JP2022090408A - 医用情報処理装置および医用情報処理方法 - Google Patents

医用情報処理装置および医用情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの労力を低減しつつ最適なパラメータを設定することのできる医用情報処理装置を提供する。【解決手段】医用情報処理装置1は、受付部151と、最適化部152とを含む。受付部は、撮像に関する複数のパラメータのうち、1以上のパラメータに関してユーザが所望する設定を受付ける。最適化部は、ユーザが所望する設定を制約条件または目的関数として設定し、目的関数を用いた最適化処理を実行することにより、複数のパラメータを最適化する。【選択図】図1

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用情報処理装置および医用情報処理方法に関する。
被検体を撮像する場合は、検査オーダおよび被検体の状態に基づいて撮像に関するパラメータを入力する。例えば、磁気共鳴イメージング装置(Magnetic Resonance Imaging:MRI)により被検体を撮像する場合は、複数の撮像シーケンスによって複数の画像を取得することが多く、様々なパラメータを設定する必要がある。
パラメータは相互に関連しているため、パラメータ間の相互関係が複雑な場合、パラメータの設定値が最適であることの保証がない。また、ユーザインタフェースに一貫性がないことも多く、パラメータの設定順序によっては、過去に設定したパラメータと同一の条件を入力できないなど、最適値の探索に試行錯誤が必要となる場合もある。
WO2013-165888 米国特許出願公開2012-84541号公報
本明細書および図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、ユーザの労力を低減しつつ最適なパラメータを設定できることである。
ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
本実施形態に係る医用情報処理装置は、受付部と、最適化部とを含む。受付部は、撮像に関する複数のパラメータのうち、1以上のパラメータに関してユーザが所望する設定を受付ける。最適化部は、前記ユーザが所望する設定を制約条件または目的関数として設定し、前記目的関数を用いた最適化処理を実行することにより、前記複数のパラメータを最適化する。
図1は、本実施形態に係る医用情報処理装置を示すブロック図である。 図2は、本実施形態に係る医用画像診断装置の一例となるMRI装置を示す概念図である。 図3は、本実施形態に係る医用情報処理装置の第1の動作例を示すフローチャートである。 図4は、本実施形態に係るパラメータに関する制約式の設計方法の一例を示す図である。 図5は、本実施形態に係る医用情報処理装置の第2の動作例を示すフローチャートである。 図6は、ピン状態であるパラメータに関する第1の表示例を示す図である。 図7は、ピン状態であるパラメータに関する第2の表示例を示す図である。 図8は、ピン状態であるパラメータに関する第3の表示例を示す図である。 図9は、レコメンドリストの提示例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る医用情報処理装置および医用情報処理方法について説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作を行なうものとして、重複する説明を適宜省略する。
本実施形態に係る医用情報処理装置1について図1のブロック図を参照して説明する。
本実施形態に係る医用情報処理装置1は、メモリ11と、入力インタフェース12と、通信インタフェース13と、ディスプレイ14と、処理回路15とを含む。メモリ11と、入力インタフェース12と、通信インタフェース13と、ディスプレイ14と、処理回路15とは、例えば、バスを介して互いに通信可能に接続される。
メモリ11は、種々の情報を記憶するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、及び集積回路記憶装置等の記憶装置である。また、メモリ11は、CD-ROMドライブ、DVDドライブ、及びフラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であってもよい。なお、メモリ11は、必ずしも単一の記憶装置により実現される必要は無い。例えば、メモリ11は、複数の記憶装置により実現されても構わない。また、メモリ11は、医用情報処理装置1にネットワークを介して接続された他のコンピュータ内にあってもよい。
メモリ11は、本実施形態に係る医用情報処理プログラム等を記憶している。なお、このプログラムは、例えば、メモリ11に予め記憶されていてもよい。また、例えば、非一過性の記憶媒体に記憶されて配布され、非一過性の記憶媒体から読み出されてメモリ11にインストールされてもよい。
入力インタフェース12は、ユーザから各種の入力操作を受付け、受付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路15へ出力する。本実施形態に係る入力インタフェース12は、例えば、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド、及び操作面へ触れることで指示が入力されるタッチパネル等の入力機器に接続されている。また、入力インタフェース12に接続される入力機器は、ネットワーク等を介して接続された他のコンピュータに設けられた入力機器でもよい。
通信インタフェース13は、病院情報システム、放射線部門情報システム、医用画像管理システム(PACS:Picture Archiving and Communication System)などとの間でデータ通信を行う。通信インタフェース13は、例えば、予め設定されている既知の規格に準拠してデータ通信を行う。病院情報システム、放射線部門情報システムとの間では、例えば、HL7に準拠した通信が実施される。また、医用画像管理システムとの間では、例えば、DICOMに準拠した通信が実施される。
ディスプレイ14は、処理回路15からの指示に従って種々の情報を表示する。また、ディスプレイ14は、ユーザからの各種操作を受付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を表示してもよい。ディスプレイは、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、及びプラズマディスプレイ等、任意のディスプレイが適宜利用可能である。
なお、医用情報処理装置1にディスプレイ14を含まず、外部のディスプレイにGUIなどを表示してもよいし、プロジェクタ等を介してGUIなどを表示させるようにしてもよい。
処理回路15は、医用情報処理装置1の中枢として機能するプロセッサである。処理回路15は、受付機能151と、最適化機能152と、判定機能153と、表示制御機能154とを含む。
受付機能151により処理回路15は、撮像に関する複数のパラメータのうち、1以上のパラメータに関してユーザが所望する設定を受付ける。
最適化機能152により処理回路15は、ユーザが所望する設定を制約条件または目的関数として設定し、目的関数を用いた最適化処理を実行することにより、複数のパラメータを最適化する。
判定機能153により処理回路15は、最適化処理における目的関数の最適化において解の有無を判定する。
表示制御機能154により処理回路15は、ユーザインタフェース上でユーザが所望する設定が与えられたパラメータを他のパラメータと区別して表示するといった、ユーザインタフェースの表示を制御する。
各機能151~154は、単一の処理回路で実現される場合に限らない。複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより各機能151~154を実現するものとしても構わない。また、各機能151~154をプログラムとしてメモリ11などに記憶させ、処理回路15が、当該プログラムを実行することにより、当該プログラムに対応する機能を実現してもよい。
以下では、本実施形態に係る医用情報処理装置1による撮像に関するパラメータの最適化処理の実行対象となる医用画像診断装置として、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置を想定する。なお、これに限らず、X線CT(Computed Tomography)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、PET/CT装置、PET/MRI装置、SPECT/CT装置、PET/MRI装置、超音波診断装置など、撮像に関するパラメータが入力され、撮像が実行される他の医用画像診断装置でもよい。
例えば、X線CT装置であれば、撮像に関するパラメータとして、管電圧、管電流、管球の回転速度、スライス厚、ヘリカルピッチ、再構成関数などが挙げられる。これらのパラメータに関して医用情報処理装置1による最適化処理が実行されればよい。
医用画像診断装置の一例となるMRI装置を図2の概念図を参照して説明する。
図2に示すように、MRI装置2は、静磁場磁石101と、傾斜磁場コイル103と、傾斜磁場電源105と、寝台107と、寝台制御回路109と、送信回路113と、送信コイル115と、受信コイル117と、受信回路119と、シーケンス制御回路121と、バス123と、インタフェース125と、ディスプレイ127と、記憶装置129と、処理回路131とを備える。なお、MRI装置2は、静磁場磁石101と傾斜磁場コイル103との間に中空の円筒形状のシムコイルを有していてもよい。
なお、本実施形態に係る医用情報処理装置1は、コンソール、ワークステーションなどに含まれてもよいし、医用画像診断装置(MRI装置2)に含まれてもよい。以下では、MRI装置2の構成、例えばインタフェース125、ディスプレイ127、記憶装置129および処理回路131で医用情報処理装置1の機能を実現する場合を例に説明するが、これに限らず、汎用のMRI装置に、本実施形態に係る医用情報処理装置1を実現するデバイスが接続され、医用情報処理装置1の処理が実行されてもよい。
静磁場磁石101は、中空の略円筒形状に形成された磁石である。なお、静磁場磁石101は、略円筒形状に限らず、開放型の形状で構成されてもよい。静磁場磁石101は、内部の空間に一様な静磁場を発生する。静磁場磁石101としては、本実施形態では、超電導コイルを用いた超電導磁石を想定する。
傾斜磁場コイル103は、中空の円筒形状に形成されたコイルである。傾斜磁場コイル103は、静磁場磁石101の内側に配置される。傾斜磁場コイル103は、互いに直交するX、Y、Zの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成される。Z軸方向は、静磁場の方向と同方向であるとする。また、Y軸方向は、鉛直方向とし、X軸方向は、Z軸およびY軸に垂直な方向とする。傾斜磁場コイル103における3つのコイルは、傾斜磁場電源105から個別に電流供給を受けて、X、Y、Zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生させる。
傾斜磁場コイル103によって発生するX、Y、Z各軸の傾斜磁場は、例えば、周波数エンコード用傾斜磁場(リードアウト傾斜磁場ともいう)、位相エンコード用傾斜磁場およびスライス選択用傾斜磁場を形成する。周波数エンコード用傾斜磁場は、空間的位置に応じてMR信号の周波数を変化させるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場は、空間的位置に応じてMR信号の位相を変化させるために利用される。スライス選択用傾斜磁場は、撮像断面を決めるために利用される。
傾斜磁場電源105は、シーケンス制御回路121の制御により、傾斜磁場コイル103に電流を供給する電源装置である。
寝台107は、被検体Pが載置される天板1071を備えた装置である。寝台107は、寝台制御回路109による制御のもと、被検体Pが載置された天板1071を、ボア111内へ挿入する。寝台107は、例えば、長手方向が静磁場磁石101の中心軸と平行になるように、MRI装置2が設置された検査室内に設置される。
寝台制御回路109は、寝台107を制御する回路であり、インタフェース125を介した操作者の指示により寝台107を駆動することで、天板1071を長手方向および上下方向へ移動させる。
送信コイル115は、傾斜磁場コイル103の内側に配置されたRFコイルである。送信コイル115は、送信回路113からRF(Radio Frequency)パルスの供給を受けて、高周波磁場に相当する送信RF波を発生する。送信コイル115は、例えば、全身コイルである。全身コイルは、送受信コイルとして使用されてもよい。全身コイルと傾斜磁場コイル103との間には、これらのコイルを磁気的に分離するための円筒状のRFシールドが設置される。
送信回路113は、シーケンス制御回路121の制御により、ラーモア周波数等に対応するRFパルス)を送信コイル115に供給する。
受信コイル117は、傾斜磁場コイル103の内側に配置されたRFコイルである。受信コイル117は、高周波磁場によって被検体Pから放射されるMR信号を受信する。受信コイル117は、受信されたMR信号を受信回路119へ出力する。受信コイル117は、例えば、1以上、典型的には複数のコイルエレメントを有するコイルアレイである。受信コイル117は、例えば、フェーズドアレイコイルである。
受信回路119は、シーケンス制御回路121の制御により、受信コイル117から出力されたMR信号に基づいて、デジタル化された複素数データであるデジタルのMR信号を生成する。具体的には、受信回路119は、受信コイル117から出力されたMR信号に対して各種信号処理を施した後、各種信号処理が施されたデータに対してアナログ/デジタル(A/D)変換を実行する。受信回路119は、A/D変換されたデータを標本化(サンプリング)する。これにより、受信回路119は、デジタルのMR信号(以下、MRデータと呼ぶ)を生成する。受信回路119は、生成されたMRデータを、シーケンス制御回路121に出力する。
シーケンス制御回路121は、処理回路131から出力された検査プロトコルに従って、傾斜磁場電源105、送信回路113および受信回路119等を制御し、被検体Pに対する撮像を行う。検査プロトコルは、検査に応じた各種パルスシーケンス(撮像シーケンスともいう)を有する。検査プロトコルには、傾斜磁場電源105により傾斜磁場コイル103に供給される電流の大きさ、傾斜磁場電源105により電流が傾斜磁場コイル103に供給されるタイミング、送信回路113により送信コイル115に供給されるRFパルスの大きさ、送信回路113により送信コイル115にRFパルスが供給されるタイミング、受信コイル117によりMR信号が受信されるタイミング等が定義されている。
バス123は、インタフェース125と、ディスプレイ127と、記憶装置129と、処理回路131との間でデータを伝送させる伝送路である。バス123には、ネットワーク等を介して、各種生体信号計測器、外部記憶装置、各種モダリティなどが適宜接続されてもよい。例えば、生体信号計測器として、不図示の心電計がバスに接続される。
インタフェース125は、操作者からの各種指示や情報入力を受付ける回路を有する。インタフェース125は、例えば、マウス等のポインティングデバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスに関する回路を有する。なお、インタフェース125が有する回路は、マウス、キーボードなどの物理的な操作部品に関する回路に限定されない。例えば、インタフェース125は、MRI装置2とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、受け取った電気信号を種々の回路へ出力するような電気信号の処理回路を有していてもよい。
ディスプレイ127は、処理回路131におけるシステム制御機能1311による制御のもとで、画像生成機能1313により生成された各種磁気共鳴画像(MR画像)、撮像および画像処理に関する各種情報などを表示する。ディスプレイ127は、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイ、モニタ等の表示デバイスである。
記憶装置129は、画像生成機能1313を介してk空間に充填されたMRデータ、画像生成機能1313により生成された画像データ等を記憶する。記憶装置129は、各種検査プロトコル、検査プロトコルを規定する複数の撮像パラメータを含む撮像条件等を記憶する。記憶装置129は、処理回路131で実行される各種機能に対応するプログラムを記憶する。記憶装置129は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、HDD、SSD、光ディスク等である。また、記憶装置129は、CD-ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であってもよい。
処理回路131は、ハードウェア資源として図示していないプロセッサ、ROMやRAM等のメモリ等を有し、MRI装置2を統括的に制御する。処理回路131は、システム制御機能1311と、画像生成機能1313と、受付機能151と、最適化機能152と、判定機能153と、表示制御機能154とを含む。
処理回路131の各種機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶装置129へ記憶されている。処理回路131は、これら各種機能に対応するプログラムを記憶装置129から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読みだした状態の処理回路131は、図1の処理回路15内に示された複数の機能等を有することになる。
なお、図2においては単一の処理回路131にてこれら各種機能が実現されるものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路131を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。換言すると、上述のそれぞれの機能がプログラムとして構成され、1つの処理回路が各プログラムを実行する場合であってもよいし、特定の機能が専用の独立したプログラム実行回路に実装される場合であってもよい。
なお、上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。
プロセッサは、記憶装置129に保存されたプログラムを読み出し実行することで各種機能を実現する。なお、記憶装置129にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、寝台制御回路109、送信回路113、受信回路119、シーケンス制御回路121等も同様に、上記プロセッサなどの電子回路により構成される。
処理回路131は、システム制御機能1311により、MRI装置2を制御する。具体的には、処理回路131は、記憶装置129に記憶されているシステム制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開されたシステム制御プログラムに従ってMRI装置2の各回路を制御する。例えば、処理回路131は、システム制御機能1311により、インタフェース125を介して操作者から入力される撮像条件に基づいて、検査プロトコルを記憶装置129から読み出す。なお、処理回路131は、撮像条件に基づいて、検査プロトコルを生成してもよい。処理回路131は、検査プロトコルをシーケンス制御回路121に送信し、被検体Pに対する撮像を制御する。
処理回路131は、システム制御機能1311により、励起パルスシーケンスに従って励起パルスを印加し、傾斜磁場を印加するように制御する。処理回路131は、システム制御機能1311により、励起パルスシーケンスを実行後、各種データ収集用のパルスシーケンスであるデータ収集シーケンスに従って、被検体PからのMR信号を収集し、MRデータを生成する。
処理回路131は、画像生成機能1313により、リードアウト傾斜磁場の強度に従って、k空間のリードアウト方向に沿ってMRデータを充填する。処理回路131は、k空間に充填されたMRデータに対してフーリエ変換を行うことにより、MR画像を生成する。例えば、処理回路131は、複素のMRデータから絶対値(Magnitude)画像を生成することが可能である。また、処理回路131は、複素のMRデータにおける実部データと虚部データとを用いて位相画像を生成することが可能である。処理回路131は、絶対値画像および位相画像などのMR画像を、ディスプレイ127や記憶装置129に出力する。
次に、本実施形態に係る医用情報処理装置1の第1の動作例について図3のフローチャートを参照して説明する。
ステップS301では、受付機能151により処理回路15が、撮像に関する複数のパラメータのうち、ユーザが所望する設定を受付ける。ユーザにより入力される1以上のパラメータの設定は、固定値でもよいし、「5~20」までといったような値の範囲を指定してもよい。固定値は、最小値または最大値を指定する値でもよい。また、ユーザにより入力されるパラメータとして、できるだけ最小値またはできるだけ最大値といった、他のパラメータとの組み合わせで撮像可能な条件のうち、取り得る最小値または取り得る最大値を指定してもよい。この場合、「Min」、「Max」という文言による指定でもよい。
ステップS302では、最適化機能152により処理回路15が、ユーザから入力された、ユーザが所望するパラメータの設定を固定する。なお、「設定を固定する」とは、本実施形態では、他のパラメータの変動の影響によって自動で設定値を変動させないことを示し、ピン状態とも呼ぶ。
なお、表示制御機能154により処理回路15は、ピン状態としたパラメータを、他のパラメータと区別して表示する。具体的な表示方法については、図6以降を参照して後述する。
ステップS303では、最適化機能152により処理回路15が、ステップS302の処理により固定されたパラメータの設定を制約条件または目的関数として設定する。例えば、パラメータの設定が固定値であれば、当該パラメータに関する制約式を制約条件として設定する。パラメータの設定が取り得る最小値または取り得る最大値といった指定であれば、当該パラメータに関する目的関数を設定する。
ステップS304では、最適化機能152により処理回路15が、目的関数を用いて最適化処理を実行する。最適化処理は、例えば、MRI装置2における撮像シーケンスの時間的制約を制約式で表現した制約条件の下で、パラメータの設定が取り得る最小値であれば目的関数を最小化する最適解を求め、パラメータの設定が取り得る最大値であれば目的関数を最大化する最適解を求める。最適化処理の具体例については図4を参照して後述する。
ステップS305では、判定機能153により処理回路15が、目的関数の最適化処理において解なしであるか否かを判定する。解なしである場合はステップS306に進み、解なしではない、つまり1つでも解が存在する場合はステップS307に進む。
ステップS306では、表示制御機能154により処理回路15が、ユーザが所望するパラメータの設定では撮像できず、パラメータの設定が不可能な組み合わせである旨を提示する。例えば、「所望のパラメータが設定できません」といったメッセージがユーザインタフェース上に表示されてもよい。
ステップS307では、ユーザが所望するパラメータの設定を満たし、かつ他のパラメータの設定についても最適化されているため、表示制御機能154により処理回路15が、1以上の解のうち、最適解をユーザに提示する。例えば、ユーザが所望する設定が可能であることを示す「所望の値を設定可能です」といったメッセージをユーザインタフェース上に表示してもよいし、最適化処理により決定された他のパラメータも併せて表示してもよい。つまり、撮像に必要な複数のパラメータそれぞれの設定における最適値をユーザに提示できる。
以上の図3のフローチャートに示す動作により、ユーザから入力されたパラメータの設定を基準に最適解を得ることで、複数のパラメータが相互に複雑に関連している場合でも、パラメータの設定値に関してグローバル最適化を実現することができる。また、グローバル最適となった場合は、最適解であることを数学的に保証することもできる。
なお、図3の例では、ユーザが所望するパラメータを全て入力した後、最適化処理を実行する場合を想定しているが、最適化機能152により処理回路15は、ピン状態とするパラメータが1つ入力される度に上述の最適化処理を実行してもよい。これにより、1つのピン状態のパラメータの設定に関する最適化処理の結果、他のパラメータについても制約条件の下で値または値域が設定され、自由に値を設定できない、つまりピン状態として設定できない他のパラメータを抽出できる。よって、表示制御機能154により処理回路15は、ピン状態として設定できない他のパラメータが存在する場合、当該他のパラメータを、例えばグレーアウト表示して入力不可とする処理を行うことで、ユーザに対してピン状態にできないパラメータを提示できる。一方、ユーザは、所望する設定を入力可能なパラメータか否かを容易に判断できる。
次に、ステップS303およびステップS304における最適化処理の具体例について説明する。
本実施形態では、撮像シーケンスのパラメータに関する制約条件を表した制約式に加えて、ユーザから入力されたパラメータの設定値を制約式または目的関数として設定し、所定のアルゴリズムを採用した線形計画法により、制約条件の下で目的関数の最適解を求めることで最適化処理を実行する。採用するアルゴリズムは、単体法(シンプレックス法)、内点法など一般的に線形計画法で用いられるアルゴリズムであればよい。
なお、本実施形態では説明の便宜上、線形計画法を用いる場合について説明するが、これに限らず、二次計画法などの非線形計画法などの他の最適化問題で用いられる手法を適用してもよい。
例えば、ユーザから入力されたパラメータの設定値が固定値である場合、線形計画法の制約式として扱う。具体的に、ユーザからパラメータTE(echo time)の設定として「TE=50」が入力された場合、そのまま制約式として扱えばよい。また、ユーザから入力されたパラメータの設定が「最小値」または「最大値」といった指定であれば、線形計画法の目的関数として扱う。具体的に、ユーザからパラメータTEの設定として「TE=Min」が入力された場合、パラメータTEが最適化したい対象となるため、パラメータTEに関する目的関数を設定し、当該目的関数を最小化し、目的関数が最小となる最適解を求める。これにより、パラメータTEの最小値を求めることができる。
続いて、パラメータに関する制約式の設計方法の一例について図4を参照して説明する。
図4は、スピンエコー撮像法に関するパルスシーケンス図である。上段から順に、RFパルスおよびエコー信号に関する強さと、スライス選択用傾斜磁場(GSS)、位相エンコード用傾斜磁場(GPE)およびリードアウト用傾斜磁場(GRO)に関する磁場勾配の強さと、タイミングとを示す。
励起RFパルス41(90度パルス41ともいう)の中心からエコー信号の中心までの時間がTEである。また、90度パルス41と再収束パルス42(180度パルス42ともいう)との間のリフォーカス期間43がTE/2であり、180度パルス42とエコー信号とのリフォーカス期間44がTE/2である。よって、スピンエコー撮像法においてTEとして最低限必要な期間、つまり時間的制約として、(1)式の制約式を設計できる。
Figure 2022090408000002
なお、実際の撮像では、上述のTEの定義に加えて、励起パルスの印加を開始してから、励起パルスの中心までの期間α(α>0以上の整数)が必要となる。このような励起パルスの印加開始タイミングを考慮する場合は、左辺に期間αを加算すればよい。
また、リフォーカス期間43およびリフォーカス期間44はそれぞれ、90度パルス41の印加時間45(RFインターバル45とも呼ぶ)の半分の時間と、180度パルス41の印加時間46(RFインターバル46とも呼ぶ)の半分の時間との和よりは縮めることはできない。よって、(2)式の制約式を設計できる。
Figure 2022090408000003
さらに、傾斜磁場の印加時間によってもTEの制約式を定義できる。例えば、スピンエコー撮像法におけるスライス選択用傾斜磁場(GSS)、位相エンコード用傾斜磁場(GPE)およびリードアウト用傾斜磁場(GRO)の各印加時間について、(3)式のような制約式を設計できる。
Figure 2022090408000004
(3)式左辺のGSS印加期間47(90度パルス)は、90度パルス41の中心のタイミングから(RFインターバル45)/2を経過するまでの第1期間と、第1期間経過後に位相をリフェイズさせるための逆向きのスライス選択用傾斜磁場Gssを印加する第2時間とを合算した期間である。GSS印加期間48(180度パルス)は、180度パルス42に対するスライス選択用傾斜磁場GSSの印加時間である。GRO印加期間49は、エコー信号を収集するためのリードアウト用傾斜磁場GROの印加時間である。
このように、スピンエコー撮像法について例えば時間的制約に基づく複数の制約式を設計し、当該複数の制約式に基づく拘束条件を満たしつつ、最適化対象のパラメータについての目的関数を最小化または最大化するような最適解を求めることで、最適化処理を実行できる。
なお、制約式を設計した場合に、等号を含まない不等式制約となるパラメータについては、スラック変数などを導入することにより、等式制約となるように変形して制約式とすればよい。
RFパルスをオフにしてから信号を収集するまでの時間、SAR(Specific Absorption Rate)、dB/dtおよび内部コイルの状態などの要求、つまり装置(ハードウェア)に起因する要求についても、制約式として設計してもよい。例えば、SARおよび内部コイルの状態といった非線形な解が想定されるパラメータが2次式となる場合、別の変数を用いて1次式で表現することにより線形計画法を適用してもよいし、非線形計画法を用いてもよい。SARやdB/dt、内部コイルの状態に関するパラメータも、最適化機能152による最適化対象のパラメータであり、目的関数として設定されてもよい。
次に、本実施形態に係る医用情報処理装置1の第2の動作例について図5のフローチャートを参照して説明する。
上述したユーザが所望する設定としては、ある特定の値が設定される場合を想定しているが、ユーザが、特定の値ではなく設定可能な値域を知りたい場合もある。よって、第2の動作例では、パラメータとして設定可能な値域を求める場合を想定する。
ステップS501では、最適化機能152により処理回路15は、ステップS301でユーザから入力されたパラメータを目的関数として設定する。ここでは、設定可能な範囲を求めるため、ユーザからは固定値、最小値または最大値といった設定ではなく、パラメータの種類が指定されればよい。
ステップS502では、最適化機能152により処理回路15は、目的関数を最適化手法を用いて最小化する。
ステップS503では、判定機能153により処理回路15は、目的関数を最小化した場合に解なしであるか否かを判定する。解なしである場合はステップS306に進み、パラメータの設定が不可能な組み合わせである旨がユーザに通知される。一方、解なしではない、つまり1つ以上の解が存在する場合はステップS504に進む。
ステップS504では、最適化機能152により処理回路15は、目的関数を最適化手法を用いて最大化する。
ステップS505では、表示制御機能154により処理回路15は、ステップS502で求めた最適値(つまり最小値)を下限とし、およびステップS504で求めた最適値(つまり最大値)を上限とした値の範囲を提示する。
このように、パラメータに関して設定可能な値の範囲を提示することで、ユーザが撮像可能なパラメータの値を入力することができ、設定のやり直しなどの労力を低減し、設定から撮像までの時間を短縮できる。
次に、表示制御機能154によるピン状態であるパラメータに関する第1の表示例について図6を参照して説明する。
図6は、パラメータ61と設定値62とピン63とを対応付けたパラメータリストであり、例えば表示制御機能154によりユーザインタフェース上に表示される。図6に示すパラメータリストは、ステップS302でピン状態となったパラメータと他のパラメータとを示す。
なお、以下では、パラメータはテーブル形式で表示される例を示すが、これに限らず、MRI装置で用いられているユーザインタフェースの表示態様に併せて適宜表示されればよい。
ここで、設定値62には、ユーザにより入力される値と過去の撮像履歴などからデフォルトで入力されている値とが表示されるとする。ユーザにより入力されたパラメータの設定については、ピン63の項目において丸マーク「○」が表示される。具体的には、パラメータ61「TE(msec)」、設定値62「Min」およびピン63「○」がそれぞれ対応付けられる。図6に示すように、ピン63の項目を見ることで、どのパラメータの設定値がユーザが入力した値であり、ユーザが所望する(こだわる)値であるかを容易に判別できる。
次に、ピン状態であるパラメータに関する第2の表示例について図7を参照して説明する。
図7に示すように、ピン63の項目を設けず他の項目にマークを表示してもよい。例えば、ユーザにより入力された設定値62の欄にピンマーク71を表示してもよい。これにより、図6の場合と同様に、ユーザが所望する値であるかを容易に判別できる。
なお、図6および図7に示す例に限らず、例えばパラメータ61および設定値62の少なくともどちらか一方のフォントの色および/またはサイズを変更してもよいし、太字、点滅といったフォントを強調表示してもよい。また、パラメータ61の欄において、「(edited)」といったピン状態として設定したことを示す文字列または記号などを付加してもよい。すなわち、パラメータ61の設定値62がピン状態であるか否かを判別できれば、どのような表示態様であってもよい。
また、図6および図7のように、ユーザインタフェース上のパラメータの設定画面において複数種類のパラメータが表示されている場合、ユーザからの入力によりピン状態となったパラメータを別ウインドウで一覧表示してもよい。
さらに、表示制御機能154により処理回路15は、上述の様にパラメータが最適化された後に撮像が実行され、収集されたMR信号に基づいてMR画像が再構成された場合、再構成されたMR画像の表示画面(プレビュー画面など)において撮像パラメータを表示する際に、ピン状態であったパラメータを強調表示してもよい。
次に、ピン状態であるパラメータに関する第3の表示例について図8を参照して説明する。図8は、図6および図7同様、ユーザインタフェース上に表示されるパラメータリストである。
表示制御機能154により処理回路15は、ピン状態であるパラメータで最適値が設定されて撮像が実行された場合、次の撮像においてパラメータリストを表示する際、前回の撮像でピン状態であったことを表示してもよい。
図8上段は、前回の撮影時のパラメータリストであり、ピン63の項目を参照すると、パラメータ「TE」、パラメータ「Pre-Pulse」がピン状態であったことが分かる。
ここで、ユーザインタフェース上で、ユーザがクリックするなどによりパラメータのピン状態を解除またはピン状態を設定するなど、パラメータの設定値を変更できるようにしてもよい。具体的に、例えばユーザがパラメータ61「TE」のピン状態を解除したいと考えた場合、パラメータ61「TE」のピン63の欄をマウスを用いてクリックまたはタッチする。これにより、図8下段に示すように、ピン状態を解除できるようにすればよい。
一方、ユーザがパラメータ61「TR」をピン状態としたいと考えた場合、パラメータ61「TR」のピン63の欄81をマウスを用いてクリックまたはタッチする。これにより、前回の撮像において設定された値をピン状態として設定できる。表示制御機能154により処理回路15は、ピン状態のオンオフを切り換え可能としてもよい。
なお、表示制御機能154により処理回路15は、ピン状態として指定されたパラメータを参照して、撮像シーケンスのパラメータの最適化処理が実行された後、ピン状態のパラメータ以外の他のパラメータに関して、推薦される設定値のリスト(以下、レコメンドリストともいう)を提示してもよい。
レコメンドリストの提示例について図9を参照して説明する。
あるパラメータについてユーザが所望する設定が入力され、最適化処理が実行されると、最適解に基づく他のパラメータの最適値も得られる。ここで、最適化機能152により処理回路15は、ユーザが所望する設定に関するパラメータの最適値は固定しつつ、他のパラメータとして取り得る準最適値の組み合わせを選択することで、複数のレコメンドリストを生成できる。表示制御機能154により処理回路15は、当該複数のレコメンドリストを優先度に基づいて表示する。
具体的には、例えばピン状態であるパラメータTR「500」を制約式とし、パラメータTEを目的関数として最小化する最適化処理が実行され、パラメータTEの最適解が得られた場合を想定する。例えば、レコメンドリストとして、パラメータTEの最小値「20」と他のパラメータの最適値とを含むレコメンドリスト91を最初に表示し、パラメータTEの準最適値、例えば「25」と他のパラメータの最適値とを含むレコメンドリスト92が次に表示される。図9の例では、複数のレコメンドリストを重ねて表示し、クリックやフリックすることで次のレコメンドリストを表示可能にする場合を想定するが、複数のレコメンドリストが並列表示されてもよい。
また、表示順序の優先度としては、例えば、以前ユーザが設定したまたは直近に設定されたパラメータの組み合わせを示すレコメンドリストが優先的に表示されてもよいし、ピン状態であるパラメータの影響を最も受けるパラメータを最適化したレコメンドリストが優先的に表示されてもよい。
以上に示した本実施形態によれば、ユーザが所望する1以上のパラメータの設定を受付け、当該設定を制約条件または目的関数として設定し、当該目的関数を用いた最適化処理を実行する。これにより、ユーザが所望する条件を満たしつつ、複数のパラメータの相互関係における最適値を設定できる。よって、ユーザの労力を低減しつつ最適なパラメータを設定できる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、ユーザの労力を低減しつつ最適なパラメータを設定できる。
加えて、実施形態に係る各機能は、当該処理を実行するプログラムをワークステーション等のコンピュータにインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても実現することができる。このとき、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(ハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、DVD、Blu-ray(登録商標)ディスクなど)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することも可能である。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 医用情報処理装置
2 MRI装置
11 メモリ
12 入力インタフェース
13 通信インタフェース
14 ディスプレイ
15 処理回路
41 励起RFパルス(90度パルス)
42 再収束パルス(180度パルス)
43,44 リフォーカス期間
45,46 印加時間
47,48 GSS印加期間
49 GRO印加期間
61 パラメータ
62 設定値
63 ピン
71 ピンマーク
81 欄
91,92 レコメンドリスト
101 静磁場磁石
103 傾斜磁場コイル
105 傾斜磁場電源
107 寝台
109 寝台制御回路
111 ボア
113 送信回路
115 送信コイル
117 受信コイル
119 受信回路
121 シーケンス制御回路
123 バス
125 インタフェース
127 ディスプレイ
129 記憶装置
151 受付機能
152 最適化機能
153 判定機能
154 表示制御機能
1071 天板
1311 システム制御機能
1313 画像生成機能

Claims (12)

  1. 撮像に関する複数のパラメータのうち、1以上のパラメータに関してユーザが所望する設定を受付ける受付部と、
    前記ユーザが所望する設定を制約条件または目的関数として設定し、前記目的関数を用いた最適化処理を実行することにより、前記複数のパラメータを最適化する最適化部と、
    を具備する医用情報処理装置。
  2. 前記ユーザが所望する設定は、前記1以上のパラメータに関して固定値を指定すること、または、前記1以上のパラメータに関して取り得る最小値、取り得る最大値および取り得る値域の少なくとも1つを要求することを示す、請求項1に記載の医用情報処理装置。
  3. 前記最適化部は、前記受付部が前記ユーザから前記1以上のパラメータに関して取り得る最小値の設定を受付けた場合、前記1以上のパラメータに関する目的関数を最小化して得られた最適解を、前記1以上のパラメータが取り得る最小値として算出する、請求項1に記載の医用情報処理装置。
  4. 前記最適化部は、前記受付部が前記ユーザから前記1以上のパラメータに関して取り得る最大値の設定を受付けた場合、前記1以上のパラメータに関する目的関数を最大化して得られた最適解を、前記1以上のパラメータが取り得る最大値として算出する、請求項1に記載の医用情報処理装置。
  5. 前記最適化部は、前記受付部が前記ユーザから前記1以上のパラメータに関して取り得る値域についての設定を受付けた場合、前記1以上のパラメータに関する目的関数を最小化して得られた最適解を下限として、前記1以上のパラメータに関する目的関数を最大化して得られた最適解を上限とした範囲を、前記1以上のパラメータが取り得る値域として算出する、請求項1に記載の医用情報処理装置。
  6. 前記最適化部は、撮像シーケンスで要求されるパラメータの条件を制約式として前記制約条件を設定し、前記目的関数を線形計画法または非線形計画法を用いて最適化処理を実行する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  7. 撮像に関する複数のパラメータのうち、1以上のパラメータに関してユーザが所望する設定を受付ける受付部と、
    ユーザインタフェース上で前記ユーザが所望する設定が与えられたパラメータを他のパラメータと区別して表示する表示制御部と、
    を具備する医用情報処理装置。
  8. 前記ユーザが所望する設定を制約条件または目的関数として設定し、前記目的関数を用いた最適化処理を実行することにより、前記複数のパラメータを最適化する最適化部をさらに具備し、
    前記最適化部は、第1パラメータに対して前記ユーザが所望する設定が入力される度に前記最適化処理を実行し、
    前記表示制御部は、前記第1パラメータに対して前記ユーザが所望する設定が適用可能である場合、前記第1パラメータが変更されることにより影響を受ける第2パラメータを、前記ユーザからの設定を受付けないことを示す態様で表示する、請求項7に記載の医用情報処理装置。
  9. 前記表示制御部は、前記ユーザが所望する設定が適用可能である場合、前記ユーザが所望する設定が適用されるパラメータ以外のパラメータに関して推薦される設定値を表示する、請求項7に記載の医用情報処理装置。
  10. 前記表示制御部は、過去に前記ユーザが所望する設定で撮像を実行した場合のパラメータと設定値とが対応付けられたリストを表示し、前記ユーザが所望する設定が与えられた過去のパラメータの前記設定値を変更可能とする、請求項8または請求項9に記載の医用情報処理装置。
  11. 撮像に関する複数のパラメータのうち、1以上のパラメータに関してユーザが所望する設定を受付け、
    前記ユーザが所望する設定を制約条件または目的関数として設定し、前記目的関数を用いた最適化処理を実行することにより、前記複数のパラメータを最適化する、医用情報処理方法。
  12. 撮像に関する複数のパラメータのうち、1以上のパラメータに関してユーザが所望する設定を受付け、
    ユーザインタフェース上で前記ユーザが所望する設定が与えられたパラメータを他のパラメータと区別して表示する、医用情報処理方法。
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