JP2022087118A - 情報管理システム、情報提供システム、情報管理方法、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報管理システム、情報提供システム、情報管理方法、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2022087118000001
【課題】より厳密に情報を管理することができる。
【解決手段】情報管理システムは、ユーザ識別情報と端末装置により送信された位置情報であって粒度が低下された位置情報とが互いに対応付けられたユーザ位置情報を含む第1データベースを格納する第1記憶装置と、前記ユーザ位置情報の利用に関する許可または不許可を示す許可有無情報と、ユーザ識別情報と、が互いに対応付けられた情報を含む第2データベースを格納する第2記憶装置と、前記第1データベースから第1ユーザの位置情報と、前記第2データベースから前記第1ユーザの許可有無情報とを取得する取得部と、前記取得部により取得された情報を加工して第3データベースを格納する第3記憶装置に記憶させる処理部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報管理システム、情報提供システム、情報管理方法、情報処理方法、およびプログラムに関する。
従来、端末装置の位置を示す端末位置情報と、当該端末位置情報の利用の可否を示す許諾設定情報とを対応付けて記憶する記憶部と、前記許諾設定情報により利用が許可されている端末位置情報を前記記憶部から検索する抽出部と、前記抽出部が検索した前記端末位置情報に対応する端末装置に報知するレコメンド情報を取得するレコメンド情報取得部と、前記レコメンド情報取得部が取得した前記レコメンド情報を、前記抽出部が検索した前記端末位置情報に対応する前記端末装置に送信する送信部とを備えるレコメンドシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-71750号公報
しかしながら、上記の技術では、情報の管理に関して厳密でない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、より厳密に情報を管理することができる情報管理システム、情報提供システム、情報管理方法、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、ユーザ識別情報と端末装置により送信された位置情報であって粒度が低下された位置情報とが互いに対応付けられたユーザ位置情報を含む第1データベースを格納する第1記憶装置と、前記ユーザ位置情報の利用に関する許可または不許可を示す許可有無情報と、ユーザ識別情報と、が互いに対応付けられた情報を含む第2データベースを格納する第2記憶装置と、前記第1データベースから第1ユーザの位置情報と、前記第2データベースから前記第1ユーザの許可有無情報とを取得する取得部と、前記取得部により取得された情報を加工して第3データベースを格納する第3記憶装置に記憶させる処理部と、を備える情報管理システムである。
本発明の一態様によれば、より厳密に情報を管理することができる。
情報管理システムを含む情報提供システム1の機能構成の一例を示す図である。 復号サーバ70および変換サーバ80の機能構成の一例を示す図である。 端末装置10の機能構成の一例を示す図である。 端末装置10により実行される処理の流れを示すフローチャートである。 復号サーバ70および変換サーバ80等の処理について説明するための図(その1)である。 復号サーバ70および変換サーバ80等の処理について説明するための図(その2)である。 抽出サーバ120等の処理について説明するための図(その1)である。 抽出サーバ120等の処理について説明するための図(その2)である。 第1提供サーバ150等の処理について説明するための図(その1)である。 第1提供サーバ150等の処理について説明するための図(その2)である。 端末装置10に特定情報が提供される場面の一例を示す図である。 第2提供サーバ160等の処理について説明するための図(その1)である。 第2提供サーバ160等の処理について説明するための図(その2)である。 第1実施形態の変形例の情報提供システム1の復号サーバ70を中心とした機能構成図である。 情報提供システム1Aの機能構成の一例を示す図である。 位置情報の分布と、推定される自宅と職場とを示す図である。 学習処理装置300の機能構成の一例を示す図である。 学習部310により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 端末装置10と学習処理装置300により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3実施形態の情報提供システム1Bが端末装置10に情報を提供する様子の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の情報管理システム、情報提供システム、情報管理方法、情報処理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
[概要]
実施形態の情報管理システムは、一以上のプロセッサにより実現される。情報管理システムは、端末装置により送信される位置情報を、情報利用者であるユーザに情報提供するための第1データベースを格納する第1記憶装置に記憶させる情報管理システムであって、前記端末装置以降の任意の箇所で、暗号化された位置情報を取得する第1インターフェース、前記第1インターフェースにより取得された位置情報を復号する復号部、および前記復号部により復号された位置情報を変換装置に出力する第2インターフェースを有する復号装置と、前記復号装置から取得した位置情報の粒度を低下させる粒度低下処理部、および前記粒度低下処理部により粒度が低下された位置情報を前記第1データベースに登録する登録部を有する変換装置とを備える。
「端末装置により送信される位置情報」とは、例えば、緯度経度である。「粒度が低下された」とは、例えば、緯度経度がJISコードなどの地域を示す識別情報に変換されたり、位置情報の緯度経度の単位が所定の単位で切り捨てられたり、四捨五入されたりすることである。
<第1実施形態>
[構成]
図1は、情報管理システムを含む情報提供システム1の機能構成の一例を示す図である。情報提供システム1は、例えば、一以上の端末装置10と、フロントエンドサーバ50と、位置情報収集サーバ60と、復号サーバ70と、変換サーバ80と、応答サーバ90と、位置情報記憶装置100と、許可情報記憶装置110と、抽出サーバ120と、抽出情報記憶装置130と、API提供サーバ140と、第1提供サーバ150と、第2提供サーバ160とを備える。これらの装置または装置に含まれる機能構成(機能構成等)は、他の装置に含まれてもよいし、これらの機能構成等は統合されてもよい。
位置情報記憶装置100は、「第1記憶装置」の一例である。許可情報記憶装置110は、「第2記憶装置」の一例である。抽出情報記憶装置130は、「第3記憶装置」の一例である。
端末装置10と、フロントエンドサーバ50、第1提供サーバ150、または第2提供サーバ160とは、例えば、ネットワークNWを介して互いに通信する。ネットワークNWは、例えば、WAN(Wide Area Network)やインターネット、無線基地局、プロバイダなどを含む。
フロントエンドサーバ50、位置情報収集サーバ60、変換サーバ80、応答サーバ90、位置情報記憶装置100、許可情報記憶装置110、抽出サーバ120、抽出情報記憶装置130、API提供サーバ140、第1提供サーバ150、または第2提供サーバ160とは、例えば、LANや専用線などを介して通信する。復号サーバ70は、例えば、位置情報収集サーバ60または変換サーバ80と専用線を介して通信する。
以下、各サーバ、装置の概要について説明し、詳細については後述する。
端末装置10は、位置情報を取得し、取得した位置情報を暗号化して、暗号化した位置情報とユーザ識別情報(以下、ユーザID)とを対応付けたユーザ位置情報をフロントエンドサーバ50に送信する。
フロントエンドサーバ50は、端末装置10により送信されたユーザ位置情報、およびその他端末装置10により送信された情報を取得する。フロントエンドサーバ50は、取得した情報のうち、ユーザ位置情報を位置情報収集サーバ60に送信する。位置情報収集サーバ60は、フロントエンドサーバ50からユーザ位置情報を取得し、取得したユーザ位置情報を復号サーバ70に送信する。
[復号サーバ]
図2は、復号サーバ70および変換サーバ80の機能構成の一例を示す図である。復号サーバ70は、例えば、第1インターフェース72と、復号部74と、位置情報処理部76と、第2インターフェース78とを備える。第1インターフェース72、復号部74、位置情報処理部76、および第2インターフェース78は、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサが、記憶装置に記憶されたプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの機能部は、LSI(Large Scale Integrated Circuit)や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェア(回路部;circuitryを含む)の協働によって実現されてもよい。また、復号サーバ70の記憶装置には、秘密鍵情報77が記憶されている。
第1インターフェース72は、端末装置10以降の任意の箇所で、暗号化された位置情報を取得する。復号部74は、秘密鍵情報77を用いて暗号化された位置情報を復号する。位置情報処理部76は、復号された位置情報の粒度を低くして、低くした位置情報を変換サーバ80に送信する。第2インターフェース78は、位置情報処理部76により処理された位置情報を変換サーバ80に出力する。
ここで、復号サーバ70は、例えば、位置情報収集サーバ60、変換サーバ80、またはオペレータの端末装置とのみ通信可能である。復号サーバ70は、第1インターフェース72および第2インターフェース78以外の外部インターフェースを有さない。ただし、復号サーバ70は、オペレータが端末装置を接続するためのインターフェースを備える。このように、復号サーバ70は、オペレータによって接続された端末装置、位置情報収集サーバ60、または変換サーバ80との通信は可能であるが、それ以外の認証されていない外部の端末装置との通信は遮断されている。
第1インターフェース72および第2インターフェース78は、共通する通信ユニットまたはポートを利用して、それぞれ位置情報収集サーバ60および変換サーバ80と通信してもよいし、異なる通信ユニットまたはポートを利用して、それぞれ位置情報収集サーバ60および変換サーバ80と通信してもよい。第1インターフェース72は、位置情報収集サーバ60とのみ通信し、位置情報を受け付け、他の装置とは通信しないように設定されている。第2インターフェース78は、変換サーバ80とのみ通信し、変換サーバ80に位置情報を出力し、他の装置とは通信しないように設定されている。
[変換サーバ]
変換サーバ80は、例えば、変換側インターフェース82と、変換依頼部84と、登録部86とを備える。変換側インターフェース82は、第2インターフェース78に出力されたユーザ位置情報を取得する。変換依頼部84は、変換側インターフェース82により取得されたユーザ位置情報の位置情報の粒度を低くすることを応答サーバ90に依頼し、依頼に応じた処理結果を応答サーバ90から取得する。変換依頼部84は、例えば、ユーザ位置情報の位置情報を区分に変換するように応答サーバ90に依頼する。区分とは、位置情報に対応する市区町村などの区分である。登録部86は、応答サーバ90の処理結果(例えば区分)とユーザIDとを対応付けた変換後ユーザ位置情報(「第1データベース」の一例)を位置情報記憶装置100に記憶させる。
応答サーバ90は、依頼に応じて位置情報の粒度を低下させる。例えば、応答サーバ90は、位置情報に対応する区分を特定し、特定した区分を変換サーバ80に返信する。
図1の説明に戻る。位置情報記憶装置100は、例えば、変換サーバ80により送信された変換後ユーザ位置情報を記憶する。位置情報記憶装置100は、HDD(Hard Disk Drive)などの情報を記憶する記憶部と、CPUなどのハードウェアプロセッサが、記憶部に記憶されたプログラムを実行することにより実現される処理部とを備える。処理部は、情報を検索したり、管理したりする。また、後述する許可情報記憶装置110、および抽出情報記憶装置130も同様に処理部と記憶部とを備える。
許可情報記憶装置110は、ユーザから取得したユーザの位置情報の利用に関する許可の有無を示す許可有無情報とユーザIDとが互いに対応付けられたユーザ許可有無情報(「第2データベース」の一例)を記憶する。許可情報記憶装置110は、抽出サーバ120によるリクエストに応じて、リクエストに含まれるユーザIDが対応付けられた許可有無情報を抽出し、抽出結果を抽出サーバ120に送信する。
抽出サーバ120は、例えば、取得部122と、処理部124とを備える。取得部122、および処理部124は、CPUなどのハードウェアプロセッサが、記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。取得部122は、位置情報記憶装置100から変換後ユーザ位置情報、および許可情報記憶装置110からユーザ許可有無情報を取得する。処理部124は、取得部122により取得された情報を加工して抽出情報記憶装置130に記憶させる。詳細は後述する。
抽出情報記憶装置130は、API提供サーバ140により送信されたリクエストに応じて所定の区分が対応付けられたユーザIDと許可有無情報とを抽出し、抽出した情報をAPI提供サーバ140に送信する。
API提供サーバ140は、抽出情報記憶装置130により抽出された情報を取得し、取得した情報を第1提供サーバ150に送信する。API提供サーバ140は、抽出情報記憶装置130により抽出された情報のうち、位置情報の利用に関して許可を示す許可情報が対応付けられたユーザに関する情報を第1提供サーバ150に送信する。
第1提供サーバ150は、例えば、第1取得部152、第2取得部154、および第1提供部156を備える。第1取得部152、第2取得部154、および第1提供部156は、CPUなどのハードウェアプロセッサが、記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
第1取得部152は、特定事象と特定事象に対応する位置情報とを含む特定情報を取得する。第2取得部154は、API提供サーバ140により送信されたユーザに関する情報を取得する。ユーザに関する情報は、許可情報および特定情報に含まれる位置情報の区分が対応付けられたユーザの情報である。第1提供部156は、第2取得部154により取得されたユーザに関する情報に含まれるユーザIDを有するユーザの端末装置に特定情報を提供する。
第2提供サーバ160は、例えば、第3取得部162、第4取得部164、および第2提供部166を備える。第3取得部162、第4取得部164、および第2提供部166は、CPUなどのハードウェアプロセッサが、記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
第3取得部162は、端末装置10からユーザIDと特定事象の送信リクエストとが対応付けられたリクエスト情報を取得する。第4取得部164は、第3取得部162により取得されたユーザIDに対応付けられた位置情報を位置情報記憶装置100から取得する。第2提供部166は、第4取得部164により取得された位置情報が対応付けられた特定事象に関する情報をユーザの端末装置10に提供する。
[端末装置]
図3は、端末装置10の機能構成の一例を示す図である。端末装置10は、利用者によって使用される持ち運び可能な装置であり、例えば、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータなどである。端末装置10は、例えば、通信部12と、位置測位部14と、端末制御部16と、送信制御部20と、記憶部30とを備える。
端末制御部16および送信制御部20は、CPUなどのハードウェアプロセッサが、記憶部30に記憶されたサービスアプリ(ソフトウェア)32を実行することにより実現される。これらの機能部は、LSIや、ASIC、FPGA、GPUなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェア(回路部;circuitryを含む)の協働によって実現されてもよい。記憶部30は、例えば、ROM、フラッシュメモリ、SDカード、RAM、レジスタ等によって実現される。
記憶部30には、例えば、ユーザIDや、前述したサービスアプリ32、公開鍵情報34、後述する位置測位部14により測位された位置情報36が記憶されている。この位置情報36は、測位された時刻と、緯度経度とが互いに対応付けられた情報である。公開鍵情報34は、端末制御部16が他のサーバから取得した情報である。
通信部12は、無線通信モジュール等の通信インターフェースを含む。通信部12は、無線通信を行ってネットワークNWに接続し、ネットワークNWを介して他装置と通信する。
位置測位部14は、GPS(Global Positioning System)受信機を含む。位置測位部14は、GPS受信機が衛星から受信した電波に基づく測位を行って、端末装置10の位置(すなわち利用者の位置)を特定する。また、端末装置10は、通信部12が接続した無線基地局の位置から端末装置10の位置を推定してもよい。
端末制御部16は、例えば、位置測位部14により測位された位置情報を測位時刻に対応付けて記憶部30に位置情報36として記憶させる。また、端末制御部16は、例えば、暗号処理部18を備える。暗号処理部18は、公開鍵情報34を用いて位置情報36を暗号化する。
送信制御部20は、通信部12を用いて、暗号化された位置情報36とユーザIDとが互いに対応付けられた情報をフロントエンドサーバ50に送信する。
[端末装置の処理]
図4は、端末装置10により実行される処理の流れを示すフローチャートである。次に、端末制御部16は、サービスアプリ32が起動したか否かを判定する(S10)。サービスアプリ32が起動すると、端末制御部16は、所定のサーバから公開鍵情報を取得する(S12)。なお、公開鍵情報34は、事前に取得されていてもよい。
次に、端末制御部16は、ユーザに位置情報の送信を許可するか否かを問い合わせ、ユーザが位置情報の送信を許可したか否かを判定する(S14)。例えば、端末制御部16は、端末装置10の表示部(出力部)に位置情報36の送信を許可するか否かを問い合わせる画像を表示させ、ユーザが許可する操作を行った場合に、許可したと判定する。なお、表示部に代えて、スピーカ(出力部)などが問い合わせる音声を出力してもよい。この場合、端末装置10は、マイクに入力された音声を認識し、認識結果に基づいて許可したか否かを判定する。
ユーザによって位置情報の送信が許可されなかった場合、本フローチャートの処理は終了する。ユーザによって位置情報の送信が許可された場合、送信制御部20は、許可情報をフロントエンドサーバ50に送信する(S16)。この許可情報は、例えば、フロントエンドサーバ50を介して、許可情報記憶装置110に記憶される。
端末制御部16は、位置測位部14に位置情報を測位させ(S18)、測位させた位置情報を暗号化する(S20)。次に、端末制御部16は、暗号化した位置情報を含むユーザ位置情報をフロントエンドサーバ50に送信する(S22)。次に、端末制御部16は、終了条件を満たすか否かを判定する(S24)。終了条件とは、例えば、ユーザによって位置情報を送信することの許可が取り消されたことである。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
なお、位置情報の送信は、サービスアプリ32が起動している場合にのみ行われてもよいし、サービスアプリ32が起動していな場合においても、バックグラウンド処理によって行われてもよい。
また、端末装置10は、ユーザの操作によって、設定区分をフロントエンドサーバ50に送信してもよい。設定区分とは、ユーザがその区分(地域)に関する情報を受け取りたり区分である。設定区分は、後述するように、位置情報と同様に位置情報記憶装置100においてユーザIDに対応付けられて記憶される。
[復号サーバ、変換サーバ等の処理]
図5は、復号サーバ70および変換サーバ80等の処理について説明するための図(その1)である。復号サーバ70は、位置情報収集サーバ60から取得したユーザ位置情報を、秘密鍵情報77を用いて復号する。復号サーバ70は、復号した位置情報の粒度を低くし、粒度を低くした位置情報を変換サーバ80に送信する(S100)。復号サーバ70は、例えば、位置情報である緯度経度の小数点第n以下の数字を切り捨てる。「n」は任意の自然数である。これにより、後段の処理において扱いやすい位置情報が生成される。小数点第n以下の数字を切り捨てられた緯度経度は、「第2粒度」の位置情報の一例である。
次に、変換サーバ80は、正規化された位置情報を取得し、取得した位置情報を区分に変換する処理を応答サーバ90に依頼する(S102)。応答サーバ90の記憶装置には、対応情報92が記憶されている。対応情報92は、区分と位置情報(緯度経度)とが互いに対応付けられた情報である。応答サーバ90は、対応情報92を参照して、取得した位置情報を区分に変換し、変換した区分を変換サーバ80に返信する(S104)。区分は、「第3粒度」の位置情報の一例である。次に、変換サーバ80は、応答サーバ90により返信された区分とユーザIDとを互いに付けたユーザ位置情報を位置情報記憶装置100に記憶させる(S106)。
図6は、復号サーバ70および変換サーバ80等の処理について説明するための図(その2)である。例えば、図5に示すように、復号された位置情報である緯度経度の小数点n以下を切り捨てられる。小数点第n以下が切り捨てられた緯度経度は区分に変換される。そして、変換された区分は、ユーザIDに対応付けられて位置情報記憶装置100に記憶される。
上述したように、制限された通信環境において、上記のように復号や粒度の低下を行うため、位置情報の機密性が維持される。位置情報の粒度は、復号サーバ70において低くされ、粒度が低くされた位置情報の粒度は、変換サーバ80において更に低くされる。このように2段階で粒度が低くされる処理が行われることにより、復号した位置情報の機密性が維持される。また、位置情報は区分に変換され、後段の処理において変換後の位置情報が用いられるため、ユーザの詳細な行動履歴を特定できないように位置情報が扱われる。
[抽出サーバ等の処理]
図7は、抽出サーバ120等の処理について説明するための図(その1)である。抽出サーバ120は、位置情報記憶装置100から変換後ユーザ位置情報を取得する(S200)。取得されるユーザ位置情報は、例えば、最新の区分を示す情報である。次に、抽出サーバ120は、許可情報記憶装置110から許可有無情報を取得する(S202)。次に、抽出サーバ120は、S200、およびS202で取得した情報を、後述するように加工して抽出情報記憶装置130に記憶させる(S204)。
図8は、抽出サーバ120等の処理について説明するための図(その2)である。抽出サーバ120は、位置情報記憶装置100に記憶されているユーザ位置情報からユーザIDと変換サーバ80により緯度経度が変換された区分(以下、測位区分)とを取得し、更に許可情報記憶装置110からユーザIDに対応付けられた許可有無情報を取得する。そして、抽出サーバ120は、測位区分をキーとして、その測位区分に対応するユーザIDと、そのユーザIDに対応する許可有無情報を測位区分に対応付けた情報を生成する。図8の左図に示すように、生成された測位区分をキーとした情報(「第3データベース」の一例)は、抽出情報記憶装置130に記憶される。このように、後段の処理において利用しやすい情報が生成される。
また、抽出サーバ120は、位置情報記憶装置100に記憶されている設定区分とユーザIDとを取得し、更に許可情報記憶装置110からユーザIDの許可有無情報を取得する。そして、抽出サーバ120は、設定区分をキーとして、その設定区分に対応するユーザIDと、そのユーザIDに対応する許可有無情報を設定区分に対応付けた情報を生成する。図8の右図に示すように、生成された設定区分をキーとした情報(「第3データベース」の一例)は、抽出情報記憶装置130に記憶される。このように、後段の処理において利用しやすい情報が生成される。
図8に示すように、測位区分とユーザIDと許可有無情報との組み合わせ、または設定区分とユーザIDと許可有無情報との組み合わせとを「レコード」と称する場合がある。
[第1提供サーバ等の処理]
図9は、第1提供サーバ150等の処理について説明するための図(その1)である。
第1提供サーバ150は、所定の情報提供サーバから特定情報と、特定情報に対応するする区分を取得する(S300)。特定情報とは、特定事象が発生したことを示す情報である。特定事象とは、例えば、天候に関してユーザに周知すべき事象や、災害、交通機関の遅延等である。特定情報に対応する区分とは、特定事象によって影響を受けると想定される区分である。
次に、第1提供サーバ150は、特定情報に対応する区分に関する情報の送信をAPI提供サーバ140にリクエストする(S302)。次に、API提供サーバ140は、第1提供サーバ150により送信されたリクエストを抽出情報記憶装置130に送信する(S304)。次に、抽出情報記憶装置130は、S304のリクエストに応じて、リクエストに含まれる区分が対応付けられたレコードを抽出し、抽出したレコードをAPI提供サーバ140に送信する(S306)。
次に、API提供サーバ140は、抽出情報記憶装置130から抽出されたレコードを取得し、取得したレコードを第1提供サーバ150に送信する(S308)。この際、API提供サーバ140は、取得したレコードのうち、許可情報が対応付けらえたユーザの情報(レコード)を第1提供サーバ150に送信する。次に、第1提供サーバ150が、送信されたレコードに含まれるユーザIDの端末装置10に、特定情報に基づく情報を送信する(S310)。詳細は後述する図11で説明する。
図10は、第1提供サーバ150等の処理について説明するための図(その2)である。第1提供サーバ150は、例えば、特定情報として、区分「001」において、大雨が降っていることを示す情報を取得する(S300)。そして、API提供サーバ140は、第1提供サーバ150から区分「001」を取得し、測位区分または設定区分が「001」であるレコードを返信するように抽出情報記憶装置130にリクエストする(S304)。
抽出情報記憶装置130は、API提供サーバ140により送信されたリクエストに応じて、測位区分または設定区分「001」のレコードを抽出し、抽出したレコードをAPI提供サーバ140に送信する(S306)。そして、第1提供サーバ150は、抽出されたレコードに含まれるユーザIDの端末装置10に特定情報を送信する。
上述したように、第1提供サーバ150は、位置情報の利用に関して許可しているユーザに情報を提供する。端末装置10が最後に位置情報を送信した後、所定期間の間、最後に送信した位置情報が位置情報記憶装置100において保持され、その位置情報に関する特定情報がユーザに提供される。端末装置10が位置情報を送信する際にユーザの許可を得た上で送信しているが、例えば、許可後から所定期間内にユーザが位置情報の利用に関して不許可とした場合、許可情報記憶装置110の許可情報を考慮せずにユーザに情報を提供すると、不許可としたユーザに情報を提供してしまう場合がある。そこで、第1提供サーバ150は、許可情報記憶装置110において位置情報の利用に関して許可しているユーザに情報を提供することで、不許可としたユーザに対して情報を提供することを抑制することができる。
また、抽出サーバ120が、位置情報記憶装置100および許可情報記憶装置110に記憶された情報を加工し、加工した情報(区分をキーとした情報)を抽出情報記憶装置130に記憶させる。抽出情報記憶装置130は、加工された情報から所定の区分に対応する情報を迅速に抽出し、抽出した情報をAPI提供サーバ140に提供することができる。例えば、位置情報記憶装置100が記憶された情報から所定の区分に対応する情報を抽出するには所定時間以上要する場合がある。また、許可情報記憶装置110が記憶された情報から指定された複数のユーザの情報を抽出するには所定時間以上要する場合がある。
これに対して、本実施形態では、抽出情報記憶装置130において、所定の区分に対応するユーザIDと許可有無情報とが対応付けられた情報が迅速に抽出できるように、予め情報が加工され、加工された情報が記憶されている。このため、抽出情報記憶装置130は、上記の所定時間よりも短い時間で迅速に所定の区分に対応する情報を抽出し、抽出した情報をAPI提供サーバ140に提供することができる。この結果、第1提供サーバ150は、災害などの緊急性を要する情報を、所定のユーザに迅速に提供することができる。
図11は、端末装置10に特定情報が提供される場面の一例を示す図である。例えば、区分「001」において大雨が発生したこと場合、第1提供サーバ150は、例えば、測位区分「001」のユーザIDの端末装置10および設定区分「001」のユーザIDの端末装置10に、大雨に注意することを示す情報を提供する。
上述したように、ユーザは、自ら情報を検索したり、情報を要求したりすることなく、特定情報を取得することができる。この結果、ユーザは、有益な情報を迅速に取得することができる。
[第2提供サーバ等の処理]
図12は、第2提供サーバ160等の処理について説明するための図(その1)である。まず、第2提供サーバ160が、端末装置10から端末装置10の現在地に関する情報のリクエストとユーザIDとを取得する(S400)。次に、第2提供サーバ160は、取得した現在地に関する情報のリクエストとユーザIDとをAPI提供サーバ140に送信する(S402)。
次に、API提供サーバ140が、ユーザIDを位置情報記憶装置100に送信し、ユーザIDに対応付けられた測位区分の送信をリクエストする(S404)。次に、位置情報記憶装置100は、S404のリクエストに応じて、ユーザIDに対応する測位区分を抽出し、抽出した測位区分をAPI提供サーバ140に送信する(S406)。
次に、API提供サーバ140は、ユーザIDに対応する許可有無情報の送信を許可情報記憶装置110にリクエストする(S408)。次に、許可情報記憶装置110が、リクエストに応じて、ユーザIDに対応する許可有無情報を抽出し、抽出した許可有無情報をAPI提供サーバ140に送信する(S410)。
次に、API提供サーバ140は、S406およびS410で送信された測位区分および許可有無情報を第2提供サーバ160に送信する(S412)。この際、API提供サーバ140は、現在地に関する情報のリクエストを送信したユーザのユーザIDに対して許可情報が対応付けられていない場合、その旨の情報を第2提供サーバ160に送信してもよい。この場合、第2提供サーバ160は、ユーザに位置情報の利用に関する許可を求めてもよい。また、ユーザがリクエストを送信しているため、許可有無情報の確認は省略されてもよい。
次に、第2提供サーバ160が、所定の情報提供サーバにアクセスし、S406において送信された測位区分において特定事象が発生しているか否かを示す情報を取得し、取得結果に基づく情報を端末装置10に送信する(S414)。
図13は、第2提供サーバ160等の処理について説明するための図(その2)である。例えば、端末装置10が、現在地に関する情報の送信を第2提供サーバ160にリクエストすると、第2提供サーバ160が、上述した処理を行い、特定事象が発生している場合は、図示するように特定事象に関する情報の送信を端末装置10に送信する。なお、特定事象が発生しない場合は、特定事象が発生していないことを示す情報が端末装置10に送信される。
上述した例では、測位区分の特定事象に関する情報が端末装置10に送信されるものとして説明したが、これに代えて(或いは加えて)、設定区分の特定事象に関する情報が端末装置10に送信されてもよい。
上述した処理により、情報提供システム1は、ユーザのリクエストに応じて、ユーザの現在地や設定された位置における特定事象に関する情報をユーザに提供する。この結果、ユーザは有益な情報を取得することができる。
以上説明した第1実施形態によれば、復号サーバ70が、端末装置から、ユーザIDと暗号化された位置情報とが対応付けられたユーザ位置情報を取得し、取得した位置情報を復号し、復号した位置情報の粒度を低くするための処理を行う。この結果、より厳密に情報を管理することができる。また、情報提供システム1は、ユーザの位置情報に基づいて、有益な情報を端末装置10に、より迅速に送信することができる。
<第1実施形態の変形例>
以下、第1実施形態の変形例について説明する。第1実施形態の変形の復号サーバ70は、専用線でなく、他の装置がアクセス可能なネットワークを介して位置情報収集サーバ60または変換サーバ80と通信する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図14は、第1実施形態の変形例の情報提供システム1の復号サーバ70を中心とした機能構成図である。例えば、位置情報収集サーバ60、復号サーバ70、および変換サーバ80は、ネットワークNW1を介して互いに通信する。ネットワークNW1は、例えば、WANやLAN(Local Area Network)などの位置情報収集サーバ60、復号サーバ70、および変換サーバ80以外の装置がアクセス可能なネットワークである。
第1インターフェース72は、ネットワークNW1を介して、位置情報収集サーバ60とのみ通信し、位置情報収集サーバ60により送信された位置情報を取得する。第2インターフェース78は、ネットワークNW1を介して、変換サーバ80とのみ通信し、復号した位置情報を変換サーバ80に出力する。
以上説明した第1実施形態の変形例の情報提供システム1によれば、第1実施形態の効果と同様の効果を奏することができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、解析サーバが、位置情報を解析し、ユーザの行動を推定する。以下、第1実施形態との相違点について説明する。
図15は、情報提供システム1Aの機能構成の一例を示す図である。情報提供システム1Aは、例えば、一以上の端末装置10と、フロントエンドサーバ50と、位置情報収集サーバ60と、復号サーバ70と、位置情報記憶装置100と、解析サーバ200と、解析情報記憶装置210と、第3提供サーバ220とを備える。
復号サーバ70は、位置情報収集サーバ60または位置情報記憶装置100とLANや専用線などを介して通信する。復号サーバ70は、例えば、位置情報収集サーバ60または位置情報記憶装置100とのみ通信可能である。
解析サーバ200は、位置情報記憶装置100に記憶されたユーザごとの位置情報を解析し、解析結果に基づいてユーザの行動や、利用施設等を推定する。例えば、解析サーバ200は、位置情報履歴に基づいて、ユーザの自宅や職場、通勤経路、週末によく行く施設等を推定する。
図16は、位置情報の分布と、推定される自宅と職場とを示す図である。解析サーバ200は、例えば、夜間の所定の時間帯におけるユーザの位置を特定し、週に所定数以上、その時間帯に同一の位置情報が存在する場合、その位置を自宅と推定する。また、例えば、解析サーバ200は、昼間の所定の時間帯におけるユーザの位置を特定し、週に所定数以上、その時間帯に同一の位置情報が存在する場合、その位置を職場と推定する。上述した処理と同等の処理に基づいて、解析サーバ200は、自宅から職場までの通勤経路や、利用施設などを推定する。また、解析サーバ200は、通勤経路に基づいて、利用する交通機関を推定する。なお、自宅または職場を特定する手法は、上記手法に限られず、公知の種々の手法を用いてもよいし、予め与えられてもよい。
解析情報記憶装置210には、ユーザごとの解析サーバ200の解析結果が記憶される。例えば、所定のユーザは、〇〇駅を利用し、A路線を利用して、職場に向かうなどの情報が記憶される。
第3提供サーバ220は、解析情報記憶装置210に記憶された情報と、不図示の情報提供サーバから取得した特定情報に基づいて、ユーザの端末装置10に特定情報を提供する。例えば、第3提供サーバ220が、特定情報としてA路線が遅延していることを示す情報を取得した場合、所定のユーザが自宅を出る時間の所定時間前にA路線が遅延していることを示す情報を、所定のユーザの端末装置10に送信する。なお、第3提供サーバ220がユーザに提供する情報は、特定情報に限らず、その他の情報であってもよい。その他の情報とは、例えば、ユーザが興味を持ちそうな情報であって、通勤で利用する駅にあるおすすめの飲食店の情報や、飲食店のクーポン、利用者がよくいく場所の情報(例えば、映画館の上映スケジュール)などである。
以上説明した第2実施形態によれば、解析サーバ200が、位置情報履歴を解析する。
そして、第3提供サーバ220が、解析結果に基づいて、ユーザにとって有益な情報をユーザに提供することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について説明する。第3実施形態の情報提供システムは学習処理装置を備える。この学習処理装置は、位置履歴情報等を利用して、ユーザの行動を推定する学習済モデルを生成したり、学習済モデルを用いてユーザの行動を推定したりする。以下、第1実施形態または第2実施形態との相違点について説明する。
図17は、学習処理装置300の機能構成の一例を示す図である。学習処理装置300は、例えば、第5取得部302と、第6取得部304と、路線導出部306と、情報提供部308と、学習部310と、記憶部320とを備える。
第5取得部302、第6取得部304、路線導出部306、情報提供部308、および学習部310は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが、記憶部320に記憶されたプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの機能部は、LSIや、ASIC、FPGA、GPUなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。記憶部30は、例えば、ROM、フラッシュメモリ、SDカード、RAM、HDD、レジスタ等によって実現される。記憶部320には、学習データ322と、学習済モデル324と、位置情報326とが記憶されている。位置情報326は、ユーザごとの位置情報履歴を示す情報である。
第5取得部302は、他のサーバから学習データ322を取得し、記憶部320に記憶させる。学習データ322は、ユーザの位置情報と、位置情報に対応付けられたユーザが利用した交通機関の情報である。例えば、学習データ322は、所定の位置情報履歴に対して、利用した電車の路線や、バスの路線等の情報が対応付けられた情報である。
第6取得部304は、端末装置10により送信された情報を直接、または他の装置を介して取得する。
路線導出部306は、後述する学習部310により生成された学習済モデル324と、ユーザの位置情報326とに基づいて、ユーザが利用すると推定される路線を導出する。
情報提供部308は、路線導出部306により導出された路線の情報をユーザの端末装置10に提供する。
学習部310は、学習データ322を用いて、学習済モデル324を生成する。学習部310は、学習データ322を機械学習して学習済モデル324を生成する。
[フローチャート(その1)]
図18は、学習部310により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、学習部310が、位置情報履歴と利用路線とが対応付けられた情報を含む学習データ322を取得する(S500)。利用路線は、教師データである。次に、学習部310が、S500で取得した学習データを機械学習し(S502)、学習済モデル324を生成する(S504)。例えば、学習部310は、学習データをニューラルネットワーク(Neural Network)などのモデルに適用して、モデルのパラメータを調整することにより学習済モデル324を生成する。これにより、本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
[フローチャート(その2)]
図19は、端末装置10と学習処理装置300により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、端末装置10が、ユーザがサービスアプリ32を起動させたか否かを判定する(S600)。ユーザがサービスアプリ32を起動させると、端末装置10が、サービスアプリ32による処理に基づいて、サービスアプリ32が起動したことを示す情報およびユーザIDとを学習処理装置300に送信する(S602)。以降の端末装置10の処理は、例えば、サービスアプリ32が実行されることにより行われる処理である。
次に、学習処理装置300の第6取得部304が、S602で送信された情報を取得し、取得したユーザIDに対応する位置情報履歴を位置情報326から取得する(S700)。次に、路線導出部306が、位置情報履歴を学習済モデル324に入力し、学習済モデル324により出力された結果に基づいて、ユーザが利用すると推定される路線を導出する(S702)。次に、情報提供部308が、S702で導出された路線をユーザの端末装置10に送信する(S704)。
次に、端末装置10が、ユーザに学習処理装置300により推定された路線を利用するか問い合わせを行う(S604)。問い合わせとは、例えば、端末装置10が、表示部に路線を利用するか否かを問い合わせる情報を表示させることである。問い合わせる情報に対して、ユーザは、推定された路線を利用することを示す操作、または利用しないことを示す操作を行う。
ユーザが推定された路線を利用しないことを示す操作が行われた場合、端末装置10は、所定の処理を行う(S606)。所定の処理とは、例えば、端末装置10が、学習処理装置300に、上記の推定した路線以外の路線を提案するようにリクエストする処理である。この場合、学習処理装置300は、上記の路線以外の路線の情報を端末装置10に送信する。端末装置10は、上記の路線以外の路線を利用するかをユーザに問い合わせる。
また、所定の処理とは、例えば、端末装置10が、ユーザに路線の一覧情報を提示し、その中からユーザに路線を選択させる処理である。
次に、端末装置10は、上述したユーザの操作結果に基づく情報(例えば利用する路線)を学習処理装置300に送信する(S608)。次に、学習処理装置300の第6取得部304が、S608で送信された情報を取得し、取得した情報を記憶部320に記憶させる(S706)。次に、第6取得部304は、例えば、ユーザが利用する路線の情報をユーザIDに対応付けて記憶させる(S708)。これにより、情報提供システム1Bは、ユーザが利用する路線に関する情報をユーザに提供することができる。ユーザが利用する路線に関する情報とは、路線の遅延情報や、路線沿いの飲食店、店舗に関する情報等である。
更に、第6取得部304は、ユーザの位置情報履歴と、送信された路線の情報とが対応付けた学習データ322を生成する。送信された路線の情報は、教師データの一例である。生成された学習データ322は、学習済モデル324の生成や、学習済モデル324の更新に用いられるデータである。これにより、学習処理装置300は、より精度よくユーザの利用路線を導出する学習済モデル324を生成することができる。
図20は、第3実施形態の情報提供システム1Bが端末装置10に情報を提供する様子の一例を示す図である。端末装置10のサービスアプリ32が起動した後、端末装置10の表示部には、学習処理装置300により推定された路線の情報が表示される。ユーザが、例えば推定された路線を利用することを示す操作を行うと、この操作結果が学習処理装置300に送信される。学習処理装置300は、操作結果を取得すると、例えば、第2提供サーバ160にユーザの利用路線に関する情報をユーザに提供するように指示する。そして、第2提供サーバ160は、例えば、A路線に関する情報を他のサーバから取得し、取得した情報に基づく情報を端末装置10に送信する。例えば、A路線に遅延が発生している場合、遅延していることを示す情報が端末装置10に送信される。上述したように、ユーザは、容易に入手したい情報を入手することができる。
以上説明した第3実施形態によれば、学習処理装置300は、位置情報履歴と学習済モデル324とを用いて推定したユーザの行動をユーザに提供し、提供結果に対するユーザの応答結果を取得する。そして、学習処理装置300はユーザに提供する情報の選択に用いる。この結果、情報提供システム1Bは、ユーザに負荷を掛けずに有益な情報をユーザに提供することができる。また、上記の応答結果が学習済モデル324の生成や更新に用いられることにより、より精度よくユーザの行動を推定することができる学習済モデル324の生成に寄与することができる。
以上説明した実施形態によれば、情報提供システム1は、端末装置10により送信される位置情報を、情報利用者であるユーザに情報提供するための第1データベースを格納する位置情報記憶装置100に記憶させる情報管理システムであって、端末装置10以降の任意の箇所で、暗号化された位置情報を取得する第1インターフェース72、第1インターフェース72により取得された位置情報を復号する復号部74、および復号部74により復号された位置情報を変換装置に出力する第2インターフェース78を有する復号サーバ70と、復号サーバ70から取得した位置情報の粒度を低下させる変換依頼部84、および変換依頼部84により粒度が低下された位置情報を第1データベースに登録する登録部86を有する変換サーバ80とを備えることにより、より厳密に情報を管理することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1、1A、1B‥情報提供システム、10‥端末装置、12‥通信部、14‥位置測位部、16‥端末制御部、18‥暗号処理部、20‥送信制御部、32‥サービスアプリ、60‥位置情報収集サーバ、70‥復号サーバ、72‥第1インターフェース、74‥復号部、76‥位置情報処理部、77‥秘密鍵情報、78‥第2インターフェース、80‥変換サーバ、82‥変換側インターフェース、84‥変換依頼部、86‥登録部、90‥応答サーバ、100‥位置情報記憶装置、110‥許可情報記憶装置、150‥第1提供サーバ、152‥第1取得部、154‥第2取得部、156‥第1提供部、160‥第2提供サーバ、162‥第3取得部、164‥第4取得部、166‥第2提供部、200‥解析サーバ、210‥解析情報記憶装置、220‥第3提供サーバ、300‥学習処理装置、302‥第5取得部、304‥第6取得部、306‥路線導出部、308‥情報提供部、310‥学習部、322‥学習データ、324‥学習済モデル、326‥位置情報

Claims (11)

  1. ユーザ識別情報と端末装置により送信された位置情報であって粒度が低下された位置情報とが互いに対応付けられたユーザ位置情報を含む第1データベースを格納する第1記憶装置と、
    前記ユーザ位置情報の利用に関する許可または不許可を示す許可有無情報と、ユーザ識別情報と、が互いに対応付けられた情報を含む第2データベースを格納する第2記憶装置と、
    前記第1データベースから第1ユーザの位置情報と、前記第2データベースから前記第1ユーザの許可有無情報とを取得する取得部と、
    前記取得部により取得された情報を加工して第3データベースを格納する第3記憶装置に記憶させる処理部と、を備える、
    情報管理システム。
  2. 前記端末装置により送信された位置情報の粒度を低下させる粒度低下処理部と、
    前記粒度が低下された位置情報を前記第1データベースに記憶させる登録部と
    を備える請求項1に記載の情報管理システム。
  3. 前記端末装置により送信された経度緯度である前記位置情報を、地域を示す区分に変換して前記位置情報の粒度を低下させる粒度低下処理部と、
    前記区分を前記第1データベースに記憶させる登録部と、を備える、
    請求項1または2に記載の情報管理システム。
  4. 前記加工は、前記第1ユーザの位置情報と、前記第1ユーザの許可有無情報と、前記第1ユーザのユーザ識別情報とを1レコードとして前記第3データベースに格納する処理である、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の情報管理システム。
  5. 特定事象と前記特定事象に対応する位置情報とを含む特定情報を取得する第1取得部と、
    前記第3データベースから、前記第1取得部により取得されたユーザの位置情報を含み、且つ前記ユーザの位置情報の利用に関する許可を示す許可情報を含むレコードを取得する第2取得部と、
    前記第2取得部により取得されたレコードに含まれるユーザ識別情報を有するユーザの端末装置に前記特定情報を提供する第1提供部と、を備える、
    請求項4に記載の情報管理システム。
  6. ユーザの端末装置からユーザ識別情報と特定事象の送信リクエストとが対応付けられたリクエスト情報を取得する第3取得部と、
    前記第3取得部により取得されたユーザ識別情報に対応付けられた位置情報を前記第1データベースから取得する第4取得部と、
    前記第4取得部により取得された位置情報が対応付けられた特定事象に関する情報を前記ユーザの端末装置に提供する第2提供部と、を備える、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の情報管理システム。
  7. ユーザの位置情報と、前記ユーザの位置情報の利用に関する許可または不許可を示す許可有無情報と、前記ユーザのユーザ識別情報と、が1レコードとして格納された第3データベースを有する第3記憶装置と、
    特定事象と前記特定事象に対応する位置情報とを含む特定情報を取得する第1取得部と、
    前記第3データベースから、前記第1取得部により取得された位置情報を含み、且つ前記ユーザの位置情報の利用に関する許可を示す許可情報を含むレコードを取得する第2取得部と、
    前記第2取得部により取得されたレコードに含まれるユーザ識別情報を有するユーザの端末装置に前記特定情報を提供する第1提供部と、
    を備える情報提供システム。
  8. コンピュータが、
    ユーザ識別情報と端末装置により送信された位置情報であって粒度が低下された位置情報とが互いに対応付けられたユーザ位置情報を含む第1データベースを格納する第1記憶装置の前記第1データベースから第1ユーザの位置情報と、前記ユーザ位置情報の利用に関する許可または不許可を示す許可有無情報と、ユーザ識別情報と、が互いに対応付けられた情報を含む第2データベースを格納する第2記憶装置の前記第2データベースから前記第1ユーザの許可有無情報とを取得する処理と、
    取得した情報を加工して第3データベースを格納する第3記憶装置に記憶させる処理と、
    を実行する情報管理方法。
  9. コンピュータに、
    ユーザ識別情報と端末装置により送信された位置情報であって粒度が低下された位置情報とが互いに対応付けられたユーザ位置情報を含む第1データベースを格納する第1記憶装置の前記第1データベースから第1ユーザの位置情報と、前記ユーザ位置情報の利用に関する許可または不許可を示す許可有無情報と、ユーザ識別情報と、が互いに対応付けられた情報を含む第2データベースを格納する第2記憶装置の前記第2データベースから前記第1ユーザの許可有無情報とを取得する処理と、
    取得した情報を加工して第3データベースを格納する第3記憶装置に記憶させる処理と、
    を実行させるプログラム。
  10. コンピュータが、
    特定事象と前記特定事象に対応する位置情報とを含む特定情報を取得する処理と、
    ユーザの位置情報と、前記ユーザの位置情報の利用に関する許可または不許可を示す許可有無情報と、前記ユーザのユーザ識別情報と、が1レコードとして格納された第3データベースを有する第3記憶装置の前記第3データベースから、前記取得した位置情報を含み、且つ前記ユーザの位置情報の利用に関する許可を示す許可情報を含むレコードを取得する処理と、
    前記取得したレコードに含まれるユーザ識別情報を有するユーザの端末装置に前記特定情報を提供する処理と、
    を実行する情報処理方法。
  11. コンピュータに、
    特定事象と前記特定事象に対応する位置情報とを含む特定情報を取得する処理と、
    ユーザの位置情報と、前記ユーザの位置情報の利用に関する許可または不許可を示す許可有無情報と、前記ユーザのユーザ識別情報と、が1レコードとして格納された第3データベースを有する第3記憶装置の前記第3データベースから、前記取得した位置情報を含み、且つ前記ユーザの位置情報の利用に関する許可を示す許可情報を含むレコードを取得する処理と、
    前記取得したレコードに含まれるユーザ識別情報を有するユーザの端末装置に前記特定情報を提供する処理と、
    を実行させるプログラム。
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