JP2022087516A - 変位センサ及び形状測定装置 - Google Patents

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彰秀 木村
Akihide Kimura
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Abstract

【課題】簡易な構造の変位センサにて、ワークの変位を高精度に検出する。【解決手段】変位センサ10は、ワークWに光を照射する照射部20と、ワークWからの反射光を、透過光と反射光とに分割する光分割部30と、光分割部30で分割された反射光を反射させる反射部35と、光分割部30で分割された透過光と、反射部35によって反射された反射光とを、同一面上で受光する受光部40とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、変位センサ及び形状測定装置に関する。
従来、ワークの変位を検出するための変位センサとして、三角測量式センサが利用されている。三角測量式センサでは、ワーク表面が光沢面や鏡面である場合には、ワーク表面での反射光が結像レンズの中心を通らないケースが生じ得る。この場合、受光部は、ワークの高さによって変位したか、ワークの傾きによって変位したかを判別できないため、ワークの変位を誤検出するおそれがある。
上記の誤検出を抑制するために、2つの受光部を用いて、ワークの高さによる変位と、ワークの傾きによる変位とを分割して検出する技術が提案されている(特許文献1を参照)。2つの受光部の一方は、ハーフミラーの透過光を受光する位置に配置され、他方は、ハーフミラーの反射光を受光する位置に配置されている。
特開2011-117832号公報
しかし、特許文献1に開示の変位センサにおいては、それぞれ受光素子や回路等を有する2つの受光部が離れて配置されているため、構造が複雑になってしまい、変位センサが大型化してしまう。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、簡易な構造の変位センサにて、ワークの変位を高精度に検出することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、ワークに光を照射する照射部と、前記ワークからの反射光を、透過光と反射光とに分割する光分割部と、前記光分割部で分割された反射光を反射させる反射部と、前記光分割部で分割された透過光と、前記反射部によって反射された反射光とを、同一面上で受光する受光部と、を備える、変位センサを提供する。
また、単一の前記受光部の受光面が、前記透過光と、前記反射部によって反射された反射光とを受光することとしてもよい。
また、前記受光部は、前記透過光を受光する第1受光部と、受光面が前記第1受光部の受光面と同一面上に位置するように配置され、前記反射部によって反射された反射光を受光する第2受光部とであることとしてもよい。
また、前記変位センサは、所定厚さの透明体の前記受光部に対向する対向面に前記光分割部が形成され、前記透明体の前記対向面とは反対側の反対面に前記反射部が形成された一体型の光学部品を更に備えることとしてもよい。
また、前記変位センサは、前記透過光と、前記反射部によって反射された反射光とを、前記受光部に集光させる集光レンズを更に備えることとしてもよい。
また、前記変位センサは、前記透過光と、前記反射部によって反射された反射光とを受けて、前記受光部に縞を生成させる回折格子を更に備えることとしてもよい。
また、前記変位センサは、前記光分割部及び前記反射部と、前記受光部との間に配置された回折格子と、前記回折格子よりも前記受光部側に配置された集光レンズと、を更に備えることとしてもよい。
また、前記照射部は、前記ワークに対してライン状の光であるライン光を照射し、前記受光部は、直交する2軸方向において、受光する前記透過光及び前記反射光の位置を検出することとしてもよい。
また、前記反射部は、前記光分割部で分割された反射光を、前記透過光と平行になるように反射させることとしてもよい。
また、前記光分割部と前記反射部との間の距離は、前記光分割部と前記受光部との間の距離よりも短いこととしてもよい。
本発明の第2の態様においては、ワークに光を照射する照射部と、前記ワークからの反射光を、透過光と反射光とに分割する光分割部と、前記光分割部で分割された反射光を反射させる反射部と、前記光分割部で分割された透過光と、前記反射部によって反射された反射光とを、同一面上で受光する受光部とを備える、変位センサと、前記受光部の出力に基づいて、前記ワークの形状を演算する演算部と、を有する、形状測定装置を提供する。
本発明によれば、簡易な構造の変位センサにて、ワークの変位を高精度に検出できるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る変位センサ10の構成を説明するための模式図である。 比較例を説明するための模式図である。 ワークWの高さによる変位の検出を説明するための模式図である。 ワークWの傾きによる変位の検出を説明するための模式図である。 形状測定装置1の構成を説明するための模式図である。 第2の実施形態に係る変位センサ10の構成を説明するための模式図である。 第3の実施形態に係る変位センサ10の構成を説明するための模式図である。 第4の実施形態に係る変位センサ10の構成を説明するための模式図である。 第5の実施形態に係る変位センサ10の構成を説明するための模式図である。 第5の実施形態に係る変位センサ10の変形例を説明するための模式図である。 第6の実施形態に係る変位センサ10の構成を説明するための模式図である。
<第1の実施形態>
(変位センサの構成)
第1の実施形態に係る変位センサ10の構成について、図1を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施形態に係る変位センサ10の構成を説明するための模式図である。変位センサ10は、ワークWに光を照射して、ワークWまでの距離(変位)を測定する。変位センサ10は、三角測量式センサである。変位センサ10は、図1に示すように、照射部20と、光分割部30と、反射部35と、受光部40とを有する。
照射部20は、ワークWに光を照射する。例えば、照射部20は、下方へ向けて直線状のレーザ光をワークWに照射する。照射部20は、所定波長のレーザ光を出射する光源を有する。照射部20は、コリメータレンズやロッドレンズ等のレンズを有してもよい。照射部20から照射された光は、ワークWの表面で反射される。
ワークWは、照射部20に対して相対的に変位可能である。変位としては、ワークWの高さによる変位と、ワークWの傾きによる変位がある。ワークWの高さによる変位は、例えば、ワークWの表面の凹凸による変位や、ワークWの表面が図1に示す方向C1に移動することによる変位である。ワークWの傾きによる変位は、例えば、ワークWの表面が図1に示す方向C2に回動することによる変位である。
光分割部30は、ワークWからの反射光が受光部40へ向かう光路上に位置する。光分割部30は、ワークWからの反射光を、透過光と反射光とに分割する。すなわわち、光分割部30は、入射する反射光の一部を透過し、一部を反射する。透過光は受光部40へ向かい、反射光は反射部35へ向かう。光分割部30は、平板状に形成されており、例えばハーフミラーである。
反射部35は、光分割部30で分割された反射光の光路上に位置する。反射部35は、光分割部30で分割された反射光を反射させる。反射部35は、反射光を受光部40へ向かうように配置されている。反射部35は、光分割部30で分割された反射光を、光分割部30を透過した透過光と平行になるように反射させる。これにより、光分割部30で分割された透過光及び反射光が、受光部40の同一面上に到達することになる。
反射部35は、平板状に形成されており、例えばミラーである。反射部35は、光分割部30と平行になるように配置されている。光分割部30と反射部35との間の距離は、光分割部30と受光部40との間の距離よりも短くてもよい。これにより、反射部35と光分割部30を近い距離に配置できる。
受光部40は、照射部20から照射された光のワークWからの反射光を受光する。受光部40は、ワークWからの反射光を受光する受光面42を有する。受光面42は、変位センサ10からワークWまでの距離(変位)に対応する位置に、ワークWからの反射光を受光する。このため、受光面32において反射光が受光された位置を特定できれば、ワークWの変位を検出できる。受光部40は、例えば反射光を撮像するイメージセンサである。一例として、受光部40は、CMOS受光素子を含む。
受光部40は、ワークWからの反射光として、光分割部30で分割された透過光と、反射部35によって反射された反射光とを、同一面上で受光する。受光部40における反射光の受光位置は、同一面上で透過光の受光位置から所定距離だけ離れている。第1の実施形態では、単一の受光部40が、透過光及び反射光を受光する。具体的には、単一の受光部40の受光面42が、光分割部30で分割された透過光と、反射部35によって反射された反射光とを受光する。これにより、透過光を受光する受光部と、反射光を受光する受光部とを別々に設ける場合に比べて、受光部の部品を削減できる。
ところで、上述したワークWの表面は、光沢面又は鏡面である。この場合、図2に示す比較例に係る変位センサ110では、ワークWが傾くと、ワークWの変位を適切に検出できないケースが生じる。
図2は、比較例を説明するための模式図である。ここでは、ワークWが傾いているものとする。変位センサ110においては、照射部120が照射した光がワークWで反射され、反射光は結像レンズ130によって受光部140に集光される。通常、結像レンズ130は、ワークWからの反射光が中心を通るように配置されている。
しかし、ワークWの表面が、光沢面又は鏡面であり、かつ傾いている場合には、図2に示すように、ワークWからの反射光が結像レンズ130の中心を通らずに、受光部140に到達する。受光部140は、受光した反射光が結像レンズ130の中心を通っていると判断し、図2に示す位置Aで反射したと誤検出してしまう。すなわち、受光部140は、ワークWの高さによる変位か、ワークWの傾きによる変位かを判別できないため、ワークWの変位を誤検出するおそれがある。
これに対して、第1の実施形態に係る変位センサ10は、光分割部30の透過光の受光面42での受光位置の変化量と、反射部35による反射光の受光面42での受光位置の変化量とを比較する。これにより、ワークWの変位が、ワークWの高さによる変位か、傾きによる変位かを判別できる。以下では、図3及び図4を用いて、より詳細に説明する。
図3は、ワークWの高さによる変位の検出を説明するための模式図である。図3では、ワークWの表面が、位置X1から位置X2へ移動したものとする。ワークWが位置X1に位置する際の反射光の光路が破線の矢印で示され、ワークWが位置X2に位置する際の反射光の光路が実線の矢印で示されている。光分割部30の透過光が受光部40の受光面42で受光される受光位置は、ワークWが位置X1から位置X2へ移動すると、距離L1だけ変化する。反射部35による反射光が受光面42で受光される受光位置は、ワークWが位置X1から位置X2へ移動すると、距離L1だけ変化する。すなわち、透過光の受光位置の変化量と、反射光の受光位置の変化量は、同じである。このため、受光面42において、透過光の変化量と反射光の変化量が同じ場合には、ワークWの高さによる変位であると判定できる。
図4は、ワークWの傾きによる変位の検出を説明するための模式図である。図4では、水平に位置していたワークWの表面が傾いたものとする。表面が水平に位置しているワークWからの反射光の光路が破線の矢印で示され、表面が傾いているワークWからの反射光の光路が実線の矢印で示されている。光分割部30の透過光が受光部40の受光面42で受光される受光位置は、ワークWが傾くと、距離L2だけ変化する。反射部35による反射光が受光面42で受光される受光位置は、ワークWが傾くと、距離L3だけ変化する。ここで、距離L3は、距離L2よりも大きい。すなわち、透過光の受光位置の変化量が、反射光の受光位置の変化量と異なる。このため、受光面42において、透過光の変化量と反射光の変化量が異なる場合には、ワークWの傾きによる変位であると判定できる。
なお、第1の実施形態とは異なり、反射部35を設けずに、透過光を受光する受光部と反射光を受光する受光部とを別々の位置に配置する案を検討しうる。しかし、かかる場合には、光学系の設計上、2つの受光部が離れて位置することになり、構造が複雑になってしまい、変位センサが大型化してしまう。
これに対して、第1の実施形態の変位センサ10は、受光部40が、同一面である受光面42で透過光及び反射光を受光する。このため、受光部40の構成がシンプルになり、変位センサ10が大型化することを抑制できる。
(形状測定装置の構成)
上述した構成の変位センサ10を含む形状測定装置1の構成について、図5を参照しながら説明する。
図5は、形状測定装置1の構成を説明するための模式図である。形状測定装置1は、変位センサ10の検出結果に基づいて、ワークWの形状を測定する装置である。形状測定装置1は、図5に示すように、変位センサ10と、制御装置90とを含む。
変位センサ10の構成は、前述した図1に示す構成であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
制御装置90は、変位センサ10(具体的には、照射部20及び受光部40)の動作を制御する。また、制御装置90は、例えば、ワークWを移動させる駆動源を制御し、ワークWを移動させうる。制御装置90は、記憶部92と、制御部94と、演算部96とを含む。
記憶部92は、例えばROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含む。記憶部92は、制御部94によって実行可能なプログラムや各種データを記憶する。例えば、記憶部92は、変位センサ10が検出した結果を記憶する。
制御部94は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部94は、記憶部92に記憶されたプログラムを実行することにより、変位センサ10の動作を制御する。制御部94は、照射部20によるワークWへの光の照射を制御する。
演算部96は、ワークWの変位や形状を演算する。すなわち、演算部96は、変位センサ10の受光部40の出力に基づいて、ワークWの変位や形状を演算する。
(第1の実施形態における効果)
第1の実施形態に係る変位センサ10においては、光分割部30が、ワークWからの反射光を、受光部40へ向かう透過光と、反射部35へ向かう反射光とに分割する。そして、受光部40は、光分割部30で分割された透過光と、反射部35によって再度反射された反射光とを、同一面である受光面42上で受光する。
これにより、受光部40が受光面42上で受光する透過光の位置と、反射光の位置とが、ワークWの変位に伴い変化する。そして、変位センサ10は、受光面42における透過光の位置の変化量と反射光の位置の変化量とを比較することで、表面が光沢面又は鏡面であるワークWの変位が、高さによる変位か、傾きによる変化かを判別できる。この結果、簡易な構造の変位センサ10にて、ワークWの変位を高精度に検出できる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態に係る変位センサ10の構成について、図6を参照しながら説明する。
第1の実施形態では一つの受光部40が、透過光及び反射光を受光していた。これに対して、第2の実施形態では、透過光を受光する受光部と、反射光を受光する受光部が異なる点で相違する。
図6は、第2の実施形態に係る変位センサ10の構成を説明するための模式図である。第2の実施形態の変位センサ10は、図6に示すように、照射部20と、光分割部30と、反射部35と、第1受光部44と、第2受光部46とを有する。第2の実施形態の照射部20、光分割部30及び反射部35の構成は、第1の実施形態と同様であるので、以下では説明を省略する。
第1受光部44及び第2受光部46は、図6に示すように、互いの受光面44a、46aが同一面上に位置するように配置されている。すなわち、第1受光部44及び第2受光部46は、一列となるように配置されている。第1受光部44及び第2受光部46は、例えば同じイメージセンサを有する。
第1受光部44及び第2受光部46は、異なる光を受光する。ここでは、第1受光部44の受光面44aは、光分割部30で分割された透過光を受光する。第2受光部46の受光面46aは、反射部35によって反射された反射光を受光する。すなわち、第2受光部46は、光分割部30によって反射された後に反射部35において再度反射された反射光を受光する。
第2の実施形態において、第1受光部44が受光する透過光の受光位置と、第2受光部46が受光する反射光の受光位置とが、ワークWの変位に伴い変化する。そして、変位センサ10は、第1受光部44における透過光の受光位置の変化量と、第2受光部46における反射光の受光位置の変化量とを比較することで、ワークWの変位が、高さ方向での変位か、傾きによる変位かを判別できる。すなわち、変位センサ10は、第1受光部44における受光位置の変化量と、第2受光部46における受光位置の変化量とが同じ場合には、ワークWの高さ方向の変位であると判定する(図3参照)。一方で、変位センサ10は、第1受光部44における受光位置の変化量と、第2受光部46における受光位置の変化量とが異なる場合には、ワークWの傾きによる変位であると判定する(図4参照)。
第2の実施形態によれば、変位センサ10は、透過光の受光位置の変化量と反射光の受光位置の変化量とを比較することで、表面が光沢面又は鏡面であるワークWの変位が、高さによる変位か、傾きによる変化かを判別できる。この結果、簡易な構造の変位センサ10にて、ワークWの変位を高精度に検出できる。
また、第1受光部44及び第2受光部46を用いることで、小型の受光部を配置しての検出が可能となる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態に係る変位センサ10の構成について、図7を参照しながら説明する。
第1の実施形態では、光分割部30及び反射部35が別々の部品として配置されていた。これに対して、第3の実施形態では、光分割部及び反射部が一体となった一体型素子を有する点で相違する。
図7は、第3の実施形態に係る変位センサ10の構成を説明するための模式図である。第3の実施形態の変位センサ10は、図7に示すように、照射部20と、受光部40と、一体型素子50とを有する。第3の実施形態の照射部20及び受光部40の構成は、第1の実施形態と同様である。
一体型素子50は、透明体52と、光分割部54と、反射部56とを有する。
透明体52は、ガラスで構成されており、ワークWからの反射光を屈折させる。透明体52は、所定厚さの直方体である。
光分割部54は、透明体52の上面53aに形成されている。上面53aは、受光部40に対向する対向面である。光分割部54は、透明体52内を進むワークWからの反射光を、透過光と反射光とに分割する。透過光は受光部40へ向かい、反射光は透明体52の下面53bへ向かう。
反射部56は、透明体52の下面53bに形成されている。下面53bは、上面53aとは反対側の反対面である。反射部56は、下面53bへ向かう反射光を再度反射する。反射部56は、反射光を受光部40へ向かうように配置されている。
受光部40は、光分割部54の透過光と、反射部56によって反射された反射光とを、同一面である受光面42上で受光する。受光部40における透過光及び反射光の受光位置は、前述したようにワークWが変位すると、変化する。
第3の実施形態において、受光部40の受光面42が受光する透過光の受光位置と反射光の受光位置とが、ワークWの変位に伴い変化する。そして、変位センサ10は、第1の実施形態と同様に、受光面42における透過光の受光位置の変化量と反射光の受光位置の変化量とを比較し、2つの変化量が同じ大きさである場合には、ワークWの高さによる変位であると判定し、2つの変化量が異なる大きさである場合には、ワークWの傾きによる変位であると判定する。
第3の実施形態によれば、変位センサ10は、透過光の受光位置の変化量と反射光の受光位置の変化量とを比較することで、表面が光沢面又は鏡面であるワークWの変位が、高さによる変位か、傾きによる変化かを判別できる。また、光分割部54及び反射部56が一体となった一体型素子50を用いる場合には、光分割部及び反射部が別部品である場合に比べて、部品数を減らすと共に、容易に組み立てることが可能となる。
<第4の実施形態>
第4の実施形態に係る変位センサ10の構成について、図8を参照しながら説明する。
第4の実施形態に係る変位センサ10は、第1の実施形態に係る変位センサ10に対して、レンズを更に有する点で相違する。
図8は、第4の実施形態に係る変位センサ10の構成を説明するための模式図である。第4の実施形態の変位センサ10は、図8に示すように、照射部20と、光分割部30と、反射部35と、受光部40と、レンズ60とを有する。第4の実施形態の照射部20、光分割部30及び反射部35の構成は、第1の実施形態と同様であるので、以下では説明を省略する。
レンズ60は、例えば凸レンズであり、光を受光部40に集光させる集光レンズである。レンズ60は、光分割部30及び反射部35と、受光部40との間に配置されている。レンズ60は、ここでは、光分割部30及び反射部35と平行になるように配置されている。レンズ60は、光分割部30で分割された透過光と、反射部35によって反射された反射光とを、受光部40に集光させる。レンズ60を用いる場合には、受光部40で受光される透過光及び反射光のパワーが大きくなる。
なお、上記では、レンズ60が凸レンズであることとしたが、これに限定されない。例えば、レンズ60は、フレネルレンズ等の他のレンズであってもよい。これにより、厚みが薄いレンズ60を配置できる。
受光部40は、レンズ60によって集光された透過光及び反射光を、同一面である受光面42上で受光する。受光部40における透過光及び反射光の受光位置は、前述したようにワークWが変位すると、変化する。
第4の実施形態においても、受光部40の受光面42が受光する透過光の受光位置と反射光の受光位置とが、ワークWの変位に伴い変化する。そして、変位センサ10は、透過光の受光位置の変化量と反射光の受光位置の変化量とを比較することで、表面が光沢面又は鏡面であるワークWの変位が、高さによる変位か、傾きによる変化かを判別できる。
<第5の実施形態>
第5の実施形態に係る変位センサ10の構成について、図9を参照しながら説明する。
第5の実施形態に係る変位センサ10は、第1の実施形態に係る変位センサ10に対して、回折格子を更に有する点で相違する。
図9は、第5の実施形態に係る変位センサ10の構成を説明するための模式図である。第5の実施形態の変位センサ10は、図9に示すように、照射部20と、光分割部30と、反射部35と、受光部40と、回折格子65とを有する。第5の実施形態の照射部20、光分割部30及び反射部35の構成は、第1の実施形態と同様であるので、以下では説明を省略する。
回折格子65は、光分割部30で分割された透過光と、反射部35によって反射された反射光とを受けて、受光部40に縞(図9において、説明の便宜上、縞が破線の曲線で示している)を生成させる。すなわち、回折格子65は、透過光に対応した縞と、反射光に対応した縞とを、受光部40に生成させる。回折格子65は、光分割部30及び反射部35と、受光部40との間に配置されている。回折格子65は、ここでは、光分割部30及び反射部35と平行になるように配置されている。
回折格子65は、所定間隔で配列された複数の開口66を有する。開口66は、透過光及び反射光を透過させる透過部であり、回折格子65において開口66以外の部分が、透過光及び反射光を透過させない非透過部である。回折格子65は、回折を利用して干渉縞を生成する。
なお、回折格子65は、開口66が形成された振幅格子に限定されない。例えば、回折格子65は、開口66の代わりに、透明体の表面に周期的な凹凸が形成された位相格子であってもよい。周期的な凹凸を形成した場合には光に位相の変調を与える機能を有するが、開口66が形成された回折格子65と同様に受光部40に縞を生成できる。
受光部40は、透過光に対応した縞と、反射光に対応した縞とを、同一面である受光面42上で受光する。受光部40が縞を受光する場合には、スポット光を受光する場合に比べて、光分布にムラが発生することを抑制できる。
第5の実施形態において、受光部40における2つの縞の受光位置は、ワークWが変位すると、変化する。そこで、変位センサ10は、受光部40における透過光に対応した縞の受光位置の変化量と、反射光に対応した縞の受光位置の変化量とを比較する。変位センサ10は、2つの変化量が同じ大きさである場合には、ワークWの高さによる変位であると判定し、2つの変化量が異なる大きさである場合には、ワークWの傾きによる変位であると判定する。
第5の実施形態によれば、変位センサ10は、透過光に対応した縞の受光位置の変化量と、反射光に対応した縞の受光位置の変化量とを比較することで、表面が光沢面又は鏡面であるワークWの変位が、高さによる変位か、傾きによる変位かを判別できる。この結果、簡易な構造の変位センサ10にて、ワークWの変位を高精度に検出できる。
なお、第5の実施形態の変位センサ10は、回折格子65に加えて、第4の実施形態のレンズを更に有してもよい。すなわち、変位センサ10は、図10に示すように、レンズ60及び回折格子65を有してもよい。
図10は、第5の実施形態に係る変位センサ10の変形例を説明するための模式図である。変形例において、レンズ60及び回折格子65は、光分割部30及び反射部35と、受光部40との間に配置されている。レンズ60は、回折格子65よりも受光部40側に配置されている。レンズ60及び回折格子65は、ここでは、光分割部30及び反射部35と平行になるように配置されている。
レンズ60は、第4の実施形態で説明したレンズ60と同じ構成である。レンズ60は、回折格子65の開口66を通過した光(すなわち、光分割部30の透過光と、反射部35の反射光)を、受光部40に集光させる。
<第6の実施形態>
第6の実施形態に係る変位センサ10の構成について、図11を参照しながら説明する。
第1の実施形態の照射部20は、ワークWに対してスポット光を照射していたのに対して、第6の実施形態では、ライン状の光であるライン光をワークWに対して照射する点で相違する。
図11は、第6の実施形態に係る変位センサ10の構成を説明するための模式図である。図11では、太線がライン光を示している。ここでは、ライン光が、ワークWの幅よりも広くなるように、ワークWに対して照射されている。
光分割部30は、ワークWから反射されたライン光を、透過ライン光と反射ライン光とに分割する。透過ライン光は受光部40へ向かい、反射ライン光は反射部35へ向かう。光分割部30は、平板上に形成されている。
反射部35は、光分割部30で分割された反射ライン光を反射させる。反射部35は、反射ライン光を受光部40へ向かうように配置されている。反射部35は、平板状に形成されている。
受光部40は、透過ライン光及び反射ライン光の位置を、直交する2軸方向で検出可能である。受光部40の受光面には、例えば、直交する2軸方向での位置を検出可能なエリアセンサが設けられている。
第6の実施形態において、受光部40が受光する透過ライン光の受光位置と反射ライン光の受光位置とが、ワークWの変位に伴い変化する。そして、変位センサ10は、受光部40における透過ライン光の受光位置の変化量と反射ライン光の受光位置の変化量とを比較し、2つの変化量が同じ大きさである場合には、ワークWの高さによる変位であると判定し、2つの変化量が異なる大きさである場合には、ワークWの傾きによる変位であると判定する。
第6の実施形態によれば、変位センサ10は、透過ライン光の受光位置の変化量と反射ライン光の受光位置の変化量とを比較することで、表面が光沢面又は鏡面であるワークWの変位が、高さによる変位か、傾きによる変化かを判別できる。また、第6の実施形態の場合には、ワークWに対してライン光を照射することで、一括でワークW全体の変位を検出可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 形状測定装置
10 変位センサ
20 照射部
30 光分割部
35 反射部
40 受光部
42 受光面
44 第1受光部
46 第2受光部
50 一体型素子
54 光分割部
56 反射部
60 レンズ
65 回折格子
94 制御部
W ワーク

Claims (11)

  1. ワークに光を照射する照射部と、
    前記ワークからの反射光を、透過光と反射光とに分割する光分割部と、
    前記光分割部で分割された反射光を反射させる反射部と、
    前記光分割部で分割された透過光と、前記反射部によって反射された反射光とを、同一面上で受光する受光部と、
    を備える、変位センサ。
  2. 単一の前記受光部の受光面が、前記透過光と、前記反射部によって反射された反射光とを受光する、
    請求項1に記載の変位センサ。
  3. 前記受光部は、
    前記透過光を受光する第1受光部と、
    受光面が前記第1受光部の受光面と同一面上に位置するように配置され、前記反射部によって反射された反射光を受光する第2受光部とである、
    請求項1に記載の変位センサ。
  4. 所定厚さの透明体の前記受光部に対向する対向面に前記光分割部が形成され、前記透明体の前記対向面とは反対側の反対面に前記反射部が形成された一体型の光学部品を更に備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の変位センサ。
  5. 前記透過光と、前記反射部によって反射された反射光とを、前記受光部に集光させる集光レンズを更に備える、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の変位センサ。
  6. 前記透過光と、前記反射部によって反射された反射光とを受けて、前記受光部に縞を生成させる回折格子を更に備える、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の変位センサ。
  7. 前記光分割部及び前記反射部と、前記受光部との間に配置された回折格子と、
    前記回折格子よりも前記受光部側に配置された集光レンズと、を更に備える、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の変位センサ。
  8. 前記照射部は、前記ワークに対してライン状の光であるライン光を照射し、
    前記受光部は、直交する2軸方向において、受光する前記透過光及び前記反射光の位置を検出する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の変位センサ。
  9. 前記反射部は、前記光分割部で分割された反射光を、前記透過光と平行になるように反射させる、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の変位センサ。
  10. 前記光分割部と前記反射部との間の距離は、前記光分割部と前記受光部との間の距離よりも短い、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の変位センサ。
  11. ワークに光を照射する照射部と、前記ワークからの反射光を、透過光と反射光とに分割する光分割部と、前記光分割部で分割された反射光を反射させる反射部と、前記光分割部で分割された透過光と、前記反射部によって反射された反射光とを、同一面上で受光する受光部とを備える、変位センサと、
    前記受光部の出力に基づいて、前記ワークの形状を演算する演算部と、
    を有する、形状測定装置。
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