JP2022091035A - 撮像装置 - Google Patents

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Kazuki Fujii
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Abstract

【課題】 容易に設置可能な撮像装置を提供することを目的とする。【解決手段】 撮像装置本体と、撮像装置本体を設置面に固定するための取付部材と、を備え、撮像装置本体は、取付部材に対して回転することで取付部材と係合するとともに、第一の当接面と、第一の姿勢矯正面と、第一の突出部と、を有し、取付部材は、第二の当接面と、第二の姿勢矯正面と、第二の突出部と、を有し、撮像装置本体および取付部材は、回転により、第一の当接面と第二の当接面、第一の突出部と第二の突出部、第一の姿勢矯正面と第二の姿勢矯正面の順に互いに近づくとともに、第一の突出部は、第一の当接面と第二の当接面が当接することで、設置面と直交する直交方向において、第二の突出部と離れる方向に移動し、第一の姿勢矯正面と第二の姿勢矯正面とが当接することで、設置面と直交する直交方向において、第二の突出部と近づく方向に移動することを特徴とする。【選択図】 図8

Description

本発明は、設置時やメンテナンス時の作業性を向上した撮像装置に関する。
撮像装置、特に天井や壁面に設置して使用される撮像装置は、設置作業者やメンテナンス作業者の負荷を軽減させるように、簡易に設置可能な構造が求められる。
そのような構造を有する撮像装置として、例えば、特許文献1に記載の監視カメラがある。特許文献1に記載の構成によれば、カメラ本体を取付ベースに対して回転させながら、取付ベースの挿通部に、カメラ本体に具備されたネジ係合させ、所定の位置で固定されるように構成される。このような構成とすることで、作業者は、カメラ本体を設置する際に、カメラ本体のみを操作することで、カメラを設置することが可能となり、設置時やメンテナンス作業時の作業者への負荷を軽減させることが可能である。
しかしながら、特許文献1の構成では、カメラ本体と取付ベースの固定は、板バネによる付勢力のみである為、カメラ本体をいたずらに回転させられたり、振動等でカメラ本体がずれてしまうといった懸念があった。そのような課題を解決する構成として、取付ベースとカメラ本体がそれぞれ舌片部を有し、舌片部同士をビス固定することで、取付ベースとカメラ本体をより強固に固定する技術が知られている。また、舌片部は、取付ベースの外形部とカメラ本体の外形部からそれぞれ突出している。さらに、取付ベースの舌片部は、取付ベースのうち天井などにねじ止めされる平面部よりもカメラ本体側に突出している。
特開2010-185909号公報
しかしながら、上記のような構成の場合、取付ベースとカメラ本体を回転させて係合させる際に、カメラ本体の姿勢によっては、それぞれの舌片部の端面同士が干渉してしまうことがある。そのため、作業者は、干渉を回避するカメラ本体の姿勢を探しながら設置する必要があり、特に高所への設置作業時等において、作業者の負荷が大きくなっていた。
そこで、本願は、容易に設置可能な撮像装置を提供することを目的とする。
上記の課題を鑑みて、本発明は、撮像装置本体と、前記撮像装置本体を設置面に固定するための取付部材と、を備え、前記撮像装置本体は、前記取付部材に対して回転することで前記取付部材と係合するとともに、第一の当接面と、第一の姿勢矯正面と、第一の突出部と、を有し、前記取付部材は、第二の当接面と、第二の姿勢矯正面と、第二の突出部と、を有し、前記撮像装置本体および前記取付部材は、前記回転により、前記第一の当接面と前記第二の当接面、前記第一の突出部と前記第二の突出部、前記第一の姿勢矯正面と前記第二の姿勢矯正面の順に互いに近づくとともに、前記第一の突出部は、前記第一の当接面と前記第二の当接面が当接することで、前記設置面と直交する直交方向において、前記第二の突出部と離れる方向に移動し、前記第一の姿勢矯正面と前記第二の姿勢矯正面とが当接することで、前記設置面と直交する直交方向において、前記第二の突出部と近づく方向に移動することを特徴とする。
本発明によれば、容易に設置可能な撮像装置を提供することが可能となる。
本発明の実施例にかかる撮像装置の外観斜視図 本発明の実施例にかかるレンズユニット部の分解斜視図 本発明の実施例にかかる回転台座部の分解斜視図 本発明の実施例にかかるモータユニットの組付け状態を下側から見た斜視図 本発明の実施例にかかる固定台座部の分解斜視図 本発明の実施例にかかる撮像装置を底面(設置面)から見た外観図 本発明の取付部材の斜視図 本発明にかかる底面板金と取付部材の設置時の関係を示す図 本発明にかかる撮像装置の部分断面図 本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置を底面(設置面)から見た外観図 本発明の第2の実施形態にかかる取付部材の斜視図
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態における撮像装置の全体構成を説明する。図1は本発明の実施例にかかる撮像装置の外観斜視図である。撮像装置100は、レンズユニット部200、回転台座部300、固定台座部400、取付部材601によって構成される。撮像装置100は、取付部材601を介して、天井や壁等の種々の設備に設置することが可能である。なお、撮像装置100の構成要素のうち、取付部材601以外の構成要素を撮像装置本体と定義する。
また、本実施例における撮像装置100は、レンズユニット部200及び回転台座部300を固定台座部400に対して回転させることが可能である。なお、撮像装置100の底面に対して略直交な回転軸102周りの回動をパン駆動、及びレンズユニット部200の光軸101と略直交、撮像装置100の底面に対して略平行な回転軸103周りの回動をチルト駆動とする。なお、本実施例では、パン回転およびチルト回転可能な撮像装置について説明するが、全方位カメラのように、回転駆動しないものでもよい。
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施形態におけるレンズユニット部200の構成を説明する。図2は本発明の実施例にかかるレンズユニット部の分解斜視図である。レンズユニット部200は、レンズ鏡筒210、鏡筒保持部材220、チルト軸を構成する第1軸231と第2軸232、チルトギア240、撮像素子基板252を有する。また、レンズユニット部200は、撮像素子基板252の映像信号を信号処理基板まで接続する為の中継基板261、レンズユニット部200の外装ユニット270を構成する271~273等を有する。
レンズ鏡筒210は内部に図示しないレンズを保持し、外部を樹脂等のケースで覆われる。レンズ鏡筒210は樹脂ケースの底面部において、不図示のビス等で鏡筒保持部材220に固定される。鏡筒保持部材220は、レンズの光軸に垂直な断面がコノ字状に成形された樹脂部材である。鏡筒保持部材220の側面の略中央部には、それぞれ円形開孔220aが形成される。円形開孔220aは中心軸が一致するように対向する両側面に形成される。鏡筒保持部材220はレンズ鏡筒210を底面部内側に固定する。また、鏡筒保持部材220の両側面の上端は補強部材221が固定される。
チルト軸を構成する第1軸231と第2軸232は、それぞれ鏡筒保持部材220の側面に不図示のビス等で固定される。
チルトギア240は、レンズユニット部200に駆動を伝達するものである。チルトギア240の中心部は、チルト軸第1軸232に径嵌合した状態で鏡筒保持部材220に不図示のネジ等で固定される。
撮像素子基板252は、CMOSセンサー等の撮像素子251が実装され、撮像素子保持板金262と接着等の手段により固定される。撮像素子保持板金262は、レンズ鏡筒210の背面に固定され、撮像素子基板252は、不図示のFPC(Flexible Print Circuit Board)等の電気的接続手段を用いて中継基板261に接続される。
中継基板261は、撮像素子保持板金262に固定され、不図示のケーブルによって後述の回転台座部300に固定される映像信号処理基板360と接続される。なお、本実施例においては基板間の接続は不図示のケーブルによって行われているが、FPC等の電気接続手段を用いても良い。
レンズユニット部200の外装ユニット270は、フロントケースユニット271と上ケース272と下ケース273等から構成される。それぞれを、レンズユニット部200のその他の構成部品を内包するように箱型に構成される。
次に、図3、4を参照して、本発明の第1の実施形態における回転台座部300の構成を説明する。図3は本発明の実施例にかかる回転台座部の分解斜視図、図4は本発明の実施例にかかるモータユニットの組付け状態を下側から見た斜視図である。
回転台座部300は、回転台座310、第1のアーム部320、第2のアーム部330、第1のチルトベアリング341、第2のチルトベアリング342、ヒートシンク板金350を有する。また、回転台座部300は、映像信号処理基板360、2つのアイドラユニット370、2つのモータユニット380、2つのフック付き引張りコイルバネ390、回転台座部300の外装ユニット500を有する。
回転台座310は、略円形状に成形された樹脂部材であり、第1のアーム部320と、第2のアーム部330が固定されることで、コの字に構成される。回転台座310の中央には円形溝310aが形成される。また、回転台座310の外周部近傍に円形開孔310bとピン310cが形成されている。
第1のアーム部320は樹脂部材で成形され、第1のチルトベアリング341が圧入固定される円筒部を有する。また、第1のアーム部320の側面部には、円形開孔320aとピン320bが形成されている。第2のアーム部330は樹脂部材で成形され、第2のチルトベアリング342が圧入固定される円筒部を有する。
ヒートシンク板金350は、第2のアーム部330と、後述の映像信号処理基板360に挟持されて固定される。ヒートシンク板金350の中央の突出部350aと映像信号処理基板360を不図示の熱伝導部材で接続されており、映像信号処理基板360の一部の回路の熱を放熱するように構成されている。
映像信号処理基板360は、映像信号処理エンジンが実装され、レンズユニット部200から送られてきた映像信号に対して、映像信号圧縮等の処理を実施する。また、CPU等を内蔵した制御回路が設けられており、不図示のケーブル等により、後述のモータユニット380とも接続され、撮像装置のパン・チルト駆動制御を実施する。また、映像信号処理基板360は、ケーブル130によって後述の固定台座部400に固定される制御基板440と接続される。なお、本実施例においては制御基板440との電気的接続はケーブル130によって行われているが、FPC等の電気接続手段を用いても良い。
2つのアイドラユニット370はSUS(Stainless Steel)等の金属部材で形成された不図示の板部材と、図4に示す一対のアイドラシャフト372と、図4に示す一対のアイドラプーリ373から構成される。一対のアイドラプーリ373は、一対のアイドラシャフト372に対して、回動自在に嵌入される。2つのアイドラユニット370は、回転台座310と第一のアーム部320にそれぞれ具備され、不図示のビス等で固定される。
2つのモータユニット380は、それぞれモータ固定板金381、図4に示すモータ382、図4に示すピニオンギア383、ユニット回転シャフト384から構成される。モータ固定板金381は略長方形の平板形状で構成される。モータ固定板金381の一端部には、ユニット回転シャフト384がカシメ等の手段によって固定され、モータ固定板金381の他端部には、切り欠き形状を有する延出部381aが形成されている。また、モータ固定板金381の中央部には円形開孔が形成されている。なお、2つのモータユニット380の構成はほぼ同じなので、重複した説明や図示は省略する。
モータ382は、モータシャフト382aを有する可逆動可能なステッピングモータである。モータシャフト382aの先端には、ピニオンギア383が圧入固定され、モータ固定板金381の中央円形開孔に、モータシャフト382a及び、ピニオンギア383を挿通させて、固定される。
回転台座ベース310に設けられたモータユニット380は、回転台座310の円形開孔310bに、回転ユニットシャフト384を嵌入し、回動自在に組付けられる。この際、回転台座310のピン310cとモータ固定板金381の延出部381aにフック付き引張コイルばね390を巻き掛けることで、モータユニット380は、フック付き引張コイルばね390の引張り方向に付勢力を得る。
また、モータユニット380は、第1のアーム部320にも具備される。第一のアーム部320の円形開孔320aに、回転ユニットシャフト384を嵌入し、回動自在に組付けられる。この際、第1のアーム部320のピン320bとモータ固定板金381の延出部381aにフック付き引張コイルばね390を巻き掛けることで、モータユニット380は、フック付き引張コイルばね390の引張り方向に付勢力を得る。
レンズユニット部200は第1のアーム部320の第一のチルトベアリング341と第2のアーム部330の第二のチルトベアリング342に、チルト軸第一軸231とチルト軸第二軸232をそれぞれ嵌入し、回転台座部300に対して回動自在に組付けられる。また、この際、チルトギア240と、第一のアーム部320に組付けられたモータユニット380のピニオンギア383には、タイミングベルト140が巻き掛けられる。この際、タイミングベルト140は一対のアイドラプーリに挟持されるように配設される。巻き掛けられたタイミングベルト140には、フック付き引張コイルばね390により発生する付勢力により、張力が付与される。このように構成されることで、レンズユニット部200は回転台座部300に対して、第1のアーム部320のモータ382の駆動力により、チルト回転が可能となる。
回転台座部300の外装ユニット500は、アウターケース501とインナーケース502から構成され、回転台座部300のその他の構成部品を内包するように構成される。
次に、図5、6を参照して、本発明の第1の実施形態における固定台座部400の構成を説明する。図5は本発明の実施例にかかる固定台座部の分解斜視図であり、図6は本発明の実施例にかかる撮像装置を底面(設置面)から見た外観図である。
固定台座部400は、パンギアユニット410、回転台座部300を支持するベース板金420、基板保持板金430、制御基板440、電源基板450、底面板金ユニット460、背面板金ユニット470、固定台座部400の外装480から構成される。
パンギアユニット410は、パンギア411、一対のパンベアリング412、パンシャフト413、予圧ナット414、固定用ナット415から構成される。パンギア411は、外周に歯型を有し、内径部に一対のパンベアリング412が圧入、または嵌入により具備される樹脂部材により成形される。
パンシャフト413はSUS等の金属部材からなる略円筒形状部品であり、外周は一対のパンベアリング412内輪と径嵌合する。パンシャフト413の一端側端面は折り曲げられ、フランジを有し、パンベアリング412内輪端面と当接する。また、パンシャフト413の他端には、雄ネジが形成され、固定用ナット415と螺合する。この際、予圧ナット414を、パンベアリング312内輪端面と固定用ナット415で挟持することで、一対のパンベアリング412に所定量の予圧を与える。また、予圧ナット414は側方から図示しない止めネジが挿入されることで緩みを防止している。
ベース板金420は、中央部にパンギアユニット410が固定される板金部品であり、複数の曲げ部422が形成され、曲げ部422の先端には、底面板金ユニット460が固定される。
基板保持板金430は、周囲に複数の曲げ部を有する板金部品であり、一部の曲げ部先端面で、ベース板金420の平面部に固定される。また、その他の曲げ部には、制御基板440と電源基板450が固定される。
背面板金ユニット470(板状部材)は、背面板金471とファン472から構成される。また、背面板金ユニット470は、制御基板440及び、電源基板450の固定方向(延伸方向)と略直交し、パン回転軸102と略平行となるように固定される。背面板金471は、略平面形状を有する板金部品である。複数の開口を有し、制御基板440及び、電源基板450に実装された端子に、撮像装置100の外部からアクセス可能なように構成されている。
制御基板440は、図3のケーブル130によって、映像処理基板360から伝送された信号を制御基板440に実装された端子を通じて外部へ供給するシステムを制御する為の基板である。
電源基板450は、電源端子を実装し、外部電力を撮像装置100に供給する為の基板である。電源基板450には、さらに通信用の端子が実装され、外部との通信機能の一部を担うように構成される。電源基板450は、不図示のケーブルもしくはFPC等の電気的接続手段によって、制御基板440と接続される。
底面板金ユニット460は、底面板金461、カバー板金462、三脚座ブロック463を組付けて構成されるユニット部材である。
底面板金461(固定部材)は、撮像装置本体を設置面に固定するための部材である。底面板金461は、板金であり、第一の当接面461a、複数の姿勢矯正面461b、第一の舌片部461c、円弧形状開口461dを有する。背面板金ユニット470の背面板金471の法線方向視において、第一の当接面461aと第一の舌片部461cは、パン回転軸102を挟んで、複数の姿勢矯正面461bと略対向するように構成されている。言いかえると、背面板金471に直交する直交方向視において、第一の当接面461aと第一の舌片部461cは、撮像装置の回転中心である回転軸線を挟んで、複数の姿勢矯正面461bと対向する。
第一の当接面461aは、設置面方向へ突出し、略楕円形状である。第一の当接面461aは、設置時に、後述する取付部材601の第一の弾性部601a(第二の当接面)と当接する面である。
複数の姿勢矯正面461b(第一の姿勢矯正面)は、設置面方向へ突出し、円形状である。複数の姿勢矯正面461bは、パン軸を中心とした円の周方向において、複数設けられている。複数の姿勢矯正面461bは、設置時に、後述する取付部材601の姿勢矯正弾性部601b(第二の姿勢矯正面)と当接する面である。なお、本実施例では、2つ設けているが、3つ以上あってもよい。
第一の舌片部461c(第一の突出部)は、固定台座部400の外形部より突出する。第一の舌片部461cは略矩形状である。第一の舌片部461cには、長穴形状開口461hが形成される。
円弧形状開口461d(開口部)は、中央部近傍に2か所形成されている。円弧形状開口461dは、撮像装置の回転を規制する部分である。円弧形状開口461dは、パン軸を中心とした円の径方向において、幅が大きい大幅部461eと幅が小さい小幅部461fが連なった形状である。円弧形状開口461dには、後述する取付部材601の第二の保持部601eが挿入される。
固定台座部400の外装480は、樹脂部材から成形されるケース部材であり、固定台座部400のその他の構成を覆うように構成される。
回転台座部300は、固定台座部400に構成されたパンギアユニット410の予圧ナット414が、回転台座310の円形溝310aの底面に固定されることで、固定台座部400に対して、回動自在に組付けられる。また、この際、パンギア411と、回転台座310に組付けられたモータユニット380のピニオンギア383には、図4に示すようにタイミングベルト140が巻き掛けられる。この際、タイミングベルト140は一対のアイドラプーリに挟持されるように配設される。巻き掛けられたタイミングベルト140には、フック付き引張コイルばね390により発生する付勢力により、張力が付与される。
このように構成されることで、回転台座部300は、レンズユニット200と共に、固定台座部400に対して、モータ382の駆動力により、パン回転が可能となる。
次に、図7を参照して、取付部材601について説明する。図7は、取付部材601の斜視図である。なお、図7は、設置面と逆側からみた図である。
取付部材601は、板金であり、第一の弾性部601a、複数の姿勢矯正弾性部601b、第二の舌片部601c(第二の突出部)、曲げ部601dを有する。
第一の弾性部601a(第二の当接面)は、撮像装置100の方向へ突出し、ブリッジ形状に形成されている。
複数の姿勢矯正弾性部601bは、撮像装置100の方向へ突出し、ブリッジ形状に形成されている。複数の姿勢矯正弾性部601bは、複数設けられている。ここでは、2つ設けられているが3つ以上設けられていてもよい。
第二の舌片部601cは、撮像装置100の外形部より突出している。第二の舌片部601cは、略矩形状である。第二の舌片部601cには、雌ネジ部601f、円形開口601gが形成される。また、第二の舌片部601cは、第一の弾性部601aや複数の姿勢矯正弾性部601bが形成されている平面部よりも設置面から離れる側(撮像装置本体側)に突出している。つまり、第二の舌片部601cと平面部との間には、段差が形成されている。これにより、撮像装置本体を取付部材601に対して回動させる際に、第一の舌片部461cと第二の舌片部601cが当接する場合がある。
曲げ部601dは、中央部近傍に形成されている。曲げ部601dは、曲げ部601d先端に第二の保持部601e(突起部)を有する。第二の保持部601eは、まず、円弧形状開口461dの大幅部461eに挿入され、撮像装置本体が回転することで、小幅部461f内に移動する。
次に、図8、9を参照して、撮像装置100の設置の流れについて説明する。なお、撮像装置100の取付部材601への組付け状態を説明するにあたり、説明の便宜上、撮像装置100のレンズユニット部200、回転台座部300、固定台座部400は、一体的に操作されるものとする。図8は、本発明にかかる底面板金と取付部材の設置時の関係を示す図であり、図9は、本発明にかかる撮像装置の部分断面図である。
撮像装置100は、天井や壁に固定された取付部材601に対して、パン回転軸102周りに回動させて組付けられる。まず、底面板金461の円弧形状開口461dの大幅部461eに、取付部材601の第二の保持部601eを挿通させるように、撮像装置100を取付部材601の方向へ押し付ける。ここで、初期相対位相(図8(a))の状態となる。
そして、押しつけた状態を維持したまま、撮像装置100をパン回転軸102周りに取付部材601に対して回動させる。これにより、撮像装置100と取付部材601との相対位相(位置関係)が、第一の相対位相(図8(b))、第二の相対位相(図8(c))、固定位相(図8(d))の順に変化する。また、底面板金461の円弧形状開口461dの小径部461fの端部と取付部材601の第二の保持部601eが当接することで、回動が停止する。つまり、撮像装置100は、取付部材601に対するパン回転軸102周りの回動を規制される。
そして、固定位相(図8(d))において、底面板金461の円形開口461hに、不図示のビスを挿通させ、取付部材601の雌ネジ部601fに留めることで、撮像装置100は、取付部材601に固定される。このとき、底面板金461の円弧形状開口461dと取付部材601の第二の保持部601eが当接している。また、底面板金461の第一の当接面461a、複数の姿勢矯正面461bが、それぞれ、取付部材601の第一の弾性部601a、複数の姿勢矯正部601bに圧接する。ここで発生する付勢力により、底面板金461は取付部材601に挟持され、撮像装置100と取付部材601の、パン回転軸102方向の位置が固定される。
ここで、図8、9を参照して、底面板金461の第一の当接面461aと複数の姿勢矯正面461bと第一の舌片部461cと、取付部材601の第二の当接面601aと複数の姿勢矯正面601bと第二の舌片部601cの関係について、詳細に説明する。
まず、初期相対位相(図8(a))において、底面板金461の第一の当接面461aは、設置面と直交する直交方向視で、取付部材601の第二の当接面601aと重ならないように配置されている。同様に、複数の姿勢矯正面461bと複数の姿勢矯正面601bは、設置面と直交する直交方向視で重ならないように配置されている。同様に、第一の舌片部461cと第二の舌片部601は、設置面と直交する直交方向視で重ならないように配置されている。
次に、初期相対位相から第一の相対位相(図8(b)の状態)に移行すると、底面板金461の第一の当接面461aと取付部材601の第二の当接面601aが当接する。このとき、複数の姿勢矯正面461bが取付部材601の複数の姿勢矯正弾性部601b以外の平面部に当接した状態にとなる。よって、取付部材601に対して撮像装置本体が傾く。その際に、第一の舌片部461cと第二の舌片部601cの間には、クリアランスが発生する。言いかえると、第一の舌片部461cと第二の舌片部601cは、高さ方向(パン軸方向、設置面と直交する直交方向)において間隔を隔てるようになる。なお、複数の姿勢矯正面461bと第一の舌片部461cは、設置面と直交する直交方向視において、それぞれ、複数の姿勢矯正弾性部601bと第二の舌片部601cに重なっていない。
続いて、第一の相対位相から第二の相対位相(図8(c))に移行した際には、第一の当接面461aと第二の当接面601a、第一の舌片部461cと第二の舌片部601cが、設置面と直交する直交方向視において、それぞれ重なる。第一の当接面461aと第二の当接面601aが当接する際に、第一の舌片部461cと第二の舌片部601cの間にクリアランスが発生している。そのため、第一の舌片部461cと第二の舌片部601cとがぶつかることなく、撮像装置本体を回転させることができる。
また、このとき、底面板金461の複数の姿勢矯正面461bと取付部材601の複数の姿勢矯正弾性部601bは、設置面と直交する直交方向視において、重なっていない。なお、第一の舌片部461cと第二の舌片部601cは、高さ方向(パン軸方向)においては、間隔を隔てている(クリアランスがある)。
最後に、第二の相対位相から固定位相(図8(d))に移行した際には、第一の当接面461aと第二の当接面601a、第一の舌片部461cと第二の舌片部601c、複数の姿勢矯正面461bと複数の姿勢矯正弾性部601bとがそれぞれ当接する。つまり、取付部材601の複数の姿勢矯正弾性部601b以外の平面部に当接していた複数の姿勢矯正面461bが複数の姿勢矯正弾性部601bに乗り上げるように移動する。このときに、撮像装置本体の姿勢が矯正(傾きが矯正)される。また、第一の舌片部461cおよび第二の舌片部601cの平面同士が近づくため、第一の舌片部461cと第二の舌片部601cは、高さ方向(パン軸方向)において、接触している(クリアランスがほとんどない)。つまり、複数の姿勢矯正面461bと複数の姿勢矯正弾性部601bとがそれぞれ当接する際に、第一の舌片部461cと第二の舌片部601cは、高さ方向(パン軸方向)において接触するように移動する。
以上のように、撮像装置本体を取付部材601に押し付けながら回動させると、第一の舌片部461cと第二の舌片部601cの間に、クリアランスを設けられる。これにより、両者の干渉を回避しつつ、撮像装置を固定することが可能となる。
<第2の実施形態>
次に、図10、11を参照して、本発明の第2の実施形態における撮像装置1000の底面板金4610と取付部材6010について説明する。尚、前述した第1の実施形態における撮像装置100と同機能の構成要素には、説明は省略する。図10は、本発明の第2の実施形態にかかる撮像装置を底面(設置面)から見た外観図であり、図11は、本発明の第2の実施形態にかかる取付部材の斜視図である。第2の実施形態は、第1の実施形態と第一の当接面の形状および第一の弾性部の形状が異なる。
具体的には、第1の実施形態では、第一の当接面461aが楕円形状で、第一の弾性部601aは複数の姿勢矯正弾性部601bと同形状であった。第2の実施形態では、第一の当接面4610aは円状であり、複数の姿勢矯正面4610bと同形状である。また、第一の弾性部6010aは複数の姿勢矯正弾性部6010bよりも長い。
第二の実施形態においても第一の実施形態と同様の効果が得られる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。また、上述した実施形態の一部を適宜組み合わせても良い。
102 パン回転軸
200 レンズユニット部
300 回転台座部
400 固定台座部
420 ベース板金
461 底面板金
461a 第一の当接面
461b 複数の姿勢矯正面
461c 第一の舌片部(第一の突出部)
601 取付部材
601a 第一の弾性部(第二の当接面)
601b 複数の姿勢矯正面
601c 第二の舌片部(第二の突出部)
601e 第二の保持部(突起部)

Claims (7)

  1. 撮像装置本体と、
    前記撮像装置本体を設置面に固定するための取付部材と、を備え、
    前記撮像装置本体は、前記取付部材に対して回転することで前記取付部材と係合するとともに、第一の当接面と、第一の姿勢矯正面と、第一の突出部と、を有し、
    前記取付部材は、第二の当接面と、第二の姿勢矯正面と、第二の突出部と、を有し、
    前記撮像装置本体および前記取付部材は、前記回転により、前記第一の当接面と前記第二の当接面、前記第一の突出部と前記第二の突出部、前記第一の姿勢矯正面と前記第二の姿勢矯正面の順に互いに近づくとともに、
    前記第一の突出部は、前記第一の当接面と前記第二の当接面が当接することで、前記設置面と直交する直交方向において、前記第二の突出部と離れる方向に移動し、前記第一の姿勢矯正面と前記第二の姿勢矯正面とが当接することで、前記設置面と直交する直交方向において、前記第二の突出部と近づく方向に移動することを特徴とする、撮像装置。
  2. 前記撮像装置本体は、開口部と有し、前記取付部材は、前記開口部と係合する突起部を有し、前記突起部が前記開口部の端部と当接することで、前記回転が規制されることを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置本体は、前記直交方向と略平行になるように配置される板状部材を有し、
    前記板状部材に直交する直交方向視において、前記第一の当接面と前記第一の突出部は、前記撮像装置本体の回転中心である回転軸線を挟んで、前記第一の姿勢矯正面と対向することを特徴とする、請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第一の姿勢矯正面および前記第二の姿勢矯正面は、それぞれ複数設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置本体は、前記第一の当接面と、前記第一の姿勢矯正面と、前記第一の突出部と有し、板金からなる固定部材を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記第一の当接面は、楕円形状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記第二の当接面の長さは、前記第二の姿勢矯正面の長さより長いことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の撮像装置。
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