軸受
50…シャフト
60…スラスト軸受
70…軸受板
80…シールリング
90…デフレクタ
91…平板部
92…挿通孔
93…ボルト孔
94…案内板
95…貫通孔
S…空間
P…油溜まり

Claims (1)

  1. コンプレッサホイールが収納されるコンプレッサハウジングと、
    一方端に前記コンプレッサホイールが設けられるシャフトと、
    前記シャフトを回転可能に支持するとともに潤滑油が供給される軸受と、
    前記軸受を収納するとともに重力方向下方にドレン孔を有する軸受ハウジングと、
    前記シャフトが挿通されるシールリングと、
    前記シールリングが挿通されるシールリング配設孔を有しており前記軸受ハウジングと前記コンプレッサハウジングとの間に配設されるシールプレートと、
    前記シールプレートに対して前記軸受ハウジング側に設けられており、前記シールリングが挿通される挿通孔と前記軸受を潤滑した後の前記潤滑油を前記ドレン孔に導く案内板とを有するデフレクタと、を備えており、
    前記デフレクタにおいて前記挿通孔よりも重力方向下方の部位には貫通孔が設けられている過給機。
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