JP2022093070A - 発光装置 - Google Patents

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敬久 渡邊
Yoshihisa Watanabe
貴 秋山
Takashi Akiyama
博昭 原
Hiroaki Hara
和昭 勝俣
Kazuaki Katsumata
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Abstract

【課題】矩形のパルス状の光を高輝度且つ高周波数で出射可能な発光装置を提供する。【解決手段】発光装置1は、アノード配線パターン、カソード配線パターン、接地配線パターン及び制御配線パターンが配置された実装面を有する実装基板と、アノード配線パターンにアノードが接続され、且つ、カソード配線パターンにカソードが接続された発光素子と、制御配線パターンに制御端子が接続され、接地配線パターンに第1端子が接続され、カソード配線パターンに第2端子が接続され、制御端子に入力される制御信号に応じて第1端子と第2端子との間をオンオフするスイッチング素子と、制御配線パターンと制御端子を接続する第1金バンプと、接地配線パターンと第1端子を接続する第2金バンプと、カソード配線パターンと第2端子を接続する第3金バンプと、有する。【選択図】図4

Description

本発明は、発光装置に関する。
制御信号に従ってオンオフするスイッチ回路と、スイッチ回路がオンオフすることに応じて点滅する発光素子とを有する発光装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載される発光装置では、スイッチ回路は、バイポーラトランジスタ又はFET(field Effect Transistor、電界効果トランジスタ)によって形成される。また、特許文献1に記載される発光装置では、発光素子としてVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser、垂直共振器面発光レーザ)が使用される。
特許文献1に記載される発光装置のスイッチ回路は、電源ラインにエミッタを接続したエミッタフォロア回路とベース接地回路とを直列接続し、ベース接地回路の出力信号を駆動信号として発光素子に出力する。特許文献1に記載される発光装置は、エミッタフォロア回路とベース接地回路とを直列接続することで、電源ラインに接続された電源の電圧変動に対する耐性を向上させることができる。
特開2019-216186号公報
近年、VCSEL等の発光素子の高輝度化に伴い駆動電流が増加すると共に、TOF(Time Of Flight)センサの光源等の使用されるときに、矩形のパルス状の光を高輝度且つ高周波数で出射可能な発光装置が望まれている。特許文献1に記載される発光装置は、電源の電圧変動に対して高い耐性を有するが、矩形のパルス状の光を高輝度且つ高周波数で出射することは容易ではない。
本発明は、このような課題を解決するものであり、矩形のパルス状の光を高輝度且つ高周波数で出射可能な発光装置を提供することを目的とする。
本発明に係る発光装置は、アノード配線パターン、カソード配線パターン、接地配線パターン及び制御配線パターンが配置された実装面を有する実装基板と、アノード配線パターンにアノードが接続され、且つ、カソード配線パターンにカソードが接続された発光素子と、制御配線パターンに制御端子が接続され、接地配線パターンに第1端子が接続され、カソード配線パターンに第2端子が接続され、制御端子に入力される制御信号に応じて第1端子と第2端子との間をオンオフするスイッチング素子と、制御配線パターン上の第1パッド領域に配置され、制御配線パターンと制御端子を接続する第1金バンプと、接地配線パターン上の第2パッド領域に配置され、接地配線パターンと第1端子を接続する第2金バンプと、カソード配線パターン上の第3パッド領域に配置され、カソード配線パターンと第2端子を接続する第3金バンプとを有する。
さらに、本発明に係る発光装置では、発光素子に6A以上の電流が供給され、制御信号は、パルス幅が10nm以下のパルス信号であることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第2金バンプ及び第3金バンプのそれぞれの直径は、0.03mm以上であり且つ0.25mm以下であり、第2金バンプ及び第3金バンプの円周の総和は、それぞれ0.785mm以上であることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第2パッド領域に配置される第2金バンプの円周の総和は第2パッド領域の円周よりも長く、第3パッド領域に配置される第3金バンプの円周の総和は第2パッド領域の円周よりも長いことが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第2金バンプ及び第3金バンプのそれぞれは、第2パッド領域及び第3パッド領域のそれぞれに少なくとも3個配置されることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第1金バンプの直径は、0.03mm以上であり且つ0.25mm以下であり、第1金バンプの円周の総和は、0.785mm以上であることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第1金バンプは、前記第1パッド領域に少なくとも3個配置されることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第1パッド領域に配置される第1金バンプの配置は、第2パッド領域に配置される第2金バンプの配置及び第3パッド領域に配置される第3金バンプの配置と相違することが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第1パッド領域に配置される第1金バンプの数は、第2パッド領域に配置される第2金バンプの数、及び第3パッド領域に配置される第3金バンプの数よりも少ないことが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、アノード配線パターンに一端が接続され、且つ、接地配線パターンに他端が接続されたコンデンサを更に有することが好ましい。
本発明に係る発光装置は、矩形のパルス状の光を高輝度且つ高周波数で出射することができる。
(a)は実施形態に係る発光装置の平面図であり、(b)は(a)に示す発光装置の正面図であり、(c)は(a)に示す発光装置の側面図であり、(d)は(a)に示す発光装置の底面図である。 図1(a)に示す発光装置の分解斜視図である。 図1(a)に示す発光装置の回路図である。 図1(a)に示す発光装置の平面透視図である。 図1(a)に示す発光装置及び比較例に係る発光装置に周波数が1.0×109Hzであるとき、すなわちパルス幅が1nmであるパルス信号が制御信号として、制御電極に供給されたときの発光素子に流れる電流のシミュレーション波形を示す図である。 (a)は制御信号のパルス幅とFETを配線パターンに接続する接続部材の抵抗値との関係を示す図であり、(b)は制御信号のパルス幅と発光素子及びFETを流れる電流値との関係を示す図である。 パッド径、バンプの直径及び個数、バンプの円周の総和、並びにワイヤ径の例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る発光装置について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(実施形態に係る発光装置の構成および機能)
図1(a)は実施形態に係る発光装置の平面図であり、図1(b)は図1(a)に示す発光装置の正面図であり、図1(c)は図1(a)に示す発光装置の側面図であり、図1(d)は図1(a)に示す発光装置の底面図である。図2は、図1(a)に示す発光装置の分解斜視図である。
発光装置1は、基板10と、発光素子11と、FET12と、コンデンサ13と、樹脂枠14と、拡散板15とを有し、発光素子11から出射された光を拡散板15から出射する。
基板10は、実装基板20と、枠材21と、アノード電極30と、カソード電極31と、接地電極32と、制御電極33と、アノード配線パターン34と、カソード配線パターン35と、接地配線パターン36と、制御配線パターン37とをする。
実装基板20は、窒化アルミ(AlN)等の熱伝導性が高い絶縁材料で形成され、矩形の平面形状を有する。実装基板20の裏面には、アノード電極30、カソード電極31、接地電極32及び制御電極33が配置される。実装基板20の表面である実装面22には、アノード配線パターン34、カソード配線パターン35、接地配線パターン36及び制御配線パターン37が配置される。
枠材21は、アルミナ(Al23)等の熱伝導性が高く且つ反射率が高い絶縁性材料で形成され、外縁が実装面22の外縁に一致する枠状の平面形状を有する。実装基板20の実装面22及び枠材21は、発光素子11、FET12及びコンデンサ13を収容する収容部23を形成する。
アノード電極30、カソード電極31、接地電極32及び制御電極33は、銀及び銅等の導電性薄膜で形成され、実装基板20の裏面に配置される。アノード電極30及び接地電極32は、発光素子11を駆動するための電力が不図示の外部電源から供給される。カソード電極31は、出荷テストにおいて発光素子11及びFET12の特性を評価するときに使用されるテスト電極である。制御電極33は、上位制御装置から供給されるパルス信号である制御信号をFETのゲートに入力する。
アノード電極30は、ビアとも称される貫通孔に配置される導電性の4個の貫通電極38を介してアノード配線パターン34に接続される。カソード電極31は2個の貫通電極38を介してカソード配線パターン35に接続され、接地電極32は4個の貫通電極38を介して接地配線パターン36に接続され、制御電極33は2個の貫通電極38を介して制御配線パターン37に接続される。
アノード配線パターン34、カソード配線パターン35、接地配線パターン36及び制御配線パターン37は、銀及び銅等の導電性薄膜で形成され、実装基板20の表面に配置される。アノード配線パターン34、カソード配線パターン35及び制御配線パターン37の表面の少なくとも一部には、ソルダーレジストとも称される絶縁層39が配置される。
発光素子11は、VCSELとも称され、レーザ光を出射する複数のエミッタが表面に等間隔にアレイ状に配置される。発光素子11は、例えば364(26×14)個のエミッタを有し、364個のエミッタは、0.0385mmのピッチで配列される。発光素子11は、アノード電極30と接地電極32との間に12V等の所定の電圧が印加されることに応じて、コヒーレントなレーザ光をエミッタから拡散板15に向けて出射する。
発光素子11の順方向電流は3.5A~4Aであり、発光素子11の発光出力は2W~3Wであり、順方向電圧は2V~2.5Vであり、ピーク波長は850nm~950nmであり、視野角は65度~90度である。
発光素子11のアノードは、金等の導電性線材である複数のボンディングワイヤ16を介してアノード配線パターン34に接続される。発光素子11のカソードは、焼結銀ペースト等の導電性接着部材を介してカソード配線パターン35に接続される。
FET12は、nMOSFETであり、制御電極33に供給される制御信号に応じて発光素子11に流れる電流をオンオフするスイッチング素子である。FET12のゲートは、制御配線パターン37にフリップチップ接続され、制御信号が入力される制御端子である。FET12のソースは、接地配線パターン36にフリップチップ接続される第1端子である。FET12のドレインは、カソード配線パターン35にフリップチップ接続される第2端子である。FET12は、制御端子であるゲートに入力される制御信号に応じて第1端子であるソースと第2端子であるドレインとの間をオンオフするスイッチング素子である。
コンデンサ13は、例えばセラミックコンデンサであり、不図示の外部電源から供給される電力を充電して、発光素子11が発光するときに発光素子11に放電する充電コンデンサである。コンデンサ13の一端はアノード配線パターン34に半田接続され、コンデンサ13の他端は接地配線パターン36に半田接続される。
図3は、発光装置1の回路図である。
発光素子11及びFET12は、発光素子11のカソードとFET12のドレインとが接続されることで、アノード電極30と接地電極32との間に直列接続される。コンデンサ13は、一端が発光素子11のアノードに接続され且つ他端がFET12のソースに接続されることで、発光素子11及びFET12に並列接続される。
図4は、発光装置1の平面透視図である。図4において、FET12及び絶縁層39は、透視される。
発光装置1は、3個の第1金バンプ41と、6個の第2金バンプ42と、3個の第3金バンプ43とを更に有する。3個の第1金バンプ41は、制御配線パターン37上の第1パッド領域44に120度ずつシフトして配置され、FET12のゲートと制御配線パターン37とをスタッドバンプ接続する金製のバンプである。6個の第2金バンプ42は、接地配線パターン36上の2つの第2パッド領域45にそれぞれ120度ずつシフトして配置され、FET12のソースと接地配線パターン36とをスタッドバンプ接続する金製のバンプである。3個の第3金バンプ43は、カソード配線パターン35上の第3パッド領域46に120度ずつシフトして3個ずつ配置され、FET12のドレインとカソード配線パターン35とをスタッドバンプ接続する金製のバンプである。
3個の第1金バンプ41の直径は0.10mmであり、直径が0.25mmである円形の平面形状を有する第1パッド領域44に120度ずつシフトして配置される。3個の第1金バンプ41の円周長の総和は、0.942mmであり、第1パッド領域44の円周長である0.785mmよりも長い。
6個の第2金バンプ42の直径は0.10mmであり、直径が0.25mmである円形の平面形状を有する2つの第2パッド領域45のそれぞれに120度ずつシフトして3個ずつ配置される。3個の第2金バンプ42の円周長の総和は、0.942mmであり、第2パッド領域45の円周長である0.785mmよりも長い。
3個の第3金バンプ43の直径は0.10mmであり、直径が0.25mmである円形の平面形状を有する第3パッド領域46に120度ずつシフトして配置される。3個の第3金バンプ43の円周長の総和は、0.942mmであり、第3パッド領域46の円周長である0.785mmよりも長い。
カソード配線パターン35、接地配線パターン36及び制御配線パターン37は、第1パッド領域44、第2パッド領域45及び第3パッド領域46のそれぞれに近接する二辺に凹部が形成される。第1パッド領域44、第2パッド領域45及び第3パッド領域46のそれぞれに近接して形成される凹部は、第1パッド領域44、第2パッド領域45及び第3パッド領域46の位置ずれを検出する位置ずれ検出パターンである。凹部は、第1~3金バンプ41~43を配置するときの認識マークとしても使用される。第1~3金バンプ41~43は、第1~3パッド領域44~46のそれぞれに、複数配置するから、第1~3パッド領域44~46近傍に認識マークがあると、第1~3金バンプ41~43を配置するときの位置ズレを抑制できる。
樹脂枠14は、微細なフィラーを含有する合成樹脂で形成された枠状の部材であり、基板10と拡散板15との間の位置決めをする位置決め部材として機能すると共に、拡散板15を保護する保護部材として機能する。拡散板15を樹脂枠14を介して基板10に配置することで、発光素子11と拡散板15との間の離隔距離が大きくなり、発光素子11から照射される熱による拡散板15の劣化及び剥離の発生は、防止される。
拡散板15は、例えばポリアリレート樹脂等の熱可塑性樹脂、シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂、及びエポキシ樹脂等の紫外線硬化樹脂で形成された光透過性部材である。拡散板15の表面及び裏面の少なくとも一方には、発光素子11から出射された光を拡散するシボ加工等された拡散面が形成される。
(実施形態に係る発光装置の作用効果)
発光装置1は、半田よりも導電率が高い金バンプを介してFET12のゲート、ソース及びドレインを配線パターンに接続されるので、入力された信号に対し高速な応答となり、矩形のパルス状の光を高輝度且つ高周波数で出射することができる。応答速度が遅い発光装置は、制御信号として入力される電流の電流値が大きく且つパルス幅が短いとき、所望の振幅及びパルス幅を有するパルス状の光を出射することができない。一方、応答速度が速い実施形態に係る発光装置1は、制御信号として入力される電流の電流値が大きく且つパルス幅が短いときでも、所望の振幅及びパルス幅を有するパルス状の光を出射することができる。発光装置1は、例えば発光素子11に5A以上の大電流が供給されるときに、パルス幅が50nm以下の光を出射することができる。
図5は、発光装置1及び比較例に係る発光装置に周波数が1.0×109Hzであるとき、すなわちパルス幅が1nmであるパルス信号が制御信号として、制御電極33に供給されたときの発光素子11に流れる電流のシミュレーション波形を示す図である。図5において横軸は時間を示し、縦軸は電流値を示す。また、図5において、波形501は発光装置1において発光素子11に流れる電流のシミュレーション波形を示し、波形502は比較例に係る発光装置において発光素子11に流れる電流のシミュレーション波形を示す。比較例に係る発光装置は、FET12が半田を介して配線パターンに接続されることが発光装置1と相違する。
波形502で示す比較例に係る発光装置において発光素子11に流れる電流の振幅は、表皮効果などの影響により、波形501で示す発光装置1において発光素子11に流れる電流の振幅の88%となる。発光装置1は、発光素子11に流れる電流の振幅の減少量が比較例に係る発光装置よりも小さいので、矩形のパルス状の光を比較例に係る発光装置より高輝度且つ高周波数で出射することができる。
なお、比較例に係る発光装置において、パルス幅が10nmであるパルス信号が制御信号として制御電極33に供給されたときに発光素子11に流れる電流は、発光装置1において発光素子11に流れる電流の振幅の95.5%となる。また、比較例に係る発光装置において、パルス幅が100nmであるパルス信号が制御信号として制御電極33に供給されたときに発光素子11に流れる電流は、発光装置1において発光素子11に流れる電流の振幅の98.5%となる。
図6(a)は制御信号のパルス幅とFET12を配線パターンに接続する接続部材の抵抗値との関係を示す図であり、図6(b)は制御信号のパルス幅と発光素子11及びFET12を流れる電流値との関係を示す図である。図6(a)及び6(b)において、横軸はFET12のゲートに入力される制御信号のパルス幅の逆数を周波数として示す。また、図6(a)において、縦軸は、FET12のドレインとカソード配線パターン35の間の接続部材、及びFET12のソースと接地配線パターン36の間の接続部材の合計の抵抗値を示す。図6(b)において、縦軸は、発光素子11のアノード―カソード間、及びFET12のソース―ドレイン間を流れる電流値を示す。図6(a)において、波形601は発光装置1の抵抗値を示し、波形602においてFET12が半田を介して配線パターンに接続された比較例に係る発光装置の抵抗値を示す。図6(b)において、波形603は発光装置1の電流値を示し、波形604において比較例に係る発光装置の電流値を示す。
図6(a)及び6(b)において、FET12のオン抵抗値は500mΩであり、金の抵抗率ρは24μΩ・mmであり、比較例に係る発光装置において接続部材として使用される半田の抵抗率ρは140μΩ・mmである。なお、平面視したときのバンプサイズは、何れもφ0.25mmを一つとした。
発光装置1及び比較例に係る発光装置1において、周波数が1.0×107Hz以下であるとき、すなわちパルス幅が100nm以上であるとき、接続部材の抵抗値及び発光素子11及びFET12に流れる電流は略同一である。しかしながら、周波数が5.0×108Hz以上であるとき、すなわちパルス幅が50nmであるとき、発光装置1及び比較例に係る発光装置における接続部材の抵抗値及び発光素子11及びFET12に流れる電流は、表皮効果などの影響により相違し始める。そして、周波数が1.0×108Hzであるとき、すなわちパルス幅が10nmであるとき、発光装置1における接続部材の抵抗値及び発光素子11及びFET12に流れる電流は、比較例に係る発光装置よりも特性が約3%向上する。
実施形態に係る発光装置において、FET12のゲートに入力される制御信号のパルス幅は、50nm以下であり且つ0.1nm以上であることが好ましく、10nm以下であることが更に好ましい。
また、実施形態に係る発光装置において、発光素子11及びFET12に流れる電流は5A以上であり且つ20A以下であることが好ましく、10A以上であることが更に好ましい。
(実施形態に係る発光装置の変形例)
発光装置1では、第1パッド領域44、第2パッド領域45及び第3パッド領域46のそれぞれに、3個の第1金バンプ41、第2金バンプ42及び第3金バンプ43が配置される。しかしながら、実施形態に係る発光装置では、パッド領域に配置される金バンプの数は、1個、2個又は4個以上であってもよい。
図7は、パッド径、金バンプの直径及び個数、金バンプの円周の総和、並びに金ワイヤ径の例を示す図である。パッド径はパッド領域のことである。ここでは説明を容易にするためにパッド領域を円形としたが、矩形など他の形状であってもよい。
図7に示す例では、パッド径は何れも0.25mmである。バンプの直径は、バンプ数が48個であるとき0.03mmであり、バンプ数が12個であるとき0.06mmである。また、バンプの直径は、バンプ数が3個であるとき0.10mmであり、バンプ数が2個であるとき0.125mmであり、バンプ数が1個であるとき0.25mmである。
バンプの円周の総和は、バンプ数が48個であるとき4.522mmであり、バンプ数が12個であるとき2.262mmである。また、バンプの円周の総和は、バンプ数が3個であるとき0.942mmであり、バンプ数が2個及び1個であるとき0.785mmである。
ワイヤ径は、バンプ数が48個及び12個であるとき15μmであり、バンプ数が3個であるとき25μmであり、バンプ数が2個であるとき31.25μmであり、バンプ数が1個であるとき62.5μmである。ワイヤ径が15μmより細くなると取り扱いするときにワイヤが切れやすいから15μm以上が好ましい。バンプの直径は、ワイヤ径の2倍以上であり且つ4倍以下である。
バンプ数が3個以上であり、バンプの円周の総和が0.942mm以上であるとき、表皮効果の影響を低減できるので、パルス波形の歪みを最小限としながら大電流のパルス信号を発光素子11に供給することができる。また、バンプ数が2個であるときと比べて、バンプ数が3個以上であるとき、バンプ上に配置するFETの傾きも抑制しやすい。
また、発光装置1では、第1金バンプ41、第2金バンプ42及び第3金バンプ43の配置は、同一である。しかしながら、実施形態に係る発光装置では、FETのゲートに接続される第1金バンプの配置は、FETのソース及びドレインに接続される第2金バンプ42及び第3金バンプ43の配置と相違してもよい。FETのゲートには、大きな電流が加わらず、バンプの効果が小さいからである。
例えば、実施形態に係る発光装置では、第1金バンプ41、第2金バンプ42及び第3金バンプ43の配置は、電流が流れる方向に応じて、円周方向にシフトして配置されてもよい。一実施例として、第3パッド領域46に第3金バンプ43を3個配置するとき、発光素子11に対し、三角形の底辺になるように2個のバンプを対向させると電流が印加する側の金バンプの体積が多く、抵抗が低めになるので好ましい。また、第1金バンプは、第2金バンプ42及び第3金バンプ43の少なくとも1つは、非対称となるように第1パッド領域44、第2パッド領域45及び第3パッド領域46に配置されてもよい。また、第1金バンプは、第2金バンプ42及び第3金バンプ43の少なくとも1つは、複数の配線パターンを跨ぐように形成されてもよい。
また、第1パッド領域に配置される第1金バンプの数は、第2金バンプ42及び第3金バンプ43が第2パッド領域及び第3パッド領域に配置される数よりも少なくてもよい。
また、発光装置1では、コンデンサ13が発光素子11及びFET12に並列接続されるが、実施形態に係る発光装置では、コンデンサ13は省略されてもよい。
また、発光装置1では、発光素子11のカソード―アノード間を流れる電流をオンオフするスイッチング素子としてFET12が使用されるが、実施形態に係る発光装置では、バイポーラトランジスタ等の他のスイッチング素子が使用されてもよい。
バイポーラトランジスタがスイッチング素子として使用されるとき、制御信号が入力される制御端子はベースであり、接地パターンに接続される第1端子はエミッタであり、カソード配線パターンに接続される第2端子はコレクタである。
1 発光装置
10 基板
11 発光素子
12 FET
13 コンデンサ
30 アノード電極
31 カソード電極
32 接地電極
33 制御電極
34 アノード配線パターン
35 カソード配線パターン
36 接地配線パターン
37 制御配線パターン
41 第1金バンプ
42 第2金バンプ
43 第3金バンプ
44 第1パッド領域
45 第2パッド領域
46 第3パッド領域

Claims (10)

  1. アノード配線パターン、カソード配線パターン、接地配線パターン及び制御配線パターンが配置された実装面を有する実装基板と、
    前記アノード配線パターンにアノードが接続され、且つ、前記カソード配線パターンにカソードが接続された発光素子と、
    前記制御配線パターンに制御端子が接続され、前記接地配線パターンに第1端子が接続され、前記カソード配線パターンに第2端子が接続され、前記制御端子に入力される制御信号に応じて前記第1端子と前記第2端子との間をオンオフするスイッチング素子と、
    前記制御配線パターン上の第1パッド領域に配置され、前記制御配線パターンと前記制御端子を接続する第1金バンプと、
    前記接地配線パターン上の第2パッド領域に配置され、前記接地配線パターンと前記第1端子を接続する第2金バンプと、
    前記カソード配線パターン上の第3パッド領域に配置され、前記カソード配線パターンと前記第2端子を接続する第3金バンプと、
    を有することを特徴とする発光装置。
  2. 前記発光素子に6A以上の電流が供給され、
    前記制御信号は、パルス幅が10nm以下のパルス信号である、
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第2金バンプ及び前記第3金バンプのそれぞれの直径は、0.03mm以上であり且つ0.25mm以下であり、
    前記第2金バンプ及び前記第3金バンプの円周の総和は、それぞれ0.785mm以上である、請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記第2パッド領域に配置される前記第2金バンプの円周の総和は、前記第2パッド領域の円周よりも長く、
    前記第3パッド領域に配置される前記第3金バンプの円周の総和は、前記第3パッド領域の円周よりも長い、請求項1~3の何れか一項に記載の発光装置。
  5. 前記第2金バンプ及び前記第3金バンプのそれぞれは、前記第2パッド領域及び前記第3パッド領域のそれぞれに少なくとも3個配置される、請求項1~4の何れか一項に記載の発光装置。
  6. 前記第1金バンプの直径は、0.03mm以上であり且つ0.25mm以下であり、
    前記第1金バンプの円周の総和は、0.785mm以上である、請求項1~5の何れか一項に記載の発光装置。
  7. 前記第1金バンプは、前記第1パッド領域に少なくとも3個配置される、請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記第1パッド領域に配置される前記第1金バンプの配置は、前記第2パッド領域に配置される前記第2金バンプの配置及び前記第3パッド領域に配置される前記第3金バンプの配置と相違する、請求項1~7の何れか一項に記載の発光装置。
  9. 前記第1パッド領域に配置される前記第1金バンプの数は、前記第2パッド領域に配置される前記第2金バンプの数、及び前記第3パッド領域に配置される前記第3金バンプの数よりも少ない、請求項8に記載の発光装置。
  10. 前記アノード配線パターンに一端が接続され、且つ、前記接地配線パターンに他端が接続されたコンデンサを更に有する、請求項1~9の何れか一項に記載の発光装置。
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