JP2022083898A - 玩具 - Google Patents
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Abstract
Description
販売形態を成す第1形態と、遊戯形態を成す第2形態とをとり得る玩具であって、
主部品と副部品とを備え、
前記副部品は、前記第1形態において、前記主部品の一方向における端部と、前記主部品の前記一方向に直交する方向における側部の一部と、を覆っている。
図1は、玩具1の第1形態1Fにおける斜視図であり、図2は、玩具1の第2形態2Fにおける斜視図である。
図3及び図4に示すように、第1形態1Fにおける玩具1においては、副部品20は、外殻パーツである第1副部品20Uと第2副部品20Dとを備えている。第1副部品20Uは、図中において上側の外殻パーツで、2つの第1延出部21と2つの第2延出部22を有する。第2副部品20Dは、図中において下側の外殻パーツで、2つの第1延出部21を有する。ここで、第1副部品20Uと第2副部品20Dは、図中において上下の一部を覆う部分球形の本体部20bを備えている。また、第1副部品20Uと第2副部品20Dは、図中において上下の本体部20bを繋げる第1延出部21によって、連続する外表面20csが構成されている。しかし、図示の如く、第1形態1Fにおいては、その正面及び側面は、概ね開口1hとなっている。要するに、副部品20内に収まっている主部品10は、その側部10sがよく見えるような状態で覆われている。なお、ここでいう側部10sとは、主部品10の端部である上端部10u及び下端部10dを通る中心軸線CL(一方向)に直交する方向における側部である。
図5に示すように、第1副部品20Uは、前掲の如く部分球形の本体部20bと、本体部20bの端部から延出する一対の第1延出部21と第1延出部21の間に設けられた一対の第2延出部22とを備えている。また、第2副部品20Dは、本体部20bの端部から一対の第1延出部21が延出されている。第1延出部21及び第2延出部22は、本体部20bの湾曲率と同じ湾曲率で同じ外表面20csを構成するように延出されている。
図6に示すように、主部品10は、複数パーツの塊としてその上側の端部である上端部10uが第1副部品20Uの本体部20bにより覆われる。また、下端部10dは、第2副部品20Dの本体部20bにより覆われる。主部品10の上端部10uは、後述する第1模型部品11mの平面部にて構成され、主部品10の下端部10dは、後述する第7模型部品17mの平面部にて構成されている。また、第1延出部21は、第1形態1Fにおいて、本体部20b間を連結して主部品10の側部10sの一部を覆う。
図7に示すように、主部品10は、例えば、第1主部品パーツ11、第2主部品パーツ12、第3主部品パーツ13、第4主部品パーツ14、第5主部品パーツ15、第6主部品パーツ16、第7主部品パーツ17の7個のパーツで構成されている。この主部品10の7個のパーツには、第2形態2Fにおいて組立て使用される模型部品10mが設けられている。主部品10は、射出成形により形成され、射出成形時に形成されるランナを付けたままの状態で殆どが構成されている。また、ランナは、後述するように、模型部品10mの外周を概ね囲む(覆う)外縁を形成する外枠部10rとして設けられている。
図8に示すように、第1主部品パーツ11は、例えば、机の収納部を模した箱形状の第1模型部品11m(10m)を備えている。また、第1模型部品11mを保持すると共に第1模型部品11mの側面部分の一部を囲む略円弧形の一対の第1外枠部11r(10r)を備える。要するに、第1外枠部11rは、第1主部品パーツ11の外縁を構成している。第1外枠部11rは、その両端部に連結部11c(10c)を有する。連結部11cは、厚み方向に延びる略円柱形の連結胴部11dと、連結胴部11dの外側の端面11eと、を備える。
図9に示すように、第2主部品パーツ12は、例えば、机の2本の脚部を模した枠状に繋がったフレーム脚の形状の第2模型部品12m(10m)を備えている。第2模型部品12mの外側には、脚部の長手方向の側面を覆うように略円弧形の一対の外縁を構成する第2外枠部12r(10r)が設けられている。第2外枠部12rには、その両端に連結部12c(10c)が設けられている。連結部12cは、円柱形の連結胴部12dと、連結胴部12dの上端面(図中上側)から突出する嵌合ピン12fと、連結胴部12dの外側を斜めに覆う矩形の端面12eと、を備える。連結部12cは、第1形態1Fにおいて、第1主部品パーツ11の連結部11cおよび第3主部品パーツ13の連結部13cと連結可能に構成されている。連結胴部12dの一端側(図中下側)には、第3主部品パーツ13と連結可能な連結凹部(不図示)が設けられている。第2外枠部12rの長手方向の中央には、外面片12iが設けられている。外面片12iの一端面(図中上側)には片凹部12icが設けられている。この片凹部12icは、第1副部品20Uの第2嵌合凸部22d(図5参照)と嵌合する。
図10に示すように、第3主部品パーツ13は、前掲の第2主部品パーツ12と対をなす全く同じ部品であるフレーム脚の形状の第3模型部品13m(10m)を有する。第3模型部品13mの外側には、脚部の枠線に沿うように比較的長い円弧形に延びる1つの外縁を構成する第3外枠部13r(10r)が設けられている。第3外枠部13rは、4個の連結部13c(10c)を有する。連結部13cは、円柱形の連結胴部13dと、連結胴部13dの上端面の嵌合ピン13fと、連結胴部13dの外側を斜めに覆う矩形の端面13eと、を備える。この連結部13cは、第1形態1Fにおいて、第2主部品パーツ12の連結部12cおよび第4主部品パーツ14の連結部14cと連結可能に構成されている。連結胴部13dの一端側(図中下側)には、第4主部品パーツ14と連結可能な連結凹部(不図示)が設けられている。
図11に示すように、第4主部品パーツ14は、例えば、椅子の背もたれ側の枠状に繋がったフレーム脚を模した第4模型部品14m(10m)を備えている。第4模型部品14mの外側には、その長手方向の側面を覆うように略円弧形の一対の外縁を構成する第4外枠部14r(10r)が設けられている。第4外枠部14rに設けられた連結部14c(10c)は、第4外枠部14rの内側において枠部厚み方向(図中上下方向)に突出した円柱形の嵌合ピン14fと、第4外枠部14rの端面14eと、で構成されている。この連結部14cは、他のパーツのように、板状の端面を備えておらず、第4外枠部14rの外側の端面14eが横(図中横方向)に長い外面を構成している。また、嵌合ピン14fは、上下両方の主部品パーツに嵌入する凸部として構成されている。
図12に示すように、第5主部品パーツ15は、例えば、椅子の座部及び前脚部を構成する一対のフレーム脚を模した第5模型部品15m(10m)を備えている。第5模型部品15mの外側には、その全周を覆う環状に連続して外縁を構成する第5外枠部15r(10r)が設けられている。第5外枠部15rに設けられた連結部15c(10c)は、第5外枠部15rの厚み方向の上方に突出する連結胴部15dと、厚み方向に下方に突出する嵌合ピン15f(1個のみ図示)と、第5外枠部15rの傾斜した端面15eと、で構成されている。連結胴部15dは、第4主部品パーツ14と連結され、嵌合ピン15fは、第6主部品パーツ16と連結される。また、第5外枠部15rの円周方向には、2つの外面片15iが設けられている。
図13に示すように、第6主部品パーツ16は、例えば、机の天板を模した第6模型部品16m(10m)を備えている。第6模型部品16mの外側には、その長手方向に沿って覆う円弧状の一対の外縁を構成する第6外枠部16r(10r)が設けられている。第6外枠部16rに設けられた連結部16c(10c)は、第6外枠部16rの厚み方向の上方に突出する連結胴部16dと、下方に突出する嵌合ピン16f(2個のみ図示)と、第6外枠部16rの傾斜した端面16eと、で構成されている。連結胴部16dは、第5主部品パーツ15と連結され、嵌合ピン16fは、第7主部品パーツ17と連結される。また、第6外枠部16rの円周方向の中央には、外面片16iが設けられている。
図14に示すように、第7主部品パーツ17は、例えば、椅子の座部を模した第7模型部品17m(10m)及び背もたれ部を模した第8模型部品18m(10m)を備えている。第7模型部品17mと第8模型部品18mが並ぶように設けられた外側には、両部品の側面を覆う円弧状の一対の外縁を構成する第7外枠部17r(10r)が設けられている。第7外枠部17rに設けられた連結部17c(10c)は、第7外枠部17rの厚み方向の上方に突出する連結胴部17dと、第7外枠部17rの傾斜した端面17eと、で構成されている。連結胴部17dは、第6主部品パーツ16と連結される。また、第7外枠部17rの円周方向の中央で内側には、第2副部品20Dの内側保持部20g(図5参照)と嵌合する係止軸17kが設けられている。
上記のように構成された、主部品10の各模型部品(11m~19m)は、外枠部10rからの切除(ゲート部分から切除)により容易に分離することができる。
第1模型1dにおいては、図15に示すように、例えば、第1模型部品11m及び一対の第9模型部品19mの左右両側に第2模型部品12mと第3模型部品13mを嵌め合わせる。また、第1模型部品11mの上側から第6模型部品16mを嵌め合わせて組立てる。このように、6個の模型部品10m(11m,12m,13m,16m,19m,19m)は、その凹凸嵌合部分を適宜嵌め合わせることで組み立てることができる。
1F 第1形態
1h 開口
2F 第2形態
10 主部品
10c 連結部
10d 下端部(端部)
10m 模型部品
10r 外枠部
10s 側部
10u 上端部(端部)
20 副部品
20b 本体部
20cs 外表面
20D 第2副部品
20U 第1副部品
21 第1延出部(延出部)
22 第2延出部(延出部)
A 第1主部品
B 第2主部品
Claims (19)
- 販売形態を成す第1形態と、遊戯形態を成す第2形態とをとり得る玩具であって、
主部品と副部品とを備え、
前記副部品は、前記第1形態において、前記主部品の一方向における端部と、前記主部品の前記一方向に直交する方向における側部の一部と、を覆っている、
玩具。 - 請求項1に記載の玩具であって、
前記副部品は、本体部と、前記本体部から延出した延出部とを含んでいる、
玩具。 - 請求項2に記載の玩具であって、
前記本体部は、前記主部品の前記端部を覆っている、
玩具。 - 請求項2又は3に記載の玩具であって、
前記延出部は、第1延出部と第2延出部とを含み、
前記主部品は、前記第1形態において、前記側部の一部が前記第1延出部により覆われている、
玩具。 - 請求項4に記載の玩具であって、
前記第1延出部は、前記第1形態において、前記主部品の外縁とは非接触の状態に設けられている、
玩具。 - 請求項4又は5に記載の玩具であって、
前記第1延出部は、前記第1形態において、概ね開口を形成する状態で前記主部品の前記側部を覆うよう構成されている、
玩具。 - 請求項4~6の何れか一項に記載の玩具であって、
前記第1延出部は、前記第2延出部よりも延出方向の長さが長く形成されている、
玩具。 - 請求項7に記載の玩具であって、
前記第1形態において、前記第1延出部は、前記主部品と連結不可能に構成され、前記第2延出部は、前記主部品と連結可能に構成されている、
玩具。 - 請求項4~8の何れか一項に記載の玩具であって、
前記副部品は、前記第1延出部と前記第2延出部を含む第1副部品と、少なくとも前記第1延出部を含む第2副部品とを有し、
前記第1副部品と前記第2副部品とにそれぞれ設けられた前記第1延出部は、対面可能な対称の位置に設けられている、
玩具。 - 請求項2~9の何れか一項に記載の玩具であって、
前記主部品は、模型部品を含み、
前記模型部品の平面部は、前記第1形態において、前記本体部により覆われている、
玩具。 - 請求項10に記載の玩具であって、
前記主部品は、その外縁を形成する外枠部を含んでいる、
前記外枠部の内側に前記模型部品が配置された第1主部品と、前記外枠部外に前記模型部品の一部が配置された第2主部品と、を含んでいる、
玩具。 - 請求項11に記載の玩具であって、
前記外枠部は、前記第1主部品においては、連続する環状に形成され、前記第2主部品においては、不連続に形成されている、
玩具。 - 請求項10~12のいずれか一項に記載の玩具であって、
前記模型部品は、前記第1形態において、他の模型部品を内側に配置されたものを含んでいる、
玩具。 - 請求項11~13のいずれか一項に記載の玩具であって、
前記主部品は、その外縁を形成する外枠部を含み、
前記外枠部の一部には、他の前記主部品と連結可能な連結部が設けられ、
前記連結部は、前記第1形態において、前記玩具の外表面の一部を成している、
玩具。 - 請求項14に記載の玩具であって、
前記連結部は、前記第1形態において、前記連結部の外側の端面が板面形状に構成されている、
玩具。 - 請求項11~15のいずれか一項に記載の玩具であって、
前記主部品は、その外縁を形成する外枠部を含み、
前記外枠部には、前記第1形態における組み込み位置を表示する位置表示部を備えている、
玩具。 - 請求項11~16の何れか一項に記載の玩具であって、
前記主部品は、その外縁を形成する外枠部を含み、
前記模型部品は、前記第2形態において、前記外枠部からの切除により、組立可能に構成されている、
玩具。 - 請求項1~17の何れか一項に記載の玩具であって、
前記副部品は、前記第1形態において、少なくとも前記玩具の外表面の曲面の一部を構成し、略球状体の一部を成している、
玩具。 - 請求項18に記載の玩具であって、
前記副部品は、複数個設けられ、各々、本体部と、前記本体部から延出した延出部とを含み、
複数の前記副部品は、前記第1形態において、各々の前記延出部が繋がることで、連続した外表面を成している、
玩具。
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2020
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