JP2022086626A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 僅かな振動が含まれる画像データを量子化処理した場合に、量子化前の画素値の差が僅かであるにも関わらず、量子化値に2階調以上の差が生じてしまい、記録画像における粒状感が高まる可能性がある。【解決手段】 単位領域内の最大値と最小値との差に応じて、量子化後のデータを連続する2階調に対応する量子化値をとるようにすることで、記録画像における粒度の差を小さくし、粒状感の低下を抑制することができる。【選択図】 図10

Description

本発明は、記録媒体上に画像を記録するための画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
疑似階調法を用いて画像を記録する場合、多値の画像データを量子化する必要があるが、この際に利用される量子化画像の生成手段としては誤差拡散法やディザ法が知られている。特に、予め記憶されている閾値と多値データの階調値とを比較してドットの記録または非記録を決定するディザ法では、誤差拡散法に比べて処理負荷が小さく、多くの画像処理装置で有用されている。
一方、近年のインクジェット記録装置等では、高階調化と高解像度化が推し進められ1200dpiや2400dpiのような高い解像度でドットを記録できるものが提供されている。但し、所定フォーマットの画像データから記録装置が記録可能なデータで生成するための信号値変換の全てを1200dpiや2400dpiの高い解像度で行おうとすると、処理負荷が大きくスループットの低下が懸念される。このため、多くのインクジェット記録装置等では、主な画像処理は600dpi程度の比較的低解像度で行いながら、その後それぞれの画素データを数レベルに多値量子化した後、高解像度2値データに変換する方法が採用されている。
ディザを用いた多値量子化においては粒状度に関わる様々な画質改善が試みられてきた。例えば、前述した「閾値と多値データの階調値とを比較する」事について、ドット分散性を向上するためにブルーノイズ特性を持つような閾値マトリクスが提案されている。
特許文献1には、多値量子化において量子化結果のレベルが画素領域内で揃ってしまう事による粒状感の影響を改善する方法が開示されている。
特開2016-154326号公報
一方、多値の量子化算出方法を用いた場合、入力画像によっては、より粒状性が目立つ場合がある。例えば、自然画写真の場合、青空領域などは、人の目には青から青白い色へ滑らかなグラデーションが刻まれているように感じる。しかしながら、実際には細かく値が振動して滑らかなグラデーションでは形成されていない。また、写真データがJPEG化されている場合などにおいては、圧縮時のノイズが付加されていることもあり、それも目に見えない振動を生む要因となる。このようなユースケースを量子化処理する際、入力画像データによっては、粒状度の高い出力結果が生成される場合がある。特許文献1に記載の方法では、画像内で画素値が振動することに起因する粒状感を解決することはできない。
このような課題に対し、本発明は、領域内に僅かな画素値の振幅が含まれる画像データであっても、記録画像の粒状性が高くなることを抑制することを目的とする。
本願発明は、複数の画素の夫々に対応する画素値を示すN(N≧4)階調の多値データにおいて、注目した単位領域に含まれる複数の画素毎の画素値のうちの最大値と最小値の差が判定用閾値よりも小さいか否かを判定する判定手段と、前記N階調の多値データ及び前記判定手段による判定に基づき、M(M<N)階調の量子化値によって表されるM階調の量子化データを生成する生成手段と、を備え、前記判定手段により前記差が前記判定用閾値よりも小さいと判定された場合、前記生成手段は、生成される前記M階調の量子化データにおいて、前記単位領域に対応する複数の画素のそれぞれが、前記M階調の量子化値のうちの連続する2つの値のいずれかのみをとるように前記M階調の量子化データを生成することを特徴とする。
本発明によれば、画像の領域内に僅かな画素値の振幅がある場合であっても、記録画像において粒状性が高くなることを抑制することができる。
インクジェット記録システムの制御の構成を示すブロック図 インクジェット記録装置の記録部の構成を説明するための側断面図 画像データの処理を説明するためのフローチャート 量子化処理の詳細を説明するためのブロック図 閾値マトリクスを用いた多値量子化の例を示す図 一般的な多値量子化処理の工程を説明するためのフローチャート 多値量子化における粒状度が高くなる例を示す図 本件における量子化境界判定処理を説明するためのフローチャート 第1の実施形態における量子化境界補正処理を説明するフローチャート及び説明補間図 第1の実施形態における量子化境界補正処理を実施した例を示す図 第2の実施形態における量子化境界補正処理を説明するフローチャート 第2の実施形態における量子化境界補正処理を実施した例を示す図 特許文献1の多値量子化処理の工程を説明するためのフローチャート 特許文献1における量子化結果および第三実施形態における量子化補正処理を実施した例を示す図 第3の実施形態における量子化境界補正処理を説明するフローチャート
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本実施形態におけるインクジェット記録システムの制御の構成を示すブロック図の例である。本実施形態におけるインクジェット記録システムは、インクジェット記録装置1(以下、単に記録装置とも言う)、画像処理装置2および画像供給デバイス3から構成されている。画像供給デバイス3より供給された画像データは、画像処理装置2にて所定の画像処理が施された後、記録装置1に送られ、記録媒体上に画像が記録される。
記録装置1において、記録装置主制御部100は記録装置1全体を制御するためのものであり、CPU、ROM、RAMなどによって構成されている。記録バッファ101は、記録ヘッド102に転送する前の画像データを、ラスタデータとして格納する事ができる。記録ヘッド102は、インクを滴として吐出可能な複数の記録素子を有するインクジェット方式の記録ヘッドであり、記録バッファ101に格納された画像データに従って、各記録素子からインクを吐出する。本実施形態の記録ヘッド102には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)のインク色毎の4列の記録素子列(以下、ノズル列とも称する)が配列する。
給排紙モータ制御部103は記録媒体の搬送や給排紙の制御を行い、記録ヘッド102から吐出されるインクを記録媒体上の正確な位置に着弾させるよう、記録媒体の位置を制御する。記録ヘッドがマルチパス構成である場合も考慮し、モータのスタート・ストップ動作を実施する。
記録装置インターフェース(I/F)104は、画像処理装置2との間でデータ信号の授受を行う。I/F信号線114は、両者を接続する。I/F信号線114の種類としては、例えば、セントロニクス社の仕様のものを適用する事ができる。データバッファ105は、画像処理装置2から受信した画像データを一時的に格納する。操作部106は、開発者によるコマンド操作を行うための機構を持つ。システムバス107は記録装置1の各機能を接続する。
一方、画像処理装置2において、画像処理装置主制御部108は、画像供給デバイス3から供給された画像に対し様々な処理を行って記録装置1が記録可能な画像データを生成するためのものであり、CPU、ROM、RAM等を備えている。画像処理装置主制御部108はプリンタ本体で実施する処理でも良いし、プリンタ本体とは異なるPC・スマホ側で実施する処理であっても良い。後述する図4に示した本実施形態の量子化構成も画像処理装置主制御部108に備えられており、図3で説明するフローチャートは画像処理装置主制御部108のCPUが実行するものである。また、これらフローチャートで使用するルックアップテーブルや閾値マトリクスは、記録媒体の種類や印刷モードごとに画像処理装置主制御部108内のROMに予め記憶されている。画像処理装置インターフェース(I/F)109は、記録装置1との間でデータ信号の授受を行う。外部接続インターフェース(I/F)113は、外部に接続された画像供給デバイス3との間で、画像データなどの授受を行う。表示部110は、ユーザに対し様々な情報を表示し、例えばLCDなどを適用する事ができる。操作部111は、ユーザがコマンド操作を行うための機構であり、例えばキーボードやマウスを適用する事が出来る。システムバス112は、画像処理装置主制御部108と各機能とを結ぶ。
図2(a)は、本実施形態に使用可能なインクジェット記録装置の記録部の構成を説明するための側断面図である。4列の吐出口列を備えた記録ヘッド102と光学センサ206を搭載したキャリッジ201は、ベルト205を介して伝達されるキャリッジモータの駆動力によって、図のX方向に往復移動可能である。キャリッジ201が記録媒体に対して相対的にX方向に移動する最中、記録データに従って記録ヘッド102がZ方向にインクを吐出する事により、プラテン204上に配置された記録媒体上に1走査分の画像が記録される。この記録ヘッド102と記録媒体との相対移動に伴うインク吐出動作を記録走査と呼ぶ。1回の記録走査が終了すると、記録媒体は、図のX方向とは交差するY方向(搬送方向)に、1走査分の記録幅に対応した距離を搬送される。このような記録走査と搬送動作を交互に複数回繰り返す事により、徐々に記録媒体上に画像が記録される。
光学センサ206は、キャリッジ201とともに移動しながら検出動作を行うことにより、プラテン204の上に記録媒体が存在するか否かを判断する。キャリッジ201の走査可能な領域であってプラテン204から外れた位置には、記録ヘッド102のメンテナンス処理を行うための回復手段203が配備されている。
図2(b)は、記録ヘッド102を吐出口が設けられた吐出口面側から見た図である。記録ヘッド102には、4列の吐出口列207~210がX方向に並列配置されている。吐出口列207~210のそれぞれには、インクを滴として吐出するための複数の吐出口(ノズル)が、Y方向に1200dpiのピッチで所定方向に配列している。本図においては、16個の吐出口を示している。吐出口列207~210は、それぞれシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインクを吐出する。
図3は、画像処理装置主制御部108が行う画像データの処理を説明するフローチャートである。本処理は、画像処理装置主制御部108に備えられたCPUが、ROMに記憶されたプログラムに従って実行する。ステップS301において、画像供給デバイス3より処理対象となる注目画素の画像データが入力されると、ステップS302において、画像処理装置主制御部108は、色補正処理を実行する。画像処理装置2が画像供給デバイス3より受信する画像データは、sRGB等の規格化された色空間を表現するための、R(レッド)、G(グリーン)およびB(ブルー)の8Bit輝度データである。ステップS302では、これら輝度データを記録装置固有の色空間に対応するRGB8Bitの輝度データに変換する。信号値を変換する方法は、予めROM等に格納されたルックアップテーブル(LUT)を参照する等の公知の方法を採用する事が出来る。
ステップS303において、画像処理装置主制御部108は、変換後のRGBデータを記録装置のインク色であるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)およびK(ブラック)のそれぞれ8Bit256値の階調データ(濃度データ)に色分解する。この段階で、8Bitのグレー画像が4チャンネル分(4色分)生成される。インク色分解処理においても、色補正処理と同様、予めROMなどに格納されたルックアップテーブル(LUT)を参照する事が出来る。
ステップS304において、画像処理装置主制御部108は、CMYKそれぞれに対し、階調補正処理を行う。一般に、記録媒体に記録されるドットの数と、その数のドットによって記録媒体で実現される光学輝度は線形関係には無い。よって、この関係を線形にすべく、多値の色信号データCMYKを一次変換し、記録媒体に記録されるドットの数を調整する。具体的には、夫々のインク色に対応した用意された一次元ルックアップテーブル(LUT)を参照し、8Bit256値のCMYKを同じく8Bit256値のC´M´Y´K´に変換する。
ステップS305において、画像処理装置主制御部108は、C´M´Y´K´に対し所定の量子化処理を行い、数Bitの量子化データに変換する。量子化処理によって、画像データの階調数が低減される。例えば、3値に量子化する場合、0~255の256階調8Bitの入力多値データを、0~2の3値2Bitのデータに変換する。当該量子化処理については、本件の特徴を示す事から、後に詳しく説明する。
ステップS306において、画像処理装置主制御部108は、インデックス展開処理を行う。具体的には、画素毎に記録するドットの数と位置を定めた複数のドット配置パターンの中から、1つのドット配置パターンを、ステップS305で得られた量子化値に対応付けて選出する。そして、このドットデータを2値データとして出力する(ステップS307)。以上で本処理が終了する。なお、図3では、量子化値にドットパターンを1対1で対応付けるインデックス展開処理を用意したが、記録ヘッド102が大と小のドットを記録可能な場合には、量子化値2を大ドット、量子化値1を小ドットと対応付けて記録しても良い。
図4は、図3のステップS305の量子化処理を実行する機構を説明するためのブロック図である。本実施形態の量子化処理は、ディザ法によって行われる。データ取得部401は、各インク色について、各画素の濃度を示す8Bitの多値階調データC´M´Y´K´を取得し、ディザ処理部402に転送する。ディザ処理部402における処理は、C´M´Y´K´それぞれについて並列に行われるため、ここではある1色の入力多値データInの処理について説明する。
ディザ処理部402において、量子化すべき8Bitの入力多値データInはそのまま量子化処理部406に送信される。一方、閾値取得部405は、メモリ403にアクセスし、該当する閾値マトリクス404を取得する。配列するディザ閾値の中から入力多値データInの座標に対応するディザ閾値を選択し、これを量子化処理部406に送信する。本実施形態の閾値マトリクス404は、4×4画素の領域を有し、0~127のディザ閾値がブルーノイズ特性を有するように配列して形成されている。量子化処理部406は、入力多値データInと閾値取得部405から取得したディザ閾値Dthを用いて所定の量子化処理を行い、画素毎に0、1、2のいずれか量子化値を有する多値の量子化データを出力する。
図5は、閾値マトリクスを用いた多値量子化の具体例を示す図である。本実施形態の多値量子化は、4階調以上の多値データInの階調数を低減して、3階調以上の量子化データを生成する。本図では、0~255の取り得る値を持つ入力多値データInを、閾値マトリクス404を用いてレベル0~レベル2の3値に量子化する例を示している。閾値マトリクス404において、個々の画素領域には、0~127の閾値が高い分散性で配置されている。図では簡単のため、閾値マトリクスの領域を4画素×4画素領域としているが、実際には0~127のディザ閾値の夫々が、少なくとも1つずつ配置されるような領域を有している。
256階調の入力多値データInを3値に多値量子化する際、入力多値データの領域(0~255)は、第1領域(0~128)と第2領域(129~255)に分割され、夫々の領域で所定の閾値マトリクスを用いた2値化処理が行われる。そして、第1領域については、入力多値データInが対応するディザ閾値よりも大きい場合はレベル1に、ディザ閾値以下の場合はレベル0に量子化される。第2領域については、入力多値データInが対応するディザ閾値よりも大きい場合はレベル2に、ディザ閾値以下の場合はレベル1に量子化される。このように、一般的な多値量子化処理では、量子化後のレベル数をLとした場合、入力多値データInの領域を(L-1)で分割し、夫々の領域で2値化処理を行うことにより、L段階の量子化値を得ることができる。
図5では、各入力多値データInに対する量子化結果の例を複数示している。In=0の場合、全画素の量子化値は0となり、In=128の場合、全画素の量子化値は1となり、In=255の場合、全画素の量子化値は2となる。また、0<In<128のときは、0と1の2段階の量子化値が混在し、128<In<255のときは1と2の2段階の量子化値が混在する。
ここで、記録画像においては粒状度が高いほどざらつきが目立ち、視覚的に好ましくない印象を受ける。入力多値データInが0、128、または255の場合、画素領域は同一の量子化値で統一される。これに対し、入力多値データInが、0<In<128、または、128<In<255の場合、量子化後の画素領域には2種類の量子化値が混在する。画素領域に同じ入力多値データが配列している画像データの場合、量子化結果に最大2種類の量子化値が混在し、最大2種類の量子化値が存在するときに粒状度が最も高くなる。一方、量子化値が面内で平滑化されているほど粒状度は低く抑えられ、面内で量子化値のレベル差が大きいほど粒状度は高くなる。
図6は、従来の一般的な多値量子化処理の工程において、量子化処理部406が実行する1画素分の量子化処理を説明するためのフローチャートである。図5及び後述する図7に示す量子化結果は、本処理を実行する事によって得られる。
1画素分の入力多値データInが入力されると、ステップS601において、量子化処理部406は、量子化代表閾値Thと、ディザ閾値Dthを用意する。量子化代表閾値Thとは、図5で説明したように入力多値データInを複数の領域に分割するための境界値であり、その値と個数は入力多値データInの階調範囲と量子化値の段階数に対応して定められる。0~255の256階調を有する入力多値データInを、3値(0、1、2)に量子化する場合は、256階調を2つの領域に分割することになる。等分割する場合は、256/(3-1)=128が量子化代表閾値Thとなる。以下、最大値(255)と最小値(0)の間を等間隔に分割する場合を前提に説明する。一方、ディザ閾値Dthは、閾値取得部405が取得した閾値マトリクス404の中で入力多値データInの座標(x、y)に対応する位置に配置された値である。
ステップS602において、量子化処理部406は、式(1)を用いて、仮量子化値N´および比較多値データIn´を求める。
In/Th=N´…In´ ・・・式(1)
すなわち、入力多値データInを量子化代表閾値Thで除算した際の商が仮量子化値N´となり、余りが比較多値データIn´となる。入力多値データInの階調領域を等分割ではなく複数の領域に分ける場合は、入力多値データInを予め定められた複数の量子化代表値と比較し、大小関係によって仮量子化値N´を仮決定する。
ステップS603において、量子化処理部406は、ステップS602で得られた比較多値データIn´とディザ閾値Dthを比較する。そして、In´<Dthの場合は、ステップS605に進み、仮量子化値を量子化値に設定し(N=N´)、本処理を終了する。一方、In´≧Dthの場合は、ステップS604に進み、仮量子化値N´に1を加えた値を量子化値として(N=N´+1)本処理を終了する。
このような図6に示す従来の多値量子化処理では、記録される画像において粒状度が高まる状態が生まれてしまう。これについて、図7を用いて説明する。
図7は、記録画像において粒状度が高まる場合の具体例を説明するための図である。図7は、図5と同様に、閾値マトリクス404を用いて、0~255の入力多値データInをレベル0~レベル2の3値に量子化する場合を示している。701、704、707は、それぞれ4画素×4画素領域の入力多値データを表している。701の入力多値データは範囲702に分布しており、領域内最小値は96、領域内最大値は115である。701の入力多値データを、閾値マトリクス404を用いて量子化した結果は703である。量子化結果は0または1の結果が得られる。704の入力多値データは、範囲705に分布しており、領域内最小値は126、領域内最大値は145である。704の入力多値データを、閾値マトリクス404を用いて量子化した結果は706である。量子化結果は0、1または2の結果が得られる。707の入力多値データは範囲708に分布しており、領域内最小値は1666、領域内最大値は175である。707の入力多値データを、閾値マトリクス404を用いて量子化した結果は709である。量子化結果は1または2の結果が得られる。
先に述べたように、面内で量子化値が平滑化されているほど粒状度が低く抑えられる。4画素×4画素領域の入力多値データ701、704、707のそれぞれにおいて、領域内の最大値と最小値の差分は19である。すなわち、256階調の入力多値データInの取り得る値の範囲に対して、それぞれ範囲702、705、708の狭い範囲に分布している。ここで、量子化結果703に含まれる量子化値は0または1であり、量子化結果709に含まれる量子化値は1または2であり、いずれの画素領域内においても、含まれる量子化値は2種である。一方、量子化結果706において、画素領域内に含まれる量子化値は0、1、2の3種であり、より粒状度が高まってしまう。
入力多値データ704を量子化した量子化結果706において、粒状度が高くなった理由のひとつは、多値量子化時の領域分割である。図に示すように、入力多値データ704は範囲705内の値をとり、領域分割時の境界値128を上回る画素と下回る画素が含まれる。入力多値データInが境界値128を上回る画素は、量子化結果がレベル1以上となる事が保証される上、ディザ閾値と比較する事により量子化結果がレベル2となる可能性がある。一方で、入力多値データInが境界値128を下回る画素は、ディザ閾値との比較により、量子化結果がレベル1、もしくは、レベル0になる可能性がある。
自然画におけるグラデーションや、JPEG化などの圧縮処理がなされた場合のノイズ付加は、目に見えない振動を発生させている。このようなユースケースを量子化処理する際、入力画像によっては、粒状度が高い出力結果が生まれてしまう事がある。4画素×4画素のような狭小領域内での画素値の振幅量は僅かである。よって、多くの場合は、図7の量子化結果703、709のように、領域内に最大2種類の量子化結果を出力する事になる。しかしながら、狭小領域内の画素値の僅かな振幅が多値量子化の領域分割の境界を跨いでいる場合には、図7の量子化結果706のように、領域内に量子化結果として3種の値が出力される事がある。この結果、記録画像の粒状度が高くなってしまう事がある。本実施形態は、このような課題を解決するための手法を提案するものである。上述したような課題は、多値量子化が何階調であっても起き得るものであり、また、4画素×4画素領域以上の領域であっても起き得る。
図8および図9を用いて、本実施形態の制御について説明する。本実施形態では、1画素単位でディザ閾値と比較する事によって量子化結果を出力するのではなく、複数画素単位で判断処理や補正処理の実施し、最終的に各画素の量子化結果を出力する。
図8は、本実施形態の特徴とする、補正処理を実施するか否かを決定する判断処理である。判定の結果次第では、図6に示したような従来の多重化処理の工程を実施する。
まず、ステップS801において、判定用閾値JThを用意する。判定用閾値JThは本フローで判断処理を行うために使用される。ステップS601で取得された量子化代表閾値Thよりも小さい値を、判定用閾値JThに設定する。この時の量子化代表閾値は128であるので、判定用閾値JThとして128未満の値が設定される。 ステップS802において、ループ処理を実施する。iはループカウンタとして機能しており、本ループを実施する際に0で初期化される事を想定する。BLOCK_SIZEは、判断処理に用いる複数画素の画素数に相当する。本実施形態では、4×4画素を単位領域として処理を実行するため、BLOCK_SIZEは16である。
ステップS803において、MAXiとIniを比較する。Iniは、複数の画素を含む領域(以下、複数画素領域と称する)におけるi番目の画素に対応した入力多値データである。MAXiは複数画素領域内で最も大きな入力多値データの値を格納する。MAXiがIni未満である場合はステップS804に、そうでなければS805に遷移する。
ステップS804において、MAXiにIniを代入する。ステップS803においてMAXiがIni未満であったため、複数画素領域内において最も大きな入力多値データの値が更新される。
ステップS805において、MINiとIniを比較する。MINiは複数画素領域内で最も小さな入力多値データの値を格納する。MINiがIniより大きい場合はステップS806に遷移し、そうでない場合はステップS807に遷移する。
ステップS806において、MINiにIniを代入する。ステップS805においてMINiがIniより大きいため、複数画素領域内において最も小さな入力多値データの値に更新される。
ステップS807において、ループカウンタiをカウントアップする。BLOCK_SIZEの数だけ、ステップS802からステップS807をループする。
ステップS808において、MAXiを量子化代表閾値Thで割った時の値と、MINiを量子化代表閾値Thで割った時の値との差が1であるか否かが判定される。この判定では、複数画素領域に含まれる入力多値データが、2つの分割領域に跨って存在するかどうかを判断する。
このステップS808においては、量子化代表閾値Thで割る方法以外の方法で判断してもよい。MAXiに対応する仮量子化値N´とMINiに対応する仮量子化値N´を求め、その差が1であるかどうかを判定してもよい。MAXi及びMINiに対応する量子化値の求め方としては、等分割で量子化される場合は量子化代表閾値Thで割って求めてもよいが、予め定められた量子化後の階調数に対応した量子化代表値(本実施形態の場合は、0、128、255)を用い、その大小関係から決定してもよい。例えば、複数の量子化代表値のうち、MAXi(もしくはMINi)の多値データの値以下の量子化代表値のうち最大の量子化代表値を求める。そして、求めた量子化代表値に対応する量子化値を、注目画素の仮量子化値N´とする。
また、量子化後の階調値(量子化値)の間隔が1ではない場合もあるため、MAXiに対応する仮量子化値N´が示す階調が、MINiに対応する仮量子化値N´が示す階調よりも1階調大きければ、2つの分割領域に跨ると判定できる。
また、2つの分割領域に跨っているかどうかを判定する方法としては、仮量子化値N´を求める方法に限られない。量子化後の階調数に対応した複数の量子化代表値が予めわかっているので、MAXi及びMINiの値と各量子化代表値とから判定すればよい。例えば、複数の量子化代表値のうち、MAXi以下で且つ最大の量子化代表値と、MINi以下で且つ最大の量子化代表値とが、連続する2階調に対応する場合(前述の例では、0と128、もしくは、128と255)に、2つの分割領域に跨ると判定する。
ステップS808において、差が1である場合には、隣接する2つの分割領域に跨ると判断し、ステップS809に遷移する。一方、差が1ではない場合、すなわち1つの分割領域内に含まれる場合もしくは連続する3以上の分割領域に跨る場合には、判定処理を終了し、通常の多値量子化工程を実施するよう遷移する。
ステップS809において、MAXiとMINiの差分値が判定用閾値JThより小さいか否かが判定される。この判定では、ステップS808において複数の分割領域に跨っていると判断された複数画素領域の画素値の振幅、すなわち最大値と最小値の差が、判定用閾値JTh以内であるかが判断される。判定用閾値JThは、前述したような「自然画写真での画素値の僅かな振動」や「JPEGノイズによって起こる画素値の僅かな振動」等と、それ以外とを区別できるような値を設定する。図7の例に適用するならば、範囲705での振動(振幅19)を捉えるため、判定用閾値JThを20に設定する。判定用閾値JThを下回っているようであれば判定処理を終了し、本実施形態の特徴である量子化補正処理を実施する。この量子化補正処理の具体的な内容は図9に後述する。そうでなければ判定処理を終了し、通常の多値量子化工程を実施するよう遷移する。
図9は、本実施形態が特徴とする量子化補正処理を示す図であり、図9(a)は、量子化補正処理の各工程を示すフローチャートである。本処理は、先の図8のステップS809における判定結果に従って実施される。
ステップS901において、ループ処理を実施する。iはループカウンタとして機能しており、本ループを実施する際に0で初期化される事を想定する。BLOCK_SIZEは量子化補正処理に用いる複数画素の画素数に相当する。本実施形態では、4×4画素を単位領域として処理を実行するため、BLOCK_SIZEは16である。
ステップS902において、i番目の画素について、前述の図6のステップS601からS605までの処理を実行する。実行結果としてi番目の画素における量子化結果Niが出力される。
ステップS903において、量子化結果NiをヒストグラムHISTにカウントする。HISTは量子化レベルごとにカウンタを持ち、ステップS902で得られる量子化結果のレベルに従ってカウンタを更新する。図9(b)は、HISTで集計した一例で、BLOCK_SIZE=16の場合の集計結果であり、レベル0の画素が1個、レベル1の画素が13個、レベル2の画素が2個と集計されている。
ステップS904において、ループカウンタiをカウントアップする。BLOCK_SIZEの値の回数、ステップS902からステップS904をループする。
ステップS905において、HISTの集計結果に関する判定処理を行う。ここでは、複数画素領域で出力された量子化レベルとして、3種類の値が含まれるかどうかを判定する。図9(b)の例では、レベル0、レベル1、レベル2の量子化結果を出力する画素が含まれるため、判定結果はYESとなり、ステップS906へ遷移する。
ステップS906において、HISTを、カウント値が大きい順番となるようにソートし、RANKに格納する。図9(b)の例では、レベル1、レベル2、レベル0、レベル3の順番にカウント値が大きいことから、RANKは「1」、「2」、「0」、「3」の順番にソートされた結果を格納する。このとき、レベル3となる画素は含まれないため、RANKから除外してもよい。
ステップS907において、ループ処理を実施する。iはループカウンタとして機能しており、本ループを実施する際に0で初期化される事を想定する。BLOCK_SIZEは量子化補正処理に用いる複数画素の画素数に相当する。4×4画素単位で処理を実行するのであれば、BLOCK_SIZEは16である。
ステップS908において、i番目の画素が量子化結果を補正すべきかどうか判定する。具体的には、i番目の画素の量子化結果がヒストグラムをソートしたRANKにおける3番目の量子化結果と一致するかを判定する。図9(b)の例では、RANKにおける3番目の量子化結果は「0」であるため、i番目の画素の量子化結果が「0」であるかどうかが判定される。判定結果がYESである場合、ステップS909へ遷移し、NOである場合はステップS909をスキップしてステップS910へ遷移する。
ステップS909において、i番目の画素の量子化結果を、ヒストグラムをソートしたRANKにおける1番目の量子化結果に更新する。図9(b)の例では、RANKにおける1番目の量子化結果「1」であるため、i番目の画素の量子化結果を「1」に更新する。
ステップS910において、ループカウンタiをカウントアップする。BLOCK_SIZEの数だけステップS908からステップS910をループする。
図10は、図8、図9の量子化補正処理を実施した事による効果の一例を示している。図7と同様の画像、閾値マトリクス条件である時、入力多値データ701及び707は、範囲702及び708のように画素値の分布が領域分割の境界を跨いでいない。このため、図8の判断処理に従って、図6に示したような通常の多値量子化工程が実行される。一方、入力多値データ704は、範囲705のように画素値の分布が領域分割の境界を跨いでおり、最大値と最小値の差がJTh未満である。この事から、図9に示したような量子化補正処理が実施される。この結果、従来の多値量子化処理の量子化結果706(図7)ではなく、量子化補正処理後の量子化結果として量子化結果1001が出力される。量子化結果1001においては、レベル0がレベル1に更新されたことで、複数画素領域に含まれる量子化値の種類数が、3(3種類)から2(種類)となるように補正されている。この結果、各画素領域における粒状度の程度が、領域分割の境界を跨いでいる領域と跨いでいない領域と2パターンになり、3パターンあった場合に比べて平滑化されたことにより、記録画像の粒状度を改善することができる。
以上のように、本実施形態では、判断処理と量子化補正処理を実行する事で、画素値の僅かな振動によって3種類の量子化値が含まれる領域に対し、2種類の量子化値が含まれるような処理を行った。この結果、画素値の僅かな振動が生じている画像において、量子化値が含まれるパターンが1種類もしくは2種類の2パターンになり、ユーザの見た目には、インクジェット記録装置による記録画像の粒状度を良化することができる。
なお、本実施形態では、3つの量子化結果のうち、連続する2つの階調値に対応する量子化結果となるようにすることが好ましいため、3番目を選ぶ方法ではなくてもよい。3つの量子化結果のうち、最小値の数と最大値の数を比較して多いがどちらであるかを判定し、数が多い方の値と中央値との2つの組み合わせとなるように、数が少ない方の結果を中央値に変更するよう更新すればよい。
なお、図9の量子化補正処理では、ステップS601から605の通常量子化を実施した後に、量子化結果を2種類に補正したが、手段や実施順序は上記方法に限定されない。量子化結果を一度算出せずとも、複数画素領域を2種類の量子化結果に限定する手段の一例として、リミット処理がある。リミット処理では、画素値Inの分布などから、2種類の量子化結果を予め決めておく。入力多値データ704を参照すれば、入力データの16画素平均値が133である事から、量子化代表閾値Thと平均値から判断して量子化結果をレベル1もしくはレベル2の2種類になるよう、予め決定する。それが決まれば、画素値Inが量子化代表閾値Thよりも小さい画素は画素値Inを量子化代表閾値Thと同じ値に更新すれば良い。図10の場合には、入力多値データ704は、「127」「126」の画素値を持つ画素が存在する。これらの画素値を量子化代表閾値Th=128の値に更新する。更新した画素値は128となる事から、量子化レベルは必ず1になる。多値量子化した結果を一度算出した後で補正する事無く、予め決めた2種類の量子化結果にリミットする事が出来る。
(第2の実施形態)
前述の実施形態では、複数画素領域内の量子化結果が2種類になるため粒状度は良化するが、一方で複数画素領域内の濃度が変わってしまう課題がある。入力多値データ704から得られる量子化結果706、1001は、粒状度の観点で1001が良化している。しかし量子化結果706がレベル0で出力していた画素を、量子化結果1001がレベル1で出力しているため、領域内の濃度は1001の方が濃くなっている。領域内の入力多値データの値が大きくなるにつれて量子化結果も大きくなっていく事が自然である。しかし第一の実施形態が施行されると、図8の判断処理の結果に伴い、青空のグラデーション領域などに対して濃度反転が起こってしまう事がある。
本実施形態では、このような粒状度を良化させる事により、濃度反転が起きるという課題を解決するため、粒状度を良化させつつ濃度を保持する手段を説明する。
図11は、本実施形態が特徴とする量子化補正処理である。本実施形態は図8の判断処理のステップS809における判断結果に従って実施される。なお、フローチャート上で第一の実施形態で述べたステップについては説明を省略する。
ステップS1101において、変数jをカウントアップする。jは、量子化結果を更新した画素の数分だけカウントアップされ、本実施形態において濃度を保持するために後の処理で用いられる。jは図11のフローチャートを実行する際に0で初期化される事を想定する。
ステップS1102において、ループ処理を実施する。iはループカウンタとして機能しており、本ループを実施する際に0で初期化される事を想定する。BLOCK_SIZEは量子化補正処理に用いる複数画素の画素数に相当する。4×4画素単位で処理を実行するのであれば、BLOCK_SIZEは16となる。
ステップS1103において、変数CNTと変数jを比較する。CNTは図11のフローチャートを実行する際に0で初期化される事を想定する。CNTは濃度保持のために量子化結果を更新した画素の数分だけカウントアップされる。本ステップでは、予めカウントした変数jの値分だけ、画素の量子化結果を更新したかを判断している。
ステップS1104において、i番目の画素が量子化結果を更新すべきかどうか判定する。具体的には、i番目の画素の量子化結果がヒストグラムをソートしたRANKにおける2番目の量子化結果と一致するかを判定する。図9(b)の例では、RANKにおける2番目の量子化結果は2である。i番目の画素の量子化結果が2であるかどうかを判定している事になる。判定結果がYESである場合はS1105へ、NOである場合はS1105を実施せずS1107へ遷移する。
ステップS1105において、i番目の画素の量子化結果を、ヒストグラムをソートしたRANKにおける1番目の量子化結果に更新する。図9(b)の例では、RANKにおける1番目の量子化結果1である。i番目の画素の量子化結果を1に更新する。ステップS909で量子化結果をプラス方向に更新した場合は、ステップS1105ではマイナス方向に、ステップS909で量子化結果をマイナス方向に更新した場合は、プラス方向に更新するような処理となっている。
ステップS1106において、変数CNTをカウントアップする。変数CNTはステップS1101以降で量子化結果を更新した画素の分だけカウントアップを行う。
ステップS1107において、ループカウンタiをカウントアップする。BLOCK_SIZEの数だけステップS908からステップS910をループする。
図12は、図11の量子化補正処理を実施した事による効果の一例を示している。図7および図10と同様の画像、閾値マトリクス条件である時、704の入力多値データは画素値の分布が705のように領域分割の境界をまたいでおり、最大値と最小値の幅がJTh未満となる事から、図11に示したような量子化補正処理を実施する。量子化結果は量子化結果1201が出力される。量子化結果1201は1001と同様に、黒太枠の画素について量子化結果をレベル0からレベル1に更新している。一方で黒点線枠の画素について量子化結果をレベル2からレベル1に更新している。1001と同様に複数画素領域で量子化結果が2種類に補正されている。加えて706の量子化結果の合計値は(1+1+1+1+2+1+1+1+1+1+1+0+2+1+1+1)=17であるが、1201の量子化結果の合計値は(1+1+1+1+1+1+1+1+1+1+1+1+2+1+1+1)=17と同じ値となっている。1201の量子化結果は粒状度が706に比べて良化している事に加えて、画素領域の濃度が保持されている事が分かる。本実施形態では粒状度を良化させ且つ濃度が保持される。
本実施形態では、インクジェット記録装置による記録結果の粒状度が良化し、且つ画素領域としての濃度が保持され、グラデーション部にかけて隣接領域間での濃度反転が抑制される。
本実施形態における図11ではループカウンタiの画素順番に従って、ステップS1105の補正を実行したが、手段や実施順序はそれに限定されない。
例えばステップS1104で、Ni=RANK[1]となる条件の画素の中で、画素値が大きい順、もしくは対応する位置のディザ閾値が小さい順、もしくはその両方を用いて優先順位を設定する。設定した優先順位に従って、順位の高い順にステップS1105の補正を実行しても良い。
また本実施形態では、ステップS907からステップS910の中で、粒状度を良化する観点で量子化結果を更新する際に、カウンタjをカウントアップしている。カウンタjの値設定についても、手段や実施順序はそれに限定されない。
例えば、領域内の入力多値データを平均化した値を用いて、平均値とディザ閾値とを比較する事で領域内の量子化レベル合計値を算出する。算出結果と、ステップS907からステップS910で出力された量子化結果の合計値の差分値をカウンタjに格納しても良い。
(第3の実施形態)
図5のように入力多値データが推移するときに、入力多値データInが0<In<128、128<In<255である粒状度が高い領域と、入力多値データInが0、128、255である粒状度が低い領域がある。1つの量子化値に統一される階調では、等しいドットパターンが繰り返し配列するので、近傍の階調に比べて粒状度が極端に低くなる。
ブルーノイズ性を担保しながら粒状度を階調間で平滑化するために、特許文献1ではディザ閾値Dthを、ディザ閾値の階調領域より広い領域となるよう拡張処理が行われる。拡張したディザ閾値Dthと所定値を用いて、2段階の判断ステップを用いて量子化結果を算出する。特許文献1では量子化での制御方法を工夫する事で、3種類の量子化値が生まれる階調を生み出し、どの入力階調でも粒状度が一律高くなる状態を作り出す。粒状度が極端に低くなっていた状態に対して、粒状度が一律高くなる事で粒状度を階調間で平滑化する事ができ、グラデーション部にかけて隣接間で粒状度が極端に変動する事を抑制する。しかしながら、このような方法では、全体的に粒状感が目立ってしまうという課題がある。本実施形態は、このような全体的な粒状感を抑制するための処理を行う。
図13は、比較例として、従来の多値量子化処理を示すフローチャートであり、図6と対比して従来の多重化処理の特徴を捉えている。なお、第1の実施形態で述べたステップと同様の点については説明を省略する。
ステップS1301において、ディザ閾値Dthを最大値Xとなるように正規化し、Dth′とする。図7、10、12の例では、ディザ閾値の階調領域は0~127であるが、例えば、最大値Xを256とした場合、各ディザ閾値は255/127倍に正規化される。
ステップS1302において、ステップS602で得られた比較多値データIn′とステップS1301で得られたディザ閾値Dth′を比較する。In´≧Dth′の場合はステップS1303に進み、仮量子化値N´に1を加えた値を量子化値とし(N=N´+1)、本処理を終了する。一方、In´<Dth′の場合はステップS1304に進む。
ステップS1304において、ステップS602で得られた比較多値データIn′とステップS1301で得られたディザ閾値Dth′を、所定値αを用いて比較する。比較多値データIn´を、拡張ディザ閾値Dth´から所定値αを差し引いた値(Dth´-α)と比較する。In≧(Dth´-α)の場合は、ステップS1305に進む。In<(Dth´-α)の場合は、ステップS1306に進む。
ステップS1305において、仮量子化値N´を量子化値とし(N=N´)、本処理を終了する。
ステップS1306において、仮量子化値N´に1を引いた値を量子化値とし(N=N´-1)、本処理を終了する。
図14は、従来技術での効果を説明するための図である。図14(a)は、通常の多値量子化によって得られる結果、図14(b)は、図13のような多値量子化フローチャートを実施した事で得られる結果を示している。
図14(a)、(b)において、縦軸は入力多値データInの推移を示しており、下から上へ値が大きくなるに従った結果を図示する。横軸は量子化レベルの発生確率を示しており、横が長い程その量子化レベルの発生確率が高い事を図示している。例えば図14(a)の1401、1402は、入力多値データIn=64である時に、ディザ閾値に対してレベル0が発生する確率、レベル1が発生する確率を示している。
図14(a)において、入力多値データInが0である時、ディザ閾値が何であっても量子化レベルは0である。入力多値データInが大きくなるにつれて、量子化レベル1が発生してきて、入力多値データInが128である時、ディザ閾値が何であっても量子化レベルが1となる。入力多値データInがさらに大きくなるにつれて、量子化レベル2が発生してきて、入力多値データInが255である時、ディザ閾値が何であっても量子化レベルが2となる。右に、画素領域が全て同じ入力値である時の量子化結果の推移を示す。入力多値データInが0、128、255の時に1つの量子化値に統一される。入力多値データInが0<In<128、128<In<255の時に2つの量子化値のどちらかになる。
図14(b)は、従来技術での効果を示す。ディザ閾値Dthを拡張し、所定値αを含めた判断処理を行う事で、各量子化レベルの発生分布が変わっている。図14(b)の太い点線で囲った枠内部は、ステップS1302からステップS1306の処理を実施する事で、入力多値データInに対して3種類の量子化結果が生じている。右に、画素領域内が全て同じ入力値である時の量子化結果の推移を示す。図14(a)で1つの量子化値に統一されていた領域は、図14(b)では、3つの量子化値が得られるようになる。よって粒状度が極端に変動する事は無くなる一方、粒状性が目立つ。
本件と組み合わせる事で、図14(c)に示すような量子化結果が得られる。3つの量子化値が得られる領域は2種類に限定されることで、記録画像の粒状度の変動が抑えられ、粒状度が良化する。
図15は、本実施形態の量子化補正処理を示す図である。ここでは、図8の判断処理のステップS809における判断結果に従って実施される。なお、第1の実施形態で述べたステップについては、説明を省略する。
ステップS1501において、i番目の画素は、図14のステップS601、ステップS602およびS1401からステップS1406までのフローチャートを実行する。実行結果としてi番目の画素における量子化結果Niを出力する。
以上のように、本実施形態により、粒状度の平滑化を実施しながら、粒状度を低減させるように両立させる事ができる。
なお、図15では、図9のフローをベースとして量子化補正処理を実施したが、第2の実施形態で述べた図11のフローをベースとしても良い。
また、以上の実施形態では、図3で示した全行程が画像処理装置2で実行される内容で説明したが、上記処理のそれぞれは図1で示した本実施形態のインクジェット記録システムで行われれば、いずれのデバイスで処理される形態であってもよい。例えば、ステップS305の量子化までを画像処理装置2が行い、ステップS306のインデックス展開は記録装置1で行われる形態としても良い。また、記録装置1が以上説明した画像処理装置2の機能を備えるものとし、ステップS301以降の全ての工程を記録装置1で実行するようにしても良い。この場合は記録装置1が本発明における画像処理装置となる。
また、上述した各ステップにおける入出力のbit数は、上述した実施形態に限定されるものではない。精度を保持するために出力bit数を入力のbit数よりも多くしてよく、bit数は用途や状況に応じて様々に調整して構わない。
なお、上記実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する形態であってもよい。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
更に、以上では、ディザで処理した画像を記録する構成としてインクジェット記録装置を利用したが、インクジェット記録方法に限定されるものではない。個々の画素において、多値量子化後のレベルに応じた複数段階の濃度を表現する事が出来れば、どのような記録方法であってもよい。例えば、電子写真方式を採用して画像を記録する装置においても、レーザの出力値を数段階に調整する事により量子化後のレベルに応じた濃度を個々の画素で表現する事が出来ればよい。
100 記録装置主制御部
102 記録ヘッド
108 画像処理装置主制御部

Claims (15)

  1. 複数の画素の夫々に対応する画素値を示すN(N≧4)階調の多値データにおいて、注目した単位領域に含まれる複数の画素毎の画素値のうちの最大値と最小値の差が判定用閾値よりも小さいか否かを判定する判定手段と、
    前記N階調の多値データ及び前記判定手段による判定に基づき、M(3≦M<N)階調の量子化値によって表されるM階調の量子化データを生成する生成手段と、
    を備え、
    前記判定手段により前記差が前記判定用閾値よりも小さいと判定された場合、前記生成手段は、生成される前記M階調の量子化データにおいて、前記単位領域に対応する複数の画素のそれぞれが、前記M階調の量子化値のうちの連続する2つの値のいずれかのみをとるように前記M階調の量子化データを生成することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記最大値を前記M階調の階調値のいずれかに量子化した第1の量子化値と、前記最小値を前記M階調の階調値のいずれかに量子化した第2の量子化値と、を取得する取得手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記M階調のうち前記第2の量子化値に対応する階調が前記第1の量子化値に対応する階調よりも1階調大きい場合、且つ、前記判定手段により前記差が前記判定用閾値よりも小さいと判定された場合に、前記単位領域に対応する複数の画素のそれぞれが、前記M階調の量子化値のうちの連続する2つの値のいずれかのみをとるように、前記M階調の量子化データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記取得手段は、前記M階調に対応するM個の量子化代表値の中から、前記最大値以下の量子化代表値のうち最大の量子化代表値に対応する量子化値を、第1の量子化値として取得し、前記M階調に対応するM個の量子化代表値の中から、前記最小値以下の量子化代表値のうち最大の量子化代表値に対応する量子化値を、第2の量子化値として取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記単位領域に含まれる複数の画素の画素値をそれぞれ量子化した量子化値は、前記第1の量子化値と、前記第2の量子化値と、前記第1の量子化値よりも大きく且つ前記第2の量子化値よりも小さい前記第3の量子化値のうちのいずれかであり、
    前記生成手段は、前記M階調のうち前記第2の量子化値に対応する階調が前記第1の量子化値に対応する階調よりも1階調大きい場合、且つ、前記判定手段により前記差が前記判定用閾値よりも小さいと判定された場合、前記第1の量子化値と前記第3の量子化値の組み合わせか、前記第2の量子化値と前記第3の量子化値の組み合わせのいずれかになるように前記M階調の量子化データを生成することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記生成手段は、前記複数の画素にそれぞれ対応する量子化値のうち、前記第1の量子化値の数と前記第2の量子化値の数に基づいて、量子化値の組み合わせを決定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記M階調の階調値それぞれの差は1であり、
    前記生成手段は、前記第2の量子化値に対応する階調が前記第1の量子化値に対応する階調よりも1階調大きいかどうかを、前記第2の量子化値と前記第1の量子化値との差が1であるかどうかで判断することを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記M階調に対応するM個の量子化代表値の中から、前記最大値以下の量子化代表値のうち最大の第1の量子化代表値と、前記最小値以下の量子化代表値のうち最大の第2の量子化代表値と、を取得する取得手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記第1の量子化代表値と前記第2の量子化代表値とが前記M階調の連続する2階調に対応する値である場合、且つ、前記判定手段により前記差が前記判定用閾値よりも小さいと判定された場合に、前記単位領域に対応する複数の画素のそれぞれが、前記M階調の量子化値のうちの連続する2つの値のいずれかのみをとるように、前記M階調の量子化データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記M階調に対応するM個の量子化代表値は、前記N階調の多値データに対して、等間隔に設定されていることを特徴とする請求項3から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記判定用閾値は、前記M個の量子化代表値の間隔よりも小さい値であることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記生成手段は、前記単位領域に対応する閾値マトリクスを用いて、前記M階調の量子化データを生成することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記生成手段は、
    前記N階調の多値データにおける前記単位領域に含まれる複数の画素のそれぞれについて、前記M階調に対応するM個の量子化代表値のうち、注目画素の画素値以下で且つ最大の量子化代表値を決定し、
    決定された量子化代表値に対応する量子化値を前記注目画素の量子化値として仮決定し、
    前記注目画素の画素値と決定された量子化代表値との第2の差が、前記閾値マトリクスにおいて前記注目画素に対応するディザ閾値よりも大きい場合には、仮決定した量子化値よりも1階調大きな諧調の量子化値を前記注目画素の量子化値とし、前記第2の差が前記ディザ閾値よりも小さい場合には、仮決定した量子化値を前記注目画素の量子化値とし、
    前記判定手段により前記差が前記判定用閾値よりも小さいと判定された場合、前記複数の画素にそれぞれ対応する前記M階調の量子化値のうちの連続する2つの値のいずれかのみをとるように、前記M階調の量子化データを生成することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記N階調の多値データは、圧縮処理が行われたデータであることを特徴とする請求項1から11に記載の画像処理装置。
  13. 複数の画素の夫々に対応する画素値を示すN(N≧4)階調の多値データに基づき、M(3≦M<N)階調の量子化値によって表されるM階調の量子化データを生成する生成手段と、
    を備え、
    前記生成手段は、生成される前記M階調の量子化データにおいて、前記単位領域に対応する複数の画素のそれぞれが、前記M階調の量子化値のうちの連続する2つの値のいずれかのみをとるように前記M階調の量子化データを生成することを特徴とする画像処理装置。
  14. 複数の画素の夫々に対応する画素値を示すN(N≧4)階調の多値データにおいて、注目した単位領域に含まれる複数の画素毎の画素値のうちの最大値と最小値の差が判定用閾値よりも小さいか否かを判定する判定工程と、
    前記N階調の多値データ及び前記判定工程における判定に基づき、M(3≦M<N)階調の量子化値によって表されるM階調の量子化データを生成する生成工程と、
    を備え、
    前記判定工程において前記差が前記判定用閾値よりも小さいと判定された場合、前記生成工程において生成される前記M階調の量子化データは、前記単位領域に対応する複数の画素のそれぞれが、前記M階調の量子化値のうちの連続する2つの値のいずれかのみをとることを特徴とする画像処理方法。
  15. 請求項14に記載の画像処理方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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