JP2022084389A - Substrate cleaning device - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、基板洗浄装置に関する。 The present disclosure relates to a substrate cleaning device.
特許文献1には、所定波長(紫外線光源として低圧水銀ランプを使用するときは185nm、254nm、誘電体バリア放電ランプでは172nm)の紫外線を用いて酸素を励起させ、生成されるオゾンや発生期の酸素によって基板表面上の有機物を酸化・気化させ除去する装置が開示されている。
本開示は、エネルギー線照射による、有機物の除去効率を向上させるのに有効な装置を提供する。 The present disclosure provides an effective device for improving the efficiency of removing organic substances by irradiation with energy rays.
本開示の一側面に係る基板洗浄装置は、基板を収容可能な第1処理空間と、基板を収容可能な第2処理空間と、第1処理空間に不活性ガスを供給する第1ガス供給部と、第2処理空間に活性ガスを供給する第2ガス供給部と、第1処理空間内に収容された基板にエネルギー線を照射する第1照射部と、第2処理空間内に収容された基板にエネルギー線を照射する第2照射部と、第1処理空間内から第2処理空間内に基板を移動させる搬送部と、を備える。 The substrate cleaning apparatus according to one aspect of the present disclosure includes a first processing space capable of accommodating a substrate, a second processing space accommodating a substrate, and a first gas supply unit for supplying an inert gas to the first processing space. A second gas supply unit that supplies the active gas to the second processing space, a first irradiation unit that irradiates the substrate accommodated in the first processing space with energy rays, and a second irradiation unit housed in the second processing space. It includes a second irradiation unit that irradiates the substrate with energy rays, and a transport unit that moves the substrate from the first processing space to the second processing space.
本開示によれば、エネルギー線照射による、有機物の除去効率を向上させるのに有効な装置を提供することができる。 According to the present disclosure, it is possible to provide an apparatus effective for improving the efficiency of removing organic substances by irradiation with energy rays.
以下、実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。 Hereinafter, embodiments will be described in detail with reference to the drawings. In the description, the same elements or elements having the same function are designated by the same reference numerals, and duplicate description will be omitted.
〔基板洗浄装置〕
図1に示す基板洗浄装置1は、基板に対する処理に先立って、基板に付着した有機物をエネルギー線の照射により除去する乾式洗浄装置である。洗浄対象の基板は、例えば半導体ウェハである。洗浄後に基板に対して行われる処理の具体例としては、レジスト膜の形成、ハードマスクの形成、エッチング等が挙げられる。基板は半導体ウェハに限定されない。洗浄対象の基板は、ガラス基板、マスク基板、FPD(Flat Panel Display)等であってもよい。
[Board cleaning device]
The
基板洗浄装置1は、チャンバー10と、第1ガス供給部110と、第1排気部120と、第1スピンチャック130と、第1照射部140と、第2ガス供給部210と、第2排気部220と、第2スピンチャック230と、第2照射部240と、搬送部300と、制御装置400とを備える。
The
チャンバー10は、第1処理空間と、第2処理空間とを有する。チャンバー10において、第1処理空間と、第2処理空間とは区画壁を介して隣接していてもよい。チャンバー10は、第1処理空間及び第2処理空間と第2区画壁を介して隣接したランプ収容空間を更に備えてもよい。例えばチャンバー10は、端壁11,12と、側壁13,14と、天板15と、底板16と、区画壁17、18とを有する。
The
端壁11,12は、チャンバー10の両端部において、チャンバー10の内外を仕切る。以下、便宜上、端壁11から端壁12へ向かう方向を「前進方向」とし、端壁12から端壁11へ向かう方向を「後退方向」とする。「上下左右」は、「前進方向」に向かった状態での上下左右を意味する。
The
図2に示すように、側壁13は、チャンバー10の左側部においてチャンバー10の内外を仕切り、側壁14は、チャンバー10の右側部においてチャンバー10の内外を仕切る。天板15は、端壁11、12及び側壁13,14により囲まれるチャンバー10の内部空間の上を覆う。底板16は、端壁11、12及び側壁13,14により囲まれるチャンバー10の内部空間の下を覆う。
As shown in FIG. 2, the
チャンバー10の内部空間は、区画壁17により上下に仕切られている。更に、区画壁17の上の空間は、区画壁18により前後に仕切られている。端壁11と区画壁18との間の空間は、基板Wを収容可能な第1処理空間23である。端壁11(第1端壁)は、第1処理空間23を介して区画壁18に対向する。区画壁18と端壁12との間の空間は、基板Wを収容可能な第2処理空間24である。端壁12(第2端壁)は、第2処理空間24を介して区画壁18に対向する。第1処理空間23と、第2処理空間24とは区画壁18を介して隣接している。区画壁17の下の空間は、ランプ収容空間22である。ランプ収容空間22は、区画壁17(第2区画壁)を介して第1処理空間23及び第2処理空間24に隣接している。
The internal space of the
端壁11のうち、第1処理空間23にかかる部分は、基板Wが通過可能な受入開口25を有する。受入開口25は、チャンバー10外から第1処理空間23内への基板Wの搬入に用いられる。区画壁18は、基板Wが通過可能な搬送開口26を有する。搬送開口26は、第1処理空間23から第2処理空間24への基板Wの搬送に用いられる。端壁12のうち、第2処理空間24にかかる部分は、基板Wが通過可能な送出開口27を有する。送出開口27は、第2処理空間24内からチャンバー10外への基板Wの搬出に用いられる。
The portion of the
基板洗浄装置1は、受入シャッター31と、搬送シャッター32と、送出シャッター33とを更に備えていてもよい。受入シャッター31は、電動モータ又は空気圧アクチュエータ等により、制御指令に応じて受入開口25を開閉する。搬送シャッター32は、電動モータ又は空気圧アクチュエータ等により、制御指令に応じて搬送開口26を開閉する。送出シャッター33は、電動モータ又は空気圧アクチュエータ等により、制御指令に応じて送出開口27を開閉する。
The
搬送部300は、第1処理空間23内から第2処理空間24内に基板Wを移動させる。例えば搬送部300は、搬送開口26を経て第1処理空間23内から第2処理空間24内に基板Wを移動させる。例えば搬送部300は、第1処理空間23、搬送開口26及び第2処理空間24を通る搬送平面P1に沿って基板Wを搬送する。一例として、搬送部300は、基板Wを水平に保持し、水平な搬送平面P1に沿って、搬送開口26を経て第1処理空間23内から第2処理空間24内に基板Wを搬送する。
The
例えば搬送部300は、基板ホルダ310と、ホルダ駆動部320とを有する。基板ホルダ310は、基板Wを水平に保持する。例えば基板ホルダ310は、包囲部311と、複数の支持爪312とを有する。包囲部311は、搬送対象の基板Wを包囲する。複数の支持爪312のそれぞれは、包囲部311から包囲部311の中心に向かって突出し、搬送対象の基板Wを支持する。
For example, the
ホルダ駆動部320は、基板Wを保持した基板ホルダ310を、搬送平面P1に沿って前進方向に移動させる。ホルダ駆動部320は、基板ホルダ310を後退方向にも移動させるように構成されていてもよい。ホルダ駆動部320の具体例としては、ボールねじ式等の電動のリニアアクチュエータが挙げられる。
The
第1スピンチャック130は、受入開口25を経て第1処理空間23内に基板Wを搬入した搬送装置から、基板Wを受け取り、基板ホルダ310に引き渡す。また、第1スピンチャック130は、鉛直軸まわりに基板Wを回転させることで、鉛直軸まわりの基板Wの向きを変更する。
The
一例として、第1スピンチャック130は、保持部131と、回転駆動部132と、昇降駆動部133とを有する。保持部131は、水平に配置された基板Wの中心部分を支持し、負圧の付与等によって当該基板Wを吸着する。回転駆動部132は、例えば電動モータ等によって、鉛直内軸線まわりに保持部131を回転させる。昇降駆動部133は、例えば電動モータ又は空気圧アクチュエータ等により、保持部131を昇降させる。
As an example, the
第1スピンチャック130は、基板ホルダ310を搬送部300が保持部131の上に配置した状態で、昇降駆動部133により保持部131を上昇させ、保持部131を基板ホルダ310よりも高い位置に配置する。チャンバー10外の搬送装置は、保持部131が基板ホルダ310よりも高い位置に配置された状態で、基板Wを第1処理空間23に搬入し、保持部131の上に水平に配置する。保持部131の上に基板Wが配置された状態で、第1スピンチャック130は、昇降駆動部133により保持部131を下降させる。昇降駆動部133が、基板ホルダ310よりも低い位置まで保持部131を下降させることによって、保持部131から基板ホルダ310に基板Wが引き渡される。
In the
鉛直軸まわりの基板Wの向きを変更する場合、第1スピンチャック130は、保持部131が基板ホルダ310よりも高い位置で基板Wを支持した状態にて、回転駆動部132により保持部131を回転させる。この場合、第1スピンチャック130は、少なくとも回転駆動部132により保持部131を回転させる期間において、保持部131により基板Wを吸着させてもよい。
When changing the orientation of the substrate W around the vertical axis, the
第2スピンチャック230は、基板ホルダ310から基板Wを受け取り、送出開口27を経て第2処理空間24内から基板Wを搬出する搬送装置に基板Wを引き渡す。また、第2スピンチャック230は、鉛直軸まわりに基板Wを回転させることで、鉛直軸まわりの基板Wの向きを変更する。
The
一例として、第2スピンチャック230は、保持部231と、回転駆動部232と、昇降駆動部233とを有する。保持部231は、水平に配置された基板Wの中心部分を支持し、負圧の付与等によって当該基板Wを吸着する。回転駆動部232は、例えば電動モータ等によって、鉛直内軸線まわりに回転駆動部232を回転させる。昇降駆動部233は、例えば電動モータ又は空気圧アクチュエータ等により、保持部231を昇降させる。
As an example, the
第2スピンチャック230は、基板を支持した基板ホルダ310を搬送部300が保持部231の上に配置した状態で、昇降駆動部233により保持部231を上昇させる。昇降駆動部233が、基板ホルダ310よりも高い位置まで保持部231を上昇させることによって、基板ホルダ310から保持部231に基板Wが引き渡される。チャンバー10外の搬送装置は、保持部231が基板ホルダ310よりも高い位置にて基板Wを支持した状態で、基板Wを保持部231から受け取って第2処理空間24から搬出する。
The
鉛直軸まわりの基板Wの向きを変更する場合、第2スピンチャック230は、保持部231が基板ホルダ310よりも高い位置で基板Wを支持した状態にて、回転駆動部232により保持部231を回転させる。この場合、第2スピンチャック230は、少なくとも回転駆動部232により保持部231を回転させる期間において、保持部231により基板Wを吸着させてもよい。
When changing the orientation of the substrate W around the vertical axis, the
第1照射部140は、第1処理空間23内に収容された基板Wにエネルギー線を照射する。例えば第1照射部140は、第1スピンチャック130と区画壁18との間に設けられており、第1処理空間23内において基板ホルダ310に支持された基板Wの裏面Wb(下面)にエネルギー線を照射する。エネルギー線は、例えば波長が100~400nmの紫外線である。一例として、第1照射部140は、第1光源141と、第1収容部142と、第1窓部143とを有する。
The
第1光源141は、ランプ収容空間22内に設けられ、電力の供給に応じてエネルギー線を発生させる。例えば第1光源141は、左右方向に沿った棒状の1本以上のランプを有する。ランプの具体例としては、低圧水銀ランプ又は誘電体バリア放電ランプ等が挙げられる。低圧水銀ランプは、波長が185nm又は254nmの紫外線を発生させる。誘電体バリア放電ランプは、波長が172nmの紫外線を発生させる。
The first
第1収容部142は、ランプ収容空間22内のうち、第1処理空間23に隣接する位置において、第1光源141を収容する。第1収容部142内には、例えば窒素ガス又はアルゴンガス等の不活性ガスが封入されている。
The first
第1窓部143は区画壁17に設けられ、第1収容部142内において第1光源141が出射したエネルギー線を第1処理空間23に透過させる。例えば第1窓部143は、区画壁17に形成された開口を石英ガラスなどの透明部材で塞ぐことにより構成されている。
The
第1照射部140は、区画壁18から離れていてもよい。例えば、第1光源141、第1収容部142及び第1窓部143は、端壁11に向かって区画壁18から離れた位置に設けられていてもよい。
The
第1照射部140は、基板Wの裏面Wb(処理対象面)よりも狭い第1照射領域A1にエネルギー線を照射し、搬送部300は、裏面Wbの全域が第1照射領域A1に重なるように基板Wを搬送してもよい。
The
搬送部300による基板Wの搬送方向における第1照射領域A1の幅は、当該搬送方向における裏面Wbの幅よりも小さい。一方、搬送部300による基板Wの搬送方向に垂直な方向において、第1照射領域A1は、裏面Wbが通過する領域の全域にかかるように延びている。このため、搬送部300が基板Wを搬送することによって、裏面Wbの全域が第1照射領域A1に重なることとなる。
The width of the first irradiation region A1 in the transport direction of the substrate W by the
第2照射部240は、第2処理空間24内に収容された基板Wにエネルギー線を照射する。例えば第2照射部240は、区画壁18と第2スピンチャック230との間に設けられており、第2処理空間24内において基板ホルダ310に支持された基板Wの裏面Wb(下面)にエネルギー線を照射する。第2照射部240が照射するエネルギー線は、第1照射部140が照射するエネルギー線と同種である。一例として、第2照射部240は、第2光源241と、第2収容部242と、第2窓部243とを有する。
The
第2光源241は、ランプ収容空間22内に設けられ、電力の供給に応じてエネルギー線を発生させる。例えば第2光源241は、第1光源141と同様に、左右方向に沿った棒状の1本以上のランプを有する。ランプの具体例としては、低圧水銀ランプ又は誘電体バリア放電ランプ等が挙げられる。
The second
第2収容部242は、ランプ収容空間22内のうち、第2処理空間24に隣接する位置において、第2光源241を収容する。第2収容部242内には、例えば窒素ガス又はアルゴンガス等の不活性ガスが封入されている。
The second
第2窓部243は区画壁17に設けられ、第2収容部242内において第2光源241が出射したエネルギー線を第2処理空間24に透過させる。例えば第2窓部243は、区画壁17に形成された開口を石英ガラスなどの透明部材で塞ぐことにより構成されている。
The
第2照射部240は、区画壁18から離れていてもよい。例えば、第2光源241、第2収容部242及び第2窓部243は、端壁12に向かって区画壁18から離れた位置に設けられていてもよい。
The
第2照射部240は、基板Wの裏面Wb(処理対象面)よりも狭い第2照射領域A2にエネルギー線を照射し、搬送部300は、裏面Wbの全域が第2照射領域A2に重なるように基板Wを搬送してもよい。
The
搬送部300による基板Wの搬送方向における第2照射領域A2の幅は、当該搬送方向における裏面Wbの幅よりも小さい。一方、搬送部300による基板Wの搬送方向に垂直な方向において、第2照射領域A2は、裏面Wbが通過する領域の全域にかかるように延びている。このため、搬送部300が基板Wを搬送することによって、裏面Wbの全域が第2照射領域A2に重なることとなる。
The width of the second irradiation region A2 in the transport direction of the substrate W by the
第1ガス供給部110は、第1処理空間23に不活性ガスを供給する。「不活性ガス」は、空気に比較して反応性の低いガスである。不活性ガスの具体例としては、窒素ガス又はアルゴンガス等が挙げられる。例えば第1ガス供給部110は、第1吹き込み口111と、第1送ガス部112とを有する。第1吹き込み口111は、上記搬送平面P1と第1照射部140との間に向かって開口する。例えば第1吹き込み口111は、端壁11に設けられ、搬送平面P1と第1照射部140との間を経て区画壁18に対向している。第1送ガス部112は、ガスタンク等の供給源に接続された管を有し、供給源から第1吹き込み口111に不活性ガスを送る。
The first
第2ガス供給部210は、第2処理空間24に活性ガスを供給する。「活性ガス」は、反応性が空気と同等以上のガスであり、空気であってもよい。例えば第2ガス供給部210は、第2吹き込み口211と、第2送ガス部212とを有する。第2吹き込み口211は、上記搬送平面P1と第2照射部240との間に向かって開口する。例えば第2吹き込み口211は、端壁12に設けられ、搬送平面P1と第2照射部240との間を経て区画壁18に対向している。第2送ガス部212は、ブロワ等の供給源に接続された管を有し、供給源から第2吹き込み口211に活性ガスを送る。
The second
第1排気部120は、第1処理空間23からガスを排出する。例えば第1排気部120は第1排気口121を有する。第1排気口121は、第1処理空間23内に開口し、チャンバー10外の第1排気ダクト122に接続されている。第1排気口121は、第1照射部140との間に搬送平面P1を挟む位置において第1処理空間23内に開口していてもよい。一例として、第1排気口121は、天板15に設けられ、下方に向かって開口している。第1排気口121は、端壁11と区画壁18との間において端壁11寄りに位置してもよい。
The
第2排気部220は、第2処理空間24からガスを排出する。例えば第2排気部220は第2排気口221を有する。第2排気口221は、第2処理空間24内に開口し、チャンバー10外の第2排気ダクト222に接続されている。第2排気口221は、第2照射部240との間に搬送平面P1を挟む位置において第2処理空間24内に開口していてもよい。一例として、第2排気口221は、天板15に設けられ、下方に向かって開口している。第2排気口221は、区画壁18と端壁12との間において区画壁18寄りに位置してもよい。
The
制御装置400は、一連の基板洗浄手順を実行するように、上述のハードウェアを制御する。例えば制御装置400は、機能上の構成(以下、「機能ブロック」という。)として、レシピ記憶部411と、受入制御部412と、搬送制御部413と、第1照射制御部414と、第2照射制御部415と、送出制御部416とを有する。
The
レシピ記憶部411は、第1処理空間23内におけるエネルギー線の照射量を第1目標照射量に合わせるための第1動作条件と、第2処理空間24内におけるエネルギー線の照射量を第2目標照射量に合わせるための第2動作条件と、を含む1以上の動作条件を記憶する。
The
受入制御部412は、基板Wを第1処理空間23内に受け入れるように、受入シャッター31及び第1スピンチャック130を制御する。例えば受入制御部412は、基板ホルダ310を搬送部300が保持部131の上に配置した状態で、基板Wの搬入タイミング(チャンバー10外の搬送装置が基板Wを第1処理空間23に搬入するタイミング)の通知を待機する。
The
受入制御部412は、搬入タイミングの通知に基づいて、搬入タイミングの前に昇降駆動部133により保持部131を上昇させ、保持部131を基板ホルダ310よりも高い位置に配置させる。また、受入制御部412は、搬入タイミングの前に受入シャッター31により受入開口25を開かせる。
The
受入制御部412は、保持部131上に基板Wが配置された後に、受入シャッター31により受入開口25を閉じさせ、昇降駆動部133により保持部131を下降させる。昇降駆動部133が、基板ホルダ310よりも低い位置まで保持部131を下降させることによって、保持部131から基板ホルダ310に基板Wが引き渡される。
After the substrate W is arranged on the holding
搬送制御部413は、第1処理空間23内において、裏面Wbの全域が上記第1照射領域A1に重なるように、搬送部300により基板Wを前進させる。その後、搬送制御部413は、搬送部300により、基板Wを第1処理空間23内から第2処理空間24内に移動させる。搬送制御部413は、搬送部300が第1処理空間23内から第2処理空間24内に基板Wを移動させる前に、搬送シャッター32により搬送開口26を開かせてもよい。また、搬送制御部413は、搬送部300が第1処理空間23内から第2処理空間24内に基板を移動させた後に、搬送シャッター32により搬送開口26を閉じさせてもよい。第2処理空間24内において、搬送制御部413は、裏面Wbの全域が第2照射領域A2に重なるように、搬送部300により基板Wを前進させる。
The
第1照射制御部414は、少なくとも、裏面Wbの全域が第1照射領域A1に重なるように搬送部300が基板Wを前進させる期間において、第1光源141を点灯させる。以下、裏面Wbの全域が第1照射領域A1に重なるように搬送部300が基板Wを前進させる期間を「第1走査期間」という。例えば第1照射制御部414は、第1走査期間の開始タイミングに合わせて第1光源141を点灯させる。開始タイミングに合わせて第1光源141を点灯させることは、開始タイミングの前に第1光源141を点灯させることを含む。また、第1照射制御部414は、第1走査期間の終了タイミングに合わせて第1光源141を消灯させる。終了タイミングに合わせて第1光源141を消灯させることは、終了タイミングの後に第1光源141を消灯させることを含む。
The first
第2照射制御部415は、少なくとも、裏面Wbの全域が第2照射領域A2に重なるように搬送部300が基板Wを前進させる期間において、第2光源241を点灯させる。以下、裏面Wbの全域が第2照射領域A2に重なるように搬送部300が基板Wを前進させる期間を「第2走査期間」という。例えば第2照射制御部415は、第2走査期間の開始タイミングに合わせて第2光源241を点灯させる。開始タイミングに合わせて第2光源241を点灯させることは、開始タイミングの前に第2光源241を点灯させることを含む。また、第2照射制御部415は、第2走査期間の終了タイミングに合わせて第2光源241を消灯させる。終了タイミングに合わせて第2光源241を消灯させることは、終了タイミングの後に第2光源241を消灯させることを含む。
The second
ここで、搬送制御部413は、第1処理空間23内におけるエネルギー線の照射量を第1目標照射量に合わせ、第2処理空間24内におけるエネルギー線の照射量を第2目標照射量に合わせるように、搬送部300を制御してもよい。例えば搬送制御部413は、第1走査期間における基板Wの前進速度を、上記第1動作条件に基づく第1目標前進速度に合わせるように搬送部300を制御する。また、搬送制御部413は、第2走査期間における基板Wの前進速度を、上記第2動作条件に基づく第2目標前進速度に合わせるように搬送部300を制御する。
Here, the
送出制御部416は、基板Wを第2処理空間24外に送り出すように、第2スピンチャック230及び送出シャッター33を制御する。例えば送出制御部416は、基板Wを支持した基板ホルダ310を搬送部300が保持部231の上に配置した状態で、昇降駆動部233により保持部231を上昇させる。昇降駆動部233が、基板ホルダ310よりも高い位置まで保持部231を上昇させることによって、基板ホルダ310から保持部231に基板Wが引き渡される。
The
保持部231が基板ホルダ310よりも高い位置で基板Wを支持した状態で、送出制御部416は、送出シャッター33により送出開口27を開かせる。送出制御部416は、第2処理空間24から基板Wが搬出された後に、送出シャッター33により送出開口27を閉じさせ、昇降駆動部233により保持部231を下降させる。
In a state where the holding
保持部231が、基板ホルダ310よりも低い位置まで下降した後に、搬送制御部413は、基板ホルダ310を第2処理空間24内から第1処理空間23内に移動させ、保持部131の上方に配置するように搬送部300を制御してもよい。この際に、搬送制御部413は、搬送部300が基板ホルダ310を区画壁18に接近させるのに応じて搬送シャッター32により搬送開口26を開かせてもよい。また、搬送制御部413は、搬送部300が第2処理空間24内から第1処理空間23内に基板ホルダ310を移動させた後に、搬送シャッター32により搬送開口26を閉じさせてもよい。
After the holding
上述のハードウェアにおいては、基板Wが複数の支持爪312により支持される。このため、裏面Wbのうち支持爪312に支持される部分には、エネルギー線を照射することができない。そこで、制御装置400は、第1スピンチャック130により基板Wの向きを変更させながら搬送部300に第1走査期間を複数回繰り返させるように構成されていてもよい。同様に、制御装置400は、第2スピンチャック230により基板Wの向きを変更させながら搬送部300に第2走査期間を複数回繰り返させるように構成されていてもよい。例えば制御装置400は、第1持替制御部417と、第2持替制御部418とを更に有する。
In the above hardware, the substrate W is supported by a plurality of
第1持替制御部417は、第1スピンチャック130に基板Wの向きを変更させる。例えば第1持替制御部417は、基板Wを支持した基板ホルダ310を搬送部300が保持部131の上に配置した状態で、昇降駆動部133により保持部131を上昇させる。昇降駆動部133が、基板ホルダ310よりも高い位置まで保持部131を上昇させることによって、基板ホルダ310から保持部131に基板Wが引き渡される。
The first
保持部131が基板ホルダ310よりも高い位置で基板Wを支持した状態で、第1持替制御部417は保持部131に基板Wを吸着させ、回転駆動部132により保持部131を回転させる。この際、第1持替制御部417は、隣り合う支持爪312間のいずれの角度ピッチとも異なる回転角度で保持部131を回転させる。なお、「角度ピッチ」は、隣り合う支持爪312の間隔を、包囲部311の中心まわりの角度で表した値である。
In a state where the holding
回転駆動部132が保持部131を回転させた後、第1持替制御部417は、保持部131による基板Wの吸着を解除させ、昇降駆動部133により保持部131を下降させる。昇降駆動部133が、基板ホルダ310よりも低い位置まで保持部131を下降させることによって、保持部131から基板ホルダ310に基板Wが戻される。
After the
以上の手順によって、基板ホルダ310が支持する基板Wの鉛直軸まわりの向きが変更され、変更前に支持爪312に支持されていた部分が下方に露出する。これにより、支持爪312に支持されていた部分にエネルギー線を照射することが可能となる。
By the above procedure, the orientation of the substrate W supported by the
搬送制御部413は、上記第1走査期間を複数回繰り返すように、第1処理空間23内において、搬送部300により基板ホルダ310の前進と後退を繰り返させる。第1持替制御部417は、第1走査期間と第1走査期間との間で、上述のように第1スピンチャック130により基板Wの向きを変更させる。
The
第2持替制御部418は、第2スピンチャック230に基板Wの向きを変更させる。例えば第2持替制御部418は、基板Wを支持した基板ホルダ310を搬送部300が保持部231の上に配置した状態で、昇降駆動部233により保持部231を上昇させる。
昇降駆動部233が、基板ホルダ310よりも高い位置まで保持部231を上昇させることによって、基板ホルダ310から保持部231に基板Wが引き渡される。
The second
The elevating
保持部231が基板ホルダ310よりも高い位置で基板Wを支持した状態で、第2持替制御部418は保持部231に基板Wを吸着させ、回転駆動部232により保持部231を回転させる。この際、第2持替制御部418は、隣り合う支持爪312間のいずれの角度ピッチとも異なる回転角度で保持部231を回転させる。
In a state where the holding
回転駆動部232が保持部231を回転させた後、第2持替制御部418は、保持部231による基板Wの吸着を解除させ、昇降駆動部233により保持部231を下降させる。昇降駆動部233が、基板ホルダ310よりも低い位置まで保持部231を下降させることによって、保持部231から基板ホルダ310に基板Wが戻される。
After the
以上の手順によって、基板ホルダ310が支持する基板Wの鉛直軸まわりの向きが変更され、変更前に支持爪312に支持されていた部分が下方に露出する。これにより、支持爪312に支持されていた部分にエネルギー線を照射することが可能となる。
By the above procedure, the orientation of the substrate W supported by the
搬送制御部413は、上記第2走査期間を複数回繰り返すように、第2処理空間24内において、搬送部300により基板ホルダ310の前進と後退を繰り返させる。第2持替制御部418は、第2走査期間と第2走査期間との間で、上述のように第2スピンチャック230により基板Wの向きを変更させる。
The
図3は、制御装置400のハードウェア構成を例示するブロック図である。制御装置400は、一つ又は複数の制御用コンピュータにより構成される。図3に示すように、制御装置400は回路490を有する。回路490は、少なくとも一つのプロセッサ491と、メモリ492と、ストレージ493と、入出力ポート494とを含む。ストレージ493は、例えばハードディスク等、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を有する。ストレージ493は、第1処理空間23に不活性ガスを供給することと、第2処理空間24に活性ガスを供給することと、第1処理空間23内に収容された基板Wにエネルギー線を照射することと、第2処理空間24内に収容された基板Wにエネルギー線を照射することと、第1処理空間23内から第2処理空間24内に基板Wを移動させることと、を制御装置400に実行させるためのプログラムを記憶している。ストレージ493は、上述した機能ブロックを制御装置400に構成させるためのプログラムを記憶している。
FIG. 3 is a block diagram illustrating a hardware configuration of the
メモリ492は、ストレージ493の記憶媒体からロードしたプログラム及びプロセッサ491による演算結果を一時的に記憶する。プロセッサ491は、メモリ492と協働して上記プログラムを実行することで、上述した各機能モジュールを構成する。入出力ポート494は、プロセッサ491からの指令に応じて、受入シャッター31、搬送シャッター32、送出シャッター33、第1スピンチャック130、第1照射部140、第2スピンチャック230、第2照射部240及び搬送部300との間で電気信号の入出力を行う。
The
なお、制御装置400のハードウェア構成は、必ずしもプログラムにより各機能モジュールを構成するものに限られない。例えば制御装置400の各機能モジュールは、専用の論理回路又はこれを集積したASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成されていてもよい。
The hardware configuration of the
〔基板洗浄手順〕
続いて、基板洗浄方法の一例として、制御装置400が実行する基板洗浄手順を例示する。図4に示す手順は、基板ホルダ310を搬送部300が保持部131の上に配置した状態で開始される。
[Substrate cleaning procedure]
Subsequently, as an example of the substrate cleaning method, a substrate cleaning procedure executed by the
まず、制御装置400は、ステップS01,S02,S03,S04,S05,S06,S07,S08,S09,S11,S12,S13,S14,S15,S16,S17,S18,S19を実行する。ステップS01では、受入制御部412が、基板Wの搬入タイミングの通知を待機する。ステップS02では、受入制御部412が、搬入タイミングの通知に基づいて、搬入タイミングの前に昇降駆動部133により保持部131を上昇させ、基板ホルダ310よりも高い位置に保持部131を配置させる。ステップS03では、受入制御部412が、受入シャッター31により受入開口25を開かせる(図6の(a)参照)。
First, the
ステップS04では、チャンバー10外の搬送装置が第1処理空間23に基板Wを搬入し、保持部131上に配置するのを、受入制御部412が待機する。ステップS05では、受入制御部412が、受入シャッター31により受入開口25を閉じさせる(図6の(b)参照)。ステップS06では、受入制御部412が、昇降駆動部133により保持部131を下降させる。昇降駆動部133が、基板ホルダ310よりも低い位置まで保持部131を下降させることによって、保持部131から基板ホルダ310に基板Wが引き渡される(図6の(c)参照)。
In step S04, the
ステップS07では、搬送制御部413及び第1照射制御部414が、搬送部300により基板Wを前進させながら、第1照射部140により裏面Wbにエネルギー線を照射させる(図7の(a)参照)。ステップS07の具体的な内容については後述する。ステップS08では、搬送制御部413が、搬送シャッター32により搬送開口26を開かせる(図7の(b)参照)。
In step S07, the
ステップS09では、搬送制御部413が、搬送部300に基板Wの前進を開始させる。ステップS11では、搬送制御部413が、搬送部300が第1処理空間23内から第2処理空間24内に基板Wを移動させるのを待機する。ステップS12では、搬送制御部413が、搬送部300に基板Wの前進を終了させる。
In step S09, the
ステップS13では、搬送制御部413が、搬送シャッター32により搬送開口26を閉じさせる(図7の(c)参照)。ステップS14では、搬送制御部413及び第2照射制御部415が、搬送部300により基板Wを前進させながら、第2照射部240により裏面Wbにエネルギー線を照射させる(図8の(a)参照)。ステップS14の具体的な内容については後述する。
In step S13, the
ステップS15では、送出制御部416が、基板を支持した基板ホルダ310を搬送部300が保持部231の上に配置した状態で、昇降駆動部233により保持部231を上昇させる(図8の(b)参照)。昇降駆動部233が、基板ホルダ310よりも高い位置まで保持部231を上昇させることによって、基板ホルダ310から保持部231に基板Wが引き渡される。
In step S15, the
ステップS16では、送出制御部416が、送出シャッター33により送出開口27を開かせる。ステップS17では、チャンバー10外の搬送装置が第2処理空間24から基板Wを搬出するのを、送出制御部416が待機する。ステップS18では、送出制御部416が、送出シャッター33により送出開口27を閉じさせる(図8の(c)参照)。ステップS19では、送出制御部416が、基板ホルダ310よりも低い位置まで、昇降駆動部233により保持部231を下降させる。
In step S16, the
次に、図5に示すように、制御装置400は、ステップS21,S22,S23,S24,S25,S26,S27を実行する。ステップS21では、搬送制御部413が、搬送部300により基板ホルダ310の後退を開始させる。ステップS22では、基板ホルダ310が所定レベルまで区画壁18に接近するのを、搬送制御部413が待機する。ステップS23では、搬送制御部413が、搬送シャッター32により搬送開口26を開かせる。ステップS24では、基板ホルダ310が第2処理空間24内から第1処理空間23内に移動するのを、搬送制御部413が待機する。
Next, as shown in FIG. 5, the
ステップS25では、搬送制御部413が、搬送シャッター32により搬送開口26を閉じさせる。ステップS26では、基板ホルダ310が保持部131の上方に到達するのを、搬送制御部413が待機する。ステップS27では、搬送制御部413が、搬送部300により基板ホルダ310の後退を終了させる。その後、制御装置400は処理をステップS01に戻す。制御装置400は以上の手順を繰り返す。
In step S25, the
図9は、ステップS07におけるエネルギー線の照射手順を例示するフローチャートである。図9に示すように、制御装置400は、ステップS31,S32,S33,S34,S35,S36,S37,S38,S39,S41,S42,S43,S44,S45,S46,S47を実行する。ステップS31では、第1照射制御部414が、第1光源141を点灯させる。ステップS32では、搬送制御部413が、搬送部300により基板Wの前進を開始させる。ステップS33では、基板Wが、照射完了位置に到達するのを、搬送制御部413が待機する。照射完了位置は、例えば上記第1走査期間が完了する際の基板Wの位置である。
FIG. 9 is a flowchart illustrating the procedure for irradiating the energy rays in step S07. As shown in FIG. 9, the
ステップS34では、第1照射制御部414が、第1光源141を消灯させる。ステップS35では、搬送制御部413が、搬送部300により基板Wの前進を終了させる。ステップS36では、搬送制御部413が、搬送部300により基板Wの後退を開始させる。ステップS37では、基板ホルダ310が保持部131の上方に到達するのを、搬送制御部413が待機する。
In step S34, the first
ステップS38では、搬送制御部413が、搬送部300により基板Wの後退を終了させる。ステップS39では、第1持替制御部417が、昇降駆動部133により保持部131を上昇させる。昇降駆動部133が、基板ホルダ310よりも高い位置まで保持部131を上昇させることによって、基板ホルダ310から保持部131に基板Wが引き渡される。
In step S38, the
ステップS41では、保持部131が基板ホルダ310よりも高い位置で基板Wを支持した状態で、第1持替制御部417が保持部131により基板Wを吸着させ、回転駆動部132により保持部131を回転させる。ステップS42では、第1持替制御部417が、保持部131による基板Wの吸着を解除させ、昇降駆動部133により保持部131を下降させる。昇降駆動部133が、基板ホルダ310よりも低い位置まで保持部131を下降させることによって、保持部131から基板ホルダ310に基板Wが戻される。
In step S41, with the holding
ステップS43では、第1照射制御部414が、第1光源141を点灯させる。ステップS44では、搬送制御部413が、搬送部300により基板Wの前進を開始させる。ステップS45では、基板Wが、上記照射完了位置に到達するのを、搬送制御部413が待機する。ステップS46では、第1照射制御部414が、第1光源141を消灯させる。ステップS47では、搬送制御部413が、搬送部300により基板Wの前進を終了させる。以上で第1処理空間23内におけるエネルギー線の照射手順が完了する。
In step S43, the first
図10は、ステップS14におけるエネルギー線の照射手順を例示するフローチャートである。図10に示すように、制御装置400は、ステップS51,S52,S53,S54,S55,S56,S57,S58,S59,S61,S62,S63,S64,S65,S66,S67を実行する。ステップS51では、第2照射制御部415が、第2光源241を点灯させる。ステップS52では、搬送制御部413が、搬送部300により基板Wの前進を開始させる。ステップS53では、基板ホルダ310が保持部231の上方に到達するのを、搬送制御部413が待機する。ステップS54では、第2照射制御部415が、第2光源241を消灯させる。ステップS55では、搬送制御部413が、搬送部300により基板Wの前進を終了させる。
FIG. 10 is a flowchart illustrating the procedure for irradiating the energy rays in step S14. As shown in FIG. 10, the
ステップS56では、第2持替制御部418が、昇降駆動部233により保持部231を上昇させる。昇降駆動部233が、基板ホルダ310よりも高い位置まで保持部231を上昇させることによって、基板ホルダ310から保持部231に基板Wが引き渡される。ステップS57では、保持部231が基板ホルダ310よりも高い位置で基板Wを支持した状態で、第2持替制御部418が保持部231により基板Wを吸着させ、回転駆動部232により保持部231を回転させる。
In step S56, the second
ステップS58では、第2持替制御部418が、保持部231による基板Wの吸着を解除させ、昇降駆動部233により保持部231を下降させる。昇降駆動部233が、基板ホルダ310よりも低い位置まで保持部231を下降させることによって、保持部231から基板ホルダ310に基板Wが戻される。ステップS59では、搬送制御部413が、搬送部300により基板Wの後退を開始させる。ステップS61では、基板Wが照射開始位置に到達するのを、搬送制御部413が待機する。照射開始位置は、例えば第2走査期間が開始する際の基板Wの位置である。
In step S58, the second
ステップS62では、搬送制御部413が、搬送部300により基板Wの後退を終了させる。ステップS63では、第2照射制御部415が、第2光源241を点灯させる。ステップS64では、搬送制御部413が、搬送部300により基板Wの前進を開始させる。ステップS65では、基板ホルダ310が保持部231の上方に到達するのを、搬送制御部413が待機する。ステップS66では、第2照射制御部415が、第2光源241を消灯させる。ステップS67では、搬送制御部413が、搬送部300により基板Wの前進を終了させる。以上で第2処理空間24内におけるエネルギー線の照射手順が完了する。
In step S62, the
〔本実施形態の効果〕
以上に説明したように、基板洗浄装置1は、基板Wを収容可能な第1処理空間23と、基板Wを収容可能な第2処理空間24と、第1処理空間23に不活性ガスを供給する第1ガス供給部110と、第2処理空間24に活性ガスを供給する第2ガス供給部210と、第1処理空間23内に収容された基板Wにエネルギー線を照射する第1照射部140と、第2処理空間24内に収容された基板Wにエネルギー線を照射する第2照射部240と、第1処理空間23内から第2処理空間24内に基板Wを移動させる搬送部300と、を備える。
[Effect of this embodiment]
As described above, the
基板にエネルギー線を照射する装置によれば、基板に付着した有機物を除去することができる。基板に付着した有機物は、エネルギー線の照射によって次のように除去される。基板の処理対象面にエネルギー線が照射されると、処理対象面に付着した有機物が分解される。基板が配置された処理空間内の酸素含有ガスにエネルギー線が作用してオゾンガスが発生する。処理対象面に付着した状態で分解された有機物は、オゾンガスによって処理対象面から除去される。 According to a device that irradiates the substrate with energy rays, organic substances adhering to the substrate can be removed. The organic matter adhering to the substrate is removed by irradiation with energy rays as follows. When the surface to be processed of the substrate is irradiated with energy rays, the organic matter adhering to the surface to be processed is decomposed. Energy rays act on the oxygen-containing gas in the processing space in which the substrate is arranged to generate ozone gas. The organic matter decomposed while adhering to the surface to be treated is removed from the surface to be treated by ozone gas.
オゾンガスを発生させる観点では、処理空間内のガスの酸素濃度が高い方が有利である。一方、処理空間内のガスの酸素濃度が高いと、ガスを通過する際のエネルギー線の減衰が大きいので、エネルギー線が処理対象面に付着した有機物に作用し難くなる。そこで、基板から有機物を除去する処理を、有機物を分解する第1段階と、分解した有機物を除去する第2段階とに分け、第1段階における処理空間内の酸素濃度に比較して、第2段階における処理空間内の酸素濃度を高くすることが考えられる。 From the viewpoint of generating ozone gas, it is advantageous that the oxygen concentration of the gas in the treatment space is high. On the other hand, when the oxygen concentration of the gas in the processing space is high, the energy rays are greatly attenuated when passing through the gas, so that the energy rays are less likely to act on the organic matter adhering to the surface to be processed. Therefore, the process of removing the organic substance from the substrate is divided into a first step of decomposing the organic substance and a second step of removing the decomposed organic substance, and the second step is compared with the oxygen concentration in the treatment space in the first step. It is conceivable to increase the oxygen concentration in the treatment space at the stage.
しかしながら、同じ処理空間内を、第1段階用の酸素濃度から第2段階用の酸素濃度まで変化させるのには時間がかかる。また、酸素濃度を大きく変更する過程で、処理空間内の位置によって酸素濃度の斑が生じ、この斑に起因して洗浄効果の均一性が低下するおそれもある。 However, it takes time to change the oxygen concentration for the first stage to the oxygen concentration for the second stage in the same processing space. In addition, in the process of significantly changing the oxygen concentration, spots in the oxygen concentration may occur depending on the position in the treatment space, and the uniformity of the cleaning effect may decrease due to these spots.
これに対し、上述した基板洗浄装置1によれば、まず、第1段階用の酸素濃度に調節された第1処理空間23内において第1照射部140により基板Wにエネルギー線を照射させる。その後、その基板Wを第2段階用の酸素濃度に調節された第2処理空間24内に移動させ、第2処理空間24内において第2照射部240によりその基板Wにエネルギー線を照射させる。これにより、第1段階から第2段階への移行をスムーズに行うことができる。また、第1段階から第2段階への移行のために同一の処理空間内の酸素濃度を大きく変更する必要がないので、酸素濃度の斑に起因する洗浄効果の均一性低下も生じ難い。従って、有機物の除去効率を向上させるのに有効である。
On the other hand, according to the
第1処理空間23と、第2処理空間24とは区画壁18を介して隣接しており、区画壁18は、基板Wが通過可能な搬送開口26を有し、搬送部300は、搬送開口26を経て第1処理空間23内から第2処理空間24内に基板Wを移動させてもよい。この場合、区画壁18を通過させるだけで、基板Wを第1処理空間23内から第2処理空間24内に移すことができるので、第1段階から第2段階への移行をよりスムーズに行うことができる。また、搬送部300を簡素化することもできる。
The
基板洗浄装置1は、第1処理空間23及び第2処理空間24と区画壁17を介して隣接したランプ収容空間22を更に備え、第1照射部140は、ランプ収容空間22内に設けられたエネルギー線の第1光源141と、第1光源141が出射したエネルギー線を第1処理空間23に透過させる第1窓部143と、を有し、第2照射部240は、ランプ収容空間22内に設けられたエネルギー線の第2光源241と、第2光源241が出射したエネルギー線を第2処理空間24に透過させる第2窓部243と、を有していてもよい。この場合、第1窓部143及び第2窓部243によって、第1処理空間23内におけるエネルギー線の照射領域と、第2処理空間24内におけるエネルギー線の照射領域とを適切に調節することができる。
The
基板洗浄装置1は、搬送開口26を開閉する搬送シャッター32を更に備えていてもよい。この場合、搬送開口26を経たガス移動による搬送開口26近傍の酸素濃度の乱れを抑制することができる。
The
搬送シャッター32は、搬送部300が第1処理空間23内から第2処理空間24内に基板Wを移動させる前に搬送開口26を開き、搬送部300が第1処理空間23内から第2処理空間24内に基板Wを移動させた後に搬送開口26を閉じてもよい。この場合、搬送開口26を経たガス移動に伴う搬送開口26近傍の酸素濃度の乱れをより確実に抑制することができる。
The
第1照射部140及び第2照射部240は、区画壁18から離れていてもよい。この場合、搬送開口26近傍の酸素濃度の乱れが、第1段階及び第2段階のそれぞれに及ぼす影響を抑制することができる。
The
第1照射部140は、基板Wの裏面Wb(処理対象面)よりも狭い第1照射領域A1にエネルギー線を照射し、搬送部300は、裏面Wbの全域が第1照射領域A1に重なるように基板Wを搬送してもよい。この場合、搬送部300を、第1照射領域A1の走査にも有効活用することができる。また、第1照射領域A1を、酸素濃度が安定した領域に限ることによって、第1段階の処理の安定性を更に向上させることもできる。
The
第2照射部240は、裏面Wbよりも狭い第2照射領域A2にエネルギー線を照射し、搬送部300は、裏面Wbの全域が第2照射領域A2に重なるように基板Wを搬送してもよい。この場合、搬送部300を、第2照射領域A2の走査にも有効活用することができる。また、第2照射領域A2を、酸素濃度が安定した領域に限ることによって、第2段階の処理の安定性を更に向上させることもできる。
The
基板洗浄装置1は、第1処理空間23からガスを排出する第1排気部120と、第2処理空間24からガスを排出する第2排気部220と、を更に備えていてもよい。この場合、第1処理空間23及び第2処理空間24のそれぞれから古いガスを排出することによって、第1処理空間23内及び第2処理空間24内のそれぞれの酸素濃度の安定性を更に向上させることができる。
The
搬送部300は、第1処理空間23及び第2処理空間24を通る搬送平面P1に沿って基板Wを搬送し、第1ガス供給部110は、搬送平面P1と第1照射部140との間に向かって開口する第1吹き込み口111と、第1吹き込み口111に不活性ガスを送る第1送ガス部112と、を有し、第2ガス供給部210は、搬送平面P1と第2照射部240との間に向かって開口する第2吹き込み口211と、第2吹き込み口211に活性ガスを送る第2送ガス部212と、を有していてもよい。この場合、第1段階では、基板Wと第1照射部140との間における酸素濃度の安定性を向上させ、第2段階では、基板Wと第2照射部240との間における酸素濃度の安定性を向上させることができる。
The
第1吹き込み口111は、搬送平面P1と第1照射部140との間を経て区画壁18に対向し、第2吹き込み口211は、搬送平面P1と第2照射部240との間を経て区画壁18に対向していてもよい。この場合、第1段階においては、搬送開口26から基板Wと第1照射部140との間に向かう気流を抑制し、第2段階においては、搬送開口26から基板Wと第2照射部240との間に向かう気流を抑制することができる。
The
第1排気部120は、第1照射部140との間に搬送平面P1を挟む位置において第1処理空間23内に開口する第1排気口121を有し、第2排気部220は、第2照射部240との間に搬送平面P1を挟む位置において第2処理空間24内に開口する第2排気口221を有していてもよい。この場合、第1段階においては、搬送開口26から基板Wと第1照射部140との間に向かう気流を更に抑制し、第2段階においては、搬送開口26から基板Wと第2照射部240との間に向かう気流を更に抑制することができる。
The
基板洗浄装置1は、第1処理空間23を介して区画壁18に対向する端壁11と、第2処理空間24を介して区画壁18に対向する端壁12と、を更に備え、第1排気口121は、端壁11と区画壁18との間において端壁11寄りに位置し、第2排気口221は、区画壁18と端壁12との間において区画壁18寄りに位置していてもよい。この場合、第1段階においては、搬送開口26から基板Wと第1照射部140との間に向かう気流を更に抑制することができる。
The
基板洗浄装置1は、第1処理空間23内におけるエネルギー線の照射量を第1目標照射量に合わせ、第2処理空間24内におけるエネルギー線の照射量を第2目標照射量に合わせるように、搬送部300を制御する搬送制御部413を更に備えていてもよい。この場合、搬送部300を、第1処理空間23内におけるエネルギー線の照射量の調節と、第2処理空間24内におけるエネルギー線の照射量の調節とに有効活用することができる。
The
なお、以上に例示した制御手順においては、第1走査期間を2回繰り返す制御手順を例示したが、第1スピンチャック130により基板Wの向きを変更しながら、第1走査期間を3回以上繰り返してもよい。同様に、第2スピンチャック230により基板Wの向きを変更しながら、第2走査期間を3回以上繰り返してもよい。これにより、洗浄斑を更に抑制することができる。
In the control procedure exemplified above, the control procedure in which the first scanning period is repeated twice is illustrated, but the first scanning period is repeated three times or more while changing the orientation of the substrate W by the
搬送部300は、第1走査期間及び第2走査期間において、鉛直軸周りに基板ホルダ310を揺動させるように構成されていてもよい。この場合、第1照射部140及び第2照射部240による照射斑に起因する洗浄斑を更に抑制することができる。
The
支持爪312に支持されている部分にエネルギー線を照射できないことが問題とならない(当該部分に付着した有機物は問題とならない)ことも考えられる。この場合、第1走査期間を1回にし、第1スピンチャック130により基板Wの向きを変える手順を省略してもよい。同様に、第2走査期間を1回にし、第2スピンチャック230により基板Wの向きを変える手順を省略してもよい。この場合、第1スピンチャック130及び第2スピンチャック230を、複数ピン(例えば3ピン)で基板Wを支持して昇降させる昇降装置に置き換えてもよい。
It is also conceivable that the inability to irradiate the portion supported by the
第1照射部140及び第2照射部240は必ずしも区画壁18から離れていなくてよい。例えば図11に示すように、区画壁18に対応する位置を含むチャンバー10の中央部分において、第1照射部140と第2照射部240とが一体的に構成されていてもよい。
The
送出開口27及び送出シャッター33を省略し、受入開口25から基板Wを搬出させてもよい。この場合、装置構成の簡素化を図ることができる。受入開口25から基板Wを搬出させる場合、第2処理空間24内におけるエネルギー線の照射が完了した後、基板Wを保持した基板ホルダ310を第1処理空間23内に戻すことが必要となる。
The sending
送出開口27及び送出シャッター33を省略し、且つ第2スピンチャック230により基板Wの向きを変える必要が無い場合、第2スピンチャック230を省略することも可能となる。
When the
受入開口25及び受入シャッター31を省略し、送出開口27から基板Wを搬入させてもよい。この場合、装置構成の簡素化を図ることができる。送出開口27から基板Wを搬出させる場合、第1処理空間23内におけるエネルギー線の照射を開始する前に、基板Wを保持した基板ホルダ310を第1処理空間23内に移動させることが必要となる。
The receiving
受入開口25及び受入シャッター31を省略し、且つ第1スピンチャック130により基板Wの向きを変える必要が無い場合、第1スピンチャック130を省略することも可能となる。
When the receiving
以上においては、基板Wの裏面Wbにエネルギー線を照射する形態を例示したが、これに限られない。基板洗浄装置1は、基板Wの表面Wa(上面)に上方からエネルギー線を照射するように構成されていてもよい。図12は、基板Wの表面Waにエネルギー線を照射する構成を例示する模式図である。
In the above, the form of irradiating the back surface Wb of the substrate W with energy rays has been illustrated, but the present invention is not limited to this. The
図12の構成は、概ね、図1の構成の上下を反転させた構成となっている。基板Wの表面Waに上方からエネルギー線を照射する場合、支持爪312に遮られてエネルギー線が照射されない部分が生じない。このため、図12の構成においては、第1スピンチャック130が3ピンで基板Wを昇降させる昇降部130Aに置き換えられている。また、第2スピンチャック230も、3ピンで基板Wを昇降させる昇降部230Aに置き換えられている。
The configuration of FIG. 12 is generally a configuration in which the configuration of FIG. 1 is turned upside down. When the surface Wa of the substrate W is irradiated with energy rays from above, there is no portion blocked by the
以上、実施形態について説明したが、本開示は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。 Although the embodiments have been described above, the present disclosure is not necessarily limited to the above-described embodiments, and various changes can be made without departing from the gist thereof.
1…基板洗浄装置、11…端壁(第1端壁)、12…端壁(第2端壁)、17…区画壁(第2区画壁)、18…区画壁、22…ランプ収容空間、23…第1処理空間、24…第2処理空間、26…搬送開口、32…搬送シャッター(シャッター)、110…第1ガス供給部、111…第1吹き込み口、112…第1送ガス部、120…第1排気部、121…第1排気口、140…第1照射部、141…第1光源、143…第1窓部、210…第2ガス供給部、211…第2吹き込み口、212…第2送ガス部、220…第2排気部、221…第2排気口、240…第2照射部、241…第2光源、243…第2窓部、300…搬送部、413…搬送制御部、A1…第1照射領域、A2…第2照射領域、P1…搬送平面、W…基板、Wb…裏面(処理対象面)。 1 ... substrate cleaning device, 11 ... end wall (first end wall), 12 ... end wall (second end wall), 17 ... partition wall (second partition wall), 18 ... partition wall, 22 ... lamp accommodation space, 23 ... 1st processing space, 24 ... 2nd processing space, 26 ... transfer opening, 32 ... transfer shutter (shutter), 110 ... first gas supply unit, 111 ... first blow port, 112 ... first gas transmission unit, 120 ... 1st exhaust unit, 121 ... 1st exhaust port, 140 ... 1st irradiation unit, 141 ... 1st light source, 143 ... 1st window unit, 210 ... 2nd gas supply unit, 211 ... 2nd blow port, 212 ... 2nd gas sending unit, 220 ... 2nd exhaust unit, 221 ... 2nd exhaust port, 240 ... 2nd irradiation unit, 241 ... 2nd light source, 243 ... 2nd window unit, 300 ... transport unit, 413 ... transport control Part, A1 ... 1st irradiation region, A2 ... 2nd irradiation region, P1 ... Conveying plane, W ... Substrate, Wb ... Back surface (processed surface).
Claims (14)
前記基板を収容可能な第2処理空間と、
前記第1処理空間に不活性ガスを供給する第1ガス供給部と、
前記第2処理空間に活性ガスを供給する第2ガス供給部と、
前記第1処理空間内に収容された前記基板にエネルギー線を照射する第1照射部と、
前記第2処理空間内に収容された前記基板にエネルギー線を照射する第2照射部と、
前記第1処理空間内から前記第2処理空間内に前記基板を移動させる搬送部と、を備える基板洗浄装置。 The first processing space that can accommodate the substrate and
A second processing space that can accommodate the substrate and
The first gas supply unit that supplies the inert gas to the first treatment space,
A second gas supply unit that supplies an active gas to the second treatment space,
A first irradiation unit that irradiates the substrate housed in the first processing space with energy rays, and a first irradiation unit.
A second irradiation unit that irradiates the substrate housed in the second processing space with energy rays, and a second irradiation unit.
A substrate cleaning device including a transport unit for moving the substrate from the first processing space to the second processing space.
前記区画壁は、前記基板が通過可能な搬送開口を有し、
前記搬送部は、前記搬送開口を経て前記第1処理空間内から前記第2処理空間内に前記基板を移動させる、請求項1記載の基板洗浄装置。 The first processing space and the second processing space are adjacent to each other via a partition wall.
The partition wall has a transport opening through which the substrate can pass.
The substrate cleaning device according to claim 1, wherein the transport unit moves the substrate from the first processing space to the second processing space through the transport opening.
前記第1照射部は、
前記ランプ収容空間内に設けられたエネルギー線の第1光源と、
前記第1光源が出射したエネルギー線を前記第1処理空間に透過させる第1窓部と、を有し、
前記第2照射部は、
前記ランプ収容空間内に設けられたエネルギー線の第2光源と、
前記第2光源が出射したエネルギー線を前記第2処理空間に透過させる第2窓部と、を有する、請求項2記載の基板洗浄装置。 Further provided with the lamp accommodating space adjacent to the first processing space and the second processing space via the second partition wall.
The first irradiation unit is
The first light source of the energy ray provided in the lamp accommodation space and
It has a first window portion that allows the energy rays emitted by the first light source to pass through the first processing space.
The second irradiation unit is
A second light source of energy rays provided in the lamp accommodation space,
The substrate cleaning apparatus according to claim 2, further comprising a second window portion that allows energy rays emitted by the second light source to pass through the second processing space.
前記搬送部は、前記処理対象面の全域が前記第1照射領域に重なるように前記基板を搬送する、請求項2~6のいずれか一項記載の基板洗浄装置。 The first irradiation unit irradiates the first irradiation region narrower than the processing target surface of the substrate with energy rays.
The substrate cleaning device according to any one of claims 2 to 6, wherein the transport unit transports the substrate so that the entire area to be processed overlaps with the first irradiation region.
前記搬送部は、前記処理対象面の全域が前記第2照射領域に重なるように前記基板を搬送する、請求項7記載の基板洗浄装置。 The second irradiation unit irradiates the second irradiation region narrower than the surface to be processed with energy rays.
The substrate cleaning device according to claim 7, wherein the transport unit transports the substrate so that the entire area to be processed overlaps with the second irradiation region.
前記第2処理空間からガスを排出する第2排気部と、を更に備える、請求項2~8のいずれか一項記載の基板洗浄装置。 A first exhaust unit that discharges gas from the first processing space,
The substrate cleaning device according to any one of claims 2 to 8, further comprising a second exhaust unit for discharging gas from the second processing space.
前記第1ガス供給部は、
前記搬送平面と前記第1照射部との間に向かって開口する第1吹き込み口と、
前記第1吹き込み口に不活性ガスを送る第1送ガス部と、を有し、
前記第2ガス供給部は、
前記搬送平面と前記第2照射部との間に向かって開口する第2吹き込み口と、
前記第2吹き込み口に活性ガスを送る第2送ガス部と、を有する、請求項9記載の基板洗浄装置。 The transport unit transports the substrate along a transport plane passing through the first processing space and the second processing space.
The first gas supply unit is
A first blowing port that opens toward between the transport plane and the first irradiation unit,
It has a first gas feeding unit that sends an inert gas to the first blowing port, and has.
The second gas supply unit is
A second blowing port that opens toward the transport plane and the second irradiation portion,
The substrate cleaning device according to claim 9, further comprising a second gas sending unit that sends an active gas to the second blowing port.
前記第2吹き込み口は、前記搬送平面と前記第2照射部との間を経て前記区画壁に対向する、請求項10記載の基板洗浄装置。 The first blowing port faces the partition wall via the transport plane and the first irradiation portion.
The substrate cleaning device according to claim 10, wherein the second blowing port faces the partition wall through between the transport plane and the second irradiation unit.
前記第2排気部は、前記第2照射部との間に前記搬送平面を挟む位置において前記第2処理空間内に開口する第2排気口を有する、請求項10又は11記載の基板洗浄装置。 The first exhaust unit has a first exhaust port that opens into the first processing space at a position where the transport plane is sandwiched between the first exhaust unit and the first irradiation unit.
The substrate cleaning device according to claim 10 or 11, wherein the second exhaust unit has a second exhaust port that opens into the second processing space at a position where the transport plane is sandwiched between the second exhaust unit and the second irradiation unit.
前記第2処理空間を介して前記区画壁に対向する第2端壁と、を更に備え、
前記第1排気口は、前記第1端壁と区画壁との間において前記第1端壁寄りに位置し、
前記第2排気口は、前記区画壁と前記第2端壁との間において前記区画壁寄りに位置する、請求項12記載の基板洗浄装置。 A first end wall facing the partition wall via the first processing space,
A second end wall facing the partition wall via the second processing space is further provided.
The first exhaust port is located near the first end wall between the first end wall and the partition wall.
The substrate cleaning device according to claim 12, wherein the second exhaust port is located near the partition wall between the partition wall and the second end wall.
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