JP2022073249A - 情報処理システム、情報処理システムの制御方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理システムの制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 顔認証を用いた決済処理において、決済の時間を短縮しつつも、認証漏れの発生を低減することが可能な仕組みを提供すること。【解決手段】 人物の特徴を示す特徴情報を、人物ごとに管理する管理手段を備える。そして、第1の画像データに映る人物の特徴情報と、前記管理手段で管理する前記特徴情報それぞれとを照合し、前記管理手段で管理する人物ごとの類似度を算出する。さらに、算出された類似度が高い人物の前記管理手段で管理する前記特徴情報から順に、第2の画像データに映る人物の特徴情報と照合し、当該第2の画像データに映る人物を特定する。【選択図】 図2

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理システムの制御方法、およびプログラムに関する。
従来から、顔認証を用いた決済システムがある。従来の決済システムでは、予め会員の顔画像と、クレジットカード等の決済情報とを紐づけて会員情報として記憶装置に記憶しておく。次に、店舗レジに設置されたカメラで撮影した決済者の顔画像と会員情報として記憶されている顔画像とを照合する。そして、照合が成功した場合に、照合した顔画像と紐づく決済情報に基づき支払いを行う。
特許文献1には、顔認証を用いた決済システムが開示されている。特許文献1では、店内カメラを用いて、来店者と、登録されているすべての会員情報とを照合し、来店中の会員の会員リストを作成する。そして、レジでは会員リストとレジに来た人を、再度照合して会員を特定する。
特開2018-101420号公報
ところで、従来の決済システムには、記憶装置に記憶される会員情報が多くなると、照合の処理時間がかかり、レジでの決済時間が長くなってしまうという課題があった。
特許文献1に記載の技術を用いることで、決済時間を短縮することは可能である。しかしながら、一般的に店内カメラで得られる映像は、店内を俯瞰的に撮影した俯瞰映像である場合が多く、俯瞰映像は、人物を正面から撮影して得られる映像に比べて照合の精度が低下するため、誤認証が起きる可能性がある。誤認証によって誤った来店中の会員リストが作られていれば、レジカメラ映像で認証しようとしても会員が見つからないという認証漏れが起きてしまう恐れがあった。
本発明は、顔認証を用いた決済処理において、決済の時間を短縮しつつも、認証漏れの発生を低減することが可能な仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、人物の特徴を示す特徴情報を、人物ごとに管理する管理手段と、第1の画像データに映る人物の特徴情報と、前記管理手段で管理する前記特徴情報それぞれとを照合し、前記管理手段で管理する人物ごとの類似度を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された類似度が高い人物の前記管理手段で管理する前記特徴情報から順に、第2の画像データに映る人物の特徴情報と照合し、当該第2の画像データに映る人物を特定する特定手段とを備えることを特徴とする。
本発明によると、顔認証を用いた決済処理において、決済の時間を短縮し、かつ、認証漏れの発生を低減することができる。
本実施形態におけるシステム構成図 本実施形態における情報処理装置が置かれた店舗のイメージ図 本実施形態における管理装置のハードウェア構成図 本実施形態における管理装置の機能構成を示すブロック図 実施例1における本実施形態における管理装置が保存するデータの例 本実施形態における情報処理装置のハードウェア構成図 本実施形態における情報処理装置の機能構成を示すブロック図 実施例1における装置が保存するデータの例 実施例1における管理装置が行う会員登録のフローチャート 実施例1における情報処理装置12と管理装置10が連携して行う第一の顔照合のフローチャート 実施例1における情報処理装置が行う第二の顔照合のフローチャート 実施例2における情報処理装置が保存するデータの例 実施例3における情報処理装置が保存するデータの例
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決のために必須のものであるとは限らない。
(実施例1)
図1は、本実施形態におけるシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態における認証システム(情報処理システム)は、管理装置10、情報処理装置12、店内撮像装置14、および、レジ撮像装置15を有している。
管理装置10、情報処理装置12は、ネットワーク11を介して相互に接続されている。情報処理装置12、店内撮像装置14、レジ撮像装置15は、ネットワーク13を介して相互に接続されている。
ネットワーク11、ネットワーク13は、例えばEthernet(登録商標)等の通信規格に準拠する複数のルータ、スイッチ、ケーブル等から実現される。なお、ネットワーク11、ネットワーク13は、インターネットや、無線LAN(WIRELESS LAN)、WAN(WIDE AREA NETWORK)等により実現されてもよい。
管理装置10は、会員のクレジットカード情報などの決済情報、会員の名前、年齢などの個人情報、顔画像、および、顔認証に用いる顔情報などを保存し、管理する装置である。管理装置10は、店内撮像装置14から取得した店内映像と、管理装置10から取得した会員情報を用いた第一の顔照合を行い、来店者リストを作成する。
本実施例では、管理装置10は、データセンターに1台設置される。他の実施形態として、複数あってもよい。また、店舗、クラウド上などに置かれてもよい。
情報処理装置12は、店舗来店者の会員情報、決済情報等を保存し、顔認証を行う装置である。また、レジ撮像装置15から取得したレジ映像と、来店者リストに保存された会員情報を用いて、第二の顔照合を行い、会員を特定する。
本実施例では、情報処理装置12は、各店舗に1つずつ置かれ、それぞれの店舗ごとの店内撮像装置14、レジ撮像装置15と接続される。他の実施形態として、情報処理装置12をデータセンター、クラウド上などに置いてもよい。また、機能を実現するためのプログラムがインストールされたレジ端末によって実現されてもよい。
また、他の実施形態として、管理装置10と、情報処理装置12は一体の装置でも良い。すなわち、情報処理装置12が実行する第二の顔照合を管理装置10が実行しても良い。
店内撮像装置14、および、レジ撮像装置15は、映像を撮像する装置である。例えば、ネットワークカメラ、モジュールカメラ等、形態は特に規定しない。ネットワーク13を介して、撮像した映像を撮影時刻等の撮影データと共に情報処理装置12に送信する。
本実施例では、図2に示す通り、店舗20において、1台の店内撮像装置202が設置されて来店者203を撮影し、レジ201ごとに1台のレジ撮像装置204が設置され決済者205を撮影しているものとする。なお、店内撮像装置202は、図1の店内撮像装置14と同一の撮像装置を示し、レジ撮像装置204は、図1のレジ撮像装置15と同一の撮像装置を示す。図2は、本実施形態における情報処理装置12が置かれた店舗のイメージ図の一例である。
他の実施形態として、店内撮像装置14は、店内に複数設置されてもよいし、店外に設置されてもよい。また、レジ撮像装置15は、複数設置されてもよいし、独立した装置ではなく、スマートフォンやタブレット等に情報処理装置12と共に同梱されてもよい。
図3は、管理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、管理装置10は、CPU101、ROM102、RAM103、ハードディスクドライブ(HDD)104、通信部105、入力装置106及び表示装置107を有する。通信部105はネットワーク11に接続されている。
CPU101は、ROM102に記録された制御プログラムを読みだして各種処理を実行する。RAM103は主メモリやワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD104は、映像ファイルや会員情報の保存に用いる。
通信部105はネットワーク11を介して通信を行う回路である。
以上のように、管理装置10のハードウェア構成は、パーソナルコンピュータ(PC)に搭載されているハードウェア構成と同様のハードウェア構成要素を有している。そのため、管理装置10で実現される各種機能は、PC上で動作するソフトウェアとして実装することが可能である。管理装置10は、CPU101がプログラムを実行することにより、後述の図4の機能、及び図9のフローチャートを実現することができる。
次に、本実施形態に係る管理装置10の機能構成の一例について、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態における管理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
管理装置10には、会員情報登録部300、顔情報取得部301、顔照合部302、会員情報送信部303が設けられている。
会員情報登録部300は、図5に示す会員情報リストのように、会員ID501と、クレジットカード情報などの決済情報502、顔認証に用いる顔情報503を保存する。他には、会員の名前、年齢などの属性情報、顔画像などを保存してもよい。以下の説明では、これらの情報をまとめて会員情報と呼ぶ。
本実施例では、システム管理者は、管理装置10のキーボード、カメラ等の入力装置を使って会員情報を予め保存するが、決済情報や顔情報が保存されれば、方法や内容は規定しない。
顔情報取得部301は、後述する情報処理装置12から特徴量(特徴情報とも呼ぶ)を含む顔情報を受信する。
顔照合部302は、顔情報取得部301から取得した特徴量(店内撮像装置14の画像から、情報処理装置12が抽出した特徴量)と、会員情報登録部300から取得した特徴量(顔情報503)を用いて第一の顔照合を行い、類似度スコアを算出する。
会員情報送信部303は、顔照合部302から取得した類似度スコアと、会員情報登録部300から取得した会員情報を、情報処理装置12に送信する。
図6は、情報処理装置12のハードウェア構成の一例を示す図である。図6に示すように、情報処理装置12は、CPU121、ROM122、RAM123、ハードディスクドライブ(HDD)124、通信部125、入力装置126及び表示装置127を有する。通信部125はネットワーク11、および、ネットワーク13に接続されている。
CPU121は、ROM122に記録された制御プログラムを読みだして各種処理を実行する。RAM123は主メモリやワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD124は、映像ファイルや会員情報の保存に用いる。
通信部125はネットワーク11、および、ネットワーク13を介して通信を行う回路である。
以上のように、情報処理装置12のハードウェア構成は、パーソナルコンピュータ(PC)に搭載されているハードウェア構成と同様のハードウェア構成要素を有している。そのため、情報処理装置12で実現される各種機能は、PC上で動作するソフトウェアとして実装することが可能である。情報処理装置12は、CPU121がプログラムを実行することにより、後述の図7の機能、及び図10、および、図11のフローチャートを実現することができる。
次に、本実施形態に係る情報処理装置12の機能構成の一例について、図7を用いて説明する。
情報処理装置12には、画像取得部400、顔検出部401、特徴量取得部402、来店者情報送信部403、会員情報取得部404、来店者リスト管理部405、顔照合部406、決済部407が設けられている。
画像取得部400は、店内撮像装置14、および、レジ撮像装置15から画像や撮影時刻等の撮影データを受信し、受信した撮影データを、順次、顔検出部401へ送信する。送信する画像は静止画であっても動画であってもよい。また、静止画や動画をまとめて画像データと呼んでも良い。
顔検出部401は、画像取得部400から受信した画像に対して、顔検出を行い、画像中の顔が含まれる領域を顔領域として抽出する。本実施例では、背景差分によって顔領域を抽出するが、顔および顔の位置を検出するものであれば、いかなる形態のものであってもよい。
特徴量抽出部402は、顔検出部401で抽出された顔領域から、所定の演算に基づいて特徴量を抽出する特徴量抽出処理を行う。本実施例では、画像から目、口等のエッジを検出して人物の顔の顔情報(特徴量)を抽出する処理を行う。
来店者情報送信部403は、特徴量抽出部402が抽出した特徴量を管理装置10に送信する。
会員情報取得部404は、管理装置10から、会員ID501、決済情報502、顔情報(特徴量)503を含む会員情報、類似度スコア等を取得する。
来店者リスト管理部405は、図8に示す来店者リストのように、会員情報取得部404から取得した情報を、それぞれ会員ID801、決済情報802、顔情報803、類似度スコア804に保存する。来店者リストは、来店者ごとに作られ、店内撮像装置14が検出した来店者の数だけ来店者リストが保存される。なお、来店者リストに、会員情報取得部404から会員情報を取得した時刻や、画像取得部400から取得した画像等も保存してもよい。
顔照合部406は、レジ撮像装置15の映像から抽出した決済者の特徴量に対して、来店者リストの類似度スコア804の高い会員情報の顔情報803を順次使って、第二の顔照合を行う。
顔照合の結果、類似度スコアが所定の閾値以上であった場合、当該類似度スコアが所定の閾値以上である会員情報に対応する会員ID801と決済情報802とを、決済部407に通知する。
本実施形態では、1人の来店者に対して1つの来店者リストが紐づけられる。そして、来店者を店内撮像装置14の画像を用いて追尾し、追尾している人物がレジ撮像装置15の前に来ると、当該来店者に紐づく来店者リストを用いて、第二の顔照合を行う。
しかしながら、他の実施形態として、複数の来店者に対して、1つの来店者リストを作成してもよい。その場合、来店者リストには、店内のいずれかの来店者と、会員との類似度スコアが保存される。そして、第二の顔照合では、決済者が誰かに関わらず、来店者リストの類似度スコアの高い会員情報から順次、照合が行われる。
ここで、図8を用いて第二の顔照合の方法の一例について説明する。認証成功の閾値となる類似度スコアを700と設定したとする。
まず、顔照合部406は、レジ撮像装置15の映像から抽出した決済者の特徴量と、第一の顔照合で来店者リストの類似度スコア804が最も高い780である会員ID00003の特徴量と、を照合する。照合の結果、得られた類似度スコアは、680であったとする。そうすると、所定の閾値700を超えていないため、顔照合部406は、レジ前にいる決済者は会員ID00003ではないと判定する。
次に、顔照合部406は、レジ撮像装置15の映像から抽出した決済者の特徴量と、来店者リストの類似度スコア804が660である会員ID00001の特徴量と照合する。すなわち、第一の顔照合における類似度スコアが、会員ID00003の次に高い会員の特徴量と照合する。照合の結果、得られた類似度スコアは、720であったとする。そうすると、所定の閾値700を超えているため、顔照合部406は、レジ前にいる決済者は、会員ID00001と判定する。
決済部407は、顔照合部406によって特定された会員の会員ID801に対応する決済情報802を用いて、決済処理を行う。本実施例では、不図示のシステムから決済額を受け取り、不図示の決済システムに決済額、会員ID、決算情報を送信することで決済処理を行う。
次に、本実施形態に係る、管理装置10が実行する会員登録処理のフローを、図9を用いて説明する。会員登録処理は、会員が店舗で決済を行うよりも前に事前に実行される。
会員登録処理は、システム管理者が、管理装置10上で不図示の登録処理開始ボタンを押下すると処理が開始される。
S501において、不図示の撮像装置によって撮影し得られた静止画から特徴量を取得し、会員情報登録部300に送信する。
S502において、不図示のキーボード等の入力装置を用いて、システム管理者から会員IDや、クレジットカード情報などの決済情報の入力を受け付け、会員情報登録部300に送信する。会員情報登録部300は、S501で送信された特徴量と、S502で送信された会員IDや、クレジットカード情報などの決済情報とを、会員情報として、図5に示す会員情報リストに保存する。なお、会員情報は、会員が所有する携帯電話などのモバイル端末から、ネットワークを介して取得しても良い。
次に、本実施形態に係る、情報処理装置12と管理装置10が連携して実行する、店内撮像装置14の映像を用いた第一の顔照合フローを、図10を用いて説明する。
第一の顔照合フローは、システム管理者が不図示の第一の照合処理開始ボタンを押下すると処理が開始される。なお、他の実施形態として、店舗の営業開始時刻を予め情報処理装置12に記憶させておき、営業開始時刻になったことを条件に、第一の顔照合フローを実行しても良い。
S600において、情報処理装置12の画像取得部400は、店内撮像装置14(第1の撮像装置)から店舗内の映像(第1の画像データ)を受け取る。
S601において、情報処理装置12の顔検出部401は、画像取得部400から受け取った映像に対して顔検出を行い、顔領域を取得する。
S602において、情報処理装置12の特徴量抽出部402は、顔領域から特徴量を抽出する。
S603において、情報処理装置12の来店者情報送信部403は、S602で抽出した特徴量を、管理装置10の顔情報取得部301に送信する。
S604において、管理装置10の顔照合部302は、情報処理装置12から送信された特徴量を受信する。
そして、S605において、管理装置10の顔照合部302は、受信した特徴量と、管理装置10の会員情報登録部300から取得した会員の特徴量を比較し、類似度スコアを算出する。
S606において、管理装置10の会員情報送信部303は、S605で算出した類似度スコアと、管理装置10の会員情報登録部300から取得した会員情報とを併せて、情報処理装置12の会員情報取得部404に送信する。
S607において、情報処理装置12の来店者リスト管理部405は、類似度スコアと、会員情報とを受信し、図8に示す通り、来店者リストとして保存する(S608)。
以上の第一の顔照合フローを、店内撮像装置14が起動している間に繰り返し続けることで、店舗内に滞在する来店者と、全ての登録済の会員情報の紐づけを行う。
本実施例では、全ての登録済の会員情報の紐づけを行い、全ての会員情報を来店者リストに登録したが、他の実施形態として、類似度スコアがあらかじめ設定された閾値以上の会員情報のみ来店者リストに登録してもよい。
また、他の実施形態として、第一の顔照合フローにおいて情報処理装置12が実行する処理の一部または全部を管理装置10が実行しても良い。
次に、本実施形態に係る、情報処理装置12が実行する、レジ撮像装置15の映像を用いた第二の顔照合フローを、図11を用いて説明する。
第二の顔照合フローは、システム管理者が不図示の第二の顔照合処理開始ボタンを押下すると処理が開始される。なお、他の実施形態として、店舗の営業開始時刻を予め情報処理装置12に記憶させておき、営業開始時刻になったことを条件に、第二の顔照合フローを実行しても良い。
S700において、画像取得部400は、レジ撮像装置15(第2の撮像装置)から、レジで商品の決済をおこなう決済者の顔を正面から撮影した映像(第2の画像データ)を取得する。
S701において、顔検出部401は、画像取得部400から取得した映像に対して顔検出を行い、顔領域を取得する。
S702において、特徴量抽出部402は、S701で取得した顔領域から特徴量を抽出する。
S703において、顔照合部406は、S702で取得した決済者の特徴量と、来店者リスト管理部405で管理する来店者リスト(図8)に登録されている会員情報のうち、最も類似度スコア804が高い会員情報の顔情報803との類似度スコアを算出する。
すなわち、S703において、S605で算出された類似度が高い人物の、来店者リスト(図8)で管理する特徴情報から順に、第2の画像データに映る人物の特徴情報と照合し、当該第2の画像データに映る人物を特定する特定処理を行う(特定手段)。
本実施形態では、1人の来店者に対して1つの来店者リストが紐づけられる。そして、来店者を店内撮像装置14の画像を用いて追尾し、追尾している人物がレジ撮像装置15の前に来ると、S703において、当該来店者に紐づく来店者リストを用いて、第二の顔照合を行う。
本実施形態では、来店者を店内撮像装置14の画像を用いて追尾し、追尾している間に、第一の顔照合が行われ、その結果を基に来店者リストが1つ生成され、当該来店者に紐づけられる。そして、追尾している来店者がレジ撮像装置15の前に来ると、S703において、当該来店者に紐づく来店者リストを用いて、第二の顔照合を行う。
S704において、顔照合部406は、S703で算出した類似度スコアが所定の閾値を超えるかを判定し、超えていれば、そのときS703で来店者リスト管理部405から取得した会員情報に対応する人物が決済者であると特定し、次の処理に遷移する。閾値を超えていなければ、S703に戻り、次に類似度スコア804が高い会員情報との比較を行う。
来店者リストに登録されている全ての会員情報との比較を行っても、類似度スコアの閾値を超えなかった場合、非登録者であるとし、不図示の現金払い等の決済を行う。
S705において、決済部407は、特定された決済者の決済情報802を用いて、決済処理を行う。
なお、他の実施形態として、第二の顔照合フローにおいて情報処理装置12が実行する処理の一部または全部を管理装置10が実行しても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、店内撮像装置14による俯瞰映像で第一の顔照合を行って、第二の顔照合の候補者を絞っておく。そして、絞った候補者の顔画像を用いて、レジカメラによる正面顔映像で第二の照合を行うことで、店内撮像装置の映像の認証精度が低い場合であっても、レジでの認証時間を短縮しながらも、精度の高い顔認証を行うことができる。
(実施例2)
次に、実施例2について説明する。以下では、実施例1と異なる点についてのみ説明し、その他については、特に触れない限りは実施例1と同様であるものとする。
実施例2では、図8の来店者リストに、第一の顔照合が行われた時刻を示す時刻データを追加して、来店者リストの更新を行う機能を加える。また、実施例2では、第一の顔照合が、所定のタイミングで複数回行われることを前提とする。すなわち、実施例2では、店内撮像装置14の映像を同一人物に対して複数回取得し、取得するごとに類似度スコアを算出する。
所定のタイミングとは、所定時間ごとに1回でも良いし、店内撮像装置14の映像に決済者が映ったタイミングでも良いし、店内撮像装置14が決済者の顔を正面から捉えたタイミングでも良い。
まず、図10に示す、情報処理装置12と管理装置10が連携して実行する、店内撮像装置14の映像による第一の顔照合フローのうち、変更箇所を説明する。
S608において、情報処理装置12の来店者リスト管理部405は、会員の類似度スコア、会員情報、および、第一の顔照合を行った時刻1201を、後述する図12の来店者リストとして保存する。この時、以前の照合で得られた類似度スコア1202と比較し、値が上回った場合は、代表類似度スコア1203として順序を並び替える。
図12を用いて来店者リストの更新方法について説明する。図12は、来店者リストに、照合が行われた時刻データを追加した場合の情報処理装置12が保存する来店者リストである。
図12において、ある来店者に対して、会員ID00002と照合した結果、14:00時点では類似度スコア400が最高値であり、代表類似度スコア1203として扱われていたとする。しかし、その後14:20の照合で類似度スコア620が得られると、会員ID00002の代表類似度スコア1203は、620に更新される。ここで、14:20にレジに来店者が到達し、第二の顔照合を行ったとする。その場合、代表類似度スコア1203が780の会員ID00003、代表類似度スコア1203が660の会員ID00001、代表類似度スコア1203が620の会員ID00002の順で照合を行う。
更に、照合から一定時間経過した照合結果(時刻1201、および類似度スコア1202)を破棄して、来店者リストを更新する機能を加えても良い。例えば、照合から30分経過したら照合結果を破棄する。すると、14:30にレジに来店者が到達し、第二の顔照合を行う場合、会員ID00003の14:00の照合結果は破棄される。そのため、類似度スコア660の会員ID00001、類似度スコア620の会員ID00002、類似度スコア330の会員ID00003の順で照合を行う。
以上のように、実施例2によると、類似度スコアの最高値が更新に応じて、第二の顔照合の順番を決定する基準となる代表類似度スコアも更新し、更に、時間経過によって照合結果を破棄する。
そうすることで、店内カメラの映像による誤認証の影響を小さくし、レジカメラの映像による第二の顔照合で正しく認証しやすくすることができる。
(実施例3)
次に、実施例3について説明する。以下では、実施例1と異なる点についてのみ説明し、特に触れない限りは実施例1と同様であるものとする。
実施例3では、店舗に設置した店内撮像装置14ごとに算出された類似度スコアを図8の来店者リストに追加して、店内撮像装置14ごとの重みを考慮した評価スコアを照合順序の指標に用いる。
まず、図10に示す、情報処理装置12と管理装置10が連携して実行する、店内撮像装置14の映像による第一の顔照合フローのうち、変更箇所を説明する。
S608において、情報処理装置12の来店者リスト管理部405は、会員の類似度スコア、会員情報を、店内撮像装置14ごとのデータとして来店者リストとして保存する。また、店内撮像装置14ごとの重みを考慮した評価スコアを算出し、保存する。
図13を用いて、実施例3におけるS608の処理をより詳細に説明する。図13は、店舗に設置した店内撮像装置14ごとに算出された類似度スコアと、店内撮像装置14ごとの重みを考慮して算出した評価スコアを追加した来店者リストである。
例えば、店舗の出入口、鮮魚コーナー、野菜コーナーにそれぞれ店内撮像装置14を設置したとする。また、出入口、野菜コーナー、鮮魚コーナーの順に映像の解像度が高くなっていくものとする。その場合、出入口の映像は解像度が低いため重み2、鮮魚コーナーは解像度が高く鮮明であるため重み7、野菜コーナーはその間であるため重み5と定義しておく。そして、評価スコアは、各カメラから得られた類似度スコアと、各カメラの重みをかけて足し合わせたものとする。
図13において、ある来店者を、出入口を写す店内撮像装置14で撮影し、管理装置10を介して、会員ID00003に対して類似度スコア660を取得した。同様に、鮮魚コーナーの映像から類似度スコア570を取得し、野菜コーナーの映像から類似度スコア800を取得した。この場合、ある来店者のID00003に対する評価スコアは9310になる。同様に、会員ID00001は8330、会員ID00002は4450と算出される。
S704においては、算出された評価スコアの順でレジでの認証を行う。
以上のように、カメラの解像度等によって重みを付け、重みを用いた評価スコアを第二の顔照合の順序決定に用いることで、店内カメラの信頼度を考慮した認証処理が行える。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。また、上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
それから、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピューターを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。従って、本発明の機能処理をコンピューターで実現するために、該コンピューターに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータープログラム自体も本発明に含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。また、プログラムの供給方法として、コンピューターネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータープログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピューターがコンピュータープログラムをダウンロードしてプログラムする方法も考えられる。
10 管理装置
11 ネットワーク
12 情報処理装置
13 ネットワーク
14 店内撮像装置
15 レジ撮像装置
300 会員情報登録部
301 顔情報取得部
302 顔照合部
303 会員情報送信部
400 画像取得部
401 顔検出部
402 特徴量抽出部
403 来店者情報送信部
404 会員情報取得部
405 来店者リスト管理部
406 顔照合部
407 決済部

Claims (10)

  1. 人物の特徴を示す特徴情報を、人物ごとに管理する管理手段と、
    第1の画像データに映る人物の特徴情報と、前記管理手段で管理する前記特徴情報それぞれとを照合し、前記管理手段で管理する人物ごとの類似度を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された類似度が高い人物の前記管理手段で管理する前記特徴情報から順に、第2の画像データに映る人物の特徴情報と照合し、当該第2の画像データに映る人物を特定する特定手段と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第1の画像データは、店内を撮像する第1の撮像装置により撮像された画像データであり、前記第2の画像データは、レジで決済を行う人物を正面から撮像する第2の撮像装置により撮像された画像データであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第1の撮像手段は、店内に複数設置され、
    前記算出手段は、前記第1の画像データが、いずれの前記第1の撮像手段により撮像された画像データであるかによって、当該算出手段で算出する類似度に重みづけを行うことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記特定手段により特定された人物に紐づく決済情報に基づいて決済を行う決済手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記特定手段は、前記算出手段で算出された前記類似度が閾値よりも低い人物については、前記第2の画像データに映る人物の特徴情報との照合を行わないことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記算出手段により算出してから所定時間が経過した前記類似度は、前記特定手段による特定処理に用いないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記特徴情報は、人物の顔の特徴量であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記第1の画像データを取得する取得手段を更に備え、
    前記取得手段は、前記第1の画像データを同一人物に対して複数回取得し、
    前記算出手段は、前記取得手段により、同一人物に対する前記第1の画像データを取得するごとに、前記類似度を算出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 人物の特徴を示す特徴情報を、人物ごとに管理する管理手段を備える情報処理システムの制御方法であって、
    第1の画像データに映る人物の特徴情報と、前記管理手段で管理する前記特徴情報それぞれとを照合し、前記管理手段で管理する人物ごとの類似度を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで算出された類似度が高い人物の前記管理手段で管理する前記特徴情報から順に、第2の画像データに映る人物の特徴情報と照合し、当該第2の画像データに映る人物を特定する特定ステップと
    を備えることを特徴とする情報処理システムの制御方法。
  10. コンピューターを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理システムの各手段として機能させるためのプログラム。
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