JP2022096600A - 自律システム終端支援技術 - Google Patents

Abstract

【課題】自律システムの移動の終了時に支援を提供するための様々なシステム及び方法が提供される。【解決手段】システムは、上記ユーザを輸送するよう構成されている自律システムと、上記自律システムに連結され、且つ、上記自律システムと終端との間の環境のセンサストリームを提供するよう構成されている第１のセンサと、上記自律システムに機械的に連結されている終端支援プロセッサとを含み得る。一例において、上記終端支援プロセッサは、上記センサストリームを受信及び処理し得、上記センサストリームに応答して上記環境における上記ユーザを検出及び追跡し得、上記センサストリームに基づいて第１のモバイルデバイスにステータス情報を提供し得る。【選択図】図１

Description

本明細書で説明される複数の実施形態は、概して、自律システムに関連し、特に、車両の終端支援技術に関連する。

モバイル通信デバイスの急増により、そのようなデバイスのユーザが、当該ユーザがどこに位置していてもほとんどいつでも情報を検索して用いることを可能にした。地理的な情報及びインフラストラクチャ情報へのアクセスは、そのような地理的な情報及びインフラストラクチャ情報を検索でき、２又はそれより多くの位置間を移動するためのルートを計画できるモバイルアプリケーションをユーザが用い得るので、物理的地図をほとんど時代遅れなものにした。自律走行車は、移動するために指定されたルートに沿って車両を案内すべく、様々な機械学習機能をさら用い得る。

必ずしも縮尺どおりに描かれていない図面において、同様の参照符号は異なる図において同様のコンポーネントを説明し得る。異なる添え字を有する同様の参照符号は、同様のコンポーネントの異なるインスタンスを表し得る。幾つかの実施形態が例として図示されているが、添付図面の図において限定するものではない。

例示的な終端支援ツールを用いる車両の制御システムに適用可能な環境を図示する。

環境内で例示的な終端支援能力を含む制御システムの動作の概要を概して図示する。

第１のユーザ又は監視者ユーザの電子デバイスのナビゲーションアプリケーション上で起動し得る、終端支援ツールを伴うアプリケーションの例示的なスクリーンディスプレイ又は終端支援ツールのスクリーンディスプレイを概して図示する。

図３のディスプレイと共に又は図３のディスプレイの代わりに用いられ得る第１の領域の代替の例示的なマップディスプレイを概して図示する。

本保護対象に係る例示的な終端支援ツールの動作の例示的な方法のフローチャートを概して図示する。

一実施形態に係る、本明細書で説明された任意の１又は複数の技術（例えば、方法論）を実行し得る例示的な機械を図示するブロック図である。

以下の説明では、説明の目的で、幾つか例示的な実施形態の十分な理解を提供すべく、多くの具体的な詳細が記載される。しかしながら、本開示はこれらの具体的な詳細なしで実施され得ることが、当業者に明白であろう。

例えば、車両のナビゲーションシステムの形態で、車両の制御システムはまた、ユーザが第１の終端（例えば、ユーザが移動するルートにおけるエンドポイント）から移動するために車両を用いる前に、及び、ユーザが第２の終端への移動の車両移動部分を完了した後に、ユーザにサービスを提供し得る。制御システムによって提供される終端支援ツールは、それぞれの終端と車両との間でユーザに安全な通行を提供することに役立ち得る。加えて、終端支援ツールは、事後の検証目的で、それぞれの終端と車両との間でユーザの通行を監視及び記録し得る。特定の例において、第２のユーザが監視者として指定され得、リアルタイムで移動を監視することに加えて、監視者はまた、車両と移動の対応する終端との間でユーザの通行を監視し得る。

特定の例において、終端支援技術は、車両の既存のナビゲーションシステム内で、又は、ユーザのモバイルデバイスのナビゲーションアプリケーションと協働して少なくとも部分的に用いられ得る。技術は、多種多様の車両に適用可能であり得、本明細書では自律走行車に関して説明される。例示的な終端支援技術を用い得る他のタイプの車両は、スケートボード、スクーター、自転車、オートバイ、ボート、飛行機、ヘリコプター又は同様のプロペラ若しくはジェット動力航空機等の航空車両、並びに、車やトラック等のあらゆる種類の地上の乗用車及びそのような車両の自律型バージョンを含むがこれらに限定されない。

自律走行車（ＡＶ）は、人間の支援なしで動作し得る車両である。ＡＶは、完全自律モード又は部分自律モードで動作し得る。部分自律モードであるとき、ＡＶは、車線逸脱監視、速度制御、衝突回避、又は、ステアリング等の人間の運転者が運転の他の態様を実行する間の同様のもの等の幾つかの自律機能を提供し得る。例示的なＡＶが図１で提供されて以下でさら説明される。

ＡＶは、様々な前方、側方、及び後方に向いているセンサを含み得る。センサは、レーダ、ＬｉＤＡＲ（ｌｉｇｈｔ ｉｍａｇｉｎｇ ｄｅｔｅｃｔｉｏｎ ａｎｄ ｒａｎｇｉｎｇ）、カメラ、超音波、赤外線、又は他のセンサシステムを含み得る。前向きセンサは、適応走行制御、駐車支援、車線逸脱、衝突回避、歩行者検出、及び同様のものに用いられ得る。後ろ向きセンサは、車線変更を実行するとき、又は低速で後退するとき（例えば、駐車距離モニタ）、ドライバーに潜在的な障害物（例えば、車両）を警告するために用いられ得る。

図１は、例示的な終端支援ツール１０５を用いるナビゲーションシステム１０４に適用可能な環境１００を図示する。環境１００は、ユーザ１０１と、ユーザ１０１が輸送のために有する又は用いるだろう車両１０２と、ユーザの移動の終端１０３と、終端支援ツール１０５を用いるナビゲーションシステム１０４とを含む。車両１０２は、例えば、ナビゲーションシステム１０４の一部として又は終端支援ツール１０５の一部として、１又は複数のプロセッサと、終端支援プロセッサと、ユーザ１０１に終端支援を提供することを支援する複数のセンサ又は変換器１０６、１０７を含み得る。そのようなセンサ及び変換器は、カメラ１０６及び照明光源１０７を含み得る。カメラ１０６は、車両１０２と終端１０３との間の経路１０８を含むシーンをキャプチャ及び記録し得る。ユーザ１０１が終端１０３と車両１０２との間を横断するので、終端支援ツール１０５は、ユーザ１０１を追跡し得、ユーザの肉体の健康に潜在的脅威をもたらすかどうかわからない動き又はオブジェクトのシーンを監視し得る。経路１０８が暗い場合、照明光源１０７は、経路１０８を照らすために用いられ得る。

特定の例において、ユーザ１０１は、終端支援ツール１０５と相互作用するパーソナルモバイル通信デバイス１０９上のソフトウェアアプリケーションを用い得る。ユーザ１０１が車両１０２と終端１０３との間を横断するので、終端支援ツール１０５は、ユーザのパーソナル通信デバイス１０９とユーザ通信リンク１２２を確立し得、ユーザ１０１が見るためにカメラ１０６の画像情報をブロードキャストし得る。画像情報によって提供される目で見えるフィードバック情報は、ユーザ１０１が、環境１００のユーザ自身の視界を介して利用可能な環境情報に加えて、経路１０８の周囲の環境１００をより十分に観察することを可能にし得る。

特定の例において、ナビゲーションシステム１０４又は終端支援ツール１０５は、バックエンドプロセッサ回路１１０を含み得る。幾つかの例において、バックエンドプロセッサ回路１１０は、ナビゲーションシステム１０４の回路内で実装され得る。幾つかの例において、バックエンド処理回路１１０は、ナビゲーションシステム１０４から分離し得る。幾つかの例において、バックエンド処理回路１１０は、車両１０２から離れて配置され得る。幾つかの例において、バックエンド処理回路１１０は、クラウドコンピューティング環境１１２で任意選択的に用いられ得る。バックエンド処理回路１１０は、カメラ１０６によって提供された画像情報を受信し得、事後で、例えば、ユーザ１０１が経路１０８を横断したことを検証するため、又は、ユーザ１０１が経路１０８を横断しているときに発生したかもしれない出来事を調査することを支援するために用いるための情報を記憶し得る。

特定の例において、ユーザ１０１は、終端支援ツール１０５を用いた監督連絡１１４を指定し得、監視通信情報を終端支援ツール１０５に提供し得る。ユーザ１０１が終端１０３で終端支援を呼び出すと、バックエンド処理回路１１０は、監視通信情報を用いて監視通信リンク１１６を確立し得、カメラ１０６からの画像データを監視通信リンク１１６に送信し得る。

特定の例において、終端支援ツール１０５は、車両１０２上で利用可能であり得る追加のセンサ１１８又は変換器を用い得る。例えば、車両１０２が追加のカメラ又はライダーセンサ等の追加のセンサ１１８を含む場合、終端支援ツール１０５は、追加のセンサ１１８を用いて経路１０８の周囲の環境をスキャンし、他のオブジェクト１２０又は動きを検出し得る。幾つかの例において、車両は、ドローン１１９を任意選択的に配備して、カメラ等の追加のセンサを提供し得、ユーザ又は認識された脅威を追跡することを支援し得る。追加のセンサ１１８からのデータが、機械学習技術を用いて処理されて、潜在的なオブジェクト１２０及び動きを検出及び分類し得、その後、ユーザ通信リンク１２２を介してユーザ１０１に警告を提供し得る。幾つかの例において、ユーザパーソナル通信デバイス１０９のスクリーンが、車両１０２及び終端１０３の周囲の環境１００のマップ、並びに、終端支援ツール１０５によって検出されるユーザ１０１及び任意の他の潜在的に関連のあるオブジェクト１２０の位置を示すように、終端支援ツール１０５は、ユーザ通信リンク１２２を介して、マッピング画像を提供し得る。幾つかの例において、ユーザ１０１の注意が検出されたオブジェクト１２０の領域に即座にもたらされ得るように、車両１０２の追加の照明光源１２４が、終端支援ツール１０５によって識別された検出されたオブジェクト１２０の周囲の領域を照らすために用いられ得る。特定の例において、追加の照明光源１２４の方向が終端支援ツール１０５によって操作され得る場合、終端支援ツール１０５は、追加の照明光源１２４を用いて検出されたオブジェクト１２０を追跡し得る。

特定の例において、終端支援ツール１０５を用いる準備の際に、ユーザ１０１は、終端１０３のセキュリティシステムのセンサ及び変換器１２６等の終端１０３のセンサ及び変換器１２６を用いるために接続情報を提供し得る。ユーザ１０１が終端支援を呼び出すと、終端支援ツール１０５は、車両１０２が終端１０３にあることを検出し得、ユーザ１０１に終端支援を提供するためにセキュリティシステムのセンサ又は変換器１２６を用いる目的でセキュリティシステムとの通信を確立し得る。

図２は、環境２００内で例示的な終端支援能力を含むナビゲーションシステムの動作の概要を概して図示する。環境２００は、終端支援を提供できるナビゲーションシステムを有する車両２０２と、第１のユーザ２０１又はより具体的には第１のユーザのコンピュータデバイスと、ナビゲーションシステム又は終端支援能力のいずれのためのバックエンド回路２１０と、１又は複数の選択的な監視者ユーザ２１４、２３４又はより具体的には１又は複数の選択的な監視者ユーザのコンピュータデバイスとを含み得る。終端支援の動作は、車両２０２を用いる直前に、車両２０２が第１のユーザ２０１の目的地に到着する近く若しくは到着時に、又は車両２０２を使用する設定している間に、第１のユーザ２０１によって起動又は要求２４０され得る。特定の例において、目的地、例えば、第１のユーザ２０１をピックアップするための最初の目的地又は第１のユーザ２０１をおろすための最後の目的地に到着すると、終端支援が第１のユーザによって開始されてもよく、車両２０２のナビゲーションシステムのコンピュータによって自動的に起動されてもよい。初期化すると、車両２０２は、第１のユーザ通信リンクを確立する、バックエンドとの終端支援通信リンクを確立する等を含むがこれらに限定されない複数のタスクを実行し得る。車両はまた、予め定められたリソース２４２の使用を初期化して、車両２０２と目的地の終端との間で第１のユーザ２０１を追跡２４４することを開始し得る。そのようなリソースは、車両のカメラ又は終端支援回路内でプログラムされた他のカメラを介してユーザを追跡することを含み得る。カメラのセンサストリーム又はビデオフィードが、第１のユーザ２０１に通信又はストリーミング２４６されて、ユーザが第１のユーザの視点から見えるものより多くの環境を潜在的に見ることを可能にし得る。幾つかの例において、予めプログラミングされている場合、又は第１のユーザ２０１によって選択２４８されている場合、終端支援回路は、選択的な第２の監視ユーザ２１４、２３４への監視通信リンクを初期化し得、センサストリームが監視２５１又は分析２７０のために第２のユーザに配信２５０され得る。特定の例において、バックエンド回路２１０は、車両のナビゲーションシステムの一部であってもよく、終端支援ツールの一部であってもよく、クラウドベースの機械であってもよい。特定の例において、第２の監視者ユーザ２１４、２３４のうちの１人は、第１のユーザ２０１によって選択された監視者ユーザ２１４、ナビゲーションシステムプロバイダの従業員、又はシステムの人工知能（ＡＩ）２３４であり得る。特定の例において、バックエンド２１０は、終端と車両２０２との間で第１のユーザ２０１の動き２５４を監視するために用いられる１又は複数のリソースによってキャプチャされた信号２５２を記録し得る。そのような記録は、第１のユーザ２０１が車両と終端との間を安全に横断２５４したことを他のユーザに確認するために用いられてもよく、第１のユーザ２０１が車両と終端との間を横断２５４していた間に発生した出来事を調査するために用いられてもよい。

第１のユーザが終端と車両との間を横断２５４するときに、第１のユーザ２０１、又は、第２のユーザ２１４、２３４のうちの１又は複数、カメラの視野、又は任意選択的に車両の位置が、自動的に又は第１のユーザ２０１からの要求２５８に応答してのいずれかで調整２５６され得る。第１のユーザ２０１が車両と終端との間を横断２５４する間に状況に出くわす場合、第１のユーザ２０１、バックエンド回路２１０、又は第２のユーザ２１４、２３４のうちのいずれか１つは、第１の応答者又は第１のユーザの位置に近い誰か他の人等の第１のユーザ２０１の連絡支援を開始し得る。

第１のユーザ２０１の終端と車両との間の横断２５４が完了すると、終端支援ツール又は第１のユーザ２０１は、終端支援を終了２６２し得る。終端支援の終了２６２に応答して、終端支援ツールは、任意のセンサ信号のストリーミング２６４を終了し得、終端支援ツールと第１ユーザ２０１及び第２のユーザ２１４、２３４との間の通信リンクを終了又はリリース２６６し得る。特定の例において、例えば、第１のユーザ２０１が旅又は移動の開始時に終端支援を用いるとき、第１のユーザ通信リンクが、ナビゲーションシステムが使用するために転送又は再利用され得る。特定の例において、終端支援が終了２６２すると、バックエンド回路２１０は、情報ストリームを記録２６８し得る。特定の例において、記録することは、情報ストリームを削除すること、限られた時間情報ストリームを保存すること、又は、終端支援中に発生した出来事を調査することを支援するために情報ストリームを保存することを含み得る。

特定の例において、終端と車両との間の経路の周囲の領域が暗いときに終端支援ツールが呼び出されたとき、終端支援ツールは、車両２０２の照明光源又は関連した終端システムの照明光源を用いて、第１のユーザ２０１が経路を横断２５４する間、経路を照らし得る。幾つかの例において、照明光源の焦点方向が制御され得る場合、第１のユーザ２０１又は監視者ユーザ２１４は、照明光源の方向を制御し得る。幾つかの例において、照明光源の方向を制御することは、車両２０２を移動して照明光源の方向を制御することを含み得る。

終端ナビゲーションツールの特別な利点は、第１のユーザ２０１が車両と終端との間の経路を横断２５４したときに何か予期せぬことが発生したときに明らかになる。例えば、特定の例において、終端支援ツールの終端支援能力を呼び出す２４０と、車両又は関連するリソースの任意の１又は複数の追加のセンサ（例えば、終端のセキュリティシステム等）が、終端と車両との間の経路の周囲の環境をスキャン又は監視することが可能になり得る。追加のセンサからの信号、及び、第１のユーザ２０１を追跡２４４するセンサからの信号は、任意の検出を分類すべく、１又は複数のレベルで処理され得る。幾つかの例において、車両２０２の終端支援プロセッサ回路又はバックエンド回路２１０は、特定の信号パターンをモノ（例えば、木、消火栓、縁石、茂み等）として分類することが可能であり得る。車両２０２のより高機能なプロセッサ、バックエンド回路２１０、又はＡＩ監視者２３４は、センサ情報を分析２７０し、より詳細な情報（例えば、風で揺れる枝、ペットを散歩させる人、芝生を吹く葉等）に従って検出を分類することが可能であり得、より高機能なプロセッサ又はＡＩ監視者２３４が、そのような検出を第１のユーザ２０１への潜在的又は実際の脅威として分類し、脅威を軽減する又は第１のユーザ２０１若しくは監視者ユーザ２１４の注目を脅威に向けるための措置を取ることも可能にし得る。

特定の例において、終端支援ツールは、第１のユーザ２０１又は監視者ユーザ２１４の注目を脅威に向けるための措置を取り得る。例えば、終端支援ツールは、メッセージを第１のユーザ２０１又は監視者ユーザ２１４の電子デバイスに送信し得る。幾つかの例において、メッセージは、脅威に関するメッセージ又は第１のユーザ２０１に関する脅威の位置を示すアイコンのいずれかでセンサストリームを増強する形態を取り得る。特定の例において、終端支援ツールは、脅威に影響を与えるために、１又は複数の追加のリソースを用い得る。例えば、検出された脅威の周囲の領域を照らし得る追加の照明光源が利用可能である場合、終端支援ツールは、照明光源を有効にし得、よって、第１のユーザの注目が検出された脅威の領域に向けられる。幾つかの例において、注目を脅威に向ける又は領域内の他の人々の注目を車両及び脅威の大まかな近辺に向けるために、方向指示器及びテールライト等の車両の他の光がつけられ得る。幾つかの例において、終端支援ツールは、スピーカ等の音響変換器を用いて、脅威を知らせる又は他の音（例えば、サイレン等）を生成することにより、第１のユーザに警告し、場合によっては脅威をアラームして、脅威を阻止し得る。

特定の例において、車両レベル、バックエンドレベル、又はＡＩ監視者レベルのいずれでの終端支援ツールは、実際の脅威を検出し得、電話、テキストメッセージ、又は他の信号を発信して第１のユーザ２０１の支援のために第１の応答者２６０に連絡を取り得る。特定の例において、終端支援ツールは、例えば、第１のユーザ２０１又は監視者ユーザ２１４の電子デバイス上で動作するアプリケーションを介して、それぞれの電子デバイスのスクリーン上にパニックボタンタイプのユーザ入力デバイスを提供し得る。第１のユーザ２０１又は監視者ユーザ２１４が、第１のユーザ２０１への差し迫った脅威、又は第１のユーザ２０１、終端、若しくは車両２０２の周囲の幾つかの他の差し迫った危険を疑う場合、第１のユーザ２０１又は監視者ユーザ２１４は、パニックボタンを押してもよく、そうでなければ、パニックボタンを起動してもよく、終端支援ツールは、支援のために１又は複数の第１の応答者に連絡を取り２６０得、第１のユーザ２０１又は車両２０２の位置を含め得る。

図３は、第１のユーザ又は監視者ユーザの電子デバイス３０１のナビゲーションアプリケーション上で起動し得る、終端支援ツールを伴うアプリケーションの例示的なスクリーンディスプレイ３００、又は終端支援ツールのスクリーンディスプレイを概して図示する。スクリーンディスプレイ３００は、第１のユーザを追跡するビデオストリーム３９１等の１又は複数のビデオストリームを見るための第１の領域３９０を含み得る。幾つかの例において、第１の領域は、終端支援ツールによって削除されたものとして、車両、終端、及び第１のユーザの位置を示す概要マップを含み得る。幾つかの例において、第２のカメラが利用可能である場合、第２のビデオストリーム３９２は、第１のユーザを追跡する第１のカメラの視野の外側の領域のビデオストリームを含み得、よって、第１のユーザは、第１のユーザの視点から得られるものより多くの環境を見ることができる。特定の例において、何かが検出された場合、前述の終端支援ツール、１又は複数のビデオストリーム３９１、３９２による検出３９３が、第１のユーザ又は監視ユーザの注目を検出に向けるべく、検出３９３の位置又は説明テキスト３９４で増強され得る。

スクリーンディスプレイ３００の選択的な第２の領域３９５は、ユーザ入力３９６、３９７を含み得る。特定の例において、スクリーンディスプレイ３００の第２の領域３９５は、終端支援ツールを介して制御可能な照明光源を指示するため、又は終端支援ツールを介して制御可能なカメラの視野を指示若しくは調整するための制御３９６を含み得る。特定の例において、スクリーンディスプレイ３００の第２の領域３９５は、第１の応答者に連絡を取るために終端支援ツールを起動するパニックボタン３９７を含み得る。第２の領域３９５はまた、終端支援ツールの能力を起動すべく、又は、例えば、第１のユーザが終端と車両との間の経路を横断することを完了したときに終端支援ツールの能力をリリースすべく、ユーザ入力を選択的に表示し得る。

図４は、図３のディスプレイ３９１、３９２と共に又は図３のディスプレイ３９１、３９２の代わりに用いられ得る第１の領域３９０の代替の例示的なマップディスプレイ４９１を概して図示する。画像情報のみを表示する代わりに、第１の領域３９０はまた、車両４０２及び終端４０３の周囲の環境のマップ４９１を表示するために用いられ得る。マップ４９１は、終端支援ツールによって検出されたユーザ４０１、終端４０３、車両４０２、及び他のオブジェクト４２０のアイコンで増強され得る。特定の例において、終端支援ツールは、オブジェクトが何であるか及びオブジェクトが脅威であるように思われるか否かを示すべく、マップディスプレイ４９１を増強するためにテキスト４９４を用い得る。幾つかの例において、色が、検出されたオブジェクトが分類されるか否か、及び、当該分類が、オブジェクトが脅威であるか否か、場合によっては、オブジェクトが表す脅威のレベルを示すかを示すために用いられ得る。

図５は、本保護対象に係る例示的な終端支援ツールの動作の例示的な方法のフローチャートを概して図示する。方法５００の動作が、図１～図４に関して前述されたもの又は図６に関して以下で説明されるもの等のハードウェアコンピュータによって実行される。５０１では、第１のユーザからの要求を受信した後、終端支援ツールは、第２のユーザが終端と車両との間を横断するために用い得る、環境からの画像情報をキャプチャし得る。幾つかの例において、この例で図示されるように、第１のユーザ及び第２のユーザは同一である。親が子どもに独りで自律走行車の移動を開始又は終了することを要求するときは、第１のユーザ及び第２のユーザが異なるユーザであり得るときの例である。特定の例において、画像情報は、車両の第１のカメラ、又は終端支援ツールに以前にプログラムされたリソースの第２のカメラを用いるビデオストリームを含み得る。

５０３では、カメラ又は１又は複数の追加のセンサは、第１のユーザ以外のオブジェクトについて環境をスキャンし得る。特定の例において、終端支援ツールは、環境内のオブジェクトを検出及び分類するために画像情報を用い得る。幾つかの例において、車両の追加のセンサ又は以前にプログラムされたリソースの追加のセンサが、第１のユーザ以外のオブジェクトについて第１のカメラの視野の外側の環境をスキャンするために用いられ得る。

５０５では、第１の通信リンクが、終端支援ツールのコントローラと、第１のユーザ、より正確には、第１のユーザの電子デバイスとの間で確立され得る。５０７では、第１のユーザが終端と車両との間を横断又は移動するときに、環境のステータス情報が、第１のユーザに送信され得る。ステータス情報は、１又は複数のセンサストリーム、ビデオストリーム、又は他の画像情報を含み、第１のユーザが車両と終端との間の経路の周囲の環境をより完全に認識することを可能にし得る。特定の例において、ステータス情報は、環境で検出された他のオブジェクトのテキスト又はグラフィック表示を含み得る。

５０９では、第２の通信リンクが、第２のユーザ又は第２のユーザの電子デバイスを用いて任意選択的に確立され得る。前述のように、そのような第２のユーザは、監視ユーザであり得る。特定の例において、第２のユーザの連絡情報が、終端支援ツールに予めプログラミングされていてもよく、終端支援を要求するときに第１のユーザによって提供されてもよい。５１１では、第１のユーザが終端と車両との間を横断又は移動するときに、第１のユーザの環境のステータス情報が、第２のユーザに送信され得る。ステータス情報は、１又は複数のビデオストリーム、又は他の画像情報を含み、第２のユーザが第１のユーザの健康を認識すること、及び第１のユーザと車両及び終端との間の経路の周囲の環境を認識することを可能にし得る。特定の例において、ステータス情報は、環境で検出された他のオブジェクトのテキスト又はグラフィック表示含み得る。

５１３では、脅威が、画像情報を処理すること等により、第１のユーザ、第２のユーザ、又は終端支援ツールによって検出される場合、終端支援ツールのコントローラは、物理支援のために第１の応答者に連絡を取り得る。特定の例において、第１のユーザ又は第２のユーザは、終端支援ツールと関連しているアプリケーションのディスプレイ上で提供されているパニックボタン等の、それぞれの電子デバイス上のユーザ入力を用い得る。特定の例において、終端支援ツールは、後続の使用のためにステータス情報を記録し得る。例えば、記憶された記録は、子ども又は他の愛する人等の第１のユーザが車両と終端との間を安全に横断したことを検証するために、親によって用いられ得る。他の例において、記憶された記録は、第１のユーザが車両と終端との間を横断している間に環境内で発生した出来事を調査することを支援するために用いられ得る。

本保護対象に係る終端支援ツールは、ナビゲーションシステム又は自律走行車システムと連動して動作するかどうかにかかわらず、そのようなシステムの有用性を拡張し得る。終端支援ツールはまた、ユーザが第１の終端のドアを離れる瞬間から、ユーザが目的地の終端のドアをくぐる瞬間、及び、移動中に車両間を横断する、又は、移動中の休憩のために中間の終端を用いる等の、ユーザが中間の終端間を横断する瞬間さえも、ユーザの移動をより完全に監視する手段を提供することによって、ユーザ及びユーザと関連している他の人に心の平和を提供し得る。

複数の実施形態は、ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのうちの１又はこれらの組み合わせで実装され得る。複数の実施形態はまた、本明細書で説明された動作を実行すべく、少なくとも１つプロセッサによって読み取られて実行され得る、機械可読記憶デバイス上に記憶された命令として実装され得る。機械可読記憶デバイスは、機械（例えば、コンピュータ）によって可読な形態で情報を記憶するための任意の非一時的な機構を含み得る。例えば、機械可読記憶デバイスは、リードオンリメモリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、並びに他の記憶デバイス及び媒体を含み得る。

プロセッササブシステムは、機械可読媒体上で命令を実行するために用いられ得る。プロセッササブシステムは、１又は複数のプロセッサを含み得、それぞれは１又は複数のコアを含む。さらに、プロセッササブシステムは、１又は複数の物理デバイス上に配置され得る。プロセッササブシステムは、グラフィックス処理ユニット（ＧＰＵ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、又は固有機能プロセッサ等の１又は複数の専用プロセッサを含み得る。

本明細書で説明される複数の例は、ロジック又は複数のコンポーネント、モジュール、若しくは機構を含んでもよく、それら上で動作してもよい。モジュールは、本明細書で説明された動作を実行すべく、１又は複数のプロセッサに通信可能に連結されたハードウェア、ソフトウェア、又はファームウェアであり得る。モジュールは、ハードウェアモジュールであり得、そのようなモジュールは、特定の動作を実行できる有形のエンティティと見なされ得、特定の態様で 構成又は配置され得る。一例において、回路が、モジュールとして特定の態様で（例えば、内部に又は他回路等の外部のエンティティに対して）配置され得る。一例において、１又は複数のコンピュータシステム（例えば、スタンドアロン、クライアント、又はサーバコンピュータシステム）、又は、１又は複数のハードウェアプロセッサの全部又は一部が、特定の動作を実行するために動作するモジュールとして、ファームウェア又はソフトウェア（例えば、命令、アプリケーションの一部、又はアプリケーション）によって構成され得る。一例において、ソフトウェアは、機械可読媒体上に存在し得る。一例において、ソフトウェアは、モジュールの基本的なハードウェアによって実行されるとき、ハードウェアに特定の動作を実行させる。したがって、ハードウェアモジュールという用語が、有形のエンティティを包含すること、特定の態様で動作する、又は、本明細書で説明された任意の動作の一部又は全部を実行するために、物理的に構成される、特に（例えば、ハードワイヤードで）構成される、又は、一時的に（例えば、過渡的に）（例えば、プログラムされて）構成されるエンティティであること理解される。モジュールが一時的に構成される複数の例を考慮して、それぞれのモジュールは、どの時点でもインスタンス化される必要がない。例えば、モジュールがソフトウェアを用いて構成された汎用ハードウェアプロセッサを備える場合、汎用ハードウェアプロセッサは、異なる時間でそれぞれの異なるモジュールとして構成され得る。ソフトウェアは、例えば、１つの時間インスタンスで特定のモジュールを構成するように、及び、異なる時間インスタンスで異なるモジュールを構成するように、ハードウェアプロセッサを適切に構成し得る。モジュールはまた、本明細書で説明された方法論を実行するよう動作するソフトウェア又はファームウェアモジュールであり得る。

本書類で用いられる回路構成（Ｃｉｒｃｕｉｔｒｙ）又は回路（ｃｉｒｃｕｉｔ）は、例えば、単独で、又は任意の組み合わせで、ハードワイヤード回路構成、１又は複数の個々の命令処理コアを備えるコンピュータプロセッサ等のプログラマブル回路構成、ステートマシン回路構成、及び／又は、プログラマブル回路構成によって実行される命令を記憶するファームウェアを備え得る。回路、回路構成、又はモジュールは、集合的に又は個々に、例えば、集積回路（ＩＣ）、システムオンチップ（ＳｏＣ）、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、サーバ、スマートフォン等のより大きなシステムの一部を形成する回路構成として具現化され得る。

本明細書の任意の実施形態で用いられるように、用語「ロジック」は、任意の前述の動作を実行するよう構成されるファームウェア及び／又は回路構成を指し得る。ファームウェアは、メモリデバイス及び／又は回路構成におけるコード、命令若しくは命令セット、及び／又は、ハードコードされた（例えば、不揮発性）データとして具現化され得る。

本明細書の任意の実施形態で用いられるような「回路構成」は、例えば、単独で又は任意の組み合わせで、ハードワイヤード回路構成、プログラマブル回路構成、ステートマシン回路構成、ロジック、及び／又は、プログラマブル回路構成によって実行される命令を記憶するファームウェアを備え得る。回路構成は、集積回路チップ等の集積回路として具現化され得る。幾つかの実施形態において、回路構成は、少なくとも部分的に、本明細書で説明された機能に対応するコード及び／又は命令セット（例えば、ソフトウェア、ファームウェア等）を実行するプロセッサ回路構成によって形成され得、よって、汎用プロセッサを特定の目的の処理環境に変換して本明細書で説明された１又は複数の動作を実行する。幾つかの実施形態において、プロセッサ回路構成は、スタンドアロン集積回路として具現化されてもよく、集積回路上の複数のコンポーネントのうちの１つとして組み込まれ得る。幾つかの実施形態において、ノード又は他のシステムの様々なコンポーネント及び回路構成が、システムオンチップ（ＳｏＣ）アーキテクチャに統合され得る。

図６は、一実施形態に係る、コンピュータシステム６００の例示的な形態で機械を図示するブロック図であり、当該機械に本明細書で説明された方法論のいずれか１つを実行させるように、命令のセット又は命令のシーケンスが実行され得る。代替的な実施形態において、機械は、スタンドアロンデバイスとして動作し、他の機械に接続（例えば、ネットワーク化）されてもよい。ネットワーク化された配置において、機械は、サーバ－クライアントネットワーク環境におけるサーバ又はクライアント機械のいずれの立場で動作してもよく、ピアツーピア（又は分散型）ネットワーク環境におけるピア機械の機能を果たしてもよい。機械は、車両サブシステム、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）、タブレットＰＣ、ハイブリッドタブレット、パーソナルデジタルアシスト（ＰＤＡ）、携帯電話、又は当該機械によって行われる動作を特定する（シーケンシャル又は別様な）命令を実行できる任意の機械であり得る。さらに、単一の機械のみが図示されているが、用語「機械」はまた、本明細書で説明された任意の１又は複数の方法論を実行するための命令のセット（又は複数のセット）を個々に又は共同に実行する機械の任意の集合を含むと解釈されるべきである。同様に、用語「プロセッサベースのシステム」は、本明細書で説明された任意の１又は複数の方法論を実行するための命令を個々に又は共同に実行する、プロセッサ（例えば、コンピュータ）によって制御される又は当該プロセッサによって動作される１又は複数の機械の任意のセットを含むと解釈されるべきである。

例示的なコンピュータシステム６００は、少なくとも１つのプロセッサ６０２（例えば、中央処理装置（ＣＰＵ）、グラフィックス処理ユニット（ＧＰＵ）、又はその両方、プロセッサコア、計算ノード等）と、メインメモリ６０４と、スタティックメモリ６０６とを含み、それらはリンク６０８（例えば、バス）を介して互いと通信する。コンピュータシステム６００は、ビデオディスプレイユニット６１０と、英数字入力デバイス６１２（例えば、キーボード）と、ユーザインターフェース（ＵＩ）ナビゲーションデバイス６１４（例えば、マウス）とをさらに含み得る。一実施形態において、ビデオディスプレイユニット６１０と、入力デバイス６１２と、ＵＩナビゲーションデバイス６１４とは、タッチスクリーンディスプレイに組み込まれる。コンピュータシステム６００は、記憶デバイス６１６（例えば、ドライブユニット）と、信号生成デバイス６１８（例えば、スピーカ）と、ネットワークインターフェースデバイス６２０と、グローバルポジショニングシステム（ＧＰＳ）センサ、コンパス、加速度計、ジャイロメータ、磁気計、又は他のセンサ等の１又は複数のセンサ（不図示）とをさらに含み得る。１つの例示的な実施形態において、コンピュータシステム６００は、図１及び本書類の他の場所を参照して説明されたナビゲーションシステム１０４に類似した機能を有し得るナビゲーションシステム６１９をさらに含み得る。

記憶デバイス６１６は、本明細書で説明された任意の１又は複数の方法論又は機能によって具現化する又はそれらに利用される１又は複数のセットのデータ構造及び命令６２４（例えば、ソフトウェア）が記憶される機械可読媒体６２２を含む。命令６２４はまた、メインメモリ６０４、スタティックメモリ６０６、及びプロセッサ６０２も機械可読媒体を構成する状態で、メインメモリ６０４、スタティックメモリ６０６内に、及び／又は、コンピュータシステム６００によるそれらの実行中にプロセッサ６０２内に完全に又は少なくとも部分的に存在し得る。

機械可読媒体６２２が、１つの例示的な実施形態において単一の媒体であるものと図示されているが、用語「機械可読媒体」は、単一の媒体又は１又は複数の命令６２４を記憶する複数の媒体（例えば、集中型又は分散型のデータベース、及び／又は関連するキャッシュ及びサーバ）を含み得る。用語「機械可読媒体」はまた、機械によって実行し、機械に本開示の任意の１又は複数の方法論を実行させる命令を記憶、エンコード若しくは保持できる、又は、そのような命令によって利用される若しくはそのような命令と関連しているデータ構造を記憶、エンコード、若しくは保持できる任意の有形の媒体を含むと解釈されるべきである。用語「機械可読媒体」は、したがって、ソリッドステートメモリ、並びに、光媒体及び磁気媒体を含むがこれらに限定されないものと解釈されるべきである。機械可読媒体の特定の例は、例として、半導体メモリデバイス（例えば、電気的プログラマブルリードオンリメモリ（ＥＰＲＯＭ）、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ（ＥＥＰＲＯＭ））及びフラッシュメモリデバイス、内蔵ハードディスク及びリムーバブルディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、並びに、ＣＤ－ＲＯＭディスク及びＤＶＤ－ＲＯＭディスクを含むがこれらに限定されない不揮発性メモリを含む。

命令６２４が、さらに、複数の周知の転送プロトコル（例えば、ＨＴＴＰ）のうちの任意の１つを利用するネットワークインターフェースデバイス６２０を介して、伝送媒体を用いて通信ネットワーク６２６介して送信又は受信され得る。通信ネットワークの複数の例は、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、ワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）、インターネット、携帯電話網、プレインオールドテレフォン（ＰＯＴＳ）ネットワーク、及び無線データネットワーク（例えば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）ネットワーク、Ｗｉ－Ｆｉ（登録商標）ネットワーク、３Ｇネットワーク及び４Ｇ ＬＴＥ／ＬＴＥ－Ａネットワーク、５Ｇネットワーク、ＤＳＲＣネットワーク、又はＷｉＭＡＸネットワーク）を含む。用語「伝送媒体」は、機械によって実行し、デジタル通信信号又はアナログ通信信号を含む命令を記憶、エンコード、又は保持できる任意の無形の媒体、又は、そのようなソフトウェアの通信を促進する他の無形の媒体を含むと解釈されるべきである。
［追記および例］

（例１）移動の終端でユーザを監視するためのシステムであって、上記システムは、上記ユーザを輸送するよう構成されている車両と、上記車両に連結され、且つ、上記車両と終端との間の環境のセンサストリームを提供するよう構成されている第１のセンサと、上記車両に機械的に連結されている終端支援プロセッサであって、上記終端支援プロセッサは、上記センサストリームを受信及び処理し、上記センサストリームに応答して上記環境における上記ユーザを検出及び追跡し、上記センサストリームに基づいて第１のモバイルデバイスにステータス情報を提供するよう構成されている、終端支援プロセッサとを備える。

（例２）例１の保護対象は、上記車両が自律走行車であることを含む。

（例３）例１～例２の保護対象は、第１の照明光源を含み、上記終端支援プロセッサは、上記第１の照明光源からの光で上記環境を照らすよう構成されている。

（例４）例３の保護対象は、上記第１の照明光源が上記車両に機械的に連結されていることを含む。

（例５）例３～例４の保護対象は、上記第１の照明光源が上記終端に機械的に連結されていることを含む。

（例６）例１～例５の保護対象は、上記環境の外部をスキャンするよう構成されている第２のセンサを含む。

（例７）例６の保護対象は、上記終端支援プロセッサが、上記第２のセンサからステータス信号を受信し、上記第２のセンサステータス信号を処理して上記ユーザへの潜在的脅威を決定し、上記第２のセンサステータス信号から潜在的脅威を決定したことに応答して上記第１のモバイルデバイスにアラームを提供するよう構成されていることを含む。

（例８）例７の保護対象は、第２の照明光源を含み、上記終端支援プロセッサは、上記第２の照明光源からの光を用いて上記潜在的脅威を照らすよう構成されている。

（例９）例７～例８の保護対象は、上記終端支援プロセッサが、上記終端支援プロセッサは、上記第２のセンサステータス信号から上記潜在的脅威を決定したことに応答して、第１の応答者に連絡するよう構成されていることを含む。

（例１０）例１～例９の保護対象は、上記終端支援プロセッサが、上記センサストリームをクラウドベースのコンピュータシステムに配信するよう構成されていることを含む。

（例１１）例１０の保護対象は、上記終端支援プロセッサが、第２のモバイルデバイスとの通信を確立し、上記第１のモバイルデバイスからの上記要求に応答して上記第２のモバイルデバイスに上記センサストリームをルーティングするよう構成されていることを含む。

（例１２）車両移動の終端で第１のユーザに支援を提供するための方法であって、上記方法は、上記第１のユーザからの要求に応答して、上記車両と上記終端との間の環境において上記第１のユーザの動きの第１の情報をキャプチャする段階と、上記第１のユーザ以外のオブジェクトを検出すべく、上記環境をスキャンする段階と、上記ユーザからの上記要求に応答して、コントローラと上記第１のユーザとの間に第１の通信リンクを確立する段階と、上記第１のユーザが上記終端と上記車両との間を移動する間に、上記第１の通信リンクを介して上記第１のユーザに上記環境のステータス情報を送信する段階とを備える。

（例１３）例１２の保護対象は、上記車両と上記終端との間の経路の少なくとも一部を照らす段階を含む。

（例１４）例１２～例１３の保護対象は、上記環境内の上記ユーザ以外のオブジェクトを検出する段階と、記オブジェクトが移動できることを識別する段階と、上記ユーザが見るために上記オブジェクトを照らす段階とを含む。

（例１５）例１２～例１４の保護対象は、上記第１の通信リンクを介して上記第１のユーザから上記コントローラで監視者連絡要求を受信する段階と、上記監視者連絡要求に応答して、上記コントローラを介して第１の応答者に連絡する段階とを含む。

（例１６）例１２～例１５の保護対象は、上記終端が、上記ユーザが上記車両移動を終了する位置であることを含む。

（例１７）例１２～例１６の保護対象は、上記終端が、上記ユーザが上記車両移動を開始する位置であることを含む。

（例１８）例１２～例１７の保護対象は、第１の情報をキャプチャする段階が、上記車両と上記終端との間の上記環境において上記第１のユーザの上記動きを追跡する段階を含むことを含む。

（例１９）例１２～例１８の保護対象は、上記車両が自律走行車であることを含む。

（例２０）少なくとも１つの非一時的な機械可読媒体であって、上記少なくとも１つの非一時的な機械可読媒体は、車両から第１のユーザへの終端支援を提供するための命令を含み、上記命令は、機械によって実行されるとき、上記車両のコントローラで受信された上記第１のユーザからの要求に応答して、上記車両と終端との間の環境において上記第１のユーザの動きの第１の情報をキャプチャする手順と、上記第１のユーザ以外のオブジェクトを検出すべく、上記環境をスキャンする手順と、上記ユーザからの上記要求に応答して、上記コントローラと上記第１のユーザとの間に第１の通信リンクを確立する手順と、上記ユーザが上記終端と上記車両との間で移動している間に、上記ユーザに上記ステータス情報を送信する手順とを備える動作を上記機械に実行させる。

（例２１）例２０の保護対象は、上記動作が、上記車両と上記終端との間の経路の少なくとも一部を照らす手順を含むことを含む。

（例２２）例２０～例２１の保護対象は、上記動作が、上記環境内の上記第１のユーザ以外の第１のオブジェクトを検出する手順と、上記オブジェクトが移動できることを決定する手順と、上記第１のユーザが見るために上記オブジェクトを照らす手順とを含むことを含む。

（例２３）例２０～例２２の保護対象は、上記動作が、上記第１の通信リンクを介して上記第１のユーザから上記コントローラで緊急連絡要求を受信する手順と、上記緊急連絡要求に応答して、上記コントローラを介して第１の応答者に連絡する手順とを含むことを含む。

（例２４）例２０～例２３の保護対象は、画像情報をキャプチャする上記動作が、上記車両と上記終端との間の上記環境において上記第１のユーザの上記動きを追跡する手順を含むことを含む。

（例２５）例２０～例２４の保護対象は、上記動作が、第２のモバイルデバイスとの通信を確立する手順と、上記第１のユーザからの上記要求に応答して上記第２のモバイルデバイスに上記ステータス情報をルーティングする手順とを含むことを含む。

（例２６）少なくとも１つの機械可読媒体であって、上記少なくとも１つの機械可読媒体、処理回路構成によって実行されるとき、上記処理回路構成に例１～例２５のいずれかを実装するための動作を実行させる命令を含む。

（例２７）装置であって、上記装置は、例１～例２５のいずれかを実装するための手段を備える。

（例２８）システムであって、上記システムは、例１～例２５のいずれかを実装する。

（例２９）方法であって、上記方法は、例１～例２５のいずれかを実装する。

上述した発明を実施するための形態は、発明を実施するための形態の一部を形成する添付図面を参照することを含む。図面は、例示として、実施され得る特定の実施形態を示す。これらの実施形態はまた、「例」として本明細書で参照される。そのような例は、これらの示されたもの又は説明されたものに加えて、要素を含み得る。しかしながら、示された又は説明された要素を含む複数の例も検討される。さらに、本明細書で示された又は説明された特定の例（又はそれらの１又は複数の態様）又は他の例（又はそれらの１又は複数の態様）のいずれかに関して、示された又は説明されたこれらの要素の任意の組み合わせ又は配列（又はそれらの１又は複数の態様）を用いる複数の例も検討される。

本書類で参照された出版物、特許、及び特許文献は、まるで参照により個々に組み込まれているかのように、それらの全体において本明細書で参照により組み込まれる。本書類と参照によって組み込まれているこれらの書類との間に一貫性のない使用がある場合、組み込まれる参照における使用は、本書類の使用を補足するものであり、共存できない不一致については、本書類の使用が支配する。

本書類において、用語「１つ（ａ）」又は「１つ（ａｎ）」は、特許文献で一般的であるように、「少なくとも１つ（ａｔ ｌｅａｓｔ ｏｎｅ）」若しくは「１又は複数（ｏｎｅ ｏｒ ｍｏｒｅ）」という任意の他のインスタンス又は使用から独立して１つ以外に１又は複数を含むように用いられる。本書類において、用語「又は（ｏｒ）」は、「Ａ又はＢ」が、別段の指示がない限り、「ＡであるがＢでない」、「ＢであるがＡでない」並びに「Ａ及びＢである」を含むような、非排他的な又はを指すように用いられる。添付された特許請求の範囲において、用語「含む（ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ）」及び「その中で（ｉｎ ｗｈｉｃｈ）」は、それぞれの用語「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」及び「そこで（ｗｈｅｒｅｉｎ）」のプレインイングリッシュの同意義として用いられる。また、以下の特許請求の範囲において、用語「含む」及び「備える」は、変更可能である、すなわち、請求項内のそのような用語の後にリストされている要素に加えて要素を含むシステム、デバイス、部材、又は処理は、依然としてその請求項の範囲内に含まれていると見なされる。さらに、以下の特許請求の範囲において、「第１の（ｆｉｒｓｔ）」、「第２の（ｓｅｃｏｎｄ）」、及び「第３の（ｔｈｉｒｄ）」等の用語は、単にラベルとして用いられているに過ぎず、それらのオブジェクトの番号順を示唆するものを意図していない。

前述の説明は、例示的なものを意図しており、限定するものではない。例えば、前述の複数の例（又はそれらの１又は複数の態様）が、他との組み合わせで用いられ得る。前述の説明を再検討すれば、当業者等は、他の実施形態を用い得る。要約書は、読み手が技術的開示の本質を迅速に確認することを可能にする。要約書は、要約書が特許請求の範囲の権利範囲若しくは意味を解釈又は限定するために用いられない、という理解で提出されている。また、前述の発明を実施するための形態において、本開示を簡素化すべく、様々な特徴がグループ化され得る。しかしながら、特許請求の範囲は、複数の実施形態が前述の特徴のサブセットを特徴付け得るとして本明細書で開示された全ての特徴を記載しない場合がある。さらに、複数の実施形態は、特定の例において開示された特徴より少ない特徴を含み得る。よって、以下の特許請求の範囲は、これによって、別個の実施形態としてそれ自身に基づく請求項と共に、発明を実施するための形態に組み込まれる。本明細書で開示された実施形態の範囲は、添付された特許請求の範囲を参照して、権利が与えられるそのような特許請求の範囲に対する均等物の全範囲と共に決定される。

Claims (26)

1. 終端でユーザを監視するためのシステムであって、
   前記ユーザを輸送するよう構成されている自律システムと、
   前記自律システムに連結され、且つ、前記自律システムと終端との間の環境のセンサストリームを提供するよう構成されている第１のセンサと、
   前記自律システムに連結されている終端支援プロセッサであって、前記終端支援プロセッサは、前記センサストリームを受信及び処理し、前記センサストリームに応答して前記環境における前記ユーザを検出及び追跡し、前記センサストリームに基づいて第１のモバイルデバイスに第１の情報を提供するよう構成されている、終端支援プロセッサと
   を備える、システム。
2. 第１の照明光源をさらに備え、前記終端支援プロセッサは、前記第１の照明光源からの光で前記環境を照らすよう構成されている、請求項１に記載のシステム。
3. 前記第１の照明光源は、前記自律システムに機械的に連結されている、請求項２に記載のシステム。
4. 前記第１の照明光源は、前記終端に機械的に連結されている、請求項２に記載のシステム。
5. 前記環境の外部をスキャンするよう構成されている第２のセンサをさらに備える、請求項１から４のいずれか一項に記載のシステム。
6. 前記終端支援プロセッサは、前記第２のセンサから第２のセンサステータス信号を受信し、前記第２のセンサステータス信号を処理して前記ユーザへの潜在的脅威を決定し、前記第２のセンサステータス信号から潜在的脅威を決定したことに応答して前記第１のモバイルデバイスにアラームを提供するよう構成されている、請求項５に記載のシステム。
7. 第２の照明光源をさらに備え、前記終端支援プロセッサは、前記第２の照明光源からの光を用いて前記潜在的脅威を照らすよう構成されている、請求項６に記載のシステム。
8. 前記終端支援プロセッサは、前記第２のセンサステータス信号から前記潜在的脅威を決定したことに応答して、第１の応答者に連絡するよう構成されている、請求項６に記載のシステム。
9. 前記終端支援プロセッサは、前記センサストリームをクラウドベースのコンピュータシステムに配信するよう構成され、前記終端支援プロセッサは、前記ユーザの第１のモバイルデバイスからの要求に応答して前記第１のセンサを起動するよう構成されている、請求項１から８のいずれか一項に記載のシステム。
10. 前記終端支援プロセッサは、第２のモバイルデバイスとの通信を確立し、前記第１のモバイルデバイスからの前記要求に応答して前記第２のモバイルデバイスに前記センサストリームをルーティングするよう構成されている、請求項９に記載のシステム。
11. 前記自律システムは、自律走行車である、請求項１から１０のいずれか一項に記載のシステム。
12. 終端でユーザに支援を提供する方法であって、
    前記ユーザからの要求に応答して、自律システムと前記終端との間の環境において前記ユーザの動きの第１の情報をキャプチャする段階と、
    前記ユーザ以外のオブジェクトを検出すべく、前記環境をスキャンする段階と、
    前記ユーザからの前記要求に応答して、コントローラと前記ユーザとの間に第１の通信リンクを確立する段階と、
    前記ユーザが前記終端と前記自律システムとの間を移動する間に、前記第１の通信リンクを介して前記ユーザに前記環境の前記第１の情報を送信する段階と
    を備える、方法。
13. 前記自律システムと前記終端との間の経路の少なくとも一部を照らす段階さらに備える、請求項１２に記載の方法。
14. 前記環境内の前記ユーザ以外のオブジェクトを検出する段階と、前記オブジェクトが移動できることを識別する段階と、前記ユーザが見るために前記オブジェクトを照らす段階とをさらに備える、請求項１２又は１３に記載の方法。
15. 前記第１の通信リンクを介して前記ユーザから前記コントローラで監視者連絡要求を受信する段階と、
    前記監視者連絡要求に応答して、前記コントローラを介して第１の応答者に連絡する段階と
    をさらに備える、請求項１２から１４のいずれか一項に記載の方法。
16. 前記終端は、前記ユーザが移動を終了する位置である、請求項１２から１５のいずれか一項に記載の方法。
17. 前記終端は、前記ユーザが移動を開始する位置である、請求項１２から１６のいずれか一項に記載の方法。
18. 第１の情報をキャプチャする段階は、前記自律システムと前記終端との間の前記環境において前記ユーザの前記動きを追跡する段階を含む、請求項１２から１７のいずれか一項に記載の方法。
19. 前記自律システムは、自律走行車である、請求項１２から１８のいずれか一項に記載の方法。
20. 自律システムからユーザに終端支援を提供するためのプログラムであって、機械に、
    前記自律システムのコントローラで受信された前記ユーザからの要求に応答して、前記自律システムと終端との間の環境において前記ユーザの動きの第１の情報をキャプチャする手順と、
    前記ユーザ以外のオブジェクトを検出すべく、前記環境をスキャンする手順と、
    前記ユーザからの前記要求に応答して、前記コントローラと前記ユーザとの間に第１の通信リンクを確立する手順と、
    前記ユーザが前記終端と前記自律システムとの間を移動している間に、前記ユーザに前記第１の情報を送信する手順と
    を実行させる、プログラム。
21. 前記機械に、前記自律システムと前記終端との間の経路の少なくとも一部を照らす手順をさらに実行させる、請求項２０に記載のプログラム。
22. 前記機械に、前記環境内の前記ユーザ以外のオブジェクトを検出する手順と、前記オブジェクトが移動できることを決定する手順と、前記ユーザが見るために前記オブジェクトを照らす手順とをさらに実行させる、請求項２０又は２１に記載のプログラム。
23. 前記機械に、
    前記第１の通信リンクを介して前記ユーザから前記コントローラで緊急連絡要求を受信する手順と、
    前記緊急連絡要求に応答して、前記コントローラを介して第１の応答者に連絡する手順と
    をさらに実行させる、請求項２０から２２のいずれか一項に記載のプログラム。
24. 前記第１の情報をキャプチャする前記手順は、画像情報をキャプチャする手順と、前記自律システムと前記終端との間の前記環境において前記ユーザの前記動きを追跡する手順とを含む、請求項２０から２３のいずれか一項に記載のプログラム。
25. 前記機械に、第２のモバイルデバイスとの通信を確立する手順と、前記ユーザからの前記要求に応答して前記第２のモバイルデバイスに前記第１の情報をルーティングする段階とをさらに実行させる、請求項２０から２４のいずれか一項に記載のプログラム。
26. 請求項２０から２５のいずれか一項に記載のプログラムを記憶する、少なくとも１つの機械可読媒体。

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