JP2022077675A - 光伝送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ラマン増幅機能を有しない光伝送装置に対して、ラマン増幅機能を追加するための特別な構成部品を必要とせず、運用中の主信号光へ影響を与えず、ラマン増幅機能を追加する光伝送装置を提供する。【解決手段】光伝送装置100#は、光コネクタ112及び光コネクタ131を光ファイバで接続することで、受信光増幅部110で信号光から分離された監視光を受信光増幅部110からOSC光受信部130に送る初期状態と、光コネクタ112及び光コネクタ131の間に、光ファイバ103、104を用いてラマン制御部140を接続したラマン増幅機能追加状態との2つの接続状態から選択された1つの接続状態で動作する。ラマン制御部140は、監視光から分離されたOSC光のレベルである光レベルを測定するOSC光レベル測定部145と、その光レベルに応じて励起光源147を制御する光源制御部146と、を備える。【選択図】図2
Description
本開示は、光伝送装置に関する。
波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplex)された光信号を長距離伝送する波長多重光伝送装置では、伝送路の伝搬に伴うレベル低下を補償するために、EDFA(Erbium-Doped Fiber Amplifier)が一般的に用いられている。一方で、光増幅に伴いEDFAから放出されるASE(Amplified Spontaneous Emission)光により、信号光のOSNR(Optical Signal to Noise Ratio)が劣化する。OSNRが規定値を下回ると、受信器による再生が行えず、伝送距離が制限される要因となる。また、波長あたりの伝送速度が高速化するにつれて、再生に必要なOSNRがより高くなり、その結果、伝送距離がより制限される。
伝送路への出力光レベルを高くし、受信光増幅器への入力光レベルを高くすることで、受信光増幅器におけるOSNRの劣化を抑制することができる。
しかしながら、伝送路への出力光レベルが高くなるにつれて、非線形光学効果による波形の劣化が増大してしまうため、この方法ではOSNRの改善量に限界が有る。
しかしながら、伝送路への出力光レベルが高くなるにつれて、非線形光学効果による波形の劣化が増大してしまうため、この方法ではOSNRの改善量に限界が有る。
このため、伝送路中で信号光の光増幅を行い、受信光増幅器への入力光レベルを高くすることでOSNRを改善するラマン増幅器が利用されている。
しかしながら、ラマン増幅器は、専用の励起光源が必要となり、初期導入時のコストが増加する課題がある。また、ラマン増幅器を備えていない光伝送装置に対してラマン増幅器を追加する場合は、伝送路と受信光増幅部との間にラマン増幅器を挿入する必要があり、回線の迂回作業が必要となり、保守運用者に負担がかかる。
しかしながら、ラマン増幅器は、専用の励起光源が必要となり、初期導入時のコストが増加する課題がある。また、ラマン増幅器を備えていない光伝送装置に対してラマン増幅器を追加する場合は、伝送路と受信光増幅部との間にラマン増幅器を挿入する必要があり、回線の迂回作業が必要となり、保守運用者に負担がかかる。
以上のような状況において、特許文献1には、初期導入時は、EDFAのみを用いて導入コストを抑制しつつ、後にラマン増幅機能を追加できる光伝送装置が示されている。
しかしながら、従来の技術では、ラマン増幅機能を追加するための構成部品が予め備えられている必要があり、その分初期導入コストが増加する課題があった。
そこで、本開示の一又は複数の態様は、ラマン増幅機能を有しない光伝送装置に対して、ラマン増幅機能を追加するための特別な構成部品を必要とせず、運用中の主信号光へ影響を与えず、容易にラマン増幅機能を追加できるようにすることを目的とする。
本開示の第1の態様に係る光伝送装置は、信号光からOSC(Optical Supervisory Channel)光を含む監視光及び主信号光を分離して、前記主信号光を増幅する受信光増幅部と、少なくとも前記OSC光を受ける入力接続ポートを備えるOSC光受信部と、を備える光伝送装置であって、前記受信光増幅部は、伝送路に接続され、前記信号光を受ける第1の接続ポートと、前記信号光を前記監視光及び前記主信号光に分離する第1の波長分離フィルタと、前記主信号光を増幅する光増幅器と、前記監視光を出力する第2の接続ポートと、を備え、前記光伝送装置は、前記入力接続ポート及び前記第2の接続ポートを光ファイバで接続することで、前記監視光を前記受信光増幅部から前記OSC光受信部に送る初期状態と、前記入力接続ポート及び前記第2の接続ポートの間に、光ファイバを用いてラマン制御部を接続したラマン増幅機能追加状態との2つの接続状態から選択された1つの接続状態で動作し、前記ラマン制御部は、前記監視光を受ける第3の接続ポートと、前記監視光を前記OSC光及び励起光に分離する第2の波長分離フィルタと、前記OSC光のレベルである光レベルを測定するOSC光レベル測定部と、前記伝送路において前記信号光を増幅する励起光源と、前記光レベルに応じて前記励起光源を制御する光源制御部と、前記OSC光を出力する第4の接続ポートと、を備え、前記ラマン増幅機能追加状態では、前記第2の接続ポート及び前記第3の接続ポートが光ファイバで接続され、前記第4の接続ポート及び前記入力接続ポートが光ファイバで接続されていることを特徴とする。
本開示の第2の態様に係る光伝送装置は、信号光からOSC(Optical Supervisory Channel)光を含む監視光及び主信号光を分離して、前記主信号光を増幅する受信光増幅部と、少なくとも前記OSC光を受ける入力接続ポートを備えるOSC光受信部と、を備える光伝送装置であって、前記受信光増幅部は、伝送路に接続され、前記信号光を受ける第1の接続ポートと、前記信号光を前記監視光及び前記主信号光に分離する第1の波長分離フィルタと、前記主信号光の帯域毎の光レベルを測定する波長毎光レベル測定部と、前記主信号光を増幅する光増幅器と、前記監視光を出力する第2の接続ポートと、前記光レベルを示す光レベル信号を出力する出力インターフェースと、を備え、前記光伝送装置は、前記入力接続ポート及び前記第2の接続ポートを光ファイバで接続することで、前記監視光を前記受信光増幅部から前記OSC光受信部に送る初期状態と、前記入力接続ポート及び前記第2の接続ポートの間に、光ファイバを用いてラマン制御部を接続したラマン増幅機能追加状態との2つの接続状態から選択された1つの接続状態で動作し、前記ラマン制御部は、前記監視光を受ける第3の接続ポートと、前記監視光を前記OSC光及び励起光に分離する第2の波長分離フィルタと、前記光レベルを示す光レベル信号を受ける入力インターフェースと、前記伝送路において前記信号光を増幅する励起光源と、前記光レベルに応じて前記励起光源を制御する光源制御部と、前記OSC光を出力する第4の接続ポートと、を備え、前記ラマン増幅機能追加状態では、前記第2の接続ポート及び前記第3の接続ポートが光ファイバで接続され、前記第4の接続ポート及び前記入力接続ポートが光ファイバで接続されていることを特徴とする。
本開示の一又は複数の態様によれば、ラマン増幅機能を有しない光伝送装置に対して、ラマン増幅機能を追加するための特別な構成部品を必要とせず、運用中の主信号光へ影響を与えず、容易にラマン増幅機能を追加することができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る光伝送装置100の初期導入時の要部構成例を示すブロック図である。
図1に示されているように、光伝送装置100は、初期状態において、受信光増幅部110と、OSC(Optical Supervisory Channel)光受信部130とを備えている。
図1は、実施の形態1に係る光伝送装置100の初期導入時の要部構成例を示すブロック図である。
図1に示されているように、光伝送装置100は、初期状態において、受信光増幅部110と、OSC(Optical Supervisory Channel)光受信部130とを備えている。
受信光増幅部110は、伝送路101から受けた信号光からOSC光を含む監視光及び主信号光を分離して、その主信号光を増幅する。そして、受信光増幅部110は、処理後の主信号光である出力信号光を、例えば、図示しない送信光増幅部又は光合分波部といった後段の装置へ出力する。
また、受信光増幅部110は、分離された監視光をOSC光受信部130へ出力する。
OSC光受信部130は、少なくとも監視光に含まれているOSC光を受ける入力接続ポートである光コネクタ131を備える。
また、受信光増幅部110は、分離された監視光をOSC光受信部130へ出力する。
OSC光受信部130は、少なくとも監視光に含まれているOSC光を受ける入力接続ポートである光コネクタ131を備える。
受信光増幅部110は、光コネクタ111、112、113と、波長分離フィルタ114と、光増幅器115と、可変減衰器116と、分岐器117と、光レベル測定部118と、可変減衰器制御部119とを備える。
光コネクタ111は、光伝送路である伝送路101に接続された接続ポートである。光コネクタ111を、第1の接続ポートともいう。光コネクタ111は、伝送路101から信号光を受ける。
波長分離フィルタ114は、受けた信号光を、OSC光を含む監視光と、主信号光とに分離するフィルタである。ここで、OSC光は、主信号光の帯域よりも短波長側に設定されているものとする。波長分離フィルタ114は、主信号光の帯域を含む長波帯域の光を、光増幅器115方向へ、OSC光の帯域を含む短波帯域の光を、光コネクタ112の方向へ分離する。波長分離フィルタ114を、第1の波長分離フィルタともいう。
波長分離フィルタ114は、受けた信号光を、OSC光を含む監視光と、主信号光とに分離するフィルタである。ここで、OSC光は、主信号光の帯域よりも短波長側に設定されているものとする。波長分離フィルタ114は、主信号光の帯域を含む長波帯域の光を、光増幅器115方向へ、OSC光の帯域を含む短波帯域の光を、光コネクタ112の方向へ分離する。波長分離フィルタ114を、第1の波長分離フィルタともいう。
光コネクタ112は、監視光を出力する接続ポートである。光コネクタ112を第2の接続ポートともいう。
光増幅器115は、主信号光を増幅して、増幅主信号光として出力する。
光増幅器115は、主信号光を増幅して、増幅主信号光として出力する。
可変減衰器116は、増幅主信号光の出力レベルを減衰する。例えば、可変減衰器116は、増幅主信号光の減衰量を任意の値に変更することで、出力信号光とすることのできる減衰器である。
分岐器117は、出力信号光を2系統に分岐し、出力する。
分岐器117は、出力信号光を2系統に分岐し、出力する。
光レベル測定部118は、可変減衰器116で処理された増幅主信号光である出力信号光の光レベルである出力光レベルを測定する。ここでは、光レベル測定部118は、出力信号光のトータルの光レベルを測定する。光レベル測定部118は、例えば、PD(Photo Diode)等を用いて実現することが可能である。
可変減衰器制御部119は、光レベル測定部118の測定結果に応じて可変減衰器116を制御する。言い換えると、可変減衰器制御部119は、光レベル測定部118で測定された出力光レベルに応じて可変減衰器116を制御する。
例えば、可変減衰器制御部119は、励起光源147が停止している際に光レベル測定部118で測定された出力光レベルと、励起光源147が動作している際に光レベル測定部118で測定された出力光レベルとの差分が予め定められた閾値未満となるように、可変減衰器116を制御する。
光コネクタ113は、後段装置との接続ポートである。
例えば、可変減衰器制御部119は、励起光源147が停止している際に光レベル測定部118で測定された出力光レベルと、励起光源147が動作している際に光レベル測定部118で測定された出力光レベルとの差分が予め定められた閾値未満となるように、可変減衰器116を制御する。
光コネクタ113は、後段装置との接続ポートである。
図2は、実施の形態1において、ラマン増幅機能を追加した光伝送装置100#の要部構成例を示すブロック図である。
図2に示されている光伝送装置100#は、図1に示されている光伝送装置100に、ラマン制御部140を追加したものである。
図2に示されている光伝送装置100#は、図1に示されている光伝送装置100に、ラマン制御部140を追加したものである。
ラマン制御部140は、光コネクタ141、142と、波長分離フィルタ143と、分岐器144と、OSC光レベル測定部145と、光源制御部146と、励起光源147とを備える。
光コネクタ141は、受信光増幅部110と接続され、監視光を受ける接続ポートである。光コネクタ141を第3の接続ポートともいう。
波長分離フィルタ143は、OSC光の帯域を含む長波帯域の光を光コネクタ142の方向へ、励起光であるラマン励起光の帯域を含む短波帯域の光を励起光源147の方向へ分離するフィルタであり、受けた監視光に含まれるOSC光とラマン励起光の反射成分を分離し、かつ、励起光源147から出力されるラマン励起光をコネクタ141方向へ分離し、伝送路101へ出力するものである。ここで、OSC光は、ラマン励起光の波長帯よりも長波長側に設定されているものとする。波長分離フィルタ143を、第2の波長分離フィルタともいう。
分岐器144は、OSC光を2系統に分岐し、出力する。
光コネクタ142は、OSC光受信部130と接続され、OSC光を出力する接続ポートである。光コネクタ142を、第4の接続ポートともいう。
OSC光レベル測定部145は、OSC光の光レベルを測定する。ここでは、OSC光レベル測定部145は、OSC光のトータルの光レベルを測定する。OSC光レベル測定部145は、例えば、PD等を用いて実現することが可能である。OSC光レベル測定部145で測定される光レベルをOSC光レベルともいう。
光コネクタ142は、OSC光受信部130と接続され、OSC光を出力する接続ポートである。光コネクタ142を、第4の接続ポートともいう。
OSC光レベル測定部145は、OSC光の光レベルを測定する。ここでは、OSC光レベル測定部145は、OSC光のトータルの光レベルを測定する。OSC光レベル測定部145は、例えば、PD等を用いて実現することが可能である。OSC光レベル測定部145で測定される光レベルをOSC光レベルともいう。
光源制御部146は、OSC光レベル測定部145の測定結果に応じて、励起光源147を制御する。
例えば、光源制御部146は、励起光源147が停止している際にOSC光レベル測定部145で測定された光レベルと、励起光源147が動作している際にOSC光レベル測定部145で測定された光レベルとの差分が制御目標範囲内となるように、励起光源147のラマン増幅利得を制御する。
例えば、光源制御部146は、励起光源147が停止している際にOSC光レベル測定部145で測定された光レベルと、励起光源147が動作している際にOSC光レベル測定部145で測定された光レベルとの差分が制御目標範囲内となるように、励起光源147のラマン増幅利得を制御する。
励起光源147は、伝送路101において信号光を増幅する。例えば、励起光源147は、励起光を生成して、その励起光を伝送路101に出力することで、増幅を実行する。
ラマン制御部140が接続される場合には、光コネクタ112及び光コネクタ141が光ファイバ103で接続され、光コネクタ142及び光コネクタ131が光ファイバ104で接続される。
以上のように、実施の形態1に係る光伝送装置100は、光コネクタ112及び光コネクタ131を光ファイバ102で接続することで、監視光を受信光増幅部110からOSC光受信部130に送る初期状態と、光コネクタ112及び光コネクタ131の間に、光ファイバ103、104を用いてラマン制御部140を接続したラマン増幅機能追加状態との2つの接続状態から選択された1つの接続状態で動作する。
なお、可変減衰器制御部119及び光源制御部146の各々は、図3に示されているように、例えば、CPU(Central Processing Unit)又はシステムLSI(Large Scale Integration)等のプロセッサ10と、RAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)等で構成されるメモリ11とにより実現することが可能である。
プロセッサ10は、メモリ11に記憶されているプログラムを実行することで、可変減衰器制御部119又は光源制御部146として機能する。
プロセッサ10は、メモリ11に記憶されているプログラムを実行することで、可変減衰器制御部119又は光源制御部146として機能する。
図4は、実施の形態1における信号光の波長配置及び波長分離フィルタの分離波長の設定例を示すグラフである。
図4に示されている波長λ1は、波長分離フィルタ114の分離波長である。また、波長λ2は、波長分離フィルタ143の分離波長である。
図4に示されているように、OSC光の波長帯は、主信号光の波長帯よりも短波長側にされており、励起光の波長帯は、OSC光の波長帯よりも短波長側にされている。
図4に示されている波長λ1は、波長分離フィルタ114の分離波長である。また、波長λ2は、波長分離フィルタ143の分離波長である。
図4に示されているように、OSC光の波長帯は、主信号光の波長帯よりも短波長側にされており、励起光の波長帯は、OSC光の波長帯よりも短波長側にされている。
図5は、光伝送装置100にラマン増幅機能を追加する手順を示すフローチャートである。
ここでは、運用中の信号光が有ることを前提とする。
まず、光伝送装置100のユーザは、受信光増幅部110の光コネクタ112と、OSC光受信部130の光コネクタ131との間の光ファイバ102(図1参照)を抜去する(S10)。
ここでは、運用中の信号光が有ることを前提とする。
まず、光伝送装置100のユーザは、受信光増幅部110の光コネクタ112と、OSC光受信部130の光コネクタ131との間の光ファイバ102(図1参照)を抜去する(S10)。
次に、ユーザは、図2に示されているように、受信光増幅部110の光コネクタ112と、ラマン制御部140の光コネクタ141との間を光ファイバ103で接続する(S11)。
次に、ユーザは、ラマン制御部140の光コネクタ142と、OSC光受信部130の光コネクタ131との間を光ファイバ104で接続する(S12)。ここでは、励起光源147は、励起光の出力を停止しているものとする。
次に、光レベル測定部118は、励起光停止時の主信号光レベルPout(OFF)を測定する(S13)。
次に、OSC光レベル測定部145は、励起光停止時のOSC光レベルPosc(OFF)を測定する(S14)。
次に、光源制御部146は、励起光源147の強度を予め定められた値だけ高くする(S15)。ここで、励起光源147の強度の増加幅は、主信号光レベルに影響を与えぬよう、極力小さくすることが望ましい。
次に、光レベル測定部118は、主信号光レベルPout(ON)を測定する(S16)。
次に、可変減衰器制御部119は、ステップS16で測定された主信号光レベルPout(ON)と、ステップS13で測定された主信号光レベルPout(OFF)との差分X(dB)を計算して、その差分X(dB)が、予め定められた閾値未満であるか否かを判断する(S17)。その差分X(dB)が閾値未満である場合(S17でYes)は、処理はステップS19に進み、その差分X(dB)が閾値以上である場合(S17でNo)には、処理はステップS18に進む。ここで、閾値は主信号光へ影響を与えない程度のレベル変動量に設定する。
ステップS18では、可変減衰器制御部119は、可変減衰器116の減衰量をX(dB)増加させる。その後、処理はステップS19に進む。
ステップS19では、OSC光レベル測定部145は、OSC光レベルPosc(ON)を測定する。
次に、光源制御部146は、ステップS19で測定されたOSC光レベルPosc(ON)と、ステップS14で測定されたOSC光レベルPosc(OFF)との差分Y(dB)を計算し、その差分Y(dB)が制御目標範囲内であるか否かを判断する(S20)。その差分Y(dB)が制御目標範囲内である場合(S20でYes)には、処理は終了し、その差分Y(dB)が制御目標範囲外である場合(S20でNo)には、処理はステップS15に戻る。
次に、本実施の形態により、運用中の主信号光に影響を与えることなく、ラマン増幅機能を追加し、OSNRを改善することができる根拠を説明する。
図6(A)は、励起光源147の励起光強度の時間変化を示すグラフである。図6(B)は、光レベル測定部118における主信号光レベルPout(ON)の時間変化を示すグラフである。図6(C)は、OSC光レベル測定部145におけるOSC光レベルPosc(ON)の時間変化を示すグラフである。図6(D)は、受信光増幅部110の出力信号光のOSNRの時間変化を示すグラフである。
図6(A)は、励起光源147の励起光強度の時間変化を示すグラフである。図6(B)は、光レベル測定部118における主信号光レベルPout(ON)の時間変化を示すグラフである。図6(C)は、OSC光レベル測定部145におけるOSC光レベルPosc(ON)の時間変化を示すグラフである。図6(D)は、受信光増幅部110の出力信号光のOSNRの時間変化を示すグラフである。
図6(A)に示されているように励起光強度が増加するに伴い、伝送路101中でラマン増幅効果が発生し、図6(B)に示されているようにPout(ON)が増加し、図6(C)に示されているようにPosc(ON)が増加する。また、光増幅器115への主信号光入力レベルが増加することで、図6(D)に示されているようにOSNRが改善する。
また、図6(B)に示されているように、Pout(ON)と、励起光停止時の主信号光レベルPout(OFF)との差分X(dB)が閾値以上の値となった場合は、可変減衰器制御部119は、可変減衰器116を制御することで、光レベルの変化による主信号光への影響を防止することができる。
なお、図5のステップS10において、ユーザが受信光増幅部110の光コネクタ112とOSC光受信部130の光コネクタ131と間の光ファイバ102を抜去するため、一時的にOSC光が受信できない状態となる。しかしながら、例えば、リング構成をとることで別経路にてOSC光の受信状態を維持することで、監視への影響を防止することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、受信光増幅部110の光コネクタ112と、OSC光受信部130の光コネクタ131との間にラマン制御部140を接続し、励起光源147の強度を指定の値だけ上げながら、主信号光レベル(Pout)を可変減衰器116により制御し、かつOSC光レベル(Posc)を予め定められた値となるように制御することで、専用部品を必要とせず、運用中の主信号光へ影響を与えず、ラマン増幅機能を追加することができる。
なお、ここでは、運用中の信号光が有る状態を前提として説明を行っているが、運用中の信号光が無い場合に、ラマン制御部140の接続が実施されてもよい。その場合、光レベル測定部118による主信号光レベルPout(ON)、Pout(OFF)の測定、及び、可変減衰器116の制御は不要である。
なお、ここでは、励起光強度を一定の値で増加させる場合の例を説明しているが、測定結果に応じて励起光強度の増加量が変化されてもよい。
なお、ここでは、励起光源147が1つのみの場合の例を説明しているが、2つ以上の励起光源が備えられていてもよい。その場合、全ての励起光の波長をOSC光の波長よりも短波長側となるように設定する。
なお、可変減衰器116による主信号光レベルPout(ON)の制御は、光レベル測定部118による主信号光レベルPout(ON)の測定結果からラマン増幅に伴い発生するASE光レベルを補正することで精度を上げてもよい。その場合、ラマン増幅に伴い発生するASE光レベルは、ラマン増幅利得値に比例するため、例えば、事前にラマン増幅利得と、ASE光レベルとの関係を測定しておくことで、設定されたラマン増幅利得値から発生するASE光レベルを求めることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、OSC光レベルを用いてラマン増幅利得の調整が行われている。一方、近年の光伝送装置では、OCM(Optical Channel Monitor)等を用いて、伝送路からの受信光の波長毎の光レベルを監視できる構成が一般的となっている。そのような構成の場合は、受信光を増幅する部分にて測定された主信号光の帯域内の任意の帯域のASE光レベルを用いて、ラマン増幅利得の調整が行われてもよい。
実施の形態1では、OSC光レベルを用いてラマン増幅利得の調整が行われている。一方、近年の光伝送装置では、OCM(Optical Channel Monitor)等を用いて、伝送路からの受信光の波長毎の光レベルを監視できる構成が一般的となっている。そのような構成の場合は、受信光を増幅する部分にて測定された主信号光の帯域内の任意の帯域のASE光レベルを用いて、ラマン増幅利得の調整が行われてもよい。
図7は、実施の形態2に係る光伝送装置200の初期導入時の要部構成例を示すブロック図である。
図7に示されているように、光伝送装置200は、初期状態において、受信光増幅部210と、OSC光受信部130と、監視制御部250とを備えている。
実施の形態2では、受信光増幅部210で測定された主信号光の帯域内の任意の帯域のASE光レベルを用いて、専用部品を必要とせず、運用中の主信号光へ影響を与えず、ラマン増幅機能を追加する方式について説明する。
図7に示されているように、光伝送装置200は、初期状態において、受信光増幅部210と、OSC光受信部130と、監視制御部250とを備えている。
実施の形態2では、受信光増幅部210で測定された主信号光の帯域内の任意の帯域のASE光レベルを用いて、専用部品を必要とせず、運用中の主信号光へ影響を与えず、ラマン増幅機能を追加する方式について説明する。
受信光増幅部210は、光コネクタ111、112、113と、波長分離フィルタ114と、光増幅器115と、可変減衰器116と、分岐器117と、光レベル測定部118と、可変減衰器制御部119と、分岐器220と、波長毎光レベル測定部221と、接続インターフェース(以下、接続I/Fという)222とを備える。
実施の形態2における受信光増幅部210の光コネクタ111、112、113、波長分離フィルタ114、光増幅器115、可変減衰器116、分岐器117、光レベル測定部118及び可変減衰器制御部119は、実施の形態1における受信光増幅部110の光コネクタ111、112、113、波長分離フィルタ114、光増幅器115、可変減衰器116、分岐器117、光レベル測定部118及び可変減衰器制御部119と同様である。
分岐器220は、波長分離フィルタ114で分離された主信号光を2系統に分岐し、出力する。
波長毎光レベル測定部221は、主信号光の帯域毎の光レベルを測定する。波長毎光レベル測定部221は、例えばOCMを用いて実現することができる。ここで、波長毎光レベル測定部221は、主信号光の帯域内のASE光の光レベルを測定する。
波長毎光レベル測定部221は、主信号光の帯域毎の光レベルを測定する。波長毎光レベル測定部221は、例えばOCMを用いて実現することができる。ここで、波長毎光レベル測定部221は、主信号光の帯域内のASE光の光レベルを測定する。
接続I/F222は、監視制御部250と接続するためのインターフェースである。監視制御部250と、接続I/F222とは、LAN(Local Area Network)ケーブル等の通信線により接続される。接続I/F222は、波長毎光レベル測定部221で測定された光レベルを示す光レベル信号を出力する出力インターフェースである。
なお、波長毎光レベル測定部221は、測定された帯域毎の光レベルを接続I/F222を介して、監視制御部250に与える。
なお、波長毎光レベル測定部221は、測定された帯域毎の光レベルを接続I/F222を介して、監視制御部250に与える。
図8は、実施の形態2において、ラマン増幅機能を追加した光伝送装置200#の要部構成例を示すブロック図である。
図8に示されている光伝送装置200#は、図7に示されている光伝送装置200に、ラマン制御部240を追加したものである。
図8に示されている光伝送装置200#は、図7に示されている光伝送装置200に、ラマン制御部240を追加したものである。
ラマン制御部240は、光コネクタ141、142と、波長分離フィルタ143と、光源制御部246と、励起光源147と、接続I/F248とを備える。
実施の形態2におけるラマン制御部240の光コネクタ141、142、波長分離フィルタ143及び励起光源147は、実施の形態1におけるラマン制御部140の光コネクタ141、142、波長分離フィルタ143及び励起光源147と同様である。
なお、実施の形態2におけるラマン制御部240では、実施の形態1におけるラマン制御部140における分岐器144及びOSC光レベル測定部145が備えられていない。
なお、実施の形態2におけるラマン制御部240では、実施の形態1におけるラマン制御部140における分岐器144及びOSC光レベル測定部145が備えられていない。
接続I/F248は、監視制御部250と接続するためのインターフェースである。監視制御部250と、接続I/F248とは、LANケーブル等の通信線により接続される。接続I/F248は、波長毎光レベル測定部221で測定された光レベルを示す光レベル信号を受ける入力インターフェースである。
光源制御部246は、接続I/F248を介して、波長毎光レベル測定部221の測定結果を取得して、その測定結果に応じて励起光源147を制御する。
例えば、光源制御部246は、励起光源147が停止している際に波長毎光レベル測定部221で測定された光レベルと、励起光源147が動作している際に波長毎光レベル測定部221で測定された光レベルとの差分が制御目標範囲内となるように、励起光源147のラマン増幅利得を制御する。
例えば、光源制御部246は、励起光源147が停止している際に波長毎光レベル測定部221で測定された光レベルと、励起光源147が動作している際に波長毎光レベル測定部221で測定された光レベルとの差分が制御目標範囲内となるように、励起光源147のラマン増幅利得を制御する。
監視制御部250は、光伝送装置200における処理の全体を制御する制御部である。ここでは、監視制御部250は、受信光増幅部210の波長毎光レベル測定部221の測定結果を、ラマン制御部240の光源制御部246に与える。
なお、監視制御部250も、図3に示されているように、例えば、プロセッサ10と、メモリ11とにより実現することが可能である。
なお、監視制御部250も、図3に示されているように、例えば、プロセッサ10と、メモリ11とにより実現することが可能である。
図9は、光伝送装置200にラマン増幅機能を追加する手順を示すフローチャートである。
ここでは、運用中の信号光が有ることを前提とする。
ここでは、運用中の信号光が有ることを前提とする。
まず、光伝送装置200のユーザは、受信光増幅部210の光コネクタ112と、OSC光受信部130の光コネクタ131との間の光ファイバ102(図7参照)を抜去する(S30)。
次に、ユーザは、図8に示されているように、受信光増幅部210の光コネクタ112と、ラマン制御部240の光コネクタ141との間を光ファイバ103で接続する(S31)。
次に、ユーザは、ラマン制御部240の光コネクタ142と、OSC光受信部130の光コネクタ131との間を光ファイバ104で接続する(S32)。
この際、ユーザは、接続I/F248に、監視制御部250と通信するための通信線105を接続する。
なお、ここでは、励起光源147は、励起光の出力を停止しているものとする。
この際、ユーザは、接続I/F248に、監視制御部250と通信するための通信線105を接続する。
なお、ここでは、励起光源147は、励起光の出力を停止しているものとする。
次に、光レベル測定部118は、励起光停止時の主信号光レベルPout(OFF)を測定する(S33)。
次に、波長毎光レベル測定部221は、励起光停止時の主信号光の帯域内の任意の帯域のASE光レベルPase(OFF)を測定する(S34)。ここで、波長毎光レベル測定部211は、その測定結果を、接続I/F222を介して、監視制御部250に送信する。
次に、光源制御部246は、励起光源147の強度を予め定められた値だけ高くする(S35)。ここで、励起光源147の強度の増加幅は、主信号光レベルに影響を与えぬよう、極力小さくすることが望ましい。
次に、光レベル測定部118は、主信号光レベルPout(ON)を測定する(S36)。
次に、可変減衰器制御部119は、ステップS36で測定された主信号光レベルPout(ON)と、ステップS33で測定された主信号光レベルPout(OFF)との差分X(dB)を計算して、その差分X(dB)が、予め定められた閾値未満であるか否かを判断する(S37)。その差分X(dB)が閾値未満である場合(S37でYes)は、処理はステップS39に進み、その差分X(dB)が閾値以上である場合(S37でNo)には、処理はステップS38に進む。ここで、閾値は主信号光へ影響を与えない程度のレベル変動量に設定する。
ステップS38では、可変減衰器制御部119は、可変減衰器116の減衰量をX(dB)増加させる。その後、処理はステップS39に進む。
ステップS39では、波長毎光レベル測定部221は、主信号光の帯域内の任意の帯域のASE光レベルPase(ON)を測定する(S39)。ここで、波長毎光レベル測定部211は、その測定結果を、接続I/F222を介して、監視制御部250に送信する。
次に、光源制御部246は、ステップS39で測定されたASE光レベルPase(ON)と、ステップS34で測定されたASE光レベルPase(OFF)とを、接続I/F248を介して、監視制御部250から取得して、ASE光レベルPase(ON)及びASE光レベルPase(OFF)の差分Z(dB)を計算し、その差分Z(dB)が制御目標範囲内であるか否かを判断する(S40)。その差分Z(dB)が制御目標範囲内である場合(S40でYes)には、処理は終了し、その差分Z(dB)が制御目標範囲外である場合(S40でNo)には、処理はステップS35に戻る。
次に、本実施の形態により、運用中の主信号光に影響を与えること無く、ラマン増幅機能を追加し、信号品質を改善できる根拠を説明する。
図10(A)は、励起光源147の励起光強度の時間変化を示すグラフである。図10(B)は、光レベル測定部118における主信号光レベルPout(ON)の時間変化を示すグラフである。図10(C)は、ASE光レベルPase(ON)の時間変化を示すグラフである。図10(D)は、受信光増幅部210の出力信号光のOSNRの時間変化を示すグラフである。
図10(A)は、励起光源147の励起光強度の時間変化を示すグラフである。図10(B)は、光レベル測定部118における主信号光レベルPout(ON)の時間変化を示すグラフである。図10(C)は、ASE光レベルPase(ON)の時間変化を示すグラフである。図10(D)は、受信光増幅部210の出力信号光のOSNRの時間変化を示すグラフである。
図10(A)に示されているように励起光強度が増加するに伴い、伝送路101中でラマン増幅効果が発生し、図10(B)に示されているようにPout(ON)が増加し、図10(C)に示されているようにPase(ON)が増加する。また、光増幅器115への主信号光入力レベルが増加することで、図10(D)に示されているようにOSNRが改善する。
また、図10(B)に示されているように、Pout(ON)と、励起光停止時の主信号光レベルPout(OFF)との差分X(dB)が閾値以上高い値となった場合は、可変減衰器制御部119は、可変減衰器116を制御することで、主信号光の光レベルの変化による主信号光への影響を防止することができる。
以上のように、実施の形態2によれば、受信光増幅部210の光コネクタ112と、OSC光受信部130の光コネクタ131との間にラマン制御部240を接続し、励起光源147の強度を予め定められた値だけ上げながら、主信号光レベル(Pout)を可変減衰器116により制御し、かつ、ASE光レベル(Pase)を予め定められた値となるように制御することで、専用部品を必要とせず、運用中の主信号光へ影響を与えず、ラマン増幅機能を追加することができる。
なお、実施の形態2では、ASE光をモニタする帯域に、図示しない前段ノードの光増幅器から放出されるASE光が含まれる場合を前提とした例を記載しているが、前段ノードの光増幅器から放出されるASE光が含まれず、かつ、ラマン増幅に伴い発生するASE光のみが含まれる帯域がモニタされてもよい。その場合は、励起光なしの場合のASE光レベル(Pase)の測定は不要であり、励起光出力時のASE光レベルの測定のみでラマン増幅利得の調整が可能である。
100,200 光伝送装置、 101 伝送路、 102,103,104 光ファイバ、 105 通信線、 110,110#,210,210# 受信光増幅部、 111,112,113 光コネクタ、 114 波長分離フィルタ、 115 光増幅器、 116 可変減衰器、 117 分岐器、 118 光レベル測定部、 119 可変減衰器制御部、 220 分岐器、 221 波長毎光レベル測定部、 222 接続I/F、 130 OSC光受信部、 131 光コネクタ、 140,240 ラマン制御部、 141,142 光コネクタ、 143 波長分離フィルタ、 144 分岐器、 145 OSC光レベル測定部、 146,246 光源制御部、 147 励起光源、 248 接続I/F、 250 監視制御部。
Claims (11)
- 信号光からOSC(Optical Supervisory Channel)光を含む監視光及び主信号光を分離して、前記主信号光を増幅する受信光増幅部と、
少なくとも前記OSC光を受ける入力接続ポートを備えるOSC光受信部と、を備える光伝送装置であって、
前記受信光増幅部は、
伝送路に接続され、前記信号光を受ける第1の接続ポートと、
前記信号光を前記監視光及び前記主信号光に分離する第1の波長分離フィルタと、
前記主信号光を増幅する光増幅器と、
前記監視光を出力する第2の接続ポートと、を備え、
前記光伝送装置は、前記入力接続ポート及び前記第2の接続ポートを光ファイバで接続することで、前記監視光を前記受信光増幅部から前記OSC光受信部に送る初期状態と、前記入力接続ポート及び前記第2の接続ポートの間に、光ファイバを用いてラマン制御部を接続したラマン増幅機能追加状態との2つの接続状態から選択された1つの接続状態で動作し、
前記ラマン制御部は、
前記監視光を受ける第3の接続ポートと、
前記監視光を前記OSC光及び励起光に分離する第2の波長分離フィルタと、
前記OSC光のレベルである光レベルを測定するOSC光レベル測定部と、
前記伝送路において前記信号光を増幅する励起光源と、
前記光レベルに応じて前記励起光源を制御する光源制御部と、
前記OSC光を出力する第4の接続ポートと、を備え、
前記ラマン増幅機能追加状態では、前記第2の接続ポート及び前記第3の接続ポートが光ファイバで接続され、前記第4の接続ポート及び前記入力接続ポートが光ファイバで接続されていること
を特徴とする光伝送装置。 - 前記OSC光の波長帯は、前記主信号光の波長帯よりも短波長側にされており、
前記励起光の波長帯は、前記OSC光の波長帯よりも短波長側にされていること
を特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。 - 前記光源制御部は、前記励起光源が停止している際に前記OSC光レベル測定部で測定された光レベルと、前記励起光源が動作している際に前記OSC光レベル測定部で測定された光レベルとの差分が制御目標範囲内となるように、前記励起光源のラマン増幅利得を制御すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の光伝送装置。 - 前記受信光増幅部は、
前記光増幅器で増幅された前記主信号光である増幅主信号光の出力レベルを減衰する可変減衰器と、
前記可変減衰器で処理された前記増幅主信号光の光レベルである出力光レベルを測定する光レベル測定部と、
前記出力光レベルに応じて前記可変減衰器を制御する可変減衰器制御部と、をさらに備えること
を特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の光伝送装置。 - 前記可変減衰器制御部は、前記励起光源が停止している際に前記光レベル測定部で測定された出力光レベルと、前記励起光源が動作している際に前記光レベル測定部で測定された出力光レベルとの差分が予め定められた閾値未満となるように、前記可変減衰器を制御すること
を特徴とする請求項4に記載の光伝送装置。 - 信号光からOSC(Optical Supervisory Channel)光を含む監視光及び主信号光を分離して、前記主信号光を増幅する受信光増幅部と、
少なくとも前記OSC光を受ける入力接続ポートを備えるOSC光受信部と、を備える光伝送装置であって、
前記受信光増幅部は、
伝送路に接続され、前記信号光を受ける第1の接続ポートと、
前記信号光を前記監視光及び前記主信号光に分離する第1の波長分離フィルタと、
前記主信号光の帯域毎の光レベルを測定する波長毎光レベル測定部と、
前記主信号光を増幅する光増幅器と、
前記監視光を出力する第2の接続ポートと、
前記光レベルを示す光レベル信号を出力する出力インターフェースと、を備え、
前記光伝送装置は、前記入力接続ポート及び前記第2の接続ポートを光ファイバで接続することで、前記監視光を前記受信光増幅部から前記OSC光受信部に送る初期状態と、前記入力接続ポート及び前記第2の接続ポートの間に、光ファイバを用いてラマン制御部を接続したラマン増幅機能追加状態との2つの接続状態から選択された1つの接続状態で動作し、
前記ラマン制御部は、
前記監視光を受ける第3の接続ポートと、
前記監視光を前記OSC光及び励起光に分離する第2の波長分離フィルタと、
前記光レベルを示す光レベル信号を受ける入力インターフェースと、
前記伝送路において前記信号光を増幅する励起光源と、
前記光レベルに応じて前記励起光源を制御する光源制御部と、
前記OSC光を出力する第4の接続ポートと、を備え、
前記ラマン増幅機能追加状態では、前記第2の接続ポート及び前記第3の接続ポートが光ファイバで接続され、前記第4の接続ポート及び前記入力接続ポートが光ファイバで接続されていること
を特徴とする光伝送装置。 - 前記OSC光の波長帯は、前記主信号光の波長帯よりも短波長側にされており、
前記励起光の波長帯は、前記OSC光の波長帯よりも短波長側にされていること
を特徴とする請求項6に記載の光伝送装置。 - 前記光源制御部は、前記励起光源が停止している際に前記波長毎光レベル測定部で測定された光レベルと、前記励起光源が動作している際に前記波長毎光レベル測定部で測定された光レベルとの差分が制御目標範囲内となるように、前記励起光源のラマン増幅利得を制御すること
を特徴とする請求項6又は7に記載の光伝送装置。 - 前記受信光増幅部は、
前記光増幅器で増幅された前記主信号光である増幅主信号光の出力レベルを減衰する可変減衰器と、
前記可変減衰器で処理された前記増幅主信号光の光レベルである出力光レベルを測定する光レベル測定部と、
前記出力光レベルに応じて前記可変減衰器を制御する可変減衰器制御部と、をさらに備えること
を特徴とする請求項6から8の何れか一項に記載の光伝送装置。 - 前記可変減衰器制御部は、前記励起光源が停止している際に前記光レベル測定部で測定された出力光レベルと、前記励起光源が動作している際に前記光レベル測定部で測定された出力光レベルとの差分が予め定められた閾値未満となるように、前記可変減衰器を制御すること
を特徴とする請求項9に記載の光伝送装置。 - 前記波長毎光レベル測定部は、前記主信号光の帯域内のASE(Amplified Spontaneous Emission)光の光レベルを測定すること
を特徴とする請求項6から10の何れか一項に記載の光伝送装置。
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