JP2022079186A - 電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極体の活物質の剥がれが抑制された電池を提供することにある。【解決手段】電池は、開口、および開口を規定する側壁を含む外装体と、開口を封口する封口板と、外装体に収納された電極体と、封口板と電極体との間に設けられた電流遮断機構と、外装体と電極体との間に配置され、電極体における電流遮断機構と対向する面上に折り込まれた部分を有する絶縁シートとを備える。【選択図】図13

Description

本技術は、電池に関する。
外部端子と電池ケース内の電極体との間の電流経路を遮断するための電流遮断機構が従来から知られている。また、電池ケース内に収納された電極体と電池ケースとの間の絶縁性を確保するための絶縁シートも従来から知られている。これらの構成は、特許文献1(特開2015-213042号公報)および特許文献2(特許第6314086号公報)に示されている。
特開2015-213042号公報 特許第6314086号公報
電流遮断機構が取り付けられた封口板を電池ケースに取り付けるとき、電流遮断機構の部品が電極体に接触し、活物質が剥がれる場合がある。遊離した活物質が電池ケースに接触すると、電池ケースを腐食させる要因となり得る。
本技術の目的は、電極体の活物質の剥がれが抑制された電池を提供することにある。
本技術に係る電池は、開口、および開口を規定する側壁を含む外装体と、開口を封口する封口板と、外装体に収納された電極体と、封口板と電極体との間に設けられた電流遮断機構と、外装体と電極体との間に配置され、電極体における電流遮断機構と対向する面上に折り込まれた部分を有する絶縁シートとを備える。
本技術によれば、電極体の活物質の剥がれが抑制された電池を提供することができる。
角形二次電池の斜視図である。 図1におけるII-II断面図である。 電極体を構成する正極板の平面図である。 電極体を構成する負極板の平面図である。 正極板および負極板からなる電極体を示す平面図である。 電極体と正極集電部材および負極集電部材との接続構造を示す図である。 封口板への正極集電部材および負極集電部材の取付構造を示す図である。 図7におけるVII-VII断面図である。 図7におけるIX-IX断面図である。 封口板と電極体とが接続された状態を示す図である。 封口板と電極体とが接続された状態における正極集電部材周辺の拡大図である。 絶縁シートの一例の展開図である。 絶縁シートを含む角形二次電池の分解斜視図である。 絶縁シートにおける折り込み部の形状を示す模式図である。 絶縁シートの変形例の展開図である。 絶縁シートにおける折り込み部の変形例の形状を示す模式図である。 絶縁シートにおける折り込み部の他の変形例の形状を示す模式図(その1)である。 絶縁シートにおける折り込み部の他の変形例の形状を示す模式図(その2)である。 絶縁シートにおける折り込み部の他の変形例の形状を示す模式図(その3)である。 絶縁シートにおける折り込み部の他の変形例の形状を示す模式図(その4)である。 絶縁シートにおける折り込み部の他の変形例の形状を示す模式図(その5)である。
以下に、本技術の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本技術の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本技術にとって必ずしも必須のものではない。
なお、本明細書において、「備える(comprise)」および「含む(include)」、「有する(have)」の記載は、オープンエンド形式である。すなわち、ある構成を含むが、当該構成以外の他の構成を含むことを除外しない。
図1は、角形二次電池1の斜視図である。図2は、図1におけるII-II断面図である。
図1,図2に示すように、角形二次電池1は、電池ケース100と、電極体200と、絶縁シート300と、正極端子400と、負極端子500と、正極集電部材600と、負極集電部材700と、電流遮断機構800と、カバー部材900とを含む。
電池ケース100は、開口を有する有底角筒状の角形外装体110と、角形外装体110の開口を封口する封口板120とからなる。角形外装体110および封口板120は、それぞれ金属製であることが好ましく、アルミニウムまたはアルミニウム合金製とすることが好ましい。
封口板120には、電解液注液孔121が設けられる。電解液注液孔121から電池ケース100内に電解液が注液された後、電解液注液孔121は、封止部材122により封止される。封止部材122としては、たとえばブラインドリベットおよびその他の金属部材を用いることができる。
封口板120には、ガス排出弁123が設けられる。ガス排出弁123は、電池ケース100内の圧力が所定値以上となった際に破断する。これにより、電池ケース100内のガスが電池ケース100外に排出される。
電極体200は、電解液とともに電池ケース100内に収容されている。電極体200は、正極板と負極板がセパレータを介して積層されたものである。電極体200と角形外装体110の間には樹脂製の絶縁シート300が配置されている。
電極体200の封口板120側の端部には、正極タブ210Aおよび負極タブ210Bが設けられている。
正極タブ210Aと正極端子400とは、正極集電部材600を介して電気的に接続されている。正極集電部材600は、第1正極集電体610および第2正極集電体620を含む。なお、正極集電部材600は、1つの部品から構成されてもよい。正極集電部材600は、金属製であることが好ましく、アルミニウムまたはアルミニウム合金製とすることがより好ましい。
負極タブ210Bと負極端子500とは、負極集電部材700を介して電気的に接続されている。負極集電部材700は、第1負極集電体710および第2負極集電体720を含む。なお、負極集電部材700は、1つの部品から構成されてもよい。負極集電部材700は、金属製であることが好ましく、銅または銅合金製であることがより好ましい。
正極端子400は、樹脂製の外部側絶縁部材410を介して封口板120に固定されている。負極端子500は、樹脂製の外部側絶縁部材510を介して封口板120に固定されている。
正極端子400は金属製であることが好ましく、アルミニウムまたはアルミニウム合金製であることがより好ましい。負極端子500は金属製であることが好ましく、銅または銅合金製であることがより好ましい。負極端子500が、電池ケース100の内部側に配置される銅または銅合金からなる領域と、電池ケース100の外部側に配置されるアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる領域を有するようにしてもよい。
電流遮断機構800は、正極タブ210A(正極板)と正極端子400の間の導電経路に設けられる。電流遮断機構800は、電池ケース100内の圧力が所定値以上となった際に作動し、導電経路を遮断することができる。ガス排出弁123の作動圧は、電流遮断機構800の作動圧よりも大きい値に設定される。電流遮断機構800は、負極タブ210Bと負極端子500の間の導電経路に設けることもできる。
図3は、電極体200を構成する正極板200Aの平面図である。正極板200Aは、矩形状のアルミニウム箔からなる正極芯体の両面に正極活物質(たとえばリチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物等)、結着材(ポリフッ化ビニリデン(PVdF)等)、および導電材(たとえば炭素材料等)を含む正極活物質合剤層が形成された本体部220Aを有する。本体部の端辺から正極芯体が突出しており、この突出した正極芯体が正極タブ210Aを構成する。正極タブ210Aにおける本体部の220Aと隣接する部分には、アルミナ粒子、結着材、および導電材を含む正極保護層230Aが設けられている。正極保護層230Aは、正極活物質合剤層の電気抵抗よりも大きな電気抵抗を有する。正極活物質合剤層は導電材を含まなくてもとい。正極保護層230Aは必ずしも設けられなくてもよい。
図4は、電極体200を構成する負極板200Bの平面図である。負極板200Bは、矩形状の銅箔からなる負極芯体の両面に負極活物質層が形成された本体部220Bを有する。本体部220Bの端辺から負極芯体が突出しており、この突出した負極芯体が負極タブ210Bを構成する。
図5は、正極板200Aおよび負極板200Bからなる電極体200を示す平面図である。図5に示すように、電極体200は、一方の端部において各々の正極板200Aの正極タブ210Aが積層され、各々の負極板200Bの負極タブ210Bが積層されるように作製される。正極板200Aおよび負極板200Bは、たとえば各々50枚程度ずつ重ねられる。正極板200Aと負極板200Bとは、ポリオレフィン製の矩形状のセパレータを介して交互に積層される。なお、長尺のセパレータをつづら折りして用いてもよい。
図6は、電極体200と正極集電部材600および負極集電部材700との接続構造を示す図である。図6に示すように、電極体200は、第1電極体要素201(第1積層群)および第2電極体要素202(第2積層群)により構成される。第1電極体要素201および第2電極体要素202の外面にもセパレータが各々配置される。第1電極体要素201および第2電極体要素202は、たとえばテープ等により積層状態の状態で固定することができる。代替的に、各々の正極板200A、負極板200Bおよびセパレータに接着層を設け、セパレータと正極板200Aとが各々接着され、セパレータと負極板200Bとが各々接着されるようにしてもよい。
第1電極体要素201の複数枚の正極タブ210Aが第1正極タブ群211Aを構成する。第1電極体要素201の複数枚の負極タブ210Bが第1負極タブ群211Bを構成する。第2電極体要素202の複数枚の正極タブ210Aが第2正極タブ群212Aを構成する。第2電極体要素202の複数枚の負極タブ210Bが第2負極タブ群212Bを構成する。
第1電極体要素201と第2電極体要素202の間に、第2正極集電体620と第2負極集電体720とが配置される。第2正極集電体620は、第1開口620Aおよび第2開口620Bを有する。第1正極タブ群211Aおよび第2正極タブ群212Aが、第2正極集電体620上に溶接接続され、溶接接続部213が形成される。第1負極タブ群211Bおよび第2負極タブ群212Bが、第2負極集電体720上に溶接接続され、溶接接続部213が形成される。溶接接続部213は、たとえば、超音波溶接、抵抗溶接、レーザ溶接等により形成し得る。
図7は、封口板120への正極集電部材600および負極集電部材700の取付構造を示す図である。図8は、図7におけるVII-VII断面を示す。図9は、図7におけるIX-IX断面を示す。
まず、図7,図8を参照して、封口板120への正極集電部材600の取付について説明する。
封口板120の外面側に樹脂製の外部側絶縁部材410が配置される。封口板120の内面側に樹脂製の絶縁部材420および導電部材430が配置される。その後、正極端子400が、外部側絶縁部材410の貫通穴 、封口板120の正極端子取り付け孔、絶縁部材420の貫通穴、および導電部材430の貫通穴に挿入される。そして、正極端子400の先端が導電部材430上にカシメ接続される。これにより、正極端子400、外部側絶縁部材410、封口板120、絶縁部材420、および導電部材430が固定される。正極端子400および導電部材430のカシメ接続された部分は、レーザ溶接等により溶接されることが好ましい。
導電部材430は、導電部材ベース部431と、導電部材ベース部431の縁部から電極体200(図中下側)に向かって延びる管状部432とを有する。管状部432の電極体200側の端部には、開口部433が設けられている。
変形板440は、導電部材430の開口部433を塞ぐように配置される。変形板440の周縁は、レーザ溶接等により導電部材430に溶接される。これにより、導電部材430の開口部433が変形板440により密閉される。なお、導電部材430および変形板440はそれぞれ金属製であることが好ましく、アルミニウムまたはアルミニウム合金であることがより好ましい。
第1正極集電体610に設けられた貫通穴に、樹脂製の絶縁部材630(正極集電体ホルダ)に設けられた突起が挿入され、当該突起の先端を熱カシメ等により拡径することにより、接続部631が形成され、第1正極集電体610と絶縁部材630とを接続することができる。また、第1正極集電体610に設けられた貫通穴に絶縁部材630に設けられた突起を挿入することにより、ズレ防止部632を形成することができる。
第1正極集電体610に接続された絶縁部材630と、正極端子400側の絶縁部材420とは、嵌合により接続される。なお、絶縁部材630に爪部を設け、当該爪部を絶縁部材420に引っ掛け接続することもできる。
その後、絶縁部材630に設けられた開口部において、正極集電部材600側の第1正極集電体610と、正極端子400側の変形板440の中央部とが、レーザ溶接等により接続される。第1正極集電体610に接続用孔を設け、接続用孔の縁部を変形板440に溶接接続することが好ましい。
図8に示すように、絶縁部材630は、電極体200側に突出する筒状部630Aを有する。筒状部630Aは、第2正極集電体620の第2開口620Bを貫通し、電解液注液孔121と連通する孔部630Bを規定する。
封口板120に正極集電部材600を取り付ける際は、まず、第1正極集電体610が封口板120上の絶縁部材630に接続される。続いて、電極体200に接続された第2正極集電体620が第1正極集電体610に取り付けられる。このとき、第2正極集電体620の一部が第1正極集電体610と重なるように第2正極集電体620が絶縁部材630上に配置される。続いて、第2正極集電体620に設けられた第1開口620Aの周囲が、レーザ溶接等により第1正極集電体610に溶接接続される。
次に、図7および図9を参照して、封口板120への負極集電部材700の取付について説明する。
封口板120の外面側に樹脂製の外部側絶縁部材510が配置される。封口板120の内面側に第1負極集電体710、および樹脂製の絶縁部材730(負極集電体ホルダ)が配置される。次に、負極端子500が、外部側絶縁部材510の貫通孔、封口板120の負極端子取り付け孔、第1負極集電体710の貫通孔、および絶縁部材730の貫通孔に挿入される。そして、負極端子500の先端が第1負極集電体710上にカシメ接続される。これにより、負極端子500、外部側絶縁部材510、封口板120、第1負極集電体710、および絶縁部材730が固定される。なお、負極端子500および第1負極集電体710のカシメ接続された部分は、レーザ溶接等により溶接接続されることが好ましい。
さらに、第2負極集電体720の一部が第1負極集電体710と重なるように、第2負極集電体720が絶縁部材730上に配置される。第2負極集電体720に設けられた第1開口720Aにおいて、第2負極集電体720は第1負極集電体710にレーザ溶接等により溶接接続される。
封口板120に負極集電部材700を取り付ける際は、まず、第1負極集電体710が封口板120上の絶縁部材730に接続される。続いて、電極体200に接続された第2負極集電体720が第1負極集電体710に取り付けられる。このとき、第2負極集電体720の一部が第1負極集電体710と重なるように第2負極集電体720が絶縁部材730上に配置される。続いて、第2負極集電体720に設けられた第1開口720Aの周囲が、レーザ溶接等により第1負極集電体710に溶接接続される。
図8に示される電流遮断機構800の動作について説明する。電池ケース100内の圧力が上昇することにより、変形板440の中央部が封口板120側に移動するように変形する。そして、電池ケース100内の圧力が所定値以上となったとき、変形板440の変形に伴い、第1正極集電体610に設けられた脆弱部が破断する。これにより、正極板200Aから正極端子400への導電経路が切断される。脆弱部としては、たとえば第1正極集電体610における変形板440との接続部を囲むように設けられた環状のノッチ部等を設けることが好ましい。
角形二次電池1が過充電状態となり電池ケース100内の圧力が上昇したとき、電流遮断機構800が作動し、正極板200Aから正極端子400への導電経路が切断されることにより、更なる過充電の進行が防止される。
正極端子400には貫通孔400Aが形成されている。貫通孔400Aを通じて導電部材430の内部側にガスを送り込むことにより、導電部材430と変形板440との溶接接続部のリーク検査を行なうことができる。貫通孔400Aは、樹脂製ないし金属製の端子封止部材により封止される。
図10は、封口板120と電極体200とが接続された状態を示す図である。図11は、封口板120と電極体200とが接続された状態における正極集電部材600周辺の拡大図である。
図7~図9を用いて説明したように、正極集電部材600および負極集電部材700を介して第1電極体要素201および第2電極体要素202が封口板120に取り付けられる。これにより、図10に示すように、第1電極体要素201および第2電極体要素202が封口板120に接続され、電極体200と正極端子400および負極端子500とが電気的に接続される。
図11に示すように、第1正極集電体610上に樹脂製のカバー部材900が設けられる。カバー部材900は、第1正極集電体610と電極体200の間に位置する。カバー部材900は、負極集電体側に設けられてもよい。また、カバー部材900は必須の部材ではなく、適宜省略が可能である。
図11に示す状態から、第1電極体要素201と第2電極体要素202とが1つに纏められる。このとき、第1正極タブ群211Aと第2正極タブ群212Aとが互いに異なる方向に湾曲させられる。第1負極タブ群211Bと第2負極タブ群212Bとが互いに異なる方向に湾曲させられる。
第1電極体要素201と第2電極体要素202とは、テープ等により1つに纏められ得る。代替的に、第1電極体要素201と第2電極体要素202とを、箱状ないし袋状に成形した絶縁シート内に配置することで1つに纏めることができる。さらに、第1電極体要素201と第2電極体要素202とを接着により固定することができる。
1つに纏められた第1電極体要素201と第2電極体要素202とが絶縁シートで包まれ、角形外装体110に挿入される。その後、封口板120が角形外装体110に溶接接続され、角形外装体110の開口が封口板120により封口され、密閉された電池ケース100が形成される。
その後、封口板120に設けられた電解液注液孔121から非水電解液が電池ケース100に注液される。非水電解液としては、たとえば、エチレンカーボネート(EC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、およびジエチルカーボネート(DEC)とを、体積比(25℃)30:30:40の割合で混合した非水溶媒に、LiPF6を1.2モル/Lの濃度で溶解させたものを用いることができる。
非水電解液が注液された後、電解液注液孔121は封止部材122により封止される。以上の工程の実施により、角形二次電池1は完成する。
図12は、絶縁シート300の一例の展開図である。図12に示す絶縁シート300Aは、第1領域10A、第2領域20A、第3領域30A、第4領域40A、第5領域50A、第6領域60A、第7領域70A、第8領域80A、および底部領域90Aを含む。
第1領域10A、第2領域20A、および第7領域70Aは、角形外装体110の一方の短側面と電極体200との間に重なって配置される。第3領域30A、第4領域40A、および第8領域80Aは、角形外装体110の他方の短側面と電極体200との間に重なって配置される。第5領域50Aおよび第6領域60Aは、角形外装体110の長側面と電極体200との間に配置される。底部領域90Aは、角形外装体110の底面と電極体200との間に配置される。
絶縁シート300Aは、第5領域50Aおよび第6領域60Aの一部に折り込み部310A(舌部)を有する。折り込み部310Aは、角形外装体110の内側に向けて折り込まれる。なお、折り込み部310Aの根元部分にミシン目または薄肉部を設けることにより、絶縁シート300Aを折れ曲がりやすくしてもよい。
図13は、図12に示す絶縁シート300Aを含む角形二次電池1の分解斜視図である。図14は、絶縁シート300Aにおける折り込み部310Aの形状を示す模式図である。図13に示すように、折り込み部310Aは、電流遮断機構800と対向する電極体200の上面を覆うように折り込まれる。折り込み部310Aは、少なくとも電流遮断機構800と対向する部分に形成されていればよく、さらに広い範囲に形成されてもよい。
このように、絶縁シート300Aの折り込み部310Aが電極体200の上面(電流遮断機構800と対向する部分)を覆うことにより、電流遮断機構800を取り付けた封口板120を角形外装体110に取り付けるときに、電流遮断機構800が電極体200に接触して正極板200Aおよび負極板200B上の活物質が剥がれることを抑制することができる。さらに、仮に正極板200Aおよび負極板200B上の活物質が剥がれた場合でも、電流遮断機構800と対向する電極体200の上面が絶縁シート300Aの折り込み部310Aにより覆われているため、遊離した活物質が角形外装体110に付着することを抑制することができる。この結果、角形外装体110の腐食が抑制される。
図15は、変形例に係る絶縁シート300Bの展開図である。図16は、絶縁シート300Bにおける折り込み部310Bの形状を示す模式図である。
図15に示すように、絶縁シート300Bは、第1領域10B、第2領域20B、第3領域30B、第4領域40B、第5領域50B、第6領域60B、第7領域70B、第8領域80B、および底部領域90Bを含む。
第1領域10B、第2領域20B、および第7領域70Bは、角形外装体110の一方の短側面と電極体200との間に重なって配置される。第3領域30B、第4領域40B、および第8領域80Bは、角形外装体110の他方の短側面と電極体200との間に重なって配置される。第5領域50Bおよび第6領域60Bは、角形外装体110の長側面と電極体200との間に配置される。底部領域90Bは、角形外装体110の底面と電極体200との間に配置される。
絶縁シート300Bは、第5領域50Bの一部に折り込み部310B(舌部)を有する。折り込み部310Bは、折り込み部310Aと同様に、電流遮断機構800と対向する電極体200の上面を覆うように折り込まれる。ただし、折り込み部310Aが電極体200の両側から中央に向けて折り込まれるのに対し、折り込み部310Bは、電極体200の一方の長側面(第1外面)から他方の長側面(第2外面)に達するように片側から折り込まれる。図15,図16に示す絶縁シート300Bにおいては、折り込み部310Bが1つであるため、絶縁シート300Aの場合と比較して、絶縁シート300Bを設ける工程は容易である。
図17~図21は、さらに他の変形例に係る絶縁シート300C,300D,300E,300F,300Gの形状を各々示す。図17~図21を用いて、変形例に係る折り込み部310C,310D,310E,310F,310Gの形状について説明する。
図17に示す絶縁シート300Cにおいては、折り込み部310Cの先端が第1電極体要素201と第2電極体要素202との間に挟持される。このようにすることで、テープなど他の固定手段を用いて折り込み部310Cを固定する必要がない。また、第1電極体要素201と第2電極体要素202との間に隙間が形成され、この隙間を通じて電極体200内部への電解液の浸入が促進される。
図18に示す絶縁シート300Dにおいては、折り込み部310Dが電極体200の片側から回され、電極体200の反対側の長側面上にまで折り込まれている。図18の例においても、テープなど他の固定手段を用いて折り込み部310Dを固定する必要がない。また、図17の例と比較して、絶縁シート300Dを設ける工程は容易である。
図19~図21に示す絶縁シート300E,300F,300Gにおいて、折り込み部310E,310F,310Gは、90°よりも大きな角度で内側に折り込まれる。このようにすることで、電流遮断機構800と接触する部分に衝撃吸収性(クッション性)を持たせることができる。
図19に示す絶縁シート300Eにおいては、折り込み部310Eが電極体200の両側から中央に向けて折り込まれる。
図20に示す絶縁シート300Fにおいては、折り込み部310Fの先端が第1電極体要素201と第2電極体要素202との間に挟持される。折り込み部310Fは、第1電極体要素201と第2電極体要素202との間の隙間に向かって封口板120から離れる方向に傾斜する。これにより、電解液注液孔121から注液された電解液が、第1電極体要素201と第2電極体要素202との間の隙間に流入しやすくなる。
図21に示す絶縁シート300Gにおいては、折り込み部310Gが電極体200の片側から回され、電極体200の反対側の長側面上にまで折り込まれている。
絶縁シート300を構成する素材としては、好ましくはポリプロピレンが用いられるが、ポリプロピレン意外にも、たとえば、ポリエチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテル・エーテル・ケトン、ナイロン、またはPET(ポリエチレンテレフタラート)などが使用可能である。
また、絶縁シート300の厚みは、80μm以上500μm以下程度であることが好ましく、100μm以上300μm以下程度であることがより好ましく、100μm以上200μm以下程度であることがさらに好ましい。
以上、本技術の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本技術の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 角形二次電池、10A,10B 第1領域、20A,20B 第2領域、30A,30B 第3領域、40A,40B 第4領域、50A,50B 第5領域、60A,60B 第6領域、70A,70B 第7領域、80A,80B 第8領域、90A,90B 底部領域、100 電池ケース、110 角形外装体、120 封口板、121 電解液注液孔、122 封止部材、123 ガス排出弁、200 電極体、200A 正極板、200B 負極板、201 第1電極体要素、202 第2電極体要素、210A 正極タブ、210B 負極タブ、211A 第1正極タブ群、211B 第1負極タブ群、212A 第2正極タブ群、212B 第2負極タブ群、213 溶接接続部、220A,220B 本体部、230A 正極保護層、300,300A,300B,300C,300D,300E,300F,300G 絶縁シート、310A,310B,310C,310D,310E,310F,310G 折り込み部、400 正極端子、400A 貫通孔、410,510 外部側絶縁部材、420,630,730 絶縁部材、430 導電部材、431 導電部材ベース部、432 管状部、433 開口部、440 変形板、500 負極端子、600 正極集電部材、610 第1正極集電体、620 第2正極集電体、620A 第1開口、620B 第2開口、630A 筒状部、630B 孔部、631 接続部、632 ズレ防止部、700 負極集電部材、710 第1負極集電体、720 第2負極集電体、720A 第1開口、800 電流遮断機構、900 カバー部材。

Claims (6)

  1. 開口、および前記開口を規定する側壁を含む外装体と、
    前記開口を封口する封口板と、
    前記外装体に収納された電極体と、
    前記封口板と前記電極体との間に設けられた電流遮断機構と、
    前記外装体と前記電極体との間に配置され、前記電極体における前記電流遮断機構と対向する面上に折り込まれた部分を有する絶縁シートとを備えた、電池。
  2. 前記電極体は、第1電極体要素と第2電極体要素とを含む、請求項1に記載の電池。
  3. 前記絶縁シートの前記折り込まれた部分は、前記第1電極体要素と前記第2電極体要素との間に挟持された先端部を有する、請求項2に記載の電池。
  4. 前記第1電極体要素と前記第2電極体要素との間には隙間が形成され、
    前記絶縁シートは、前記隙間に向かって前記封口板から離れる方向に傾斜する部分を有する、請求項2または請求項3のいずれかに記載の電池。
  5. 前記電極体は、互いに対向する第1外面および第2外面を含み、
    前記絶縁シートの前記折り込まれた部分は、前記第1外面から前記第2外面にまで達する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電池。
  6. 前記絶縁シートの前記折り込まれた部分は、90°よりも大きな角度で折り込まれる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電池。
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