JP2022094444A - 触媒昇温システム - Google Patents

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Yuki Tazaki
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Abstract

【課題】現行の触媒を用いることで開発期間や各種試験期間を短縮し、低コストかつ効果的に触媒の昇温ができる触媒昇温システムを提供する。【解決手段】排気ガスが触媒非経由となるように排気管14の上流側における分岐位置から分岐して排気管14の下流側における合流位置にて合流する循環・バイパス管70を設けた。さらに、循環・バイパス管70には合流位置における排気ガスを吸気圧縮する電動コンプレッサ30を設け、従来捨てていた排気熱を循環させて再利用するとともに、電動コンプレッサ30が排気を圧縮した際に発生する熱も利用する。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関を搭載した車両に設けられている触媒を昇温する触媒昇温システムに関する。
内燃機関を搭載した車両として例えばディーゼルエンジンを搭載した車両では、いわゆる排ガス規制に対応するため、その排気経路には酸化触媒や触媒担持フィルタなどが設けられている。これら触媒には活性状態となる適温(触媒ごとに異なるが例えば約300~400℃)があり、排気ガスを効果的に浄化するべく触媒をできる限り早くその適温まで昇温することが求められ、従来、触媒の昇温技術が考案されている。
例えば特許文献1には、セラミックス基体(触媒)の内部に導電部材群を設置し、当該導電部材群が、セラミックス基体の外側を取り巻くコイルに電流を流すことで発生する誘導加熱を利用してセラミックス基体を加熱・昇温する内燃機関の排気浄化装置が開示されている。
特開2020-94538号公報
しかしながら、特許文献1に記載の排気浄化装置のコイル等を、コイル等を有していない現行の触媒に適用する場合、触媒の設計自体を見直し、変更する必要が生じる。触媒の設計を変更した場合、試作品の開発と評価はもちろんのこと、耐久試験や信頼性試験などを再度実施する必要があり、多大な費用と期間が必要となるので、あまり好ましくない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、現行の触媒を用いることで開発期間や各種試験期間を短縮し、低コストかつ効果的に触媒の昇温ができる触媒昇温システムを提供することを課題とする。
上記課題を達成するため、第1の発明は、内燃機関の排気経路に設けられた触媒を昇温する触媒昇温システムであって、前記内燃機関からの排気を前記触媒を経由させて大気へ導く排気管と、前記触媒の下流側の前記排気管に設けられた下流側分岐・合流位置と、前記触媒の上流側の前記排気管に設けられた上流側分岐・合流位置と、に接続されて前記下流側分岐・合流位置から前記上流側分岐・合流位置へと排気を戻すことが可能な循環・バイパス管と、前記循環・バイパス管に設けられて、前記循環・バイパス管を介して前記下流側分岐・合流位置から吸引した排気を、前記循環・バイパス管を介して前記上流側分岐・合流位置へ圧送することが可能な電動コンプレッサと、前記下流側分岐・合流位置から前記循環・バイパス管へと少なくとも一部の排気の流入を許容する流入許容状態にすることと前記下流側分岐・合流位置から前記循環・バイパス管へ排気が流入することを禁止する流入禁止状態にすることを切替可能な第1切替バルブと、前記触媒の温度を検出あるいは推定することで取得する触媒温度取得手段と、前記触媒温度取得手段を用いて取得した触媒温度に基づいて、前記電動コンプレッサ及び前記第1切替バルブを制御する制御装置と、を有し、前記制御装置は、取得した前記触媒温度に基づいて前記触媒の昇温を要すると判断した場合、前記第1切替バルブを前記流入許容状態にするとともに前記電動コンプレッサを駆動して、前記循環・バイパス管を経由させて前記下流側分岐・合流位置から前記上流側分岐・合流位置へと少なくとも一部の排気を循環させ、取得した前記触媒温度に基づいて前記触媒の昇温を要しないと判断した場合、前記第1切替バルブを前記流入禁止状態にするとともに前記電動コンプレッサを停止する、排気循環部を有する、触媒昇温システムである。
次に、第2の発明は、上記第1の発明に係る触媒昇温システムであって、前記第1切替バルブは、前記循環・バイパス管における前記電動コンプレッサと前記上流側分岐・合流位置の間に設けられている、触媒昇温システムである。
次に、第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明に係る触媒昇温システムであって、前記第1切替バルブを含む複数のバルブで構成された第1切替バルブユニット、あるいは、前記第1切替バルブから置き換えられたバルブである第1切替バルブユニット、を有し、前記上流側分岐・合流位置と前記触媒との間の前記排気管を排気管上流位置とし、前記上流側分岐・合流位置と前記電動コンプレッサとの間の前記循環・バイパス管を循環・バイパス管上流位置とし、前記第1切替バルブユニットは、前記上流側分岐・合流位置より上流側の排気管に対して、前記排気管上流位置を開口して前記循環・バイパス管上流位置を閉鎖する通常浄化モードと、前記排気管上流位置と前記循環・バイパス管上流位置の双方を開口する循環浄化モードと、前記排気管上流位置を閉鎖して前記循環・バイパス管上流位置を開口するバイパスモードと、を切替可能であり、前記循環・バイパス管は、前記下流側分岐・合流位置から前記上流側分岐・合流位置へと少なくとも一部の排気を戻すことと、前記触媒を経由させることなく前記上流側分岐・合流位置から前記下流側分岐・合流位置へと排気を導くことが可能であり、前記電動コンプレッサは、駆動した場合は前記循環・バイパス管を介して前記下流側分岐・合流位置から吸引した排気を、前記循環・バイパス管を介して前記上流側分岐・合流位置へ圧送することが可能であり、駆動していない場合は前記上流側分岐・合流位置から前記循環・バイパス管に流入した排気を、前記下流側分岐・合流位置へと通過させることが可能であり、前記制御装置は、前記内燃機関の運転中に前記内燃機関へ燃料が噴射されているか否かを検出する噴射判定部を有し、前記排気循環部にて、前記内燃機関の運転中に燃料が噴射されている場合、かつ、取得した前記触媒温度が所定温度以上である場合は、前記第1切替バルブユニットを前記通常浄化モードにして前記電動コンプレッサを停止し、前記内燃機関の運転中の燃料が噴射されている場合、かつ、取得した前記触媒温度が前記所定温度未満である場合は、前記第1切替バルブユニットを前記循環浄化モードにして前記電動コンプレッサを駆動し、前記内燃機関の運転中に燃料が噴射されていない場合は、前記第1切替バルブユニットを前記バイパスモードにして前記電動コンプレッサを停止する、触媒昇温システムである。
次に、第4の発明は、上記第3の発明に係る触媒昇温システムであって、触媒昇温システムであって、前記排気管における前記下流側分岐・合流位置の下流側には、前記下流側分岐・合流位置から大気へと排気を導く放出許容状態と、前記下流側分岐・合流位置から大気へ排気の一部を放出して残りの排気の放出を禁止する放出制限状態と、を切替可能な第2切替バルブが設けられており、前記制御装置は、前記排気循環部にて、前記第1切替バルブユニットを前記通常浄化モードにした場合は前記第2切替バルブを前記放出許容状態にして、前記第1切替バルブユニットを前記循環浄化モードにした場合は前記第2切替バルブを前記放出制限状態にして、前記第1切替バルブユニットを前記バイパスモードにした場合は前記第2切替バルブを前記放出許容状態にする、触媒昇温システムである。
次に、第5の発明は、上記第3の発明または第4の発明に係る触媒昇温システムであって、前記循環・バイパス管には、前記電動コンプレッサをバイパスするコンプレッサバイパス管と、経路切替バルブと、が設けられており、前記経路切替バルブは、前記循環・バイパス管を、前記電動コンプレッサを経由して前記コンプレッサバイパス管を経由しない圧送経路と、前記コンプレッサバイパス管を経由して前記電動コンプレッサを経由しないバイパス経路と、に切替可能であり、前記制御装置は、前記排気循環部にて、前記電動コンプレッサを駆動する場合は前記経路切替バルブを前記圧送経路に切り替え、前記電動コンプレッサを駆動しない場合は前記経路切替バルブを前記バイパス経路に切り替える、触媒昇温システムである。
次に、第6の発明は、上記第1の発明~第5の発明のいずれか1つに係る触媒昇温システムであって、前記触媒は、前記排気経路に複数設けられており、前記触媒温度取得手段は、最も下流側に設けられた触媒の温度を取得する、触媒昇温システムである。
第1の発明によれば、触媒には一切設計変更を加えておらず、触媒を迂回するバイパス管を設けたうえで電動コンプレッサとバルブを設置するだけの構成である。従来捨てていた排気熱を循環させて再利用するとともに、電動コンプレッサが排気を圧縮した際に発生する熱も利用している。したがって、現行の触媒を用いることで開発期間や各種試験期間を短縮し、低コストかつ効果的に触媒の昇温ができる。
第2の発明によれば、第1切替バルブを電動コンプレッサの吸気側に設ける構成と比較して、浄化前の排気ガスに直接触れることがなくなるため、電動コンプレッサに対する粒子状物質(PM)や未燃焼ガスの付着などを抑制することができる。
第3の発明によれば、浄化を要しない排気(燃料を噴いていない時の排気)は触媒を通さずにそのまま大気へと放出している。したがって、必要な時だけ触媒を使用することができるため、触媒寿命を延ばすことができる。
第4の発明によれば、電動コンプレッサの吸気側へ積極的に排気を誘導することで、排気熱の再利用率を更に上げることができる。
第5の発明によれば、排気が電動コンプレッサを逆流することがないため、電動コンプレッサを保護することができる。
第6の発明によれば、上流側の触媒の温度が最下流の触媒の温度以上であることは物理的に保証されるので、触媒が複数設けられても簡易に温度管理をすることができる。
第1の実施形態に係る触媒昇温システムを備えた内燃機関システム全体の概略構成の例を説明する図である。 第1の実施形態において通常浄化が行われている場合の排気の流れを示す図である。 第1の実施形態において浄化に加えて触媒昇温が行われている場合の排気の流れを示す図である。 第1の実施形態における制御装置の[全体処理]の処理手順の例を説明するフローチャートである。 第1の実施形態において図4に示すフローチャートの[昇温処理]の詳細を説明するフローチャートである。 第2の実施形態に係る触媒昇温システムを備えた内燃機関システム全体の概略構成の例を説明する図である。 第2の実施形態において通常浄化モードの場合の排気の流れを示す図である。 第2の実施形態において循環浄化モードの場合の排気の流れを示す図である。 第2の実施形態においてバイパスモードの場合の排気の流れを示す図である。 第2の実施形態における制御装置の[全体処理]の処理手順の例を説明するフローチャートである。 第2の実施形態において図10に示すフローチャートの[触媒迂回処理]の詳細を説明するフローチャートである。 第1切替バルブユニットの変形例を示す図である。
[第1の実施形態に係る内燃機関システム100の全体構成(図1)]
図1を用いて、本発明に係る触媒昇温システム101を備えた内燃機関システム100の全体構成について説明する。なお、図1の例における内燃機関10は、ディーゼルエンジンである。
図1に示すように、内燃機関10には吸排気をするための吸気管12と排気管14が接続されており、排気ガスの通路となる排気管14には、排気ガス浄化装置40が設けられている。排気ガス浄化装置40は、上流側に配置される上流側排気ガス浄化装置41と、下流側に配置される下流側排気ガス浄化装置45とから構成されている。
上流側排気ガス浄化装置41の内部には、上流側から、第1酸化触媒(DOC:Diesel Oxidation Catalyst)42、粒子状物質除去フィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter。以下、「DPF」という。)44が設けられている。
また、下流側排気ガス浄化装置45の内部は、上流側から、選択還元触媒(SCR:Selective Catalytic Reduction。以下、「SCR」という。)46、第2酸化触媒48が設けられている。SCR46は、DPF44の下流側に排気管14Aを介して連結され、排気管14Aの内部に尿素水添加弁(還元剤添加弁)19が設けられている。これら第1酸化触媒42、DPF44、SCR46、第2酸化触媒48は触媒に相当し、以下それぞれについて説明する。
第1酸化触媒42は、セラミック製の円柱状等に形成されたセル状筒体からなり、その軸方向には多数の貫通孔が形成され、内面に白金(Pt)等の貴金属がコーティングされている。そして、第1酸化触媒42は、所定の温度下で多数の貫通孔に排気ガスを通すことにより、排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)等を酸化して除去する。
DPF44は、セラミックス材料等からなる多孔質な部材によって円柱状等に形成され、白金(Pt)等の触媒物質が含まれており(触媒担持型フィルタと呼ばれる)、軸方向に多数の小孔が設けられたハニカム構造のセル状筒体をなす。各小孔は、隣同士で交互に異なる端部が目封じ部材によって閉塞されている。そして、DPF44は、上流側から各小孔に流入する排気ガスを多孔質材料に通すことで粒子状物質(PM)を捕集し、排気ガスのみを隣の小孔を通じて下流側へと流出させる。なお、これら第1酸化触媒42とDPF44、そして後述する第2酸化触媒48は、300℃~400℃が適温とされている。
第1酸化触媒42の上流側(上流側排気ガス浄化装置41の上流側)には、燃料添加弁18と、排気温度検出装置26A(例えば、排気温度センサ)と、が設けられている。排気温度検出装置26Aは、第1酸化触媒42の上流側の排気管内の排気ガスの温度に応じた検出信号を制御装置60に出力する。燃料添加弁18は、制御装置60からの制御信号にて駆動され、微粒子が堆積したDPF44を再生する際(粒子状物質を燃焼焼却する際)に、第1酸化触媒42内で排気ガスと反応させて排気ガスの温度を上昇させるための燃料を噴射する。
なお、第1酸化触媒42の下流側、且つ、DPF44の上流側には、排気温度検出装置26B(例えば、排気温度センサ)が設けられている。更に、DPF44の下流側には、排気温度検出装置26C(例えば、排気温度センサ)が設けられている。排気温度検出装置26Bは、第1酸化触媒42の下流側、且つ、DPF44の上流側を流れる排気ガスの温度に応じた検出信号を制御装置60に出力する。また、排気温度検出装置26Cは、DPF44の下流側、且つ、SCR46の上流側の排気ガスの温度に応じた検出信号を制御装置60に出力する。
SCR46は、尿素水添加弁19により添加された尿素水(還元剤溶液)を用いて窒素酸化物(NOx)を無害化する触媒である。具体的には、尿素水添加弁19から添加(噴射)された尿素水は、排気ガスの排気熱によって加水分解され、その際、アンモニア(NH3)が生成される。そして、SCR46を排気ガスが通過する際に、SCR46に吸着したアンモニアによって排気ガス中の窒素酸化物(NOx)が選択的に還元浄化される。なお、SCR46は、上述した第1酸化触媒42、DPF44および後述する第2酸化触媒48と比べて適温となる温度が高く、350℃~450℃が適温とされている。
アンモニアによるNOxの還元浄化が行われる際、アンモニアがNOxと反応しきれずに余剰となると、その余剰アンモニアがSCR46の下流側の排気管14Bを介して第2酸化触媒48に流入する。かかる場合に、第2酸化触媒48は、流入した余剰アンモニアを酸化して除去する。
尿素水添加弁19は、制御装置60からの制御信号にて駆動され、排気管14AのDPF44の下流側、且つ、SCR46の上流側に配置されて、所定時間(例えば、200ミリ秒~400ミリ秒である。)毎に、排気ガス中に尿素水(還元剤溶液)を添加(吐出)する。尿素水添加弁19は、図示しない供給管、尿素水ポンプを介して尿素水タンク(還元剤タンク)に連結される。尿素水ポンプは、制御装置(ECU:Electronic Control Unit)60からの駆動信号により回転駆動される電動ポンプであり、正逆いずれの方向にも回転が可能となっている。尿素水ポンプの正回転により尿素水タンク内の尿素水(還元剤溶液)の吸い上げが行われ、尿素水が供給管を介して尿素水添加弁19に供給される。また、尿素水ポンプの逆回転により供給管内の尿素水が吸い戻され、尿素水タンク内に流入される。尚、供給管には、供給管内の尿素水の圧力を検出する水圧センサを設けてもよい。
第2酸化触媒48は、SCR46の下流側に、排気管14Bを介して連結されている。第2酸化触媒48には、触媒温度検出装置28(例えば、触媒温度センサ)が設けられている。触媒温度検出装置28は、第2酸化触媒48の温度に応じた検出信号を制御装置60に出力する。ここで、触媒温度検出装置28によって温度を検出する対象を第2酸化触媒48としているのは、上流側の触媒(第1酸化触媒42、DPF44、SCR46)の温度は、最下流の第2酸化触媒48の温度以上であることは物理的に保証されるからである。つまり、触媒が複数設けられても、最下流の触媒の温度さえ検出すれば、簡易に温度の管理や温度に基づいた制御をすることができる。
排気管14Bには、SCR46の下流側に、排気温度検出装置(例えば、排気温度センサ)26D(例えば、排気温度センサ)が設けられている。排気温度検出装置26Dは、SCR46の下流側、且つ、第2酸化触媒48の上流側の排気ガスの温度に応じた検出信号を制御装置60に出力する。
以上のように排気管14は、内燃機関10からの排気ガスを触媒(第1酸化触媒42、DPF44、SCR46、第2酸化触媒48)を経由させて大気へ導く。
循環・バイパス管70は、第2酸化触媒48の下流側の排気管14に設けられた下流側分岐・合流位置74と、第1酸化触媒42の上流側の排気管14に設けられた上流側分岐・合流位置72と、に接続される。また、循環・バイパス管70は、後述する電動コンプレッサ30の吸気・圧縮によって、下流側分岐・合流位置74から上流側分岐・合流位置72へと排気ガスを戻すことが可能である。
電動コンプレッサ30は、循環・バイパス管70に設けられる。具体的には、内燃機関システム100を備える車両に搭載されたバッテリーから動力を得て駆動し、循環・バイパス管70を介して下流側分岐・合流位置74から吸引した排気ガスを、循環・バイパス管70を介して上流側分岐・合流位置72へ圧送する。上流側分岐・合流位置72に圧送された排気ガスは、再び触媒(第1酸化触媒42、DPF44、SCR46、第2酸化触媒48)を経由して下流側分岐・合流位置74に戻り、再び電動コンプレッサ30に吸気される。これにより、従来捨てていた排気熱を循環させて再利用するとともに、電動コンプレッサ30が排気ガスを圧縮した際に発生する熱も利用することができる。
第1切替バルブ50は、電動コンプレッサ30の排気側に設けられ、排気ガスの流れを制御するものである。一つの流れの制御として、下流側分岐・合流位置74から循環・バイパス管70へと、少なくとも一部の排気ガスの流入を許容する流入許容状態にする。電動コンプレッサ30は、第1切替バルブ50により排気ガスの流れを流入許容状態に制御した時に、駆動される。ここで「少なくとも一部の排気ガス」としたのは、最下流の第2酸化触媒48を出た排気ガスには、電動コンプレッサ30に吸気されずに排気管14を通ってそのまま大気へ放出されるものもあるからである。
また、第1切替バルブ50は、もう一つの流れの制御として、下流側分岐・合流位置74から循環・バイパス管70へ排気ガスが流入することを禁止する流入禁止状態にする。つまり、第1切替バルブ50が完全に閉じることで、下流側分岐・合流位置74から循環・バイパス管70への排気ガスの流入はもちろん、上流側分岐・合流位置72から循環・バイパス管70への排気ガスの流入も禁止される。これにより、排気ガスが循環・バイパス管70へ流れることは一切なくなり、排気ガスは、通常通り触媒経由で大気へと放出される。しかも、第1切替バルブ50が電動コンプレッサ30の排気側に設けられているため、仮に第1切替バルブ50を電動コンプレッサ30の吸気側(電動コンプレッサ30と下流側分岐・合流位置74の間)に設ける構成と比較して、浄化前の排気ガスに直接触れることがなくなる。よって、電動コンプレッサ30に対する粒子状物質(PM)や未燃焼ガスの付着などを抑制することができる。
制御装置60は、CPU61、RAM62、記憶装置63、タイマ64等を有している。制御装置60(CPU61)には、種々の装置からの検出信号が入力され制御装置60(CPU61)は、電動コンプレッサ30や第1切替バルブ50への制御信号を出力する。なお、制御装置60の入出力は、上記の装置、電動コンプレッサ30あるいは第1切替バルブ50に限定されるものではない。記憶装置63は、例えばFlash-ROM等の記憶装置であり、カメラの制御や画像処理等を実行するためのプログラムやデータ等が記憶されている。また制御装置60(CPU61)は、排気循環部61Aを有しているが、これらの詳細については後述する。
なお、排気管14、循環・バイパス管70、電動コンプレッサ30、第1切替バルブ50、触媒温度検出装置28および制御装置60(排気循環部61A)で構成されるのが触媒昇温システム101である。
制御装置60には、吸気管12に設けられた吸入空気流量検出装置20(例えば、エアフローメーター)の検出信号、アクセル開度検出装置22の検出信号、回転検出装置24の検出信号、のそれぞれが入力されている。また、制御装置60には、上述した各排気温度検出装置26A、26B、26C、26Dや触媒温度検出装置28の検出信号が入力されている。
そして、制御装置60は、これらの入力された検出信号に基づいて内燃機関の運転状態を検出することができる。また、制御装置60は、検出した内燃機関の運転状態や、アクセル開度検出装置22からの検出信号に応じて、インジェクタ16から噴射する燃料量や、燃料添加弁18から添加(噴射)する未燃燃料量、尿素水添加弁19から添加(噴射)する尿素水添加量に係る制御信号を出力する。
燃料添加弁18から排気ガス中に噴射された燃料は、第1酸化触媒42によって排気ガス中に残った酸素との酸化反応が生じて燃焼し、その発熱により排気ガス温度が上昇する。この高温になった排気ガスによりDPF44の床温が上昇して、所定温度以上(例えば、590℃以上)になると、DPF44内に堆積した粒子状物質(PM)が燃焼焼却される。このような状態を所定の時間、維持することによってDPF44内に堆積した粒子状物質(PM)を燃焼させて除去し、排気ガス中の粒子状物質(PM)を捕集するというDPF44の捕集機能を回復(再生)させることができる。
吸入空気流量検出装置20(例えば、吸気流量センサ)は、内燃機関の吸気管12に設けられて内燃機関が吸入した空気の流量に応じた検出信号を制御装置60に出力する。アクセル開度検出装置22(例えば、アクセル開度センサ)は、運転者が操作するアクセルの開度(すなわち、運転者の要求負荷)に応じた検出信号を制御装置60に出力する。回転検出装置24(例えば、回転センサ)は、例えば、内燃機関のクランクシャフトの回転数(すなわち、エンジン回転数)に応じた検出信号を制御装置60に出力する。
[第1の実施形態の排気ガスの流れ(図2、図3]
次に図2、図3を用いて、図1に示す触媒昇温システム101による排気ガスの流れを説明する。まず、図2では、触媒昇温システム101により触媒が適温となり、通常の浄化が行われている場合の排気ガスの流れを示す。
具体的には、内燃機関10から排出された排気ガスは、排気管14を通って上流側分岐・合流位置72に至る。ここで、通常の浄化が行われている場合、第1切替バルブ50により流入禁止状態となっているため、排気ガスは、第1酸化触媒42、DPF44、SCR46、第2酸化触媒48を通過し、以降は排気管14を通って大気へと放出される。
次に、図3では、触媒の温度が低く昇温が必要で、触媒昇温システム101が働いている場合の排気ガスの流れを示す。この排気ガスの流れは、触媒が昇温される間継続される。具体的には、内燃機関10から排出された排気ガスは、排気管14を通って上流側分岐・合流位置72に至る。ここで、排気ガスは、循環・バイパス管70から循環してきた排気ガスと合流する。触媒昇温システム101が働いている場合、第1切替バルブ50により流入許容状態となっているためである。合流した2つの排気ガスは、ともに第1酸化触媒42、DPF44、SCR46、第2酸化触媒48を通過しつつこれら触媒に熱をうばわれ、以降は排気管14を通り下流側分岐・合流位置74に至る。そして、排気ガスの一部は、電動コンプレッサ30に吸気・圧縮され、触媒にうばわれずに残った熱に加えて圧縮により生じた熱を持って、再び上流側分岐・合流位置72に至る。
このように、本実施形態における触媒昇温システム101は、触媒には一切設計変更を加えておらず、触媒を迂回するバイパス管を設けたうえで電動コンプレッサとバルブを設置するだけの構成である。従来捨てていた排気熱を循環させて再利用するとともに、電動コンプレッサが排気を圧縮した際に発生する熱も利用している。したがって、現行の触媒を用いることで開発期間や各種試験期間を短縮し、低コストかつ効果的に触媒の昇温ができる。
[第1の実施形態における制御装置60の処理手順(図4、図5)]
次に、図4、図5に示すフローチャートを用いて、制御装置60の処理の流れを説明する。制御装置60は、所定時間毎にて、図4に示す制御フローを起動し、ステップS110に処理を進める。初期設定としては、電動コンプレッサ30は停止、第1切替バルブ50は閉となっている。
ステップS110にて制御装置60は、触媒温度検出装置28から出力された検出信号から触媒温度を取得し、ステップS120へ処理を進める。
ステップS120にて制御装置60は、触媒温度が200℃以下の場合(Yes)は触媒の昇温を要すると判断しステップS130へ処理を進める。なお、制御装置60は、触媒温度が200℃より高い場合(No)は触媒の昇温を要すると判断して処理を終了し、次の制御フローが開始されるタイミングを待ち受ける。
ところで、先に第1酸化触媒42、DPF44および第2酸化触媒48の適温は300℃~400℃の範囲で、SCR46は、それよりも比較的高い350℃~450℃の範囲であると述べた。そうであるなら、例えば取得した触媒温度が349℃であっても触媒の昇温を要すると判断しても良いように思われる。にもかかわらず、触媒の昇温を要すると判断する温度を200℃以下と設定している。
この判断基準は、触媒には化学反応が起こると温度が上がる(昇温反応)ものもあることに加え、熱によって触媒が痛むことを考慮したことに基づく。つまり、200℃以下を低温領域と定め、後述するように300℃よりも低い250℃までとりあえず昇温させ、後は触媒自体の昇温反応で温度が上がっていくのに任せることとした。これにより触媒寿命を延ばすことができる。
ステップS130にて制御装置60は、電動コンプレッサ30を駆動する。次に、ステップS140にて制御装置60は、第1切替バルブ50を開けて流入許容状態にする。なお、これらステップS130とステップS140は、同タイミングで行われるのが望ましく、順序はどちらが先でも後でも構わない。
ステップS500にて制御装置60は、[昇温処理]を実行してステップS150へ処理を進める。なお、[昇温処理](図5)の詳細については後述する。
ステップS150にて制御装置60は、第1切替バルブ50を閉じて流入禁止状態にする。次に、ステップS160にて制御装置60は、電動コンプレッサ30を停止する。なお、これらステップS150とステップS160も、同タイミングで行われるのが望ましく、順序はどちらが先でも後でも構わない。
[昇温処理(図5)]
次に図5を用いて、図4に示すフローチャートのステップS500の[昇温処理]の詳細を説明する。図4に示すフローチャートのステップS500の処理を実行する際、制御装置60は図5に示すステップS510へ処理を進める。
ステップS510にて制御装置60は、一定時間が経過したか否かを判定する。制御装置60は、一定時間が経過した場合(Yes)はステップS520へ処理を進め、一定時間が経過していない場合(No)は一定時間が経過するまでステップS510の処理を繰り返す。
ステップS520に進めた場合、制御装置60は、再度、触媒温度検出装置28から出力された検出信号から触媒温度を再取得し、ステップS530へ処理を進める。
ステップS530にて制御装置60は、取得した触媒温度が250℃に達しか否かを判定する。制御装置60は、触媒温度が250℃に達した場合(Yes)は昇温処理を終了し、触媒温度が250℃に達していない場合(No)はステップS510へ処理を進める。上述したように、触媒を250℃までとりあえず昇温させ、後は触媒自体の昇温反応で温度が上がっていくのに任せることとした。
ステップS120~160、S500~530の処理を実行している制御装置60(CPU61)は、取得した触媒温度に基づいて触媒の昇温を要すると判断した場合、第1切替バルブ50を流入許容状態にするとともに電動コンプレッサ30を駆動して、循環・バイパス管70を経由させて下流側分岐・合流位置74から上流側分岐・合流位置72へと少なくとも一部の排気を循環させ、取得した触媒温度に基づいて触媒の昇温を要しないと判断した場合、第1切替バルブ50を流入禁止状態にするとともに電動コンプレッサ30を停止する、排気循環部61A(図1参照)に相当している。
以上、第1の実施形態に係る触媒昇温システム101を説明したが、例えば、以下のような各種の形態を採用することができる。
本実施形態では、制御装置60によって第1切替バルブ50を開閉制御することで流入許容状態・流入禁止状態を実現したが、逆止弁を用いてもよい。つまり、上流側分岐・合流位置72から電動コンプレッサ30(停止中)を経由して下流側分岐・合流位置74に至る排気の流れを止め、逆に、下流側分岐・合流位置74から電動コンプレッサ30(駆動中)を経由して上流側分岐・合流位置72に至る排気の流れを許す逆止弁である。このような逆止弁を用いた場合、制御装置60によって制御する必要がないため、より簡易に触媒昇温システム101を実現することができる。
[第2の実施形態に係る内燃機関システム200の全体構成(図6)]
続いて、図6を用いて、本発明に係る触媒昇温システム201を備えた内燃機関システム200の全体構成について説明する。第2の実施形態では、燃料を噴いていない時は触媒を迂回して排気ガスを大気に放出する点、電動コンプレッサの吸気側へ積極的に排気ガスを誘導すべく触媒の下流で排気を絞っている点が第1の実施形態と異なる。なお、第1の実施形態に係る内燃機関システム100の各構成と共通するものについては、同じ符号を付して対応させ、その詳細な説明を適宜省略する。
第1切替バルブユニット80は、第1切替バルブ50に補助バルブ81を加えることで構成される。第1切替バルブユニット80は、第1切替バルブ50および補助バルブ81の開閉の組み合わせで、排気ガスの流路が異なる3つのモードを作る。
つまり、第1のモードである通常浄化モードは、上流側分岐・合流位置72より上流側の排気管14に対し、排気管上流位置73Aを開口して循環・バイパス管上流位置73Bを閉鎖するものである。具体的には、第1切替バルブ50は閉、補助バルブ81は開という組み合わせとなる。なお、循環・バイパス管上流位置73Bとは、上流側分岐・合流位置72と第1酸化触媒42との間の空間のことであり、排気管上流位置73Aとは、上流側分岐・合流位置72と電動コンプレッサ30との間の空間のことである。
また、第2のモードである循環浄化モードは、上流側分岐・合流位置72より上流側の排気管14に対し、排気管上流位置73Aと循環・バイパス管上流位置73Bの双方を開口するものである。具体的には、第1切替バルブ50も補助バルブ81も開という組み合わせとなる。
更に、第3のモードであるバイパスモードは、上流側分岐・合流位置72より上流側の排気管14に対し、排気管上流位置73Aを閉鎖して循環・バイパス管上流位置73Bを開口するものである。具体的には、第1切替バルブ50は開、補助バルブ81は閉という組み合わせとなる。
第2切替バルブ82は、排気管14における下流側分岐・合流位置74の下流側に設置され、下流側分岐・合流位置74から大気へと排気ガスを導く放出許容状態と、下流側分岐・合流位置74から大気へ排気ガスの一部を放出して残りの排気ガスの放出を禁止する放出制限状態と、を切り替えることができる。具体的には、排気管14における第2切替バルブ82の設置個所の近傍にバイパス84を設ける。これにより、第2切替バルブ82が全開の時は放出許容状態となり、全閉の時は放出制限状態とすることができる。第2切替バルブ82の働きにより、排気が電動コンプレッサ30の吸気側へ誘導されることになるため、電動コンプレッサ30が吸気圧縮する排気の量が増加し、結果的に排気熱の再利用率を更に上げることができる。
循環・バイパス管75は、第1の実施形態で説明した流路に加え、上述したバイパスモードの際には、排気ガスが触媒(第1酸化触媒42、DPF44、SCR46、第2酸化触媒48)を経由することなく上流側分岐・合流位置72から下流側分岐・合流位置74へと流れる流路にもなり得る。また、循環・バイパス管75は、電動コンプレッサ30をバイパスするコンプレッサバイパス管88を備える。
経路切替バルブ86は、いわゆる三方弁であり、循環・バイパス管75とコンプレッサバイパス管88の分岐・合流位置のうち電動コンプレッサ30の排気側における位置に設けられる。具体的には、循環浄化モードの際には、循環・バイパス管75の経路を、電動コンプレッサ30を経由してコンプレッサバイパス管88を経由しない圧送経路となるように切り替える。また、バイパスモードの際には、逆にコンプレッサバイパス管88を経由して電動コンプレッサ30を経由しないコンプレッサバイパス経路となるように循環・バイパス管75の経路を切り替える。
制御装置60は、電動コンプレッサ30や第1切替バルブ50のほか、補助バルブ81、第2切替バルブ82、経路切替バルブ86への制御信号を出力する。
[第2の実施形態の排気ガスの流れ(図7~図9)]
次に図7~図9を用いて、図6に示す触媒昇温システム201による排気ガスの流れを説明する。まず、図7では、触媒昇温システム201により触媒が適温となり、通常浄化モードとなっている場合の排気ガスの流れを示す。
具体的には、内燃機関10から排出された排気ガスは、排気管14を通って上流側分岐・合流位置72に至る。ここで、通常浄化モードの場合、第1切替バルブ50は閉、補助バルブ81は開という組み合わせとなっているため、排気ガスは、第1酸化触媒42、DPF44、SCR46、第2酸化触媒48を通過し、以降は排気管14を通って大気へと放出される。
次に、図8では、触媒の温度が低く昇温が必要で、触媒昇温システム201が働いている場合の排気ガスの流れを示す。この排気ガスの流れは、触媒が昇温される間継続される。具体的には、内燃機関10から排出された排気ガスは、排気管14を通って上流側分岐・合流位置72に至る。ここで、排気ガスは、圧送経路となった循環・バイパス管75から循環してきた排気ガスと合流する。触媒昇温システム201が働いている場合、つまり循環浄化モードの場合、第1切替バルブ50も補助バルブ81も開という組み合わせとなっているためである。合流した2つの排気ガスは、ともに第1酸化触媒42、DPF44、SCR46、第2酸化触媒48を通過しつつこれら触媒に熱をうばわれ、以降は排気管14を通り下流側分岐・合流位置74に至る。ここで、循環浄化モードの場合、第2切替バルブ82は閉じているため、排気ガスの大部分が電動コンプレッサ30に吸気・圧縮される。更に、循環・バイパス管75は圧送経路となっているため、圧縮された排気ガスは、再び上流側分岐・合流位置72に至る。
次に、図9では、燃料を噴いていない時の排気ガスの流れを示す。この排気ガスの流れは、触媒の温度に関わらず、燃料を噴いていない間継続される。具体的には、内燃機関10から排出された排気ガスは、排気管14を通って上流側分岐・合流位置72に至る。ここで、バイパスモードの場合、第1切替バルブ50は開、補助バルブ81は閉という組み合わせとなっているため、排気ガスは、コンプレッサバイパス経路となった循環・バイパス管75を通って大気へと放出される。このように、浄化を要しない排気ガス(燃料を噴いていない時の排気)は触媒を通らず循環・バイパス管75を経由して大気へと放出される。したがって、必要な時だけ触媒を使用することになるため、触媒寿命を延ばすことができる。また、コンプレッサバイパス管88により、排気が電動コンプレッサ30を逆流することがないため、電動コンプレッサ30を保護することができる。
[第2の実施形態における制御装置60の処理手順(図10、図11)]
次に、図10、図11に示すフローチャートを用いて、制御装置60の処理の流れを説明する。制御装置60は、所定時間毎にて、図10に示す制御フローを起動し、ステップS210に処理を進める。初期設定としては、電動コンプレッサ30は停止、通常浄化モード(第1切替バルブ50は閉、補助バルブは開の組み合わせ)、第2切替バルブ82は開となっている。
ステップS210にて制御装置60は、排気温度検出装置26Aから出力された検出信号に基づいて排気温度を取得しステップS213へ処理を進める。
ステップS213にて制御装置60は、燃料が噴射されているか否かを判定し、ステップS215に処理を進める。制御装置60は、インジェクタ16に対して燃料を噴射するタイミングで電気信号を送っているが、その電気信号をモニタすることで燃料噴射の有無を検出するとともに、最後の燃料噴射から次の燃料噴射まで継続して燃料が噴射されていないことも検出することができる。燃料噴射が一定期間継続してなされないケースとして、ディーゼル車が慣性で動いている時(例えばアクセルを一気に踏み込んで急に離した時からしばらくの間や、十分にスピードが出たうえで下り坂をアクセルを踏まずに走っている間など)が考えられる。
ステップS215にて制御装置60は、燃料噴射の判定結果から燃料が噴射されていると判定した場合(Yes)はステップS220へ処理を進め、燃料が噴射されていないと判定した場合(No)はステップS600へ処理を進める。
ステップS213~S215の処理を実行している制御装置60(CPU61)は、内燃機関10の運転中に内燃機関10へ燃料が噴射されているか否かを検出する、噴射判定部61B(図7参照)に相当している。
ステップS600にて制御装置60は、[触媒迂回処理]を実行してステップS220へ処理を進める。なお、[触媒迂回処理](図11)の詳細については後述する。
ステップS220にて制御装置60は、触媒温度検出装置28から出力された検出信号に基づいて触媒温度を取得し、ステップS230へ処理を進める。
ステップS230にて制御装置60は、触媒温度が200℃以下の場合(Yes)は触媒の昇温を要すると判断しステップS240へ処理を進める。なお、制御装置60は、触媒温度が200℃より高い場合(No)は触媒の昇温を要すると判断して処理を終了し、次の制御フローが開始されるタイミングを待ち受ける。
ステップS240にて制御装置60は、電動コンプレッサ30を駆動する。次に、ステップS250にて制御装置60は、第1切替バルブ50も補助バルブ81も開にして循環浄化モードにしステップS260へ処理を進める。
ステップS260にて制御装置60は、第2切替バルブ82を閉じる。なお、ステップS240~ステップS260は、同タイミングで行われるのが望ましく、順序はどちらが先でも後でも構わない。
ステップS500にて制御装置60は、[昇温処理]を実行してステップS270へ処理を進める。なお、[昇温処理](図5)の詳細については第1の実施形態と同じなので省略する。
ステップS270にて制御装置60は、第2切替バルブ82を開けてステップS280へ処理を進める。
ステップS280にて制御装置60は、第1切替バルブ50を閉、補助バルブ81を開にして通常浄化モードにする。更に、ステップS290にて制御装置60は、電動コンプレッサ30を停止する。なお、ステップS270~ステップS290も、同タイミングで行われるのが望ましく、順序はどちらが先でも後でも構わない。
ステップS220~S290、S500~S530、S600~S650の処理を実行している制御装置60(CPU61)は、内燃機関10の運転中に燃料が噴射されている場合、かつ、取得した触媒温度が所定温度以上である場合は、第1切替バルブユニット80を通常浄化モードにして電動コンプレッサ30を停止し、内燃機関10の運転中の燃料が噴射されている場合、かつ、取得した触媒温度が所定温度未満である場合は、第1切替バルブユニット80を循環浄化モードにして電動コンプレッサ30を駆動し、内燃機関10の運転中に燃料が噴射されていない場合は、第1切替バルブユニット80をバイパスモードにして電動コンプレッサ30を停止する、排気循環部61A(図6参照)に相当している。
ステップS250およびS270の処理を実行している制御装置60(CPU61)は、第1切替バルブユニットを通常浄化モードにした場合は第2切替バルブを放出許容状態にして、第1切替バルブユニットを循環浄化モードにした場合は第2切替バルブを放出制限状態にして、第1切替バルブユニットをバイパスモードにした場合は第2切替バルブを放出許容状態にする、排気循環部61A(図6参照)に相当している。
[触媒迂回処理(図11)]
次に図11を用いて、図10に示すフローチャートのステップS600の[触媒迂回処理]の詳細を説明する。図10に示すフローチャートのステップS600の処理を実行する際、制御装置60は図11に示すステップS610へ処理を進める。
ステップS610にて制御装置60は、第1切替バルブ50を開、補助バルブ81を閉にしてバイパスモードにしてステップS620へ処理を進める。
ステップS620にて制御装置60は、一定時間が経過したか否かを判定する。制御装置60は、一定時間が経過した場合(Yes)はステップS630へ処理を進め、一定時間が経過していない場合(No)は一定時間が経過するまでステップS620の処理を繰り返す。
ステップS630に進めた場合、制御装置60は、再度、排気温度検出装置26A~26Dから出力された検出信号から排気温度を再取得し、ステップS640へ処理を進める。
ステップS640にて制御装置60は、取得した排気温度に基づいて内燃機関10の運転中に燃料が噴射されているか否かを判定し、燃料が噴射されていると判定した場合(Yes)はステップS650へ処理を進め、燃料が噴射されていないと判定した場合(No)はステップS620へ処理を進める。
ステップS650に進めた場合、制御装置60は、第1切替バルブ50を閉、補助バルブ81を開にして通常浄化モードにして触媒迂回処理を終了する。
ステップS610の処理を実行している制御装置60(CPU61)は、電動コンプレッサを駆動する場合は経路切替バルブを圧送経路に切り替え、電動コンプレッサを駆動しない場合は経路切替バルブをバイパス経路に切り替える、排気循環部61A(図1参照)に相当している。
以上、第2の実施形態に係る触媒昇温システム201を説明したが、例えば、以下のような各種の形態を採用することができる。
本実施形態では、複数のバルブ(第1切替バルブ50および補助バルブ81)から構成された第1切替バルブユニット80を用いて3つのモード(通常浄化モード、循環浄化モード、バイパスモード)を実現するものとして説明した。しかし、図12に示すように、一つの第1切替バルブユニット90を用いてモードを切り替えても良い。このような第1切替バルブユニット90によれば、通常浄化モードを基準の0度とし、上流側分岐・合流位置72より上流側の排気管14に対し、排気管上流位置73Aを開口して循環・バイパス管上流位置73Bを閉鎖する。また、180度回転すると循環浄化モードとなり、排気管上流位置73Aと循環・バイパス管上流位置73Bの双方を開口する。更に、反時計回りに90度回転するとバイパスモードとなり、排気管上流位置73Aを閉鎖して循環・バイパス管上流位置73Bを開口する。
また、下流側分岐・合流位置74から大気へ排気ガスの一部を放出して残りの排気ガスの放出を禁止する放出制限状態を、排気管14を全開・全閉にする第2切替バルブ82とバイパス84の構成で実現した。しかし、排気ガスの流れを絞りさえすればよく、例えばバイパス84を設けずに絞り弁のみで実現してもよい。
また、本実施形態では、燃料が噴射されているか否かの判定に際し、インジェクタ16に送られる電気信号をモニタするものとして説明したが、内燃機関10の運転状態に応じて予め設定された燃料噴射領域をマップとして記憶するようにしても良い。例えば制御装置60は、内燃機関の回転数と排気温度に応じて燃料が噴射されているか否かが設定されたマップを記憶し、当該マップを用いて燃料噴射の有無を判定するようにしても良い。なお、燃料噴射領域は、実際の車両を用いた実験やシミュレーション等を用いて確認された値が適宜設定される。
以上、本発明を実施するための形態について、上述した各実施形態について説明した。しかしながら、当業者であれば、本発明の目的を逸脱することなく種々の代用、手直し、あるいは変更が可能であることは明らかである。すなわち、本発明を実施するための形態は、本明細書に添付した特許請求の範囲の精神および目的を逸脱しない全ての代用、手直し、あるいは変更を含みうるものである。例えば、本発明を実施するための形態として、以下のような各種の形態を採用することができる。
(1)上述した各実施形態では、触媒として第1酸化触媒42、DPF44、SCR46、第2酸化触媒48を備える排気ガス浄化装置40を例に説明した。しかしながら、触媒の数、組み合わせはこれに限定されるものでなく、必要に応じて加除しても構わない。例えば、3つの触媒(第1酸化触媒42、DPF44、SCR46)としたうえで触媒昇温システムを適用できる。その場合、最も下流側に設けられたSCR46に触媒温度検出装置28を取り付けることが望ましい。上流側の触媒(第1酸化触媒42、DPF44)の温度がSCR46の温度以上であることは物理的に保証されるので、簡易に温度管理をすることができるからである。
(2)200℃以下を低温領域と定め、制御装置60は、触媒温度が200℃(第1の閾値)以下の場合に触媒の昇温を要すると判断して昇温処理を開始し、250℃(第2の閾値)に達したところで昇温処理を終了するものとして説明した。しかしながら、両閾値を異なる値とするのではなく同じ値としても構わない。例えば、250℃より低い温度を低温領域と定め、250℃に達したら昇温処理を終了するようにしても良い。このようにしても、エンジン始動時は触媒の温度は気温(20℃~40℃)と等しいため、制御装置60の処理は結局同一となる。ただし、一旦昇温処理が済み、触媒が適温となった以降に温度が下がってくる場合では両者に違いが生じる。その場合、各実施形態のように両閾値を異なる値としたほうが、昇温処理のオン・オフが繰り返される状況を抑制することができる。なお、両閾値を何℃とするかは触媒の数や組み合わせによって異なり、適宜変更され得る。
(3)触媒温度検出装置28を用いて触媒温度を取得するものとして説明したが、触媒温度検出装置28を用いることなく、これを除く各種検出装置(吸入空気流量検出装置20、回転検出装置24、排気温度検出装置26A~26Dなど)によって取得した値から推定計算により算出しても良い。
10 内燃機関
12 吸気管
14 排気管
14A 排気管
14B 排気管
16 インジェクタ
18 燃料添加弁
19 尿素水添加弁
20 吸入空気流量検出装置
22 アクセル開度検出装置
24 回転検出装置
26A 排気温度検出装置
26B 排気温度検出装置
26C 排気温度検出装置
26D 排気温度検出装置
28 触媒温度検出装置
30 電動コンプレッサ
40 排気ガス浄化装置
41 上流側排気ガス浄化装置
42 第1酸化触媒
45 下流側排気ガス浄化装置
48 第2酸化触媒
50 第1切替バルブ
60 制御装置
61A 排気循環部
61B 噴射判定部
70 循環・バイパス管
72 上流側分岐・合流位置
73A 排気管上流位置
73B 循環・バイパス管上流位置
74 下流側分岐・合流位置
75 循環・バイパス管
80 第1切替バルブユニット
81 補助バルブ
82 第2切替バルブ
84 バイパス
86 経路切替バルブ
88 コンプレッサバイパス管
100 内燃機関システム
101 触媒昇温システム

Claims (6)

  1. 内燃機関の排気経路に設けられた触媒を昇温する触媒昇温システムであって、
    前記内燃機関からの排気を前記触媒を経由させて大気へ導く排気管と、
    前記触媒の下流側の前記排気管に設けられた下流側分岐・合流位置と、前記触媒の上流側の前記排気管に設けられた上流側分岐・合流位置と、に接続されて前記下流側分岐・合流位置から前記上流側分岐・合流位置へと排気を戻すことが可能な循環・バイパス管と、
    前記循環・バイパス管に設けられて、前記循環・バイパス管を介して前記下流側分岐・合流位置から吸引した排気を、前記循環・バイパス管を介して前記上流側分岐・合流位置へ圧送することが可能な電動コンプレッサと、
    前記下流側分岐・合流位置から前記循環・バイパス管へと少なくとも一部の排気の流入を許容する流入許容状態にすることと前記下流側分岐・合流位置から前記循環・バイパス管へ排気が流入することを禁止する流入禁止状態にすることを切替可能な第1切替バルブと、
    前記触媒の温度を検出あるいは推定することで取得する触媒温度取得手段と、
    前記触媒温度取得手段を用いて取得した触媒温度に基づいて、前記電動コンプレッサ及び前記第1切替バルブを制御する制御装置と、
    を有し、
    前記制御装置は、
    取得した前記触媒温度に基づいて前記触媒の昇温を要すると判断した場合、前記第1切替バルブを前記流入許容状態にするとともに前記電動コンプレッサを駆動して、前記循環・バイパス管を経由させて前記下流側分岐・合流位置から前記上流側分岐・合流位置へと少なくとも一部の排気を循環させ、取得した前記触媒温度に基づいて前記触媒の昇温を要しないと判断した場合、前記第1切替バルブを前記流入禁止状態にするとともに前記電動コンプレッサを停止する、排気循環部を有する、
    触媒昇温システム。
  2. 請求項1に記載の触媒昇温システムであって、
    前記第1切替バルブは、前記循環・バイパス管における前記電動コンプレッサと前記上流側分岐・合流位置の間に設けられている、
    触媒昇温システム。
  3. 請求項1または2に記載の触媒昇温システムであって、
    前記第1切替バルブを含む複数のバルブで構成された第1切替バルブユニット、あるいは、前記第1切替バルブから置き換えられたバルブである第1切替バルブユニット、を有し、
    前記上流側分岐・合流位置と前記触媒との間の前記排気管を排気管上流位置とし、前記上流側分岐・合流位置と前記電動コンプレッサとの間の前記循環・バイパス管を循環・バイパス管上流位置とし、
    前記第1切替バルブユニットは、前記上流側分岐・合流位置より上流側の排気管に対して、前記排気管上流位置を開口して前記循環・バイパス管上流位置を閉鎖する通常浄化モードと、前記排気管上流位置と前記循環・バイパス管上流位置の双方を開口する循環浄化モードと、前記排気管上流位置を閉鎖して前記循環・バイパス管上流位置を開口するバイパスモードと、を切替可能であり、
    前記循環・バイパス管は、前記下流側分岐・合流位置から前記上流側分岐・合流位置へと少なくとも一部の排気を戻すことと、前記触媒を経由させることなく前記上流側分岐・合流位置から前記下流側分岐・合流位置へと排気を導くことが可能であり、
    前記電動コンプレッサは、駆動した場合は前記循環・バイパス管を介して前記下流側分岐・合流位置から吸引した排気を、前記循環・バイパス管を介して前記上流側分岐・合流位置へ圧送することが可能であり、駆動していない場合は前記上流側分岐・合流位置から前記循環・バイパス管に流入した排気を、前記下流側分岐・合流位置へと通過させることが可能であり、
    前記制御装置は、
    前記内燃機関の運転中に前記内燃機関へ燃料が噴射されているか否かを検出する噴射判定部を有し、
    前記排気循環部にて、
    前記内燃機関の運転中に燃料が噴射されている場合、かつ、取得した前記触媒温度が所定温度以上である場合は、前記第1切替バルブユニットを前記通常浄化モードにして前記電動コンプレッサを停止し、
    前記内燃機関の運転中の燃料が噴射されている場合、かつ、取得した前記触媒温度が前記所定温度未満である場合は、前記第1切替バルブユニットを前記循環浄化モードにして前記電動コンプレッサを駆動し、
    前記内燃機関の運転中に燃料が噴射されていない場合は、前記第1切替バルブユニットを前記バイパスモードにして前記電動コンプレッサを停止する、
    触媒昇温システム。
  4. 請求項3に記載の触媒昇温システムであって、
    前記排気管における前記下流側分岐・合流位置の下流側には、前記下流側分岐・合流位置から大気へと排気を導く放出許容状態と、前記下流側分岐・合流位置から大気へ排気の一部を放出して残りの排気の放出を禁止する放出制限状態と、を切替可能な第2切替バルブが設けられており、
    前記制御装置は、
    前記排気循環部にて、
    前記第1切替バルブユニットを前記通常浄化モードにした場合は前記第2切替バルブを前記放出許容状態にして、
    前記第1切替バルブユニットを前記循環浄化モードにした場合は前記第2切替バルブを前記放出制限状態にして、
    前記第1切替バルブユニットを前記バイパスモードにした場合は前記第2切替バルブを前記放出許容状態にする、
    触媒昇温システム。
  5. 請求項3または4に記載の触媒昇温システムであって、
    前記循環・バイパス管には、前記電動コンプレッサをバイパスするコンプレッサバイパス管と、経路切替バルブと、が設けられており、
    前記経路切替バルブは、前記循環・バイパス管を、前記電動コンプレッサを経由して前記コンプレッサバイパス管を経由しない圧送経路と、前記コンプレッサバイパス管を経由して前記電動コンプレッサを経由しないバイパス経路と、に切替可能であり、
    前記制御装置は、
    前記排気循環部にて、
    前記電動コンプレッサを駆動する場合は前記経路切替バルブを前記圧送経路に切り替え、
    前記電動コンプレッサを駆動しない場合は前記経路切替バルブを前記バイパス経路に切り替える、
    触媒昇温システム。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の触媒昇温システムであって、
    前記触媒は、前記排気経路に複数設けられており、
    前記触媒温度取得手段は、最も下流側に設けられた触媒の温度を取得する、
    触媒昇温システム。
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