JP2022079795A - 組織間文書情報共有システム - Google Patents

組織間文書情報共有システム Download PDF

Info

Publication number
JP2022079795A
JP2022079795A JP2020190588A JP2020190588A JP2022079795A JP 2022079795 A JP2022079795 A JP 2022079795A JP 2020190588 A JP2020190588 A JP 2020190588A JP 2020190588 A JP2020190588 A JP 2020190588A JP 2022079795 A JP2022079795 A JP 2022079795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
description
format
document
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020190588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7043033B1 (ja
Inventor
信吉 姫野
Shinkichi Himeno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Institute of Medical Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Institute of Medical Information Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Institute of Medical Information Technology Co Ltd filed Critical Institute of Medical Information Technology Co Ltd
Priority to JP2020190588A priority Critical patent/JP7043033B1/ja
Priority to JP2021136768A priority patent/JP2022080258A/ja
Priority to PCT/JP2021/040470 priority patent/WO2022107594A1/ja
Priority to US18/011,022 priority patent/US20230178194A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7043033B1 publication Critical patent/JP7043033B1/ja
Publication of JP2022079795A publication Critical patent/JP2022079795A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H10/00ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data
    • G16H10/60ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data for patient-specific data, e.g. for electronic patient records
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/25Integrating or interfacing systems involving database management systems
    • G06F16/258Data format conversion from or to a database
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H15/00ICT specially adapted for medical reports, e.g. generation or transmission thereof
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H40/00ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices
    • G16H40/20ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the management or administration of healthcare resources or facilities, e.g. managing hospital staff or surgery rooms
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H80/00ICT specially adapted for facilitating communication between medical practitioners or patients, e.g. for collaborative diagnosis, therapy or health monitoring
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/06Protocols specially adapted for file transfer, e.g. file transfer protocol [FTP]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

Figure 2022079795000001
【課題】文書カテゴリーと記述項目の配置が異なる医療、介護機関の電子カルテ間であっても、個別に対応することなく汎用的に情報の送受信を可能にした汎用的な組織間文書共有システムを提供する。
【解決手段】組織間文書情報共有システムにおいて、汎用的な送受信書式を定義する送受信書式定義手段、送信側電子カルテの文書カテゴリー毎の記述項目から情報を抽出して前記送受信書式に代入し送信する送受信書式代入送信手段、受信した送受信書式の情報を各々対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する送受信書式受信記録手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の組織間、特に医療機関や介護施設で作成された文書群を、互いに共有するシステムに関する。
医療や介護の現場などでは、医師や看護師、介護士など多数の職種のスタッフが、入院や入所に際しての基本情報文書、医療や介護の計画文書、実行計画文書、実行結果の報告文書、利用者に交付する種々の証明書など等の文書群を電子カルテとして作成してゆく。これらの文書群を介してスタッフ間、異なる職種間の情報の共有が図られてゆく。
患者、利用者が別の医療機関や介護施設を利用する際には、やはり同様の膨大な情報が必要となる。最初から情報を取り直すのは大変な労力の無駄であるし、患者、利用者にとっても、同じことを何回も尋ねられるのは苦痛である。元利用していた医療機関、介護施設の電子カルテ文書群を速やかに電子的に参照することが、特に、救急等で速やかな情報の確認が必要な際に求められている。
サーバーの中に蓄積されている文書を他施設のサーバーに送信することは、決して容易なことではなかった。当初は、送信したい文書の内部構造や規格、送信手順、受信手順などを、送信側、受信側のスタッフ間で前もって打ち合わせておいて、その後に文書の送受信を行うものであった。このため、柔軟で機動的な文書の送受信は困難であった。
2000年ころから、ウェブサービスが用いられるようになった。送信側のサーバーに、送信する文書の内部構造や規格、送信手順、受信手順などを記載したWSDL(WebServiceDiscriptionLanguage)と呼ばれる手順文書を公開しておく。受信サーバーは、WSDL文書をまず読み込んで受信のための受け入れプログラム(BrokerProgram)を自動生成する。その後、送信側サーバーに、文書の送信要求を送り、送信されてきた文書を受信し、受信側サーバーに取り込むものである。事前のスタッフ間の打ち合わせが不要となるため、柔軟で機動的な文書の送受信が可能となった。複数のサーバーから天気やニュース、株価などの情報源を同時に表示するなど、現在のホームページ作成などで標準的な手法となっている。
高齢化の進展に伴い、地域医療、介護の実現のために複数の医療機関、介護施設などが連携して一人一人の高齢者を総合的に治し支えることが必要となってきた。
実現のためには、それぞれの医療機関、介護施設で作成されている電子カルテなどの情報を互いに利用可能としなければならない。電子カルテは、医師や看護師、介護士の作成する文書など様々な文書カテゴリーからなる。入所時点などで全般的に集めた情報の記載、それに基づいた検査や治療、介入の計画、介入実施後の報告文書など等である。
各々の文書カテゴリーごとに、少なくとも一つの記述すべき情報の項目(以下、記述項目)がある。ID-LINK(NEC社の登録商標)、HumanBridge(富士通社の登録商標)などの製品が用いられることが多い。
いずれの製品も、電子カルテなどの文書交換の際は、提供側で開示する文書カテゴリーごとに、当該文書カテゴリー内の記述項目を、規格化された形式の文書(SSMIX-II)を作成し、当該文書を、前述のウェブサービスで送受信するものである。
この出願に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2002-117142号公報
https://jpn.nec.com/medical_healthcare/solution/id-link/index.html
異なる医療や介護機関間の電子カルテの単なる閲覧に留まるならば、提供側の電子カルテに前記WSDLをつけて閲覧側に開示すれば、ウェブブラウザで電子カルテの内容を閲覧することができる。
しかしながら、電子カルテの文書カテゴリーや記述項目の配置は医療、介護機関ごとに異なっており、目的とする情報がどこに記録されているかが分かりにくく、記録されている文書に速やかにたどり着くのは、しばしば困難である。
また、発見した記述項目を自施設の電子カルテの取り込もうとすると、手作業でコピー&ペーストを、その都度行わねばならず、必要とされる大量で系統的な情報取得は困難である。
SSMIX-IIに関しては、提供側の電子カルテの開示する文書カテゴリーごとに、SSMIX-IIで規定された形式で開示文書を作成することになる。
文書カテゴリーと記述項目の配置は医療、介護機関ごとに異なるため、提供側の電子カルテの開示する文書カテゴリーごとに、開示のためのSSMIX-II文書作成のプログラムを作成する必要がある。
これには文書カテゴリーごとに最低で3人日を越える作業量と数十万円のコストがかかる。
また、受信側の電子カルテの文書カテゴリーと記述項目の配置は、提供側と異なることが多いため、記述項目を自施設の電子カルテに取り込もうとすると、前記ウェブサービスでの開示と同様に、手作業でコピー&ペーストをその都度行わねばならず、必要とされる大量で系統的な情報取得は困難である。
自院の電子カルテに記述項目を自動的に取り込むことも可能ではあるが、提供側の電子カルテごとに文書カテゴリーと記述項目の配置が異なるため、提供側の医療、介護機関の電子カルテごとに、汎用性のない記述項目取り込みプログラムを作成する必要があり、多大なコストを要する。
実際に、大学病院どうしで電子カルテを相互に蓄積しておき、災害時に蓄積されている電子カルテ情報を用いて診療を継続しようとする3億円の予算をかけた試みも佐賀医大でなされてきたが、大学病院の電子カルテ間の互換性がないため、いちいち手作業で蓄積情報を各々の大学で入力する必要があり、結局全く情報の蓄積がなされないまま放置され、会計監査院から不適切な支出の認定をうけて問題となっている。
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、文書カテゴリーと記述項目の配置が異なる医療、介護機関の電子カルテ間であっても、個別に対応することなく汎用的に情報の送受信を可能にすること、受信側の電子カルテの独自の文書カテゴリーと記述項目の配置に対応して、自動的に情報の取り込みを行うことのできる汎用的な組織間文書共有システムを提供することである。
前記目的を達成するための手段として請求項1記載の組織間文書情報共有システムでは、必ずしも文書カテゴリーの構成、文書カテゴリー内の記述項目が一致しない複数組織の電子カルテ間の文書情報共有において、汎用的な送受信書式を定義する送受信書式定義手段、送信側電子カルテの文書カテゴリーごとの記述項目から情報を抽出して前記送受信書式に代入し送信する送受信書式代入送信手段、受信した送受信書式の情報を各々対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する送受信書式受信記録手段を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式定義手段は、共有が必要な記述項目を示すタグのリストであることを特徴とする。
請求項3記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1ないし2いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式代入送信手段は、前記共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、送信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する送信側マップ定義手段を有し、前記対応する文書カテゴリーの記述項目の内容を、前記送信側マップ定義手段に基づいて、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々に代入する送信記述項目代入手段を有することを特徴とする。
請求項4記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1ないし3いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式受信記録手段は、前記共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、受信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する受信側マップ定義手段を有し、前記共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々への代入内容を、前記受信側マップ定義手段に基づいて、対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する、受信記述項目記録手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1ないし4いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式において、記述項目に複数記録の代入を許容する記述項目複数代入手段を有することを特徴とする。
請求項6記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項5記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記記述項目複数代入手段において、各々の記述項目に、当該記述項目が記録されている文書が作成された日時記録を同時に代入する日時付き記述項目複数代入手段を有することを特徴とする。
請求項7記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項6記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記日時付き記述項目複数代入手段において、代入された各々の日時付き記述項目の内容を、受信側マップに基づき指定された受信側文書カテゴリーにおいて、日時記録ごとに文書を作成し、指定された受信側記述項目に各々の代入された記述項目内容を記録する日時付き記述項目複数記録手段を有することを特徴とする。
請求項8記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1ないし7いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式定義手段は、記述項目に書式設定を可能とする記述項目書式定義手段を有することを特徴とする。
請求項9記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項3ないし8いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送信記述項目代入手段は、送信側電子カルテから抽出された記述項目の内容を、当該記述項目に定義された書式に変換する送信記述項目書式変換手段を有することを特徴とする。
請求項10記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項4ないし9いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記受信記述項目記録手段は、受信した記述項目の内容を、受信側電子カルテの当該記述項目に定義された書式に変換する受信記述項目書式変換手段を有することを特徴とする。
請求項11記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1ないし10いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式代入送信手段は、代入済みの送受信書式を、(i)直接受信側電子カルテに送信する、(ii)一旦中継サーバーに送信し、前記中継サーバーから受信側電子カルテに送信する、のいずれかの送受信書式送信手段を有することを特徴とする。
請求項1記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式定義手段を備えるので、汎用的な送受信書式を定義する。
送受信書式代入送信手段を備えるので、送信側電子カルテの文書カテゴリーごとの記述項目から情報を抽出して前記送受信書式に代入し送信する。
送受信書式受信記録手段を備えるので、受信した送受信書式の情報を各々対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する。これにより電子カルテ間の文書カテゴリー、記述項目の配置によらず汎用的な情報の共有が可能となる。
請求項2記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式定義手段は、共有が必要な記述項目を示すタグのリストである。単純な構成であり、リストの追加が既存の運用に影響を与えることなく可能となる。
請求項3記載の組織間文書情報共有システムでは、送信記述項目代入手段を備えるので、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、送信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する送信側マップ定義手段を有し、前記対応する文書カテゴリーの記述項目の内容を、前記送信側マップ定義手段に基づいて、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々に代入する。送信側の電子カルテの文書カテゴリー、記述項目の構成を一旦分解し、汎用的な表現に転換できる。
請求項4記載の組織間文書情報共有システムでは、受信記述項目記録手段を備えるので、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、受信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する受信側マップ定義手段を有し、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々への代入内容を、前記受信側マップ定義手段に基づいて、対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する。汎用的な表現から受信側の電子カルテの文書カテゴリー、記述項目に再構成できる。
請求項5記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式において、記述項目に複数記録の代入を許容する記述項目複数代入手段を有する。複数の記述内容を同時に同一記述項目で共有できる。
請求項6記載の組織間文書情報共有システムでは、日時付き記述項目複数代入手段を備えるので、各々の記述項目に、当該記述項目が記録されている文書が作成された日時記録を同時に代入する。これにより、記述項目の内容を時系列で代入できる。
請求項7記載の組織間文書情報共有システムでは、日時付き記述項目複数記録手段を備えるので、代入された各々の日時付き記述項目の内容を、受信側マップに基づき指定された受信側文書カテゴリーにおいて、日時記録ごとに文書を作成し、指定された受信側記述項目に各々の代入された記述項目内容を記録する。これにより、記述項目の内容を時系列の文書内に記録できる。
請求項8記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式定義手段は、記述項目に書式設定を可能とする記述項目書式定義手段を有する。これにより、表現の揺らぎの無い記述項目の内容表現が可能となる。
請求項9記載の組織間文書情報共有システムでは、送信記述項目書式変換手段を備えるので、送信側電子カルテから抽出された記述項目の内容を、当該記述項目に定義された書式に変換する。これにより、送信側の電子カルテの書式を汎用的な書式に変換できる。
請求項10記載の組織間文書情報共有システムでは、受信記述項目書式変換手段を備えるので、受信した記述項目の内容を、受信側電子カルテの当該記述項目に定義された書式に変換する。これにより、受信側の電子カルテの独自の書式に変換できる。
請求項11記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式代入送信手段は、代入済みの送受信書式を、(i)直接受信側電子カルテに送信する、(ii)一旦中継サーバーに送信し、前記中継サーバーから受信側電子カルテに送信する、のいずれかの送受信書式送信手段を有する。これにより、費用や目的により、送受信の方式を選択できる。
本発明の組織間文書情報共有システムの概要図である。 送受信書式定義手段における記述項目のタグの設定様式の例を示す。 送信側医療介護機関の電子カルテ内の文書カテゴリー、記述項目から、送信側マップ定義手段で定義された送信側マップに基づき、送受信書式に必要な記述項目を抽出し代入する送受信書式代入送信手段の概要図である。 受信側医療介護機関の電子カルテ内の文書カテゴリー、記述項目へ、受信側マップ定義手段で定義された受信側マップに基づき、送受信書式から必要な記述項目を抽出し記録する送受信書式受信記録手段の概要図である。 日時付き記述項目複数代入手段を用いて、送受信書式に代入された複数の日時付き記述項目の内容を、前記受信側マップに基づき、受信側医療介護機関の電子カルテの該当する文書カテゴリー(図では「検温板」)に、複数の日時付き文書を作成し、それぞれに記述項目の内容を記録する説明図である。 送信側医療介護機関の電子カルテの記述項目の書式を、送受信書式で設定された書式に変換して代入し、さらに当該記述項目を受信側医療介護機関の電子カルテの書式に変換して記録する説明図である。 送信側電子カルテから作成された送受信書式を受信側電子カルテに送信する方式を2例説明している。
図1は、本発明の組織間文書情報共有システムの概要図である。
送信側医療介護機関の電子カルテサーバーには、医師初診記録などの種々の文書カテゴリーがある。それぞれの文書カテゴリーごとに通常は複数の記述項目がある。
日時ごとに,当該文書カテゴリーに前記記述項目を記録した新しい文書が新規作成され、当該文書には作成日時が記録される。
送受信書式定義手段で定義された送受信書式の記述項目に、送信側電子カルテから対応する文書カテゴリーの記述項目の内容が抽出されて代入され、その後送信される(送受信書式代入送信手段)。
前記代入された送受信書式を受信した受信側医療介護機関の電子カルテは、送受信書式内の記述項目の各々について、対応する自電子カルテの文書カテゴリー、記述項目に内容を記録する(送受信書式受信記録手段)。
従来は、送受信する文書カテゴリー、当該カテゴリー内の記述項目を固定しSSMIX-IIなどの書式に変換していた。
これでは、医療介護機関ごとに異なる電子カルテの文書カテゴリーや記述項目の配置に柔軟に対応できない。本発明の送受信書式では、文書カテゴリーを用いず、記述項目のみで構成されている。
ここで記述項目名には重複がない、ユニークであることは当然である。
これにより、電子カルテ毎の文書カテゴリーの構成の違いに制約されず、記述項目内容の送受信が可能となる。
受信側の医療介護機関は、使い慣れた電子カルテの文書カテゴリー、記述項目の構成で受信内容を閲覧し、また必要に応じて自院の電子カルテに、手作業によるコピー&ペースト作業を行うことなく記録することが可能となる。
なお、後述の記述項目複数代入手段のように、記述項目の内容は単独とは限らず、図1送受信書式の「病名:」、「所見:」などのように、複数の内容を並列して代入しても良い(記述項目複数代入手段)。
図2は送受信書式定義手段における記述項目のタグの設定様式の例を示す。
(a)は、XMLによる設定で、<記述項目名>と</記述項目名>の間に、当該記述項目の内容を記述する。
(b)はJSON形式で、記述項目名に続いて「:」をつけ、その後に記述項目の内容を記述するものである。
図1の送受信書式で「病名」や「所見」などのように、複数の内容を記述項目に代入しても良い(記述項目複数代入手段)。
複数内容間の区切り記号(delimiter)は、任意に設定して良い。
(c)や(ⅾ)は、俗に電文形式やCSV(Comma Separated Values)と呼ばれる書式で、記述項目名に続いて、「/」や「,」で内容を区切り(内容間delimiter)、記述項目ごとの区切り(項目間delimiter)にはCR/LFなどを用いるものである。
送受信書式の記述項目のタグリストは、情報共有に不必要な記述項目はスキップしても良い。
必要な記述項目のみ代入し、必要な記述項目のみ記録すればよい。
多数の診療科ごとに必要とされる記述項目は多彩である。
それらの記述項目は、記述項目のタグがユニークで重複が無ければ、既存のリストを使用中の医療介護機関に影響を与えることなく、任意のタグを任意の数追加できる。送受信の際は、内容が代入されていない記述項目はスキップして良い。これにより、多数の診療科の多彩な記述項目内容に対しても、制限を加えることなく柔軟に対応できる。また、情報の共有が必要な記述項目のみ(例えば、病名、医師記事、検査結果など)について代入することで、軽快な情報の共有が可能となる。
図3は、送信側医療介護機関の電子カルテ内の文書カテゴリー、記述項目から、送信側マップ定義手段で定義された送信側マップに基づき、送受信書式に必要な記述項目を抽出し代入する送受信書式代入送信手段の概要図である。
送信側マップでは、送受信書式に代入する送信側電子カルテの文書カテゴリーと当該文書カテゴリー内に記録された記述項目のペアと、対応する送受信書式の記述項目の対応一覧を示す。
この送信側マップに基づき、送信側電子カルテから、各々の文書カテゴリーの最新文書内から指定された記述項目を抽出し、指定された送受信書式の記述項目に代入する。
通常電子カルテには「体重」などの記述項目が、看護記録やリハビリ記録などに複数散在して記録されている。
必ずしも各々で体重測定しているわけではなく、例えば看護師が測定し看護記録に記録した内容を、別の職種の記録に転記している場合も多い。
このような場合は、最新の記録である転記元の内容のみを抽出し、送受信書式に代入すればよい。
図4は。受信側医療介護機関の電子カルテ内の文書カテゴリー、記述項目へ、受信側マップ定義手段で定義された受信側マップに基づき、送受信書式から必要な記述項目を抽出し記録する送受信書式受信記録手段の概要図である。
受信側マップでは、送受信書式の記述項目の各々と、それぞれ対応する送受信書式から内容を抽出し記録する、受信側電子カルテの文書カテゴリーと当該文書カテゴリー内に記録すべき記述項目のペアとの対応一覧を示す。この受信側マップに基づき、送受信書式の記述項目から内容を抽出し、受信側電子カルテへ、各々の文書カテゴリーの記述項目に送受信書式の記述項目の内容を記録する。
通常電子カルテには「体重」などの記述項目が、看護記録やリハビリ記録などに複数散在して記録されている。必ずしも各々で体重測定しているわけではなく、例えば看護師が測定し看護記録に記録した内容を、別の職種の記録に転記している場合も多い。
このような場合は、最新の記録である送受信書式の記述項目の内容を、受信側マップに基づき、受信側電子カルテで指定された文書カテゴリーの記述項目群に、それぞれ記録すればよい。
図5は、日時付き記述項目複数代入手段を用いて、送受信書式に代入された複数の日時付き記述項目の内容を(日時付き記述項目複数代入手段)、前記受信側マップに基づき、受信側医療介護機関の電子カルテの該当する文書カテゴリー(図5では「検温板」)に、複数の日時付き文書を作成し、それぞれに記述項目の内容(図5では、「BT:」、「HR:」)を記録(日時付き記述項目複数記録手段)する説明図である。
医療介護機関間の情報共有では、時系列での文書情報の共有が必要となることも多い。
送信側電子カルテの文書カテゴリー(図5では「看護プログレスノート」)では、時系列で文書が作成され、当該文書の作成日時、当該時点での記述項目(図5では、「体温」、「心拍数」)の内容が記録されている。送受信書式では、前記時系列文書の記述項目の内容を、当該文書の作成日時付きで複数代入している(日時付き記述項目複数代入手段)。
受信側電子カルテでは、該当する文書カテゴリー(図5では「検温板」)に、複数の作成日時付き文書を作成し、それぞれに記述項目の内容(図5では、「BT:」、「HR:」)を記録(日時付き記述項目複数記録手段)する。
これにより、送信側電子カルテの時系列文書群を、受信側の電子カルテで再現できる。図5では、説明の便宜のため受信側電子カルテの記録先文書カテゴリーは「検温板」単一としているが、記述項目の内容が、受信側の電子カルテで複数の文書カテゴリーに分散される際は、必要に応じて複数の文書カテゴリーを時系列で作成、記録しても良い。
図6は、送信側医療介護機関の電子カルテの記述項目の書式を、送受信書式で定義された(記述項目書式定義手段)書式に変換して代入し、さらに当該記述項目を受信側医療介護機関の電子カルテの書式に変換して記録する説明図である。
電子カルテの種類によって、処理の便宜のため、あるいは記述の揺らぎを防ぐため、記述項目ごとに厳密な書式を定めている場合も多い。
前記佐賀医大の失敗事例も、この点への配慮を欠いたことが原因である。
送受信書式では、送受信書式定義手段で記述項目の書式が定義されている。
送信側の電子カルテの記述項目を、当該記述項目書式に変換して送受信書式に代入する(送信記述項目書式変換手段)。
受信側の電子カルテでは送受信書式の記述項目を、自院の記述項目の書式に変換して記録する(受信記述項目書式変換手段)。
これにより、電子カルテ間の記述項目の書式の相違を意識せずに情報の共有が可能となる。
図7は、送信側電子カルテから作成された送受信書式を受信側電子カルテに送信する方式を2例説明している。
(a)では、送信側医療介護機関の電子カルテで送受信書式を作成し、受信側医療介護機関の電子カルテに対して、ウェブサービスなどの方式を用いて、1:1で送受信するものである。単純明快であり、コストも最小限で済む。
これに対して(b)では、作成された送受信書式を一旦中継サーバーに送信し、この中継サーバーから複数の医療介護機関に配信するものである。
前記佐賀医大の例のような目的には、(a)の1:1では管理が困難であるため、(b)方式が適しているだろう。なお、送受信方式として2例を挙げたが、これらに限定されるものではなく、P2Pなどの方式もあり、適宜選択して良い。
以上、医療介護機関の情報共有の実施例を説明したが、本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、医療介護機関以外にも、組織間で文書情報の共有を行う際も本発明に含まれる。
共有された文書情報は、受信側医療介護機関の電子カルテに送信元を記述した上で永久記録しても良いが、一次的保存、閲覧のみでも、使い慣れた自院の電子カルテの文書カテゴリー、記述項目の構成で活用できるので有用である。
具合的には触れなかったが、患者の同一性の確認や情報漏洩に対するセキュリティが不可欠であることは言うまでもない。
前記目的を達成するための手段として請求項1記載の組織間文書情報共有システムでは、必ずしも文書カテゴリーの構成、文書カテゴリー内の記述項目が一致しない複数組織の電子カルテ間の文書情報共有において、汎用的な送受信書式を定義する送受信書式定義手段、送信側電子カルテの文書カテゴリーごとの記述項目から情報を抽出して前記送受信書式に代入し送信する送受信書式代入送信手段、受信した送受信書式の情報を各々対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する送受信書式受信記録手段を備え、前記送受信書式定義手段は、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの定義であることを特徴とする。
請求項2記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式代入送信手段は、前記共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、送信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する送信側マップ定義手段を有し、前記対応する文書カテゴリーの記述項目の内容を、前記送信側マップ定義手段に基づいて、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々に代入する送信記述項目代入手段を有することを特徴とする。
請求項3記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1ないし2いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式受信記録手段は、前記共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、受信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する受信側マップ定義手段を有し、前記共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々への代入内容を、前記受信側マップ定義手段に基づいて、対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する、受信記述項目記録手段を有することを特徴とする。
請求項4記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1ないし3いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式において、記述項目に複数記録の代入を許容する記述項目複数代入手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項4記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記記述項目複数代入手段において、各々の記述項目に、当該記述項目が記録されている文書が作成された日時記録を同時に代入する日時付き記述項目複数代入手段を有することを特徴とする。
請求項6記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項5記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記日時付き記述項目複数代入手段において、代入された各々の日時付き記述項目の内容を、受信側マップに基づき指定された受信側文書カテゴリーにおいて、日時記録ごとに文書を作成し、指定された受信側記述項目に各々の代入された記述項目内容を記録する日時付き記述項目複数記録手段を有することを特徴とする。
請求項7記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1ないし6いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式定義手段は、記述項目に書式設定を可能とする記述項目書式定義手段を有することを特徴とする。
請求項8記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項2記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送信記述項目代入手段は、送信側電子カルテから抽出された記述項目の内容を、当該記述項目に定義された書式に変換する送信記述項目書式変換手段を有することを特徴とする。
請求項9記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項3記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記受信記述項目記録手段は、受信した記述項目の内容を、受信側電子カルテの当該記述項目に定義された書式に変換する受信記述項目書式変換手段を有することを特徴とする。
請求項10記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1ないし9いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式代入送信手段は、代入済みの送受信書式を、(i)直接受信側電子カルテに送信する、(ii)一旦中継サーバーに送信し、前記中継サーバーから受信側電子カルテに送信する、のいずれかの送受信書式送信手段を有することを特徴とする。
請求項1記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式定義手段は、共有が必要な記述項目を示すタグのリストである。単純な構成であり、リストの追加が既存の運用に影響を与えることなく可能となる。
請求項2記載の組織間文書情報共有システムでは、送信記述項目代入手段を備えるので、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、送信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する送信側マップ定義手段を有し、前記対応する文書カテゴリーの記述項目の内容を、前記送信側マップ定義手段に基づいて、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々に代入する。送信側の電子カルテの文書カテゴリー、記述項目の構成を一旦分解し、汎用的な表現に転換できる。
請求項3記載の組織間文書情報共有システムでは、受信記述項目記録手段を備えるので、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、受信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する受信側マップ定義手段を有し、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々への代入内容を、前記受信側マップ定義手段に基づいて、対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する。汎用的な表現から受信側の電子カルテの文書カテゴリー、記述項目に再構成できる。
請求項4記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式において、記述項目に複数記録の代入を許容する記述項目複数代入手段を有する。複数の記述内容を同時に同一記述項目で共有できる。
請求項5記載の組織間文書情報共有システムでは、日時付き記述項目複数代入手段を備えるので、各々の記述項目に、当該記述項目が記録されている文書が作成された日時記録を同時に代入する。これにより、記述項目の内容を時系列で代入できる。
請求項6記載の組織間文書情報共有システムでは、日時付き記述項目複数記録手段を備えるので、代入された各々の日時付き記述項目の内容を、受信側マップに基づき指定された受信側文書カテゴリーにおいて、日時記録ごとに文書を作成し、指定された受信側記述項目に各々の代入された記述項目内容を記録する。これにより、記述項目の内容を時系列の文書内に記録できる。
請求項7記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式定義手段は、記述項目に書式設定を可能とする記述項目書式定義手段を有する。これにより、表現の揺らぎの無い記述項目の内容表現が可能となる。
請求項8記載の組織間文書情報共有システムでは、送信記述項目書式変換手段を備えるので、送信側電子カルテから抽出された記述項目の内容を、当該記述項目に定義された書式に変換する。これにより、送信側の電子カルテの書式を汎用的な書式に変換できる。
請求項9記載の組織間文書情報共有システムでは、受信記述項目書式変換手段を備えるので、受信した記述項目の内容を、受信側電子カルテの当該記述項目に定義された書式に変換する。これにより、受信側の電子カルテの独自の書式に変換できる。
請求項10記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式代入送信手段は、代入済みの送受信書式を、(i)直接受信側電子カルテに送信する、(ii)一旦中継サーバーに送信し、前記中継サーバーから受信側電子カルテに送信する、のいずれかの送受信書式送信手段を有する。これにより、費用や目的により、送受信の方式を選択できる。
本発明は、複数の組織間、特に医療機関や介護施設で作成された文書群を、互いに共有するシステムに関する。
医療や介護の現場などでは、医師や看護師、介護士など多数の職種のスタッフが、入院や入所に際しての基本情報文書、医療や介護の計画文書、実行計画文書、実行結果の報告文書、利用者に交付する種々の証明書など等の文書群を電子カルテとして作成してゆく。これらの文書群を介してスタッフ間、異なる職種間の情報の共有が図られてゆく。
患者、利用者が別の医療機関や介護施設を利用する際には、やはり同様の膨大な情報が必要となる。最初から情報を取り直すのは大変な労力の無駄であるし、患者、利用者にとっても、同じことを何回も尋ねられるのは苦痛である。元利用していた医療機関、介護施設の電子カルテ文書群を速やかに電子的に参照することが、特に、救急等で速やかな情報の確認が必要な際に求められている。
サーバーの中に蓄積されている文書を他施設のサーバーに送信することは、決して容易なことではなかった。当初は、送信したい文書の内部構造や規格、送信手順、受信手順などを、送信側、受信側のスタッフ間で前もって打ち合わせておいて、その後に文書の送受信を行うものであった。このため、柔軟で機動的な文書の送受信は困難であった。
2000年ころから、ウェブサービスが用いられるようになった。送信側のサーバーに、送信する文書の内部構造や規格、送信手順、受信手順などを記載したWSDL(WebServiceDiscriptionLanguage)と呼ばれる手順文書を公開しておく。受信サーバーは、WSDL文書をまず読み込んで受信のための受け入れプログラム(BrokerProgram)を自動生成する。その後、送信側サーバーに、文書の送信要求を送り、送信されてきた文書を受信し、受信側サーバーに取り込むものである。事前のスタッフ間の打ち合わせが不要となるため、柔軟で機動的な文書の送受信が可能となった。複数のサーバーから天気やニュース、株価などの情報源を同時に表示するなど、現在のホームページ作成などで標準的な手法となっている。
高齢化の進展に伴い、地域医療、介護の実現のために複数の医療機関、介護施設などが連携して一人一人の高齢者を総合的に治し支えることが必要となってきた。
実現のためには、それぞれの医療機関、介護施設で作成されている電子カルテなどの情報を互いに利用可能としなければならない。電子カルテは、医師や看護師、介護士の作成する文書など様々な文書カテゴリーからなる。入所時点などで全般的に集めた情報の記載、それに基づいた検査や治療、介入の計画、介入実施後の報告文書など等である。
各々の文書カテゴリーごとに、少なくとも一つの記述すべき情報の項目(以下、記述項目)がある。ID-LINK(NEC社の登録商標)、HumanBridge(富士通社の登録商標)などの製品が用いられることが多い。
いずれの製品も、電子カルテなどの文書交換の際は、提供側で開示する文書カテゴリーごとに、当該文書カテゴリー内の記述項目を、規格化された形式の文書(SSMIX-II)を作成し、当該文書を、前述のウェブサービスで送受信するものである。
この出願に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2002-117142号公報
https://jpn.nec.com/medical_healthcare/solution/id-link/index.html
異なる医療や介護機関間の電子カルテの単なる閲覧に留まるならば、提供側の電子カルテに前記WSDLをつけて閲覧側に開示すれば、ウェブブラウザで電子カルテの内容を閲覧することができる。
しかしながら、電子カルテの文書カテゴリーや記述項目の配置は医療、介護機関ごとに異なっており、目的とする情報がどこに記録されているかが分かりにくく、記録されている文書に速やかにたどり着くのは、しばしば困難である。
また、発見した記述項目を自施設の電子カルテの取り込もうとすると、手作業でコピー&ペーストを、その都度行わねばならず、必要とされる大量で系統的な情報取得は困難である。
SSMIX-IIに関しては、提供側の電子カルテの開示する文書カテゴリーごとに、SSMIX-IIで規定された形式で開示文書を作成することになる。
文書カテゴリーと記述項目の配置は医療、介護機関ごとに異なるため、提供側の電子カルテの開示する文書カテゴリーごとに、開示のためのSSMIX-II文書作成のプログラムを作成する必要がある。
これには文書カテゴリーごとに最低で3人日を越える作業量と数十万円のコストがかかる。
また、受信側の電子カルテの文書カテゴリーと記述項目の配置は、提供側と異なることが多いため、記述項目を自施設の電子カルテに取り込もうとすると、前記ウェブサービスでの開示と同様に、手作業でコピー&ペーストをその都度行わねばならず、必要とされる大量で系統的な情報取得は困難である。
自院の電子カルテに記述項目を自動的に取り込むことも可能ではあるが、提供側の電子カルテごとに文書カテゴリーと記述項目の配置が異なるため、提供側の医療、介護機関の電子カルテごとに、汎用性のない記述項目取り込みプログラムを作成する必要があり、多大なコストを要する。
実際に、大学病院どうしで電子カルテを相互に蓄積しておき、災害時に蓄積されている電子カルテ情報を用いて診療を継続しようとする3億円の予算をかけた試みも佐賀医大でなされてきたが、大学病院の電子カルテ間の互換性がないため、いちいち手作業で蓄積情報を各々の大学で入力する必要があり、結局全く情報の蓄積がなされないまま放置され、会計監査院から不適切な支出の認定をうけて問題となっている。
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、文書カテゴリーと記述項目の配置が異なる医療、介護機関の電子カルテ間であっても、個別に対応することなく汎用的に情報の送受信を可能にすること、受信側の電子カルテの独自の文書カテゴリーと記述項目の配置に対応して、自動的に情報の取り込みを行うことのできる汎用的な組織間文書共有システムを提供することである。
前記目的を達成するための手段として請求項1記載の組織間文書情報共有システムでは、必ずしも文書カテゴリーの構成、文書カテゴリー内の記述項目が一致しない複数組織の電子カルテ間の文書情報共有において、汎用的な送受信書式を定義する送受信書式定義手段、送信側電子カルテの文書カテゴリーごとの記述項目から情報を抽出して前記送受信書式に代入し送信する送受信書式代入送信手段、受信した送受信書式の情報を各々対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する送受信書式受信記録手段を備え、前記送受信書式定義手段は、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの定義であり、 前記送受信書式において、記述項目に複数記録の代入を許容する記述項目複数代入手段を有し、前記記述項目複数代入手段において、各々の記述項目に、当該記述項目が記録されている文書が作成された日時記録を同時に代入する日時付き記述項目複数代入手段を有し、前記日時付き記述項目複数代入手段において、代入された各々の日時付き記述項目の内容を、受信側マップに基づき指定された受信側文書カテゴリーにおいて、日時記録ごとに文書を作成し、指定された受信側記述項目に各々の代入された記述項目内容を記録する日時付き記述項目複数記録手段を有することを特徴とする。
請求項2記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式代入送信手段は、前記共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、送信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する送信側マップ定義手段を有し、前記対応する文書カテゴリーの記述項目の内容を、前記送信側マップ定義手段に基づいて、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々に代入する送信記述項目代入手段を有することを特徴とする。
請求項3記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1ないし2いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式受信記録手段は、前記共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、受信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する受信側マップ定義手段を有し、前記共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々への代入内容を、前記受信側マップ定義手段に基づいて、対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する、受信記述項目記録手段を有することを特徴とする。
請求項4記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1ないし3いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式定義手段は、記述項目に書式設定を可能とする記述項目書式定義手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項2記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送信記述項目代入手段は、送信側電子カルテから抽出された記述項目の内容を、当該記述項目に定義された書式に変換する送信記述項目書式変換手段を有することを特徴とする。
請求項6記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項3記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記受信記述項目記録手段は、受信した記述項目の内容を、受信側電子カルテの当該記述項目に定義された書式に変換する受信記述項目書式変換手段を有することを特徴とする。
請求項7記載の組織間文書情報共有システムでは、請求項1ないし6いずれか記載の組織間文書情報共有システムにおいて、前記送受信書式代入送信手段は、代入済みの送受信書式を、(i)直接受信側電子カルテに送信する、(ii)一旦中継サーバーに送信し、前記中継サーバーから受信側電子カルテに送信する、のいずれかの送受信書式送信手段を有することを特徴とする。
請求項1記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式定義手段を備えるので、汎用的な送受信書式を定義する。
送受信書式代入送信手段を備えるので、送信側電子カルテの文書カテゴリーごとの記述項目から情報を抽出して前記送受信書式に代入し送信する。
送受信書式受信記録手段を備えるので、受信した送受信書式の情報を各々対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する。これにより電子カルテ間の文書カテゴリー、記述項目の配置によらず汎用的な情報の共有が可能となる。
請求項1記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式定義手段は、共有が必要な記述項目を示すタグのリストである。単純な構成であり、リストの追加が既存の運用に影響を与えることなく可能となる。
請求項2記載の組織間文書情報共有システムでは、送信記述項目代入手段を備えるので、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、送信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する送信側マップ定義手段を有し、前記対応する文書カテゴリーの記述項目の内容を、前記送信側マップ定義手段に基づいて、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々に代入する。送信側の電子カルテの文書カテゴリー、記述項目の構成を一旦分解し、汎用的な表現に転換できる。
請求項3記載の組織間文書情報共有システムでは、受信記述項目記録手段を備えるので、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、受信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する受信側マップ定義手段を有し、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々への代入内容を、前記受信側マップ定義手段に基づいて、対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する。汎用的な表現から受信側の電子カルテの文書カテゴリー、記述項目に再構成できる。
請求項1記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式において、記述項目に複数記録の代入を許容する記述項目複数代入手段を有する。複数の記述内容を同時に同一記述項目で共有できる。
請求項1記載の組織間文書情報共有システムでは、日時付き記述項目複数代入手段を備えるので、各々の記述項目に、当該記述項目が記録されている文書が作成された日時記録を同時に代入する。これにより、記述項目の内容を時系列で代入できる。
請求項1記載の組織間文書情報共有システムでは、日時付き記述項目複数記録手段を備えるので、代入された各々の日時付き記述項目の内容を、受信側マップに基づき指定された受信側文書カテゴリーにおいて、日時記録ごとに文書を作成し、指定された受信側記述項目に各々の代入された記述項目内容を記録する。これにより、記述項目の内容を時系列の文書内に記録できる。
請求項4記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式定義手段は、記述項目に書式設定を可能とする記述項目書式定義手段を有する。これにより、表現の揺らぎの無い記述項目の内容表現が可能となる。
請求項5記載の組織間文書情報共有システムでは、送信記述項目書式変換手段を備えるので、送信側電子カルテから抽出された記述項目の内容を、当該記述項目に定義された書式に変換する。これにより、送信側の電子カルテの書式を汎用的な書式に変換できる。
請求項6記載の組織間文書情報共有システムでは、受信記述項目書式変換手段を備えるので、受信した記述項目の内容を、受信側電子カルテの当該記述項目に定義された書式に変換する。これにより、受信側の電子カルテの独自の書式に変換できる。
請求項7記載の組織間文書情報共有システムでは、送受信書式代入送信手段は、代入済みの送受信書式を、(i)直接受信側電子カルテに送信する、(ii)一旦中継サーバーに送信し、前記中継サーバーから受信側電子カルテに送信する、のいずれかの送受信書式送信手段を有する。これにより、費用や目的により、送受信の方式を選択できる。
本発明の組織間文書情報共有システムの概要図である。 送受信書式定義手段における記述項目のタグの設定様式の例を示す。 送信側医療介護機関の電子カルテ内の文書カテゴリー、記述項目から、送信側マップ定義手段で定義された送信側マップに基づき、送受信書式に必要な記述項目を抽出し代入する送受信書式代入送信手段の概要図である。 受信側医療介護機関の電子カルテ内の文書カテゴリー、記述項目へ、受信側マップ定義手段で定義された受信側マップに基づき、送受信書式から必要な記述項目を抽出し記録する送受信書式受信記録手段の概要図である。 日時付き記述項目複数代入手段を用いて、送受信書式に代入された複数の日時付き記述項目の内容を、前記受信側マップに基づき、受信側医療介護機関の電子カルテの該当する文書カテゴリー(図では「検温板」)に、複数の日時付き文書を作成し、それぞれに記述項目の内容を記録する説明図である。 送信側医療介護機関の電子カルテの記述項目の書式を、送受信書式で設定された書式に変換して代入し、さらに当該記述項目を受信側医療介護機関の電子カルテの書式に変換して記録する説明図である。 送信側電子カルテから作成された送受信書式を受信側電子カルテに送信する方式を2例説明している。
図1は、本発明の組織間文書情報共有システムの概要図である。
送信側医療介護機関の電子カルテサーバーには、医師初診記録などの種々の文書カテゴリーがある。それぞれの文書カテゴリーごとに通常は複数の記述項目がある。
日時ごとに,当該文書カテゴリーに前記記述項目を記録した新しい文書が新規作成され、当該文書には作成日時が記録される。
送受信書式定義手段で定義された送受信書式の記述項目に、送信側電子カルテから対応する文書カテゴリーの記述項目の内容が抽出されて代入され、その後送信される(送受信書式代入送信手段)。
前記代入された送受信書式を受信した受信側医療介護機関の電子カルテは、送受信書式内の記述項目の各々について、対応する自電子カルテの文書カテゴリー、記述項目に内容を記録する(送受信書式受信記録手段)。
従来は、送受信する文書カテゴリー、当該カテゴリー内の記述項目を固定しSSMIX-IIなどの書式に変換していた。
これでは、医療介護機関ごとに異なる電子カルテの文書カテゴリーや記述項目の配置に柔軟に対応できない。本発明の送受信書式では、文書カテゴリーを用いず、記述項目のみで構成されている。
ここで記述項目名には重複がない、ユニークであることは当然である。
これにより、電子カルテ毎の文書カテゴリーの構成の違いに制約されず、記述項目内容の送受信が可能となる。
受信側の医療介護機関は、使い慣れた電子カルテの文書カテゴリー、記述項目の構成で受信内容を閲覧し、また必要に応じて自院の電子カルテに、手作業によるコピー&ペースト作業を行うことなく記録することが可能となる。
なお、後述の記述項目複数代入手段のように、記述項目の内容は単独とは限らず、図1送受信書式の「病名:」、「所見:」などのように、複数の内容を並列して代入しても良い(記述項目複数代入手段)。
図2は送受信書式定義手段における記述項目のタグの設定様式の例を示す。
(a)は、XMLによる設定で、<記述項目名>と</記述項目名>の間に、当該記述項目の内容を記述する。
(b)はJSON形式で、記述項目名に続いて「:」をつけ、その後に記述項目の内容を記述するものである。
図1の送受信書式で「病名」や「所見」などのように、複数の内容を記述項目に代入しても良い(記述項目複数代入手段)。
複数内容間の区切り記号(delimiter)は、任意に設定して良い。
(c)や(d)は、俗に電文形式やCSV(Comma Separated Values)と呼ばれる書式で、記述項目名に続いて、「/」や「,」で内容を区切り(内容間delimiter)、記述項目ごとの区切り(項目間delimiter)にはCR/LFなどを用いるものである。
送受信書式の記述項目のタグリストは、情報共有に不必要な記述項目はスキップしても良い。
必要な記述項目のみ代入し、必要な記述項目のみ記録すればよい。
多数の診療科ごとに必要とされる記述項目は多彩である。
それらの記述項目は、記述項目のタグがユニークで重複が無ければ、既存のリストを使用中の医療介護機関に影響を与えることなく、任意のタグを任意の数追加できる。送受信の際は、内容が代入されていない記述項目はスキップして良い。これにより、多数の診療科の多彩な記述項目内容に対しても、制限を加えることなく柔軟に対応できる。また、情報の共有が必要な記述項目のみ(例えば、病名、医師記事、検査結果など)について代入することで、軽快な情報の共有が可能となる。
図3は、送信側医療介護機関の電子カルテ内の文書カテゴリー、記述項目から、送信側マップ定義手段で定義された送信側マップに基づき、送受信書式に必要な記述項目を抽出し代入する送受信書式代入送信手段の概要図である。
送信側マップでは、送受信書式に代入する送信側電子カルテの文書カテゴリーと当該文書カテゴリー内に記録された記述項目のペアと、対応する送受信書式の記述項目の対応一覧を示す。
この送信側マップに基づき、送信側電子カルテから、各々の文書カテゴリーの最新文書内から指定された記述項目を抽出し、指定された送受信書式の記述項目に代入する。
通常電子カルテには「体重」などの記述項目が、看護記録やリハビリ記録などに複数散在して記録されている。
必ずしも各々で体重測定しているわけではなく、例えば看護師が測定し看護記録に記録した内容を、別の職種の記録に転記している場合も多い。
このような場合は、最新の記録である転記元の内容のみを抽出し、送受信書式に代入すればよい。
図4は。受信側医療介護機関の電子カルテ内の文書カテゴリー、記述項目へ、受信側マップ定義手段で定義された受信側マップに基づき、送受信書式から必要な記述項目を抽出し記録する送受信書式受信記録手段の概要図である。
受信側マップでは、送受信書式の記述項目の各々と、それぞれ対応する送受信書式から内容を抽出し記録する、受信側電子カルテの文書カテゴリーと当該文書カテゴリー内に記録すべき記述項目のペアとの対応一覧を示す。この受信側マップに基づき、送受信書式の記述項目から内容を抽出し、受信側電子カルテへ、各々の文書カテゴリーの記述項目に送受信書式の記述項目の内容を記録する。
通常電子カルテには「体重」などの記述項目が、看護記録やリハビリ記録などに複数散在して記録されている。必ずしも各々で体重測定しているわけではなく、例えば看護師が測定し看護記録に記録した内容を、別の職種の記録に転記している場合も多い。
このような場合は、最新の記録である送受信書式の記述項目の内容を、受信側マップに基づき、受信側電子カルテで指定された文書カテゴリーの記述項目群に、それぞれ記録すればよい。
図5は、日時付き記述項目複数代入手段を用いて、送受信書式に代入された複数の日時付き記述項目の内容を(日時付き記述項目複数代入手段)、前記受信側マップに基づき、受信側医療介護機関の電子カルテの該当する文書カテゴリー(図5では「検温板」)に、複数の日時付き文書を作成し、それぞれに記述項目の内容(図5では、「BT:」、「HR:」)を記録(日時付き記述項目複数記録手段)する説明図である。
医療介護機関間の情報共有では、時系列での文書情報の共有が必要となることも多い。
送信側電子カルテの文書カテゴリー(図5では「看護プログレスノート」)では、時系列で文書が作成され、当該文書の作成日時、当該時点での記述項目(図5では、「体温」、「心拍数」)の内容が記録されている。送受信書式では、前記時系列文書の記述項目の内容を、当該文書の作成日時付きで複数代入している(日時付き記述項目複数代入手段)。
受信側電子カルテでは、該当する文書カテゴリー(図5では「検温板」)に、複数の作成日時付き文書を作成し、それぞれに記述項目の内容(図5では、「BT:」、「HR:」)を記録(日時付き記述項目複数記録手段)する。
これにより、送信側電子カルテの時系列文書群を、受信側の電子カルテで再現できる。図5では、説明の便宜のため受信側電子カルテの記録先文書カテゴリーは「検温板」単一としているが、記述項目の内容が、受信側の電子カルテで複数の文書カテゴリーに分散される際は、必要に応じて複数の文書カテゴリーを時系列で作成、記録しても良い。
図6は、送信側医療介護機関の電子カルテの記述項目の書式を、送受信書式で定義された(記述項目書式定義手段)書式に変換して代入し、さらに当該記述項目を受信側医療介護機関の電子カルテの書式に変換して記録する説明図である。
電子カルテの種類によって、処理の便宜のため、あるいは記述の揺らぎを防ぐため、記述項目ごとに厳密な書式を定めている場合も多い。
前記佐賀医大の失敗事例も、この点への配慮を欠いたことが原因である。
送受信書式では、送受信書式定義手段で記述項目の書式が定義されている。
送信側の電子カルテの記述項目を、当該記述項目書式に変換して送受信書式に代入する(送信記述項目書式変換手段)。
受信側の電子カルテでは送受信書式の記述項目を、自院の記述項目の書式に変換して記録する(受信記述項目書式変換手段)。
これにより、電子カルテ間の記述項目の書式の相違を意識せずに情報の共有が可能となる。
図7は、送信側電子カルテから作成された送受信書式を受信側電子カルテに送信する方式を2例説明している。
(a)では、送信側医療介護機関の電子カルテで送受信書式を作成し、受信側医療介護機関の電子カルテに対して、ウェブサービスなどの方式を用いて、1:1で送受信するものである。単純明快であり、コストも最小限で済む。
これに対して(b)では、作成された送受信書式を一旦中継サーバーに送信し、この中継サーバーから複数の医療介護機関に配信するものである。
前記佐賀医大の例のような目的には、(a)の1:1では管理が困難であるため、(b)方式が適しているだろう。なお、送受信方式として2例を挙げたが、これらに限定されるものではなく、P2Pなどの方式もあり、適宜選択して良い。
以上、医療介護機関の情報共有の実施例を説明したが、本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、医療介護機関以外にも、組織間で文書情報の共有を行う際も本発明に含まれる。
共有された文書情報は、受信側医療介護機関の電子カルテに送信元を記述した上で永久記録しても良いが、一次的保存、閲覧のみでも、使い慣れた自院の電子カルテの文書カテゴリー、記述項目の構成で活用できるので有用である。
具合的には触れなかったが、患者の同一性の確認や情報漏洩に対するセキュリティが不可欠であることは言うまでもない。

Claims (11)

  1. 必ずしも文書カテゴリーの構成、文書カテゴリー内の記述項目が一致しない複数組織の電子カルテ間の文書情報共有において、
    汎用的な送受信書式を定義する送受信書式定義手段、
    送信側電子カルテの文書カテゴリーごとの記述項目から情報を抽出して前記送受信書式に代入し送信する送受信書式代入送信手段、
    受信した送受信書式の情報を各々対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する送受信書式受信記録手段を備えたことを特徴とする組織間文書情報共有システム。
  2. 前記送受信書式定義手段は、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの定義であることを特徴とする請求項1記載の組織間文書情報共有システム。
  3. 前記送受信書式代入送信手段は、前記共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、送信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する送信側マップ定義手段を有し、前記対応する文書カテゴリーの記述項目の内容を、前記送信側マップ定義手段に基づいて、共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々に代入する送信記述項目代入手段を有することを特徴とする請求項1ないし2いずれか記載の組織間文書情報共有システム。
  4. 前記送受信書式受信記録手段は、前記共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々について、受信側電子カルテで対応する文書カテゴリーの記述項目との対応を定義する受信側マップ定義手段を有し、前記共有が必要な記述項目を示すタグのリストの各々への代入内容を、前記受信側マップ定義手段に基づいて、対応する受信側電子カルテの文書カテゴリーの記述項目に記録する、受信記述項目記録手段を有することを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の組織間文書情報共有システム。
  5. 前記送受信書式において、記述項目に複数記録の代入を許容する記述項目複数代入手段を有することを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の組織間文書情報共有システム。
  6. 前記記述項目複数代入手段において、各々の記述項目に、当該記述項目が記録されている文書が作成された日時記録を同時に代入する日時付き記述項目複数代入手段を有することを特徴とする請求項5記載の組織間文書情報共有システム。
  7. 前記日時付き記述項目複数代入手段において、代入された各々の日時付き記述項目の内容を、受信側マップに基づき指定された受信側文書カテゴリーにおいて、日時記録ごとに文書を作成し、指定された受信側記述項目に各々の代入された記述項目内容を記録する日時付き記述項目複数記録手段を有することを特徴とする請求項6記載の組織間文書情報共有システム。
  8. 前記送受信書式定義手段は、記述項目に書式設定を可能とする記述項目書式定義手段を有することを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載の組織間文書情報共有システム。
  9. 前記送信記述項目代入手段は、送信側電子カルテから抽出された記述項目の内容を、当該記述項目に定義された書式に変換する送信記述項目書式変換手段を有することを特徴とする請求項3ないし8いずれか記載の組織間文書情報共有システム。
  10. 前記受信記述項目記録手段は、受信した記述項目の内容を、受信側電子カルテの当該記述項目に定義された書式に変換する受信記述項目書式変換手段を有することを特徴とする請求項4ないし9いずれか記載の組織間文書情報共有システム。
  11. 前記送受信書式代入送信手段は、代入済みの送受信書式を、(i)直接受信側電子カルテに送信する、(ii)一旦中継サーバーに送信し、前記中継サーバーから受信側電子カルテに送信する、のいずれかの送受信書式送信手段を有することを特徴とする請求項1ないし10いずれか記載の組織間文書情報共有システム。
JP2020190588A 2020-11-17 2020-11-17 組織間文書情報共有システム Active JP7043033B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020190588A JP7043033B1 (ja) 2020-11-17 2020-11-17 組織間文書情報共有システム
JP2021136768A JP2022080258A (ja) 2020-11-17 2021-08-25 組織間文書情報共有システム
PCT/JP2021/040470 WO2022107594A1 (ja) 2020-11-17 2021-11-03 組織間文書情報共有システム
US18/011,022 US20230178194A1 (en) 2020-11-17 2021-11-03 Document information sharing system between organizations

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020190588A JP7043033B1 (ja) 2020-11-17 2020-11-17 組織間文書情報共有システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021136768A Division JP2022080258A (ja) 2020-11-17 2021-08-25 組織間文書情報共有システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7043033B1 JP7043033B1 (ja) 2022-03-29
JP2022079795A true JP2022079795A (ja) 2022-05-27

Family

ID=81215114

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020190588A Active JP7043033B1 (ja) 2020-11-17 2020-11-17 組織間文書情報共有システム
JP2021136768A Pending JP2022080258A (ja) 2020-11-17 2021-08-25 組織間文書情報共有システム

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021136768A Pending JP2022080258A (ja) 2020-11-17 2021-08-25 組織間文書情報共有システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230178194A1 (ja)
JP (2) JP7043033B1 (ja)
WO (1) WO2022107594A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7486061B1 (ja) 2023-01-05 2024-05-17 Next Tomorrow 株式会社 介護及び/又は医療の支援システム、プログラム、コンピュータ装置、並びに情報処理方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004145571A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Shinkichi Himeno 電子カルテ処方作成システム
JP2007011544A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Sanyo Electric Co Ltd 紹介状作成支援装置
JP2013065216A (ja) * 2011-09-17 2013-04-11 Shinkichi Himeno 文書管理サーバーシステム
WO2017195610A1 (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 株式会社医療情報技術研究所 文書管理システム
US20200294633A1 (en) * 2019-03-15 2020-09-17 Ricoh Company, Ltd. Facilitating Interoperability Across Health Information Systems

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002099561A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Toshiba Corp データ変換方法およびデータ変換システム並びに記憶媒体
JP2002366656A (ja) 2001-06-12 2002-12-20 Yui Consulting:Kk 医療機関間における患者カルテデータの電送のためのxmlフォーマットとdtd、および、pcでのカルテ情報表示装置
JP5322785B2 (ja) 2009-06-09 2013-10-23 富士フイルム株式会社 医療情報システムおよび医療情報出力方法
JP5682984B1 (ja) 2013-12-12 2015-03-11 株式会社医療情報技術研究所 文書処理システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004145571A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Shinkichi Himeno 電子カルテ処方作成システム
JP2007011544A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Sanyo Electric Co Ltd 紹介状作成支援装置
JP2013065216A (ja) * 2011-09-17 2013-04-11 Shinkichi Himeno 文書管理サーバーシステム
WO2017195610A1 (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 株式会社医療情報技術研究所 文書管理システム
US20200294633A1 (en) * 2019-03-15 2020-09-17 Ricoh Company, Ltd. Facilitating Interoperability Across Health Information Systems

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7486061B1 (ja) 2023-01-05 2024-05-17 Next Tomorrow 株式会社 介護及び/又は医療の支援システム、プログラム、コンピュータ装置、並びに情報処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20230178194A1 (en) 2023-06-08
JP2022080258A (ja) 2022-05-27
WO2022107594A1 (ja) 2022-05-27
JP7043033B1 (ja) 2022-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7324984B2 (ja) 組織間文書情報共有システム
McFetridge et al. An exploration of the handover process of critically ill patients between nursing staff from the emergency department and the intensive care unit
Coast et al. Effectiveness of interventions to provide culturally appropriate maternity care in increasing uptake of skilled maternity care: a systematic review
DE10211579A1 (de) Integration von Radiologieinformationen in ein Dicom-Bildarchiv und/oder eine Betrachtungseinrichtung auf Web-Basis eines Anwendungsdiensteanbieters
Arthurs et al. Current status of paediatric post-mortem imaging: an ESPR questionnaire-based survey
Hoogervorst et al. Developing process guidelines for trauma care in the Netherlands for severely injured patients: results from a Delphi study
Bailey et al. Hospital care following emergency admission: a critical incident case study of the experiences of patients with advanced lung cancer and Chronic Obstructive Pulmonary Disease
WO2022107594A1 (ja) 組織間文書情報共有システム
Pinto et al. Bridging the gaps in obstetric care: Perspectives of service delivery providers on challenges and core components of care in rural Georgia
Powell et al. Obstetric care by family physicians and infant mortality in rural Alabama
Diaz et al. Providing contraceptive health services to adolescents and young adults by telemedicine: a scoping review of patient and provider perspectives
Dennis et al. Barriers to and facilitators of moving miscarriage management out of the operating room
Grimes et al. Patient preferences and physician practices for laboratory test results notification
Meadows et al. The importance of communication in secondary fragility fracture treatment and prevention
Beuscart et al. Telecommunication in healthcare for a better coordination between hospitals and GP's: routine application of the" ISAR-Telematics" project
Baltag et al. Putting theory into practice: the introduction of obstetric near-miss case reviews in the Republic of Moldova
Aneke et al. Knowledge, attitude and practice of haemovigilance among healthcare professionals in a Nigerian Tertiary Hospital
Karim et al. Assessing informed consent practices during normal vaginal delivery and immediate postpartum care in tertiary-level hospitals of Bangladesh
Simpson et al. Safe motherhood initiative: early impact of severe hypertension in pregnancy bundle implementation
JP2014115785A (ja) 遠隔連携業務支援装置及び方法
Nair et al. Inter-hospital transfers from rural hospitals to an academic medical center
Keeble et al. Deaths at home during the COVID-19 pandemic and implications for patients and services
Vest et al. Quality and integration of public health information systems: A systematic review focused on immunization and vital records systems
Theodore et al. Synergy: Information technology and health sciences
Barham The National Programme for Information Technology in the NHS

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201127

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20201202

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210509

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210628

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210825

C876 Explanation why request for accelerated appeal examination is justified

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C876

Effective date: 20210915

C305 Report on accelerated appeal examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C305

Effective date: 20210927

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20211004

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20211102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211211

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20220111

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20220215

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20220215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7043033

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350