JP2022094721A - ハンド、ロボット装置、及びロボットシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの中に封入された物品を所定位置に移送するロボット技術を提供する。【解決手段】ハンド11は、ワークまでの距離を測定する距離センサ14と、測定距離に応じた深度でワークを切断する切断ツール15と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボット技術に関し、特にワーク内に封入された物品を所定位置に移送するためのハンド、ロボット装置、及びロボットシステムに関する。
食物、医薬品、化粧品、セメント等の多くの原料は、粉粒体、液体等の流体で構成されている。これら原料は封袋物等の内袋に封入され、内袋はさらに段ボール等の外箱に収容されて供給されることが多い。これら原料を別容器等に移し替える作業は、外箱や内袋の開封、別容器への原料の投入、外箱や内袋の廃棄等があるが、多品種の原料についてこれら作業を人手で行うと労力が多大になる。また原料の品種を切替える際は、混入対策(コンタミネーション対策)として洗浄、交換等の作業も必要になる。原料の付着箇所が多いと、洗浄箇所が増大し、品種の切替えに時間を要してしまう。そこで、産業用ロボット等の機械を用いて原料の移し替え作業の自動化が図られている。
ところで、産業用ロボット等でワークを切断して開封する場合、カッタ、電動鋸等を用いた機械式切断ツールの他、ガス切断ツール、プラズマ切断ツール、レーザ切断ツール等を備えたハンドを用いることがある。しかし、原料を収容するワークの場合、ワーク表面に凹凸があることが多く、既存のハンドでは凹凸に沿ってワークを開封するのは困難である。一方、原料の移し替え作業は、開封したワークを傾けて別容器に原料を投入するため、開封したワークを確実に保持するハンドも望まれている。本願に関連する技術としては後述のものが公知である。
特許文献1には、収容容器内に収納された複数の物品をピックアンドプレイスするピックアンドプレイス装置が開示されている。ピックアンドプレイス装置は、収容容器の上面開口部の画像を撮像する撮像装置と、画像に基づいて物品の位置情報を取得するロボットと、収容容器内で最上位にある物品の鉛直方向の位置情報を取得する距離センサと、位置情報に基づいて収容容器内で最上位にある物品と撮像装置との鉛直方向の距離を一定に保持する昇降手段と、を備えている。
特許文献2には、粉体を封入した袋を受入れ、開封し粉体を取出し、空になった袋を処理する粉体取出装置が開示されている。粉体取出装置は、把持ハンドを有する垂直多関節ロボットと、袋の耳を把持ハンドで把持した状態で袋を収容するカセットと、カセット内の袋の耳を切断する切断ユニットと、切断した耳を収容する耳収容器と、袋の粉体を吸引ノズルによって取出す粉体取出ユニットと、カセット内の空袋を収容する空袋収容器と、を備えている。
特開2019-181600号公報 実用新案登録第3161402号公報
本発明は、従来の問題点に鑑み、ワーク内に封入された物品を所定位置に移送するロボット技術を提供することを目的とする。
本開示の一態様は、ワークまでの距離を測定する距離センサと、測定距離に応じた深度でワークを切断する切断ツールと、を備える、ハンドを提供する。
本開示の他の態様は、前記一態様のハンドが取付けられた第一ロボットと、第一ロボットの位置及び姿勢の少なくとも一方を制御する第一制御装置と、を備え、第一制御装置は測定距離に基づいて切断ツールの深度を制御する、ロボット装置を提供する。
本開示の別の態様は、ワークを取出すハンド部と、ワークに突き刺す棒状体と、を備えるハンドを提供する。
本開示のさらに他の態様は、前記別の態様のハンドが取付けられた第二ロボットと、第二ロボットの位置及び姿勢の少なくとも一方を制御する第二制御装置と、を備え、第二制御装置は棒状体をワークに突き刺した状態でワークを傾けるように第二ロボットを制御する、ロボット装置を提供する。
本開示のさらに別の態様は、ワークまでの距離を測定する距離センサ及び測定距離に応じた深度でワークを切断する切断ツールを備えたハンドが取付けられた第一ロボットと、第一ロボットの位置及び姿勢の少なくとも一方を制御する第一制御装置と、ワークを取出すハンド部及びワークに突き刺す棒状体を備えたハンドが取付けられた第二ロボットと、第二ロボットの位置及び姿勢の少なくとも一方を制御する第二制御装置と、を備えたロボットシステムを提供する。
本開示の態様によれば、ワーク内に封入された物品を所定位置に移送するロボット技術を提供できる。
一実施形態のロボットシステムの概略構成図である。 一実施形態のハンドの構成図である。 ハンドの位置制御例を示すワークの切断面図である。 切断ツールの深度制御例を示すワークの切断面図である。 切断ツールの深度制御の変形例を示すワークの切断面図である。 ハンドの姿勢制御例を示すハンドの平面図である。 ワークのサイズ計測例を示す第一ロボットの斜視図である。 ワークの傾き計測例を示すハンドの平面図である。 ワークの傾き計測例を示すワークの幾何学図である。 置き直したワークの平面図である。 一実施形態のハンドの構成図である。 棒状体の一例を示すハンドの側面図である。 外容器と内容器の一例を示すワークの正面斜視図である。 分離ツールの一例を示す斜視図である。 仮置きツールの一例を示す斜視図である。 仮置きツールを使用してワークを切断する第一ロボットの斜視図である。 折畳みツールの一例を示す斜視図である。 折畳みツールを使用してワークを折畳む第二ロボットの斜視図である。 視覚センサの一例を示す斜視図である。 正常な切断ツールの一例を示す画像図である。 故障した切断ツールの一例を示す画像図である。 ロボットシステムの動作例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を詳細に説明する。各図面において、同一又は類似の構成要素には同一又は類似の符号が付与されている。また、以下に記載する実施形態は特許請求の範囲に記載される発明の技術的範囲及び用語の意義を限定するものではない。
図1は一実施形態のロボットシステム1の構成図である。ロボットシステム1はワークWの中に封入された物品Aを所定位置32に移送するロボットシステムである。ワークWは種々の物品Aを封入する容器である。ワークWは後述の切断ツールで切断して開封可能な容器であればよい。またワークWは外容器と内容器を備えていてもよい。外容器は例えば段ボール等の箱状容器であり、内容器は例えばビニール袋等の袋状容器である。物品Aは例えば内容器に封入されている。物品Aは、限定されないが、粉粒体、液体等の流体である。例えば物品Aは、食物、医薬品、化粧品、セメント等の原料である。物品Aが移送される所定位置32は、限定されないが、種々の原料を投入する投入容器である。
ロボットシステム1はワークWの計測、切断等を行うロボット装置10を備えている。さらにロボットシステム1はワークWの検出、取出、搬送、廃棄、ワークWの中に封入された物品Aの移送等を行うロボット装置20を備えているとよい。例えばロボット装置20は、パレット30上のワークWを検出し、ワークWをパレット30から取出し、ワークWを切断台31に搬送する。一方、ロボット装置10は切断台31に配置されたワークWを切断して開封する。ワークWが外容器と内容器を備えている場合は、ロボット装置10が外容器W1と内容器W2を纏めて切断して開封してもよい。またロボット装置20は開封されたワークWを傾けてワークWの中に封入された物品Aを所定位置32に移送する。物品Aの移送後、ロボット装置10は空になったワークWをさらに切断して完全開封し、ロボット装置20は完全開封されたワークWを折畳む。ロボット装置20は折畳んだワークWを廃棄場所に廃棄する。ワークWが外容器と内容器を備えている場合、ロボット装置20は空になったワークWを外容器と内容器を分離し、別個の廃棄場所33、34に分別するとよい。
ロボット装置10は、ワークWの計測、切断等を行うハンド11と、ハンド11が取付けられた第一ロボット12と、第一ロボット12を制御する第一制御装置13と、を備えている。ロボット装置20は、ワークWの検出、取出、払出等を行うハンド21と、ハンド21が取付けられた第二ロボット22と、第二ロボット22を制御する第二制御装置23と、を備えている。第一ロボット12及び第二ロボット22は、例えば垂直多関節ロボットであるが、水平多関節ロボットやパラレルリンク型ロボット等の他の産業用ロボットでもよい。或いは、第一ロボット12及び第二ロボット22はヒューマノイド等の他の形態のロボットでもよい。
第一制御装置13及び第二制御装置23は、例えばプロセッサ、メモリ、入出力部等を備えたコンピュータ装置である。プロセッサは例えばプログラムを実行するCPU(central processing unit)又はMPU(micro-processing unit)でよい。またメモリは例えばRAM(random access memory)又はROM(read only memory)でよく、プロセッサで実行されるプログラムやプロセッサで利用又は生成される各種データを記憶する。入出力部はプロセッサで利用又は生成される各種データを入力又は出力する。
図2は一実施形態のハンド11の構成図である。ハンド11は、ワークまでの距離を測定する距離センサ14と、測定距離に応じた深度でワークを切断する切断ツール15と、を備えている。さらにハンド11は距離センサ14と切断ツール15を支持するベース部16を備えているとよい。ベース部16は第一ロボット12の先端部に連結される。なお、本書において用語「深度」とは距離センサ14の測定方向における切断先端位置を意味することに留意されたい。
距離センサ14は例えばTOF(time of flight)センサ等の光学式センサであるが、電波式センサ、超音波センサ等の他の方式の距離センサでもよい。例えばワークが暗褐色や透明な物質である場合は、電波式センサや超音波センサを使用してもよい。例えばTOFセンサの場合、距離センサ14は、強度変調した参照光Rをワークに照射し、ワークからの反射光を受光し、参照光と反射光の位相差に基づいてワークまでの距離を測定する。測定距離は第一制御装置13(図1参照)に送出される。第一制御装置13は測定距離に基づいて切断ツール15の深度を制御する。
切断ツール15は例えばカッタ、ノコギリ等の機械式切断ツールであるが、レーザ式切断ツール、ガス式切断ツール、プラズマ式切断ツール等の他の方式の切断ツールを使用してもよい。例えばワークWが金属の場合は、レーザ式切断ツール、ガス式切断ツール、プラズマ式切断ツール等を使用してもよい。例えばカッタの場合、切断ツール15は第一制御装置13によってカッタ刃先端位置(深度)を制御される。
距離センサ14と切断ツール15はワークの切断方向XでオフセットOxだけ離間している。距離センサ14はワークの切断方向Xで切断ツール15よりもオフセットOxだけ前方に配置されているとよい。これにより、距離センサ14はワークの切断前にワーク表面の凹凸を測定できる。つまりワーク表面に凹凸があってもワークの切断前に切断ツール15の深度を制御し、凹凸に沿ってワークを切断できる。
また距離センサ14と切断ツール15は距離センサ14の測定方向でオフセットOzだけ離間している。距離センサ14は切断ツール15よりもオフセットOzだけ後方に配置されているとよい。これにより、ワーク表面に凹凸があっても距離センサ14がワークに干渉し難くなる。
図3Aはハンド11の位置制御例を示すワークWの切断面図である。第一制御装置13は、距離センサ14の測定距離Mに基づき、ハンド11の位置、即ち切断ツール15の深度Dを調整する。図面において、切断ツール15の切断可能長さをLとし、ワークWの切断深さをDcとし、距離センサ14と切断ツール15との間のX方向オフセットをOxとし、Z方向オフセットをOzとする。
切断ツール15の切断深さDcはユーザが指定してもよい。この場合、第一制御装置13は切断深さDcを指定する切断深さ指定部(図示せず)を備えているとよい。切断深さ指定部は例えばタッチパネル、キーボード等のユーザインタフェイス(UI)であるが、第一制御装置13が有線又は無線を介して外部装置から切断深さDcを受信する場合は外部装置と通信可能な通信部でもよい。切断深さDcは、例えば一定値である目標切断深さ20mmを指定してもよいし、又は例えば範囲値である目標切断範囲10mm~30mmを指定してもよい。後者の場合、例えば中央値である目標切断深さ20mmを自動設定するとよい。
例えば第一制御装置13は、測定距離M、切断可能長さL、指定切断深さDc、オフセットOx、Oz等に基づいて切断ツール15の深度Dを調整する。第一制御装置13は、ワークの切断方向XでオフセットOx先の測定距離Mに基づき、切断ツール15の深度をリアルタイム制御してもよいし又は所定の更新間隔Uで制御してもよい。これにより、ワーク表面に凹凸があってもワーク表面の凹凸に沿ってワークを切断できる。
深度Dの更新間隔Uは、例えば距離間隔であるが、時間間隔でもよい。オフセットOx先までの測定距離Mしか分からないため、更新間隔Uが距離間隔の場合は、更新間隔UがオフセットOx以下の値に設定される。更新間隔Uが時間間隔の場合は、更新間隔UがオフセットOx/切断速度以下の値に設定される。また深度Dの更新間隔Uはユーザが指定してもよい。この場合、第一制御装置13は深度Dの更新間隔Uを指定する更新間隔指定部(図示せず)をさらに備えているとよい。更新間隔指定部は例えばタッチパネル、キーボード等のUIでよいが、第一制御装置13が有線又は無線を介して外部装置から深度Dの更新間隔Uを受信する場合は外部装置と通信可能な通信部でもよい。ワーク表面に凹凸が多い場合は深度Dの更新間隔Uを細かく指定し、ワーク表面に凹凸が多い場合は深度Dの更新間隔Uを広く指定するとよい。これにより、ワーク表面の凹凸量に応じて切断ツール15の深度を精密に又は粗密に調整できる。なお、深度Dの更新間隔Uを0に指定した場合はリアルタイム制御になり、切断ツール15がワーク表面の凹凸に沿って滑らかに移動する。
図3Bは切断ツール15の深度制御例を示すワークWの切断面図である。本例では、切断ツール15の切断可能長さLは40mmであり、距離センサ14と切断ツール15との間のX方向オフセットOxが30mm、Z方向オフセットOzが10mmに設計されている。また深度Dの更新間隔UはオフセットOxと同じ30mmに設定され、指定切断深さが10mm~30mmに設定され、目標切断深さが20mmに設定されているものとする。
現在位置の切断深さDcが目標切断深さ20mmであるとき、深度Dの更新間隔Uは30mmであるため、切断ツール15が切断方向へ30mm進む間は(つまり更新間隔中は)、第一制御装置13が切断ツール15の深度Dを一定に維持する。図3Bに示すようにワーク表面が凸状である場合、切断ツール15が切断方向へ30mm進む間に、切断深さDcが徐々に大きくなる。
現在位置において30mm先の測定距離Mが20mmであった場合、現在位置から30mm先において切断深さDcが30mmになる(30mm先の切断深さDc=L+Oz-M=40mm+10mm-20mm=30mm)。つまり30mm先では切断深さDcが目標切断深さ20mmより10mm大きくなってしまうため、第一制御装置13は30mm先で切断深さDcが目標切断深さ20mmになるように切断ツール15の深度Dを10mm減少させる(D=D-10mm)。本例では、第一制御装置13が常に30mm先の深度Dをメモリに記憶すればよい。
図3Cは切断ツール15の深度制御の変形例を示すワークWの切断面図である。本例では、深度Dの更新間隔Uが10mmに設定される。他の設定は前述のものと同じであることに留意されたい。現在位置において30mm先の測定距離Mが20mmであった場合、前述の計算例と同じく、第一制御装置13は現在位置から30mm先の切断ツール15の深度D3を10mm減少させる(D3=D3-10mm)。
また現在位置から10mm前で測定した測定距離Mが22mmであった場合、10mm前から30mm先(つまり現在位置から20mm先)において切断深さDcが28mmになる(20mm先の切断深さDc=L+Oz-M=40mm+10mm-22mm=28mm)。つまり20mm先では切断深さDcが目標切断深さ20mmより8mm大きくなってしまうため、第一制御装置13は20mm先で切断深さDcが目標切断深さ20mmになるように切断ツール15の深度D2を8mm減少させる(D2=D2-8mm)。
さらに現在位置から20mm前に測定した測定距離Mが21mmであった場合、20mm前から30mm先(つまり現在位置から10mm先)において切断深さDcが29mmになる(10mm先の切断深さDc=L+Oz-M=40mm+10mm-21mm=29mm)。つまり10mm先では切断深さDcが目標切断深さ20mmより9mm大きくなってしまうため、第一制御装置13は10mm先で切断深さDcが目標切断深さ20mmになるように切断ツール15の深度D1を9mm減少させる(D1=D1-9mm)。
このように本例では、第一制御装置13が、30mm先の深度D3だけでなく、20mm先の深度D2、及び10mm先の深度D1といった三つの深度をメモリに記憶させておけばよい。つまり第一制御装置13は更新間隔Uに応じて一つ又は複数の深度Dをメモリに記憶させる。
図4はハンド11の姿勢制御例を示すハンド11の平面図である。第一制御装置13は、距離センサ14の測定距離Mに基づき、ハンド11の姿勢、即ち切断ツール15の姿勢Aを制御してもよい。なお、本書において用語「姿勢」とは距離センサ14の測定方向と同じ方向を意味することに留意されたい。
一般にワークの切断では、切断ツール15の切断始点と切断終点を第一ロボット12に予め教示するが、切断ツール15が切断終点付近に接近すると、距離センサ14はワークWの切断面の終端を越えて大きな測定距離Mを出力する。このように距離センサ14の測定距離Mが閾値以上である場合は、第一制御装置13は、ハンド11がワークWの切断面の終端に到達したと判定し、切断ツール15の姿勢Aを所定角度回転してもよい。例えばワークWが箱状容器の場合は、第一制御装置13が切断ツール15の姿勢Aを90°回転させればよい。ワークWの形状が不明の場合は、切断ツール15の姿勢Aを10°回転したら測定距離Mが閾値以上であるか否かを判定する制御を繰返してもよい。図面では切断ツール15の姿勢Aを90°回転した様子が描かれている。
測定距離Mの閾値はユーザが指定してもよい。この場合、第一制御装置13は測定距離Mの閾値を指定する閾値指定部(図示せず)をさらに備えているとよい。閾値指定部は、例えばタッチパネル、キーボード等のUIでよいが、第一制御装置13が有線又は無線を介して外部装置から測定距離Mの閾値を受信する場合は外部装置と通信可能な通信部でもよい。これにより、ワークのサイズが異なる場合でも切断始点から切断終点までの距離センサ14の情報のみでワークを切断できる。また距離センサ14を使用してワークWのサイズを計測してもよい。つまり切断始点と切断終点を距離センサ14の情報に基づき自動設定してもよい。この場合、第一ロボット12の教示自体も不要になる。
図5はワークWのサイズ計測例を示す第一ロボット12の斜視図である。第一ロボット12は距離センサ14のオン及びオフに基づいてワークWのサイズを計測してもよい。例えばワークWが直方体である場合、第一ロボット12をX方向、Y方向、及びZ方向に移動させ、そのときの距離センサ14のオン及びオフに基づいてワークWの三辺の長さ(X方向サイズ、Y方向サイズ、及びZ方向サイズ)を計測するとよい。またワークWのサイズを計測した後、ワークWのサイズに基づいて切断始点Sと切断終点Eを自動設定するとよい。距離センサ14の測定距離Mに基づいて切断ツール15の姿勢を制御することにより、第一ロボット12は切断始点Sから切断終点Eまでの切断経路(例えば点Sから点Eまでの矢印経路)を自動探索できる。なお、第一ロボット12の移動方向(X方向、Y方向、及びZ方向)に対してワークWが傾いていた場合は、ワークWの傾きをさらに計測するとよい。
図6はワークWの傾き計測例を示すハンド11の平面図であり、図7はワークの傾き計測例を示すワークの幾何学図である。第一ロボット12は距離センサ14のオン時及びオフ時の測定距離Mに基づいてワークWの傾きを計測するとよい。例えば図6に示すようにワークWの端点WAからWBまでのX方向サイズSx(例えば400mm)を計測したときに、距離センサ14のオン時の測定距離Mが180mmであり、距離センサ14のオフ時の測定距離Mが200mmであったとする。この場合、図7に示すように距離センサ14のオン時とオフ時の測定距離Mの差が20mmであるため、Y軸回りのワークWの傾き角θY=arctan(20mm/400mm)≒3°であることが分かる。同様の算出方法により、X軸回りのワークWの傾き角θXやZ軸回りのワークWの傾き角θZも算出するとよい。
図8は置き直したワークWの平面図である。第二ロボット22(図1参照)はワークWの傾きに基づいてワークWを置き直すとよい。これにより、ワークWの向きがロボット座標系に整列する。また切断ツール15はワークWの切断面に対して面直になるため、ワークWを深く切断できるようになる。なお、第二ロボット22を使用してワークWを置き直すのではなく、ロボット座標系をワークWの傾きに整列させてもよい。
図9は一実施形態のハンド21の構成図である。ハンド21は、ワークWを取出すハンド部24と、ワークWに突き刺す棒状体25と、を備えている。またハンド21はワークWの検出等を行う視覚センサ26を備えているとよい。視覚センサ26は、例えば二次元画像を出力する二次元センサであるが、三次元画像を出力する三次元センサでもよい。さらにハンド21は、ハンド部24、棒状体25、及び視覚センサ26を支持するベース部27を備えているとよい。ベース部27は第二ロボット22の先端部に連結される。
ハンド部24は、例えば真空吸着式のハンド部であるが、多指把持式、磁気吸着式、ベルヌーイ式等の他の方式のハンド部でもよい。ハンド部24が真空吸着式の場合、ハンド部24は一つ又は複数の吸着パッド24aを備えている。
棒状体25はワークWに突き刺し可能な先鋭部を備えているとよい。図10は棒状体25の一例を示すハンド21の側面図である。棒状体25はワークWの取出方向Y(図9参照)に対して傾斜しているとよい。例えば棒状体25は、シリンダ25aと、シリンダ25a内で移動可能なピン25bと、を備えている。ハンド部24がワークWを取出した後、ピン25bをシリンダ25aから前進させ、ピン25bをワークWに突き刺す(移動後のピン25b’の位置を参照)。これにより、開封したワークWを傾けてワークWの中の物品を移送する場合でもワークWを確実に保持できる。つまりワークWの落下が防止される。
図11は外容器W1と内容器W2の一例を示すワークWの正面斜視図である。ワークWが外容器W1と内容器W2を備えている場合、棒状体25を外容器W1と内容器W2に纏めて突き刺すとよい。これにより、外容器W1と内容器W2を切断線Cに沿って切断して開封し、外容器W1を図面手前側へ傾けて内容器W2の中の物品を移送する場合でも内容器W2の落下を防止できる。
図1を再び参照すると、第二ロボット22は、ハンド21を使用してパレット30からワークWを取出す時に、又はワークWを切断台31まで搬送する間に、又は開封したワークWを傾けてワークWの中の物品Aを移送する前に、棒状体25をワークWに突き刺すとよい。
空になったワークWが外容器と内容器を備えている場合、第二ロボット22は外容器と内容器を分離する。この際、ロボットシステム1はワークWを外容器と内容器に分離する分離ツール40をさらに備えているとよい。図12は分離ツール40の一例を示す斜視図である。分離ツール40は、例えばT字形であるが、L字形でもよい。例えば分離ツール40は切断台31に連結されている。分離ツール40は、内容器を引っ掛けるフック部40aと、フック部40aを支持する支持部40bと、を備えている。例えばフック部40aは支持部40bから両側に延在している。第二ロボット22は、空になったワークを逆さまにし、ワークの開封口にフック部40aを挿入し、外容器から内容器を掻き出すようにワークを動かす。これにより、フック部40aが内容器に引っ掛かり、ワークを外容器と内容器に分離できる。
図1を再び参照すると、第二ロボット22は空になったワークWを廃棄場所に廃棄する。ワークWが外容器と内容器を備えている場合、第二ロボット22は外容器と内容器を別個の廃棄場所33、34に分別する。廃棄前に、第一ロボット12が空になったワークをさらに切断して完全開封するとよい。完全開封の際、ロボットシステム1はワークを仮置きする仮置きツールをさらに備えているとよい。
図13は仮置きツール41の一例を示す斜視図である。仮置きツール41は、例えばテーブル形状であるが、直方体形状でもよい。例えば仮置きツール41は、自身とワークとの間に隙間を形成するスペーサ部41aと、スペーサ部41aを配置したテーブル部41bと、テーブル部41bを支持する支持部41cと、を備えている。スペーサ部41aは、例えば複数のスペーサを備えているが、一つのスペーサのみを備えていてもよい。スペーサ部41aはワークを吸着する吸着パッドであるとよい。第二ロボット22(図示せず)が空になったワークを逆さまにして仮置きツール41に仮置きすると、スペーサ部41aによってワークとテーブル部41bとの間に隙間が形成される。
図14は仮置きツール41を使用してワークWを切断する第一ロボット12の斜視図である。第一ロボット12はハンド11を使用して仮置きツール41に仮置されたワークWをさらに切断して完全開封する。この際、ワークWとテーブル部41bとの間に隙間が形成されるため、切断ツール15が仮置きツール41に干渉し難くなる。つまり切断ツール15の損傷が抑制される。但し、切断ツール15は故障する可能性があるため、切断ツール15を定期的に検査するとよい。切断ツール15の検査については後述する。
また廃棄前に、第二ロボット22が完全開封されたワークWを折畳むとよい。この際、ロボットシステム1はワークWを折畳む折畳みツールをさらに備えているとよい。図15は折畳みツール42の一例を示す斜視図である。折畳みツール42は、例えばL字形状であるが、T字形状でもよい。折畳みツール42は、ワークを引っ掛けるフック部42aと、フック部42aを支持する支持部42bと、を備えている。例えばフック部42aは支持部42bから側方に延在する。なお、折畳みツール42は外容器と内容器を分離する分離ツール40の機能を兼ね備えていてもよい。
図16は折畳みツール42を使用してワークWを折畳む第二ロボット22の斜視図である。第二ロボット22はハンド21を使用して完全開封されたワークWをフック部42aに引っ掛けることでワークWを折畳む。そして、第二ロボット22は折畳んだワークWを廃棄場所(図1参照)に廃棄する。これにより、ワークWの中に封入された物品の移送作業が完了する。
ロボットシステム1は移送作業の完了後又は移送作業の途中において切断ツール15の故障を検査してもよい。図17は視覚センサ26の一例を示す斜視図である。切断ツール15を検査する視覚センサは、ワークの検出等を行うためにハンド21に設けられた視覚センサ26を使用するとよい。或いは、ハンド21とは別個の固定位置に設置した視覚センサを使用して切断ツール15を検査してもよい。
図18は正常な切断ツール15の一例を示す画像図であり、図19は故障した切断ツールの一例を示す画像図である。切断ツール15の検査は公知の画像処理を使用して実施できる。例えば正常な切断ツール15を撮像したテンプレート画像を予め用意しておき、マッチング処理を行うことで切断ツール15の故障を検査するとよい。例えば取得画像に対して前処理、特徴抽出を行い、取得画像とテンプレート画像の間で類似度評価を行う。類似度が閾値より高い場合は切断ツール15が正常であると判定し、類似度が閾値より低い場合は切断ツール15が異常である(故障している)と判定する。
以下、ロボットシステム1の動作例について説明する。図20はロボットシステム1の動作例を示すフローチャートである。このフローチャートを実行するプログラムは例えば第一制御装置13と第二制御装置23のプロセッサで実行されることに留意されたい。
先ず、ロボット装置20(以下、「R1」と称する)が視覚センサ26を使用してパレット30上のワークWを検出する(ステップS10)。R1は検出したワークWをパレット30から取出して切断台31へ搬送する(ステップS11)。次いで、ロボット装置10(以下、「R2」と称する)が距離センサ14を使用してワークWのサイズや傾きを計測する(ステップS12)。R2はワークWのサイズや傾きに基づいてワークWを切断して開封する(ステップS13)。ワークWが外容器W1と内容器W2を備えている場合は、外容器W1と内容器W2を纏めて切断するとよい。
続いて、R1は開封されたワークWを傾けてワークWの中の物品Aを投入容器等の所定位置32に移送する(ステップS14)。この際、ワークWが外容器W1と内容器W2を備えている場合は、棒状体25を外容器W1と内容器W2に纏めて突き刺しておくことで内容器W2の落下を防止できる。また物品Aの移送後、R1は分離ツール40を使用して空になったワークWを外容器W1と内容器W2に分離するとよい(ステップS15)。
R1は空になったワークWを廃棄場所に廃棄する(ステップS16)。ワークWが外容器W1と内容器W2を備えている場合は、外容器W1と内容器W2を別個の廃棄場所33、34に分別するとよい。また廃棄前に、R2が仮置きツールを使用してワークWをさらに切断して完全開封し、R1が折畳みツールを使用してワークWを折畳むとよい。さらにR1は視覚センサ26を使用してR2の切断ツール15が故障しているか否かを検査するとよい。
以上の実施形態におけるロボットシステムやハンドの構成及び動作は一例であり、他の構成を採用し得ることに留意されたい。例えば二つのハンド11、21は双方の機能を兼ね備えた一つのハンドで構成してもよい。これに伴い、二つのロボット装置10、20は双方の機能を兼ね備えた一台のロボット装置でもよい。つまりロボットシステム1は一台のロボット装置で構成してもよい。さらに第一制御装置13と第二制御装置23は、プログラムを実行するプロセッサを備える代わりに又はプログラムを実行するプロセッサに加えて、プログラムを実行しないFPGA(field-programmable gate array)、ASIC(application specific integrated circuit)等の半導体集積回路を備えていてもよい。
以上の実施形態におけるロボットシステム1によれば、ワーク内に封入された物品を所定位置に移送するロボット技術を提供できる。
前述したプロセッサ、他の半導体集積回路等で実行されるプログラム、又は前述したフローチャートを実行するプログラムは、コンピュータ読取り可能な非一時的記録媒体、例えばCD-ROM等に記録して提供してもよいし、或いは有線又は無線を介してWAN(wide area network)又はLAN(local area network)上のサーバ装置から配信して提供してもよい。
本明細書において種々の実施形態について説明したが、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において種々の変更を行えることを認識されたい。
1 ロボットシステム
10 ロボット装置
11 ハンド
12 第一ロボット
13 第一制御装置
14 距離センサ
15 切断ツール
16 ベース部
20 ロボット装置
21 ハンド
22 第二ロボット
23 第二制御装置
24 ハンド部
25 棒状体
25a シリンダ
25b、25b’ ピン
26 視覚センサ
30 パレット
31 切断台
32 所定位置
33、34 廃棄場所
40 分離ツール
40a フック部
40b 支持部
41 仮置きツール
41a スペーサ部
41b テーブル部
41c 支持部
42 折畳みツール
42a フック部
42b 支持部
R 参照光
M 測定距離
D、D1、D2、D3 深度
L 切断可能長さ
Dc 切断深さ
Ox X方向オフセット
Oz Z方向オフセット
U 更新間隔
A、A’ 姿勢
W ワーク
W1 外容器
W2 内容器

Claims (20)

  1. ワークまでの距離を測定する距離センサと、
    測定距離に応じた深度で前記ワークを切断する切断ツールと、
    を備える、ハンド。
  2. 前記距離センサは前記ワークの切断方向で前記切断ツールよりも前方に配置されている、請求項1に記載のハンド。
  3. 前記ワークは外容器と内容器を備え、前記切断ツールは前記外容器と前記内容器を纏めて切断する、請求項1又は2に記載のハンド。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のハンドが取付けられた第一ロボットと、
    前記第一ロボットの位置及び姿勢の少なくとも一方を制御する第一制御装置と、
    を備え、
    前記第一制御装置は前記測定距離に基づいて前記切断ツールの深度を制御する、ロボット装置。
  5. 前記第一制御装置は前記ワークの切断深さを指定する切断深さ指定部を備える、請求項4に記載のロボット装置。
  6. 前記第一制御装置は前記深度を所定の更新間隔で更新する、請求項4又は5に記載のロボット装置。
  7. 前記第一制御装置は前記深度の前記更新間隔を指定する更新間隔指定部を備える、請求項6に記載のロボット装置。
  8. 前記第一制御装置は、前記更新間隔中は前記切断ツールの前記深度を一定に維持する、請求項6又は7に記載のロボット装置。
  9. 前記測定距離が閾値以上ある場合、前記第一制御装置は、前記切断ツールが前記ワークの終端に到達したと判定し、前記切断ツールの前記姿勢を制御する、請求項4から8のいずれか一項に記載のロボット装置。
  10. 前記第一制御装置は前記距離センサのオン及びオフに基づいて前記ワークのサイズを計測する、請求項4から9のいずれか一項に記載のロボット装置。
  11. 前記第一制御装置は、前記ワークのサイズと、前記距離センサのオン時及びオフ時の前記測定距離とに基づいて前記ワークの切断方向に対する前記ワークの傾きを計測する、請求項10に記載のロボット装置。
  12. ワークを取出すハンド部と、
    前記ワークに突き刺す棒状体と、
    を備えるハンド。
  13. 前記棒状体は前記ワークの取出方向に対して傾斜している、請求項12に記載のハンド。
  14. 前記ワークは外容器と内容器を備え、前記棒状体を前記外容器と前記内容器に纏めて突き刺す、請求項12又は13に記載のハンド。
  15. 請求項12から14のいずれか一項に記載のハンドが取付けられた第二ロボットと、
    前記第二ロボットの位置及び姿勢の少なくとも一方を制御する第二制御装置と、
    を備え、
    前記第二制御装置は前記棒状体を前記ワークに突き刺した状態で前記ワークを傾けるように前記第二ロボットを制御する、ロボット装置。
  16. ワークまでの距離を測定する距離センサ及び測定距離に応じた深度で前記ワークを切断する切断ツールを備えたハンドが取付けられた第一ロボットと、
    前記第一ロボットの位置及び姿勢の少なくとも一方を制御する第一制御装置と、
    前記ワークを取出すハンド部及び前記ワークに突き刺す棒状体を備えたハンドが取付けられた第二ロボットと、
    前記第二ロボットの位置及び姿勢の少なくとも一方を制御する第二制御装置と、
    を備えたロボットシステム。
  17. 前記ワークが外容器と内容器を備え、前記外容器と前記内容器を分離する分離ツールをさらに備える、請求項16に記載のロボットシステム。
  18. 前記ワークを仮置きする仮置きツールをさらに備え、前記仮置きツールは自身と前記ワークとの間に隙間を形成するスペーサ部を備える、請求項16又は17に記載のロボットシステム。
  19. 前記ワークを折畳む折畳みツールをさらに備える、請求項16から18のいずれか一項に記載のロボットシステム。
  20. 前記切断ツールの故障を検査する視覚センサをさらに備える、請求項16から19のいずれか一項に記載のロボットシステム。
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