JP2022086361A - 車両制御装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明では、自動フォークリフト1などの荷役車両での荷役などの動作を安全に、また、効率的に実行することを課題とする。【解決手段】上記の課題を解決するために、本発明では、車両安全監視範囲4を監視するレーザスキャナ2と、安全監視領域211を監視するレーザカーテン21を用意し、これらを自動フォークリフト1の動作の状況に応じて連携させて機能させる。この一態様として、本発明では、荷役を実行する際に、レーザカーテン21を用いて、安全監視領域211での安全状態が確認された場合、レーザスキャナ2による車両安全監視範囲4を無効化することで、車両安全監視無効化範囲41を設定する。【選択図】 図4
Description
本発明は、荷物に対して荷役を実行する荷役車両を制御する技術に関する。
現在、物流や生産現場で、荷物を取り扱う荷役車両が用いられている。荷役車両は、その動作として、自身が移動する移動(走行)、荷物に対する荷役を実行している。荷役車両の制御に関する技術として、特許文献1が提案されている。特許文献1には、無人で走行および荷役を行う自動フォークリフトに関する技術が開示されている。ここで、荷役車両による荷役を実行する際には、作業員(人)が支援作業を行ったり、他の荷役車両や装置(ロボット等)と連携したりすることがある。さらに、荷役対象でない他の荷物やゴミ等の障害物が、作業領域に落ちていることもある。なお、これらを異物と称する。
例えば、自動フォークリフトが稼働する環境は、倉庫、工場、港湾など、作業者と混在する環境が多い。このような人混在環境を含む異物との混在環境における安全確保を実現するための技術として、特許文献2や非特許文献1が提案されている。
このため、特許文献2には、フォークリフトが走行を行う際に、フォークリフトの周辺の安全監視手段と、前記安全監視手段の監視領域内にフォークリフトの走行状態(操舵角、速度など)に基づいて警戒領域を設定する設定手段と、前記警戒領域内に作業員が侵入した場合に、所定のアクション(警報鳴動など)を行うフォークリフトの安全装置に関する技術が開示されている。
また、非特許文献1には、フォークリフトが安全監視手段(文献内ではPresonnel Detection Means:人検出手段)を無効化する際の手順が開示されている。つまり、非特許文献1によれば、荷物に対して十分に接近したのちに安全監視手段を無効化することと、無効化状態では極低速で移動することが記載されている。
ISO3691-4 Industrial trucks - Safety requirements and verification Part 4: Driverless industrial trucks and their systems, 4.8.2.3 Muting of the personnel detection means, pp.16, First edition 2020-02.
混在環境における安全確保を行っている特許文献2では、フォークリフトが荷役作業を実施する場合、特にパレットにフォークツメを刺す場合には、パレットに十分接近する必要がある。そのため、一時的にフォークリフトに搭載している安全監視手段を無効化する必要が生じる。また、非特許文献1では、周辺に作業員がいる場合に安全監視手段を無効化してしまうと、その後は作業員を検知できなくなる。
つまり、特許文献2や非特許文献1では、混在環境での荷役の際の安全監視と荷役の効率化の両立が、以下のとおり困難であった。荷役車両が荷役を実行している際に、自身のセンサが稼働していると、荷役の対象である荷物と、作業員等の区別ができない。つまり、荷物を作業員等と誤認識して、荷役が進められない。逆に、荷役車両が荷役を実行する際に、自身のセンサが稼働していないと、作業員等の接近、危険を検知できない。
そこで、本発明では、作業員等と荷役車両が混在する混在環境においても、荷役場所の周辺の安全監視と荷役の効率化を可能とすることを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明では、車両安全監視範囲を監視する第1の安全監視装置と、安全監視領域を監視する第2の安全監視装置を用意し、これらを荷役車両の動作の状況に応じて連携させて機能させる。この一態様として、本発明では、荷役を実行する際に、第2の安全監視装置を用いて、安全監視領域での安全状態が確認された場合、第1の安全装置による車両安全監視範囲を変更する。なお、この変更には、無効化が含まれる。
より具体的には、荷役車両における移動および荷役を含む動作を制御する車両制御装置において、前記動作を制御するための制御指示を生成する演算処理部と、前記荷役車両の走行を制御する走行制御装置および前記荷役車両の荷役動作を制御する荷役制御装置と接続し、前記制御指示を出力する通信部と、第1の安全監視装置であって、車両安全監視範囲を監視し、前記荷役車両の動作を停止させるための安全状態データを出力可能な第1の安全監視装置と接続する入出力部とを有し、前記演算処理部は、前記荷役車両での荷役を実行する際における、第2の安全監視装置による前記車両安全監視範囲を網羅する安全監視領域に対する監視結果が、安全状態を示す場合、前記車両安全監視範囲を変更することで、前記荷役車両による前記荷役の実行を可能とする車両制御装置である。
また、本発明には、車両制御装置を用いた車両制御方法が含まれる。また、車両制御装置を機能させるためのプログラムやこれを格納した記憶媒体も含まれる。
本発明によれば、荷役車両での荷役などの動作を安全に、また、効率的に実行することが可能になる。
以下、各実施例を、図面を用いて説明する。各実施例では、自動フォークリフトの安全監視を含む制御を例にして説明する。
但し、これら各実施例は、あくまでも一例であり、本発明を自動フォークリフトの安全監視以外への適用が可能である。本発明の適用先としては、荷役車両、特に、自動運転を行う荷役車両が含まれる。
ここで、荷役には、荷物の積載、荷卸(荷下ろし)や設置が含まれる。また、荷役車両には、フォークリフトトップリフター、クレーン車(移動式クレーン)の他、クレーン付きトラック、船舶が含まれる。さらに、移動可能で、荷役を行ういわゆるロボットも含まれる。また、本発明の荷役車両は倉庫、工場、港湾などで用いられ、その場所は問わない。
以下、本発明の実施例1を、荷役を行う自動フォークリフトの制御を例に説明する。
図1は、従来技術による自動フォークリフト1’の構成を示す図である。自動フォークリフト1’は、車体に設置されたレーザスキャナ2と、荷役を行うための荷役装置3を備えている。この荷役装置3は、マストおよび油圧装置(もしくは電動装置)を有し、フォークツメの前後移動、フォークに搭載される荷物の上げ下げ、荷物を傾けることが可能である。つまり、フォークのリーチ動作、マストの上下下降動作、チルト動作が可能である。この自動フォークリフト1’は、後述する自動フォークリフト1と同様に、無人で動作し、リーチ式のフォークリフトである。レーザスキャナ2は、自動フォークリフト1’周辺の障害物を検出している。このために、レーザスキャナ2は、車両安全監視範囲4が設定されている。この構成により、自動フォークリフト1’の車両制御装置(図示せず)は、車両安全監視範囲4内での障害物などの異物の有無を監視が可能となる。つまり、車両制御装置は、レーザスキャナ2を用いることで、そのレーザの照射範囲など所定距離内で特定される車両安全監視範囲4に、異物があるかを検知可能となる。
図2は、図1に示す従来の自動フォークリフト1’の走行の際における安全監視状態を示す図である。自動フォークリフト1’は、床に置かれた荷物の一種であるパレット51を把持するため、移動している。具体的には、自動フォークリフト1’は、パレット51に対して荷役装置3のフォークツメを前にして接近している。そして、自動フォークリフト1’とパレット51との間に作業員50が存在し、自動フォークリフト1の移動に伴い、車両安全監視範囲4の範囲に作業員50が含まれるようになる。すると、レーザスキャナ2によって作業員50が検知され、車両制御装置によって自動フォークリフト1’は停止する。
次に、図3は、図1に示す自動フォークリフトの荷役の際における安全監視状態を示す図である。自動フォークリフト1’は、パレット51に対して十分に、つまり、パレット51を持ち上げるために接近すると、車両制御装置は、レーザスキャナ2の設定を変更し、車両安全監視範囲4を無効化する。図3において、無効化された車両安全監視範囲を車両安全監視無効化範囲41として示す。ここで、従来の自動フォークリフト1’においては、レーザスキャナ2では、の障害物等の異物有無は検出できる一方、検出した異物がパレット51か作業員50などの人間かの判定はできない。
このため、従来の自動フォークリフト1’では、レーザスキャナ2もしくはこれによる車両安全監視範囲4を有効にしたままでは、車両制御装置が異物の検知に応じて、安全機能が稼働し、自動フォークリフト1’の動作を停止させる。つまり、自動フォークリフト1’は、パレット51に接触できず、荷役作業が実施できない。逆に、レーザスキャナ2による車両安全監視範囲4を無効化、つまり、車両安全監視無効化範囲41を設定すると、パレット51に接近しても、自動フォークリフト1’が停止することはなく、パレット51周辺の異物を検知できない。つまり、異物との衝突といった事故のリスクが生じる。このように、自動フォークリフト1’などの従来の荷役車両においては、荷役作業の実施の際に、安全性を優先させると荷役を含む動作が停止し、荷役の実行を優先すると安全性が損なわれるという課題がある。そこで、本実施例では、これらの両立を図る。
図4は、本実施例における自動フォークリフト1の荷役作業状態を示す図である。本実施例においては、パレット51の周辺に壁6および壁6に4つのレーザカーテン21が設置され、パレット置き場、すなわち、自動フォークリフト1の荷役に関する安全監視領域211を構成している。つまり、安全監視領域211は、壁6と、互いに対向するレーザカーテン21のレーザ光で区切られる。なお、このレーザ光は、安全監視領域211を直接照射しないが、安全監視領域211がレーザカーテン21の監視領域、すなわち、異物の検知領域である。このように、本実施例では、レーザカーテン21で代表されるセンサを自動フォークリフト1の外部に設置しているが、この設置場所に限定されない。また、安全監視領域211は、車両安全監視範囲4と同一ないしこれを含む形で形成することが望ましい。これは、車両安全監視範囲4を網羅する安全監視領域211で安全状態が確保されていれば、車両安全監視範囲4の状態も確保されていると判定できるためである。但し、このレーザ光、すなわち、レーザカーテン21の照射範囲を、安全監視領域211としてもよい。
レーザカーテン21は、安全監視領域211への物体の侵入を監視している。つまり、レーザカーテン21は、安全監視領域211における異物の検知を行う。但し、本実施例では、レーザカーテン21はミューティング機能を備えることによって、自動フォークリフト1の侵入は検知せず、作業員50など異物の侵入は検知するように設定している。このため、自動フォークリフト1は、自身の車両制御装置11の制御によって、レーザカーテン21によってパレット置き場の安全監視が実施されている場合に、自身に搭載されたレーザスキャナ2を無効化して荷役作業を実施する。なお、図4には、安全監視領域211に1台の自動フォークリフト1を記載したが、当該領域では複数の自動フォークリフト1が動作してもよい。
以上のように、本実施例では、レーザスキャナ2とレーザカーテン21の2種類のセンサを用いる。但し、本発明では、これらに限定されず、それぞれが異物の検知が可能であるレーザスキャナ2で代表される第1の安全監視装置およびレーザカーテン21で代表される第2の安全監視装置を用いることが可能である。レーザスキャナ2は、これら第1の安全監視装置および第2の安全監視装置は、安全信号を含む安全状態を示す安全状態データを出力することになる。この安全状態データに基づき、車両制御装置11は、自動フォークリフト1の停止を含む制御指令を作成する。特に、安全状態が確認されない場合には、安全状態データは、自動フォークリフト1の動作を停止させることを示す。
以下、車両制御装置11およびこれと連携する各種装置について、説明する。図5は、本実施例における車両制御装置11の詳細およびこれと連携する各種装置の構成を示す図である。車両制御装置11は、自動フォークリフト1の走行動作および荷役動作を制御するための情報処理を実行する。車両制御装置11は、CPUによってソフトウェアを実行する演算処理部111と、他の装置との通信が可能であり、デジタル信号やアナログ信号などを入出力する入出力部112とを有する。さらに、車両制御装置11は、CAN(Control Area Network)や無線通信などの処理を行う通信部113と、プログラムや制御データを保存する記憶部114とで構成される。そして、演算処理部111が、プログラムに従って、自動フォークリフト1の動作を制御するための「制御指示」を作成する。この処理の内容については、図6を用いて後述する。なお、このプログラムは、ネットワーク1000を介して配信されたり、記憶媒体に格納されたものが読み込まれて、記憶部114に格納されたりする。
また、レーザスキャナ2は、車両安全監視範囲4内での障害物など異物の有無を監視、つまり、検知する。障害物などが車両安全監視範囲4内で検知されなかった場合、つまり通常においては、安全信号を入出力部112に出力する。障害物が検知された場合や、レーザスキャナに故障が発生した場合には、安全信号の出力を停止する。車両制御装置11は演算処理部111を用いて、安全信号が停止されたことをもって、異物が発見された、もしくはレーザスキャナ2が故障した、レーザスキャナ2と通信できないなどと判定する。つまり、演算処理部111を用いて、安全状態が失われたことを判定する。このような判定がなされると、演算処理部111は、自動フォークリフト1の動作を停止させるための停止指示を作成する。このように、レーザスキャナ2は、自動フォークリフト1の走行用センサとして機能する。
なお、レーザスキャナ2は、自動フォークリフト1に設置されることが望ましいが、上述した機能を発揮すればよく、これに限定されない。また、異物の検知のために、レーザ以外を媒体とするスキャナ、監視装置を用いてもよい。例えば、赤外線、超音波、ミリ波レーダーなどを媒体としてもよい。また、監視装置として、カメラを用い、画像により異物を監視してもよい。さらに、レーザスキャナ2の個数も限定されない。
荷役制御装置31は、自動フォークリフト1に設けられ、車両制御装置11と通信ネットワークにより接続されている。荷役制御装置31は、車両制御装置11からの制御指示を受けて、荷役装置3を制御する。具体的には、フォークのリーチ動作や、マストの上昇下降動作、チルト動作などを制御する。つまり、荷役制御装置31は、自動フォークリフト1に対し主に荷役の動作を制御する。
走行制御装置71は、自動フォークリフト1に設けられ、車両制御装置11と通信ネットワークにより接続されている。走行制御装置71は、車両制御装置11からの制御指示を受けて、走行装置7を制御する。具体的には、フォークの前進、後退、停止、操舵などを制御する。つまり、走行制御装置71は、自動フォークリフト1に対し主に移動の動作を制御する。
レーザカーテン21は、設定された安全監視領域211内での異物の有無を検知する。レーザカーテン21は、障害物などの異物が安全監視領域211内で検知されなかった場合には、安全信号を通信装置23に出力する。通信装置23は、無線通信などにより安全信号を車両制御装置11の入出力部112に送信する。このように、レーザカーテン21は、自動フォークリフト1の荷役用センサとして機能する。なお、通信装置23と車両制御装置11の通信は、ネットワーク1000を介して接続してもよい。
なお、本実施例では、入出力部112が、レーザスキャナ2と通信装置23や後述するネットワーク1000との情報のやり取りを行うが、別途通信部を設けてもよい。
ここで、レーザカーテン21のいずれかで障害物等の異物が検知された場合や、レーザカーテン21のいずれかに故障が発生した場合には、安全信号の出力を停止する。車両制御装置11は演算処理部111を用いて、安全信号が停止したことをもって、障害物等の異物が発見された、もしくはレーザカーテン21が故障した、または無線通信が途絶したなどと判定する。つまり、演算処理部111は、安全状態が失われたことを判定する。
なお、本実施例では、レーザカーテン21を用いるが、レーザスキャナ2と同様に、他のスキャナ、監視装置を用いてもよい。また、本実施例では、レーザカーテン21を壁に4つ設置したが、この個数、設置場所は限定されない。さらに、安全監視領域211にタグセンサを設けてもよい。このタグセンサでは、所定のタグ(RFID、ICカードなど)を保持もしくは設置された人、物が入場する場合は、安全信号を出力する構成とする。そして、当該タグセンサがタグを保持ないし設置されていない異物を検知した場合に、安全信号の出力を停止する。なお、タグセンサについても、レーザカーテン21と同様に、安全信号の出力に限らず、異物の検知結果について判別可能な信号を出力すればよい。
さらに、レーザカーテン21などにおいては、安全監視領域211における異物の存在を検知してもよいし、これらを出入口付近に設置し、安全監視領域211への異物の侵入、退出を検知してもよい。後者の場合、レーザカーテン21などでは、侵入、退出を検知する。そして、車両制御装置11などで、荷役の際に、安全監視領域211に異物が残っているかを判定する。なお、レーザカーテン21の一例については、実施例3で説明する。
また、本実施例では、車両制御装置11は、ネットワーク1000を介して、管理端末2000や作業管理サーバ3000と接続される。なお、本実施例において、この接続は入出力部112を介するが、上述の通信部を用いてもよい。また、ネットワーク1000は、管理端末2000や作業管理サーバ3000と通信ができればよい。但し、自動フォークリフト1の動作の制御に関わる情報が通信されるので、セキュリティが確保されることが望ましい。
次に、作業管理サーバ3000は、サーバ等のコンピュータで実現され、ネットワーク1000を介して、車両制御装置11と接続する。本実施例では、自動フォークリフト1の動作を制御するため処理として、いわゆる安全制御系と呼ばれる制御指令の作成を行うが、作業管理サーバ3000が少なくともその一部の処理を行うことが可能である。さらに、安全制御系の処理を車両制御装置11が行い、いわゆる計画・知能系の処理を作業管理サーバ3000で行ってもよい。より具体的には、作業管理サーバ3000は、自動フォークリフト1の動作の計画作成、全体最適化を行うことが望ましい。これに対して、車両制御装置11は、安全制御系と呼ばれる、制御指令を作成することが望ましい。なお、作業管理サーバ3000と車両制御装置11の処理の分担には、上述した例に限らない。例えば、これらをまとめて、作業管理サーバ3000と車両制御装置11のいずれか一方で行ってもよい。
なお、作業管理サーバ3000が制御指令を作成する場合、車両制御装置11は作業管理サーバ3000と荷役制御装置31や走行制御装置71の中継と行うことになる。また、作業管理サーバ3000を用いる場合、安全監視領域211に複数の自動フォークリフト1が存在する場合に特に好適である。また、次に、図6を用いて説明する本実施例の処理は、説明を間単にするために、制御指令の作成に絞って説明する。
さらに、作業管理サーバ3000は、自動フォークリフト1に関する上述の処理、特に、計画・知能系の処理で用いられる管理データ3001を、記憶装置に記憶している。この管理データ3001を、図10に示す。管理データ3001は、自動フォークリフトごとに、以下尾各項目を有する。それは、自動フォークリフトID3001-1、動作計画3001-2、動作状況3001-3、動作種別3001-4、レーザカーテン21検知状況3001-5、レーザスキャナ2検知状況3001-6およびレーザスキャナ2稼働制御300-7である。
ここで、自動フォークリフトID3001-1は、自動フォークリフト1を識別する情報である。また、動作計画3001-2は、該当の自動フォークリフト1の移動や荷役に関する計画を示す情報である。図示したように、動作計画は荷役対象の荷物と、その移動ルートが含まれることが望ましい。この移動ルートには、出発位置と目的位置が含まれる。
また、動作種別3001-4は、その時点で該当の自動フォークリフト1の動作の内容を示す項目である。動作種別3001-4は、動作状況3001-3での動作が、移動なのか、荷役なのかを示す項目である。また、レーザカーテン21検知状況3001-5は、該当の自動フォークリフト1が存在する安全監視領域211のレーザカーテン21が、安全信号を出力しているか、つまり、異物を検知したかを示す項目である。
また、レーザスキャナ2検知状況3001-6は、該当の自動フォークリフト1のレーザスキャナ2が、安全信号を出力しているか、つまり、異物を検知したかを示す項目である。
また、レーザスキャナ2検知状況3001-6は、該当の自動フォークリフト1のレーザスキャナ2が、安全信号を出力しているか、つまり、異物を検知したかを示す項目である。
さらに、レーザスキャナ2稼働制御3001-7は、レーザスキャナ2の車両安全監視範囲4の変更結果を示す項目である。この変更結果を特定するために、作業管理サーバ3000が、動作種別3001-4、レーザカーテン21検知状況3001-5およびレーザスキャナ2検知状況3001-6を用いる。本実施例では、車両安全監視範囲4の変更結果として、レーザスキャナ2の稼働維持(変更なし)もしくは停止(変更あり)を用いる。この車両安全監視範囲4を変更については、図6のフロー図を用いて後述する。
また、管理端末2000は、自動フォークリフト1の動作を管理する管理者が用いられるコンピュータである。このため、管理端末2000は、自動フォークリフト1の動作内容(制御結果)や動作計画が表示される。また、管理者が、管理端末2000に対し、動作内容(制御結果)や動作計画を入力し、これに従って自動フォークリフト1が動作してもよい。なお、図5の構成は、他の実施例でも用いられる。
次に、図6は、本実施例における車両制御装置11の処理手順を説明するフロー図である。 本フロー図では、ステップS1111から処理を開始する。このために、車両制御装置11は入出力部112を用いて、ネットワーク1000を介して作業管理サーバ3000から送信される管理データ3001のうち、対応する自動フォークリフト1のレコードを受信する。そして、演算処理部111は、入出力部112を介して、レーザスキャナ2、荷役制御装置31および走行制御装置71へ、起動指示を送信する。このことにより、レーザスキャナ2が、稼働することになる。また、自動フォークリフト1の荷役装置3や走行装置7の稼働が可能になる。
そして、演算処理部111は、受信した管理データ3001の動作計画3001-2に従って、動作するように、荷役制御装置31や走行制御装置71に動作指示を通知する。この結果、自動フォークリフト1は、荷役装置3や走行装置7を動作することで、荷役開始位置まで移動する。なお、自動フォークリフト1は、既にフォークに荷物が乗っている場合に荷役装置3を移動用の位置に移動させるが、他の場合は荷役装置3の動作は無くともよい。
なお、本ステップでは、動作開始時間を車両制御装置11が検知することで、本処理を開始してもよい。また、管理データ3001については、自動フォークリフト1の記憶部114が自身のレコードを記憶していてもよい。この場合、本ステップで、演算処理部111が、記憶部114からこの管理データのうち、動作計画3001-2を読み出す。なお、以下の説明では、管理データ3001(自動フォークリフト1のレコード分)を記憶部114が記憶しているものとして説明する。
次に、ステップS1112では、演算処理部111は、自動フォークリフト1の荷役開始位置への移動を制御する。つまり、演算処理部111は、走行制御装置71、動作計画3001-2に含まれる出発位置で示される荷役作業の対象となるパレット51にフォークツメを刺すために好適な場所、つまり、荷役開始位置まで移動する制御指示を出力する。この結果、自動フォークリフト1は、走行装置7により、出発位置である荷役開始位置まで移動する。
この移動の際、演算処理部111は、管理データ3001の動作種別3001-4を移動と記録する。また、演算処理部111は、レーザカーテン21からの検知結果、つまり、安全状態を、入出力部112を介して受け付け、この結果を記憶部114のレーザカーテン21検知状況3001-5に記録する。またさらに、演算処理部111は、レーザスキャナ2からの検知結果、つまり、安全状態を、入出力部112を介して受け付け、この結果を記憶部114のレーザスキャナ2検知状況3001-6に記録する。
ここで、上述のように、レーザカーテン21やレーザスキャナ2からは、異物を検知しない場合、安全信号が出力される。但し、レーザカーテン21やレーザスキャナ2からは、異物を検知した際や検知結果に限らず検知結果を示す信号を出力する構成としてもよい。このように、安全状態とは、安全監視領域211や車両安全監視範囲4のような荷役における所定領域に異物の存在を確認できない状況を示す。
そして、演算処理部111は、自動フォークリフト1が荷役開始位置に到着したことを検知すると、ステップS1113に進む。この検知には、図示しないGPSセンサ、ジャイロセンサなどを用いてもよい。演算処理部111は、レーザカーテン21とレーザスキャナ2から安全信号を、周期的もしくは継続的に受信し、これが停止したバイア、結果に変化があった場合に、記憶部114の内容を修正する。なお、本実施例では、演算処理部111は、安全信号の受信により、異物の検知の判定を行っている。但し、演算処理部111は、レーザスキャナ2やレーザカーテン21から異物を検知した際にそのことを示す異物検知信号を受信する構成としてもよい。さらに、演算処理部111は、異物を検知したかしないかに限らず、レーザスキャナ2やレーザカーテン21から検知結果を受信し、その結果を判定してもよい。このようにして、自動フォークリフト1の荷役を実行する際におけるレーザカーテン21により安全監視領域211の安全状態を監視することが可能になる。
次に、ステップS1113において、演算処理部111は、荷役開始位置でのレーザカーテン21で検知される安全状態を確認する。このために、演算処理部111は、レーザカーテン21からの安全信号を継続して受信しているか否かを確認する。この際、演算処理部111は、記憶部114のレーザカーテン21検知状況3001-5を用いて確認することが望ましい。
この結果、安全信号を継続して受信している場合(安全信号受信、YES)には、安全状態が確認されたとしてステップS1114に進む。レーザカーテン21からの安全信号が受信できない場合(安全信号停止、NO)には、本ステップを繰り返して、安全状態の確認を継続する。なお、安全信号が停止している場合には、演算処理部111は、非安全状態であると判断して荷役作業を中止してもよい。具体的には、演算処理部111は、記憶部114に記憶された管理データ3001の動作状況3001-3、動作種別3001-4の少なくとも一方に、非安全状態のためン荷役が中止されたことを記録することが望ましい。
次に、ステップS1114では、演算処理部111は、レーザスキャナ2での安全状態を確認する。ここでもステップS1113と同様に、レーザスキャナ2からの安全信号を継続して受信しているか否かを確認する。この際、演算処理部111は、記憶部114のレーザスキャナ2検知状況3001-6を用いて確認することが望ましい。
この結果、安全信号を継続して受信している場合(安全信号受信:YES)には、安全状態が確認されたとしてステップS1115に進む。レーザスキャナ2からの安全信号が停止受信できない場合(安全信号停止:NO)には、本ステップを繰り返して、安全状態の確認を継続する。なお、安全信号が停止している場合には、演算処理部111は、非安全状態であると判断して荷役作業を中止してもよい。具体的には、演算処理部111は、記憶部114に記憶された管理データ3001の動作状況3001-3、動作種別3001-4の少なくとも一方に、非安全状態のためン荷役が中止されたことを記録することが望ましい。
なお、ステップS1113およびステップS1114において、記憶部114に記憶した所定時間や所定回数、安全状態が確認されない場合、演算処理部111は、管理端末2000や作業管理サーバ3000にこの結果を通知することが望ましい。特に、管理端末2000に通知することで、管理者自らもしくは管理者から作業者への指示より、安全状態を確保する作業、行動を行うことが可能になる。
なお、このステップS1114は省略してもよい。この場合、ステップS1113において、レーザカーテン21での安全状態が確認された場合に、ステップS1116に進むことになる。
次に、ステップS1115では、演算処理部111は、レーザスキャナ2の車両安全監視範囲を変更する。例えば、演算処理部111は、この変更として、レーザスキャナ2での車両安全監視範囲4を無効化する。ここで、ステップS1113の処理で、記憶部114のレーザカーテン21検知状況3001-5は安全信号受信となっている。また、テップS1114の処理で、記憶部114のレーザスキャナ2検知状況3001-6も安全信号受信となっている。そこで、ステップS1115では、演算処理部111は、レーザカーテン21検知状況3001-5およびレーザスキャナ2検知状況3001-6が安全信号受信の場合に、車両安全監視範囲4の変更を行う。つまり、演算処理部111は、レーザスキャナ2稼働制御3001-7を停止(無効化)に変更する。図10に示す自動フォークリフトIDが「00002」の例が、これに該当する。
また、自動フォークリフトIDが「00003」の例は、レーザスキャナ2検知状況3001-6が安全信号停止(異物検知)のため、演算処理部111は、レーザスキャナ2稼働制御3001-7を稼働維持とする。なお、自動フォークリフトIDが「00001」の例は、動作種別3001-4が移動、つまり、荷役開始位置に到着していない。このため、レーザカーテン21検知状況3001-5およびレーザスキャナ2検知状況3001-6に寄らず、レーザスキャナ2稼働制御3001-7は稼働維持となる。
そして、演算処理部111は、レーザスキャナ2稼働制御に従ったレーザスキャナ2への制御指示を作成し、これに出力する。
なお、記憶部114の記憶内容を用いることはあくまでも一例であり、演算処理部111は、レーザカーテン21やレーザスキャナ2からの最新に出力された検知結果を用いて判断してもよい。
なお、無効化の一例としては、演算処理部111は、レーザスキャナ2の検知結果によらず、継続して安全信号が出力されるように、レーザスキャナ2に対し設定指示を出力する。また、この無効化には、演算処理部111によって、レーザスキャナ2の機能を停止し、記憶部114のレーザスキャナ2検知状況3001-6の内容を安全信号受信として維持することも含まれる。さらに、演算処理部111によって、レーザスキャナ2の機能を維持したまま、その入力を遮断して、記憶部114のレーザスキャナ2検知状況3001-6の内容を安全信号受信として維持することも、この無効化に含まれる。
ここで、車両安全監視範囲4の変更には、(1)無効化(有効化)、(2)範囲・方向変更、(3)質の変更、(4)出力パワーの変更、(5)感度変更といった態様が含まれる。(1)については、記述したので、以下(2)~(5)について、簡単に説明する。
まず、(2)範囲・方向変更とは、レーザスキャナ2の向きを修正することで、走査範囲の方向をシフトする。この際、走査領域を、荷物ないし荷役装置3とは別方向に変更することが望ましい。この態様の具体的な例は、実施例2で説明する。
次に、(3)質の変更とは、レーザカーテン21と同様に、ミューティング機能により、荷物の検知を抑止し、異物を選択的に検知することを可能とする。なお、この態様には、レーザスキャナ2からカメラや温度センサを用いた人感センサに切り替えることも含まれる。
また、(4)出力パワーの変更は、レーザスキャナ2と入出力部112の間に減衰装置を設け、入出力部112でノイズと判断されるように信号を減衰する。これは、上述の無効化の一種とも理解できる。つまり、ノイズを受信しても、記憶部114のレーザスキャナ2検知状況3001-6の内容を安全信号受信として維持する。
最後に、(5)感度変更とは、演算処理部111が、レーザスキャナ2における異物検知のための基準となる感度を変更する。このことで、人などの異物が検知しても、安全信号を出力することになる。
なお、以上の各態様は、レーザスキャナ2が安全信号を出力するのでなく、異物検知の際に信号を出力する場合も異物を検知したかしないかに限らず検知結果を出力する場合も適用できる。
次に、ステップS1116では、演算処理部111は、荷役作業としての荷積み作業を実施するための制御指示を作成し、荷役制御装置31に対して出力する。そして、荷役作業が行われ、これが完了すると、ステップS1117において、演算処理部111は、荷役制御装置31やその他センサなどの検知結果(フォークに荷物が載せられる)を用いて、荷積み作業の終了を検知する。
次に、ステップS1118において、演算処理部111は、レーザスキャナ2の車両安全監視範囲4を復元する。つまり、演算処理部111は、スキャナステップS1115で実行された車両安全監視範囲4の変更をそれ以前に戻す制御指示を作成し、レーザスキャナ2等へ出力する。出力先は、監視変更の対象となる装置、部位である。
次に、ステップS1119において、演算処理部111は、記憶部114の動作計画3001-2が完了したかを判定する。図10に示す自動フォークリフトIDが「0002」を用いた本実施例での処理フローでは、荷積みが完了しており、その後に、出荷位置での荷下ろしが残っている。このため、この例では、演算処理部111は完了していない(NO)と判定し、ステップS1112に戻る。なお、図6では、ステップS1112、S11116およびS1117では荷積みと表現したが、ここでは荷下ろしのための処理を実行することになる。また、演算処理部111は、完了した(YES)と判定した場合は、処理を終了する。
以上で、実施例1の説明を終了する。なお、本実施例によって、荷役の際に、レーザスキャナ2のような走行用のセンサもしくは車載センサを無効化する際でも、荷役用センサもしくは外部に設置されたセンサにより、自動フォークリフト1周辺の侵入者等の異物を検知することが可能となる。
次に、図7を用いて本発明の実施例2を説明する。本実施例では、車両安全監視範囲4の変更として、上述した(2)範囲・方向変更の一例を示すものである。なお、図7において、図1~図6と同一符号は同一部品を示すので、再度の説明は省略する。
図7は、実施例2における自動フォークリフト1の荷役作業状態を示す図である。図7に示すように、本実施例では、自動フォークリフト1の車両安全監視範囲4を変更する場合に、車両安全監視範囲4全体を無効化するのではなく、一部を無効化、つまり、方向と範囲を変更している。具体的には、車両制御装置11は、荷役装置3の作業領域に基づいて、車両安全監視範囲4を範囲42へ変更している。この範囲42は、荷役装置3の作業方向に、パレット51と同程度の幅を有する矩形上の領域である。なお、このために、作業管理サーバ3000もしくは記憶部114の管理データ3001は、荷役の対象になる荷物の大きさのデータを記憶していることが望ましい。もしくは、レーザスキャナ2ないし他の自動フォークリフト1の有するセンサで荷物の大きさを検知してもよい。
本実施例によって、荷役の際にレーザスキャナ2を部分的に無効化などの範囲・方向を変更する場合でも、無効化領域以外での障害物などの異物を検知することが可能となる。
次に、図8を用いて本発明の実施例3を説明する。本実施例では、第2の安全監視装置として、自律飛行体8に備えた安全監視装置22を用いる。なお、図8において、図1~図7と同一符号は同一部品を示すので、再度の説明は省略する。
図8は、本発明の実施例における自動フォークリフト1の荷役作業状態を示す図である。図8に示すように、自律飛行体8は、センサやカメラで実現可能な安全監視装置22を備える。本構成によれば、自動フォークリフト1に追従して自律飛行体8が飛行し、自律飛行体8から送信される検知結果に応じて、車両制御装置11が本実施例における安全監視領域221を設ける。このことによって、自動フォークリフト1は、設けられた安全監視領域221に応じた任意の場所での荷役作業が可能となる。なお、自律飛行体8は、無人航空機(UAV)を含む概念である。
次に、図9を用いて本発明における実施例4を説明する。本実施例では、第2の安全監視装置として、非常停止ボタン24を設ける。なお、図9において、図1~図8と同一符号は同一部品を示すので、再度の説明は省略する。
図9は、本発明の実施例4における自動フォークリフト1の荷役作業状態を示す図である。図9に示すように、第2の安全監視装置として、非常停止ボタン24を設けている。非常停止ボタン24は、作業員50により、ボタンが押されていない場合には安全信号を出力し、ボタンが押されたり、何らかの故障があったりした場合には安全信号の出力を停止する。そして、非常停止ボタン24は、ネットワーク1000を介して、自動フォークリフト1にその出力を送信する。ここで、安全信号を受け付けた場合、車両制御装置11では、車両安全監視範囲4を無効化、例えば、車両安全監視無効化範囲41を設定する。なお、上述のように、第2の安全監視装置である非常停止ボタン24の出力は、安全信号に限定されない。つまり、非常停止ボタン24は、ボタンが押されたなどの場合に、限定的に異常通知を行ってもよい。
本実施例によれば、自動フォークリフト1が荷役作業を開始するにあたって、非常停止ボタン24の状態に基づいて、荷役実施の可否を判断することが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…自動フォークリフト、11…車両制御装置、111…演算処理部、112…入出力部、113…通信部、114…記憶部、2…レーザスキャナ、21…レーザカーテン、211…安全監視領域、23…通信装置、3…荷役装置、31…荷役制御装置、4…車両安全監視範囲、41…車両安全監視無効化範囲、50…作業員、51…パレット、6…壁、7…走行装置、71…走行制御装置、2000…管理端末、3000…作業管理サーバ、3001…管理データ
Claims (8)
- 荷役車両における移動および荷役を含む動作を制御する車両制御装置において、
前記動作を制御するための制御指示を生成する演算処理部と、
前記荷役車両の走行を制御する走行制御装置および前記荷役車両の荷役動作を制御する荷役制御装置と接続し、前記制御指示を出力する通信部と、
第1の安全監視装置であって、車両安全監視範囲を監視し、前記荷役車両の動作を停止させるための安全状態データを出力可能な第1の安全監視装置と接続する入出力部とを有し、
前記演算処理部は、前記荷役車両での荷役を実行する際における、第2の安全監視装置による前記車両安全監視範囲を網羅する安全監視領域に対する監視結果が、安全状態を示す場合、前記車両安全監視範囲を変更することで、前記荷役車両による前記荷役の実行を可能とする車両制御装置。 - 請求項1に記載の車両制御装置において、
前記演算処理部は、前記車両安全監視範囲の変更として、前記第1の安全監視装置の無効化処理を実行する車両制御装置。 - 請求項1に記載の車両制御装置において、
前記演算処理部は、前記第1の安全監視装置の無効化処理として、前記第1の安全監視装置での検知結果によらず安全信号の出力を継続させる車両制御装置。 - 請求項1に記載の車両制御装置において、
前記演算処理部は、前記荷役が終了した場合、変更された前記車両安全監視範囲を復元する車両制御装置。 - 荷役車両における移動および荷役を含む動作を制御する車両制御装置を用いた車両制御方法において、
前記車両制御装置は、前記動作を制御するための制御指示を生成する演算処理部と、前記荷役車両の走行を制御する走行制御装置および前記荷役車両の荷役動作を制御する荷役制御装置と接続し、前記制御指示を出力する通信部と、第1の安全監視装置であって、車両安全監視範囲を監視し、前記荷役車両の動作を停止させるための安全状態データを出力可能な第1の安全監視装置と接続する入出力部とを有し、
前記演算処理部により、
前記荷役車両での荷役を実行する際における、第2の安全監視装置による前記車両安全監視範囲を網羅する安全監視領域に対する監視結果を受け付け、
前記監視結果が安全状態を示す場合、前記車両安全監視範囲を変更することで、前記荷役車両による前記荷役の実行を可能とする車両制御方法。 - 請求項5に記載の車両制御方法において、
前記演算処理部により、前記車両安全監視範囲の変更として、前記第1の安全監視装置の無効化処理を実行する車両制御方法。 - 請求項5に記載の車両制御方法において、
前記演算処理部により、前記第1の安全監視装置の無効化処理として、前記第1の安全監視装置での検知結果によらず安全信号の出力を継続させる車両制御方法。 - 請求項5に記載の車両制御方法において、
前記演算処理部により、前記荷役が終了した場合、変更された前記車両安全監視範囲を復元する車両制御方法。
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