JP2022096240A - 玄関ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】キャップ部材に対して荷重が掛かった際のキャップ部材の撓み変形を抑制することができる玄関ドアを提供すること。【解決手段】玄関ドアは、建物躯体の開口部に設けられるドア枠の内側に開閉可能に納められるドア本体3と、ドア本体3の室外側面に設けられる意匠面材4と、ドア本体3の上側面及び下側面にそれぞれ設けられ、意匠面材4を保持する縁部材と、ドア本体3の吊元側の上端隅部及び下端隅部にそれぞれ設けられるキャップ部材9と、を備え、キャップ部材9は、ドア本体3に取り付けられるキャップ部材本体91と、キャップ部材本体91から意匠面材4の厚み分室外側に延設される延長部92と、延長部92に設けられ、縁部材に対してドア高さ方向の内側から係止する係止部93と、を有する。【選択図】図12

Description

本開示は、玄関ドアに関する。
従来、ドア本体の吊元側の下端隅部を保護するために、樹脂製のキャップ部材を設けたドアが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-90786号公報
玄関ドアには、意匠性の向上のために、ドア本体の室外側面に意匠面材が設けられる場合がある。意匠面材をドア本体に保持するため、ドア本体には、意匠面材の上下端部を覆って保持する縁部材が取り付けられる。縁部材は金属製であるため、接触による損傷等を防ぐために、キャップ部材を室外側に延長することによって、上下の縁部材の端面が露出しないように覆うことが望まれる。
しかし、キャップ部材は樹脂製であるため、ドア搬送時及びドア組み付け時等に、キャップ部材に、例えば踏み付け等によってドア高さ方向の外側、すなわち、上側のキャップ部材の場合は上側、下側のキャップ部材の場合は下側に向いた荷重が掛かった場合、キャップ部材の延長部分が撓み変形して保持部材の端面が露出するおそれがある。
したがって、発明者は、キャップ部材に対して荷重が掛かった際のキャップ部材の撓み変形を抑制することができる玄関ドアを提供する、という課題を見出した。
本開示に係る玄関ドアは、建物躯体の開口部に設けられるドア枠の内側に開閉可能に納められるドア本体と、前記ドア本体の室外側面に設けられる意匠面材と、前記ドア本体の上側面及び下側面にそれぞれ設けられ、前記意匠面材を保持する縁部材と、前記ドア本体の吊元側の上端隅部及び下端隅部にそれぞれ設けられるキャップ部材と、を備え、前記キャップ部材は、前記ドア本体に取り付けられるキャップ部材本体と、前記キャップ部材本体から前記意匠面材の厚み分室外側に延設される延長部と、前記延長部に設けられ、前記縁部材に対してドア高さ方向の内側から係止する係止部と、を有する。
玄関ドアを示す正面図である。 図1中のA-A線に沿う縦断面図である。 図1中のB-B線に沿う横断面図である。 玄関ドアの上側を拡大して示す縦断面図である。 玄関ドアの下側を拡大して示す縦断面図である。 玄関ドアの戸先側を拡大して示す横断面図である。 玄関ドアの吊元側を拡大して示す横断面図である。 玄関ドアの吊元側の上端隅部を拡大して示す斜視図である。 玄関ドアの吊元側の下端隅部を拡大して示す斜視図である。 キャップ部材を示す正面図である。 キャップ部材を示す平面図である。 玄関ドアの下端隅部のキャップ部材を示す分解斜視図である。 図9中のC-Cに沿う横断面図である。 キャップ部材にドア高さ方向の外側に向けた荷重が作用する様子を示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1~図3に示すように、玄関ドア1は、建物躯体100の縦長矩形状の開口部101に設けられる金属製のドア枠2の内側に、室内外方向に開閉可能に設けられる。
ドア枠2は、金属型材によって形成され、開口部101の内周に沿って取り付けられている。詳しくは、ドア枠2は、開口部101の上側の内周を横方向に延びる上ドア枠21と、開口部101の下側の内周を横方向に延びる下ドア枠22と、開口部101の左右の内周を縦方向に延びる戸先側縦ドア枠23及び吊元側縦ドア枠24と、によって矩形に枠組みされている。上ドア枠21、戸先側縦ドア枠23及び吊元側縦ドア枠24は、それぞれ中空状の角型に形成されている。
建物躯体100の開口部101の周囲の室外表面には、陶製の外装用タイル200が接着材等によって設けられている。外装用タイル200は、上ドア枠21、戸先側縦ドア枠23及び吊元側縦ドア枠24の室外側面21a,23a,24aをそれぞれ覆うように設けられ、玄関ドア1に近接している。図1は、室外側から見た玄関ドア1を示す。
各図における方向について定義する。X1-X2方向は、玄関ドア1の室内外方向を示す。X1は玄関ドア1の室外側を示し、X2は玄関ドア1の室内側を示す。X1-X2方向は、玄関ドア1における見込み方向でもある。Y1-Y2方向は、玄関ドア1の横方向を示す。Y1-Y2方向は、玄関ドア1における見付け方向でもある。Z1-Z2方向は、玄関ドア1の高さ方向を示す、Z1方向は上方であり、Z2方向は下方である。
玄関ドア1は、ドア枠2の内側に納められるドア本体3と、ドア本体3の室外側面に設けられる意匠面材4と、を有する。ドア本体3は、吊元側縦ドア枠24に、丁番35によって開閉可能に取り付けられている。
ドア本体3は、図2及び図3に示すように、ドア本体3の四周に亘って矩形に枠組みされた芯材31と、芯材31の室外側に設けられる金属製の室外板部32と、芯材31の室内側に設けられる金属製の室内板部33と、芯材31、室外板部32及び室内板部33で囲まれる空間に設けられる断熱材34と、を有する。
本実施形態の芯材31は、金属製芯材311と、金属製芯材311の外周側を覆うように設けられる樹脂製芯材312と、によって構成される。
金属製芯材311は、図4~図7に示すように、ドア本体3の上端を横方向に延びる上金属芯材311aと、ドア本体3の下端を横方向に延びる下金属芯材311bと、ドア本体3の戸先側端を縦方向に延びる戸先金属芯材311cと、ドア本体3の吊元側端を縦方向に延びる吊元金属芯材311dと、を含んで構成される。これらの金属芯材311a,311b,311c,311dは、いずれもコ字型に形成され、外周側が平坦な見込み面を形成するように矩形に枠組みされている。
樹脂製芯材312は、図4、図5及び図7に示すように、ドア本体3の上端を横方向に延びる上樹脂芯材312aと、ドア本体3の下端を横方向に延びる下樹脂芯材312bと、ドア本体3の吊元側端を縦方向に延びる吊元樹脂芯材312dと、を含んで構成される。これらの上樹脂芯材312a、下樹脂芯材312b及び吊元樹脂芯材312dは、いずれもコ字型に形成され、それぞれ上金属芯材311a、下金属芯材311b及び吊元金属芯材311dの外面側を覆うように密着し、それぞれ取付ねじSC1、SC2、SC4によって各金属芯材311a,311b,311dに固定されている。丁番35は、図3に示すように、ドア本体3の吊元樹脂芯材312dと、ドア枠2の吊元側縦ドア枠24とに亘って取り付けられている。
ドア本体3の戸先金属芯材311cには、このようなコ字型の樹脂製芯材が設けられていない。その代りに、図3及び図6に示すように、ドア本体3の戸先金属芯材311cの室外側面及び室内側面には、それぞれ樹脂製カバー材313a,313bが個別に取り付けられている。
このように、玄関ドア1は、断熱材34を有することによる断熱性能及び防露性能に加えて、ドア本体3の四周に亘る金属製芯材311の外面側に、樹脂製芯材312及び樹脂製カバー材313a,313bが設けられることによる断熱性能及び防露性能を備えるため、断熱性能及び防露性能により一層優れる。
意匠面材4は、図1~図7に示すように、ドア本体3の室外側面を構成する室外板部32の全面に亘る大きさを有し、接着層5によって室外板部32の表面に接着されている。具体的には、本実施形態の意匠面材4は、ドア本体3の室外板部32の上端から下端に亘るように接着層5を介して接着されている。接着層5は、意匠面材4の裏面と室外板部32の表面との少なくともいずれか一方に塗布された接着剤によって構成されてもよいし、両面接着テープによって構成されてもよい。本実施形態の意匠面材4は、ドア本体3の室外側面の上端から下端に亘る全面を実質的に覆う大きさの1枚のガラス板、陶製あるいは金属製のタイル等によって構成される。特に、意匠面材4が陶製タイルである場合は、陶製タイルの持つ表面の高い質感を玄関ドア1に容易に付与することができる。
意匠面材4は、接着層5によってドア本体3に接着されることによって固定される。そのため、意匠面材4を固定するために意匠面材4を貫通する固定部等を使用する必要がない。しかも、玄関ドア1の表面の質感は、意匠面材4の材質そのものによって発現されるため、意匠面材4が持つ質感による高い意匠性を玄関ドア1に容易に付与することができる。したがって、この玄関ドア1の構成によれば、意匠性をより向上させることができる。意匠面材4の表面には、図1に示すように、上下方向に長尺に延びる開閉操作用のハンドル11が設けられる。
玄関ドア1の意匠面材4は、建物躯体100の開口部101の周囲に設けられる外装用タイル200と同一材質であってもよい。これによれば、玄関ドア1と建物躯体100との意匠的統一を容易に図ることができるため、玄関ドア1の意匠性をさらに向上させることができる。
意匠面材4の上端側及び下端側には、図4及び図5に示すように、それぞれ意匠面材4の小口面41a,42aを覆って意匠面材4の上端の室外側面41b及び下端の室外側面42bを保持する縁部材6がそれぞれ設けられている。意匠面材4の戸先側及び吊元側には、図6及び図7に示すように、それぞれ意匠面材4の小口面43a,44aを覆う戸先側縁部材7及び吊元側縁部材8がそれぞれ設けられている。これらによって、意匠面材4の小口面41a,42a,43a,44aが保護されるため、損傷が抑制され、意匠面材4の耐久性が向上する。
上下の縁部材6は、上下対称形状である以外、同一の構造を有する。縁部材6は、図2、図4及び図5に示すように、取付板部61と、小口面覆い部62と、保持部63とからなる薄板状のL型の金属製金具によって構成される。縁部材6は、ドア本体3の幅方向のほぼ全長に亘って延びている。これに対して、意匠面材4の幅方向の寸法は、図6及び図7に示すように、縁部材6の幅方向の寸法に対して僅かに小さい。そのため、縁部材6の吊元側の端部は、図12に示すように、意匠面材4の吊元側の小口面44a、具体的には、小口面44aを覆う吊元側縁部材8よりも外側にはみ出している。
取付板部61は、ドア本体3の見込み方向(X1-X2方向)に延びる薄板状に形成される。取付板部61のドア本体3の見込み方向の長さは、ドア本体3の厚みの略半分の長さを有る。取付板部61は、ドア本体3の見込み方向の室外側の略半分の領域に亘って設けられる。
小口面覆い部62は、取付板部61から室外側に向けて面一状に延出している。保持板63は、小口面覆い部62の室外端部がドア高さ方向(Z1-Z2方向)の内側に略直角に屈曲することによって、小口面覆い部62の室外側に一体に形成される。ドア高さ方向の内側とは、ドア本体3の高さ方向の中央側を意味する。したがって、ドア本体3の上側の縁部材6の場合、ドア高さ方向の内側は、下方向(Z2方向)であり、ドア本体3の下側の縁部材6の場合、ドア高さ方向の内側は、上方向(Z1方向)である。ドア高さ方向の外側は、内側に対して反対の方向である。
縁部材6は、取付板部61が取付ねじSC1,SC2によって、上樹脂芯材312a及び下樹脂芯材312bの表面に固定されることによって、ドア本体3の上側面及び下側面にそれぞれ取り付けられる。このとき、小口面覆い部62は、意匠面材4の上端及び下端の小口面41a,42aをそれぞれ覆い隠して保護する。保持部63は、意匠面材4の上下端の室外側面41b,42bにそれぞれ当接し、意匠面材4の上端及び下端をそれぞれ係止して保持する。これによって、縁部材6は、意匠面材4の上端及び下端の剥がれを防止する。
戸先側縁部材7は、図3及び図6に示すように、表面当接板部71と延出板部72と脚板部73と取付板部74とからなる薄板状の金属製金具によって構成される。戸先側縁部材7は、ドア本体3の高さ方向のほぼ全長に亘って延びている。
表面当接板部71は、意匠面材4の戸先側表面、具体的には、意匠面材4の戸先側端の室外側面43bに当接する。延出板部72は、表面当接板部71に一体に連設され、戸先側縦ドア枠23に重なるように、戸先側縦ドア枠23に向けて、表面当接板部71と面一状に延出している。
図3に示すように、戸先側縦ドア枠23は、室外側面23aのドア本体3側の隅角部に、室内側に向けて凹むように設けられた段部23bを有する。延出板部72は、表面当接板部71から戸先側縦ドア枠23の段部23bに向けて延出し、この段部23b内に収容されている。これによって、戸先側縁部材7の延出板部72は、戸先側縦ドア枠23に重なって配置される。延出板部72の先端には、室内側に向けて突出する封止片721が設けられている。封止片721は、室外側から段部23bに当接することによって、玄関ドア1と戸先側縦ドア枠23との間を封止する。
脚板部73は、表面当接板部71の裏面に一体に連設され、意匠面材4の戸先側の小口面43aを覆って室内側に向けて延びている。脚板部73の先端は、室外側の樹脂製カバー材313aの表面に当接している。
取付板部74は、延出板部72から室内側に向けてドア本体3の見込み方向に延びている。取付板部74は、取付ねじSC3によって、ドア本体3の戸先側の見込み面である戸先金属芯材311cの表面に固定される。これによって、戸先側縁部材7は、ドア本体3に固定される。
戸先側縁部材7は、表面当接板部71、延出板部72及び取付板部74によってT型に形成されるため、小口面43aを覆って保護する機能に加えて、表面当接板部71によって意匠面材4の戸先側端の室外側面43bを係止して保持する機能も有する。そのため、戸先側縁部材7は、縁部材6と同様に、意匠面材4の小口面43aの損傷を防止するとともに、意匠面材4の戸先側をドア本体3に保持して、意匠面材4の戸先側の剥がれを防止する。表面当接板部81と延出板部82とは面一状に設けられるため、玄関ドア1の戸先側を室外側から目視した際に、戸先側縁部材7が大きく突出して視認されることはない。そのため、玄関ドア1の意匠性が損なわれることはない。
吊元側縁部材8は、図3及び図7に示すように、意匠面材4の吊元側を表裏から挟んで小口面44aを覆う薄板状のコ字型の金属製金具によって構成される。吊元側縁部材8は、ドア本体3の高さ方向のほぼ全長に亘って延びている。詳しくは、吊元側縁部材8は、意匠面材4の吊元側端の室外側面44bに当接する表面当接板部81と、意匠面材4の吊元側端の裏面44cに当接する裏面当接板部82と、小口面44aを覆って表面当接板部81と裏面当接板部82とを連結する連結板部83とからなる。吊元側縁部材8は、連結板部83の内面において、例えば両面接着テープ84によって、小口面44aに接着されて固定されている。
裏面当接板部82は、接着層5と同一厚みを有している。そのため、裏面当接板部82が、接着層5による意匠面材4の固定に影響を与えるおそれはない。意匠面材4の吊元側の裏面は、裏面当接板部82によって支持されるため、意匠面材4の吊元側の固定状態も安定する。
このように、一般に損傷し易い部位である意匠面材4の小口面41a,42a,43a,44aが、縁部材6、戸先側縁部材7及び吊元側縁部材8によってそれぞれ保護されるため、意匠面材4の損傷が長期に亘って維持され、耐久性が向上する。縁部材6、戸先側縁部材7及び吊元側縁部材8は、薄板状であるため、玄関ドア1の表面から大きく突出することはなく、玄関ドア1の意匠性が損なわれることはない。さらに、縁部材6及び戸先側縁部材7は、意匠面材4を係止してドア本体3に保持する機能を有するため、意匠面材4の剥がれも防止される。意匠面材4は接着層5によってドア本体3に接着されているため、各縁部材6,7,8は、極限まで細幅に形成できる。そのため、各縁部材6,7,8が玄関ドア1の意匠性に与える影響を極力抑えることができる。
図8及び図9に示すように、ドア本体3の吊元側に配置される吊元樹脂芯材312dの上端隅部及び下端隅部には、それぞれ樹脂製のキャップ部材9がそれぞれ設けられる。キャップ部材9は、意匠面材4の上端及び下端をそれぞれ保持する縁部材6の吊元側の端面を覆って保護する。上下のキャップ部材9は、上下対称形状である以外、同一の構造を有する。そのため、図10~図14を用いて、下側に配置されるキャップ部材9を参照しながら、キャップ部材9の構成について説明する。
キャップ部材9は、ドア本体3の吊元側の上下の隅角部に取り付けられるキャップ部材本体91を有する。キャップ部材本体91は、ドア本体3の見込み方向の略全長に亘って延びている。詳しくは、キャップ部材本体91は、図10及び図11に示すように、ドア本体3の吊元樹脂芯材312dの表面に沿って見込み方向に延びる取付板部911と、取付板部911のドア高さ方向の内側の端部から略直角に屈曲し、ドア本体3の上側面及び下側面に沿って戸先側に向けて張り出した張出板部912と、を一体に有する。
キャップ部材本体91には、ドア高さ方向の内側に向けて円弧状に突出する2つのねじ穴板914が一体に設けられる。キャップ部材9は、図8及び図9に示すように、ねじ穴板914にそれぞれ設けられるねじ穴915に貫挿される2つの取付ねじSC5,SC6によって、吊元樹脂芯材312dに固定される。
キャップ部材9は、キャップ部材本体91から意匠面材4の厚み分室外側に延設された延長部92を一体に有する。延長部92は、キャップ部本体91の取付板部911及び張出板部912が、意匠面材4の厚みに相当する分だけ室外側に向けて延設されることによって形成される。キャップ部材本体91から延長部92に亘る張出板部912は、図11に示すように、縁部材6の取付板部61から保持部63に亘る吊元側の端面6aに対応する部位に、切り欠き部913を有する。この切り欠き部913は、縁部材6の取付板部61から保持部63に亘る吊元側の端面6aを収容して保護する部位である。
延長部92は、図10及び図11に示すように、意匠面材4の吊元側にはみ出した縁部材6に対して、ドア高さ方向の内側から係止する係止部93を一体に有する。本実施形態の係止部93は、係止板部931と、2つの柱部932と、を有する。
係止板部931は、取付板部911における張出板部912と反対側の端縁912aから戸先側に向けて、縁部材6の小口面覆い部62と略平行に張り出すように延設される。係止板部931は、縁部材6の小口面覆い部62と保持部63をドア高さ方向の内側から覆うように配置される。すなわち、キャップ部材9の取付板部911のドア高さ方向に沿う高さは、縁部材6の保持部63のドア高さ方向に沿う高さよりも僅かに高い。係止板部931は、取付板部911の端縁912aから、戸先側に向けて延設されることによって、保持部63の先端縁63aを覆うように配置される。係止板部931の延設方向の先端は、意匠面材4の吊元側の小口面44aを覆う吊元側縁部材8に当接している。
2つの柱部932は、係止板部931から縁部材6の小口面覆い部62の表面62a(図13及び図14参照)に向けて、互いに平行に延びている。柱部932の延び方向は、ドア高さ方向に沿う方向である。柱部932は、図13に示すように、延長部92における取付板部911から室外側に向けて面一状に延設された延設部921と係止板部931とに亘って一体に接続されている。これによって、2つの柱部932は、係止板部931と延設部921とによって橋渡しされている。そのため、延長部92に作用する後述する荷重に対して強固に支持することができる。
延長部92の室外端部には、縁部材6の保持部63の吊元側の端部における室外側面63bを覆う覆い板部922を一体に有する。覆い板部922は、係止板部931に一体に接続されている。これによって、キャップ部材9の延長部92は、縁部材6の吊元側の端面6aを、ガタつくことなく安定して保護することができる。図10及び図13に示すように、2つの柱部932のうちの室外側に配置される柱部932は、覆い板部922に近接し、覆い板部922と平行に配置される。この柱部932と覆い板部922との間に、縁部材6の保持部63が挟まれている。そのため、キャップ部材9の延長部92は、より安定して縁部材6の吊元側の端面6aを保護することができる。
延長部92は、室外側の角部にテーパー部923を有する。テーパー部923は、延長部92の延設部921と覆い板部922との間を斜めに接続する。これによって、キャップ部材9の室外側の角部が面取りされ、物体の衝突等によるキャップ部材9への衝撃が緩和される。
次に、キャップ部材9の作用効果について説明する。本実施形態の玄関ドア1は、建物躯体100の開口部101に設けられるドア枠2の内側に開閉可能に納められるドア本体3と、ドア本体3の室外側面である室外板部32に設けられる意匠面材4と、ドア本体3の上側面に配置される上樹脂芯材312a及び下側面に配置される下樹脂芯材312biそれぞれ設けられ、意匠面材4を保持する縁部材6と、ドア本体3の吊元側の上端隅部及び下端隅部にそれぞれ設けられるキャップ部材9と、を備える。キャップ部材9は、ドア本体3に取り付けられるキャップ部材本体91と、キャップ部材本体91から意匠面材4の厚み分室外側に延設される延長部92と、延長部92に設けられ、縁部材6に対してドア高さ方向の内側から係止する係止部93と、を有する。これによって、例えば、ドア本体3の搬送時あるいは組み付け時等に誤ってキャップ部材9が靴で踏み付けられること等によって、図14中の白抜き矢印に示すように、キャップ部材9の延長部92にドア高さ方向の外側に向けた荷重が掛かった場合に、係止部93が縁部材6に対してドア高さ方向の内側から当接することによって、キャップ部材9の延長部92がドア高さ方向の外側に撓み変形することが防止される。したがって、キャップ部材9の損傷が防止されるとともに、縁部材6の吊元側の端面が露出するおそれはない。
本実施形態の縁部材6は、意匠面材4の上端及び下端の小口面41a,42aを覆う小口面覆い部62と、小口面覆い部62の室外端部からドア高さ方向の内側に延び、意匠面材4の室外側面41a,41bを保持する保持部63と、を有する。係止部93は、延長部92から戸先側に向けて延設され、保持部63の先端縁63aを係止する係止板部931を有する。これによって、延長部92は、外部からドア高さ方向に沿って作用する荷重を、ドア高さ方向の内側に延びる保持部63と当接することによって受けることができる。そのため、キャップ部材9の延長部92が撓み変形することを強固に阻止することができる。
本実施形態の係止部93は、係止板部931からドア高さ方向に沿って延設され、縁部材6の小口面覆い部62を係止する柱部932を有する。これによって、延長部92に作用する荷重を、係止板部931に加えて、柱部932が縁部材6の小口面覆い部62の表面62aに当接することによっても受けることができる。そのため、キャップ部材9の延長部92が撓み変形することをさらに強固に阻止することができる。
本実施形態の延長部92は、室外側の角部にテーパー部923を有する。これによって、キャップ部材9の室外側の角部が面取りされる。そのため、物体の衝突等によるキャップ部材9への衝撃が緩和され、キャップ部材9の耐久性を高めることができる。しかも、ドア本体3の隅角部が鋭角に突出しないため、玄関ドア1の見栄えも向上する。
本実施形態において意匠面材4は、陶製タイルである場合は、陶製タイルの持つ表面の高い質感を玄関ドア1に容易に付与することができる。
1 玄関ドア、 2 ドア枠、 3 ドア本体、 35 室外板部、 4 意匠面材、 41a,42a 小口面、 41b,42b 室外側面、 6 縁部材、 62 小口面覆い部、 63 保持部、 63a 先端縁、 9 キャップ部材、 91 キャップ部材本体、 92 延長部、 922 覆い板部、 923 テーパー部、 93 係止部、 931 係止板部、 932 柱部、 100 建物躯体、 101 開口部

Claims (5)

  1. 建物躯体の開口部に設けられるドア枠の内側に開閉可能に納められるドア本体と、
    前記ドア本体の室外側面に設けられる意匠面材と、
    前記ドア本体の上側面及び下側面にそれぞれ設けられ、前記意匠面材を保持する縁部材と、
    前記ドア本体の吊元側の上端隅部及び下端隅部にそれぞれ設けられるキャップ部材と、を備え、
    前記キャップ部材は、前記ドア本体に取り付けられるキャップ部材本体と、前記キャップ部材本体から前記意匠面材の厚み分室外側に延設される延長部と、前記延長部に設けられ、前記縁部材に対してドア高さ方向の内側から係止する係止部と、を有する、玄関ドア。
  2. 前記縁部材は、前記意匠面材の前記小口面を覆う小口面覆い部と、前記小口面覆い部の室外端部からドア高さ方向の内側に延び、前記意匠面材の室外側面を保持する保持部と、を有し、
    前記係止部は、前記延長部から戸先側に向けて延設され、前記保持部の先端縁を係止する係止板部を有する、請求項1に記載の玄関ドア。
  3. 前記係止部は、前記係止板部からドア高さ方向に沿って延設され、前記小口面覆い部を係止する柱部を有する、請求項2に記載の玄関ドア。
  4. 前記延長部は、室外側の角部にテーパー部を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の玄関ドア。
  5. 前記意匠面材は、陶製タイルである、請求項1~4のいずれか1項に記載の玄関ドア。
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